JP2000198218A - インクジェット記録ヘッドカ―トリッジの保管容器及び保管方法 - Google Patents

インクジェット記録ヘッドカ―トリッジの保管容器及び保管方法

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JP2000198218A JP11113636A JP11363699A JP2000198218A JP 2000198218 A JP2000198218 A JP 2000198218A JP 11113636 A JP11113636 A JP 11113636A JP 11363699 A JP11363699 A JP 11363699A JP 2000198218 A JP2000198218 A JP 2000198218A
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健 保坂
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Bunichi Nakamura
文一 中村
亘 ▲高▼橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分離可能型のヘッドカートリッジが大型化し
た場合でも、輸送中での記録ヘッドからのインク漏れ、
及び印字特性の低下を防止する。 【解決手段】 保管容器5内に密閉保持されるインクジ
ェット記録ヘッドカートリッジ1は、インクの吐出口を
備える記録ヘッド9と、インクタンクを交換可能に装着
するタンクホルダ6とを有する。出荷時には、タンクホ
ルダ6には、外部と連通する大気連通部を備える負圧発
生部材収納室と、負圧発生部材収納室との連通部を除い
て外部に対して密閉空間を形成する密閉室とを有する保
管タンク2が装着され、吐出口はシール部材でシールさ
れる。保管タンク2は、大気連通部を介して負圧発生部
材収納室が保管容器5内と連通するとともに、保管容器
5内の飽和水蒸気量に相当する量以上のインクを保持
し、かつ、記録ヘッド9内には保管タンク2からインク
が充填されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に対して着脱自在に交換可能なインクジェット記
録ヘッド(以下記録ヘッド)の密閉シール状態での輸送
及び保管を経て販売する販売形態等の出荷パッケージに
関し、具体的には記録ヘッドに供給するためのインクを
収納するインクタンクに対して着脱自在な記録ヘッドカ
ートリッジの輸送及び保管に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、記録ヘッド
の吐出口から液体インクを吐出して紙などの被記録媒体
に文字や画像等の記録を行なうものであり、記録装置で
使用される記録ヘッドには、大別してパーマネント型と
ディスポーザブル型の2種類がある。
【0003】パーマネント型の記録ヘッドは、記録装置
の出荷時に記録ヘッドが装置に既に組込まれており、故
障時などに限ってサービスマンがヘッドの交換を行なう
ようになっている。このようなパーマネント型の記録ヘ
ッドの場合には、輸送、保管時に記録ヘッドに記録イン
クあるいは保存液を充填した状態で記録ヘッドの吐出口
にキャップを施し、輸送・保管をすることが多い。
【0004】また、ディスポーザブル型の記録ヘッド
は、更に大別すると、記録ヘッドに供給する為のインク
を保持するインクタンクと常時一体となっている一体型
ヘッドカートリッジと、記録ヘッドにタンクの装着部と
してのタンクホルダーを設け、必要に応じて両者を分離
可能としたタンク分離可能型のヘッドカートリッジとに
分けることができる。何れの場合も操作者が必要に応じ
て新たなカートリッジに交換することで、ヘッドの交換
を行なうことができる。
【0005】一体型ヘッドカートリッジの輸送・保管に
ついては、例えば本出願人による特開平3−17615
6号公報(特登録2683120号)等が知られてい
る。上記公報では、タンク内にインクが充填されるとと
もに、記録ヘッドの吐出口、及びインクタンクに設けら
れた大気連通口を共にシールする構成が開示されてい
る。
【0006】これに対して、分離可能型のヘッドカート
リッジの輸送・保管については、交換されるヘッドに交
換可能なタンクを装着して一体的にパッケージとする
と、記録装置との電気的な接続部である記録ヘッドのコ
ンタクト部にインクの蒸発成分が付着して記録ヘッドの
機能低下を招くとして、これらを個別にすることを提案
した本出願人による特開平6−183028号公報が知
られている。上記公報では、ヘッドのハンドリング部材
とヘッドの空隙からの蒸発に対して保湿部材を用いるこ
と、及び、ヘッド内にインクあるいは保存液を充填する
とともに吐出口をシール部材及びキャップ部材によりシ
ールすること、についても開示する。また、特開平7−
17056号公報では、不活性ガスを充填した密閉パッ
ケージ内にインクを充填したヘッドを収納する輸送・保
管方法を開示する。
【0007】一方、上述した記録ヘッドに供給する為の
インクを保持するインクタンク単体としては、インクタ
ンクのインク収納効率及び使用効率を向上させる目的
で、記録ヘッドに対して負圧を発生する負圧発生室と、
インクを直接収容するインク収容室とを連通部を介して
一体にしたインクタンクが提案され、実用化されてい
る。
【0008】この例としては、例えば密閉される大気連
通口の近傍の負圧発生部材のインクを保持しない領域と
する発明を開示した特開平7−125232号公報(特
登録2684508号)、気液交換を促進する構造を備
えた仕切り壁の発明を開示した特開平6−40043号
公報(特登録2683187号)を挙げることができ
る。上記公報においては、負圧発生室内を大気に対して
連通状態にするための大気連通口及び記録ヘッドなどの
外部へインクを供給するためのインク供給口を共にシー
ルするインクタンク単体での販売形式についても開示さ
れており、優れた発明である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インクジェ
ット記録装置は、近年、種々の被記録媒体に一層の高精
細な記録を行なうことが求められている。
【0010】このため、記録装置に搭載されるインクタ
ンクの個数及びタンク内に収容されるインクの種類が増
加する傾向にあり、それに伴い上述のタンク分離可能型
のヘッドカートリッジについても一つのカートリッジで
複数のインクタンクを同時に装着できるものが多くなっ
ている。また、交換インクタンクの交換回数を低減させ
る目的で、インクタンクそのものも大型化する傾向があ
る。そのため、交換インクタンクとの装着部が大型化す
ることで、ヘッドカートリッジ自体の占める大きさも大
きなものとなる。
【0011】一方で、このような記録装置においては、
インク収納量を増大し交換回数を減らしより一層の小型
化を達成するために、交換インクタンクに上述の負圧発
生室とインク収容室とを一体化した構造のような、イン
クを直接収容するインク収容部を備えた構造を採用する
ことは望ましい。
【0012】このような大型のヘッドカートリッジにつ
いて、上述の従来技術と同様、吐出口をシール部材及び
キャップによる公知のシール手段によりシールするとと
もに内部にインクを充填したヘッドカートリッジを前記
特開平3−176156号公報にあるようなブリスター
パック内で密閉保存したところ、使用開始初期におい
て、吐出性能に不都合が見られるという現象が生じた。
特に、この傾向は、20pl以下の小ドットの吐出を行
なうヘッドにおいては顕著であった。
【0013】本発明者等はこの原因の解明を行なった結
果、従来のヘッドカートリッジに比べ、ヘッド内の親水
性が低下しており、この親水性の低下により小ドットの
吐出に影響を与えることが分かった。そして、親水性の
低下の原因について検討を行なった結果、ブリスターパ
ック等の密閉パッケージの容量と、インクが充填される
ヘッド内容積との相関関係に要因があるという知見に至
った。従って、この知見に基づいて、最適な記録ヘッド
の販売形式を提案することが重要と認識された。
【0014】他方、上述した構造のインクタンクをヘッ
ドカートリッジの交換タンクとしてタンクホルダーに装
着するとともに、記録ヘッドの吐出口をそれぞれ公知の
シール手段によりシールしたヘッドカートリッジをブリ
スターパック内で密閉保存したところ、密閉されたイン
クタンク内の気体の膨張によって、吐出口面からのイン
ク漏れが発生するという新たな課題が生じるに至った。
【0015】本発明の目的は、上述した負圧発生室とイ
ンク収容室とを一体化したインクタンクを交換タンクと
して利用することで限られたスペースを有効に利用する
分離可能型のヘッドカートリッジに対して、ヘッドカー
トリッジが大型化した場合であっても記録ヘッドの印字
特性を低下させることのない、記録ヘッドの保管容器及
び保管方法を提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、上述の新規な知見を
基に、インクを直接収容することで限られたスペースを
有効に利用する分離可能型のヘッドカートリッジに対し
て、ヘッドカートリッジが大型化した場合でも、輸送中
にインク漏れを起こすことなく、かつ、記録ヘッドの印
字特性を低下させることのない、記録ヘッドの保管容器
を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明のインクジェット記録ヘッドカートリッジの
保管容器は、インクを吐出する吐出口を有するインクジ
ェット記録ヘッドと、インクタンクを交換可能に装着す
る装着部と、を備えるインクジェット記録ヘッドカート
リッジを密閉保持する保管容器において、前記インクジ
ェット記録ヘッドカートリッジは、負圧を発生する負圧
発生部材を備えると共に外部と連通する大気連通部を備
える負圧発生部材収納室と、該負圧発生部材収納室と連
通する連通部を備えると共に該連通部を除いて外部に対
して密閉空間を形成する密閉室と、を備える保管タンク
を前記装着部に装着して具備するとともに、前記吐出口
をシールするシール部材を備え、前記保管タンクは前記
大気連通部を介して前記負圧発生部材収納室が保管容器
内と連通するとともに、該負圧発生部材収納室の負圧発
生部材のみがヘッドに供給できるインク量として前記保
管容器内の飽和水蒸気量に相当するインク量以上に保持
するとともに前記記録ヘッド内に前記インクが充填され
ていることを特徴とする。
【0018】本発明の他の形態によるインクジェット記
録ヘッドカートリッジの保管容器は、インクを吐出する
吐出口を有するインクジェット記録ヘッドと、インクタ
ンクを交換可能に装着する装着部と、を備えるインクジ
ェット記録ヘッドカートリッジを密閉保持する保管容器
において、前記インクジェット記録ヘッドカートリッジ
は、負圧を発生する負圧発生部材を備えると共に外部と
連通する大気連通部と前記記録ヘッドと連通する供給口
とを備える負圧発生部材収納室と、該負圧発生部材収納
室と連通する連通部を備えると共に該連通部を除いて外
部に対して密閉空間を形成する密閉室と、を備える保管
タンクを前記装着部に装着して具備するとともに、前記
吐出口をシールするシール部材を備え、前記保管タンク
は前記大気連通部を介して前記負圧発生部材収納室が保
管容器内と連通し、該負圧発生部材収納室の負圧発生部
材のみが、前記記録ヘッドに対して負圧を発生するとと
もに前記密閉室が前記大気連通部を介した前記保管容器
内との連通状態を実質的に確保できるようにインクを保
持することを特徴とする。
【0019】本発明の更に他の形態によるインクジェッ
ト記録ヘッドカートリッジの保管容器は、インクを吐出
する吐出口を有するインクジェット記録ヘッドと、イン
クを直接収容するインク収容部を有するインクタンクを
交換可能に装着する装着部とを備え、前記インクタンク
から前記インクジェット記録ヘッドへのインクの供給が
前記装着部に設けられたインク供給管を介して行われる
インクジェット記録ヘッドカートリッジを密閉保持する
保管容器において、前記インクジェット記録ヘッドカー
トリッジは、負圧を発生する負圧発生部材を収納すると
ともに外部と連通する大気連通部を備えた負圧発生部材
収納室を有する、前記インクタンクとは異なる保管部材
を、前記負圧発生部材を前記インク供給管に当接させた
状態で前記装着部に装着して具備するとともに、前記吐
出口をシールするシール部材を備え、前記負圧発生部材
には前記保管容器内の飽和水蒸気量に相当するインク量
以上のインクが保持され、前記負圧発生部材に保持され
たインクが前記記録ヘッド内に充填されていることを特
徴とする。
【0020】また、本発明のインクジェット記録ヘッド
カートリッジの保管方法は、インクを吐出する吐出口を
有するインクジェット記録ヘッドと、インクタンクを交
換可能に装着する装着部と、を備えるインクジェット記
録ヘッドカートリッジを密閉空間内で保管する保管方法
において、前記ヘッドカートリッジは、負圧を発生する
負圧発生部材を備えると共に外部と連通する大気連通部
と前記記録ヘッドと連通する供給口とを備える負圧発生
部材収納室と、該負圧発生部材収納室と連通する連通部
を備えると共に該連通部を除いて外部に対して密閉空間
を形成する密閉室と、を備える保管タンクを前記装着部
に装着して具備するとともに、前記吐出口をシールする
シール部材を備え、前記保管タンクは前記大気連通部を
介して前記負圧発生部材収納室が密閉空間内と連通し、
該負圧発生部材収納室の負圧発生部材のみが、前記記録
ヘッドに対して負圧を発生するとともに前記密閉室が前
記大気連通部を介した前記密閉空間内との連通状態を実
質的に確保できるようにインクを保持することを特徴と
する。
【0021】上述の保管容器、及び保管方法によれば、
負圧発生部材収納室の負圧発生部材のみがインクを保持
するとともに、大気連通部を介して負圧発生部材収納室
が密閉空間を形成する保管容器内と連通することで、輸
送中等の気圧や温度の変動に対して負圧発生部材収納室
内のインクが記録ヘッドから漏れ出すのを効果的に防止
することができる。また、負圧発生部材が、記録ヘッド
に供給できるインク量として前記保管容器内の飽和水蒸
気量に相当するインク量以上に保持するとともに、前記
記録ヘッド内に前記インクが充填されていることで、記
録ヘッド内インクの損失を防止し、記録ヘッドの印字特
性の低下を抑制することができる。
【0022】従って、開封後、上述の負圧発生部材収納
室とインク収容室とを連通部を介して一体にした別売の
交換インクタンク(それぞれの収納室にインクを保持し
ている)を装着すれば、問題なく正常な吐出を行なうこ
とができる。なお、記録ヘッド内インクの損失を防止す
るために必要なインク量としては、実用上は負圧発生部
材が前記記録ヘッドに対して負圧を発生できる程度にイ
ンクを保持していればよい。
【0023】本発明は上述の構成だけでも上記課題を解
決するものであるが、さらに以下の構成を有することに
よって、詳細は後述するが、より好ましい構成とするこ
とができる。
【0024】インクジェット記録ヘッドカートリッジが
保管タンクを装着部に装着して具備する保管容器におい
ては、保管タンクに負圧発生部材収納室と密閉室とを形
成するための分離壁を備えるとともに、分離壁の負圧発
生部材収納室側に、大気連通部と密閉室との連通を促進
させるための大気導入溝を備えることは密閉室と保管容
器内部とを確実に連通させることが出来るのでより好ま
しい。あるいは、保管タンクに負圧発生部材収納室と密
閉室とを形成するための分離壁を備えるとともに、負圧
発生部材に保持されているインクが形成する界面が連通
部と接する領域よりも供給口側に位置するようにしても
よい。
【0025】また、保管容器(あるいは保管を行なうた
めの密閉空間)を、容器内部の圧力の変化に対して変形
可能とすることで、内圧の増大を緩和させ、ヘッドから
のインク漏れをより効果的に防止することができる。
【0026】一方、保管部材をインクジェット記録ヘッ
ドカートリッジの装着部に装着した保管容器において
は、装着部が、底壁の周囲を側壁で包囲されて保管部材
を保持する開口を有し、保管部材がこの装着部に装着さ
れた状態で、底壁からの保管部材の高さが側壁の先端か
ら突出しない高さとすると、インクジェット記録ヘッド
カートリッジに外部からの衝撃が加わっても保管部材が
装着部から外れにくくなる。
【0027】また、保管部材が、上記開口を構成する側
壁との係合構造によって装着部に着脱自在に保持され、
この係合構造の係合を解除するために弾性支持されたレ
バーが保管部材に設けられた場合、上記係合を解除する
際のレバーの可動範囲を制限するストッパを備えた構成
とすることで、インクジェット記録ヘッドカートリッジ
に外部からの衝撃が加わったときのレバーの破損が防止
される。さらに、保管部材が、上記開口を構成する側壁
との係合構造によって装着部に着脱自在に保持され、こ
の係合構造の係合を解除するために弾性支持されたレバ
ーが保管部材に設けられた場合、装着部の開口端に向か
って延びる保管部材側壁を更に設け、この保管部材側壁
に、レバーの先端が保管部材側壁の先端側に向かって延
びるようにレバーの根元を支持することで、レバーによ
る上記係合の解除が容易に行える。加えて、保管部材の
負圧発生部材収納室の高さを高くすることなく必要な量
のインクを保持するために、インク供給管の周囲にはゴ
ム部材がインク供給管の先端部を突出させて配設される
とともに、負圧発生部材収納室はゴム部材が当接する突
形状の環状部を備え、インク供給管は、先端部を環状部
の開口に侵入させて負圧発生部材と当接する構成として
もよい。
【0028】本発明の保管容器及び保管方法は、特に記
録ヘッドの吐出口から吐出されるインク滴の大きさが2
0pl以下の場合に効果的である。また、保管タンクに
収納されているインクの色材が水溶性であると、ヘッド
内のインク成分の濃縮が行われるために、結果として通
常のインクに対して濡れ性が向上し、ヘッドの使用初期
に極めて良好な吐出を行なうことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0030】(第1実施例)図1は、本発明の第1実施
例の保管容器を説明するための概略分解斜視図であり、
図3は図1に示した保管容器の側面図である。インクジ
ェット記録ヘッドカートリッジ1は、インクを吐出する
記録ヘッド9及び不図示の記録装置との電気的接続部8
とを備える記録ヘッドユニット7と、交換用のインクタ
ンク及び保管タンク2を同時に3個(2Y、2M、2
C)装着可能な装着部としてのタンクホルダ6とを備え
ている。記録ヘッド9は吐出口からインクを吐出するた
めに内部に例えば電気熱変換素子が備えられ、この素子
の発熱による気泡の発生でインクを吐出することができ
る。本実施例の場合、このような電気熱変換素子を1つ
の吐出口につき2つ有することで、20pl以下の小液
滴と、40pl程度の大液滴とを適宜吐出することがで
きる。このように吐出液滴の吐出量を変調させること
で、高階調記録を実現することが可能となっている。
【0031】保管容器5は、本実施例においては、開口
端にフランジ部を備え前述したインクジェット記録カー
トリッジ1を収納するための収納空間を形成するヘッド
収納容器5aと、フランジ部との接合によってヘッド収
納容器5aとともに密閉空間を形成する蓋部材5bとで
構成される。本実施例では、蓋部材5b及びヘッド収納
容器5aとしてはPET(ポリエチレンテレフタレー
ト)樹脂が用いられており、接合部はヒートシールによ
りシールされている。
【0032】ここで、本実施例のインクジェット記録ヘ
ッドカートリッジ1は、3つの保管タンク2を装着し、
記録ヘッド9の吐出口を図3及び図7に示すようにキャ
ップ13及びシール13A等公知のシール手段によりシ
ールした状態で上述の保管容器5内に収納されている。
保管タンク2は、上述したタンクホルダ6の係合穴と係
合するための第1の爪(ラッチ爪)10A(図4参照)
を備えるレバー10と、タンクホルダ6の抜け止め穴と
嵌合する第2の爪(爪状突起)11とをそれぞれ備えて
いる。
【0033】ここで、本発明の保管タンク2は、保管容
器5の内部を説明するための上面図である図2(図3の
C−C断面図)及び図7のA−A断面図である図4に示
すように、負圧を発生する負圧発生部材21を備えると
ともに外部と連通する大気連通部12と、インクジェッ
ト記録ヘッドカートリッジ1のインク供給管20と連通
する供給口18とを備える負圧発生部材収納室Sと、負
圧発生部材収納室Sと連通する連通部16を備えるとと
もにこの連通部16を除いて外部に対して密閉空間を形
成する密閉室Iとを備えている。なお、供給口18には
負圧発生部材21より高い毛管力を発生させることので
きる圧接体が、負圧発生部材21に対して密着して設け
られている。
【0034】負圧発生部材収納室Sと密閉室Iとは分離
壁Pによって仕切られており、この分離壁Pの負圧発生
部材収納室S側には大気連通部12と密閉室Iとの連通
を促進させるための大気導入溝14が設けられている。
【0035】なお、本実施例の保管タンク2は、負圧発
生部材収納室S側に開口部を備えるとともに大気連通用
の溝(不図示)を備えたタンク上部に対して、大気連通
部形成シール4を張り付けることで大気連通部12が形
成されている。また、符号17はボール(栓)であり、
後述する交換用インクタンクに於いて、密閉室内にイン
クを充填するために用いられるものである。
【0036】本実施例の保管タンク2は、実際に印字を
行なう時に用いる染料等の水溶性の色材からなるインク
を図4の網線部で示す領域にのみ保持させている。本実
施例ではこの領域のインク界面15の端面15Aは、連
通部16に接する領域よりも供給口18側に位置するよ
うになっている。従って、密閉室I内の気体は、連通部
16を介して大気連通部12から保管容器内部の空間と
連通することが出来るので、気圧や温度の変動に対して
保管タンク2内のインクが記録ヘッド9から漏れ出すの
を効果的に防止することができる。
【0037】ここで、負圧発生部材21に保持されるイ
ンク量、及びインク界面について図5及び図6を用いて
補足する。図5及び図6は、本発明の第1実施例の保管
容器の変形例を説明するための保管容器の断面図であ
る。
【0038】図5においては、上述したインク界面15
の端面15Aは大気導入溝14の途中に存在し、連通部
16近傍の負圧発生部材21はインクを保持している。
この場合、密閉室I内の気体は、大気導入溝14を介し
て大気連通部12から保管容器内部の空間と連通するこ
とが出来るので、前述の実施例と同様、記録ヘッド部か
らインクが漏れることはない。
【0039】また、図6においては、上述したインク界
面15の端面15Aは大気導入溝14の上端部14Aよ
りわずかに上方に位置しており、連通部16及び大気導
入溝14近傍の負圧発生部材21もインクを保持してい
る。しかし、密閉室I内の気体は、大気導入溝14の上
端部14Aのインクを負圧発生部材21内のインクを保
持していない空間(図中の網線部以外の領域)に押しの
けることで前述の図5の場合と同様、大気導入溝14を
介して大気連通部12から保管容器内部の空間と連通す
ることが出来るので、記録ヘッド部からインクが漏れる
ことはない。
【0040】また、図4から図6に示すいずれの場合に
おいても、保管タンク2の負圧発生部材21のみが記録
ヘッドに供給できるインク量として前記保管容器内の飽
和水蒸気量に相当するインク量以上に保持するとともに
前記記録ヘッド内に前記インクが充填されていること
で、記録ヘッド内インクの損失を防止し、結果的に記録
ヘッド9の印字特性の低下を抑制することができる。こ
こで、記録ヘッド9内のインクの損失を防止するために
保管タンク2内に必要なインク量としては、実用上は保
管タンク2内の負圧発生部材21が記録ヘッド9に対し
て負圧を発生できる程度にインクを保持していればよ
い。
【0041】上述した、記録ヘッド9からのインクの漏
れの防止、及び記録ヘッド9内のインクの損失の防止の
効果は、インクを直接収容することで限られたスペース
を有効に利用する分離可動型のインクジェット記録ヘッ
ドカートリッジ1に対して、インクジェット記録ヘッド
カートリッジ1が大型化した場合でも有効である。
【0042】なお、上述したように保管タンク2に収納
されているインクの色材が水溶性であると、密閉空間で
ある保管容器内にインクが蒸発することで記録ヘッド内
のインク成分の濃縮が行われ、結果として通常のインク
に対して濡れ性が向上し、記録ヘッドの使用初期に極め
て良好な吐出を行なうことができる。
【0043】また、保管容器5(あるいは保管を行なう
ための密閉空間)を、例えば肉圧を薄くするなどして容
器内部の圧力の変化に対して変形可能とすることで、内
圧の増大を緩和させ、記録ヘッド9からのインク漏れを
より効果的に防止することができる。
【0044】加えて、上述した実施例において、記録ヘ
ッド9の吐出口のシール13Aとしては、図8に示すよ
うにディンプル19(図面に記載の数値の単位はmm)
を設け、その部分が接着部となるようにすることで、剥
離性を向上させることができる。
【0045】以上説明した第1実施例では、保管タンク
2は別体のものを3つ用意しているが、これらを一体と
してもよい。その場合、レバー10及び係合用の爪(第
1の爪10A、第2の爪11)については一つにしても
よい。
【0046】(第2実施例)図9及び図10は本発明の
第2実施例の保管容器を説明するための概略分解斜視図
及び上面図であり、それぞれ第1実施例の図1及び図2
に対応するものである。以下、共通する機能を有する部
分については同じ番号を付して説明する。
【0047】本実施例では、前述のカラーカートリッジ
に対応するブラック用のインクジェット記録ヘッドカー
トリッジ1Bkを保管するための保管容器5であり、イ
ンクジェット記録ヘッドカートリッジ1Bkに装着され
るインクタンク(交換用タンク及び保管タンク2Bk)
は1つのみで、その容量が前述の第1実施例のタンクよ
り大きくなっている点、交換用タンクと保管タンクに収
納されているインクの種類が異なっている点(詳細は具
体例において後述する)、で前述の第1実施例とは異な
っている。
【0048】本実施例では、インクジェット記録ヘッド
カートリッジ1Bkの外部形状を図1に示したカラー用
のインクジェット記録カートリッジ1とほぼ同形状とす
ることで、前述した第1実施例のインクジェット記録ヘ
ッドカートリッジ用の保管容器と容器を共通化させるこ
とができる。
【0049】(第3実施例)図11は、本発明の第3実
施例の保管容器を説明するための概略斜視図であり、図
12は、図11に示す保管容器の内部を説明するための
断面図である。また、図13(a)〜(d)は、それぞ
れ図11に示す保管キャップユニットの平面図(a)、
縦断面図(b)、底面図(c)及び右側面図(d)であ
る。以下、第1実施例と同じ構成については第1実施例
の説明に用いた図面と同じ符号を用いて本発明の第3実
施例について説明する。
【0050】前述した第1及び第2実施例ではインクジ
ェット記録ヘッドカートリッジのタンクホルダに保管タ
ンクを装着した例を示したが、本実施例では、その保管
タンクに代えて、保管部材として保管キャップユニット
31を装着している。
【0051】すなわち、図11に示すように、シアン、
マゼンタ、イエローの3色のインクで記録を行うための
カラーカートリッジであるインクジェット記録ヘッドカ
ートリッジ1のタンクホルダ6には、このインクジェッ
ト記録ヘッドカートリッジ1による印字動作の際に用い
られる、インクを直接収容するインク収容部を有する通
常のインクタンク(不図示)とは異なる保管キャップユ
ニット31が着脱自在に装着されており、この状態で、
インクジェット記録ヘッドカートリッジ1をヘッド収納
容器5a内に保持し、ヘッド収納容器5aの開口端を蓋
部材5bで塞いでヘッド収納容器5aの内部を密閉する
ことで、保管容器が構成される。
【0052】保管キャップユニット31は、第1実施例
で説明した保管タンクの更なるバリエーションであり、
図11〜図13に示すように、フレーム状のキャップ筐
体32と、キャップ筐体32の一端部に一体的に設けら
れ、内部にそれぞれ負圧発生部材35を収納する3つの
筒状の負圧発生部材収納室33と、キャップ筐体32の
他端部に一体的に設けられ、タンクホルダ6と係合する
ことで保管キャップユニット31をタンクホルダ6内に
保持させたり保持を解除させるためのレバー34とを有
する。
【0053】負圧発生部材収納室33はそれぞれ、イン
クを吸収保持している2つの負圧発生部材35を収納し
ている。負圧発生部材35としては、例えばウレタンが
用いられる。負圧発生部材35に吸収されるインクの量
は、第1実施例と同様に、保管容器内の飽和水蒸気量に
相当するインク量以上で、かつ、記録ヘッドユニット7
の記録ヘッド9にインクが充填された状態で、負圧発生
部材35が記録ヘッド9に対して負圧を発生できる程度
の量である。ここでは1つの負圧発生部材収納室33に
2つの負圧発生部材35を収納した例を示したが、その
数は1つでもよいし、3つ以上でもよい。
【0054】負圧発生部材収納室33の下端面には、イ
ンクジェット記録ヘッドカートリッジ1の記録ヘッドユ
ニット7のインク供給部20(図12参照)と対応する
位置に、供給口33bが開口している。負圧発生部材収
納室33の上端には、大気連通口36aが開口した蓋3
6が溶着されている。この蓋36の内壁面にはリブが設
けられており、このリブによって負圧発生部材35を下
端側へ押圧することで負圧発生部材35は負圧発生部材
収納室33の下内壁に付勢された状態で固定される。な
お、蓋36の固定方法は、負圧発生部材収納室33から
蓋36が容易に外れない方法であれば溶着に限らず、圧
入等の嵌め込みによるものや、スライド式によるもので
あってもよい。
【0055】負圧発生部材収納室33の外壁下端面は突
領域を有し、上記供給口33bは、この突領域に形成さ
れ、これによって突形状の環状部33aが構成される。
一方、記録ヘッドユニット7のインク供給部20は、図
12に示すように、保管キャップユニット31がタンク
ホルダ6に装着された状態のときに、負圧発生部材収納
室33の供給口33b内に先端が侵入するインク供給管
22を有し、このインク供給管22の周囲はゴム部材2
3で囲まれている。ゴム部材23の高さはインク供給管
22の高さよりも低く、インク供給管22の先端部はゴ
ム部材23から突出している。
【0056】レバー34は、キャップ筐体32の他端部
に一体的設けられた側壁37に弾性変位可能に支持され
た部材であり、第1実施例で説明した保管タンクのレバ
ーと同様に、タンクホルダ6の、レバー34と対向する
側壁に設けられた係合穴6aと係合する第1の爪(ラッ
チ爪)34aを備えている。なお、負圧発生部材収納室
33の外壁には、第1実施例で説明した保管タンクに設
けられた第2の爪11(図4参照)に相当する第2の爪
(爪状突起)33cが設けられており、この第2の爪3
3cは、タンクホルダ6の係合穴6aが設けられた側壁
と対向する側壁に設けられた抜け止め穴6bに嵌合す
る。
【0057】保管キャップユニット31をタンクホルダ
6に装着する際は、負圧発生部材収納室33側からタン
クホルダ6に斜めに挿入し、まず、第2の爪33cをタ
ンクホルダ6の抜け止め穴6bに嵌合させる。次いで、
保管キャップユニット31の他端部すなわち側壁37が
設けられた側の端部をタンクホルダ6に押し込み、レバ
ー34の弾性変形を利用して第1の爪34aをタンクホ
ルダ6の係合穴6aに係合させる。
【0058】保管キャップユニット31がタンクホルダ
6に装着されると、記録ヘッドユニット7のインク供給
管22の先端が負圧発生部材収納室33の供給口33b
に侵入し、負圧発生部材35はインク供給管22に圧接
される。これにより、負圧発生部材収納室33は、イン
ク供給管22が圧接された部分及び大気連通口36aを
除いて外部に対して実質的に密閉される。
【0059】ここで、前述したように供給口33bは突
形状の環状部33aに形成され、この環状部33aがイ
ンク供給管22の周囲のゴム部材23と当接するので、
負圧発生部材収納室33と記録ヘッドユニット7のイン
ク供給部20との間を良好に密閉することができる。こ
れにより、負圧発生部材35の径を供給口33bの開口
径より大きくすることが可能となり、負圧発生部材35
の形状を単純な形状とした上で、さらに、負圧発生部材
35の高さを低くして必要量のインクを保持することが
でき、結果的に負圧発生部材収納室33の高さを抑える
ことが可能となる。
【0060】この状態で、不図示の吸引手段を用い、記
録ヘッドユニット7の記録ヘッド9の吐出口(不図示)
から吸引することで、負圧発生部材35に吸収されてい
るインクを吐出口まで充填する。負圧発生部材35に
は、記録ヘッド9にインクを充填した後も、インクが残
っている。
【0061】インクを吐出口まで充填したら、記録ヘッ
ド9の吐出口をシール部材でシールし、インクジェット
記録ヘッドカートリッジ1をヘッド収納容器5aに収納
した後、蓋部材5bでヘッド収納容器5aを密閉する。
【0062】負圧発生部材35へのインクの注入は、保
管キャップユニット31をタンクホルダ6に装着する前
に、負圧発生部材収納室33の供給口33bから注入す
るのが一般的に考えられるが、この他に、保管キャップ
ユニット31をタンクホルダ6に装着した後に、負圧発
生部材収納室33の大気連通口36aから注入してもよ
い。
【0063】上述のように、本実施例の保管キャップユ
ニット31は、インクジェット記録ヘッドカートリッジ
1に装着されることによって、保管容器内の飽和水蒸気
量に相当するインク量以上にインクを吸収保持している
負圧発生部材35が記録ヘッドユニット7のインク供給
管22に当接し、この記録ヘッドユニット7においては
インク供給管22から吐出口まで、負圧発生部材35が
吸収していたインクが充填されている。これにより、イ
ンクを直接収容することで限られたスペースを有効に利
用する分離可能型のインクジェット記録ヘッドカートリ
ッジ1に対して、インクジェット記録ヘッドカートリッ
ジ1が大型化した場合でも、輸送中にインク漏れを起こ
すことなく、かつ、記録ヘッド9の印字特性を低下させ
ることのない保管容器が提供される。
【0064】また、本実施例の保管キャップユニット3
1は、インクジェット記録ヘッドカートリッジ1に装着
される通常のインクタンクの形態に拘わらず、記録ヘッ
ド9の印字特性を低下させないための必要最小限の量の
インクを保持する負圧発生部材収納室33と、タンクホ
ルダ6に固定するための係合構造とを、基本的に有する
だけのため、簡単かつ小型の構造でインク漏れ及び記録
ヘッド9の印字特性の低下を防止することができる。
【0065】一方、タンクホルダ6に通常のインクタン
クを搭載するために保管キャップユニット31をタンク
ホルダ6から取り外す際には、まず、レバー34を側壁
37に向けて押し込んで第1の爪34aと係合穴6aと
の係合を外す。そして、そのまま保管キャップユニット
31の他端部を上方に押上げて第2の爪33cと抜け止
め穴6bとの嵌合を外せば、保管キャップユニット31
をタンクホルダ6から取り外すことができる。
【0066】なお、上記の保管キャップユニット31の
着脱手順は、第1実施例及び第2実施例で説明した保管
タンクでも同様である。
【0067】また、上記のようにレバー34は側壁37
に支持されているが、本実施例の保管キャップユニット
31は、このレバー34の先端部及び側壁37の上端部
を除いて、全体としてみれば、タンクホルダ6を構成す
る側壁の上端よりも低く構成されている。これにより、
保管キャップユニット31をタンクホルダ6に装着した
とき、保管キャップユニット31は、レバー23の先端
部及び側壁37の上端部を除いてタンクホルダ6の開口
内に位置し、保管キャップユニット31のタンクホルダ
6から突出する部分が最小限となる。
【0068】その結果、開封前の保管容器、あるいはヘ
ッド収納容器5aから取り出したインクジェット記録ヘ
ッドカートリッジ1を落下させたような場合、すなわ
ち、保管キャップユニット31を装着したままのインク
ジェット記録ヘッドカートリッジ1に外部から衝撃が加
わった場合でも、その衝撃力が保管キャップユニット3
1に直接加わりにくくなり、保管キャップユニット31
が不用意にインクジェット記録ヘッドカートリッジ1か
ら外れるのを防止することができる。
【0069】従って、保管キャップユニット31に外部
からの衝撃が直接加わらないようにするためには、保管
キャップユニット31の全ての部分がタンクホルダ6の
開口内に位置するように保管キャップユニット31を構
成することが望ましい。言い換えれば、保管キャップユ
ニット31がタンクホルダ6に装着された状態では、タ
ンクホルダ6の内底面からの保管キャップユニット31
の高さが、タンクホルダ6の側壁から突出しない高さと
なっていることが望ましい。ただし、本実施例において
は、レバー34の操作によってタンクホルダ6に対する
保管キャップユニット31の着脱を行う構成であるた
め、レバー34の操作性を考えると、レバー34の操作
部はタンクホルダ6の開口から突出させる必要がある。
【0070】一方、インクジェット記録ヘッドカートリ
ッジ1に保管キャップユニット31を装着した状態でイ
ンクジェット記録ヘッドカートリッジ1に衝撃力が加わ
った場合、特に保管キャップユニット31のレバー34
に衝撃力が加わると、レバー34が弾性域を越えて変形
してしまいレバー34としての機能が損なわれたり、最
悪の場合にはレバー34が破損してしまうおそれがあ
る。そこで本実施例では、上述のように側壁37にレバ
ー34を設けることで、側壁37は、係合穴6aと第1
の爪34aとの係合を解除させる際のレバー34の可動
範囲を制限するストッパの役目を果たし、レバー34の
過剰な変形ひいてはレバー34の破損が防止される。
【0071】また、本実施例では、図12からも分かる
ように、タンクホルダ6の内底面と当接するキャップ筐
体32の面であるホルダ当接面32aから側壁37の上
端までの高さは、同じくホルダ当接面32aからレバー
34の先端までの高さよりも高くなっている。これによ
り、保管キャップユニット31をタンクホルダ6から取
り外す際、レバー34を側壁37に向けて押し込んで第
1の爪34aの係合を外すとともに、そのまま指を側壁
37に押し当てながら保管キャップユニット31を押上
げることで、保管キャップユニット31を容易に取り外
すことができる。
【0072】前述したように、保管キャップユニット3
1が不用意にインクジェット記録ヘッドカートリッジ1
から外れるのを防止するためには、保管キャップユニッ
ト31の全ての部分がタンクホルダ6の開口内に位置す
るように保管キャップユニット31を構成することが望
ましいものであるが、本実施例は、レバー34の破損や
保管キャップユニット31の取り外し易さを考慮して側
壁37を設けた構成としつつ、タンクホルダ6の開口か
ら突出する部分を最小限に抑えている。
【0073】以上は、カラー印字用のインクジェット記
録ヘッドカートリッジ1の保管容器について説明した
が、本実施例の構造は、ブラック用のインクジェット記
録ヘッドカートリッジにも適用することができる。
【0074】図14(a)〜(d)は、それぞれ本発明
の第3の実施例の、ブラック用のインクジェット記録ヘ
ッドカートリッジの保管容器に用いられる保管キャップ
ユニットの平面図(a)、縦断面図(b)、底面図
(c)及び右側面図(d)である。
【0075】図14に示す保管キャップユニット41B
kと図12に示した保管キャップユニット31との大き
な違いは、図14に示す保管キャップユニット41Bk
は負圧発生部材収納室43の数が一つである点である。
その他、負圧発生部材収納室43の構造、負圧発生部材
45が吸収保持しているインクの量、及びレバー44が
側壁47に設けられている点等は、図12に示した保管
キャップユニット31と同様である。
【0076】以上、本発明の3つの実施例について説明
を行なったが、そのうちの具体例について図1に示す形
態を例にして説明する。 (具体例)前述した図1〜図4に示した第1実施例の具
体的数値について説明する。前記ヘッド収納容器5a
は、蓋部材5bによって密閉された空間を、高さ93m
m、上面の開口が69mm×100mm、底面が50m
m×80mmで、凹部を除いて410cm3の内容積と
した。また、ヘッド収納容器5aはPETで成形し、そ
の肉厚は約1mmとした(内圧の増加によって内容積が
増加するように変形可能であり、それによってタンク内
加圧を軽減できる効果がある。)。
【0077】上記インクジェット記録ヘッドカートリッ
ジ1を、キャップ13とシール13Aを取り付けた状態
で上記保管容器5内に収納すると、残された保管容器5
内の空間の容積は375cm3であった。本発明による
保管タンク2Y、2M、2Cを3個ともこのインクジェ
ット記録ヘッドカートリッジ1に装着して上記保管容器
5内に収納すると、残された保管容器5内の空間の容積
は300cm3であった。
【0078】そこで、図4に示すように、保管タンク2
Y、2M、2Cそれぞれに、負圧発生部材収納室Sの負
圧発生部材21にそれぞれ、記録に使用されるインクと
同じインク4.0g充填(実際は、6g程度入れた後、
2gを吸引除去した)し、保管タンク2Y、2M、2C
それぞれの、大気連通部12を開放した状態で、上記保
管容器5に入れ、大気圧下で蓋部材5b(PET製)で
シールした(本発明の上限発明)。
【0079】このシールされた保管容器5を、環境条件
や保存期間等を種々変えて保管した後、上記インクジェ
ット記録ヘッドカートリッジ1を後述するような操作方
法でプリンタのキャリッジに装着してプリントを行った
ところ、吐出は良好で、しかも、保管容器5内へのイン
クの流れは認められなかった。なお、上記記録ヘッド9
はインク収納量が0.2cm3で、吐出液滴は最小で1
5plの吐出を行うものであったが、吐出は初期から良
好であった。
【0080】さらに、上記保管タンク2Y、2M、2C
に充填するインク量を変化させて上述と同様の実験を行
ったところ、実用上は、1g程度(前記図9、10の保
管タンク2Bkで2g程度)を最小限とすればよいこと
が判った。これは、吐出を行っても負圧発生部材に残っ
てしまうインク量が上記保管タンク2Y、2M、2Cで
約0.5g程度(図9、10の保管タンク2Bkでは約
1g程度)が残ってしまうこと、及び、保管タンク2
Y、2M、2Cでのヘッドに与える負圧としては最小で
吐出口のメニスカスを維持できる負の圧力を発生すれば
よいことを考慮して得られた結果である。
【0081】なお、本具体例では充填したインク量は4
gであったが、実用上は、3〜5gの範囲が最適であっ
た。また、図9、10の保管タンク2Bkでは実用上、
図4の状態を満足したもので、7〜9gの範囲が最適で
あった。
【0082】上記具体例に基づけば、保管容器内は十分
な飽和水蒸気圧で満たされ、外気の条件が変動しても、
初期の吐出不良は防止できた。
【0083】上記図9,10の保管タンク2Bkでは、
ブラック用ヘッドで顔料インク系を使用することを前提
とした場合でも、本発明の保管タンクを用いることで、
顔料の放置固着という別の問題を解決することができ
る。なお、保管タンク内には、顔料インク系とは異な
る、染料インク系やクリアインク系を用いてもよい。
【0084】本具体例は、保管タンク2Y、2M、2C
を個別に着脱可能とした例を示したが、それに限らず、
一体に着脱可能とするために一体化したものでもよい。
【0085】(その他の実施例)以上、本発明の要部の
実施例について説明を行なったが、以下に、本発明に好
ましく適用可能な他の実施例について説明を行なう。
【0086】<保管タンクの構造>まず、上述した第1
及び第2実施例に適用可能な保管タンクの構造の変形例
について、図15及び図16を用いて説明する。
【0087】図15及び図16は第1及び第2実施例の
変形例を説明するための保管容器の断面図であり、第1
実施例の図4に相当する。以下、共通する機能を有する
部分については同じ番号を付して説明する。
【0088】本変形例はいずれも前述の第1、及び第2
実施例と比較して、分離壁Pに大気導入溝を備えていな
い点が異なっている。
【0089】図15に示す形態では、負圧発生部材21
に保持されているインクが形成する界面15の端面15
Aが連通部16と接する領域よりも供給口18側に位置
するようになっている。
【0090】この場合も前述の各実施例と同様、密閉室
I内の気体は、連通部16を介して大気連通部12から
保管容器5内部の空間と連通することが出来るので、気
圧や温度の変動に対して保管タンク2内のインクが記録
ヘッド部から漏れ出すのを効果的に防止することができ
る。
【0091】また、図16に示す更なる変形例では、負
圧発生部材21に保持されているインクが形成する界面
15の端面15Aは、連通部16よりもわずかに上方に
位置しており、連通部16近傍の負圧発生部材21もイ
ンクを保持している。しかし、密閉室I内の気体は、連
通部16近傍のインクを負圧発生部材21内のインクを
保持していない空間(図中の網線部以外の領域)に押し
のけることで図15の場合と同様、連通部16を介して
大気連通部12から保管容器5内部の空間と連通するこ
とが出来るので、保管タンク2内のインクが記録ヘッド
部から漏れることはない。
【0092】このように、分離壁Pに大気導入溝が設け
られていない場合においては、負圧発生部材21に保持
されているインクが形成する界面15が連通部16と接
する領域よりも供給口18側に位置するようにすること
で、気圧や温度の変動に対して保管タンク2内のインク
が記録ヘッドから漏れ出すのを効果的に防止することが
できる。
【0093】なお、図15及び16のいずれの場合も、
前述の各実施例と同様、記録ヘッド内インクの損失を防
止するために保管タンク2内に必要なインク量として、
保管タンク内の負圧発生部材21が記録ヘッドに対して
負圧を発生できる程度にインクを保持しているので、記
録ヘッド内インクの損失を防止することができる。
【0094】<プリンタのキャリッジ内への操作方法>
次に、前述した各実施例における保管容器に収納された
インクジェット記録ヘッドカートリッジを使用する時の
操作方法について、第1実施例を例に挙げて説明を行な
う。
【0095】まず、前述したパッケージ状態の本発明の
保管容器5の蓋部材5bをヘッド収納容器5aから剥離
し、保管タンク2と一体化されているインクジェット記
録ヘッドカートリッジ1を取り出す。
【0096】次に、インクジェット記録ヘッドカートリ
ッジ1の吐出口に設けられているキャップ13を取り外
し、吐出口をシールしているシール13Aを吐出口から
除去する。この状態のインクジェット記録ヘッドカート
リッジ1を不図示のプリンタ内のキャリッジに装着し、
インクジェット記録ヘッドカートリッジ1から保管タン
ク2をすべて取り出す。
【0097】この後、別にコンポーネントとして販売さ
れている上記保管タンク2と同一の構成であるが負圧発
生部材21の全体及び密閉室I内全体にインクが充填さ
れているインクタンクをそれぞれインクジェット記録ヘ
ッドカートリッジ1に装着して記録を行なう。
【0098】<ヘッドカートリッジ及び交換インクタン
ク>最後に、本発明の保管容器を好適に適用可能な記録
ヘッドカートリッジ及びそのヘッドカートリッジに着脱
自在に交換可能な交換インクタンクの例について図17
を用いて説明する。
【0099】図17に示されるカラー用ヘッドカートリ
ッジは、シアンインクタンク40c、マゼンダインクタ
ンク40m、イエローインクタンク40yと、インクジ
ェットヘッドを有し各色のインクタンク40c,40
m,40yを着脱自在に保持するタンクホルダ46とで
構成されている。各色のインクタンク40c,40m,
40yの一方の側面にはそれぞれ可動レバー41c,4
1m,41y(イエローインクタンク40cの可動レバ
ー41cのみ示す)が設けられている。各可動レバーは
つまみ54c,54m,54y(イエローインクタンク
40cのつまみ41cのみ示す)および第1の爪42
c,42m,42y(イエローインクタンク40yの第
1の爪42cのみ示す)を有する。
【0100】各色のインクタンク40c,40m,40
yの他方の側面にそれぞれ第2の爪43c,43m,4
3yが設けられている。さらに、各色のインクタンク4
0c,40m,40yの他方の側面で第2の爪43c,
43m,43yの上方には第3の爪44c,44m,4
4yが設けられている。
【0101】インクタンク40c(40m,40y)の
下部には、タンク下面から円筒状に突出するインク供給
口45c(45m,45y)と、インクタンク40c
(40m,40y)をタンクホルダ46に装着した時の
位置決めピン47c(47m,47y)と、タンク内の
インク残量検知に用いられるプリズム51c(51m,
51y)とが設けられている。
【0102】また、インクジェットヘッド52を備える
タンクホルダ46には、インクタンク40c(40m,
40y)をタンクホルダ46に装着した際に第1の爪4
2c(42m,42y)および第2の爪43c(43
m,43y)のそれぞれが係合する第1の穴(不図示)
および第2の穴49c(49m,49y)が形成されて
いる。さらに、タンクホルダ46に装着する過程で位置
合わせの為にタンクホルダ46には、第3の爪44c
(44m,44y)がいったん落とし込まれる第3の穴
50c(50m,50y)が形成されている。さらに、
タンクホルダ46の下部にはインクタンク40c(40
m,40y)の位置決めピン47c(47m,47y)
が嵌合する位置決め穴53c(53m,53y)が設け
られている。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
負圧発生部材収納室の負圧発生部材のみがインクを保持
するとともに、大気連通部を介して負圧発生部材収納室
が密閉空間を形成する保管容器内と連通することで、保
管容器の輸送中等の気圧や温度の変動に対して負圧発生
部材収納室内のインクが記録ヘッドから漏れ出すのを効
果的に防止することができる。また、負圧発生部材が、
ヘッドに供給できるインク量として前記保管容器内の飽
和水蒸気量に相当するインク量以上に保持するととも
に、前記記録ヘッド内に前記インクが充填されているこ
とで、記録ヘッド内インクの損失を防止し、記録ヘッド
の印字特性の低下を抑制することができる。
【0104】従って、開封後、上述の負圧発生部材収納
室とインク収容室とを連通部を介して一体にした別売の
交換インクタンク(それぞれの収納室にインクを保持し
ている)を装着すれば、問題なく正常な吐出を行なうこ
とができる。上述した、記録ヘッドからのインクの漏れ
の防止及び記録ヘッド内のインクの損失の防止の効果
は、インクを直接収容することで限られたスペースを有
効に利用する分離可能型のインクジェット記録ヘッドカ
ートリッジに対して、インクジェット記録ヘッドカート
リッジが大型化した場合でも有効である。
【0105】特に、保管タンクをインクジェット記録ヘ
ッドカートリッジの装着部に装着した保管容器において
は、保管タンクに負圧発生部材収納室と密閉室とを形成
するための分離壁を備えるとともに、分離壁の負圧発生
部材収納室側に、大気連通部と密閉室との連通を促進さ
せるための大気導入溝を備えることにより、密閉室と保
管容器内部とを確実に連通させることが出来る。あるい
は、保管タンクに負圧発生部材収納室と密閉室とを形成
するための分離壁を備えるとともに、負圧発生部材に保
持されているインクが形成する界面が連通部と接する領
域よりも供給口側に位置するようにしてもよい。
【0106】また、保管容器(あるいは保管を行なうた
めの密閉空間)を、容器内部の圧力の変化に対して変形
可能とすることで、内圧の増大を緩和させ、ヘッドから
のインク漏れをより効果的に防止することができる。
【0107】本発明の保管容器及び保管方法は、特に記
録ヘッドの吐出口から吐出されるインク滴の大きさが2
0pl以下の場合に効果的である。上述した実施例に於
いては、インクの吐出量を変調できる記録ヘッドで説明
を行なったが、1種類の吐出量の液滴を吐出する記録ヘ
ッドの場合においても本願が有効であることはいうまで
もない。
【0108】また、保管タンクに収納されているインク
の色材が水溶性であると、ヘッド内のインク成分の濃縮
が行われるために、結果として通常のインクに対して濡
れ性が向上し、ヘッドの使用初期に極めて良好な吐出を
行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の保管容器を説明するため
の概略分解斜視図である。
【図2】図1に示す保管容器の内部を説明するための上
面図である。
【図3】図1に示す保管容器の側面図である。
【図4】図1に示す保管容器の内部を説明するための断
面図である。
【図5】本発明の第1実施例の保管容器の変形例を説明
するための保管容器の断面図である。
【図6】本発明の第1実施例の保管容器の変形例を説明
するための保管容器の断面図である。
【図7】図1に示す保管容器の側面を説明するための説
明図である。
【図8】本発明に好適に利用可能なヘッドの吐出口のシ
ール部材の説明図である。
【図9】本発明の第2実施例の保管容器を説明するため
の概略分解斜視図である。
【図10】図2に示す保管容器の内部を説明するための
上面図である。
【図11】本発明の第3実施例の保管容器を説明するた
めの概略斜視図である。
【図12】図11に示す保管容器の内部を説明するため
の断面図である。
【図13】図11に示す保管キャップユニットの平面図
(a)、縦断面図(b)、底面図(c)及び右側面図
(d)である。
【図14】本発明の第3実施例の、ブラック用のインク
ジェット記録ヘッドカートリッジの保管容器に用いられ
る保管キャップユニットの平面図(a)、縦断面図
(b)、底面図(c)及び右側面図(d)である。
【図15】本発明の変形例を説明するための保管容器の
断面図である。
【図16】本発明の変形例を説明するための保管容器の
断面図である。
【図17】本発明の保管容器を好適に適用可能な記録ヘ
ッドカートリッジ及びそのヘッドカートリッジに着脱自
在に交換可能な交換インクタンクを説明するための斜視
図である。
【符号の説明】
1 インクジェット記録ヘッドカートリッジ 2 保管タンク S,33,43 負圧発生部材収納室 P 分離壁 I 密閉室 4 大気連通部形成シール 5 保管容器 5a ヘッド収納容器 5b 蓋部材 6 タンクホルダ(装着部) 6a 係合穴 6b 抜け止め穴 7 記録ヘッドユニット 8 電気的接続部 9 記録ヘッド 10,34,44 レバー 10A,34a 第1の爪 11,33c 第2の爪 12 大気連通部 13 キャップ 13A シール 14 大気導入溝 15 インク界面 15A インク端面 16 連通部 17 ボール(栓) 18,33b 供給口 19 ディンプル(接着部) 20 インク供給部 21,35,45 負圧発生部材 22 インク供給管 23 ゴム部材 31,41Bk 保管キャップユニット 32 キャップ筐体 33a 環状部 36a 大気連通口 37,47 側壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 文一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 ▲高▼橋 亘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 HA06 JA11 KC07 KC11 KC16 KC22

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出する吐出口を有するインク
    ジェット記録ヘッドと、インクタンクを交換可能に装着
    する装着部と、を備えるインクジェット記録ヘッドカー
    トリッジを密閉保持する保管容器において、 前記インクジェット記録ヘッドカートリッジは、負圧を
    発生する負圧発生部材を備えると共に外部と連通する大
    気連通部を備える負圧発生部材収納室と、該負圧発生部
    材収納室と連通する連通部を備えると共に該連通部を除
    いて外部に対して密閉空間を形成する密閉室と、を備え
    る保管タンクを前記装着部に装着して具備するととも
    に、前記吐出口をシールするシール部材を備え、 前記保管タンクは前記大気連通部を介して前記負圧発生
    部材収納室が保管容器内と連通するとともに、該負圧発
    生部材収納室の負圧発生部材のみがヘッドに供給できる
    インク量として前記保管容器内の飽和水蒸気量に相当す
    るインク量以上に保持するとともに前記記録ヘッド内に
    前記インクが充填されていることを特徴とするインクジ
    ェット記録ヘッドカートリッジの保管容器。
  2. 【請求項2】 インクを吐出する吐出口を有するインク
    ジェット記録ヘッドと、インクタンクを交換可能に装着
    する装着部と、を備えるインクジェット記録ヘッドカー
    トリッジを密閉保持する保管容器において、 前記インクジェット記録ヘッドカートリッジは、負圧を
    発生する負圧発生部材を備えると共に外部と連通する大
    気連通部と前記記録ヘッドと連通する供給口とを備える
    負圧発生部材収納室と、該負圧発生部材収納室と連通す
    る連通部を備えると共に該連通部を除いて外部に対して
    密閉空間を形成する密閉室と、を備える保管タンクを前
    記装着部に装着して具備するとともに、前記吐出口をシ
    ールするシール部材を備え、 前記保管タンクは前記大気連通部を介して前記負圧発生
    部材収納室が保管容器内と連通し、該負圧発生部材収納
    室の負圧発生部材のみが、前記記録ヘッドに対して負圧
    を発生するとともに前記密閉室が前記大気連通部を介し
    た前記保管容器内との連通状態を実質的に確保できるよ
    うにインクを保持することを特徴とするインクジェット
    記録ヘッドカートリッジの保管容器。
  3. 【請求項3】 前記保管タンクは、前記負圧発生部材収
    納室と前記密閉室とを形成するための分離壁を備えると
    ともに、該分離壁の負圧発生部材収納室側に、前記大気
    連通部と前記密閉室との連通を促進させるための大気導
    入溝を備えることを特徴とする請求項2に記載のインク
    ジェット記録ヘッドカートリッジの保管容器。
  4. 【請求項4】 前記保管タンクは、前記負圧発生部材収
    納室と前記密閉室とを形成するための分離壁を備えると
    ともに、前記負圧発生部材に保持されているインクが形
    成する界面が前記連通部と接する領域よりも前記供給口
    側に位置することを特徴とする請求項2に記載のインク
    ジェット記録ヘッドカートリッジの保管容器。
  5. 【請求項5】 前記保管容器は該容器内部の圧力の変化
    に対して変形可能であることを特徴とする請求項1ない
    し4の何れかに記載のインクジェット記録ヘッドカート
    リッジの保管容器。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドの吐出口から吐出される
    インク滴の大きさが20pl以下であることを特徴とす
    る請求項1ないし5の何れかに記載のインクジェット記
    録ヘッドカートリッジの保管容器。
  7. 【請求項7】 前記保管タンクに収納されているインク
    の色材は水溶性であることを特徴とする請求項1ないし
    6の何れかに記載のインクジェット記録ヘッドカートリ
    ッジの保管容器。
  8. 【請求項8】 インクを吐出する吐出口を有するインク
    ジェット記録ヘッドと、インクを直接収容するインク収
    容部を有するインクタンクを交換可能に装着する装着部
    とを備え、前記インクタンクから前記インクジェット記
    録ヘッドへのインクの供給が前記装着部に設けられたイ
    ンク供給管を介して行われるインクジェット記録ヘッド
    カートリッジを密閉保持する保管容器において、 前記インクジェット記録ヘッドカートリッジは、負圧を
    発生する負圧発生部材を収納するとともに外部と連通す
    る大気連通部を備えた負圧発生部材収納室を有する、前
    記インクタンクとは異なる保管部材を、前記負圧発生部
    材を前記インク供給管に当接させた状態で前記装着部に
    装着して具備するとともに、前記吐出口をシールするシ
    ール部材を備え、 前記負圧発生部材には前記保管容器内の飽和水蒸気量に
    相当するインク量以上のインクが保持され、前記負圧発
    生部材に保持されたインクが前記記録ヘッド内に充填さ
    れていることを特徴とするインクジェット記録ヘッドカ
    ートリッジの保管容器。
  9. 【請求項9】 前記装着部は、底壁の周囲を側壁で包囲
    されて形成され前記保管部材を保持する開口を有し、 前記保管部材が前記装着部に装着された状態では、前記
    保管部材の前記底壁からの高さは前記側壁の先端から突
    出しない高さであることを特徴とする請求項8に記載の
    インクジェット記録ヘッドカートリッジの保管容器。
  10. 【請求項10】 前記装着部は、底壁の周囲を側壁で包
    囲されて形成され前記保管部材を着脱自在に保持する開
    口を有し、 前記保管部材は、前記開口を構成する側壁に設けられた
    抜け止め穴に嵌合する爪状突起と、該爪状突起が設けら
    れた部位と反対側の端部に弾性支持されたレバーと、前
    記側壁の前記抜け止め穴が設けられた面と対向する面に
    設けられた係合穴と係合するように前記レバーに設けら
    れたラッチ爪と、前記係合穴への前記ラッチ爪の係合を
    解除させる際の前記レバーの可動範囲を制限するストッ
    パとを備えていることを特徴とする請求項8に記載のイ
    ンクジェット記録ヘッドカートリッジの保管容器。
  11. 【請求項11】 前記装着部は、底壁の周囲を側壁で包
    囲されて形成され前記保管部材を着脱自在に保持する開
    口を有し、 前記保管部材は、前記開口を構成する側壁に設けられた
    抜け止め穴に嵌合する爪状突起と、該爪状突起が設けら
    れた部位と反対側の端部において前記装着部の開口端に
    向かって突出した保管部材側壁と、該保管部材側壁に根
    元が弾性支持され先端が前記保管部材側壁の先端側に向
    かって延びるレバーと、前記装着部の側壁の前記抜け止
    め穴が設けられた面と対向する面に設けられた係合穴と
    係合するように前記レバーに設けられたラッチ爪を備え
    ていることを特徴とする請求項8に記載のインクジェッ
    ト記録ヘッドカートリッジの保管容器。
  12. 【請求項12】 前記インク供給管の周囲にはゴム部材
    が前記インク供給管の先端部を突出させて配設されると
    ともに、前記負圧発生部材収納室は前記ゴム部材が当接
    する突形状の環状部を備え、 前記インク供給管は、先端部を前記環状部の開口に侵入
    させて前記負圧発生部材と当接することを特徴とする請
    求項8に記載のインクジェット記録ヘッドカートリッジ
    の保管容器。
  13. 【請求項13】 インクを吐出する吐出口を有するイン
    クジェット記録ヘッドと、インクタンクを交換可能に装
    着する装着部と、を備えるインクジェット記録ヘッドカ
    ートリッジを密閉空間内で保管する保管方法において、 前記ヘッドカートリッジは、負圧を発生する負圧発生部
    材を備えると共に外部と連通する大気連通部と前記記録
    ヘッドと連通する供給口とを備える負圧発生部材収納室
    と、該負圧発生部材収納室と連通する連通部を備えると
    共に該連通部を除いて外部に対して密閉空間を形成する
    密閉室と、を備える保管タンクを前記装着部に装着して
    具備するとともに、前記吐出口をシールするシール部材
    を備え、 前記保管タンクは前記大気連通部を介して前記負圧発生
    部材収納室が密閉空間内と連通し、該負圧発生部材収納
    室の負圧発生部材のみが、前記記録ヘッドに対して負圧
    を発生するとともに前記密閉室が前記大気連通部を介し
    た前記密閉空間内との連通状態を実質的に確保できるよ
    うにインクを保持することを特徴とするインクジェット
    記録ヘッドカートリッジの保管方法。
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