JPH07315437A - 交換型インクカートリッジ - Google Patents

交換型インクカートリッジ

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JPH07315437A
JPH07315437A JP6115388A JP11538894A JPH07315437A JP H07315437 A JPH07315437 A JP H07315437A JP 6115388 A JP6115388 A JP 6115388A JP 11538894 A JP11538894 A JP 11538894A JP H07315437 A JPH07315437 A JP H07315437A
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JP
Japan
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ink
seal member
port
cartridge
ink cartridge
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6115388A
Other languages
English (en)
Inventor
Genji Inada
源次 稲田
Tsutomu Abe
力 阿部
Masahiko Hikuma
昌彦 日隈
Masami Ikeda
雅実 池田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インク供給口2と大気連通口3との2つの開
口部を有する交換型カートリッジ1を交換するため、物
流時のシール材をカートリッジ1から分離する際に、イ
ンクの密なインク供給口2側から剥離して、インクの漏
出によりユーザの手や衣服を汚すことのないようなシー
ル構造を提供する。 【構成】 このため、この種のシール部材4のインク供
給口2側の剥離力を緩和するための貫通穴8もしくは切
り欠き9を、このインク供給口2に近接してシール部材
4上に配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置の記録ヘッドに接続される交換型インクカートリッジ
に関すものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のインクカートリッジに関
する改善提案には、インクジェットヘッドと分離独立し
ており、インク供給管等を介して接続される交換型イン
クカートリッジがある。図10に、その一例の概要を説
明する斜視図を示す。
【0003】図10において、カートリッジ本体1のプ
ラスチック製の容器にインク液が貯蔵されており、物流
時にはインクジェットヘッドへの供給口2及び大気連通
口3は、シール材で密閉された形態をしている。このた
め、物流時には振動や環境変動に対しても内部のインク
漏れがない構造になっている。
【0004】使用時にはユーザによって上記シール材が
剥離されるが、この剥離の際にシール部には剥離のため
の張力やせん断力などが作用する。特にシール材がアル
ミラミネート樹脂等の可撓性を有する材質の場合は、前
記張力が比較的大きく作用する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図10例のように、イ
ンク供給口2と大気連通口3との2つの開口部を有する
交換型インクカートリッジ1においては、カートリッジ
1内のインクの分布は、インクジェットヘッドへのイン
ク供給を容易にするため、インク供給口2付近では密で
あり、大気連通口3付近では、できるだけインクがない
状態となっているので、シール材とカートリッジ1との
分離に際しては、大気連通口3側から開封することが好
ましい。これにより未開封のインクカートリッジ1の内
圧が、環境変化(気温,気圧等の変化)により上昇して
いるときは、供給口2より開口面積の小さい大気連通口
3側から開放することにより、カートリッジ1の内圧を
大気圧状態に戻して供給口2からのインクの噴き出しを
制御する。
【0006】逆に、タンク内に空気などの気体を含めて
密封されている場合には、例えば減圧環境下において、
供給口2側を大気連通口3よりも先に開封すると、タン
ク内の気体の膨脹圧力によって供給口2からインクが飛
び散り、ユーザの衣服や手を汚してしまうことがあっ
た。
【0007】前記改善提案例のカートリッジにおいて
は、これらの問題点を防止するために、大気連通口3の
開口部が先に開封される構造及び開封方法が提案されて
いる。しかしながら、ユーザが選択し得る開封方法によ
っては、2つのシール部のテープに同時に剥離力が作用
し、この結果として供給口が先に開封されてしまう場合
もあり得る。
【0008】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、複数の開口部を有する交換型
インクカートリッジであっても、物流時の高い信頼性を
提供するとともに、開封時のインク漏れがないシール構
造の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
交換型インクカートリッジは、インク供給口及び大気連
通口を有し、前記インク供給口及び大気連通口の開口部
をシール部材でシールした交換型インクカートリッジで
あって、前記シール部材の少なくとも一部に、このイン
クカートリッジから前記シール部材を剥離するときの剥
離力を緩和するための形状を有するよう構成することに
より、前記目的を達成しようとするものである。
【0010】
【作用】以上のような本発明構成により、前記供給口の
開口部が大気連通口に先立って開封される危険性を著し
く低減し得るので、開封時にインクタンク内の気体の膨
脹圧力によりインクが漏出することを防ぎ、インク漏れ
によりユーザの手や衣服を汚すことがなくなる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明を複数の実施例に基づいて説
明する; (実施例1)図1に、本発明に係る第1の実施例1の交
換型インクカートリッジのパッケージ(包装状態)を示
す透視平面図、図2に、同側面図を示す。
【0012】本実施例で包装するインクカートリッジ本
体1には、前記図3に示したように、インクジェットヘ
ッドと連結するためのインク供給口2と、インクの使用
に応じてカートリッジ内に大気を導入するための大気連
通口3との2つの開口部を有しており、図1,2に示す
ように両開口部2,3共シール部材4で封止し、シール
部材4の縁部分7は、包装部材5と共に結合されており
一体構造となっている。6は、包装部材5の周縁封止部
を示す。
【0013】前記のように、包装する交換型カートリッ
ジ1は、少なくとも供給口2と大気連通口3の2つの開
口部を有しており、これらはどのような形状であっても
よく、またカートリッジ1内の構造も特に制限するもの
ではない。従って、インク吸収体としての多孔質部材を
内蔵した型式であっても、またこれを含まない直液型式
のカートリッジであってもよい。
【0014】本実施例は、特にインクジェットヘッドと
連結する開口部と、負圧発生手段を収容する負圧発生部
と、この発生部に隣接し、底部の連通口で連通したイン
クを収容するインク収容部とを具備して成る交換型イン
クジェット用カートリッジに好適である。
【0015】この種の交換型カートリッジに備えた少な
くとも2つの前記開口部は、総じてシール部材4により
密閉してインクの蒸発やインクカートリッジ1内の空
気、あるいはインク自体の膨張に耐える構成であれば密
着方法には特別の限定はないが、高い信頼性を保つため
には溶着が好ましい。また、シール部材4としては、い
わゆるバリヤ材と称される単体層のバリヤ及び数層のプ
ラスチックフィルムの複合化バリヤ材を使用することが
好ましい。
【0016】図1,2に例示したパッケージ構造によれ
ば、カートリッジ1の開封の際には、図3にカートリッ
ジの開封手順説明図を示すように、最初に包装部材5の
一部分だけを開封し、次にシール部材4を、このシール
部材4が結合されている包装部材5の残りの部分と共
に、カートリッジ1の開口部2,3から剥離する。この
際、シール部分には、ユーザが包装部材5の残りの部分
を引く方向に剥離力が作用し、これは実質的にはシール
部材4の張力により作用する。
【0017】図4は、シール部材4に設けられた本実施
例1の特徴である構造を具体的に説明する図である。包
装部材5と結合されているシール部材4の縁部分7とイ
ンク供給口2のシール部分との間には、シール部材剥離
時の剥離力を緩和するための貫通穴8が設けられてい
る。シール部材4を剥離する際には、前記図3における
包装部材5の残りの部分の引っ張り方向によらず、図5
に、図4のZ方向矢視図を示すように、おおよそ図中の
各矢印の方向にシール部材4の張力が作用する。
【0018】剥離時には貫通穴8の周囲はこの貫通穴8
の変形によって張力が緩和されるため、供給口2のシー
ル部分の剥離力は減じられる。これに対し大気連通口3
のシール部分には剥離力の直接的な緩和がないため、ま
ず大気連通口3を開封し、かつインク供給口2を開封し
ない剥離力を容易に得ることができる。この結果、イン
ク供給口2に先んじて大気連通口3を開封することが可
能である。
【0019】本実施例またはそれに類した構造における
本発明の必要な構成要件は、シール部材4の縁部分7と
インク供給口2のシール部分との最短線上に貫通穴8を
設けていることである。また貫通穴8は、インク供給口
2のシール部分の近傍に設けることが好ましい。また貫
通穴8の長さh3が大きくなるとシール部材4自体の強
度が低下するため、寸法h3は、大気連通口3のシール
部の剥離のために必要な最小の力で変形し、かつインク
供給口2のシール部材の剥離のために必要な最小の力に
てシール部材4が破断しない程度の強度をシール部材4
に残すように適切に決めればよい。
【0020】(実施例2)本発明に係る第2の実施例2
の図4相当図を図6に示す。すなわち、開封時のシール
部材4の張力の緩和のために、前記実施例における図4
の貫通穴8に代えて、図6に示すような切り欠き9を設
けても実施例1と同様の効果を得ることができる。
【0021】(実施例3)本発明の第3の実施例3のシ
ール部材構成図を図7に示す。本実施例3においては、
シール部材4と包装部材とを結合する縁部分7の幅を開
口のシール部の幅hより小さくし、かつ縁部分7の中心
線a−aを開口部のシール部の中心線b−bよりも大気
連通口3側へ設けることにより、前記第1及び第2実施
例と同様の機能を生じさせて、本発明の目的を達成する
ことができる。
【0022】(実施例4)さらにまた、図8に示す第4
の実施例4のシール部材構成においては、(a)図に示
すようにシール部材4が包装部材5に結合して包装され
る場合、シール部材4の縁部分7とインク供給口2との
シール部分の最短線l2 を、大気連通口3とのシール部
分の最短線l1 より長くなる(l2 >l1 )ようにシー
ル部材4の形状を制定し、包装時には(b)図に示す
に、途中に折り目10を設けるようにすることにより、
前記図7に示す実施例3に近似した機能/効果を得るこ
とができる。
【0023】(実施例5)前記図8の実施例4に類似す
る機能/効果を得るための第5の実施例5の構成とし
て、図9に示すような形状を採用してもよい。すなわ
ち、(a)図に示すようにシール部分4の幅のほぼ中心
線より下部(インク供給口2側)の長さを、上部(大気
連通口3側)よりも長く形成し、包装時には(b)図に
示すように、その下部長さの根本部に折り目11を設け
て縁部分7が包装部材5と一体化するよう構成したもの
である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に示した交
換型インクカートリッジのシール構造によれば、簡単な
構成で大気連通口からの開封を容易ならしめ、内圧の環
境変化時のインク漏れを危険を防止することができる。
なお、複数の剥離力の緩和形状を組み合わせて用いるこ
とも可能である。
【0025】また、本発明の実施例では、シール部材が
包装部材と連結している形態を例に取って述べたものも
あるが、シール部材が包装部材との連結は必須の構成要
件でない。すなわち本発明は、シール部材が包装部材と
連結されず、ユーザが開封時に例えばシール部材の縁部
分を直接掴んで開封するようなシステムにも容易に適用
することができる。
【0026】なお、本発明は前記各実施例のインクカー
トリッジやその他の具体的形状に限定されるものではな
く、種々の変形実施態様を採用し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のパッケージの透視平面図
【図2】 図1の側面図
【図3】 カートリッジの開封手順説明図
【図4】 実施例1のシール部材構造説明図
【図5】 図4のZ方向矢視図
【図6】 実施例2の図4相当図
【図7】 実施例3のシール部材構成図
【図8】 実施例4のシール部材構造説明図
【図9】 実施例5のシール部材構造説明図
【図10】 従来の交換型インクカートリッジの一例の
斜視図
【符号の説明】
1 交換型インクカートリッジ 2 インク供給口 3 大気連通口 4 シール部材 5 包装部材 7 縁部 8 貫通穴 9 切り欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 雅実 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク供給口及び大気連通口を有し、前
    記インク供給口及び大気連通口の開口部をシール部材で
    シールした交換型インクカートリッジであって、前記シ
    ール部材の少なくとも一部に、このインクカートリッジ
    から前記シール部材を剥離するときの剥離力を緩和する
    ための形状を有することを特徴とする交換型インクカー
    トリッジ
  2. 【請求項2】 前記シール部材の、前記インク供給口を
    封止する部分の近傍に、前記剥離力を緩和するための形
    状を有することを特徴とする請求項1記載のインクカー
    トリッジ。
  3. 【請求項3】 前記剥離力の緩和形状は、前記シール部
    材に設けられた切り欠き、あるいは貫通穴であることを
    特徴とする請求項1または2のいずれか記載のインクカ
    ートリッジ。
JP6115388A 1994-05-27 1994-05-27 交換型インクカートリッジ Withdrawn JPH07315437A (ja)

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JP6115388A JPH07315437A (ja) 1994-05-27 1994-05-27 交換型インクカートリッジ

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JP6115388A JPH07315437A (ja) 1994-05-27 1994-05-27 交換型インクカートリッジ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0915443A2 (de) 1997-11-06 1999-05-12 GRUNDIG Aktiengesellschaft Vorrichtung zur Aussendung von Notrufsignalen aus einem Kraftfahrzeug
US6382785B2 (en) 1994-05-31 2002-05-07 Canon Kabushiki Kaisha Replaceable ink cartridge and seal structure thereof
US7583948B2 (en) * 2005-04-28 2009-09-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Time constant automatic adjusting circuit, filter circuit system, and method of automatically adjusting time constant

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US7583948B2 (en) * 2005-04-28 2009-09-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Time constant automatic adjusting circuit, filter circuit system, and method of automatically adjusting time constant
US7865163B2 (en) 2005-04-28 2011-01-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Time constant automatic adjusting circuit, filter circuit system, and method of automatically adjusting time constant

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Effective date: 20010731