JP5032517B2 - 車両用荷室構造 - Google Patents

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本発明は、車両用荷室構造に関し、特に車両の荷室を形成するフロアパネルに凹設された凹部内に受容される収納トレイを設けた車両用荷室構造に関するものである。
従来、車両としての例えば四輪自動車の車体後部に設けられた荷室に、さらにフロアパネルを凹設して荷物等を収容するための凹部を設けたものがある。そのように形成された凹部は、スペアタイヤを収納するスペアタイヤハウスとして用いたりすることができる(例えば特許文献1参照)。
特開平9−193715号公報
上記特許文献1では、凹部内に受容される大きさの着脱可能な収納トレイを用いて、収納トレイを介して荷物を載せることができる。その場合には、汚れた物や濡れた物等を載せる場合に、収納トレイを荷室より取り外して容易に清掃することができ、荷室の汚れ等を気にする必要が無くなり、使い勝手が良い。また、収納トレイを合成樹脂材により成形することにより、容易に各種形状の収納部を形成することができ、ジャッキやメンテナンス部品入れ等の予め外形が分かっている物の収容性を向上させることができる。
一方、収納トレイの下方にも何等かの搭載物を搭載することができ、その場合には収納トレイの外周部分を凹部の周縁部により支持するようにすることが考えられる。しかしながら、収納トレイを上記したような合成樹脂製とした場合に荷物の重量で撓みが生じると、収納トレイの下方に搭載した搭載物に荷重が加わる虞がある、という問題があった。
このような課題を解決して、荷室に設けた凹部に搭載した搭載物に収納トレイによる荷重が加わることを防止するために、本発明に於いては、荷室(1)のフロアパネル(11)に凹設された凹部(2)と、前記凹部(2)の上面を覆うように設けられた収納トレイ(7)とを有する車両用荷室構造において、前記収納トレイ(7)の下方にて前記凹部(2)を横切る位置に橋渡し部材(5)が設けられ、前記収納トレイ(7)の外周部分(7c)が前記凹部(2)の周縁部(12・12a)に載置状態に支持されると共に、前記収納トレイ(7)の下面に、前記橋渡し部材(5)に当接する当接部(8)が設けられ、前記収納トレイ(7)が、複数の収納部に区分けすると共に前記収納トレイ(7)の上面を覆う蓋体(13)を載置状態に支持する仕切り壁(7a)を有し、前記仕切り壁(7a)は、平面視で前記橋渡し部材(5)と重なる部分を有する位置に設けられているものとした。
特に、前記当接部(8)が前記収納トレイ(7)の下面から下方に突出して設けられていると良い。
このように本発明によれば、収納トレイの下方にて凹部を横切る橋渡し部材が設けられ、かつ収納トレイの下面に橋渡し部材に当接する当接部を設けたことから、凹部の周縁部により外周部分が支持された状態の収納トレイがその下面も橋渡し部材により支持されるため、外周部分だけで支持された場合に荷物の重量により生じる虞のある撓みが防止され、凹部に収容され、かつ収納トレイの下方に配置された搭載物に収納トレイからの荷重が加わることを防止し得る。
特に、収納トレイに設けた仕切り壁と橋渡し部材とを平面視で重なるように設けると、当接部が橋渡し部材に当接することにより、収納トレイが仕切り壁による剛性が高い部分で支持されるため、収納トレイの撓みがより一層抑制される。また、橋渡し部材に当接する当接部が突出して設けられていることにより、橋渡し部材を避けた部分の高さに余裕が生じ、収納トレイの下方の搭載物の形状の自由度が増す。
本発明が適用された自動車のトランクルームの要部を示す斜視図である。 図1の矢印II−II線に沿って見た要部側断面図である。 図2の矢印III−III線に沿って見た要部断面図である。 図2の矢印IV−IV線に沿って見た要部断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は本発明が適用された自動車(ハイブリッド車)の荷室としてのトランクルーム1の要部を示す斜視図であり、図2は図1の矢印II−II線に沿って見た要部側断面図であり、図3は図2の矢印III−III線に沿って見た要部断面図であり、図4は図2の矢印IV−IV線に沿って見た要部断面図である。
トランクルーム1の床面を形成するフロアパネル11に、トランクルーム1の底面となる部分よりも一回り小さな開口面積を有する凹部2がフロアパネル11を凹設して設けられている。凹部2の車両における左右両側壁部分には、凹部2の底面から所定の高さの位置にそれぞれ段部12が形成されている。なお、一部の段部12aは他の段部12より一段低く形成されている。凹部2において段部12・12aにより狭められた下側凹設部分には、ハイブリッド車両のモータ・ジェネレータを作動させる電装部品3を収納した保護カバー4が受容されている。電装部品3としては、例えばバッテリモジュールやインバータやDC−DCコンバータである。
保護カバー4(電装部品3)は凹部2内に吊り下げ状態に受容されている。図3に併せて示されるように、保護カバー4の蓋部材4aの下面を車幅方向に横切り、かつ蓋部材4aにねじ止めされた2本の橋渡し部材5が車両前後方向に所定の間隔をおいて凹部2を車幅方向に横切って延在するように設けられている。そして、高い曲げ剛性を有するように矩形閉断面形状の金属材により形成された橋渡し部材5の両端部が左右のサイドフレーム6にボルトにより固定されている。
保護カバー4(電装部品3)の上面には収納トレイ7が配置されている。収納トレイ7は、車幅方向に対しては保護カバー4を間にして凹部2の周縁部としての左右の段部12に渡る長さを有し、車両前後方向に対してはトランクルーム1の概ね車両前側端近傍から車両後端部に至る長さを有している。このようにトランクルーム1の底部の概ね全体に設けられている大型の収納トレイ7の場合には、その下の電装部品3のメンテナンス時等における出し入れを容易にするために、例えば発泡PP(ポリプロピレン)により形成されて軽量化されている。また、ジャッキや工具箱等の収容性を確保するために、複数の仕切り壁7aにより区分けされた複数の凹状の収納室が設けられている。
なお、保護カバー4(電装部品3)は凹部2の車両後方端面に対して隙間をあけて搭載されており、収納トレイ7の車両後端側の後方部分7bが保護カバー4と車両後方端面との間の隙間を埋める深さに形成されている。したがって、収納トレイ7において、保護カバー4の上側部分となる浅い部分にはジャッキや工具などの高さ方向に嵩張らないものを収納し、後方部分7bに設けられた収納室には長尺のものを収納することができる。なお、後方部分7bの下面は凹部2の底面に当接するように設定されている。
このようにして凹部2の開口面をほぼ覆うように収納トレイ7が設けられているが、さらにトランクルーム1の使い勝手を良くするために、収納トレイ7の上面を完全に覆う大きさの板状体からなる蓋体としてのトランクフロアリッド13が収納トレイ7の上面に載置されている。なお、収納トレイ7の上面は、収納トレイの外周部分7cを形成する外周壁と、上記した各収納室を区分けする仕切り壁7aとの各上端面を通る平面上に位置する。トランクフロアリッド13を収納トレイ7の上に載置することにより、トランクフロアリッド13によりトランクルーム1の底面が平坦になり、トランクルーム1の使い勝手が向上する。
なお、トランクフロアリッド13は、図示例では車両前後方向の2個所で起こす向きに折り曲げることができるようにするべくそれぞれの所にヒンジ部13a・13bが設けられている。車両前側のヒンジ部13aの位置は収納トレイ7の車両前側の縁であり、そのヒンジ部13aに対して車両後方側部分13cを傾動させることにより収納トレイ7の全面を開放させることができ、各収納室に対する物品の出し入れを行うことができる。この車両後方側部分13cをヒンジ部13aを支点に回動させると、収納トレイ7よりも前方側に回動可能であり、後部座席Sに立てかけることが可能である。これにより収納トレイ7と後部座席Sとの間のスペースを有効利用することができる。また、車両後側のヒンジ部13bの位置は収納トレイ7の後方部分7bとの境目部分であり、そのヒンジ部13bより車両後方側の小さな蓋部分13dを傾動させることにより後方部分7bの収納室に対する物品の出し入れを行うことができる。
また、収納トレイ7の外周部分7cにおける車幅方向に対応する部分は、上記したように凹部2の左右両側壁部分に設けられた各段部12・12aにより支持されており、両持ち支持状態である。一方、収納トレイ7が上記したように発泡PPで作られている場合には、各収納室に重量物が収納された場合には中央部分が沈む向きに撓む。また、トランクフロアリッド13の上に重量物が載置された場合にも、板状のトランクフロアリッド13の剛性はそれ程高くはないため、収納トレイ7の中央部分は沈むように撓む。収納トレイ7が沈むように撓んだ場合には、収納トレイ7の最下部が保護カバー4に当接する虞がある。
それに対して本発明によれば、高強度の橋渡し部材5が収納トレイ7の下方で車両前後方向中間部で横切っており、収納トレイ7の下面には平面視で橋渡し部材5と重なる部分に当接部8が設けられている。当接部8は、図2・3に示されるように収納トレイ7の下面の主となる部分に対して下方(橋渡し部材5)に向けて突出するように形成されている。収納トレイ7に重量物による荷重が例えば図3の矢印Fに示されるように加わった場合には当接部8が橋渡し部材5に当接し、高強度の橋渡し部材5により収納トレイ7に加わる荷重を受け止めることができる。これにより、収納トレイ7が大きく撓んでその下の保護カバー4(蓋部材4a)を変形させてしまうことを防止し得るため、内蔵の電装部品3を保護し得る。
特に、本実施の形態のように収納トレイ7の下面から当接部8が突出していることにより、橋渡し部材5を避けた部分の高さに余裕が生じ、収納トレイ7の下方の搭載物の形状の自由度が増す。また、収納トレイ7の下面の当接部8以外の部分が撓んで保護カバー4(蓋部材4a)に当接するまでに余裕があり、下面の撓んだ部分が保護カバー4(蓋部材4a)へ当接することを確実に防止し得る。また、平面視で橋渡し部材5と交差するように仕切り壁7aが設けられていると共に、その交差部分に対応する位置に当接部8が設けられている。これにより、当接部8に作用する荷重を仕切り壁7aの立設方向で受けることができ、荷重を受ける部分に十分な厚さが存在して剛性が高くなり、より一層収納トレイ7の撓みを小さくし得る。
1 トランクルーム(荷室)
2 凹部
5 橋渡し部材
7 収納トレイ
7a 仕切り壁
7c 外周部分
8 当接部
11 フロアパネル
13 トランクフロアリッド(蓋体)

Claims (2)

  1. 荷室のフロアパネルに凹設された凹部と、前記凹部の上面を覆うように設けられた収納トレイとを有する車両用荷室構造において、
    前記収納トレイの下方にて前記凹部を横切る位置に橋渡し部材が設けられ、
    前記収納トレイの外周部分が前記凹部の周縁部に載置状態に支持されると共に、前記収納トレイの下面に、前記橋渡し部材に当接する当接部が設けられ
    前記収納トレイが、複数の収納部に区分けすると共に前記収納トレイの上面を覆う蓋体を載置状態に支持する仕切り壁を有し、
    前記仕切り壁は、平面視で前記橋渡し部材と重なる部分を有する位置に設けられていることを特徴とする車両用荷室構造。
  2. 前記当接部が前記収納トレイの下面から下方に突出して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用荷室構造。
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