JP2011140138A - サーマルヘッドおよびそれを用いたプリンター - Google Patents

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Abstract

【課題】高速印刷時の熱による受像紙のダメージを軽減し、表面性の劣化を抑制できるサーマルヘッド及びそれを用いたプリンターの提供を目的とする。
【解決手段】本発明にかかるサーマルヘッドは、受像紙21の搬送方向と交差する方向に並べて配置され、電圧が印加されることにより発熱して、インクシートに塗布されたインクを受像紙21に転写する複数の抵抗体層10と、各抵抗体層10の長さ方向中途に配置され、各抵抗体層10を複数の部分抵抗体層である上流側発熱部24、下流側発熱部23に区切る、複数の中間電極13とを備え、搬送方向の最上流側の部分抵抗体層である上流側発熱部24の長さは、他の部分抵抗体層である下流側発熱部23の長さよりも長い。
【選択図】図1

Description

本発明はサーマルヘッドおよびそれを用いて印刷を行うプリンターに関し、特にサーマルヘッドの発熱体近傍の構成に関する。
従来は、サーマルヘッドを用いて印刷を行う例えば熱転写型、感熱記録型のプリンターにおいて、搬送方向の上流側と下流側との温度分布を均一にするために、例えば特許文献1に示すように、抵抗体を受像紙の搬送方向下流側の幅寸法を広くなるように形成し、抵抗体の受像紙の搬送方向下流側の温度を低減させることができるサーマルヘッドを用いていた。
特開平4−303664号公報(段落0008〜0009、図1)
従来のサーマルヘッドを用いた熱転写プリンターおよび感熱記録プリンターでは、搬送方向の温度分布を均一にするために下流側の抵抗体の幅寸法を広くし、すなわち、相対的に搬送方向上流側の抵抗体の幅を下流側の抵抗体の幅より小さくしているため、搬送方向の温度分布を均一にする一方で、搬送方向下流側の抵抗体の幅と等しい幅で形成した矩形の抵抗体と比較して抵抗体と、感熱紙、もしくは、インクシートおよび受像紙との接触面積が小さくなるため、伝達できる総熱量が低下するという問題があった。
さらに、抵抗体の幅方向、すなわち受像紙送方向と垂直方向に注目すると、受像紙送方向上流側の抵抗体の幅が小さいので、幅の小さな抵抗体部分に発熱部が集中する。高速で印刷する場合には、抵抗体とインクシートおよび受像紙の接触している時間が短くなり、短時間に感熱発色、もしくは、色素を溶融、または昇華転写するのに必要な熱量を、抵抗体から感熱紙、もしくは、インクシートおよび受像紙に印加するため、転写時の抵抗体温度を高くすることが必要となる。
したがって、伝達できる総熱量が低下する従来のサーマルヘッドでは、高速印刷時に抵抗体温度がより高くなり、かつ、上流側では熱集中が顕著になるので、転写後の受像紙の表面がダメージを受け、平滑性が失われて品位が損なわれるとともに、表面での光の拡散が増加して同等のインク転写量にも関わらず反射濃度が低く測定されるという問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、サーマルヘッドにおける表面温度の均一性を保ちつつ、熱集中による受像紙表面へのダメージを抑制することができるサーマルヘッドおよびそれを用いたプリンターの提供を目的とする。
本発明にかかるサーマルヘッドは、受像紙の搬送方向と交差する方向に並べて配置され、電圧が印加されることにより発熱して、インクシートに塗布されたインクを前記受像紙に転写する複数の抵抗体層と、各前記抵抗体層の長さ方向中途に配置され、前記各抵抗体層を複数の部分抵抗体層に区切る、複数の中間電極とを備え、前記搬送方向の最上流側の前記部分抵抗体層の長さは、他の前記部分抵抗体層の長さよりも長い。
また、本発明にかかるプリンターは、上記のサーマルヘッドと、前記サーマルヘッド上にインクを供給するインクシート供給部と、前記受像紙を前記サーマルヘッド上に搬送する受像紙搬送部とを備える。
本発明にかかるサーマルヘッドによれば、受像紙の搬送方向と交差する方向に並べて配置され、電圧が印加されることにより発熱して、インクシートに塗布されたインクを前記受像紙に転写する複数の抵抗体層と、各前記抵抗体層の長さ方向中途に配置され、前記各抵抗体層を複数の部分抵抗体層に区切る、複数の中間電極とを備え、前記搬送方向の最上流側の前記部分抵抗体層の長さは、他の前記部分抵抗体層の長さよりも長いことにより、伝達できる総熱量を低下させずに受像紙搬送方向の均一な温度分布を実現し、受像紙へのダメージを抑制することが可能となる。
また、本発明にかかるプリンターによれば、上記のサーマルヘッドと、前記サーマルヘッド上にインクを供給するインクシート供給部と、前記受像紙を前記サーマルヘッド上に搬送する受像紙搬送部とを備えることにより、伝達できる総熱量を低下させずに受像紙搬送方向の均一な温度分布を実現し、受像紙へのダメージを抑制することが可能となる。
実施の形態1のサーマルヘッドの構成を示す断面図および正面図である。 実施の形態1のサーマルヘッドの抵抗体層のパターン形状を説明する透視図である。 実施の形態1のサーマルヘッドを用いた熱転写プリンターの要部構成を示す図である。 実施の形態1のサーマルヘッドの中間電極の近傍の拡大図である。 第1の熱解析の結果における中間電極の中央を通るX軸断面の温度分布を示すグラフである。 第1のサンプル試験の結果を示す図である。 第2の熱解析の結果における中間電極の中央を通るX軸断面の温度分布を示したグラフである。 試作サンプルヘッドの仕様を示す一覧を示す図ある。 第2のサンプル試験結果を示す濃度特性図である。 実施の形態2のサーマルヘッドの構成を示す断面図および正面図である。 第3の熱解析の結果による発熱部の近傍のX軸方向の温度分布を示す図である。
<A.実施の形態1>
<A−1.構成>
図1(a)は本発明による実施の形態1のサーマルヘッドの断面図であり、図1(b)は本発明による実施の形態1のサーマルヘッドの構成を示す正面図である。これらの図を用いて本発明にかかるサーマルヘッドの実施の形態1の構成について説明する。
図1(a)において示すように、本発明にかかるサーマルヘッドは、アルミニウム等の熱伝導率の高い金属材料からなる放熱板1と、放熱板1上の異なる領域に順に設けられた熱伝導材料から成る熱良導材4、第1の粘着材2、第2の粘着材5と、第1の粘着材2、熱良導材4を介して放熱板1上に貼り付け固定されたセラミック基板3と、セラミック基板3と相対する位置に第2の粘着材5を介して放熱板1上に貼り付け固定された回路基板6と、セラミック基板3上に形成されたガラス材料から成るグレーズ層8と、グレーズ層8のうち、熱良導材4上に位置し、その表面が滑らかな円筒面であるグレーズ凸部9と、グレーズ層8の上に形成された抵抗体層10と、抵抗体層10上の、回路基板6側からグレーズ凸部9の一部までの領域に形成された、導体から成る個別電極11と、抵抗体層10上の、回路基板6とは反対側からグレーズ凸部9の一部までの領域に形成された、導体から成る複数の折り返し電極12と、抵抗体層10の長さ方向中途に、個別電極11および折り返し電極12とは孤立して、すなわち抵抗体層10を複数の部分抵抗体層に区切るように形成された複数の中間電極13と、個別電極11と各々の個別電極11に対応する回路基板6上の端子(図示せず)とを、接合電極15を介して接合する接合基板7と、グレーズ凸部9を含むグレーズ層8、抵抗体層10、個別電極11、折り返し電極12、中間電極13の表面に露出している部分の全体を覆って形成された絶縁材料からなる保護膜14とを備える。
また、図1(b)に示すように、上記サーマルヘッドを正面から見ると、放熱板1上にセラミック基板3が貼り付けられ、セラミック基板3と相対する位置に並ぶように回路基板6が放熱板1に貼り付け固定され、セラミック基板3と回路基板6とを接合する接合基板7が固定され、接合基板7において、個別電極11と各々の個別電極11に対応する回路基板6上の端子(図示せず)が接合電極15を介して導通し、個別電極11は、2つずつ対となり、抵抗体層10、中間電極13を介して、開放方向が回路基板6側であるコ字型の折り返し電極12に接続される。折り返し電極12は、コ字型の開放方向とは垂直な方向に、複数並べられたパターンを形成する。
図2は、本発明による実施の形態1のサーマルヘッドの抵抗体層10の形状を説明する透視図である。図2は、抵抗体層10の形状を説明するために、セラミック基板3上の抵抗体層10以外の構成物を透視省略して示した図である。
放熱板1上のセラミック基板3に、図2に示すようなパターンで抵抗体層10が形成され、すなわち、受像紙の搬送方向(図2の右から左方向)と交差する方向に並べられ、抵抗体層10のコ字型の開放方向が回路基板6側に向いて配置される。図示しない個別電極11の各々に対応するように配置されている。
図3は、本発明による実施の形態1のサーマルヘッドを用いた熱転写プリンターの要部構成を示す図である。図3において熱転写プリンターは、図1、2に示したサーマルヘッドを含むサーマルヘッドユニット16と、サーマルヘッドユニット16と対向して回動自在に支持されたプラテンローラ17と、サーマルヘッドユニット16とプラテンローラ17の間を通るように配置された帯状のインクシート18と、インクシート18を巻き取るインクシート巻き取り機構19と、インクシート18を供給するインクシート供給機構20と(インクシート巻き取り機構19およびインクシート供給機構20とを含めてインクシート供給部とする)、インクシート18と重ねてサーマルヘッドユニット16とプラテンローラ17の間を通るように配置された受像紙21と、受像紙21を搬送する受像紙搬送部である受像紙搬送機構22を備える。
なお、図3では熱転写プリンターの構成を説明したが、感熱記録プリンターの場合には、図3の構成からインクシート18、インクシート巻き取り機構19、インクシート供給機構20を有さず、サーマルヘッドユニット16と受像紙21とが直接接触するように構成されている以外は同等であるので図示は省略する。
<A−2.動作>
<A−2−1.サーマルヘッドの動作>
次に、図1、図2のように構成された実施の形態1にかかるサーマルヘッドの動作について説明する。回路基板6上に実装された電子回路のスイッチング機能により、一対の接合電極15に対して電圧が付与されると、接合電極15に連なる個別電極11、中間電極13、折り返し電極12が、それぞれの間の抵抗体層10を介して回路を形成し、その回路に電流が流れる。
回路に電流が流れると、抵抗体層10が配置される部分、すなわち、個別電極11と中間電極13との間、および中間電極13と折り返し電極12との間には、電圧が印加されジュール熱により発熱する。そして、回路基板6上に実装された電子回路のスイッチング機能によって、流す電流の大きさ、電流を流すON時間と流さないOFF時間の比率を調整することによりその発熱量が制御される。
さらに回路基板6上に実装された電子回路のスイッチング機能によって、複数対の接合電極15に対して選択的に電圧を付与して、発熱する抵抗体層10と発熱しない抵抗体層10とを選択的に制御し、一定時間毎に発熱する抵抗体層10と発熱しない抵抗体層10の配列を受像紙21上に形成すべきパターンに応じて変化させる。これと同時に、インクシート巻き取り機構19と受像紙搬送機構22とによって、インクシート18と受像紙21とを定速で搬送すると、抵抗体層10の発熱部分だけでインクシート18から受像紙21にインクが選択的に転写されて受像紙21上に所望のパターンが形成される。
<A−2−2.中間電極に関連する動作>
次に、サーマルヘッドの中間電極13に関連する動作について説明する。図4は、本発明による実施の形態1のサーマルヘッドの中間電極13の近傍の拡大図である。図4において、抵抗体層10の、折り返し電極12と中間電極13との間の部分からなる、一対の下流側発熱部23、すなわち、下流側の部分抵抗体層と、抵抗体層10の、中間電極13と個別電極11との間の部分からなる、一対の上流側発熱部24、すなわち、上流側の部分抵抗体層とが示されている。一対の下流側発熱部23が1つの折り返し電極12に対応し、一対の上流側発熱部24が一対の下流側発熱部23にそれぞれ対応している。
ここで、中間電極13の図4中X方向の寸法をLc、下流側発熱部23の図4中X方向の寸法をLd、上流側発熱部24の図4中X方向の寸法をLu、個別電極11と折り返し電極12との間の図4中X方向の寸法をLtとする。すなわち、中間電極13と下流側発熱部23と上流側発熱部24との図4中X方向寸法の和は、Lc+Lu+Ld=Ltとなる。
個別電極11と中間電極13との間の距離La、折り返し電極12と中間電極13との間の距離Lbに関しては、La=Lu+Lc/2、Lb=Ld+Lc/2という関係にある。なお、図4中のX方向は、転写時にインクシート18および受像紙21が搬送される搬送方向に相当しており、インクシート18および受像紙21は上流側発熱部24から下流側発熱部23の方向に搬送されながら転写動作を受ける。以降は図4と解析データおよび試験データを用いて、動作の詳細について説明する。
図5は、Ld=Lu、すなわち、下流側発熱部23と上流側発熱部24の図4中X方向の寸法(長さ)を等しく保ち、かつLt=0.1mmと固定した条件の下で、中間電極13が無い(Lc=0)の場合と、中間電極13の図4中X方向寸法Lcを0.01mm/0.02mm/0.03mmと変化させた場合とで、中間電極13の中央を通る図4中X軸断面の温度分布の第1の熱解析の結果を示すグラフである。横軸は、図4において示したX軸上の位置を示し、図5の左側が上流側、右側が下流側となる。縦軸は、その位置における保護膜14の表面温度を示す。
図5において、25aは中間電極13が無い(Lc=0)の場合のX軸断面温度分布、25bはLc=0.01mmの場合のX軸断面温度分布、25cはLc=0.02mmの場合のX軸断面温度分布、25dはLc=0.03mmの場合のX軸断面温度分布を示す。なお第1の熱解析は、中間電極13の寸法LcのX軸断面温度分布に与える影響を簡易的に比較するため、インクシート18および受像紙21がない状態でサーマルヘッドユニット16に電力を印加し解析を行った。その他の解析条件としては、電流ON時間が0.54msec、電流OFF時間が0.36msec、上流側発熱部24と下流側発熱部23とからなる回路への印加電流が4.5mA、上流側発熱部24、下流側発熱部23のY方向寸法が0.036mm、上流側発熱部24、下流側発熱部23のY方向ピッチが0.0735mm、電流印加総時間(温度分布データ抽出時)が36msecである。
図5において、中間電極13が無い(Lc=0)の場合の25aに対して、中間電極13を設けた場合の25b、25c、25dは、中間電極13とその近傍部が発熱しないのでピーク温度が低くなるとともに、ピーク温度に近い温度域がより広くなって均一な温度分布に近づくことを示している。これは、中間電極13が無い従来のサーマルヘッドで問題となる、インクシート18および受像紙21の熱的ダメージを軽減できることを示している。
さらに、中間電極13と下流側発熱部23と上流側発熱部24とのX方向寸法の和Ltは、中間電極13の無い場合と等しいので、瞬時に色素が転写される面積は変わらず解像度の低下はおこらない。一方、Lc=0.01mmの場合の25bの温度は、そのピーク部分がほぼ平坦であるのに対して、Lc=0.02mmの場合の25cは、ピーク温度がより低くなると同時に、温度ピーク部分が下流側発熱部23と上流側発熱部24の一部にそれぞれ現れ二つ山形状を示している。この傾向は、Lc=0.03mmの場合の25dではより顕著に表れている。
このデータは、中間電極13が無い従来のサーマルヘッドに比較して、中間電極13を有するサーマルヘッドの方が同じ印加電力条件の下で到達できるピーク温度が低くなるので、中間電極13が無い従来のサーマルヘッドと同等のインクを転写するためには、より大きな印加電力が必要となることを示しており、中間電極13の寸法Lcが大きくなるほど、さらに大きな印加電力が必要となることを示唆している。また、中間電極13の寸法Lcが0.02mmを超える場合に見られるX軸断面温度分布の2つのピークも、均一性が損なわれていること示している。
したがって、中間電極13を有するサーマルヘッドはインクシート18および受像紙21の熱的ダメージを軽減できるが、中間電極13が無い従来のサーマルヘッドと比べて、印加すべき電力が大きくする必要があるので、印加すべき電力をできるだけ小さくするために、中間電極13の寸法Lcを最適化する必要がある。印加電力が大きいと、受像紙21への熱的ダメージが大きくなるからである。
図6は、中間電極13が無い従来のサーマルヘッド(サンプル1)と、中間電極13の寸法Lcが0.01mm、0.02mmのサーマルヘッド(サンプル2、3)とを試作して、昇華熱転写インクシートと専用受像紙とを用いて反射濃度2.0を得るために必要な印加電力を測定した第1のサンプル試験の結果を示す図である。横軸は、各サンプルの種別を示し、縦軸は、反射濃度2.0を得るために必要となった印加電力を示す。
この試験は、同じ構造のサーマルヘッドに対して、発熱体部分の電極構造と寸法のみを図5で説明した解析条件と同じになるように試作サンプルを作成比較したものである。その他の第1のサンプル試験の条件としては、サンプル1の中間電極13のX方向寸法が0mm(中間電極13無し)、サンプル2の中間電極13のX方向寸法が0.01mm、サンプル3の中間電極13のX方向寸法が0.02mmである。以下諸元はサンプル1〜3で共通であり、中間電極13と下流側発熱部23と上流側発熱部24とのX方向寸法の和はLt=0.1mm(中間電極13が無い従来のサンプル1の場合は、発熱部のX方向寸法が0.1mm)、上流側発熱部24、下流側発熱部23のY方向寸法が0.036mm、上流側発熱部24、下流側発熱部23のY方向ピッチが0.0735mm、プリンター解像度が346dpi、印画ライン速度が1.1msec/line、1ライン内平均電流ON時間が0.7msecである。なお、印加電力の換算は、上記条件に揃えて印画試験を実施し、サンプル1〜3の抵抗体の抵抗値と反射濃度2.0を得たときの抵抗体両端に印加した電圧を用いて抵抗体一対あたりで換算式(印加電圧×印加電圧/抵抗体抵抗値)を適用して算出している。
図6において、中間電極13が無いサンプル1の印加電力と、サンプル2の印加電力、およびサンプル3の印加電力とを比べると、サンプル2およびサンプル3の方がより小さな印加電力で、効率よく濃度2.0の印画を得ていることが分かる。さらに、サンプル2とサンプル3とを比べると、サンプル2の方が、より効率よく濃度2.0の印画を得ていることが分かる。
これらの結果から、中間電極13のX方向寸法(長さ)は、少なくとも0.02mm以下で、望ましくは0.01mmに近い値、すなわち、中間電極13と下流側発熱部23と上流側発熱部24のX方向寸法の和Lt、すなわち抵抗体層10の搬送方向の長さに対して20%(1/5)以下で10%に近い値にすることが望ましいことが分かる。
図6に示す結果を得た上記の試験条件では、サンプル1〜3のいずれのサーマルヘッドを用いても、濃度2.0を得た受像紙21の表面は相当の高温にさらされるためダメージが発生し、表面が粗くなってしまう。このように表面が粗くなってしまうと入射光を散乱反射するので、インクの転写量が同等であっても表面の粗い印画物は濃度が低く測定される。しかしそれでも、中間電極13が無い従来のサーマルヘッドのサンプル1に比べて、中間電極13を有するサーマルヘッドのサンプル2およびサンプル3が、より小さな印加電力で濃度2.0の印画を得られたのは、受像紙21の表面が粗くなることを抑制する効果があることを示しており、有効である。
さらに、第1の熱解析は、簡易比較のためインクシート18および受像紙21のない状態でサーマルヘッドユニット16に電力を印加し解析しているが、実際の転写中はインクシート18および受像紙21が上流側発熱部24の方から供給され、インクシート18および受像紙21に熱が伝達されるので、第1の熱解析における状態とは異なっている。実際の転写においては、上流側発熱部24は、無加熱状態のインクシート18および受像紙21が供給され続けるため比較的低温になり、下流側発熱部23は、上流側発熱部24で加熱され蓄熱したインクシート18および受像紙21が供給されるので比較的高温になる。したがって、実際の転写中の中間電極13近傍の温度分布を均一にするためには、上流側の発熱量を下流側に比べて大きくする必要がある。すなわち、受像紙21の搬送方向の最上流側の部分抵抗体層である上流側発熱部24の長さが、他の部分抵抗体層である下流側発熱部23の長さよりも長い必要がある。
図7は、Lu>Ld、すなわち、上流側発熱部24のX方向の寸法を下流側発熱部23のX方向の寸法より大きくした場合の、中間電極13の中央を通るX軸断面の温度分布を解析した第2の熱解析の結果を示すグラフである。第2の熱解析の条件は、Lu=0.056mm、Ld=0.034mm、Lc=0.01mm、その他の条件は、第1の熱解析と等しく設定した。すなわち、インクシート18および受像紙21のない状態でサーマルヘッドユニット16に電力を印加し解析している。図7の横軸は、図4において示したX軸上の位置を示し、図5の左側が上流側、右側が下流側となる。縦軸は、その位置における保護膜14の表面温度を示す。
図7において、26aはLu=0.056mm、Ld=0.034mm、Lc=0.01mmの場合のX軸断面温度分布、26bは中間電極13が無い(Lc=0)の場合のX軸断面温度分布であり、26bについては第1の熱解析における25a(図5参照)と同じ結果である。上流側発熱部24のX方向の寸法を下流側発熱部23のX方向の寸法より大きくした場合のX軸断面温度分布は、26aで代表されるように上流側発熱部24の温度が下流側発熱部23より高くなり、実際の転写中に生じ得る中間電極13近傍の上流側と下流側との温度差を相殺して均一に近づけることが可能である。
さらに、実際の転写における、上流側発熱部24のX方向の寸法を下流側発熱部23のX方向の寸法より大きくしたことによる効果を確認するために、第2のサンプル試験を実施した。図8は、第2のサンプル試験における試作サンプルヘッドの仕様を示す一覧表である。図8に示すように、サンプル4、7は、中間電極13がない場合であり、サンプル5は、上流側発熱部24のX方向の寸法を下流側発熱部23のX方向の寸法より大きくした場合、サンプル6は、上流側発熱部24のX方向の寸法を下流側発熱部23のX方向の寸法より小さくした場合である。なお、図8に示した一覧表に記載のない諸元とその他の試験条件は、第1のサンプル試験と同一とした。
図9は、第2のサンプル試験結果を示す濃度特性図である。図9における27a〜dは、階調(例えば256階調)が白から黒にいたるまでの濃度範囲を17のステップに分割にした各ステップをX軸として、各ステップにおける濃度をY軸として作成した濃度特性線である。なお、図9は上流側発熱部24と下流側発熱部23とを合わせた領域の中央部においてその濃度を測定したものであるが、特に測定場所が中央部に限定されるものではない。
各ステップの濃度が高いほど効率が高く、濃度特性線が高濃度の領域まで滑らかに伸びているほどインクシート18および受像紙21に与える熱的ダメージが小さく、かつダメージによる測定濃度の低下も小さいので、望ましい転写状態と判断できる。ここで、27aはサンプル4の濃度特性線、27bはサンプル5の濃度特性線、27cはサンプル6の濃度特性線、27dはサンプル7の濃度特性線である。
サンプル4の濃度特性線27aと、サンプル5の濃度特性線27bおよびサンプル6の濃度特性線27cとを比較すると、中間電極13を有するサンプル5、6の方がサンプル4より効率が高く、得られる最高濃度も高くなっている。よって、中間電極13を設けたことによるピーク温度の低減の効果が見られると言える。サンプル5とサンプル6とを比較すると、サンプル5がより濃度が高く、濃度特性線が高濃度の領域まで滑らかに伸びているため、効率がよく望ましい転写状態であると言える。これは、サンプル5は、中間電極13の配置位置により、搬送方向の上流側と下流側での温度差が小さくなり、より広い範囲で一定の温度分布に近づくためであると考えられる。
また、中間電極13を設けず、発熱部の寸法を大きくしたサンプル7は、加熱面積を大きくすることでインクシート18および受像紙21のダメージを低減できることが既知である仕様のサーマルヘッドのサンプルである。サンプル7の濃度特性27dは、サンプル4の濃度特性線27aより高濃度部領域まで滑らかに延びており、インクシート18および受像紙21のダメージ抑制の効果が見られる反面、発熱部の寸法が大きく周辺への放熱量が大きいため、高濃度部を除く殆どのステップで効率が低下していることが確認される。サンプル5の濃度特性線27bおよびサンプル6の濃度特性線27cは、全域でサンプル7の濃度特性線27dを上回っており、従来のダメージ回避方法において用いられていたサンプル7より効率がよく、インクシート18および受像紙21の受ける熱的ダメージも少ないことが判る。さらに、サンプル5およびサンプル6のLtはサンプル7のLtより小さいので、瞬時に発熱する領域が小さく解像度も優れている。
なお、実施の形態1においては、受像紙21を搬送してサーマルヘッド16と相対的に移動させる構造のプリンターについて説明したが、サーマルヘッド16と受像紙21が相対的に移動すれば同様の効果が得られるので、サーマルヘッド16が移動する構造のプリンターに適用してもよい。
<A−3.効果>
本発明にかかる実施の形態1によれば、サーマルヘッドにおいて、受像紙21の搬送方向と交差する方向に並べて配置され、電圧が印加されることにより発熱して、インクシートに塗布されたインクを受像紙21に転写する複数の抵抗体層10と、各抵抗体層10の長さ方向中途に配置され、各抵抗体層10を複数の部分抵抗体層である上流側発熱部24、下流側発熱部23に区切る、複数の中間電極13とを備え、搬送方向の最上流側の上流側発熱部24の長さは、他の下流側発熱部23の長さよりも長いことで、伝達できる総熱量を低下させずに受像紙21搬送方向の均一な温度分布を実現し、抵抗体層10の中央近傍に中間電極13を設けたことによりその部分の発熱が抑制されるので、受像紙21へのダメージを抑制することが可能となる。
また、本発明にかかる実施の形態1によれば、サーマルヘッドにおいて、各中間電極13の搬送方向の長さは、対応する抵抗体層10の搬送方向の長さの1/5以下であることで、より効率よく濃度2.0の印画を実現でき、よりよい転写が可能となる。
また、本発明にかかる実施の形態1によれば、プリンターにおいて、上記のサーマルヘッドユニット16と、サーマルヘッドユニット16上にインクシートを供給するインクシート供給部であるインクシート巻き取り機構19およびインクシート供給機構20と、受像紙21をサーマルヘッドユニット16上に搬送する受像紙搬送部である受像紙搬送機構22とを備えることで、伝達できる総熱量を低下させずに受像紙21搬送方向の均一な温度分布を実現し、受像紙21へのダメージを抑制することが可能となる。
<B.実施の形態2>
<B−1.構成>
図10(a)は本発明による実施の形態2のサーマルヘッドの断面図であり、図10(b)は本発明による実施の形態1のサーマルヘッドの構成を示す正面図である。これらの図を用いて本発明にかかるサーマルヘッドの実施の形態2の構成について説明する。
図10(a)において実施の形態1と異なる部分は、抵抗体層10上に、個別電極11および折り返し電極12とは孤立して形成された中間電極28と、抵抗体層10上に、個別電極11、折り返し電極12および中間電極28とは孤立し、かつ中間電極28より折り返し電極12側、すなわち受像紙21の搬送方向の下流側に位置する中間電極29とを備えることである。
図10(b)においてはサーマルヘッドを正面から見た様子を示すが、中間電極28、29に区切られた抵抗体層10上の領域(部分抵抗体層)を、個別電極11側から、第1の発熱部30、第2の発熱部31、第3の発熱部32とする。
中間電極28の図10(b)中X軸方向の寸法をLca、中間電極29の図10(b)中X軸方向の寸法をLcb、第1の発熱部30の図10(b)中X軸方向の寸法をLha、第2の発熱部31の図10(b)中X軸方向の寸法をLhb、第3の発熱部32の図10(b)中X軸方向の寸法をLhc、個別電極11と折り返し電極12との間の寸法をLtとする。すなわち、Lt=Lca+Lcb+Lha+Lhb+Lhcとの関係を満たす。また、Lca≦0.2×Lt、Lcb≦0.2×Lt、Lhb<Lhc<Lhaなる関係が成り立つように、中間電極28と中間電極29とが形成されている。
<B−2.動作>
図11は第3の熱解析の結果による第1の発熱部30、第2の発熱部31、第3の発熱部32の近傍のX軸方向の温度分布を示す図である。第3の熱解析では、Lt=0.16mm、Lha=Lhb=Lhc=0.027mmの場合(33a)と、Lha=Lhc=0.32mm、Lhb=0.016mm(Lha=Lhc>Lhb)の場合(33b)について各々解析を実施した。なお、第1の発熱部30、第2の発熱部31、第3の発熱部32のX軸方向の寸法を変更した以外は、第1の熱解析と等しい条件を与えて解析を行っている。横軸は、図10(b)において示したX軸上の位置を示し、図11の左側が上流側、右側が下流側となる。縦軸は、その位置における保護膜14の表面温度を示す。
図11において、33aは、第2の発熱部31に相当する部分(X=0)の温度が、第1の発熱部30、第3の発熱部32に相当する部分の温度より高くなることを示している。これは、第1の発熱部30、第2の発熱部31、第3の発熱部32の寸法が等しく、その発熱量も等しい条件の下で、第1の発熱部30、第3の発熱部32が個別電極11、折り返し電極12にそれぞれ放熱できるのに対して、第2の発熱部31は、両側を中間電極28、29を介して第1の発熱部30、第3の発熱部32に挟まれているため、放熱量が第1の発熱部30、第3の発熱部32に比べて小さく、高温になり易いことから理解される。
一方、33bでは、第1の発熱部30、第3の発熱部32に比べて第2の発熱部31の寸法を小さくしたことに伴い、その発熱量も小さくなり、第2の発熱部31に相当する部分の温度が第1の発熱部30、第3の発熱部32に相当する部分の温度に近づき、より均一な温度分布が得られている。すなわち、第2の発熱部31のX軸方向の寸法Lhbを、最上流側の部分抵抗体層である第1の発熱部30のX軸方向の寸法Lha、および最下流側の部分抵抗体層である第3の発熱部32のX軸方向の寸法Lhcより小さくすることで、発熱体部分の温度分布を一様に近づけることができる。
ここで、第3の熱解析においては、中間電極28の図10(b)中X軸方向の寸法Lca、中間電極29の図10(b)中X軸方向の寸法Lcbはそれぞれ、Lca≦0.2×Lt、Lcb≦0.2×Ltとなるように形成されているので、第1の熱解析の結果を示す図5中の25bと同様に、中間電極28、29近傍の温度分布が必要以上の温度低下により凹型分布とならず、ほぼ平坦な温度分布が実現できている。
また、第3の熱解析は、簡易比較のためインクシート18および受像紙21のない状態でサーマルヘッドに電力を印加し解析しているが、実際の転写中はインクシート18および受像紙21が第1の発熱部30の方から供給され、第1の発熱部30、第2の発熱部31、第3の発熱部32のそれぞれから、インクシート18と受像紙21とに熱が伝達されるので、第3の熱解析における状態とは異なっている。実際の転写においては、第1の発熱部30は、無加熱状態のインクシート18および受像紙21が供給され続けるため比較的低温になり、第2の発熱部31、第3の発熱部32と下流に行くにしたがって、上流側の発熱部で加熱され蓄熱したインクシート18および受像紙21が供給されるので、比較的高温になる。したがって、実際の転写中の第1の発熱部30、第2の発熱部31、第3の発熱部32の近傍の温度分布の均一化は、Lha>Lhcとして、第1の発熱部30のX軸方向の寸法を大きくとって発熱量を大きくする必要がある。このように発熱部のX軸方向の寸法を設定することにより、実施の形態1で示すように上流側と下流側との温度差を相殺して均一な温度分布を実現することができる。
また、本発明による実施の形態2のサーマルヘッドでは、発熱部に2つの中間電極28、29を設けて発熱部を3分割(第1の発熱部30、第2の発熱部31、第3の発熱部32)する場合について説明したが、発熱部に3つ以上の中間電極を設けて、発熱部を4分割以上にしてもよい。この場合にも、中間電極のX軸方向の寸法を個別電極11と折り返し電極12との間の寸法の0.2倍以下として、個別電極11に接する最上流側の発熱部のX軸方向の寸法を最も大きく、次いで折り返し電極に接する最下流の発熱部の寸法を大きくし、中間電極で挟まれる電極の寸法はこれらより小さくすることで、発熱部近傍の熱分布を均一にすることが可能である。
<B−3.効果>
本発明にかかる実施の形態2によれば、サーマルヘッドにおいて、各中間電極28、29は、対応する各抵抗体層10において搬送方向に複数備えられ、搬送方向の最下流側の部分抵抗体層である第3の発熱部32の長さは、最上流側の部分抵抗体層である第1の発熱部30を除く他の部分抵抗体層である第2の発熱部31の長さよりも長いことで、放熱しにくい第2の発熱部31の発熱量を抑制し、受像紙21の搬送方向に均一な温度分布を実現できる。
1 放熱板、2 第1の粘着材、3 セラミック基板、4 熱良導材、5 第2の粘着材、6 回路基板、7 接合基板、8 グレーズ層、9 グレーズ凸部、10 抵抗体層、11 個別電極、12 折り返し電極、13,28,29 中間電極、14 保護膜、15 接合電極、16 サーマルヘッドユニット、17 プラテンローラ、18 インクシート、19 インクシート巻き取り機構、20 インクシート供給機構、21 受像紙、22 受像紙搬送機構、23 下流側発熱部、24 上流側発熱部、30 第1の発熱部、31 第2の発熱部、32 第3の発熱部。

Claims (4)

  1. 受像紙の搬送方向と交差する方向に並べて配置され、電圧が印加されることにより発熱して、インクシートに塗布されたインクを前記受像紙に転写する複数の抵抗体層と、
    各前記抵抗体層の長さ方向中途に配置され、前記各抵抗体層を複数の部分抵抗体層に区切る、複数の中間電極とを備え、
    前記搬送方向の最上流側の前記部分抵抗体層の長さは、他の前記部分抵抗体層の長さよりも長い、
    サーマルヘッド。
  2. 前記各中間電極の前記搬送方向の長さは、対応する前記抵抗体層の前記搬送方向の長さの1/5以下である、
    請求項1に記載のサーマルヘッド。
  3. 前記各中間電極は、対応する前記各抵抗体層において前記搬送方向に複数備えられ、
    前記搬送方向の最下流側の前記部分抵抗体層の長さは、前記最上流側の前記部分抵抗体層を除く他の前記部分抵抗体層の長さよりも長い、
    請求項1または2に記載のサーマルヘッド。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のサーマルヘッドと、
    前記サーマルヘッド上に前記インクシートを供給するインクシート供給部と、
    前記受像紙を前記サーマルヘッド上に搬送する受像紙搬送部とを備える、
    プリンター。
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