JP3329213B2 - ラゲージ収納ボックス - Google Patents

ラゲージ収納ボックス

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JP3329213B2
JP3329213B2 JP30356796A JP30356796A JP3329213B2 JP 3329213 B2 JP3329213 B2 JP 3329213B2 JP 30356796 A JP30356796 A JP 30356796A JP 30356796 A JP30356796 A JP 30356796A JP 3329213 B2 JP3329213 B2 JP 3329213B2
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登 矢野
博 前川
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両の荷室に設けて
小物類を収納するラゲージ収納ボックスに関し、特に、
確実な位置決めが可能で、部品点数も少なく、かつ見栄
えの良いボックス構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図7には従来のラゲージ収納ボックス
(以下、単に収納ボックスという)の一例を示す。図に
おいて、収納ボックス6はリヤシートS背後の荷室のフ
ロアパネルP1上に設けられている。すなわち、収納ボ
ックス6は上方へ開放する略U字断面をなし、その底壁
61は、屈曲しつつ後下方のスペアホイールハウス(図
示略)へ延びるフロアパネルP1に沿った形状となっ
て、前後(図の左右)の二箇所でクリップ34によりフ
ロアパネルP1に固定されている。フロアパネルP1の
一部はリヤシートSの背後で上方へ屈曲突出して車幅方
向(紙面垂直方向)へ延びるフロアメンバP2となって
おり、フロアメンバP2の後側壁に収納ボックス6の前
側壁62の強化リブ63が接して位置している。収納ボ
ックス6の開口には蓋板7が覆着され、この蓋板7は荷
物置きを兼ねるとともに、その前縁には、車両の急減速
時等に蓋板7上の物がリヤシートS背後の隙間に落ちな
いように物落ち防止ストッパ71が突設してある。リヤ
シートS下方のフロアカーペットMはフロアメンバF2
の前面と頂面を覆った後、その後端末M1が収納ボック
ス6の前側壁62に近接して位置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
収納ボックスでは、ボックス底壁でのビス止めのみであ
るため、車両加減速時の慣性力が作用する前後方向にお
ける位置決めが十分でないという問題があった。また、
フロアメンバが露出しているとともに、フロアカーペッ
トの後端末が浮く等によってフロアメンバとの間に隙を
生じることがあるため、見栄えが悪いという問題があ
る。さらに、蓋板上に別体の物落ち防止ストッパを設け
る必要があるため、部品点数が増すという問題もある。
【0004】本発明はこのような課題を解決するもの
で、その第1の目的は車両前後方向へ確実に位置決めさ
れるとともに、フロアメンバ部の見栄えが向上するラゲ
ージ収納ボックスを提供することにある。
【0005】また、本発明の第2の目的は、部品点数の
少ないラゲージ収納ボックスを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本第1発明では、車両のリヤシート(S)背後の荷
室フロア上に設けられるラゲージ収納ボックス(1)
は、ボックス本体の前側壁(12)上縁を逆U字断面の
カバー部(16)に成形して、荷室フロアに突出して車
幅方向へ延びるフロアメンバ(P2)を上記カバー部
(16)により覆うとともに、前側壁(12)の下端を
フロアカーペット(M)の後端末(M1)に圧接させ
る。
【0007】本第1発明においては、ラゲージ収納ボッ
クスのカバー部によりフロアメンバを覆ってあるからフ
ロアメンバが露出しない。そして、フロアメンバを覆っ
た状態で、逆U字断面のカバー部の前側壁下端はフロア
カーペットの後端末に圧接し、フロアカーペット後端末
の浮き上がり等を防止する。これらにより、フロアメン
バ部の見栄えが向上する。また、フロアメンバを覆うカ
バー部の前後の側壁内面がフロアメンバの前後の側壁外
面に当接して、ラゲージ収納ボックスの前後方向の位置
決めが確実になされる。
【0008】 本第2発明では、車両のリヤシート
(S)背後の荷室フロアに設けられるラゲージ収納ボッ
クス(1)であって、ボックス本体の前側壁(12)上
縁を逆U字断面のカバー部(16)に成形して、荷室フ
ロア上に突出して車幅方向へ延びるフロアメンバ(P
2)をカバー部(16)により覆い、カバー部(16)
の頂面を、ボックス本体に覆着される蓋板(41)より
も上方へ突出させて物落ち防止ストッパ部(164)と
する。
【0009】本第2発明においては、カバー部の一部を
物落ち防止ストッパ部としているから、従来のように別
体の物落ち防止ストッパを設ける必要がなく、部品点数
が少なくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1には車両の後部荷室の透視図
を示し、リヤシートS後方の荷室L内にはフロアの前後
位置にそれぞれ、詳細を後述するフロントおよびリヤの
各ラゲージ収納ボックス1,2(以下、単に収納ボック
スという)が設けられている。図2にはフロントおよび
リヤの各収納ボックス1,2の縦断面図を、図3にはリ
ヤ収納ボックス2の横断面図を、さらに図4にはこれら
フロントおよびリヤの各収納ボックス1,2の分解斜視
図をそれぞれ示す。
【0011】フロント収納ボックス1は車幅方向へ延び
る長尺の箱体で(図4)、断面は図2に示すように上方
へ開放する略U字状となっており、その底壁11は長手
方向の二箇所でフロアパネルP1にクリップ31により
固定されている(図4)。フロント収納ボックス1の開
口には蓋板41が覆着されている。この蓋板41は樹脂
のブロー成形品の上面にカーペット表皮を接合したもの
で、図5に示すように、その表面の一側縁に引き上げ把
手411が設けられている。フロント収納ボックス1の
外周面には前側壁12から底壁11を経て後側壁13へ
至る強化リブ14が長手方向(図2の紙面垂直方向)へ
一定間隔で形成されている。フロント収納ボックス1の
断面は下方へ漸次窄まる形状となっており、前後の側壁
12,13の内面には途中に段付き121,131が形
成されて仕切りパネル15が水平に支持されている。後
側壁13の内面には上記段付き部131の上方位置に棚
状凹所132が形成されて、棒状の荷物を置けるように
なっている。フロント収納ボックス1の前側壁12の上
縁は逆U字断面に成形されて、車幅方向へ延びるカバー
部16となっており、このカバー部16の詳細を図6に
示す。
【0012】図6において、カバー部16は上方へ高く
突出しつつ、フロアパネルP1の一部が突出屈曲するフ
ロアメンバP2の全体を覆っており、フロアメンバP2
の前後(図の左右)の側壁の外面に、カバー部16の内
面に形成された上記強化リブ14の先端が接している。
カバー部16は長手方向の4か所(図4参照)でその前
側壁161がクリップ32によりフロアメンバP2の前
側壁に結合されている。カバー部16の前側壁161は
フロアメンバP2の前側壁に沿って下方へ延び、その下
端はフロアカーペットMの後端末M1に上方から圧接し
ている。なお、カバー部16の前側壁161はクリップ
32でフロアメンバP2に結合される部分が窪んでい
る。カバー部16の後側壁165は一部が水平な段付き
面163となって蓋板41の前縁を受けるとともに、頂
面はさらに上方へ突出して物落ち防止ストッパ部164
となっている。物落ち防止ストッパ部164は上方へ向
く楔形をなし、その後面は垂直面となって蓋板41上面
よりも所定量上方へ突出している。
【0013】リヤ収納ボックス2は図4に示すように分
離された3つの箱体21,22,23より構成されてお
り、中央の箱体23は略正方形、左右の箱体21,22
はボデーパネルとの干渉を避けるために一部が内方へ凹
陥した略長方形となっている。各左右の箱体21,22
は、開口縁の折り返しリブ211,221の外側二箇所
に形成された凸片212,222が車両の側面ボデーパ
ネルP3の取付孔51(図4に一方のみ図示)内に挿入
されて位置決めされるとともに、底壁の二箇所がフロア
パネルP1にクリップ33によって固定されている(図
3)。中央の箱体23は開口の前縁231(図2)がフ
ロント収納ボックス1の開口後縁17上に載置されると
ともに、箱体23の開口後縁232は折り返しリブに形
成された凸片233が車両の後面ボデーパネルP4の取
付孔52(図4)内に挿入されて位置決めされている。
また、箱体23の左右の開口縁234,235は図3に
示すようにそれぞれ左右の箱体21,22の開口縁上に
載置されている。これら箱体21〜23の開口は一枚の
蓋板42で閉じられており(図2、図3)、この蓋板4
2はフロント収納ボックス1の蓋板41と面一に連続し
て荷室フロアを構成している。蓋板42は前後方向の中
間位置で各半部421,422(図5)が折り曲げ可能
に接続され、この接続部に沿った中央に引き上げ把手4
23が設けられている。リヤ収納ボックス2の下方はス
ペアホイールハウスP5(図2、図3)となってここに
スペアホイールWが収納されている。
【0014】このように、フロント収納ボックス1と、
リヤ収納ボックス2のうちの左右の箱体21,22とは
それぞれフロアパネルP1上に固定され、これらの間の
略正方形空間内に中央の箱体23が着脱可能に収容され
る。両収納ボックス1,2内に小物を収納した後、蓋体
41,42を覆着すると、これらは面一となってその上
に大型の荷物を積載することができる。この状態で、フ
ロント収納ボックス1はそのカバー部16内面の強化リ
ブ14先端がフロアメンバP2の前後の側壁の外面に接
しているため、車両の急加減速時に作用する慣性力に抗
して確実に前後方向へ位置決めされる。また、カバー部
16はフロアメンバP2を上方から覆うとともに、その
前側壁161の下端はフロアカーペットMの後端末M1
に上方から圧接してその浮き上がりを防止しているか
ら、フロアメンバ設置部の見栄えが向上する。さらに、
カバー部16には物落ち防止ストッパ部164が形成さ
れて、これが蓋板41の前端でその上面よりも上方へ突
出しているから、蓋板41上に積載した荷物から脱落し
た物等がリヤシートSとの間の隙間に落ちるという不具
合はない。カバー部16の頂面を上方へ突出成形して物
落ち防止ストッパ部164としているから、従来のよう
に別体の物落ち防止ストッパを設けるのに比して部品点
数も低減される。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明のラゲージ収納ボ
ックスは、車両前後方向へ確実に位置決めされるととも
に、フロアメンバ部の見栄えも向上する。また、部品点
数も少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す、車両後部の透視図
である。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】図1のIII −III 線に沿った断面図である。
【図4】ラゲージ収納ボックスの分解斜視図である。
【図5】ラゲージ収納ボックスの蓋体の斜視図である。
【図6】フロント収納ボックスのカバー部の拡大垂直断
面図である。
【図7】従来のラゲージ収納ボックスの垂直断面図であ
る。
【符号の説明】
1…フロントラゲージ収納ボックス、12…前側壁、1
6…カバー部、164…物落ち防止ストッパ部、41…
蓋板、P2…フロアメンバ、S…リヤシート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−76953(JP,A) 特開 平5−201354(JP,A) 実開 昭63−112148(JP,U) 実開 昭63−117644(JP,U) 実開 平2−60046(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 5/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のリヤシート(S)背後の荷室フロ
    アに設けられるラゲージ収納ボックス(1)であって、
    ボックス本体の前側壁(12)上縁を逆U字断面のカバ
    ー部(16)に成形して、前記荷室フロア上に突出して
    車幅方向へ延びるフロアメンバ(P2)を前記カバー部
    (16)により覆うとともに、前記前側壁(12)の下
    端をフロアカーペット(M)の後端末(M1)に圧接さ
    せたことを特徴とするラゲージ収納ボックス。
  2. 【請求項2】 車両のリヤシート(S)背後の荷室フロ
    アに設けられるラゲージ収納ボックス(1)であって、
    ボックス本体の前側壁(12)上縁を逆U字断面のカバ
    ー部(16)に成形して、前記荷室フロア上に突出して
    車幅方向へ延びるフロアメンバ(P2)を前記カバー部
    (16)により覆い、前記カバー部(16)の頂面を、
    ボックス本体に覆着される蓋板(41)よりも上方へ突
    出させて物落ち防止ストッパ部(164)としたことを
    特徴とするラゲージ収納ボックス。
JP30356796A 1996-10-28 1996-10-28 ラゲージ収納ボックス Expired - Lifetime JP3329213B2 (ja)

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JP3707466B2 (ja) * 2002-09-25 2005-10-19 マツダ株式会社 車両の荷室構造
JP3774198B2 (ja) 2003-02-06 2006-05-10 本田技研工業株式会社 車両用床下収納庫
JP4297717B2 (ja) * 2003-03-31 2009-07-15 キョーラク株式会社 ラゲージボックス
JP5032517B2 (ja) * 2009-02-09 2012-09-26 本田技研工業株式会社 車両用荷室構造
JP2014076742A (ja) * 2012-10-11 2014-05-01 Honda Motor Co Ltd 車両用荷室構造

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