JP3316982B2 - 空気調和装置 - Google Patents
空気調和装置Info
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- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00642—Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
- B60H1/00814—Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
- B60H1/00878—Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being temperature regulating devices
- B60H1/00885—Controlling the flow of heating or cooling liquid, e.g. valves or pumps
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- B60H1/00821—Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being ventilating, air admitting or air distributing devices
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- B60H1/00842—Damper doors, e.g. position control the system comprising a plurality of damper doors; Air distribution between several outlets
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- B60H1/00864—Ventilators and damper doors
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S236/00—Automatic temperature and humidity regulation
- Y10S236/19—Ventilated thermostat
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- Thermal Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1通路と第2通路と
から、異なった温度の空気を吹き出して空気調和を行う
空気調和装置に関する。
から、異なった温度の空気を吹き出して空気調和を行う
空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、例えば特開平4−19
1118号公報に開示される技術が知られている。この
技術は、ダクト内にエバポレータおよびヒータコアが配
された車両用の空気調和装置で、この空気調和装置は、
ヒータコアを収納するダクトとは別に、エバポレータを
通過した冷風を乗員の上半身へ吹き出す第1通路に直接
導く冷風バイパス通路を備える。そして、この冷風バイ
パス通路を通過する冷風量を制御することによって、第
1通路より吹き出す空気の温度を、乗員の足元へ吹き出
す第2通路の空気の温度とは異なった低い温度に制御し
ている。
1118号公報に開示される技術が知られている。この
技術は、ダクト内にエバポレータおよびヒータコアが配
された車両用の空気調和装置で、この空気調和装置は、
ヒータコアを収納するダクトとは別に、エバポレータを
通過した冷風を乗員の上半身へ吹き出す第1通路に直接
導く冷風バイパス通路を備える。そして、この冷風バイ
パス通路を通過する冷風量を制御することによって、第
1通路より吹き出す空気の温度を、乗員の足元へ吹き出
す第2通路の空気の温度とは異なった低い温度に制御し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の技術
では、次の不具合を備えていた。その不具合を図13の
タイムチャートを用いて説明する。初めに、設定温度が
25℃に設定された場合、乗員の上半身に空気を吹き出
す第1通路からは送風されず、第2通路から乗員の足元
に35℃(目標吹出温度)の温風を吹き出すフットモー
ド運転状態となる。そして、時間tにおいて、設定温度
が25℃から23℃に設定されると、フットモード運転
から、第1通路および第2通路からは空気を吹き出すバ
イレベルモード運転に自動的に切り替わり、第1通路か
ら乗員の上半身に25℃(目標吹出温度)の冷風が吹き
出される。
では、次の不具合を備えていた。その不具合を図13の
タイムチャートを用いて説明する。初めに、設定温度が
25℃に設定された場合、乗員の上半身に空気を吹き出
す第1通路からは送風されず、第2通路から乗員の足元
に35℃(目標吹出温度)の温風を吹き出すフットモー
ド運転状態となる。そして、時間tにおいて、設定温度
が25℃から23℃に設定されると、フットモード運転
から、第1通路および第2通路からは空気を吹き出すバ
イレベルモード運転に自動的に切り替わり、第1通路か
ら乗員の上半身に25℃(目標吹出温度)の冷風が吹き
出される。
【0004】この切り替えが行われる以前のフットモー
ド運転時は、第1通路に空気が流れていないため、第1
通路内のうち車室に近い側に設けられた第1温度センサ
は、室内の温度(例えば25℃)とほぼ一致した空気の
温度を検出する。このため、バイレベルモード運転に切
り替えられた直後においても、第1温度センサの検出す
る温度は、第1温度センサの検出遅れによって25℃の
室温を検出してしまう。フットモード運転時は、冷風バ
イパス通路は閉じられている。そして、バイレベルモー
ド運転に切り替えられた直後に、第1温度センサが室温
(例えば25℃)を検出していると、この25℃という
温度は、第1通路の目標吹出温度でもあるので、制御装
置はその状態を維持するように作動する。つまり、制御
装置は、冷風バイパス通路を閉じたままに制御する。す
ると、第1通路には、第2通路と同じ35℃の温風のみ
が導かれる結果となり、乗員の上半身に温風が吹き出さ
れ、乗員に不快感を与えてしまう。
ド運転時は、第1通路に空気が流れていないため、第1
通路内のうち車室に近い側に設けられた第1温度センサ
は、室内の温度(例えば25℃)とほぼ一致した空気の
温度を検出する。このため、バイレベルモード運転に切
り替えられた直後においても、第1温度センサの検出す
る温度は、第1温度センサの検出遅れによって25℃の
室温を検出してしまう。フットモード運転時は、冷風バ
イパス通路は閉じられている。そして、バイレベルモー
ド運転に切り替えられた直後に、第1温度センサが室温
(例えば25℃)を検出していると、この25℃という
温度は、第1通路の目標吹出温度でもあるので、制御装
置はその状態を維持するように作動する。つまり、制御
装置は、冷風バイパス通路を閉じたままに制御する。す
ると、第1通路には、第2通路と同じ35℃の温風のみ
が導かれる結果となり、乗員の上半身に温風が吹き出さ
れ、乗員に不快感を与えてしまう。
【0005】また、バイレベルモード運転から、第1通
路から乗員の上半身へ冷風を吹き出すフェイスモード運
転に切り替わり、その後再びバイレベルモード運転に切
り替わって第2通路から乗員の足元に温風が吹き出され
るように制御する場合、バイレベルモードに切り替わる
までは、第2通路内の第2温度センサが室温を検出す
る。そして、バイレベルモードに切り替わった時に、第
2温度センサの検出温度が、第2通路の目標吹出温度も
しくはその目標温度に近い場合、バイレベルモードへの
切替初期において第2通路から冷風が吹き出され、乗員
に不快感を与えてしまう。
路から乗員の上半身へ冷風を吹き出すフェイスモード運
転に切り替わり、その後再びバイレベルモード運転に切
り替わって第2通路から乗員の足元に温風が吹き出され
るように制御する場合、バイレベルモードに切り替わる
までは、第2通路内の第2温度センサが室温を検出す
る。そして、バイレベルモードに切り替わった時に、第
2温度センサの検出温度が、第2通路の目標吹出温度も
しくはその目標温度に近い場合、バイレベルモードへの
切替初期において第2通路から冷風が吹き出され、乗員
に不快感を与えてしまう。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、第1通路あるいは第2通路の一方
の通路を閉じた空調運転状態から、一方の通路を開いて
空調運転を開始する際、切替初期においても一方の通路
から適切な温度を吹き出させることのできる空気調和装
置の提供にある。
もので、その目的は、第1通路あるいは第2通路の一方
の通路を閉じた空調運転状態から、一方の通路を開いて
空調運転を開始する際、切替初期においても一方の通路
から適切な温度を吹き出させることのできる空気調和装
置の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1請求項および第2請
求項にかかる空気調和装置は、それぞれ次の技術的手段
を採用する。 〔請求項1の手段〕空気調和装置は、室内に向かう空気
が流れるメイン通路と、このメイン通路から分岐した第
1通路と、前記メイン通路から分岐した第2通路と、前
記第1通路および前記第2通路の開閉を行う通路開閉手
段と、前記第1通路を通過する空気の温度を調節する第
1温度調節手段と、前記第2通路を通過する空気の温度
を調節する第2温度調節手段と、前記第1通路を通過す
る空気の温度を検出する第1温度センサと、前記第2通
路を通過する空気の温度を検出する第2温度センサと、
前記第1通路から吹き出す空気の目標吹出温度を決定す
る第1吹出温度決定手段と、前記第2通路から吹き出す
空気の目標吹出温度を決定する第2吹出温度決定手段
と、前記通路開閉手段によって前記第1通路あるいは第
2通路のうちの一方の通路を閉じた状態から開いた状態
へ移ったか否かを判定する判定手段と、この判定手段に
よって前記一方の通路を閉じた状態から開いた状態へ移
ったと判定されたとき、この判定直後からの所定時間、
前記第1通路あるいは第2通路のうちの他方の通路の吹
出温度と前記一方の通路の前記目標吹出温度とに基づい
て、前記一方の通路の前記温度調節手段を制御する第1
制御手段と、前記判定直後からの前記所定時間が経過し
た後、前記一方の通路に設けられた前記温度センサの検
出温度と前記一方の通路の前記目標吹出温度とに基づい
て、前記一方の通路の前記温度調節手段を制御する第2
制御手段とを備える。
求項にかかる空気調和装置は、それぞれ次の技術的手段
を採用する。 〔請求項1の手段〕空気調和装置は、室内に向かう空気
が流れるメイン通路と、このメイン通路から分岐した第
1通路と、前記メイン通路から分岐した第2通路と、前
記第1通路および前記第2通路の開閉を行う通路開閉手
段と、前記第1通路を通過する空気の温度を調節する第
1温度調節手段と、前記第2通路を通過する空気の温度
を調節する第2温度調節手段と、前記第1通路を通過す
る空気の温度を検出する第1温度センサと、前記第2通
路を通過する空気の温度を検出する第2温度センサと、
前記第1通路から吹き出す空気の目標吹出温度を決定す
る第1吹出温度決定手段と、前記第2通路から吹き出す
空気の目標吹出温度を決定する第2吹出温度決定手段
と、前記通路開閉手段によって前記第1通路あるいは第
2通路のうちの一方の通路を閉じた状態から開いた状態
へ移ったか否かを判定する判定手段と、この判定手段に
よって前記一方の通路を閉じた状態から開いた状態へ移
ったと判定されたとき、この判定直後からの所定時間、
前記第1通路あるいは第2通路のうちの他方の通路の吹
出温度と前記一方の通路の前記目標吹出温度とに基づい
て、前記一方の通路の前記温度調節手段を制御する第1
制御手段と、前記判定直後からの前記所定時間が経過し
た後、前記一方の通路に設けられた前記温度センサの検
出温度と前記一方の通路の前記目標吹出温度とに基づい
て、前記一方の通路の前記温度調節手段を制御する第2
制御手段とを備える。
【0008】〔請求項2の手段〕空気調和装置は、室内
に向かう空気が流れるメイン通路と、このメイン通路か
ら分岐した第1通路と、前記メイン通路から分岐した第
2通路と、前記第1通路および前記第2通路の開閉を行
う通路開閉手段と、前記第1通路を通過する空気の温度
を調節する温度調節手段と、前記第1通路を通過する空
気の温度を検出する温度センサと、前記第1通路から吹
き出す空気の目標吹出温度を決定する吹出温度決定手段
と、前記通路開閉手段によって前記第1通路を閉じた状
態から開いた状態へ移ったか否かを判定する判定手段
と、この判定手段によって前記第1通路を閉じた状態か
ら開いた状態へ移ったと判定されたとき、この判定直後
からの所定時間、前記第2通路の吹出温度と前記第1通
路の前記目標吹出温度とに基づいて、前記温度調節手段
を制御する第1制御手段と、前記判定直後からの前記所
定時間が経過した後、前記温度センサの検出温度と前記
第1通路の前記目標吹出温度とに基づいて、前記温度調
節手段を制御する第2制御手段とを備える。
に向かう空気が流れるメイン通路と、このメイン通路か
ら分岐した第1通路と、前記メイン通路から分岐した第
2通路と、前記第1通路および前記第2通路の開閉を行
う通路開閉手段と、前記第1通路を通過する空気の温度
を調節する温度調節手段と、前記第1通路を通過する空
気の温度を検出する温度センサと、前記第1通路から吹
き出す空気の目標吹出温度を決定する吹出温度決定手段
と、前記通路開閉手段によって前記第1通路を閉じた状
態から開いた状態へ移ったか否かを判定する判定手段
と、この判定手段によって前記第1通路を閉じた状態か
ら開いた状態へ移ったと判定されたとき、この判定直後
からの所定時間、前記第2通路の吹出温度と前記第1通
路の前記目標吹出温度とに基づいて、前記温度調節手段
を制御する第1制御手段と、前記判定直後からの前記所
定時間が経過した後、前記温度センサの検出温度と前記
第1通路の前記目標吹出温度とに基づいて、前記温度調
節手段を制御する第2制御手段とを備える。
【0009】
〔請求項1の作用〕第1通路あるいは第2通路のうちの
一方の通路を閉じた空調運転から開く空調運転に移る
時、判定手段が一方の通路が閉じた状態から開いた状態
へ移ったと判定する。すると、第1制御手段が所定時間
作動し、他方の通路の吹出温度(他方の通路の温度セン
サの検出温度、他方の通路の目標吹出温度、予め定めた
他方の通路の仮想温度など)と、吹出温度決定手段で決
定された一方の通路の目標吹出温度とに基づいて、一方
の通路の温度調節手段を制御して、一方の通路から一方
の通路の目標吹出温度の空気を吹き出させる。そして、
所定時間が経過すると、第2制御手段が作動し、一方の
通路に設けられた温度センサの検出温度と、吹出温度決
定手段で決定された一方の通路の目標吹出温度とに基づ
いて、一方の通路の温度調節手段を制御して、一方の通
路から一方の通路の目標吹出温度の空気を吹き出させ
る。
一方の通路を閉じた空調運転から開く空調運転に移る
時、判定手段が一方の通路が閉じた状態から開いた状態
へ移ったと判定する。すると、第1制御手段が所定時間
作動し、他方の通路の吹出温度(他方の通路の温度セン
サの検出温度、他方の通路の目標吹出温度、予め定めた
他方の通路の仮想温度など)と、吹出温度決定手段で決
定された一方の通路の目標吹出温度とに基づいて、一方
の通路の温度調節手段を制御して、一方の通路から一方
の通路の目標吹出温度の空気を吹き出させる。そして、
所定時間が経過すると、第2制御手段が作動し、一方の
通路に設けられた温度センサの検出温度と、吹出温度決
定手段で決定された一方の通路の目標吹出温度とに基づ
いて、一方の通路の温度調節手段を制御して、一方の通
路から一方の通路の目標吹出温度の空気を吹き出させ
る。
【0010】〔請求項2の作用〕第1通路を閉じた空調
運転から開いた空調運転に移る時、判定手段が第1通路
が閉じた状態から開いた状態へ移ったと判定する。する
と、第1制御手段が所定時間作動し、第2通路の吹出温
度(第2通路に温度センサを用いた場合はこの温度セン
サの検出温度、第2通路の吹出温度を決定する吹出温度
決定手段を設けた場合はこれによって決定された目標吹
出温度、予め定めた第2通路の仮想温度など)と、吹出
温度決定手段で決定された目標吹出温度とに基づいて、
温度調節手段を制御して、第1通路から目標吹出温度の
空気を吹き出させる。そして、所定時間が経過すると、
第2制御手段が作動し、温度センサの検出温度と、吹出
温度決定手段で決定された目標吹出温度とに基づいて、
温度調節手段を制御して、第1通路から目標吹出温度の
空気を吹き出させる。
運転から開いた空調運転に移る時、判定手段が第1通路
が閉じた状態から開いた状態へ移ったと判定する。する
と、第1制御手段が所定時間作動し、第2通路の吹出温
度(第2通路に温度センサを用いた場合はこの温度セン
サの検出温度、第2通路の吹出温度を決定する吹出温度
決定手段を設けた場合はこれによって決定された目標吹
出温度、予め定めた第2通路の仮想温度など)と、吹出
温度決定手段で決定された目標吹出温度とに基づいて、
温度調節手段を制御して、第1通路から目標吹出温度の
空気を吹き出させる。そして、所定時間が経過すると、
第2制御手段が作動し、温度センサの検出温度と、吹出
温度決定手段で決定された目標吹出温度とに基づいて、
温度調節手段を制御して、第1通路から目標吹出温度の
空気を吹き出させる。
【0011】
〔請求項1の効果〕空気調和装置は、第1通路あるいは
第2通路のうちの一方の通路を閉じた空調運転から、開
く空調運転に移った切り替わりの初期において、切り替
わり時に、一方の通路が他方の通路よりも低い温度、あ
るいは高い温度を吹き出す場合、一方の通路内の温度セ
ンサの検出する温度に関係なく、確実に一方の通路から
他方の通路よりも低い温度、あるいは高い温度を吹き出
させることができる。つまり、切り替わりの初期におい
ても、一方の通路から適切な温度の空気を吹き出させる
ことができる。
第2通路のうちの一方の通路を閉じた空調運転から、開
く空調運転に移った切り替わりの初期において、切り替
わり時に、一方の通路が他方の通路よりも低い温度、あ
るいは高い温度を吹き出す場合、一方の通路内の温度セ
ンサの検出する温度に関係なく、確実に一方の通路から
他方の通路よりも低い温度、あるいは高い温度を吹き出
させることができる。つまり、切り替わりの初期におい
ても、一方の通路から適切な温度の空気を吹き出させる
ことができる。
【0012】〔請求項2の効果〕空気調和装置は、第1
通路を閉じた空調運転から開く空調運転に移った切り替
わりの初期において、切り替わり時に、第1通路が第2
通路よりも低い温度、あるいは高い温度を吹き出す場
合、第1通路内の温度センサの検出する温度に関係な
く、確実に第1通路から第2通路よりも低い温度、ある
いは高い温度を吹き出させることができる。つまり、切
り替わりの初期においても、第1通路から適切な温度の
空気を吹き出させることができる。
通路を閉じた空調運転から開く空調運転に移った切り替
わりの初期において、切り替わり時に、第1通路が第2
通路よりも低い温度、あるいは高い温度を吹き出す場
合、第1通路内の温度センサの検出する温度に関係な
く、確実に第1通路から第2通路よりも低い温度、ある
いは高い温度を吹き出させることができる。つまり、切
り替わりの初期においても、第1通路から適切な温度の
空気を吹き出させることができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の空気調和装置を、図に示す実
施例に基づき説明する。 〔第1実施例の構成〕図1ないし図6は請求項1にかか
る実施例を示すもので、図1は自動車用の空気調和装置
の概略構成図を示す。空気調和装置1は、車室に向かっ
て空気を送るためのダクト2を備える。このダクト2の
上流には、吸込口に内気と外気とを切り替えて導入する
内外気切替手段(図示しない)を備えた送風機3が取り
付けられている。この送風機3は、ダクト2内に車室へ
向かう空気流を生じさせるもので、後述する制御装置4
によって送風量が制御される。
施例に基づき説明する。 〔第1実施例の構成〕図1ないし図6は請求項1にかか
る実施例を示すもので、図1は自動車用の空気調和装置
の概略構成図を示す。空気調和装置1は、車室に向かっ
て空気を送るためのダクト2を備える。このダクト2の
上流には、吸込口に内気と外気とを切り替えて導入する
内外気切替手段(図示しない)を備えた送風機3が取り
付けられている。この送風機3は、ダクト2内に車室へ
向かう空気流を生じさせるもので、後述する制御装置4
によって送風量が制御される。
【0014】ダクト2は、上流側のメイン通路5と、こ
のメイン通路5から分岐して乗員の上半身へ主に冷風を
吹き出す第1通路6と、メイン通路5から分岐して乗員
の足元へ主に温風を吹き出す第2通路7とを備える。メ
イン通路5の上流には、通路内を通過する空気を冷却す
るエバポレータ8(冷却手段)が設けられている。この
エバポレータ8は、冷凍サイクルの構成部品で、冷凍サ
イクルが下述する制御装置4に制御されることによっ
て、エバポレータ8が作動する。
のメイン通路5から分岐して乗員の上半身へ主に冷風を
吹き出す第1通路6と、メイン通路5から分岐して乗員
の足元へ主に温風を吹き出す第2通路7とを備える。メ
イン通路5の上流には、通路内を通過する空気を冷却す
るエバポレータ8(冷却手段)が設けられている。この
エバポレータ8は、冷凍サイクルの構成部品で、冷凍サ
イクルが下述する制御装置4に制御されることによっ
て、エバポレータ8が作動する。
【0015】このエバポレータ8の下流のメイン通路5
内には、通路内を通過する空気を加熱するヒータコア9
(加熱手段)が設けられている。ヒータコア9は、図示
しない車両走行用エンジンの冷却水(温水)の供給を受
けて、メイン通路5内を通過する空気を加熱する。ま
た、メイン通路5には、ヒータコア9による空気の加熱
量を調節する加熱量調節手段10が設けられている。こ
の加熱量調節手段10は、ヒータコア9をバイパスする
ようにメイン通路5内に設けられた加熱調節用バイパス
通路11と、ヒータコア9を通過する空気量と加熱調節
用バイパス通路11を通過する空気量とを調節するエア
ミックスダンパ12とからなる。このエアミックスダン
パ12は、アクチュエータ13によって開度が制御さ
れ、このアクチュエータ13は後述する制御装置4によ
って制御される。
内には、通路内を通過する空気を加熱するヒータコア9
(加熱手段)が設けられている。ヒータコア9は、図示
しない車両走行用エンジンの冷却水(温水)の供給を受
けて、メイン通路5内を通過する空気を加熱する。ま
た、メイン通路5には、ヒータコア9による空気の加熱
量を調節する加熱量調節手段10が設けられている。こ
の加熱量調節手段10は、ヒータコア9をバイパスする
ようにメイン通路5内に設けられた加熱調節用バイパス
通路11と、ヒータコア9を通過する空気量と加熱調節
用バイパス通路11を通過する空気量とを調節するエア
ミックスダンパ12とからなる。このエアミックスダン
パ12は、アクチュエータ13によって開度が制御さ
れ、このアクチュエータ13は後述する制御装置4によ
って制御される。
【0016】また、ダクト2は、エバポレータ8を通過
した冷風を、加熱量調節手段10をバイパスして直接第
1通路6内へ導くための冷風バイパス通路14を備え
る。この冷風バイパス通路14の上流には、冷風バイパ
ス通路14の開閉を行うとともに、開度調節を行うバイ
パス開閉ダンパ15(バイパス開閉手段)が設けられて
いる。このバイパス開閉ダンパ15は、アクチュエータ
16によって駆動され、このアクチュエータ16は後述
する制御装置4によって制御される。
した冷風を、加熱量調節手段10をバイパスして直接第
1通路6内へ導くための冷風バイパス通路14を備え
る。この冷風バイパス通路14の上流には、冷風バイパ
ス通路14の開閉を行うとともに、開度調節を行うバイ
パス開閉ダンパ15(バイパス開閉手段)が設けられて
いる。このバイパス開閉ダンパ15は、アクチュエータ
16によって駆動され、このアクチュエータ16は後述
する制御装置4によって制御される。
【0017】なお、第1通路6を通過する空気の温度
は、加熱量調節手段10、冷風バイパス通路14、バイ
パス開閉ダンパ15によって調節されるもので、これら
加熱量調節手段10、冷風バイパス通路14、バイパス
開閉ダンパ15によって請求項1にかかる第1温度調節
手段が構成される。また、第2通路7を通過する空気の
温度は、加熱量調節手段10によって調節されるもの
で、この加熱量調節手段10によって請求項1にかかる
第2温度調節手段が構成される。
は、加熱量調節手段10、冷風バイパス通路14、バイ
パス開閉ダンパ15によって調節されるもので、これら
加熱量調節手段10、冷風バイパス通路14、バイパス
開閉ダンパ15によって請求項1にかかる第1温度調節
手段が構成される。また、第2通路7を通過する空気の
温度は、加熱量調節手段10によって調節されるもの
で、この加熱量調節手段10によって請求項1にかかる
第2温度調節手段が構成される。
【0018】第1通路6と第2通路7との分岐する部分
には、第1通路6を閉じて第2通路7を開く、第2通路
7を閉じて第1通路6を開く、あるいは第1通路6と第
2通路7の両方を開く通路開閉ダンパ17(通路開閉手
段)が設けられている。この通路開閉ダンパ17は、ア
クチュエータ18によって駆動され、このアクチュエー
タ18は後述する制御装置4によって制御される。
には、第1通路6を閉じて第2通路7を開く、第2通路
7を閉じて第1通路6を開く、あるいは第1通路6と第
2通路7の両方を開く通路開閉ダンパ17(通路開閉手
段)が設けられている。この通路開閉ダンパ17は、ア
クチュエータ18によって駆動され、このアクチュエー
タ18は後述する制御装置4によって制御される。
【0019】制御装置4は、コンピュータを搭載するも
ので、乗員の操作状態や各種センサの入力値に応じて、
空気調和装置1の各電気部品を通電制御する。この制御
装置4は、乗員の操作を受ける操作パネル(図示しな
い)を備える。この操作パネルには、オートエアコンス
イッチ(図示しない)、各種モード切替スイッチ(図示
しない)の他に、車室内の温度を設定する温度設定器1
9を備える。また、制御装置4は、各種センサとして、
車室内の温度を検出する内気センサ20、車室外の温度
を検出する外気センサ21、車室内に進入する日射量を
検出する日射センサ22、エバポレータ8を通過した温
度を検出するエバ後センサ23、ヒータコア9の冷却水
温を検出する水温センサ24、第1通路6を通過する空
気の温度を検出し、乗員の上半身へ吹き出される温度を
検出する第1温度センサ25、および第2通路7を通過
する空気の温度を検出し、乗員の足元へ吹き出される温
度を検出する第2温度センサ26を備える。なお、第1
温度センサ25および第2温度センサ26は、ともに通
路に風が流れない状態の時に、車室内の温度を検出する
位置に配置されている。
ので、乗員の操作状態や各種センサの入力値に応じて、
空気調和装置1の各電気部品を通電制御する。この制御
装置4は、乗員の操作を受ける操作パネル(図示しな
い)を備える。この操作パネルには、オートエアコンス
イッチ(図示しない)、各種モード切替スイッチ(図示
しない)の他に、車室内の温度を設定する温度設定器1
9を備える。また、制御装置4は、各種センサとして、
車室内の温度を検出する内気センサ20、車室外の温度
を検出する外気センサ21、車室内に進入する日射量を
検出する日射センサ22、エバポレータ8を通過した温
度を検出するエバ後センサ23、ヒータコア9の冷却水
温を検出する水温センサ24、第1通路6を通過する空
気の温度を検出し、乗員の上半身へ吹き出される温度を
検出する第1温度センサ25、および第2通路7を通過
する空気の温度を検出し、乗員の足元へ吹き出される温
度を検出する第2温度センサ26を備える。なお、第1
温度センサ25および第2温度センサ26は、ともに通
路に風が流れない状態の時に、車室内の温度を検出する
位置に配置されている。
【0020】制御装置4は、使用者によってオートエア
コンが選択されると、車室内の温度が温度設定器19で
設定された温度を維持するように、吹出温度、風量、吹
出口を自動的に制御する。制御装置4は、オートエアコ
ンを行うために、入力されるセンサ信号を基に、必要吹
出温度TAOを次の数式1により算出する。
コンが選択されると、車室内の温度が温度設定器19で
設定された温度を維持するように、吹出温度、風量、吹
出口を自動的に制御する。制御装置4は、オートエアコ
ンを行うために、入力されるセンサ信号を基に、必要吹
出温度TAOを次の数式1により算出する。
【数1】 TAO=Kset ・Tset −Kr・Tr−Kam・Tam−Ks・Ts−C なお、Kset 、Kr、Kam、Ks、Cは補正用の定数で
ある。また、Tset は温度設定器19の設定温度信号、
Trは内気センサ20の検出温度信号、Tamは外気セン
サ21の検出温度信号、Tsは日射センサ22の検出日
射信号である。そして、算出された必要吹出温度TAO
から、図2に示すように、第1通路6の目標吹出温度T
AOV、および第2通路7の目標吹出温度TAOHを決
定する。そして、必要吹出温度TAOから第1通路6の
目標吹出温度TAOVを決定する作動が第1吹出温度決
定手段41の働きによるもので、必要吹出温度TAOか
ら第2通路7の目標吹出温度TAOHを決定する作動が
第2吹出温度決定手段42の働きによるものである。
ある。また、Tset は温度設定器19の設定温度信号、
Trは内気センサ20の検出温度信号、Tamは外気セン
サ21の検出温度信号、Tsは日射センサ22の検出日
射信号である。そして、算出された必要吹出温度TAO
から、図2に示すように、第1通路6の目標吹出温度T
AOV、および第2通路7の目標吹出温度TAOHを決
定する。そして、必要吹出温度TAOから第1通路6の
目標吹出温度TAOVを決定する作動が第1吹出温度決
定手段41の働きによるもので、必要吹出温度TAOか
ら第2通路7の目標吹出温度TAOHを決定する作動が
第2吹出温度決定手段42の働きによるものである。
【0021】乗員の上半身に主に冷風を吹き出すフェイ
スモード時(第1通路6が開、第2通路7が閉)および
乗員の足元に主に温風を吹き出すフットモード時(第1
通路6が閉、第2通路7が開)は、バイパス開閉ダンパ
15によって冷風バイパス通路14が次の表1に示すよ
うに閉じられ、目標吹出温度TAOV、TAOHで決定
された温度が各通路より吹き出される。
スモード時(第1通路6が開、第2通路7が閉)および
乗員の足元に主に温風を吹き出すフットモード時(第1
通路6が閉、第2通路7が開)は、バイパス開閉ダンパ
15によって冷風バイパス通路14が次の表1に示すよ
うに閉じられ、目標吹出温度TAOV、TAOHで決定
された温度が各通路より吹き出される。
【0022】また、バイレベルモード時には、図2で示
したように、第1通路6より吹き出される目標吹出温度
TAOVと、第2通路7より吹き出される目標吹出温度
TAOHとが、別々に求められ、目標吹出温度TAOH
がエアミックスダンパ12の開度SWnによって制御さ
れ、目標吹出温度TAOVがエアミックスダンパ12の
開度SWnとバイパス開閉ダンパ15の開度SWBnに
よって制御される。
したように、第1通路6より吹き出される目標吹出温度
TAOVと、第2通路7より吹き出される目標吹出温度
TAOHとが、別々に求められ、目標吹出温度TAOH
がエアミックスダンパ12の開度SWnによって制御さ
れ、目標吹出温度TAOVがエアミックスダンパ12の
開度SWnとバイパス開閉ダンパ15の開度SWBnに
よって制御される。
【0023】
【表1】
【0024】そして、エアミックスダンパ12の開度S
Wnと、バイパス開閉ダンパ15の開度SWBnは、第
1温度センサ25の検出する上半身吹出温度TAV、第
2温度センサ26の検出する足元吹出温度TAH、およ
びそれぞれにおける目標吹出温度との偏差により、次の
数式2〜5のPID演算式の演算結果により求められ
る。
Wnと、バイパス開閉ダンパ15の開度SWBnは、第
1温度センサ25の検出する上半身吹出温度TAV、第
2温度センサ26の検出する足元吹出温度TAH、およ
びそれぞれにおける目標吹出温度との偏差により、次の
数式2〜5のPID演算式の演算結果により求められ
る。
【数2】En=TAOH−TAH
【数3】EBn=TAV−TAOV
【数4】 SWn=SWn-1 +kp{En−En-1 +θ・En/Ti+Td(En−2En-1 +En-2 )/θ}
【数5】 SWBn=SWBn-1 +kp{EBn−EBn-1 +θ・EBn/Ti +Td(EBn−2EBn-1 +2EBn-2 )/θ} なお、n-1 は今回の値nに対して制御周期θ秒前の値、
n-2 は前回の値n-1 に対して制御周期θ秒前の値であ
る。また、kpは比例ゲイン、Tiは積分時間、Tdは微
分時間である。
n-2 は前回の値n-1 に対して制御周期θ秒前の値であ
る。また、kpは比例ゲイン、Tiは積分時間、Tdは微
分時間である。
【0025】また、吹出モードは、必要吹出温度TAO
と図3から、自動的に設定する自動吹出制御と、乗員が
マニュアルで設定するマニュアル設定とがある。
と図3から、自動的に設定する自動吹出制御と、乗員が
マニュアルで設定するマニュアル設定とがある。
【0026】制御装置4は、必要吹出温度TAOを基
に、フェイスモード時およびバイレベルモード時におけ
る第1通路6の目標吹出温度TAOVを決定する第1吹
出温度決定手段41を備える。制御装置4は、必要吹出
温度TAOを基に、フットモード時およびバイレベルモ
ード時における第2通路7の目標吹出温度TAOHを決
定する第2吹出温度決定手段42を備える。
に、フェイスモード時およびバイレベルモード時におけ
る第1通路6の目標吹出温度TAOVを決定する第1吹
出温度決定手段41を備える。制御装置4は、必要吹出
温度TAOを基に、フットモード時およびバイレベルモ
ード時における第2通路7の目標吹出温度TAOHを決
定する第2吹出温度決定手段42を備える。
【0027】制御装置4は、第1通路6あるいは第2通
路7のうちの一方の通路を閉じた状態から開いた状態へ
移ったか否かを判定する判定手段43を備える。また、
制御装置4は、判定手段43によって第1通路6あるい
は第2通路7のうちの一方の通路を閉じた状態から開い
た状態へ移ったと判断すると、所定時間(本実施例では
3周期)、一方の通路の温度センサ(第1温度センサ2
5あるいは第2温度センサ26)の検出する温度の代わ
りに、他方の通路の目標吹出温度と、第1吹出温度決定
手段41あるいは第2吹出温度決定手段42で決定され
た一方の通路の目標吹出温度とを基に、一方の通路の吹
出温度を制御する第1制御手段44を備える。さらに、
制御装置4は、所定時間の経過後は、一方の通路の温度
センサ(第1温度センサ25あるいは第2温度センサ2
6)の検出する検出温度と、第1吹出温度決定手段41
あるいは第2吹出温度決定手段42で決定された一方の
通路の目標吹出温度とを基に、一方の通路の吹出温度を
制御する第2制御手段45を備える。
路7のうちの一方の通路を閉じた状態から開いた状態へ
移ったか否かを判定する判定手段43を備える。また、
制御装置4は、判定手段43によって第1通路6あるい
は第2通路7のうちの一方の通路を閉じた状態から開い
た状態へ移ったと判断すると、所定時間(本実施例では
3周期)、一方の通路の温度センサ(第1温度センサ2
5あるいは第2温度センサ26)の検出する温度の代わ
りに、他方の通路の目標吹出温度と、第1吹出温度決定
手段41あるいは第2吹出温度決定手段42で決定され
た一方の通路の目標吹出温度とを基に、一方の通路の吹
出温度を制御する第1制御手段44を備える。さらに、
制御装置4は、所定時間の経過後は、一方の通路の温度
センサ(第1温度センサ25あるいは第2温度センサ2
6)の検出する検出温度と、第1吹出温度決定手段41
あるいは第2吹出温度決定手段42で決定された一方の
通路の目標吹出温度とを基に、一方の通路の吹出温度を
制御する第2制御手段45を備える。
【0028】次に、制御装置4の作動を、図4のフロー
チャートを用いて説明する。初めに、オートエアコンが
選択されると(スタート)、ステップS1 で、必要吹出
温度TAOを算出するためのセンサの出力値を読み込
む。次のステップS2で必要吹出温度TAOおよび目標
吹出温度TAOV、TAOHを算出する(第1、第2吹
出温度決定手段41、42の作動)。次のステップS3
で第1温度センサ25および第2温度センサ26の検出
温度を読み込む。
チャートを用いて説明する。初めに、オートエアコンが
選択されると(スタート)、ステップS1 で、必要吹出
温度TAOを算出するためのセンサの出力値を読み込
む。次のステップS2で必要吹出温度TAOおよび目標
吹出温度TAOV、TAOHを算出する(第1、第2吹
出温度決定手段41、42の作動)。次のステップS3
で第1温度センサ25および第2温度センサ26の検出
温度を読み込む。
【0029】次に、ステップS4 で吹出モードが切り替
えられた初期状態を示すフラグFTが1か否かの判断を
行う。この判断結果がNOの場合は、ステップS5 で吹出
モードが、フットモードからバイレベルあるいはフェイ
スモード、またはフェイスからバイレベルあるいはフッ
トモードへの切り替えがあったか否かの判断を行う(本
発明の判定手段43の作動)。この判断結果がNOの場合
は、ステップS6 で、第1温度センサ25あるいは第2
温度センサ26の検出温度と、目標吹出温度(TAO
V、TAOH)との偏差を、前記数式2あるいは前記数
式3に基づいて演算する(第2制御手段45の作動)。
次に、ステップS7 でフラグFTが1の場合は0にし、
その後、ステップS11へ進む。
えられた初期状態を示すフラグFTが1か否かの判断を
行う。この判断結果がNOの場合は、ステップS5 で吹出
モードが、フットモードからバイレベルあるいはフェイ
スモード、またはフェイスからバイレベルあるいはフッ
トモードへの切り替えがあったか否かの判断を行う(本
発明の判定手段43の作動)。この判断結果がNOの場合
は、ステップS6 で、第1温度センサ25あるいは第2
温度センサ26の検出温度と、目標吹出温度(TAO
V、TAOH)との偏差を、前記数式2あるいは前記数
式3に基づいて演算する(第2制御手段45の作動)。
次に、ステップS7 でフラグFTが1の場合は0にし、
その後、ステップS11へ進む。
【0030】一方、ステップS4 あるいはステップS5
の判断結果がYES の場合は、ステップS8 でフラグFT
を1にする。このステップS8 の実行後、あるいはステ
ップS4 の判断結果がYES の場合は、ステップS9 にお
いて、フラグFTが1の状態で、制御周期が3周回った
か否かの判断を行う。この判断結果がYES の場合は上記
のステップS6 へ進み、NOの場合はステップS10におい
て、前記数式2および前記数式3におけるTAH、TA
Vとして第1温度センサ25あるいは第2温度センサ2
6の検出温度を用いる代わりに代用温度(他方の通路の
目標吹出温度)を用いて数式2および数式3を演算し
(第1制御手段44の作動)、その後ステップS11へ進
む。
の判断結果がYES の場合は、ステップS8 でフラグFT
を1にする。このステップS8 の実行後、あるいはステ
ップS4 の判断結果がYES の場合は、ステップS9 にお
いて、フラグFTが1の状態で、制御周期が3周回った
か否かの判断を行う。この判断結果がYES の場合は上記
のステップS6 へ進み、NOの場合はステップS10におい
て、前記数式2および前記数式3におけるTAH、TA
Vとして第1温度センサ25あるいは第2温度センサ2
6の検出温度を用いる代わりに代用温度(他方の通路の
目標吹出温度)を用いて数式2および数式3を演算し
(第1制御手段44の作動)、その後ステップS11へ進
む。
【0031】なお、本実施例の代用温度は、フットモー
ドからバイレベルモードへの切替時には、第1温度セン
サ25の代わりに、第2通路7の目標吹出温度TAOH
を代用温度とし、フットモードからフェイスモードの切
替時には、第1温度センサ25の代わりに、フットモー
ド時の目標吹出温度TAOHを代用温度とする。また、
フェイスモードからバイレベルモードへの切替時には、
第2温度センサ26の代わりに第1通路6の目標吹出温
度TAOVを代用温度とし、フェイスモードからフット
モードへの切替時には、第2温度センサ26の代わり
に、フェイスモード時の目標吹出温度TAOVを代用温
度とする。
ドからバイレベルモードへの切替時には、第1温度セン
サ25の代わりに、第2通路7の目標吹出温度TAOH
を代用温度とし、フットモードからフェイスモードの切
替時には、第1温度センサ25の代わりに、フットモー
ド時の目標吹出温度TAOHを代用温度とする。また、
フェイスモードからバイレベルモードへの切替時には、
第2温度センサ26の代わりに第1通路6の目標吹出温
度TAOVを代用温度とし、フェイスモードからフット
モードへの切替時には、第2温度センサ26の代わり
に、フェイスモード時の目標吹出温度TAOVを代用温
度とする。
【0032】ステップS11では、送風機3の印加電圧が
算出される。この送風機3の印加電圧は、自動制御であ
れば必要吹出温度TAOと図5から決定され、マニュア
ル制御であれば操作パネルに指示された風量に応じて決
定される。次に、ステップS12で、数式3、数式5およ
び上記ステップS6 、S10で算出された偏差EBnよ
り、バイパス開閉ダンパ15の開度SWBnを算出する
(第1、第2制御手段44、45の作動を含む)。続い
て、ステップS13で、数式2、数式4および上記ステッ
プS6 、S10で算出された偏差Enより、エアミックス
ダンパ12の開度SWnを算出する(第1、第2制御手
段44、45の作動を含む)。
算出される。この送風機3の印加電圧は、自動制御であ
れば必要吹出温度TAOと図5から決定され、マニュア
ル制御であれば操作パネルに指示された風量に応じて決
定される。次に、ステップS12で、数式3、数式5およ
び上記ステップS6 、S10で算出された偏差EBnよ
り、バイパス開閉ダンパ15の開度SWBnを算出する
(第1、第2制御手段44、45の作動を含む)。続い
て、ステップS13で、数式2、数式4および上記ステッ
プS6 、S10で算出された偏差Enより、エアミックス
ダンパ12の開度SWnを算出する(第1、第2制御手
段44、45の作動を含む)。
【0033】ステップS14では、上記で求めた送風機3
の印加電圧を送風機3に供給する。ステップS15では、
上記で求めた目標開度SWBn(フェイスモード、フッ
トモードは閉)が得られるようにバイパス開閉ダンパ1
5を駆動するアクチュエータ16へ制御信号を出力する
(第1、第2制御手段44、45の作動を含む)。ステ
ップS16では、上記で求めた目標開度SWnが得られる
ようにエアミックスダンパ12を駆動するアクチュエー
タ13へ制御信号を出力する(第1、第2制御手段4
4、45の作動を含む)。ステップS17では、必要吹出
温度TAOと図3から決定される吹出モードとなるよう
に、あるいはマニュアル制御で設定された吹出モードと
なるように、通路開閉ダンパ17を駆動するアクチュエ
ータ18へ制御信号を出力する。そして、その後リター
ンする。
の印加電圧を送風機3に供給する。ステップS15では、
上記で求めた目標開度SWBn(フェイスモード、フッ
トモードは閉)が得られるようにバイパス開閉ダンパ1
5を駆動するアクチュエータ16へ制御信号を出力する
(第1、第2制御手段44、45の作動を含む)。ステ
ップS16では、上記で求めた目標開度SWnが得られる
ようにエアミックスダンパ12を駆動するアクチュエー
タ13へ制御信号を出力する(第1、第2制御手段4
4、45の作動を含む)。ステップS17では、必要吹出
温度TAOと図3から決定される吹出モードとなるよう
に、あるいはマニュアル制御で設定された吹出モードと
なるように、通路開閉ダンパ17を駆動するアクチュエ
ータ18へ制御信号を出力する。そして、その後リター
ンする。
【0034】〔第1実施例の作動〕次に、上記実施例の
作動を図6のタイムチャートを用いて説明する。初め
に、設定温度が25℃に設定された場合、乗員の上半身
に空気を吹き出す第1通路6からは送風されず、第2通
路7から乗員の足元に35℃の温風を吹き出すフットモ
ード運転状態となる。そして、時間tにおいて、設定温
度が23℃に低下すると、フットモード運転から、バイ
レベルモード運転に自動的に切り替わり、第1通路6か
らは乗員の上半身に25℃の冷風を吹き出される。
作動を図6のタイムチャートを用いて説明する。初め
に、設定温度が25℃に設定された場合、乗員の上半身
に空気を吹き出す第1通路6からは送風されず、第2通
路7から乗員の足元に35℃の温風を吹き出すフットモ
ード運転状態となる。そして、時間tにおいて、設定温
度が23℃に低下すると、フットモード運転から、バイ
レベルモード運転に自動的に切り替わり、第1通路6か
らは乗員の上半身に25℃の冷風を吹き出される。
【0035】この切り替えが行われた直後は、第1温度
センサ25は、室内の温度とほぼ一致した空気に晒され
ていたため、第1温度センサ25の検出遅れによって2
5℃の室温を検出するが、本実施例では、切り替えられ
た直後の3周期(約12秒)は第1温度センサ25の検
出温度ではなく、第2通路7の目標吹出温度TAOHを
基に、バイパス開閉ダンパ15の開度SWBnを制御し
て、冷風バイパス通路14を通過する空気量を制御す
る。このように、第2通路7の目標吹出温度TAOHを
基に、バイパス開閉ダンパ15の開度SWBnを制御す
ることによって、切替初期においても第1通路6から冷
風が吹き出される。
センサ25は、室内の温度とほぼ一致した空気に晒され
ていたため、第1温度センサ25の検出遅れによって2
5℃の室温を検出するが、本実施例では、切り替えられ
た直後の3周期(約12秒)は第1温度センサ25の検
出温度ではなく、第2通路7の目標吹出温度TAOHを
基に、バイパス開閉ダンパ15の開度SWBnを制御し
て、冷風バイパス通路14を通過する空気量を制御す
る。このように、第2通路7の目標吹出温度TAOHを
基に、バイパス開閉ダンパ15の開度SWBnを制御す
ることによって、切替初期においても第1通路6から冷
風が吹き出される。
【0036】そして、吹出モードがフットモードがらバ
イレベルモードに切り替えられて3周期が経過すると、
第1温度センサ25の検出遅れが解消され、第1通路6
より吹き出される温度は、第1温度センサ25の検出す
る温度が25℃となるようにフィードバック制御され
る。
イレベルモードに切り替えられて3周期が経過すると、
第1温度センサ25の検出遅れが解消され、第1通路6
より吹き出される温度は、第1温度センサ25の検出す
る温度が25℃となるようにフィードバック制御され
る。
【0037】〔第1実施例の効果〕本実施例では、上記
の作用で示したように、吹出モードがフットモードから
バイレベルモードに切り替えられた切替初期において
も、第2通路7の目標吹出温度TAOHを基に、バイパ
ス開閉ダンパ15の開度SWBnを制御することによっ
て、第1通路6から吹き出される吹出温度を低い温度に
制御できる。これによって、フットモードからバイレベ
ルモードに切り替えられた切替初期に乗員の上半身へ温
風が吹き出される不快感を取り除くことができる。
の作用で示したように、吹出モードがフットモードから
バイレベルモードに切り替えられた切替初期において
も、第2通路7の目標吹出温度TAOHを基に、バイパ
ス開閉ダンパ15の開度SWBnを制御することによっ
て、第1通路6から吹き出される吹出温度を低い温度に
制御できる。これによって、フットモードからバイレベ
ルモードに切り替えられた切替初期に乗員の上半身へ温
風が吹き出される不快感を取り除くことができる。
【0038】また、フットモードからフェイスモードに
切り替えられた切替初期においても、フットモード時に
おける第2通路7の目標吹出温度TAOHを基に、バイ
パス開閉ダンパ15の開度SWBnを制御することによ
って、第1通路6から吹き出される吹出温度を低い温度
に制御できる。これによって、フットモードからフェイ
スモードに切り替えられた切替初期に乗員の上半身へ温
風が吹き出される不快感を取り除くことができる。
切り替えられた切替初期においても、フットモード時に
おける第2通路7の目標吹出温度TAOHを基に、バイ
パス開閉ダンパ15の開度SWBnを制御することによ
って、第1通路6から吹き出される吹出温度を低い温度
に制御できる。これによって、フットモードからフェイ
スモードに切り替えられた切替初期に乗員の上半身へ温
風が吹き出される不快感を取り除くことができる。
【0039】あるいは、フェイスモードからバイレベル
モードに切り替えられた切替初期においても、第1通路
6の目標吹出温度TAOVを基に、エアミックスダンパ
12の開度SWnを制御することによって、第2通路7
から吹き出される吹出温度を高い温度に制御できる。こ
れによって、フェイスモードからバイレベルモードに切
り替えられた切替初期に乗員の足元へ冷風が吹き出され
る不快感を取り除くことができる。
モードに切り替えられた切替初期においても、第1通路
6の目標吹出温度TAOVを基に、エアミックスダンパ
12の開度SWnを制御することによって、第2通路7
から吹き出される吹出温度を高い温度に制御できる。こ
れによって、フェイスモードからバイレベルモードに切
り替えられた切替初期に乗員の足元へ冷風が吹き出され
る不快感を取り除くことができる。
【0040】また、フェイスモードからフットモードに
切り替えられた切替初期においても、フェイスモード時
における第1通路6の目標吹出温度TAOVを基に、エ
アミックスダンパ12の開度SWnを制御することによ
って、第2通路7から吹き出される吹出温度を高い温度
に制御できる。これによって、フェイスモードからフッ
トモードに切り替えられた切替初期に乗員の足元へ冷風
が吹き出される不快感を取り除くことができる。
切り替えられた切替初期においても、フェイスモード時
における第1通路6の目標吹出温度TAOVを基に、エ
アミックスダンパ12の開度SWnを制御することによ
って、第2通路7から吹き出される吹出温度を高い温度
に制御できる。これによって、フェイスモードからフッ
トモードに切り替えられた切替初期に乗員の足元へ冷風
が吹き出される不快感を取り除くことができる。
【0041】〔第2実施例〕図7および図8は請求項2
にかかる実施例を示すもので、図7は自動車用の空気調
和装置1の概略構成図である。本実施例は、第1実施例
における第2通路7の第2温度センサ26(第1実施例
参照)を用いず、第1通路6の吹出温度をフィードフォ
ワード制御に第1温度センサ25を用いたフィードバッ
ク制御を組み合わせて行い、第2通路7の吹出温度をフ
ィードフォワード制御のみで行うものである。なお、第
1実施例と同一符号は、同一作動を行うものを示すもの
であるが、第1通路6を通過する空気の温度を調節する
加熱量調節手段10、冷風バイパス通路14、バイパス
開閉ダンパ15は、請求項2にかかる温度調節手段を構
成するものである。
にかかる実施例を示すもので、図7は自動車用の空気調
和装置1の概略構成図である。本実施例は、第1実施例
における第2通路7の第2温度センサ26(第1実施例
参照)を用いず、第1通路6の吹出温度をフィードフォ
ワード制御に第1温度センサ25を用いたフィードバッ
ク制御を組み合わせて行い、第2通路7の吹出温度をフ
ィードフォワード制御のみで行うものである。なお、第
1実施例と同一符号は、同一作動を行うものを示すもの
であるが、第1通路6を通過する空気の温度を調節する
加熱量調節手段10、冷風バイパス通路14、バイパス
開閉ダンパ15は、請求項2にかかる温度調節手段を構
成するものである。
【0042】本実施例の制御装置4は、第2通路7の吹
出温度をフィードフォワード制御のために、エアミック
スダンパ12の開度SWnを第2通路7の目標吹出温度
TAOH、エバ後センサ23の検出温度TE、水温セン
サ24の検出温度TWの各値と、次の数式6とを用いて
算出する。
出温度をフィードフォワード制御のために、エアミック
スダンパ12の開度SWnを第2通路7の目標吹出温度
TAOH、エバ後センサ23の検出温度TE、水温セン
サ24の検出温度TWの各値と、次の数式6とを用いて
算出する。
【数6】 SWn=(TAOH−TE)/(TW−TE)×100(%) また、本実施例のエアミックスダンパ12には、エアミ
ックスダンパ12の開度位置を読み取るためのポテンシ
ョンメータ(図示しない)が取り付けられている。そし
て、制御装置4は、数式6を用いて算出したエアミック
スダンパ12の開度SWnが、ポテンションメータで検
出される開度と一致するように、エアミックスダンパ1
2を駆動制御する。
ックスダンパ12の開度位置を読み取るためのポテンシ
ョンメータ(図示しない)が取り付けられている。そし
て、制御装置4は、数式6を用いて算出したエアミック
スダンパ12の開度SWnが、ポテンションメータで検
出される開度と一致するように、エアミックスダンパ1
2を駆動制御する。
【0043】本実施例の判定手段43は、吹出モードが
フットモードからバイレベルモードあるいはフェイスモ
ードへ切り替わったか、つまり第1通路6を閉じた状態
から開いた状態へ移ったか否かを判断するものである。
フットモードからバイレベルモードあるいはフェイスモ
ードへ切り替わったか、つまり第1通路6を閉じた状態
から開いた状態へ移ったか否かを判断するものである。
【0044】本実施例の第1制御手段44は、第1通路
6を閉じた状態から開いた状態へ移ったと判断すると、
所定時間(本実施例でも3周期)、第1通路6の第1温
度センサ25の検出温度の代わりの第2通路7の目標吹
出温度TAOHと、第1吹出温度決定手段41(請求項
2にかかる吹出温度決定手段)で決定された第1通路6
の目標吹出温度TAOVとを基に、第1通路6の吹出温
度を制御するものである。第2制御手段45は、判定手
段43が第1通路6を閉じた状態から開いた状態へ移っ
たと判定してからの所定時間の経過後、第1通路6の第
1温度センサ25の検出する検出温度と、第1吹出温度
決定手段41で決定された第1通路6の目標吹出温度T
AOVとを基に、第1通路6の吹出温度を制御するもの
である。
6を閉じた状態から開いた状態へ移ったと判断すると、
所定時間(本実施例でも3周期)、第1通路6の第1温
度センサ25の検出温度の代わりの第2通路7の目標吹
出温度TAOHと、第1吹出温度決定手段41(請求項
2にかかる吹出温度決定手段)で決定された第1通路6
の目標吹出温度TAOVとを基に、第1通路6の吹出温
度を制御するものである。第2制御手段45は、判定手
段43が第1通路6を閉じた状態から開いた状態へ移っ
たと判定してからの所定時間の経過後、第1通路6の第
1温度センサ25の検出する検出温度と、第1吹出温度
決定手段41で決定された第1通路6の目標吹出温度T
AOVとを基に、第1通路6の吹出温度を制御するもの
である。
【0045】本実施例の制御装置4の作動を図8のフロ
ーチャートに示す。本実施例では、第1実施例のフロー
チャート(図4参照)の作動と、ステップS3 、ステッ
プS5 およびステップS13が異なる。本実施例では第2
温度センサ26(第1実施例参照)を有しないため、ス
テップS3 では、エバ後センサ23、水温センサ24、
第1温度センサ25の検出温度を読み込む。ステップS
5 では、吹出モードが、フットモードからバイレベル、
あるいはフットモードからフェイスモードへの切り替え
があったか否かの判断を行うものである。ステップS1
3では、上記数式6からエアミックスダンパ12の開度
SWnを算出する。
ーチャートに示す。本実施例では、第1実施例のフロー
チャート(図4参照)の作動と、ステップS3 、ステッ
プS5 およびステップS13が異なる。本実施例では第2
温度センサ26(第1実施例参照)を有しないため、ス
テップS3 では、エバ後センサ23、水温センサ24、
第1温度センサ25の検出温度を読み込む。ステップS
5 では、吹出モードが、フットモードからバイレベル、
あるいはフットモードからフェイスモードへの切り替え
があったか否かの判断を行うものである。ステップS1
3では、上記数式6からエアミックスダンパ12の開度
SWnを算出する。
【0046】〔第2実施例の効果〕本実施例では、第1
実施例と同じように、吹出モードがフットモードからバ
イレベルモードに切り替えられた切替初期においても、
第2通路7の目標吹出温度TAOHを基に、バイパス開
閉ダンパ15の開度SWBnを制御することによって、
第1通路6から吹き出される吹出温度を低い温度に制御
できる。これによって、フットモードからバイレベルモ
ードに切り替えられた切替初期に乗員の上半身へ温風が
吹き出される不快感を取り除くことができる。
実施例と同じように、吹出モードがフットモードからバ
イレベルモードに切り替えられた切替初期においても、
第2通路7の目標吹出温度TAOHを基に、バイパス開
閉ダンパ15の開度SWBnを制御することによって、
第1通路6から吹き出される吹出温度を低い温度に制御
できる。これによって、フットモードからバイレベルモ
ードに切り替えられた切替初期に乗員の上半身へ温風が
吹き出される不快感を取り除くことができる。
【0047】また、フットモードからフェイスモードに
切り替えられた切替初期においても、フットモード時に
おける第2通路7の目標吹出温度TAOHを基に、バイ
パス開閉ダンパ15の開度SWBnを制御することによ
って、第1通路6から吹き出される吹出温度を低い温度
に制御できる。これによって、フットモードからフェイ
スモードに切り替えられた切替初期に乗員の上半身へ温
風が吹き出される不快感を取り除くことができる。な
お、この実施例では、第1通路6を乗員の上半身へ主に
冷風を吹き出す通路として用いたが、乗員の足元へ主に
温風を吹き出す通路として用いても良い。
切り替えられた切替初期においても、フットモード時に
おける第2通路7の目標吹出温度TAOHを基に、バイ
パス開閉ダンパ15の開度SWBnを制御することによ
って、第1通路6から吹き出される吹出温度を低い温度
に制御できる。これによって、フットモードからフェイ
スモードに切り替えられた切替初期に乗員の上半身へ温
風が吹き出される不快感を取り除くことができる。な
お、この実施例では、第1通路6を乗員の上半身へ主に
冷風を吹き出す通路として用いたが、乗員の足元へ主に
温風を吹き出す通路として用いても良い。
【0048】〔第3実施例〕図9および図10は請求項
1にかかる実施例を示すもので、図9は自動車用の空気
調和装置1の概略構成図である。本実施例は、加熱量調
節手段10が第1実施例と異なるもので、本実施例の加
熱量調節手段10は、メイン通路5の全域にヒータコア
9を配置し、ヒータコア9に供給される冷却水の水量を
調節することによって、ヒータコア9を通過する空気の
温度を制御するものである。そして、ヒータコア9に冷
却水を供給する温水配管50には、温水の上流側に温水
流量を調節する電動のウォータバルブ51が設けられ、
このウォータバルブ51の開度を制御装置4が調節する
ことにより、ヒータコア9を通過する空気の温度が第2
温度センサ26で検出される温度に調節される。
1にかかる実施例を示すもので、図9は自動車用の空気
調和装置1の概略構成図である。本実施例は、加熱量調
節手段10が第1実施例と異なるもので、本実施例の加
熱量調節手段10は、メイン通路5の全域にヒータコア
9を配置し、ヒータコア9に供給される冷却水の水量を
調節することによって、ヒータコア9を通過する空気の
温度を制御するものである。そして、ヒータコア9に冷
却水を供給する温水配管50には、温水の上流側に温水
流量を調節する電動のウォータバルブ51が設けられ、
このウォータバルブ51の開度を制御装置4が調節する
ことにより、ヒータコア9を通過する空気の温度が第2
温度センサ26で検出される温度に調節される。
【0049】本実施例の制御装置4の作動を図10のフ
ローチャートに示す。本実施例では、第1実施例のフロ
ーチャート(図4参照)の作動と、ステップS13および
ステップS16が異なる。ステップS13では、第1実施例
のエアミックスダンパ12(第1実施例参照)の開度に
代わって、ウォータバルブ51の開度WVnを算出す
る。また、ステップS16では、ステップS13で求められ
た開度WVnが得られるように、ウォータバルブ51へ
制御信号を出力するものである。
ローチャートに示す。本実施例では、第1実施例のフロ
ーチャート(図4参照)の作動と、ステップS13および
ステップS16が異なる。ステップS13では、第1実施例
のエアミックスダンパ12(第1実施例参照)の開度に
代わって、ウォータバルブ51の開度WVnを算出す
る。また、ステップS16では、ステップS13で求められ
た開度WVnが得られるように、ウォータバルブ51へ
制御信号を出力するものである。
【0050】〔変形例〕第3実施例では、ヒータコア9
を通過する冷却水の水量を調節する手段としてウォータ
バルブ51を例に示したが、電磁開閉弁を用い、この電
磁開閉弁をデューティー比制御してヒータコア9を通過
する冷却水の水量を調節するように設けても良い。ま
た、本実施例ではヒータコア9を通過する空気の温度を
調節するために、冷却水の水量を調節した例を示した
が、ヒータコア9で放熱した後の比較的温度の低い冷却
水とエンジンから供給される比較的温度の高い冷却水と
の混合割合を調節してヒータコア9へ流し、ヒータコア
9を通過する空気の温度を調節しても良い。
を通過する冷却水の水量を調節する手段としてウォータ
バルブ51を例に示したが、電磁開閉弁を用い、この電
磁開閉弁をデューティー比制御してヒータコア9を通過
する冷却水の水量を調節するように設けても良い。ま
た、本実施例ではヒータコア9を通過する空気の温度を
調節するために、冷却水の水量を調節した例を示した
が、ヒータコア9で放熱した後の比較的温度の低い冷却
水とエンジンから供給される比較的温度の高い冷却水と
の混合割合を調節してヒータコア9へ流し、ヒータコア
9を通過する空気の温度を調節しても良い。
【0051】また、第3実施例では、ヒータコア9を通
過する空気の温度を調節する加熱量調節手段10を請求
項1にかかる発明の実施例として示したが、請求項2に
かかる空気調和装置に適用しても良い。この場合、第2
温度センサ26(第1実施例参照)をなくした第3実施
例の空気調和装置1の構成を用い、冷却水の温度を検出
する水温センサ24の検出温度と第2通路の目標吹出温
度とに基づいて、ウォータバルブの開度(あるいは電磁
開閉弁のデューティー比)を制御して第2通路7の吹出
温度を制御し、第1温度センサ25の検出温度が第1通
路6の目標吹出温度となるように、バイパス開閉ダンパ
15を制御するように設けても良い。
過する空気の温度を調節する加熱量調節手段10を請求
項1にかかる発明の実施例として示したが、請求項2に
かかる空気調和装置に適用しても良い。この場合、第2
温度センサ26(第1実施例参照)をなくした第3実施
例の空気調和装置1の構成を用い、冷却水の温度を検出
する水温センサ24の検出温度と第2通路の目標吹出温
度とに基づいて、ウォータバルブの開度(あるいは電磁
開閉弁のデューティー比)を制御して第2通路7の吹出
温度を制御し、第1温度センサ25の検出温度が第1通
路6の目標吹出温度となるように、バイパス開閉ダンパ
15を制御するように設けても良い。
【0052】上記の実施例では、冷風バイパス通路を備
えた空気調和装置に本発明を適用した例を示したが、共
通のメインダクトより分岐して一方の通路の温度を変化
させることによって一方の通路と他方の通路との温度を
変化させる空気調和装置であれば適用可能なものであ
る。その一例を、図11および図12に示す。図11の
空気調和装置は、第1通路6内と第2通路7内のそれぞ
れに、第1、第2ヒータコア(加熱手段)9a、9bお
よび第1、第2加熱量調節手段10a、10bを独立し
て設けたものである。なお、第1、第2加熱量調節手段
10a、10bは請求項1にかかる第1、第2温度調節
手段である。また、この図11の構成において、第2温
度センサ26をなくした場合は、第1加熱量調節手段1
0aが請求項2にかかる温度調節手段であり、第1温度
センサ25をなくした場合は、第2加熱量調節手段10
bが請求項2にかかる温度調節手段である。図12の空
気調和装置は、第1通路6と第2通路7の空気の流入部
に共通のヒータコア(加熱手段)9を設け、第1通路6
の第1加熱量調節手段10aと第2通路7の第2加熱量
調節手段10bとを独立して設けたものである。この図
12の変形例においても、第1、第2加熱量調節手段1
0a、10bは請求項1にかかる第1、第2温度調節手
段である。また、この図12の構成において、第2温度
センサ26をなくした場合は、第1加熱量調節手段10
aが請求項2にかかる温度調節手段であり、第1温度セ
ンサ25をなくした場合は、第2加熱量調節手段10b
が請求項2にかかる温度調節手段である。
えた空気調和装置に本発明を適用した例を示したが、共
通のメインダクトより分岐して一方の通路の温度を変化
させることによって一方の通路と他方の通路との温度を
変化させる空気調和装置であれば適用可能なものであ
る。その一例を、図11および図12に示す。図11の
空気調和装置は、第1通路6内と第2通路7内のそれぞ
れに、第1、第2ヒータコア(加熱手段)9a、9bお
よび第1、第2加熱量調節手段10a、10bを独立し
て設けたものである。なお、第1、第2加熱量調節手段
10a、10bは請求項1にかかる第1、第2温度調節
手段である。また、この図11の構成において、第2温
度センサ26をなくした場合は、第1加熱量調節手段1
0aが請求項2にかかる温度調節手段であり、第1温度
センサ25をなくした場合は、第2加熱量調節手段10
bが請求項2にかかる温度調節手段である。図12の空
気調和装置は、第1通路6と第2通路7の空気の流入部
に共通のヒータコア(加熱手段)9を設け、第1通路6
の第1加熱量調節手段10aと第2通路7の第2加熱量
調節手段10bとを独立して設けたものである。この図
12の変形例においても、第1、第2加熱量調節手段1
0a、10bは請求項1にかかる第1、第2温度調節手
段である。また、この図12の構成において、第2温度
センサ26をなくした場合は、第1加熱量調節手段10
aが請求項2にかかる温度調節手段であり、第1温度セ
ンサ25をなくした場合は、第2加熱量調節手段10b
が請求項2にかかる温度調節手段である。
【0053】請求項1の発明にかかる実施例として、第
1通路を乗員の上半身へ主に冷風を吹き出させる通路、
第2通路を乗員の足元へ主に温風を吹き出す通路として
示したが、逆にしても良い。
1通路を乗員の上半身へ主に冷風を吹き出させる通路、
第2通路を乗員の足元へ主に温風を吹き出す通路として
示したが、逆にしても良い。
【0054】また、代用温度として他方の目標吹出温度
を用いた例を示したが、他方の空気通路内の温度センサ
の検出温度を代用温度として用いたり、他方の空気通路
の温度範囲側に設定された定数を用いても良い。代用温
度を用いる所定時間の測定手段として制御周期を用いた
例を示したが、タイマを用いたりするなど、他の手段を
用いても良い。また、代用温度を用いる所定時間は、温
度センサの応答性に応じて設定されるもので、本発明の
ものに限定されるものではない。さらに、代用温度を用
いる所定時間は、温度の変化幅や風量に応じて変化する
ように設けても良い。
を用いた例を示したが、他方の空気通路内の温度センサ
の検出温度を代用温度として用いたり、他方の空気通路
の温度範囲側に設定された定数を用いても良い。代用温
度を用いる所定時間の測定手段として制御周期を用いた
例を示したが、タイマを用いたりするなど、他の手段を
用いても良い。また、代用温度を用いる所定時間は、温
度センサの応答性に応じて設定されるもので、本発明の
ものに限定されるものではない。さらに、代用温度を用
いる所定時間は、温度の変化幅や風量に応じて変化する
ように設けても良い。
【図1】自動車用の空気調和装置の概略構成図である
(第1実施例)。
(第1実施例)。
【図2】必要吹出温度TAOと、第1、第2通路の目標
吹出温度TAOV、TAOHとの関係を示すグラフであ
る(第1実施例)。
吹出温度TAOV、TAOHとの関係を示すグラフであ
る(第1実施例)。
【図3】必要吹出温度TAOと吹出モードとの関係を示
すグラフである(第1実施例)。
すグラフである(第1実施例)。
【図4】制御装置の作動を示すフローチャートである
(第1実施例)。
(第1実施例)。
【図5】必要吹出温度TAOと送風機の印加電圧との関
係を示すグラフである(第1実施例)。
係を示すグラフである(第1実施例)。
【図6】実施例の作動を示すタイムチャートである(第
1実施例)。
1実施例)。
【図7】空気調和装置の概略構成図である(第2実施
例)。
例)。
【図8】制御装置の作動を示すフローチャートである
(第2実施例)。
(第2実施例)。
【図9】空気調和装置の概略構成図である(第3実施
例)。
例)。
【図10】制御装置の作動を示すフローチャートである
(第3実施例)。
(第3実施例)。
【図11】空気調和装置のダクト内の要部概略図である
(変形例)。
(変形例)。
【図12】空気調和装置のダクト内の要部概略図である
(変形例)。
(変形例)。
【図13】従来技術の作動を示すタイムチャートである
(従来技術)。
(従来技術)。
1 空気調和装置 4 制御装置 5 メイン通路 6 第1通路 7 第2通路 8 エバポレータ(冷却手段) 9 ヒータコア(加熱手段) 10 加熱量調節手段(第1温度調節手段、第2温度調
節手段) 14 冷風バイパス通路(第1温度調節手段) 15 バイパス開閉ダンパ(第1温度調節手段) 17 通路開閉ダンパ(通路開閉手段) 25 第1温度センサ 26 第2温度センサ 41 第1吹出温度決定手段 42 第2吹出温度決定手段 43 判定手段 44 第1制御手段 45 第2制御手段
節手段) 14 冷風バイパス通路(第1温度調節手段) 15 バイパス開閉ダンパ(第1温度調節手段) 17 通路開閉ダンパ(通路開閉手段) 25 第1温度センサ 26 第2温度センサ 41 第1吹出温度決定手段 42 第2吹出温度決定手段 43 判定手段 44 第1制御手段 45 第2制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 裕司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 寒川 克彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−191118(JP,A) 特開 平4−191116(JP,A) 特開 平2−99418(JP,A) 特開 昭63−263125(JP,A) 特開 昭64−16417(JP,A) 特開 昭62−8810(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00 - 3/34
Claims (2)
- 【請求項1】(a)室内に向かう空気が流れるメイン通
路と、 (b)このメイン通路から分岐した第1通路と、 (c)前記メイン通路から分岐した第2通路と、 (d)前記第1通路および前記第2通路の開閉を行う通
路開閉手段と、 (e)前記第1通路を通過する空気の温度を調節する第
1温度調節手段と、 (f)前記第2通路を通過する空気の温度を調節する第
2温度調節手段と、 (g)前記第1通路を通過する空気の温度を検出する第
1温度センサと、 (h)前記第2通路を通過する空気の温度を検出する第
2温度センサと、 (i)前記第1通路から吹き出す空気の目標吹出温度を
決定する第1吹出温度決定手段と、 (j)前記第2通路から吹き出す空気の目標吹出温度を
決定する第2吹出温度決定手段と、 (k)前記通路開閉手段によって前記第1通路あるいは
第2通路のうちの一方の通路を閉じた状態から開いた状
態へ移ったか否かを判定する判定手段と、 (l)この判定手段によって前記一方の通路を閉じた状
態から開いた状態へ移ったと判定されたとき、この判定
直後からの所定時間、前記第1通路あるいは第2通路の
うちの他方の通路の吹出温度と前記一方の通路の前記目
標吹出温度とに基づいて、前記一方の通路の前記温度調
節手段を制御する第1制御手段と、 (m)前記判定直後からの前記所定時間が経過した後、
前記一方の通路に設けられた前記温度センサの検出温度
と前記一方の通路の前記目標吹出温度とに基づいて、前
記一方の通路の前記温度調節手段を制御する第2制御手
段とを備える空気調和装置。 - 【請求項2】(n)室内に向かう空気が流れるメイン通
路と、 (o)このメイン通路から分岐した第1通路と、 (p)前記メイン通路から分岐した第2通路と、 (q)前記第1通路および前記第2通路の開閉を行う通
路開閉手段と、 (r)前記第1通路を通過する空気の温度を調節する温
度調節手段と、 (s)前記第1通路を通過する空気の温度を検出する温
度センサと、 (t)前記第1通路から吹き出す空気の目標吹出温度を
決定する吹出温度決定手段と、 (u)前記通路開閉手段によって前記第1通路を閉じた
状態から開いた状態へ移ったか否かを判定する判定手段
と、 (v)この判定手段によって前記第1通路を閉じた状態
から開いた状態へ移ったと判定されたとき、この判定直
後からの所定時間、前記第2通路の吹出温度と前記第1
通路の前記目標吹出温度とに基づいて、前記温度調節手
段を制御する第1制御手段と、 (w)前記判定直後からの前記所定時間が経過した後、
前記温度センサの検出温度と前記第1通路の前記目標吹
出温度とに基づいて、前記温度調節手段を制御する第2
制御手段とを備える空気調和装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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