JPH07113312B2 - 電動ブラインド装置 - Google Patents

電動ブラインド装置

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JPH07113312B2
JPH07113312B2 JP1148801A JP14880189A JPH07113312B2 JP H07113312 B2 JPH07113312 B2 JP H07113312B2 JP 1148801 A JP1148801 A JP 1148801A JP 14880189 A JP14880189 A JP 14880189A JP H07113312 B2 JPH07113312 B2 JP H07113312B2
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switch
drum
rotation
electric
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勝二 南
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B80/00Architectural or constructional elements improving the thermal performance of buildings

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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
  • Blinds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、電動ブラインド装置に関し、特に、ブライ
ンドの下降動作時に障害が発生して下降動作が停止した
場合、その後上昇指令があったときに一定時間上昇動作
を行なった後、障害が復帰しているか否か確認動作を行
なうような電動ブラインド装置に関する。
[発明の背景となる技術] 本願出願人は、特願昭62-335832号において、ブライン
ドの下降位置を容易に指定したり解除したりすることの
できる電動ブラインドの降下高さ設定装置を提案した。
上記出願に係る電動ブラインドでは、電動機の回転に応
じて回転するドラムにブラインドの羽根に連結されたリ
フティングテープなどの紐状部材の一端が固定され、ド
ラムを時計方向あるいは反時計方向に回転することによ
って紐状部材を巻取りあるいは巻戻ししてブラインドを
昇降させる。ドラムを収納するヘッドボックスにはドラ
ムの回転に応じてパルス信号を発生するフォトインタラ
プタなどのパルス信号発生手段が設けられている。そし
て、電動ブラインドの降下高さ設定装置は、降下高さの
設定を指令手段から行ない、ブラインドを降下させたと
きにドラムの回転に応じて発生されるパルス信号を計数
し、ブラインドの降下高さに対応する計数値が予め設定
された下限位置に対応する数値と一致していれば、ブラ
インドの降下を停止させるようにしている。
このような電動ブラインドでは、ブラインドを吊り下げ
ている上記紐状部材に変形がなければ、ブラインドを降
下させるとき、予め設定した下限位置でブラインドの下
降を停止することができる。しかしながら、上記紐状部
材(ロールブラインドでは生地そのもの)が、その巻取
状態によりまたは温度変化などの環境条件により伸びる
場合がある。このように、紐状部材が伸びる場合とし
て、次のような場合がある。たとえば、冬期に下限設定
を行なった場合には、夏期に窓の外から入射する直射日
光などにより上記紐状部材が変形して伸びることがあ
る。また、このような環境条件にさらされなくても、長
期間の使用によりブラインドの自重によって紐状部材が
伸びたり、また、下から引張られて伸びる場合がある。
このように、紐状部材が伸びると、ドラムの中心軸から
紐状部材の繰出位置までの距離は、紐状部材が伸びた分
だけ長くなるので、ドラムの1回転により繰出される紐
状部材の長さが長くなる。このため、ドラムの回転に応
じて発生するパルス信号の計数値が予め設定された数値
に一致したときにブラインドを停止させると、予め設定
された下限位置よりも下側でブラインドは停止すること
になる。
一方、電動ブラインドには、上記機構の他に、障害スイ
ッチが取付けられている。障害スイッチは、次のような
トラブルを防止するためのものである。すなわち、ブラ
インドが下降している途中において、ブラインドが障害
物などに当たり、降下する動作が止められた場合、電動
機がそのまま回転を続けると、ドラムから上記紐状部材
の繰出しが継続して行なわれるので、当該紐状部材が弛
む。さらに、これが継続すると、ドラムから紐状部材が
逸脱し、次にブラインドを上昇させようとしても、該紐
状部材を巻取ることができず、著しい故障を生じること
になる。これを防止するために、機械的スイッチまたは
光学的あるいは磁気的なセンサによって、紐状部材の弛
みを検出し、電動機の回転を停止するようにしている。
電動ブラインドには、このような障害スイッチが設けら
れているので、紐状部材が伸びて、設定された下限位置
よりも下側までブラインドが下降するようになったとし
ても、障害物があればその障害物の高さでブラインドは
停止する。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述の電動ブラインドでは、障害スイッ
チが一度作動すると障害が除去されるまで上昇または下
降の指令入力を受付けることができなくなる。このよう
な場合には、電動ブラインド本体自体が故障したと判断
される場合が多々あり、電動ブラインドの使用性および
操作性に大きな問題があった。
また、上述の電動ブラインドでは、ブラインドが降下中
に何からの障害物に当たって障害スイッチが作動し、ブ
ラインドの下降動作が停止したとき、紐状部材の弛みを
なくすために、一定時間電動機を反転させている。この
ように、障害スイッチが作動してブラインドの下降が停
止した場合には、一定時間だけ電動機を反転し上昇させ
ているので、ブラインドの下降動作が停止した後、ブラ
インドの羽根が回転かつ一定時間上昇し、ブラインドの
使用者の予期しない角度や高さで止まることになる。こ
のため、使用者がブラインドの下に置かれた家具やゼニ
板(窓の下辺に取付けらた室内に突出した板)などに当
接した状態でブラインドを閉じようと思っても、ブライ
ンドの羽根の角度や高さが使用者の希望しない角度や高
さとなることがあり、好ましくない。ブラインドが家具
やゼニ板などに当接した状態で、つまり、障害スイッチ
が作動した状態でブラインドを閉じるには、煩雑な操作
が必要である。
それゆえに、この発明の目的は、障害スイッチが作動し
てブラインドの下降動作が停止した場合、紐状部材がド
ラムから逸脱したような重大なトラブルでない限り、そ
のまま引き続いて上昇動作を行なうことのできるような
電動ブラインド装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 電動機の回転に応じてブラインドの昇降を行なう電動ブ
ラインド装置において、ブラインドを吊り下げる帯状部
材と、帯状部材の弛みを検知するために設けられ、弛み
を検知したとき異常信号を発生する障害検知手段と、ブ
ラインドの上昇または下降を指令するための指令手段
と、下降指令に応じて電動機を回転させてブラインドを
下降させ、障害検知手段の異常信号に応じて電動機の回
転を停止させる第1の制御手段と、電動機を停止させた
後に、指令手段から上昇または下降指令が与えられたこ
とに応じてブラインドを一定時間上昇または下降させ、
障害検知手段から異常信号が出力されているか否かに応
じて電動機を動作させるかあるいは停止させるかを制御
する第2の制御手段とを備えて構成される。
[作用] この発明に係る電動ブラインド装置は、下降指令を与え
たときに電動機を回転させてブラインドを下降させ、障
害が検知されたことに応じて電動機の回転を停止させ、
その後上昇または下降指令が与えられたとき、ブライン
ドを一定時間上昇または下降させ、そのときの障害検知
の有無に応じて電動機を動作させるかあるいは停止させ
るかを制御する。
[発明の実施例] 以下、この発明の実施例としてベネシアンブラインドに
ついて説明するが、この発明はプリーツ型ブラインドあ
るいはロールブラインドにも適用することができること
を予め指摘しておく。
第2図は、この発明の一実施例の電動ブラインドの概要
を示す図である。第3図はブラインドの巻取機構の要部
を示す図である。次に、第2図および第3図を参照し
て、この発明の一実施例の外観的構成について説明す
る。
電動ブラインドは、スラット13と、スラット13を上下駆
動するための装置が収納されたヘッドボックス15と、ス
ラット13の上下をコントロールするためのコントローラ
2と、コントローラとヘッドボックスとを接続する接続
コード20とを含む。ヘッドボックス15は、ラダーコード
11を巻取り巻戻しすることによりスラット13を上下する
ための昇降ユニット6,7,8と、昇降ユニットを回転させ
るためのギヤードモータ4と、モータの回転を制御する
制御部3と、モータからの回転力を各昇降ユニットに伝
達するための昇降シャフト12とを含む。
コントローラ2はスラット13を上昇させるための上昇ス
イッチ21,スラット13の動きを停止するための停止スイ
ッチ22,スラット13を降下するための降下スイッチ23,ス
ラットを上げるための開スイッチ24,スラット13を閉じ
るための閉スイッチ25とを含む。電源コード1とコント
ローラ2は制御部3に接続される。制御部3にはマイク
ロコンピュータや電源部などが内蔵される。制御部3に
は電動機と減速ギヤとによって構成されたギヤードモー
タ4が接続される。ギヤードモータ4の回転軸はカップ
リング5を介して昇降シャフト12に連結されている。昇
降シャフト12には、昇降ユニット6,7および8が連結さ
れている。これらの昇降ユニット6,7および8に内蔵さ
れているセンサや障害スイッチ(第2図には図示せず)
や上限スイッチ16は配線材9によって制御部3に接続さ
れている。なお、配線材には、ギヤードモータ4への配
線やコントローラ2への接続コード20も含まれる。昇降
ユニット6および8は巻取ドラム37とラダードラム39を
含み、昇降ユニット7はラダードラム39のみを含む。
巻取ドラム37にはリフティンテープ10(これは紐状のも
のであってもよい)の一端が固定されている。リフティ
ングテープ10の他端は複数のスラット13の孔13aを貫通
し、ホドムレール14に固定されている。そして、巻取ド
ラム37は昇降シャフト12の回転に伴ってリフティングテ
ープ10を巻上げまたは巻戻しして、スラット13およびボ
トムレール14を昇降させる。また、ラダードラム39に
は、ラダーコード11の一端が固定され、ラダーコード11
の他端はボトムレール14に固定されている。
このラダーコード11はスラット13のたとえば50mm,25mm
または15mmの幅に相当する間隔を隔てて2本11a,11b1組
となって構成されており、この2本のラダーコード11a,
11bはスラット13のピッチpに相当する間隔で、たとえ
ば梯子状に横紐11cで結ばれている。スラット13はラダ
ーコード11a,11bと横方向のコード11cで構成される梯子
状の空間の中に挿入されて保持されている。そして、ラ
ダードラム39は昇降シャフト12の回転に伴って回動し、
スラット13の開き具合を制御する。なお、ボトムレール
14はブラインドを降下させるのときの重りや降下後に風
などによりブラインドが揺れるのを防ぐ重りとしての機
能を果たす。
制御部3とギヤードモータ4と昇降ユニット6,7および
8は外箱を構成するヘッドボックス15によって覆われて
いる。このヘッドボックス15の下部には、上限スイッチ
16が設けられており、この上限スイッチ16はブラインド
を巻上げたときに、スラット13によって押圧されて動作
し、上限位置の検出を行なう。なお、上限スイッチ16は
光センサなどの電子スイッチによって構成してもよい。
第4図はこの発明の一実施例の概略ブロック図である。
次に、第4図を参照して、この発明の一実施例の電気的
構成について説明する。
電源トランス31には、電源コード1を介して交流電源が
入力される。電源トランス31は入力された交流電源を降
圧させて定電圧を安定化電源32に与え、制御部3および
ギヤードモータ4に必要な電源を作り出している。マイ
クロプロセッサ(以下、MPUと称する)34には、モータ
駆動回路33が接続され、MPU34からの指令に応じて、ギ
ヤードモータ4を正転,反転またはブレーキモードで制
御する。
ここで、ブレーキモードとは、モータ駆動回路33を介し
てギヤードモータ4の入力端子を短絡することであり、
このようにギヤードモータ4の入力端子間を短絡するこ
とによって、ギヤードモータ4にブレーキをかけること
ができる。すなわち、たとえば、ブラインドの降下によ
る慣性やブラインドを人為的に下降する方向に強く引張
った場合などのように、機械的にギヤードモータ4に回
転力を加えると、ギヤードモータ4が直流発電機の原理
となる逆起電力を生じる。そこで、入力端子間を短絡す
ることにより、この回転を阻止する方向、すなわち逆回
転させる電流が流れて、ギヤードモータ4が停止するこ
とになる。MPU34には、電圧検知回路35が接続される。
この電圧検知回路35は制御部3に供給する電源Vccの電
圧を検知するものである。すなわち、電圧検知回路35は
電源コード1から供給される電圧を、トランス31を介し
て低電圧側で監視している。
このMPU34は後で説明する電動ブラインドの降下位置設
定のためのRAMA,RAMBを含む。RAMAは、後で説明するフ
ォトインタラプタ38からの断続信号をカウントし、その
カウント数を演算することにより常に上限位置からのブ
ラインド高さを記憶する部分である。RAMBは、コントロ
ーラ2から入力されたブラインドの降下位置高さを記憶
する部分である。
巻取ドラム37はギヤードモータ4の回転に伴ってリフテ
ィングテープ10を巻取りまたは巻戻しし、ブラインドの
昇降を行なうものであり、リフティングテープ10のガイ
ド371,372を含む。また、たとえばガイド371の周囲に
は、スリット373が形成されている。なお、巻取ドラム3
7とは別個に円板を昇降シャフト12の他の部分に取付け
てその円板にスリットを形成してもよく、昇降シャフト
12の回転、またはギヤードモータ4のモータ軸の回転を
検出しても同様の効果を得るので、その取付位置や方法
は問わない。
巻取ドラム37のガイド371に関連してフォトインタラプ
タ38が設けられている。このフォトインタラプタ38は巻
取ドラム37のガイド372に形成されたスリット373の断続
を光学的に検出し、昇降シャフト12の回転を電気信号に
変換してMPU34に与えている。すなわち、MPU34は巻取ド
ラム37の回転によってリフティングテープ10の上昇また
は下降量を電気信号によって知ることができる。ラダー
ドラム39には、前述のごとく、ラダーコード11の一端が
固定されており、このラダードラム39の回転によってス
ラット13の角度を変え、外光の入光量を変化させ、室内
を適当な明るさにしたり、外光を遮断したりしている。
ラダードラム39は昇降シャフト12に貫通しているドラム
軸40を介して摩擦力を有する状態を嵌合している。昇降
シャフト12とドラム軸40は一体(同期)して回転する
が、ラダードラム39がほぼ半回転すると、ヘッドボック
ス15などに設けられた突起(図示せず)によってラダー
ドラム39の回転が停止させられ、ドラム軸40とスリップ
して空転する。また、昇降シャフト12が反転すると、同
様にしてラダードラム39も反転するが、前述の説明と同
様にして、ヘッドボックス15などの突起に当たり空転す
る。ラダードラム39がほぼ半回転することにより、スラ
ット13が回動し、スラット13の角度が変化する。すなわ
ち、スラット13は室内側で傾斜して閉じられた状態から
水平状態になって開かれ、さらに屋外側に傾斜して閉じ
られた状態に変化する。昇降シャフト12が前述の説明と
は逆方向に回転すると、スラット13の回動が反転する。
すなわち、屋外側で傾斜して閉じられた状態から水平状
態になって開かれ、室内側で傾斜して閉じられた状態に
なる。
ラダードラム39の一端には、このラダードラム39回転を
検出するためのスリット391が形成されている。このス
リット391はラダードラム39のほぼ半回転に対応した角
度で形成されていて、このスリット391の位置を検出す
るためにフォトインタラプタ41が設けられる。このフォ
トインタラプタ41はスリット391の位置を検出して電気
信号に変換し、MPU34に与える。MPU34はこの電気信号に
応じて、ラダードラム39の角度、すなわちスラット13の
角度を知ることができる。下限位置設定スイッチ42はブ
ラインドを下降させたときの下限位置を設定するもので
あって、この実施例では4つのスイッチで構成されてい
る。
なお、コントローラ2の各スイッチ21〜25、クロック発
生回路43およびリセット回路44はMPU34に接続される。
第5図および第6図は第4図に示す障害スイッチ36の機
構を示す図であり、特に、第5図は障害検知スイッチを
独立して設けた場合を示し、第6図はブラインドの昇降
位置を検知するためのセンサと兼用した場合を示す。次
に、第5図および第6図を参照して、障害スイッチの機
構について説明する。
第5図(a)において、障害スイッチ36はフォトインタ
ラプタ51と移動部材52とばね53とから構成される。巻取
ドラム37には、リフティングテープ10の一端が固定され
ており、リフティングテープ10の他端は移動部材52に形
成された孔521を通ってボトムレール14に固定されてい
る。
コントローラ2の上昇スイッチ21または降下スイッチ23
が操作されると、巻取ドラム37は矢印A方向または矢印
B方向に回動する。このとき、ブラインドに異常がなけ
れば、ボトムレール14の重量によって、リフティングテ
ープ10には張力が作用するので、この張力によって移動
部材52には矢印D方向への力が作用する。このため、移
動部材52に形成されている突起部54はフォトインタラプ
タ51から離れた状態になる。フォトインタラプタ51には
発光部511と受光部512とが対向して設けられており、そ
の間に物体があるか否かを検出する。したがって、リフ
ティンテープ10に張力がかかっている状態では、フォト
インタラプタ51は光が遮断されていないため、オン状態
になる。
次に、たとえばボトムレール14が降下中に障害物に当た
って降下しなくなった場合には、ボトムレール14によっ
て下方に引張られていたリフティングテープ10が弛み、
移動部材52はばね53によって矢印C方向への力を受け
る。したがって、第5図(b)に示すように、フォトイ
ンタラプタ51の発光部511と受光部512との間に移動部材
52の突起部54が進入し、光を遮断するので、フォトイン
タラプタ51の出力はオフ状態になる。このフォトインタ
ラプタ51のオン状態またはオフ状態の検知出力はMPU34
に与えられ、オン状態からオフ状態に変化したとき、MP
U34はギヤードモータ4の回転を停止させる。
次に、フォトインタラプタ38と兼用した場合について説
明する。第6図(a)において、巻取ドラム37には、リ
フティングテープ10の一端が固定されており、リフティ
ングテープ10の他端は移動部材62に形成された穴621を
通って、ボトムレール14に固定されている。ブラインド
に異常がなければ、ボトムレール14の重量によってリフ
ティングテープ10には張力が作用するので、この張力に
より移動部材62には矢印F方向への力が作用する。この
ため、移動部材62に形成されている突起部64はフォトイ
ンタラプタ38から離れた状態になる。したがって、リフ
ティングテープ10に張力がかかっている状態では、フォ
トインタラプタ38は光が遮断されないため、オン状態に
なる。
一方、ボトムレール14が降下中に障害物に当たったり、
スラット13が引掛かってリフティングテープ10が弛んだ
場合には、移動部材62はばね63によって矢印E方向への
力を受ける。したがって、第6図(b)に示すように、
フォトインタラプタ38の発光部と受光部との間には移動
部材62の突起部64が進入し、光を遮断するので、フォト
インタラプタ38の出力はオフ状態になる。フォトインタ
ラプタ38の検出出力はMPU34に与えられ、MPU34はギアー
ドモータ4の回転を停止させる。
第1図はこの発明の一実施例の具体的な動作を説明する
ためのフロー図である。
次に、第1図ないし第6図を参照して、この発明の一実
施例の具体的な動作について説明する。電源コード1に
通電されると、電源トランス31によって交流電源が一定
電圧に変換されて安定化電源32に与えられる。安定化電
源は制御部に必要な安定化電源Vccとギヤードモータ4
を駆動するための電源VMを作り出す。まず、ブラインド
を上昇させるときには、コントローラ2に設けられた上
昇スイッチ21を操作する。MPU34は上昇スイッチ21から
の信号を受けて、スラット13を閉状態にさせるため、断
続信号をモータ駆動回路33に与える。
応じて、モータ駆動回路33はギヤードモータ4を断続的
に回転する。ギヤードモータ4が断続的に回転すると、
この回転力はカップリング5を介して昇降シャフト12を
断続的に回転する。昇降シャフト12の回転に伴って、ド
ラム軸40を介して巻取ドラム37およびラダードラム39を
回転させる。断続的な回転のために、結果的にラダード
ラム39はゆっくりと回転しながらラダーコード11の一
方、たとえばラダーコード11b側を巻上げる。すると、
対になっているラダーコード11aは下がる。すなわち、
ラダードラム39が第3図における矢印方向に回転するこ
とによって、ラダーコード11b側は上がり、11a側は下が
ることになる。それによって、スロット13は矢印方向に
回転し、閉状態となる。
ラダードラム39が回転し、このラダードラム39に設けら
れているスリット391がフォトインタラプタ41の出力信
号を断続する。この光の断続によって得られたパルス信
号がMPU34に与えられる。MPU34は、さらにラダードラム
39が回転すると、すなわちスラット13が徐々に閉じられ
ると、順次パルス信号を計数する。スラット13が完全に
閉じられた状態にまでラダードラム39が回転すると、ラ
ダードラム39に設けらた突起(図示せず)がヘッドボッ
クスに設けられた突起に当たり、それ以降ラダードラム
39が空転する。したがって、フォトインタラプタ41から
のパルス信号はMPU34に与えられなくなる。応じて、MPU
34はスラット13の閉じられたことを判別する。また、MP
U34は上昇スイッチ21が操作されてから、フォトインタ
ラプタ41から出力されるパルス信号のパルス数を計数
し、その計数値をスラット13の移動角度として図示しな
いメモリに記憶させる。
次に、MPU34はフォトインタラプタ41からのパルス信号
が与えられなくなると、モータ駆動回路33に対して連続
巻取信号を与える。応じて、モータ駆動回路33はギヤー
ドモータ4を断続回転から連続回転に切換え、ブライン
ドの巻上げ操作に移る。
すなわち、ギヤードモータ4が連続回転することによっ
て、巻取ドラム37は連続回転し、リフティングテープ10
を巻取る。リフティングテープ10の他端は、ボトムレー
ル14に固定されていくため、スラット13の最下部から順
次上昇する。ブラインドの上昇を停止する場合は、コン
トローラ2に設けられている停止スイッチ22を操作す
る。MPU34は停止スイッチ22からの指令に応じて、モー
タ駆動回路33に停止信号を与える。応じて、モータ駆動
回路33はギヤードモータ4を停止させる。このとき、モ
ータ駆動回路33はギヤードモータ4の入力端子を短絡
し、ギヤードモータ4にブレーキをかけて停止させる。
次に、前述の説明のごとく、MPU34に記憶されたスラッ
ト13の角度位置に戻すため、MPU34はモータ駆動回路33
に対して逆転の断続信号を与え、ラダードラム39を第3
図に示した矢印とは逆の方向に回転する。それによっ
て、ラダーコード11は前述の説明とは逆の動作を行な
い、スラット13が矢印とは逆方向に回転し、開かれる。
同時に、MPU34はフォトインタラプタ41からパルス信号
を計数し、上昇時に入力された計数値と一致すれば、MP
U34はモータ駆動回路33に対してギヤードモータ4を停
止させるための信号を与えてギヤードモータ4を停止さ
せる。それによって、ブラインドは停止し、上昇以前の
スラット13の角度に自動的に調節される。
ブラインドを降下させる場合の動作は、コントローラ2
に設けた降下かスイッチ23を操作することによって行な
われる。ブラインドの降下は、前述の上昇時とは概ね逆
の動作を行なうことによって行なわれる。コントローラ
2の停止スイッチ22を操作すれば、その時点でギヤード
モータ4が停止し、ブラインドは停止する。また、スラ
ット13の角度は、前述の説明と同様にして、下降前の角
度に自動的に調節される。
次に、ブラインドの降下高さの設定方法について簡単に
説明する。ブラインドの降下高さの設定は、コントロー
ラに設けられた停止および降下スイッチを用いて行なわ
れる。ブラインドの下限値を変更する場合には、コント
ローラ2から停止スイッチ22と上限スイッチ21を同時に
任意の時間入力して最下限値Aを記憶しているRAMBを消
去し、ブラインドを変更した位置まで上昇または下降さ
せた後、コントローラ2の停止スイッチ22と降下スイッ
チ23を同時に入力すればよい。ブラインドのその位置が
新たにRAMBに記憶され、この値が新しい最下限値Aにな
り、以後ブラインドを降下すると、この新しい最下限値
AとRAMAが一致すれば、ブラインドは設定された新たな
最下限値で停止する。
第1図はこの発明に係る電動ブラインドの障害スイッチ
作動時の動作を示すフロー図である。以下、第1図を参
照して説明する。
温度変化や長期間の使用によってリフティングテープ10
が伸びた場合、または、停電などによってRAMAおよびRA
MBに記憶されているデータが消去された場合において、
降下スイッチ23が操作されたものとする。降下スイッチ
23が入力されると、MPU34は降下指令信号を出力し、モ
ータ駆動回路33を介してギヤードモータ4を回転させ
る。ギヤードモータ4の回転に伴って、ブラインドは下
降する。下降中に、障害スイッチ36が作動して障害が検
知されると、MPU34は停止信号を出力し、モータ駆動回
路33を介してギヤードモータ4を停止させる。これによ
って、ブラインドは下降してきた状態のまま下降を停止
する。つまり、停止状態のブラインドのスラット13の角
度は、下降中の角度と同じである。
次に、上昇スイッチ21が入力されると、MPU34は上昇指
令信号を出力し、モータ駆動回路33を介してギヤードモ
ータ4を下降の場合とは逆方向に回転させる。この上昇
動作は、予め定める時間たとえば2〜3秒程度だけ行な
われる。これは、リフティングテープ10の弛みをなく
し、障害スイッチ36を障害検知前の状態にするためであ
る。この所定時間経過後、障害スイッチ36の状態、つま
り異常状態を示す信号が出力されているか否かを確認す
る。該異常信号が出力されていなければ、そのまま上昇
出力を継続させて、ブラインドを上昇させる。一方、異
常信号が出力されていれば、障害があると判断し、直ち
にブラインドの上昇を停止させる。
以上のようにして、停電等により下限位置のデータが消
去された場合や、経時変化あるいは温度変化などによっ
てリフティングテープが伸びた場合において、障害スイ
ッチが作動した場合においても、それ以降ブラインドを
動作させることが可能となり、操作性が向上する。
また、障害スイッチが作動してブラインドの下降動作が
停止した場合には、ブラインドの羽根は下降中の状態と
同じ状態に保持されるので、ブラインドの使用者は角度
調整のために煩雑な操作をする必要はない。
さらに、停電等によりRAMA,RAMBに記憶されていた下限
設定値データなどが消去されている場合にも、ブライン
ドの停止後すぐに上昇動作を行なうことができるので、
ブラインドを所望の位置まで上昇させることが可能とな
る。このため、RAMA,RAMBのバックアップ機能は、特に
必要でなくなる。
[発明の効果] 以上のようにして、この発明によれば、障害検知手段が
作動して下降動作を停止した後、上昇指令が入力された
ことに応じて、上昇動作を行ない、予め定める時間経過
後、障害検知手段の状態を確認し、その結果に基づいて
引き続いて上昇動作を継続するか、または、上昇動作を
停止するのかを制御するようにしたので、ブラインドの
操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の具体的な動作を説明する
ためのフロー図である。第2図はこの発明の一実施例の
概要を示す図である。第3図はブラインドの巻取機構の
要部を示す図である。第4図はこの発明の一実施例の概
要ブロック図である。第5図および第6図は第4図に示
す障害スイッチの機構を示す図である。 図において、2はコントローラ、3は制御部、4はギヤ
ードモータ、6,7,8は昇降ユニット、10はリフティング
テープ、11はラダーコード、12は昇降シャフト、13はス
ラット、14はボトムレール、33はモータ駆動回路、34は
MPU、36は障害スイッチ、37は巻取ドラム、38,41および
51はフォトインタラプタ、39はラダードラムを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機の回転に応じてブラインドの昇降を
    行なう電動ブラインド装置において、前記ブラインドを
    吊り下げる帯状部材と、 前記帯状部材の弛みを検知するために設けられ、弛みを
    検知したとき異常信号を発生する障害検知手段と、 前記ブラインドの上昇または下降を指令するための指令
    手段と、 前記指令手段からの下降指令に応じて、前記電動機を回
    転させて前記ブラインドを下降させ、前記障害検知手段
    の異常信号に応じて、前記電動機の回転を停止させる第
    1の制御手段と、 前記第1の制御手段によって前記電動機を停止させた後
    に、前記指令手段から上昇または下降指令が与えられた
    ことに応じて、前記ブラインドを一定時間上昇または下
    降させ、前記障害検知手段から異常信号が出力されてい
    るか否かに応じて、前記電動機を動作させるかあるいは
    停止させるかを制御する第2の制御手段を備えた、電動
    ブラインド装置。
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