JP2003320685A - インクタンクの包装容器および該包装容器を用いるインクタンク - Google Patents

インクタンクの包装容器および該包装容器を用いるインクタンク

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理 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクタンクの物流時におけるインク洩れ、
およびインクタンクの開封時において機能上必須とされ
る大気連通口の先の開封を確実に行うことのできるイン
クタンクの包装容器を提供する。 【解決手段】 インクタンクの1つの開口部であるイン
ク供給口2をその装着によって密閉する弾性部材10を
備えた包装容器7は、フィルム15を貼る面12を有
し、このフィルム15をインクタンクの装着後貼ること
により、フィルム15を剥がすことなく包装容器からの
インクタンク1が取り出せないようにし、併せてフィル
ム15によってインクタンクの2つ目の開口部である大
気連通口5を密閉できる。これにより、インクタンクを
取り出す際には、まず大気連通口5が、インク供給口2
に先だって開放されることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクタンクの包
装容器および該包装容器を用いるインクタンクに関し、
特に、インクジェットヘッドまたは中間の接続部材と連
結されて使用される交換型のインクタンクの包装容器お
よび該包装容器を用いるインクタンクに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、インクジェットヘッドまたは中
間の接続部材と連結されて使用される交換型のインクタ
ンクにおいては、インクジェットヘッドにインクを供給
するためのインク供給口と、インク消費に見合った容積
の空気をインクタンク内に導入するための大気連通口と
の2つの開口部を備えている。
【0003】図11(a)および(b)は、その一例を
示す図である。同図に示されるように、シアン、マゼン
タ、イエローのインクそれぞれのインクタンク1は、中
間の接続部材20を介してインクジェットヘッド22に
接続される。このインクタンク1には、開口部として、
インク供給口2および大気連通孔5の2つが設けられて
いる。インクタンク1が中間部材20に装着されるとき
の固定は、インクタンク1に設けられる可動レバー3に
形成された可動爪4が中間部材20の所定の部位に掛止
されることによって行われる。
【0004】このような2つの開口部を有するインクタ
ンクにあっては、まず、その物流時におけるインクの洩
れを確実に防止すること、および、インクタンクの交換
の際の開封時におけるインクの漏出を確実に防止するこ
とが、インクの漏出による汚染等を避ける点から要求さ
れている。
【0005】このような要求を満たすべく、例えば、特
開平7−76367号公報には、インクを保持し、この
インクを外部へ供給するための開口部を備えたインクカ
ートリッジを包装する包装部材の構成において、インク
カートリッジの開口部を封止するシール部材の少なくと
も一端が上記包装部材の内表面に固定されていること、
および、インクカートリッジの非シール部分に対応する
上記包装部材の一部を離脱してインクカートリッジの一
部を露出させ、インクカートリッジを包装部材から取り
出す動作でシール部材を引きはがすことが開示されてい
る。
【0006】また、インク供給口と大気連通口の2つの
開口部を備えているインクカートリッジにおいて、イン
クカートリッジ内の内圧上昇に起因する開封時のインク
漏出を防止するために、その開口部をシールするシール
部材について、大気連通口の方を先に開封して高くなっ
た内圧を低下させてから上記開口部のシールが除かれる
ように、シール部材をインクカートリッジから剥離する
ときの剥離力を緩和する形状をシール部材のインク供給
口を射止する部分の近傍に設けることが提案されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平7−76367号公報に開示された包装部材および
その開封方法では、インクカートリッジの非シール部分
に対応する包装部材の一部を離脱し、インクカートリッ
ジの一部を露出させ、インクカートリッジのシール部材
を、包装部材からインクカートリッジを取り出す動作で
引きはがすようにしているので、物流時の洩れは防止す
ることが可能であるが、大気連通口が先に開封されると
いう保証がなく、インク供給口からのインク漏出が確実
に防止されるかどうか不明である。
【0008】また、剥離力を緩和する形状をシール部材
のインク供給口を封止する部分の近傍に設けるものにあ
っては、インク供給口と大気連通口とを一体のシール部
材で同時にシールする形態において効果が認められるも
のであり、その適用可能なインクカートリッジの形態が
制限される。
【0009】本発明の目的は、かかる従来の問題を解消
し、インクタンクの形態にかかわらず、物流時における
インク洩れを防止し、また、インクタンクの開封時にお
いて機能上必須とされる大気連通口の先の開封を確実に
行うことのできるインクタンクの包装容器および該包装
容器を用いるインクタンクを提供することにある。
【0010】特に、インクジェットプリンター用インク
タンクを使用する消費者がインクタンクを購入し、イン
クタンク交換時にインクタンクを開封する際、確実に、
インクタンクの大気連通口を開封した後に、インク供給
口を開封することのできるインクタンクの包装容器を提
供することを目的とする。
【0011】本発明のその他の目的は、インクタンクも
しくは、インクジェットヘッドとインクタンクを一体と
したインクジェットカートリッジの大気連通口密閉部材
や、インク供給口密閉部材を物流上の衝撃や環境変化に
よる剥離や脱離から防ぎ、インクジェット記録装置の印
字が満足いくレベルで実現できる経済性の高いインクタ
ンクの包装容器を提供することにもある。
【0012】換言すると、インクタンクを交換する際
に、まず開封する部分が1箇所と規定され、その後の開
封によりインク供拾口が現われる構成とし、消費者が開
封順序を間違えず、正確に、開封操作を行い、プリンタ
本体への装着を可能とするインクタンクの包装容器を提
供するものである。
【0013】さらに、インク供給口からこれを密閉する
部材を除くときに、この密閉部材に付着したインクが周
囲に飛散しないような密閉部材を有したインクタンクの
包装容器を提供することを目的とする。
【0014】なお、本明細書において、インクタンクと
は、その呼称の如何を問わず、インクジェットヘッドに
供給するインクを内部に保持し、大気連通口とインク供
給口との少なくとも2つの開口部を備えるもの全てを含
む意味で用いられるものであり、内部にインクのみが存
在する直液タイプの形態や、内部に負圧発生部材を収容
する負圧発生部材収容部とこれに隣接し底部の連結部で
連通されインクを収容するインク収容部とを具備する形
態を含むものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の第
1の形態では、インクタンクを装着する包装容器におい
て、インクタンクが装着されることによって当該インク
タンクの一の開口部であるインク供給口を密閉する密閉
部材と、インクタンクの装着によって前記密閉部材によ
りインク供給口が密閉された後に装着されて当該インク
タンクの取り外しを防止する部材であって、当該装着に
よって当該インクタンクにおける、大気連通口を含む他
の開口部を密閉する装着部材と、を具えたことを特徴と
する。
【0016】第2の形態では、前記装着部材は、前記大
気連通口の周囲と当該包装容器の一部とに接着されるこ
とによって当該包装容器に装着される一体のフイルム状
部材であることを特徴とする。
【0017】第3の形態では、前記装着部材は、前記大
気連通口の周囲と当該包装容器の一部とにそれぞれ接着
されることによって当該包装容器に装着されるととも
に、相互に接着される別体のフィルム状部材であること
を特徴とする。
【0018】第4の形態では、当該包装容器の一部に形
成され、インクタンクの一部に形成された係合部と係合
する、突起または凹部からなる複数の係合部を有するこ
とにより装着されたインクタンクを固定する固定手段を
さらに具えたことを特徴とする。
【0019】第5の形態では、インクを貯留するインク
タンクにおいて、インクタンクを装着する包装容器であ
って、インクタンクが装着されることによって当該イン
クタンクの一の開口部であるインク供給口を密閉する密
閉部材と、インクタンクの装着によって前記密閉部材に
よりインク供給口が密閉された後に装着されて当該イン
クタンクの取り外しを防止する部材であって、当該装着
によって当該インクタンクにおける、大気連通口を含む
他の開口部を密閉する装着部材と、を具えた包装容器を
用いることを特徴とする。
【0020】以上の構成における第1および第5の形態
によれば、インクタンクを包装容器から取り外すとき、
装着部材の装着を解除する必要がある。この際、インク
タンク等のインクタンクにおけるインク供給口以外の他
の開口部の密閉がともに解除されるので、インク供給口
が開放される前には必ず大気連通口が開放されることに
なる。
【0021】また、第2の形態によれば、一つのフィル
ム状の装着部材で大気連通口周囲と包装容器の一部とを
接着できるので、装着のための部材の節約や装着工を簡
略化できる。
【0022】さらに、第3の形態によれば、別体のフィ
ルム状の装着部材で大気連通口周囲と包装容器の一部と
を接着できるので、特に密閉のための工程等を簡略化で
き、また、製造工程の自由度を増すことができる。
【0023】さらに、第4の形態によれば、突起または
凹部からなる複数の係合部を有することにより装着され
たインクタンクを固定するので、装着のための構造の自
由度を増すことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。 〔実施形態1〕図1は、本発明の第1の実施形態にかか
るインク包装容器およびそれに収納されたインクタンク
を示す斜視図であり、また、図2は、その断面図であ
る。
【0025】図1および図2において、1はインクタン
クであり、インクジェットヘッドにインクを供給するた
めのインク供給口2およびインク消費に見合った容積の
空気をインクタンク内に導入するための大気連通口5を
2つの開口部として備えている。インクタンク1には、
さらに、これがインクジェットヘッドもしくは中間部材
(ともに不図示)に対して着脱される際に用いられる可
動レバー3が設けられる。この可動レバー3は、一方、
インクタンク1がインクタンク包装容器7に収納される
際に、その固定のために用いられる。すなわち、可動レ
バー3には、可動爪4が形成され、これが包装容器7の
一部に設けられた嵌合穴9に掛止することによりインク
タンク1の固定が行われる。同様に、インクタンク1に
は、固定爪6が形成されており、この爪6が包装容器7
に設けられた嵌合穴8と係合することによりインクタン
ク1は、包装容器7に固定される。
【0026】インクタンクを密閉包装するために用いら
れる包装容器7はポリプロピレン等の樹脂で形成され、
底部にインクタンク1のインク供給口2を密閉するため
の弾性部材10を備えている。すなわち、上述のように
インクタンク1がインクタンク包装容器7に収納されて
固定されると、その固定位置で弾性部材10はインクタ
ンク1のインク供給口2を覆いこれを密閉することがで
きる。
【0027】さらに、包装容器7の上端部には、フィル
ム15を貼るためのフランジ部12が形成されており、
この面はインクタンク1が包装容器に固定された状態で
インクタンク1の上面とほぼ同一面になるように設けら
れている。そして、包装容器7にインクタンク1が収納
固定された状態で、図3に示すように、フィルム15が
インクタンク1の大気連通口5の周囲領域11およびカ
バー部材7のフランジ部12(図3において斜線で示す
部分)に熱溶着されることにより、大気連通口15の密
閉が行われるとともに、フィルム15を介したインクタ
ンク1の包装容器7に対する固定もしくは包装容器から
のインクタンクの取り出しの防止が可能となる。
【0028】なお、図3に示す熱溶着部分は、その接着
方法として熱溶着に限られず、例えば接着剤を用いて接
着しても良いが、熱溶着は比較的簡易に行うことができ
る。
【0029】以上の説明からも明らかなように、フィル
ム15を剥がさない限り、インクタンクを取り出すこと
はできない。すなわち、インクタンクの交換などのた
め、フィルム15が貼られた状態の包装容器からインク
タンク1を取り出すには、まずこのフィルム15を剥が
す必要がある。このフィルム15の剥離の際に、その溶
着部である大気連通口5の周囲領域11のフィルムもと
もに剥がされることになり、これによって、大気連通口
5が開放される。その後、可動レバー3を操作すること
により可動爪4の嵌合穴9に対する掛止を解除し、イン
クタンク1を取り出す。この際、インクタンク1のイン
ク供給口2を密閉している弾性部材10との当接が解除
されるため、インク供給口2の密閉が解除される。この
ように、フィルム15を剥がさない限り、インクタンク
1を取り出すことができず、これにより、2つの開口部
の開封順序は、まず大気連通口15が解放され、その後
インク供給口2が開放されるように、常に一定の順序と
することができる。
【0030】さらに、本実施形態では、インク供給口2
に密着する弾性部材10が包装容器7の底部に設けられ
ているため、インクタンク1を包装容器7から取り出す
際に、多少の衝撃が加わってインク滴が周囲に飛散した
としても、その飛散範囲は包装容器7の内部に限られる
ため、例えばユーザーの衣服、手あるいは机の上などを
インクで汚すおそれもない。
【0031】〔実施形態2〕上述の実施形態1では、大
気連通口15の周囲領域および包装容器7のフランジ部
12に接着されるフィルム15は一体のものであった。
この場合、1つの材料で済み、また、フィルム貼付等の
工程も少なくて済むため、コスト的に有利である。しか
し、例えばインクに溶存する空気を減少させインクジェ
ットヘツドにおけるインク吐出を安定させる目的や、高
所などインクタンクが用いられる場所が比較的気圧の低
い場所でインクタンクの開封を行う場合のインクタンク
内の空気の急激な膨張を避ける目的で、インクタンク1
内の空気を予め抜く場合、大気連通口の周囲領域と、包
装容器のフランジ部とをそれぞれ密閉するフィルムを別
のものとした方が工程上簡易な場合がある。
【0032】そこで、本実施形態では、大気連通口の周
囲領域と包装容器のフランジ部とを直接密閉する部材を
それぞれ別のものとする。
【0033】図4は、本実施形態密閉の構成を示す図で
ある。同図に示すように、インクタンク1における大気
連通口5を密閉するためその周囲領域11にフィルム1
6が貼られる。一方、包装容器7における開口部分の周
囲のフランジ部には、フィルム16とは別のフィルム1
5が貼られる。そして、フィルム16は、フィルム15
と所定の部位で接着剤17によって接着される。これに
より、インクタンク1を取り出す際には、フィルム15
とフィルム16とを同時に剥がすことができ、インクタ
ンクにおける2つの開口部の開放順序に関して、上述の
実施形態1で説明したのと同様の効果を得ることができ
る。
【0034】なお、上述の実施形態1では、インクタン
クにおけるフィルム貼付面と包装容器の貼付面であるフ
ランジ部の面は、一体のフィルムを貼付する構成とした
ためほぼ同一面にあることが望ましいものとしたが、本
実施形態では、特にこれに限定されることはない。例え
ばフランジ部に対するフィルムの貼付のための治具に応
じていずれか一方の面が高くなってもよい。
【0035】〔実施形態3〕本実施形態は、インクタン
クを包装容器に固定するための別の構成に関するもので
ある。上述の各実施形態では、インクタンクを包装容器
に固定する構成として、インクタンクの可動レバーに設
けられた可動爪とインクタンクにおいて可動レバーと反
対側の部位に設けられた固定爪とを用いるものとした。
しかし、可動爪は高温環境下でのクリープ等の影響を受
け、その固定力が低下する場合がある。
【0036】このため、本実施形態では、可動部分があ
る固定部材は使用せず、可動爪の代わりに突起を用い
る。図5ないし図7は、本実施形態の包装容器における
インクタンク固定のための構成を示す図である。
【0037】これらの図に示すように、インクタンク1
には、可動爪に代わって2つの突起19が設けられる。
一方、この突起19を利用してインクタンク1を包装容
器7に固定するため、包装容器7には2つの可動爪22
が形成された可動部材21が設けられる。すなわち、イ
ンクタンクの2つの突起19は、それぞれ包装容器の可
動部材21における2つの可動爪22に掛止され、これ
により、インクタンクの包装容器に対する固定が行われ
る。また、インクタンクの取り外し時には、可動部材2
1を外側へ変形させることにより、上記可動爪による掛
止が解除される。
【0038】なお、図8に示すように、可動部材21の
可動爪22を、フィルム15によって熱溶着等により接
着することも可能であり、この場合、可動爪22の突起
19に対する掛止が外れることをより確実に防止でき
る。
【0039】本実施形態におけるインクタンクの2つの
開口部の密閉構成は、上述した実施形態1と同じもので
ある。
【0040】〔実施形態4〕上述の実施形態3で説明し
た可動部材21は、例えばポリプロピレン等の樹脂の弾
性を利用してその部材を可動としていたが、本実施形態
では、ヒンジ構造を利用して可動部材を構成する。
【0041】図9は、本実施形態にかかるインク固定構
造を示す断面図である。同図に示すように、インクタン
ク7の角部を形成する部分をヒンジ26とし、可動爪2
5は、このヒンジ26を支点として回動できるよう構成
される。この構成によれば、金型のスライド構造を省略
でき、包装容器を比較的低コストで製造することができ
る。
【0042】なお、本実施形態においても、インクタン
クの大気連通口を密閉するフィルムの構成は、上述した
実施形態1と同様である。
【0043】〔実施形態5〕上述の各実施形態では、包
装容器はインクタンクの上面を除き略全部の面を覆うも
のとしたが、この形態は比較的高い強度を有することが
できるものであるが、それだけ材料を使用するなど、コ
ストの面で不利な場合がある。一方、包装容器は、少な
くとも、インクタンクのインク供給口を密閉するための
弾性部材を備えてこれをインク供給口に確実に密閉でき
る構成を有し、また、大気連通口を密閉するフィルムを
溶着する部分を有していればよい。
【0044】そこで本実施形態では、図10に示すよう
に、包装容器の両側面を切り欠いた形状とし、これによ
り、コスト等を低減することができる。この場合、フィ
ルム15が溶着される面である包装容器のフランジ12
の面積は少なくなるが、それによる接着力が包装容器の
取り扱い中にフィルムが剥がれない程度のものであれば
よい。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の第1および第5の形態によれば、インクタンクを包装
容器から取り外すとき、装着部材の装着を解除する必要
がある。この際、インクタンク等のインクタンクにおけ
るインク供給口以外の他の開口部の密閉がともに解除さ
れるので、インク供給口が開放される前には必ず大気連
通口が開放されることになる。
【0046】この結果、インクタンクの交換などで包装
容器からインクタンクを取り外すときは、常に、大気連
通口が先に開放され、その後インク供給口が開放される
のでインクタンク内の高圧によるインク漏れを防止でき
る。
【0047】また、第2の形態によれば、一つのフィル
ム状の装着部材で大気連通口周囲と包装容器の一部とを
接着できるので、装着のための部材の節約や装着工を簡
略化できる。
【0048】さらに、第3の形態によれば、別体のフィ
ルム状の装着部材で大気連通口周囲と包装容器の一部と
を接着できるので、特に密閉のための工程等を簡略化で
き、また、製造工程の自由度を増すことができる。
【0049】さらに、第4の形態によれば、突起または
凹部からなる複数の係合部を有することにより装着され
たインクタンクを固定するので、装着のための構造の自
由度を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるインクタンク
包装容器を示す斜視図である。
【図2】上記包装容器の断面図である。
【図3】上記包装容器におけるフィルムの貼付構成を示
す平面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態にかかる包装容器にお
けるフイルムの貼付構成を示す平面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態にかかる包装容器にお
けるインクタンク固定構造を示す斜視図である。
【図6】上記固定構造の詳細を示す斜視図である。
【図7】上記固定構造の詳細を示す断面図である。
【図8】上記固定構造の詳細を示す平面図である。
【図9】本発明の第4の実施形態にかかる包装容器にお
けるインクタンク固定構造を示す部分断面図である。
【図10】本発明の第5の実施形態にかかるインクタン
ク包装容器を示す斜視図である。
【図11】(a)および(b)は、本発明に使用するイ
ンクタンクと、そのインクジェットヘッドヘの装着を示
す図である。
【符号の説明】
1 インクタンク 2 インク供給口 3 可動レバー 4 可動爪 5 大気連通口 6 固定爪 7 包装容器 8,9 嵌合穴 10 弾性部材 12 フランジ部 15,16 フィルム 19 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 KC04 KC07 KC16 3E067 AB49 AB91 AB96 AB99 AC01 BA02A BA02C BA15A BA15C BA25A BA25C BA33A BA33C BB14A BB14C BB16A BB16C BC02A BC02C BC07A BC07C EA04 EA06 EA22 EA33 EC05 EC08 EC12 EC38 GD06 GD10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクタンクを装着する包装容器におい
    て、 インクタンクが装着されることによって当該インクタン
    クの一の開口部であるインク供給口を密閉する密閉部材
    と、 インクタンクの装着によって前記密閉部材によりインク
    供給口が密閉された後に装着されて当該インクタンクの
    取り外しを防止する部材であって、当該装着によって当
    該インクタンクにおける、大気連通口を含む他の開口部
    を密閉する装着部材と、を具えたことを特徴とする包装
    容器。
  2. 【請求項2】 前記装着部材は、前記大気連通口の周囲
    と当該包装容器の一部とに装着されることによって当該
    包装容器に装着される一体のフィルム状部材であること
    を特徴とする請求項1に記載の包装容器。
  3. 【請求項3】 前記装着部材は、前記大気連通口の周囲
    と当該包装容器の一部とにそれぞれ接着されることによ
    って当該包装容器に装着されるとともに、相互に接着さ
    れる別体のフィルム状部材であることを特徴とする請求
    項1に記載の包装容器。
  4. 【請求項4】 前記フィルム状の装着部材は、熱溶着に
    より、前記大気連通口の周囲と前記包装容器の一部とに
    接着されることを特徴とする請求項3に記載の包装容
    器。
  5. 【請求項5】 当該包装容器の一部に形成され、インク
    タンクの一部に形成された係合部と係合する、突起また
    は凹部からなる複数の係合部を有することにより前記装
    着されたインクタンクを固定する固定手段をさらに具え
    たことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載
    の包装容器。
  6. 【請求項6】 インクを貯留するインクタンクにおい
    て、 インクタンクを装着する包装容器であって、 インクタンクが装着されることによって当該インクタン
    クの一の開口部であるインク供給口を密閉する密閉部材
    と、 インクタンクの装着によって前記密閉部材によりインク
    供給口が密閉された後に装着されて当該インクタンクの
    取り外しを防止する部材であって、当該装着によって当
    該インクタンクにおける、大気連通口を含む他の開口部
    を密閉する装着部材と、を具えた包装容器を用いること
    を特徴とするインクタンク。
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