JPH08197772A - 印刷方法及び印刷装置 - Google Patents
印刷方法及び印刷装置Info
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- JPH08197772A JPH08197772A JP1320895A JP1320895A JPH08197772A JP H08197772 A JPH08197772 A JP H08197772A JP 1320895 A JP1320895 A JP 1320895A JP 1320895 A JP1320895 A JP 1320895A JP H08197772 A JPH08197772 A JP H08197772A
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- Japan
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- printing
- power
- preheating
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 簡易な構成で、かつ低消費電力で印刷濃度を
一定にする。 【構成】 電源の投入時に印刷ヘッド12の温度に応じ
て電力値が可変設定された第一の予熱電力で印刷ヘッド
12を加熱する第一の予熱工程S2と、印刷の開始時に
第一の予熱電力より大きな電力値で印刷ヘッド12の温
度に応じて電力値が可変設定された第二の予熱電力で印
刷ヘッド12を加熱する第二の予熱工程S6と、印刷ヘ
ッド12の熱転写により印刷を行う印刷工程S9を備え
る。
一定にする。 【構成】 電源の投入時に印刷ヘッド12の温度に応じ
て電力値が可変設定された第一の予熱電力で印刷ヘッド
12を加熱する第一の予熱工程S2と、印刷の開始時に
第一の予熱電力より大きな電力値で印刷ヘッド12の温
度に応じて電力値が可変設定された第二の予熱電力で印
刷ヘッド12を加熱する第二の予熱工程S6と、印刷ヘ
ッド12の熱転写により印刷を行う印刷工程S9を備え
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷装置に関し、特に
発熱抵抗体に電力を供給し、該発熱抵抗体を発熱させる
ことにより印刷を行う印刷装置に関する。
発熱抵抗体に電力を供給し、該発熱抵抗体を発熱させる
ことにより印刷を行う印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日において、ビデオテープに記録され
た画像信号を再生するビデオ再生装置、光ディスク、又
は光磁気ディスク等の円盤状記録媒体に記録された画像
信号を再生するディスク再生装置、或いは無線伝搬され
た画像信号を受信して再生するテレビジョン受信機のよ
うに画像信号を出画するために再生する画像再生装置
や、文字信号を再生するコンピュータ等が普及してお
り、該再生された画像信号や文字信号等の情報信号に基
づいて、画像や文字の印刷を行う印刷装置が実用化され
ている。
た画像信号を再生するビデオ再生装置、光ディスク、又
は光磁気ディスク等の円盤状記録媒体に記録された画像
信号を再生するディスク再生装置、或いは無線伝搬され
た画像信号を受信して再生するテレビジョン受信機のよ
うに画像信号を出画するために再生する画像再生装置
や、文字信号を再生するコンピュータ等が普及してお
り、該再生された画像信号や文字信号等の情報信号に基
づいて、画像や文字の印刷を行う印刷装置が実用化され
ている。
【0003】上記印刷装置は、図11に示すようにドッ
ト毎に発熱可能に発熱抵抗体を配設し、該発熱抵抗体に
電源100から印刷電力を供給して該発熱抵抗体を発熱
させて印刷する印刷ヘッド80と、この印刷ヘッド80
の発熱抵抗体の温度を検出する温度検出部90と、この
温度検出部90の検出結果に応じて、上記電源100か
ら上記印刷ヘッド80に供給される印刷電力の電力値を
制御する電力設定部95とを備える。
ト毎に発熱可能に発熱抵抗体を配設し、該発熱抵抗体に
電源100から印刷電力を供給して該発熱抵抗体を発熱
させて印刷する印刷ヘッド80と、この印刷ヘッド80
の発熱抵抗体の温度を検出する温度検出部90と、この
温度検出部90の検出結果に応じて、上記電源100か
ら上記印刷ヘッド80に供給される印刷電力の電力値を
制御する電力設定部95とを備える。
【0004】上記温度検出部90は、一端に電圧VDD
が印加される抵抗81と、この抵抗81の他の一端に一
端が接続され、他の一端が接地されるサーミスタ82
と、上記抵抗81とサーミスタ82との接続点に入力端
が接続され、出力端が電力設定部95に接続されるA/
Dコンバータ83とを有する。
が印加される抵抗81と、この抵抗81の他の一端に一
端が接続され、他の一端が接地されるサーミスタ82
と、上記抵抗81とサーミスタ82との接続点に入力端
が接続され、出力端が電力設定部95に接続されるA/
Dコンバータ83とを有する。
【0005】この温度検出部90では、電圧VDDの抵
抗81の抵抗値R1と温度に応じて変化するサーミスタ
82の抵抗値Rthとの分圧電圧Ekの電圧値より、印
刷ヘッド80の発熱抵抗体の温度を検出する。
抗81の抵抗値R1と温度に応じて変化するサーミスタ
82の抵抗値Rthとの分圧電圧Ekの電圧値より、印
刷ヘッド80の発熱抵抗体の温度を検出する。
【0006】この印刷装置では、印刷濃度が印刷ヘッド
80の発熱抵抗体の温度に応じて敏感に変化するため、
印刷する頁毎の頁の初めに温度検出部90で該発熱抵抗
体の温度を検出して、該温度検出結果に基づいて電力設
定部95で電力値を設定し、該設定された電力値で電源
100から印刷電力を供給すると供に、印刷ヘッド80
に放熱効率の良い放熱板を設けたり、該印刷ヘッド80
を冷却するための冷却ファンを設けて放熱させることに
より該印刷ヘッド80の温度を高精度に制御して印刷濃
度を一定にする。
80の発熱抵抗体の温度に応じて敏感に変化するため、
印刷する頁毎の頁の初めに温度検出部90で該発熱抵抗
体の温度を検出して、該温度検出結果に基づいて電力設
定部95で電力値を設定し、該設定された電力値で電源
100から印刷電力を供給すると供に、印刷ヘッド80
に放熱効率の良い放熱板を設けたり、該印刷ヘッド80
を冷却するための冷却ファンを設けて放熱させることに
より該印刷ヘッド80の温度を高精度に制御して印刷濃
度を一定にする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記印刷ヘ
ッド80に設けられる発熱抵抗体は、温度検出部90の
検出結果に応じて印刷頁毎に一定電力値が供給される
が、温度の伝達時間が遅く、1頁を印刷する際に印刷開
始時間からの時間に応じて印刷濃度が変化するという問
題点を生じていた。
ッド80に設けられる発熱抵抗体は、温度検出部90の
検出結果に応じて印刷頁毎に一定電力値が供給される
が、温度の伝達時間が遅く、1頁を印刷する際に印刷開
始時間からの時間に応じて印刷濃度が変化するという問
題点を生じていた。
【0008】この問題点を解決するために、印刷させる
発熱抵抗体、又は該発熱抵抗体にドット単位で隣接する
発熱抵抗体が直前に印刷されたか否かに応じて、該印刷
させる発熱抵抗体に供給する電力値を可変設定して、印
刷ヘッドのドット毎に温度を制御する熱履歴制御法が行
われている。しかし、この熱履歴制御法では、発熱抵抗
体のドット毎に温度を高精度で制御可能であるが、この
制御を行うための構成が複雑で高価になるという問題点
を生じていた。
発熱抵抗体、又は該発熱抵抗体にドット単位で隣接する
発熱抵抗体が直前に印刷されたか否かに応じて、該印刷
させる発熱抵抗体に供給する電力値を可変設定して、印
刷ヘッドのドット毎に温度を制御する熱履歴制御法が行
われている。しかし、この熱履歴制御法では、発熱抵抗
体のドット毎に温度を高精度で制御可能であるが、この
制御を行うための構成が複雑で高価になるという問題点
を生じていた。
【0009】または、上記印刷開始からの時間に応じて
印刷濃度が変化するという問題点を解決するために、上
記印刷装置への電源投入の際に上記印刷ヘッドへの予備
加熱を開始して所定温度に予熱して、印刷時の印刷ヘッ
ドの温度と印刷待機中の印刷ヘッドの温度との温度差を
小さくして、該印刷濃度の変化を抑える予備加熱法が行
われている。しかし、この予備加熱法では印刷を行うか
否かに関わらず印刷ヘッドに比較的大きな電力値を供給
するため、消費電力が大きくなるという問題点を生じて
いた。
印刷濃度が変化するという問題点を解決するために、上
記印刷装置への電源投入の際に上記印刷ヘッドへの予備
加熱を開始して所定温度に予熱して、印刷時の印刷ヘッ
ドの温度と印刷待機中の印刷ヘッドの温度との温度差を
小さくして、該印刷濃度の変化を抑える予備加熱法が行
われている。しかし、この予備加熱法では印刷を行うか
否かに関わらず印刷ヘッドに比較的大きな電力値を供給
するため、消費電力が大きくなるという問題点を生じて
いた。
【0010】本発明はこのような問題点に鑑み、簡易な
構成で、かつ低消費電力で印刷濃度を一定に保つ印刷方
法及びこれを用いた印刷装置を提供することを目的とす
る。
構成で、かつ低消費電力で印刷濃度を一定に保つ印刷方
法及びこれを用いた印刷装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係る印刷方法は、電源が投入された際に、印刷ヘッ
ドの温度に応じて電力値が可変設定された第一の予熱電
力で該印刷ヘッドを加熱する第一の予熱工程と、印刷が
開始される際に、上記第一の予熱電力より大きな電力値
で上記印刷ヘッドの温度に応じて電力値が可変設定され
た第二の予熱電力で該印刷ヘッドを加熱する第二の予熱
工程と、上記印刷ヘッドの熱転写により印刷を行う印刷
工程とを備える。
明に係る印刷方法は、電源が投入された際に、印刷ヘッ
ドの温度に応じて電力値が可変設定された第一の予熱電
力で該印刷ヘッドを加熱する第一の予熱工程と、印刷が
開始される際に、上記第一の予熱電力より大きな電力値
で上記印刷ヘッドの温度に応じて電力値が可変設定され
た第二の予熱電力で該印刷ヘッドを加熱する第二の予熱
工程と、上記印刷ヘッドの熱転写により印刷を行う印刷
工程とを備える。
【0012】また、電源が投入された際に、印刷ヘッド
の温度に応じて電力値が可変設定された第一の予熱電力
で該印刷ヘッドを加熱する第一の予熱工程と、印刷が開
始される際に、上記第一の予熱工程の電力の供給を停止
させて印刷信号を画像メモリに書込んで格納させる格納
工程と、上記画像メモリに印刷信号を書込み後に、上記
第一の予熱電力より大きな電力値で上記印刷ヘッドの温
度に応じて電力値が可変設定された第二の予熱電力で該
印刷ヘッドを加熱する第二の予熱工程と、上記画像メモ
リに格納された印刷信号に基づいて、上記印刷ヘッドの
熱転写により印刷を行う印刷工程とを備える。
の温度に応じて電力値が可変設定された第一の予熱電力
で該印刷ヘッドを加熱する第一の予熱工程と、印刷が開
始される際に、上記第一の予熱工程の電力の供給を停止
させて印刷信号を画像メモリに書込んで格納させる格納
工程と、上記画像メモリに印刷信号を書込み後に、上記
第一の予熱電力より大きな電力値で上記印刷ヘッドの温
度に応じて電力値が可変設定された第二の予熱電力で該
印刷ヘッドを加熱する第二の予熱工程と、上記画像メモ
リに格納された印刷信号に基づいて、上記印刷ヘッドの
熱転写により印刷を行う印刷工程とを備える。
【0013】上記目的を達成した本発明に係る印刷装置
は、印刷ヘッドの温度検出を行う温度検出部と、上記温
度検出部の検出結果に応じて上記印刷ヘッドを加熱する
電力値を可変設定可能に設けられ、電源投入時に第一の
予熱電力に設定し、印刷の開始される際に該第一の予熱
電力より大きな電力値の第二の予熱電力に設定する電力
設定部とを備える。
は、印刷ヘッドの温度検出を行う温度検出部と、上記温
度検出部の検出結果に応じて上記印刷ヘッドを加熱する
電力値を可変設定可能に設けられ、電源投入時に第一の
予熱電力に設定し、印刷の開始される際に該第一の予熱
電力より大きな電力値の第二の予熱電力に設定する電力
設定部とを備える。
【0014】また、第一の予熱電力の供給が停止された
際に印刷信号が書き込まれ、第二の予熱電力が供給され
た後に該印刷信号が読み出される画像メモリが設けられ
る。
際に印刷信号が書き込まれ、第二の予熱電力が供給され
た後に該印刷信号が読み出される画像メモリが設けられ
る。
【0015】
【作用】以上の構成を備える本発明における印刷方法に
よれば、印刷ヘッドが該印刷ヘッドの温度に応じて、電
源投入時に低電力値である第一の予熱電力で加熱され、
印刷が開始される際に該第一の予熱電力より大きな電力
値である第二の予熱電力で加熱される。
よれば、印刷ヘッドが該印刷ヘッドの温度に応じて、電
源投入時に低電力値である第一の予熱電力で加熱され、
印刷が開始される際に該第一の予熱電力より大きな電力
値である第二の予熱電力で加熱される。
【0016】また、印刷が開始される際に印刷ヘッドへ
の第一の電力の供給が停止され、画像メモリに印刷信号
が書き込まれて、該印刷ヘッドに第二の予熱電力が供給
された後に該画像メモリから該印刷信号が読み出され
て、該印刷信号に基づく印刷が行われる。
の第一の電力の供給が停止され、画像メモリに印刷信号
が書き込まれて、該印刷ヘッドに第二の予熱電力が供給
された後に該画像メモリから該印刷信号が読み出され
て、該印刷信号に基づく印刷が行われる。
【0017】また、本発明における印刷装置によれば、
温度検出部で検出された印刷ヘッドの温度に基づく電力
設定部の設定により、電源投入時に第一の予熱電力が設
定され、印刷が開始される際に該第一の予熱電力より大
きな電力値である第二の予熱電力が設定される。
温度検出部で検出された印刷ヘッドの温度に基づく電力
設定部の設定により、電源投入時に第一の予熱電力が設
定され、印刷が開始される際に該第一の予熱電力より大
きな電力値である第二の予熱電力が設定される。
【0018】また、印刷が開始される際に印刷ヘッドへ
の第一の電力の供給が停止され、画像メモリに印刷信号
が書き込まれて、該印刷ヘッドに第二の予熱電力が供給
された後に該画像メモリから該印刷信号が再生されて、
該印刷信号に基づく印刷が行われる。
の第一の電力の供給が停止され、画像メモリに印刷信号
が書き込まれて、該印刷ヘッドに第二の予熱電力が供給
された後に該画像メモリから該印刷信号が再生されて、
該印刷信号に基づく印刷が行われる。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係る印刷装置の好ましい実施
例について図面を参照しながら説明する。
例について図面を参照しながら説明する。
【0020】上記印刷装置は、図1に示すように熱転写
方式の印刷装置10であり、情報信号入力端子40から
供給された情報信号に基づき印刷するドットを設定する
ドット設定部1と、ドット毎に発熱可能に配設された発
熱抵抗体を有し、上記ドット設定部1で設定されたドッ
トに対応する発熱抵抗体に電力を供給して印刷する印刷
部2と、上記印刷部2の発熱抵抗体の温度を検出する温
度検出部3と、この温度検出部3の検出結果に基づい
て、該発熱抵抗体に供給する第一、第二の予熱電力及び
印刷電力の電力値を設定する電力設定部と、上記ドット
設定部1及び上記印刷部2の作動の開始を制御するドッ
ト印刷制御部と、このドット印刷制御部の作動の開始を
設定自在なスイッチ21、22と、印刷を行う印刷信号
を出画信号に変換する出画信号生成部25と、この出画
信号に基づき出画するモニタ28と、該印刷部2の印刷
ヘッド12により熱転写が行われるカラー用インクリボ
ン30を巻き取るリボン巻取部31と、印刷部2で印刷
を行うカラー用インクリボン30の色を検出するYMC
検出部32と、印刷用紙60を印刷部2の印刷に同期さ
せて移動させる紙送り部33とを備える。また、上記画
像再生装置では、上記情報信号入力端子40に供給する
印刷信号に基づきモニタ41に出画する。
方式の印刷装置10であり、情報信号入力端子40から
供給された情報信号に基づき印刷するドットを設定する
ドット設定部1と、ドット毎に発熱可能に配設された発
熱抵抗体を有し、上記ドット設定部1で設定されたドッ
トに対応する発熱抵抗体に電力を供給して印刷する印刷
部2と、上記印刷部2の発熱抵抗体の温度を検出する温
度検出部3と、この温度検出部3の検出結果に基づい
て、該発熱抵抗体に供給する第一、第二の予熱電力及び
印刷電力の電力値を設定する電力設定部と、上記ドット
設定部1及び上記印刷部2の作動の開始を制御するドッ
ト印刷制御部と、このドット印刷制御部の作動の開始を
設定自在なスイッチ21、22と、印刷を行う印刷信号
を出画信号に変換する出画信号生成部25と、この出画
信号に基づき出画するモニタ28と、該印刷部2の印刷
ヘッド12により熱転写が行われるカラー用インクリボ
ン30を巻き取るリボン巻取部31と、印刷部2で印刷
を行うカラー用インクリボン30の色を検出するYMC
検出部32と、印刷用紙60を印刷部2の印刷に同期さ
せて移動させる紙送り部33とを備える。また、上記画
像再生装置では、上記情報信号入力端子40に供給する
印刷信号に基づきモニタ41に出画する。
【0021】ここで、上記電力設定部、及びドット印刷
制御部はマイクロコンピュータ20で構成される。
制御部はマイクロコンピュータ20で構成される。
【0022】上記ドット設定部1は、情報信号入力端子
40から供給される印刷信号をRGB信号に変換するデ
コーダ6と、このデコーダ6から供給されたRGB信号
をA/D変換してデジタルRGB信号とするA/Dコン
バータ7と、このデジタルRGB信号に変換された印刷
信号を格納する画像メモリ8と、この画像メモリ8に格
納された印刷信号に基づきRGB信号を黄色(以下、Y
と称する。)、マゼンタ(以下、Mと称する。)=R−
Y、及びシアン(以下、Cと称する。)=B−Y信号で
あるYMC信号に変換し、かつ色度を補正する色変換・
色補正回路9とを有する。
40から供給される印刷信号をRGB信号に変換するデ
コーダ6と、このデコーダ6から供給されたRGB信号
をA/D変換してデジタルRGB信号とするA/Dコン
バータ7と、このデジタルRGB信号に変換された印刷
信号を格納する画像メモリ8と、この画像メモリ8に格
納された印刷信号に基づきRGB信号を黄色(以下、Y
と称する。)、マゼンタ(以下、Mと称する。)=R−
Y、及びシアン(以下、Cと称する。)=B−Y信号で
あるYMC信号に変換し、かつ色度を補正する色変換・
色補正回路9とを有する。
【0023】このドット設定部1は、上記ドット印刷制
御部から『格納信号』が供給された際に、上記デジタル
RGB信号に変換された印刷信号を画像メモリ8に格納
し、かつ該ドット印刷制御部から『転送信号』が供給さ
れた際に該画像メモリ8に格納された印刷信号を色変換
・色補正回路9でYMC信号に変換して各色毎の輝度で
ある色度を補正後、印刷部2に転送する。
御部から『格納信号』が供給された際に、上記デジタル
RGB信号に変換された印刷信号を画像メモリ8に格納
し、かつ該ドット印刷制御部から『転送信号』が供給さ
れた際に該画像メモリ8に格納された印刷信号を色変換
・色補正回路9でYMC信号に変換して各色毎の輝度で
ある色度を補正後、印刷部2に転送する。
【0024】上記印刷部2は、上記ドット印刷制御部か
ら『転送信号』が供給された際に、ドット設定部1の画
像メモリ8に格納されたデジタルRGB信号に変換され
た印刷信号が、色変換・色補正回路9でYMC信号に変
換され色度補正後に供給されて、この色度補正された印
刷信号を印刷可能な印刷信号に変換する印刷信号変換回
路11と、該印刷信号に基づき印刷を行う印刷ヘッド1
2とを有する。
ら『転送信号』が供給された際に、ドット設定部1の画
像メモリ8に格納されたデジタルRGB信号に変換され
た印刷信号が、色変換・色補正回路9でYMC信号に変
換され色度補正後に供給されて、この色度補正された印
刷信号を印刷可能な印刷信号に変換する印刷信号変換回
路11と、該印刷信号に基づき印刷を行う印刷ヘッド1
2とを有する。
【0025】上記印刷信号変換回路11は、例えば上記
ドット設定部1の色変換・色補正回路9から供給された
画像信号の各画素毎を4×4のマトリックス状に配列さ
れる16個のドットとし、該各画素毎の階調を該各画素
の色度に応じて該各画素の印刷するドットを可変設定す
る印刷信号を生成する。
ドット設定部1の色変換・色補正回路9から供給された
画像信号の各画素毎を4×4のマトリックス状に配列さ
れる16個のドットとし、該各画素毎の階調を該各画素
の色度に応じて該各画素の印刷するドットを可変設定す
る印刷信号を生成する。
【0026】上記印刷装置10では、主走査方向Xの印
刷列毎に上記印刷ヘッド12の各ドットが配列され、該
各ドット毎に発熱抵抗体が設けられて、かつ紙送り部3
3のモータ35の駆動によりプラテン34を回転させる
ことにより、副走査方向Yにライン番号を増加させるよ
うに印刷用紙60を移動させて、印刷用紙60上に各画
素を例えば上記4×4のマトリックス状に配列して画像
を形成する。
刷列毎に上記印刷ヘッド12の各ドットが配列され、該
各ドット毎に発熱抵抗体が設けられて、かつ紙送り部3
3のモータ35の駆動によりプラテン34を回転させる
ことにより、副走査方向Yにライン番号を増加させるよ
うに印刷用紙60を移動させて、印刷用紙60上に各画
素を例えば上記4×4のマトリックス状に配列して画像
を形成する。
【0027】上記印刷ヘッド12は、図2、図3に示す
ように印刷信号変換回路11からクロック信号CKに同
期してシフトされながら印刷信号が入力されるシフトレ
ジスタ43と、データラッチ信号DLが供給される毎に
該シフトレジスタ43に供給された印刷信号を格納する
ラッチ回路44と、ストローブ信号SRの反転信号及び
ラッチ回路44に格納された印刷信号が供給されるナン
ド回路45a、45b・・・、45nと、このナンド回
路45a、45b・・・、45nの出力信号が一端に供
給される発熱抵抗体46a、46b・・・、46nと、
この発熱抵抗体46a、46b・・・、46nの他の一
端が接続される共通電極49とを有する。
ように印刷信号変換回路11からクロック信号CKに同
期してシフトされながら印刷信号が入力されるシフトレ
ジスタ43と、データラッチ信号DLが供給される毎に
該シフトレジスタ43に供給された印刷信号を格納する
ラッチ回路44と、ストローブ信号SRの反転信号及び
ラッチ回路44に格納された印刷信号が供給されるナン
ド回路45a、45b・・・、45nと、このナンド回
路45a、45b・・・、45nの出力信号が一端に供
給される発熱抵抗体46a、46b・・・、46nと、
この発熱抵抗体46a、46b・・・、46nの他の一
端が接続される共通電極49とを有する。
【0028】上記ストローブ信号SRは、印刷の際に各
ドットの発熱抵抗体に供給される印刷電力、又はパルス
幅Th及び該電圧VHを一定して、周期Tiや電力の供
給時間を可変設定されて、予熱の際に該発熱体に供給さ
れる第一、第二の予熱電力として、上記発熱抵抗体46
a、46b・・・、46nに供給される。
ドットの発熱抵抗体に供給される印刷電力、又はパルス
幅Th及び該電圧VHを一定して、周期Tiや電力の供
給時間を可変設定されて、予熱の際に該発熱体に供給さ
れる第一、第二の予熱電力として、上記発熱抵抗体46
a、46b・・・、46nに供給される。
【0029】以上の構成による印刷ヘッド12では、上
記発熱抵抗体46a、46b・・・46nの抵抗値が予
め所定値で形成され、上記色変換・色補正回路9で印刷
するドットが設定されて、上記主走査方向Xに配列され
たドットを副走査方向Yにライン番号を増加させるよう
にして、印刷用紙60上に複数の画素をマトリックス状
に配列させて画像を印刷する。
記発熱抵抗体46a、46b・・・46nの抵抗値が予
め所定値で形成され、上記色変換・色補正回路9で印刷
するドットが設定されて、上記主走査方向Xに配列され
たドットを副走査方向Yにライン番号を増加させるよう
にして、印刷用紙60上に複数の画素をマトリックス状
に配列させて画像を印刷する。
【0030】また、この印刷ヘッド12では、上記印刷
ヘッド12の温度分布を均一にしながら、該印刷ヘッド
12を予め設定された温度に保つように上記発熱抵抗体
に該第一、第二の予熱電力が供給される。
ヘッド12の温度分布を均一にしながら、該印刷ヘッド
12を予め設定された温度に保つように上記発熱抵抗体
に該第一、第二の予熱電力が供給される。
【0031】上記温度検出部3は、図4に示すように一
端に電圧VDDが印加される抵抗57と、この抵抗57
の他の一端に一端が接続され、他の一端が接地されるサ
ーミスタ58と、上記抵抗57とサーミスタ58との接
続点に入力端が接続され、出力端が電力設定部を構成す
るマイクロコンピュータ20に接続されるA/Dコンバ
ータ59とを有する。
端に電圧VDDが印加される抵抗57と、この抵抗57
の他の一端に一端が接続され、他の一端が接地されるサ
ーミスタ58と、上記抵抗57とサーミスタ58との接
続点に入力端が接続され、出力端が電力設定部を構成す
るマイクロコンピュータ20に接続されるA/Dコンバ
ータ59とを有する。
【0032】上記サーミスタ58は、図5に示すように
温度の上昇に伴い抵抗値Rthが減少するように変化す
る。
温度の上昇に伴い抵抗値Rthが減少するように変化す
る。
【0033】この温度検出部3で検出するA/Dコンバ
ータ59の入力端の電圧Ekは、(1)式で示すよう
に、抵抗57の抵抗値R1と上記サーミスタ58の抵抗
値Rthとによる電圧VDDの分圧による電圧値Ekで
あり、印刷ヘッド12の印刷しているドットの発熱抵抗
体の発熱温度が検出される。
ータ59の入力端の電圧Ekは、(1)式で示すよう
に、抵抗57の抵抗値R1と上記サーミスタ58の抵抗
値Rthとによる電圧VDDの分圧による電圧値Ekで
あり、印刷ヘッド12の印刷しているドットの発熱抵抗
体の発熱温度が検出される。
【0034】 Ek=Rth/(R1+Rth)・VDD (1)式 この温度検出部3では、予め設定された上記印刷ヘッド
12の所定のドットの発熱抵抗体の温度を検出すること
で、該印刷ヘッド12の温度を検出する。
12の所定のドットの発熱抵抗体の温度を検出すること
で、該印刷ヘッド12の温度を検出する。
【0035】この検出結果に基づきドット印刷制御部で
カラー用インクリボン30による印刷を行う色を判定
し、この判定結果に基づきドット設定部1の画像メモリ
8から色変換・色補正回路9に対応する色の印刷信号を
供給させて、印刷部2の印刷ヘッド12により対応する
色を印刷させる。
カラー用インクリボン30による印刷を行う色を判定
し、この判定結果に基づきドット設定部1の画像メモリ
8から色変換・色補正回路9に対応する色の印刷信号を
供給させて、印刷部2の印刷ヘッド12により対応する
色を印刷させる。
【0036】上記ドット印刷制御部は、上記スイッチ2
1、22で作動の開始が設定された際に、上記ドット設
定部1及び上記印刷部2の作動を制御し、かつYMC検
出部32の検出結果に基づきカラー用インクリボン30
による印刷を行う色を判定し、該色に対応する印刷信号
をドット設定部1の画像メモリ8から色変換・色補正回
路9に供給させて、印刷部2の印刷ヘッド12により色
毎の印刷を行う作動を制御するように上記マイクロコン
ピュータ20により構成されている。
1、22で作動の開始が設定された際に、上記ドット設
定部1及び上記印刷部2の作動を制御し、かつYMC検
出部32の検出結果に基づきカラー用インクリボン30
による印刷を行う色を判定し、該色に対応する印刷信号
をドット設定部1の画像メモリ8から色変換・色補正回
路9に供給させて、印刷部2の印刷ヘッド12により色
毎の印刷を行う作動を制御するように上記マイクロコン
ピュータ20により構成されている。
【0037】このドット印刷制御部では、上記スイッチ
21で作動の開始が設定された際に、『格納信号』を上
記ドット設定部1に送出し、上記スイッチ22で作動の
開始が設定された際に、『転送信号』を上記ドット設定
部1及び印刷部2に送出する。
21で作動の開始が設定された際に、『格納信号』を上
記ドット設定部1に送出し、上記スイッチ22で作動の
開始が設定された際に、『転送信号』を上記ドット設定
部1及び印刷部2に送出する。
【0038】上記スイッチ21、22は、各自に設けら
れた釦が押されたか否かがドット印刷制御部で検出され
るように各々別個に設けられている。
れた釦が押されたか否かがドット印刷制御部で検出され
るように各々別個に設けられている。
【0039】このスイッチ21は、印刷装置10の使用
者がモニタ41に出画された画像を見ながら、印刷した
い画像が出画された際に該使用者が上記釦を押すことに
より、上記ドット印刷制御部から上記ドット設定部1に
『格納信号』を送出させる。
者がモニタ41に出画された画像を見ながら、印刷した
い画像が出画された際に該使用者が上記釦を押すことに
より、上記ドット印刷制御部から上記ドット設定部1に
『格納信号』を送出させる。
【0040】このスイッチ22は、上記使用者がモニタ
28に出画された画像を見ながら、上記ドット設定部1
の画像メモリ8に印刷したい印刷信号が格納されたか否
かを判定し、該印刷信号が該画像メモリ8に格納された
と判定された場合に、該使用者が上記釦を押すことによ
り、ドット印刷制御部から上記ドット設定部1及び印刷
部2に『転送信号』を送出させる。
28に出画された画像を見ながら、上記ドット設定部1
の画像メモリ8に印刷したい印刷信号が格納されたか否
かを判定し、該印刷信号が該画像メモリ8に格納された
と判定された場合に、該使用者が上記釦を押すことによ
り、ドット印刷制御部から上記ドット設定部1及び印刷
部2に『転送信号』を送出させる。
【0041】上記電力設定部は、上記温度検出部3で検
出された電圧Ekの電圧値に応じて、発熱抵抗体に供給
する電力値を可変設定するように上記マイクロコンピュ
ータ20により構成されている。
出された電圧Ekの電圧値に応じて、発熱抵抗体に供給
する電力値を可変設定するように上記マイクロコンピュ
ータ20により構成されている。
【0042】次に、この電力設定部の動作の説明を行
う。
う。
【0043】初めに、図6に示すように印刷装置10の
電源が立ち上がった際にステップS1に進む。
電源が立ち上がった際にステップS1に進む。
【0044】ステップS1では、印刷装置10に電源が
投入されたか否かの判定を、電源が投入されるまで繰り
返し、電源が投入された場合にステップS2に進む。
投入されたか否かの判定を、電源が投入されるまで繰り
返し、電源が投入された場合にステップS2に進む。
【0045】ステップS2では、第一の予熱工程を実行
し、印刷ヘッド12に第一の予熱電力を供給してステッ
プS3に進む。
し、印刷ヘッド12に第一の予熱電力を供給してステッ
プS3に進む。
【0046】ステップS3では、上記ドット印刷制御部
から『格納信号』が送出されたか否かを判定して、送出
されていない場合にステップS2に戻り、送出されてい
る場合にステップS4に進む。
から『格納信号』が送出されたか否かを判定して、送出
されていない場合にステップS2に戻り、送出されてい
る場合にステップS4に進む。
【0047】ステップS4では、上記第一の予熱電力の
供給を停止して、ステップS5に進む。
供給を停止して、ステップS5に進む。
【0048】ステップS5では、印刷信号を画像メモリ
8に書き込む格納工程を実行し、ステップS6に進む。
8に書き込む格納工程を実行し、ステップS6に進む。
【0049】ステップS6では、第二の予熱工程を実行
し、印刷ヘッド12に第二の予熱電力を供給してステッ
プS7に進む。
し、印刷ヘッド12に第二の予熱電力を供給してステッ
プS7に進む。
【0050】ステップS7では、上記ドット印刷制御部
から『転送信号』が送出された際に、印刷準備が完了し
たか否かを判定して印刷準備が完了していない場合にス
テップS6に戻り、印刷準備が完了した場合にステップ
S8に進む。
から『転送信号』が送出された際に、印刷準備が完了し
たか否かを判定して印刷準備が完了していない場合にス
テップS6に戻り、印刷準備が完了した場合にステップ
S8に進む。
【0051】ステップS8では、上記第二の予熱電力の
供給を停止して、ステップS9に進む。
供給を停止して、ステップS9に進む。
【0052】ステップS9では、上記ドット印刷制御部
の制御により上記画像メモリ8から印刷信号を読出し
て、上記ドット設定部1及び印刷部2に印刷処理を開始
させる印刷工程を実行する。
の制御により上記画像メモリ8から印刷信号を読出し
て、上記ドット設定部1及び印刷部2に印刷処理を開始
させる印刷工程を実行する。
【0053】上記ステップS2は、第一の予熱工程であ
り、図7に示すように以下のステップS11乃至ステッ
プS16が実行される。
り、図7に示すように以下のステップS11乃至ステッ
プS16が実行される。
【0054】ステップS11では、温度検出部3で検出
された印刷ヘッド12の温度が10゜C以下か否かが判
定されて、10゜C以下ならステップS12に進み、1
0゜C以下でない場合はステップS13に進む。
された印刷ヘッド12の温度が10゜C以下か否かが判
定されて、10゜C以下ならステップS12に進み、1
0゜C以下でない場合はステップS13に進む。
【0055】ステップS12では、上記ストローブ信号
SRのパルス幅Th及び電圧VHの電圧値を所定値に設
定し、周期Tiを10msで設定して、第一の予備電力
の供給時間を0.5msとして、印刷ヘッド12の発熱
抵抗体に電力を供給して、ステップS13に進む。
SRのパルス幅Th及び電圧VHの電圧値を所定値に設
定し、周期Tiを10msで設定して、第一の予備電力
の供給時間を0.5msとして、印刷ヘッド12の発熱
抵抗体に電力を供給して、ステップS13に進む。
【0056】ステップS13では、温度検出部3で検出
された印刷ヘッド12の温度が25゜C以下か否かが判
定されて、25゜C以下ならステップS14に進み、2
5゜C以下でない場合はステップS15に進む。
された印刷ヘッド12の温度が25゜C以下か否かが判
定されて、25゜C以下ならステップS14に進み、2
5゜C以下でない場合はステップS15に進む。
【0057】ステップS14では、上記ストローブ信号
SRのパルス幅Th及び電圧VHの電圧値を所定値に設
定し、周期Tiを10msで設定して、第一の予備電力
の供給時間を0.3msとして、印刷ヘッド12の発熱
抵抗体に電力を供給して、ステップS15に進む。
SRのパルス幅Th及び電圧VHの電圧値を所定値に設
定し、周期Tiを10msで設定して、第一の予備電力
の供給時間を0.3msとして、印刷ヘッド12の発熱
抵抗体に電力を供給して、ステップS15に進む。
【0058】ステップS15では、温度検出部3で検出
された印刷ヘッド12の温度が35゜C以下か否かが判
定されて、35゜C以下ならステップS16に進み、3
5゜C以下でない場合はステップS3に進む。
された印刷ヘッド12の温度が35゜C以下か否かが判
定されて、35゜C以下ならステップS16に進み、3
5゜C以下でない場合はステップS3に進む。
【0059】ステップS16では、上記ストローブ信号
SRのパルス幅Th及び電圧VHの電圧値を所定値に設
定し、周期Tiを10msで設定して、第一の予備電力
の供給時間を0.1msとして、印刷ヘッド12の発熱
抵抗体に電力を供給して、ステップS3に進む。
SRのパルス幅Th及び電圧VHの電圧値を所定値に設
定し、周期Tiを10msで設定して、第一の予備電力
の供給時間を0.1msとして、印刷ヘッド12の発熱
抵抗体に電力を供給して、ステップS3に進む。
【0060】上記ステップS6は、第二の予熱工程であ
り、図8に示すように以下のステップS21乃至ステッ
プS26が実行される。
り、図8に示すように以下のステップS21乃至ステッ
プS26が実行される。
【0061】ステップS21では、温度検出部3で検出
された印刷ヘッド12の温度が10゜C以下か否かが判
定されて、10゜C以下ならステップS22に進み、1
0゜C以下でない場合はステップS23に進む。
された印刷ヘッド12の温度が10゜C以下か否かが判
定されて、10゜C以下ならステップS22に進み、1
0゜C以下でない場合はステップS23に進む。
【0062】ステップS22では、上記ストローブ信号
SRのパルス幅Th及び電圧VHの電圧値を所定値に設
定し、周期Tiを4msで設定して、第二の予備電力の
供給時間を0.5msとして、印刷ヘッド12の発熱抵
抗体に電力を供給して、ステップS23に進む。
SRのパルス幅Th及び電圧VHの電圧値を所定値に設
定し、周期Tiを4msで設定して、第二の予備電力の
供給時間を0.5msとして、印刷ヘッド12の発熱抵
抗体に電力を供給して、ステップS23に進む。
【0063】ステップS23では、温度検出部3で検出
された印刷ヘッド12の温度が25゜C以下か否かが判
定されて、25゜C以下ならステップS24に進み、2
5゜C以下でない場合はステップS25に進む。
された印刷ヘッド12の温度が25゜C以下か否かが判
定されて、25゜C以下ならステップS24に進み、2
5゜C以下でない場合はステップS25に進む。
【0064】ステップS24では、上記ストローブ信号
SRのパルス幅Th及び電圧VHの電圧値を所定値に設
定し、周期Tiを4msで設定して、第二の予備電力の
供給時間を0.3msとして、印刷ヘッド12の発熱抵
抗体に電力を供給して、ステップS25に進む。
SRのパルス幅Th及び電圧VHの電圧値を所定値に設
定し、周期Tiを4msで設定して、第二の予備電力の
供給時間を0.3msとして、印刷ヘッド12の発熱抵
抗体に電力を供給して、ステップS25に進む。
【0065】ステップS25では、温度検出部3で検出
された印刷ヘッド12の温度が35゜C以下か否かが判
定されて、35゜C以下ならステップS26に進み、3
5゜C以下でない場合はステップS7に進む。
された印刷ヘッド12の温度が35゜C以下か否かが判
定されて、35゜C以下ならステップS26に進み、3
5゜C以下でない場合はステップS7に進む。
【0066】ステップS26では、上記ストローブ信号
SRのパルス幅Th及び電圧VHの電圧値を所定値に設
定し、周期Tiを4msで設定して、第二の予備電力の
供給時間を0.1msとして、印刷ヘッド12の発熱抵
抗体に電力を供給して、ステップS7に進む。
SRのパルス幅Th及び電圧VHの電圧値を所定値に設
定し、周期Tiを4msで設定して、第二の予備電力の
供給時間を0.1msとして、印刷ヘッド12の発熱抵
抗体に電力を供給して、ステップS7に進む。
【0067】以上の電力設定部では、印刷装置10に電
源が投入された際に、第一の予熱工程が開始されて、上
記ストローブ信号SRのパルス幅Th及び電圧VHの電
圧値を所定値で設定され、周期Ti=10msで設定さ
れて、印刷ヘッド12の温度が35゜C以下において、
該印刷ヘッド12の温度が低いほど該印刷ヘッド12の
発熱抵抗体に供給される電力の供給時間が長くなるよう
に設定されて該発熱抵抗体が加熱される。
源が投入された際に、第一の予熱工程が開始されて、上
記ストローブ信号SRのパルス幅Th及び電圧VHの電
圧値を所定値で設定され、周期Ti=10msで設定さ
れて、印刷ヘッド12の温度が35゜C以下において、
該印刷ヘッド12の温度が低いほど該印刷ヘッド12の
発熱抵抗体に供給される電力の供給時間が長くなるよう
に設定されて該発熱抵抗体が加熱される。
【0068】また、ステップS3で『格納信号』が検出
された際には、ステップS4で第一の予熱工程の処理を
停止し、ステップS5で画像メモリ8に印刷信号が書き
込まれて、ステップS6で第二の予熱工程が開始され
る。この第二の予熱工程では、上記第一の予熱工程の周
期Ti=10msを周期Ti=4msに変更して、上記
発熱抵抗体に供給する単位時間当たりの電力値を10/
4倍とする。
された際には、ステップS4で第一の予熱工程の処理を
停止し、ステップS5で画像メモリ8に印刷信号が書き
込まれて、ステップS6で第二の予熱工程が開始され
る。この第二の予熱工程では、上記第一の予熱工程の周
期Ti=10msを周期Ti=4msに変更して、上記
発熱抵抗体に供給する単位時間当たりの電力値を10/
4倍とする。
【0069】従って、電源の投入と同時に発熱抵抗体を
低消費電力で加熱する第一の予熱工程が開始され、『格
納信号』に同期して印刷信号が画像メモリ8に書き込ま
れて、該第一の予熱工程より大きな電力値で発熱抵抗体
の温度が35゜Cとなるように該発熱抵抗体が加熱され
る第二の予熱工程が開始される。
低消費電力で加熱する第一の予熱工程が開始され、『格
納信号』に同期して印刷信号が画像メモリ8に書き込ま
れて、該第一の予熱工程より大きな電力値で発熱抵抗体
の温度が35゜Cとなるように該発熱抵抗体が加熱され
る第二の予熱工程が開始される。
【0070】このため、印刷が開始されるまでは、消費
電力を低く抑えられる第一の予熱工程で予熱され、印刷
が開始される際には、予め第一の予熱工程で予熱された
印刷ヘッドを第二の予熱工程で電力を増加させて段階的
に加熱するため、低消費電力で、かつ『転送信号』から
印刷開始までの時間を短時間とする。
電力を低く抑えられる第一の予熱工程で予熱され、印刷
が開始される際には、予め第一の予熱工程で予熱された
印刷ヘッドを第二の予熱工程で電力を増加させて段階的
に加熱するため、低消費電力で、かつ『転送信号』から
印刷開始までの時間を短時間とする。
【0071】また、急激な温度変化によりノイズを生じ
させる可能性の有る第二の予熱工程前に印刷信号を画像
メモリ8に書込み、印刷ヘッド12の温度が上昇した後
に該画像メモリ8から読み出された印刷信号に基づいて
印刷を行うことにより、印刷ヘッドの温度が安定した後
に印刷されて画質が高品質になる。
させる可能性の有る第二の予熱工程前に印刷信号を画像
メモリ8に書込み、印刷ヘッド12の温度が上昇した後
に該画像メモリ8から読み出された印刷信号に基づいて
印刷を行うことにより、印刷ヘッドの温度が安定した後
に印刷されて画質が高品質になる。
【0072】また、常時印刷ヘッド12を暖めているた
め該印刷ヘッド12から湿気を除去し、該印刷ヘッド1
2の発熱抵抗体やサーミスタや電極等の結露によるマイ
グレーションが予防されて断線や短絡等の故障を防止す
る。
め該印刷ヘッド12から湿気を除去し、該印刷ヘッド1
2の発熱抵抗体やサーミスタや電極等の結露によるマイ
グレーションが予防されて断線や短絡等の故障を防止す
る。
【0073】上記印刷装置10の実際の使用上では、例
えば図9に示すように該印刷装置10の電源が投入され
た際に、印刷ヘッドの温度が10゜C以下である場合、
第一の予熱工程のステップS12、S14、S16が順
次実行されて、該印刷ヘッドの温度が徐々に増加して、
該印刷ヘッドの温度が30゜Cに保持される。
えば図9に示すように該印刷装置10の電源が投入され
た際に、印刷ヘッドの温度が10゜C以下である場合、
第一の予熱工程のステップS12、S14、S16が順
次実行されて、該印刷ヘッドの温度が徐々に増加して、
該印刷ヘッドの温度が30゜Cに保持される。
【0074】この印刷ヘッドの温度を30゜Cにしてい
る際に、ステップS3で『格納信号』が検出された場
合、ステップS4で第一の予熱工程が終了され、ステッ
プS5で印刷信号が画像メモリ8に書き込まれて、第二
の予熱工程が開始された際に、印刷ヘッド12の温度が
検出されて、検出温度が25゜C以上であるためステッ
プS26が実行される。
る際に、ステップS3で『格納信号』が検出された場
合、ステップS4で第一の予熱工程が終了され、ステッ
プS5で印刷信号が画像メモリ8に書き込まれて、第二
の予熱工程が開始された際に、印刷ヘッド12の温度が
検出されて、検出温度が25゜C以上であるためステッ
プS26が実行される。
【0075】上記第二の予熱工程は印刷準備が終了する
まで繰り返し実行され、印刷準備が終了後にステップS
8乃至ステップS9が実行されて印刷が行われる。
まで繰り返し実行され、印刷準備が終了後にステップS
8乃至ステップS9が実行されて印刷が行われる。
【0076】次に、上記印刷装置10への電源投入直後
に印刷が行われる場合の動作の説明を行う。
に印刷が行われる場合の動作の説明を行う。
【0077】例えば、図10に示すように該印刷装置1
0の電源が投入された際に、印刷ヘッドの温度が10゜
C以下である場合、第一の予熱工程のステップS12、
S14が順次実行されて、該印刷ヘッドの温度が徐々に
増加して、該印刷ヘッドの温度が10゜C以上で25゜
C以下まで増加する。
0の電源が投入された際に、印刷ヘッドの温度が10゜
C以下である場合、第一の予熱工程のステップS12、
S14が順次実行されて、該印刷ヘッドの温度が徐々に
増加して、該印刷ヘッドの温度が10゜C以上で25゜
C以下まで増加する。
【0078】この時に、ステップS3で『格納信号』が
検出された場合、ステップS4で第一の予熱工程が終了
され、ステップS5で印刷信号が画像メモリ8に書き込
まれて第二の予熱工程が開始される。
検出された場合、ステップS4で第一の予熱工程が終了
され、ステップS5で印刷信号が画像メモリ8に書き込
まれて第二の予熱工程が開始される。
【0079】この第二の予熱工程の実行の際に、印刷ヘ
ッド12の温度が10゜Cから25゜Cであるため該印
刷ヘッド12の温度が25゜CになるまでステップS2
4が実行され、該印刷ヘッド12の温度が25゜C以上
となってから印刷動作の準備が終了するまで該第二の予
熱工程が繰り返し実行される。
ッド12の温度が10゜Cから25゜Cであるため該印
刷ヘッド12の温度が25゜CになるまでステップS2
4が実行され、該印刷ヘッド12の温度が25゜C以上
となってから印刷動作の準備が終了するまで該第二の予
熱工程が繰り返し実行される。
【0080】印刷の準備が終了した際に、上記第二の予
熱工程が終了されて、ステップS8乃至ステップS9が
実行されて印刷が行われる。
熱工程が終了されて、ステップS8乃至ステップS9が
実行されて印刷が行われる。
【0081】出画信号生成部25は、ドット設定部1の
画像メモリ8に格納されたデジタルRGB信号に変換さ
れた印刷信号が供給されて、このデジタルRBG信号を
アナログRGB信号に変換するD/Aコンバータ26
と、このD/Aコンバータ26から供給されたアナログ
RGB信号に変換された印刷信号を出画可能な出画信号
に変換するエンコーダ27とを有する。
画像メモリ8に格納されたデジタルRGB信号に変換さ
れた印刷信号が供給されて、このデジタルRBG信号を
アナログRGB信号に変換するD/Aコンバータ26
と、このD/Aコンバータ26から供給されたアナログ
RGB信号に変換された印刷信号を出画可能な出画信号
に変換するエンコーダ27とを有する。
【0082】上記モニタ41及びモニタ28は、上記画
像再生装置及び印刷装置10の仕様により、例えば2個
の独立したCRTで構成されたり、1個のCRTで2個
の画面が出画されるように構成されたり、或いは1個の
CRTを用いて印刷前の確認の際に、情報信号入力端子
40から供給される印刷信号に基づく画面からドット設
定部1の画像メモリ8に格納された印刷信号に基づく画
面に切り換えられるように構成される。
像再生装置及び印刷装置10の仕様により、例えば2個
の独立したCRTで構成されたり、1個のCRTで2個
の画面が出画されるように構成されたり、或いは1個の
CRTを用いて印刷前の確認の際に、情報信号入力端子
40から供給される印刷信号に基づく画面からドット設
定部1の画像メモリ8に格納された印刷信号に基づく画
面に切り換えられるように構成される。
【0083】上記リボン巻取部31は、ロール状に巻回
されたカラー用インクリボン30を一定速度で主走査方
向Xに巻き取る巻取駆動部31aと、巻取駆動部31a
に該カラー用インクリボン30を送り出すリボン送出部
31bとを有する。
されたカラー用インクリボン30を一定速度で主走査方
向Xに巻き取る巻取駆動部31aと、巻取駆動部31a
に該カラー用インクリボン30を送り出すリボン送出部
31bとを有する。
【0084】このリボン巻取部31に巻き取られるカラ
ー用インクリボン30は、印刷部2の印刷ヘッド12の
発熱部45、46、46、48の発熱により印刷用紙6
0に各色毎に熱転写が行われるように、”Y”、”
M”、及び”C”、或いは”Y”、”M”、”C”、及
び”黒色”の各色毎の領域に分割され、各色毎の領域の
近傍にはYMC検出部32により各色が識別可能に形成
される色判別マーク30y、30m、30cが設けられ
ている。
ー用インクリボン30は、印刷部2の印刷ヘッド12の
発熱部45、46、46、48の発熱により印刷用紙6
0に各色毎に熱転写が行われるように、”Y”、”
M”、及び”C”、或いは”Y”、”M”、”C”、及
び”黒色”の各色毎の領域に分割され、各色毎の領域の
近傍にはYMC検出部32により各色が識別可能に形成
される色判別マーク30y、30m、30cが設けられ
ている。
【0085】例えば、上記色判別マーク30yには、上
記YMC検出部32で読出し可能に(1、1)の2ビッ
トの判別信号が形成され、同様にして色判別マーク30
mには(1、0)の2ビットの判別信号が形成され、色
判別マーク30cには(0、1)の2ビットの判が形成
されるとする。
記YMC検出部32で読出し可能に(1、1)の2ビッ
トの判別信号が形成され、同様にして色判別マーク30
mには(1、0)の2ビットの判別信号が形成され、色
判別マーク30cには(0、1)の2ビットの判が形成
されるとする。
【0086】上記YMC検出部32は、カラー用インク
リボン30の色判別マーク30y、30m、30cの検
出結果をドット印刷制御部に供給する第一、第二のYM
Cセンサ32a、32bを有している。
リボン30の色判別マーク30y、30m、30cの検
出結果をドット印刷制御部に供給する第一、第二のYM
Cセンサ32a、32bを有している。
【0087】例えば、上記2個の第一、第二のYMCセ
ンサ32a、32bは、上記色判別マーク30y、30
m、30cに形成された2ビットの判別信号のうち互い
に異なる側の1ビットを読出し可能に構成される。
ンサ32a、32bは、上記色判別マーク30y、30
m、30cに形成された2ビットの判別信号のうち互い
に異なる側の1ビットを読出し可能に構成される。
【0088】上記紙送り部33は、回転駆動により印刷
用紙60を副走査方向Yに移動させるプラテン34と、
このプラテンを回転駆動させるモータ35とを有する。
用紙60を副走査方向Yに移動させるプラテン34と、
このプラテンを回転駆動させるモータ35とを有する。
【0089】以上の構成による印刷装置10では、印刷
装置10の使用者がモニタ41により出画される画像を
見ながら印刷したい画像が出画された場合に、該使用者
がスイッチ21の釦を押した際に、ドット印刷制御部か
らドット設定部1に『格納信号』を供給し、電力設定部
で該『格納信号』に同期して第一の予熱工程を実行し
て、該ドット設定部1でデジタルRGB信号に変換され
た印刷信号を画像メモリ8に格納して、この格納された
印刷信号に基づいて出画信号生成部25によりモニタ2
8に出画する。
装置10の使用者がモニタ41により出画される画像を
見ながら印刷したい画像が出画された場合に、該使用者
がスイッチ21の釦を押した際に、ドット印刷制御部か
らドット設定部1に『格納信号』を供給し、電力設定部
で該『格納信号』に同期して第一の予熱工程を実行し
て、該ドット設定部1でデジタルRGB信号に変換され
た印刷信号を画像メモリ8に格納して、この格納された
印刷信号に基づいて出画信号生成部25によりモニタ2
8に出画する。
【0090】次に、上記印刷装置10では、上記使用者
が上記モニタ28に出画された画面を見ながら印刷させ
たい画面であるか否かを判定し、印刷させたい画面であ
ると判定した場合に、該使用者がスイッチ22の釦を押
した際に、ドット印刷制御部からドット設定部1及び印
刷部2に『転送信号』を供給し、電力設定部で該『転送
信号』に同期して第二の予熱工程を実行して、ドット印
刷設定部1の画像メモリ8に格納されたデジタルRGB
信号を、色変換・色補正回路9でYMC信号に変換し
て、色補正を行った後、印刷信号を印刷部2に転送し
て、該印刷部2で上記転送された印刷信号を変換した印
刷信号に基づいて、カラー用インクリボン30の各色に
対応させて印刷を行なう。
が上記モニタ28に出画された画面を見ながら印刷させ
たい画面であるか否かを判定し、印刷させたい画面であ
ると判定した場合に、該使用者がスイッチ22の釦を押
した際に、ドット印刷制御部からドット設定部1及び印
刷部2に『転送信号』を供給し、電力設定部で該『転送
信号』に同期して第二の予熱工程を実行して、ドット印
刷設定部1の画像メモリ8に格納されたデジタルRGB
信号を、色変換・色補正回路9でYMC信号に変換し
て、色補正を行った後、印刷信号を印刷部2に転送し
て、該印刷部2で上記転送された印刷信号を変換した印
刷信号に基づいて、カラー用インクリボン30の各色に
対応させて印刷を行なう。
【0091】従って、上記印刷装置10では、印刷が開
始されるまでは、消費電力を低く抑えられる第一の予熱
工程で予熱され、印刷が開始される際には、予め第一の
予熱工程で予熱された印刷ヘッドを第二の予熱工程で電
力を増加させて、段階的に加熱するために、低消費電力
で、かつ『転送信号』から印刷開始までの時間を短時間
とする。
始されるまでは、消費電力を低く抑えられる第一の予熱
工程で予熱され、印刷が開始される際には、予め第一の
予熱工程で予熱された印刷ヘッドを第二の予熱工程で電
力を増加させて、段階的に加熱するために、低消費電力
で、かつ『転送信号』から印刷開始までの時間を短時間
とする。
【0092】このため、上記印刷装置10では、簡易な
構成で、かつ低消費電力で印刷濃度を一定に保つことが
可能である。
構成で、かつ低消費電力で印刷濃度を一定に保つことが
可能である。
【0093】また、急激な温度変化によりノイズを生じ
させる可能性の有る第二の予熱工程前に印刷信号を画像
メモリに格納することにより、印刷信号にノイズを生じ
させること無く印刷が行われる。
させる可能性の有る第二の予熱工程前に印刷信号を画像
メモリに格納することにより、印刷信号にノイズを生じ
させること無く印刷が行われる。
【0094】また、常時、印刷ヘッド12を暖めている
ため該印刷ヘッド12から湿気を除去し、該印刷ヘッド
12の発熱抵抗体やサーミスタや電極等の結露によるマ
イグレーションが予防されて断線や短絡等の故障を防止
する。
ため該印刷ヘッド12から湿気を除去し、該印刷ヘッド
12の発熱抵抗体やサーミスタや電極等の結露によるマ
イグレーションが予防されて断線や短絡等の故障を防止
する。
【0095】なお、本実施例においては、温度検出部で
温度の上昇に応じて抵抗値が減少するサーミスタを用い
て印刷ヘッドの温度を検出した場合について説明した
が、本発明に係る印刷装置は、このような温度検出部に
限定されるものでは無く、例えば温度の上昇に応じて抵
抗値が増加するポジスタを用いた場合においても適用可
能である。
温度の上昇に応じて抵抗値が減少するサーミスタを用い
て印刷ヘッドの温度を検出した場合について説明した
が、本発明に係る印刷装置は、このような温度検出部に
限定されるものでは無く、例えば温度の上昇に応じて抵
抗値が増加するポジスタを用いた場合においても適用可
能である。
【0096】また、本実施例においては、印刷装置の印
刷部を熱転写方式とする場合について説明したが、本発
明に係る印刷装置はこのような印刷方式に限定されるも
のでは無く、例えば感熱方式においても適用可能であ
る。
刷部を熱転写方式とする場合について説明したが、本発
明に係る印刷装置はこのような印刷方式に限定されるも
のでは無く、例えば感熱方式においても適用可能であ
る。
【0097】また、本実施例においては、印刷装置の電
力設定部でパルス幅Th及びパルスの電圧値VHを一定
として周期Tiを可変設定する場合について説明した
が、本発明に係る印刷装置はこのような電力設定部の制
御に限定されるものでは無く、例えば周期Ti及び電圧
値VHを一定としてパルス幅Thを可変設定したり、周
期Ti及びパルス幅Thを一定として電圧値VHを可変
設定する場合も適用可能である。
力設定部でパルス幅Th及びパルスの電圧値VHを一定
として周期Tiを可変設定する場合について説明した
が、本発明に係る印刷装置はこのような電力設定部の制
御に限定されるものでは無く、例えば周期Ti及び電圧
値VHを一定としてパルス幅Thを可変設定したり、周
期Ti及びパルス幅Thを一定として電圧値VHを可変
設定する場合も適用可能である。
【0098】また、上記本発明に係る印刷装置10によ
り、本発明に係る印刷方法が実される。
り、本発明に係る印刷方法が実される。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における印
刷方法によれば、印刷ヘッドが該印刷ヘッドの温度に応
じて、電源投入時に低電力値である第一の予熱電力で加
熱され、印刷が開始される際に該第一の予熱電力より大
きな電力値である第二の予熱電力で加熱される。
刷方法によれば、印刷ヘッドが該印刷ヘッドの温度に応
じて、電源投入時に低電力値である第一の予熱電力で加
熱され、印刷が開始される際に該第一の予熱電力より大
きな電力値である第二の予熱電力で加熱される。
【0100】このため、印刷が開始されるまでは、消費
電力を低く抑えられる第一の予熱工程で予熱され、印刷
が開始される際には、予め第一の予熱工程で予熱された
印刷ヘッドを第二の予熱工程で電力を増加させて段階的
に加熱するため、印刷の準備時間を短時間とし、かつ低
消費電力で印刷濃度を一定に保つ印刷方法を提供するこ
とが可能となる。また、常時印刷ヘッドを予熱している
ため該印刷ヘッドから湿気を除去し、該印刷ヘッドの発
熱抵抗体やサーミスタや電極等の結露によるマイグレー
ションによる断線や短絡等の故障を防止する。
電力を低く抑えられる第一の予熱工程で予熱され、印刷
が開始される際には、予め第一の予熱工程で予熱された
印刷ヘッドを第二の予熱工程で電力を増加させて段階的
に加熱するため、印刷の準備時間を短時間とし、かつ低
消費電力で印刷濃度を一定に保つ印刷方法を提供するこ
とが可能となる。また、常時印刷ヘッドを予熱している
ため該印刷ヘッドから湿気を除去し、該印刷ヘッドの発
熱抵抗体やサーミスタや電極等の結露によるマイグレー
ションによる断線や短絡等の故障を防止する。
【0101】また、印刷が開始される際に印刷ヘッドへ
の第一の電力の供給が停止され、画像メモリに印刷信号
が書き込まれて、該印刷ヘッドに第二の予熱電力が供給
された後に該画像メモリから該印刷信号が読み出され
て、該印刷信号に基づく印刷が行われる。
の第一の電力の供給が停止され、画像メモリに印刷信号
が書き込まれて、該印刷ヘッドに第二の予熱電力が供給
された後に該画像メモリから該印刷信号が読み出され
て、該印刷信号に基づく印刷が行われる。
【0102】このように、急激な温度変化によりノイズ
を生じさせる可能性の有る第二の予熱工程前に印刷信号
を画像メモリに書込み、印刷ヘッドの温度が上昇した後
に該画像メモリから読み出された印刷信号に基づいて印
刷を行うことにより、印刷ヘッドの温度が安定した後に
印刷されて画質が高品質になる印刷方法を提供すること
が可能となる。
を生じさせる可能性の有る第二の予熱工程前に印刷信号
を画像メモリに書込み、印刷ヘッドの温度が上昇した後
に該画像メモリから読み出された印刷信号に基づいて印
刷を行うことにより、印刷ヘッドの温度が安定した後に
印刷されて画質が高品質になる印刷方法を提供すること
が可能となる。
【0103】また、本発明における印刷装置によれば、
温度検出部で検出された印刷ヘッドの温度に基づく電力
設定部の設定により、電源投入時に第一の予熱電力が設
定され、印刷が開始される際に該第一の予熱電力より大
きな電力値である第二の予熱電力が設定される。
温度検出部で検出された印刷ヘッドの温度に基づく電力
設定部の設定により、電源投入時に第一の予熱電力が設
定され、印刷が開始される際に該第一の予熱電力より大
きな電力値である第二の予熱電力が設定される。
【0104】このため、印刷が開始されるまでは、消費
電力を低く抑えられる第一の予熱工程で予熱され、印刷
が開始される際には、予め第一の予熱工程で予熱された
印刷ヘッドを第二の予熱工程で電力を増加させて段階的
に加熱するため、簡易な構成で、かつ低消費電力で印刷
濃度を一定に保つ印刷装置を提供することが可能とな
る。また、常時印刷ヘッドを予熱しているため該印刷ヘ
ッドから湿気を除去し、該印刷ヘッドの発熱抵抗体やサ
ーミスタや電極等の結露によるマイグレーションによる
断線や短絡等の故障を防止する。
電力を低く抑えられる第一の予熱工程で予熱され、印刷
が開始される際には、予め第一の予熱工程で予熱された
印刷ヘッドを第二の予熱工程で電力を増加させて段階的
に加熱するため、簡易な構成で、かつ低消費電力で印刷
濃度を一定に保つ印刷装置を提供することが可能とな
る。また、常時印刷ヘッドを予熱しているため該印刷ヘ
ッドから湿気を除去し、該印刷ヘッドの発熱抵抗体やサ
ーミスタや電極等の結露によるマイグレーションによる
断線や短絡等の故障を防止する。
【0105】また、印刷が開始される際に印刷ヘッドへ
の第一の電力の供給が停止され、画像メモリに印刷信号
が書き込まれて、該印刷ヘッドに第二の予熱電力が供給
された後に該画像メモリから該印刷信号が再生されて、
該印刷信号に基づく印刷が行われる。
の第一の電力の供給が停止され、画像メモリに印刷信号
が書き込まれて、該印刷ヘッドに第二の予熱電力が供給
された後に該画像メモリから該印刷信号が再生されて、
該印刷信号に基づく印刷が行われる。
【0106】このように、急激な温度変化によりノイズ
を生じさせる可能性の有る第二の予熱工程前に印刷信号
を画像メモリに書込み、印刷ヘッドの温度が上昇した後
に該画像メモリから読み出された印刷信号に基づいて印
刷を行うことにより、印刷ヘッドの温度が安定した後に
印刷されて画質が高品質になる印刷装置を提供すること
が可能となる。
を生じさせる可能性の有る第二の予熱工程前に印刷信号
を画像メモリに書込み、印刷ヘッドの温度が上昇した後
に該画像メモリから読み出された印刷信号に基づいて印
刷を行うことにより、印刷ヘッドの温度が安定した後に
印刷されて画質が高品質になる印刷装置を提供すること
が可能となる。
【図1】本発明に係る印刷装置のブロック図である。
【図2】上記印刷装置の印刷部の要部のブロック図であ
る。
る。
【図3】上記印刷装置の印刷部の要部のタイミングチャ
ートである。
ートである。
【図4】上記印刷装置の温度検出部の要部の構成図であ
る。
る。
【図5】上記印刷装置の温度検出部のサーミスタの抵抗
値の温度特性図である。
値の温度特性図である。
【図6】上記印刷装置の電力設定部のフローチャートで
ある。
ある。
【図7】上記印刷装置の電力設定部の第一の予熱工程の
フローチャートである。
フローチャートである。
【図8】上記印刷装置の電力設定部の第二の予熱工程の
フローチャートである。
フローチャートである。
【図9】上記印刷装置の要部のタイミングチャート例で
ある。
ある。
【図10】上記印刷装置の要部の他のタイミングチャー
ト例である。
ト例である。
【図11】従来の印刷装置の温度検出部の要部の構成図
である。
である。
2 印刷部 3 温度検出部 8 画像メモリ 10 印刷装置 12 印刷ヘッド 20 マイクロコンピュータ 46a、46b、・・・、46n 発熱抵抗体 50 電源 SR ストローブ信号 Th パルス幅 Ti ストローブ信号SRの周期 VH ストローブ信号SRの電圧値 S2 第一の予熱工程 S5 格納工程 S6 第二の予熱工程 S9 印刷工程
Claims (4)
- 【請求項1】 電源が投入された際に、印刷ヘッドの温
度に応じて電力値が可変設定された第一の予熱電力で該
印刷ヘッドを加熱する第一の予熱工程と、 印刷が開始される際に、上記第一の予熱電力より大きな
電力値で上記印刷ヘッドの温度に応じて電力値が可変設
定された第二の予熱電力で該印刷ヘッドを加熱する第二
の予熱工程と、 上記印刷ヘッドの熱転写により印刷を行う印刷工程とを
備えた印刷方法。 - 【請求項2】 電源が投入された際に、印刷ヘッドの温
度に応じて電力値が可変設定された第一の予熱電力で該
印刷ヘッドを加熱する第一の予熱工程と、 印刷が開始される際に、上記第一の予熱工程の電力の供
給を停止させて印刷信号を画像メモリに書込んで格納さ
せる格納工程と、 上記画像メモリに印刷信号を書込み後に、上記第一の予
熱電力より大きな電力値で上記印刷ヘッドの温度に応じ
て電力値が可変設定された第二の予熱電力で該印刷ヘッ
ドを加熱する第二の予熱工程と、 上記画像メモリに格納された印刷信号に基づいて、上記
印刷ヘッドの熱転写により印刷を行う印刷工程とを備え
た印刷方法。 - 【請求項3】 印刷ヘッドの温度検出を行う温度検出部
と、 上記温度検出部の検出結果に応じて上記印刷ヘッドを加
熱する電力値を可変設定可能に設けられ、電源投入時に
第一の予熱電力に設定し、印刷の開始される際に該第一
の予熱電力より大きな電力値の第二の予熱電力に設定す
る電力設定部とを備えた印刷装置。 - 【請求項4】 第一の予熱電力の供給が停止された際に
印刷信号が書き込まれ、第二の予熱電力が供給された後
に該印刷信号が読み出される画像メモリが設けられた請
求項3記載の印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1320895A JPH08197772A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | 印刷方法及び印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1320895A JPH08197772A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | 印刷方法及び印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08197772A true JPH08197772A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11826741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1320895A Pending JPH08197772A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | 印刷方法及び印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08197772A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016215401A (ja) * | 2015-05-15 | 2016-12-22 | 三菱電機株式会社 | 印刷システム |
JP2019151010A (ja) * | 2018-03-02 | 2019-09-12 | 東芝テック株式会社 | サーマルプリンタ、サーマルプリンタの制御方法 |
-
1995
- 1995-01-30 JP JP1320895A patent/JPH08197772A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016215401A (ja) * | 2015-05-15 | 2016-12-22 | 三菱電機株式会社 | 印刷システム |
JP2019151010A (ja) * | 2018-03-02 | 2019-09-12 | 東芝テック株式会社 | サーマルプリンタ、サーマルプリンタの制御方法 |
US11376864B2 (en) | 2018-03-02 | 2022-07-05 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Thermal printer and method for controlling the same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040803 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |