JPH06200682A - 電動ブラインドの操作装置 - Google Patents
電動ブラインドの操作装置Info
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- JPH06200682A JPH06200682A JP2547692A JP2547692A JPH06200682A JP H06200682 A JPH06200682 A JP H06200682A JP 2547692 A JP2547692 A JP 2547692A JP 2547692 A JP2547692 A JP 2547692A JP H06200682 A JPH06200682 A JP H06200682A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電動ブラインドのブラインド高さ(または水
平位置)・スラット角度(スラットを有する場合)の調
節、実行において、予め所望のブラインド高さなど・ス
ラット角度を再現値としてメモリー記憶させておき、適
時その再現動作を簡単な操作で実行できるようにする。 【構成】 ブラインド1の制御部3に、マイクロプロセ
ッサ20とドライバ回路25と記憶手段35を設ける。
電動モータ13に印加する駆動パルス数等を用いて現在
ブラインド高さ・現在スラット角度・ブラインド高さ下
限リミット値を求め、これらの制御値を記憶手段に記憶
させてブラインド1の制御を行う。シングルコントロー
ラ30あるいはマスターコントローラ32により、現在
値をシングル用再現値、マスター用再現値としてコント
ロール部3の記憶手段35に記憶させ、前記再現値を適
時再現させる。
平位置)・スラット角度(スラットを有する場合)の調
節、実行において、予め所望のブラインド高さなど・ス
ラット角度を再現値としてメモリー記憶させておき、適
時その再現動作を簡単な操作で実行できるようにする。 【構成】 ブラインド1の制御部3に、マイクロプロセ
ッサ20とドライバ回路25と記憶手段35を設ける。
電動モータ13に印加する駆動パルス数等を用いて現在
ブラインド高さ・現在スラット角度・ブラインド高さ下
限リミット値を求め、これらの制御値を記憶手段に記憶
させてブラインド1の制御を行う。シングルコントロー
ラ30あるいはマスターコントローラ32により、現在
値をシングル用再現値、マスター用再現値としてコント
ロール部3の記憶手段35に記憶させ、前記再現値を適
時再現させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ブラインド(ベネシ
アンブラインド、縦型ブラインド、ロールブラインド
等)におけるスラット、スクリーンの昇降、スラットの
水平移動等、またはスラットを有するものにあってはス
ラットの角度調整を自動的に行う電動ブラインドの操作
装置に関するものである。
アンブラインド、縦型ブラインド、ロールブラインド
等)におけるスラット、スクリーンの昇降、スラットの
水平移動等、またはスラットを有するものにあってはス
ラットの角度調整を自動的に行う電動ブラインドの操作
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ベネシアンブラインドの場合、
電動ブラインド装置は、一般に、ブラインド上部に設置
されたヘッドボックス内に、ブラインドのスラットを昇
降コードを介して昇降させる昇降ドラムと、スラットの
角度をラダーコードを介して調節するラダードラムと、
これら昇降ドラム・ラダードラムを駆動シャフトを介し
て回転駆動する駆動装置と、この駆動装置を制御する制
御部と、この制御部を遠隔操作するコントローラなどか
ら構成され、コントローラによりブラインドのスラット
を所望の昇降位置やスラットを所望の角度に自動制御し
ている。この種の電動ブラインド装置は、近年、種々の
ものが開発されており、例えば、多数台のブラインドを
任意のブロックに分け、指定されたブロック毎にブライ
ンドを制御したり、多数のブラインドを操作するファミ
リーコントローラに設けた表示器にブラインドの形態、
ブラインド高さ、スラット角度等を表示したりすること
などが提案されている(例えば、特開平2-197685号〜19
7688号など)。
電動ブラインド装置は、一般に、ブラインド上部に設置
されたヘッドボックス内に、ブラインドのスラットを昇
降コードを介して昇降させる昇降ドラムと、スラットの
角度をラダーコードを介して調節するラダードラムと、
これら昇降ドラム・ラダードラムを駆動シャフトを介し
て回転駆動する駆動装置と、この駆動装置を制御する制
御部と、この制御部を遠隔操作するコントローラなどか
ら構成され、コントローラによりブラインドのスラット
を所望の昇降位置やスラットを所望の角度に自動制御し
ている。この種の電動ブラインド装置は、近年、種々の
ものが開発されており、例えば、多数台のブラインドを
任意のブロックに分け、指定されたブロック毎にブライ
ンドを制御したり、多数のブラインドを操作するファミ
リーコントローラに設けた表示器にブラインドの形態、
ブラインド高さ、スラット角度等を表示したりすること
などが提案されている(例えば、特開平2-197685号〜19
7688号など)。
【0003】また、ブラインド高さ・スラット角度を所
望の値に設定し、この設定値を実行する方法として、特
開平2-197687号(多数のブラインドを操作するファミリ
ーコントローラ)、特開平2-197688号(各ブラインドに
接続されるシングルコントローラ)に、次のような操作
方法が開示されている。 ファミリーコントローラあるいはシングルコントロ
ーラの表示部を見ながら、ステップボタンで表示箇所を
移動させ、ブラインド高さ・スラット角度を設定する。 セットボタンを押して前記高さデータ・角度データ
をコントローラのRAMに記憶させる。 スタートボタンを押してRAMに記憶されている高
さデータ・角度データをブラインド本体の制御部のMP
Uに送信する。ファミリーコントローラの場合には、識
別データ・高さデータ・角度データを送信し、識別デー
タで指定したブラインドのMPUに取り込ませる。 MPUでは、前記高さデータ・角度データと検出値
とが一致するように駆動モータを制御する。
望の値に設定し、この設定値を実行する方法として、特
開平2-197687号(多数のブラインドを操作するファミリ
ーコントローラ)、特開平2-197688号(各ブラインドに
接続されるシングルコントローラ)に、次のような操作
方法が開示されている。 ファミリーコントローラあるいはシングルコントロ
ーラの表示部を見ながら、ステップボタンで表示箇所を
移動させ、ブラインド高さ・スラット角度を設定する。 セットボタンを押して前記高さデータ・角度データ
をコントローラのRAMに記憶させる。 スタートボタンを押してRAMに記憶されている高
さデータ・角度データをブラインド本体の制御部のMP
Uに送信する。ファミリーコントローラの場合には、識
別データ・高さデータ・角度データを送信し、識別デー
タで指定したブラインドのMPUに取り込ませる。 MPUでは、前記高さデータ・角度データと検出値
とが一致するように駆動モータを制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような従来の設定・実行方式は、所望の昇降位置(ベネ
シアンブラインド、ロールブラインド等)や水平位置
(縦型ブラインド等)・スラットを有するものにあって
はその角度をその都度、登録、実行させなくてはならな
いものであり、 スタートボタンによる送信の前には、必ず設定・記
憶操作が必要になり、操作が面倒である。 コントローラからブラインド本体の制御部へデータ
を送信するため、通信方式、処理プログラムなどが複雑
となる。 この発明は、前述のような問題点を解消すべくなされた
もので、その目的は、所望の昇降位置または水平位置・
スラットを有するものにあってはその角度を予め再現値
として登録できるメモリーを各ブラインドの制御部に有
し、しかもそのメモリーは制御部のMPUとは別個に設
置されているため、各ブラインド毎の再現値の実行を容
易に行える電動ブラインドの操作装置を提供することに
ある。
ような従来の設定・実行方式は、所望の昇降位置(ベネ
シアンブラインド、ロールブラインド等)や水平位置
(縦型ブラインド等)・スラットを有するものにあって
はその角度をその都度、登録、実行させなくてはならな
いものであり、 スタートボタンによる送信の前には、必ず設定・記
憶操作が必要になり、操作が面倒である。 コントローラからブラインド本体の制御部へデータ
を送信するため、通信方式、処理プログラムなどが複雑
となる。 この発明は、前述のような問題点を解消すべくなされた
もので、その目的は、所望の昇降位置または水平位置・
スラットを有するものにあってはその角度を予め再現値
として登録できるメモリーを各ブラインドの制御部に有
し、しかもそのメモリーは制御部のMPUとは別個に設
置されているため、各ブラインド毎の再現値の実行を容
易に行える電動ブラインドの操作装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、ブラインド
のスクリーンまたはスラットを昇降あるいは水平移動さ
せる昇降または水平移動用ドラムと、スラットを有する
ものにあっては、さらにその角度を調節するラダードラ
ム、または昇降ドラムもしくは水平移動用ドラムとラダ
ードラムを合成した昇降・ラダードラムと、ドラムを回
転駆動する駆動装置と、この駆動装置を制御する制御部
と、この制御部を操作するコントローラを備えた電動ブ
ラインドの操作装置において、前記制御部に、前記コン
トローラと検出スイッチからの入力信号を処理するマイ
クロプロセッサと、このマイクロプロセッサからの駆動
パルス信号により前記駆動装置の電動モータを駆動する
ドライバ回路と、マイクロプロセッサのデータを記憶す
る不揮発性メモリーなどの記憶手段とを設け、機械的方
法(例えば、ブラインドの状態に応じたアナログ信号を
出力する可変抵抗器)または電気的方法(例えば、ステ
ッピングモータに印加する駆動パルス数)を用いて現在
ブラインド高さまたは現在水平位置・スラットを有する
ものにあっては現在スラット角度を得、これらの値をシ
ングル用ブラインド再現値として前記記憶手段に記憶さ
せ、各ブラインドの制御部に接続されるシングルコント
ローラからの再現指令コマンドにより、前記記憶された
シングル用ブラインド高さ再現値または水平位置再現値
・スラットを有するものにあってはシングル用スラット
角度再現値を適時実行させる入力手段を設けるようにし
たものである。また、機械的方法または電気的方法を用
いて各ブラインドの現在ブラインド高さまたは現在水平
位置・スラットを有するものにあっては現在スラット角
度を得、これらの値を、各ブラインドの制御部にコマン
ドを送信可能に接続されるマスターコントローラからの
指令で、全体またはゾーン別もしくは個別にマスター用
再現値として各ブラインドの記憶手段に記憶させ、マス
ターコントローラからの再現指令コマンドにより、前記
記憶されたマスター用ブラインド高さ再現値または水平
位置再現値・スラットを有するものにあってはマスター
用スラット角度再現値を、全体またはゾーン別もしくは
個別に適時実行させる入力手段を設ける。なお、この発
明では、駆動装置の電動モータには、比較的安価で制御
性の良いステッピングモータを使用するのが好ましい
が、その他の電動モータを使用できることはいうまでも
ない。
のスクリーンまたはスラットを昇降あるいは水平移動さ
せる昇降または水平移動用ドラムと、スラットを有する
ものにあっては、さらにその角度を調節するラダードラ
ム、または昇降ドラムもしくは水平移動用ドラムとラダ
ードラムを合成した昇降・ラダードラムと、ドラムを回
転駆動する駆動装置と、この駆動装置を制御する制御部
と、この制御部を操作するコントローラを備えた電動ブ
ラインドの操作装置において、前記制御部に、前記コン
トローラと検出スイッチからの入力信号を処理するマイ
クロプロセッサと、このマイクロプロセッサからの駆動
パルス信号により前記駆動装置の電動モータを駆動する
ドライバ回路と、マイクロプロセッサのデータを記憶す
る不揮発性メモリーなどの記憶手段とを設け、機械的方
法(例えば、ブラインドの状態に応じたアナログ信号を
出力する可変抵抗器)または電気的方法(例えば、ステ
ッピングモータに印加する駆動パルス数)を用いて現在
ブラインド高さまたは現在水平位置・スラットを有する
ものにあっては現在スラット角度を得、これらの値をシ
ングル用ブラインド再現値として前記記憶手段に記憶さ
せ、各ブラインドの制御部に接続されるシングルコント
ローラからの再現指令コマンドにより、前記記憶された
シングル用ブラインド高さ再現値または水平位置再現値
・スラットを有するものにあってはシングル用スラット
角度再現値を適時実行させる入力手段を設けるようにし
たものである。また、機械的方法または電気的方法を用
いて各ブラインドの現在ブラインド高さまたは現在水平
位置・スラットを有するものにあっては現在スラット角
度を得、これらの値を、各ブラインドの制御部にコマン
ドを送信可能に接続されるマスターコントローラからの
指令で、全体またはゾーン別もしくは個別にマスター用
再現値として各ブラインドの記憶手段に記憶させ、マス
ターコントローラからの再現指令コマンドにより、前記
記憶されたマスター用ブラインド高さ再現値または水平
位置再現値・スラットを有するものにあってはマスター
用スラット角度再現値を、全体またはゾーン別もしくは
個別に適時実行させる入力手段を設ける。なお、この発
明では、駆動装置の電動モータには、比較的安価で制御
性の良いステッピングモータを使用するのが好ましい
が、その他の電動モータを使用できることはいうまでも
ない。
【0006】
【作用】駆動装置の電動モータにステッピングモータを
使用した場合を例にとると、コントローラからブライン
ドの上昇信号もしくは下降信号、または水平移動信号が
制御部のマイクロプロセッサに入力されると、マイクロ
プロセッサはドライバ回路に駆動パルス信号を出力し、
ドライバ回路によりステッピングモータを昇降用または
水平移動用の回転数で回転駆動し、ブラインドのスラッ
ト(スクリーン)が昇降あるいは水平移動する。マイク
ロプロセッサでは、停止するまでの駆動パルスをカウン
トし、このカウントパルス数を記憶されているブライン
ド高さまたは水平移動位置の値に加・減算し、結果を現
在ブラインド高さまたは現在水平位置として記憶手段に
記憶する。スラットを有するものにあっては、コントロ
ーラからスラットの角度調整信号が制御部のマイクロプ
ロセッサに入力されると、前記昇降の場合と同様にステ
ッピングモータを角度調整用の回転数で回転駆動し、ス
ラット角度を変更する。マイクロプロセッサでは、スラ
ットが停止するまでの駆動パルスをカウントし、このカ
ウントパルス数をスラット角度に加・減算し、結果を現
在スラット角度として記憶手段に記憶する。但し、この
時、記憶手段の中の現在ブラインド高さまたは現在水平
位置の値の修正も行う。調整用スイッチをONし、上限
位置あるいは水平移動開始位置からブラインドを下降あ
るいは水平移動させ、希望する下限位置または水平末端
位置に停止させた後、調整スイッチをOFFにすると、
この時の位置が下限値または水平末端位置として記憶手
段に記憶される。ステッピングモータに印加される駆動
パルス数を用いて記憶された現在ブランド高さまたは現
在水平位置・スラットを有するものにあっては現在スラ
ット角度・ブラインド高さ下限リミット値または水平末
端リミット値に基づいてブラインドが自動制御される。
再現に際しては、ブラインドを再現したい状態にセット
し、シングルコントローラの再現記憶用の入力手段を操
作すれば、現在ブラインド高さまたは現在水平位置・ス
ラットを有するものにあっては現在スラット角度が制御
部の記憶手段にシングル用ブラインド高さ再現値・シン
グル用スラット角度再現値として記憶される。シングル
コントローラの再現用の入力手段を操作すれば、シング
ル用ブラインド高さ再現値または水平位置再現値・スラ
ットを有するものにあってはシングル用スラット角度再
現値が実行される。操作・設定画面でマスターコントロ
ーラの再現記憶用の入力手段を操作すると、指定された
各ブラインドの制御部に記憶指令コマンドが送信され、
その時の現在ブラインド高さまたは現在水平位置・スラ
ットを有するものにあっては現在スラット角度がマスタ
ー用ブラインド高さ再現値または水平位置再現値・スラ
ットを有するものにあってはマスター用スラット角度再
現値として制御部の記憶手段に記憶される。マスターコ
ントローラの再現用の入力手段を操作すると、指定され
た各ブラインドの制御部に再現指令コマンドが送信さ
れ、マスター用ブラインド高さ再現値または水平位置再
現値・スラットを有するものにあってはマスター用スラ
ット角度再現値が実行される。
使用した場合を例にとると、コントローラからブライン
ドの上昇信号もしくは下降信号、または水平移動信号が
制御部のマイクロプロセッサに入力されると、マイクロ
プロセッサはドライバ回路に駆動パルス信号を出力し、
ドライバ回路によりステッピングモータを昇降用または
水平移動用の回転数で回転駆動し、ブラインドのスラッ
ト(スクリーン)が昇降あるいは水平移動する。マイク
ロプロセッサでは、停止するまでの駆動パルスをカウン
トし、このカウントパルス数を記憶されているブライン
ド高さまたは水平移動位置の値に加・減算し、結果を現
在ブラインド高さまたは現在水平位置として記憶手段に
記憶する。スラットを有するものにあっては、コントロ
ーラからスラットの角度調整信号が制御部のマイクロプ
ロセッサに入力されると、前記昇降の場合と同様にステ
ッピングモータを角度調整用の回転数で回転駆動し、ス
ラット角度を変更する。マイクロプロセッサでは、スラ
ットが停止するまでの駆動パルスをカウントし、このカ
ウントパルス数をスラット角度に加・減算し、結果を現
在スラット角度として記憶手段に記憶する。但し、この
時、記憶手段の中の現在ブラインド高さまたは現在水平
位置の値の修正も行う。調整用スイッチをONし、上限
位置あるいは水平移動開始位置からブラインドを下降あ
るいは水平移動させ、希望する下限位置または水平末端
位置に停止させた後、調整スイッチをOFFにすると、
この時の位置が下限値または水平末端位置として記憶手
段に記憶される。ステッピングモータに印加される駆動
パルス数を用いて記憶された現在ブランド高さまたは現
在水平位置・スラットを有するものにあっては現在スラ
ット角度・ブラインド高さ下限リミット値または水平末
端リミット値に基づいてブラインドが自動制御される。
再現に際しては、ブラインドを再現したい状態にセット
し、シングルコントローラの再現記憶用の入力手段を操
作すれば、現在ブラインド高さまたは現在水平位置・ス
ラットを有するものにあっては現在スラット角度が制御
部の記憶手段にシングル用ブラインド高さ再現値・シン
グル用スラット角度再現値として記憶される。シングル
コントローラの再現用の入力手段を操作すれば、シング
ル用ブラインド高さ再現値または水平位置再現値・スラ
ットを有するものにあってはシングル用スラット角度再
現値が実行される。操作・設定画面でマスターコントロ
ーラの再現記憶用の入力手段を操作すると、指定された
各ブラインドの制御部に記憶指令コマンドが送信され、
その時の現在ブラインド高さまたは現在水平位置・スラ
ットを有するものにあっては現在スラット角度がマスタ
ー用ブラインド高さ再現値または水平位置再現値・スラ
ットを有するものにあってはマスター用スラット角度再
現値として制御部の記憶手段に記憶される。マスターコ
ントローラの再現用の入力手段を操作すると、指定され
た各ブラインドの制御部に再現指令コマンドが送信さ
れ、マスター用ブラインド高さ再現値または水平位置再
現値・スラットを有するものにあってはマスター用スラ
ット角度再現値が実行される。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例をベネシアンブラ
インドを例にとり図面を参照して説明する。これは、図
1、図2に示すように、ベネシアンブラインド1を多数
台(例えば、最大で99台)設置し、これらブラインド
1,1,─,1を複数ゾーン(例えば、最大で8ゾー
ン)に分割して制御する実施例である。各ブラインド1
の制御部3には、シングルコントローラ30が接続さ
れ、このシングルコントローラ30でブラインド1を個
別に操作できるようにされている。さらに、これらのう
ちの任意の1台にマスターコントローラ32が接続され
る。これを便宜上親ブラインドと呼び、他のブラインド
を子ブライントとする。親ブラインドと子ブラインドあ
るいは子ブラインド同士が配線で接続されており、マス
ターコントローラ32によりゾーンの指定、ゾーン別の
操作等が行えるようにされている。また、マスターコン
トローラ32はホストコンピュータ75あるいはワイヤ
レスコントローラ82により操作可能とされている。
インドを例にとり図面を参照して説明する。これは、図
1、図2に示すように、ベネシアンブラインド1を多数
台(例えば、最大で99台)設置し、これらブラインド
1,1,─,1を複数ゾーン(例えば、最大で8ゾー
ン)に分割して制御する実施例である。各ブラインド1
の制御部3には、シングルコントローラ30が接続さ
れ、このシングルコントローラ30でブラインド1を個
別に操作できるようにされている。さらに、これらのう
ちの任意の1台にマスターコントローラ32が接続され
る。これを便宜上親ブラインドと呼び、他のブラインド
を子ブライントとする。親ブラインドと子ブラインドあ
るいは子ブラインド同士が配線で接続されており、マス
ターコントローラ32によりゾーンの指定、ゾーン別の
操作等が行えるようにされている。また、マスターコン
トローラ32はホストコンピュータ75あるいはワイヤ
レスコントローラ82により操作可能とされている。
【0008】図1に示すように、ブラインド1の上部に
配置されるヘッドボックス2内には、ブラインド1のス
ラット9を昇降させ、かつスラット9の角度を調整する
一対の昇降・ラダードラム5,5と、このドラム5,5
を駆動シャフト4を介して回転駆動させる駆動装置10
と、この駆動装置10を制御する制御部(コントロール
ボックス)3が設置されている。昇降・ラダードラム5
には、多数のスラット9を貫通し、下端にボトムレール
が固定された昇降コード7の上端が固定されており、こ
の昇降コード7を巻取り・巻戻しすることにより、ブラ
インド1が昇降するようにされている。さらに、この昇
降・ラダードラム5からは一対のラダーコード8が吊下
げられ、このラダーコード8を連結する横ひも上に各ス
ラット9を載せ(図3参照)、昇降ラダードラム5の回
転で一対のラダーコード8を互いに逆方向に上下動させ
ることにより、スラット9の角度を例えば約170°の
範囲で変更できるようにされている。
配置されるヘッドボックス2内には、ブラインド1のス
ラット9を昇降させ、かつスラット9の角度を調整する
一対の昇降・ラダードラム5,5と、このドラム5,5
を駆動シャフト4を介して回転駆動させる駆動装置10
と、この駆動装置10を制御する制御部(コントロール
ボックス)3が設置されている。昇降・ラダードラム5
には、多数のスラット9を貫通し、下端にボトムレール
が固定された昇降コード7の上端が固定されており、こ
の昇降コード7を巻取り・巻戻しすることにより、ブラ
インド1が昇降するようにされている。さらに、この昇
降・ラダードラム5からは一対のラダーコード8が吊下
げられ、このラダーコード8を連結する横ひも上に各ス
ラット9を載せ(図3参照)、昇降ラダードラム5の回
転で一対のラダーコード8を互いに逆方向に上下動させ
ることにより、スラット9の角度を例えば約170°の
範囲で変更できるようにされている。
【0009】昇降・ラダードラム5は、例えば図3に示
すように、一端に雄ねじ5Bを形成したパイプ状のドラ
ム5Aの他端部に、昇降コード7を巻掛けると共に、リ
ング状のラダースプリング6を嵌合して構成される。雄
ねじ5B部分は、図示しないナット部材に支持させるこ
とにより、ドラム5Aが回転しつつ軸方向にスライド
し、昇降コード7が重なって巻取られないように、また
軸方向に移動しないようにされている。ラダースプリン
グ6は、摩擦力によりドラム5Aと一体化し、かつ所定
の負荷が加わるとスリップする部材であり、両端のフッ
ク部分にラダーコード8の上端が取り付けられる。従っ
て、昇降のためにドラム5Aが回転すると、ラダースプ
リング6はドラム5Aと共に回転するが、スラット9が
完全に閉じるとそれ以上回転できず、スリップしてドラ
ム5Aのみが回転する。一方、約170°の範囲内でド
ラム5Aを回転させれば、ラダースプリング6は摩擦力
によりドラム5Aと一体化し、スラット9の角度を変更
できる。なお、昇降・ラダードラムは前述のような構造
に限ることなく、昇降ドラムとラダードラムを一体回転
可能に設け、ラダードラムを突起により係り止めして空
転させる構成としたものなどでもよい。
すように、一端に雄ねじ5Bを形成したパイプ状のドラ
ム5Aの他端部に、昇降コード7を巻掛けると共に、リ
ング状のラダースプリング6を嵌合して構成される。雄
ねじ5B部分は、図示しないナット部材に支持させるこ
とにより、ドラム5Aが回転しつつ軸方向にスライド
し、昇降コード7が重なって巻取られないように、また
軸方向に移動しないようにされている。ラダースプリン
グ6は、摩擦力によりドラム5Aと一体化し、かつ所定
の負荷が加わるとスリップする部材であり、両端のフッ
ク部分にラダーコード8の上端が取り付けられる。従っ
て、昇降のためにドラム5Aが回転すると、ラダースプ
リング6はドラム5Aと共に回転するが、スラット9が
完全に閉じるとそれ以上回転できず、スリップしてドラ
ム5Aのみが回転する。一方、約170°の範囲内でド
ラム5Aを回転させれば、ラダースプリング6は摩擦力
によりドラム5Aと一体化し、スラット9の角度を変更
できる。なお、昇降・ラダードラムは前述のような構造
に限ることなく、昇降ドラムとラダードラムを一体回転
可能に設け、ラダードラムを突起により係り止めして空
転させる構成としたものなどでもよい。
【0010】また、ブラインド1のヘッドボックス2内
には、上限リミットスイッチ16が設けられており(図
1参照)、ブラインド1のスラット9が全て巻上げられ
て最上部のスラット9が上限リミットスイッチ16の作
動子に当接すると、その位置を上限リミット値として検
出し、この検出時点でブラインド1を停止するようにさ
れている。さらに、昇降コード7には、障害物等による
昇降コード7の弛みの異常を検出する弛み検出スイッチ
17が設けられている。この弛み検出スイッチ17は、
例えば図3、図4に示すように、その作動レバー17A
の先端にガイド18を設けて構成し、このガイド18と
プレート19との間にコイルスプリング18Bを設けて
ガイド18を矢印方向に押圧し、ガイド18の孔18A
に昇降コード7を挿通させる。昇降コード7に弛みが無
い場合、昇降コード7の張力がコイルスプリング18B
の押圧力に打ち勝ち、ガイド18の移動が阻止され(図
3参照)、昇降コード7に弛みが生じると、ガイド18
が図の矢印方向にスライドし、検出スイッチ17が作動
する(図4参照)。
には、上限リミットスイッチ16が設けられており(図
1参照)、ブラインド1のスラット9が全て巻上げられ
て最上部のスラット9が上限リミットスイッチ16の作
動子に当接すると、その位置を上限リミット値として検
出し、この検出時点でブラインド1を停止するようにさ
れている。さらに、昇降コード7には、障害物等による
昇降コード7の弛みの異常を検出する弛み検出スイッチ
17が設けられている。この弛み検出スイッチ17は、
例えば図3、図4に示すように、その作動レバー17A
の先端にガイド18を設けて構成し、このガイド18と
プレート19との間にコイルスプリング18Bを設けて
ガイド18を矢印方向に押圧し、ガイド18の孔18A
に昇降コード7を挿通させる。昇降コード7に弛みが無
い場合、昇降コード7の張力がコイルスプリング18B
の押圧力に打ち勝ち、ガイド18の移動が阻止され(図
3参照)、昇降コード7に弛みが生じると、ガイド18
が図の矢印方向にスライドし、検出スイッチ17が作動
する(図4参照)。
【0011】このような構成において、この発明では、
駆動シャフト4、カップリング11を介してギヤボック
ス12に連結されるモータをステッピングモータ13と
し、このステッピングモータ13に電磁ブレーキ14を
接続する。このステッピングモータ13は、例えば1−
2相励磁とし、マイクロプロセッサ(以下、MPUと称
す)20とドライバ回路25により回転制御する。MP
U20からは、駆動パルスを所定の励磁方式となるよう
に順にドライバ回路25に出力し、ドライバ回路25で
はこれらを増幅するなどしてモータの各相コイルに与え
る。回転速度は励磁周波数fにより変えることができる
が、昇降時と角度調整時でそれぞれ一定のf1,f2 と
し、昇降時の回転数を角度調整時より速くなるように設
定する。
駆動シャフト4、カップリング11を介してギヤボック
ス12に連結されるモータをステッピングモータ13と
し、このステッピングモータ13に電磁ブレーキ14を
接続する。このステッピングモータ13は、例えば1−
2相励磁とし、マイクロプロセッサ(以下、MPUと称
す)20とドライバ回路25により回転制御する。MP
U20からは、駆動パルスを所定の励磁方式となるよう
に順にドライバ回路25に出力し、ドライバ回路25で
はこれらを増幅するなどしてモータの各相コイルに与え
る。回転速度は励磁周波数fにより変えることができる
が、昇降時と角度調整時でそれぞれ一定のf1,f2 と
し、昇降時の回転数を角度調整時より速くなるように設
定する。
【0012】MPU20は、図5に示すように、制御部
3に設けられており、電源21からAC100Vが、ス
イッチングレギュレータ22に入力され、このスイッチ
ングレギュレータ22により所定電圧の直流電流に整流
され、電源回路23を介してMPU20に供給される。
さらに、このスイッチングレギュレータ22からの所定
電圧の直流電流が前記ステッピングモータ13のドライ
バ回路25に供給されている。また、MPU20の出力
ポートにはドライバ回路25と電磁ブレーキ14が接続
されている。電磁ブレーキ14は、励磁が無くなると動
作するブレーキであり、停電時およびパワーダウン時に
ステッピングモータ13の保持力に代わって停止状態を
保持する。MPU20ではROMに格納されたプログラ
ムに基づいて前述の昇降用・角度調整用の駆動パルスを
それぞれカウントし、これらカウントパルス数と、既に
記憶されているブラインド高さ・スラット角度とから現
在ブラインド高さ・現在スラット角度を演算し、これら
の制御値をRAMに記憶させ、ステッピングモータ13
の制御に用いる。
3に設けられており、電源21からAC100Vが、ス
イッチングレギュレータ22に入力され、このスイッチ
ングレギュレータ22により所定電圧の直流電流に整流
され、電源回路23を介してMPU20に供給される。
さらに、このスイッチングレギュレータ22からの所定
電圧の直流電流が前記ステッピングモータ13のドライ
バ回路25に供給されている。また、MPU20の出力
ポートにはドライバ回路25と電磁ブレーキ14が接続
されている。電磁ブレーキ14は、励磁が無くなると動
作するブレーキであり、停電時およびパワーダウン時に
ステッピングモータ13の保持力に代わって停止状態を
保持する。MPU20ではROMに格納されたプログラ
ムに基づいて前述の昇降用・角度調整用の駆動パルスを
それぞれカウントし、これらカウントパルス数と、既に
記憶されているブラインド高さ・スラット角度とから現
在ブラインド高さ・現在スラット角度を演算し、これら
の制御値をRAMに記憶させ、ステッピングモータ13
の制御に用いる。
【0013】また、MPU20には上限リミットスイッ
チ16、弛み検出スイッチ17、ブラインド固有の1〜
99の任意のアドレスを設定するためのアドレススイッ
チ(ディップスイッチ)26、及びブラインドの下限リ
ミット値(下限位置)を調整するための調整用スイッチ
27を接続する。上限リミットスイッチ16は、その常
閉接点によりブラインド1を停止させると共に、この検
出信号により前記昇降用のカウント値を検出の都度スタ
ート値(0値)に更新するようにする。調整用スイッチ
27は、通常側から調整側に切り替え、前述のスタート
値(0値)からブラインドを下降させ、希望する下限位
置に停止させてから、通常側に切替えると、この時の位
置が下限リミット値としてMPU20のRAMに記憶さ
れるようにする。
チ16、弛み検出スイッチ17、ブラインド固有の1〜
99の任意のアドレスを設定するためのアドレススイッ
チ(ディップスイッチ)26、及びブラインドの下限リ
ミット値(下限位置)を調整するための調整用スイッチ
27を接続する。上限リミットスイッチ16は、その常
閉接点によりブラインド1を停止させると共に、この検
出信号により前記昇降用のカウント値を検出の都度スタ
ート値(0値)に更新するようにする。調整用スイッチ
27は、通常側から調整側に切り替え、前述のスタート
値(0値)からブラインドを下降させ、希望する下限位
置に停止させてから、通常側に切替えると、この時の位
置が下限リミット値としてMPU20のRAMに記憶さ
れるようにする。
【0014】一方、MPU20の出力側ポートには、状
態表示用LED29を接続する。LED29には、電源
正常時に点灯する電源用LEDNO.0、上限リミットスイ
ッチ16の動作で点灯する上限リミット検出用LEDN
O.1、下降時ブラインドが障害物に接触し、コードが弛
むと弛み検出スイッチ17の動作で点灯するコード弛み
検出用LEDNO.2、上昇時ブラインドが風で吹き上がっ
たり人為的に持ち上げた場合にコードが弛むと弛み検出
スイッチ17の動作で点灯する上昇時コード弛み検出用
LEDNO.3、及び上限リミットスイッチ16の不動作時
と上昇中のブラインド1の位置異常(過大な荷重により
モータが脱調する等して制御部の記憶位置と実際位置が
異なる)の場合に、ブラインド1の過巻き込みを検出し
て点灯する上限リミットスイッチ・ブラインド位置異常
用LEDNO.4を設ける。
態表示用LED29を接続する。LED29には、電源
正常時に点灯する電源用LEDNO.0、上限リミットスイ
ッチ16の動作で点灯する上限リミット検出用LEDN
O.1、下降時ブラインドが障害物に接触し、コードが弛
むと弛み検出スイッチ17の動作で点灯するコード弛み
検出用LEDNO.2、上昇時ブラインドが風で吹き上がっ
たり人為的に持ち上げた場合にコードが弛むと弛み検出
スイッチ17の動作で点灯する上昇時コード弛み検出用
LEDNO.3、及び上限リミットスイッチ16の不動作時
と上昇中のブラインド1の位置異常(過大な荷重により
モータが脱調する等して制御部の記憶位置と実際位置が
異なる)の場合に、ブラインド1の過巻き込みを検出し
て点灯する上限リミットスイッチ・ブラインド位置異常
用LEDNO.4を設ける。
【0015】MPU20のメモリは、電気的に消去可能
なROM(以下、E2 PROMと称す)35を使用し、
停電時にも記憶されたデータが消去されないようにす
る。このE2 PROM35は、現在ブラインド高さ、現
在スラット角度、下限リミット値、後述するシングルコ
ントローラ30用再現値、及び後述するマスターコント
ローラ32用再現値を格納する。また、MPU20に
は、親ブラインドの場合、制御部3に指令するシングル
コントローラ30及びマスターコントローラ32が接続
され、子ブラインドへ信号が出力されるように構成され
ている。子ブラインドの場合、親ブラインドあるいは子
ブラインドからの信号がMPU20へ入力され、MPU
20の信号が子ブラインドへ出力されるように構成され
ている。
なROM(以下、E2 PROMと称す)35を使用し、
停電時にも記憶されたデータが消去されないようにす
る。このE2 PROM35は、現在ブラインド高さ、現
在スラット角度、下限リミット値、後述するシングルコ
ントローラ30用再現値、及び後述するマスターコント
ローラ32用再現値を格納する。また、MPU20に
は、親ブラインドの場合、制御部3に指令するシングル
コントローラ30及びマスターコントローラ32が接続
され、子ブラインドへ信号が出力されるように構成され
ている。子ブラインドの場合、親ブラインドあるいは子
ブラインドからの信号がMPU20へ入力され、MPU
20の信号が子ブラインドへ出力されるように構成され
ている。
【0016】次に、各ブラインド1の制御部3のMPU
20に接続され、各ブラインド1を個別に操作するシン
グルコントローラ30の構成について説明する。図6に
示すように、シングルコントローラ30の上方右側上下
方向にはブラインド1の高さを調節する上昇キー41a
及び下降キー41bが設けられている。また、シングル
コントローラ30の上方左側上下方向にはスラット角度
を調節する正転キー42a及び逆転キー42bが設けら
れている。シングルコントローラ30のほぼ中央左右側
には、これらキー41a,41b,42a,42bの動
作を停止する停止キー43及びブラインド高さやスラッ
ト角度の再現値を再現動作する再現キー45が設けられ
ている。なお、これらキー41a,41b,42a,4
2b,43,45は押しボタン式のスイッチ(クリック
タイプのシートスイッチ)である。
20に接続され、各ブラインド1を個別に操作するシン
グルコントローラ30の構成について説明する。図6に
示すように、シングルコントローラ30の上方右側上下
方向にはブラインド1の高さを調節する上昇キー41a
及び下降キー41bが設けられている。また、シングル
コントローラ30の上方左側上下方向にはスラット角度
を調節する正転キー42a及び逆転キー42bが設けら
れている。シングルコントローラ30のほぼ中央左右側
には、これらキー41a,41b,42a,42bの動
作を停止する停止キー43及びブラインド高さやスラッ
ト角度の再現値を再現動作する再現キー45が設けられ
ている。なお、これらキー41a,41b,42a,4
2b,43,45は押しボタン式のスイッチ(クリック
タイプのシートスイッチ)である。
【0017】次に、親ブラインドの制御部3のMPU2
0に接続され、全ブラインド1を操作可能なマスターコ
ントローラ32の構成について説明する。図7に示すよ
うに、マスターコントローラ32の右側上方左右方向に
はブラインド1の高さを調節する上昇キー50a、停止
キー51、及び下降キー51bが設けられている。ま
た、マスターコントローラ32の右側中央左右方向には
スラット角度を調節する正転キー52a及び逆転キー5
2bが設けられている。マスターコントローラ32の右
側下方左右方向にはブラインド高さやスラット角度の再
現値を再現動作する再現キー53、後述するLCD56
で表示された設定を実行するセットキー54、及びオー
ト/マニュアルの機能を切り替えるオート/マニュアル
切替キー55が設けられている。
0に接続され、全ブラインド1を操作可能なマスターコ
ントローラ32の構成について説明する。図7に示すよ
うに、マスターコントローラ32の右側上方左右方向に
はブラインド1の高さを調節する上昇キー50a、停止
キー51、及び下降キー51bが設けられている。ま
た、マスターコントローラ32の右側中央左右方向には
スラット角度を調節する正転キー52a及び逆転キー5
2bが設けられている。マスターコントローラ32の右
側下方左右方向にはブラインド高さやスラット角度の再
現値を再現動作する再現キー53、後述するLCD56
で表示された設定を実行するセットキー54、及びオー
ト/マニュアルの機能を切り替えるオート/マニュアル
切替キー55が設けられている。
【0018】また、マスターコントローラ32の上部に
は液晶ディスプレイ(以下、LCDと称す)56が設け
られている。さらに、マスターコントローラ32の左側
上下方向には上から順に、LCD56の画面を切り替え
る(スクロール)スクロールキー57、LCD56の画
面上のカーソルを移動させるカーソルキー58、マニュ
アル状態での設定画面では1回押すごとにLCD56の
画面上のカーソル表示されている桁の数値をそれぞれ+
1又は−1すると共にオート状態での設定画面ではバー
グラフの位置を左右にシフトする+キー59、−キー6
0が設けられている。
は液晶ディスプレイ(以下、LCDと称す)56が設け
られている。さらに、マスターコントローラ32の左側
上下方向には上から順に、LCD56の画面を切り替え
る(スクロール)スクロールキー57、LCD56の画
面上のカーソルを移動させるカーソルキー58、マニュ
アル状態での設定画面では1回押すごとにLCD56の
画面上のカーソル表示されている桁の数値をそれぞれ+
1又は−1すると共にオート状態での設定画面ではバー
グラフの位置を左右にシフトする+キー59、−キー6
0が設けられている。
【0019】また、マスターコントローラ32の電気的
構成について図8にしたがって説明すると、マスターコ
ントローラ32には、MPU70が設けられており、電
圧監視器71を介して親ブラインドから電源が供給され
る。MPU70の入力ポートには、RS232Cレシー
バ73を介してホストコンピュータ75からの信号、無
線受信部72からの信号及び前述した12個のキースイ
ッチからの信号も入力されている。一方、MPU70の
信号が、ロジック回路76及びRS232Cドライバ7
7を介して親ブラインド1に出力されており、さらにL
CD表示回路78、電子ブザー79にも出力されてい
る。また、MPU70には電気的に消去可能なROM
(以下E2 PROMと称す)80が接続されており、こ
のE2 PROM80に、ゾーン割当のデータがストアさ
れる。制御部3のメモリーと同様に、記憶されたデータ
は停電時でも消去されることはない。
構成について図8にしたがって説明すると、マスターコ
ントローラ32には、MPU70が設けられており、電
圧監視器71を介して親ブラインドから電源が供給され
る。MPU70の入力ポートには、RS232Cレシー
バ73を介してホストコンピュータ75からの信号、無
線受信部72からの信号及び前述した12個のキースイ
ッチからの信号も入力されている。一方、MPU70の
信号が、ロジック回路76及びRS232Cドライバ7
7を介して親ブラインド1に出力されており、さらにL
CD表示回路78、電子ブザー79にも出力されてい
る。また、MPU70には電気的に消去可能なROM
(以下E2 PROMと称す)80が接続されており、こ
のE2 PROM80に、ゾーン割当のデータがストアさ
れる。制御部3のメモリーと同様に、記憶されたデータ
は停電時でも消去されることはない。
【0020】次に、前記マスターコントローラ32の無
線受信部72に送信するワイヤレスコントローラ82の
構成について説明する。図9に示すように、ワイヤレス
コントローラ82の左部には8ゾーンを指定する第1ゾ
ーンキー83a、第2ゾーンキー83b、第3ゾーンキ
ー83c、第4ゾーンキー83d、第5ゾーンキー83
e、第6ゾーンキー83f、第7ゾーンキー83g、第
8ゾーンキー83h、及びオールキー84が設けられて
いる。そして、ワイヤレスコントローラ82の右部上方
にはブラインド1の高さを調節する上昇キー85a、停
止キー86、下降キー85bが左右方向に設けられてお
り、右部下方にはスラット角度を調節する正転キー87
a及び逆転キー87bが設けられている。
線受信部72に送信するワイヤレスコントローラ82の
構成について説明する。図9に示すように、ワイヤレス
コントローラ82の左部には8ゾーンを指定する第1ゾ
ーンキー83a、第2ゾーンキー83b、第3ゾーンキ
ー83c、第4ゾーンキー83d、第5ゾーンキー83
e、第6ゾーンキー83f、第7ゾーンキー83g、第
8ゾーンキー83h、及びオールキー84が設けられて
いる。そして、ワイヤレスコントローラ82の右部上方
にはブラインド1の高さを調節する上昇キー85a、停
止キー86、下降キー85bが左右方向に設けられてお
り、右部下方にはスラット角度を調節する正転キー87
a及び逆転キー87bが設けられている。
【0021】以上のような構成において、シングルコン
トローラ30によりブラインド1を動作させる場合につ
いて、図5及び図10に基づいて説明する。 〔ブラインドの上昇〕 (1) ブラインド1が停止状態にある場合に、オペレータ
が上昇キー41aを操作すると、MPU20が駆動パル
スを発生し、ドライバ回路25を介してステッピングモ
ータ13が正回転する。ギヤボックス12、カップリン
グ11、駆動シャフト4を介して回転する昇降・ラダー
ドラム5により、昇降コード7が巻取られてブラインド
1が上昇する。 (2) 上昇キー41aは一度押されると、オペレータが上
昇キー41aから指を離しても、停止キー43が押され
るか、上限リミット位置に達するまでブラインド1は上
昇する。 (3) MPU20では、駆動パルス数をカウントし、内部
RAMに記憶されている現在ブラインド高さから前記カ
ウント値を減算し、結果を現在ブラインド高さとして内
部RAMに記憶させる。上限リミット位置に達した場合
には、現在ブラインド高さは0となり、長期間の使用で
位置ずれを起こすことがない。 (4) ブラインド1の上昇開始の時、スラットは正方向一
杯まで作動し、ブラインド1が停止した時点で上昇前の
角度を再現する。ただし、上限リミットスイッチ16の
動作でブラインド1が停止した場合は再現しない。
トローラ30によりブラインド1を動作させる場合につ
いて、図5及び図10に基づいて説明する。 〔ブラインドの上昇〕 (1) ブラインド1が停止状態にある場合に、オペレータ
が上昇キー41aを操作すると、MPU20が駆動パル
スを発生し、ドライバ回路25を介してステッピングモ
ータ13が正回転する。ギヤボックス12、カップリン
グ11、駆動シャフト4を介して回転する昇降・ラダー
ドラム5により、昇降コード7が巻取られてブラインド
1が上昇する。 (2) 上昇キー41aは一度押されると、オペレータが上
昇キー41aから指を離しても、停止キー43が押され
るか、上限リミット位置に達するまでブラインド1は上
昇する。 (3) MPU20では、駆動パルス数をカウントし、内部
RAMに記憶されている現在ブラインド高さから前記カ
ウント値を減算し、結果を現在ブラインド高さとして内
部RAMに記憶させる。上限リミット位置に達した場合
には、現在ブラインド高さは0となり、長期間の使用で
位置ずれを起こすことがない。 (4) ブラインド1の上昇開始の時、スラットは正方向一
杯まで作動し、ブラインド1が停止した時点で上昇前の
角度を再現する。ただし、上限リミットスイッチ16の
動作でブラインド1が停止した場合は再現しない。
【0022】〔ブラインドの下降〕 (1) ブラインド1が停止状態にある場合に、下降キー4
1bを操作すると、MPU20が駆動パルスを発生し、
ドライバ回路25を介してステッピングモータ13を逆
回転する。ギヤボックス12、カップリング11、駆動
シャフト4を介して逆回転する昇降・ラダードラム5に
より、昇降コード7が巻戻されてブラインド1が下降す
る。 (2) 下降キー41bは一度押されると、オペレータが下
降キー41bから指を離しても、停止キー43が押され
るか、MPU20のE2 PROM35に記憶された下限
リミット値に達するまでブラインド1は下降する。 (3) MPU20では、駆動パルス数をカウントし、内部
RAMに記憶されている現在ブラインド高さに前記カウ
ント値を加算し、結果を現在ブラインド高さとして内部
RAMに記憶させる。この現在ブラインド高さと下限リ
ミット値を比較して一致すると、設定した下限リミット
位置に達したとしてブラインド1を停止させる。 (4) ブラインド1の下降開始の時、スラットは逆方向一
杯まで作動し、ブラインド1が停止した時点で下降前の
角度を再現する。ただし、下限リミット値の動作でブラ
インド1が停止した場合は再現しない。
1bを操作すると、MPU20が駆動パルスを発生し、
ドライバ回路25を介してステッピングモータ13を逆
回転する。ギヤボックス12、カップリング11、駆動
シャフト4を介して逆回転する昇降・ラダードラム5に
より、昇降コード7が巻戻されてブラインド1が下降す
る。 (2) 下降キー41bは一度押されると、オペレータが下
降キー41bから指を離しても、停止キー43が押され
るか、MPU20のE2 PROM35に記憶された下限
リミット値に達するまでブラインド1は下降する。 (3) MPU20では、駆動パルス数をカウントし、内部
RAMに記憶されている現在ブラインド高さに前記カウ
ント値を加算し、結果を現在ブラインド高さとして内部
RAMに記憶させる。この現在ブラインド高さと下限リ
ミット値を比較して一致すると、設定した下限リミット
位置に達したとしてブラインド1を停止させる。 (4) ブラインド1の下降開始の時、スラットは逆方向一
杯まで作動し、ブラインド1が停止した時点で下降前の
角度を再現する。ただし、下限リミット値の動作でブラ
インド1が停止した場合は再現しない。
【0023】〔ブラインドの停止〕ブラインド1が昇降
中およびスラット動作中に、停止キー43を操作する
と、駆動パルスの発生がなくなり、ステッピングモータ
13の回転が停止し、、ブラインド1の昇降が停止し、
あるいはスラットの回転が停止する。その後、無駄な電
力消費をなくすためにモータの駆動電流を下げる(パワ
ーダウン)。それと同時に電磁ブレーキ14が作動し、
ステッピングモータ13の停止状態が保持される。そし
て、ブラインドが昇降中の場合、停止キー43を操作し
てブラインドが停止した時点でスラットは前の角度を再
現する。
中およびスラット動作中に、停止キー43を操作する
と、駆動パルスの発生がなくなり、ステッピングモータ
13の回転が停止し、、ブラインド1の昇降が停止し、
あるいはスラットの回転が停止する。その後、無駄な電
力消費をなくすためにモータの駆動電流を下げる(パワ
ーダウン)。それと同時に電磁ブレーキ14が作動し、
ステッピングモータ13の停止状態が保持される。そし
て、ブラインドが昇降中の場合、停止キー43を操作し
てブラインドが停止した時点でスラットは前の角度を再
現する。
【0024】〔スラットの正方向回転〕 (1) ブラインド1が停止状態にある場合に、正転キー4
2aを操作すると、MPU20が駆動パルスを発生し、
ドライバ回路25を介してステッピングモータ13が正
回転する。ギヤボックス12、カップリング11、駆動
シャフト4を介して回転する昇降・ラダードラム5によ
り、一対のラダーコード8が逆方向に上下動し、スラッ
ト9が正方向に回転する。 (2) 正転キー42aが押されている間、スラットは正方
向に回転し、オペレータが正転キー42aから指を離し
た時点で、スラットは回転を停止する。 (3) MPU20では、駆動パルス数をカウントし、内部
RAMに記憶されている現在スラット角度から前記カウ
ント値を加算し、結果を現在スラット角度として内部R
AMに記憶させる。同時に現在高さの内容も修正してお
く。
2aを操作すると、MPU20が駆動パルスを発生し、
ドライバ回路25を介してステッピングモータ13が正
回転する。ギヤボックス12、カップリング11、駆動
シャフト4を介して回転する昇降・ラダードラム5によ
り、一対のラダーコード8が逆方向に上下動し、スラッ
ト9が正方向に回転する。 (2) 正転キー42aが押されている間、スラットは正方
向に回転し、オペレータが正転キー42aから指を離し
た時点で、スラットは回転を停止する。 (3) MPU20では、駆動パルス数をカウントし、内部
RAMに記憶されている現在スラット角度から前記カウ
ント値を加算し、結果を現在スラット角度として内部R
AMに記憶させる。同時に現在高さの内容も修正してお
く。
【0025】〔スラットの逆方向回転〕 (1) ブラインド1が停止状態にある場合に、逆転キー4
2bを操作すると、MPU20が駆動パルスを発生し、
ドライバ回路25を介してステッピングモータ13が逆
回転する。ギヤボックス12、カップリング11、駆動
シャフト4を介して逆回転する昇降・ラダードラム5に
より、一対のラダーコード8が逆方向に上下動し、スラ
ット9が逆方向に回転する。 (2) 逆転キー42bが押されている間、スラット9は逆
方向に回転し、オペレータが該逆転キー42bから指を
離した時点で、スラットは回転を停止する。 (3) MPU20では、駆動パルス数をカウントし、内部
RAMに記憶されている現在スラット角度から前記カウ
ント値を減算し、結果を現在スラット角度として内部R
AMに記憶させる。同時に現在高さの内容も修正する。
2bを操作すると、MPU20が駆動パルスを発生し、
ドライバ回路25を介してステッピングモータ13が逆
回転する。ギヤボックス12、カップリング11、駆動
シャフト4を介して逆回転する昇降・ラダードラム5に
より、一対のラダーコード8が逆方向に上下動し、スラ
ット9が逆方向に回転する。 (2) 逆転キー42bが押されている間、スラット9は逆
方向に回転し、オペレータが該逆転キー42bから指を
離した時点で、スラットは回転を停止する。 (3) MPU20では、駆動パルス数をカウントし、内部
RAMに記憶されている現在スラット角度から前記カウ
ント値を減算し、結果を現在スラット角度として内部R
AMに記憶させる。同時に現在高さの内容も修正する。
【0026】〔ブラインド高さ・スラット角度の再現〕 (1) ブラインドが停止状態にある場合に、再現キー45
を操作すると、MPU20のE2 PROM35に記憶さ
れているブラインド高さ再現値及びスラット角度再現値
を再現する。即ち、再現キー45が押されると、現在値
と再現値を比較してブラインド1を上昇あるいは下降さ
せると共に、スラット9を正転あるいは逆転させ、現在
値と再現値が一致すると、停止させる。ブラインド1が
どの位置にあっても、再現値の状態まで動作し停止する
ことになる。 (2) 再現動作中は停止キー43のみ有効とし、他のキー
は無効とする。停止キー43が押されるとブラインド1
は停止し、再現動作はキャンセルされたものと解釈され
る。 (3) 再現値の登録に際しては、ブラインド1を再現した
い状態にセットし、停止キー43を押しながら再現キー
45を押すと、その時のブラインドの状態(現在ブライ
ンド高さ及び現在スラット角度)がE2 PROM35に
再現値として記憶される。
を操作すると、MPU20のE2 PROM35に記憶さ
れているブラインド高さ再現値及びスラット角度再現値
を再現する。即ち、再現キー45が押されると、現在値
と再現値を比較してブラインド1を上昇あるいは下降さ
せると共に、スラット9を正転あるいは逆転させ、現在
値と再現値が一致すると、停止させる。ブラインド1が
どの位置にあっても、再現値の状態まで動作し停止する
ことになる。 (2) 再現動作中は停止キー43のみ有効とし、他のキー
は無効とする。停止キー43が押されるとブラインド1
は停止し、再現動作はキャンセルされたものと解釈され
る。 (3) 再現値の登録に際しては、ブラインド1を再現した
い状態にセットし、停止キー43を押しながら再現キー
45を押すと、その時のブラインドの状態(現在ブライ
ンド高さ及び現在スラット角度)がE2 PROM35に
再現値として記憶される。
【0027】〔ブラインドの下限位置の調整〕 (1) 調整用スイッチ27を通常側から調整側へ切り替え
る。この調整状態では、上昇キー41a、下降キー41
b、停止キー43のみ有効とされている。 (2) 上限リミットスイッチ16、弛み検出スイッチ17
が作動しない位置にブラインド1をセットする。 (3) ブラインド1を上限リミットの検出により停止する
まで上昇させる。この停止位置が昇降距離のスタート値
(0値)となり、LEDNO.1が点灯する。 (4) 上限位置からブラインド1を下降させ、希望する位
置に停止させる。 (5) 調整用スイッチ27を通常側へ切り替える。この時
の位置が、下限値として記憶される。
る。この調整状態では、上昇キー41a、下降キー41
b、停止キー43のみ有効とされている。 (2) 上限リミットスイッチ16、弛み検出スイッチ17
が作動しない位置にブラインド1をセットする。 (3) ブラインド1を上限リミットの検出により停止する
まで上昇させる。この停止位置が昇降距離のスタート値
(0値)となり、LEDNO.1が点灯する。 (4) 上限位置からブラインド1を下降させ、希望する位
置に停止させる。 (5) 調整用スイッチ27を通常側へ切り替える。この時
の位置が、下限値として記憶される。
【0028】次に、マスターコントローラ32によりブ
ラインド1を動作させる場合について、図10のフロー
シートに基づいて説明する。上昇キー50a,下降キー
50b,停止キー51,正転キー52a,逆転キー52
b,及び再現キー53の基本動作は前記シングルコント
ローラ30の該当する各キーと同様である。また、マス
ターコントローラ32からは、各キーを操作することに
より、次のようなコマンドが送信される。コマンドの構
成は、図17に示すように、 アドレス+コマンド (図17のi) アドレス+コマンド+データ(図17のii) の2種類がある。 昇降停止コマンド (停止キー51) 上昇開始コマンド (上昇キー50a) 下降開始コマンド (下降キー50b) スラット正転コマンド (正転キー52a) スラット逆転コマンド (逆転キー52b) 昇降・データ位置停止コマンド (セットキー54) 正逆転・データ角度停止コマンド(セットキー54) 記憶指令コマンド (停止キー51+再現
キー53) 再現指令コマンド (再現キー53) なお、各ブラインドでは、前述したアドレススイッチ2
6のアドレスによりマスターコントローラ32のコマン
ドあるいはホストコンピュータ75の後述するコマンド
が有効か無効か判断し、自己のコマンドのみを取り込む
ことになる。
ラインド1を動作させる場合について、図10のフロー
シートに基づいて説明する。上昇キー50a,下降キー
50b,停止キー51,正転キー52a,逆転キー52
b,及び再現キー53の基本動作は前記シングルコント
ローラ30の該当する各キーと同様である。また、マス
ターコントローラ32からは、各キーを操作することに
より、次のようなコマンドが送信される。コマンドの構
成は、図17に示すように、 アドレス+コマンド (図17のi) アドレス+コマンド+データ(図17のii) の2種類がある。 昇降停止コマンド (停止キー51) 上昇開始コマンド (上昇キー50a) 下降開始コマンド (下降キー50b) スラット正転コマンド (正転キー52a) スラット逆転コマンド (逆転キー52b) 昇降・データ位置停止コマンド (セットキー54) 正逆転・データ角度停止コマンド(セットキー54) 記憶指令コマンド (停止キー51+再現
キー53) 再現指令コマンド (再現キー53) なお、各ブラインドでは、前述したアドレススイッチ2
6のアドレスによりマスターコントローラ32のコマン
ドあるいはホストコンピュータ75の後述するコマンド
が有効か無効か判断し、自己のコマンドのみを取り込む
ことになる。
【0029】〔イニシャル画面〕 (1) 電源投入時、あるいはスクロールキー57が5秒以
上押されると、LCD56にイニシャル画面が表示され
る。 (2) +キー59と−キー60により「1」〜「4」を選
択し、スクロールキー57を押すと、「1」でブライン
ド操作画面、「2」で時刻調整画面、「3」でタイマー
設定画面、「4」でゾーン割当画面となる(ステップS
201)。
上押されると、LCD56にイニシャル画面が表示され
る。 (2) +キー59と−キー60により「1」〜「4」を選
択し、スクロールキー57を押すと、「1」でブライン
ド操作画面、「2」で時刻調整画面、「3」でタイマー
設定画面、「4」でゾーン割当画面となる(ステップS
201)。
【0030】〔オート画面・操作〕 (1) 「1」のブラインド操作画面を選択して、オート/
マニュアル切替スイッチ55をオート操作に切り替える
と、オート画面が表示される。 (2) オート画面は、図11に示すように、ALL、ZO
NE、BLINDの3種類あり、スクロールキー57の
操作により順次切り替えられる(ステップS202)。
各オート画面は上段にスラット角度の位置が白抜き四角
で表示され、下段にブラインドの動作範囲がバーグラフ
(塗り潰された四角)で表示され、カーソルキー58で
上向き矢印あるいはスラット角度表示を選択した後、+
キー59及び−キー60によりバーグラフの位置を変更
する。 (3) ALL画面は全ブラインドを同じスラット角度、ブ
ラインド昇降位置にする全ブラインド動作設定画面であ
る。 (4) ZONE画面はゾーン別にスラット角度、ブライン
ド昇降位置を変えるゾーン別動作設定画面で、+キー5
9及び−キー60により1〜8のゾーン番号が変更でき
る。 (5) BLIND画面はブラインド毎にスラット角度、ブ
ラインド昇降位置を指定できるシングル動作設定画面
で、+キー59と−キー60でブラインド番号を変更
し、カーソルキー58によりブラインド番号の桁を変更
できる。 (6) いずれの画面でもセットキー54を操作することに
より、指定されたブラインドに昇降・データ位置停止コ
マンド(ブラインドを昇降させてデータで示す位置に停
止せよ)、正逆転・データ角度停止コマンド(スラット
を正逆転させてデータで示す角度で停止せよ)が送信さ
れ、画面上に表示された設定が実行される。
マニュアル切替スイッチ55をオート操作に切り替える
と、オート画面が表示される。 (2) オート画面は、図11に示すように、ALL、ZO
NE、BLINDの3種類あり、スクロールキー57の
操作により順次切り替えられる(ステップS202)。
各オート画面は上段にスラット角度の位置が白抜き四角
で表示され、下段にブラインドの動作範囲がバーグラフ
(塗り潰された四角)で表示され、カーソルキー58で
上向き矢印あるいはスラット角度表示を選択した後、+
キー59及び−キー60によりバーグラフの位置を変更
する。 (3) ALL画面は全ブラインドを同じスラット角度、ブ
ラインド昇降位置にする全ブラインド動作設定画面であ
る。 (4) ZONE画面はゾーン別にスラット角度、ブライン
ド昇降位置を変えるゾーン別動作設定画面で、+キー5
9及び−キー60により1〜8のゾーン番号が変更でき
る。 (5) BLIND画面はブラインド毎にスラット角度、ブ
ラインド昇降位置を指定できるシングル動作設定画面
で、+キー59と−キー60でブラインド番号を変更
し、カーソルキー58によりブラインド番号の桁を変更
できる。 (6) いずれの画面でもセットキー54を操作することに
より、指定されたブラインドに昇降・データ位置停止コ
マンド(ブラインドを昇降させてデータで示す位置に停
止せよ)、正逆転・データ角度停止コマンド(スラット
を正逆転させてデータで示す角度で停止せよ)が送信さ
れ、画面上に表示された設定が実行される。
【0031】〔マニュアル画面・操作〕 (1) ブラインド操作画面が表示された状態でオート/マ
ニュアル切替スイッチ55を操作してマニュアル操作に
切り替えると、マニュアル画面が表示される。 (2) マニュアル画面は、図12に示すように、ALL、
ZONE、BLINDの3種類あり、スクロールキー5
7の操作により順次切り替えられる(ステップS20
3)。 (3) ALL画面は全ブラインド動作設定画面である。Z
ONE画面はゾーン別動作設定画面で、+キー59及び
−キー60により1〜8のゾーン番号が変更できる。B
LIND画面はシングル動作設定画面で、+キー59と
−キー60でブラインド番号を変更し、カーソルキー5
8によりブラインド番号の桁を変更できる。 (4) いずれの場合も、上昇キー50a,下降キー50
b,停止キー51、正転キー52a、逆転キー52bを
操作することにより、指定されたブラインドに上昇開始
等のコマンドが送信され、ブラインドを直接動作させる
ことができる。 なお、オート画面、マニュアル画面において、3分以上
有効なキー操作がないと、いずれの設定画面にあっても
自動的に時刻表示の画面になる。
ニュアル切替スイッチ55を操作してマニュアル操作に
切り替えると、マニュアル画面が表示される。 (2) マニュアル画面は、図12に示すように、ALL、
ZONE、BLINDの3種類あり、スクロールキー5
7の操作により順次切り替えられる(ステップS20
3)。 (3) ALL画面は全ブラインド動作設定画面である。Z
ONE画面はゾーン別動作設定画面で、+キー59及び
−キー60により1〜8のゾーン番号が変更できる。B
LIND画面はシングル動作設定画面で、+キー59と
−キー60でブラインド番号を変更し、カーソルキー5
8によりブラインド番号の桁を変更できる。 (4) いずれの場合も、上昇キー50a,下降キー50
b,停止キー51、正転キー52a、逆転キー52bを
操作することにより、指定されたブラインドに上昇開始
等のコマンドが送信され、ブラインドを直接動作させる
ことができる。 なお、オート画面、マニュアル画面において、3分以上
有効なキー操作がないと、いずれの設定画面にあっても
自動的に時刻表示の画面になる。
【0032】〔時刻調整画面・操作〕 (1) ステップS201において、「2」を選択すると時
刻調整画面となる(ステップS204)。 (2) 図13に示すように、時計動作中(‘1’)であれ
ば、−キー60により‘0’に変更し、時計をストップ
させる。 (3) カーソルキー58により調整したい時分にカーソル
を移動させ、+キー59及び−キー60により時刻をセ
ットする。 (4) +キー59で‘1’に変更し、時計をスタートさせ
る。
刻調整画面となる(ステップS204)。 (2) 図13に示すように、時計動作中(‘1’)であれ
ば、−キー60により‘0’に変更し、時計をストップ
させる。 (3) カーソルキー58により調整したい時分にカーソル
を移動させ、+キー59及び−キー60により時刻をセ
ットする。 (4) +キー59で‘1’に変更し、時計をスタートさせ
る。
【0033】〔タイマー設定〕 (1) ステップS201において、「3」を選択するとタ
イマー設定画面となる(ステップS205)。 (2) 図14に示すように、2つの24時間タイマー機能
を有し、スクロールキー57の操作によりタイマーNO.1
画面又はタイマーNO.2画面に切り替える。 (3) 操作内容の項にカーソルを移動させ、+キー59及
び−キー60により、0:操作なし、1:上限位置、
2:下限位置、3:再現を指定できる。 (4) カーソルキー58によりタイマーを設定したい時分
にカーソルを移動させ、+キー59及び−キー60によ
り時刻を設定する。 例えば、8:30に「再現」を実行し、17:30に
「下限位置」となるように設定することができる。この
タイムスケジュールのデータはMPU70のE2PRO
M80に記憶される。
イマー設定画面となる(ステップS205)。 (2) 図14に示すように、2つの24時間タイマー機能
を有し、スクロールキー57の操作によりタイマーNO.1
画面又はタイマーNO.2画面に切り替える。 (3) 操作内容の項にカーソルを移動させ、+キー59及
び−キー60により、0:操作なし、1:上限位置、
2:下限位置、3:再現を指定できる。 (4) カーソルキー58によりタイマーを設定したい時分
にカーソルを移動させ、+キー59及び−キー60によ
り時刻を設定する。 例えば、8:30に「再現」を実行し、17:30に
「下限位置」となるように設定することができる。この
タイムスケジュールのデータはMPU70のE2PRO
M80に記憶される。
【0034】〔ゾーン割当〕 (1) ステップS201において、「4」を選択するとゾ
ーン割当画面となる(ステップS206)。 (2) 図15に示すように、カーソルキー58、+キー5
9及び−キー60により、ゾーン番号(m)選択し、か
つこのゾーンに属する最初と最後のブラインド番号(n
1,n2)を設定する。 このゾーン割当のデータはE2 PROM80に記憶され
るので、停電時にも消去されることなく保存される。
ーン割当画面となる(ステップS206)。 (2) 図15に示すように、カーソルキー58、+キー5
9及び−キー60により、ゾーン番号(m)選択し、か
つこのゾーンに属する最初と最後のブラインド番号(n
1,n2)を設定する。 このゾーン割当のデータはE2 PROM80に記憶され
るので、停電時にも消去されることなく保存される。
【0035】〔マスターコントローラによる再現機能〕
全ブラインド、ゾーン、シングル別に、制御部3のE2
PROM35に記憶されたマスター再現値を実行する。 (1) 記憶動作 前述のオート、マニュアルの操作・設定画面において、
停止キー51を押しながら再現キー53を押すことによ
り、該当する各ブラインドに記憶指令のためのコマンド
が送られる。全ブラインドの場合は、接続されている全
てのブラインドに記憶指令コマンドが送られる。ゾーン
画面の場合は、画面で表示されているゾーンのブライン
ドに対して記憶指令コマンドが送られる。シングルブラ
インド画面では、画面で表示されている番号のブライン
ドに記憶指令コマンドが送られる。記憶指令コマンドが
送られた各ブラインドでは、ブラインド現在値(ブライ
ンド高さ・スラット角度)をマスター再現値として制御
部3のE2 PROM35に記憶する。 (2) 再現動作 操作画面( 時刻表示も含めた全操作画面)において、再
現キー53を押すことにより、接続されている全ブライ
ンドに対して再現指令コマンドが送信される。各ブライ
ンド1においては、記憶されているマスター再現値(ブ
ラインド高さ再現値・スラット角度再現値)が実行され
る。図16に示すように、シングルコントローラ30の
キー操作によるシングル再現値と、マスターコントロー
ラ32のコマンドによるマスター再現値を実行すること
ができる。
全ブラインド、ゾーン、シングル別に、制御部3のE2
PROM35に記憶されたマスター再現値を実行する。 (1) 記憶動作 前述のオート、マニュアルの操作・設定画面において、
停止キー51を押しながら再現キー53を押すことによ
り、該当する各ブラインドに記憶指令のためのコマンド
が送られる。全ブラインドの場合は、接続されている全
てのブラインドに記憶指令コマンドが送られる。ゾーン
画面の場合は、画面で表示されているゾーンのブライン
ドに対して記憶指令コマンドが送られる。シングルブラ
インド画面では、画面で表示されている番号のブライン
ドに記憶指令コマンドが送られる。記憶指令コマンドが
送られた各ブラインドでは、ブラインド現在値(ブライ
ンド高さ・スラット角度)をマスター再現値として制御
部3のE2 PROM35に記憶する。 (2) 再現動作 操作画面( 時刻表示も含めた全操作画面)において、再
現キー53を押すことにより、接続されている全ブライ
ンドに対して再現指令コマンドが送信される。各ブライ
ンド1においては、記憶されているマスター再現値(ブ
ラインド高さ再現値・スラット角度再現値)が実行され
る。図16に示すように、シングルコントローラ30の
キー操作によるシングル再現値と、マスターコントロー
ラ32のコマンドによるマスター再現値を実行すること
ができる。
【0036】次に、ホストコンピュータ(パーソナルコ
ンピュータ等)75からマスターコントローラ32へ
は、使用禁止コマンドあるいは使用許可コマンドを送信
し、マスターコントローラ32を使用禁止にしたり、使
用可能にしたりする。マスターコントローラ32の使用
禁止状態では、マスターコントローラの通信回線を利用
して直接ホスト側より、接続されているブラインドへコ
マンドを送ることができる。信号方式は、マスターコン
トローラ32と同様のベースバンド方式とする。また、
ホストコンピュータには、日射・照度センサー等を接続
し、太陽高度やタイムスケジュールなどのソフトにより
ブラインド制御することができる。
ンピュータ等)75からマスターコントローラ32へ
は、使用禁止コマンドあるいは使用許可コマンドを送信
し、マスターコントローラ32を使用禁止にしたり、使
用可能にしたりする。マスターコントローラ32の使用
禁止状態では、マスターコントローラの通信回線を利用
して直接ホスト側より、接続されているブラインドへコ
マンドを送ることができる。信号方式は、マスターコン
トローラ32と同様のベースバンド方式とする。また、
ホストコンピュータには、日射・照度センサー等を接続
し、太陽高度やタイムスケジュールなどのソフトにより
ブラインド制御することができる。
【0037】次に、ワイヤレスコントローラ82により
ブラインド1を動作させる場合について、図7及び図9
に基づいて説明する。上昇キー85a、下降キー85
b、停止キー86、正転キー87a、及び逆転キー87
bの基本動作は前記シングルコントローラ30の該当す
る各キーと同様である。
ブラインド1を動作させる場合について、図7及び図9
に基づいて説明する。上昇キー85a、下降キー85
b、停止キー86、正転キー87a、及び逆転キー87
bの基本動作は前記シングルコントローラ30の該当す
る各キーと同様である。
【0038】(1) ゾーンキー83a、……83fのう
ち、いずれか1つを操作することによりゾーンを指定す
ると、ワイヤレスコントローラ82から発信されたコマ
ンド信号が前記マスターコントローラ32の無線受信部
72に受信され、マスターコントローラ32は無線入力
のアクティブ状態に移る。 (2) 上昇キー85a、下降キー85b、停止キー86、
正転キー87a、及び逆転キー87bを操作すると、マ
スターコントローラ32を介して当該ゾーンのブライン
ドを動作させる。 (3) オールキー84を操作すると、全てのゾーンが指定
され、ワイヤレスコントローラ82から発信されたコマ
ンド信号が前記マスターコントローラ32の無線受信部
72に受信され、マスターコントローラ32は無線入力
のアクティブ状態に移る。そして、上昇キー85a、下
降キー85b、停止キー86、正転キー87a、及び逆
転キー87bを操作すると、マスターコントローラ32
を介して全ゾーンのブラインドを動作させる。
ち、いずれか1つを操作することによりゾーンを指定す
ると、ワイヤレスコントローラ82から発信されたコマ
ンド信号が前記マスターコントローラ32の無線受信部
72に受信され、マスターコントローラ32は無線入力
のアクティブ状態に移る。 (2) 上昇キー85a、下降キー85b、停止キー86、
正転キー87a、及び逆転キー87bを操作すると、マ
スターコントローラ32を介して当該ゾーンのブライン
ドを動作させる。 (3) オールキー84を操作すると、全てのゾーンが指定
され、ワイヤレスコントローラ82から発信されたコマ
ンド信号が前記マスターコントローラ32の無線受信部
72に受信され、マスターコントローラ32は無線入力
のアクティブ状態に移る。そして、上昇キー85a、下
降キー85b、停止キー86、正転キー87a、及び逆
転キー87bを操作すると、マスターコントローラ32
を介して全ゾーンのブラインドを動作させる。
【0039】なお、以上の実施例のように、駆動装置1
0の電動モータにステッピングモータを使用することに
より、位置検出センサー、フィードバック制御を必要
とせず、制御回路を簡単化でき、電動ブラインドの低価
格化、軽量化を図ることができる。駆動パルス数によ
りモータの回転位置が確実に定まり、また誤差が累積さ
れないので、正確な位置決め制御を行うことができると
共に、動作速度がばらつかない安定した信頼性のあるブ
ラインド操作を行うことができる。駆動パルス数で制
御するため、多数のブラインドを同時に作動させても、
昇降位置・スラット角度にばらつきを生じることがな
い。また、ステッピングモータに限らず、DCモータな
どの他の電動モータも使用できることはいうまでもな
い。この場合、制御部は、MPU、メモリ、トライバ回
路などに位置検出フィードバック系を付加した構成でよ
く、制御、再現等もステッピングモータと同様にソフト
ウェアで容易に処理できる。なお、以上はベネシアンブ
ラインドについて説明したが、これに限ることなく、縦
型ブラインド、ロールブラインド等にもこの発明を適用
できることはいうまでもない。
0の電動モータにステッピングモータを使用することに
より、位置検出センサー、フィードバック制御を必要
とせず、制御回路を簡単化でき、電動ブラインドの低価
格化、軽量化を図ることができる。駆動パルス数によ
りモータの回転位置が確実に定まり、また誤差が累積さ
れないので、正確な位置決め制御を行うことができると
共に、動作速度がばらつかない安定した信頼性のあるブ
ラインド操作を行うことができる。駆動パルス数で制
御するため、多数のブラインドを同時に作動させても、
昇降位置・スラット角度にばらつきを生じることがな
い。また、ステッピングモータに限らず、DCモータな
どの他の電動モータも使用できることはいうまでもな
い。この場合、制御部は、MPU、メモリ、トライバ回
路などに位置検出フィードバック系を付加した構成でよ
く、制御、再現等もステッピングモータと同様にソフト
ウェアで容易に処理できる。なお、以上はベネシアンブ
ラインドについて説明したが、これに限ることなく、縦
型ブラインド、ロールブラインド等にもこの発明を適用
できることはいうまでもない。
【0040】
【発明の効果】前述の通り、この発明の電動ブラインド
は、各ブラインドの制御部に、マイクロプロセッサと、
トライバ回路と、記憶手段を設け、可変抵抗器などの機
械的方法または駆動パルスなどの電気的方法を用いて現
在ブラインド高さまたは現在水平位置・スラットを有す
るものにあっては現在スラット角度等を得、これらの値
をシングルコントローラによりシングル用再現値、マス
ターコントローラによりマスター用再現値を制御部の記
憶手段に記憶し、再現指令コマンドにより再現できるよ
うにようにしたため、 (1) 再現値の登録と再現値の実行をいつでも簡単な操作
で容易に行える。 (2) 各ブラインドの制御部内のデータ専用メモリーに記
憶させるため、通信方式、処理プログラムを簡単化でき
る。
は、各ブラインドの制御部に、マイクロプロセッサと、
トライバ回路と、記憶手段を設け、可変抵抗器などの機
械的方法または駆動パルスなどの電気的方法を用いて現
在ブラインド高さまたは現在水平位置・スラットを有す
るものにあっては現在スラット角度等を得、これらの値
をシングルコントローラによりシングル用再現値、マス
ターコントローラによりマスター用再現値を制御部の記
憶手段に記憶し、再現指令コマンドにより再現できるよ
うにようにしたため、 (1) 再現値の登録と再現値の実行をいつでも簡単な操作
で容易に行える。 (2) 各ブラインドの制御部内のデータ専用メモリーに記
憶させるため、通信方式、処理プログラムを簡単化でき
る。
【図1】(a)はこの発明に係る電動ブラインドを示す
概略正面図、(b)はその制御部を示す概略ブロック図
である。
概略正面図、(b)はその制御部を示す概略ブロック図
である。
【図2】この発明が適用される電動ブラインド群の一例
を示す概略図である。
を示す概略図である。
【図3】昇降・ラダードラムと弛み検出スイッチの一例
を示す概略斜視図である。
を示す概略斜視図である。
【図4】図3の弛み検出状態を示す概略斜視図である。
【図5】図1の制御部の詳細を示すブロック図である。
【図6】シングルコントローラを示す正面図である。
【図7】マスターコントローラを示す正面図である。
【図8】マスターコントローラの電気的構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図9】ワイヤレスコントローラを示す正面図である。
【図10】制御部、コントローラの信号の動きを示すフ
ローシートである。
ローシートである。
【図11】マスターコントローラのオート画面を示す説
明図である。
明図である。
【図12】マスターコントローラのマニュアル画面を示
す説明図である。
す説明図である。
【図13】マスターコントローラの時刻調整画面を示す
説明図である。
説明図である。
【図14】マスターコントローラのタイマー設定画面を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図15】マスターコントローラのゾーン割当画面を示
す説明図である。
す説明図である。
【図16】ブラインドの現在値と再現値の関係を示す説
明図である。
明図である。
【図17】マスターコントローラのコマンドを示す説明
図である。
図である。
1 ブラインド 20 マイ
クロプロセッサ 2 ヘッドボックス 25 ドラ
イバ回路 3 制御部 30 シン
グルコントローラ 4 駆動シャフト 32 マス
ターコントローラ 5 昇降・ラダードラム 35 E2
PROM 6 ラダースプリング 80 E2
PROM 7 昇降コード 82 ワイ
ヤレスコントローラ 8 ラダーコード 9 スラット 10 駆動装置 12 ギヤボックス 13 ステッピングモータ 14 電磁ブレーキ 16 上限リミットスイッチ 17 弛み検出スイッチ
クロプロセッサ 2 ヘッドボックス 25 ドラ
イバ回路 3 制御部 30 シン
グルコントローラ 4 駆動シャフト 32 マス
ターコントローラ 5 昇降・ラダードラム 35 E2
PROM 6 ラダースプリング 80 E2
PROM 7 昇降コード 82 ワイ
ヤレスコントローラ 8 ラダーコード 9 スラット 10 駆動装置 12 ギヤボックス 13 ステッピングモータ 14 電磁ブレーキ 16 上限リミットスイッチ 17 弛み検出スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 晴雄 神奈川県横浜市港北区大曽根3−26−22 (72)発明者 金子 延仁 東京都板橋区中台3−26−16−406 (72)発明者 山田 勝 東京都調布市富士見町4−33−17
Claims (2)
- 【請求項1】 ブラインドのスクリーンまたはスラット
を昇降あるいは水平移動させる昇降または水平移動用ド
ラムと、スラットを有するものにあっては、さらにその
角度を調節するラダードラム、または昇降ドラムもしく
は水平移動用ドラムとラダードラムを合成した昇降・ラ
ダードラムと、ドラムを回転駆動する駆動装置と、この
駆動装置を制御する制御部と、この制御部を操作するコ
ントローラを備えた電動ブラインドの操作装置におい
て、 前記制御部に、前記コントローラと検出スイッチからの
入力信号を処理するマイクロプロセッサと、このマイク
ロプロセッサからの指令により前記駆動装置の電動モー
タを駆動するドライバ回路と、マイクロプロセッサのデ
ータを記憶する記憶手段とを設け、 機械的方法または電気的方法を用いて各ブラインドの現
在ブラインド高さまたは現在水平位置・スラットを有す
るものにあっては現在スラット角度を得、これらの値を
シングル用ブラインド再現値として前記記憶手段に記憶
させ、 各ブラインドの制御部に接続されるシングルコントロー
ラからの再現指令コマンドにより、前記記憶されたシン
グル用ブラインド高さ再現値または水平位置再現値・ス
ラットを有するものにあってはシングル用スラット角度
再現値を適時実行させる入力手段を設けたことを特徴と
する電動ブラインドの操作装置。 - 【請求項2】機械的方法または電気的方法を用いて各ブ
ラインドの現在ブラインド高さまたは現在水平位置・ス
ラットを有するものにあっては現在スラット角度を得、
これらの値を、各ブラインドの制御部にコマンドを送信
可能に接続されるマスターコントローラからの指令で、
全体またはゾーン別もしくは個別にマスター用再現値と
して各ブラインドの記憶手段に記憶させ、 マスターコントローラからの再現指令コマンドにより、
前記記憶されたマスター用ブラインド高さ再現値または
水平位置再現値・スラットを有するものにあってはマス
ター用スラット角度再現値を、全体またはゾーン別もし
くは個別に適時実行させる入力手段を設けたことを特徴
とする請求項1記載の電動ブラインドの操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2547692A JPH06200682A (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 電動ブラインドの操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2547692A JPH06200682A (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 電動ブラインドの操作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06200682A true JPH06200682A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=12167100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2547692A Pending JPH06200682A (ja) | 1992-02-12 | 1992-02-12 | 電動ブラインドの操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06200682A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003027868A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-29 | Tachikawa Blind Mfg Co Ltd | 電動ブラインドの制御装置 |
JP2008127890A (ja) * | 2006-11-22 | 2008-06-05 | Tachikawa Blind Mfg Co Ltd | 電動ブラインドのスラット駆動装置 |
WO2009049632A1 (en) * | 2007-10-16 | 2009-04-23 | Venetia Aps | Integrated computer-controlled sun screen |
JP2015229859A (ja) * | 2014-06-04 | 2015-12-21 | 株式会社ニチベイ | ブラインド及びブラインド制御システム |
JP2017020341A (ja) * | 2016-11-02 | 2017-01-26 | 立川ブラインド工業株式会社 | 電動日射遮蔽装置及び電動日射遮蔽装置の制御方法 |
-
1992
- 1992-02-12 JP JP2547692A patent/JPH06200682A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2009049632A1 (en) * | 2007-10-16 | 2009-04-23 | Venetia Aps | Integrated computer-controlled sun screen |
JP2015229859A (ja) * | 2014-06-04 | 2015-12-21 | 株式会社ニチベイ | ブラインド及びブラインド制御システム |
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