JP3296790B2 - 洗濯機 - Google Patents
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- Textile Engineering (AREA)
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- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
Description
機枠内に弾性的に外槽を支持し、外槽内に回転自在に洗
濯兼脱水槽(以下、脱水槽と略する)を配置し、この脱
水槽の底部に水流を発生させるパルセータを配置してい
る。そして、洗い及びすすぎ時には、水を溜めた脱水槽
内でパルセータを左右交互に反転回転させ、脱水時に
は、排水した後の脱水槽を一方向に高速回転させるよう
にしている。
濯槽内に水を溜めてパルセータの回転によって洗濯物を
すすぐ溜めすすぎ(広義)や、脱水槽を低速回転させな
がら注水を行い、洗濯物に水をかけて洗濯物中の洗剤分
を除去し、この水を排水するシャワーすすぎを選択的に
行う。なお、溜めすすぎ(広義)には、所定量の水を溜
めた後、注水を止めてすすぎを行う溜めすすぎ(狭義)
と、注水をつづけてオーバーフローさせながらすすぎを
行う注水すすぎとがある。
洗濯機にあっては、以下のような課題が生じる。
設けられており、洗濯運転時には蓋体が閉じられている
が、この蓋体はロックする機構など強固に閉じられるよ
うな機構となっていないので、手が届けば小さな子供で
も容易に開けられる。よって、子供にいたずらされる場
合が考えられる。例えば、洗い動作中に蓋体が開けら
れ、脱水槽中に硬い玩具などがほおり込まれると、洗い
時にこの玩具が攪拌されることにより脱水槽内や洗濯物
が傷つけられる虞がある。
と、ブザーで知らせたり、洗濯運転を一時中断したりす
ることが考えられるが、この場合、使用者が洗いの途中
に洗濯物を追加しようとして蓋体を開けても、ブザーが
鳴ったり、運転が中断したりするので、その都度解除操
作をしなければならなないなど、使い勝手が悪くなる。
な問題点を解消するものである。
1の発明の洗濯機は、機枠内に配置され、洗濯物を収容
して洗濯運転を行うための洗濯槽と、この洗濯槽へ洗濯
物を投入するための投入口を開閉する蓋体と、この蓋体
の開閉を検知する開閉検知部と、制御部とを備え、この
制御部は、洗濯運転中において、前記開閉検知部により
前記蓋体が開いたのを検知すると、予め定められた猶予
時間のカウントを開始するカウント手段と、再び前記蓋
体が閉じたのを検知することなく、前記カウント手段に
て前記猶予時間のカウントが完了すると、異常処理を行
う異常処理手段とを含み、前記カウント手段にて前記猶
予時間のカウントが完了するまでに再び前記蓋体が閉じ
たのを検知すると異常処理を行わないことを特徴とす
る。
性的に支持された外槽と、外槽内に回転自在に支持さ
れ、洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水
槽を駆動するモータと、このモータなどの負荷を駆動制
御する制御部とを備え、洗い、すすぎ、脱水からなる洗
濯運転を行う洗濯機において、前記洗濯兼脱水槽内へ洗
濯物を投入するための投入口を開閉する蓋体の開閉を検
知する開閉検知部を備え、前記制御部は、洗濯運転中に
おいて、前記開閉検知部により前記蓋体が開いたのを検
知すると、予め定められた猶予時間のカウントを開始す
るカウント手段と、再び前記蓋体が閉じたのを検知する
ことなく、前記カウント手段にて前記猶予時間のカウン
トが完了すると、異常処理を行う異常処理手段とを含
み、前記カウント手段にて前記猶予時間のカウントが完
了するまでに再び前記蓋体が閉じたのを検知すると異常
処理を行わないことを特徴とする。
検知部により前記蓋体が開いたのを検知すると、脱水動
作中であるかを判定する脱水判定手段を含み、前記異常
処理手段は、前記脱水判定手段で脱水動作中であると判
定されると、前記猶予時間を待つことなく、異常処理を
行うものである。
部を備え、前記異常処理手段は、異常処理として、前記
異常報知部を動作させるものである。
して、動作している負荷を停止させて洗濯運転を停止さ
せるものである。
検知部により前記蓋体が開いたのを検知すると、排水動
作中であるかを判定する排水判定手段を含み、前記異常
処理手段は、再び前記蓋体が閉じたのを検知することな
く、前記カウント手段にて前記猶予時間のカウントが完
了し、且つ前記排水判定手段で排水動作中であると判定
されると、排水動作が終わった後、洗濯運転を停止させ
るものである。
による異常処理中に、操作キーが押されても、この操作
キーによる指令の受付を禁止する禁止手段を含んでなる
ものである。
転中に蓋体が開けられると、猶予時間のカウントが開始
される。使用者が洗濯物を追加する場合には、洗濯物の
投入後すぐ、即ち、猶予時間のカウントが終わるまでに
蓋体が閉じられるので、異常報知を行ったり、洗濯運転
を停止したりするなどの異常処理を行わない。
けたような場合、蓋体は閉じられないので、猶予時間の
カウントが完了し、異常報知、洗濯運転の停止など、異
常処理を行う。
使い方をしているときには、異常処理が行われないの
で、使い勝手を悪くすることなく、例えば、洗濯槽内の
傷つきなど、子供のいたずらによって起こる問題を回避
できる。
ってもよく、この場合、いたずらによって洗濯槽内に玩
具などが入れられても容易に取り出すことができる。ま
た、第2の発明の洗濯機においては、加えて、蓋体が開
けられたタイミングが脱水動作中であれば、猶予をおか
ず、すぐに異常報知や洗濯運転の停止を行う。
り、子供にいたずらされると危険度が非常に高いので、
この場合は、すぐに異常処理を行うことにより、安全性
を確保できる。
中であれば、洗濯運転の停止は排水動作が終わってから
行う。
玩具などが入れられても容易に発見し取り出すことがで
きる。
タートキーなどの操作キーが押されても、この操作キー
による指令を受け付けない。
が再開されてしまったり、異常報知が解かれるなど異常
処理が中断されてしまったりするのを防止できる。
づいて説明する。
全自動洗濯機1の側面断面図であり、向かって左側が洗
濯機の前側になり、右側が後ろ側になる。
CM)鋼鈑からなる機枠、3はこの機枠2内に配置され
た、合成樹脂製の略円筒形状の外槽である。この外槽3
は、前記機枠2内で、吊り棒4にて防振装置5を介し弾
性的に支持されている。6は前記外槽3内に水平方向に
回転自在に軸支された洗濯兼脱水槽(以下、脱水槽と略
す)である。この脱水槽6はステンレス鋼鈑からなり、
上端部には合成樹脂からなる環状の流体バランサ7が取
り付けられている。また、この脱水槽6の胴部6aには
多数の脱水孔8が開いている。
された合成樹脂製のパルセータ(モータ共に本発明の水
流発生装置を構成する)である。このパルセータ9の上
面には放射状に翼体9aが一体形成されており、裏面に
は放射状に裏羽根9bが一体形成されている。また、こ
のパルセータ9の上面及び各翼体9aには、後述する細
かな気泡を通過させるためにパルセータ9の裏側と連通
する多数の放出孔(図示せず)が開いている。
と脱水槽6の底壁6bとの間には、前記裏羽根9bを収
容するポンプ室10が形成されており、前記底壁6bに
は、脱水槽軸11の周りを囲むようにこのポンプ室10
への吸込口12が多数設けられている。前記ポンプ室1
0からは前記脱水槽6の胴部6aに沿って上方へ伸びる
循環水路13が設けられている。この循環水路13は、
前記流体バランサ7の真下に設けられた吐出口14につ
ながっており、この吐出口14には袋状のリントフィル
タ15が取り付けられている。
たDCブラシレスモータ(以下、モータと略す)で、こ
のモータ16の回転力は、モータプーリ17、Vベルト
18、主プーリ19及び動力切換機構20を介して前記
脱水槽6及びパルセータ9へ伝達される。洗い及びすす
ぎ時には、動力切換機構20のクラッチ(図示せず)が
非動作状態になることにより前記脱水槽6と前記パルセ
ータ9との連結が解除され、前記モータ16はパルセー
タ9のみ低速で左右反転回転させる。また、脱水時に
は、動力切換機構20のクラッチが動作状態になること
により前記脱水槽6と前記パルセータ9とが連結され、
前記モータ16はパルセータ9及び脱水槽6を共に高速
で一方向回転させる。
成樹脂製の台座で、底部の四隅には脚22が設けられて
いる。23は前記機枠2の上部を覆う合成樹脂製の上面
板である。この上面板23の中央部には前記脱水槽6へ
洗濯物を投入するための投入口24が設けられており、
この投入口24には開閉自在な上蓋25(本発明の蓋体
に相当)が設けられている。60は前記上蓋の開閉を検
知する開閉検知スイッチ(本発明の開閉検知部に相当)
である。
品の収容部26、27が設けられている。前部の収容部
26内には、前記外槽3内に空気を送るためのエアーポ
ンプ28、洗濯運転を制御するための制御基板(図示せ
ず)が配置されており、この収容部26の上面は洗濯運
転の操作を行うための操作パネル29で覆われている。
後部の収容部27には、水位センサ30、給水バルブ3
1(本発明の給水装置に相当)などが配置されており、
後部カバー32で覆われている。前記水位センサ30は
圧力ホース33を介して前記外槽3底部後方に形成され
たエアートラップ(図示せず)に接続されており、水位
変化に伴う圧力変化を捉えることにより外槽3内の水位
を検知するものである。前記給水バルブ31は、前記上
面板23に設けられた給水口34に接続されており、外
部から供給された水道水は給水バルブ31を開くことに
より給水口34から前記脱水槽6内へ注水される。
の外周側寄りに設けられた排水口であり、排水バルブ3
6(本発明の排水装置に相当)を介して排水ホース37
に接続されている。外槽3内の水は排水バルブ36を開
くことにより、排水ホース37を通って機外に排出され
る。
水口35より外槽3の中心側で、且つ前記ポンプ室10
の吸込口12にほぼ対向する位置に設けられた空気の導
入口であり、エアーホース39を介して前記エアーポン
プ28に連結されている。エアーホース39は、前記導
入口38から前記外槽3の外壁に沿って外槽3の胴部下
部まで至る径の太い第1チューブ39aと、前記エアー
ポンプ28から前記吊り棒4に巻き付いて外槽3の胴部
下部へ至る径の細い第2チューブ39bと、外槽3の胴
部下部に固定され、前記第1チューブ39aと第2チュ
ーブ39bとを接続する接続管39cとから構成され
る。前記外槽3の底面は中央部が若干高くなる傾斜面3
aを有しており、前記導入口38は前記排水口35より
も高く位置している。
の所定水位まで水が入れられた状態で前記パルセータ9
が低速で左右に反転回転される。すると、パルセータ9
の上面の前記翼体9aにより脱水槽6内の水が攪拌さ
れ、水流が発生する。これにより、脱水槽6内の洗濯物
が洗われる。また、パルセータ9の裏面の前記裏羽根9
bのポンプ作用によって、前記吸込口12を通して脱水
槽6底部と外槽3底部との間の水が吸い上げられ、パル
セータ9の外周に押し出されて、前記循環水路13を上
昇し、吐出口14から脱水槽6内へ吐出される。このと
き、前記リントフィルタ15で洗濯物から出たリントな
どが回収される。
まま、前記脱水槽6及びパルセータ9が一方向に高速回
転する。洗濯物中の水は遠心力により振り飛ばされて脱
水槽6の前記脱水孔8から外槽3内に流れ出、外槽3の
胴部内壁を伝って流れ落ち、前記排水口35から排出さ
れる。
れると、前記エアーホース39を通って空気が前記外槽
3内に送られ、前記導入口38から気泡が次々に発生す
る。発生した気泡は前記吸込口12を通り、前記パルセ
ータ9の下方に溜まる。パルセータ9の下方に溜まった
気泡は、気泡の破砕装置として機能する前記裏羽根9b
で攪拌されることによって砕かれ、多数の微細化した気
泡となり、パルセータ9に開けられた放出孔(図示せ
ず)を通って浮上する。そして、微細化した気泡は上方
の洗濯物に接触して破裂(分裂)拡散し、このときに生
じる衝撃波の微小振動によって洗濯物の繊維に絡みつい
ていた皮脂などの汚れ成分が剥離しやすくなる。また、
このような気泡により洗濯物といっしょに入れられた洗
剤の溶解を促進させ、洗剤の泡立ちをよくする。このよ
うに発生した洗剤の泡や微細化した気泡が洗濯物とパル
セータ9との間に介在することにより、洗濯物とパルセ
ータ9との間のこすれが低減され、洗濯物の傷みが軽減
される。
の詳細を示す前記操作パネル29の平面図である。図2
において、40は洗濯機本体に電源を投入するための電
源スイッチ、41は洗濯運転を開始したり、中断したり
するスタート/一時停止キー(以下、スタートキーと略
す)である。
選択キー群で、それぞれのコースに対応して設けられ
た、複数のコースキー42aからなる。洗濯コースとし
ては、標準的な洗濯を行う「標準コース」、念入りな洗
濯を行う「念入りコース」、短い時間の洗濯を行う「時
短コース」、使用者が設定した条件で洗濯を行う「自分
流コース」、ドライマーク衣類や傷みやすい衣類を洗濯
する「ドライコース」、毛布を洗濯する「毛布コー
ス」、頑固な汚れを落とすために強く洗う洗濯を行う
「ゴシゴシコース」がある。また、各コースキー42a
に隣接して、そのコースが選ばれていることを表示する
コース表示灯42bがそれぞれ設けられている。
の水流キー(本発明の水流操作部に相当)である。この
水流キー43により5段階の水流調整を可能としてい
る。44は洗い時間を設定するための洗いキー、45は
すすぎ回数を設定するためのすすぎキー、46は脱水時
間を設定するための脱水キーである。これら洗いキー4
4、すすぎキー45、脱水キー46は、「自分流コー
ス」を行う際、各条件を設定するために操作される。4
7は予約した時刻に洗濯を終了させるときに、終了時刻
を設定する予約キー、48は水位を調節するための水位
キーである。49は洗剤量キーである。この洗剤キー4
9は、洗剤が多く投入されたこと、泡立ちのよい洗剤を
使用していることを機器に知らせるためのキーであり、
洗剤を多く入れたときや泡立ちのよい洗剤を使用すると
きに押される。
中配置された表示部(本発明の異常報知部に相当)であ
る。この表示部50は、洗濯運転の進行度合い示す進行
表示部51、前記水流キー43で選択された水流の強さ
を示す水流表示部52、前記洗いキー44、すすぎキー
45及び脱水キー46で設定された洗い時間やすすぎ回
数、脱水時間、あるいは、前記予約キー47で予約され
た終了時刻や洗濯運転の残り時間を表示する情報表示部
53、前記水位キー48によって調節されたり、洗濯機
側で決定したりした脱水槽6内の水位を表示し、この水
位に応じた洗剤の目安量を表示する水位表部54から構
成されている。
制御機構を示す電気ブロック図である。55は制御部
で、周知のマイクロコンピュータを中心に構成されてい
る。制御部55には、前記スタートキー41などの各種
の操作キーに接続されたキー入力回路56、前記情報表
示部53などの各種の表示部を駆動する表示部駆動回路
57、ブザー59a(本発明の異常報知部に相当)を駆
動するブザー駆動回路59、水位センサ30、開閉検知
スイッチ60及び負荷駆動回路58などが接続されてい
る。前記負荷駆動回路58には、前記給水バルブ31、
排水バルブ36及びエアーポンプ28などが接続されて
いる。
回転数を検出する回転センサ61が接続されており、ま
た、モータ16を駆動制御するモータ駆動回路62が接
続されている。モータ駆動回路62は、直流電圧供給部
63とインバータ回路64とで構成されている。前記回
転センサ61は前記モータ16の実際の回転数NR(以
下、実回転数という)に対応した検出信号を前記制御部
55にフィードバックする。前記直流電圧供給部63は
一定の直流電圧を発生し、前記インバータ回路64へ供
給する。
ルス信号の一例を示す波形図である。制御パルス信号の
一周期の長さWbはスイッチング周波数によって定まる
固定値であって、制御部55は、目標回転数NPと実回
転数NRとの差に応じて「H」レベルの時間幅Waを変
化させる。即ち、実回転速度NRが目標回転数NPより
も低く、回転速度を上昇させる必要がある場合には、時
間幅Waを広げる。逆に、実回転速度NRが目標回転数
NPよりも高く、回転速度を降下させる必要がある場合
には、時間幅Waを狭める。制御部55は、回転センサ
61から検出信号を得る毎に実回転数NPを算出し、必
要に応じて制御パルス信号の時間幅Waを変更する。こ
のようなPWM制御により、モータ16の各巻線にはそ
れぞれ方形波の電圧が印加される。
6、水位センサ30、開閉検知スイッチ60などの入力
に基づき、内部メモリ内に予め格納されている運転プロ
グラムに従って、前記負荷駆動回路58を介して前記給
水バルブ31、排水バルブ36及びエアーポンプ28の
動作を制御し、前記モータ駆動回路62を介して前記モ
ータ16を制御する。
リー65を備えている。この不揮発性メモリー65の中
には、使用者が選択した洗濯コース、洗濯コースにおい
て使用者が設定した、洗い時間、すすぎ回数、水流、水
位などの各種条件、異常が発生したときの異常内容など
が記憶され、電源スイッチ40がOFFして、制御部5
5への電力の供給が絶たれても、不揮発性メモリー65
内の記憶内容は保存される。
御動作を以下に説明する。本実施形態の洗濯機では、洗
濯運転中に子供のいたずらなどによって上蓋25が開か
れた状態になると、異常を報知したり洗濯運転を停止さ
せたりすることを第1の特徴点としており、まず、この
制御動作について図5に従って説明する。
ーチンに入ると、制御部55は、内部のカウンタ内の時
間t1を初期化、即ちt=0とする(S1)。次に、洗
濯運転のための水位が決定しているか否かを判定し(S
2)、水位が決定していれば、セーフティーモード設定
がされているかを判定する。このセーフティーモード
は、上蓋25が開かれた状態にあると異常処理をするモ
ードであり、既存の操作キーを特殊操作(例えば、水位
キーを4秒押し続ける)することにより設定される。S
2で水位が決定されていない、あるいはS3でセーフテ
ィモードが設定されていなければ、メインプログラムへ
戻る。
と判断すると、制御部55(カウント手段)は、時間t
1のカウントを開始すると共に(S4)、上蓋25が開
いているか否かを判定する(S5)。上蓋25が開いて
いなければメインプログラムへ戻り、上蓋25が開いて
いれば、制御部55(脱水判定手段)は、次に、脱水動
作中であるか否かを判定する(S6)。そして、脱水動
作中でなければ、制御部55(排水判定手段)は、排水
動作中であるか否かを判定する(S7)。
すると、時間t1が猶予時間、(本実施形態では5秒)
になったか否かを判定する(S8)。5秒になっていれ
ば、制御部55(異常処理手段)は、現在動作している
負荷を停止して、洗濯運転を停止すると共に、表示部5
0の既存の表示灯を使うなどして異常表示を行い、また
ブザー59aにより異常報知を行う(S9)。そして、
制御部55(禁止手段)は、各種操作キーの受付を禁止
する(S10)。
を待ち、S11で上蓋25が閉じられたと判断すると、
制御部55は、各種操作キーの受付禁止を解除し(S1
2)、さらに、異常表示及び異常報知を解除し、洗濯運
転を再開する(S13)。
制御部55は、5秒経過を待つことなく、すぐにS9へ
移行し、洗濯運転を停止し、異常表示及び異常報知を行
う。また、S7で排水中であると判断すると、制御部5
5は、異常表示及び異常報知を行い(S14)、排水動
作が終わるまで、洗濯運転を継続し、S15で排水動作
が終わたと判断すると、洗濯運転を停止する(S1
6)。さらに、S8で5秒が経過していないと判断する
と、S5に戻る。例えば、洗濯物を追加するために上蓋
25を開けたなど、上蓋25が開いてから5秒以内に再
び上蓋25が閉じられた場合、制御部55は、S5で上
蓋25が閉じられたと判断するので、メインプログラム
へ戻る。
すぎのときの水流の状態(強さ)を、使用者が手動で設
定できることを第2の特徴点としている。また、すすぎ
としてシャワーすすぎを行ったときの脱水起動制御を第
3の特徴点としており、これらの制御動作について、図
6のフローチャートに従って説明する。
られ、スタートキー41が押されると、洗濯運転を開始
する。まず、制御部55は、脱水槽6内の負荷量検知処
理を行う(S1)。具体的には、パルセータ9を短時間
回転させた後、自然停止させ、パルセータ9の通電時の
回転と惰性回転の総回転回数を測定し、負荷量を判定す
る、洗濯物の量即ち負荷量が多いほどパルセータ9は回
転しにくく惰性回転も長く続かない。よって、総回転回
数が少ないほど、負荷量が多いと判定する。
は、給水バルブ31を開き、脱水槽6内の水位が負荷に
応じて決めた水位(負荷量が多いほど高い)に達するま
で給水を行う(S2)。給水が終わると、制御部55
は、予め使用者によって選択設定された洗濯コースにあ
った水流を発生すべくモータをON−OFF制御(間欠
駆動制御)し、洗い運転を開始する(S3)。例えば、
標準コース、中水位の場合、ON時間を1.6秒、OF
F時間を0.7秒、回転数を130rpmで制御する。
この洗濯機では、制御部55が設定した上記の水流を
「中水流」とすると、水流キー43で選択することによ
り、水流の強さを、「中強水流」、「強水流」というよ
うに2段階強くでき、「中弱水流」、「弱水流」という
ように2段階弱くできる。洗い運転中、例えば、使用者
が、洗濯物の汚れが少しひどいし、洗濯物も傷みにくい
ものであるから少し強く洗おうと考え、水流キー43を
操作して「強水流」に設定すると、制御部55は、S4
で水流キー43が押されたと判断する。次に制御部55
は、ほぐし水流中であるか否かを判定する(S5)。こ
のほぐし水流は、脱水の立ち上がりをよくするために洗
濯物をほぐす水流であり、制御部55は、洗い運転が終
了に近くなる、例えば1分前になると、洗い水流よりも
短いON−OFF時間、即ちON時間0.6秒、OFF
時間0.3秒でモータ16をON−OFF制御し、ほぐ
し水流を発生させる。このほぐし期間になると、制御部
55は、水流キー43の受付を禁止する。
ぐし期間ではなく、S5でほぐし水流中ではない、即ち
水流キー43の受付が禁止されていないと判断すると、
制御部55は、水流を新しく設定された水流、今回の場
合は「強水流」に変更し、モータ16のON−OFF時
間、回転数を「強水流」のものに変更して、モータ16
をON−OFF制御する(S6)。
3が押された場合であって、S5でほぐし水流中であ
る、即ち水流キー43の受付が禁止されていると判断す
ると、制御部55は水流を変更しない。こうして、S7
で洗い時間が終わったと判断すると、制御部55は、モ
ータ16をOFFして、洗い行程を終了する(S8)。
次に脱水行程に入る。脱水行程では、まず、制御部55
は、排水バルブ36を開き、外槽内の水を機外へ排出さ
せる(S9)。排水が終わると脱水動作(ここでは、洗
いの後の排水を「脱水A」とする)に移行する(S1
0)。
ロチャート、図8は脱水Aにおける脱水制御パターンを
示すグラフであり、これらの図に基づき脱水Aの制御動
作を説明する。
時間t1を初期化(t=0)する(S101)。次に、
モータ16をONして、脱水槽6を起動する(S10
2)。そして、モータ16(脱水槽6)の回転数が最初
の目標回転数である低速回転120rpmに達すると、
120rpmを維持するようモータ16をPWM制御す
る(S103)。制御部55は、時間t1のカウントを
開始し(S104)、S105で60秒が経過すると、
次の目標回転数である低速回転240rpmまでモータ
16の回転数を上昇させ、この回転数を維持するようP
WM制御を行う(S106)。低速回転240rpmに
達すると、制御部55は、時間t1=0とした後(S1
07)、カウントを開始する(S108)。S109で
40秒が経過すると、制御部55は、最終の目標回転数
である定常回転1000rpmまでモータ16の回転数
を上昇させ、この回転数を維持するようPWM制御を行
う(S110)。定常回転1000rpmに達すると、
制御部55は、時間t1=0とした後(S111)、カ
ウントを開始する(S112)。
1000rpmに上昇させるときには、前述したよう
に、制御パルス信号の時間幅Waを広げ、モータ16へ
の電力供給量を増加させる。このとき、脱水初期に外槽
3内に何らかの原因で水が多く残っていると、この回転
上昇時に外槽3内で泡が大量に発生することがあり、こ
うなると、この泡が抵抗となって脱水槽6には大きな負
荷がかかる。この場合、脱水槽6の回転数は上昇しにく
くなるので、制御部55は、回転数を上昇させようと、
ますます電力供給量を上げる。そして、回転数が上がる
ことにより泡が飛ばされ、急に脱水槽6にかかる負荷が
軽くなると、このとき電力供給量はかなり大きくなって
しまっているので、勢いがつきすぎ、モータ16の回転
数が定常回転1000rpmをはるかに超えてしまうこ
とが起こり得る。こうなると、通常のPWM制御では、
すぐには1000rpmまで戻せないので、脱水槽6が
異常に高速回転してしまい、危険な状態になりかねな
い。よって、ここでは、このような状況に対処する制御
を盛り込んでいる。
タ16の回転数が、限界回転数1030rpmを超えた
と判断すると、制御部55は、モータ16をOFFし、
電磁ブレーキを動作して、モータ16を制動する(S1
14)。これにより、モータ16の回転数が970rp
mまで下がると(S115)、制御部55は、モータ1
6を再びONして、定常回転1000rpmでモータ1
6が回転するようPWM制御を行う(S116)。
タ16が回転してから200秒が経過すると(S11
7)、制御部55は、モータ16をOFFする(S11
8)。そして、時間t1=0とした後(S119)、カ
ウントを開始する(S120)。40秒が経過すると
(S121)、制御部55は、電磁ブレーキを動作して
モータ16を制動し、停止させる(S122)。こうし
て脱水を終了する。
240rpmという低速の回転数の状態で洗濯物からあ
る程度水を排出させ、脱水槽6内の負荷をある程度軽く
してから高速の定常回転数1000rpmに上昇させる
ようにしており、定常回転数まで上昇させる時の脱水槽
6の振動を低減させるようにしている。
け、モータ16の回転数が定常回転数をはるかに超えて
上昇しようとしたときに、モータ16のOFFとブレー
キによって急激に回転数を降下させるように制御部55
で制御しているので、脱水槽6が異常に高速回転を行う
ことがなく、安全である。
御部55は、脱水行程を終了してすすぎ行程に移行す
る。すすぎ行程では、まず、シャワーすすぎか溜めすす
ぎを行う。どちらを行うかは洗濯コースにより異なる。
ーすすぎか溜めすすぎかを判定し(S11)、シャワー
すすぎであれば、S12でシャワーすすぎを行う。即
ち、制御部55は、排水バルブ36を開いたまま、給水
バルブ31を開き、またモータ16をゆっくりと回転さ
せる。こうして、注入された水が脱水槽6内の洗濯物に
満遍なくかけられ、洗濯物中の洗剤分が流し出され、機
外へ排出される。
5は、シャワーすすぎに対して設定された脱水動作(こ
こでは「脱水B」という)を行う(S13)。即ち、図
9に示すように、制御部55は、モータ16を起動し
て、まず、超低速回転40rpmで60秒間脱水槽6を
回転させる。この後、回転数を上昇させ、低速回転12
0rpmで20秒間、低速回転240rpmで20秒間
脱水槽を回転させた後、定常回転1000rpmまで上
昇させる。この後は、脱水Aと同様、200秒後にモー
タ16をOFFし、さらに40秒後にブレーキをかけて
脱水槽6を停止させ、脱水を終了させる。
すぎであると判断すると、制御部55は溜めすすぎを行
う(S14)。溜めすすぎでは、制御部55は、給水バ
ルブ31を開いて所定水位まで給水した後、給水を止
め、モータ16をON−OFF制御する。これにより、
パルセータ9が反転回転し、生じた水流により洗濯物が
すすがれる。
により水流が変更設定されると、制御部55は、設定さ
れた新しい水流を発生すべくモータ16のON−OFF
制御を行う。
を行った後、制御部55は、溜めすすぎに対して設定さ
れた脱水動作(ここでは「脱水C」という)を行う(S
16)。即ち、図10に示すように、制御部55は、モ
ータ16を起動して、まず、低速回転120rpmで2
0秒間脱水槽6を回転させる。この後、回転数を上昇さ
せ、低速回転240rpmで20秒間脱水槽6を回転さ
せた後、定常回転1000rpmまで上昇させる。この
後は、脱水Aと同様、200秒後にモータ16をOFF
し、さらに40秒後にブレーキをかけて脱水槽6を停止
させ、脱水を終了させる。
か溜めすすぎを行う。どちらを行うかは洗濯コースによ
り異なる。
すすぎか溜めすすぎかを判定し(S17)、溜めすすぎ
であれば、S14同様、溜めすすぎを行う(S18)。
すすぎであると判断すると、制御部55は注水すすぎを
行う。注水すすぎでは、まず、制御部55は、給水バル
ブ31を開いて給水を開始する(S19)。次に、水流
を注水すすぎにおける標準水流に設定し、水流キー43
の受付を禁止する(S20)。この後、所定水位に達す
ると(S21)、制御部55は、給水を継続したまま、
モータ16をON−OFF制御し、パルセータ9を反転
回転させて、洗濯物をすすぐ(S22)。そして、すす
ぎ時間が終わると(S23)、制御部55は、給水バル
ブ31を閉じて給水を止め(S24)、さらに、モータ
16をOFFして注水すすぎを終了する(S25)。こ
の注水すすぎの間、使用者により水流キー43が操作さ
れ水流が変更設定されても、S20で水流キー43の受
付を禁止しているので、制御部55は、水流を変更しな
い。
終の脱水行程に入る。まず、制御部55は、排水バルブ
36を開いて排水を行う(S26)。そして、排水が終
わると、モータ16を起動し、脱水槽6を高速で回転さ
せて脱水を行う(S27)。こうして、脱水行程が終了
すると、洗濯運転を終了する。
洗濯コースを、電源が切られても記憶し、次に電源が投
入されたときには、前回の洗濯コースを設定するように
しており、この制御動作について図11のフローチャー
トに従って説明する。
ず、内部の不揮発性メモリー65内から前回使われた洗
濯コースを読み出し(S1)、読み出した洗濯コース
を、運転を行う洗濯コースとして設定する(S2)。ま
た、この洗濯コースに対応する表示灯42bを点灯し、
この洗濯コースが設定されていることを知らせる。この
後、他のコースキー42aが押された否かを判定し(S
3)、他のコースキー42aが押されたと判断すると、
押されたコースキー42aに対応する洗濯コースを、運
転を行う洗濯コースとして設定する(S4)。
を判定し、スタートキー41が押されると、制御部55
は、設定されている洗濯コースの運転を開始する(S
6)。次に、制御部55は、内部のカウンタ内の時間t
1を初期化(t=0)し(S7)、時間t1のカウント
を開始する(S8)。そして、S9で2分が経過したと
判定すると、運転している洗濯コース(洗濯コースで使
用者が設定した、洗い時間、すすぎ回数、水流、水位な
どの各種条件を含む)を不揮発性メモリー65内に記憶
させる(S10)。
転が開始されてから2分というある程度時間が経過した
後に行っているのは、洗濯運転の初期に行った使用者の
条件設定内容が記憶できるようにするためである。ま
た、工場での検査時に検査員が検査のために設定した内
容を残さないためである。即ち、検査の場合は時間が短
くすぐに運転を中止させるので、このときの内容は残ら
ないのである。
1)、制御部55は、検査モードへの進入を禁止するフ
ラッグを不揮発性メモリー65内に記憶する(S1
2)。そして、制御部55は、オートパワーオフ機構
(図示せず)を動作して電源をOFFする。
査を行ったり、故障点検時にサービスマンが検査を行っ
たりするときに入るモードである。電源が投入されてい
る状態で、特殊キー操作(例えば、コースキー42aを
6秒間押し続ける)を行うことにより、制御部55は、
この検査モードに入る。しかし、制御部55は、上記禁
止フラグが不揮発性メモリー65内に記憶されていれ
ば、検査モードへ入らない。ここでは、運転前にサービ
スマンが検査モードを使用しても、洗濯運転がされる毎
に禁止フラグが記憶されるので、その後使用者が誤操作
しても間違って検査モードに入ってしまうことがない。
なお、禁止フラグが記憶されているときに、サービスマ
ンなどが検査モードに入るときは、特殊操作することに
より、不揮発性メモリー65の内容を初期化でき、禁止
フラグを消せるようになっている。
中に上蓋が開けられると、所定の時間(猶予時間)にな
るまでに、上蓋が再び閉じられない場合には、異常報知
を行ったり、洗濯運転を停止したりするなどの異常処理
を行う。したがって、洗濯物を追加するなど通常の使い
方をしているときには、異常処理が行われないので、使
い勝手を悪くすることなく、例えば、脱水槽内の傷つき
など、子供のいたずらによって起こる問題を回避でき
る。
動作中であれば、猶予をおかずすぐに異常報知や洗濯運
転の停止を行うので、脱水槽が高速回転しており、子供
にいたずらされると危険度が非常に高い脱水動作中にあ
っては、確実に安全性を確保できる。
中であれば、洗濯運転の停止は排水動作が終わってから
行うので、いたずらによって、脱水槽内に玩具などが入
れられても容易に発見し取り出すことができる。
タートキーなどの操作キーが押されても、この操作キー
による指令を受け付けないようにしたので、子供の操作
によって洗濯運転が再開されてしまったり、異常報知が
解かれるなど異常処理が中断されてしまったりするのを
防止できる。
すすぎの後の脱水の起動時には、溜めすすぎで最初に回
転させる低速の回転数120rpmよりもさらに低速の
回転数40rpmで回転させ、その後、回転数120r
pmで回転させるようにしている。
水時間を設けていないため、溜めすすぎに比べて、どう
しても脱水起動時に水が外槽に残りがちになるが、低い
回転数で十分に水を排出してから高速へ立ち上げるよう
にしているので、外槽内の残水によって引き起こされる
脱水起動時の騒音が抑えられ、また泡立ちが抑えられ
て、脱水をスムーズに行うことができる。
め、外槽内に多く水が溜まるが、より低速の回転数で回
転させる構成であり、外槽内に水が多い時にさらにゆっ
くり回転させるので、より効果的に音や泡立ちを抑える
ことができる。
の脱水起動時の40rpmでの回転にかえて、120r
pmの回転の時間を、20秒に変えて60秒にするな
ど、長くするようにしてもよい。
ぎが終了すると、排水バルブを開いたまま所定時間、例
えば60秒程度待機するようにし、外槽に残った水が排
水されたり、洗濯物中の水が自重で流れ出て排水された
りした時点で、脱水槽を回転させるようにしてもよい。
の残水によって引き起こされる脱水起動時の騒音が抑え
られ、また泡立ちが抑えられて、脱水をスムーズに行う
ことができる。
水流キーを操作して水流を自由に変更できるので、使用
者の好みに応じた洗濯運転が行える。
いようにしているので、ほぐし効果が損なわれず、ほぐ
し性能を維持できる。
いようにしているので、高水位での水飛びによる機外へ
の水漏れが防止できる。
タでなくても水流を発生する装置であればよい。本発明
の給水装置は、風呂水をくみ上げる風呂水ポンプなど給
水を行うための機構であればよく、また本発明の排水装
置は、排水ポンプなど排水を行うための機構であればよ
い。
す側面断面図である。
を示す前記操作パネルの平面図である。
ック図である。
図である。
ーチンの制御動作を示すフローチャートである。
した洗濯運転の制御動作を示すフローチャートである。
である。
グラフである。
グラフである。
すグラフである。
憶するための制御動作を示すフローチャートである。
手段、排水判定手段、禁止手段) 59a ブザー(異常報知部) 60 開閉検知スイッチ(開閉検知部)
Claims (7)
- 【請求項1】 機枠内に配置され、洗濯物を収容して洗
濯運転を行うための洗濯槽と、この洗濯槽へ洗濯物を投
入するための投入口を開閉する蓋体と、この蓋体の開閉
を検知する開閉検知部と、制御部とを備え、この制御部
は、洗濯運転中において、前記開閉検知部により前記蓋
体が開いたのを検知すると、予め定められた猶予時間の
カウントを開始するカウント手段と、再び前記蓋体が閉
じたのを検知することなく、前記カウント手段にて前記
猶予時間のカウントが完了すると、異常処理を行う異常
処理手段とを含み、前記カウント手段にて前記猶予時間
のカウントが完了するまでに再び前記蓋体が閉じたのを
検知すると異常処理を行わないことを特徴とする洗濯
機。 - 【請求項2】 機枠内に弾性的に支持された外槽と、外
槽内に回転自在に支持され、洗濯物を収容する洗濯兼脱
水槽と、この洗濯兼脱水槽を駆動するモータと、このモ
ータなどの負荷を駆動制御する制御部とを備え、洗い、
すすぎ、脱水からなる洗濯運転を行う洗濯機において、 前記洗濯兼脱水槽内へ洗濯物を投入するための投入口を
開閉する蓋体の開閉を検知する開閉検知部を備え、前記
制御部は、洗濯運転中において、前記開閉検知部により
前記蓋体が開いたのを検知すると、予め定められた猶予
時間のカウントを開始するカウント手段と、再び前記蓋
体が閉じたのを検知することなく、前記カウント手段に
て前記猶予時間のカウントが完了すると、異常処理を行
う異常処理手段とを含み、前記カウント手段にて前記猶
予時間のカウントが完了するまでに再び前記蓋体が閉じ
たのを検知すると異常処理を行わないことを特徴とする
洗濯機。 - 【請求項3】 前記制御部は、さらに、前記開閉検知部
により前記蓋体が開いたのを検知すると、脱水動作中で
あるかを判定する脱水判定手段を含み、前記異常処理手
段は、前記脱水判定手段で脱水動作中であると判定され
ると、前記猶予時間を待つことなく、異常処理を行うこ
とを特徴とする請求項2に記載の洗濯機。 - 【請求項4】 使用者に異常を報知する異常報知部を備
え、前記異常処理手段は、異常処理として、前記異常報
知部を動作させることを特徴とする請求項2または3に
記載の洗濯機。 - 【請求項5】 前記異常処理手段は、異常処理として、
動作している負荷を停止させて洗濯運転を停止させるこ
とを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の
洗濯機。 - 【請求項6】 前記制御部は、さらに、前記開閉検知部
により前記蓋体が開いたのを検知すると、排水動作中で
あるかを判定する排水判定手段を含み、前記異常処理手
段は、再び前記蓋体が閉じたのを検知することなく、前
記カウント手段にて前記猶予時間のカウントが完了し、
且つ前記排水判定手段で排水動作中であると判定される
と、排水動作が終わった後、洗濯運転を停止させること
を特徴とする請求項5に記載の洗濯機。 - 【請求項7】 前記制御部は、前記異常処理手段による
異常処理中に、操作キーが押されても、この操作キーに
よる指令の受付を禁止する禁止手段を含んでなることを
特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の洗濯
機。
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