JPH06200684A - 電動ブラインドの制御装置 - Google Patents

電動ブラインドの制御装置

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JPH06200684A
JPH06200684A JP2547892A JP2547892A JPH06200684A JP H06200684 A JPH06200684 A JP H06200684A JP 2547892 A JP2547892 A JP 2547892A JP 2547892 A JP2547892 A JP 2547892A JP H06200684 A JPH06200684 A JP H06200684A
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JP
Japan
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blind
key
operated
mpu
radio wave
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Application number
JP2547892A
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English (en)
Inventor
Haruo Sasaki
晴雄 佐々木
Nobuhito Kaneko
子 延 仁 金
Masaru Yamada
田 勝 山
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CHIYODA DENGIYOUSHIYA KK
N T T KENCHIKU SOGO KENKYUSHO KK
SASAKI BLIND KOGYO KK
Original Assignee
CHIYODA DENGIYOUSHIYA KK
N T T KENCHIKU SOGO KENKYUSHO KK
SASAKI BLIND KOGYO KK
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブラインドを操作するコントローラを無線方
式とすることにより、赤外線方式に比較して、遙に指向
性が広く、視界外での操作も可能とし、ブラインドの操
作を簡便かつ確実にし、操作性を向上する。 【構成】 ブラインドを動作するよう操作するワイヤレ
スコントローラ82と、前記ワイヤレスコントローラか
らの指令信号を電波に変換し、該電波を発信する送信手
段89と、前記送信手段89からの電波を受信し、該電
波を前記ワイヤレスコントローラからの指令信号に変換
する受信手段72と、前記受信手段72からの前記指令
信号に基づき、電動モータを回転させてブラインドを動
作制御する制御手段とを備えてなる電動ブラインドの制
御装置とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベネシアンブライン
ド、縦型ブラインド、ロールブラインド等の電動ブライ
ンドの制御装置に係り、詳しくはブラインドの昇降及び
スラット角度の変更等を操作するコントローラを備えた
電動ブラインドの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電動ブラインドの制御装置として
は、有線式コントローラを用いて遠隔操作することによ
り、電動モータを駆動制御してブラインドを昇降させた
り、スラットの角度を変更できるようになっている。そ
して、1台の有線式コントローラで1台のブラインドを
動作制御したり、または1台の有線式コントローラに多
数のブラインドを連結して、多数のブラインドを一度に
動作制御している。この有線式コントローラを離れた場
所から操作する場合、赤外線方式のワイヤレスコントロ
ーラを用いて、該コントローラにて操作指令を赤外線に
変換して発光し、該赤外線をブラインド本体側の受光部
に受光させ、電動モータを駆動制御してブラインドを昇
降させたりスラット角度を変更していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な赤外線方式のワイヤレスコントローラでは、赤外線の
特質により、直進性を有し、指向性が極めて強く狭い角
度しか許容されないため、視界外での操作は不可能で、
かつ操作が難しく面倒であり、しかも途中に障害物等が
あると操作不能となるおそれがあった。そこで、本発明
は、無線方式のワイヤレスコントローラを用いることに
より、上述した課題を解決した電動ブラインドの制御装
置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、電動モータを回転してブラ
インドを動作制御する電動ブラインドの制御装置におい
て、ブラインドが動作するよう操作する操作手段と、前
記操作手段からの指令信号を電波に変換し、該電波を発
信する送信手段と、前記送信手段からの電波を受信し、
該電波を前記操作手段からの指令信号に変換する受信手
段と、前記受信手段からの前記指令信号に基づき、前記
電動モータを回転させてブラインドを動作制御する制御
手段と、を備えてなることを特徴とする。
【0005】
【作用】上述構成に基づき、オペレータが操作手段を操
作すると、操作手段からの指令信号が送信手段に入力さ
れ、送信手段が該指令信号を電波に変換して、電波を発
信する。そして、受信手段が送信手段からの電波を受信
して前記操作手段からの指令信号に変換し、該指令信号
に基づいて、制御手段が電動モータを回転させてブライ
ンドを動作制御する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例をベネシアンブライ
ンドを例にとり、図面を参照して説明する。図2に示す
ように、多数台(本実施例においては99台)のブライ
ンド1,1──1が設置されており、これら99台のブ
ラインド1は、8つのゾーンに分けられ、各ゾーンの指
定は後述するマスターコントローラ32によってなされ
ている。これら99台のブラインド1のうち、マスター
コントローラ32が接続される任意の1台のブラインド
を親ブラインドと呼び、その他のブラインドを子ブライ
ンドとする。
【0007】また、図3及び図4に示すように、前記ブ
ラインド1のヘッドボックス2内の一端にはコントロー
ルボックス3が設置されており、更に該ヘッドボックス
2内にはシャフト4が左右方向に延設されかつ回動可能
に支持されている。該シャフト4には一対の昇降・ラダ
ードラム5,5が回動不能かつ軸方向に摺動自在に挿通
・嵌合されており、該昇降・ラダードラム5,5の一端
外周には螺子が周設され、昇降・ラダードラム5,5の
略中央外周にはラダースプリング6,6がスプリングの
弾性力で嵌合されている。該昇降・ラダードラム5には
昇降コード7の一端が固定されて吊下されており、ラダ
ースプリング6の両端にはラダーコード8が掛止されて
いる。該昇降・ラダードラム5及び該ラダースプリング
6からは昇降コード7とラダーコード8にてスラット9
が吊下支持されている。前記シャフト4の前記コントロ
ールボックス3と反対側の他端にはカップリング11を
介してギヤボックス12が連結され、該ギヤボックス1
2にはステッピングモータ13が連結され、更に該ステ
ッピングモータ13には、ステッピングモータ13の軸
が回転しないように保持する電磁ブレーキ15が接続さ
れている。該ステッピングモータ13の正逆回転に応じ
て昇降・ラダードラム5が回転し、昇降コード7にてブ
ラインド1を上昇又は下降させたり、昇降・ラダードラ
ム5の回転によりラダースプリング6が摩擦力で同方向
に回転し、ラダーコード8にてスラット9の角度を変更
したり、電磁ブレーキ15により停電時及びパワーダウ
ン時に於けるブラインド1の自重による下降及びスラッ
トの回動を阻止するように構成されている。
【0008】また、ブラインド1のヘッドボックス2内
には上限リミットスイッチ16が設けられており、ブラ
インド1のスラット9がすべて巻上げられたとき、最上
部のスラット9が該上限リミットスイッチ16に当接す
ると、その位置を上限リミット値(上限位置)として検
出し、検出時点でブラインド1は停止させられ、更に該
上限リミット値は検出の都度、スタート値(0値)とし
て更新されるようになっている。
【0009】また、図4に示すように、前記ヘッドボッ
クス2内の昇降・ラダードラム5の下方の昇降コード7
部位には弛み検出スイッチ17が配置されている。該弛
み検出スイッチ17の上部にはアクチュエータ17aが
回動可能に支持され、該アクチュエータ17aの先端は
ガイド18に係止されている。該ガイド18には穴18
aが上下方向に貫設され、該穴18aには前記昇降コー
ド7が上下動自在に挿通されている。更に、該ガイド1
8の一側とヘッドボックス2のプレート19の間にはス
プリング18bが縮設されている。
【0010】そして、昇降コード7が緊張した弛みのな
い状態ではガイド18はスプリング18bの弾性力に抗
して矢印A方向に移動させられ、それに伴ってアクチュ
エータ17aが矢印A方向に回動して弛み検出スイッチ
17はOFFとなり、また図5に示すように、昇降コー
ド7が弛んだ状態ではガイド18はスプリング18bの
弾性力によって矢印B方向に付勢され、それに伴ってア
クチュエータ17aが矢印B方向に回動して弛み検出ス
イッチ17はONとなるように構成されている。
【0011】次に、前記コントロールボックス3の電気
的構成について図6に従って説明すると、コントロール
ボックス3にはマイクロプロセッサ(以下、MPUと称
す)20が設置されている。電源AC100Vはスイッ
チングレギュレータ22に入力され、該スイッチングレ
ギュレータ22により所定電圧の直流電流に整流され、
電源回路23を介してMPU20に供給されている。更
に、該スイッチングレギュレータ22からの所定電圧の
直流電流が前記ステッピングモータ13を駆動制御する
ドライバ回路25に供給されている。また、MPU20
の出力ポートには該ドライバ回路25と前記電磁ブレー
キ15が接続されている。そして、MPU20がドライ
バ回路25を介してステッピングモータ13を回転制御
したり、停電時及びパワーダウン時には電磁ブレーキ1
5がステッピングモータ13の軸の回転を阻止するよう
になっている。
【0012】また、MPU20には前記上限リミットス
イッチ16、前記弛み検出スイッチ17、ブラインド固
有の1〜99の任意のアドレスを設定するためのアドレ
ススイッチ26、及びブラインドの下限リミット値(下
限位置)を調整するための調整用スイッチ27の信号が
入力され処理されている。該調整用スイッチ27を通常
側から調整側に切り替え、前述したスタート値(0値)
からブラインドを下降させ、希望する下限位置に停止さ
せた後、調整用スイッチ27を調整側から通常側へ切り
替えると、この時の位置が下限リミット値として後述す
る電気的に消去可能なROM(E2 PROM)35に記
憶されるようになっている。
【0013】一方、該MPU20の出力側ポートには、
状態表示用LED29が接続されており、該LED29
には、電源正常時に点灯する電源用LEDNO.0、上限リ
ミットスイッチ16の動作で点灯する上限リミット検出
用LEDNO.1、下降時ブラインドが障害物に接触し、コ
ードが弛むと弛み検出スイッチ17の動作で点灯するコ
ード弛み検出用LEDNO.2、上昇時ブラインドが風で吹
き上がったり人為的に持ち上げられた場合にコードが弛
むと弛み検出スイッチ17の動作で点灯する上昇時コー
ド弛み検出用LEDNO.3、及び上限リミットスイッチ・
ブラインド位置異常検出用LEDNO.4が設けられてい
る。
【0014】そして、MPU20には電気的に消去可能
なROM(以下、E2 PROMと称す)35が接続され
ており、該E2 PROM35は停電時のストア用で、停
電時にも記憶されたデータは消去されることはなく、下
限リミット値、現在ブラインド高さ、現在スラット角
度、後述するシングルコントローラ30用再現値、及び
後述するマスターコントローラ32用再現値がストアさ
れている。また、MPU20には当該コントロールボッ
クス3を制御するシングルコントローラ30が接続され
ている。当該ブラインドのMPU20にマスターコント
ローラ32が接続されている場合には、当該ブラインド
は親ブラインドとなり、該MPU20の信号が子ブライ
ンドへ出力されるように構成されている。一方、当該ブ
ラインドのMPU20にマスターコントローラ32が接
続されていない場合には、当該ブラインドは子ブライン
ドとなり、親ブラインドからの信号が該MPU20へ入
力され処理され、該MPU20の信号が他の子ブライン
ドへ出力されるように構成されている。
【0015】次に、前記コントロールボックス3のMP
U20に接続される操作装置としてのシングルコントロ
ーラ30の構成について説明する。図7に示すように、
該シングルコントローラ30の上方右側上下方向にはブ
ラインド1の高さを調節する上昇キー41a及び下降キ
ー41bが設けられている。また、該シングルコントロ
ーラ30の上方左側上下方向にはスラット角度を調節す
る正転キー42a及び逆転キー42bが設けられてい
る。該シングルコントローラ30の下方左右方向には、
これらキー41a,41b,42a,42bの動作を停
止する停止キー43、及びブラインド高さやスラット角
度の再現値を再現動作する再現キー45が設けられてい
る。なお、これらキー41a,41b,42a,42
b,43,45は押しボタン式のスイッチである。
【0016】次に、親ブラインドの前記コントロールボ
ックス3のMPU20に接続される操作装置としてのマ
スターコントローラ32の構成について説明する。図8
に示すように、該マスターコントローラ32の右側上方
左右方向にはブラインド1の高さを調節する上昇キー5
0a、停止キー51、及び下降キー51bが設けられて
いる。また、該マスターコントローラ32の右側中央左
右方向にはスラット角度を調節する正転キー52a及び
逆転キー52bが設けられている。該マスターコントロ
ーラ32の右側下方左右方向にはブラインド高さやスラ
ット角度の再現値を再現動作する再現キー53、後述す
る液晶ディスプレイ(LCD)56で表示された設定を
実行するセットキー54、及びオート/マニュアルの機
能を切り替えるオート/マニュアル切替キー55が設け
られている。
【0017】また、該マスターコントローラ32の上部
には液晶ディスプレイ(以下、LCDと称す)56が設
けられている。更に、該マスターコントローラ32の左
側上下方向には上から順に、LCD56の画面を切り替
えるスクロールキー57、LCD56の画面上のカーソ
ルを移動させるカーソルキー58、マニュアル状態での
設定画面では1回押すごとにLCD56の画面上のカー
ソル表示されている桁の数値をそれぞれ+1又は−1す
ると共にオート状態での設定画面ではバーグラフの位置
を左右にシフトする+キー59、−キー60が設けられ
ている。
【0018】また、マスターコントローラ32の電気的
構成について図9にしたがって説明すると、マスターコ
ントローラ32には、MPU70が設けられており、電
圧監視器71を介して親ブラインドから電源が供給され
る。該MPU70の入力ポートには、RS232Cレシ
ーバ73を介してホストコンピュータ75からの信号、
無線受信部72からの信号及び前述した12個のキース
イッチからの信号も入力されている。一方、該MPU7
0の信号が、ロジック回路76及びRS232Cドライ
バ77を介してブラインド1に出力されており、更にL
CD表示器78、電子ブザー79にも出力されている。
また、該MPU70には電気的に消去可能なROM(以
下、E2 PROMと称す)80が接続されており、該E
2 PROM80は停電時のストア用で、ゾーン割当のデ
ータがストアされている。
【0019】次に、前記マスターコントローラ32の無
線受信部72に送信するワイヤレスコントローラ82の
構成について説明する。図10に示すように、該ワイヤ
レスコントローラ82の左部には8ゾーンの内の1つを
指定する第1ゾーンキー83a、第2ゾーンキー83
b、第3ゾーンキー83c、第4ゾーンキー83d、第
5ゾーンキー83e、第6ゾーンキー83f、第7ゾー
ンキー83g、第8ゾーンキー83h、及び全ゾーンを
指定するオールキー84が設けられている。
【0020】そして、該ワイヤレスコントローラ82の
右部上方には左右方向にブラインド1の高さを調節する
上昇キー85a、停止キー86、下降キー85bが設け
られており、右部下方にはスラット角度を調節する正転
キー87a及び逆転キー87bが設けられている。ま
た、図11に示すように、ゾーンキー83a,─83
h、オールキー84、上昇キー85a、下降キー85
b、停止キー86、正転キー87a及び逆転キー87b
からの信号が送信部89に入力されている。
【0021】本実施例は以上のように構成されるので、
シングルコントローラ30によりブラインド1を動作さ
せる場合について、図3、図6、図7及び図11に基づ
いて説明する。まず、ブラインド1が停止状態にある場
合に、オペレータが上昇キー41aを操作すると、MP
U20が駆動パルスを発生し、ドライバ回路25を介し
てステッピングモータ13を正回転させ、更にギヤボッ
クス12及びカップリング11を介してシャフト4を回
転させ、昇降・ラダードラム5を回転させると、昇降コ
ード7が上昇し、ブラインド1が上昇する。上昇キー4
1aは一度押されると、オペレータが該上昇キー41a
から指を離しても、停止キー43が押されるか、上限リ
ミット値に達するまでブラインド1は上昇する。
【0022】一方、ブラインド1の上昇開始の時、昇降
・ラダードラム5の回転によりラダースプリング6が摩
擦力で正方向一杯まで回転し、さらに昇降・ラダードラ
ム5が回転してもラダースプリング6は摩擦力に抗して
滑りそれ以上回転せず、それに伴ってスラット9は正方
向一杯まで作動し、ブラインド1が停止した時点で前の
角度を再現する。ただし、上限リミットスイッチ16の
動作でブラインド1が停止した場合は再現しない。
【0023】また、ブラインド1が停止状態にある場合
に、下降キー41bを操作すると、MPU20が駆動パ
ルスを発生し、ドライバ回路25を介してステッピング
モータ13を逆回転させ、更にギヤボックス12及びカ
ップリング11を介してシャフト4を回転させ、昇降・
ラダードラム5を回転させると、昇降コード7が下降
し、ブラインド1が下降する。下降キー41bは一度押
されると、オペレータが該下降キー41bから指を離し
ても、停止キー43が押されるか、E2 PROM35に
記憶された下限リミット値に達するまでブラインド1は
下降する。
【0024】一方、ブラインド1の下降開始の時、昇降
・ラダードラム5の回転によりラダースプリング6が摩
擦力で逆方向一杯まで回転し、さらに昇降・ラダードラ
ム5が回転してもラダースプリング6は摩擦力に抗して
滑りそれ以上回転せず、それに伴ってスラット9は逆方
向一杯まで作動し、ブラインド1が停止した時点で前の
角度を再現する。ただし、下限リミット値に達してブラ
インド1が停止した場合は再現しない。
【0025】また、ブラインド1が昇降中およびスラッ
ト動作中に、停止キー43を操作すると、MPU20が
駆動パルスの発生を停止し、ステッピングモータ13の
回転を停止させ、ブラインド1の昇降が停止するか又は
スラットの回転が停止する。そして、ブラインドが昇降
中の場合、停止キー43を操作してブラインドが停止し
た時点でスラットは前の角度を再現する。
【0026】また、ブラインド1が停止状態にある場合
に、正転キー42aを操作すると、MPU20が駆動パ
ルスを発生し、ドライバ回路25を介してステッピング
モータ13を正回転させ、更にギヤボックス12及びカ
ップリング11を介してシャフト4を回転させ、昇降・
ラダードラム5を回転させると、ラダースプリング6が
摩擦力で正方向に回転し、ラダーコード8が回動し、そ
れに伴ってスラットが正方向に回転する。正転キー42
aが押されている間、スラットは正方向に回転し、オペ
レータが該正転キー42aから指を離した時点で、スラ
ットは回転を停止する。
【0027】また、ブラインド1が停止状態にある場合
に、逆転キー42bを操作すると、MPU20が駆動パ
ルスを発生し、ドライバ回路25を介してステッピング
モータ13を逆回転させ、更にギヤボックス12及びカ
ップリング11を介してシャフト4を回転させ、昇降・
ラダードラム5を回転させると、ラダースプリング6が
摩擦力で逆方向に回転し、ラダーコード8が回動し、そ
れに伴ってスラットは逆方向に回転する。逆転キー42
bが押されている間、スラットは逆方向に回転し、オペ
レータが該逆転キー42bから指を離した時点で、スラ
ットは回転を停止する。なお、現在ブラインド高さ及び
現在スラット角度は、MPU20から発生するパルス数
により常にその内容が変更されるようになっている。
【0028】また、ブラインドが停止状態にある場合
に、再現キー45を操作すると、E2PROM35に記
憶されたブラインド高さ及びスラット角度を再現する。
停止キー43を押しながら再現キー45を押すと、その
時のブラインドの状態(ブラインド高さ及びスラット角
度)が記憶される。
【0029】また、E2 PROM35に下限リミット
値、現在ブラインド高さ、現在スラット角度、シングル
コントローラ用再現値、及びマスターコントローラ用再
現値が記憶されているので、停電が発生しても、該デー
タは消去されることなく、復電時にもセットし直す必要
はない。また、停電時及びパワーダウン時には、電磁ブ
レーキ15が作動して、ステッピングモータ13の軸が
回動しないように保持し、ブラインド1の自重による下
降及びスラットの回動を阻止する。
【0030】次に、マスターコントローラ32によりブ
ラインド1を動作させる場合について、図8、図9及び
図11に基づいて説明する。上昇キー50a,下降キー
50b,停止キー51,正転キー52a,逆転キー52
b,及び再現キー53の基本動作は前記シングルコント
ローラ30の該当する各キーと同様である。
【0031】まず、LCD56にイニシャル画面が表示
される。そして、+キー59と−キー60、又はスクロ
ールキー57の操作により、画面のカーソルの位置に1
が表示されると、ブラインド操作指定となる(ステップ
S201)。スクロールキー57を押し、更にオート/
マニュアル切替キー55を操作してオート操作に切り替
えると、オート画面が表示され、スクロールキー57の
操作によりALL、ZONE、BLINDの各画面に切
り替えられる(ステップS202)。ALL画面は全ブ
ラインド動作設定画面であり、ZONE画面はゾーン別
動作設定画面で、+キー59及び−キー60により1〜
8のゾーン番号が変更でき、BLIND画面はシングル
動作設定画面で、+キー59と−キー60及びカーソル
キー58によりブラインド番号が変更でき、いずれの画
面でもセットキー54を操作することにより画面上に表
示された設定を実行することができる。
【0032】また、ステップS202からスクロールキ
ー57でオート操作画面が表示された状態にした後、オ
ート/マニュアル切替キー55を操作してマニュアル操
作に切り替えると、マニュアル画面が表示され、スクロ
ールキー57の操作によりALL、ZONE、BLIN
Dの各画面に切り替えられる(ステップS203)。A
LL画面は全ブラインド動作設定画面、ZONE画面は
ゾーン別動作設定画面、BLIND画面はシングル動作
設定画面であり、該各設定画面で上昇キー50a,下降
キー50b,停止キー51、正転キー52a、逆転キー
52bを操作することにより所望のブラインドを動作す
る。
【0033】また、ステップS201において、+キー
59と−キー60の操作により、画面のカーソルの位置
に2を表示させた後、スクロールキー57により時刻調
整画面となる(ステップS204)。カーソルキー58
により調整したい時分にカーソルを移動させ、+キー5
9及び−キー60により時刻を正確に調整することがで
きる。
【0034】また、ステップS201において、+キー
59又は−キー60の操作により、画面のカーソルの位
置に3を表示させた後、スクロールキー57によりタイ
マー設定画面となる(ステップS205)。2つの24
時間タイマー機能を有し、スクロールキー57の操作に
よりタイマーNO.1画面又はタイマーNO.2画面に切り替
え、カーソルキー58によりタイマーを設定したい時分
にカーソルを移動させ、+キー59及び−キー60によ
り時刻を設定すると共に、操作内容の項にカーソルを移
動させ、+キー59及び−キー60により操作し、上昇
位置、下降位置、再現を指定できる。
【0035】また、ステップS201において、+キー
59又は−キー60の操作により、画面のカーソルの位
置に4を表示させた後、スクロールキー57によりゾー
ン割当画面となる(ステップS206)。カーソルキー
58、+キー59及び−キー60によりゾーン番号およ
び該ゾーンに属するブラインド番号を割り当てる。該ゾ
ーン割当のデータはE2 PROM80に記憶されるの
で、停電時にも消去されることなく保存され、復電時に
もセットし直す必要はない。
【0036】また、スーパーヘテロダイン方式の無線受
信部72の信号の流れを、図1(a)に基づいて説明す
る。まず、ワイヤレスコントローラ82の送信部89か
ら発信されたFM電波は、アンテナに受信され(ステッ
プS301)、高周波増幅される(ステップS30
2)。一方、水晶発振(第1局発)の出力は(ステップ
S303)、逓倍されて(ステップS304)、該出力
とステップS302で高周波増幅された周波数が加えら
れて第1周波数変換される(ステップS305)。そし
て、クリスタルフィルターを通して(ステップS30
6)、第1中間周波増幅される(ステップS307)。
次に、水晶発振(第2局発)の出力と(ステップS30
8)、ステップS307で中間周波増幅された周波数が
加えられて第2周波数変換される(ステップS30
9)。そして、フィルターで処理され(ステップS31
0)、第2中間周波増幅され(ステップS311)、F
M検波され(ステップS312)、波形整型され(ステ
ップS313)、4bit のコードに変換され(ステップ
S314)、MPU70に該コードが出力される。すな
わち、デジタル信号処理による無線方式に構成されてい
る。
【0037】次に、ワイヤレスコントローラ82により
ブラインド1を動作させる場合について、図10及び図
11に基づいて説明する。上昇キー85a、下降キー8
5b、停止キー86、正転キー87a、及び逆転キー8
7bの基本動作は前記シングルコントローラ30の該当
する各キーと同様である。
【0038】まず、ゾーンキー83a、……83hのう
ち、いずれか1つを操作することによりゾーンを指定す
ると、ワイヤレスコントローラ82の送信部89から発
信されたコマンド信号が前記マスターコントローラ32
の無線受信部72に受信され、マスターコントローラ3
2は無線入力のアクティブ状態に移る。そして、上昇キ
ー85a、下降キー85b、停止キー86、正転キー8
7a、及び逆転キー87bを操作すると、マスターコン
トローラ32を介して当該ゾーンのブラインドが動作さ
れる。
【0039】また、オールキー84を操作すると、全て
のゾーンが指定され、ワイヤレスコントローラ82の送
信部89から発信されたコマンド信号が前記マスターコ
ントローラ32の無線受信部72に受信され、マスター
コントローラ32は無線入力のアクティブ状態に移る。
そして、上昇キー85a、下降キー85b、停止キー8
6、正転キー87a、及び逆転キー87bを操作する
と、マスターコントローラ32を介して全ゾーンのブラ
インドが動作される。
【0040】次に、送信部89の信号の流れを、図1
(b)に基づいて説明する。まず、オペレータがワイヤ
レスコントローラ82の各キーを押して当該シートスイ
ッチをONとすると(ステップS401)、どのキーが
押されたか検出され(ステップS402)、当該キーの
コードに変換されたコマンド信号が(ステップS40
3)、水晶発振され(ステップS405)、FM変調さ
れ(ステップS404)、逓倍増幅され(ステップS4
06)、バンドパスフィルターで処理され(ステップS
407)、アンテナから発信されて(ステップS40
8)、マスターコントローラ32の無線受信部72に受
信される。
【0041】また、デジタル信号処理無線方式のためア
ナログ信号処理無線方式よりも雑音に強く良好な伝送品
質を確保することができ、操作の確実性を向上すること
ができる。
【0042】なお、本発明は、上述実施例で電動ブライ
ンドとしてベネシアンブラインドを用いているが、これ
に限らず縦型ブラインド及びロールブラインド等の他の
電動ブラインドにも適用することができる。また、上述
実施例は、駆動装置の電動モータとして制御性の良いス
テッピングモータ13を用いているが、これに限らず他
の電動モータを用いてもよいことは勿論である。更に、
上述実施例は、無線方式としてデジタル信号処理無線方
式を用いているが、これの代わりにアナログ信号処理無
線方式を用いることもできる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブラインドを操作するコントローラが無線方式であるた
め、赤外線方式に比較して、遙に指向性が広く、視界外
での操作も可能で、障害物等に電波が遮られるおそれも
なく、簡単、容易かつ確実にブラインドを操作すること
ができ、操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明によるマスターコントローラの
無線受信部のブロック図であり、(b)は本発明による
ワイヤレスコントローラの送信部のブロック図である。
【図2】本発明による電動ブラインドの制御装置を示す
概略図である。
【図3】ブラインド本体を示す構成図である。
【図4】弛み検出スイッチがOFFの状態を示す昇降・
ラダードラム部分の斜視図である。
【図5】弛み検出スイッチがONの状態を示す昇降・ラ
ダードラム部分の斜視図である。
【図6】コントロールボックスの電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図7】シングルコントローラを示す正面図である。
【図8】マスターコントローラを示す正面図である。
【図9】マスターコントローラの電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図10】ワイヤレスコントローラを示す正面図であ
る。
【図11】本発明による電動ブラインドの制御装置の概
略フローシートである。
【符号の説明】
1 ブラインド 2 ヘッドボックス 3 コントロールボックス 4 シャフト 5 昇降・ラダードラム 6 ラダースプリング 7 昇降コード 8 ラダーコード 9 スラット 11 カップリング 12 ギヤボックス 13 ステッピングモータ 15 電磁ブレーキ 16 上限リミットスイッチ 17 弛み検出スイッチ 18 ガイド 20 MPU 25 ドライバ回路 26 アドレススイッチ 27 調整用スイッチ 29 状態表示用LED 30 シングルコントローラ 32 マスターコントローラ 35 E2 PROM 70 MPU 72 無線受信部(受信手段) 75 ホストコンピュータ 78 LCD表示器 79 電子ブザー 80 E2 PROM 82 ワイヤレスコントローラ 83a,──83h ゾーンキー 84 オールキー 85a 上昇キー 85b 下降キー 86 停止キー 87a 正転キー 87b 逆転キー 89 送信部(送信手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 晴雄 横浜市港北区大曽根3−26−22 (72)発明者 金 子 延 仁 東京都板橋区中台3−26−16−406 (72)発明者 山 田 勝 東京都調布市富士見町4−33−17

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータを回転してブラインドを動作
    制御する電動ブラインドの制御装置において、 ブラインドが動作するよう操作する操作手段と、 前記操作手段からの指令信号を電波に変換し、該電波を
    発信する送信手段と、 前記送信手段からの電波を受信し、該電波を前記操作手
    段からの指令信号に変換する受信手段と、 前記受信手段からの前記指令信号に基づき、前記電動モ
    ータを回転させてブラインドを動作制御する制御手段
    と、 を備えてなることを特徴とする電動ブラインドの制御装
    置。
JP2547892A 1992-02-12 1992-02-12 電動ブラインドの制御装置 Pending JPH06200684A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2122943A1 (es) * 1997-12-05 1998-12-16 Morales Gutierrez Manuel Circuito receptor integrado para instalaciones motorizadas y automatizadas de toldos, persianas y similares.
WO2009066694A1 (ja) * 2007-11-20 2009-05-28 Kabushiki Kaisha Nihon Alpha 排水栓遠隔操作開閉方法、及びその開閉装置

Cited By (3)

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JP2009127408A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Nippon Alpha:Kk 排水栓遠隔操作開閉方法、及びその開閉装置

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