JPH02153754A - 記録ヘツド及び前記記録ヘツドを用いた熱記録装置 - Google Patents

記録ヘツド及び前記記録ヘツドを用いた熱記録装置

Info

Publication number
JPH02153754A
JPH02153754A JP30700988A JP30700988A JPH02153754A JP H02153754 A JPH02153754 A JP H02153754A JP 30700988 A JP30700988 A JP 30700988A JP 30700988 A JP30700988 A JP 30700988A JP H02153754 A JPH02153754 A JP H02153754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
heating
resistors
heating element
thermal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30700988A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Shimoda
下田 準二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP30700988A priority Critical patent/JPH02153754A/ja
Publication of JPH02153754A publication Critical patent/JPH02153754A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、被記録媒体に画像記録を行うにあたって、中
間調表現が可能な記録ヘッド及び前記記録ヘッドを用い
た熱記録装置に関するものである。
[従来の技術] プリンタやファクシミリなどの記録装置は、記録ヘッド
に設けた複数のドツト形成素子を記録情報(画像信号)
に基いて選択的に駆動しながら、記録シート(記録用紙
やプラスチック薄板などの記録媒体)上にドツトパター
ンを形成するものである。このような記録装置の形式に
は、記録ヘッドをシートの幅方向に移動させながら記録
していくシリアル型、行方向に所定の長さ分まとめて記
録するラインプリント型および1頁分まとめて記録する
ページプリント型などがある。
また、記録方式には、サーマル式、インクジェット式及
びワイヤドツト式などがあり、このうちサーマル式は、
インクシートを用いて普通紙にインクを転写する熱転写
式と、サーマルヘッドで感熱紙を加熱して発色させる感
熱方式とに分けることができる。
従来より、シアン、マゼンタ、イエロー ブラックなど
の複数色を用いるカラー記録或いは画像記録時において
、濃度差を表現するための中間調記録方法が採用されて
いる。このような従来の中間調記録では、−射的に2値
記録の原理に基づく方法が採用されており、従来の方法
で階調表現を行うには複数ドツトを1単位として、その
単位中のドツトのオン・オフ(2値)の割合によって中
間調を表現するデイザ法などの面積階調法により、疑似
的に中間調を表現する手法が取られていた。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら、上述した面積階調法を採用すると、多く
の階調を表現するためには1画素に対して必要なドツト
数が増大するため、画像の解像度が低下するという問題
がある。この面積階調法により、例えば64階調で6画
素/ m m程度の解像度の画像を得るためには、記録
ヘッドの解像度としては48ドツト/ m m程度が必
要になる。これをサーマルプリンタで実現するには、4
8ドツト/ m rf>のサーマルヘッドが必要になる
が、このような高密度のサーマルヘッドの製造は極めて
困難であり、たとえ製造できたとしても膨大な素子数に
なるため、サーマルヘッドの駆動に大規模な駆動回路が
必要になるため現実的でない。即ち、2値記録では高画
質な階調記録を得るのに限界があり、何らかの方法によ
って1ドツトの大きさを多階調に表現する多値階調記録
を実用化することが要請されていた。
従来より、−aに利用されているサーマルヘッドを用い
た熱溶融転写による記録では、印加エネルギーの変化に
対応する濃度変化は第7図(A)のようになる。即ち、
印加エネルギーに対する記録濃度の変化率が大きく、ま
た記録濃度のばらつきもグラフ中の垂直線の長さで示す
ごとく大きいため、中間の濃度を出すことは困難であっ
た。第7図(B)に示す従来のサーマルヘッドでは、発
熱素子101と電極102とが同一幅になるような形状
になっているため、発熱素子101に流れる電流の分布
は、103で示すようにほぼ均一になる。このため、発
熱素子101の温度分布は、放熱量が比較的少ない発熱
素子101の中央部で若干高温になる程度である。従っ
て、電極102に印加するパルス電圧の印加時間を変化
させて、発熱素子101の温度分布を第7図(C)に示
す如く、11A及び12A(印加時間はIIA<12A
)のように変化させてみても、発熱素子101の温度が
熱転写インクの溶融点T、より高い温度になるか、そう
でないかは、その位置により極めて微妙である。従って
、第7図(A)に示すように、同じ印加エネルギーを発
熱素子101に印加しても、そのわずかな発熱素子の位
置の違いにより、記録濃度が異なってしまうことになる
。すなわち、T、よりわずかに印加エネルギーが小さけ
ればインクは溶融せず、逆にT、よりわずかでも印加エ
ネルギーが大きくなると、発熱素子に接するインクのほ
とんどが溶融することになる。
このため、従来のサーマルヘッドを用いた熱転写方式で
は2値記録しか行えず、これを実現するには、印加エネ
ルギーに対する記録濃度の関係を示す曲線の傾きを小さ
くし、しかもこの記録濃度のばらつきを小さくできるサ
ーマルヘッドが得られれば、熱転写による多値記録が可
能になる。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、多値記録
が可能で、多階調での記録を容易に実現できる安価な記
録ヘッド及び前記記録ヘッドを用いた熱記録装置を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明の記録ヘッドは以下の
様な構成からなる。即ち、 発熱素子と前記発熱素子に電気エネルギーを供給するた
めの電極とを備える記録ヘッドであって、1対の電捲間
に設けられた複数の発熱抵抗体と、前記複数の発熱抵抗
体間を接続する導体とを備え、前記発熱素子の1つを前
記複数の発熱抵抗体で形成している。
また上記目的を達成する本発明の記録ヘッドを用いた熱
記録装置は以下の様な構成からなる。即ち、 1対の電極間に設けられた複数の発熱抵抗体と、前記複
数の発熱抵抗体間を接続する導体とを備え、前記発熱素
子の1つを前記複数の発熱抵抗体で形成した記録ヘッド
と、多値画像信号を入力し、該画像信号の階調度に対応
して前記記録ヘッドの各発熱素子の階調度を決定する階
調決定手段と、前記階調度に従い前記記録ヘッドの各発
熱素子に通電して記録する記録手段とを有する。
[作用] 以上の構成からなる記録ヘッドは、発熱素子の1つを複
数の発熱抵抗体で形成し、各発熱抵抗体により記録する
画素の記録濃度を変えることができる。
そして、この記録ヘッドを用いた熱記録装置は、多値画
像信号を入力し、その画像信号の階調度に対応して記録
ヘッドの各発熱素子の階調度を決定する。そして、その
決定された階調度に従って、記録ヘッドの各発熱素子に
通電して記録するように動作する。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細
に説明する。
なお、以下に述べる実施例は、サーマルヘッドを用いた
サーマル記録方式を例にあげて説明するが、本発明はこ
れに限定されるものでなく、例えば熱を用いてインク液
を吐出させて画像の記録を行うインクジェット記録方式
などの熱を用いて画像記録を行う記録方式に適宜適用す
ることができる。
[サーマルヘッドの説明(第1図〜第3図)]第1図は
実施例のサーマルヘッド10の発熱素子と電極の形状を
示す拡大正面図で、ここでは3つの発熱素子が示されて
いる。
図において、11はサーマルヘッド10の1つの発熱素
子15を構成する発熱抵抗体で、ここでは電極12と1
3の間に3個形成されている。12は共通電極、13は
信号電極で、記録データに対応してこの信号電極の電圧
レベルを変更し、発熱抵抗体11に電流を流したりある
いは電流を流さないようにしている。14は発熱抵抗体
11間を接続している導体である。16は各発熱素子間
の設けられた絶縁層である。
以上の構成により、信号電極13に、例えばロウレベル
の信号が印加されると、電極12から電極13方向に向
って電流が発熱抵抗体11中を流れる。これにより、発
熱抵抗体11のそれぞれが発熱して、熱転写法あるいは
感熱記録などによる記録が行われる。
第2図は実施例のサーマルヘッドの発熱素子における各
発熱抵抗体の発熱分布を示す図で、第1図と共通する部
分は同じ番号で示している。
第2図において、共通電極12から信号電極13に向っ
て電流が流されると、発熱抵抗体11のそれぞれが通電
されて発熱される。ここで、サーマルヘッドlOへの印
加エネルギーを変更するために、信号電極13に印加す
るパルス信号の信号幅を次第に長くすると、その温度分
布曲線は42〜44のようになる。ここで通電時間は、
42く43<44の関係になっている。
ここで熱転写記録の場合を考える。いまインクシートの
溶融点の温度がT、であると、温度T。
よりも高い温度領域では、インクが溶融して記録媒体に
転写される。このように第2図によれば、サーマルヘッ
ド10に印加するエネルギーを変更することにより、1
つの発熱素子による転写面積を簡単に変えられることが
わかる。このように、例えばサーマルヘッドに印加する
パルス電圧の印加時間を制御するなどして、サーマルヘ
ッド10に印加するエネルギーを変更することにより、
その転写面積、即ち面積階調を変えて階調表現ができる
ことがわかる。
第3図(A)〜(C)はそれぞれ実施例のサーマルヘッ
ド10へのパルス電圧の印加時間を変化させたとき、発
熱素子15の各発熱抵抗体11の温度が溶融点であるT
、よりも高くなる発熱領域(転写領域)を示す図である
20は印加時間が1+のときの各発熱抵抗体11による
転写領域を示し、21は印加時間がt2のときの各発熱
抵抗体11による転写領域を、22は印加時間がtsの
ときの転写領域を示している。ここで、各時間はt+<
tz<tsの関係にある。このように、サーマルヘッド
10に印加する印加エネルギーを、例久ばパルス電圧を
変更したり、パルスの印加時間を変更することにより、
転写されるドツトの面積を変更することができる。この
ようにして、転写されるドツト面積を変更することによ
り、記録画像の階調を表現することができる。なお、2
3は発熱素子15において電流が流れる経路方向の1画
素(ドツト)の長さを示しており、この長さは電極12
と13の間の距離よりも短くなっている。
第4図は実施例のサーマルヘッド10を用いて階調表現
を行ったときの、印加エネルギーに対する記録濃度の関
係を示す図である。
この図から明らかなように、サーマルヘッド10に印加
する印加エネルギーを制御することによって、低濃度か
ら高濃度まで連続して階調を表現することができる。ま
た、前述したように、1つの発熱素子15内に、例えば
3個の発熱抵抗体11 (発熱中心部)を形成し、各発
熱抵抗体11による記録ドツトの大きさを変更すること
により、疑似的に解像度が向上させることができる。ま
たこれにより、中間調画像を形成したときのハイライト
部の画像のザラツキ感を低減できるため、滑らかな中間
調画像を得ることができる。
[他のサーマルヘッドの説明(第5図)]第5図は他の
実施例のサーマルヘッドの正面拡大図である。
このサーマルヘッドは、電極59と60との間に発熱抵
抗体51〜55を直列に接続している。
ここで、発熱抵抗体51の抵抗値が最も高く、その次に
抵抗体52と53の抵抗値が高くなっており、発熱抵抗
体54と55の抵抗値が最も低くなっているものとする
第5図(A)は比較的小さい電気エネルギーをこのサー
マルヘッドに印加したときの転写面積(インクシートの
溶融温度以上に発熱する部分の面積)を示している。こ
こでは、発熱抵抗体51がその抵抗値が高いため最も発
熱し、その転写面積は56で示すようになっている。ま
た、発熱抵抗体52と53による転写面積は、それぞれ
57.58で示される面積となり、発熱抵抗体54と5
5はその抵抗値が低いため、この時点ではインクシート
の溶融点以上には発熱していない。
第5図(B)はサーマルヘッドへの印加エネルギー(電
気エネルギー)を更に高くしたときの転写面積を示す図
である。ここでは、第5図(A)で示された転写面積5
6〜58が1つになり、61で示すような転写面積とな
っている。また、第5図(A)では表れていなかった抵
抗体54と55の発熱による転写面積が、それぞれ63
と64で示されるように広がっている。
第5図(C)はさらに印加エネルギーを増加させたとき
の転写面積を示す図で、この状態では発熱抵抗体51〜
55のそれぞれによる転写面積が全体として1つの転写
面積62になって示されている このように、サーマルヘッドの発熱素子を形成すること
により、記録媒体上に転写される転写面積を、印加する
エネルギーを変更して第5図のように変更することがで
きる。従って、サーマルヘッドへの印加エネルギーを調
整することにより、発熱素子の中央部を中心として滑ら
かに転写面積を変更でき、これにより階調を表現するこ
とができる。
なお、この実施例では熱転写記録の場合で説明したが、
感熱紙への記録の場合にも、第2図の温度T、を感熱紙
の発色温度とすれば、同様にして階調を表現できること
は明らかである。
[熱記録部の説明 (第6図)] 第6図は実施例のサーマルヘッド1oを用いた熱記録装
置の記録部の模式図である。
複数の発熱素子15及びその発熱素子15に電気エネル
ギーを供給する共通電極12及び信号電極13を備えた
サーマルヘッド10は、その発熱部に対向するようにプ
ラテン34が設けられている。そして、このサーマルヘ
ッド10はプラテン34の面に対し圧接及び離隔可能に
取付けられている。サーマルヘッド10の発熱部は、記
録時、プラテン34に支持された記録シート33及びイ
ンクシート32を介して圧接されている。この状態で、
画像信号に基いてサーマルヘッド10の発熱素子を選択
的に駆動することにより、インクシートのインク層32
 aを記録シート33へ転写させて記録が行われる。こ
こで、32bはインクシートのベースフィルム、47は
記録シート33に転写されたインク部分、48は記録シ
ート33への転写後にインクシートに残された非記録部
のインクを示している。
以上説明したように本実施例によれば、1対の電極間に
複数の発熱抵抗体を形成することにより、印加エネルギ
ーに対応してその発熱面積を精度良く変更できるため、
中間調画像などの階調記録ができるサーマルヘッドが提
供できる。
[熱記録装置の説明(第8図〜第12図)] 第8図は
実施例のサーマルヘッド10を用いた熱転写記録装置の
概略構成を示すブロック図で、第6図と共通する部分は
同一番号で示している。 第8図において、110は記
録シートである普通紙を保持している普通紙カセット、
111は普通紙の有無を検出するセンサ、106は普通
紙をカセット110よりピックアップして搬送するため
の搬送用モータである。123はステッピングモータで
、プラテン34を不図示の減速機構を介して回転駆動し
ている。131はサーマルヘッド10をアップ/ダウン
させるためのモータで、このモータ131の駆動により
サーマルヘッド1゜が、インクシート32及び記録紙を
介してプラテン34に押し付けられたり(ダウン状態)
、プラテン34より離反される(アップ状態)、また、
139はインクシート32の送り機構の駆動源であるモ
ータで、モータ139の回転が巻取りロール140の駆
動軸に伝達されてインクシート32が矢印方向に巻取ら
れる。また、141はインクシー ト32の供給ロール
である。
35は入力した画像データを一時保持するバッファメモ
リ、36はバッファメモリ35より読出した画像データ
を変換する画像データ変換テーブルで、通常はROMな
どのルックアップテーブルなどで構成されている。37
は第9図にその詳細を示すヘッド駆動パルス制御回路で
ある。
第10図は実施例のサーマルヘッド1oの構成を示すブ
ロック図である。
図において、15は1つの発熱素子で、第1図に3つの
発熱抵抗体11で構成されている。12は共通電極、1
3は信号電極を示している。これら発熱素子15は記録
紙の幅方向に1ライン分設けられている。233は1ラ
イン分の記録データをラッチするラッチ回路、234は
シフトレジスタで、シリアル記録データ(階調データ)
444をクロック信号CLKに同期して順次入力する。
こうしてシフトレジスタ234に入力されたシリアルデ
ータは、ラッチ信号235によりラッチ回路233にラ
ッチされて、パラレルデータに変換される。こうして、
各発熱素子に対応する記録データがラッチ回路233に
保持される。そして、ストローブ信号5TB445によ
り電圧を印加するタイミング及び時間が定められ、デー
タのあるAND回路232に接続された出力トランジス
タ231が“オン“される、これにより、対応する発熱
素子に通電されて発熱素子が発熱駆動される。
次に、第9図を参照してヘッド駆動パルス制御回路37
について説明する。
450は所定の周波数のクロックCLKを出力する発振
器、451はクロック信号CLKを分周し、例えばサー
マルヘッド10の1ラインの発熱素子数分を計数する毎
にラッチ信号235を出力する分周回路である。440
は入力した画素データの各画素に対応し、シフトレジス
タ234の各レジスタ段へ階調データ444をCLK信
号に同期して転送する階調変換デコーダである。これに
より、例えばカラー画像を処理する場合は、Y。
M、C各色毎に階調変換デコーダ440で階調変換が行
われる。
441は階調カウンタで、ラッチ信号235を入力する
毎にカウントアツプし、CPU38の指示信号に基づき
、例えば昇華性インクシートのときはmod64 (6
ビツト)の計数を、溶融性インクシートのときはmod
16(4ビツト)の計数を実施している。階調変換デコ
ーダ440は階調カウンタ441よりの計数値と、入力
した各画素データとを比較し、画素データの方が大きい
かあるいは等しいときに階調データ444として“1”
を出力し、画素データの方が小さくなると“O”を出力
している。ストローブ信号発生回路442は、ラッチ信
号235より少し遅れてストローブ信号5TB445を
出力し、これにより発熱素子が駆動されて記録が行われ
る。
第11図は実施例のサーマルヘッド1oの駆動及びスト
ローブ信号STBのタイミングを示す図である。
サーマルヘッド10はライン型のヘッドで、70は1ラ
イン分の記録タイミングを示している。
いま、階調変換デコーダ440に入力される1画素当り
の画像データが、例えば6ビツトで構成されているとす
ると、1画素当り64通りのデータの種類を取り得る。
従って、この場合はN階調のNは“64”となる、まず
、シフトレジスタ234に1ライン分のデータ1回目の
STB信号B1に対する階調データ444が転送され、
ラッチ信号235によりラッチ回路233にラッチされ
る。次に、ストローブ信号B、が出力されて、Btのパ
ルス幅だけデータ“1”が出力された発熱素子が駆動さ
れる。この発熱駆動の間に、次の階調データ444がシ
フトレジスタ234に入力され、STB信号445が立
ち下がると、ラッチ信号235によりラッチ回路233
にラッチされる。こうして次に、STB信号が82の聞
出力される。このような動作が64回(STB信号信号
−B64)実行されて1ライン分の記録が終了する。
即ち、階調変換デコーダ440は画像データを入力し、
その画像のうち記録するラインのm番目の画素データの
値が”20”であったとき、その画素データの位置に対
応しているシフトレジスタ234のm段目に、階調カウ
ンタ441の値を参照しながら、前半の20個のデータ
が“l”で、後半の44 (64−20)個のデータが
“O”となるようなデータ444を合計64回出力する
但し、このときシフトレジスタ234の他の段には、対
応する画素の階調度に応じてデータがセットされている
ことはもちろんである。
このとき、各ストローブ信号STBは、図示の如<ST
B信号の出力回数に対応して、そのパルス幅が変更され
ている。このようなストローブ信号STBのパルス幅調
整を実行しているのが、ストローブ信号発生回路442
である。このストローブ信号発生回路442は前述した
ように、インクシート32の種類に対応した階調データ
444を対応するROMテーブルなどにより入力してお
り、インクシート32の種類に対応してSTB信号44
5の幅や周期などを調整している。
第12図は実施例の熱転写記録装置における記録処理を
示すフローチャートで、CPU38のROMに記憶され
ている。
ステップS1で画像データを入力するとステップS2に
進み、その画像データをバッファメモリ35に記憶する
。ステップS3では記録紙をカセット110よりピック
アップして記録位置まで搬送し、ステップS4でインク
シート32を搬送して、インクシート32の所望の位置
が記録位置にくるようにする6次にステップS5に進み
、モータ131を駆動してサーマルヘッド10をダウン
させる。
ステップS6で1ライン分の画素データをバッファメモ
リ35より読出し、変換テーブル36を通してヘッド駆
動パルス制御回路37に出力する。これにより、第11
図に示すようなタイミングで階調データ444やラッチ
信号235及びストローブ信号STBが出力される。こ
れにより、サーマルヘッド10が発熱され、記録紙に転
写記録が行われる。次にステップS7に進み、記録紙と
インクシート32とを1ライン分搬送し、ステップS8
で1頁の記録処理が終了したかどうかをみる。そして、
1頁の記録が終了していなければステップS6に戻り、
次のラインの画素データをバッファメモリ35から読出
して、再び前述した記録処理を行う。
なお、カラー記録の場合は、各色の記録データの1頁単
位に記録し、各色の記録が終了するごとに、次に記録す
るインクシートの色部分を記録位置まで搬送し、記録紙
もまたプラテン34を1周して元の位置まで戻して、別
の色で記録を行う。
この動作を、例えばY、M、Cの3色に対して行うこと
により、記録紙にカラー記録を行うことができる。また
、インクシート32や使用する記録シートの種類に対応
して、前述した階調データ444の階調幅や、ストロー
ブ信号STBのパルス幅などを変更するようにしても良
い。
なお、前述した実施例では、サーマルヘッドを用い熱転
写により記録するサーマル記録方式を例にして説明した
が本発明はこれに限定されるものでなく、例えば熱によ
りインク液を吐出させて画像記録を行うインクジェット
記録方式などの、熱を用いて画像記録を行う記録方式に
も適用できる。
以上説明したように本実施例によれば、1つの発熱素子
を複数の発熱抵抗体で構成したサーマルヘッドを用い、
サーマルヘッドの各発熱素子への印加エネルギーを調節
することにより、各発熱素子の発熱面積の制御を行うこ
とができる。これにより転写面積を変更して階調表現を
容易にできる効果がある。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の記録ヘッドによれば、印加
エネルギーを変更することにより確実に記録濃度を変更
できるため、中間調の記録に適しているという効果があ
る。
また本発明の熱転写記録装置によれば、多値記録が可能
で、多階調での記録を容易に実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のサーマルヘッドの形状を示す拡大正面
図、 第2図は実施例のサーマルヘッドにおける発熱素子の発
熱温度分布を示す図、 第3図(A)〜(C)は各発熱抵抗体における各印加時
間に対する転写領域を示す図、第4図は実施例のサーマ
ルヘッドにおける印加エネルギーに対する記録濃度の関
係を示す図、第5図は他の実施例のサーマルヘッドの形
状を示す拡大正面図、 第6図は実施例のサーマルヘッドの使用形態を示す図、 第7図(A)は従来のサーマルヘッドによる印加エネル
ギーと記録濃度との関係を示す図、第7図(B)は従来
のサーマルヘッドにおける電極と発熱素子の形状を示す
図、 第7図(C)はサーマルヘッドの位置に対応する温度分
布を示す図、 第8図は実施例のサーマルヘッドを用いた熱転写記録装
置の概略構成を示すブロック図、第9図はヘッド駆動パ
ルス制御回路の概略構成を示すブロック図、 第1O図はサーマルヘッドの構成を示す図、第11図は
サーマルヘッドに印加する信号のタイミングを示す図、
そして 第12図は実施例の熱転写記録装置における記録処理を
示すフローチャートである。 図中、1o・・・サーマルヘッド、11・・・発熱抵抗
体、12・・・共通電極、13・・・信号電極、14・
・・導体、15・・・発熱素子、16・・・絶縁層、3
2・・・インクシート、33・・・記録紙、34・・・
プラテン、35・・・バッファメモリ、36・・・画像
データ変換テーブル、37・・・ヘッド駆動パルス制御
回路、38・・・CPU、39・・・表示部、106,
123,131゜139・・・モータ、110・・・カ
セット、235・・・ラッチ信号、440・・・階調変
換デコーダ、442・・・ストローブ信号発生回路、4
44・・・階調データ、445・・・STB信号である
。 l。 第1図 特許出願人  キャノン株式会社 第 2図 el”’1101子ルj’−(mJ) 第4図 第60 第 3図 第5図 b171ox7nv’r−(mJ) (A) 第1o図 11′

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)発熱素子と前記発熱素子に電気エネルギーを供給
    するための電極とを備える記録ヘッドであつて、 1対の電極間に設けられた複数の発熱抵抗体と、 前記複数の発熱抵抗体間を接続する導体とを備え、 前記発熱素子の1つを前記複数の発熱抵抗体で形成した
    ことを特徴とする記録ヘッド。
  2. (2)前記複数の発熱抵抗体はそれぞれ互いに異なる抵
    抗値を有していることを特徴とする請求項第1項に記載
    の記録ヘッド。
  3. (3)前記複数の発熱抵抗体を通して流れる電流の経路
    長が、記録されるドット以上の長さであることを特徴と
    する請求項第1項に記載の記録ヘッド。
  4. (4)1対の電極間に設けられた複数の発熱抵抗体と、
    前記複数の発熱抵抗体間を接続する導体とを備え、前記
    発熱素子の1つを前記複数の発熱抵抗体で形成した記録
    ヘッドと、 多値画像信号を入力し、該画像信号の階調度に対応して
    前記記録ヘッドの各発熱素子の階調度を決定する階調決
    定手段と、 前記階調度に従い前記記録ヘッドの各発熱素子に通電し
    て記録する記録手段と、 を有することを特徴とする熱記録装置。
JP30700988A 1988-12-06 1988-12-06 記録ヘツド及び前記記録ヘツドを用いた熱記録装置 Pending JPH02153754A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30700988A JPH02153754A (ja) 1988-12-06 1988-12-06 記録ヘツド及び前記記録ヘツドを用いた熱記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30700988A JPH02153754A (ja) 1988-12-06 1988-12-06 記録ヘツド及び前記記録ヘツドを用いた熱記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02153754A true JPH02153754A (ja) 1990-06-13

Family

ID=17963918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30700988A Pending JPH02153754A (ja) 1988-12-06 1988-12-06 記録ヘツド及び前記記録ヘツドを用いた熱記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02153754A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005070683A1 (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Rohm Co., Ltd. サーマルプリントヘッド
JP2011140138A (ja) * 2010-01-06 2011-07-21 Mitsubishi Electric Corp サーマルヘッドおよびそれを用いたプリンター

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005070683A1 (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Rohm Co., Ltd. サーマルプリントヘッド
US7352381B2 (en) 2004-01-26 2008-04-01 Rohm Co., Ltd. Thermal print head
JP2011140138A (ja) * 2010-01-06 2011-07-21 Mitsubishi Electric Corp サーマルヘッドおよびそれを用いたプリンター

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5075698A (en) Method of driving a recording head and a recording apparatus utilizing this method
JPS62256575A (ja) 感熱記録装置
EP1682353B1 (en) Thermal printing of longer length images
JPS62256576A (ja) 感熱記録装置
JPH08276610A (ja) 電圧降下補償によるサーマル印刷のための方法及び装置
US4652892A (en) Gradation control device for thermal ink-transfer type printing apparatus
JPH02153754A (ja) 記録ヘツド及び前記記録ヘツドを用いた熱記録装置
JPH04336259A (ja) 熱記録方法及び装置
JPH0659739B2 (ja) 熱転写型印刷装置
JPH02153755A (ja) 記録ヘツド及び前記記録ヘッドを用いた熱記録装置
JPH02145353A (ja) サーマルヘッド及び該サーマルヘツドを用いた熱転写記録装置
JPH02283462A (ja) 記録ヘツド及び前記記録ヘツドを用いた熱記録装置
JPH02151451A (ja) 記録ヘッド及び前記記録ヘッドを用いた熱記録装置
JPH02233263A (ja) 記録ヘツド及び前記記録ヘッドを用いた熱記録装置
JPH02172759A (ja) 記録ヘツド及び前記記録ヘツドを用いた熱記録装置
JPH02172757A (ja) 記録ヘツド及び前記記録ヘツドを用いた熱記録装置
US20010002138A1 (en) Thermal printing method and thermal printer capable of efficient transfer of data
JPH02158352A (ja) 記録ヘッド及び前記記録ヘッドを用いた熱記録装置
KR0141239B1 (ko) 열전사 프린터장치 및 그 방법
JPH02276652A (ja) 記録ヘツド及び前記記録ヘツドを用いた熱記録装置
JPS61224773A (ja) 感熱転写階調制御装置
JPH02145352A (ja) サーマルヘッド及び該サーマルヘッドを用いた熱転写記録装置
JPS61157063A (ja) 熱記録装置
JP3483341B2 (ja) カラー記録装置及び記録方法
JP2943408B2 (ja) 熱転写式画像形成装置