JP2008127890A - 電動ブラインドのスラット駆動装置 - Google Patents

電動ブラインドのスラット駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ボトムレールを下限まで下降させた状態から、スラットを角度調節しても、ボトムレールの上昇を防止し得る電動ブラインドのスラット駆動装置を提供する。
【解決手段】駆動軸の回転にともなってスラット及びボトムレールをラダーコードを介して角度調節可能に支持し、駆動軸の回転とともに回転する巻取軸で昇降コードを巻取り、あるいは巻戻してスラットを昇降し、ボトムレールの下限位置への下降を検出してモータの作動を停止させる下限停止装置を備え、下限停止装置は、ボトムレールの下限位置への下降を検出する下限検出部39,40と、垂直方向に支持されたスラットを上下方向に反転させるために要する昇降コードの巻取り量に相当する長さの昇降コードの巻戻し量を設定する巻戻し量設定手段43と、下限検出部39,40の検出信号に基づいて、巻戻し量設定手段43に設定された巻戻し量で昇降コードを巻戻す制御部38を備えた。
【選択図】図2

Description

この発明は、横型ブラインドのスラットをモータの駆動力で昇降し、かつ角度調節する電動ブラインドのスラット駆動装置に関するものである。
電動ブラインドは、モータの駆動力でスラット駆動軸を回転させ、昇降コードあるいは昇降テープを巻取り装置で巻取り、あるいは巻き戻すことにより、スラットを昇降可能となっている。また、スラット駆動軸の回転に基づいてラダーコード吊下装置を駆動することにより、ラダーコードを介して各スラットを角度調節可能である。
図16は、従来の電動ブラインドの動作を示す。同図(a)はスラット下降動作を示し、スラット駆動軸で回転される巻取軸1から昇降コード2が巻戻され、ボトムレール3が下降する。そして、上段のスラット4から順次ラダーコード5に支持される状態となる。このとき、ラダーコード吊下装置によりスラット4及びボトムレール3はほぼ垂直方向に支持された状態で下降する。
図16(b)に示すように、ボトムレール3が下限位置まで下降すると、下限検出装置6が作動してモータの作動が停止される。すなわち、ボトムレール3が下降してラダーコード5が緊張されると、ボトムレール3はそれ以上下降不能となり、この状態で昇降コード2が巻戻されると、巻取軸1の下方で昇降コード2に弛みが生じる。下限検出装置6はこの昇降コード2の弛みを検知してモータの作動を停止させる。
次いで、スラット4の角度を調節するために、巻取軸1を逆方向に回転させると、図16(c)に示すように、昇降コード2が巻き上げられてボトムレール3が上昇する。そして、さらにスラット4を回動させて、図16(d)に示すようにスラット4を上下方向に逆転させると、ボトムレール3は最下限位置から上昇する。
特許文献1には昇降コードの弛みを検出して操作軸の回転を規制する構成が開示されている。
特許第2753733号公報
図16に示す電動ブラインドでは、ボトムレール3の下限位置を窓の下枠等の位置に設定すると、ボトムレール3を下限まで下降させた後にスラット4の角度調節を行うと、ボトムレール3と窓の下枠等との間に隙間Xが生じ、その隙間Xから外光が洩れてしまうという問題点がある。
スラットの角度調節時にボトムレールの上昇を防止するためには、昇降コードの巻取軸とラダーコード吊下装置とをそれぞれ別のモータで駆動する構成としたり、昇降コードの巻取軸とラダーコード吊下装置とを同期して動作させない構成とすることが考えられる。
しかし、このような構成は、部品点数の増大、電動ブラインドのヘッドボックスの大型化を招き、製造コストも上昇するという問題点がある。
特許文献1には、スラットの角度調節時のボトムレールの上昇を防止する構成は開示されていない。
この発明の目的は、ボトムレールを下限まで下降させた状態から、スラットを角度調節しても、ボトムレールの上昇を防止し得る電動ブラインドのスラット駆動装置を提供することにある。
請求項1では、ヘッドボックス内に回転可能に支持された駆動軸をモータで回転駆動可能とし、前記駆動軸の回転にともなってスラットが垂直方向に回動されるまでの範囲で正逆方向に回動するラダーコード吊下部材からラダーコードを吊下支持し、前記ラダーコードに多数段のスラット及びボトムレールを支持し、前記駆動軸の回転とともに回転する巻取軸で昇降コードを巻取り、あるいは巻戻してスラットを昇降し、前記ボトムレールの下限位置への下降を検出して前記モータの作動を停止させる下限停止装置を備えた電動ブラインドのスラット駆動装置において、前記下限停止装置は、前記ボトムレールの下限位置への下降を検出する下限検出部と、垂直方向に支持された前記スラットを上下方向に反転させるために要する昇降コードの巻取り量に相当する長さの昇降コードの巻戻し量を設定する巻戻し量設定手段と、前記下限検出部の検出信号に基づいて、前記巻戻し量設定手段に設定された巻戻し量で前記昇降コードを前記巻取軸から巻戻す制御部とを備えた。
請求項2では、前記下限検出部は、前記昇降コードの弛みを検出する回動レバーと、該回動レバーの回動に基づいて検出信号を出力する下限スイッチとを備え、前記巻戻し量設定手段は、前記モータの作動時間を設定するタイマーで構成し、前記制御部は、前記検出信号に基づいて、前記タイマーの作動時間で前記モータを昇降コードの巻戻し方向に作動させるマイクロコンピュータ部で構成した。
請求項3では、前記下限検出部は、前記モータの作動に基づく駆動軸の回転角を検出してパルス信号を出力するエンコーダと、該パルス信号のカウントアップに基づいて検出信号を出力する第一のカウント手段とを備え、前記巻戻し量設定手段は、前記検出信号の入力に基づいて前記巻戻し量に相当する数のパルス信号をカウントする第二のカウント手段を備え、前記制御部は、前記第二のカウント手段があらかじめ設定されたパルス数をカウントするまで、前記モータを昇降コードの巻戻し方向に作動させるマイクロコンピュータ部で構成した。
請求項4では、前記制御部は、前記巻戻し量設定手段の設定値を初期設定する初期設定手段を備えた。
請求項5では、前記初期設定手段は、前記ボトムレールを下限まで下降させた後、該ボトムレールを上下方向に反転させるまでのモータの作動時間をカウントしてメモリ部に格納するマイクロコンピュータ部で構成した。
請求項6では、前記初期設定手段は、前記ボトムレールを下限まで下降させた後、該ボトムレールを上下方向に反転させるまでにエンコーダから出力されるパルス信号数をカウントしてメモリ部に格納するマイクロコンピュータ部で構成した。
請求項7では、前記初期設定手段としてディップスイッチを備えた。
本発明によれば、ボトムレールを下限まで下降させた状態から、スラットを角度調節しても、ボトムレールの上昇を防止し得る電動ブラインドのスラット駆動装置を提供することができる。
以下、この発明を具体化した第一の実施の形態を図面に従って説明する。図1は、電動ブラインドのスラット駆動装置を示す。ヘッドボックス11内には昇降コードの巻取軸12が支持部材13に回転可能に支持され、その巻取軸12に駆動軸14が嵌挿されている。そして、駆動軸14の正逆回転にともなって巻取軸12が正逆回転されるようになっている。
前記巻取軸12には昇降コード15が螺旋状に巻かれ、その昇降コード15の一端は巻取軸12の基端に取着され、昇降コード15の他端側は巻取軸12の先端側から前記支持部材13に設けられた案内孔を経て下方へ垂下されている。そして、昇降コード15はスラット16を貫通し、その下端がボトムレール17に取着されている。
前記巻取軸12は、先端側から基端側に向かって徐々に径が小さくなるように形成される。そして、巻取軸12に巻き取られた昇降コード15は巻取軸12の基端側に向かって順次移動するようになっている。
前記昇降コード15の近傍にはラダーコード18が吊下支持され、そのラダーコード18の上端部は前記支持部材13に支持される公知のラダーコード吊下部材19に支持され、そのラダーコード18に前記スラット16が支持される。
前記ラダーコード吊下部材19には前記駆動軸14が挿通され、常には駆動軸14の回転にともなってラダーコード吊下部材19が回動され、ラダーコード18を介して各スラット16が同位相で回動される。また、各スラット16がほぼ垂直方向まで回動された後は、ラダーコード吊下部材19に対し駆動軸14が空回りして、各スラット16は同方向へそれ以上回動されないようになっている。
このような構成により、巻取軸12が昇降コード巻取り方向に回転されると、昇降コード15が巻取軸12に巻き取られてボトムレール17が引き上げられ、そのボトムレール17により下段のスラット16から順次引き上げられる。また、巻取軸12が昇降コード巻き戻し方向に回転されると、昇降コード15が巻取軸12から巻き戻されてボトムレール17が下降し、上段のスラット16から順次ラダーコード18に支持される状態に復帰する。
前記支持部材13には、前記ボトムレール17が下限まで下降したとき、後記ギヤードモータ26の作動を自動的に停止させる下限停止装置を構成する下限検出部が設けられる。その下限検出部は、図5(a)に示すように、回動レバー20とマイクロスイッチで構成される下限スイッチ39とで構成される。回動レバー20は、前記巻取軸12の先端部の下方において、その中間部が支軸21で支持部材13に水平方向に回転可能に支持されている。
回動レバー20の先端部には挿通孔22が形成され、その挿通孔22は前記支持部材13の案内孔の上方に位置している。そして、前記昇降コード15は巻取軸12から挿通孔22及び案内孔を経てヘッドボックス11の下方に垂下されている。
前記回動レバー20の基端側の一側において、前記支持部材13には前記下限スイッチ39が取着されている。そして、回動レバー20の基端部には下限スイッチ39側に向かって突出する押圧部23が形成され、その押圧部23が下限スイッチ39のばね片24に当接している。
前記挿通孔22に挿通される昇降コード15は、回動レバー20の支軸21を中心として下限スイッチ39に相対向する方向から案内される。そして、昇降コード15が緊張されている状態では、回動レバー20に図5(a)に示す矢印A方向の回転力が作用し、その回転力により押圧部23がばね片24を押圧するようになっている。そして、ばね片24が押圧されている状態では、後記操作スイッチの操作によりモータが作動可能となっている。
また、図6(a)に示すよう、昇降コード15が弛むと、ばね片24の付勢力により回動レバー20が矢印B方向に回動される。この状態では、ばね片24の押圧が解除されて下限スイッチ39から昇降コード15の弛みを検出した検出信号が出力され、操作スイッチの操作に関わらずモータの作動が停止されるようになっている。
図1に示すように、前記ヘッドボックス11の一端部において、前記駆動軸14の端部には連結具25を介してギヤードモータ26の出力軸が連結されている。ギヤードモータ26には配線27を介してコントローラー28aが接続され、そのコントローラー28aには操作スイッチ29が接続されている。そして、ギヤードモータ26の動作は操作スイッチ29の操作に基づいて、コントローラー28aにより制御される。
前記操作スイッチ29は、図3に示すように、上昇キー30、停止キー31、下降キー32、角度調節キー33,34が設けられている。角度調節キー33は駆動軸14を昇降コード巻き戻し方向に回転させる下降側角度調節キーであり、角度調節キー34は駆動軸14を昇降コード巻取り方向に回転させる上昇側角度調節キーである。また、操作スイッチ29は各キー30〜34の押圧に基づいて動作する接点のみを備えたスイッチである。
前記コントローラー28aの電気的構成を図2に従って説明する。電源部35は100Vの商用電源の供給に基づいて、コントローラー28a内の各回路に直流電源を供給する。
指令信号入力部36及び応答信号出力部37は、通信式操作スイッチを接続可能である。指令信号入力部36には、通信式操作スイッチの各キーの操作に基づく指令信号が入力され、その指令信号をマイクロコンピュータ部(制御部)38に転送する。応答信号出力部37は、指令信号に基づいてマイクロコンピュータ部38から出力される応答信号を前記通信式操作スイッチ29に転送する。
機器番号認識部61は、当該電動ブラインドの機器番号を設定するものであり、設定された機器番号がマイクロコンピュータ部38に出力される。
前記下限スイッチ39の出力信号は下限検知部40を介してマイクロコンピュータ部38に転送される。
上限スイッチ41は、前記スラット16が上限まで引き上げられたか否かを検出するスイッチであり、例えば前記ヘッドボックス11の底辺から下方に露出されて、最上段のスラット16がヘッドボックス11の底辺近傍まで引き上げられたとき、検出信号を出力する。そして、その検出信号が上限検知部42を介してマイクロコンピュータ部38に転送される。
タイマー(巻戻し量設定手段)43は、マイクロコンピュータ部38から出力されるカウント開始信号に基づいてカウントを開始し、カウントアップ後にカウントアップ信号をマイクロコンピュータ部38に出力する。カウント開始信号は、前記下限スイッチ39からマイクロコンピュータ部38に検出信号が入力されたとき出力される。
また、タイマー43のカウントアップ時間は、ほぼ垂直方向に吊下支持されたスラット16を反転させて逆方向に垂直状態とするまでのギヤードモータ26の作動時間と同等となるように設定されている。
伝送路信号送信部44は、前記通信式操作スイッチの操作により、複数の電動ブラインドの動作を一括して制御する場合に、マイクロコンピュータ部38から出力される指令信号を他の電動ブラインドのコントローラーに転送する。
また、伝送路信号受信部45は、複数の電動ブラインドの動作を一括して制御する場合に、他の電動ブラインドのコントローラーから転送される指令信号をマイクロコンピュータ部38に転送する。
駆動部62は、マイクロコンピュータ部38から出力される制御信号に基づいて前記ギヤードモータ26を駆動する。
次に、上記のように構成された電動ブラインドの下限停止装置の動作を図4に従って説明する。
スラット16の下降操作が開始されると、マイクロコンピュータ部38は下限リミットが作動中であるか否か、すなわち下限スイッチ39からの検出信号を受信しているか否かを判別する(ステップ1)。下限スイッチ39からの検出信号を受信している場合には、それ以上の下降操作は不能であるため、下降動作が終了する。
ステップ1において、下限スイッチ39からの検出信号を受信していない場合には、マイクロコンピュータ部38はギヤードモータ26を駆動して、スラット16の下降動作を行う(ステップ2)。そして、下限スイッチ39からの検出信号、あるいは停止キー31からのstop信号を受信するまでスラット16の下降動作を行う(ステップ3,4)。
ステップ3において、下限スイッチ39からの検出信号を受信すると、マイクロコンピュータ部38はタイマー43のカウントアップ動作を開始させる(ステップ5)。そして、タイマー43からのカウントアップ信号を受信すると、スラット16の下降動作を停止させる(ステップ6,7)。
このタイマー43のカウントアップ時間は、ボトムレール17を上下方向に逆転させるために必要とするギヤードモータ26の作動時間に相当する時間である。
上記のようなマイクロコンピュータ部38の動作によるスラット下降動作と、その下降動作に続くスラット16の角度調節動作を図5に従って説明する。
図5(b)に示すように、ボトムレール17が下限に達していない状態では、巻取軸12から垂下される昇降コード15は、同図(a)に示すように緊張されて、下限スイッチ39のばね片24が押圧部23で押圧されている。この状態では下限スイッチ39から検出信号は出力されていない。
この状態から、スラット16の下降動作が開始されて巻取軸12から昇降コード15が巻戻されると、ボトムレール17及びスラット16が下降する。そして、ボトムレール17が下限まで下降すると、図6(a)に示すように、昇降コード15に弛みが生じ、押圧部23によるばね片24の押圧が解除されて、下限スイッチ39から検出信号が出力される。
この状態から、タイマー43がカウントアップするまで巻取軸12はさらに昇降コード15の巻戻し方向に回転され、図6(b)に示すように、巻取軸12から昇降コード15がさらに巻き戻されて、昇降コード15は巻取軸12の周囲で十分に弛んだ状態となる。
次いで、スラット16の角度を調節するために、操作スイッチ29の角度調節キー33を操作して、駆動軸14を逆回転させると、図7(b)に示すように、ラダーコード吊下部材19およびラダーコード18を介して各スラット16が水平方向に回動される。このとき、巻取軸12は昇降コード15の巻取り方向に回転されて昇降コード15が巻き取られるが、図7(b)に示すように、昇降コード15は未だ弛んだ状態に維持される。
そして、スラット16がさらに回動されて、図8(b)に示すように、逆方向でほぼ垂直方向に回動されると、ボトムレール17は図6(b)に示す状態と同一高さに維持される。
一方、図8(b)に示す状態から巻取軸12を昇降コード15の巻取り方向に回転させれば、昇降コード15が緊張されてボトムレール17が引き上げられ、そのボトムレール17により下段のスラット16から順次引き上げられる。
上記のように構成された電動ブラインドのスラット駆動装置では、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)スラット16の下降操作時に、ボトムレール17が下限に達した後、あらかじめタイマー43で設定された所定時間を経た後に、巻取軸12の回転を自動的に停止させることができる。
(2)スラット16の下降操作時に、ボトムレール17が下限に達した後、所定時間巻取軸12から昇降コード15を巻戻して、昇降コード15に十分な弛みを確保することができる。従って、ボトムレール17を下限まで下降させた後、スラット16の角度を調節するとき、ボトムレール17の上昇を防止することができる。
(3)ボトムレール17を下限まで下降させた状態でスラット16の角度を調節するとき、スラット16の上昇を防止して、ボトムレール17と窓の下枠等との間からの光洩れを防止することができる。
(4)タイマー43のカウントアップ時間を調整することにより、ボトムレール17を下限まで下降させた後の昇降コード15の巻戻し量を調整することができる。従って、スラット16の幅の変化によりスラット16の角度調節時の昇降コード15の巻上量が変化する場合にも、昇降コード15の巻戻し量を最適に設定することができる。
(第二の実施の形態)
図9及び図10は、第二の実施の形態を示す。この実施の形態は、前記第一の実施の形態のタイマー43に代えて、エンコーダの出力信号に基づいてボトムレール17が下限に達した後の昇降コード15の巻戻し量を設定する巻戻し量設定手段を備えたものである。第一の実施の形態と同一構成部分は、同一符号を付して説明する。
図9は、この実施の形態のコントローラー28bの電気的構成を示す。高さエンコーダ46は、前記駆動軸14の回転角を検出するものであり、前記ヘッドボックス11内に配設される。そして、高さエンコーダ46は駆動軸14の回転に基づいてパルス信号を出力し、そのパルス信号は高さ検知部47を介してマイクロコンピュータ部38に転送される。
角度エンコーダ48は、高さエンコーダ46と同様に、前記駆動軸14の回転角を検出するものであり、前記ヘッドボックス11内に配設される。そして、角度エンコーダ48は駆動軸14の回転に基づいてパルス信号を出力し、そのパルス信号は角度検知部49を介してマイクロコンピュータ部38に転送される。
マイクロコンピュータ部38は、前記操作スイッチ29の上昇キー30あるいは下降キー32の操作により駆動軸14が回転されてボトムレール17及びスラット16が昇降されるとき、高さエンコーダ46から出力されるパルス信号をカウントする第一及び第二のカウント手段として動作し、そのカウント値に基づいてボトムレール17の高さを認識する。
また、マイクロコンピュータ部38は前記角度調節キー33,34の操作により駆動軸14が回転されてスラット16が回動されるとき、角度エンコーダ48から出力されるパルス信号をカウントして、スラット16の角度を認識する。
マイクロコンピュータ部38は、スラット16の下降操作時にボトムレール17が下限まで下降された後にも、駆動軸14を同方向に所定の回転量で回転させるプログラムを内蔵する。その他の構成は、前記第一の実施の形態と同様である。
次に、上記のようにコントローラーを備えた電動ブラインドのスラット下降動作を図10に従って説明する。
スラット16の下降操作が開始されると、マイクロコンピュータ部38は高さエンコーダ46の検出信号に基づいてボトムレール17が下限に達しているか否かを判別する(ステップ11)。ボトムレール17が下限まで下降していることを認識している場合には、それ以上の下降操作は不能であるため、下降動作が終了する。
ステップ11において、ボトムレール17が下限まで下降していない場合には、マイクロコンピュータ部38はギヤードモータ26を駆動して、スラット16の下降動作を行う(ステップ12)。そして、高さエンコーダ46からの所定数のパルス信号をカウントアップするか、あるいは停止キー31からのstop信号を受信するまでスラット16の下降動作を行う(ステップ13,14)。
ステップ13において、高さエンコーダ46からパルス信号を所定数カウントして、ボトムレール17が下限まで下降されたことを認識すると、マイクロコンピュータ部38は駆動軸14を同方向にさらに回転駆動し、高さエンコーダ46から出力されるパルス信号のカウントを開始する(ステップ15)。そして、所定数のパルス信号をカウントアップすると、スラット16の下降動作を停止させる(ステップ16,17)。このカウントアップ数は、ボトムレール17が上下方向に逆転されるときに、駆動軸14の回転に基づいて高さエンコーダ46から出力される出力信号のパルス数である。
このような動作により、第一の実施の形態と同様に、ボトムレール17が下限位置に達した後に、巻取軸12が昇降コード15の巻戻し方向に回転されて、昇降コード15に弛みが生成される。
上記のように構成された電動ブラインドのスラット駆動装置では、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)スラット16の下降操作時に、ボトムレール17が下限に達した後、駆動軸14が所定角度回転された後に駆動軸14及び巻取軸12の回転を自動的に停止させることができる。
(2)スラット16の下降操作時に、ボトムレール17が下限に達した後、駆動軸14を所定角度回転させて巻取軸12から昇降コード15を巻戻すことにより、昇降コード15に十分な弛みを確保することができる。従って、ボトムレール17を下限まで下降させた後、スラット16の角度を調節するとき、ボトムレール17の上昇を防止することができる。
(3)ボトムレール17を下限まで下降させた状態でスラット16の角度を調節するとき、スラット16の上昇を防止して、ボトムレール17と窓の下枠等との間からの光洩れを防止することができる。
(4)高さエンコーダ46から出力されるパルス信号のカウントアップ数を調整することにより、ボトムレール17を下限まで下降させた後の昇降コード15の巻戻し量を調整することができる。従って、スラット16の幅の変化によりスラット16の角度調節時の昇降コード15の巻上量が変化する場合にも、昇降コード15の巻戻し量を最適に設定することができる。
(第三の実施の形態)
図11〜図15は第三の実施の形態を示す。この実施の形態は、ボトムレールが下限に達した後の昇降コードの巻戻し量を容易に初期設定する手段を備えたものである。初期設定手段は、ディップスイッチの操作により、ギヤードモータの作動時間あるいはカウントすべきエンコーダのパルス数を設定するもの、操作スイッチの操作とあらかじめ設定されたプログラムとに基づいてモータの作動時間あるいはエンコーダのパルス数を設定してメモリ部に格納するもの等がある。これらの設定手段をすべて備えたコントローラーとして説明するが、各設定手段を独立して備えたコントローラーを構成してもよい。第一及び第二の実施の形態と同一構成部分は、同一符号を付して説明する。
図11は、この実施の形態の電動ブラインドのコントローラー28cの電気的構成を示す。同図において、機器番号設定部50は、当該電動ブラインドを認識するために外部から設定されたアドレスを格納するものである。そして、マイクロコンピュータ部38は機器番号設定部50に設定されたアドレスを読み取り可能となっている。
チルト範囲時間設定部51は、コントローラー28bに設けられるディップスイッチで構成され、そのディップスイッチの操作により、ボトムレールが下限に達した後の昇降コードの巻戻し時間を設定可能である。そして、マイクロコンピュータ部38はボトムレールが下限に達した後、チルト範囲時間設定部51に設定された時間で昇降コードの巻戻しを継続する動作が可能となっている。
メモリ部52は、EEPROM等の不揮発性メモリで構成される。そして、操作スイッチ29,53の初期操作と、マイクロコンピュータ部38にあらかじめ設定されているプログラムとに基づいてボトムレールが下限に達した後の昇降コードの巻戻し量を時間あるいはエンコーダのパルス数に相当するカウント値として格納可能となっている。
メモリ部52に昇降コードの巻戻し量が設定されれば、マイクロコンピュータ部38は設定された巻戻し量に基づいてボトムレールが下限に達した後の昇降コードの巻戻し動作を行うことが可能である。
コントローラー28cのその他の構成は、前記第一及び第二の実施の形態のコントローラー28a,28bと同様である。
操作スイッチ29は、図3に示す接点式の操作スイッチであり、その操作信号は接点入力部54を介してマイクロコンピュータ部38に転送される。
操作スイッチ53は、前記コントローラー28cのマイクロコンピュータ部38と双方向に通信可能とした操作スイッチである。その操作スイッチ53に設けられた機器番号設定スイッチ55は、各電動ブラインドの番号を設定するスイッチであり、その設定値は操作スイッチ53のマイクロコンピュータ部56及び指令信号出力部57を介してコントローラー28cの指令信号入力部36に転送される。
キー入力部58は、スラットの昇降操作を行う上昇キー、下降キーと、スラットの角度調節キーと、停止キー等が備えられ、その操作信号がマイクロコンピュータ部56に出力される。
メモリ部59は、機器番号の設定値や応答信号入力部60を介してマイクロコンピュータ部56に転送されるデータを格納可能である。
次に、ボトムレールが下限に達した後の昇降コードの巻戻し量の初期設定操作をコントローラー28cと操作スイッチ29とを使用して行う場合の動作を図12及び図13に従って説明する。
上記初期設定操作は、スラット16及びボトムレール17を上限まで引き上げて、上限スイッチ41が検出信号を出力している状態から開始可能である。図12に示すように、上限スイッチ41が作動している状態で、停止キー31を押しながら上昇キー30を5回押すと(ステップ21,22)、駆動軸14がボトムレール17の下降方向に回転される(ステップ23)。
そして、下限スイッチ39からの検知信号がマイクロコンピュータ部38に入力されず、操作スイッチ29の停止キー31が押されない状態ではボトムレール17及びスラット16の下降動作が継続される(ステップ24,25)。
また、停止キー31が押されると下降動作が停止され(ステップ26)、下降キー32が押されると、下降動作が再開される(ステップ27,23)。
このような下降動作により、ボトムレール17が下限まで下降して、下限スイッチ39が検出信号を出力すると、下降動作が停止される(ステップ24,28)。次いで、スラット上昇操作方向の角度調節キー34が押されると、昇降コード15の巻戻し量の初期設定動作に移行する(ステップ29〜32)。
なお、ステップ28で下降動作が停止された後、操作スイッチ29のいずれのスイッチも操作されない場合、あるいはスラット下降操作方向の角度調節キー33が押された場合には、下降動作が停止された状態に維持される。
また、停止キー31が押された状態で、下降キー32が5回押されると、初期設定動作は中止される(ステップ31,33)。
ステップ32で、角度調節キー34が押されると、マイクロコンピュータ部38はギヤードモータ26の作動時間のカウントを開始する(ステップ34)。そして、角度調節キー34の押圧が解除されるとカウント動作が停止され(ステップ35,36)、次のスイッチ操作を待つ状態となる(ステップ37〜41)。
次いで、停止キー31が押された状態で下降キー32が5回押されると(ステップ37〜40)、カウントされた時間がメモリ部52に格納される。従って、ボトムレール17が下限に達してからボトムレール17及びスラット16が上下方向に逆転してほぼ垂直方向となったとき、ステップ39,40の操作を行うことにより、ボトムレール17及びスラット16が上下方向に逆転するまでのギヤードモータ26の作動時間がカウント可能となる。そして、その作動時間がメモリ部52に格納される。
なお、ステップ39で停止キー31が押された後、再度角度調節キー34が押された場合には(ステップ41)、ステップ34に移行してカウント動作を再開する。この動作は、ボトムレール17及びスラット16が完全に逆転する前に、停止キー31を押してしまった場合に、角度調節キー34を再度押して作動時間を加算するものである。
また、ステップ35でボトムレール17及びスラット16が完全に逆転された後に角度調節キー34を押し続けて駆動軸14がラダーコード吊下部材19に対し空回りしてしまった場合には、ステップ38で下降側の角度調節キー33を押すことにより、作動時間のカウント値の減算が行われる。
すなわち、ステップ38で下降側の角度調節キー33が押されると、ギヤードモータ26がスラット下降方向に回転され、その回転に基づいてステップ34でカウントされたカウント値の減算が行われる(ステップ42)。そして、所望時間後、角度調節キー33の押圧が解除されるとカウント動作が停止され(ステップ43,44)、次のスイッチ操作を待つ状態となる(ステップ45〜49)。
次いで、停止キー31が押された状態で下降キー32が5回押されると(ステップ45〜48)、カウントされた時間がメモリ部52に格納される。従って、駆動軸14の空回り時間に相当する時間を減算した作動時間がメモリ部52に格納される。
なお、ステップ46でスラット下降側の角度調節キー33が押されると、ステップ42に移行して駆動軸14がスラット下降方向へ回転され、再度パルス数の減算動作が行われる。
また、ステップ49で再度角度調節キー34が押された場合には、ステップ34に移行してカウント動作を再開する。この動作は、ステップ42でボトムレール17及びスラット16が水平方向に回動され始めるまでカウント値が減算されたとき、ボトムレール17及びスラット16を再度垂直方向に回動させるまでの時間を加算するものである。
このような動作により、ボトムレール17が下限まで下降された後、逆転してほぼ垂直方向となるまでに要するギヤードモータ26の作動時間がメモリ部52に格納されて、初期設定操作が終了する。
そして、通常動作時にはボトムレール17が下限まで下降された後、メモリ部52に格納されている作動時間で昇降コード15の巻戻しが行われる。
図14及び図15は、ボトムレールが下限に達した後の昇降コードの巻戻し量の初期設定操作を、コントローラー28cと操作スイッチ53とを使用して行う場合の動作を示す。
上記初期設定操作は、スラット16及びボトムレール17を上限まで引き上げて、上限スイッチ41が検出信号を出力している状態から開始可能である。図14に示すように、上限スイッチ41が作動している状態で、機器番号設定部50に設定された自己のアドレスに対応する初期設定操作開始コマンドが操作スイッチ53からコントローラー28cに入力されると、ボトムレール17の下降動作が開始される(ステップ52,53)。
そして、下限スイッチ39からの検知信号がマイクロコンピュータ部38に入力されず、操作スイッチ53から停止コマンドが入力されない状態ではボトムレール17及びスラット16の下降動作が継続される(ステップ54,55)。
また、停止コマンドが入力されると下降動作が停止され(ステップ55,56)、下降コマンドが入力されると、下降動作が再開される(ステップ57,53)。
このような下降動作により、ボトムレール17が下限まで下降して、下限スイッチ39が検出信号を出力すると、下降動作が停止される(ステップ54,58)。次いで、スラット上昇側角度調節コマンドが入力されると、昇降コード15の巻戻し量の初期設定動作に移行する(ステップ59〜63)。
なお、ステップ58で下降動作が停止された後、いずれの操作コマンドも入力されない場合、あるいは下降コマンドや下降側角度調節コマンドが入力された場合には、下降動作が停止された状態に維持される。また、初期設定操作終了コマンドが入力されると、初期設定動作は中止される(ステップ62)。
ステップ63で、スラット上昇側角度調節コマンドが入力されると、マイクロコンピュータ部38は高さエンコーダ46から出力されるパルス信号のカウントを開始する(ステップ64)。そして、角度調節コマンドが解除されるとカウント動作が停止され(ステップ65,66)、次のコマンド入力を待つ状態となる(ステップ67〜71)。
次いで、初期設定操作の終了コマンドが入力されると(ステップ67〜70)、カウントされたパルス数がメモリ部52に格納される。従って、ボトムレール17が下限に達してからボトムレール17及びスラット16が上下方向に逆転してほぼ垂直方向となったとき、ステップ70の操作を行うことにより、ボトムレール17及びスラット16が上下方向に逆転するまでのパルス数がカウント可能となる。そして、そのパルス数がメモリ部52に格納される。
なお、ステップ71でスラット上昇側角度調節コマンドが入力された場合には、ステップ64に移行してカウント動作を再開する。この動作は、ボトムレール17及びスラット16が完全に逆転する前に、停止コマンドを出力してしまった場合に、角度調節コマンドを再度出力してパルス数を加算するものである。
また、ステップ65でボトムレール17及びスラット16が完全に逆転された後に角度調節コマンドを出力し続けて駆動軸14がラダーコード吊下部材19に対し空回りしてしまった場合には、ステップ69でスラット下降側の角度調節コマンドを受信することにより、パルス数のカウント値の減算が行われる。
すなわち、ステップ69でスラット下降側の角度調節コマンドが入力されると、駆動軸14がスラット下降方向に回転され、その回転に基づいてステップ64でカウントされたカウント値の減算が行われる(ステップ72)。そして、所望時間後、スラット下降側の角度調節コマンドが入力されるとカウント動作が停止され(ステップ73,74)、次のコマンドを待つ状態となる(ステップ75〜79)。
次いで、初期設定操作の終了コマンドが入力されると(ステップ78)、カウントされたパルス数がメモリ部52に格納される。従って、駆動軸14の空回り角度に相当するパルス数を減算したパルス数がメモリ部52に格納される。
なお、ステップ77でスラット下降側の角度調節コマンドが入力されると、ステップ72に移行して駆動軸14がスラット下降方向へ回転され、再度パルス数の減算動作が行われる。
また、ステップ79でスラット上昇側の角度調節コマンドが入力された場合には、ステップ64に移行して駆動軸14がスラット上昇方向に回転され、パルス信号のカウント動作が再開される。この動作は、ステップ72でボトムレール17及びスラット16が水平方向に回動され始めるまでカウント値が減算されたとき、ボトムレール17及びスラット16を再度垂直方向に回動させるまでのパルス数を加算するものである。
このような動作により、ボトムレール17が下限まで下降された後、上下方向に逆転してほぼ垂直方向となるまでに要する駆動軸14の回転角が、高さエンコーダ46から出力されるパルス信号のパルス数としてメモリ部52に格納されて、初期設定操作が終了する。
そして、通常動作時にはボトムレール17が下限まで下降された後、メモリ部52に格納されているパルス数で昇降コード15の巻戻しが行われる。
上記のように構成された電動ブラインドのスラット駆動装置では、第一及び第二の実施の形態で得られた作用効果に加えて、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)操作スイッチ29の操作と、あらかじめ設定された初期設定プログラムに基づいて、ボトムレール17が下限まで下降された後の昇降コード15の巻戻し量をギヤードモータ26の作動時間でメモリ部52に設定することができる。そして、ボトムレール17が下限まで下降された後、ギヤードモータ26をスラット16の引き上げ方向に作動させて、ボトムレール17を上下方向に逆転させるまでの作動時間を、ボトムレール17が下限まで下降された後に昇降コード15に弛みを生成するための作動時間としてメモリ部52に格納することができる。従って、ブラインド組み立て後に、スラット16の幅の変化に対応した作動時間を初期設定することができるので、昇降コード15の巻戻し量の設定を容易に行うことができるとともに、巻き戻し量の精度を向上させることができる。
(2)操作スイッチ53の操作と、あらかじめ設定された初期設定プログラムに基づいて、ボトムレール17が下限まで下降された後の昇降コード15の巻戻し量を駆動軸14の回転角に基づくパルス信号の数でメモリ部52に設定することができる。そして、ボトムレール17が下限まで下降された後、駆動軸14をスラット16の引き上げ方向に作動させて、ボトムレール17を上下方向に逆転させるまでのパルス信号の数を、ボトムレール17が下限まで下降された後に昇降コード15に弛みを生成するための駆動軸14の回転角に対応するパルス信号としてメモリ部52に格納することができる。従って、ブラインド組み立て後に、スラット16の幅の変化に対応したパルス信号を初期設定することができるので、昇降コード15の巻戻し量の設定を容易に行うことができるとともに、巻き戻し量の精度を向上させることができる。
(3)チルト範囲時間設定部51で、ボトムレール17が下限まで下降された後の昇降コード15の巻戻し量を任意に設定することができる。従って、スラット16の幅の変化に対応した巻戻し量を精度よく設定することができる。
上記実施の形態は、以下の態様で実施してもよい。
・接点式の操作スイッチでエンコーダから出力されるパルス信号数のカウントアップ値を初期設定するようにしてもよい。また、通信式の操作スイッチでタイマーのカウントアップ時間を初期設定するようにしてもよい。
・エンコーダから出力されるパルス信号数をカウントするカウント手段は、マイクロコンピュータ部と独立して設けてもよい。
電動ブラインドのスラット駆動装置を示す正面図である。 第一の実施の形態のコントローラーを示すブロック図である。 操作スイッチを示す正面図である。 第一の実施の形態のコントローラーの動作を示すフローチャートである。 (a)(b)はスラット駆動装置の動作を示す説明図である。 (a)(b)はスラット駆動装置の動作を示す説明図である。 (a)(b)はスラット駆動装置の動作を示す説明図である。 (a)(b)はスラット駆動装置の動作を示す説明図である。 第二の実施の形態のコントローラーを示すブロック図である。 第二の実施の形態のコントローラーの動作を示すフローチャートである。 第三の実施の形態のコントローラーを示すブロック図である。 第三の実施の形態のコントローラーの動作を示すフローチャートである。 第三の実施の形態のコントローラーの動作を示すフローチャートである。 第三の実施の形態のコントローラーの動作を示すフローチャートである。 第三の実施の形態のコントローラーの動作を示すフローチャートである。 (a)〜(d)は従来例のスラット駆動装置の動作を示す説明図である。
符号の説明
11…ヘッドボックス、12…巻取軸、14…駆動軸、15…昇降コード、16…スラット、18…ラダーコード、19…ラダーコード吊下部材、20…下限検出部(回動レバー)、26…モータ、38…制御部、巻戻し量設定手段(マイクロコンピュータ部)、39…下限検出部(下限スイッチ)、40…下限検出部(下限検知部)43…巻戻し量設定手段(タイマー)、46…下限検出部(エンコーダ)、52…巻戻し量設定手段(メモリ部)。

Claims (7)

  1. ヘッドボックス内に回転可能に支持された駆動軸をモータで回転駆動可能とし、前記駆動軸の回転にともなってスラットが垂直方向に回動されるまでの範囲で正逆方向に回動するラダーコード吊下部材からラダーコードを吊下支持し、前記ラダーコードに多数段のスラット及びボトムレールを支持し、前記駆動軸の回転とともに回転する巻取軸で昇降コードを巻取り、あるいは巻戻してスラットを昇降し、前記ボトムレールの下限位置への下降を検出して前記モータの作動を停止させる下限停止装置を備えた電動ブラインドのスラット駆動装置において、
    前記下限停止装置は、
    前記ボトムレールの下限位置への下降を検出する下限検出部と、
    垂直方向に支持された前記スラットを上下方向に反転させるために要する昇降コードの巻取り量に相当する長さの昇降コードの巻戻し量を設定する巻戻し量設定手段と、
    前記下限検出部の検出信号に基づいて、前記巻戻し量設定手段に設定された巻戻し量で前記昇降コードを前記巻取軸から巻戻す制御部と
    を備えたことを特徴とする電動ブラインドのスラット駆動装置。
  2. 前記下限検出部は、前記昇降コードの弛みを検出する回動レバーと、該回動レバーの回動に基づいて検出信号を出力する下限スイッチとを備え、
    前記巻戻し量設定手段は、前記モータの作動時間を設定するタイマーで構成し、
    前記制御部は、前記検出信号に基づいて、前記タイマーの作動時間で前記モータを昇降コードの巻戻し方向に作動させるマイクロコンピュータ部で構成したことを特徴とする請求項1記載の電動ブラインドのスラット駆動装置。
  3. 前記下限検出部は、前記モータの作動に基づく駆動軸の回転角を検出してパルス信号を出力するエンコーダと、該パルス信号のカウントアップに基づいて検出信号を出力する第一のカウント手段とを備え、
    前記巻戻し量設定手段は、前記検出信号の入力に基づいて前記巻戻し量に相当する数のパルス信号をカウントする第二のカウント手段を備え、
    前記制御部は、前記第二のカウント手段があらかじめ設定されたパルス数をカウントするまで、前記モータを昇降コードの巻戻し方向に作動させるマイクロコンピュータ部で構成したことを特徴とする請求項1記載の電動ブラインドのスラット駆動装置。
  4. 前記制御部は、
    前記巻戻し量設定手段の設定値を初期設定する初期設定手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電動ブラインドのスラット駆動装置。
  5. 前記初期設定手段は、
    前記ボトムレールを下限まで下降させた後、該ボトムレールを上下方向に反転させるまでのモータの作動時間をカウントしてメモリ部に格納するマイクロコンピュータ部で構成したことを特徴とする請求項4記載の電動ブラインドのスラット駆動装置。
  6. 前記初期設定手段は、
    前記ボトムレールを下限まで下降させた後、該ボトムレールを上下方向に反転させるまでにエンコーダから出力されるパルス信号数をカウントしてメモリ部に格納するマイクロコンピュータ部で構成したことを特徴とする請求項4記載の電動ブラインドのスラット駆動装置。
  7. 前記初期設定手段としてディップスイッチを備えたことを特徴とする請求項4記載の電動ブラインドのスラット駆動装置。
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