JP5670083B2 - 電動横型ブラインドの制御装置及び電動横型ブラインドの制御方法 - Google Patents

電動横型ブラインドの制御装置及び電動横型ブラインドの制御方法 Download PDF

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この発明は、1つのモーターの駆動力でスラットの昇降操作及び角度調節操作を行う電動横型ブラインドに関するものである。
電動横型ブラインドの一種類として、ヘッドボックス内に配設された1つのモーターの駆動力でスラットの昇降操作及び角度調節操作を行うようにしたものがある。このような電動横型ブラインドでは、操作スイッチあるいは中央制御装置から出力される指令信号に基づいてモーターの動作が制御される。そして、モーターの駆動力で回転駆動される駆動軸によりスラットの昇降操作及び角度調節操作が行われる。
ヘッドボックス内には、指令信号に基づいてモーターの動作を制御するマイコン等の制御部と、駆動軸の回転量を検出するエンコーダーが配設されている。
そして、エンコーダーの検出信号に基づいて駆動軸の回転量が検出され、その回転量に基づいてスラットの昇降高さ及び回動角度が検出される。
特許第4084725号 特開平8‐35379
上記のような電動横型ブラインドでは、設置時にヘッドボックスが傾いて設置されたり、あるいはラダーコードが経年変化により伸縮すると、モーターを所定の回転量で回転させても、スラットがモーターの回転量に対応する角度に回動されなくなることがある。特に、複数台のブラインドが窓面に沿って並設される連装ブラインドを一括制御する場合に、各ブラインドのスラット角度が不揃いとなるため、採光量調節機能が低下する。
このような場合には、ヘッドボックスの取付位置を微調整したり、ラダーコードを交換したりする必要があるため、メンテナンス作業が煩雑となる。
特許文献1には、スラットを水平とした状態で、その水平状態に対する基準角度を設定可能とした電動横型ブラインドが開示されているが、基準角度の再設定に応じて、スラットを全閉位置まで確実に回動させるためのモーター回動量の補正動作を自動的に行う動作は開示されていない。
特許文献2には、角度指定手段の操作により、スラットの角度を調整可能とした電動ブラインドが開示されているが、基準角度の再設定に応じて、スラットを全閉位置まで確実に回動させるためのモーター回動量の補正動作を自動的に行う動作は開示されていない。
この発明の目的は、スラットを水平位置まで回動させるためのモーターの回動量の再設定に基づいて、スラットを全閉状態まで確実に回動させるためのモーター回動量の補正動作を自動的に行い得る電動横型ブラインドの制御装置を提供することにある。
請求項1では、スラットを回動する駆動軸と、前記駆動軸を回転駆動するモーターと、前記駆動軸の回転量を検出する検出手段と、前記検出手段から出力される検出信号に基づいて前記スラットの回動角を認識しながら、全閉状態から逆全閉状態までスラットを回動する指示値群で前記モーターを制御する制御装置とを備えた電動横型ブラインドにおいて、前記制御装置には、前記スラットが水平方向となる指示値を前記指示値群の中央位置の補正指示値として設定する補正指示値設定手段と、前記補正指示値に基づいて、前記スラットを全閉状態から逆全閉状態までの範囲で回動させる補正指示値群を演算する演算手段とを備えた。
請求項2では、前記演算手段は、前記スラットを全閉状態から逆全閉状態まで回動させる補正指示値群の中間範囲の第一の補正指示値群と、前記第一の補正指示値群の両側で、前記スラットを全閉状態あるいは逆全閉状態まで回動させる第二の補正指示値群とを演算し、前記第二の補正指示値群で、第一の補正指示値群より指示値当たりの前記駆動軸の回動量を増加させて前記スラットを回動することとを備えた。
請求項3では、前記補正指示値設定手段は、前記補正指示値を設定するための再設定モードを設定する第一の設定手段と、前記再設定モードで、前記スラットが水平方向となる指示値を前記補正指示値として設定する第二の設定手段とを備えた。
請求項4では、検出手段から出力される検出信号に基づいてスラットの回動角を認識しながら、全閉状態から逆全閉状態までスラットを回動する指示値群でモーターを制御し、前記スラットが水平方向となる指示値を前記指示値群の中央位置の補正指示値として設定し、前記補正指示値に基づいて、前記スラットを全閉状態から逆全閉状態までの範囲で回動させる補正指示値群を演算し、該補正指示値群で前記モーターを制御する。
請求項5では、前記スラットを全閉状態から逆全閉状態まで回動させる補正指示値群の中間範囲の第一の補正指示値群と、前記第一の補正指示値群の両側で、前記スラットを全閉状態あるいは逆全閉状態まで回動させる第二の補正指示値群とを演算し、前記スラットを前記第二の補正指示値群で前記第一の補正指示値群より指示値当たりの前記駆動軸の回動量を増加させて回動する。
本発明によれば、スラットを水平位置まで回動させるためのモーターの回動量の再設定に基づいて、スラットを全閉状態まで確実に回動させるためのモーター回動量の補正動作を自動的に行い得る電動横型ブラインドの制御装置を提供することができる。
電動横型ブラインドを示す正面図である。 操作スイッチを示す正面図である。 モーター制御部の電気的構成を示すブロック図である。 エンコーダーの検出信号を示すタイミング波形図である。 指示値のテーブルを示す説明図である。 マイコンの動作を示すフローチャートである。 指示値のテーブルを示す説明図である。 指示値のテーブルを示す説明図である。 指示値のテーブルを示す説明図である。 マイコンの動作を示すフローチャートである。
以下、この発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。図1に示す電動ブラインドは、ヘッドボックス1から複数本のラダーコード2を介して多数段のスラット3が吊下支持されている。ラダーコード2の下端にはボトムレール4が吊下支持されている。前記ラダーコード2の上端部は、前記ヘッドボックス1内においてラダーコード吊下装置5に支持されている。
前記スラット3の長手方向両端部近傍には昇降テープ6が挿通されている。前記昇降テープ6の下端は前記ボトムレール4に接続されるとともに、その上端部は前記ヘッドボックス1内において昇降テープ巻取り装置7に巻着されている。
前記ラダーコード吊下装置5及び昇降テープ巻取り装置7には駆動軸8が挿通されている。前記駆動軸8の一方の端部はモーター9の出力軸に連結されている。従って、駆動軸8はモーター9の作動により正逆回転される。
そして、駆動軸8が回転されると、ラダーコード吊下装置5及びラダーコード2を介して各スラット3が回動される。また、駆動軸8が正転されると、昇降テープ巻取り装置7により昇降テープ6が巻き取られ、ボトムレール4が引き上げられてスラット3が引き上げられる。駆動軸8が逆転されると、昇降テープ巻取り装置7により昇降テープ6が巻戻され、ボトムレール4及びスラット3が下降する。
前記ヘッドボックス1内には前記モーター9の動作を制御するモーター制御部10が配設され、制御配線(図示しない)で前記モーター9と接続されている。前記ヘッドボックス1の一端にはコネクタボックス11が配設され、そのコネクタボックス11には外部通信ケーブルが接続される。そして、前記モーター制御部10は、内部通信ケーブル12を介して前記コネクタボックス11に接続される。
前記コネクタボックス11には、外部通信ケーブル13を介して操作スイッチ14あるいはコントローラー(図示しない)が接続されるとともに、複数のブラインドが連装される場合は、隣接するブラインドのコネクタボックスに接続される。そして、操作スイッチ14あるいはコントローラーから送信された指令信号が外部通信ケーブル13及び内部通信ケーブル12を介して前記モーター制御部10に供給される。
前記操作スイッチ14は、各ブラインド毎に設置されたり、あるいは連装ブラインドでは特定のエリア毎に設置されるが、この実施形態では各ブラインド毎に個別に設置されている。
前記ヘッドボックス1内には、前記コネクタボックス11に隣接して電源トランス15が配設されている。そして、電源トランス15には前記コネクタボックス11を介して商用電源が供給されるとともに、その商用電源が電源トランス15で所要電圧に降圧されて前記モーター制御部10の電源回路に供給される。
前記モーター制御部10には、前記電源トランス15から出力される交流電圧を直流電圧に変換する電源回路が備えられるとともに、その直流電圧を電源としてモーター制御部10及び前記モーター9が動作する。
前記モーター制御部10にはエンコーダー16が取着されている。そのエンコーダー16は、前記駆動軸8と一体に回転するスリットプレート28の回転角度を検出する2組の検出子を備えている。
図2は、前記操作スイッチ14の表面に設けられた操作ボタンを示す。操作面の左方には、スラット3の昇降操作及びスラット3の角度調節操作を停止させる停止ボタン17が設けられ、停止ボタン17の上方及び下方には、スラットを引き上げ操作するための上昇ボタン18と、スラットを下降操作するための下降ボタン19が設けられている。
停止ボタン17及び下降ボタン19の右方には、スラットを全閉方向あるいは逆全閉方向に回動させるためのダウンチルトボタン20、アップチルトボタン21が設けられている。
前記上昇ボタン18の右方には、ローカルモードとオートモードを切り替える切り替えボタン22が設けられ、その切り替えボタン22の上部には切り替え表示用発光ダイオード(LED)23が設けられている。
ローカルモードは、操作スイッチ14からの指令信号に基づいてのみ各ブラインドのスラット3の昇降動作及び角度調節動作を制御するモードである。また、オートモードは操作スイッチ14からの指令信号に優先してコントローラーの指令信号に基づいて各ブラインドのスラットの昇降動作及び角度調節動作を制御するモードである。
そして、切り替えボタン22の押圧操作毎にオートモードとローカルモードが切り替えられ、ローカルモードが選択されると発光ダイオード23が点灯され、オートモードが選択されると発光ダイオード23が消灯される。
図3は、前記モーター制御部10の電気的構成を示す。マイコン24には操作スイッチ14から入力インターフェース25を介して指令信号が入力されるとともに、コントローラーから通信インターフェース26を介して指令信号が入力される。そして、マイコン24は、指令信号が入力されると、あらかじめ設定されているプログラムと、あらかじめ設定されているテーブルとに基づいてモーター駆動回路27を介して前記モーター9の動作を制御して、スラット3の昇降動作及び角度調節動作を行う。
前記マイコン24には、前記エンコーダー16から出力される検出信号が入力される。前記モーター9が作動して前記スリットプレート28が回転している状態では、前記エンコーダー16は、スリットプレート28のスリットをそれぞれ発光部と受光部とからなる2組の検出子で検出して、図4に示すように、位相が90度ずれた2相の矩形波を検出信号S1,S2として出力する。
前記マイコン24は、2相の検出信号S1,S2のいずれかの立ち上がりに基づいて立ち上がる演算用パルス信号Pを生成する。このパルス信号Pは、前記検出信号S1,S2の4倍の周波数となる。
前記マイコン24は前記プログラムに基づいて演算用パルス信号Pのパルス数をカウントする。そして、モーター9の作動が停止したとき、演算用パルス信号Pのカウント値に基づいてスラット3の高さ位置及び角度を認識し、その位置情報をEEPROMで構成される記憶装置29に格納するようになっている。また、前記マイコン24は、操作スイッチ14の操作に基づいて、スラット3が水平方向となるときの指示値を補正可能となっている。
次に、上記のような電動ブラインドの角度調節機能について説明する。
マイコン24は、操作スイッチ14から出力されるスラット3を角度調節するための指令信号に基づいて、スラット3の角度を指示する指示値を出力してモーター9を作動させ、スラット3を全閉状態から逆全閉状態まで、ほぼ180度の範囲で回動させる。このとき、駆動軸8もほぼ180度の範囲で回動される。
また、スラット3の回動操作時のモーター9の回転速度は、スラット3の昇降操作時の回転速度より遅く設定され、例えば昇降操作時は40rpmで回転されるのに対し、回動操作時は8rpmで回転される。従って、スラット3を所望の角度に容易に調節可能となっている。
マイコン24が出力する指示値は、モーター9の回転量を制御するパルス信号のパルス数として出力され、そのパルス数を設定することによりスラット3を所望角度まで回動可能となっている。そして、図5に示すように、例えば全閉状態での指示値を100%として基準値としたとき、50%の指示値で駆動軸8を回転させると、駆動軸8が全閉状態から90度回転されるとともに、スラット3が水平方向となるように初期設定されている。
図5に示すように、マイコン24はスラット3の回動範囲において、指示値が例えば95%から100%の間の全閉位置近傍B1と、指示値が0%から5%の間の逆全閉位置近傍B2とを除く中間位置Aにおいて、モーター9を一定の回転速度で動作させて、指示値の変化に対しスラット3の角度を直線L1に沿ってに変化させる。
また、前記全閉位置近傍B1と逆全閉位置近傍B2では、モーター9の回転速度を増速する。そして、スラット3を回動操作するための指示値を0%から100%の範囲で制御すると、スラット3が全閉状態から逆全閉状態までの範囲でほぼ180度回動される。
このような制御により、中間位置Aではモーター9が低速で動作するので、スラット3を所望の角度に容易に調節可能となっている。一方、全閉位置近傍B1と逆全閉位置近傍B2では、スラット3の回動による採光量の変化は小さく、スラット3の角度を微調整する必要がないので、スラット3は比較的高速に回動されて、全閉状態あるいは逆全閉状態まで速やかに回動される。
上記のように駆動軸8を回転させるための指示値は、記憶装置29内にあらかじめ設定されるテーブルに基づいて演算される。
また、マイコン24はスラット3が水平位置となる指示値を調整する機能を備えている。角度調節機能が正常に動作している場合には、50%の指示値で駆動軸8を回転させると、駆動軸8の回転角度が90度となるとともに、スラット3が水平方向となる。
このような制御動作では、ヘッドボックス1が傾いて設置されたり、ラダーコード2の長さが変化した場合に、50%の指示値でもスラット3が水平方向とならなくなる。すると、指示値0%から100%の範囲で駆動軸8をほぼ180度回転させても、スラット3が全閉状態から逆全閉状態まで回動されない。また、連装ブラインドでは、同一の指示値でスラット3を角度調節しても、各ブラインドのスラット3の角度が不揃いとなる。
そこで、この実施形態のマイコン24には、50%の指示値でスラット3が水平方向となるように指示値を再設定する機能と、再設定後に全閉位置近傍B1と逆全閉位置近傍B2でのモーター9の回転速度を調整して、スラット3を全閉位置あるいは逆全閉位置まで確実に回動させる機能とを備えている。
図6は、スラット3が指示値50%で水平方向になるような補正値を設定する場合のマイコン24の動作を示す。
スラット3が水平方向となる指示値Xは、50%に初期設定されている(ステップ1)。この状態で操作スイッチ14の停止ボタン17とアップチルトボタン21が同時に5秒間押されると(ステップ2)、再設定モードに移行する。
次いで、指示値50%で回動されたスラット3が水平方向に回動されておらず、そのスラット3を水平方向とするためにアップチルトボタン21が1回押されると(ステップ3)、指示値XはX+1に加算されて「51」に設定される(ステップ4)。そして、指示値の変更によりスラット3が回動され、スラット3が水平方向になるまでステップ3,4が繰り返される。
また、スラット3を水平方向とするためにダウンチルトボタン20が1回押されると(ステップ5)、指示値XはX−1に減算されて「49」に設定される(ステップ6)。そして、指示値の変更によりスラット3が回動され、スラット3が水平方向になるまでステップ5,6が繰り返される。
ステップ3,4若しくはステップ5,6の動作によりスラット3を水平方向とした状態で、停止ボタン17とアップチルトボタン21が同時に5秒間押されると(ステップ7)、スラット3が水平となる指示値X+α若しくはX−αを指示値50%での新たな補正指示値として記憶装置29に格納し(ステップ8)、補正値設定動作を終了する。
スラット3を全閉位置から指示値50%で回動させても、水平方向に至らない場合には、補正指示値は例えば図7に示すY1となり、水平方向を越えて回動される場合には、補正指示値はY2となる。
スラット3の回動操作時には、マイコン24はスラット3を角度調節するための指令信号が入力されると、補正指示値に基づいて0%から100%までの新たな指示値を演算して生成する。
例えば図7に示す補正指示値Y1に基づいて直線L1と傾きの等しい直線L2(第一の補正指示値群)が中間位置A(指示値5%〜95%)で演算され、あるいは補正指示値Y2に基づいて直線L3が演算される。
全閉位置近傍B1では、図8に示すように、各直線L2,L3毎に異なる傾きの直線L4,L5(第二の補正指示値群)が生成され、指示値100%ではスラット3が全閉状態まで回動されるようにする。逆全閉位置近傍B2でも同様である。
因みに、全閉位置近傍B1と逆全閉位置近傍B2で各直線L2,L3毎に異なる傾きを演算しないと、例えば図9に示すように、直線L2に連なる直線L6では指示値が100%となるまでスラット3が回動されても、全閉状態まで回動されなくなる。直線L3に連なる直線L7では、指示値が100%となる前に、スラット3が全閉状態まで回動され、その後は指示値が100%となるまで駆動軸8が空回りする状態となる。
図10は、スラット3を角度調節するための指令信号の入力に基づいて、スラット3の回動動作を制御するマイコン24の動作を示す。
スラット3を所要の目標角度まで回動するための指令信号が入力されると、マイコン24は補正指示値(例えばY1)を取り込む(ステップ11)。
次いで、マイコン24は目標角度が中間位置Aの範囲内であるか否かを判別する(ステップ12)。そして、範囲内である場合にはステップ13に移行して当該目標角度に対応する指示値を算出し、その算出値に基づいてモーター9を動作させる(ステップ14)。
ステップ12において、中間位置Aの範囲外すなわち全閉位置近傍B1あるいは逆全閉位置近傍B2である場合には、ステップ15に移行する。そして、当該目標角度に対応する指示値を算出し、さらに全閉位置近傍B1あるいは逆全閉位置近傍B2に対応する補正処理すなわち例えば直線L4に対応する指示値を演算し(ステップ16)、その算出値に基づいてモーター9を動作させる(ステップ17)。
上記のように構成された電動横型ブラインドでは、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)スラット3を全閉状態と逆全閉状態との間で回動させるときの指示値を0%から100%としたとき、指示値50%でスラット3が水平方向となるように設定することができる。従って、連装ブラインドの各スラット3を同一の指示値で角度調節しても、各ブラインドのスラット3の角度を揃えることができる。
(2)操作スイッチ14の操作により、指示値50%でスラット3が水平方向となるように、指示値を容易に再設定することができる。
(3)スラット3の回動範囲の中間位置Aの回動速度を、全閉位置近傍B1及び逆全閉位置近傍B2の回動速度より指示値当たりの回動量を少なくしたので、中間位置Aでのスラット角度の微調整を容易に行うことができる。
(4)指示値50%でスラット3が水平方向となるように指示値を再設定しても、支持値100%と0%でスラット3を全閉状態及び逆全閉状態に回動することができる。
(5)指示値50%でスラット3が水平方向となるように指示値を再設定すると、再設定された指示値に基づいてスラット3を全閉状態から逆全閉状態まで回動させるための指示値をマイコン24で自動的に演算して生成することができる。
上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・直線L1〜L5上の指示値を、補正指示値に応じて演算することなく、あらかじめ記憶装置29にテーブルとして格納し、補正指示値に応じてテーブルから読み出すようにしてもよい。
3…スラット、8…駆動軸、9…モーター、16…検出手段(エンコーダー)、14…補正指示値設定手段(第一の設定手段、操作スイッチ)、24…制御装置(マイコン、補正指示値設定手段、演算手段、第二の設定手段)。

Claims (5)

  1. スラットを回動する駆動軸と、
    前記駆動軸を回転駆動するモーターと、
    前記駆動軸の回転量を検出する検出手段と、
    前記検出手段から出力される検出信号に基づいて前記スラットの回動角を認識しながら、全閉状態から逆全閉状態までスラットを回動する指示値群で前記モーターを制御する制御装置と
    を備えた電動横型ブラインドにおいて、
    前記制御装置には、
    前記スラットが水平方向となる指示値を前記指示値群の中央位置の補正指示値として設定する補正指示値設定手段と、
    前記補正指示値に基づいて、前記スラットを全閉状態から逆全閉状態までの範囲で回動させる補正指示値群を演算する演算手段と
    を備えたことを特徴とする電動横型ブラインドの制御装置。
  2. 前記演算手段は、
    前記スラットを全閉状態から逆全閉状態まで回動させる補正指示値群の中間範囲の第一の補正指示値群と、
    前記第一の補正指示値群の両側で、前記スラットを全閉状態あるいは逆全閉状態まで回動させる第二の補正指示値群と
    を演算し、
    前記第二の補正指示値群で、第一の補正指示値群より指示値当たりの前記駆動軸の回動量を増加させて前記スラットを回動することと
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の電動横型ブラインドの制御装置。
  3. 前記補正指示値設定手段は、
    前記補正指示値を設定するための再設定モードを設定する第一の設定手段と、
    前記再設定モードで、前記スラットが水平方向となる指示値を前記補正指示値として設定する第二の設定手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の電動横型ブラインドの制御装置。
  4. 検出手段から出力される検出信号に基づいてスラットの回動角を認識しながら、全閉状態から逆全閉状態までスラットを回動する指示値群でモーターを制御し、前記スラットが水平方向となる指示値を前記指示値群の中央位置の補正指示値として設定し、前記補正指示値に基づいて、前記スラットを全閉状態から逆全閉状態までの範囲で回動させる補正指示値群を演算し、該補正指示値群で前記モーターを制御することを特徴とする電動横型ブラインドの制御方法。
  5. 前記スラットを全閉状態から逆全閉状態まで回動させる補正指示値群の中間範囲の第一の補正指示値群と、前記第一の補正指示値群の両側で、前記スラットを全閉状態あるいは逆全閉状態まで回動させる第二の補正指示値群とを演算し、前記スラットを前記第二の補正指示値群で前記第一の補正指示値群より指示値当たりの前記スラットの回動量を増加させて回動することを特徴とする請求項4記載の電動横型ブラインドの制御方法。
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