JP3287780B2 - 電動開閉装置用コントローラ - Google Patents
電動開閉装置用コントローラInfo
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Description
号に応答して前記開閉体を駆動制御する制御部とを備え
た電動開閉装置に、手操作可能な入力部からの入力信号
に基づき前記指令信号を与えることにより前記開閉体を
動作させる電動開閉装置用コントローラに関し、特に、
開閉体としてブラインドやロールスクリーンに兼用する
ことができる電動開閉装置用コントローラに関する。
ーラとしては、特開平3−224988号公報に記載さ
れたものがある。特開平3−224988号公報のもの
は、電動ブラインド及び電動ロールスクリーンに兼用さ
れるスイッチボックスに関するもので、電動ブラインド
の上昇及び電動ロールスクリーンの巻上げ用のスイッチ
と、電動ブラインドの下降及び電動ロールスクリーンの
巻降ろし用のスイッチと、電動ブラインド及び電動ロー
ルスクリーンの停止用のスイッチと、付加的な2個のス
イッチとを有しており、付加的な2個のスイッチは、ス
イッチがオンされたときに、電力の間欠的供給を行うこ
とにより、モータを低速に回転させるもので、電動ブラ
インドの場合はスラットの低速回転、電動ロールスクリ
ーンの場合はスクリーンの低速昇降を行って微調整がで
きるように構成されている。
従来のスイッチボックスでは、電動ブラインドと電動ロ
ールスクリーンの両方に兼用することができ、また、微
調整するためのスイッチを備えているものの、その微調
整操作は、電動ブラインドまたは電動ロールスクリーン
を直接見ながら行わなければ所望の状態になるように操
作することは困難であるという問題があった。
ものとしては、例えば特開平2−197688号公報に
記載されたもの等があるが、ブラインドのスラットの開
閉角度と昇降高さの両方を表示させているため、表示の
ための面積が多く必要になりコントローラが大型化する
という問題がある。かかる公報のコントローラは、ロー
ルスクリーンに兼用することはできないという問題もあ
る。
ので、請求項1ないし請求項3記載の発明は、ブライン
ド用やロールスクリーン用のコントローラとして兼用す
ることができ、且つブラインドのスラットの開閉角度や
ロールスクリーンのスクリーンの昇降高さを、コントロ
ーラで表示することにより、ユーザーがこれらの情報を
直感的に把握することができる電動開閉装置用コントロ
ーラを提供することを目的とする。
に、請求項1記載の電動開閉装置用コントローラは、開
閉体と、指令信号に応答して前記開閉体を駆動制御する
制御部とを備えた電動開閉装置に、手操作可能な入力部
からの入力信号に基づき前記指令信号を与えることによ
り前記開閉体を動作させる電動開閉装置用コントローラ
であって、該コントローラは、一列に配列される複数個
の表示素子と、前記開閉体がブラインドかロールスクリ
ーンかを選択するスイッチとを有しており、該スイッチ
でブラインドが選択された場合に、前記複数個の表示素
子がブラインドのスラットの開閉角度を段階的に表示
し、ロールスクリーンが選択された場合に、前記複数個
の表示素子がロールスクリーンのスクリーンの昇降高さ
を段階的に表示するよう切換えることを特徴とする。
載のものにおいて、前記段階的に表示されるスラットの
開閉角度は、前記入力部から入力された目標開閉角度で
あり、前記段階的に表示されるスクリーンの昇降高さ
は、前記入力部から入力された目標昇降高さであること
を特徴とする。また、請求項3記載の発明は、請求項1
記載のものにおいて、前記制御部は、開閉体の現状態を
検出してコントローラに与えており、前記段階的に表示
されるスラットの開閉角度は、前記制御部で検出された
スラットの開閉角度であり、前記段階的に表示されるス
クリーンの昇降高さは、前記制御部で検出されたスクリ
ーンの昇降高さであることを特徴とする。
の形態を説明する。図3は、本発明の電動開閉装置用コ
ントローラを用いる電動開閉装置により構成されるシス
テムの一設置例を示しており、開閉体がブラインドであ
る場合を示している。
場合には9個)のブラインド装置K1〜K9(電動開閉
装置)を含んでいる(K3〜K8は図示せず)。これら
ブラインド装置は、4つのゾーン1〜4に分かれている
(ゾーン2及びゾーン3は図示せず)。例えば、ゾーン
1はブラインド装置K1及びK2を、ゾーン2はブライ
ンド装置K3及びK4を、ゾーン3はブラインド装置K
5及びK6を、ゾーン4はブラインド装置K7、K8及
びK9を、それぞれ含んでいる。
ット(制御部)P1とブラインド(開閉体)N1とを含
んでいる。以下述べるブラインド装置K1の構成は、他
のブラインド装置K2〜K9においても同様である。ブ
ラインドN1は、間隔をあけて上下方向に配列された複
数のスラット12と、スラット12を支持すると共に、
その上端がヘッドボックス10に導入されるラダーテー
プ14と、スラット12の最下端側に配置されたボトム
レール16と、ボトムレール16に下端が連結されると
共に、上端がヘッドボックス10に導入される昇降テー
プ18と、を有している。ヘッドボックス10内には、
ブラインドN1を駆動制御する制御ユニットP1が収納
されており、制御ユニットP1には、信号線Q1を介し
てコントローラL1が接続されている。この制御ユニッ
トP1は、モータ84を含み、コントローラL1からの
指令信号に応答して、モータ84を回転させて昇降テー
プ18を巻取りまたは巻解きすることによりブラインド
N1を昇降させることができ、また、モータ84を回転
させて(但しモータ84と別のモータとすることも可能
である)ラダーテープ14を巻取りまたは巻解きするこ
とによりスラット12を回転させて、スラット12の開
閉をさせることができる。尚、ラダーテープ14は、所
定量以上、巻取りまたは巻解きできないようになってい
る。制御ユニットP1は、伝送線Mを介して他の制御ユ
ニット、例えばブラインド装置K2の制御ユニットP2
に接続されている。
1の正面図を図1に示す。以下に述べるコントローラL
1の構成は他の制御ユニットP2〜P9に接続されるコ
ントローラL2〜L9においても同様である。コントロ
ーラL1の正面には、LOCALキーのキーシート2
6、OPENキーのキーシート28、STOPキーのキ
ーシート30、CLOSEキーのキーシート32、スラ
ット正回転キーのキーシート22、スラット逆回転キー
のキーシート24等が印刷された印刷シート40が貼付
されており、各キーシート26、28、30、32、2
2、24の裏側には、LOCALキー、OPENキー、
STOPキー、CLOSEキー、スラット正回転キー、
スラット逆回転キーからなるキー入力部148が配設さ
れて、各キートップの後には基板に取り付けられたスイ
ッチがあって、キートップ上のキーシートを押すことに
よりそれらスイッチがオンして後述のマイクロコンピュ
ータ部140に信号が入力される。また、この印刷シー
ト40には、スラット開閉角度を複数段階(図例では1
5段階)で表示するための複数個(図例では15個)の
表示素子であるLED152のための表示窓34が垂直
方向に配列されて形成され、さらに表示素子152によ
る表示がスラットの開閉角度を示すものであることを表
示するための印刷36及び印刷38がなされている。印
刷36は、スラット12の開閉角度を直線の角度で示し
たものであり、表示窓34の表示位置と対応付けられ
て、スラット開閉角度を補助的に表示している。また、
印刷38は、スラット12が水平の角度で最も直射日光
の入ってくる面積が大きくなることを示すためのもので
あって、特別に太陽をイメージする印となっている。こ
の印刷シート40になされている印刷36及び38と、
表示窓34内の表示素子152の発光とで、スラット1
2の開閉角度が直感的に判断できるようになっている。
示す。コントローラL1の背面には、モジュラーコンセ
ント156及び機器番号設定スイッチ146、開閉体選
択スイッチ154及びグループ/ユニット設定スイッチ
155が設けられている。モジュラーコンセント156
には、信号線Q1が接続される。また、機器番号設定ス
イッチ146、開閉体選択スイッチ154及びグループ
/ユニット設定スイッチ155は、ディップスイッチか
ら成り、機器番号設定スイッチ146は、制御ユニット
P1の機器番号を設定することができる。また、開閉体
選択スイッチ154は、開閉体がブラインドであるかロ
ールスクリーンであるかを選択するスイッチであり、こ
の場合は、ブラインドに選択されている。また、グルー
プ/ユニット設定スイッチ155は、コントローラがゾ
ーン内のブラインド装置の一斉操作をさせるものか1台
のブラインド装置の単独操作をさせるものかを選択する
スイッチであり、このコントローラL1は単独操作が選
択されている。
のコントローラL10が設けられており、このコントロ
ーラL10のグループ/ユニット設定スイッチ155
は、一斉操作が選択されている。図4は、制御ユニット
P1及びコントローラL1の構成ブロック図を示す。
尚、他の制御ユニットP2〜P9及びコントローラL1
〜L10についても同様である。制御ユニットP1は、
商用電源から電源を各部に供給するための電源部11
6、ブラインドN1を制御するための様々な処理を行う
マイクロコンピュータ部80と、ブラインドN1が上限
に達したときに動作する上限スイッチ98と、上限スイ
ッチ98の出力に基づいてスラット12が上限に達した
ことを検知してマイクロコンピュータ部80にその信号
を与えるための上限検知部100と、昇降テープ18の
張り具合の変化に応じて、スラット12の上昇もしくは
下降中の障害を検知する障害スイッチ102と、障害ス
イッチ102の動作によって障害が生じたことを検知し
その信号をマイクロコンピュータ部80に与えるための
障害検知部104と、スラット12が下限に達したとき
に動作する下限スイッチ106と、下限スイッチ106
の出力に基づいてスラット12が下限に達したことを検
知しその信号をマイクロコンピュータ部80に与えるた
めの下限検知部108とを含んでいる。さらに、制御ユ
ニットP1は、スラット12の昇降高さをエンコードす
る高さエンコーダ90と、高さエンコーダ90の出力に
よりスラット12の昇降高さを検知しマイクロコンピュ
ータ部80にその信号を与える高さ検知部92と、スラ
ット12の開閉角度をエンコードする角度エンコーダ9
4と、角度エンコーダ94の出力に基づいてスラット1
2の開閉角度を検知しその信号をマイクロコンピュータ
部80に与える角度検知部96と、マイクロコンピュー
タ部80に接続され、制御ユニットP1の機器番号を設
定するための機器番号設定部110と、マイクロコンピ
ュータ部80及び伝送線Mに接続された伝送路信号送信
部86及び伝送路信号受信部88と、昇降テープ18を
巻取りまたは巻解きすることによりスラット12を昇降
させると共に、ラダーテープ14を巻取りまたは巻解き
することによりスラット12を回転させるモータ84
と、マイクロコンピュータ部80からの指令信号に応じ
てモータ84を駆動するための駆動部82と、コントロ
ーラL1とマイクロコンピュータ部80を連結する指令
信号入力部114及び応答信号出力部112とを含んで
いる。
タ部140と、制御ユニットP1の指令信号入力部11
4及び応答信号出力部112に接続された応答信号入力
部142及び指令信号出力部144と、機器番号設定ス
イッチ146と、開閉体選択スイッチ154と、キー入
力部148と、EEPROM記憶部150と、表示素子
である複数のLED(表示素子)152とを含んでい
る。
おいて、ブラインド装置K1を単独的に操作しようとす
るときには、コントローラL1から手操作によりキー入
力部148を操作すると、キー入力部148から入力さ
れた信号がマイクロコンピュータ部140から指令信号
として、機器番号データと共に、指令信号出力部144
及び制御ユニットP1の指令信号入力部114を介して
マイクロコンピュータ部80へと送出される。マイクロ
コンピュータ部80では、機器番号データの一致を確認
した後、駆動部82を駆動制御する信号を送出し、モー
タ84を回転駆動する。例えば、OPENキーのキーシ
ート28が押されると、モータ84が昇降テープ18の
巻取り方向に回転し、STOPキーのキーシート30が
押されると、モータ84の回転が停止するように制御さ
れる。また、CLOSEキーのキーシート32が押され
ると、モータ84が昇降テープ18の巻解き方向に回転
し、STOPキーのキーシート30が押されると、モー
タ84の回転が停止するように制御され、これによりス
ラット12の昇降高さを所望の位置にすることができ
る。
2が押されると、押される毎にその入力信号がマイクロ
コンピュータ部140でアップカウントされ、点灯する
LED152が下から上へ1つずつ移動し、目標とする
スラット12の開閉角度の段階が示されることとなる。
さらに、マイクロコンピュータ部140で、開閉体選択
スイッチ154の状態が判断され、現在ブラインドが選
択されていることが確認された上で、この目標とするス
ラット12の開閉角度の段階がスラット12の角度に変
換されて指令信号として制御ユニットP1のマイクロコ
ンピュータ部80へと送られると、これに応じて制御ユ
ニットP1のモータ84が回転する。同時に、マイクロ
コンピュータ部80は、角度検知部96から検出される
スラット12の角度と、前記指令信号として送られたス
ラット12の角度とを比較して、これらが等しくなった
ところで、モータ84の回転を停止する。また、逆に、
スラット逆回転キーのキーシート24が押されると、押
される毎にその入力信号がマイクロコンピュータ部14
0でダウンカウントされ、点灯するLED152が上か
ら下へ1つずつ移動し、目標とするスラット12の開閉
角度の段階が示されることとなる。マイクロコンピュー
タ部140で、この目標とするスラット12の開閉角度
の段階がスラット12の角度に変換されて指令信号とし
て制御ユニットP1のマイクロコンピュータ部80へと
送られ、先と同じ制御がなされる。
スラット12の開閉角度に関して、ブラインド自身を直
接見ずに、15段階に表示される表示素子152を確認
しながら、スラット正回転キーのキーシート22及びス
ラット逆回転キーのキーシート24を押すことでいずれ
かの段階を選択して、簡単に所望のスラット12の開閉
角度にすることができる。一列に配列された複数個の表
示素子152から直感的にスラット12の開閉角度を把
握することができる。
がロールスクリーンである電動開閉装置に用いた場合に
ついて説明する。図6は、開閉体がロールスクリーンで
ある電動開閉装置により構成されるシステムの一設置例
を示しており、このシステムは、複数個のロールスクリ
ーン装置(電動開閉装置)R1〜R9を含んでおり、例
えば、ロールスクリーン装置R1は、制御ユニット(制
御部)T1とロールスクリーン(開閉体)S1とを含ん
でいる。ロールスクリーンS1は、スクリーン50と、
スクリーン50の上端が連結される巻取パイプ52とを
有しており、ロールスクリーンS1の目立たないところ
に、ロールスクリーンS1を駆動制御する制御ユニット
T1が設置されており、制御ユニットT1には、信号線
Q1を介してコントローラL1が接続されている。この
制御ユニットT1は、巻取パイプ52の内部の一端部に
配設されたモータ184を含み、コントローラL1から
の指令信号に応答して、モータ184を回転させてスク
リーン50を巻取りまたは巻解きすることによりスクリ
ーン50を昇降させることができる。
図5は、図1と同じコントローラL1であるが、その正
面に貼付する印刷シート42を印刷シート40と別のも
のにして、ロールスクリーン用にしている。即ち、印刷
シート40と異なる点は、スラット正回転キーのキーシ
ート22及びスラット逆回転キーのキーシート24の代
わりにスクリーン上昇設定キーのキーシート44及びス
クリーン下降設定キーのキーシート46が印刷されて、
且つ印刷36、38は省かれている点である。
の背面にある開閉体選択スイッチ154はロールスクリ
ーンが選択されている。図7は、制御ユニットT1及び
コントローラL1の構成ブロック図を示している。制御
ユニットT1は、図4の制御ユニットP1と一部の点を
除きほぼ同じ構成をしており、商用電源から電源を各部
に供給するための電源部216、ロールスクリーンS1
を制御するための様々な処理を行うマイクロコンピュー
タ部180と、スクリーン50が上限に達したときに動
作する上限スイッチ198と、上限スイッチ198の出
力に基づいてスクリーン50が上限に達したことを検知
してマイクロコンピュータ部180にその信号を与える
ための上限検知部200と、スクリーン50の昇降中の
障害物との接触を検知する障害スイッチ202と、障害
スイッチ202の動作によって障害が生じたことを検知
しその信号をマイクロコンピュータ部180に与えるた
めの障害検知部204と、スクリーン50が下限に達し
たときに動作する下限スイッチ206と、下限スイッチ
206の出力に基づいてスクリーン50が下限に達した
ことを検知しその信号をマイクロコンピュータ部180
に与えるための下限検知部208と、スクリーン50の
昇降高さをエンコードする高さエンコーダ190と、高
さエンコーダ190の出力によりスクリーン50の昇降
高さを検知しマイクロコンピュータ部180にその信号
を与える高さ検知部192と、マイクロコンピュータ部
180に接続され、制御ユニットT1の機器番号を設定
するための機器番号設定部210と、マイクロコンピュ
ータ部180及び伝送線Mに接続された伝送路信号送信
部186及び伝送路信号受信部188と、スクリーン5
0を巻取りまたは巻解きすることによりスクリーン50
を昇降させるモータ184と、マイクロコンピュータ部
180からの指令信号に応じてモータ184を駆動する
ための駆動部182と、コントローラL1とマイクロコ
ンピュータ部180を連結する指令信号入力部214及
び応答信号出力部212とを含んでいる。
装置において、ロールスクリーン装置R1を単独的に操
作しようとするときには、コントローラL1から手操作
によりキー入力部148を操作すると、キー入力部14
8から入力された信号がマイクロコンピュータ部140
から指令信号として、機器番号データと共に、指令信号
出力部144及び制御ユニットT1の指令信号入力部2
14を介してマイクロコンピュータ部180へと送出さ
れる。マイクロコンピュータ部180では、機器番号デ
ータの一致を確認した後、駆動部182を駆動制御する
信号を送出し、モータ184を回転駆動する。例えば、
OPENキーのキーシート28が押されると、モータ1
84がスクリーン50の巻取り方向に回転し、STOP
キーのキーシート30が押されると、モータ184の回
転が停止するように制御される。また、CLOSEキー
のキーシート32が押されると、モータ184がスクリ
ーン50の巻解き方向に回転し、STOPキーのキーシ
ート30が押されると、モータ184の回転が停止する
ように制御され、これによりスクリーン50の昇降高さ
を所望の位置にすることができる。
ト44が押されると、押される毎にその入力信号がマイ
クロコンピュータ部140でアップカウントされ、点灯
するLED152が下から上へ1つずつ移動し、また
は、点灯するLED152が1つずつ下から上へ減少し
ていき、目標とするスクリーン50の昇降高さの段階が
示されることとなる。さらに、マイクロコンピュータ部
140で、開閉体選択スイッチ154の状態が判断さ
れ、現在ロールスクリーンが選択されていることが確認
された上で、この目標とするスクリーン50の昇降高さ
の段階が実際の昇降高さに変換されて指令信号として制
御ユニットT1のマイクロコンピュータ部180へと送
られると、これに応じて制御ユニットT1のモータ18
4が回転する。同時に、マイクロコンピュータ部180
は、高さ検知部192から検出されるスクリーン50の
昇降高さと、前記指令信号として送られたスクリーン5
0の昇降高さとを比較して、これらが等しくなったとこ
ろで、モータ184の回転を停止する。また、逆に、ス
クリーン下降設定キーのキーシート46が押されると、
押される毎にその入力信号がマイクロコンピュータ部1
40でダウンカウントされ、点灯するLED152が上
から下へ1つずつ移動し、または、点灯するLED15
2が上から下へ1つずつ増加していき、目標とするスク
リーン50の昇降高さの段階が示されることとなる。マ
イクロコンピュータ部140で、この目標とするスクリ
ーン50の昇降高さの段階が実際の昇降高さに変換され
て指令信号として制御ユニットT1のマイクロコンピュ
ータ部180へと送られ、先と同じ制御がなされる。
見ずに、15段階に表示される表示素子152を確認し
ながら、スクリーン上昇設定キーのキーシート44及び
スクリーン下降設定キーのキーシート46を押すことで
いずれかの段階を選択して、簡単に所望のスクリーン5
0の昇降高さにすることができる。また、昇降高さの微
調整を行いたいときには、OPENキーのキーシート2
8またはCLOSEキーのキーシート32を押してすぐ
にSTOPキーのキーシート30を押すことで、微小高
さ調整することができる。一列に配列された複数個の表
示素子152により直感的にスクリーン50の昇降高さ
を把握することができる。
体選択スイッチ154の状態に応じて、キーシート22
またはキーシート44、もしくはキーシート24または
キーシート46から入力されている項目がスラット12
の開閉角度に関するものか、またはスクリーン50の昇
降高さに関するものかを判断する手段と、この判断結果
に応じて、目標とするスラット12の開閉角度またはス
クリーン50の昇降高さを段階をスラット12の角度ま
たはスクリーン50の昇降高さに変換する手段と、目標
とするスラット12の開閉角度またはスクリーン50の
昇降高さの段階から表示素子152の表示制御を行う手
段とが設けられているので、図1と図5に示したよう
に、正面に貼付された印刷シール40、42を変更し、
また、開閉体選択スイッチ154を適宜切り換えるだけ
で、ブラインドやロールスクリーンの電動開閉装置に兼
用できるコントローラとすることができる。
クリーン50の昇降高さは、マイクロコンピュータ部1
40からEEPROM記憶部150に送られて記憶され
るので、信号線Qと並列に外部から供給されるコントロ
ーラL1への電源が切れても、保存され、次回の電源投
入時に、再び表示素子152でスラット開閉角度または
スクリーン昇降高さを表示することができる。
素子152は、キーシート22、24、44または46
から入力された目標のスラット12の開閉角度または目
標のスクリーン50の昇降高さを表示することとし、こ
の目標にブラインドやロールスクリーンが一致するよう
制御しているが、別の形態としては、常に現在のスラッ
ト12の開閉角度または現在のスクリーン50の昇降高
さを表示するようにすることもできる。
開閉体選択スイッチ154でブラインドかロールスクリ
ーンが選択されているかを判断した後、ブラインドが選
択されている場合、所定時間毎に、制御ユニットP1の
角度検知部96で検知されたスラット12の角度信号を
応答信号出力部112及び応答信号入力部142を介し
て取り込み、そのスラット角度信号を15段階のスラッ
ト開閉角度に変換して、その段階に応じて表示素子15
2を点灯させる。同様に、ロールスクリーンが選択され
ている場合、所定時間毎に、制御ユニットT1の高さ検
知部192で検知されたスクリーン50の昇降高さ信号
を応答信号出力部212及び応答信号入力部142を介
して取り込み、その昇降高さ信号を15段階の昇降高さ
に変換して、その段階に応じて表示素子152を点灯さ
せる。
状況を正確に把握することができる。次に、図8及び図
9は、他の実施の形態を表しており、コントローラL1
が同じブラインドN1のスラット12の開閉角度や昇降
高さに関する情報を適宜選択して表示することができる
ように構成したものである。
るキー入力部であって、キー入力部60には、LOCA
Lキー62、OPENキー64、STOPキー66、C
LOSEキー68、スラット正回転キー70、スラット
逆回転キー72、開閉角度/昇降高さ選択キー78、及
びスラット正回転キー70とスラット逆回転キー72と
の間に配置され複数の表示ボックス75(表示素子)か
ら構成される棒グラフが、液晶表示されている。また、
図9は、図8の状態から開閉角度/昇降高さ選択キー7
8を押した状態を示しており、スラット正回転キー70
及びスラット逆回転キー72の代わりに上昇設定キー7
4及び下降設定キー76が表示されている。
はCLOSEキー68を押すことにより、その入力信号
がマイクロコンピュータ部140へ入力されて、指令信
号として制御ユニットP1へ送られてブラインドN1の
スラット12を上昇、停止、下降させる。また、スラッ
ト正回転キー70またはスラット逆回転キー72を押す
毎に、表示ボックス75が増減して、目標とするスラッ
ト12の開閉角度が表示された表示ボックス75の数で
表現され、マイクロコンピュータ部140及び80は、
この開閉角度に一致するように、モータ84を制御す
る。また、上昇設定キー74及び下降設定キー76を押
す毎に、表示ボックス75が増減して、目標とするスラ
ット12の昇降高さが表示された表示ボックス75の数
で表現され、マイクロコンピュータ部140及び80
は、この昇降高さに一致するように、モータ84を制御
する。マイクロコンピュータ部140は、この開閉角度
/昇降高さ選択キー78の選択により、キー70、7
2、74または76からの入力が、それぞれスラット開
閉角度に関するものか、スラット昇降高さに関するもの
かを判断する手段と、表示ボックス75が表示する対象
をスラット開閉角度またはスラット昇降高さに切り換え
る手段とを有する。
スラット12の昇降高さの両方を、ブラインド自身を直
接見ずに、段階的に表示される表示素子75を確認しな
がら、キー70、72、74または76を押すことでい
ずれかの段階を選択して、簡単に所望のスラット12の
開閉角度またはスラット12の昇降高さにすることがで
き、一列に配列された複数個の表示素子75から直感的
にスラット12の開閉角度またはスラット12の昇降高
さを把握することができる。
より表示される内容を切り換えることで、コントローラ
L1を大型化せずに、複数の情報を把握することができ
る。また、別の形態として、図8及び図9のコントロー
ラL1の表示素子75が所望のスラット12の開閉角度
及びスラット12の昇降高さではなく、現在のスラット
12の開閉角度または現在のスラット12の昇降高さを
表示するようにすることもできる。
開閉角度/昇降高さ選択キー78で開閉角度か昇降高さ
のどちらかが選択されているかを判断した後、開閉角度
が選択されている場合、所定時間毎に、制御ユニットP
1の角度検知部96で検知されたスラット12の角度信
号を応答信号出力部112及び応答信号入力部142を
介して取り込み、そのスラット角度信号を15段階のス
ラット開閉角度に変換して、その段階に応じた数の表示
ボックス75を表示する。同様に、昇降高さが選択され
ている場合、所定時間毎に、制御ユニットP1の高さ検
知部92で検知されたスラット12の昇降高さ信号を応
答信号出力部112及び応答信号入力部142を介して
取り込み、その昇降高さ信号を15段階の昇降高さに変
換して、その段階に応じた数の表示ボックス75を表示
する。
インドN1の現在の状況を正確に把握することができ
る。
求項3記載の発明によれば、コントローラが、一列に配
列される複数個の表示素子と、前記開閉体がブラインド
かロールスクリーンかを選択するスイッチとを有してお
り、該スイッチでブラインドが選択された場合に、前記
複数個の表示素子がスラットの開閉角度を段階的に表示
し、ロールスクリーンが選択された場合に、前記複数個
の表示素子がスクリーンの昇降高さを段階的に表示する
よう切換える、こととしたことから、ブラインド用やロ
ールスクリーン用のコントローラとして兼用することが
でき、且つブラインドのスラットの開閉角度やロールス
クリーンのスクリーンの昇降高さを、コントローラで表
示することにより、ユーザーがこれらの情報を直感的に
把握することができる。
リーンに共通して本発明の電動開閉装置用コントローラ
を使用することができることから、在庫リスクを低減す
ることもできる。
ブラインドである場合の電動開閉装置用コントローラを
示す正面図である。
ブラインドである場合の電動開閉装置用コントローラを
示す背面図である。
ブラインドである場合の電動開閉装置用コントローラを
使用する電動開閉装置により構成されるシステムの一設
置例である。
ブラインドである場合の、電動開閉装置用コントローラ
と、電動開閉装置の制御ユニット(制御部)の概略ブロ
ック図である。
ロールスクリーンである場合の、電動開閉装置用コント
ローラを示す正面図である。
ロールスクリーンである場合の電動開閉装置用コントロ
ーラを使用する電動開閉装置により構成されるシステム
の一設置例である。
ロールスクリーンである場合の、電動開閉装置用コント
ローラと、電動開閉装置の制御ユニット(制御部)の概
略ブロック図である。
用コントローラを示す正面図である。
用コントローラを示す正面図である。
置) N(N1〜N9) ブラインド(開閉体) S(S1〜S9) ロールスクリーン(開閉体) P(P1〜P9) 制御ユニット(制御部) T(T1〜T9) 制御ユニット(制御部) L(L1〜L10) コントローラ 12 スラット 50 スクリーン 60 キー入力部 75 表示素子(表示ボックス) 78 開閉角度/昇降高さ選択キー 148 キー入力部 152 表示素子(LED) 154 開閉体選択スイッチ
Claims (3)
- 【請求項1】 開閉体(N、S)と、指令信号に応答し
て前記開閉体を駆動制御する制御部(P、T)とを備え
た電動開閉装置(K、R)に、手操作可能な入力部(1
48)からの入力信号に基づき前記指令信号を与えるこ
とにより前記開閉体を動作させる電動開閉装置用コント
ローラであって、 該コントローラ(L)は、一列に配列される複数個の表
示素子(152)と、前記開閉体がブラインド(N)か
ロールスクリーン(S)かを選択するスイッチ(15
4)とを有しており、該スイッチでブラインドが選択さ
れた場合に、前記複数個の表示素子がブラインドのスラ
ット(12)の開閉角度を段階的に表示し、ロールスク
リーンが選択された場合に、前記複数個の表示素子がロ
ールスクリーンのスクリーン(50)の昇降高さを段階
的に表示するよう切換える、ことを特徴とする電動開閉
装置用コントローラ。 - 【請求項2】 前記段階的に表示されるスラットの開閉
角度は、前記入力部から入力された目標開閉角度であ
り、前記段階的に表示されるスクリーンの昇降高さは、
前記入力部から入力された目標昇降高さである、ことを
特徴とする請求項1記載の電動開閉装置用コントロー
ラ。 - 【請求項3】 前記制御部は、開閉体の現状態を検出し
てコントローラに与えており、前記段階的に表示される
スラットの開閉角度は、前記制御部で検出されたスラッ
トの開閉角度であり、前記段階的に表示されるスクリー
ンの昇降高さは、前記制御部で検出されたスクリーンの
昇降高さである、ことを特徴とする請求項1記載の電動
開閉装置用コントローラ。
Priority Applications (1)
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP02137697A JP3287780B2 (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | 電動開閉装置用コントローラ |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002010152A Division JP3560951B2 (ja) | 2002-01-18 | 2002-01-18 | 電動開閉装置用コントローラ |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10220139A JPH10220139A (ja) | 1998-08-18 |
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Family
ID=12053383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP02137697A Expired - Lifetime JP3287780B2 (ja) | 1997-02-04 | 1997-02-04 | 電動開閉装置用コントローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
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- 1997-02-04 JP JP02137697A patent/JP3287780B2/ja not_active Expired - Lifetime
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