JP2003276230A - プリントシステム - Google Patents

プリントシステム

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JP2003276230A
JP2003276230A JP2002084519A JP2002084519A JP2003276230A JP 2003276230 A JP2003276230 A JP 2003276230A JP 2002084519 A JP2002084519 A JP 2002084519A JP 2002084519 A JP2002084519 A JP 2002084519A JP 2003276230 A JP2003276230 A JP 2003276230A
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JP
Japan
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resistance value
thermal head
heating element
printer
thermal
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Pending
Application number
JP2002084519A
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English (en)
Inventor
Takeo Miki
武郎 三木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】連続記録時にも画像の高画質化が図れ、システ
ムの小型化、低価格化、記録速度の高速化が図れるばか
りでなく、オペレータの負担を軽減することができるプ
リントシステムを提供する。 【解決手段】コンピュータ1とプリンタ2とを双方向通
信手段3により接続し、コンピュータ1から送信される
画像データをプリンタ2で受信してプリントアウトする
プリントシステムにおいて、プリンタ2側にサーマルヘ
ッド13の各発熱体の抵抗値を測定する抵抗値測定部1
5、および、この抵抗値測定部15により測定された各
発熱体の抵抗値に応じてプリント動作を補正処理する抵
抗値補正処理手段16を設け、コンピュータ1側にサー
マルヘッド13の各発熱体による蓄熱を補正する蓄熱補
正処理部6を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、熱転写
記録方法を採用したプリンタシステムに係り、特に自動
車の運転免許証やパスポートなどの個人認証用の高画質
な顔画像、文字画像などの2値画像、偽造防止画像を被
記録媒体上に形成するプリントシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、熱転写記録方式のプリンタで
は、サーマルヘッドの発熱体の駆動の有無による蓄熱を
制御しないで記録を行なうと、良好な記録画像が得られ
なくなる。これは、特にドットの大きさを変えて階調記
録を行なう溶融型熱転写記録方式では顕著である。ま
た、ライン型のサーマルヘッドでは、各発熱体の抵抗値
ばらつきがあったり、駆動頻度により抵抗値ばらつきが
発生してしまい、そのために濃度むらが生じてしまうこ
とがある。
【0003】サーマルヘッドの発熱体への蓄熱を制御す
るべく、プリンタ上に様々な補正回路を用いて発熱体の
発熱量を補正する方法が提案されている。しかし、これ
らの回路による補正は、プリンタのメモリ上に格納され
た画像データに補正をかけるため、メモリのアクセスス
ピードとアクセス回数で決まる処理時間が必要であり、
そのためにプリンタの印字速度に制限がかかって、当該
プリント速度が低下するという不都合がある。
【0004】また、上述の抵抗値ばらつきを補正するの
にも、プリンタ上に補正回路を設けて、蓄熱補正同様
に、発熱体の発熱量を補正する方法が提案されている。
しかし、この抵抗値ばらつき補正も、プリンタのメモリ
上に格納された画像データに補正をかけるため、メモリ
のアクセス回数を増大させる。また、上記補正処理は演
算を必要とするため、演算時間もかかり、よりプリント
速度の低下を招いている。
【0005】これらを解決するために、たとえば、特開
平9−150541号公報に開示されている技術が提案
されている。これによれば、プリンタと双方向通信手段
で接続された上位装置であるコンピュータ上に、蓄熱補
正処理部と抵抗値ばらつき補正処理部を設け、コンピュ
ータ上で補正処理を行なっている。この方法によれば、
コンピュータ上で補正処理を行なうため、プリンタに搭
載されたCPUに余計な負担をかける必要がなくなり、
プリント速度の低下を減じることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−150541号公報の技術にも以下のような課題が
ある。すなわち、抵抗値測定はコンピュータとプリンタ
の電源を投入したときに1度だけ行なっており、連続記
録時などのように、プリントシステムが動作している間
は抵抗値測定を実施できない。このため、連続動作時の
生じた抵抗値ばらつきを補正することができず、画質劣
化を招く場合がある。また、サーマルヘッドが使用可能
か否かの判断処理を行なっておらず、そのため連続動作
時の画質劣化を招くばかりではなく、システムのオペレ
ータが目視判断するしかなく、オペレータの負担が増え
る場合がある。
【0007】そこで、本発明は、連続記録時にも画像の
高画質化が図れ、システムの小型化、低価格化、記録速
度の高速化が図れるばかりでなく、オペレータの負担を
軽減することができるプリントシステムを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のプリントシステ
ムは、上位装置とプリンタとを双方向通信手段により接
続し、上位装置から送信される画像データをプリンタで
受信してプリントアウトするプリントシステムにおい
て、前記プリンタは、前記上位装置との間で信号を送受
信することにより、プリント動作を制御する制御手段
と、サーマルヘッドと、このサーマルヘッドを駆動制御
するヘッド駆動手段と、前記サーマルヘッドの各発熱体
の抵抗値をそれぞれ測定する抵抗値測定手段と、前記制
御手段内に設けられ、前記抵抗値測定手段により測定さ
れたサーマルヘッドの各発熱体の抵抗値に応じてプリン
ト動作を補正処理する抵抗値補正処理手段とを有し、前
記上位装置は、前記サーマルヘッドの各発熱体による蓄
熱を補正する蓄熱補正処理手段を有することを特徴とす
る。
【0009】また、本発明のプリントシステムは、上位
装置とプリンタとを双方向通信手段により接続し、上位
装置から送信される画像データをプリンタで受信してプ
リントアウトするプリントシステムにおいて、前記プリ
ンタは、前記上位装置との間で信号を送受信することに
より、プリント動作を制御する制御手段と、サーマルヘ
ッドと、このサーマルヘッドをストローブ信号により駆
動制御するヘッド駆動手段と、前記サーマルヘッドの各
発熱体の抵抗値をそれぞれ測定する抵抗値測定手段と、
前記制御手段内に設けられ、前記抵抗値測定手段により
測定されたサーマルヘッドの各発熱体の抵抗値を解析す
ることにより前記サーマルヘッドの良否を判定し、その
判定信号を前記上位装置に送信する判定処理手段と、前
記制御手段内に設けられ、前記抵抗値測定手段により測
定されたサーマルヘッドの各発熱体の抵抗値に基づき全
発熱体の平均抵抗値を求め、この求めた平均抵抗値に基
づき前記サーマルヘッドを駆動するためのストローブ信
号の時間幅を設定する信号を前記ヘッド駆動手段に送る
ストローブ処理手段とを有し、前記上位装置は、前記サ
ーマルヘッドの各発熱体による蓄熱を補正する蓄熱補正
処理手段を有することを特徴とする。
【0010】さらに、本発明のプリントシステムは、上
位装置とプリンタとを双方向通信手段により接続し、上
位装置から送信される画像データをプリンタで受信して
プリントアウトするプリントシステムにおいて、前記プ
リンタは、前記上位装置との間で信号を送受信すること
により、プリント動作を制御する制御手段と、サーマル
ヘッドと、このサーマルヘッドをストローブ信号により
駆動制御するヘッド駆動手段と、前記サーマルヘッドの
各発熱体の抵抗値をそれぞれ測定する抵抗値測定手段
と、前記制御手段内に設けられ、前記抵抗値測定手段に
より測定されたサーマルヘッドの各発熱体の抵抗値に応
じて、前記上位装置から送信される画像データを補正処
理するデータ補正処理手段と、前記制御手段内に設けら
れ、前記抵抗値測定手段により測定されたサーマルヘッ
ドの各発熱体の抵抗値を解析することにより前記サーマ
ルヘッドの良否を判定し、その判定信号を前記上位装置
に送信する判定処理手段と、前記制御手段内に設けら
れ、前記抵抗値測定手段により測定されたサーマルヘッ
ドの各発熱体の抵抗値に基づき全発熱体の平均抵抗値を
求め、この求めた平均抵抗値に基づき前記サーマルヘッ
ドを駆動するためのストローブ信号の時間幅を設定する
信号を前記ヘッド駆動手段に送るストローブ処理手段と
を有し、前記上位装置は、前記サーマルヘッドの各発熱
体による蓄熱を補正する蓄熱補正処理手段を有すること
を特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係
るプリントシステムの構成を概略的に示している。図1
において、上位装置としてのコンピュータ(たとえば、
パーソナルコンピュータ)1とプリンタ2は、双方向通
信手段3で接続されている。ここで、双方向通信手段3
は、たとえば、USBやSCSIなどの信号を双方向に
通信できる手段であれば何でもよい。
【0012】コンピュータ1は、ディスプレイ4を備え
ているとともに、色変換やエッジ強調などの一般的な画
像処理を行なう画像処理部5と、後述するサーマルヘッ
ドの各発熱体による蓄熱を補正する蓄熱補正処理手段と
しての蓄熱補正処理部6を備えている。コンピュータ1
には、プリンタ2でプリントアウトするための画像デー
タとして、たとえば、図示しないスキャナやデジタルカ
メラなどから顔画像、文字画像、その他の多値画像など
が入力される。
【0013】プリンタ2は、CPU、メモリ、ROMな
どから構成される制御手段としてのプリント動作制御部
11、熱転写インクリボン、中間転写体などの搬送機
構、サーマルヘッドの移動機構など、プリンタ2の機構
部を制御する機構制御部12、複数の発熱体をライン状
に配列してなるライン型のサーマルヘッド13、サーマ
ルヘッド13を駆動制御するヘッド駆動手段としてのヘ
ッド駆動制御部14、および、サーマルヘッド13の各
発熱体の抵抗値をそれぞれ測定する抵抗値測定手段とし
ての抵抗値測定部15を備えている。
【0014】プリント動作制御部11には、抵抗値補正
処理手段16が設けられている。この抵抗値補正処理手
段16は、後で詳細を説明するが、判定処理手段16
a、ストローブ処理手段16bおよびデータ補正処理手
段16cからなり、これらはCPUのプログラム処理に
より実行されるようになっている。
【0015】次に、上記のような構成において動作を説
明する。コンピュータ1上のアプリケーションプログラ
ムは、スキャナなどの画像入力装置により入力された画
像データを、画像処理部5にてRGBデータからプリン
タで扱うYMCデータへの色変換を行なうとともに、ガ
ンマ補正、エッジ強調などの画像処理を施し、1画面分
のビットマップデータに変換する。ここで、ビットマッ
プデータは、通常8ビットのデータとなっている。
【0016】本実施の形態では、階調記録を行なうため
に、図2に示すように、幅および時間間隔が同じストロ
ーブ信号の個数を階調数に応じて変化させることによ
り、サーマルヘッド13を駆動して階調記録を行なって
いる。ストローブ信号の個数は、8ビット分でなくても
よく、記録の1周期内に納まる個数だけ使用することが
できる。この場合、個数が多ければ多いほど、サーマル
ヘッド13の発熱量を制御する分解能が高くなる。発熱
量制御の分解を上げ、蓄熱補正をより正確に行うため
に、画像処理部5では、ビットマップデータのストロー
ブ数データへの変換も行なっている。
【0017】画像処理部5で処理されたストローブ数デ
ータは蓄熱補正処理部6へと引き渡され、蓄熱補正処理
を行なう。蓄熱補正処理部6では、あらかじめ定義され
ている蓄熱補正の計算式により、1画面分のストローブ
数データに対して補正処理が行なわれる。次に、コンピ
ュータ1は、蓄熱補正処理されたストローブ数データ
を、双方向通信手段3を介してプリンタ2のプリント動
作制御部11内のメモリ(図示しない)へ送信する。
【0018】プリンタ2は、プリント動作が開始されて
いないときに、抵抗値測定部15により測定したサーマ
ルヘッド13の各発熱体の抵抗値をプリント動作制御部
11内のメモリに格納しておき、適宜読出して、平均抵
抗値などを求められるようになっている。ここで、平均
抵抗値は適宜求めてもよいし、抵抗値測定を行なったと
きに計算し、上記メモリに格納していてもよい。
【0019】抵抗値補正処理手段16の判定処理手段1
6aは、抵抗値測定部15により測定したサーマルヘッ
ド13の各発熱体の抵抗値から全発熱体の平均抵抗値を
求め、この求めた平均抵抗値と測定した各発熱体の抵抗
値とをそれぞれ比較し、平均抵抗値からのずれが大きい
抵抗値を有する発熱体があった場合には、コンピュータ
1からストローブ数データが送信される前に、コンピュ
ータ1にサーマルヘッド13の交換を指示するヘッド交
換信号を送信する。
【0020】こうすることで、サーマルヘッド13の診
断を自動的に行なうことができ、アプリケーションプロ
グラムなどにサーマルヘッド診断プロセスを加える必要
がなくなるため、アプリケーションプログラムを簡素化
できるばかりでなく、プリンタシステムのオペレータの
負担を軽減することができる。
【0021】プリンタ2は、ヘッド交換信号がコンピュ
ータ1に送信されない場合は、コンピュータ1からスト
ローブ数データを受信し、プリント動作制御部11内の
メモリに格納する。これと平行して、先に算出した抵抗
値の平均値に応じて、サーマルヘッド13を駆動するた
めのストローブ信号の時間幅を演算し、ヘッド駆動制御
部14へ送る。
【0022】記録動作が始まると、抵抗値補正処理手段
16のデータ補正処理手段16cは、プリント動作制御
部11内のメモリから、コンピュータ1から受信した各
発熱体に対応した位置のストローブ数データを1行ずつ
読出し、プリント動作制御部11内のメモリに格納され
ている各発熱体の抵抗値に応じて補正するとともに、画
像データをサーマルヘッド駆動データへと変換し、ヘッ
ド駆動制御部14へ送る。
【0023】次に、コンピュータ1の蓄熱補正処理部6
で行なう蓄熱補正処理について説明する。図3は、サー
マルヘッド13の概略構成を模式的に示す縦断側面図で
ある。サーマルヘッド13は、発熱体21に電流を流す
ことにより発熱体21を加熱し、熱転写インクリボンの
インクを溶融あるいは昇華させ、被記録媒体に画像を形
成する。サーマルヘッド13では、発熱体21で発生し
た熱エネルギのうち、記録に使われる熱エネルギは30
%〜40%で、残りの60%〜70%が接触する導体2
2やグレーズ層23に逃散するといわれている。
【0024】連続記録の場合、導体22やグレーズ層2
3に逃げた熱はサーマルヘッド13から全て放熱するこ
とができず、グレーズ層23やサーマルヘッド基板24
に蓄積され、結果として発熱体21の温度を上げる。蓄
熱は、本来一義的に得たい入力としての発熱体駆動エネ
ルギと出力としてのドットサイズ、ドット濃度の関係に
乱れを生じさせる。
【0025】蓄熱には、図4に示すように発熱体の個々
に生じ、発熱体温度の高速のドリフト特性として観察さ
れる発熱体近傍で生じるミクロな蓄熱と、サーマルヘッ
ド全体の温度変化として観察される低速でマクロな蓄熱
とがある。以降、前者をミクロ蓄熱、後者をライン数蓄
熱と称す。
【0026】以下、ミクロ蓄熱補正処理の方法について
説明する。ミクロ蓄熱補正処理は、1画面分に展開した
ストローブ数データの全体に渡って、あらかじめ定義さ
れた計算式により実施する。すなわち、注目ドットの周
辺ドット(以降参照ドット)のストローブ数データに応
じて注目ドットのストローブ数データを減じて、サーマ
ルヘッドを駆動して発熱させる熱量を制御することによ
り行なう。
【0027】一例として、図5に示すように、着目する
ドットaの両隣のドットb,cのストローブ数データに
係数αを乗じて注目ドットaのストローブ数データから
減じる。同様にして、ドットd,eの係数β、前ライン
の左右のドットf,gの係数γ、前ラインの注目ドット
hの係数ρを、そのドットのストローブ数データに乗じ
て注目ドットのストローブ数データから減じる。すなわ
ち、注目ドットの新しいストローブ数データa′は、 a′=a−(b+c)×α−(d+e)×β−(f+
g)×γ−h×ρ となる。ここで、参照ドットの範囲は、参照ドットがあ
るときと、ないときとで、注目ドットのサイズが変化す
るか否かで決める。ある/なしに関わらず、注目ドット
のサイズが変化しなければ、参照する必要はないことを
意味する。
【0028】次に、ライン数蓄熱補正処理の方法につい
て説明する。ライン数蓄熱補正処理は、ミクロ蓄熱補正
処理と同様、1画面分のミクロ蓄熱補正処理を施したス
トローブ数データの全体に渡って、あらかじめ定義され
た計算式により実施する。ライン数蓄熱は、発熱体並び
と直行する方向の記録ライン方向に、サーマルヘッドを
駆動して発熱体を発熱させた駆動ライン数に応じて、注
目ドットのストローブ数データを減じる。サーマルヘッ
ドを駆動しない注目ドットは、サーマルヘッドの冷却時
間としてカウントし、駆動ライン数を減じる。注目ドッ
トのストローブ数データa″は、駆動ライン数lに対す
る係数f(l)として、 a″=a′×f(l) 但し、f(l)≦1 となる。ここで、f(l)はlの関数を意味する。ま
た、f(l)は、あるストローブ数データでドットを連
続記録し、その変化をマイクロデンシトメータなどで測
定して求める。
【0029】上記の通り、1画面分のストローブ数デー
タを使い、複雑な計算を行なっているが、ミクロ蓄熱、
ライン数蓄熱補正に使用する上記係数は、熱転写インク
リボン、被記録媒体、サーマルヘッドの熱的特性にのみ
により決められるものであり、サーマルヘッドの発熱体
の抵抗値のように、経時的に変化することはない。
【0030】このため、本実施の形態のように、コンピ
ュータのアプリケーションプログラムでその処理を実施
してもよいことになる。したがって、プリンタ2のプリ
ント動作制御部11のCPUに余計な負担をかける必要
がなくなり、プリント速度の低下を減じることができる
ばかりでなく、プリンタ2上に余計な回路が不要とな
り、装置の小型化、簡素化が可能となる。
【0031】次に、抵抗値測定部15について説明す
る。図6は、抵抗値測定部15とその周辺部の概略図で
ある。サーマルヘッド13は、発熱体21と、発熱体2
1と同数のシフトレジスタ26と、ラッチ回路およびF
ETなどのスイッチング素子からなるドライブ回路27
を備えている。プリント動作制御部11から送信された
1ライン分のサーマルヘッド駆動信号は、ヘッド駆動制
御部14によりラインの画素信号に変換され、シフトレ
ジスタ26へ入力される。シフトレジスタ26に入力さ
れた画素信号は、発熱体21のそれぞれに接続されたド
ライブ回路27に供給され、画素信号に応じてドライブ
回路27を選択的に駆動する。これにより、駆動電源3
1から発熱体21に電流が供給され、画素信号に応じて
発熱体21を発熱させ、所定の記録を行なうようになっ
ている。
【0032】本実施の形態では、以下のような構成で発
熱体の抵抗値を測定している。すなわち、駆動電源31
と発熱体21との間には、駆動電源切換リレー32が設
けられており、発熱体21への電力供給を駆動電源31
と測定用電源33とに切換えることができるように構成
されている。測定用電源33は駆動電源31に接続され
ていて、駆動電源31と測定用電源33との間には、測
定用電源33から発熱体21に供給される電流を検出す
るための電流検出抵抗34が設けられている。
【0033】そして、発熱体21を1素子ずつ駆動した
ときに生じる電流検出抵抗34での降下電圧を、アンプ
回路35で検出して、A/D変換器36でデジタル信号
に変換した後、プリント動作制御部11に入力し、メモ
リに記憶する構成になっている。
【0034】プリント動作制御部11は、サーマルヘッ
ド13が駆動されていないときを判断し、駆動電源切換
リレー32を切換えて抵抗値測定を実施し、A/D変換
器36の出力値を読取る。この読取った値は、発熱体2
1の抵抗値とほぼ等価であるため、出力値を抵抗値とし
てメモリに記憶する。本実施の形態では、上記構成によ
り、サーマルヘッド13を駆動していないときに抵抗値
測定を実施する。
【0035】次に、抵抗値補正処理手段16について説
明する。本実施の形態では、抵抗値補正処理手段16
は、サーマルヘッド13の使用可能の可否を判定する判
定処理手段16aと、算出した平均抵抗値に応じてスト
ローブの時間幅を演算するストローブ処理手段16b
と、測定した各発熱体の抵抗値に応じてストローブ数デ
ータを補正するデータ補正処理手段16cとから構成さ
れる。ここで、全ての処理手段を有している必要はな
く、システムの仕様に合わせて、選択して組合せてもよ
い。以下、その方法および効果について順次説明する。
【0036】まず、判定処理手段16aについて説明す
る。抵抗値測定部15で測定したサーマルヘッド13の
各発熱体の抵抗値を用いて判定処理を行なう。また、抵
抗値測定部15の抵抗値測定が終了するごとに、当該処
理は行なわれる。プリント動作制御部11のメモリに
は、抵抗値を測定したときに算出された全発熱体の平均
抵抗値が記憶してある。したがって、判定処理手段16
aは、各発熱体の抵抗値と平均抵抗値との差を平均抵抗
値で割った値を求め、この値が第1の基準値よりも大き
いか、あるいは、第2の基準値よりも小さくなる発熱体
が存在した場合に、サーマルヘッド13が使用不可能と
なったものと判断して、サーマルヘッド使用不可信号を
コンピュータ1に送信する。
【0037】コンピュータ1では、サーマルヘッド使用
不可信号を受信すると、画像処理部5における画像処理
などを中止し、ディスプレイ4にヘッド交換のメッセー
ジなどを表示する。ここで、判定の基準は、後述するデ
ータ補正処理手段16cで補正しきれないほどの抵抗値
変化があったときとすればよい。
【0038】このように、判定処理手段16aは、サー
マルヘッド13の発熱体の個数分の演算でよく、計算も
複雑にはならないため、プリント動作制御部11のCP
Uでの演算で充分である。また、判定処理手段16aの
判定処理は、プリンタ2側で自動的に行なっているた
め、システムのオペレータはヘッド交換表示が現れたと
きに、サーマルヘッド13を交換すればよく、オペレー
タの負担を軽減できる。さらに、サーマルヘッド13を
駆動をしていないときに処理を行なっているため、記録
動作を開始する前にサーマルヘッド13を交換可能とな
り、無駄な記録をする必要がなくなるという利点もあ
る。
【0039】次に、ストローブ処理手段16bについて
説明する。ここで、ストローブ時間幅は、通常、サーマ
ルヘッドの各発熱体で異ならせることができないため、
各発熱体の抵抗値ばらつきについては、後述するデータ
補正処理手段16cにより補正する。ここでは、平均抵
抗値に対する補正処理を行なう。前述の通り、本実施の
形態のプリンタ2は、サーマルヘッド13の各発熱体を
所望のエネルギで加熱させ、熱転写インクリボンのイン
クを溶融ないし昇華させることにより画像を形成する。
発熱体の加熱量(与えるエネルギ量)は、発熱体の抵抗
値をRi、電源電圧をV、ストローブの時間幅をTとす
ると、 E=V2×T/Riである。
【0040】通常、電源電圧は定電圧に設定しているた
め、抵抗値が変わっても、同じエネルギを与えるために
は、ストローブの時間幅を変更する必要がある。ストロ
ーブ処理手段16bでは、このストローブの時間幅を設
定する処理を行なう。ストローブ処理手段16bも、前
述した判定処理手段16aと同様、抵抗値測定部15の
抵抗値測定が終了するごとに、処理が行なわれる。スト
ローブ処理手段16bは、所望の基準抵抗値、そのとき
の基準ストローブ時間幅、抵抗値測定部15により測定
した全発熱体の平均抵抗値から求める。基準抵抗値は、
サーマルヘッドの仕様より決まる基準平均抵抗値Rsを
用いた。また、ストローブの時間幅Tsは、平均抵抗値
が基準平均抵抗値であるサーマルヘッドを用いて、各イ
ンクの最大濃度を記録できる時間幅とした。測定した平
均抵抗値がRhのとき、ストローブの時間幅Tは、 T=Rh×Ts/Rs から求める。このストローブ時間幅Tをストローブ信号
に変換し、ヘッド駆動制御部14に送る。
【0041】このように、ストローブ処理手段16b
は、平均抵抗値を用いた1回の計算でよく、プリント動
作制御部11のCPUでの演算で充分である。また、ス
トローブ処理手段16bの処理は、プリンタ2側で自動
的に行なっているため、システムのオペレータが記録し
た画像を目視判定し、ストローブの時間幅を設定するな
どの作業をする必要がないため、オペレータの負担を軽
減できるばかりでなく、無駄な記録をする必要がなくな
る。さらに、プリンタシステムを製造したとき、サーマ
ルヘッドを交換したときなども、余計な設定が不要とな
り、製造性、作業効率を向上させることができるという
利点もある。
【0042】次に、データ補正処理手段16cについて
説明する。抵抗値測定部15で測定したサーマルヘッド
13の各発熱体の抵抗値を用いて各発熱体に対応したス
トローブ数データの補正を行なう。また、記録動作中、
プリント動作制御部11が1ライン分の画素信号をヘッ
ド駆動制御部14に送るごとに、当該処理は行なわれ
る。後述するように、サーマルヘッドの発熱体の発熱量
は、発熱体の抵抗値に反比例する。また、発熱体1素子
に与えるエネルギは、ストローブ数に比例して増加す
る。すなわち、抵抗値が小さい発熱体は、同じ電圧、同
じストローブの時間幅、同じストローブ数に対して、エ
ネルギ量が多くなるため、発熱体の温度が高くなり、抵
抗値が大きい他の発熱体に比べてドットサイズが大きく
なってしまう。このエネルギ量の変動を補正する処理を
行なう。
【0043】たとえば、以下の方法により補正処理を行
なう。ある発熱体の抵抗値がRi、平均抵抗値がRhで
ある場合、ストローブ数データDは、 D′=D×Ri/Rh で補正する。補正したストローブ数データD′は、ヘッ
ド駆動制御部14へ送られ、サーマルヘッド13が駆動
される。
【0044】このように、データ補正処理手段16c
は、1ライン分の演算でよく、計算も複雑にはならない
ため、プリント動作制御部11のCPUでの演算で充分
である。また、上記したようなデータ補正処理を施すこ
とにより、発熱体の抵抗値ばらつきによらない安定した
画像を得ることができる。
【0045】次に、プリンタ2の機械的な構成と動作に
ついて説明する。図7は、プリンタ2の概略構成を模式
的に示すものである。図7において、ゴムなどの弾性体
により構成されたプラテンローラ41上には、サーマル
ヘッド13が設けられている。サーマルヘッド13は、
複数色の熱溶融性インク層を一方の面に形成してなる熱
転写インクリボン42と、この熱転写インクリボン42
からインクを熱転写可能な受像層が一方の面に形成され
てなる中間転写体43とを介してプラテンローラ41上
に接離可能に設けられている。熱転写インクリボン42
は、供給コア44によりプラテンローラ41とサーマル
ヘッド13との間に供給され、巻取りコア45により巻
取られるようになっている。
【0046】プラテンローラ41の近傍で、中間転写体
43の搬出側には、搬出される中間転写体43を受取っ
て搬送するクランプローラ46が設けられている。クラ
ンプローラ46の上には、中間転写体43を掴むための
クランプ47が設けられている。クランプローラ46の
搬出側には、クランプローラ46で搬出される中間転写
体43を搬送する搬送ローラ48が設けられている。
【0047】搬送ローラ48の前方には、ヒートローラ
49およびこれに対向する対向ローラ50が設けられて
いる。ヒートローラ49は、対向ローラ50とにより、
搬送ローラ48で供給される中間転写体43と別途供給
される被記録媒体51(図示しない)とを重ね合わせて
圧接し、回転しながら中間転写体43に熱を加えること
により、被記録媒体51に中間転写体43を転写するよ
うになっている。
【0048】中間転写体43は、供給コア52によりプ
ラテンローラ41とサーマルヘッド13との間に供給さ
れた後、クランプローラ46、搬送ローラ48を経てヒ
ートローラ49へと供給され、ここで転写された後、剥
離ローラ53を経て図示しない巻取りコアに巻取られる
ようになっている。
【0049】このような構成において、コンピュータ1
から記録開始信号が供給されると、熱転写インクリボン
42は記録開始位置まで巻取りコア45により巻取りが
行なわれる。ついで、クランプ47とクランプローラ4
6とで中間転写体43を掴むとともに、サーマルヘッド
13、熱転写インクリボン42、および、中間転写体4
3をプラテンローラ21側に所望の圧力で圧接させるこ
とにより、記録動作が開始される。
【0050】記録動作は、ストローブ数データに応じた
サーマルヘッド駆動信号によりサーマルヘッド13を駆
動するとともに、図8(a)に示すように、クランプ4
7とクランプローラ46とで中間転写体43を掴みなが
ら、記録周期に応じた回転速度でクランプローラ466
を回転させることにより行なわれる。このとき、プラテ
ンローラ41は、位置精度の問題から強制回転はさせて
いない。
【0051】1色目の記録が終了すると、サーマルヘッ
ド13および熱転写インクリボン42が中間転写体43
から離れ、一方、供給コア52、クランプローラ46が
記録動作時とは反対方向に回転して、中間転写体43を
記録開始位置まで供給コア52側に排出する。ついで、
再び記録動作が繰り返され、順次、3色の記録が行なわ
れる。
【0052】3色の記録が全て終了すると、供給コア5
2およびクランプローラ46は記録開始位置まで中間転
写体43を供給コア52側に排出し、中間転写体43は
クランプ47から解放される。このとき、サーマルヘッ
ド13は動作を終了し、非駆動状態を保っている。
【0053】次に、図8(b)に示すように、クランプ
47から解放された中間転写体43は、搬送ローラ48
によりヒートローラ49へ供給される。ヒートローラ4
9に中間転写体43が供給されると、図示しない被記録
媒体供給トレーから被記録媒体51が供給される。ここ
で、中間転写体43の画像領域先端部と被記録媒体51
の先端部との位置合わせが行なわれ、ヒートローラ44
9と対向ローラ50とにより中間転写体43と被記録媒
体51とが圧接される。ついで、ヒートローラ49が回
転し、中間転写体43に熱を加えつつ、被記録媒体51
に転写しながら、剥離ローラ53側に排出を行なう。
【0054】剥離ローラ53は、中間転写体43の離型
層から支持体を剥離し、保護層および受像層を被記録媒
体51へと転写を行なう。被記録媒体51の後端がヒー
トローラ49を通り過ぎたとき、中間転写体43の転写
動作が終了する。中間転写体43の転写動作が終了する
と、中間転写体43の記録開始位置まで中間転写体43
を供給コア52により巻き戻し、再び上記同様な記録動
作が開始される。
【0055】上述のような動作でプリントを実行してい
る場合、1色目および2色目の記録が終了し、中間転写
体43を記録開始位置まで戻している期間、中間転写体
43の受像層を被記録媒体51に転写している期間は、
サーマルヘッド13の駆動を行なっていない期間とな
る。この期間の何れか、あるいは、全ての期間において
抵抗値測定部15によるサーマルヘッド13の発熱体の
抵抗値の測定を実施できる。
【0056】中間転写体43の受像層を被記録媒体51
に転写している期間にのみ抵抗値測定を行なう場合は、
被記録媒体ごとの抵抗値補正処理が行なわれる。より確
実な抵抗値補正処理を行なうためには、全ての期間にお
いて抵抗値測定を行なう。こうすることで、1色記録ご
とに、サーマルヘッド13の使用可否判定、ストローブ
時間幅設定、ストローブ数データ補正を行なうことがで
き、より高画質な画像を得ることができるばかりでな
く、無駄な記録、オペレータの負担を軽減することが可
能となる。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、連
続記録時にも画像の高画質化が図れ、システムの小型
化、低価格化、記録速度の高速化が図れるばかりでな
く、オペレータの負担を軽減することができるプリント
システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプリントシステムの
構成を概略的に示すブロック図。
【図2】サーマルヘッドを駆動するストローブ信号の一
例。
【図3】サーマルヘッドの概略構成を模式的に示す縦断
側面図。
【図4】ミクロ蓄熱を説明するための図。
【図5】ミクロ蓄熱補正の参照ドットを説明するための
図。
【図6】抵抗値測定部およびその周辺部の構成を概略的
に示すブロック図。
【図7】プリンタの構成を模式的に示す概略構成図。
【図8】図7のプリンタの動作を説明するための図。
【符号の説明】
1…コンピュータ(上位装置)、2…プリンタ、3…双
方向通信手段、4…ディスプレイ、5…画像処理部、6
…蓄熱補正処理部(蓄熱補正処理手段)、11…プリン
ト動作制御部(制御手段)、13…サーマルヘッド、1
4…ヘッド駆動制御部(ヘッド駆動手段)、15…抵抗
値測定部(抵抗値測定手段)、16…抵抗値補正処理手
段、16a…判定処理手段、16b…ストローブ処理手
段、16c…データ補正処理手段、21…発熱体、31
…駆動電源、33…測定用電源、34…電流検出抵抗、
35…アンプ回路、36…A/D変換器、41…プラテ
ンローラ、42…熱転写インクリボン、43…中間転写
体、51…被記録媒体。
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AQ04 AR01 HH03 HH13 HJ08 HQ19 2C066 AA03 AC01 BC09 BC14 CC01 CC05 CC06 CC13 CC14 CE06 CE07 5B021 AA01 BB01 CC00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置とプリンタとを双方向通信手段
    により接続し、上位装置から送信される画像データをプ
    リンタで受信してプリントアウトするプリントシステム
    において、 前記プリンタは、 前記上位装置との間で信号を送受信することにより、プ
    リント動作を制御する制御手段と、 サーマルヘッドと、 このサーマルヘッドを駆動制御するヘッド駆動手段と、 前記サーマルヘッドの各発熱体の抵抗値をそれぞれ測定
    する抵抗値測定手段と、 前記制御手段内に設けられ、前記抵抗値測定手段により
    測定されたサーマルヘッドの各発熱体の抵抗値に応じて
    プリント動作を補正処理する抵抗値補正処理手段とを有
    し、 前記上位装置は、 前記サーマルヘッドの各発熱体による蓄熱を補正する蓄
    熱補正処理手段を有することを特徴とするプリントシス
    テム。
  2. 【請求項2】 上位装置とプリンタとを双方向通信手段
    により接続し、上位装置から送信される画像データをプ
    リンタで受信してプリントアウトするプリントシステム
    において、 前記プリンタは、 前記上位装置との間で信号を送受信することにより、プ
    リント動作を制御する制御手段と、 サーマルヘッドと、 このサーマルヘッドをストローブ信号により駆動制御す
    るヘッド駆動手段と、 前記サーマルヘッドの各発熱体の抵抗値をそれぞれ測定
    する抵抗値測定手段と、 前記制御手段内に設けられ、前記抵抗値測定手段により
    測定されたサーマルヘッドの各発熱体の抵抗値を解析す
    ることにより前記サーマルヘッドの良否を判定し、その
    判定信号を前記上位装置に送信する判定処理手段と、 前記制御手段内に設けられ、前記抵抗値測定手段により
    測定されたサーマルヘッドの各発熱体の抵抗値に基づき
    全発熱体の平均抵抗値を求め、この求めた平均抵抗値に
    基づき前記サーマルヘッドを駆動するためのストローブ
    信号の時間幅を設定する信号を前記ヘッド駆動手段に送
    るストローブ処理手段とを有し、 前記上位装置は、 前記サーマルヘッドの各発熱体による蓄熱を補正する蓄
    熱補正処理手段を有することを特徴とするプリントシス
    テム。
  3. 【請求項3】 上位装置とプリンタとを双方向通信手段
    により接続し、上位装置から送信される画像データをプ
    リンタで受信してプリントアウトするプリントシステム
    において、 前記プリンタは、 前記上位装置との間で信号を送受信することにより、プ
    リント動作を制御する制御手段と、 サーマルヘッドと、 このサーマルヘッドをストローブ信号により駆動制御す
    るヘッド駆動手段と、 前記サーマルヘッドの各発熱体の抵抗値をそれぞれ測定
    する抵抗値測定手段と、 前記制御手段内に設けられ、前記抵抗値測定手段により
    測定されたサーマルヘッドの各発熱体の抵抗値に応じ
    て、前記上位装置から送信される画像データを補正処理
    するデータ補正処理手段と、 前記制御手段内に設けられ、前記抵抗値測定手段により
    測定されたサーマルヘッドの各発熱体の抵抗値を解析す
    ることにより前記サーマルヘッドの良否を判定し、その
    判定信号を前記上位装置に送信する判定処理手段と、 前記制御手段内に設けられ、前記抵抗値測定手段により
    測定されたサーマルヘッドの各発熱体の抵抗値に基づき
    全発熱体の平均抵抗値を求め、この求めた平均抵抗値に
    基づき前記サーマルヘッドを駆動するためのストローブ
    信号の時間幅を設定する信号を前記ヘッド駆動手段に送
    るストローブ処理手段とを有し、 前記上位装置は、 前記サーマルヘッドの各発熱体による蓄熱を補正する蓄
    熱補正処理手段を有することを特徴とするプリントシス
    テム。
  4. 【請求項4】 上位装置とプリンタとを双方向通信手段
    により接続し、上位装置から送信される画像データをプ
    リンタで受信してプリントアウトするプリントシステム
    において、 前記プリンタは、 複数色の熱溶融性インク層を一方の面に形成してなる熱
    転写インクリボンと、この熱転写インクリボンから前記
    複数色の熱溶融性インク層のインクを熱転写可能な受像
    層が一方の面に形成されてなる中間転写体と、複数の発
    熱体をライン状に配列してなるサーマルヘッドと、これ
    らサーマルヘッドと熱転写インクリボンと中間転写体と
    を重ねた状態で圧接するプラテンローラと、記録する画
    像データに応じて前記サーマルヘッドの各発熱体を選択
    的に通電駆動するヘッド駆動手段とを有し、前記熱転写
    インクリボンから熱溶融性インク層のインクを前記中間
    転写体の受像層に熱転写することにより前記中間転写体
    の受像層に画像を形成し、この画像が形成された前記中
    間転写体の受像層を被記録媒体に圧力と熱により転写す
    るプリント手段と、 前記上位装置との間で信号を送受信することにより、前
    記プリント手段を制御する制御手段と、 前記サーマルヘッドの各発熱体の抵抗値をそれぞれ測定
    する抵抗値測定手段と、 前記制御手段内に設けられ、前記抵抗値測定手段により
    測定されたサーマルヘッドの各発熱体の抵抗値に応じて
    前記プリント手段のプリント動作を補正処理する抵抗値
    補正処理手段とを有し、 前記上位装置は、 前記サーマルヘッドの各発熱体による蓄熱を補正する蓄
    熱補正処理手段を有することを特徴とするプリントシス
    テム。
  5. 【請求項5】 上位装置とプリンタとを双方向通信手段
    により接続し、上位装置から送信される画像データをプ
    リンタで受信してプリントアウトするプリントシステム
    において、 前記プリンタは、 複数色の熱溶融性インク層を一方の面に形成してなる熱
    転写インクリボンと、この熱転写インクリボンから前記
    複数色の熱溶融性インク層のインクを熱転写可能な受像
    層が一方の面に形成されてなる中間転写体と、複数の発
    熱体をライン状に配列してなるサーマルヘッドと、これ
    らサーマルヘッドと熱転写インクリボンと中間転写体と
    を重ねた状態で圧接するプラテンローラと、記録する画
    像データに応じて前記サーマルヘッドの各発熱体を選択
    的に通電駆動するヘッド駆動手段とを有し、前記熱転写
    インクリボンから熱溶融性インク層のインクを前記中間
    転写体の受像層に熱転写することにより前記中間転写体
    の受像層に画像を形成し、この画像が形成された前記中
    間転写体の受像層を被記録媒体に圧力と熱により転写す
    るプリント手段と、 前記上位装置との間で信号を送受信することにより、前
    記プリント手段を制御する制御手段と、 前記サーマルヘッドの各発熱体の抵抗値をそれぞれ測定
    する抵抗値測定手段と、 前記制御手段内に設けられ、前記抵抗値測定手段により
    測定されたサーマルヘッドの各発熱体の抵抗値を解析す
    ることにより前記サーマルヘッドの良否を判定し、その
    判定信号を前記上位装置に送信する判定処理手段と、 前記制御手段内に設けられ、前記抵抗値測定手段により
    測定されたサーマルヘッドの各発熱体の抵抗値に基づき
    全発熱体の平均抵抗値を求め、この求めた平均抵抗値に
    基づき前記サーマルヘッドを駆動するためのストローブ
    信号の時間幅を設定する信号を前記ヘッド駆動手段に送
    るストローブ処理手段とを有し、 前記上位装置は、 前記サーマルヘッドの各発熱体による蓄熱を補正する蓄
    熱補正処理手段を有することを特徴とするプリントシス
    テム。
  6. 【請求項6】 上位装置とプリンタとを双方向通信手段
    により接続し、上位装置から送信される画像データをプ
    リンタで受信してプリントアウトするプリントシステム
    において、 前記プリンタは、 複数色の熱溶融性インク層を一方の面に形成してなる熱
    転写インクリボンと、この熱転写インクリボンから前記
    複数色の熱溶融性インク層のインクを熱転写可能な受像
    層が一方の面に形成されてなる中間転写体と、複数の発
    熱体をライン状に配列してなるサーマルヘッドと、これ
    らサーマルヘッドと熱転写インクリボンと中間転写体と
    を重ねた状態で圧接するプラテンローラと、記録する画
    像データに応じて前記サーマルヘッドの各発熱体を選択
    的に通電駆動するヘッド駆動手段とを有し、前記熱転写
    インクリボンから熱溶融性インク層のインクを前記中間
    転写体の受像層に熱転写することにより前記中間転写体
    の受像層に画像を形成し、この画像が形成された前記中
    間転写体の受像層を被記録媒体に圧力と熱により転写す
    るプリント手段と、 前記上位装置との間で信号を送受信することにより、前
    記プリント手段を制御する制御手段と、 前記サーマルヘッドの各発熱体の抵抗値をそれぞれ測定
    する抵抗値測定手段と、 前記制御手段内に設けられ、前記抵抗値測定手段により
    測定されたサーマルヘッドの各発熱体の抵抗値に応じ
    て、前記上位装置から送信される画像データを補正処理
    するデータ補正処理手段と、 前記制御手段内に設けられ、前記抵抗値測定手段により
    測定されたサーマルヘッドの各発熱体の抵抗値を解析す
    ることにより前記サーマルヘッドの良否を判定し、その
    判定信号を前記上位装置に送信する判定処理手段と、 前記制御手段内に設けられ、前記抵抗値測定手段により
    測定されたサーマルヘッドの各発熱体の抵抗値に基づき
    全発熱体の平均抵抗値を求め、この求めた平均抵抗値に
    基づき前記サーマルヘッドを駆動するためのストローブ
    信号の時間幅を設定する信号を前記ヘッド駆動手段に送
    るストローブ処理手段とを有し、 前記上位装置は、 前記サーマルヘッドの各発熱体による蓄熱を補正する蓄
    熱補正処理手段を有することを特徴とするプリントシス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記抵抗値測定手段は、サーマルヘッド
    を駆動していないときにサーマルヘッドの各発熱体の抵
    抗値をそれぞれ測定することを特徴とする請求項1〜請
    求項6のいずれか1つに記載のプリントシステム。
  8. 【請求項8】 前記抵抗値測定手段は、画像が形成され
    た中間転写体の受像層を被記録媒体に転写している期間
    にサーマルヘッドの各発熱体の抵抗値をそれぞれ測定す
    ることを特徴とする請求項4〜請求項6のいずれか1つ
    に記載のプリントシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009137174A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Mitsubishi Electric Corp プリンタ装置およびプリンタシステム
JP2012214039A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Sinfonia Technology Co Ltd プリンタ、印刷システム及びコンピュータプログラム
JP2015030110A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 ニスカ株式会社 印刷システムおよび印刷装置

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