JP3311852B2 - サーマルプリンタの駆動方法 - Google Patents

サーマルプリンタの駆動方法

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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
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    • B41J2/36Print density control
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    • B41J2/38Preheating, i.e. heating to a temperature insufficient to cause printing

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルプリンタの駆
動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ビデオ信号を受けてCR
T画面のハードコピーを階調を持たせて記録するサーマ
ルプリンタでは、複数種類の幅のパルスで構成されるス
トローブパルスから階調に応じてパルスを選択して発熱
素子に印加して階調記録を行なっている。しかし、同じ
パルスの組合わせでもサーマルヘッドの温度によって濃
度に差が生じる。そこで同じ階調でもサーマルヘッドの
温度に応じてパルスの組合わせを変えることによって濃
度補正を行なっていた。これはサーマルヘッドの温度お
よび階調ごとにそれぞれ対応したパルスデータ(パルス
幅およびパルス数を表わす。)をROMに格納してお
き、階調およびヘッド温度に応じたパルスデータをRO
Mから読み出し、このパルスデータに基づいて発熱素子
を駆動していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の駆動方法で
は、ヘッド温度および階調ごとにそれぞれ対応したパル
スデータをROMに格納していたのでデータが膨大な量
になり、大容量のROMを必要としていた。このため、
その分コストアップせざるを得なかった。また、各ヘッ
ド温度に対するパルスデータには規則性がないため、ヘ
ッド温度ごとに最適なパルスの組合わせを実験的に求め
なければならず、データ作成に多くの時間を費やしてい
た。
【0004】本発明は、少ないデータ量で階調の温度補
正が可能なサーマルプリンタの駆動方法を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、各ドット毎
に、予熱パルスと、これに続く階調に応じたパターンの
駆動パルス列とによって発熱素子を駆動して多階調印刷
を行うものであり、上記予熱パルスおよび駆動パルス列
について各パルスのパルス幅及び発生タイミングを定め
るための基本クロックをプリンタ機構全体の動作制御用
とは別に生成し、上記予熱パルスのパルス幅は上記基本
クロックパルスの周期の特定数倍に相当し、上記基本ク
ロックパルスと、上記予熱パルスのパルス幅を定める上
記特定数とを互いに独立してサーマルヘッドの温度に応
じて切り換えるようにして、上記課題を解決するもので
ある。特に、上記基本クロックパルスの周波数および上
記予熱パルスのパルス幅を定める上記特定数をサーマル
ヘッドの温度変化にしたがってリニアに切り換える、あ
るいは、サーマルヘッドの温度と基本クロックパルスの
基本周波数に基づいて上記基本クロックパルスの周波数
を算出し、サーマルヘッドの温度と予熱パルスの基本パ
ルス幅に基づいて上記予熱パルスのパルス幅を算出する
ことが好ましい。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0007】本例では、多数の発熱素子をライン状に並
設し、CRT等のビデオ信号を受けてその1画面を1行
ずつ記録していく、いわゆるライン型のサーマルプリン
タを用いている。
【0008】図1に本発明方法を用いたサーマルプリン
タの要部の構成を示す。同図において、1は1画面分の
各ドットの階調データを一時的に格納するDRAM(ダ
イナミックRAM)で、本例では1ドットに対応する階
調データは6ビットで64階調を表わすことができるも
のとする。2は複数種類の幅のパルスのうち、階調に応
じて発熱素子に印加するパルスの組合わせを示すパター
ンデータが展開され、このデータの中からDRAM1か
らの階調データに対応したパターンデータを出力するS
RAM(スタティックRAM)、3は上記パターンデー
タと、発熱素子に印加するための複数種類の幅のパルス
からなるストローブパルスのデータと、そのストローブ
パルスを形成するための基本クロックパルスの周波数デ
ータとを記憶してあるシステムROM、4は上記基本ク
ロックパルスを発生するクロック発生回路で、例えば、
電圧制御発振回路からなり、後述するサーマルヘッドの
温度に応じて発振周波数を切り換える。5はクロック発
生回路4からの基本クロックパルスとシステムROM3
に記憶されているストローブパルスデータとに基づいて
ストローブパルスを発生するストーブパルス発生回路、
6は1ライン分の複数の発熱素子を並設してあるととも
に各発熱素子を駆動する駆動回路とからなるサーマルヘ
ッド部で、ストローブパルス発生回路5からのストロー
ブパルスのうち、SRAM2からのパターンデータによ
って指定されたパルスを発熱素子に印加する。7はサー
マルヘッド部6の温度を検出するサーミスタで、例えば
発熱素子近傍のヘッド基板上に1つ設けてある。8はプ
リンタ全体の記録動作を制御するCPUからなる制御回
路である。
【0009】図2に、サーマルヘッド部6の各温度に対
する、ストローブパルスの各パルス幅と基本クロックパ
ルスの周波数および周期を示す。本例ではヘッド温度
は、例えば“2−3”であれば2℃以上4℃未満を示し
ている。ストローブパルスを構成している各パルスのう
ち、左側の2つは予熱パルス幅を示し、それ以外のもの
は駆動パルス幅を示している。駆動パルス幅はヘッド温
度に拘らず固定である。すなわち、基本クロックパルス
の128周期分の幅のパルスが7つと、64周期分、3
2周期分、17周期分、9周期分、5周期分、3周期
分、2周期分の幅のパルスがそれぞれ1つづつで構成さ
れている。予熱パルスのパルス幅は、ヘッド温度が2℃
変化するごとに基本クロックパルスの6パルス分づつリ
ニアに変化していく。VCOは基本クロックパルスの周
波数を示しており、ヘッド温度が2℃変化するごとに
0.097MHzづつリニアに変化していく。右端欄の
値は基本クロックパルスの周期を示している。
【0010】図3にパターンデータを示す。パターンデ
ータは、図2に示したストローブパルスのうち、階調に
応じて発熱素子に印加するパルスを示すものである。す
なわち、パターンデータ“1”と対応するストローブパ
ルスが選択されて発熱素子に印加されるのである。例え
ば、ヘッド温度が1℃で階調“1”で印刷する場合は、
基本クロックパルスの187周期分の幅の2つの予熱パ
ルスと、64周期分、32周期分、5周期分、3周期
分、2周期分の幅の各駆動パルスが選択されて発熱素子
に印加されることになる。2つの予熱パルスに対するパ
ターンデータはすべて“1”である。つまり、2つの予
熱パルスは印刷タイミング毎に常に印加されるのであ
る。
【0011】本例では、図2に示したヘッド温度“30
〜31”に対するストローブパルスの各パルス幅の値と
基本クロックパルスの周波数の値とを基本データとし、
この基本データと図3に示した階調“1”〜“64”の
各パターンデータとをシステムROM3に記憶してあ
る。その他のヘッド温度に対する予熱パルス幅および基
本クロックパルスの周波数は、その都度基本データに基
づいて算出する。したがって、システムROM3に記憶
させておくデータ量は、従来に比較して極めて少なくて
すむ。しかも、図2に示した各値を得るためには、例え
ば“4−5”、“30−31”、“50−51”におけ
る最適値を実験的に求め、その他のヘッド温度における
各値は、上記実験的に求めた値がリニアに変化するよう
な値とするだけでよいため、データ取得のための手間や
時間が極めて少なくてすむ。
【0012】つぎに、図2および図3に示したデータを
用いて行なう印刷動作について、図4のフローチャート
に沿って説明する。
【0013】電源を投入すると、制御回路8により、シ
ステムROM3に格納されているパターンデータがSR
AM2に転送される(ステップA)。
【0014】つづいて、制御回路8により、システムR
OM3に格納されている基本データのうち、基本クロッ
クパルスの周波数データがクロック発生回路4に供給さ
れ、ストローブパルス幅データがストローブパルス発生
回路5に供給される(ステップB)。これで印刷スタン
バイ状態となる。
【0015】つぎに、キーボード等の印刷指定手段(図
示せず。)が操作されると、撮像画面を構成する各ドッ
トの階調をサンプリングする手段(図示せず。)からD
RAM1に1画面分の各ドットの階調データが格納され
る(ステップC)。
【0016】つづいて、DRAM1から1ライン分の各
ドットの階調データがSRAM2に転送され、この階調
データを受けてSRAM2からは各階調データとそれぞ
れ対応するパターンデータがサーマルヘッド部6に供給
される(ステップD)。
【0017】一方、制御回路8は、サーミスタ7によっ
て検出されたサーマルヘッド部6の温度データを受け
て、これと基本温度(図2の“30−31”)との差を
算出し、この差に基づいてサーマルヘッド部6の温度と
対応した予熱パルス幅および基本クロックパルスの周波
数が図2に示した値になるよう算出し、それらのデータ
をストローブパルス発生回路5およびクロック発生回路
4にそれぞれ供給する(ステップE)。
【0018】クロック発生回路4はステップEにおいて
供給された周波数データに応じた周波数のクロックパル
スを発生し、このクロックパルスを受けてストローブパ
ルス発生回路5は、ステップEにおいて供給された予熱
パルス幅データに応じたパルス幅の予熱パルスを含んだ
ストローブパルスをサーマルヘッド部6に供給する(ス
テップF)。
【0019】サーマルヘッド部6では、SRAM2から
のパターンデータに基づき、パターンデータ“1”と対
応するストローブパルスを発熱素子に印加し、“0”と
対応するストローブパルスは発熱素子に印加しない(ス
テップG)。
【0020】例えば、階調“1”、“30”、“64”
でそれぞれドットを印刷する場合を例にとって具体的に
説明する。ヘッド温度が30℃の場合は、図2からわか
るように、予熱パルス幅は基本クロックパルスの97周
期分となる。駆動パルスはヘッド温度に拘らず固定であ
る。したがって、この場合のストローブパルスは図5
(a)に示したようになる。一方、パターンデータは、
階調“1”の場合は図3のa、階調“30”の場合は図
3のb、階調“64”の場合は図3のcで示したもので
あり、これらのパターンデータと図5(a)に示したス
トローブパルスに基づいて、ヘッド温度30℃で階調
“1”、“30”、“64”の場合に発熱素子に印加す
るパルスはそれぞれ図5(b)、(c)、(d)に示し
たようになる。なお、ヘッド温度が30℃の場合の基本
クロックパルスの周期は98.72nsであるので、例
えば、駆動パルスのうちで基本クロックパルスの128
周期分のパルスの幅は、128×98.72ns=1
2.6μsとなる。
【0021】ヘッド温度が5℃の場合は、図2からわか
るように、予熱パルス幅は基本クロックパルスの175
周期分となる。したがって、ストローブパルスは図6
(a)に示したようになる。なお、ヘッド温度が5℃の
場合の基本クロックパルスの周期は112.75nsで
ある。一方、パターンデータはヘッド温度によって変化
するものではないので、上記ヘッド温度30℃の場合と
同様に図3のa、b、cに示したものとなる。これらの
パターンデータと図6(a)に示したストローブパルス
に基づいて、ヘッド温度5℃で階調“1”、“30”、
“64”の場合に発熱素子に印加するパルスはそれぞれ
図6(b)、(c)、(d)に示したようになる。な
お、ヘッド温度が5℃の場合の基本クロックパルスの周
期は112.75nsであるので、例えば、駆動パルス
のうちで基本クロックパルスの128周期分のパルスの
幅は、128×112.75ns=14.4μsとな
り、ヘッド温度30℃の場合より長くなる。
【0022】以上のようにしてドットが印刷される。な
お、上記ステップA〜Gの動作はサーマルヘッド部6の
各発熱素子に対して並行して行なわれ、1ライン分のド
ットが同時に印刷される。
【0023】なお、上記実施例では、予熱パルス幅と基
本クロックパルスの周波数の両方をヘッド温度に応じて
切り換えるようにしたが、どちらか一方だけを切り換え
合は次のようになる。予熱パルス幅のみを切り換え
るようにした場合は、基本クロックパルスデータおよび
基本クロックパルスの周波数を切り換える手段が不要と
なる。図7に予熱パルスのみを切り換えた場合の各階調
における濃度を示す。同図において横軸は階調を示し、
縦軸は各階調において印刷されたドットの濃度を示して
いる。実線はヘッド温度が30℃の場合、破線はヘッド
温度が5℃の場合を示している。このように、ヘッド温
度が低くなるにしたがって予熱パルス幅を長くして各ヘ
ッド温度で最高濃度が一致するようにしても、ヘッド温
度の低い方が低階調側で濃度がやや低くなる。
【0024】一方、基本クロックパルスの周波数のみを
切り換えるようにした場合は、予熱パルスデータおよび
予熱パルス幅を切り換える手段が不要となる。図8に基
本クロックパルスの周波数のみを切り換えた場合の各階
調における濃度を示す。同図において横軸は階調を示
し、縦軸は各階調において印刷されたドットの濃度を示
している。実線はヘッド温度が30℃の場合、破線はヘ
ッド温度が5℃の場合を示している。このように、ヘッ
ド温度が低くなるにしたがって周波数を大きくして各ヘ
ッド温度で最高濃度が一致するようにしても、ヘッド温
度の高い方が低階調側で濃度がやや高くなる。
【0025】図9に予熱パルスと基本クロックパルスの
周波数の両方を切り換えた場合の各階調における濃度を
示す。上記のように予熱パルス幅と基本クロックパルス
の周波数の一方のみを切り換えるようにすれば、よりデ
ータ数を減らせるとともに構成を簡単にできるが、上記
実施例のように予熱パルス幅と基本クロックパルスの周
波数の両方を切り換えるようにすれば、いずれか一方の
みを切り換える場合に比べて、図9に示したように、ヘ
ッド温度が異なっても各階調における濃度差が極めて少
なくなるように補正することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、各ドットの印刷の際
に、各階調における駆動パルス列のパターンはサーマル
ヘッドの温度に拘らず固定とし、サーマルヘッドの温度
に応じて上記駆動パルスを作成する基本クロックパルス
の周波数を切り換えることにより印刷濃度の温度補正を
行なうようにしたので、ヘッド温度の変動による階調の
ずれを、極めて少ないデータを用いて各ドット毎に補正
することができる。予熱パルスおよび駆動パルスを作成
する基本クロックパルスをプリンタ機構全体の動作制御
用とは別に生成し、当該基本クロックパルスの周波数を
切り換えるため、プリンタ機構全体の動作速度は不変と
し、すなわち、印刷に要する時間は不変とし、これに対
してヘッドを加熱する時間のみ温度に応じて制御するこ
とができる。例えば、高温時には、ヘッドの加熱時間が
減少し、相対的に非加熱時間(自然冷却)が増加するこ
とによって、ヘッドの蓄熱を緩和することができる。
【0027】また、各ドットの印刷の際に、各階調にお
ける駆動パルス列のパターンはサーマルヘッドの温度に
拘らず固定とし、サーマルヘッドの温度に応じて予熱パ
ルス幅および上記駆動パルスを作成する基本クロックパ
ルスの周波数を切り換えることにより印刷濃度の温度補
正を行なうようにしたので、ヘッド温度の変動による階
調のずれを、極めて少ないデータを用いて各ドット毎に
補正することができる。しかも、予熱パルス幅と基本ク
ロックパルスの周波数の両方に互いに独立した制御を行
ため、いずれか一方のみを制御する場合に比べて、ヘ
ッド温度が異なっても各階調における濃度差が極めて少
なくなるように補正することができる。
【0028】以上のように、発熱素子に駆動パルスを印
加するためのデータ量が極めて少なくてすむので、それ
を格納するROMも小容量のものでよく、その分プリン
タをコストダウンすることができる。
【0029】さらに、予熱パルス幅および基本クロック
パルスの周波数をサーマルヘッドの温度変化にしたがっ
てリニアに変化させることにより、基本温度における予
熱パルス幅と基本クロックパルスの周波数のデータから
サーマルヘッドの各温度における予熱パルス幅と基本ク
ロックパルスの周波数を簡単な演算によって容易に求め
ることができるので、データ量をさらに少なくすること
ができる。しかも、データを得る際にも、例えば所望の
3点のヘッド温度におけるデータを実測し、その他のヘ
ッド温度におけるデータは、実測したデータ値がリニア
に変化するような値にするだけでよいので、データ取得
に要する手間や時間が極めて少なくてすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を用いたサーマルプリンタ要部の構
成を示したブロック図
【図2】ストローブパルスおよび基本クロックパルスデ
ータの一例を示した説明図
【図3】パターンデータの一例を示した説明図
【図4】印刷動作を説明するためのフローチャート
【図5】ストローブパルスおよび発熱素子に印加するパ
ルスの一例を示した説明図
【図6】ストローブパルスおよび発熱素子に印加するパ
ルスの一例を示した説明図
【図7】ヘッド温度に応じて予熱パルス幅のみを切り換
えた場合の濃度差を示した説明図
【図8】ヘッド温度に応じて基本クロックパルスの周波
数のみを切り換えた場合の濃度差を示した説明図
【図9】ヘッド温度に応じて予熱パルス幅と基本クロッ
クパルスの周波数とを切り換えた場合の濃度差を示した
説明図
【符号の説明】
6 サーマルヘッド部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−126563(JP,A) 特開 昭63−1559(JP,A) 特開 平4−223178(JP,A) 特開 昭62−103161(JP,A) 特開 昭51−29930(JP,A) 実開 昭61−7161(JP,U) 実開 昭63−18253(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ドット毎に、予熱パルスと、これに続
    く階調に応じたパターンの駆動パルス列とによって発熱
    素子を駆動して多階調印刷を行うものであり、 上記予熱パルスおよび駆動パルス列について各パルスの
    パルス幅及び発生タイミングを定めるための基本クロッ
    クパルスをプリンタ機構全体の動作制御用とは別に生成
    し、上記予熱パルスのパルス幅は上記基本クロックパルスの
    周期の特定数倍に相当し、 上記基本クロックパルスの周波数と、上記予熱パルスの
    パルス幅を定める上記特定数とを互いに独立して サーマ
    ルヘッドの温度に応じて切り換えることを特徴とするサ
    ーマルプリンタの駆動方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のサーマルプリンタの駆動
    方法において、上記基本クロックパルスの周波数および
    上記予熱パルスのパルス幅を定める上記特定数をサーマ
    ルヘッドの温度変化にしたがってリニアに切り換えるこ
    とを特徴とするサーマルプリンタの駆動方法。
  3. 【請求項3】 予熱パルスと、これに続く階調に応じた
    駆動パルスとによって発熱素子を駆動するサーマルプリ
    ンタの駆動方法において、 上記予熱パルスおよび駆動パルスを作成する基本クロッ
    クパルスをプリンタ機構全体の動作制御用とは別に生成
    し、上記予熱パルスのパルス幅は上記基本クロックパルスの
    周期の特定数倍に相当し、 上記基本クロックパルスの周波数と、上記予熱パルスの
    パルス幅を定める上記特定数とを互いに独立してサーマ
    ルヘッドの温度に応じて切り換えるものであり、上記サ
    ーマルヘッドの温度と上記基本クロックパルスの基本周
    波数に基づいて上記基本クロックパルスの周波数を算出
    し、上記サーマルヘッドの温度と上記予熱パルスの基本
    パルス幅に基づいて上記予熱パルスのパルス幅を算出す
    ことを特徴とするサーマルプリンタの駆動方法。
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