JP3327807B2 - インクタンクの包装構造および該包装構造が施されるインクタンク - Google Patents

インクタンクの包装構造および該包装構造が施されるインクタンク

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JP3327807B2 JP02877497A JP2877497A JP3327807B2 JP 3327807 B2 JP3327807 B2 JP 3327807B2 JP 02877497 A JP02877497 A JP 02877497A JP 2877497 A JP2877497 A JP 2877497A JP 3327807 B2 JP3327807 B2 JP 3327807B2
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    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17533Storage or packaging of ink cartridges

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  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクタンクの包
装構造および該包装構造が施されるインクタンクに関
し、特に、インクジェットヘッドまたは中間の接続部材
と連結されて使用される交換型のインクタンクの包装構
造および該包装構造が施されるインクタンクに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インクジェットヘッドまたは中
間の接続部材と連結されて使用される交換型のインクタ
ンクにおいては、インクジェットへッドにインクを供給
するためのインク供給口と、インク消費に見合った容積
の空気をインクタンク内に導入するための大気連通口と
の2つの開口部を備えている。
【0003】かかる2つの開口部を有するインクタンク
にあっては、まず、その物流時におけるインクの洩れを
確実に防止すること、および、インクタンクの交換の際
の開封時におけるインクの漏出を確実に防止すること
が、インクの漏出による汚染等を避ける必要性から要求
されている。
【0004】このような要求を満たすべく、従来、特開
平7−76367号公報には、インクを保持し、該イン
クを外部へ供給するための開口部を備えたインクカート
リッジと該インクカートリッジを包装する包装部材とを
具備した梱包部材において、該インクカートリッジの開
口部を封止するシール部材が該包装部材の内表面部に少
なくとも一端が固定されていることを特徴とする梱包部
材が開示されている。さらに、この梱包部材を用いて、
インクカートリッジの非シール部分に相当する上記包装
部材の一部を離脱し、インクカートリッジの一部を露出
させ、上記インクカートリッジのシール部材を、包装部
材からインクカートリッジを取り出す動作で引きはがす
ことを特徴とする梱包部材の開封方法が開示されてい
る。
【0005】また、インク供給口と大気連通口との2つ
の開口部を備えているインクカートリッジにおいて、イ
ンクカートリッジ内の内圧上昇に起因する開封時のイン
ク漏出を防止するために、その開口部をシールするシー
ル部材のうち、大気連通口の方を先に開封すべく、イン
クカートリッジからシール部材を剥離するときの剥離力
を緩和する形状をシール部材のインク供給口を封止する
部分の近傍に設けることが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平7−76367号公報に開示された梱包部材および
その開封方法では、インクカートリッジの非シール部分
に相当する包装部材の一部を離脱し、インクカートリッ
ジの一部を露出させ、インクカートリッジのシール部材
を、包装部材からインクカートリッジを取り出す動作で
引きはがすようにしているので、物流時のインクの洩れ
は防止することが可能であるが、大気連通口が先に開封
されるという保証がなく、信頼性が十分といえない場合
があった。
【0007】また、剥離力を緩和する形状をシール部材
のインク供給口を封止する部分の近傍に設けるものにあ
っては、インク供給口と大気連通口とを一体のシール部
材で同時にシールする形態において効果が認められるも
のであり、その適用可能なインクカートリッジの形態が
制限される。
【0008】本発明の目的は、かかる従来の問題を解消
し、インクタンクの形態にかかわらず、物流時における
インク洩れの防止、およびインクタンクの包装部材開封
時において機能上必須とされる大気連通口の先の開封を
確実に行うことのできるインクタンクの包装構造および
該包装構造が施されるインクタンクを提供することにあ
る。
【0009】特に、インクジェット記録装置ないしはプ
リンター用インクタンクを使用する消費者がインクタン
クを購入し、インクタンク交換時にインクタンクを開封
する際に、間違いなく、インクタンクの大気連通口を先
に開封した後に、インク供給口を開封することのできる
インクタンクの包装構造を提供することを目的とする。
【0010】本発明のその他の目的は、インクタンクも
しくは、インクタンク一体型のインクジェットカートリ
ッジの大気連通口密閉部材や、インク供給口密閉部材を
物流上の衝撃や環境変化による剥離や脱離から防ぎ、イ
ンクジェット記録装置での高印字品質を満足いくレべル
で実現できる経済性の高いインクタンクの包装構造を提
供することでもある。
【0011】換言すると、インクタンクを交換する際
に、包装部材の開封部分が1箇所と規定され、その包装
部材の開封による大気連通口の開封を実行した後に、次
のインク供給口が露出される構成とし、消費者が開封順
序を間違えず、正確に、開封操作を行い、そして、プリ
ンタ本体への装着を可能とするインクタンクの包装構造
を提供する。
【0012】なお、本明細書において、インクタンクと
は、その呼称の如何を問わず、インクジェットヘッドに
供給するインクを内部に保持し、大気連通口とインク供
給口との2つの開口部を備えるもの全てを含む意味で用
いる。例えば、内部のほぼ全体に負圧発生部材を収容し
たタイプや、内部にインクを直接収納し負圧発生源をさ
らに備えて構成されるいわゆる直液タイプや、内部に負
圧発生部材を収容する負圧発生部材収容部とこれに隣接
し底部の連結部で連通されインクのみを収容するインク
収容部とを具備する形態であってもよい。
【0013】また、大気連通口密閉部材とは、インクタ
ンクをプリント装置に装着するまでの間インクタンクと
大気との連通を遮断し、その一部または全部の除去によ
りインクタンクと大気との連通を許容する部材の意味で
用い、大気連通溝密閉部材も上述の機能を奏するときに
は大気連通口密閉部材に含まれるものとする。
【0014】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明は、インク供給口
と大気連通口とを備えるインクタンクの包装構造であっ
て、前記インク供給口を密閉するインク供給口密閉部材
と、前記大気連通口を密閉する大気連通口密閉部材と、
前記インク供給口密閉部材の全体を覆うと共に前記大気
連通口密閉部材の一部を覆う被覆部材とを備え、該被覆
部材は、熱収縮性フィルムで作られていると共に、前記
大気連通口密閉部材に接合されていることを特徴とす
る。
【0015】この発明によれば、前記インク供給口を密
閉するインク供給口密閉部材と、前記大気連通口を密閉
する大気連通口密閉部材と、前記インク供給口密閉部材
の全体を覆うと共に前記大気連通口密閉部材の一部を覆
う被覆部材とを備えているので、物流時の洩れは確実に
防止される。そして、開封時には、被覆部材が熱収縮性
フィルムで作られていると共に、前記大気連通口密閉部
材に接合されているので、被覆部材とインクタンクとの
間に無用な隙間が存在しないように容易に被覆でき、指
等が隙間に挿入されずに、インク供給口が誤って先に開
封されることがなく、インク供給口からの漏出が確実に
防止される。
【0016】
【0017】請求項2に記載の発明は、前記被覆部材
は、該被覆部材が前記大気連通口密閉部材の前記被覆部
材に被覆されていない部分を利用して容易に開封される
ように、易破断領域を備え、且つ、前記被覆部材の開封
後に前記インク供給口密閉部材が操作され開封されるこ
とを特徴とする。
【0018】この発明によれば、開封時には、被覆部材
の易破断領域が大気連通口密閉部材の前記被覆部材に被
覆されていない部分の利用により破断され容易に開封さ
れ、被覆部材の開封後に前記インク供給口密閉部材が操
作され開封されるので、インク供給口が誤って先に開封
されることがなく、インク供給口からの漏出が確実に防
止される。
【0019】請求項3に記載の発明は、前記易破断領域
がミシン目であることを特徴とする。
【0020】この発明によれば、容易に破断方向を規定
することができ、また、形成も容易である。
【0021】請求項4に記載の発明は、前記大気連通口
密閉部材と前記被覆部材とは少なくとも一部において所
定の接合強度で接合されていることを特徴とする。
【0022】この発明によれば、大気連通口密閉部材を
除去する際に前記被覆部材もそれに伴って除去されるの
で、易破断領域における破断が容易に行われる。
【0023】請求項5に記載の発明は、前記所定の接合
強度は、前記被覆部材の前記易破断領域の破断強度より
も大きいことを特徴とする。
【0024】この発明によれば、被覆部材の破断を先に
確実に行いつつ、大気連通口密閉部材を除去することが
可能となる。
【0025】請求項6に記載の発明は、前記大気連通口
密閉部材は、前記被覆部材を外れて延在する摘み部を有
し、前記摘み部には、指で摘む部分であることを肉眼で
認識できる表示が施されていることを特徴とする。
【0026】この発明によれば、摘み部分と一目で認識
することが可能となり、開封位置を間違えることが回避
される。また、摘み部を引っ張ることにより被覆部材の
大気連通口密閉部材対応部分が容易に破断され、大気連
通口密閉部材の除去が容易となり、大気連通口をさらに
確実に先に開封することができる。
【0027】請求項7に記載の発明は、前記被覆部材
は、少なくとも前記大気連通口密閉部材に対して位置す
る部位と、それ以外の部位とにおいて収縮率が異なるこ
とを特徴とする。
【0028】この発明によれば、熱収縮性フィルムの易
破断領域を形成した部位を前記大気連通口密閉部材に対
応させて位置させることができ、その設定が容易とな
る。
【0029】請求項8に記載の発明は、前記被覆部材
は、前記大気連通溝密閉部材の該被覆部材に覆われた部
位が外部から見えにくい、もしくは、見えないように半
透明、もしくは、不透明、もしくは、部分的に不透明で
あることを特徴とする。
【0030】この発明によれば、大気連通口密閉部材の
摘み部を除き、大気連通口密閉部材およびインク供給口
密閉部材の目視が困難となるので、誤ってインク供給口
が先に開封されることを防止することができる。
【0031】請求項9に記載の発明は、インク供給口が
インクタンクの第一面に形成され、大気連通溝がインク
タンクの第二の他面に形成され、大気連通溝密閉部材が
前記大気連通溝をさらに密閉し、そして前記大気連通溝
密閉部材の一部の除去に伴う前記被覆部材の部分的破断
により、前記大気連通溝の端部が開封されるように構成
されていることを特徴とする。
【0032】この発明によれば、開封時には、大気連通
溝密閉部材の一部の除去に伴う被覆部材の部分的破断に
より、大気連通溝の端部の大気連通口が最初に開封され
るよう構成されているので、インク供給口が誤って先に
開封されることがなく、インク供給口からの漏出が確実
に防止される。
【0033】請求項10に記載の発明は、前記大気連通
溝密閉部材には、大気連通溝密閉部材の最初に除去され
る一部の破断を容易とする切れ目が前記大気連通溝を外
して形成されていることを特徴とする。
【0034】この発明によれば、大気連通溝密閉部材が
誤って全部はがされることが防止される。
【0035】請求項11に記載の発明は、前記切れ目
が、前記大気連通溝密閉部材の縁に形成されていること
を特徴とする。
【0036】この発明によれば、切れ目が縁に形成され
ているので、確実に所望の位置で破断させることができ
る。
【0037】請求項12に記載の発明は、前記切れ目
が、前記大気連通溝密閉部材の一方の縁部においては外
端から内方に向かって形成され、他方の縁部においては
内方から外端に向かい途中から外端に沿い、少なくとも
前記被覆部材を外れるまで形成されていることを特徴と
する。
【0038】この発明によれば、大気連通溝密閉部材の
破断が切れ目に沿って行われる結果、被覆部材を残した
まま大気連通溝密閉部材の一部のみが除去されることな
く、被覆部材を完全に分離破断することができる。
【0039】請求項13に記載の発明は、前記被覆部材
が一方向易破断特性を有するフィルム状部材であること
を特徴とする。
【0040】この発明によれば、被覆部材が一方向易破
断特性を有するフィルム状部材であるので部分的破断が
方向性をもって容易に行われる。
【0041】請求項14に記載の発明は、前記被覆部材
は、前記大気連通口に近接して易破断開始部を備えると
共に、該易破断開始部に挟まれた部位から延在する摘み
部を有することを特徴とする。
【0042】この発明によれば、摘み部を引っ張ること
によりフィルム状被覆部材の大気連通口対応部分が易破
断開始部から容易に破断され、大気連通口を確実に先に
開封することができる。
【0043】請求項15に記載の発明は、前記大気連通
口密閉部材の除去に伴う前記被覆部材の易破断開始部か
らの部分的破断により、前記大気連通口が最初に開封さ
れるよう構成されていることを特徴とする。
【0044】この発明によれば、開封時には大気連通口
密閉部材の除去に伴う被覆部材の易破断開始部からの部
分的破断により、大気連通口が最初に開封されるよう構
成されているので、インク供給口が誤って先に開封され
ることがなく、インク供給口からの漏出が確実に防止さ
れる。
【0045】請求項16に記載の発明は、前記大気連通
口密閉部材は、前記被覆部材を外れて延在する摘み部を
有し、前記被覆部材には、前記大気連通口密閉部材の両
縁部に対応する部位の少なくとも一方に、前記易破断開
始部が形成されていることを特徴とする。
【0046】この発明によれば、摘み部分と一目で認識
することが可能となり、開封位置を間違えることが回避
される。また、摘み部を引っ張ることにより大気連通口
密閉部材の除去に伴って被覆部材の破断が容易となり、
大気連通口をさらに確実に開封することができる。
【0047】請求項17に記載の発明は、前記易破断開
始部は、前記被覆部材の端縁に形成されたノッチである
ことを特徴とする。
【0048】請求項18に記載の発明は、前記被覆部材
は、一軸易破断特性を有する熱収縮性フィルムからなる
ことを特徴とする。
【0049】この発明によれば、一軸易破断特性を持つ
熱収縮性フィルムを用いているため、破断方向を確実に
規定することができる。
【0050】請求項19に記載の発明は、前記被覆部材
の易破断軸の方向が、前記大気連通口密閉部材の剥離進
行方向と平行になるよう配置されていることを特徴とす
る。
【0051】この発明によれば、一軸易破断特性を持つ
熱収縮性フィルムの破断し易い軸の方向が、大気連通口
密閉部材の剥離進行方向とほぼ平行になるよう配置され
ているので、大気連通口密閉部材の剥離に伴い被覆部材
を容易に破断することができる。また、一軸易破断特性
を持つ熱収縮性フィルムから成る被覆部材をインクタン
クに装着する、被覆部材装着装置の位置出し機構を簡略
化できる。
【0052】請求項20に記載の発明は、前記被覆部材
は、前記大気連通口密閉部材の剥離進行方向に関し平行
に位置する軸と垂直に位置する軸とにおいて、収縮率が
異なることを特徴とする。
【0053】請求項21に記載の発明は、前記被覆部材
の少なくとも一部は不透明であり、少なくともインク供
給口密閉部材が該不透明部で隠蔽されていることを特徴
とする。
【0054】この発明によれば、インク供給口密閉部材
を完全に隠蔽することによって、消費者の目を先ず摘み
部に向かせることができる。さらに、フィルム状被覆部
材の一部を透明にすることによってインクの色識別がで
きる。
【0055】請求項22に記載の発明は、請求項1ない
し21のいずれかに記載のインクタンクの包装構造が施
されていることを特徴とするインクタンクである。
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】
【0076】
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【0081】
【0082】
【0083】
【0084】
【0085】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
添付図面を参照しつつ説明する。
【0086】本発明の好適な実施の形態の一つを図1お
よび図2を参照して説明する。
【0087】図1は、本発明の好適な適用例の説明のた
めの概略図であり、また、図2はその外観図である。
【0088】まず、本実施の形態にかかるインクタンク
4は、略直方体状をなしており、その上壁には、インク
タンク内部と通じる穴である通気孔6が設けられてい
る。この通気孔6は射出成形により形成されるために、
一般的に直径1mm程度が普通である。インクの蒸発は
一種の拡散現象であるために、拡散通過面積に比例して
増加するし、拡散距離の2乗に比例して少なくなる。そ
こで、通気孔6が形成された部分につながるような溝を
上壁に形成し、この溝をジグザグや複雑な迷路形状にし
た大気連通溝7としている。そして、この長い複雑な大
気連通溝7を覆うフィルム部材(大気連通溝密閉部材1
と称す)をインクタンク4上壁に接着剤もしくは粘着剤
で貼り付けて、長く複雑な大気連通通路(以下、この大
気連通通路の意味をも含めて大気連通溝7と称する)を
構成している。このようにすることにより、通気孔6を
直接大気に開口させる場合と比較して、インクの蒸発量
が1/1000〜1/10000に低減される。
【0089】そして、大気連通口密閉部材としても機能
する大気連通溝密閉部材1の一部分はそのままインクタ
ンク4の端面を越えて延長され、摘み部分10となって
いる。摘み部分10の一部には、摘み部分であることを
明確に認識させるための表示部11が形成されている。
大気連通溝密閉部材1の一部の両縁には切断補助のため
の切れ目12が前記大気連通溝7を外して設けられてお
り、この切れ目12から大気連通溝密閉部材1が切断さ
れることにより、大気連通溝7の一端が露出され、この
大気連通溝7の一部が大気と連通することで大気連通口
が開封されることとなる。
【0090】また、インクタンク4の下壁にはインク供
給口9が形成されており、このインク供給口9はインク
供給口密閉部材としてのキャップ2により塞がれて密閉
されている。
【0091】そして、このように大気連通溝密閉部材1
とインク供給口9を密閉するキャップ2とが施されたイ
ンクタンク4の周りに、これらを被覆するチューブ状の
被覆部材3が配置されている。
【0092】さらに、この被覆部材3は、熱収縮フィル
ムであるために、熱により収縮し、インクタンク4や大
気連通溝密閉部材1やインク供給口密閉部材であるキャ
ップ2をある程度強く締め付けて保持している。被覆部
材3は熱により収縮しているために、インクタンク4や
キャップ2などの部品との間に無用な隙間が形成され
ず、消費者の指をこの隙間に挿入するのは困難である。
【0093】従って、被覆部材3のみを先にはがしてし
まうことは極めて行ないにくく、以下で説明する開封手
順に従わざるを得ない結果となる。
【0094】さらに、被覆部材3は、不透明か、もしく
は、半透明、あるいは難透明の内部が見えにくい構成に
すると、図2に示すように、被覆部材3の下に何がある
か判別しにくい。従って、一般のユーザーの目には、認
識表示部11の形成された摘み部分10がまず第一に認
識される。一般ユーザーは、この摘み部分10を掴ん
で、インクタンク4の開封操作にはいることとなる。
尚、被覆部材3が透明であったとしても上述のように被
覆部材3を単独ではがすことは行いにくいため、摘み部
分10からの開封操作が行なわれることになる。
【0095】摘み部分10と被覆部材3との配置関係
は、図1に示されるように、摘み部分10のもととなる
部分は大気連通溝密閉部材1であリ、この大気連通溝密
閉部材1の上に重なるように一体の被覆部材3が配置さ
れている関係である.そして、摘み部分10、もしく
は、大気連通溝密閉部材1の切れ目12より摘み部分寄
り(大気連通口密閉部材として機能する)は、被覆部材
3と接着剤5などで接合されている構成となっている。
【0096】さらに、被覆部材3には、その破断補助の
ための易破断領域としてのミシン目8が設けられてい
る。
【0097】本実施の形態では、大気連通溝密閉部材1
の両縁部に対応する部位、すなわち、直方体状のインク
タンク4の両肩部の稜線に沿ってミシン目8が形成され
ているが、これは少なくとも一方に形成されてもよく、
このことにより、被覆部材3の所望の位置での破断が容
易に行える構成となっている。
【0098】従って、ユーザーの摘み部分10を引っ張
る操作により、被覆部材3も破断補助ミシン目8に沿っ
て破断が開始される。そのまま、ユーザーが摘み部分1
0を引っ張る操作を継続すると、大気連通溝密閉部材1
の一部分もインクタンク4から剥離し始め、途中で、該
大気連通溝密閉部材1の切断補助切れ目12に沿って切
断線が走り、大気連通溝7の一部分が大気と連通する。
大気連通溝密閉部材1の剥離はこの時点で終了するが、
接着剤5により被覆部材3と接合されているので、摘み
部分10をそのまま引く操作を継続することで、被覆部
材3の破断は継続され、最終的には、容易に被覆部材3
を破断できる。破断が終了すれば、チューブ状の被覆部
材3を簡単にインクタンク4から分離することができ
る。
【0099】この時点で、インク供給口9を密閉してい
るキャップ2が現われ、このインク供給口密閉部材とし
てのキャップ2を容易にインクタンク4から脱離するこ
とが可能となるのである。
【0100】従って、本構成によれば、より確実に大気
連通溝7を開封した後にキャップ2を開封する工程を経
る開封方法を達成できる。
【0101】次に、本発明の他の実施の形態につき図3
を参照して説明する。
【0102】この実施の形態は、前実施の形態において
一枚のフィルム状部材で構成された大気連通溝密閉部材
1を二枚のフィルム状部材で構成するものである。すな
わち、本実施の形態では、インクタンク4の形態は前実
施の形態と同じであり、また、インク供給口密閉部材2
も同じである。しかして、大気連通溝密閉部材1は大気
連通溝7の一端部7A(以下、これを大気連通口7Aと
称す)を除く他の部分を密閉している。そして、大気連
通溝密閉部材1と部分的に重なり、上記大気連通口7A
を密閉するフィルム状の大気連通口密閉部材1′をイン
クタンク4の上壁面に接合させている。
【0103】この大気連通口密閉部材1′の一部分は、
前実施の形態と同様に、そのままインクタンク4の端面
を越えて延長され、摘み部分10となっている。さら
に、摘み部分10の一部には、摘み部分であることを明
確に認識させるための表示部11が形成されている。
【0104】なお、被覆部材3は前実施の形態と同じで
ある。但し、大気連通口密閉部材1′がチューブ状被覆
部材3の幅を超えて延在するのが好ましい。
【0105】なお、本実施の形態では、インクタンク4
の上壁に大気連通溝7が露出された形態で形成されてい
る例につき説明したが、この大気連通溝7に相当する大
気連通通路が上壁内に形成され、この通路に連通する形
態で大気連通口が上壁に開口されている形式のインクタ
ンク、および、この大気連通通路を備えず上壁に直接大
気連通口が開口されている形式のインクタンクにもこの
実施の形態は適用できることは云うまでもない。そし
て、この場合には、大気連通溝密閉部材が不要で大気連
通口密閉部材のみが必要であることは当然である。
【0106】また、被覆部材3にインクの色調や種類に
相当した色のパターンや文字や着色層等の認識部を形成
し、また同様に、大気連通溝密閉部材1または大気連通
口密閉部材1′の摘み部10にインクの色調に相当した
色のパターンや文字や着色層等の認識表示部11を形成
することが好ましい。このようにすることで、肉眼で明
確に、インクタンク4の内部に保持されているインクの
色調や種類や特性が識別できる。
【0107】次に、図4を用いて、本発明のさらに他の
実施の形態につき説明する。
【0108】本実施の形態は、上述の大気連通口密閉部
材と被覆部材とを一体に形成した例である。すなわち、
インクタンク4は上述した大気連通溝7に相当する大気
連通通路が上壁内に形成され、この通路に連通する形態
で大気連通口が上壁に開口されている形式のインクタン
ク、または、この大気連通通路を備えず上壁に直接大気
連通口が開口されている形式のインクタンク4(大気連
通口を前例に合わせ7Aとする)であり、大気連通口密
閉部材と被覆部材とが一枚のヒートシールフィルム(以
下、これを被覆部材3′と称す)で構成されている。
【0109】本実施の形態における被覆部材3′として
は、積層ポリエチレンフィルムまたはポリエチレンと酢
酸ビニル共重合体とのラミネートフィルムを用いるのが
好ましい。
【0110】また、本実施の形態では、インクタンク4
の上壁がインクタンク本体に対する蓋体4Aとして別体
に形成された後、接合されている。そして、このインク
タンク4は、少なくとも上壁である蓋体がポリプロピレ
ン製であり、被覆部材3′がその端部を引っ張りながら
被せられた後、図4に網点で示す領域がヒートシールさ
れることにより、大気連通口7Aを密閉すると共に蓋体
4Aに接合されている。
【0111】そして、この被覆部材3′には、大気連通
口7Aを挟む両側、または、その少なくとも一方に易破
断領域としてのミシン目8が形成され、このミシン目8
に挟まれた部位から延在する摘み部10が設けられてい
る。
【0112】なお、図中、符号2は前実施の形態と同様
のインク供給口密閉部材としてのキャップである。
【0113】この実施の形態にあっても、摘み部分10
を持って引くと、被覆部材3′はそのミシン目8に沿っ
て破断されつつ引き剥がされ大気連通口7Aが開封され
る。その後、最終的には被覆部材3′の全幅に亘る破断
が終了する。そして、この後に、インク供給口密閉部材
としてのキャップ2が除去可能となることで、大気連通
口とインク供給口の開封順序が規定されているのであ
る。
【0114】これの実施例の場合、被覆部材3′に、上
述のラミネートフィルムを用い、被覆部材3′の端部を
強く引っ張りながらキャップ2が取り付けられたインク
タンク4に巻き付け、そして、上述のようにヒートシー
ルすることにより接合したところ、インクタンク4と被
覆部材3′との間に発生する隙間を指が入りにくい程度
に低減することが可能であった。
【0115】なお、図4に示す実施の形態の変形とし
て、被覆部材3′を一軸すなわち一方向易破断特性(一
軸のみ破断し易い方向がある)を有するフィルム状部材
で形成するようにしてもよい。そして、その易破断方向
を上述の摘み部分10の引き剥がし方向と平行になるよ
うに被覆部材3′を配置すれば、ミシン目等の易破断領
域を設ける必要がなくなる。
【0116】なお、上記摘み部分10の基部両側にノッ
チ等の易破断開始部を形成すれば、摘み部分10を引っ
張ったとき、該易破断開始部から破断が開始され、大気
連通口7Aが開封されることになる。
【0117】次に、図8および図9を用いて本発明のさ
らに他の実施の形態につき詳細に説明する。
【0118】本実施の形態では、被覆部材として一方向
あるいは一軸易破断特性を持つ熱収縮フィルムからなる
被覆部材3″を用いている。なお、この実施の形態が適
用されるインクタンク4および大気連通溝密閉部材1の
構造は、図1および図2に示したものと同一の形式であ
るので、同一部材には同一符号を付し重複説明を避け
る。そして、被覆部材3″は前実施の形態と同様に接着
剤5により大気連通溝密閉部材1に接着されている。さ
らに、被覆部材3″はその易破断軸の方向が大気連通溝
密閉部材1の剥離進行方向と平行になるよう配置されて
いる。なお、被覆部材3″には前実施の形態に示すよう
なミシン目を設けてもよいが、一軸易破断特性を有する
被覆部材3″はかかるミシン目と同様の機能を有してい
るので、特別に設ける必要はない。
【0119】しかして、ユーザーの摘み部分を引っ張る
操作により、被覆部材3″には、その端縁の大気連通溝
密閉部材1の両縁部付近において剪断力ないしは強い引
張力が作用し、破断が開始される。そして、そのままユ
ーザーが摘み部分10を引っ張る操作を継続すると、大
気連通溝密閉部材1の一部分もインクタンク4から剥離
し始め、途中で、該大気連通溝密閉部材1の切断補助切
れ目12に沿って切断線が走り、大気連通口7Aの一部
分が大気と連通する。大気連通溝密閉部材1の剥離はこ
の時点で終了するが、接着剤5により被覆部材3″と接
合されているので、摘み部分10をそのまま引く操作を
継続することで、被覆部材3″の易破断軸に沿う破断が
継続され、最終的に被覆部材3″を容易に破断できる。
【0120】さらに、本発明の他の実施の形態を図10
および図11を参照しつつ説明する。
【0121】本実施の形態は、図8および図9に示した
実施の形態の被覆部材3″に、さらに、破断の位置を特
定し、かつ、その開始を容易とするために、ノッチ8′
の如き易破断開始部を設けたものである。他の構成部位
は図1,図2および図8,図9に示した実施の形態と同
様であるから、同一部位には同一符号を付し詳細な説明
を省略する。このノッチ8′は大気連通溝密閉部材1の
両縁部に対応する部位の少なくとも一方に形成される。
なお、好ましくは、図示のように直方体状のインク4の
両肩の稜線に対応する両位置に形成するのがよい。
【0122】このようにすると、ユーザーの摘み部分1
0を引っ張る操作により、一軸易破断特性を有する被覆
部材3″は、その易破断開始部8′において容易に破断
が開始され、大気連通溝密閉部材1の剥離進行方向と平
行に破断が進行する。その状態でユーザーが摘み部分1
0を引っ張る操作を継続すると、前実施の形態と同様、
大気連通溝密閉部材1の一部分もインクタンク4から剥
離し始め、途中で、該大気連通溝密閉部材1に形成され
た切断補助切れ目12に沿って切断線が走り、大気連通
口7Aが大気と連通する。そしてさらに引っ張る操作を
継続すると、大気連通溝密閉部材1の一部分はインクタ
ンク4から完全に剥離し、該大気連通溝密閉部材1の剥
離は、この時点で終了する。ただし、剥離した大気連通
溝密閉部材1と一軸易破断特性を有する被覆部材3″
は、接着剤5により接合されているので、被覆部材3″
の破断はそのまま継続され被覆部材3″は最終的に破断
される。
【0123】破断された被覆部材3″は簡単にインクタ
ンク4から分離することができる。被覆部材3″をイン
クタンク4から分離すると、インク供給口9を密閉して
いるキャップ2が現れ、インク供給口密閉部材としての
キャップ2を容易にインクタンク4から脱離することが
可能となる。
【0124】次に、前述した熱収縮性フィルムを用いた
包装構造の包装方法につき説明する。
【0125】前述のように、キャップ2および大気連通
溝密閉部材1または大気連通口密閉部材1′が施された
インクタンク4にチューブ状熱収縮性フィルムの被覆部
材3または3″が被覆配置されて包装されたインクタン
クは、図5(a)に示す形態となる。このとき、被覆部
材3の場合は、そのミシン目8が、また、被覆部材3″
の場合は、その易破断開始部8′が、前述のように、イ
ンクタンク4の稜線に合わされている。
【0126】かかる状態のインクタンク4は、図5
(b)に示すように、逆さまにされ、図5(c)に示さ
れる金属製搬送パレット20の溝20A内に置かれる。
すなわち、ミシン目8または易破断開始部8′が形成さ
れている部位が溝20A内に位置されるのである。この
状態が図5(d)に示されている。なお、溝20Aの幅
はインクタンク4の幅と熱収縮性フィルムとの厚みを考
慮した幅とされている。
【0127】そして、図5(d)に示した状態の搬送パ
レット20を、図5(e)に示すような熱シュリンク炉3
0中をベルトコンベア32に載せて通過させることによ
り、被覆部材3を収縮させる。
【0128】そのときの条件は、炉内温度が120〜1
50℃で、10〜16秒程度の通過時間である。炉内温
度が120℃より低いと通過時間が長くなり生産性が低
下する。また、温度が150℃より高いと通過時間を短
くせねばならず全体的に均一で良好な収縮が困難とな
る。
【0129】図6(a)が熱シュリンク炉30の内部を
説明するための概略断面図である。炉壁31に囲まれた
炉内には、熱を発生する発熱体33が多数配置されてお
り、これが通電により発熱して熱放射により炉内投入品
の温度を上昇させる。また、炉内には送風ファン34が
配置されており、これにより発熱体33により熱せられ
た空気を熱風として炉内投入品に当ててその温度を上昇
させている。
【0130】かかる炉内を、前述の搬送パレット20に
載置されたインクタンクをベルトコンベア32で通過さ
せると、熱収縮フィルムの被覆部材はそれ自体の熱容量
が小さいので、直ぐに(10秒程度)熱収縮温度に達し
収縮する。
【0131】図6(b)が、炉内を通過した後の状態を
示す。熱収縮フィルムの被覆部材3が収縮して、キャッ
プ2を良好に包み込むように、さらに、被覆部材3とイ
ンクタンク4との間に隙間が存在しないように収縮して
いる。
【0132】このような熱シュリンク炉を通過させる工
程の中で特筆すべきは、図5(c)に示した金属製搬送
パレット20を用いることである。
【0133】一般的には、製品を熱収縮フィルムで収縮
包装する際には、ただ単に、熱収縮フィルムで包んで炉
内に投入するだけである。しかし、これでは熱収縮フィ
ルムがどのように収縮するのか予測がつかず、熱収縮フ
ィルムのずれが生じてしまう。
【0134】そこで、本発明においては、この収縮を人
為的に制御するために、金属製搬送パレット20を用い
ている。すなわち、前述のように、インクタンク4の稜
線付近にミシン目または易破断開始部を位置させるため
に、被覆部材3,3′または3″の位置ずれを防止する
のみならず、ミシン目または易破断開始部が配置されて
いる部位の熱収縮による収縮ずれを防止するために、金
属製搬送パレット20により熱を遮断し、当該部位の熱
収縮を制限している。
【0135】なお、パレット20は、必ずしも金属製で
はなく、熱を遮断でき、かつ、この温度に耐えるもので
あれば、プラスチック、セラミックその他の材質のもの
であってもよい。
【0136】このようにすることで、炉内で供給される
熱線や熱風が溝20A内では遮断され、この溝20A内
に配置されているインクタンク4の上壁に対応する部位
ではほとんど収縮せず、ミシン目または易破断開始部の
位置ずれが防止される。一方、キャップ2を含む他の部
分は制限無く収縮し、キャップ2を良好に締め付け保持
する。かくて、被覆部材3,3′または3″の熱収縮率
を部分的に異ならせることにより、所望部の位置ずれの
防止と、キャップ2の良好な締め付け保持とを両立させ
ることができる。
【0137】なお、インクタンク4を逆さまにするのが
不都合のときには、図6(c)に示すように、搬送パレ
ット20を立てた状態で搬送するようにしてもよい。
【0138】内部にインク吸収体に吸収されて保持され
ないインク(生インク)のみが存在していて、かつ、該
インクによるインクの残存検知を行うプリズム機構が底
面に形成されている場合には、インクタンクを逆さまに
すると、気泡がプリズム機構に吸着し、残存検知が不能
になる場合があるために、逆さまにしてシュリンク炉を
通過させることができないからである。
【0139】なお、ノッチ8′はインクタンク4に熱収
縮性フィルムの被覆部材3″を熱収縮させて装着した後
に切込みにより形成してもよい。
【0140】さらに、本発明の他の実施の形態につき、
図7を参照して説明する。
【0141】前述の実施の形態においては、大気連通溝
密閉部材1の両縁に、最初に除去される一部の破断を容
易とする切れ目12が大気連通溝7を外して形成されて
いたが、本実施の形態では、これらの切れ目を、大気連
通溝密閉部材1の一方の縁部においては外端から内方に
向かって形成された切れ目12Xとし、他方の縁部にお
いては内方から外端に向かい途中から外端に沿い、少な
くとも被覆部材3を外れるまで形成されている切れ目1
2Yとしている。
【0142】このように切れ目を形成すると、摘み部分
10を引っ張ることによる開封時において、常に、引っ
張り荷重がかかった状態で大気連通溝密閉部材1の破断
が切れ目に沿って行われる結果、被覆部材3を残したま
ま大気連通溝密閉部材1の一部のみが除去されることな
く、被覆部材3を完全に分離破断することができる。
【0143】
【実施例】
(実施例1)幅20mm、高さ80mm、長さ100m
mの直方体形状のインクタンク4で、内部にインク保持
体としての多孔性部材を収容する部分と、これに底部の
連通孔を介して連通する、インクのみを収容する部分と
が存在するインクタンクにインクを注入し、多孔性部材
を収容する部分に対応して形成されたインク供給口9を
プラスチック製の成形キャップ2とその内部の封止ゴム
とからなるインク供給口密閉部材で密閉した状態のサン
プルを作成した。インクタンクの上壁面には、通気孔6
と大気連通溝7とが射出成形により形成され配置されて
いる.この上に、印刷を行ったアルミ蒸着ポリエステル
とポリエステル、ポリエチレン/ポリ酢酸ビニル系重合
体とからなるフィルム状大気連通溝密閉部材1を約16
0℃の温度でヒートシールして、インクタンク4と接合
した。その後、切断補助切れ目12をカッターで形成し
た。
【0144】この状態のサンプルの上に、破断補助ミシ
ン目8を持ったチューブ状の被覆部材3を被せた。次
に、破断補助ミシン目8の位置をインクタンク4の稜線
に合わせた。それから、シリコン系接着剤を図1に示す
ように塗り、大気連通溝密閉部材1と被覆部材3とを接
合した。このとき用いた被覆部材3は、ポリエステル系
の一軸延伸熱収縮フィルムで、厚さは0.040mmで
あった。被覆部材3のミシン目8を摘み部分10の開封
方向に合わせるようにして、シュリンク炉(熱風炉)内
に150℃で10秒間放置し、熱収縮フィルムよりなる
被覆部材3を収縮させた。このようにすることで、指が
被覆部材3とインクタンク4との間に挿入困難となっ
た。
【0145】このように作成したサンプルをこの形状の
サンプルに見合ったコートボール製の個装箱に梱包し、
90cmの高さからの落下試験を、1角3稜6面にて行
った。また、XYZ方向につき各1時間の振動試験を実
施した。さらに、−20℃〜45℃までのヒートサイク
ル試験を10回実施したが、いずれの場合も被覆部材3
の切れや、被覆部材3と摘み部分10の接合のはずれも
発生が認められなかった。また、インクの洩れも生じな
かった。
【0146】次に、開封試験を行った。すなわち、摘み
部分10を持って開封したが、そのときの開封始めの剥
離強度は1.2〜2.2kgfと開封に適当な剥離強度
であり、そのまま開封を続行すると、大気連通溝密閉部
材の切れ目12に沿ってフィルムの剥離と切断とが走
り、大気連通溝7の一端部が大気と連通した。さらに、
開封を続行すると、被覆部材3のミシン目8に沿って被
覆部材3の破断が進行し、完全に被覆部材を破断するこ
とができた。そして、現れたインク供給口密閉部材を取
り外した。この状態で、大気連通溝7の大気連通口およ
びインク供給口からのインク漏出は認められなかった。
【0147】その後、この状態のインクタンクをプリン
ター本体に装着し、印字試験を実施したが何の支障もな
く印字を行うことができた。ちなみに、摘み部分10を
開封せずに、インク供給口密閉部材2のついた状態でイ
ンクタンクをプリンター本体に装着しようとしても、装
着することは不可能であった。
【0148】(実施例2)幅20mm、高さ80mm、
長さ100mmの直方体形状のインクタンク4で、内部
にインク保持体としての多孔性部材を収容する部分と、
これに底部の連通孔を介して連通する、インクのみを収
容する部分とが存在するインクタンクにインクを注入
し、多孔性部材を収容する部分に対応して形成されたイ
ンク供給口9の面にゴムシートを接着剤で接合し、その
上を被覆部材で被覆して、サンプルを作成した。このと
きは、被覆部材3が、インクタンク4の4側面をほぼ全
部覆うようにした。その他は、実施例1に記載した方法
と同様にサンプル作成を実施し、サンプル評価を行っ
た。ただ、ゴムシートであるインク供給口密閉部材の処
理は、ゴムシートを強制的に引き剥がすか、もしくは、
注射針状の内部に穴の開いた筒状のもので突き刺すかし
てインクの供給を確保した。
【0149】このようにしたインクタンクをプリンター
本体に設置して印字したが何ら間題の発生は無かった。
【0150】また、インク供給口9の外側をヒートシー
ルフィルムにて、ヒートシール処理を用いて密閉したサ
ンプルも作成した。このサンプルを被覆部材にて、実施
例1に用いたと同様な方法で被覆し、熱収縮処理を行っ
た。このサンプルの摘み部分を用いて開封を行ったが、
問題も無く開封が行え、被覆部材を除去した後に、ヒー
トシールフィルムであるインク供給口密閉部材2を引き
剥がして、開封処理を終了した。被覆部材3を除去せず
に、インク供給口密閉部材2を引き剥がすのは困難であ
った。
【0151】このようにしたインクタンクをプリンター
本体に装着して印字したが、何ら問題の発生は無かっ
た。
【0152】(実施例3)前実施例と同様に、輻20m
m、高さ80mm、長さ100mmの内部にインク保持
体と部分的にインクが存在する、インクの注入されたイ
ンクタンク4を準備した。
【0153】次に、本インクタンク4の上壁面に、大気
連通溝密閉部材1を大気連通溝7の一端部( 大気連通
口)7Aが大気と連通するように、ヒートシールで接合
し、この上に、上記の大気連通口7Aを完全に密閉する
ように大気連通口密閉部材としての粘着ラベル1′を貼
り合わせる構成とした。
【0154】このとき、該粘着ラべル1′のインクタン
ク4に貼り合わせる長さは被覆部材3の開封幅と同等長
さ以上とした。
【0155】また、上記粘着ラべル1′は、摘み部分1
0に相当する長さを付加した長さとし、摘み部分10が
ベトつかないように、粘着面同士を折り返して貼り合わ
せた。
【0156】この状態のインクタンク4の上に、被覆部
材3を被せ、被覆部材3のミシン目8を開封方向にほぼ
合わせた後に、シュリンク炉で処理して、被覆部材3を
収縮させた。このような構成にすることで、大気連通口
密閉部材1′を被覆部材3と接着材などで接合しなくと
も、粘着ラべルで構成される大気連通口密閉部材1′を
完全に引き剥がすことにより、それに伴い被覆部材3を
同時にミシン目8に沿い破断できることが確認された。
そして、インクの洩れも認められなかった。
【0157】このようにして、開封されたインクタンク
4をプリンター本体に装着して印字したが何ら問題の発
生は無かった。
【0158】(実施例4)インクタンク4は、ポリプロ
ピレン樹脂材を用い幅20mm、高さ80mm、長さ1
00mmの直方体形状のものを製作した。
【0159】インクタンク4の内部構造は、インク保持
体としての多孔性部材を収容する部分と、これにインク
タンク底部の連通孔を介して連通しインクのみを収容す
る部分とに別れており、多孔性部材を収容する部分には
インク供給口9が設けられている。
【0160】次に、インクタンク4の上壁面には、通気
孔6と大気連通溝7とが射出成形により形成されたもの
を配置しインクタンク4と接合した。
【0161】このインクタンク4のインクのみを収容す
る部分にインクを注入し、インク供給口9をインク供給
口密閉部材であるキャップ2で密閉した状態のものを製
作した。
【0162】さらにインクタンク4の上壁面の上に、熱
シール用接着剤を積層して印刷を行ったアルミ蒸着PE
Tフィルムから成る大気連通溝密閉部材1を、約160
℃の温度でヒートシールすることによりインクタンク4
を密閉状態とした。その後、図8に示すように、大気連
通溝密閉部材1の所定の位置に切断補助切れ目12をカ
ッターで形成した。
【0163】この状態のインクタンク4の上に一軸易破
断特性を有するチューブ状の被覆部材3″(郡是高分子
工業(株)製:ポリオレフィン系熱収縮チューブ)を被
せた。被覆部材3″は、キャップ2を完全に隠蔽するた
め、厚み50μmのブラックカラーを採用した。
【0164】次に、被覆部材3″の位置をインクタンク
4の所定の位置に合わせ、シリコン系接着剤5を大気連
通溝密閉部材1の所定の位置に塗布し、大気連通溝密閉
部材1と被覆部材3″を合わせ硬化させることで両部材
を接合した。
【0165】次に、シュリンクトンネル(熱風収縮装
置)を180℃15秒間で通過させ、熱収縮フィルムか
らなる被覆部材3″を収縮させた。通常、被覆部材3″
が収縮する際に位置ずれを起すため、収縮工程では位置
ずれ防止の治具を用いるが本実施例の包装構造では、イ
ンクタンク4に装着する際の位置ずれ、収縮工程での位
置ずれは全く問題にならないので、位置ずれ防止の治具
を用いる必要は無かった。
【0166】以上の構成を経ることで、キャップ2を完
全に隠蔽し、摘み部10のみが露出した本発明の包装構
造を有する図9に示すインクタンク4を得た。
【0167】次に包装に関する各種の評価試験を行っ
た。本発明の包装構造を有するインクタンク4をコート
ボード製の個装箱に梱包し、90cmの高さからの落下
試験を、1角3稜6面にて実行した。また、X,Y,Z
方向で各1時間の振動試験を実施した。さらに、−20
℃〜45℃までのヒートサイクル試験を10回実施し
た。
【0168】いずれの場合にも被覆部材3″の切れ、被
覆部材3″と大気連通溝密閉部材1(摘み部分10)と
の接合部の剥がれ等、包装構造としての欠陥は発生しな
かった。また、インクタンク4からのインク洩れも生じ
なかった。
【0169】次に、本発明の包装構造を有するインクタ
ンク4を用いて開封試験を行った。すなわち、本発明の
包装構造を有するインクタンク4の摘み部分10を摘ん
で開封操作を行った時(大気連通溝密閉部材1の一部が
インクタンク4から完全に剥離するまで)の剥離強度を
プッシュプルゲージを用い測定した。剥離強度は、1.
2〜2.2Kgfと開封に適度な剥離強度であった。
【0170】さらに、本発明の包装構造を有するインク
タンク4の開封機能を確かめた。
【0171】インクタンク4の摘み部分10を摘んで開
封操作を開始すると、切断線が走り、一軸易破断特性を
有する被覆部材3″の破断が開始された。と同時に、大
気連通溝密閉部材1の一部分もインクタンク4から剥離
し始め、途中で、該大気連通溝密閉部材1に形成された
切断補助切れ目12に沿って切断線が走り、大気連通溝
7の一部分が大気と連通した。そしてさらに引っ張り操
作を継続すると、大気連通溝密閉部材1の一部分はイン
クタンク4から完全に剥離し、該大気連通溝密閉部材1
の一部分はインクタンク4から完全に剥離し、該大気連
通溝密閉部材1の剥離は、この時点で終了した。ただ
し、剥離した大気連通溝密閉部材1と一軸易破断特性を
有する被覆部材3″は、接着剤5により接合されている
ので、被覆部材3″の破断はそのまま継続され被覆部材
3を破断させることができた。
【0172】破断された被覆部材3″をインクタンク4
から取り除き、露出したインク供給口密閉部材としての
キャップ2を取外した。この状態で、大気と連通した大
気連通溝7とインク供給口9からのインク漏出は無かっ
た。
【0173】次に、印字装置を用い印字試験を試した
が、何の支障もなく高品位な印字を行うことができた。
【0174】(実施例5)インクタンク4は、ポリプロ
ピレン樹脂材を用い幅20mm、高さ80mm、長さ1
00mmの直方体形状のものを製作した。
【0175】インクタンク4の内部構造は、インク保持
体としての多孔性部材を収容する部分と、これにインク
タンク底部の連通孔を介して連通しインクのみを収容す
る部分とに別れており、多孔性部材を収容する部分には
インク供給口9が設けられている。
【0176】次に、インクタンク4の上壁面には、通気
孔6と大気連通溝7とが射出成形により形成されたもの
を配置しインクタンク4と接合した。
【0177】このインクタンク4のインクのみを収容す
る部分にインクを注入し、インク供給口9をインク供給
口密閉部材であるキャップ2で密閉した状態のものを製
作した。
【0178】さらにインクタンク4の上壁面の上に、熱
シール用接着剤を積層して印刷を行ったアルミ蒸着PE
Tフィルムから成る大気連通溝密閉部材1を、約160
℃の温度でヒートシールすることによりインクタンク4
を密閉状態とした。その後、図10に示すように、大気
連通溝密閉部材1の所定の位置に切断補助切れ目12を
カッターで形成した。
【0179】この状態のインクタンク4の上に易破断開
始部8′を形状したチューブ状の一軸易破断特性を有す
る被覆部材3″(郡是高分子工業(株)製:ポリオレフ
ィン系熱収縮チューブ)を被せた。被覆部材3″は、キ
ャップ2を完全に隠蔽するため、厚み50μmのブラッ
クカラーを採用した。この一軸破断特性を有するフィル
ムの破断テストを行った結果、100mm程度引き剥が
しても2mm程度しか、ずれないことが解っている。次
に、易破断開始部8′の位置をインクタンク4の稜線に
合わせシリコン系接着剤を大気連通溝密閉部材1の所定
の位置に塗布し、大気連通溝密閉部材1と被覆部材3″
を合わせ硬化させることことで両部材を接合した。ここ
では、易破断開始部8′を予め形成した被覆部材3″を
用いたが、熱収縮フィルムである被覆部材をインクタン
ク4の形状に合わせ収縮させた後に破断開始部8′を形
成しても良い。
【0180】次に、シュリンクトンネル(熱風収縮装
置)を180℃15秒間で通過させ、熱収縮フィルムか
らなる被覆部材3″を収縮させた。通常、被覆部材3″
が収縮する際に位置ずれを起すため、収縮工程では位置
ずれ防止の治具を用いるが、本実施例の包装構造では、
二箇所の易破断開始部8′の位置ずれを防止すれば良
く、さらに大気連通溝密閉部材1と被覆部材3″の接合
点近傍であることから、位置ずれ防止の治具を用いる必
要は無かった。
【0181】以上の構成を経ることで、キャップ2を完
全に隠蔽し、摘み部10のみが露出した本発明の包装構
造を有する図11に示すインクタンク4を得た。
【0182】次に包装に関する各種の評価試験を行っ
た。本発明の包装構造を有するインクタンク4をコート
ボード製の個装箱に梱包し、90cmの高さからの落下
試験を、1角3稜6面にて実行した。また、X,Y,Z
方向で各1時間の振動試験を実施した。さらに、−20
℃〜45℃までのヒートサイクル試験を10回実施し
た。
【0183】いずれの場合にも被覆部材3″の切れ、被
覆部材3″と大気連通溝密閉部材1(摘み部分10)と
の接合部の剥がれ等、包装構造としての欠陥は発生しな
かった。また、インクタンク4からのインク洩れも生じ
なかった。
【0184】次に、本発明の包装構造を有するインクタ
ンク4を用いて開封試験を行った。すなわち、本発明の
包装構造を有するインクタンク4の摘み部分10を摘ん
で開封操作を行った時(大気連通溝密閉部材1の一部が
インクタンク4から完全に剥離するまで)の剥離強度を
プッシュプルゲージを用い測定した。剥離強度は、1.
2〜2.2Kgfと開封に適度な剥離強度であった。
【0185】さらに、本発明の包装構造を有するインク
タンク4の開封機能を確かめた。
【0186】インクタンク4の摘み部分10を摘んで開
封操作を開始すると、切断線が走り、一軸易破断特性を
有する被覆部材3″の破断が開始された。と同時に、大
気連通溝密閉部材1の一部分もインクタンク4から剥離
し始め、途中で、該大気連通溝密閉部材1に形成された
切断補助切れ目12に沿って切断線が走り、大気連通溝
7の一部分が大気と連通した。そしてさらに引っ張り操
作を継続すると、大気連通溝密閉部材1の一部分はイン
クタンク4から完全に剥離し、該大気連通溝密閉部材1
の一部分はインクタンク4から完全に剥離し、該大気連
通溝密閉部材1の剥離は、この時点で終了した。ただ
し、剥離した大気連通溝密閉部材1と一軸易破断特性を
有する被覆部材3″は、接着剤5により接合されている
ので、被覆部材3″の破断はそのまま継続され被覆部材
3を破断させることができた。
【0187】破断された被覆部材3″をインクタンク4
から取り除き、露出したインク供給口密閉部材としての
キャップ2を取外した。この状態で、大気と連通した大
気連通溝7とインク供給口9からのインク漏出は無かっ
た。
【0188】次に、印字装置を用い印字試験を試した
が、何の支障もなく高品位な印字を行うことができた。
【0189】(実施例6)インクタンク4は、ポリプロ
ピレン樹脂材を用い幅20mm、高さ80mm、長さ1
00mmの直方体形状のものを製作した。後の工程は、
実施例4と同様にして、インクタンク4にインクを注入
し、インク供給口9を密閉し、上壁面の上に大気連通溝
密閉部材1をヒートシールした後、大気連通溝密閉部材
1の所定の位置に切断補助切れ目12を形成したインク
タンク4を製作した。
【0190】この状態のインクタンク4の上に易破断開
始部8′を形成したチューブ状の一軸易破断特性を有す
る被覆部材3″(郡是高分子工業(株)製:ポリオレフ
ィン系熱収縮チューブ)を被せた。
【0191】ここで使用した被覆部材3″は、厚み50
μmのナチュラルカラー(乳白色で半透明)を採用し
た。この一軸破断特性を有するフィルムの破断テストを
行った結果、100mm程度引き剥がしても2mm程度
しか、ずれないことが解っている。インク供給口密閉部
材であるキャップ2のみを完全に隠蔽するため、図12
に示すように被覆部材3″の一部(被覆部材が収縮した
状態でキャップを隠蔽できる面積)に隠蔽処理13を施
した。隠蔽処理の方法としては、印刷、または、熱収縮
チューブを製作する際に2色成形を行い、隠蔽性を求め
られる部分のみ隠蔽性の高いカラーを用いる方法があ
る。今回は、被覆部材3″の一部にグレー印刷を施すこ
とで隠蔽処理13を行った。
【0192】次に、被覆部材3″が収縮したと想定した
上で、隠蔽処理13の位置をキャップ2が隠れる位置に
合わせる。シリコン系接着剤を大気連通溝密閉部材1の
所定の位置に塗布し、大気連通溝密閉部材1と被覆部材
3″とを合わせ硬化させることで両部材を接合した、次
は、シュリンクトンネル(熱風収縮装置)を用い、実施
例4と同様の条件で被覆部材3″を収縮させた。被覆部
材3″の収縮した後、実施例5と同様の箇所に易判断開
始部8′を形成した。
【0193】以上の構成を経ることで、キャップ2のみ
を完全に隠蔽し、摘み部10のみが露出した本発明の包
装構造を有する図13に示すインクタンク4を得た。
【0194】実施例4と同様に各種の評価試験を行った
が、包装構造としての欠陥は発生しなかった。また、イ
ンクタンク4からのインク洩れも生じなかった。
【0195】次に、実施例4と同様の開封試験を行い、
剥離強度が1.2〜2.2Kgfで、開封機能が良好で
あることを確認した。また、印字装置を用いた印字試験
に関しても、何の支障もなく高品位な印字を行うことが
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す斜視概略図であ
る。但し、通気孔6や大気連通溝7、接着剤5などは、
本来、大気連通溝密閉部材1や被覆部材3の下に隠れて
見えないはずであるが、説明のために、図1では見える
ように透視的に示した。
【図2】本発明の実施の一形態を示す斜視概略図であ
る。
【図3】本発明の実施の他の形態を示す斜視概略図であ
る。但し、図1と同様透視的に示した。
【図4】本発明の実施のさらに他の形態を示す斜視概略
図である。
【図5】本発明にかかる被覆部材の収縮工程を説明する
ための概略説明図である。
【図6】本発明にかかる被覆部材の収縮工程を説明する
ための概略説明図である。
【図7】本発明の実施のさらに他の形態を示す斜視概略
図である。
【図8】本発明のインクタンク包装構造のさらに他の実
施の形態を示す斜視概略図である。但し、通気孔6や大
気連通溝7、接着剤5などは、本来、大気連通溝密閉部
材1や被覆部材3の下に隠れて見えないはずであるが、
説明のために、図8では見えるように透視的に示した。
【図9】図8のインクタンク包装構造を示す斜視概略図
である。
【図10】本発明のインクタンク包装構造のさらに他の
実施の形態を示す斜視概略図である。但し、図8と同様
透視的に示した。
【図11】図10のインクタンク包装構造を示す斜視概
略図である。
【図12】実施例6で用いた被覆部材の概略図である。
【図13】実施例6に係る本発明のインクタンク包装構
造を示す斜視概略図である。
【符号の説明】
1 大気連通溝密閉部材 1′ 大気連通口密閉部材 2 キャップ(インク供給口密閉部材) 3,3′,3″ 被覆部材 4 インクタンク 5 接着剤 6 (インクタンク内部との)通気孔 7 大気連通溝 7A 大気連通口 8 ミシン目(易破断領域) 8′ ノッチ(易破断開始部) 9 インク供給口 10 摘み部分 11 認識表示部 12 切れ目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上高原 弘文 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 中島 一浩 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−70982(JP,A) 特開 平8−25640(JP,A) 特開 平7−137274(JP,A) 実開 昭62−171479(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175 B65D 65/28 B65D 65/32 B65D 83/00 B65D 17/34 B65D 53/08

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク供給口と大気連通口とを備えるイ
    ンクタンクの包装構造であって、 前記インク供給口を密閉するインク供給口密閉部材と、 前記大気連通口を密閉する大気連通口密閉部材と、 前記インク供給口密閉部材の全体を覆うと共に前記大気
    連通口密閉部材の一部を覆う被覆部材とを備え、 該被覆部材は、熱収縮性フィルムで作られていると共
    に、前記大気連通口密閉部材に接合されていることを特
    徴とするインクタンクの包装構造。
  2. 【請求項2】 前記被覆部材は、該被覆部材が前記大気
    連通口密閉部材の前記被覆部材に被覆されていない部分
    を利用して容易に開封されるように、易破断領域を備
    え、且つ、前記被覆部材の開封後に前記インク供給口密
    閉部材が操作され開封されることを特徴とする請求項1
    に記載のインクタンクの包装構造。
  3. 【請求項3】 前記易破断領域がミシン目であることを
    特徴とする請求項2に記載のインクタンクの包装構造。
  4. 【請求項4】 前記大気連通口密閉部材と前記被覆部材
    とは少なくとも一部において所定の接合強度で接合され
    ていることを特徴とする請求項2に記載のインクタンク
    の包装構造。
  5. 【請求項5】 前記所定の接合強度は、前記被覆部材の
    前記易破断領域の破断強度よりも大きいことを特徴とす
    る請求項4に記載のインクタンクの包装構造。
  6. 【請求項6】 前記大気連通口密閉部材は、前記被覆部
    材を外れて延在する摘み部を有し、前記摘み部には、指
    で摘む部分であることを肉眼で認識できる表示が施され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のインクタンク
    の包装構造。
  7. 【請求項7】 前記被覆部材は、少なくとも前記大気連
    通口密閉部材に対して位置する部位と、それ以外の部位
    とにおいて収縮率が異なることを特徴とする請求項1に
    記載のインクタンクの包装構造。
  8. 【請求項8】 前記被覆部材は、前記大気連通溝密閉部
    材の該被覆部材に覆われた部位が外部から見えにくい、
    もしくは、見えないように半透明、もしくは、不透明、
    もしくは、部分的に不透明であることを特徴とする請求
    項1に記載のインクタンクの包装構造。
  9. 【請求項9】 インク供給口がインクタンクの第一面に
    形成され、大気連通溝がインクタンクの第二の他面に形
    成され、 大気連通溝密閉部材が前記大気連通溝をさらに密閉し、
    そして 前記大気連通溝密閉部材の一部の除去に伴う前
    記被覆部材の部分的破断により、前記大気連通溝の端部
    が開封されるように構成されていることを特徴とする請
    求項1に記載のインクタンクの包装構造。
  10. 【請求項10】 前記大気連通溝密閉部材には、大気連
    通溝密閉部材の最初に除去される一部の破断を容易とす
    る切れ目が前記大気連通溝を外して形成されていること
    を特徴とする請求項9に記載のインクタンクの包装構
    造。
  11. 【請求項11】 前記切れ目が、前記大気連通溝密閉部
    材の縁に形成されていることを特徴とする請求項10に
    記載のインクタンクの包装構造。
  12. 【請求項12】 前記切れ目が、前記大気連通溝密閉部
    材の一方の縁部においては外端から内方に向かって形成
    され、他方の縁部においては内方から外端に向かい途中
    から外端に沿い、少なくとも前記被覆部材を外れるまで
    形成されていることを特徴とする請求項10に記載のイ
    ンクタンクの包装構造。
  13. 【請求項13】 前記被覆部材が、一方向易破断特性を
    有するフィルム状部材であることを特徴とする請求項1
    に記載のインクタンクの包装構造。
  14. 【請求項14】 前記被覆部材は、前記大気連通口に近
    接して易破断開始部を備えると共に、該易破断開始部に
    挟まれた部位から延在する摘み部を有することを特徴と
    する請求項13に記載のインクタンクの包装構造。
  15. 【請求項15】 前記大気連通口密閉部材の除去に伴う
    前記被覆部材の易破断開始部からの部分的破断により、
    前記大気連通口が最初に開封されるよう構成されている
    ことを特徴とする請求項14に記載のインクタンクの包
    装構造。
  16. 【請求項16】 前記大気連通口密閉部材は、前記被覆
    部材を外れて延在する摘み部を有し、前記被覆部材に
    は、前記大気連通口密閉部材の両縁部に対応する部位の
    少なくとも一方に、前記易破断開始部が形成されている
    ことを特徴とする請求項15に記載のインクタンクの包
    装構造。
  17. 【請求項17】 前記易破断開始部は、前記被覆部材の
    端縁に形成されたノッチであることを特徴とする請求項
    16に記載のインクタンクの包装構造。
  18. 【請求項18】 前記被覆部材は、一軸易破断特性を有
    する熱収縮性フィルムからなることを特徴とする請求項
    15に記載のインクタンクの包装構造。
  19. 【請求項19】 前記被覆部材の易破断軸の方向が、前
    記大気連通口密閉部材の剥離進行方向と平行になるよう
    配置されていることを特徴とする請求項18に記載のイ
    ンクタンクの包装構造。
  20. 【請求項20】 前記被覆部材は、前記大気連通口密閉
    部材の剥離進行方向に関し平行に位置する軸と垂直に位
    置する軸とにおいて、収縮率が異なることを特徴とする
    請求項18に記載のインクタンクの包装構造。
  21. 【請求項21】 前記被覆部材の少なくとも一部は不透
    明であり、少なくともインク供給口密閉部材が該不透明
    部で隠蔽されていることを特徴とする請求項15に記載
    のインクタンクの包装構造。
  22. 【請求項22】 請求項1ないし21のいずれかに記載
    のインクタンクの包装構造が施されていることを特徴と
    するインクタンク。
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