JPH054371A - 温度補償機構を持つ熱転写記録装置 - Google Patents

温度補償機構を持つ熱転写記録装置

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JPH054371A
JPH054371A JP3180594A JP18059491A JPH054371A JP H054371 A JPH054371 A JP H054371A JP 3180594 A JP3180594 A JP 3180594A JP 18059491 A JP18059491 A JP 18059491A JP H054371 A JPH054371 A JP H054371A
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JP
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recording
thermal head
temperature
recording medium
temperature change
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JP3180594A
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English (en)
Inventor
Mikio Shiraishi
幹夫 白石
Toshihiko Goto
敏彦 後藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間調濃度の記録も可能な熱転写記録装置と
して、装置周辺の環境温度や記録中におけるサーマルヘ
ッドの温度上昇にかかわりなく、一定した記録濃度を維
持できる温度補償機構を備えた装置を提供する。 【構成】 サーマルヘッドの温度変化や環境温度を検出
(301,101)し、それに応じてプラテンドラム
(402)の駆動モータ(400)を制御して、記録媒
体上の1ライン毎の記録周期(インターバル)を変え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、白黒の2値だけでなく
中間の濃淡をも表現して中間調記録を行なうことのでき
る熱転写記録装置に関するものであり、更に詳しくは、
その中間調記録を、環境温度および記録の進行にともな
い上昇しがちな装置温度に影響されずに、常に安定した
濃度で記録することのできる熱転写記録装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】通信機器や電子計算機の出力端末機器に
おける情報信号のハードコピー出力機器、ビデオ信号な
どの画像情報信号のハードコピー機器等に用いられる画
像や文字を記録する方式は、従来より種々の方式が提案
されている。これらの記録方式の中で、熱溶融性または
熱昇華性インクを表面に塗布して成る中間記録媒体を用
いて、サーマルヘッド等によりこのインクを選択的に加
熱し、記録媒体表面にインクを転写する熱転写記録方式
が実用化されている。
【0003】また、中間記録媒体を用いずに、熱により
変色もしくは透過率の変化する薬品を塗布して成る感熱
発色紙を、上記のサーマルヘッド等により加熱して発色
させる記録方式も実用化されている。これらの記録方式
のうち、記録を白か黒かの濃淡2値のみならず、白と黒
の間の中間濃度の記録を行なう中間調記録可能なものが
実用化されつつある。
【0004】熱転写記録方式で、中間調記録を行なう方
式としては、一般的に画素毎に濃淡をコントロールする
濃度階調方式が用いられる。この濃度階調方式は、サー
マルヘッドにおいて、列状に並んだ発熱素子のそれぞれ
を画素に対応させ、濃淡の制御を、発熱素子に加えるエ
ネルギー量に対応させてインク量を増減させることで行
なっている。具体的には、発熱素子として抵抗素子を用
い、その各々毎に、記録する画素の濃淡(階調)に見合
う通電時間をコントロールする手法が多く用いられる。
【0005】濃度階調方式の記録を行なうサーマルヘッ
ドの構造は、発熱抵抗素子と、個々に発熱抵抗素子に接
続されたスイッチング素子と、このスイッチング素子を
オン・オフするデータ(情報)を一時記憶するラッチ回
路と、そして外部から入力されるオン・オフのデータ
(情報)を記憶するシフトレジスタと、によって構成さ
れている。
【0006】そして、発熱抵抗素子は、その片側の端子
が共通電極に接続されており、反対側の端子がスイッチ
ング素子を介して他方の電極に接続されている。個々の
発熱抵抗素子への電力の供給は、共通電極側と他方の電
極側との間でスイッチング素子を介して通電を行うこと
により行われる。
【0007】個々の発熱抵抗素子の通電時間をコントロ
ールする方法は次のように行う。まず、最大の通電時間
長を、表現する濃淡の段階数(階調数)で割って、1段
階の時間(タイムスロット)を算出し、そのタイムスロ
ットを単位として個々の発熱抵抗素子のオン・オフを制
御する。
【0008】個々の発熱抵抗素子にとっては、所要の通
電時間だけ通電されればよいわけであるから、タイムス
ロットを所要の長さになるようにつないで使用する。個
々のタイムスロット単位での発熱抵抗素子のオン・オフ
の制御は、サ−マルヘッドのラッチ回路に記憶したデ−
タに基づいて行なう。そして、このラッチ回路へは、並
列に接続されたシフトレジスタを経由して、外部からデ
−タを入力する。
【0009】すなわち、階調数に対応した回数だけシフ
トレジスタにデ−タを転送して、通電し、この通電中に
次の階調の画像デ−タを転送して、この動作を次々と繰
り返して所定の階調数分の通電時間幅を得る。記録する
画素の階調に対応する通電時間だけ通電されると、発熱
抵抗素子には、通電時間に対応したエネルギーが入力さ
れたことになり、このエネルギーが熱としてインク紙及
び印画紙に加えられ、インクの昇華等に用いられて記録
が行われる。
【0010】一方、インク紙や印画紙等の記録媒体側
は、このとき駆動手段により、駆動されており、発熱抵
抗素子に接している記録媒体上の記録部分としては、順
次新しい未記録の記録媒体部分が送られてきている。そ
して、発熱抵抗素子に所定の通電時間だけ通電すること
により、記録媒体上で1列(ライン)分の記録が行われ
ると、その後しばらくサーマルヘッド(発熱抵抗素子)
への通電は休止し、その間に、記録媒体上の次の記録部
分が、発熱抵抗素子に接する記録位置へ移動してくる。
こうして1列(ライン)分毎の記録を順次連続して行う
ことにより、二次元的な一画面の記録が行われる。
【0011】記録媒体における1ラインの記録処理で
は、記録すべき画素の階調に対応する通電時間だけ、該
画素に対応する発熱抵抗素子に通電することにより、該
通電時間に対応したエネルギーが該発熱抵抗素子に入力
されることになる。そして、このエネルギーが結局熱と
してインク紙及び印画紙の記録媒体側に加えられて、イ
ンク紙からインクが昇華し印画紙に転写されて、入力エ
ネルギーに比例した階調濃度で記録が行なわれる。
【0012】発熱抵抗素子から、インク紙及び印画紙の
記録媒体側に加えられる熱エネルギー量は、2つの物質
間の単位時間あたりの伝達熱量は、当該2つの物質間の
温度差に比例するという伝熱の原理から見て、発熱抵抗
素子と記録媒体との間の温度差に比例する。
【0013】従って、発熱抵抗素子と記録媒体との間の
温度の関係が一定という条件のもとでは、予め設定した
通電時間だけ発熱抵抗素子に通電することにより、該通
電時間に比例したエネルギーを発熱抵抗素子から記録媒
体側に与えることができる。即ち、通電時間に対応する
通電パルス幅で、該パルス幅に対応した濃度での記録が
可能になる。
【0014】しかしながら、発熱抵抗素子と記録媒体と
の間の温度の関係が一定に維持されていなければ、発熱
抵抗素子からインク紙及び印画紙に加えられる熱エネル
ギー量は、発熱抵抗素子の直接的な発熱エネルギーだけ
でなく、インク紙及び印画紙のその時点における温度
や、発熱抵抗素子周辺の温度など、の温度状況によって
影響を受ける。
【0015】例えば、発熱抵抗素子が、その発熱開始前
に、ある程度高い温度にある場合には、その発熱抵抗素
子の初期温度に加えて、該発熱抵抗素子に入力されたエ
ネルギーに対応する分だけ、さらに該発熱抵抗素子の到
達温度が上昇し、結果としてインク紙及び印画紙に加え
られるエネルギーも増えることになり、記録の濃度は増
す。逆に例えば、発熱抵抗素子をそれが低い温度に置か
れた状態から発熱させると、発熱後の該発熱抵抗素子の
到達温度は低くなり、結果としてインク紙及び印画紙に
加わるエネルギーは減ることになり、記録の濃度は減少
する。
【0016】このように熱転写記録方式では、予め設定
した記録濃度を得ようとして、所要のエネルギーを個々
の発熱抵抗素子に加えて記録を行なうわけであるが、周
囲の温度状況によっては、同じ熱エネルギーを発熱抵抗
素子に加えても記録媒体上では違った濃度で記録が行わ
れることがある。
【0017】さらに、面状のプリントを行なって行く間
に(つまり時間の経過につれ)、発熱抵抗素子に加えら
れた熱エネルギーの中で、記録に使用されなかった分は
サーマルヘッドの放熱部分へと伝えられ、徐々に発熱抵
抗素子を支えているサーマルヘッド中の支持部分の温度
が上昇してゆき、面状の記録の開始時と終了時とでは、
小規模な範囲での周囲温度が異なることになる。
【0018】このような次第で記録の開始時点と終了時
点とで比較すると、同じ条件で記録しても発色される濃
度が異なる(発色濃度特性が変化してしまう)ことにな
る。例えば、画面一面に同じ濃度の記録を一面に行なお
うとしても、記録の開始側が薄くて終了側が濃くなって
しまう。
【0019】上記の、周囲温度状況の変化に対応した記
録特性の変化をなくし、記録特性を均一に保つ方式とし
ては、従来より、例えば特開昭58−164368号公
報などに示されているように、環境温度情報に基づい
て、中間調記録の通電特性データテーブルを変更して、
サーマルヘッドに入力する通電パルス幅を増減すること
により、環境温度にかかわらず、均一な発色濃度特性を
得ようとする方式が知られていた。
【0020】上記の従来方式では、温度によって、記録
の階調に対応するエネルギー設定特性(γ特性)を切り
替えて(使用する変換テーブルを変える)、同じエネル
ギーが加えられるように補正するものであった。この方
式では、一定の温度(例えば温度が5度C)変化する毎
に、異なる特性に切り替えることになるが、微妙な特性
変化に対応させるためには、切り替える温度差を小さく
とることになり、その分変換データを増やす必要があ
り、きめ細かく補正するためには膨大なデータを用意す
る必要があり、実用上あまり細かく補正できないという
問題点があり、この点については十分考慮されていなか
った。
【0021】また、1画面の記録の途中の温度変化に追
従して階調濃度を補正するためには、さらに細かな変化
にも対応させる必要があり(連続した記録の途中で特性
を切り替えると、切り替えた部分から記録濃度に段差が
できてしまうため、目で判断できない値以下の微細な量
の変更でないと実用にならない)、事実上実現は困難で
あったが、この点についても余り認識されていなかっ
た。
【0022】また、周囲温度状況の変化に対応した記録
特性を、周囲温度状況の変化にかかわりなく、均一に保
つ別の方式としては、従来より、例えば特開昭56−7
0976号公報などに示されているように、同時に記録
する画素数の増減に基づいて、サーマルヘッドの記録媒
体に対する相対的移動周期を変更して、均一な発色濃度
特性を得ようとする方式が知られていた。
【0023】上記の従来方式は、文字の縦線と横線の太
さのアンバランスの解消を目的としていて、温度変化
は、サーマルヘッドへ入力する画像データに基づいて割
り出して求めており実際の温度ではない。このため、実
際の温度変化とは異なり、文字や線画像ではなく、中間
調を持つ自然画像のような場合には、微妙な温度変化に
対応できず、十分に補正が行われないことがあり、この
点について十分認識されていなかった。
【0024】また、上記の従来方式では、環境温度の変
化も考慮されておらず、記録途中の温度変化のみなら
ず、周囲の温度の変化によっても、記録される画像の特
性に重大な影響があり、この点についても十分考慮され
ていなかった。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】装置周囲の環境温度変
化、記録途中のサーマルヘッド部分の温度変化、などの
複数の要因による実際の温度変化にかかわらず、そのよ
うな温度変化に即応して中間調記録特性を均一に保ち、
異なるプリント間での記録特性の再現性と同一プリント
内での記録特性の安定性を保ち、高品質な記録を行える
ようにした温度補償機構を持つ熱転写記録装置を提供す
ることが、本発明の解決しようとする課題である。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、以下のような技術手段を用い
た。即ち、記録の発色濃度特性を変更する手段として、
サーマルヘッドによる1ライン分の記録に要する1ライ
ン毎の記録周期(インターバル)を変更する手段を採用
した。1ライン毎の記録周期を変えると、記録特性も連
動して変化する。即ち、周囲温度の変化によって、変動
した記録特性の変化を、1ライン毎の記録周期を変える
ことによって補うことができる。
【0027】さらに、周囲温度を検出する手段と、サー
マルヘッドの温度を検出する手段とを設け、これらの温
度検出結果を1ライン毎の記録周期の変更手段へ入力
し、記録周期を周囲温度及びサーマルヘッドの温度変化
に基づいて変更する手段を採用した。
【0028】
【作用】サーマルヘッドによる1ライン分の記録に要す
る1ライン毎の記録周期を変更する手段は、記録動作の
インターバルを変えるため、記録の発色濃度特性を変化
させる。周囲の環境温度と、サーマルヘッドの温度とを
検出する手段は、それぞれの温度情報を検出する。温度
情報の検出結果を1ライン分の記録に要する1ライン毎
の記録周期変更手段へ、送り込む制御手段は、温度変化
に基づいて、記録動作のインターバルを変更させ、最終
的には、記録の発色濃度特性を変化させて、周囲やサー
マルヘッドの温度変化によって変化する発色濃度特性を
補償し一定に保つ作用がある。
【0029】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は、本発明の第1の実施例としての温度
補償機構を持つ熱転写記録装置の構成を示すブロック図
である。同図において、1は熱転写記録装置、2はモー
タ制御回路、3はサーマルヘッド、301はサーマルヘ
ッド温度検出手段、400はモータ、401は減速機
構、402はプラテンドラム、500はシステムコント
ローラ、501は入力インタフェース回路、502は画
像データメモリ、503は通電制御回路、6は電源、7
は温度制御回路、101は環境温度検出手段、である。
【0030】図1に見られるように、熱転写記録装置1
の内部には、サーマルヘッド3とこれに対向するプラテ
ンドラム402があり、この間に図示せざる記録媒体を
おいて記録を行う。サーマルヘッド3内部にある発熱抵
抗素子には、電源6から電流が供給されることにより発
熱して記録が行われる。また、サーマルヘッド3におけ
る発熱抵抗素子に対する通電の制御は、通電制御回路5
03から送り込まれる制御信号によって行われる。ま
た、サーマルヘッド3の一部には、サーミスタ等の温度
検出手段301が設けられており、サーマルヘッド3部
分の温度を検出することができる。そして、この温度検
出結果は、温度制御回路7へと送り込まれている。
【0031】一方、プラテンドラム402は、減速機構
401を介してモータ400より駆動力を受けて動く。
このモータ400はモータ制御回路2によって制御され
ている。モータ制御回路2は、システムコントローラ5
00と温度制御回路7の2箇所からの指令に基づいて動
作している。
【0032】温度制御回路7には、サーマルヘッド温度
検出手段301の検出した結果以外に、環境温度検出手
段101(例えば熱電対等)により装置内部の環境温度
を検出した結果も入力されており、装置内部とサーマル
ヘッドの2箇所の温度をもとにして、モータ制御回路2
への指令を送り出し、最終的にはプラテンドラム402
の動作を制御している。すなわち、サーマルヘッド3の
温度変化と、装置内部の環境温度変化の2つの要素に基
づいてプラテンドラム402の速度を制御するのであ
る。
【0033】その他、装置外部からは、入力端子102
から、記録すべきビデオ信号などの画像情報信号が入力
インタフェース回路501を経由して画像データメモリ
502へと送り込まれ、さらに該メモリ502から読み
出された画像情報信号は、通電制御回路503でサーマ
ルヘッド3で使用する通電波形に変換された後、サーマ
ルヘッド3へと送り込まれ、記録が行われる。さらに、
これらの各部分はシステムコントローラ500によって
制御されている。
【0034】次に、図2〜図7を参照して、図1に示す
実施例の各部の詳細及び動作などを説明する。図2は、
図1に示す実施例の内部構造を示す斜視図である。図2
において、熱転写記録装置1は、大きな部分として、機
構部4、回路部分5、そして電源6の3部分により構成
されている。
【0035】機構部4では、装置1外部から投入された
記録媒体403表面に、記録を行う動作を受け持ってい
る。機構部4にあるサーマルヘッド3とプラテンドラム
402とは対向して配置され、これらの部材の間には、
中間記録媒体であるインク紙405と記録媒体である記
録紙403が図示せざる手段によって押圧されて挟み込
まれている。
【0036】サーマルヘッド3内の発熱抵抗素子を適宜
選択して通電、加熱することにより、当該発熱抵抗素子
に対応した画素の記録を行う。即ち、通電、加熱された
発熱抵抗素子はインク紙405のインクを昇華または熱
溶解して記録紙403の表面に付着させて記録を行うの
である。プラテンドラム402は、減速機構を介してモ
ータ400によって駆動され、記録紙403及びインク
紙405をサーマルヘッド3に対して相対的に移動させ
る。
【0037】インク紙405はインク紙カセット406
内部に納められており、使用後には、装置1外部へ取り
出し、新しいカセットと交換することにより容易に消耗
品としてその補給を行うことができる。
【0038】図3は、図2における機構部4の詳細を示
す斜視図である。図3において、サーマルヘッド3内の
発熱抵抗素子(図示せず)が並んだ面とプラテンドラム
402とは対向して配置されており、サーマルヘッド3
の裏面からプラテンドラム402に向かって、図示せざ
る手段により押圧されており、この間にインク紙405
と記録紙403とが挟み込まれている。
【0039】プラテンドラム402は、減速機構401
を介して、モータ400により駆動されており、モータ
400はモータ制御回路2により制御されている。一方
サーマルヘッド3には温度検出素子301Aが取り付け
られており、この温度検出素子301Aにより検出され
た値は、温度検出回路301Bにより、電気信号に変換
される。この温度検出素子301Aと温度検出回路30
1Bの2つの部分が温度検出手段301を構成してい
る。
【0040】温度検出手段301による検出結果は、温
度制御回路7へと送り込まれ、さらに温度制御回路7か
らの指令がモータ制御回路に2へ送り込まれてモータ4
00を制御することになるので、結局、サーマルヘッド
3の温度変化に基づいてプラテンドラム402の速度が
変更されることになる。
【0041】プラテンドラム402が回動すると、記録
紙403とインク紙405とがプラテンドラム402に
連動して移動し、サーマルヘッド3の発熱抵抗素子の配
列されている部分には、記録紙403とインク紙405
の未記録の新しい部分が絶えず送られ、このようにし
て、発熱抵抗素子の配列による1列の記録が連続して行
われ、全体として面状の記録を得ることができる。
【0042】図4は、サーマルヘッドへ記録のために入
力したエネルギーと、そのときのエネルギーに対応して
得られる発色濃度と、の関係を、サーマルヘッドのその
ときの温度毎に示した特性図である。例えば、図4にお
いて、入力エネルギーの量が同じAである場合でも、そ
のときのサーマルヘッドの温度が40°Cと高い場合に
は、発色濃度もCと高いのに比較して、そのときのサー
マルヘッドの温度が10°Cと低い場合には、発色濃度
もBと低くなるわけである。
【0043】この図4の発色濃度特性は、サーマルヘッ
ドの温度を除く他の条件は一定にし、入力エネルギーだ
けを変化させた場合に得られる入力エネルギー対発色濃
度の特性である。つまり、記録動作のインターバル(1
ライン記録するのに要する1ライン毎の時間間隔)、発
熱抵抗素子に印加する電圧、1ラインのピッチ(記録の
記録紙の上の間隔)などはすべて同じであることを前提
としている。図4の特性では、一定電圧で発熱抵抗素子
に通電を行うため、横軸の入力エネルギーは、その通電
パルス幅に対応するものと考えて良い。
【0044】図4の特性では、サーマルヘッドの温度が
例えば10℃〜40℃の範囲で上昇、変化したとする
と、同じ入力エネルギーであっても、サーマルヘッドの
温度が上昇するにしたがって、全体に発色特性は濃くな
っていくことを示している。例えば、図4でAのエネル
ギーを(具体的には、例えば5ms通電する等)入力し
たときに、得られる濃度は、サーマルヘッドの温度が1
0℃から40℃にまで変化したとき、B点からC点に移
り、大きく変化する。
【0045】勿論、図4の特性は、サーマルヘッド自体
の温度は変化しても、その周囲温度は一定であるという
条件であって、しかも記録動作中においては、サーマル
ヘッドの温度は変化しないという条件のもとで、得られ
るものである。実際に記録動作を行った場合には、サー
マルヘッド内部に滞留する熱によって、記録動作の途中
においても時々刻々と温度が変化して行き、この温度変
化に従って発色濃度特性も変化することになる。
【0046】こうした記録動作の途中におけるサーマル
ヘッドの温度変化の他に、サーマルヘッドの周囲の温度
も発色濃度特性全体に影響を及ぼす。すなわち、記録動
作の開始以前のサーマルヘッドの温度は、周囲の雰囲気
温度と同じ温度になるため、雰囲気温度が変化すると、
記録開始時点での発色濃度特性も変化することになる。
【0047】図5は、サーマルヘッドに入力したエネル
ギー(通電パルスの幅)とそのエネルギーに対応して得
られる発色濃度の特性を、1ライン当たりの記録の周期
(インターバル)毎に示したものである。一定電圧で発
熱抵抗素子に通電を行うため、横軸の通電パルス幅は発
熱抵抗素子に入力されるエネルギに対応する。
【0048】記録インターバルを例えば12ms〜20
ms/lineの範囲で変化させると、同じ入力エネル
ギーであっても、記録インターバルを短く(記録動作を
速く)していくと発色濃度は濃くなっていく。例えば図
5の特性で、入力エネルギーA(具体的には例えば5m
sの通電時間等)に対して、インターバルを12ms〜
20ms/lineの範囲で変化させた場合には、得ら
れる濃度は、B〜C点に示すように大きく変化する。
【0049】これらの、図4に示した特性と図5に示し
た特性の2つを組み合わせると、温度変化による発色濃
度特性の変化を次のように補償することができる。即
ち、プリント(記録動作)の進行に伴って、サーマルヘ
ッドの温度が上昇していくと、図4の特性に見られるよ
うに、発色濃度特性全体が上昇してゆき、全体が濃い画
像となってしまう。
【0050】このとき、記録のインターバルを徐々に長
く(記録動作を遅く)していくと、図5の特性に見られ
るように、発色濃度特性全体を下降させることができ
る。即ち、温度の上昇に伴う特性全体の上昇を、インタ
ーバルを変更することにより逆の特性変化を加えて相殺
し、温度の上昇前の特性と同じ特性で記録を行うことが
できるようになる。
【0051】逆に、サーマルヘッドの温度が低下(冷え
た)場合には、図4の特性に見られるように、発色濃度
特性全体が下降して行き、全体が薄い画像となってしま
う。このときには、記録のインターバルを短く(記録速
度を速く)していくと、図5の特性に見られるように、
発色濃度特性全体を上昇させることができる。即ち、温
度の下降に伴う特性全体の下降をインターバルを変更す
ることにより相殺して、温度の下降前の特性と同じ特性
で記録を行うことができるようになる。
【0052】つまり、温度が上昇するとインターバルを
長くし、温度が下降するとインターバルを短くするよう
にすれば、温度に対する発色濃度特性の補償を行うこと
ができるわけである。次に、温度変化と、インターバ
ル、発色濃度特性の関係を、プリント(記録動作)中の
変化を示すグラフで説明する。
【0053】図6は、プリント(記録動作)中のサーマ
ルヘッドの温度変化と、その温度変化による記録の発色
濃度の変化と、の関係の一例を示す特性図である。図6
の(a)は、従来技術における条件(発熱抵抗素子に加
える電力、通電パルス幅、記録インターバル等をプリン
ト動作中に変化させない)で、灰色一色等の、一面に同
じ濃さの画像を、色面毎に3面連続して行った場合のサ
ーマルヘッドの温度、記録のインターバル、記録後の濃
度の変化(記録面の記録進行方向の濃度の断面)の一例
を示すものである。
【0054】図6の(a)において、サーマルヘッドの
温度変化特性例801は、記録開始時点で、装置内部の
環境温度とサーマルヘッドの温度が同じ温度であり、1
面目の記録の進行に伴って、発熱抵抗素子から発生する
熱によって徐々にサーマルヘッドの温度が上昇する特性
を示している。
【0055】そして、1色目の1画面の記録が終了した
時点で、発熱抵抗素子からの熱の発生が一旦止まり、次
の2色目の記録が始まるまでの間、装置に付属した放熱
板が冷却されて温度が下がる。そして、次の2色目の記
録の準備が済んで記録が再開されると、再び温度は上昇
していく。この動作が必要な色数に対応(例えば3色、
4色、もしくは1色等)した回数行われて、1画面の記
録が終了する。
【0056】そして、このような温度変化に伴って、先
ほど図4を参照して説明したように、刻々と変化するサ
ーマルヘッドの温度に対応して、発色濃度特性802も
変化していく。即ち、発色濃度変化802の特性は、本
来、均一な濃度で記録することを意図して行った場合の
記録であるが、1色目の記録始めから徐々に濃度が濃く
なって行き、記録の終了時点で最高の濃度となる。そし
て、2色目、3色目とも同様に、面の記録開始時点から
徐々に濃度が上がっていくという濃度変化が起きてい
る。勿論、色プレーン全体では、1色目よりも、2、3
色目と順番に濃くなっていく。
【0057】このような、図6の(a)の802に見ら
れるような濃度特性例に対して、サーマルヘッドの温度
上昇の値を、プリント動作のインターバルにフィードバ
ックさせて、濃度を一定に制御した特性例が図6の
(b)の807の特性である。
【0058】図6の(b)において、先ず、サーマルヘ
ッドの温度変化の特性805は、記録開始時点で、装置
内部の環境温度とサーマルヘッドの温度が同じ温度であ
り、記録の進行に伴って、発熱抵抗素子から発生する熱
によって、徐々にサーマルヘッドの温度が上昇すること
を示している。
【0059】そして、特性805に見られるように、1
色目の1画面の記録が終了した時点で、発熱抵抗素子か
らの熱の発生が一旦止まり、次の2色目の記録が始まる
までの間、装置に付属する放熱板が冷却されて温度が下
がる。そして、次の2色目の記録の準備が済んで記録が
再開されると、再びサーマルヘッドの温度は上昇してい
く。この動作を必要な色数に対応(例えば3色、4色、
もしくは1色等)した回数行うことにより、1画面の記
録が終了する。
【0060】このような特性805に示す温度変化に伴
って、先ほど図4を参照して説明したように、刻々と変
化するサーマルヘッドの温度に対応して、発色濃度特性
も変化していく筈である。ここで、この特性805に示
す温度変化の情報をもとに、記録のインターバル(記録
速度)を特性806のように変化させていくものとす
る。
【0061】即ち、1色目の記録開始時点から徐々にサ
ーマルヘッドの温度が上昇し、そのままでは本来なら濃
度が濃くなって行くが、ここで記録のインターバル(記
録速度)を長く(遅く)してゆくと、先に図5の特性を
参照して説明したように、発色特性を薄くなる方向へ変
えることができる。そして、記録の終了時点でも記録の
開始時点とほぼ同じ濃度を、特性807に見られるよう
に、維持することができる。1色目と同様に処理するこ
とにより、2色目、3色目ともほぼ同じ特性に維持する
事ができる。勿論、色プレーン全体でも1色目、2、3
色目とほぼ同じ濃度に維持できる。
【0062】また、連続してプリント(記録動作)を行
う場合には、サーマルヘッドの温度は前回のプリント時
から十分に冷却されていないため、環境温度よりも高い
温度状態からプリントを開始することになるため、サー
マルヘッドの温度情報のみならず、ヘッドの環境温度の
情報をも基にして、インターバルを設定した方が良い結
果が得られるよい。続いて、このような温度変化に対応
するインターバルの変更を実現する具体的なハードウェ
アとその動作について説明する。
【0063】図7は、図1に示した本発明の第1の実施
例の温度制御回路7、モータ制御回路2とその付近の詳
細を示すブロック図である。図7において、サーマルヘ
ッドに取付られた温度検出素子301Aによる検出結果
は、温度検出回路301Bを構成するプリアンプで増幅
されて、温度制御回路7へと送られる。
【0064】この温度検出手段301(温度検出素子3
01Aと温度検出回路301B)以外に、装置内部の環
境温度を検出する環境温度検出手段101からの出力
も、温度制御回路7へ送られている。温度制御回路7の
内部には、A/D変換回路701が設けられており、温
度制御回路7に入力されたサーマルヘッド3の温度検出
結果を表わすアナログ信号が、このA/D変換回路70
1により、デジタル信号に変換され、それ以降の処理に
使用されるようになっている。
【0065】更に、温度制御回路7の内部には、A/D
変換回路704が設けられており、温度制御回路7に入
力された装置内部の環境温度検出結果を表わすアナログ
信号が、このA/D変換回路704により、デジタル信
号に変換され、同様に、それ以降の処理に使用されるよ
うになっている。温度制御回路7の内部では、サーマル
ヘッド3の温度情報と環境温度情報の2つの温度情報を
加算器702で加算し、その結果をモータ制御回路2へ
と送り込んでいる。また、加算器702には、システム
コントローラから送られる信号値も加えられている。
【0066】モータ制御回路2の内部では、外部から送
られてくる制御指令信号に従って、モータの速度を制御
している。モータ400は、モータ本体400AにFG
(周波数発電機frequency Generato
r)400Bが取り付けられており、モータの回転速度
をこのFG400Bで検出することができる。
【0067】このFG400Bによる検出結果(モータ
の回転速度)は、FG分周回路702によって、特定の
分周比で分周された後、比較器203へと送られてい
る。比較器203には、発振器204から送られてくる
基準周波数の信号も入力されている。そして、この比較
器203では、発振器204からの基準周波数と分周後
のFG400Bからの周波数とを比較して、その誤差信
号を出力し、F/V変換器205へ送り出している。
【0068】F/V変換器205では、誤差信号の周波
数に応じて電圧を出力し、スイッチ206を介して、モ
ータ400のドライブ回路201へ送り出している。即
ち、モータ400の回転数(単位時間当たりの)が所定
の値から変動すると、比較器203で基準の周波数と比
較され、誤差分がドライブ回路201へ送り込まれ、モ
ータ400の回転数の変動が補正される構造となってい
る。
【0069】発振器204には、外部からの設定入力端
子があり、発振器204は外部からその発振周波数を設
定することができる。設定入力端子には、温度制御回路
7からの出力が接続されており、温度検出結果に従っ
て、発振器204の発振周波数を変更することができ
る。この、温度制御回路7及びモータ制御回路2と、そ
の付近の回路の動作全体は、以上の内容をまとめて次の
ようになる。
【0070】サーマルヘッド3の温度が変動すると、そ
のことを表わす情報が温度制御回路7でデジタル信号に
変換され、さらに環境温度情報と加算処理されて、モー
タ制御回路2内部の発振回路204へ送られる。そし
て、この発振回路204から送られる信号は、モータ4
00の回転の基準信号であり、この基準信号に連動して
モータの回転速度が変わる。すなわち、サーマルヘッド
の温度が変化するにつれて、モータ400の速度が変更
される。
【0071】さらに、装置内部の環境温度が変化する
と、上記のサーマルヘッドの温度変化と同様に、モータ
の回転速度も変更される。さらに、システムコントロー
ラ500からの情報も温度検出回路7内部で加算される
ため、システムコントローラから、必要なモータの速度
変化を温度変化分に加えて行うことができる。
【0072】モータ制御回路2内部では、FG分周回路
702の分周結果は、システムコントローラへも送り出
しており、この信号は、モータ400が一定数回転する
毎に信号がシステムコントローラに送られることを意味
しており、モータ400のさきに減速機構を介して接続
されたプラテンドラムの移動距離が一定量に達する毎に
信号がシステムコントローラに送られる。従って、シス
テムコントローラでは、FG分周回路の分周結果をもと
に、一定距離のピッチで1ライン毎の記録を行うことが
できる。
【0073】また、モータ制御回路2内部では、システ
ムコントローラからの指令で、ドライブ回路201に入
力される信号のスイッチ206が制御されており、記録
中の通常の速度制御を掛けた状態での運転以外に、逆転
や速度制御無しの高速運転等の状態でも運転することが
できる。以上で、図7を参照して、温度制御回路付近の
回路部の詳細な動作の説明を行ったわけであるが、次に
図1に戻って、装置全体の動作の説明を改めて行う。
【0074】図1を参照する。装置外部から送り込まれ
るビデオ信号などの画像データは、入力端子102を経
由して入力インタフェース回路501へ送られ、さらに
画像データメモリ502へ一旦送り込まれる。この入力
インタフェース回路501、画像データメモリ502、
の動作は、システムコントローラ500によって制御さ
れている。
【0075】画像データが入力された後に、システムコ
ントローラ500は、記録動作を開始させる。すなわ
ち、まずモータ制御回路2に指令を出して、モータ40
0を起動し、プラテンドラム402を回転させる。そし
て、このときの装置内部の環境温度は環境温度検出手段
101により検出され、サーマルヘッド温度検出手段3
01によりサーマルヘッドの温度が検出される。これら
の温度検出結果に基づいて、モータ400の起動時の速
度が決定される。
【0076】モータ400が起動し、モータ400に取
り付けられているFGからの信号が、一定数に達する
と、移動距離情報がシステムコントローラ500に信号
として送られる。システムコントローラ500では、こ
の移動情報に基づいて、通電制御回路503に通電の指
令を出す。通電制御回路503は、画像メモリ502か
ら画像情報を読み取って、サーマルヘッド3用の通電波
形に変換してサーマルヘッドに通電波形を送り込む。
【0077】サーマルヘッド3では、通電制御回路50
3からの信号に従って、電源6から供給される電流で発
熱抵抗素子を発熱させて1列分の記録を行う。そして、
モータ400が回転してプラテンドラム402が一定距
離だけ移動すると、再びモータ制御回路2からシステム
コントローラ500に1ラインの先頭信号が送られ、次
の1ラインの記録動作が行われる。これらの記録動作を
繰り返して、1画面の2次元の記録を行う。
【0078】記録の進行に従って、サーマルヘッド3で
発生する熱エネルギの内、記録に使用されるものや、放
熱されたものの残りの熱がサーマルヘッド3内部に滞留
して、サーマルヘッドの温度が上昇する。このサーマル
ヘッドの温度上昇は、サーマルヘッド温度検出手段30
1によって検出され、上記で説明したように、モータ4
00の回転速度を変更させて、プラテンドラム402の
移動速度を変更させる。
【0079】また、サーマルヘッド3やその他から発生
する熱によって、装置内部の環境温度も、一般に上昇し
て行く。この環境温度変化も環境温度検出手段101に
よって検出されて、上記と同様にモータ400の回転速
度が変更され、プラテンドラム402の速度が変更され
る。記録の進行に伴って、サーマルヘッドの温度が上昇
し、あるいは、装置内部の環境温度が上昇して記録特性
が全体に濃くなると、1ライン毎の記録のインターバル
が遅くなり、記録特性は全体に薄く設定され、特性変化
が補償されて、一定の記録特性が維持されることにな
る。
【0080】図8は、本発明の第2の実施例の要部とし
て、温度制御回路及びモータ制御回路とその付近の回路
の詳細を示したブロック図である。図8に見られるよう
に、温度制御回路7には、システムコントローラから送
られる指令を変換して出力する記憶手段であるROM
(Read Only Memory)703が設けら
れており、システムコントローラから送られてくる指令
を、あらかじめ設定されている値に変換して、他の温度
検出手段からの検出結果と併せてモータ制御回路2へ送
り込んでいる。
【0081】ここで、例えば記録開始時点からのライン
数をシステムコントローラから送り出すようにして、さ
らにROM703には、記録のライン数に対応して記録
が濃くなる特性の、逆の特性を表わす補正情報をあらか
じめ記憶させておく。このようにすると、サーマルヘッ
ドの温度検出手段301が、サーマルヘッド3の発熱抵
抗素子周辺の急激な温度変化に対してその検出遅れを生
じる場合や、記録開始当初において温度検出の遅れを生
じる場合に、そのことが予め予想される範囲において、
濃度の補正を行うことができる。
【0082】図9は、図8のROMに記憶させる補正デ
ータの特性例と、記録中の温度変化、記録インターバル
の変化、及び記録濃度の変化(断面)との対応関係を示
す特性図である。換言すると、図9では、温度の検出結
果810には十分に現れないが、熱の伝搬時間の遅れの
ために検出しきれない記録開始部分等の温度の検出遅れ
の補正を、補正データ811として予め設定した特性デ
ータを加えることで、補うようにした実施例の特性を表
わしている。
【0083】この図9では、説明のために、プラス側に
ROM補正データ811を示してあるが、図8のブロッ
ク図の内容では、マイナス側に作用する値を用いる。こ
のROM補正データ811の特性と、温度検出結果81
0の特性等により、記録のインターバルの変化特性81
2が作られ、最終的に記録の濃度特性(断面)813が
得られる。この図9の特性に見られるように、本発明の
第2の実施例によれば、記録すべき1画面の記録開始直
後の、本来なら記録濃度が不均一となる部分にも、均一
な発色特性で記録を行うことができる。
【0084】図10は、本発明の第3の実施例の要部と
して、モータ制御回路2及び温度制御回路7の部分の詳
細を示したブロック図である。図10に示すこの実施例
においては、モータ400がステップモータで構成され
ている。ステップモータの場合には、モータ自体の回転
は、一方的に、駆動回路側のパルスのみで制御できる。
【0085】モータ制御回路2内部には、基準発振器2
04があり、この発振器204の発振周波数に基づいて
ステップモータ400が動作する。例えば、ステップモ
ータドライブ回路212に、2個パルスを入力すると、
モータ400は2ステップだけ動く。モータ400の出
力は、減速機構を介してプラテンドラムへと送られてい
るため、モータ400の動いたステップ数に対応した距
離だけ、プラテンドラムは回動する。
【0086】例えば、記録の1ラインに対応するステッ
プ数が10ステップであるとすると、ドライブ回路21
2に10個のパルスを入力すれば、プラテンドラムは1
ライン分の距離だけ移動することになる。発振器204
から出力されるパルスは、スイッチ206を経由後に、
分周回路211にも送り込まれており、この分周回路2
11の分周出力がシステムコントローラへ送られ、1ラ
インの距離だけ移動したことを知らせる。
【0087】この分周回路211の分周比を1ライン分
のステップ数に設定しておけば、プラテンドラムが1ラ
イン分移動する毎に、システムコントローラは1ライン
分の記録を行うことができる。即ち、基準発振器204
の発振周波数を変更するだけで、記録のインターバルを
変更することができる。
【0088】また、システムコントローラからは、スイ
ッチ206の制御信号も送られており、このスイッチ2
06の、他方の入力には、発振器(B)210から別の
周波数が送り込まれており、システムコントローラから
の指令により、モータドライブ回路212に送り込む周
波数を、基準発振器204と発振器(B)210との間
で切り替えることができる。即ち、発振器(B)210
の発振周波数を、基準発振器204に設定してある周波
数よりはるかに大きな値にしておくと、スイッチ206
を切り替えることにより、通常の記録時の速度と、それ
以外の場合の高速駆動とを切り替えて行うことができ
る。
【0089】記録時には、基準発振器204に、温度制
御回路7から得られる温度検出結果を入力して、基準発
振周波数を温度変化に基づいて変更することができる。
即ち、温度の変化に基づいて、記録のインターバルを変
えることができ、本発明の第1の実施例と同様に、温度
変化による発色濃度の変化特性が補償される。
【0090】図11は、本発明の第4の実施例の全体構
成を示すブロック図である。同図においては、温度制御
回路7からの出力は、モータ制御回路2へ送られる以外
に、通電制御回路503へも信号線551を介して送ら
れている。即ち、温度検出結果を通電制御回路503に
送り込むことにより、温度変化に対応してモータの速度
と同時に通電特性(通電時間)を変更するものである。
このように構成すると、記録のインターバルだけでは対
応できない広範囲の温度補償を行うことができる。
【0091】図12は、図11に示した本発明の第4の
実施例における通電制御回路503の、温度制御回路7
によるパルス幅の設定特性と、記録インターバルの設定
特性と、の対応例を示す特性図である。図12において
は、1画面の記録動作が3色分行われた場合のサーマル
ヘッドの温度変化特性820に対応する、通電特性82
1による補償とインターバル特性822による補償の、
組み合わせを示している。
【0092】例えば大きな温度変動に対しては、通電時
間にオフセットを設ける通電特性補償821を、微少な
温度変動に対しては、インターバルの変更822へと、
補償の態様を振り分けている。このようにすると、比較
的大きな温度変動に対しても充分な発色濃度特性の補償
を行うことができ、記録の濃度特性(断面)823も安
定したものが得られる。
【0093】図13は、本発明の第5の実施例の全体構
成を示すブロック図である。同図に示す実施例では、温
度制御回路7からの出力は、モータ制御回路2へ送られ
る以外に、信号線550を介して、電源6にも送られて
いる。即ち、温度検出結果を電源6に送り込んで電源電
圧を制御することによって、温度変化に対応して、モー
タの速度と同時に、サーマルヘッドの発熱抵抗素子に加
える電圧をも変更するものである。このように構成する
と、記録のインターバルだけでは対応できない広範囲の
温度変化をも補償することができる。
【0094】図14は、図13に示した本発明の第4の
実施例の、温度変化に対応する電源電圧の設定特性と、
記録インターバルの設定特性と、の組み合わせを示した
特性図である。即ち、1画面の記録動作が3色分行われ
た場合のサーマルヘッドの温度変化830に対応する、
電圧補償特性831と、インターバルの変更特性832
と、の組み合わせを示している。
【0095】例えば、大きな温度変動に対しては、通電
電圧にオフセットを設ける電圧特性補償831を、微少
な温度変動に対しては、インターバルの変更832へ
と、補償の動作態様を振り分けている。このようにする
と、比較的大きな温度変動に対しても発色濃度特性の補
償を行うことができ、記録の濃度特性(断面)833も
安定したものが得られる。
【0096】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば次
のような効果を期待することができる。即ち、環境温度
及び装置内部の雰囲気温度が変化して、発色濃度特性が
変化したときに、環境温度を検出し、これをもとに熱転
写記録のインターバル(記録動作の周期)を変更して発
色濃度特性を補償するため、常に安定した発色特性を維
持して記録を行うことができる。
【0097】また、記録の進行に伴ってサーマルヘッド
の温度が変化して発色濃度特性が変化した場合には、サ
ーマルヘッドの温度を検出し、これをもとに熱転写記録
のインターバル(記録動作の周期)を変更して発色濃度
特性を補償するため、記録の進行に伴なってサーマルヘ
ッドの温度が変化するような場合にも、安定した発色特
性を維持して記録を行うことができる。。
【0098】図8に示した第2の実施例によれば、記録
の開始時点付近で、サーマルヘッドの温度変化の、熱伝
搬時間の遅れに起因する検出遅れを、予め予想できる範
囲で補正することができ、第1の実施例の効果に加え
て、記録開始直後においても更に良好な濃度特性を得る
ことができる。
【0099】図10に示した第3の実施例によれば、速
度変化の応答性に優れるステップモータを用いるため、
温度変化に対して応答性の良い温度補償が実現でき、良
好な記録の濃度特性を得ることができる。図11に示し
た第4の、もしくは、図13に示した第5の実施例によ
れば、記録のインターバルの変更で対応できない広範囲
な温度変化に対しても、きめ細かな補正を加えることが
でき、第1の実施例の効果に加えて、さらに良好な記録
の濃度特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1に示した本発明の実施例である熱転写記録
装置の外観の斜視図である。
【図3】図1に示した本発明の実施例である熱転写記録
装置の機構部分を示す斜視図である。
【図4】熱転写記録における入力エネルギー対発色濃度
特性の関係を温度特性をパラメータとして示した特性図
である。
【図5】熱転写記録における入力エネルギー対発色濃度
特性の関係を記録インターバルをパラメータとして示し
た特性図である。
【図6】温度変化と濃度変化の関係を、本発明を実施し
た場合と、実施しない場合についてそれぞれ示した特性
図である。
【図7】図1に示した実施例の要部の詳細を示すブロッ
ク図である。
【図8】本発明の第2の実施例の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】図8に示した実施例の中のROMに記憶させた
設定データの例とその結果得られる濃度特性の例を示す
特性図である。
【図10】本発明の第3の実施例の要部の詳細を示すブ
ロック図である。
【図11】本発明の第4の実施例の全体構成を示すブロ
ック図である。
【図12】図11に示した実施例における通電パルス幅
の設定例とその結果得られる発色濃度特性との関係を示
した特性図である。
【図13】本発明の第5の実施例の全体構成を示すブロ
ック図である。
【図14】図13に示した実施例における電源電圧の設
定例とその結果得られる発色濃度特性との関係を示した
特性図である。
【符号の説明】
1…熱転写記録装置、2…モータ制御回路、3…サーマ
ルヘッド、301…サーマルヘッド温度検出手段、40
0…モータ、401…減速機構、402…プラテンドラ
ム、500…システムコントローラ、501…入力イン
タフェース回路、502…画像データメモリ、503…
通電制御回路、6…電源、7…温度制御回路、101…
環境温度検出手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1ラインに配置された複数の
    発熱抵抗素子であって、記録すべき画像データに応じ
    て、選択的に通電加熱せしめられる前記複数の発熱抵抗
    素子を含むサーマルヘッドと、記録媒体と、前記サーマ
    ルヘッドに対して前記記録媒体を相対的に移動させる移
    動手段と、前記サーマルヘッドと前記記録媒体との間に
    位置し、サーマルヘッド内の通電加熱された発熱抵抗素
    子に対応した場所において前記記録媒体に色材を転写す
    ることにより記録を行う色材供給用の中間記録媒体と、
    から成る熱転写記録装置において、記録動作中において
    前記サーマルヘッドの温度変化を検出する温度変化検出
    手段と、検出された温度変化に応じて、前記移動手段に
    よる相対的移動を制御して、サーマルヘッドによる1ラ
    イン分の記録に要するインターバルを可変させる移動制
    御手段と、を具備したことを特徴とする温度補償機構を
    持つ熱転写記録装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも1ラインに配置された複数の
    発熱抵抗素子であって、記録すべき画像データに応じ
    て、選択的に通電加熱せしめられる前記複数の発熱抵抗
    素子を含むサーマルヘッドと、記録媒体と、前記サーマ
    ルヘッドに対して前記記録媒体を相対的に移動させる移
    動手段と、前記サーマルヘッドと前記記録媒体との間に
    位置し、サーマルヘッド内の通電加熱された発熱抵抗素
    子に対応した場所において前記記録媒体に色材を転写す
    ることにより記録を行う色材供給用の中間記録媒体と、
    から成る熱転写記録装置において、記録動作中において
    前記サーマルヘッドの温度変化を検出する第1の温度検
    出手段と、前記サーマルヘッドの周囲の雰囲気温度を検
    出する第2の温度検出手段と、前記第1の温度検出手段
    により検出された温度変化及び前記第2の温度検出手段
    により検出された雰囲気温度に応じて、前記移動手段に
    よる相対的移動を制御して、サーマルヘッドによる1ラ
    イン分の記録に要するインターバルを可変させる移動制
    御手段と、を具備したことを特徴とする温度補償機構を
    持つ熱転写記録装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも1ラインに配置された複数の
    発熱抵抗素子であって、記録すべき画像データに応じ
    て、選択的に通電加熱せしめられる前記複数の発熱抵抗
    素子を含むサーマルヘッドと、通電加熱せしめられる前
    記発熱抵抗素子に対する通電時間の長さを制御する通電
    制御手段と、記録媒体と、前記サーマルヘッドに対して
    前記記録媒体を相対的に移動させる移動手段と、前記サ
    ーマルヘッドと前記記録媒体との間に位置し、サーマル
    ヘッド内の通電加熱された発熱抵抗素子に対応した場所
    において前記記録媒体に色材を転写することにより記録
    を行う色材供給用の中間記録媒体と、から成る熱転写記
    録装置において、記録動作中において前記サーマルヘッ
    ドの温度変化を検出する温度変化検出手段と、検出され
    た温度変化に応じて、前記移動手段による相対的移動を
    制御して、サーマルヘッドによる1ライン分の記録に要
    するインターバルを可変させると共に、前記通電制御手
    段に対して通電時間の長さを制御するように制御信号を
    出力する温度制御手段と、を具備したことを特徴とする
    温度補償機構を持つ熱転写記録装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも1ラインに配置された複数の
    発熱抵抗素子であって、記録すべき画像データに応じ
    て、選択的に通電加熱せしめられる前記複数の発熱抵抗
    素子を含むサーマルヘッドと、通電加熱せしめられる前
    記発熱抵抗素子に対し供給する通電用電源電圧を制御す
    る電圧制御手段と、記録媒体と、前記サーマルヘッドに
    対して前記記録媒体を相対的に移動させる移動手段と、
    前記サーマルヘッドと前記記録媒体との間に位置し、サ
    ーマルヘッド内の通電加熱された発熱抵抗素子に対応し
    た場所において前記記録媒体に色材を転写することによ
    り記録を行う色材供給用の中間記録媒体と、から成る熱
    転写記録装置において、記録動作中において前記サーマ
    ルヘッドの温度変化を検出する温度変化検出手段と、検
    出された温度変化に応じて、前記移動手段による相対的
    移動を制御して、サーマルヘッドによる1ライン分の記
    録に要するインターバルを可変させると共に、前記電圧
    制御手段に対して通電用電源電圧の値を制御するように
    制御信号を出力する温度制御手段と、を具備したことを
    特徴とする温度補償機構を持つ熱転写記録装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも1ラインに配置された複数の
    発熱抵抗素子であって、記録すべき画像データに応じ
    て、選択的に通電加熱せしめられる前記複数の発熱抵抗
    素子を含むサーマルヘッドと、記録媒体と、前記サーマ
    ルヘッドに対して前記記録媒体を相対的に移動させる移
    動手段と、前記サーマルヘッドと前記記録媒体との間に
    位置し、サーマルヘッド内の通電加熱された発熱抵抗素
    子に対応した場所において前記記録媒体に色材を転写す
    ることにより記録を行う色材供給用の中間記録媒体と、
    から成る熱転写記録装置において、記録動作中において
    前記サーマルヘッドの温度変化を検出する温度変化検出
    手段と、記録動作中、記録すべきラインの推移に応じて
    予め定められた量を記憶しておいて出力する記憶手段
    と、前記温度変化検出手段により検出された温度変化と
    記録すべきラインの推移に応じて前記記憶手段から読み
    出された量とに応じて、前記移動手段による相対的移動
    を制御して、サーマルヘッドによる1ライン分の記録に
    要するインターバルを可変させる移動制御手段と、を具
    備したことを特徴とする温度補償機構を持つ熱転写記録
    装置。
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