JPH03125782A - 電動ブラインドの非常停止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［ｊｌｌ上上利用分野１ 本発明は電動ブラインドに係り、詳しくはスラットの昇
降動作に支障が生じたときにその駆動源の電動モータを
停止させる非常停止装置に関するものである。

［従来の技術］ 電動ブラインドは電動モータを駆動源とし、昇降スイッ
チの操作に応じて電動モータが作動してスラットを上昇
或いは下降させるようになっている。

［ｆｅ明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記した電動ブラインドにおいて、例え
ば、電動モータの駆動力をスラットに伝達する伝達機構
に故障が生じたりスラットの昇降が障害物にて妨害され
たりして昇降不能であっても、操作者がその事態に気が
つかず昇降スイッチを操作し続けていると必然的に電動
モータが作動し続け、過大な負荷によるモータの破損や
スラットの破損等が発生してしまうという問題がある。

特に遠隔操作するように設置された電動ブラインドでは
、操作者がスラットの昇降を確認できない場合が多く、
上記したトラブルが発生する可能性は非常に高い。

本発明の目的は、スラットの昇降不能を確実に検知して
自動的に電動モータの作動を停止させることができる電
動ブラインドの非常停止装置を提供することにある。

［Ｘ！題を解決するための手段］ 本発明は、電動モータにてスラットを昇降させる電動ブ
ラインドにおいて、前記スラットの昇降に応じて抵抗値
を変化させる可変抵抗と、前記可変抵抗の抵抗値の変化
に基いてスラットの昇降速度を判定する昇降速度判定手
段と、前記昇降速度判定手段にて判定されたスラットの
昇降速度と予め定められた設定値とを比較する比較手段
と、前記比較手段による比較結果に基いて、電動モータ
が作動したにも拘らずスラットの昇降速度が設定値未満
であるときに電動モータを停止させるモータ停止手段と
を備えた電動ブラインドの非常停止装置を要旨とするも
のである。

［作用］ 電動モータの駆動力をスラットに伝達する伝達機構に故
障が生じたり、スラットの昇降が障害物にて妨害された
りしたときには、スラットの昇降速度の低下に伴い可変
抵抗の抵抗値の変化する速度が低下する。このときの抵
抗値の変化に基き昇降速度判定手段にてスラットの昇降
速度が判定され、その判定されたスラットの昇降速度と
設定値とが比較手段にて比較され、そのスラットの昇降
速度が設定値未満のときにはモータ停止手段により電動
モータが停止される。

［実施例］ 以下、この発明を具体化した一実施例を図面に従って説
明する。

第１図に示すように、電動ブラインドのヘッドボックス
１内には一対の昇降ユニット２が設置され、両昇降ユニ
ット２からは昇降コード３とラダーコード４にてスラッ
ト５が吊下支持されている。

讐降ユニット２には電動モータ６にて回転駆動される巻
上げシャフト７が接続され、同モータ６の回転力が巻上
げシャフト７を介して昇降ユニット２に伝達されるよう
になっている。そして、昇降ユニット２は電動モータ６
の回転方向に応じて昇降コード２によりスラット５を上
昇又は下降させたり、ラダーコード４によりスラット５
の角度を変更したりする。

第１，２図に示すように、前記巻上げシャフト７の中間
部には現在のスラット５の高さ位置を検出する可変抵抗
としての＾さセンサ８が接続されている。高さセンサ８
のケース９はヘッドボックス１に固定され、そのケース
９内に回転可能に支持された送りねじ１０内には前に！
巻上げシャフト７が挿通固定されている。この送りねじ
１０には移動リング１１が螺合し、同移動リング１１に
固着された摺動子１２は、ケース９の内壁に送りねじ１
０に沿って設けられた抵抗体１３に当接している。又、
図示はしないが移動リング１１はケース９に対する回転
が防止されている。

そして、巻上げシャフト７と一体で送りねじ１０が回転
すると、それに応じて移動リング１１は送りねじ１０と
の螺合位置を変更し、それに伴い摺動子１２が抵抗体１
３上を摺動する。

第１図に示すように、前記ヘッドボックス１内にはコン
トロールボックス１４が設置され、同コントロールボッ
クス１４は信号線１５を介して壁面に固定されたコント
ローラ１６と電気的に接続されている。そして、コント
ローラ１６の操作に応じコントロールボックス１４にて
前記スラット５の高さや角度が調整されるようになって
いる。

第３図に示すように、前記コントローラ１６の操作面に
はスラット５を昇降操作するための上昇ボタン１７、下
降ボタン１８及び停止ボタン１９が設けられている。停
止ボタン１９の両側にはスラット５の角度を変更するた
めの角度変更ボタン２０が設けられている。又、操作面
には所望するスラット５の高さや角度を予め設定するた
めのセットボタン２１とステップボタン２２が設けられ
るとともに、これらの各ボタン２１．２２にて設定され
た高さと角度にスラット５を調整するためのスタートボ
タン２３が設けられている。さらに、操作面には液晶表
示盤２４が設けられ、現在のスラット５の高さや角度、
又は前記セットボタン２１やステップボタン２２にて設
定されたスラット５の高さや角度を表示するようになっ
ている。

そして、コント０−ラ１６の各ボタンが操作されると、
それに応じた操作信号が信号線１５を介して前記コント
ロールボックス１４に出力されるようになっている。

次に、前記コントロールボックス１４に内装された制御
装置の電気的構成を説明すると、前記コントローラ１６
は昇降速度判定手段、比較手段及びモータ停止手段とし
ての中央処理装置２５（以下、ＣＰＵという）に接続さ
れ、ＣＰＬＩ２５はモータ駆動回路２６を介して前記電
動モータ６と接続されるとともに、Ａ／Ｄ変換器２７を
介して前記高さセンサ８の端子８ａ、８ｂと接続されて
いる。又、ＣＰＬＩ２５は電源回路２８から電力を供給
され、この電源回路２８は前記モータ駆動回路２６と高
さセンサ８の端子８ｃにも電力を供給するようになって
いる。

さらに、ＣＰＵ２５にはランダムアクセスメモリ２９（
以下、ＲＡＭという）、並びにリードオンリメモリ３０
（以下、ＲＯＭという〉が接続され、ＲＯＭ３０にはコ
ントローラ１６からの操作信号に基いて電動モータ６に
てスラット５の高さや角度を調整するためのプログラム
、高ざセンサの端子８ａ、８ｂを介して入力される電圧
（現在高さデータ）に基いて現在のスラット５の高さを
判定するプログラム、及び判定したスラット５の高さの
単位時間当りの変化に基いてスラット５の昇降動作の異
常を判定するためのプログラム等の各種プログラムが記
憶され、ＣＰＵ２５はこれらのプログラムに従って動作
するようになっている。

尚、前記ＲＡＭ３０はＣＰＵ２５が行なう処理のデータ
を一時的に＆！ｔ１ｉ１′１ｊるようになっている。

次に、コント０−５１６で予めスラット５の高さ及び角
度が指定されたときにＣＰＵ２５が行なう処理を第５図
に示すフローチャートに従って説明する。

まず、ステップ１にてコントローラ１６から入力される
指定高さデータ〈設定高さ）を読込み、ステップ２で前
記＾さセンサ８からの現在＾さデータ（現在高さ）を読
込む。次に、ステップ３で両高さデータを比較して上昇
、下降のいずれを行なえばよいかを判定し、電動・モー
タ６にてその方向にスラット５を昇降させる。さらに、
ステップ４で高さセンサ８からの現在高さデータに基き
スラット５の昇降速度が予め定められた設定値α以上か
否かを判定する。本実施例においては２ｓｅｃ毎に現在
高さデータをサンプリングして、前回のデータと今回の
データとの差が設定値α以上のときにスラット５が設定
値以上の速度で昇降していると判定する。

前記ステップ４でスラット５の昇降速度が設定値α以上
のとき、スラット５が正常に昇降しているとしてステッ
プ５で現在高さが設定高さと等しくなったか否か、即ち
、昇降中のスラット５が指定高さに到達したか否かを判
定する。まだ指定高さに到達していない場合にはステッ
プ４に戻って電動モータ６の駆動を継続し、指定高さに
到達している場合にはステップ６で電動モータ６を所定
量逆転させて前記コントローラ１６にて設定された設定
角度にスラット５を調整する。

一方、前記ステップ４でスラット５の昇降速度が設定値
α未満のとき、何らかの原因でスラット５の昇降動作に
異常が生じたとしてステップ７で電動モータ６の駆動を
停止する。従って、この場合には現在高さが設定高さに
到達していなくてもスラット５の昇降が停止されること
になる。

尚、以上は予めスラット５の古さが設定されている場合
について述べたが、コントローラ１６の上昇ボタン１７
又は下降ボタン１８を操作してスラット５を昇降させる
ときでもＣＰＬＪ２５はその昇降速度を判定して異常が
あれば電動モータ６を停止させるようになっている。

このように本実施例の電動ブラインドの非常停止Ｖｉ＠
は、スラット５の昇降速度を高さセンサ８にて検出し、
電動モータ６を作動させたにも拘らずスラット５の昇降
速度が設定値α未満であることが高さセンサ８にて検出
されたとき、電動モータ６を停止させるようにした。

従って、電動モータ６の駆動力をスラット５に伝達する
巻上げシャフト７等に故障が生じたり、スラット５の昇
降が障害物にて妨害されたりしたときには、スラット５
の昇降速度が設定値α未満となることから電動モータ６
が停止される。その結果、これらの不具合が生じている
ことに操作者が気づかないときでも、自動的にスラット
５の昇降が停止されて過大な負荷による電動モータ６の
破損やスラット５の破損等を未然に防ぐことができる。

特に遠隔操作するように設置された電動ブラインドでは
、操作者がスラット５の昇降を確認できない場合が多い
が、このようなときでもスラット５の昇降操作を安全に
行なうことができる。

尚、本発明の電動ブラインドの一非常停止装置は上記実
施例に限定されることはなく、例えば、上記実施例では
予めスラット５の高さを設定することで任意の時にその
高さまで自動的にスラット５を昇降できるようにしたが
、上昇ボタン１７又は下降ボタン１８による手動操作の
みを行なうことができる電動ブラインドの非常停止装置
に具体化してもよい。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明の電動ブラインドの非常停止
装置によれば、スラットの昇降不能を確実に検知して自
動的に電動モータの作動を停止させることができるとい
う浸れた効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の電動ブラインドとそのコントローラを
示す正面図、第２図は高さセンサの詳細を示す断面図、
第３図はコントローラの正面図、第４図は制御装置の電
気的構成を示すブロック図、第５図は作用を説明するた
めのフローチャートである。 ５はスラット、６は電動モータ、８は可変抵抗としての
高さセンサ、２５は昇降速度判定手段、比較手段及びモ
ータ停止手段としてのＣＰＬＪ、αは設定値。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、電動モータ（６）にてスラツト（５）を昇降させる
   電動ブラインドにおいて、 前記スラツト（５）の昇降に応じて抵抗値を変化させる
   可変抵抗（８）と、 前記可変抵抗（８）の抵抗値の変化に基いてスラット（
   ５）の昇降速度を判定する昇降速度判定手段（２５）と
   、 前記昇降速度判定手段（２５）にて判定されたスラット
   （５）の昇降速度と予め定められた設定値（α）とを比
   較する比較手段と、 前記比較手段（２５）による比較結果に基いて、電動モ
   ータ（６）が作動したにも拘らずスラット（５）の昇降
   速度が設定値（α）未満であるときに電動モータ（６）
   を停止させるモータ停止手段（２５）と を備えた電動ブラインドの非常停止装置。