JP2003034362A - パッケージ - Google Patents

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JP2003034362A
JP2003034362A JP2002122442A JP2002122442A JP2003034362A JP 2003034362 A JP2003034362 A JP 2003034362A JP 2002122442 A JP2002122442 A JP 2002122442A JP 2002122442 A JP2002122442 A JP 2002122442A JP 2003034362 A JP2003034362 A JP 2003034362A
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ink tank
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tank
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小瀧  靖夫
Yoshihisa Takizawa
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Masanori Takenouchi
雅典 竹之内
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    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17513Inner structure

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  • Ink Jet (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 物流時にインクタンクのインク中の色材濃度
に分布が生じた場合であっても、インクタンクから色材
濃度が高いインクが供給されることを防止する。 【解決手段】 パッケージ106は、顔料からなる色材
とこれを分散させる液媒体とを含有するインクを内部に
収容し、そのインクを外部に供給するためのインク供給
口102が設けられたインクタンク101を内包する。
インクタンク101は、インクジェット記録装置に装着
されたときの姿勢と異なる姿勢である物流姿勢でパッケ
ージ106内に収納されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被記録媒体に対し
てインク等の液体を吐出して記録を行うインクジェット
記録装置に供給するインクを収容したインクタンクのパ
ッケージに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、インクジェット記録装置にイ
ンクを供給するインクタンクは、インクジェット記録装
置に対して着脱可能に設けられており、内部に収容した
インクが消費された後に他の新品のものに交換される。
このようなインクタンクの物流時(輸送時や保管時を含
む。)にこれを包装するパッケージに関する提案が、特
開平6−293354号公報、特開平11−17055
4号公報、特開平11−310266号公報等に開示さ
れている。
【0003】これらに開示されたパッケージは、インク
タンク内に収容されたインク中の蒸発成分が物流中に蒸
発してしまうこと防止したり、あるいは物流時の振動や
落下により生じる衝撃からインクタンクを保護すること
を目的としたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】インクタンク内に収容
されたインクが、顔料である色材とこれを分散させる液
媒体とを含有するインクである場合には、インクタンク
が物流時において長期間同一姿勢で静置されると、色材
が重力の影響を受けて沈降し、インクタンク内の色材濃
度が経時的に不均一になる。
【0005】ここで、沈降とは、微細な粒子が重力の作
用によって沈む現象であり、その度合いは、粒子同士の
凝集が基本的に起こらない場合、下記に示すStoke
sの式により与えられる重力方向への沈降速度、および
ブラウン運動の関係によって決まる。
【0006】− Stokesの式 − Vs=2a(ρ―ρ0)g/9η ・・・(1) ただし、Vsは沈降速度、aは粒子の半径、ρは粒子の
密度、ρ0は溶媒の密度、gは重力加速度、ηは溶媒の
粘度である。
【0007】− ブラウン運動 − X=(RTt/3πNAηa) ・・・(2) ただし、Xは時間tで動く粒子の平均距離、Rは気体定
数、Tは絶対温度、NAはアボガドロ数、ηは媒質の粘
度、aは粒子の半径である。
【0008】上記の2つの式の関係において、粒子の沈
降速度がブラウン運動による拡散よりも支配的な場合
に、粒子の沈降が起こる。
【0009】また、インクタンク内の空間を大気中に連
通させるための大気連通口がインクタンクに設けられて
いる場合には、インク中の蒸発成分がこの大気連通口を
通して蒸発するため、これによってもインクタンク内の
色材濃度が経時的に不均一になる。特に、インクタンク
のインク供給口が設けられている面に対向する面以外の
面に大気連通口が設けられている場合には、色材の沈降
とインク成分の蒸発によるインク供給口近傍の色材濃度
の上昇が、より顕著に現れる。
【0010】さらに、インクを含浸して保持するインク
吸収体がインクタンク内に設けられている場合、インク
吸収体は繊維が複雑に絡み合って構成されているためイ
ンク吸収体内では色材が移動しにくく、インクタンクを
使用前に揺すったりしても色材がすぐに分散することは
なく、一度濃度勾配が生じると色材を直ぐに再拡散させ
ることができない。
【0011】図12は、インクタンクを包装した状態の
従来のパッケージを示す透視斜視図である。
【0012】本従来のパッケージ1106に包装されて
いるインクタンク1101は、色材として自己分散型カ
ーボンブラックを含有するインクを保持したインク吸収
体1104が内部に充填されている。インクタンク11
01の図示上面には、内部に充填されたインク吸収体1
104からリブ(不図示)を隔てて離された大気連通口
1103が設けられており、これに対向する下面の、大
気連通口1103に対して略対角線上の位置にはインク
供給口1102が設けられている。このように、インク
タンク1101は、インク供給口1102が重力方向下
向きに、大気連通口1103が重力方向上向きになるよ
うな姿勢で、大気連通口1103が開放された状態でパ
ッケージ1106内に梱包されている。
【0013】パッケージが1106がこの状態で長期に
わたって放置されると、インクタンク1101内のイン
ク中の色材が重力の影響によって沈降するとともに、大
気連通口1103からのインクの蒸発成分が蒸発するこ
とにより、インクタンク1101の底部、すなわちイン
ク供給口1102の近傍領域と、大気連通口1103の
下方の領域に、インク中の色材濃度が比較的高い領域1
105が生じる。
【0014】インクタンク1101は、使用時にはイン
ク供給口1102を重力方向下向きにしてインクジェッ
ト記録装置に装着される。つまり、インクタンク110
1は物流時の姿勢と同じ姿勢でインクジェット記録装置
に装着される。ところが、長期にわたって放置されたイ
ンクタンク1101では、上記のようにインク供給口1
102の近傍領域の色材濃度が高くなっている。このよ
うに色材濃度が高いインクは流動性が低いため、記録装
置のインクジェット記録ヘッドに供給されると、場合に
よっては、記録ヘッドのノズルを詰まらせたり、記録ヘ
ッドのインク吐出口面に固着したりして、適正な画像記
録を妨げてしまうおそれがある。また、記録ヘッドから
の吐出特性が悪化し、これによっても適正な画像記録を
妨げてしまう。
【0015】さらに、インクタンク1101の使用を開
始してから内部のインクが消費されるのにしたがって、
供給されるインクの色材濃度が低下していくので、イン
クタンク1101の使用開始時の記録画像と使い切る直
前の記録画像とでは、その品位が大幅に変化してしま
う。
【0016】なお、インクは繊維が複雑に絡み合って構
成されたインク吸収体1104に保持されているので、
インクタンク1101を使用前に揺すったりしても、高
濃度領域1105の色材がすぐに分散することはなく、
上記のように色材濃度が高いインクが記録ヘッドに供給
されてしまう。
【0017】そこで本発明は、物流時にインクタンクの
インク中の色材濃度に分布が生じた場合であっても、イ
ンクタンクから色材濃度が高いインクが供給されること
を防止することができるパッケージを提供することを目
的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のパッケージは、顔料からなる色材とこれを
分散させる液媒体とを含有するインクを内部に収容し、
該インクを外部に供給するためのインク供給口がインク
ジェット記録装置に重力方向下向きに装着されるインク
タンクを内包するパッケージにおいて、前記インクタン
クは、前記インクを含浸するインク吸収体を内包し、内
部の空間を大気中に連通させるための大気連通口が開放
されているとともに、前記インクタンク内においての前
記インク中の色材濃度が高い領域と前記インク供給口と
が略対角線上に位置し、前記インクタンクを、前記イン
クタンクがインクジェット記録装置に装着されたときの
姿勢と異なる姿勢である物流姿勢で内包していることを
特徴とする。
【0019】上記本発明の構成によれば、物流時にイン
ク中の色材が沈降することによってインクタンク内部の
インクの色材濃度に分布が生じた場合であっても、イン
クタンクを使用時にパッケージ内での姿勢と異なる姿勢
にすることにより、内部のインク中の色材を拡散して色
材濃度分布を均一にすることが可能になる。これによ
り、たとえインク供給口の付近に色材濃度が高い領域が
生じていた場合であっても、インクタンクから色材濃度
が高いインクが供給されることを防止することが可能に
なる。
【0020】さらに、前記インクタンクは、前記物流姿
勢において、前記インク供給口と前記大気連通口とが略
対向する位置にあり、且つ前記大気連通口に対し前記イ
ンク供給口が上部に位置する構成としてもよい。大気連
通口からは液媒体の蒸発成分が蒸発するため、大気連通
口付近のインク中の色材濃度は経時により高くなるが、
大気連通口をこのような位置に配置することにより、そ
の影響を最小限に抑えることが可能になる。
【0021】また、本発明の他のパッケージは、顔料か
らなる色材とこれを分散させる液媒体とを含有するイン
クを内部に収容し、該インクを外部に供給するためのイ
ンク供給口がインクジェット記録装置に重力方向下向き
に装着されるインクタンクを内包するパッケージであっ
て、前記インクタンクは前記インクを含浸するインク吸
収体を内包し、前記インク供給口が設けられている面に
隣接する面に、前記インク供給口が設けられている面に
接する第1の部分と、該第1の部分よりも前記インクタ
ンクの外側に突出している第2の部分とを有しており、
前記インクタンクを、前記隣接する面を重力方向下方に
向けた状態で内包していることを特徴とする。
【0022】上記本発明の構成によれば、物流時にイン
ク中の色材が沈降すると、インクタンク内部のインク供
給口が設けられている面に隣接する面の付近に、インク
の色材濃度が比較的高い領域が生じる。インクタンクの
使用時にインク供給口が重力方向下向きになるような姿
勢にされると、インクの色材濃度が比較的高い領域がイ
ンク供給口よりも上に位置し、その領域中の色材がイン
ク供給口に向かうように拡散する。このとき、移動する
色材は第1の部分と第2の部分との段差に衝突し、イン
クタンク内部の中央領域に向かって拡散する。これによ
り、内部のインク中の色材がより一層効果的に拡散さ
れ、均一化した状態で外部に供給される。
【0023】さらに、前記インクタンクは、前記隣接す
る面を重力方向下方に向けた状態において、前記色材が
沈降することによって前記インクタンク内部に生じる前
記インク中の色材濃度が比較的高い領域よりも前記イン
ク供給口が重力方向上方に位置するように構成されてい
てもよい。
【0024】さらには、前記インクタンクは、前記物流
姿勢において、前記インク供給口と前記大気連通口とが
略対向する位置にあり、且つ前記大気連通口に対し前記
インク供給口が上部に位置し、前記隣接する面を重力方
向下方に向けた状態において前記インク供給口よりも重
力方向下方となる位置に設けられている構成としてもよ
い。
【0025】また、前記インクタンクは、前記インクを
含浸するインク吸収体が内部に設けられている構成とし
てもよい。
【0026】さらに、前記顔料はカーボンブラックであ
る構成としてもよい。
【0027】さらには、前記カーボンブラックは自己分
散型カーボンブラックである構成としてもよい。
【0028】あるいは、前記顔料はカラー顔料である構
成としてもよい。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0030】まず最初に、本発明に関連するインクジェ
ットカートリッジについて図1から図3を参照して説明
する。
【0031】図1は、本発明に関連するインクジェット
カートリッジの正面図である。図1に示すように、イン
クジェットカートリッジ30は、インクを吐出するイン
クジェットヘッド32が一体に設けられたホルダ31
と、このホルダ31に着脱自在に保持されるブラックイ
ンクタンク10およびカラーインクタンク20とを有す
る。ブラックインクタンク10およびカラーインクタン
ク20は、それぞれインクジェットヘッド32に供給す
るインクを収容するものであり、ブラックインクタンク
10はブラックインクを収容し、カラーインクタンク2
0は、イエロー、シアン、およびマゼンタの3色のイン
クを収容している。
【0032】インクジェットヘッド32は、使用状態に
おいてホルダ31の底部に位置しており、ブラックイン
クタンク10およびカラーインクタンク20から供給さ
れる各色のインクに対応した複数の吐出口群(不図示)
を有する。ホルダ31の、ブラックインクタンク10と
の接続部およびカラーインクタンク20との接続部に
は、それぞれインクの色に対応した複数のインク受入管
(不図示)が突出して設けられている。各インク受入管
は、それぞれインク供給路(不図示)を介して、対応す
る吐出口群と接続されている。
【0033】ホルダにブラックインクタンク10を装着
することで、ブラックインクタンク10内のブラックイ
ンクは、ブラックインク用のインク受入管およびインク
供給路を経由して、ブラックインク用の吐出口群へ供給
される。同様に、ホルダにカラーインクタンク20を装
着することで、カラーインクタンク内の各色のインク
は、それぞれ対応する色用のインク受入管およびインク
供給路を経由して、対応する色用の吐出口群へ供給され
る。
【0034】各インク受入管の先端には、インク受入管
の中に異物が侵入するのを防止するためにそれぞれフィ
ルタ(不図示)が取り付けられている。
【0035】ここで、ブラックインクタンク10につい
て、図2を参照して説明する。図2は、図1に示すブラ
ックインクタンクを示す図であり、同図(a)はその上
面図、同図(b)は一部を破断した側面図、同図(c)
は底面図である。なお、図2(a)では、蓋部材および
インク吸収体を取り除いた状態で示している。
【0036】ブラックインクタンク10は、ブラックイ
ンク用のインク収容部16を構成する上端が開口部とな
った筐体11と、筐体11の開口部を塞ぎ、大気連通口
(不図示)が形成された蓋部材12と、蓋部材12の大
気連通口を覆って取り付けられ、大気連通口からのイン
ク漏れが外部へ至らないようにするためのバッファ用の
空間が内部に設けられた上部部材13とを有する。上部
部材13には、蓋部材12の大気連通口とは異なる位置
に大気開放口(不図示)が形成されるとともに、ホルダ
31(図1参照)への着脱を行う際に利用される摘み部
13aが設けられている。
【0037】筐体11の底部には、ブラックインクタン
ク10をホルダ31に装着した際にホルダのブラックイ
ンク用のインク受入管と対向する位置に、インク供給口
14が形成されている。インク供給口14の周囲には、
ブラックインクタンク10からインク受入管を通じて供
給されるインクがホルダ31内へ漏れるのを防止するた
めのリブ15が形成されている。
【0038】インク収容部16内には、ブラックインク
を含浸保持するインク保持部材18が装填されている。
また、インク保持部材18とブラックインクタンク10
の底壁との間には、インク保持部材18に密着し、かつ
インク供給口14を内側から塞ぐインク導出部材19が
設けられている。インク導出部材19も、インク保持部
材18と同様にインクを含浸保持するものである。ただ
し、インク導出部材19のインク保持力はインク保持部
材18のインク保持力よりも高くなっている。これによ
って、インク保持部材18に保持されているインクがイ
ンク導出部材19に効果的に導かれ、インク保持部材1
8に保持されたインクの消費効率が向上する。
【0039】ブラックインクタンク10をホルダ31に
装着することで、インク受入管はインク供給口14内の
インク導出部材19に当接し、インク導出部材19に保
持されているインクが、ブラックインク用のインク受入
管およびインク供給路を経てインクジェットヘッド32
の吐出口群に供給される。
【0040】次に、カラーインクタンク20について図
3を参照して説明する。図3は、図1に示すカラーイン
クタンクを示す図であり、同図(a)はその上面図、同
図(b)は一部を破断した側面図、同図(c)は底面図
である。なお、図3(a)では、蓋部材およびインク吸
収体を取り除いた状態で示している。
【0041】カラーインクタンク20も、基本的にはブ
ラックインクタンク10と同様の構成であり、インクを
収容する筐体21と、大気連通口(不図示)が形成され
た蓋部材22と、蓋部材22に取り付けられた上部部材
23とを有する。
【0042】筐体21の内部は、平面視略T字状に配置
された仕切壁21a、21bにより、ホルダ31のイン
ク受入管の位置に対応した3つの領域に区画されてい
る。これら3つの領域は、それぞれイエローインク用の
インク収容部26Y、シアンインク用のインク収容部2
6C、およびマゼンタインク用のインク収容部26Mと
なっている。蓋部材22の大気連通口は、これら各イン
ク収容部26Y、26C、26Mごとに設けられてい
る。
【0043】筐体21の底部には、カラーインクタンク
20がホルダ31に装着された際にカラーインク用の各
インク受入管に対向する位置に、インク供給口24Y、
24C、24Mが形成されており、また、それらの周囲
にはインク漏れ防止用のリブ25Y、25C、25Mが
形成されている。
【0044】また、各インク収容部26Y、26C、2
6Mの内部には、所定の色のインクを含浸保持するイン
ク保持部材およびインク導出部材が設けられているが、
これらの構成および各インク収容部26Y、26C、2
6Mからのインクの供給動作はブラックインクタンク1
0と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0045】以下に、本発明に係るパッケージの実施形
態について説明する。なお、以下の説明で用いているイ
ンクタンクは、上述したインクタンクを簡略化したもの
である。
【0046】(第1の実施形態)図4は、インクタンク
を包装した状態の本発明のパッケージの第1の実施形態
を示す透視斜視図である。
【0047】本実施形態のパッケージ106に包装され
ているインクタンク101は、色材として自己分散型カ
ーボンブラックを含有するインクを保持したインク吸収
体104が内部に充填されている。インクタンク101
の図示上面には、内部に充填されたインク吸収体104
からリブ(不図示)を隔てて離された大気連通口103
が設けられており、これに隣接する図示右面の上部には
インク供給口102が設けられている。このように、イ
ンクタンク101は、インク供給口102が水平方向を
向き、大気連通口103が重力方向上向きになるような
姿勢で、大気連通口103が開放された状態でパッケー
ジ106内に梱包されている。
【0048】パッケージ106がこの状態で長期にわた
って放置されると、インクタンク101内のインク中の
色材が重力の影響によって沈降するとともに、大気連通
口103からのインクの蒸発成分が蒸発することによ
り、インクタンク101の底部と、大気連通口103の
下方の領域に、インク中の色材濃度が比較的高い領域1
05が生じる。これに対し、本実施形態のインクタンク
101は、インク供給口102がこの高濃度領域105
よりも高い位置(重力方向上方)に位置するような姿勢
で、パッケージ106内に梱包されている。そのため、
本実施形態ではインク供給口102の近傍領域の色材濃
度が高くならない。
【0049】インクタンク101は、使用時は、インク
供給口102を重力方向下向きにしてインクジェット記
録装置に装着される。このとき、高濃度領域105はイ
ンクタンクの側面および上面の近傍に位置することとな
り、高濃度領域105中の色材はインクタンク101内
を重力方向下方、すなわちインク供給口102の方に向
かって沈降を開始する。これにより、高濃度領域105
中の色材がインクタンク101内の全体に拡散し、イン
クタンク101内のインクの色材濃度分布が均一化され
る。
【0050】そして、インクタンク101から、色材濃
度分布が均一化したインクが記録ヘッドに供給されるの
で、記録ヘッドのノズルを詰まらせたり、記録ヘッドの
インク吐出口面に固着したりして、適正な画像記録が妨
げられてしまうおそれが無くなる。また、インクタンク
101の使用を開始してから内部のインクが消費される
まで、供給されるインクの色材濃度が一定となるので、
インクタンク101の使用開始時の記録画像と使い切る
直前の記録画像とで、その品位が大幅に変化してしまう
ことがなくなる。
【0051】(第2の実施形態)図5は、インクタンク
を包装した状態の本発明のパッケージの第2の実施形態
を示す透視斜視図である。
【0052】本実施形態のパッケージ206に包装され
ているインクタンク201は、色材として自己分散型カ
ーボンブラックを含有するインクを保持したインク吸収
体204が内部に充填されている。インクタンク201
の図示左面の下部には、内部に充填されたインク吸収体
204からリブ(不図示)を隔てて離された大気連通口
203が設けられており、これに対向する図示右面の上
部にはインク供給口202が設けられている。このよう
に、インクタンク201は、インク供給口202および
大気連通口203が水平方向を向くような姿勢で、大気
連通口203が開放された状態でパッケージ206内に
梱包されている。
【0053】パッケージ206がこの状態で長期にわた
って放置されると、インクタンク201内のインク中の
色材が重力の影響によって沈降するとともに、大気連通
口203からのインクの蒸発成分が蒸発することによ
り、インクタンク201の底部と、大気連通口203の
近傍の領域に、インク中の色材濃度が比較的高い領域2
05が生じる。これに対し、本実施形態のインクタンク
201は、インク供給口202が高濃度領域205より
も高い位置(重力方向上方)に位置し、大気連通口20
3が高濃度領域205とほぼ同じ高さの位置に位置する
ような姿勢で、パッケージ206内に梱包されている。
そのため、本実施形態では、インク供給口202の近傍
領域の色材濃度は高くならず、大気連通口203の近傍
領域の色材濃度は高くなる。
【0054】インクタンク201は、使用時には、イン
ク供給口202を重力方向下向きにしてインクジェット
記録装置に装着される。このとき、高濃度領域205は
インクタンクの側面および上面の近傍に位置することと
なり、高濃度領域205中の色材はインクタンク201
内を重力方向下方、すなわちインク供給口202の方に
向かって沈降を開始する。これにより、高濃度領域20
5中の色材がインクタンク201内の全体に拡散し、イ
ンクタンク201内のインクの色材濃度分布が均一化さ
れる。
【0055】そして、インクタンク201から、色材濃
度分布が均一化したインクが記録ヘッドに供給されるの
で、記録ヘッドのノズルを詰まらせたり、記録ヘッドの
インク吐出口面に固着したりして、適正な画像記録が妨
げられてしまうおそれが無くなる。また、インクタンク
201の使用を開始してから内部のインクが消費される
まで、供給されるインクの色材濃度が一定となるので、
インクタンク201の使用開始時の記録画像と使い切る
直前の記録画像とで、その品位が大幅に変化してしまう
ことがなくなる。
【0056】(第3の実施形態)図6は、インクタンク
を包装した状態の本発明のパッケージの第3の実施形態
を示す透視斜視図である。
【0057】本実施形態のパッケージ306に包装され
ているインクタンク301は、色材として自己分散型カ
ーボンブラックを含有するインクを保持したインク吸収
体304が内部に充填されている。インクタンク301
の図示左面の下部には、内部に充填されたインク吸収体
304からリブ(不図示)を隔てて離された大気連通口
303が設けられており、これに対向する図示右面の上
部にはインク供給口302が設けられている。
【0058】図7は、図6に示したインクタンクの縦断
面図である。
【0059】インクタンク301はインク供給口302
が設けられている面(図示右面)に隣接する面(図示下
面)に、インク供給口302が設けられている面に接す
る第1の部分301aと、その第1の部分301aより
も突出している第2の部分301bとを有している。第
1の部分301aと第2の部分301bとの間には、段
差307が形成されている。なお、第2の部分301b
の内部にもインク吸収体304が充填されている。
【0060】再び図6を参照すると、インクタンク30
1は、インク供給口302および大気連通口303が水
平方向を向き、インク供給口302が設けられている面
に隣接する、第1および第2の部分301a,301b
を有する面が重力方向下方に向いた姿勢で、大気連通口
303が開放された状態でパッケージ206内に梱包さ
れている。
【0061】パッケージ306がこの状態で長期にわた
って放置されると、インクタンク301内のインク中の
色材が重力の影響によって沈降するとともに、大気連通
口303からのインクの蒸発成分が蒸発することによ
り、インクタンク301の図示底部の第1および第2の
部分301a,301bと、大気連通口303の近傍の
領域に、インク中の色材濃度が比較的高い領域305が
生じる。しかしながら本実施形態では、インクタンク3
01は、インク供給口302が高濃度領域305よりも
高い位置(重力方向上方)に位置し、大気連通口303
が高濃度領域305とほぼ同じ高さの位置に位置するよ
うな姿勢で、パッケージ306内に梱包されているた
め、大気連通口303の近傍領域の色材濃度は高くなる
一方、インク供給口302の近傍領域の色材濃度は高く
ならない。
【0062】図8、図9、および図10は、図6および
図7に示したインクタンクの使用時の状態を示す透視斜
視図である。
【0063】図8に示すように、インクタンク301
は、使用時には、インク供給口302を重力方向下向き
にしてインクジェット記録装置に装着される。このと
き、高濃度領域305はインクタンクの側面および上面
の近傍に位置することとなり、高濃度領域305中の色
材はインクタンク301内の重力方向下方、すなわちイ
ンク供給口302の方に向かって沈降を開始する。する
と、インクタンク301の第2の部分301b内に沈降
していた色材は、下方に向かって沈降を開始する際に段
差307に衝突して移動方向が変化し、インクタンク2
01内の中央に向かってより全体的に拡散する(図
9)。これにより、インクタンク201内のインクの色
材濃度分布がより一層均一化される(図10)。
【0064】そして、インクタンク301から、色材濃
度分布が均一化したインクが記録ヘッドに供給されるの
で、記録ヘッドのノズルを詰まらせたり、記録ヘッドの
インク吐出口面に固着したりして、適正な画像記録が妨
げられてしまうおそれが無くなる。また、インクタンク
301の使用を開始してから内部のインクが消費される
まで、供給されるインクの色材濃度が一定となるので、
インクタンク301の使用開始時の記録画像と使い切る
直前の記録画像とで、その品位が大幅に変化してしまう
ことがなくなる。
【0065】(第4の実施形態)図11は、インクタン
クを包装した状態の本発明のパッケージの第4の実施形
態を示す透視斜視図である。
【0066】本実施形態のパッケージ406に包装され
ているインクタンク401は、色材としてカーボンブラ
ックを含有するインクを保持したインク吸収体(不図
示)が内部に充填されている。インクタンク401の図
示右面の下部には、内部に充填されたインク吸収体(不
図示)からリブ(不図示)を隔てて離された大気連通口
403が設けられており、これに対向する図示左面の上
部にはインク供給口(不図示)が設けられている。
【0067】さらに、インクタンク401には、インク
供給口(不図示)をシールし、保護するキャップ409
が装着されており、これはインクの蒸発抑制に効果をも
たらす。キャップ409の材質は、例えば、シール部材
が熱可塑性エラストマーと保護部材がポリプロピレンな
ど、インクの蒸発抑制の効果があれば、適宜選択可能で
ある。また、構成部材においても単数、複数適宜選択可
能である。
【0068】さらに、インクタンク401は、包装材4
08とパッケージ406の二重包装の構成を採ってお
り、包装材408は、インクの蒸発抑制に効果をもたら
す。包装材408の材質は、例えば、アルミラミネー
ト、アルミ蒸着フィルム、アルミナ蒸着フィルム、Si
xの蒸着フィルムなど、インクの蒸発抑制の効果があ
れば、適宜選択可能である。
【0069】さらに、インクタンク401は図11に示
すように、パッケージ406のインクタンク401が挿
入される内面と包装材408とが密着するようにパッケ
ージ406内に内包されている。これにより、図11に
示す形態での物流の際、パッケージ406が受ける様々
な振動が、インクタンク401に伝わり、内部のインク
の沈降した色材を攪拌するという効果をもたらす。
【0070】(その他の実施形態)上記の各実施形態で
はインクの色材として自己分散型カーボンブラックを採
用した例を示したが、本発明はこれに限られるものでは
なく、インクの色材としてイエロー、マゼンタ、シアン
や、レッド、グリーン、ブルーといったカラー顔料を採
用してもよい。このカラー顔料で代表的なものとして
は、例えばシアンでは銅フタロシアニン顔料、マゼンタ
ではキナクリドン顔料、イエローではアゾ顔料などがあ
る。また、自己分散型の顔料インクに限られず、樹脂分
散型の顔料インクの場合にも自己分散型顔料インクと同
様な傾向を示すため本発明の構成に適用可能である。
【0071】また、本発明の技術的な着眼を別な表現を
利用して以下のように説明することができる。
【0072】顔料インクは長期間同じ姿勢で放置される
ことにより、顔料成分が重力に従って沈降する。沈降し
た濃度の高いインクを記録ヘッドに供給するとヘッドに
おいて目詰まりを生じるなど不測の事態を招きやすく、
インク吐出性の低下を招く結果となる可能性が高い。そ
のため、長期間同じ姿勢で保持された状態でもヘッドへ
のインクの供給の出口であるインク供給口部分の近傍に
濃度の高いインクが存在しないような状態を構成すると
いう発想が得られる。したがって、本発明は、重力方向
の下方にインク供給口が配置されない状態で保存するこ
とができるようなパッケージングがなされることを提案
するものである。
【0073】この場合、インク供給口の周辺に濃度の低
いインクが存在する状態となるが、印字した際の印字濃
度(OD値)が十分に維持される濃度範囲を有するイン
クを使用し、印字品質を維持するようなインクを構成す
ることは重要な要素の1つである。また、インク供給口
の周囲に濃度の高いインクが存在しないようにするため
にインク供給口を重力方向に対して上向きに配置するこ
とも可能である。しかし、この場合には大気連通口の配
置位置にもよるが、大気連通口からインク漏れが生じる
可能性がある。したがって、インク供給口が重力方向の
上向きに位置するようなパッケージングを行う場合に
は、大気連通口からのインク漏れを生じないような対策
が採用されていることが好ましい。
【0074】また、図3に示したように内部が分割され
たカラーインクタンク20の場合には、全てのカラーイ
ンクのインク収容部26C,26M,26Yで本発明の
構成を満足するようなパッケージングとしては、3つの
インク供給口24C,24M,24Yのいずれもがイン
ク収容部26C,26M,26Yの上方に位置するよう
に、例えばインク供給口24C,24M,24Yが設け
られている面(図3(b)の下面)を重力方向上向きに
向けた状態にするようなパッケージングや、あるいは、
インク供給口が設けられている面を重力方向上向きの方
向に対して斜めに傾けた状態(このときの傾斜角度は例
えば45°である)にするようなパッケージングを採用
することが可能である。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパッケー
ジは、インクタンクを、インクタンクがインクジェット
記録装置に装着されたときの姿勢と異なる姿勢である物
流姿勢で内包しているので、インクタンクを使用時にパ
ッケージ内での姿勢と異なる姿勢にすることにより、内
部のインク中の色材を拡散して色材濃度分布を均一にす
ることができ、インクタンクから色材濃度が高いインク
が供給されることを防止することができる。
【0076】また、本発明の他のパッケージは、インク
を含浸するインク吸収体を内包し、インク供給口が設け
られている面に隣接する面に、インク供給口が設けられ
ている面に接する第1の部分と、その第1の部分よりも
インクタンクの外側に突出している第2の部分とを有し
ているインクタンクを、上前記隣接する面を重力方向下
方に向けた状態で内包しているので、内部のインク中の
色材をより一層効果的に拡散して色材濃度分布を均一に
することができ、インクタンクから色材濃度が高いイン
クが供給されることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関連するインクジェットカートリッジ
の正面図である。
【図2】図1に示すブラックインクタンクを示す図であ
る。
【図3】図1に示すカラーインクタンクを示す図であ
る。
【図4】インクタンクを包装した状態の本発明のパッケ
ージの第1の実施形態を示す透視斜視図である。
【図5】インクタンクを包装した状態の本発明のパッケ
ージの第2の実施形態を示す透視斜視図である。
【図6】インクタンクを包装した状態の本発明のパッケ
ージの第3の実施形態を示す透視斜視図である。
【図7】図6に示したインクタンクの縦断面図である。
【図8】図6および図7に示したインクタンクの使用時
の状態を示す透視斜視図である。
【図9】図6および図7に示したインクタンクの使用時
の状態を示す透視斜視図である。
【図10】図6および図7に示したインクタンクの使用
時の状態を示す透視斜視図である。
【図11】インクタンクを包装した状態の本発明のパッ
ケージの第4の実施形態を示す透視斜視図である。
【図12】インクタンクを包装した状態の従来のパッケ
ージを示す透視斜視図である。
【符号の説明】
101,201,301,401 インクタンク 102,202,302 インク供給口 103,203,303,403 大気連通口 104,204,304 インク吸収体 105,205,305 高濃度領域 106,206,306,406 パッケージ 301a 第1の部分 301b 第2の部分 307 段差 408 包装材 409 キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝沢 吉久 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 竹之内 雅典 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 KC01 KC11 KC16 3E062 AA06 AB01 BA20 BB01 BB10 KC02 3E067 AA04 AB96 BA05B BA05C BB14B BB14C EA17 EE19 FA04 FC01 GB02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料からなる色材とこれを分散させる液
    媒体とを含有するインクを内部に収容し、該インクを外
    部に供給するためのインク供給口がインクジェット記録
    装置に重力方向下向きに装着されるインクタンクを内包
    するパッケージにおいて、 前記インクタンクは、前記インクを含浸するインク吸収
    体を内包し、内部の空間を大気中に連通させるための大
    気連通口が開放されているとともに、前記インクタンク
    内においての前記インク中の色材濃度が高い領域と前記
    インク供給口とが略対角線上に位置し、 前記インクタンクを、前記インクタンクがインクジェッ
    ト記録装置に装着されたときの姿勢と異なる姿勢である
    物流姿勢で内包していることを特徴とするパッケージ。
  2. 【請求項2】 前記インクタンクは、前記物流姿勢にお
    いて、前記インク供給口と前記大気連通口とが略対向す
    る位置にあり、且つ前記大気連通口に対し前記インク供
    給口が上部に位置することを特徴とする請求項1に記載
    のパッケージ。
  3. 【請求項3】 顔料からなる色材とこれを分散させる液
    媒体とを含有するインクを内部に収容し、該インクを外
    部に供給するためのインク供給口がインクジェット記録
    装置に重力方向下向きに装着されるインクタンクを内包
    するパッケージであって、 前記インクタンクは前記インクを含浸するインク吸収体
    を内包し、前記インク供給口が設けられている面に隣接
    する面に、前記インク供給口が設けられている面に接す
    る第1の部分と、該第1の部分よりも前記インクタンク
    の外側に突出している第2の部分とを有しており、 前記インクタンクを、前記隣接する面を重力方向下方に
    向けた状態で内包していることを特徴とするパッケー
    ジ。
  4. 【請求項4】 前記インクタンクは、前記隣接する面を
    重力方向下方に向けた状態において、前記色材が沈降す
    ることによって前記インクタンク内部に生じる前記イン
    ク中の色材濃度が比較的高い領域よりも前記インク供給
    口が重力方向上方に位置するように構成されている、請
    求項3に記載のパッケージ。
  5. 【請求項5】 前記インクタンクは、前記物流姿勢にお
    いて、前記インク供給口と前記大気連通口とが略対向す
    る位置にあり、且つ前記大気連通口に対し前記インク供
    給口が上部に位置し、前記隣接する面を重力方向下方に
    向けた状態において前記インク供給口よりも重力方向下
    方となる位置に設けられている、請求項3または4に記
    載のパッケージ。
  6. 【請求項6】 前記顔料はカーボンブラックである、請
    求項1から5のいずれか1項に記載のパッケージ。
  7. 【請求項7】 前記カーボンブラックは自己分散型カー
    ボンブラックである、請求項6に記載のパッケージ。
  8. 【請求項8】 前記顔料はカラー顔料である、請求項1
    から5のいずれか1項に記載のパッケージ。
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