JP5094330B2 - 電動ブラインドの制御装置 - Google Patents

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この発明は、電動ブラインドの昇降動作を制御する制御装置に関するものである。
電動横型ブラインドは、モータの駆動力でスラット駆動軸を回転させ、昇降コードあるいは昇降テープを巻取り装置で巻取り、あるいは巻き戻すことにより、スラットを昇降可能となっている。
このような電動横型ブラインドでは、ヘッドボックス内にモータが配設され、そのモータの出力軸の回転がギヤボックスで減速されて駆動軸に伝達され、その駆動軸の回転に基づいてスラットが昇降される。
また、ヘッドボックス内には駆動軸の回転速度及び回転量を検出するエンコーダが配設され、そのエンコーダから出力されるパルス信号に基づいて、ヘッドボックス内に配設されるコントローラによりモータの回転速度及び回転量が制御される。このような動作により、スラットの昇降速度が適宜に調整されるとともに、スラットの昇降停止位置及びスラット角度が制御される。
エンコーダを具備しない電動横型ブラインドでは、スラットを駆動する際にあらかじめ設定された電圧がモータに供給される。従って、スラットの昇降速度は、各ブラインド毎に一定とはならない。
特開平6−272462号公報
一般に、電動横型ブラインドではスラットの昇降速度、すなわちモータ及びギヤボックスの回転速度を低くするほど、作動時に発生する騒音を低減することができる。
エンコーダを備えた電動横型ブラインドでは、エンコーダによる速度検出機能により、モータの回転速度を低く設定して、騒音を低減するようにすることは容易である。しかし、エンコーダを具備する必要があるため、コストが上昇する。また、エンコーダで回転速度を安定して検出するために、エンコーダの取付精度を十分に確保する必要があり、組み立てコストが上昇する。
一方、エンコーダを具備しない電動横型ブラインドでは、モータに定電圧を供給していることから、モータの負荷の小さいブラインド、すなわち昇降高さの低いブラインドでは昇降速度が速くなって騒音が増大する。また、モータに供給する電圧をあらかじめ低く設定すると、モータの負荷が大きいブラインドで昇降速度が必要以上に遅くなって、昇降操作に支障を来たすという問題点がある。
特許文献1には、モータ荷重が小さくなって、モータの動作音が大きくなるような場合に、被操作体の昇降速度を遅く設定して、騒音の低下を図るようにした電動ブラインドが開示されている。しかし、昇降速度の制御にエンコーダを必要とすることから、部品コストを低減することができないという問題点がある。
この発明の目的は、部品コストを低減しながら、動作時の騒音を低減し得る電動ブラインドの制御装置を提供することにある。
請求項1では、制御手段から出力される電圧に基づいてモータを作動させ、該モータの作動に基づいて日射遮蔽材を昇降する電動ブラインドにおいて、前記制御手段は、初期設定時に、あらかじめ設定された初期電圧に基づいて前記モータを作動させる第一の制御手段と、前記第一の制御手段により前記日射遮蔽材が上限から下限までの範囲で昇降される昇降時間を計測する計時部と、前記第一の制御手段の動作の後は、前記昇降時間が短いほど低電圧となる調整電圧を前記モータに供給する第二の制御手段とを備えた。
請求項2では、前記第二の制御手段は、前記昇降時間に基づいて、前記日射遮蔽材を引き上げるために必要となる最低レベルの前記調整電圧を演算して前記モータに供給する。
請求項3では、前記モータをDCモータで構成し、前記第一及び第二の制御手段は、前記モータにパルス信号を供給するとともに、該パルス信号のデューティ比を制御して、前記モータに供給する実効電圧を制御する。
請求項4では、前記第一の制御手段は、あらかじめ設定したデューティ比のパルス信号を前記モータに供給する。
請求項5では、前記第二の制御手段は、前記昇降時間に基づいて前記調整電圧を演算するための第一のテーブルを備えた。
請求項6では、前記第一のテーブルは、前記昇降時間に対応するデューティ比を読み出し可能とした。
請求項7では、前記第二の制御手段は、あらかじめ設定された初期電圧に基づいて前記モータを作動させて、該モータに流れる最大電流値を検出する電流計測部と、前記第一のテーブルで読み出したデューティ比を、前記最大電流値に基づいて補正する補整値を演算するための第二のテーブルを備えた。
請求項8では、前記第二のテーブルは、前記最大電流値が小さいほど、前記デューティ比を小さくする補整値を読み出し可能とした。
本発明によれば、部品コストを低減しながら、動作時の騒音を低減し得る電動ブラインドの制御装置を提供することができる。
以下、この発明を具体化した電動横型ブラインドの制御装置の一実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、制御装置の電気的構成を示す。入力部1は、リモコンの操作信号を受信し、その受信信号を演算部2に出力する。検出部3は上限リミットスイッチ及び下限リミットスイッチで構成され、スラット(日射遮蔽材)が上限まで引き上げられたとき及びスラットが下限まで下降されたとき、検出信号を演算部2に出力する。
モータ制御部4は、演算部(制御手段、第一及び第二の制御手段)2から出力される制御信号に基づいてモータを制御する。このモータはDCモータで構成され、モータ制御部4は例えばDC12Vのパルス信号をモータに供給する。そして、そのパルス信号のデューティ比を制御することにより、モータの回転速度を制御する。
モータは、モータ制御部(制御手段)4から出力されるパルス信号のデューティ比が高くなると、すなわちパルス信号の1周期のうち12Vの電圧が供給されている時間が長くなると、供給電圧の実効値が高くなって、回転速度が上昇するようになっている。
電流計測部5は、前記演算部2からモータ制御部4に制御信号が出力されてモータが作動するとき、その消費電流値を検出して演算部2に出力する。演算部2は、電流計測部5から計測値として出力されるアナログ値をデジタル値に変換し、かつそのデジタル値の最大値を計測最大電流値iとして記憶部6に格納する。
計時部7は、モータの作動によりスラットが上限から下限まで下降するまでの時間を計測して、演算部2に出力する。そして、演算部2は、その昇降時間を計測昇降時間tとして記憶部6に格納する。
また、前記記憶部6には前記モータ制御部4から出力するパルス信号のデューティ比を制御するためのテーブルと、前記演算部2でモータ制御部4を制御するためのプログラムが格納されている。
図4は、スラットが上限から下限まで下降されるときの設定昇降時間Tに基づいてデューティ基準値Dを選択するための第一のテーブル8を示す。同図に示す設定昇降時間Tの単位は秒であり、デューティ基準値Dは%である。この第一のテーブル8では、例えば設定昇降時間Tが40秒であれば、デューティ基準値Dは90%が選択される。そして、設定昇降時間Tが長くなるほど、大きなデューティ基準値Dが選択されるように設定されている。
図5は、前記計測最大電流値iに基づく設定最大電流値Iに基づいて、選択された前記デューティ基準値Dを補正するための第二のテーブル9を示す。この第二のテーブル9で、設定最大電流値Iの単位はA(アンペア)であり、補正値dの単位は%である。そして、4段階の設定最大電流値Iに対し、補正値dがそれぞれ設定されている。
例えば、設定最大電流値Iが0.51〜0.75Aの範囲であれば、補正値dは3%となり、演算部2はデューティ基準値Dから補正値dを減算した値を設定デューティ比としてモータ制御部4に出力する。
電源部10は、前記演算部2、入力部1、検出部3、モータ制御部4、電流計測部5、記憶部6、計時部7に電源を供給するものである。前記記憶部6では、電源が供給されている状態では、計測昇降時間t及び計測最大電流値iを保持し、電源の供給が遮断されると、保持している計測昇降時間t及び計測最大電流値iをクリアするようになっている。
次に、上記のように構成された制御装置の初期設定動作を図2及び図3に従って説明する。図2は、前記計測昇降時間tを計測して、設定昇降時間Tを設定する動作を示す。
電動横型ブラインドが設置場所に設置した後、制御装置の初期設定動作を開始するとき、リモコンの操作によりまずスラットの下降動作を開始する。
すると、演算部2は初期電圧としてモータに供給する初期電圧として、70%のデューティ比を設定デューティ比Dmとして設定し(ステップ1)、その設定デューティ比Dmでモータを作動させてスラットを上限位置から下降させる(ステップ2)。この状態では、モータに供給される電源電圧の実効値Vmは、電源電圧をVとしたとき、V×Dm÷100となる。
ステップ2では、モータの作動開始とともに、計測昇降時間tの計測を開始する。次いで、入力部1で停止信号を受信せず、かつ検出部3から下限検出信号が入力されるまでの間モータを作動させる(ステップ3,4)。この状態では、スラットが上限から下限まで下降する。
ステップ3において、停止信号が入力されると、モータの作動を停止させ(ステップ8)、計測設定時間tの設定動作を終了する。
ステップ4で下限検出信号を受信すると、演算部2はステップ5に移行してモータの作動を停止させ、計測昇降時間tの計測を停止し、計測昇降時間tを記憶部6に格納する。
次いで、演算部2はステップ6に移行し、設定昇降時間Tが0であるとき、すなわち設定昇降時間Tが設定されていないとき、計測昇降時間tを設定昇降時間Tとして設定し(ステップ7)、設定昇降時間Tの設定動作を終了する。この設定昇降時間Tは、当該電動横型ブラインドの昇降高さが高いほど長い時間となる。
また、ステップ6において、設定昇降時間Tが既に設定されている場合には、計測昇降時間tを設定昇降時間Tとして設定することなく、設定動作を終了する。
次に、演算部2は計測最大電流値iを測定して、設定最大電流値Iを設定する動作に移行する。図3に示すように、演算部2はまず設定昇降時間T及び設定最大電流値Iのいずれかが設定されていない状態かを判別する(ステップ11)。
ここでは、設定昇降時間Tのみが設定されているので、演算部2はステップ12に移行して、第一のテーブル8の最も高いデューティ基準値Dである95%の値を選択して設定デューティ比Dmとしてモータ制御部4に出力する。
すると、モータ制御部4では、95%の設定デューティ比Dmでモータを作動させ、スラットを下限から上限に向かって引き上げる(ステップ3)。この状態では、モータに供給される電源電圧の実効値Vmは、電源電圧をVとしたとき、V×Dm÷100となる。
ステップ13では、モータの作動開始とともに、計測最大電流値iの計測を開始して、その計測最大電流値iを記憶部6に順次格納する。次いで、入力部1で停止信号を受信せず、かつ検出部3から上限検出信号が入力されるまでの間モータを作動させる(ステップ14,15)。この状態では、スラットが下限から上限まで引き上げられる。
ステップ14において、停止信号が入力されると、演算部2はモータの作動を停止させ(ステップ19)、設定動作を終了する。
ステップ15で上限検出信号を受信すると、演算部2はステップ16に移行してモータの作動を停止させ、計測最大電流値iの計測を停止し、計測最大電流値iを記憶部6に格納する。
次いで、演算部2はステップ17に移行し、設定最大電流値Iが0であるとき、すなわち設定最大電流値Iが設定されていないとき、計測最大電流値iを設定最大電流値Iとして設定し(ステップ18)、設定動作を終了する。この設定最大電流値Iは、その値が大きいほどモータの負荷が大きいことを示す。
また、ステップ17において、設定最大電流値Iが既に設定されている場合には、計測最大電流値iを設定最大電流値Iとして設定することなく、設定動作を終了する。
このような動作により、95%の設定デューティ比Dmに基づいてスラットが下限から上限まで引き上げられ、その場合の計測最大電流値iが設定最大電流値Iとして記憶部6に格納される。そして、ここまでの動作で設定昇降時間Tと設定最大電流値Iの設定動作が終了する。
この後は、スラットの引き上げ動作時に設定昇降時間Tと、設定最大電流値Iと、第一及び第二のテーブル8,9に基づいて設定デューティ比Dmが算出され、その設定デューティ比Dmで昇降動作が行われる。その動作を図3に従って説明する。
入力部1に操作信号が入力されて、スラットの引上げ動作が開始されると、ステップ11において設定昇降時間T及び設定最大電流値Iが記憶部6に既に設定されているので、ステップ20に移行する。そして、第一のテーブル8から設定昇降時間Tに対応するデューティ基準値Dを読み出し、第二のテーブル9から設定最大電流値Iに対応する補正値dを読み出す。
ここで、例えば設定昇降時間Tが30秒であれば、デューティ基準値Dは80%の値が読み出され、設定最大電流値Iが0.26〜0.50Aであれば、補正値dは6%の値が読み出される。
次いで、ステップ21において、デューティ基準値Dから補正値dを減算して設定デューティ比Dmを算出する。ここで、設定デューティ比Dmは、80−6=74%となる。
次いで、ステップ13に移行して設定デューティ比Dm(調整電圧)に基づいてスラットの引上げ動作が行われ、停止信号が入力されない状態で、上限リミットスイッチからの検出信号が入力されるまでスラットが引き上げられる(ステップ14〜17,ステップ19)。
このとき、計測最大電流値iが計測されているが、設定最大電流値Iが設定済みであるので、新たな設定最大電流値Iが設定されることはない。
以上のような動作により、スラットの最初のブラインドの昇降動作により、設定昇降時間Tと設定最大電流値Iが設定される。そして、その後は設定昇降時間Tと設定最大電流値Iに基づいて第一及び第二のテーブル8,9から読み出されるデューティ基準値Dと補整値dから算出される設定デューティ比Dmでモータが動作して、昇降動作が行われる。
そして、設定昇降時間Tが短いほど、スラットの昇降高さが低く、モータの負荷が小さいので、第一のテーブル8に基づいて、より低いデューティ比が設定される。従って、スラットの昇降速度、すなわちモータ及びギヤボックスの回転速度が抑制されて、騒音が低減される。
また、設定昇降時間Tが同じであっても、設定最大電流値Iが低いほどモータの負荷は低いので、第一のテーブル8で設定されるデューティ基準値Dよりさらに低いデューティ比でも十分にスラットを昇降することが可能である。従って、設定最大電流値Iに基づく補正値dをデューティ基準値Dから減算することにより、さらに設定デューティ比Dmを下げて、騒音を低減するようにしている。そして、第一及び第二のテーブル8,9のデューティ基準値D及び補正値dは、設定昇降時間T及び設定最大電流値Iに基づいて算出される設定デューティ比Dmがスラットを昇降し得る最低レベルのデューティ比となるように設定されている。
上記のように構成された電動ブラインドの制御装置では、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)エンコーダを使用することなく、スラットを昇降し得る範囲でモータへの供給電圧を自動的に低電圧化して、モータ及びギヤボックスの回転速度を低下させて、騒音を低減することができる。従って、エンコーダを具備しない低コストの制御装置で、騒音を低減することができる。
(2)あらかじめ設定された設定デューティ比Dmでスラットの上限から下限までの下降動作を行って設定昇降時間Tを求め、その設定昇降時間Tに応じて第一のテーブル8で選択したデューティ基準値Dを、新たな設定デューティ比Dmとして設定することができる。設定昇降時間Tが短いほど、スラットの昇降高さが低く、モータの負荷が小さいので、第一のテーブル8で低い設定デューティ比Dmを選択できるようにすることで、モータに供給する電圧を実質的に低下させることができる。従って、モータ及びギヤボックスの回転速度を低下させて、騒音を低減することができる。
(3)設定昇降時間Tに基づいて第一のテーブル8から得られるデューティ基準値Dと、設定最大電流値Iに基づいて第二のテーブル9から得られる補正値dとで、設定デューティ比Dmを算出することができる。設定最大電流値Iが小さいほどモータの負荷が小さいので、第一のテーブル8で選択した設定デューティ比Dmを、さらに小さくする補正を第二のテーブル9に基づいて行なうことができる。従って、設定昇降時間Tと設定最大電流値Iとに基づいて、モータに供給する実効電圧をさらに低下させて騒音を低減することができる。
(4)複数の電動横型ブラインドを並設して、共通のリモコンで昇降操作する場合、各ブラインドのモータの負荷に応じて、騒音を低減し得る速度を自動的に設定することができる。従って、並行して動作する複数の電動横型ブラインドの騒音レベルを低下させることができる。
(5)スラットの左右幅が同じで高さが低いブラインドは、昇降時間が短いので、設定昇降時間Tによる補正によりモータに供給される実効電圧が低くなり、騒音を低減することができる。
(6)昇降高さが同じでも、スラットの左右幅が狭いブラインドは、モータの負荷が小さいので、設定最大電流値Iによる補正値dにより、モータにさらに最適な実効電圧を供給して騒音を低減することができる。
上記実施の形態は、以下の態様で実施してもよい。
・スラットを引き上げるときと下降させるときとでは、モータの負荷が異なるため、スラットの引き上げ操作時と下降操作時とでそれぞれ異なるテーブルを用意して、異なるデューティ比で昇降制御するようにしてもよい。
・第一及び第二のテーブル8,9に基づいて生成した設定デューティ比Dmを、あらかじめ設定されたプログラムに基づいて演算部2で演算して生成するようにしてもよい。
・演算部2において、ブラインドの下降動作を繰り返した後、複数の計測昇降時間tの平均値t−aveを演算し、ステップ20〜21において平均値t−aveに基づいてデューティ比を求めてもよい。
・下限から上限までの計測昇降時間t−upを計測し、計測昇降時間t−upに基づく上昇用のデューティテーブルを設定してデューティ比を補正するようにしてもよい。なお、その場合の補正は、繰り返さないものとする。
・上記実施の形態の制御装置は、電動ロールブラインド、電動プリーツカーテン、電動たくし上げカーテン等の制御装置として使用することもできる。
電動横型ブラインドの制御装置を示すブロック図である。 制御装置の動作を示すフローチャートである。 制御装置の動作を示すフローチャートである。 第一のテーブルを示す説明図である。 第二のテーブルを示す説明図である。
符号の説明
2…制御手段(第一の制御手段、第二の制御手段、演算部)、4…制御手段(第一の制御手段、第二の制御手段、モータ制御部)、7…計時部、8…第一のテーブル、9…第二のテーブル。

Claims (8)

  1. 制御手段から出力される電圧に基づいてモータを作動させ、該モータの作動に基づいて日射遮蔽材を昇降する電動ブラインドにおいて、
    前記制御手段は、
    初期設定時に、あらかじめ設定された初期電圧に基づいて前記モータを作動させる第一の制御手段と、
    前記第一の制御手段により前記日射遮蔽材が上限から下限までの範囲で昇降される昇降時間を計測する計時部と、
    前記第一の制御手段の動作の後は、前記昇降時間が短いほど低電圧となる調整電圧を前記モータに供給する第二の制御手段と
    を備えたことを特徴とする電動ブラインドの制御装置。
  2. 前記第二の制御手段は、前記昇降時間に基づいて、前記日射遮蔽材を引き上げるために必要となる最低レベルの前記調整電圧を演算して前記モータに供給することを特徴とする請求項1記載の電動ブラインドの制御装置。
  3. 前記モータをDCモータで構成し、前記第一及び第二の制御手段は、前記モータにパルス信号を供給するとともに、該パルス信号のデューティ比を制御して、前記モータに供給する実効電圧を制御することを特徴とする請求項1又は2記載の電動ブラインドの制御装置。
  4. 前記第一の制御手段は、
    あらかじめ設定したデューティ比のパルス信号を前記モータに供給することを特徴とする請求項3記載の電動ブラインドの制御装置。
  5. 前記第二の制御手段は、
    前記昇降時間に基づいて前記調整電圧を演算するための第一のテーブルを備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電動ブラインドの制御装置。
  6. 前記第一のテーブルは、
    前記昇降時間に対応するデューティ比を読み出し可能としたことを特徴とする請求項5記載の電動ブラインドの制御装置。
  7. 前記第二の制御手段は、
    あらかじめ設定された初期電圧に基づいて前記モータを作動させて、該モータに流れる最大電流値を検出する電流計測部と、
    前記第一のテーブルで読み出したデューティ比を、前記最大電流値に基づいて補正する補整値を演算するための第二のテーブルを備えたことを特徴とする請求項6記載の電動ブラインドの制御装置。
  8. 前記第二のテーブルは、前記最大電流値が小さいほど、前記デューティ比を小さくする補整値を読み出し可能としたことを特徴とする請求項7記載の電動ブラインドの制御装置。
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