JPH0711564U - 包装体 - Google Patents

包装体

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JPH0711564U
JPH0711564U JP051732U JP5173293U JPH0711564U JP H0711564 U JPH0711564 U JP H0711564U JP 051732 U JP051732 U JP 051732U JP 5173293 U JP5173293 U JP 5173293U JP H0711564 U JPH0711564 U JP H0711564U
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JP
Japan
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film
wrapping film
edge
adhesive
notch
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Application number
JP051732U
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English (en)
Inventor
信 佐藤
隆義 大瀬
哲 荒牧
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D75/00Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes, or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
    • B65D75/52Details
    • B65D75/58Opening or contents-removing devices added or incorporated during package manufacture

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 開封時に被包装物が取り出し易い包装体を提
供する。 【構成】 被包装体10をラッピングフイルム1で覆うと
ともに、ラッピングフイルム1の両端部を重ね合わせて
ヒートシールした胴シール部4を設けてなる包装体にお
いて、上側となるラッピングフイルム1の端縁部に、下
側となるラッピングフイルム1の胴シール部4の端縁ま
での間に非接着部5を形成する。上側となるフイルム1
の端縁部に直交して切込部6を形成する。胴シール部4
の非接着部5の切込部6が設けられた側の反対側に隣接
して上側となるラッピングフイルムの端縁部4Aに沿って
所定長さ延在する、下側となるラッピングフイルムの端
部と弱い接着がなされた弱接着部7を形成する。非接着
部5の端部を抓み、矢印A方向に移動させることによ
り、切込部6が裂け、弱接着部7が剥がされ、フイルム
が分離する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はラッピングフイルムで包装された包装体、とくに詳細には被包装体に 対してラッピングフイルムが張り付くように密着する形態のものであって、例え ばケースに収納した磁気テープカセットのような被包装体の1個または複数個を 同時包装した包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近の各種の小売店の店頭に並べられている商品において、例えば、磁気テー プカセット等のようにその形状が一定で比較的小さい製品にあっては、防塵また は防湿のため、かつ美観を考慮してその外表面が透明または半透明のセロファン 、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニールまたはこれらにポリ塩化ビ ニリデンをコーティングしたフイルム等のラッピングフイルムによって包装され ている。そしてこの磁気テープカセット等は包装された包装体として出荷された り、また、適宜数の商品をまとめて包み込んで、まとめ売りの一つの包装体とし て店頭に陳列等されている。
【0003】 従来より、この種のラッピングフイルムによって包装された被包装体(製品) は、それを取り出すときには当然のことながらこのラッピングフイルムを剥がす 操作を行うが、このラッピングフイルムの内側にはそのほとんどの場合、例えば 図17に示すように、ティアテープ2が設けられており、被包装体10を取り出し易 くする構成が採用されているのが一般的である。
【0004】 すなわち、ティアテープ2はその表面に露出した端部2aを引張ることによって ラッピングフイルム1を適宜引き裂いて分断することができる。また、ティアテ ープ2の露出した端部2aの近傍にはこのティアテープに沿った切り込み3が設け てあって、引き裂きを容易にしている。このような構成により、ラッピングフイ ルム1は端部2aの部分からティアテープ2に沿った状態で引き裂くことができ、 この結果、ラッピングフイルム1は大きく引き裂かれるかあるいは二つに分断さ れ、ラッピングフイルム1を製品から剥ぎ取ることができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このようなラッピングフイルムは、一般にシュリンク包装と称される包み方が 多く用いられる。このシュリンク包装は、ラッピングフイルムを被包装体(製品 )に装着する際にこのラッピングフイルムを適宜伸ばした状態や、あるいはフイ ルムの材質によって製品を包み込んだ後に適当な温度で加熱するため、ラッピン グフイルムの収縮力作用によりフイルムは製品に密着した状態に外観良く包装さ れる。このようにラッピングフイルムが製品に密着していることは、フイルム開 封時に剥離困難を伴うため、従来においては、上述のごとくティアテープを設け る等の工夫がなされ、このティアテープは非常に有効な手段であった。
【0006】 しかしながら、ティアテープをラッピングフイルムの内側に付設するためには 、それ専用の付設装置および付設工程を必要とするだけでなく、ティアテープは その機能上ラッピングフイルムよりも丈夫である必要があり、ティアテープのた めのコストが嵩むものであった。
【0007】 さらに、ティアテープでラッピングフイルムを裂いたあとに残る部分のうち、 例えば図17に示すように、このティアテープの配置された位置によっては、小さ い領域イの部分は容易に除去できるが、大きい領域ロの部分は、ティアテープを 取った後に残るものであり、残った部分を剥離除去するために非常に手間がかか るという問題があった。
【0008】 このため、ラッピングフイルムの両端部を重ね合わせて接着した胴シール部に 、剥離しやすい弱接着部を設け、ティアテープでラッピングフイルムを裂いた後 に残る部分については、この弱接着部から大きく剥がすことにより、ラッピング フイルムを容易に剥ぎ取ることができるようにした考案が提案されている(実開 平3-32066 号)。
【0009】 しかしながら、実開平3-32066 号において提案されている考案は、依然として ティアテープを設けるものであることから、ティアテープを設けるための付設装 置および付設工程を必要とするものであり、またティアテープのためのコストも かさむものであった。さらにティアテープを裂き、弱接着部を剥がすという2段 階の動作によりラッピングフイルムを剥がすものであることから、剥がす動作が 面倒であるという問題もあった。
【0010】 本考案は、上記事情に鑑み、特別な装置や部材を必要とせず、一回の動作によ り開封時にラッピングフイルムが大きく裂けることにより、中の被包装物が取り 出し易い包装体を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案による包装体は、被包装体の外表面をラッピングフイルムで覆うととも に、該ラッピングフイルムの両端部を重ね合わせて接着した胴シール部を設けて なる包装体において、 前記胴シール部の、上側となる前記ラッピングフイルムの端縁部に、下側とな る前記ラッピングフイルムの端縁部に、接着されないように設けられた非接着部 と、 前記上側となるラッピングフイルムの端部に、該上側となるラッピングフイル ムの端縁に対して直交または斜行するように前記非接着部に近接して形成された 切込部と、 前記非接着部の前記切込部が設けられた側の反対側に隣接して前記上側となる ラッピングフイルムの端縁に沿って所定長さ延在する、前記下側となるラッピン グフイルムの端部と弱い接着がなされた弱接着部とを有することを特徴とするも のである。
【0012】 ここで、切込部が非接着部に「近接して」形成されるというのは、切込部が非 接着部と接触することなく、かつ非接着部から僅かに(好ましくは非接着部から 2〜3mm)離れた位置に設けられることを意味するものである。
【0013】 また、本考案による包装体は、前記非接着部、前記切込部および前記弱接着部 からなる開封部を2つ、前記弱接着部を内側にして対向させて設けてもよい。
【0014】 ここで、「弱接着部を内側にして対向させて設ける」とは、2つの開封部の弱 接着部の間隔をあけて設ける場合および2つの弱接着部を共有させる場合の両方 の場合を含むものである。
【0015】 さらに、本考案による包装体は、上記包装体において、前記下側となるラッピ ングフイルムの端縁の、該端縁と前記切込部の延長線とが交わる位置の近傍に、 切欠部をさらに設けてもよい。
【0016】 また、上記各包装体において、前記非接着部に、非接着部であることを明瞭に するマークを付してもよいし、前記非接着部または該非接着部の近傍に、開封方 向を指示するマークを付してもよい。
【0017】
【作用】
本考案による包装体は、前述した非接着部の端部を指、爪等で抓み、この端部 を胴シール部に略直交する方向に引張ると、ラッピングフイルムは切込部から裂 けるとともに、胴シール部の弱接着部が剥がれ、胴シール部に略直交する方向へ の広がりを生じる。そしてこれにより、ラッピングフイルムはより大きく開かれ ることになり、極めて容易に被包装体を略完全に露出するようにフイルムを剥が すことができる。
【0018】 また、上述した非接着部、切込部および弱接着部とからなる開封部を2つ、弱 接着部を内側にして対向させて設けるようにすれば、いずれの非接着部からもラ ッピングフイルムの開封を行うことができ、より好ましい。
【0019】 さらに、下側となるラッピングフイルムの端縁の、この端縁と切込部の延長線 とが交わる位置の近傍に切欠部をさらに設ければ、上側のラッピングフイルムを 剥がした後に、この切欠部から下側のラッピングフイルムを裂くことによって、 さらにラッピングフイルムを大きく開くことができ、より容易にラッピングフイ ルムを剥がすことができる。
【0020】 さらに、上述した非接着部の位置、剥がす方向等を明瞭にするためのマークを 付するようにすれば、ラッピングフイルムを剥がす位置等が明瞭となるためより 好ましい。
【0021】
【実施例】
以下図面を参照して本考案の実施例について説明する。
【0022】 図1はオーディオカセットを被包装体とした本考案による包装体の第1実施例 を表す図である。
【0023】 図1に示すように、ラッピングフイルム1はその両側端がオーディオカセット である被包装体10(収納ケースに収納された状態)の直方体をなす狭い方の面の 略中央で重ね合わされ、かつ加熱溶着されて胴シール部4を形成している(この 胴シール部は以下、斜線を施して表示)。胴シール部4の両端は他面に折曲され たフイルムとともに溶着されサイドシール部13に到達するように形成されている 。
【0024】 なお、ラッピングフイルム1の両端の重なり合った部分である胴シール部4お よびサイドシール部13は、被包装体10を包み込んだ後に、適当な加熱等により溶 着されている。
【0025】 また、胴シール部4の長さ方向端部寄りの位置に、上側となるラッピングフイ ルム1の胴シール部4の端縁の一部を含み、この端縁に沿って延びる縁部すなわ ち端縁部4Aに、下側となるラッピングフイルム1の胴シール部4の少なくとも端 縁までの間に非接着部5が形成されている。ここで、胴シール部4の端縁を越え て非接着部を設けてもよいことはもちろんである。なお、この非接着部5の長さ は10〜50mmが好ましいが、20mm程度であることが最も好ましい。そしてこの非接 着部5に近接した位置には、上側となるフイルム1の端縁部4Aに対して直交して 少なくとも1つの切込部6が形成されている。この切込部6は非接着部5から2 〜3mm程度離れていることが好ましい。また、非接着部5の切込部6が設けられ た側の反対側に隣接して、上側となるラッピングフイルムの端縁部4Aに沿って所 定長さ延在する、下側となるラッピングフイルムの端部と弱い接着がなされた弱 接着部7が形成されている。
【0026】 この弱接着部7は、ラッピングフイルム1の弱接着部7と対応する部分につい て、ラッピングフイルム1の裏面より網点印刷またはストライプ状の印刷を行い 、胴シール部4に熱を加えて接着する際に、網点印刷またはストライプ状印刷に より胴シール部4の全面の溶着が妨げられることにより形成されるものである。 このように弱接着部7は、ラッピングフイルム同士が接着された接着領域と接着 されない非接着領域とを混在させることにより形成されるが、必ずしも接着領域 と非接着領域とを均一に混在させる必要はなく、例えば、図15に示すように弱接 着部7の接着領域(黒点部分)の点在密度を変化させたり、さらには、図16に示 すように、弱接着部7の上側となるラッピングフイルム1の端縁部4A近傍の領域 を非接着のストライプとし、弱接着部7に接着領域と非接着領域とを偏在させて 形成するようにしてもよいものである。また、ラッピングフイルム1の弱接着部 7と対応する部分に弱ブロッキング性のインクにより印刷を行うようにしても弱 接着部7を形成することができる。
【0027】 まず、指または爪等により非接着部5の端部を抓んで、この指等を図1の矢印 A方向へ移動する。これにより、図2に示すように非接着部5と切込部6との間 にある胴シール部4の上側のフイルムと下側のフイルムから持ち上げられた状態 となる。
【0028】 次いで、図3に示すように、剥がされた上側のフイルムの端部4aを矢印A方向 に引張ると、切込部6からの裂け口が広がり、弱接着部7の一部が剥がれ上側の フイルムが下側のフイルムから持ち上げられた状態となる。さらに、上側にフイ ルムの端部4aを矢印A方向へ引張ると、切込部6からの裂け口はさらに広がり、 弱接着部7はさらに剥がされることとなる。さらに、剥がされた上側のフイルム の端部4aを矢印A方向に引張ると、図4に示すようにラッピングフイルム1はよ り大きく開かれることになる。
【0029】 このような引裂きにより形成される裂け口は、上側のフイルムの端部4aを引張 って引き裂く操作により、ラッピングフイルム1を取り巻くように切り裂く作用 を生じさせることができ、これによりラッピングフイルム1は、より大きく開か れることになる。そしてこれにより、極めて容易に被包装体10を略完全に露出す るようにフイルム1を剥がすことができる。
【0030】 さらにまた、切込部6は被包装体10のサイドシール部13が形成されている面の 近傍に形成されているため、サイドシール部13が形成された面に残されたラッピ ングフイルム1は、残されたラッピングフイルム1を外す方向に引張ることによ り、極めて容易に剥ぎ取ることができる。
【0031】 ここで、従来の場合はティアテープで二分されたラッピングフイルムのうち、 その引き裂く向きとは反対側に残された部分については、被包装体から除去する のが比較的困難であったのに比べて、一回の動作により極めて効果的な剥離操作 が行えるだけでなく、ティアテープそのものを設ける必要もなくなり、コスト的 にも極めて有利な包装とすることができる。
【0032】 次いで、本考案の第2実施例について説明する。図5は本考案による包装体の 第2実施例を表す図である。なお、図5においてラッピングフイルム1の包装状 態、非接着部5、切込部6および弱接着部7は前述した本考案の第1実施例と同 一であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
【0033】 本発明による実施例においては、非接着部5、切込部6および弱接着部7から なる第1の開封部と、非接着部5′、切込部6′および弱接着部7′からなる第 2の開封部とを、弱接着部7,7′を内側にして対向させて設けたものである。
【0034】 このように、非接着部5、切込部6および弱接着部7からなる第1の開封部と 、非接着部5′、切込部6′および弱接着部7′からなる第2の開封部とを設け ることにより、いずれの非接着部5,5′からもラッピングフイルム1の開封を 行うことができるため、ラッピングフイルム1の開封をより容易に行うことがで きる。
【0035】 なお、上述した本考案による第2実施例においては、第1および第2の開封部 を別々に設けるようにしているが、図6に示す本考案の第3実施例のように各開 封部の弱接着部7,7′を共通の弱接着部とすることも可能である。このように 弱接着部7,7′を共通のものとすることにより、本考案の第2実施例と比較し て弱接着部7,7′間の接着部を剥がす手間を省くことができ、より好ましいも のである。
【0036】 次いで、本考案の第4実施例について説明する。図7は本考案による包装体の 第4実施例を表す図である。なお、図7においてラッピングフイルム1の包装状 態、非接着部5、切込部6および弱接着部7は前述した本考案の第1、第2およ び第3実施例と同一であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
【0037】 本発明による実施例においては、下側となるラッピングフイルムの端縁の、該 端縁と切込部6の延長線とが交わる位置の近傍に、切欠部8をさらに設けたもの である。
【0038】 まず、本考案の第1実施例と同様に、指または爪等により非接着部5の端部を 抓んで、この指等を図7の矢印A方向へ移動する。これにより、図8に示すよう にラッピングフイルム1が切込部6から裂けて切込部6からの裂け口が広がり、 弱接着部7の一部が剥がれラッピングフイルム1はより大きく開かれることにな る。
【0039】 このような引裂きにより形成される裂け口は、本考案の第1実施例と同様に上 側のフイルムの端部4aを引張って引き裂く操作により、ラッピングフイルム1を 取り巻くように切り裂く作用を生じさせることができ、これによりラッピングフ イルム1は、大きく開かれることになる。
【0040】 さらに、本考案の第4実施例においては、下側のラッピングフイルム1に形成 された切欠部8の近傍の下側のラッピングフイルム1の端部4bを抓んで矢印B方 向に引張ることにより、図9に示すように切欠部8からラッピングフイルム1が 裂け、これによりラッピングフイルム1は上側のラッピングフイルム1が開かれ る方向とは反対側に大きく開かれ、これによりラッピングフイルム1はより一層 大きく開かれることとなり、極めて容易に被包装体10を略完全に露出するように フイルム1を剥がすことができる。
【0041】 さらにまた、切込部6は被包装体10のサイドシール部13が形成されている面の 近傍に形成されているため、サイドシール部13が形成された面に残されたラッピ ングフイルム1は、残されたラッピングフイルム1を外す方向に引張ることによ り、極めて容易に剥ぎ取ることができる。
【0042】 なお、本考案の第4実施例においては、下側のラッピングフイルム1に切欠部 8を設けるようにしているが、本考案の第2,第3実施例においても下側となる ラッピングフイルムの端縁の、この端縁と切込部の延長線とが交わる位置の近傍 に、切欠部を設けるようにしてもよいものである。
【0043】 また、本考案の第4実施例による包装体の切込部、切欠部は、被包装体10に包 装する前に形成しておいてもよく、被包装体10を包装してから形成してもよいも のであるが、被包装体10へのカッター等による損傷を考慮すると包装する前に予 め形成しておくことが望ましい。なお、切込部、切欠部を予め形成する際には、 図10に示すように破線部において切断されるラッピングフイルム1の破線部をま たぐように切込みを入れることにより、切込部および切欠部を同時に形成するこ とができるものである。
【0044】 また、上述した実施例においては、切込部あるいは切欠部の形状を胴シール部 の端縁と略直交するように設けているが、例えば図11に示すように、切込部6あ るいは切欠部8を胴シール部4の端縁に対して斜行するように設けてもよいもの である。
【0045】 さらに、上述した実施例においては、切込部あるいは切欠部を直線状の切込部 、切欠部としているが、例えば図12に示すように、切込部6あるいは切欠部8を V字形として切込部6、切欠部8をつまみ易くしてもよい。なお、これら切込部 、切欠部の形状は上述した本考案の第2、第3または第4実施例においても適用 できるものである。
【0046】 また、非接着部の位置、または引き裂く方向が明瞭となるように、例えば、図 13に示すごとく、矢印等のマーク20をラッピングフイルムに付するようにしても よい。
【0047】 さらに、非接着部の位置が明瞭となるように非接着部をラッピングフイルムの 他の部分とは異なる色となるように着色してもよいものである。
【0048】 また、上述した実施例においては、被包装体をオーディオカセットとしている が、例えば図14に示すように本考案の包装体を胴シール部4が直方体をなす広い 方の面に形成されるビデオカセットに適用できることはもちろんである。また、 上述した実施例においては、被包装体をオーディオカセット、ビデオカセット等 の直方体のものとしているが、これに限定されるものではなく、本考案による包 装体は、球状、直方体、円柱、円錐などラッピングフイルムにより包装可能な形 状のものであれば、いかなる形状の被包装体にも適用できるものである。
【0049】 更に、上述した実施例においては弱接着部7を非接着領域と接着領域とを均一 に混在させることにより構成しているが、これに限定されるものではなく、例え ば、図16に示すように非接着部7の接着領域(黒点部分)と非接着領域のの
【0050】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように本考案による包装体は、ティアテープを設けること なく、胴シール部に非接着部、切込部および弱接着部を設けることにより、開封 時にこの胴シール部からラッピングフイルムを大きく裂くことができる。したが って、従来のティアテープによる開封のようにラッピングフイルムを被包装体に 付した状態で完全に別々部分に分断することがなくなり、一回の開封動作により 被包装体を容易に露出するようにラッピングフイルムを剥がすことができる。ま た、加工工程もティアテープを付けるための工程が省けるとともにティアテープ が不要となり材料費も低減させることができるといった種々の効果を得ることが できる。
【提出日】平成6年5月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】 さらに、上述した実施例においては弱接着部7を非接着領域と接着領域とを均 一に混在させることにより構成しているが、これに限定されるものではなく、例 えば、図16に示すように非接着部7の接着領域(黒点部分)と非接着領域とを偏 在させて形成するようにしてもよいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による包装体の第1実施例を表す図
【図2】図1における胴シール部の上側フイルムを持ち
上げた状態を表す図
【図3】図1における胴シール部の上側フイルムをさら
に引張った状態を表す図
【図4】図1における胴シール部の上側フイルムをさら
に引張った状態を表す図
【図5】本考案による包装体の第2実施例を表す図
【図6】本考案による包装体の第3実施例を表す図
【図7】本考案による包装体の第4実施例を表す図
【図8】図7における胴シール部の上側フイルムを持ち
上げた状態を表す図
【図9】図7における胴シール部の上側フイルムおよび
下側フイルムを持ち上げた状態を表す図
【図10】ラッピングフイルムに形成される切込部およ
び切欠部を表す図
【図11】本考案による包装体に形成される切込部およ
び切欠部の別の実施例を表す図
【図12】本考案による包装体に形成される切込部およ
び切欠部の別の実施例を表す図
【図13】非接着部および切込部にマークを付した状態
を表す図
【図14】本考案による包装体をビデオカセットに適用
した状態を表す図
【図15】弱接着部の別の実施例を表す図
【図16】弱接着部のさらに別の実施例を表す図
【図17】従来の包装体を表す図
【符号の説明】
1 ラッピングフイルム 4 胴シール部 5 非接着部 6 切込部 7 弱接着部 8 切欠部 10,11 カセットケース 13 サイドシール部 20 マーク

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被包装体の外表面をラッピングフイルム
    で覆うとともに、該ラッピングフイルムの両端部を重ね
    合わせて接着した胴シール部を設けてなる包装体におい
    て、 前記胴シール部の、上側となる前記ラッピングフイルム
    の端縁部に、下側となる前記ラッピングフイルムの端部
    に接着されないように設けられた非接着部と、 前記上側となるラッピングフイルムの端部に、該上側と
    なるラッピングフイルムの端縁に対して直交または斜行
    するように前記非接着部に近接して形成された切込部
    と、 前記非接着部の前記切込部が設けられた側の反対側に隣
    接して前記上側となるラッピングフイルムの端縁に沿っ
    て所定長さ延在する、前記下側となるラッピングフイル
    ムの端部と弱い接着がなされた弱接着部とを有すること
    を特徴とする包装体。
  2. 【請求項2】 前記非接着部、前記切込部および前記弱
    接着部からなる開封部2つを、前記弱接着部を内側にし
    て対向させて設けたことを特徴とする請求項1記載の包
    装体。
  3. 【請求項3】 前記下側となるラッピングフイルムの端
    縁の、該端縁と前記切込部の延長線とが交わる位置の近
    傍に、切欠部をさらに有することを特徴とする請求項1
    または2記載の包装体。
  4. 【請求項4】 前記非接着部に、非接着部であることを
    明瞭にするマークを付したことを特徴とする請求項1、
    2または3記載の包装体。
  5. 【請求項5】 前記非接着部または該非接着部の近傍
    に、開封方向を指示するマークを付したことを特徴とす
    る請求項1から4のいずれか1項記載の包装体。
JP051732U 1993-05-31 1993-09-24 包装体 Pending JPH0711564U (ja)

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JP051732U JPH0711564U (ja) 1993-05-31 1993-09-24 包装体
DE69404897T DE69404897T2 (de) 1993-05-31 1994-05-31 Verpackung mit verpacktem Gegenstand
EP94108385A EP0627362B1 (en) 1993-05-31 1994-05-31 Article wrapping with wrapped article
US08/251,263 US5505375A (en) 1993-05-31 1994-05-31 Wrapped article

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-28785 1993-05-31
JP2878593 1993-05-31
JP051732U JPH0711564U (ja) 1993-05-31 1993-09-24 包装体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
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