JP3774675B2 - パッケージ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被記録媒体に対してインク等の液体を吐出して記録を行うインクジェット記録装置に供給するインクを収容したインクタンクのパッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、インクジェット記録装置にインクを供給するインクタンクは、インクジェット記録装置に対して着脱可能に設けられており、内部に収容したインクが消費された後に他の新品のものに交換される。このようなインクタンクの物流時(輸送時や保管時を含む。)にこれを包装するパッケージに関する提案が、特開平6−293354号公報、特開平11−170554号公報、特開平11−310266号公報等に開示されている。
【0003】
これらに開示されたパッケージは、インクタンク内に収容されたインク中の蒸発成分が物流中に蒸発してしまうこと防止したり、あるいは物流時の振動や落下により生じる衝撃からインクタンクを保護することを目的としたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
インクタンク内に収容されたインクが、顔料である色材とこれを分散させる液媒体とを含有するインクである場合には、インクタンクが物流時において長期間同一姿勢で静置されると、色材が重力の影響を受けて沈降し、インクタンク内の色材濃度が経時的に不均一になる。
【0005】
ここで、沈降とは、微細な粒子が重力の作用によって沈む現象であり、その度合いは、粒子同士の凝集が基本的に起こらない場合、下記に示すStokesの式により与えられる重力方向への沈降速度、およびブラウン運動の関係によって決まる。
【0006】
− Stokesの式 −
Vs=2a(ρ―ρ0)g/9η ・・・(1)
ただし、Vsは沈降速度、aは粒子の半径、ρは粒子の密度、ρ0は溶媒の密度、gは重力加速度、ηは溶媒の粘度である。
【0007】
− ブラウン運動 −
X=(RTt/3πNAηa) ・・・(2)
ただし、Xは時間tで動く粒子の平均距離、Rは気体定数、Tは絶対温度、NAはアボガドロ数、ηは媒質の粘度、aは粒子の半径である。
【0008】
上記の2つの式の関係において、粒子の沈降速度がブラウン運動による拡散よりも支配的な場合に、粒子の沈降が起こる。
【0009】
また、インクタンク内の空間を大気中に連通させるための大気連通口がインクタンクに設けられている場合には、インク中の蒸発成分がこの大気連通口を通して蒸発するため、これによってもインクタンク内の色材濃度が経時的に不均一になる。特に、インクタンクのインク供給口が設けられている面に対向する面以外の面に大気連通口が設けられている場合には、色材の沈降とインク成分の蒸発によるインク供給口近傍の色材濃度の上昇が、より顕著に現れる。
【0010】
さらに、インクを含浸して保持するインク吸収体がインクタンク内に設けられている場合、インク吸収体は繊維が複雑に絡み合って構成されているためインク吸収体内では色材が移動しにくく、インクタンクを使用前に揺すったりしても色材がすぐに分散することはなく、一度濃度勾配が生じると色材を直ぐに再拡散させることができない。
【0011】
図12は、インクタンクを包装した状態の従来のパッケージを示す透視斜視図である。
【0012】
本従来のパッケージ1106に包装されているインクタンク1101は、色材として自己分散型カーボンブラックを含有するインクを保持したインク吸収体1104が内部に充填されている。インクタンク1101の図示上面には、内部に充填されたインク吸収体1104からリブ(不図示)を隔てて離された大気連通口1103が設けられており、これに対向する下面の、大気連通口1103に対して略対角線上の位置にはインク供給口1102が設けられている。このように、インクタンク1101は、インク供給口1102が重力方向下向きに、大気連通口1103が重力方向上向きになるような姿勢で、大気連通口1103が開放された状態でパッケージ1106内に梱包されている。
【0013】
パッケージが1106がこの状態で長期にわたって放置されると、インクタンク1101内のインク中の色材が重力の影響によって沈降するとともに、大気連通口1103からのインクの蒸発成分が蒸発することにより、インクタンク1101の底部、すなわちインク供給口1102の近傍領域と、大気連通口1103の下方の領域に、インク中の色材濃度が比較的高い領域1105が生じる。
【0014】
インクタンク1101は、使用時にはインク供給口1102を重力方向下向きにしてインクジェット記録装置に装着される。つまり、インクタンク1101は物流時の姿勢と同じ姿勢でインクジェット記録装置に装着される。ところが、長期にわたって放置されたインクタンク1101では、上記のようにインク供給口1102の近傍領域の色材濃度が高くなっている。このように色材濃度が高いインクは流動性が低いため、記録装置のインクジェット記録ヘッドに供給されると、場合によっては、記録ヘッドのノズルを詰まらせたり、記録ヘッドのインク吐出口面に固着したりして、適正な画像記録を妨げてしまうおそれがある。また、記録ヘッドからの吐出特性が悪化し、これによっても適正な画像記録を妨げてしまう。
【0015】
さらに、インクタンク1101の使用を開始してから内部のインクが消費されるのにしたがって、供給されるインクの色材濃度が低下していくので、インクタンク1101の使用開始時の記録画像と使い切る直前の記録画像とでは、その品位が大幅に変化してしまう。
【0016】
なお、インクは繊維が複雑に絡み合って構成されたインク吸収体1104に保持されているので、インクタンク1101を使用前に揺すったりしても、高濃度領域1105の色材がすぐに分散することはなく、上記のように色材濃度が高いインクが記録ヘッドに供給されてしまう。
【0017】
そこで本発明は、物流時にインクタンクのインク中の色材濃度に分布が生じた場合であっても、インクタンクから色材濃度が高いインクが供給されることを防止することができるパッケージを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のパッケージは、顔料からなる色材とこれを分散させる液媒体とを含有するインクを内部に収容し、使用時には、該インクを外部に供給するためのインク供給口がインクジェット記録装置に重力方向下向きに装着されるインクタンクを内包するパッケージにおいて、前記インクタンクは、前記インクを含浸するインク吸収体を内包し、内部の空間を大気中に連通させるための大気連通口が開放されているとともに、前記インク供給口が設けられている面に隣接する面に、前記インク供給口が設けられている面に接する第1の部分と、該第1の部分よりも前記インクタンクの外側に突出している第2の部分とを有しており、さらに、前記インクタンクは、前記インクタンクがインクジェット記録装置に装着されたときの姿勢と異なる姿勢である物流姿勢において、前記インク供給口と前記大気連通口とが略対向する位置にあり、且つ前記大気連通口に対し前記インク供給口が上部に位置し、前記隣接する面を重力方向下方に向けた状態において前記インク供給口よりも重力方向下方となる位置に設けられており、前記インクタンクは前記隣接する面を重力方向下方に向けた状態で前記パッケージ内に内包され、前記物流姿勢時に前記インクタンク内部において前記インク中の前記色材の濃度が高くなる領域が前記隣接する面の近傍に生じることを特徴とする。
【0022】
上記本発明の構成によれば、物流時にインク中の色材が沈降すると、インクタンク内部のインク供給口が設けられている面に隣接する面の付近に、インクの色材濃度が比較的高い領域が生じる。インクタンクの使用時にインク供給口が重力方向下向きになるような姿勢にされると、インクの色材濃度が比較的高い領域がインク供給口よりも上に位置し、その領域中の色材がインク供給口に向かうように拡散する。このとき、移動する色材は第1の部分と第2の部分との段差に衝突し、インクタンク内部の中央領域に向かって拡散する。これにより、内部のインク中の色材がより一層効果的に拡散され、均一化した状態で外部に供給される。
【0023】
また、大気連通口からは液媒体の蒸発成分が蒸発するため、大気連通口付近のインク中の色材濃度は経時により高くなるが、大気連通口を上記のような位置に配置することにより、その影響を最小限に抑えることが可能になる。
【0026】
さらに、前記顔料はカーボンブラックである構成としてもよい。
【0027】
さらには、前記カーボンブラックは自己分散型カーボンブラックである構成としてもよい。
【0028】
あるいは、前記顔料はカラー顔料である構成としてもよい。
【0029】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0030】
まず最初に、本発明に関連するインクジェットカートリッジについて図1から図3を参照して説明する。
【0031】
図1は、本発明に関連するインクジェットカートリッジの正面図である。図1に示すように、インクジェットカートリッジ30は、インクを吐出するインクジェットヘッド32が一体に設けられたホルダ31と、このホルダ31に着脱自在に保持されるブラックインクタンク10およびカラーインクタンク20とを有する。ブラックインクタンク10およびカラーインクタンク20は、それぞれインクジェットヘッド32に供給するインクを収容するものであり、ブラックインクタンク10はブラックインクを収容し、カラーインクタンク20は、イエロー、シアン、およびマゼンタの3色のインクを収容している。
【0032】
インクジェットヘッド32は、使用状態においてホルダ31の底部に位置しており、ブラックインクタンク10およびカラーインクタンク20から供給される各色のインクに対応した複数の吐出口群(不図示)を有する。ホルダ31の、ブラックインクタンク10との接続部およびカラーインクタンク20との接続部には、それぞれインクの色に対応した複数のインク受入管(不図示)が突出して設けられている。各インク受入管は、それぞれインク供給路(不図示)を介して、対応する吐出口群と接続されている。
【0033】
ホルダにブラックインクタンク10を装着することで、ブラックインクタンク10内のブラックインクは、ブラックインク用のインク受入管およびインク供給路を経由して、ブラックインク用の吐出口群へ供給される。同様に、ホルダにカラーインクタンク20を装着することで、カラーインクタンク内の各色のインクは、それぞれ対応する色用のインク受入管およびインク供給路を経由して、対応する色用の吐出口群へ供給される。
【0034】
各インク受入管の先端には、インク受入管の中に異物が侵入するのを防止するためにそれぞれフィルタ(不図示)が取り付けられている。
【0035】
ここで、ブラックインクタンク10について、図2を参照して説明する。図2は、図1に示すブラックインクタンクを示す図であり、同図(a)はその上面図、同図(b)は一部を破断した側面図、同図(c)は底面図である。なお、図2(a)では、蓋部材およびインク吸収体を取り除いた状態で示している。
【0036】
ブラックインクタンク10は、ブラックインク用のインク収容部16を構成する上端が開口部となった筐体11と、筐体11の開口部を塞ぎ、大気連通口(不図示)が形成された蓋部材12と、蓋部材12の大気連通口を覆って取り付けられ、大気連通口からのインク漏れが外部へ至らないようにするためのバッファ用の空間が内部に設けられた上部部材13とを有する。上部部材13には、蓋部材12の大気連通口とは異なる位置に大気開放口(不図示)が形成されるとともに、ホルダ31(図1参照)への着脱を行う際に利用される摘み部13aが設けられている。
【0037】
筐体11の底部には、ブラックインクタンク10をホルダ31に装着した際にホルダのブラックインク用のインク受入管と対向する位置に、インク供給口14が形成されている。インク供給口14の周囲には、ブラックインクタンク10からインク受入管を通じて供給されるインクがホルダ31内へ漏れるのを防止するためのリブ15が形成されている。
【0038】
インク収容部16内には、ブラックインクを含浸保持するインク保持部材18が装填されている。また、インク保持部材18とブラックインクタンク10の底壁との間には、インク保持部材18に密着し、かつインク供給口14を内側から塞ぐインク導出部材19が設けられている。インク導出部材19も、インク保持部材18と同様にインクを含浸保持するものである。ただし、インク導出部材19のインク保持力はインク保持部材18のインク保持力よりも高くなっている。これによって、インク保持部材18に保持されているインクがインク導出部材19に効果的に導かれ、インク保持部材18に保持されたインクの消費効率が向上する。
【0039】
ブラックインクタンク10をホルダ31に装着することで、インク受入管はインク供給口14内のインク導出部材19に当接し、インク導出部材19に保持されているインクが、ブラックインク用のインク受入管およびインク供給路を経てインクジェットヘッド32の吐出口群に供給される。
【0040】
次に、カラーインクタンク20について図3を参照して説明する。図3は、図1に示すカラーインクタンクを示す図であり、同図(a)はその上面図、同図(b)は一部を破断した側面図、同図(c)は底面図である。なお、図3(a)では、蓋部材およびインク吸収体を取り除いた状態で示している。
【0041】
カラーインクタンク20も、基本的にはブラックインクタンク10と同様の構成であり、インクを収容する筐体21と、大気連通口(不図示)が形成された蓋部材22と、蓋部材22に取り付けられた上部部材23とを有する。
【0042】
筐体21の内部は、平面視略T字状に配置された仕切壁21a、21bにより、ホルダ31のインク受入管の位置に対応した3つの領域に区画されている。これら3つの領域は、それぞれイエローインク用のインク収容部26Y、シアンインク用のインク収容部26C、およびマゼンタインク用のインク収容部26Mとなっている。蓋部材22の大気連通口は、これら各インク収容部26Y、26C、26Mごとに設けられている。
【0043】
筐体21の底部には、カラーインクタンク20がホルダ31に装着された際にカラーインク用の各インク受入管に対向する位置に、インク供給口24Y、24C、24Mが形成されており、また、それらの周囲にはインク漏れ防止用のリブ25Y、25C、25Mが形成されている。
【0044】
また、各インク収容部26Y、26C、26Mの内部には、所定の色のインクを含浸保持するインク保持部材およびインク導出部材が設けられているが、これらの構成および各インク収容部26Y、26C、26Mからのインクの供給動作はブラックインクタンク10と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0045】
以下に、本発明に係るパッケージの実施形態について説明する。なお、以下の説明で用いているインクタンクは、上述したインクタンクを簡略化したものである。
【0046】
(第1の参考例)
図4は、インクタンクを包装した状態の本発明のパッケージの第1の参考例を示す透視斜視図である。
【0047】
本参考例のパッケージ106に包装されているインクタンク101は、色材として自己分散型カーボンブラックを含有するインクを保持したインク吸収体104が内部に充填されている。インクタンク101の図示上面には、内部に充填されたインク吸収体104からリブ(不図示)を隔てて離された大気連通口103が設けられており、これに隣接する図示右面の上部にはインク供給口102が設けられている。このように、インクタンク101は、インク供給口102が水平方向を向き、大気連通口103が重力方向上向きになるような姿勢で、大気連通口103が開放された状態でパッケージ106内に梱包されている。
【0048】
パッケージ106がこの状態で長期にわたって放置されると、インクタンク101内のインク中の色材が重力の影響によって沈降するとともに、大気連通口103からのインクの蒸発成分が蒸発することにより、インクタンク101の底部と、大気連通口103の下方の領域に、インク中の色材濃度が比較的高い領域105が生じる。これに対し、本参考例のインクタンク101は、インク供給口102がこの高濃度領域105よりも高い位置(重力方向上方)に位置するような姿勢で、パッケージ106内に梱包されている。そのため、本参考例ではインク供給口102の近傍領域の色材濃度が高くならない。
【0049】
インクタンク101は、使用時は、インク供給口102を重力方向下向きにしてインクジェット記録装置に装着される。このとき、高濃度領域105はインクタンクの側面および上面の近傍に位置することとなり、高濃度領域105中の色材はインクタンク101内を重力方向下方、すなわちインク供給口102の方に向かって沈降を開始する。これにより、高濃度領域105中の色材がインクタンク101内の全体に拡散し、インクタンク101内のインクの色材濃度分布が均一化される。
【0050】
そして、インクタンク101から、色材濃度分布が均一化したインクが記録ヘッドに供給されるので、記録ヘッドのノズルを詰まらせたり、記録ヘッドのインク吐出口面に固着したりして、適正な画像記録が妨げられてしまうおそれが無くなる。また、インクタンク101の使用を開始してから内部のインクが消費されるまで、供給されるインクの色材濃度が一定となるので、インクタンク101の使用開始時の記録画像と使い切る直前の記録画像とで、その品位が大幅に変化してしまうことがなくなる。
【0051】
(第2の参考例)
図5は、インクタンクを包装した状態の本発明のパッケージの第2の参考例を示す透視斜視図である。
【0052】
本参考例のパッケージ206に包装されているインクタンク201は、色材として自己分散型カーボンブラックを含有するインクを保持したインク吸収体204が内部に充填されている。インクタンク201の図示左面の下部には、内部に充填されたインク吸収体204からリブ(不図示)を隔てて離された大気連通口203が設けられており、これに対向する図示右面の上部にはインク供給口202が設けられている。このように、インクタンク201は、インク供給口202および大気連通口203が水平方向を向くような姿勢で、大気連通口203が開放された状態でパッケージ206内に梱包されている。
【0053】
パッケージ206がこの状態で長期にわたって放置されると、インクタンク201内のインク中の色材が重力の影響によって沈降するとともに、大気連通口203からのインクの蒸発成分が蒸発することにより、インクタンク201の底部と、大気連通口203の近傍の領域に、インク中の色材濃度が比較的高い領域205が生じる。これに対し、本参考例のインクタンク201は、インク供給口202が高濃度領域205よりも高い位置(重力方向上方)に位置し、大気連通口203が高濃度領域205とほぼ同じ高さの位置に位置するような姿勢で、パッケージ206内に梱包されている。そのため、本参考例では、インク供給口202の近傍領域の色材濃度は高くならず、大気連通口203の近傍領域の色材濃度は高くなる。
【0054】
インクタンク201は、使用時には、インク供給口202を重力方向下向きにしてインクジェット記録装置に装着される。このとき、高濃度領域205はインクタンクの側面および上面の近傍に位置することとなり、高濃度領域205中の色材はインクタンク201内を重力方向下方、すなわちインク供給口202の方に向かって沈降を開始する。これにより、高濃度領域205中の色材がインクタンク201内の全体に拡散し、インクタンク201内のインクの色材濃度分布が均一化される。
【0055】
そして、インクタンク201から、色材濃度分布が均一化したインクが記録ヘッドに供給されるので、記録ヘッドのノズルを詰まらせたり、記録ヘッドのインク吐出口面に固着したりして、適正な画像記録が妨げられてしまうおそれが無くなる。また、インクタンク201の使用を開始してから内部のインクが消費されるまで、供給されるインクの色材濃度が一定となるので、インクタンク201の使用開始時の記録画像と使い切る直前の記録画像とで、その品位が大幅に変化してしまうことがなくなる。
【0056】
(第1の実施形態)
図6は、インクタンクを包装した状態の本発明のパッケージの第1の実施形態を示す透視斜視図である。
【0057】
本実施形態のパッケージ306に包装されているインクタンク301は、色材として自己分散型カーボンブラックを含有するインクを保持したインク吸収体304が内部に充填されている。インクタンク301の図示左面の下部には、内部に充填されたインク吸収体304からリブ(不図示)を隔てて離された大気連通口303が設けられており、これに対向する図示右面の上部にはインク供給口302が設けられている。
【0058】
図7は、図6に示したインクタンクの縦断面図である。
【0059】
インクタンク301はインク供給口302が設けられている面(図示右面)に隣接する面(図示下面)に、インク供給口302が設けられている面に接する第1の部分301aと、その第1の部分301aよりも突出している第2の部分301bとを有している。第1の部分301aと第2の部分301bとの間には、段差307が形成されている。なお、第2の部分301bの内部にもインク吸収体304が充填されている。
【0060】
再び図6を参照すると、インクタンク301は、インク供給口302および大気連通口303が水平方向を向き、インク供給口302が設けられている面に隣接する、第1および第2の部分301a,301bを有する面が重力方向下方に向いた姿勢で、大気連通口303が開放された状態でパッケージ206内に梱包されている。
【0061】
パッケージ306がこの状態で長期にわたって放置されると、インクタンク301内のインク中の色材が重力の影響によって沈降するとともに、大気連通口303からのインクの蒸発成分が蒸発することにより、インクタンク301の図示底部の第1および第2の部分301a,301bと、大気連通口303の近傍の領域に、インク中の色材濃度が比較的高い領域305が生じる。しかしながら本実施形態では、インクタンク301は、インク供給口302が高濃度領域305よりも高い位置(重力方向上方)に位置し、大気連通口303が高濃度領域305とほぼ同じ高さの位置に位置するような姿勢で、パッケージ306内に梱包されているため、大気連通口303の近傍領域の色材濃度は高くなる一方、インク供給口302の近傍領域の色材濃度は高くならない。
【0062】
図8、図9、および図10は、図6および図7に示したインクタンクの使用時の状態を示す透視斜視図である。
【0063】
図8に示すように、インクタンク301は、使用時には、インク供給口302を重力方向下向きにしてインクジェット記録装置に装着される。このとき、高濃度領域305はインクタンクの側面および上面の近傍に位置することとなり、高濃度領域305中の色材はインクタンク301内の重力方向下方、すなわちインク供給口302の方に向かって沈降を開始する。すると、インクタンク301の第2の部分301b内に沈降していた色材は、下方に向かって沈降を開始する際に段差307に衝突して移動方向が変化し、インクタンク201内の中央に向かってより全体的に拡散する(図9)。これにより、インクタンク201内のインクの色材濃度分布がより一層均一化される(図10)。
【0064】
そして、インクタンク301から、色材濃度分布が均一化したインクが記録ヘッドに供給されるので、記録ヘッドのノズルを詰まらせたり、記録ヘッドのインク吐出口面に固着したりして、適正な画像記録が妨げられてしまうおそれが無くなる。また、インクタンク301の使用を開始してから内部のインクが消費されるまで、供給されるインクの色材濃度が一定となるので、インクタンク301の使用開始時の記録画像と使い切る直前の記録画像とで、その品位が大幅に変化してしまうことがなくなる。
【0065】
(第2の実施形態)
図11は、インクタンクを包装した状態の本発明のパッケージの第2の実施形態を示す透視斜視図である。
【0066】
本実施形態のパッケージ406に包装されているインクタンク401は、色材としてカーボンブラックを含有するインクを保持したインク吸収体(不図示)が内部に充填されている。インクタンク401の図示右面の下部には、内部に充填されたインク吸収体(不図示)からリブ(不図示)を隔てて離された大気連通口403が設けられており、これに対向する図示左面の上部にはインク供給口(不図示)が設けられている。
【0067】
さらに、インクタンク401には、インク供給口(不図示)をシールし、保護するキャップ409が装着されており、これはインクの蒸発抑制に効果をもたらす。キャップ409の材質は、例えば、シール部材が熱可塑性エラストマーと保護部材がポリプロピレンなど、インクの蒸発抑制の効果があれば、適宜選択可能である。また、構成部材においても単数、複数適宜選択可能である。
【0068】
さらに、インクタンク401は、包装材408とパッケージ406の二重包装の構成を採っており、包装材408は、インクの蒸発抑制に効果をもたらす。包装材408の材質は、例えば、アルミラミネート、アルミ蒸着フィルム、アルミナ蒸着フィルム、SiOxの蒸着フィルムなど、インクの蒸発抑制の効果があれば、適宜選択可能である。
【0069】
さらに、インクタンク401は図11に示すように、パッケージ406のインクタンク401が挿入される内面と包装材408とが密着するようにパッケージ406内に内包されている。これにより、図11に示す形態での物流の際、パッケージ406が受ける様々な振動が、インクタンク401に伝わり、内部のインクの沈降した色材を攪拌するという効果をもたらす。
【0070】
(その他の実施形態)
上記の各実施形態ではインクの色材として自己分散型カーボンブラックを採用した例を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、インクの色材としてイエロー、マゼンタ、シアンや、レッド、グリーン、ブルーといったカラー顔料を採用してもよい。このカラー顔料で代表的なものとしては、例えばシアンでは銅フタロシアニン顔料、マゼンタではキナクリドン顔料、イエローではアゾ顔料などがある。また、自己分散型の顔料インクに限られず、樹脂分散型の顔料インクの場合にも自己分散型顔料インクと同様な傾向を示すため本発明の構成に適用可能である。
【0071】
また、本発明の技術的な着眼を別な表現を利用して以下のように説明することができる。
【0072】
顔料インクは長期間同じ姿勢で放置されることにより、顔料成分が重力に従って沈降する。沈降した濃度の高いインクを記録ヘッドに供給するとヘッドにおいて目詰まりを生じるなど不測の事態を招きやすく、インク吐出性の低下を招く結果となる可能性が高い。そのため、長期間同じ姿勢で保持された状態でもヘッドへのインクの供給の出口であるインク供給口部分の近傍に濃度の高いインクが存在しないような状態を構成するという発想が得られる。したがって、本発明は、重力方向の下方にインク供給口が配置されない状態で保存することができるようなパッケージングがなされることを提案するものである。
【0073】
この場合、インク供給口の周辺に濃度の低いインクが存在する状態となるが、印字した際の印字濃度(OD値)が十分に維持される濃度範囲を有するインクを使用し、印字品質を維持するようなインクを構成することは重要な要素の1つである。また、インク供給口の周囲に濃度の高いインクが存在しないようにするためにインク供給口を重力方向に対して上向きに配置することも可能である。しかし、この場合には大気連通口の配置位置にもよるが、大気連通口からインク漏れが生じる可能性がある。したがって、インク供給口が重力方向の上向きに位置するようなパッケージングを行う場合には、大気連通口からのインク漏れを生じないような対策が採用されていることが好ましい。
【0074】
また、図3に示したように内部が分割されたカラーインクタンク20の場合には、全てのカラーインクのインク収容部26C,26M,26Yで本発明の構成を満足するようなパッケージングとしては、3つのインク供給口24C,24M,24Yのいずれもがインク収容部26C,26M,26Yの上方に位置するように、例えばインク供給口24C,24M,24Yが設けられている面(図3(b)の下面)を重力方向上向きに向けた状態にするようなパッケージングや、あるいは、インク供給口が設けられている面を重力方向上向きの方向に対して斜めに傾けた状態(このときの傾斜角度は例えば45°である)にするようなパッケージングを採用することが可能である。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のパッケージによれば、内部のインク中の色材を拡散して色材濃度分布を効果的に均一にすることができ、インクタンクから色材濃度が高いインクが供給されることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に関連するインクジェットカートリッジの正面図である。
【図2】 図1に示すブラックインクタンクを示す図である。
【図3】 図1に示すカラーインクタンクを示す図である。
【図4】 インクタンクを包装した状態の本発明のパッケージの第1の参考例を示す透視斜視図である。
【図5】 インクタンクを包装した状態の本発明のパッケージの第2の参考例を示す透視斜視図である。
【図6】 インクタンクを包装した状態の本発明のパッケージの第1の実施形態を示す透視斜視図である。
【図7】 図6に示したインクタンクの縦断面図である。
【図8】 図6および図7に示したインクタンクの使用時の状態を示す透視斜視図である。
【図9】 図6および図7に示したインクタンクの使用時の状態を示す透視斜視図である。
【図10】 図6および図7に示したインクタンクの使用時の状態を示す透視斜視図である。
【図11】 インクタンクを包装した状態の本発明のパッケージの第2の実施形態を示す透視斜視図である。
【図12】 インクタンクを包装した状態の従来のパッケージを示す透視斜視図である。
【符号の説明】
101,201,301,401 インクタンク
102,202,302 インク供給口
103,203,303,403 大気連通口
104,204,304 インク吸収体
105,205,305 高濃度領域
106,206,306,406 パッケージ
301a 第1の部分
301b 第2の部分
307 段差
408 包装材
409 キャップ
Claims (4)
- 顔料からなる色材とこれを分散させる液媒体とを含有するインクを内部に収容し、使用時には、該インクを外部に供給するためのインク供給口がインクジェット記録装置に重力方向下向きに装着されるインクタンクを内包するパッケージにおいて、
前記インクタンクは、前記インクを含浸するインク吸収体を内包し、内部の空間を大気中に連通させるための大気連通口が開放されているとともに、前記インク供給口が設けられている面に隣接する面に、前記インク供給口が設けられている面に接する第1の部分と、該第1の部分よりも前記インクタンクの外側に突出している第2の部分とを有しており、
さらに、前記インクタンクは、前記インクタンクがインクジェット記録装置に装着されたときの姿勢と異なる姿勢である物流姿勢において、前記インク供給口と前記大気連通口とが略対向する位置にあり、且つ前記大気連通口に対し前記インク供給口が上部に位置し、前記隣接する面を重力方向下方に向けた状態において前記インク供給口よりも重力方向下方となる位置に設けられており、
前記インクタンクは前記隣接する面を重力方向下方に向けた状態で前記パッケージ内に内包され、前記物流姿勢時に前記インクタンク内部において前記インク中の前記色材の濃度が高くなる領域が前記隣接する面の近傍に生じることを特徴とするパッケージ。 - 前記顔料はカーボンブラックである、請求項1に記載のパッケージ。
- 前記カーボンブラックは自己分散型カーボンブラックである、請求項2に記載のパッケージ。
- 前記顔料はカラー顔料である、請求項1に記載のパッケージ。
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