JP3262033B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3262033B2 JP22097397A JP22097397A JP3262033B2 JP 3262033 B2 JP3262033 B2 JP 3262033B2 JP 22097397 A JP22097397 A JP 22097397A JP 22097397 A JP22097397 A JP 22097397A JP 3262033 B2 JP3262033 B2 JP 3262033B2
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  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置に関
し、大規模な論理回路の中に内蔵される半導体記憶装置
のテスト回路に関する。
【0002】
【従来の技術】論理回路の中に内蔵される半導体記憶装
置のテスト回路の一般的な構成を図7に示す。図7を参
照すると、半導体記憶装置1は、大規模な論理回路3、
メモリコア2、テストモード判定回路4、及び、クロッ
クバッファ5を含んでいる。図7において、11は制御
信号及びデータ信号入力端子、12は制御信号及びデー
タ信号出力端子、41はテストモード信号入力端子、5
1はクロック信号入力端子、301はメモリ制御信号、
データ信号線群、302はメモリ出力データ信号線群、
401はテスト信号線、501はクロック信号線であ
る。
【0003】図8は、図7に示したメモリコアのテスト
回路の一部を示す図であり、論理回路3の構成、及びメ
モリコア2との接続構成を示したものである。図8に示
すように、メモリコア2および論理回路1はクロック信
号501を入力して、その立ち上がりエッジに同期して
動作する。
【0004】図7及び図8を参照すると、メモリコア2
への書き込みは、論理回路3の内部論理31により生成
されるか、もしくは半導体記憶装置1の外部から制御信
号及びデータ信号入力端子11から直接入力し、バッフ
ァ23からメモリ制御信号、データ信号線群301に書
き込みデータが出力され、メモリコア2に書き込まれ
る。
【0005】またメモリコア2のバッファ22から出力
された読み出しデータは、クロック信号501の例えば
立ち上り信号に同期して、データ信号出力信号線群30
2に出力され、データラッチ32でラッチした後、内部
論理回路31に入力される。
【0006】入力されたデータは内部論理回路31で処
理され、あるいはデータ出力端子12から半導体記憶装
置の外部へ出力される。
【0007】このような構成の半導体記憶装置でのメモ
リコアの試験は、図6に示すように、クロック信号線5
01のクロック信号の周波数を上げて、メモリコア2へ
の書き込み及び読み出しを行い、内部論理回路31でメ
モリコア2の読み出しデータと期待値の比較を行うか、
あるいはメモリコア2の読み出しデータを半導体記憶装
置外部へ出力して、テスト装置等で動作判定(Pass
/Fail)を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術は下記記載の問題点を有している。
【0009】第1の問題点は、図6にタイミング図で示
したような高周波での動作テストは、メモリコア2から
の読み出しデータが期待値と一致しなかった場合、不具
合個所の特定が困難である、ということである。
【0010】その理由は、高周波数動作時の不具合の要
因は大きく分けて、 メモリコア2内部、 内部論理回路31、 メモリコア2と論理回路3間の信号線の遅延、 とあり、周波数依存だけでは、これら3つ不具合を判別
できない、ためである。
【0011】第2の問題点は、上記第1の問題点におい
て、を不具合要因から分離するためには、予めバッフ
ァ22を大きくして(駆動能力を大とする)、信号遅延
を十分に小さくする必要がある、ということである。
【0012】その理由は、メモリコア2のように一つの
マクロセルで大電流を消費する場合内部論理回路31の
ように大きなバッファ23を持つことが、消費電力の点
で不可能な場合があるためである。
【0013】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、メモリコアの低
消費電力化を図ると共に、メモリコアから論理回路への
遅延時間(メモリコアのアクセス時間)を正確に計測可
能とする半導体記憶装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の半導体記憶装置は、クロック信号の所定方
向の遷移エッジに同期して動作するメモリコアと論理回
路とを含む半導体記憶装置において、前記論理回路が、
テストモード信号がアクティブの時、入力したクロック
信号の逆相信号を出力し、前記テストモード信号がイン
アクティブの時、入力したクロック信号の同相信号を出
力するクロック信号制御回路と、前記クロック信号の同
相信号または逆相信号の立ち上りエッジに同期して、メ
モリコアからのメモリ出力データ信号をラッチするラッ
チ回路と、を含み、前記テストモード信号がアクティブ
の時、前記論理回路は、前記ラッチ回路でラッチされた
前記メモリ出力データを期待値と比較しパス/フェイル
を判定するか、もしくは前記ラッチ回路でラッチされた
前記メモリ出力データを出力端子から出力する、ことを
特徴とする。
【0015】[発明の概要]本発明の概要について以下
に説明する。本発明は、クロック信号の立ち上がりエッ
ジに同期して動作するメモリコアと論理回路を含む半導
体記憶装置において、メモリコア(図1の2)からの出
力データ信号のラッチ回路(図1の40)でのラッチ動
作を、テストモード時以外には、前記クロック信号と同
相信号でラッチし、テストモード時には前記クロック信
号の逆相信号でラッチするように切替え制御する手段
(図1の32)を備え、テストモード時に、クロック信
号のHigh幅またはLow幅を例えばテスト装置で変
化させて、クロック周波数を上げることなく、メモリコ
アのアクセス時間(図1のメモリデータ信号線302の
遅延時間d)を計測できるようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0017】図1は、本発明の実施の形態の構成を示す
図である。図1を参照すると、本発明の実施の形態は、
メモリコア2と、大規模な論理回路3を有した半導体記
憶装置1において、一または複数の制御信号及びデータ
信号入力端子11及びデータ出力端子12を有し、デー
タ信号入力端子11及びデータ出力端子12はそれぞれ
論理回路3の入力端、及び出力端に接続されており、ク
ロック入力端子51、一または複数のテスト信号入力端
子41を有し、クロック入力端子51及びテスト信号入
力端子41はそれぞれクロックバッファ5、及びテスト
モード判定回路4の入力端に接続されている。
【0018】クロック入力端子51よりクロック信号を
入力するクロックバッファ5は、クロック信号線501
にクロック信号を出力する。テストモード判定回路4は
テストモード入力端子41よりテストモード信号を入力
してテスト信号線401にテスト信号を出力する。
【0019】メモリコア2や論理回路3は、それぞれク
ロック信号線501をクロック入力端に接続し、例えば
クロック信号501の立ち上りエッジで動作する。
【0020】また、メモリコア2は、メモリ制御信号及
びデータ入力信号線群301を入力端に接続し、メモリ
出力データ信号線群302を出力端に接続し、メモリコ
ア2への書き込み、読み出し動作を例えばクロックの立
ち上りエッジに同期して行い、データの読み出し、及び
書き込みは論理回路3によって制御される。
【0021】論理回路3は、クロック信号線501を入
力して、例えばクロック信号の立ち上りエッジに同期し
て動作し、一又は複数の制御信号及びデータ信号入力端
子11から、もしくは半導体記憶装置1の外部からデー
タ及び制御信号を入力し、データ信号出力端子12から
半導体記憶装置1の外部へデータや制御信号を出力す
る。さらに論理回路3は、出力端にメモリ制御信号及び
データ信号入力信号線301を接続し、メモリコア2へ
制御信号やデータを出力することによってメモリコア2
を制御し、また、メモリ出力データ信号線を入力端に接
続し、メモリコア2の読み出しデータを入力する。
【0022】また、論理回路3は、テスト信号401を
入力とし、このテスト信号401に基づき入力したクロ
ック信号を逆相にするクロック制御回路40を有し、こ
のクロック制御回路40のクロック出力321は、一又
は複数の入力端をメモリ出力データ信号302に接続し
たデータラッチ32のクロック入力端に接続されてい
る。
【0023】さらに、論理回路3は内部論理回路31を
有し、この内部論理回路31はクロック信号線501を
入力し、例えばクロック信号の立ち上りエッジで動作
し、半導体記憶装置1の制御信号及びデータ信号入力端
子11の制御信号及びデータ信号出力端子やメモリコア
2のメモリ制御信号、データ信号線301、メモリ出力
データ信号302を通して半導体記憶装置1の制御を行
う。
【0024】次に、本発明の実施の形態の動作について
説明する。テストモード入力端子41よりテストモード
が指定されない場合、クロック信号制御回路40は、入
力したクロック信号501と同相のクロック信号322
を出力し、ラッチ群32は、クロック信号501の例え
ば立ち上りエッジで動作し、半導体記憶装置1のメモリ
コア2、論理回路3のすべてが、クロック信号501の
立ち上りエッジで動作する。
【0025】一方、テストモード入力端子41からテス
トモードが指定されると、クロック制御回路40は、入
力したクロック信号501の逆相信号322をラッチ群
32のクロック入力端に出力する。これによって、メモ
リコア2からの読み出しデータの取り込みのみを、クロ
ック信号の例えば立ち下りエッジに同期して動作させ
る。
【0026】これによって、図5にタイミング図として
に示すように、クロック信号のHigh幅、Low幅を
調整することによって、メモリコア2から論理回路3ま
でのスピードを計測することができる。
【0027】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0028】図2は、本発明の一実施例の構成を示す図
である。図2を参照すると、本発明の一実施例は、メモ
リコア2、論理回路3を有し、それぞれのクロック入力
端にクロック信号501を入力して、クロック信号の立
ち上りエッジに同期して動作する。
【0029】メモリコア2は、メモリ制御信号及びデー
タ信号線群301と接続され、論理回路3から読み出
し、及び書き込み動作の制御を受ける。
【0030】さらにメモリコア2は、メモリ出力信号線
群302に出力端を接続し、読み出しデータを論理回路
3に出力する。
【0031】論理回路3は、メモリコア2とメモリ制御
信号、データ信号線群とバッファ23を介して接続し、
メモリコア2を制御し、ラッチ32を介してメモリコア
2とメモリ出力データ信号線群302と接続してメモリ
コア2からの読み出しデータを入力し、さらに制御信号
及びデータ信号入力端子11と制御信号及びデータ信号
出力端子12とを接続することによって、半導体記憶装
置1外部とデータの授受を行う内部論理回路31と、メ
モリ出力データ信号線群302を入力端に接続し、出端
を内部論理回路31に接続した一又は複数のラッチ32
と、NANDゲート33,34,35、インバータ3
6,37からなり、テストモード信号401がアクティ
ブとされると、クロック信号501の逆相のクロック信
号322をラッチ32のクロック入力端に出力し、テス
トモード信号401がインアクティブの時(テストモー
ドでない時)は、クロック信号501の同相信号322
をラッチ32に出力するクロック信号制御回路40と、
を有している。
【0032】次に本発明の一実施例の動作について図4
および図5を参照して説明する。
【0033】本実施例において、メモリコア2、論理回
路3は、テストモードの場合以外は、従来技術と同様
に、図4に示したように動作する。
【0034】メモリ出力信号線のメモリコア2の出力端
と論理回路3の入力端では、図4に示す時間dの信号遅
延が存在する。メモリコア2も、論理回路3もクロック
信号501の立ち上りエッジに同期して動作するので、
メモリコア2から出力された読み出しデータ302は、
クロック信号501の次の立ち上りエッジでラッチ32
でラッチされ、ラッチ回路32の出力321が内部論理
回路31に送られる。
【0035】また、テスト信号401がHighレベル
で、テストモードの時は、図5に示すように、論理回路
3にメモリの読み出しデータ302は、クロック信号5
01の立ち下りエッジに同期して入力されることから、
このクロック信号501のHigh幅(tCH)、Lo
w幅(tCL)を変化させて、メモリ出力データ信号線
302のデータを入力し、読み出しデータとの期待値と
の比較を内部論理回路31あるいは半導体記憶装置1外
部で行うことにより、メモリ出力データ信号線302の
遅延時間を計測する。なお、クロック信号501のHi
gh幅、Low幅は、例えばテスト装置からクロック入
力端子51に供給するクロック信号のHigh幅、Lo
w幅を変化させることで容易に実現される。
【0036】このように、本実施例によれば、バッファ
サイズ22を小さくして、メモリデータ出力信号302
の遅延時間dをテストモードでない通常動作時のクロッ
ク信号501のサイクル時間Tに最適化した場合、この
信号遅延時間dを、内部論理回路31、メモリコア2の
動作周波数を上げずに計測することができる。
【0037】次に本発明の第2の実施の形態を図3を参
照して説明する。図3を参照すると、本発明の第2の実
施の形態は、前記第1の実施の形態のメモリコア2を他
の論理回路6に書き換えた場合を示している。論理回路
3の構成は、前記第1の実施の形態と同様とされる。
【0038】本発明の第2の実施の形態においては、す
べての論理回路3と6間のスピードを動作周波数とは分
けて計測することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。
【0040】本発明の第1の効果は、動作周波数を上げ
ずにメモリ出力データ信号の遅延スピードを計測でき
る、ということである。
【0041】その理由は次の通りである。すなわち、従
来内蔵されたメモリコアの動作スピードはクロック周波
数(Tck)でしか計測できない。本発明においては、
テストモード時にクロック信号を反転し、論理回路への
メモリ出力データの取り込みをクロック信号の例えばL
owエッジに同期させること、クロック信号のHigh
幅、Low幅を調整することで、メモリ出力データ信号
の遅延スピードを計測できるためである。
【0042】また、本発明の第2の効果として消費電力
の増大を抑止することができるということである。その
理由は、動作周波数を上げることが不要とされているた
めである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の構成を示す図であ
る。
【図4】本発明の一実施例および従来技術においてテス
トモードでない通常動作時の動作タイミングを示す図で
ある。
【図5】本発明の一実施例におけるテストモード時の動
作タイミングを示す図である。
【図6】従来技術におけるテストモード時の動作タイミ
ングを示す図である。
【図7】従来技術の構成を示す図である。
【図8】従来技術の構成の詳細を示す図である。
【符号の説明】 1 半導体記憶装置 2 メモリコア 3 論理回路 4 テストモード判定回路 5 クロックバッファ 22 バッファ 23 バッファ 31 内部論理回路 32 ラッチ 33,34,35 NANDゲート 36,37 インバータ 40 クロック制御回路 11 制御信号及びデータ信号入力端子 12 制御信号及びデータ信号出力端子 41 テストモード信号入力端子 51 クロック信号入力端子 301 メモリ制御信号、データ信号線群 302 メモリ出力データ信号線群 401 テスト信号線 501 クロック信号線 321 ラッチデータ出力信号線群
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 29/00 G01R 31/28 G01R 31/3185 G06F 11/22 310

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロック信号の所定方向の遷移エッジに同
    期して動作するメモリコアと論理回路とを含む半導体記
    憶装置において、 前記論理回路が、テストモード信号がアクティブの時、
    入力したクロック信号の逆相信号を出力し、前記テスト
    モード信号がインアクティブの時、入力したクロック信
    号の同相信号を出力するクロック信号制御回路と、 前記クロック信号の同相信号または逆相信号のエッジに
    同期して、前記メモリコアからのメモリ出力データ信号
    をラッチするラッチ回路と、 を含み、前記テストモード信号がアクティブの時、前記論理回路
    は、 前記ラッチ回路でラッチされた前記メモリ出力デー
    タを期待値と比較しパス/フェイルを判定するか、もし
    くは前記ラッチ回路でラッチされた前記メモリ出力デー
    タを出力端子から出力する、ことを特徴とする半導体記
    憶装置。
  2. 【請求項2】テストモード時に、前記クロック信号のH
    igh幅またはLow幅を変化させて、クロック周波数
    を上げることなく、前記メモリコアと前記論理回路との
    間の遅延時間を計測できるようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】クロック信号の所定方向の遷移エッジに同
    期して動作するメモリコアと論理回路とを含む半導体記
    憶装置において、前記論理回路が、 前記メモリコアからの出力データ信号
    をラッチ回路でラッチするにあたり、テストモード時以
    外には、前記クロック信号と同相信号でラッチし、テス
    トモード時には前記クロック信号の逆相信号でラッチす
    るように切替制御する手段を備え、 テストモード時に、前記クロック信号のHigh幅また
    はLow幅を変化させて、クロック周波数を上げること
    なく、前記メモリコアと前記論理回路との間の遅延時間
    を計測できるようにしたことを特徴とする半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】クロック信号の所定方向の遷移エッジに同
    期して動作する複数の論理回路を含む半導体装置におい
    て、 第1の論理回路からの出力データ信号を第2の論理回路
    でラッチするにあたり、テストモード時以外には、前記
    クロック信号と同相信号でラッチし、テストモード時に
    は前記クロック信号の逆相信号でラッチするように切替
    制御する手段を備え、 テストモード時に、前記クロック信号のHigh幅また
    はLow幅を変化させて、クロック周波数を上げること
    なく、前記論理回路間の遅延時間を計測できるようにし
    たことを特徴とする半導体装置。
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