JPH0872903A - フィルム状袋容器の内容物排出構造 - Google Patents
フィルム状袋容器の内容物排出構造Info
- Publication number
- JPH0872903A JPH0872903A JP23021294A JP23021294A JPH0872903A JP H0872903 A JPH0872903 A JP H0872903A JP 23021294 A JP23021294 A JP 23021294A JP 23021294 A JP23021294 A JP 23021294A JP H0872903 A JPH0872903 A JP H0872903A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- container
- contents
- nozzle
- gas barrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D75/00—Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes, or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
- B65D75/52—Details
- B65D75/58—Opening or contents-removing devices added or incorporated during package manufacture
- B65D75/5861—Spouts
- B65D75/5872—Non-integral spouts
- B65D75/5883—Non-integral spouts connected to the package at the sealed junction of two package walls
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bag Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ストレッチフィルムを用いたフィルム状袋容
器の該ストレッチフィルム部に注出ノズルを突き刺し、
内容物を排出する際に注出ノズルが抜けたり、グラつい
たりすることがなく液密的に安定して内容物の排出が行
われ、また外気がフィルムを透過して内容物に溶けこ
み、空気酸化等による内容物の劣化を極力阻止すること
が可能な内容物排出構造を提供すること。 【構成】 フィルム状袋容器1と、該容器の周縁部に溶
着され、かつ一端は内容物側に臨み他端は容器外に臨む
ノズル案内路2と、該案内路を閉鎖するストレッチフィ
ルム3と、該案内路に挿入され押圧することによりスト
レッチフィルム3を開裂しフィルム状容器の内容物を注
出するための注出ノズル4とよりなるフィルム状袋容器
の内容物排出構造。
器の該ストレッチフィルム部に注出ノズルを突き刺し、
内容物を排出する際に注出ノズルが抜けたり、グラつい
たりすることがなく液密的に安定して内容物の排出が行
われ、また外気がフィルムを透過して内容物に溶けこ
み、空気酸化等による内容物の劣化を極力阻止すること
が可能な内容物排出構造を提供すること。 【構成】 フィルム状袋容器1と、該容器の周縁部に溶
着され、かつ一端は内容物側に臨み他端は容器外に臨む
ノズル案内路2と、該案内路を閉鎖するストレッチフィ
ルム3と、該案内路に挿入され押圧することによりスト
レッチフィルム3を開裂しフィルム状容器の内容物を注
出するための注出ノズル4とよりなるフィルム状袋容器
の内容物排出構造。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルム状袋容器の内
容物排出構造に関する。特に、ストレッチフィルムを用
いたフィルム状袋容器の該ストレッチフィルム部に注出
ノズルを突き刺し、内容物を排出する際に注出ノズルが
グラついたり、抜けたりすることがなく液密的に安定し
て内容物の排出が行われる内容物の排出構造に関する。
また、外気がフィルムを透過して内容物に溶けこみ、空
気酸化等による内容物の劣化を極力阻止することが可能
な内容物排出構造に関する。
容物排出構造に関する。特に、ストレッチフィルムを用
いたフィルム状袋容器の該ストレッチフィルム部に注出
ノズルを突き刺し、内容物を排出する際に注出ノズルが
グラついたり、抜けたりすることがなく液密的に安定し
て内容物の排出が行われる内容物の排出構造に関する。
また、外気がフィルムを透過して内容物に溶けこみ、空
気酸化等による内容物の劣化を極力阻止することが可能
な内容物排出構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルム状袋容器の一部又は全面
をストレッチフィルムで構成されたフィルム状袋容器が
知られている。この容器は、これにストロ−又はノズル
を突き刺し、液密的に内容物を排出できるようになって
いる。また、内容物の酸化劣化を防止するため、内袋、
外袋の二重の袋からなり、内側の袋の一部又は全部をス
トレッチフィルムで構成し、外側の袋をガスバリア性フ
ィルムで構成したフィルム状袋容器が知られている。
をストレッチフィルムで構成されたフィルム状袋容器が
知られている。この容器は、これにストロ−又はノズル
を突き刺し、液密的に内容物を排出できるようになって
いる。また、内容物の酸化劣化を防止するため、内袋、
外袋の二重の袋からなり、内側の袋の一部又は全部をス
トレッチフィルムで構成し、外側の袋をガスバリア性フ
ィルムで構成したフィルム状袋容器が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法は突き刺したストロ−又はノズルが、内容物を排
出する際にグラついたり、抜けたりする欠点を有する。
また、これらの容器は、これにストロ−又はノズルを突
き刺し、液密的に内容物を排出できる利点を有するが、
反対に通常のストレッチフィルムは、ガスバリア性が劣
るため内容物が酸化しやすいという欠点を有している。
そこで、内容物の酸化を防止するため、内外二重のフィ
ルムからなり、内側のフィルムの一部又は全部をストレ
ッチフィルムで構成し、外側のフィルムをガスバリア性
フィルムで構成したフィルム状袋容器が開発されたが、
この容器にストロ−又はノズルを突き刺すと、生じた穴
と、突き刺したノズル等の外周との間隙から、内部の内
外二重のフィルムで構成される間隙に空気が侵入して、
空気相が生じ、該空気相から空気がストレッチフィルム
を透過して内容物を酸化する欠点を有する。
の方法は突き刺したストロ−又はノズルが、内容物を排
出する際にグラついたり、抜けたりする欠点を有する。
また、これらの容器は、これにストロ−又はノズルを突
き刺し、液密的に内容物を排出できる利点を有するが、
反対に通常のストレッチフィルムは、ガスバリア性が劣
るため内容物が酸化しやすいという欠点を有している。
そこで、内容物の酸化を防止するため、内外二重のフィ
ルムからなり、内側のフィルムの一部又は全部をストレ
ッチフィルムで構成し、外側のフィルムをガスバリア性
フィルムで構成したフィルム状袋容器が開発されたが、
この容器にストロ−又はノズルを突き刺すと、生じた穴
と、突き刺したノズル等の外周との間隙から、内部の内
外二重のフィルムで構成される間隙に空気が侵入して、
空気相が生じ、該空気相から空気がストレッチフィルム
を透過して内容物を酸化する欠点を有する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、これらの欠点
のないフィルム状袋容器の内容物排出構造を提供するこ
とを目的として完成されたものであって、第1の発明に
よれば、フィルム状袋容器に注出ノズルを突き刺し内容
物を排出する際に、注出ノズルが抜けたりグラついたり
することがなく液密的に安定して内容物の排出が行われ
る内容物の排出構造が得られ、また第2及び第3の発明
によれば上記の効果に加えて外気がフィルムを透過して
内容物に溶けこみ空気酸化等による内容物の劣化を極力
阻止することが可能な内容物排出構造が得られる。
のないフィルム状袋容器の内容物排出構造を提供するこ
とを目的として完成されたものであって、第1の発明に
よれば、フィルム状袋容器に注出ノズルを突き刺し内容
物を排出する際に、注出ノズルが抜けたりグラついたり
することがなく液密的に安定して内容物の排出が行われ
る内容物の排出構造が得られ、また第2及び第3の発明
によれば上記の効果に加えて外気がフィルムを透過して
内容物に溶けこみ空気酸化等による内容物の劣化を極力
阻止することが可能な内容物排出構造が得られる。
【0005】以下、本発明を添付した図面に添って説明
する。
する。
【0006】図1は、本発明の1実施例を示す概略説明
図である。即ち、フィルム状袋容器1と、該容器の周縁
部に溶着され、かつ一端は内容物側に臨み他端は容器外
に臨むノズル案内路2と、該案内路を閉鎖するストレッ
チフィルム3と、該案内路に挿入され押圧することによ
りストレッチフィルムを開裂しフィルム状容器の内容物
を注出するための注出ノズル4とよりなるフィルム状袋
容器の内容物排出構造を示している。
図である。即ち、フィルム状袋容器1と、該容器の周縁
部に溶着され、かつ一端は内容物側に臨み他端は容器外
に臨むノズル案内路2と、該案内路を閉鎖するストレッ
チフィルム3と、該案内路に挿入され押圧することによ
りストレッチフィルムを開裂しフィルム状容器の内容物
を注出するための注出ノズル4とよりなるフィルム状袋
容器の内容物排出構造を示している。
【0007】ここに用いられるフィルム状袋容器本体を
構成する素材としては、食品衛生上安全で、あるいは耐
薬品性に優れた素材が用いられ、例えばポリエチレン、
ナイロン、エチレンビニル共重合体等の合成樹脂製フィ
ルム;これらのフィルムにアルミあるいはシリカ等を蒸
着したフィルム;アルミ箔等の金属製フィルム;及びこ
れらのフィルムをラミネ−トしたフィルム等が挙げられ
る。
構成する素材としては、食品衛生上安全で、あるいは耐
薬品性に優れた素材が用いられ、例えばポリエチレン、
ナイロン、エチレンビニル共重合体等の合成樹脂製フィ
ルム;これらのフィルムにアルミあるいはシリカ等を蒸
着したフィルム;アルミ箔等の金属製フィルム;及びこ
れらのフィルムをラミネ−トしたフィルム等が挙げられ
る。
【0008】また本発明で用いられるストレッチフィル
ムとしては、延伸収縮機能を有し、注出ノズルを突き刺
したときに、該フィルムに開裂部が注出ノズルの外周部
に密着しつつエントツ状に延伸形成され、該エントツ状
部の収縮力により該エントツ部内周とノズル外周部との
間は液密性が保持されるものであればいずれを用いても
よく、直鎖状低密度ポリエチレン(Linear Lo
w DensityPolyethylene、以下L
LDPEと略記する)、低密度ポリエチレン(LDP
E)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレ
ン(PP)、ナイロン(NY)、エチレン酢酸ビニル共
重合体(EVA)の素材等の合成樹脂製フィルム、及び
それらのラミネ−トフィルムが挙げられる。具体的に
は、LLDPEフィルム(カナダ・デユポン社製)、パ
ワ−ストレッチフィルム・ユ−ラップWP(日本製紙株
式会社製)、ストレッチフィルム(大和グラビア株式会
社製)及びLLDPEを他のフィルム(アルミ箔を含
む)に積層(ラミネ−ト)したフィルム等が挙げられ
る。
ムとしては、延伸収縮機能を有し、注出ノズルを突き刺
したときに、該フィルムに開裂部が注出ノズルの外周部
に密着しつつエントツ状に延伸形成され、該エントツ状
部の収縮力により該エントツ部内周とノズル外周部との
間は液密性が保持されるものであればいずれを用いても
よく、直鎖状低密度ポリエチレン(Linear Lo
w DensityPolyethylene、以下L
LDPEと略記する)、低密度ポリエチレン(LDP
E)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレ
ン(PP)、ナイロン(NY)、エチレン酢酸ビニル共
重合体(EVA)の素材等の合成樹脂製フィルム、及び
それらのラミネ−トフィルムが挙げられる。具体的に
は、LLDPEフィルム(カナダ・デユポン社製)、パ
ワ−ストレッチフィルム・ユ−ラップWP(日本製紙株
式会社製)、ストレッチフィルム(大和グラビア株式会
社製)及びLLDPEを他のフィルム(アルミ箔を含
む)に積層(ラミネ−ト)したフィルム等が挙げられ
る。
【0009】次に、このような排出構造のフィルム状袋
容器の製造法について説明する。即ち、図2に示すよう
に両面ヒ−トシ−ル可能なストレッチフィルム3を折り
返し線(二等分線)12で2つ折りして図3を得る。
容器の製造法について説明する。即ち、図2に示すよう
に両面ヒ−トシ−ル可能なストレッチフィルム3を折り
返し線(二等分線)12で2つ折りして図3を得る。
【0010】図3において左右端部イ及びロをその外側
からヒ−トシ−ルする。その結果、中央部にノズル案内
路2が完成する。この際、上部開口左右端部ハ、ニにつ
いては、ヒ−トシ−ルをしないことにより、開口補助部
14ができる。この開口補助部により、後述の注出ノズ
ルの挿入が楽に行えるので好ましい。このようにして、
ノズル案内路2を有するポケット状のストレッチフィル
ム15(以下ポケットという)が得られる。
からヒ−トシ−ルする。その結果、中央部にノズル案内
路2が完成する。この際、上部開口左右端部ハ、ニにつ
いては、ヒ−トシ−ルをしないことにより、開口補助部
14ができる。この開口補助部により、後述の注出ノズ
ルの挿入が楽に行えるので好ましい。このようにして、
ノズル案内路2を有するポケット状のストレッチフィル
ム15(以下ポケットという)が得られる。
【0011】次に図1に示すようにフィルム状袋容器の
周縁部の一部(上端部)に設けた開口部16に、ポケッ
ト15を、その開口補助部14を残して挿入させ、その
外側の両面からヒ−トシ−ルする。この際、上記ノズル
案内路2がヒ−トシ−ルされることを防止するため、図
3に示すようにノズル案内路2内に、これと対応する形
のヒ−トシ−ル不可フィルム13を介装する。この結
果、図1においてフィルム状袋容器1の表面1a、ノズ
ル案内路2の表面2a、ノズル案内路2の裏面2b、フ
ィルム状袋容器1の裏面1bがこの順序で一体的に積層
され、その結果フィルム状袋容器1は液密的に密閉され
る。
周縁部の一部(上端部)に設けた開口部16に、ポケッ
ト15を、その開口補助部14を残して挿入させ、その
外側の両面からヒ−トシ−ルする。この際、上記ノズル
案内路2がヒ−トシ−ルされることを防止するため、図
3に示すようにノズル案内路2内に、これと対応する形
のヒ−トシ−ル不可フィルム13を介装する。この結
果、図1においてフィルム状袋容器1の表面1a、ノズ
ル案内路2の表面2a、ノズル案内路2の裏面2b、フ
ィルム状袋容器1の裏面1bがこの順序で一体的に積層
され、その結果フィルム状袋容器1は液密的に密閉され
る。
【0012】このような容器において内容物を注出する
には、先ず注出ノズル4の先端を、開口補助部14から
ノズル案内路2に沿って挿入させ、その先端部(ポケッ
トの底部)のストレッチフィルム3を押圧して開裂し、
容器内容物に到達せしめる。この場合、ノズル案内路2
があるので、注出ノズル4はスム−ズに容器内容物にま
で到達せしめることができ、しかも注出ノズル4はグラ
ついたりすることがない。
には、先ず注出ノズル4の先端を、開口補助部14から
ノズル案内路2に沿って挿入させ、その先端部(ポケッ
トの底部)のストレッチフィルム3を押圧して開裂し、
容器内容物に到達せしめる。この場合、ノズル案内路2
があるので、注出ノズル4はスム−ズに容器内容物にま
で到達せしめることができ、しかも注出ノズル4はグラ
ついたりすることがない。
【0013】図4は、本発明に用いるフィルム状袋容器
の排出構造を示す別の実施態様を示す概略説明図であ
る。即ち、フィルム状袋容器1と、該容器の周縁部に溶
着され、かつ一端は内容物側に臨み他端は容器外に臨む
ノズル案内路2と、該案内路を閉鎖するガスバリア性を
有するフィルム5と、容器内容物と該ガスバリア性を有
するフィルムとの間に介装したストレッチフィルム3
と、該案内路に挿入され押圧することにより先ずガスバ
リア性を有するフィルムを開裂し、次いで該ストレッチ
フィルムを開裂することによりフィルム状袋容器の内容
物を注出するための注出ノズル4とよりなるフィルム状
袋容器の内容物排出構造を示す。
の排出構造を示す別の実施態様を示す概略説明図であ
る。即ち、フィルム状袋容器1と、該容器の周縁部に溶
着され、かつ一端は内容物側に臨み他端は容器外に臨む
ノズル案内路2と、該案内路を閉鎖するガスバリア性を
有するフィルム5と、容器内容物と該ガスバリア性を有
するフィルムとの間に介装したストレッチフィルム3
と、該案内路に挿入され押圧することにより先ずガスバ
リア性を有するフィルムを開裂し、次いで該ストレッチ
フィルムを開裂することによりフィルム状袋容器の内容
物を注出するための注出ノズル4とよりなるフィルム状
袋容器の内容物排出構造を示す。
【0014】図1における符号と同一番号は同一機能を
有しており、本実施例は図1において、ノズル案内路2
を閉鎖するストレッチフィルム3の代わりにガスバリア
性を有するフィルム5を構成し、また該ガスバリア性を
有するフィルム5と容器内容物との間にストレッチフィ
ルム3を介装したことを特徴としている。
有しており、本実施例は図1において、ノズル案内路2
を閉鎖するストレッチフィルム3の代わりにガスバリア
性を有するフィルム5を構成し、また該ガスバリア性を
有するフィルム5と容器内容物との間にストレッチフィ
ルム3を介装したことを特徴としている。
【0015】このように構成することにより、容器内容
物がストレッチフィルム3とガスバリア性を有するフィ
ルム5によって外気と隔離されるため、開封前のガスバ
リア性が改善される。また、使用に際しては注出ノズル
4を該案内路2に導き挿入し押圧することにより先ずガ
スバリア性を有するフィルム5を開裂し、次いでストレ
ッチフィルム3を開裂することによりフィルム状袋容器
の内容物にまで、注出ノズル4の先端部を到達せしめ内
容物を注出することができる。
物がストレッチフィルム3とガスバリア性を有するフィ
ルム5によって外気と隔離されるため、開封前のガスバ
リア性が改善される。また、使用に際しては注出ノズル
4を該案内路2に導き挿入し押圧することにより先ずガ
スバリア性を有するフィルム5を開裂し、次いでストレ
ッチフィルム3を開裂することによりフィルム状袋容器
の内容物にまで、注出ノズル4の先端部を到達せしめ内
容物を注出することができる。
【0016】またこのときストレッチフィルム3を、ガ
スバリア性を有するフィルムに比べて延伸性に優れたも
のを使用すれば、図5に示すように、注出ノズル4を先
ず案内路2に導き、挿入し押圧することにより先ずガス
バリア性を有するフィルム5を開裂し、次いでストレッ
チフィルム3を開裂するが、該ガスバリア性のフィルム
5の開裂先端部5aは、注出ノズルの外周部に密着しつ
つエントツ状に延伸形成されるが、その延伸力は弱いた
めストレッチフィルム3の開裂先端部3aを越えること
はない。従って、ストレッチフィルム3の開裂先端部の
み注出ノズルの外周部に密着しつつエントツ状に延伸形
成され、該エントツ状部の収縮力により該エントツ部内
周とノズル外周部との間は密着し液密性は保たれる。
尚、斜線部(注出ノズル部を除く)はヒ−トシ−ル部を
意味する(図6も同じ)。
スバリア性を有するフィルムに比べて延伸性に優れたも
のを使用すれば、図5に示すように、注出ノズル4を先
ず案内路2に導き、挿入し押圧することにより先ずガス
バリア性を有するフィルム5を開裂し、次いでストレッ
チフィルム3を開裂するが、該ガスバリア性のフィルム
5の開裂先端部5aは、注出ノズルの外周部に密着しつ
つエントツ状に延伸形成されるが、その延伸力は弱いた
めストレッチフィルム3の開裂先端部3aを越えること
はない。従って、ストレッチフィルム3の開裂先端部の
み注出ノズルの外周部に密着しつつエントツ状に延伸形
成され、該エントツ状部の収縮力により該エントツ部内
周とノズル外周部との間は密着し液密性は保たれる。
尚、斜線部(注出ノズル部を除く)はヒ−トシ−ル部を
意味する(図6も同じ)。
【0017】図6は、本発明の他の実施例を示す概略説
明図である。即ち、フィルム状袋容器1と、該容器の周
縁部に溶着され、かつ一端は内容物側に臨み他端は容器
外に臨むノズル案内路2と、該案内路を閉鎖するガスバ
リア性を有するフィルム5と、容器内容物と該ガスバリ
ア性を有するフィルムとの間にストレッチフィルム3を
介して設けた緩衝室6と、該案内路に挿入され押圧する
ことにより先ずガスバリア性を有するフィルムを開裂
し、次いで該緩衝室6を通過しストレッチフィルムを開
裂することによりフィルム状袋容器の内容物を注出する
ための注出ノズル4とよりなるフィルム状袋容器の内容
物排出構造であって、かつ該緩衝室6を構成するガスバ
リア性を有するフィルム5とこれに対面するストレッチ
フィルム3との間隔が、該案内路2に注出ノズル4を挿
入して該ガスバリア性を有するフィルムを開裂した際、
該開裂先端部が対面のストレッチフィルムに接触しない
距離を保持する、フィルム状袋容器の内容物排出構造と
なっている。
明図である。即ち、フィルム状袋容器1と、該容器の周
縁部に溶着され、かつ一端は内容物側に臨み他端は容器
外に臨むノズル案内路2と、該案内路を閉鎖するガスバ
リア性を有するフィルム5と、容器内容物と該ガスバリ
ア性を有するフィルムとの間にストレッチフィルム3を
介して設けた緩衝室6と、該案内路に挿入され押圧する
ことにより先ずガスバリア性を有するフィルムを開裂
し、次いで該緩衝室6を通過しストレッチフィルムを開
裂することによりフィルム状袋容器の内容物を注出する
ための注出ノズル4とよりなるフィルム状袋容器の内容
物排出構造であって、かつ該緩衝室6を構成するガスバ
リア性を有するフィルム5とこれに対面するストレッチ
フィルム3との間隔が、該案内路2に注出ノズル4を挿
入して該ガスバリア性を有するフィルムを開裂した際、
該開裂先端部が対面のストレッチフィルムに接触しない
距離を保持する、フィルム状袋容器の内容物排出構造と
なっている。
【0018】本実施例に用いるノズル案内路2の製造法
は、図7から判るように前述のポケット15に比べてや
や大きめな両面ヒ−トシ−ル可能なストレッチフィルム
3を用意し、その折り返し線(2等分線)12と、該ポ
ケット15の底部15aとの間に、所定の間隔即ち、該
案内路2に注出ノズル4を挿入して該ガスバリア性を有
するフィルム5を開裂した際、該開裂先端部が対面のス
トレッチフィルム3に接触しない距離からなる緩衝室6
を設けて該ポケット15を固定し該二等分線より折り返
し、以下図1のときと同様にヒ−トシ−ルすることによ
り得られる。このようにして得たものが、図6である。
は、図7から判るように前述のポケット15に比べてや
や大きめな両面ヒ−トシ−ル可能なストレッチフィルム
3を用意し、その折り返し線(2等分線)12と、該ポ
ケット15の底部15aとの間に、所定の間隔即ち、該
案内路2に注出ノズル4を挿入して該ガスバリア性を有
するフィルム5を開裂した際、該開裂先端部が対面のス
トレッチフィルム3に接触しない距離からなる緩衝室6
を設けて該ポケット15を固定し該二等分線より折り返
し、以下図1のときと同様にヒ−トシ−ルすることによ
り得られる。このようにして得たものが、図6である。
【0019】図6に示すように、ガスバリア性を有する
フィルム5とこれに対面するストレッチフィルム3と
が、所定の間隔を保ち緩衝室6を形成するときは該案内
路2に注出ノズル4を挿入して該ガスバリア性を有する
フィルム5を開裂した際、該開裂先端部5aが対面のス
トレッチフィルム3に接触しない距離を保持することが
可能となり、該ガスバリア性のフィルム5の開裂先端部
5aは、注出ノズルの外周部に密着しつつエントツ状に
延伸形成されるが、ストレッチフィルム3の開裂先端部
3aを越えることはない。従って、ストレッチフィルム
3の開裂先端部のみ注出ノズルの外周部に密着しつつエ
ントツ状に延伸形成され、該エントツ状部の収縮力によ
り該エントツ部内周とノズル外周部との間は密着し液密
性は保たれる。
フィルム5とこれに対面するストレッチフィルム3と
が、所定の間隔を保ち緩衝室6を形成するときは該案内
路2に注出ノズル4を挿入して該ガスバリア性を有する
フィルム5を開裂した際、該開裂先端部5aが対面のス
トレッチフィルム3に接触しない距離を保持することが
可能となり、該ガスバリア性のフィルム5の開裂先端部
5aは、注出ノズルの外周部に密着しつつエントツ状に
延伸形成されるが、ストレッチフィルム3の開裂先端部
3aを越えることはない。従って、ストレッチフィルム
3の開裂先端部のみ注出ノズルの外周部に密着しつつエ
ントツ状に延伸形成され、該エントツ状部の収縮力によ
り該エントツ部内周とノズル外周部との間は密着し液密
性は保たれる。
【0020】また図5又は図6に示すように外気がノズ
ル案内路内周壁と注出ノズル外周との間隙7を通過し
て、ガスバリア性を有するフィルム5とストレッチフィ
ルム3とで構成される空間8(図5参照)又は緩衝室6
(図6参照)に気相部が形成されるが、この容積は非常
に小量であるため、この空気がストレッチフィルムを透
過して空気酸化等により内容物を劣化させる怖れはほと
んどない特徴を有する。
ル案内路内周壁と注出ノズル外周との間隙7を通過し
て、ガスバリア性を有するフィルム5とストレッチフィ
ルム3とで構成される空間8(図5参照)又は緩衝室6
(図6参照)に気相部が形成されるが、この容積は非常
に小量であるため、この空気がストレッチフィルムを透
過して空気酸化等により内容物を劣化させる怖れはほと
んどない特徴を有する。
【図1】 本発明の1実施例を示す概略説明図である。
【図2】 ポケットの製造に用いるストレッチフィルム
を示す概略説明図である。
を示す概略説明図である。
【図3】 ポケットの製造法を示す概略説明図である。
【図4】 本発明に用いるフィルム状袋容器の排出構造
を示す別の実施態様を示す概略説明図である。
を示す別の実施態様を示す概略説明図である。
【図5】 注出ノズル4をノズル案内路に挿入し押圧す
ることによりガスバリア性を有するフィルムを開裂し、
次いで該ストレッチフィルムを開裂した状態を示す概略
説明図である。
ることによりガスバリア性を有するフィルムを開裂し、
次いで該ストレッチフィルムを開裂した状態を示す概略
説明図である。
【図6】 本発明の他の実施例を示す概略説明図であ
る。
る。
【図7】 注出ノズル4をノズル案内路に挿入し押圧す
ることによりガスバリア性を有するフィルムを開裂し、
次いで該ストレッチフィルムを開裂した状態を示す別の
概略説明図である。
ることによりガスバリア性を有するフィルムを開裂し、
次いで該ストレッチフィルムを開裂した状態を示す別の
概略説明図である。
1;フィルム状袋容器 2;ノズル案内路 3;ストレッチフィルム 3a;開裂先端部 4;注出ノズル 5;バリア性フィルム 5a;開裂先端部 6;緩衝室 7;間隙 8;空間 イ;ヒ−トシ−ル部 ロ;ヒ−トシ−ル部 ハ;非ヒ−トシ−ル部 ニ;非ヒ−トシ−ル部 12;折り返し線(2等分線) 13;ヒ−トシ−ル不可フィルム 14;開口補助部 15;ポケット(ポケット状のストレッチフィルム) 16;開口部
Claims (4)
- 【請求項1】 フィルム状袋容器1と、該容器の周縁部
に溶着され、かつ一端は内容物側に臨み他端は容器外に
臨むノズル案内路2と、該案内路を閉鎖するストレッチ
フィルム3と、該案内路に挿入され押圧することにより
ストレッチフィルム3を開裂しフィルム状容器の内容物
を注出するための注出ノズル4とよりなるフィルム状袋
容器の内容物排出構造。 - 【請求項2】 フィルム状袋容器1と、該容器の周縁部
に溶着され、かつ一端は内容物側に臨み他端は容器外に
臨むノズル案内路2と、該案内路を閉鎖するガスバリア
性を有するフィルム5と、容器内容物と該ガスバリア性
を有するフィルムとの間に介装したストレッチフィルム
3と、該案内路に挿入され押圧することにより先ずガス
バリア性を有するフィルム5を開裂し、次いで該ストレ
ッチフィルム3を開裂することによりフィルム状袋容器
の内容物を注出するための注出ノズル4とよりなるフィ
ルム状袋容器の内容物排出構造。 - 【請求項3】 ストレッチフィルム3が、ガスバリア性
を有するフィルム5に比べて延伸性に優れたものを使用
する請求項2に記載されたフィルム状袋容器の内容物排
出構造。 - 【請求項4】 フィルム状袋容器1と、該容器の周縁部
に溶着され、かつ一端は内容物側に臨み他端は容器外に
臨むノズル案内路2と、該案内路を閉鎖するガスバリア
性を有するフィルム5と、容器内容物と該ガスバリア性
を有するフィルムとの間にストレッチフィルム3を介し
て設けた緩衝室6と、該案内路に挿入され押圧すること
により先ずガスバリア性を有するフィルム5を開裂し、
次いで該緩衝室6を通過しストレッチフィルム3を開裂
することによりフィルム状袋容器の内容物を注出するた
めの注出ノズル4とよりなるフィルム状袋容器の内容物
排出構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06230212A JP3137842B2 (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | フィルム状袋容器の内容物排出構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06230212A JP3137842B2 (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | フィルム状袋容器の内容物排出構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0872903A true JPH0872903A (ja) | 1996-03-19 |
JP3137842B2 JP3137842B2 (ja) | 2001-02-26 |
Family
ID=16904329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06230212A Expired - Fee Related JP3137842B2 (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | フィルム状袋容器の内容物排出構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3137842B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007059643A1 (de) * | 2005-11-25 | 2007-05-31 | Belcap Switzerland Ag | Hermetisch verschlossener flüssigkeitsbeutel mit eingeschweisstem trink- oder spenderstutzen |
KR100761202B1 (ko) * | 2006-11-09 | 2007-09-21 | 두산인프라코어 주식회사 | 머시닝 센터 apc 90도 자동 인텍스 장치 |
JP2008068929A (ja) * | 2007-09-26 | 2008-03-27 | Dainippon Printing Co Ltd | バッグインボックス用内袋 |
KR20220069530A (ko) * | 2020-11-20 | 2022-05-27 | 가톨릭대학교 산학협력단 | 환자의 사용 편의성 향상을 위한 식용 백 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102168902A (zh) * | 2011-03-25 | 2011-08-31 | 海尔集团公司 | 水壶与水管的连接构造 |
-
1994
- 1994-09-01 JP JP06230212A patent/JP3137842B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007059643A1 (de) * | 2005-11-25 | 2007-05-31 | Belcap Switzerland Ag | Hermetisch verschlossener flüssigkeitsbeutel mit eingeschweisstem trink- oder spenderstutzen |
US8028860B2 (en) * | 2005-11-25 | 2011-10-04 | Belcap Switzerland Ag | Hermetically sealed liquid-containing bag with welded-in drinking or dispensing spout |
KR100761202B1 (ko) * | 2006-11-09 | 2007-09-21 | 두산인프라코어 주식회사 | 머시닝 센터 apc 90도 자동 인텍스 장치 |
JP2008068929A (ja) * | 2007-09-26 | 2008-03-27 | Dainippon Printing Co Ltd | バッグインボックス用内袋 |
KR20220069530A (ko) * | 2020-11-20 | 2022-05-27 | 가톨릭대학교 산학협력단 | 환자의 사용 편의성 향상을 위한 식용 백 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3137842B2 (ja) | 2001-02-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6610338B2 (en) | Easy tearing bags and packaging material | |
AU2005313124B2 (en) | Packaging | |
KR20110056372A (ko) | 저장 기간이 개선된 재밀폐가능 식품 패키지 | |
JPH02219744A (ja) | 包装容器の開孔装置 | |
JP2008044642A (ja) | 分岐型スタンディングパウチ | |
US8561843B2 (en) | Spout and container with spout | |
JP2006193173A (ja) | 包装袋及びその製造方法 | |
JP2005015015A (ja) | 易開封性ガセット貼り袋 | |
JPH1179203A (ja) | プラスチックパウチ | |
JP4094363B2 (ja) | プルタブ付き易開封性スタンディングパウチおよび包装体 | |
US20060120633A1 (en) | Permanently sealable odor containment system | |
US20090052814A1 (en) | Tubular bag provided with an openable tubular bag body | |
JPH0872903A (ja) | フィルム状袋容器の内容物排出構造 | |
JP4449964B2 (ja) | 分岐した小室を設けたスタンディングパウチ | |
JP2005510421A (ja) | 再封可能な注ぎ口要素 | |
JP5332233B2 (ja) | パウチ | |
JPH1072041A (ja) | 易開封性包装袋 | |
US10053263B2 (en) | Tearable container closure and envelope comprising same | |
JP2000255596A (ja) | ファスナーバッグおよびファスナー装置 | |
JP2003002341A (ja) | 飲み口用部材付き袋 | |
JP2006306496A (ja) | ガセットタイプ包装袋 | |
JP3336738B2 (ja) | 開封が容易な軟包装袋 | |
JP2003095287A (ja) | 詰め替え用袋包装品 | |
JP7439449B2 (ja) | 包装袋 | |
JP2002326641A (ja) | パウチ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |