JP2002008393A - 半導体集積回路装置およびそのアクセスタイム評価方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびそのアクセスタイム評価方法

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JP2002008393A JP2000184445A JP2000184445A JP2002008393A JP 2002008393 A JP2002008393 A JP 2002008393A JP 2000184445 A JP2000184445 A JP 2000184445A JP 2000184445 A JP2000184445 A JP 2000184445A JP 2002008393 A JP2002008393 A JP 2002008393A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体集積回路装置に内蔵されるメモリコア
のアクセスタイムを正確に効率よく評価する。 【解決手段】 外部クロック信号EXT_CLKは、第
1の信号伝達経路34,35を介して、メモリコア50
にクロック信号CLKとして伝達される。メモリコア5
0は、クロック信号CLKの活性化に応答して、読出動
作を開始する。メモリコア50から出力される読出デー
タQnは、ラッチ回路70によってラッチされる。ラッ
チタイミングを指示する外部信号EXT_LATは、第
2の信号伝達経路44,45を介してラッチ回路70に
ラッチタイミング信号LATとして伝達される。第1お
よび第2の信号伝達経路の少なくとも一方に遅延回路8
0,85を配置して、第1および第2の信号伝達経路に
よる信号遅延を同一とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
装置に関し、より特定的には、内蔵されるメモリコアの
動作遅延時間(アクセスタイム)を評価するテスト機能
を有する半導体集積回路装置およびそのアクセスタイム
評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロプロセッサをはじめとする半導
体集積回路装置においては、高性能化を図るために、デ
ータI/O幅(並列ビット数)の拡張、メモリの大容量
化および高周波動作化が進められている。
【0003】代表的には、特に高いメモリバンド幅を要
求する画像処理等の一部のアプリケーションに対応し
て、広いデータI/O幅を実現するために、ロジック部
とメモリコアであるDRAM(Dynamic Random Access
Memory)とを同一チップ上に搭載したDRAM/ロジッ
ク混載メモリが開発されている。DRAM/ロジック混
載メモリにおいては、従来のプロセッサとDRAMとの
間に存在したI/Oピンおよび外部バスを省略して、自
由度の高いデータ転送を実行可能な構成とし、DRAM
アレイ部に同時にデータ入出力可能な多数のデータI/
O線を受けて、広いデータI/O幅を実現している。
【0004】このような半導体集積回路装置を正確に動
作させるためには、メモリコアの動作遅延(アクセスタ
イム)を正確に評価する必要がある。この場合に、デー
タI/O幅の拡張とメモリの大容量化に伴って、メモリ
コアにテストを行なうための回路面積の増大およびテス
ト時間の増加が問題となる。
【0005】このような問題点を解決するために、小規
模のテスト回路で短時間にメモリコアのアクセスタイム
を評価する技術が、たとえば特開平10−21700号
公報に開示されている。以下においては、当該公報に開
示されている技術を、単に従来の技術と称する。
【0006】図30は、従来の技術に従う第1のテスト
回路の構成を示すブロック図である。
【0007】図30を参照して、従来の技術に従う第1
のテスト回路は、メモリコアに相当するテスト対象マク
ロM1と、セレクタM2と、ラッチ回路M3とを備え
る。
【0008】テスト対象マクロM1は、クロック信号C
LKに応答するタイミングで読出動作を開始し、読出デ
ータD01〜D0nを出力する。セレクタM2は、テス
ト対象マクロM1からの読出データD01〜D0nを受
けて、セレクト信号SELに対応する1個の読出データ
をラッチ回路M3に出力する。ラッチ回路M3は、テス
トクロック信号TCKの活性化タイミングに応答して、
セレクタM2の出力をラッチしてテスト出力信号TDO
として出力する。
【0009】従来の技術に従う第1のテスト回路におい
ては、クロック信号CLKの活性化タイミングからテス
トクロック信号TCKの活性化タイミングまでのタイミ
ング差を変化させて、対応するテスト出力信号TDOを
監視することによって、テスト対象マクロM1のアクセ
スタイムを評価することができる。
【0010】具体的には、当該タイミング差がテスト対
象マクロM1のアクセスタイムよりも小さい場合には、
ラッチ回路M3がセレクタM2で選択された読出データ
をラッチするタイミングにおいて、正しい読出データが
未だ伝達されていないため、テスト出力信号TDOに読
出データを出力することができない。一方、当該タイミ
ング差がテスト対象マクロM1のアクセスタイム以上で
ある場合には、ラッチ回路M3は、テスト出力信号TD
Oとして正しい読出データを出力する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図30
に示す従来の技術に従う第1のテスト回路の構成におい
ては、内部で生じるクロック信号CLKおよびテストク
ロック信号TCKの伝搬遅延の影響が考慮されていな
い。
【0012】したがって、クロック信号CLKおよびテ
ストクロック信号TCKの間の信号生成時における活性
化タイミング差でアクセスタイムを評価すれば、クロッ
ク信号CLKが外部から入力されてテスト対象マクロM
1に伝達されるまでの第1の信号遅延と、テストクロッ
ク信号TCKが外部から入力されてラッチ回路M3に伝
達されるまでの第2の信号遅延との時間差がアクセスタ
イムの評価に誤差として影響を及ぼす可能性がある。さ
らに、広いデータI/O幅に対応する場合には、セレク
タM2の回路規模が非常に大きなものになってしまう。
【0013】特に、近年においては、テスト対象マクロ
に相当するメモリコアの動作スペックは厳格化される傾
向にあり、アクセスタイムの規格値もより小さい値が要
求されるようになっている。このように、要求されるア
クセスタイムが短くなると、上記の第1および第2の信
号遅延の時間差に起因する誤差の影響は、大きくなって
しまう。
【0014】図31は、従来の技術に従う第2のテスト
回路の構成を示すブロック図である。
【0015】図31を参照して、従来の技術に従う第2
のテスト回路は、図31に示されるテスト回路と比較し
て、多入力論理ゲートM4をさらに備える点で異なる。
多入力論理ゲートM4は、テスト対象マクロM1からの
読出データD01〜D0nを受けて、これらの読出デー
タの論理演算結果をセレクタM2に出力する。これによ
り、多入力論理ゲートM4から、最も遅延時間の大きい
読出データを等価的に出力することによって、セレクタ
M2の面積を削減することができる。さらに、各読出デ
ータに対するアクセスタイムの評価が不要となるため、
アクセスタイムの評価時間が削減される。
【0016】しかしながら、上述したようなロジック/
DRAM混載メモリにこの第2のテスト回路を適用する
とすれば、広いデータI/O幅に対応して、多入力論理
ゲートM4の回路規模が非常に大きなものになってしま
う。また、アクセスタイムを評価するための読出データ
は、多入力論理ゲートM4による処理時間がさらに加わ
った後にラッチ回路M3に転送されるので、上記の第1
および第2の信号遅延の差に加えて新たな誤差要因がさ
らに加わることになる。このため、アクセスタイムの厳
格化に対応する高精度の評価を行なうことは困難であ
る。
【0017】また、ロジック/DRAM(メモリコア)
混載メモリに対しては、ロジック部とメモリコアとを一
体に動作させて、メモリコアのアクセスタイムを評価す
ることも可能である。具体的には、ロジック部がDRA
M(メモリコア)の出力に応答して動作するテストモー
ドを設定し、ロジック/DRAM混載メモリに与えられ
る外部クロック信号の周波数を変化させて、ロジック部
が正常動作をするか否かを監視すればよい。
【0018】しかしながら、この方法によれば、アクセ
スタイムの高精度な測定を実行するには、外部クロック
信号の周波数を上げる必要があり、比較的高価な高速テ
スタを用いなければメモリコアのアクセスタイムを評価
できないという問題点が生じる。
【0019】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたものであって、この発明の目的は、内蔵
されるメモリコアのアクセスタイムを正確かつ効率的に
評価可能な半導体集積回路装置およびそのアクセスタイ
ム評価方法を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の半導体集
積回路装置は、複数のデータを並列に出力する読出動作
を実行するメモリ回路と、メモリ回路から出力される複
数のデータを伝達するための複数のデータ線と、メモリ
回路に対して読出動作の開始を指示するための制御信号
をメモリ回路に伝達する第1の信号伝達経路と、制御信
号が活性化されてから所定時間経過後に活性化されるテ
ストタイミング信号に応答して、内部ノードの信号レベ
ルを取込んで保持する第1のデータラッチ回路と、テス
トタイミング信号を第1のデータラッチ回路に伝達する
第2の信号伝達経路と、複数のデータ線のうちの1本と
内部ノードとの間に配置されるデータ伝達経路と、第1
および第2の信号伝達経路の少なくとも一方に配置され
る信号遅延回路とを備える。
【0021】請求項2記載の半導体集積回路装置は、請
求項1記載の半導体集積回路装置であって、複数のデー
タ線のうちの1本は、前記複数のデータのそれぞれにつ
いての、前記メモリ回路のレイアウト設計に基づく前記
読出動作の予測所要時間に応じて定められる。
【0022】請求項3記載の半導体集積回路装置は、請
求項1記載の半導体集積回路装置であって、第2の信号
伝達回路から与えられるテストタイミング信号に応答し
て、複数のデータ線のうちの他の(N−1)本(N:2
以上の自然数)のそれぞれの信号レベルを取込んで保持
する、第2から第Nのデータラッチ回路をさらに備え
る。
【0023】請求項4記載の半導体集積回路装置は、請
求項3記載の半導体集積回路装置であって、第1から第
Nのデータラッチ回路にそれぞれ保持される複数の信号
レベル間における一致比較結果を出力するデータ比較回
路をさらに備える。
【0024】請求項5記載の半導体集積回路装置は、請
求項3または4記載の半導体集積回路装置であって、N
は2であり、複数のデータ線のうちの1本および他の1
本は、複数のデータのそれぞれについての、メモリ回路
のレイアウト設計に基づく読出動作の予測所要時間に応
じて定められる。
【0025】請求項6記載の半導体集積回路装置は、請
求項1記載の半導体集積回路装置であって、データ伝達
経路に配置され、複数のデータ線のうちの1本および他
のM本(M:自然数)のそれぞれの信号レベルの一致比
較結果を内部ノードに出力するデータ比較回路をさらに
備える。
【0026】請求項7記載の半導体集積回路装置は、請
求項6記載の半導体集積回路装置であって、Mは1であ
り、複数のデータ線のうちの1本および他の1本は、複
数のデータのそれぞれについての、メモリ回路のレイア
ウト設計に基づく読出動作の予測所要時間に応じて定め
られる。
【0027】請求項8記載の半導体集積回路装置は、複
数のデータを並列に出力する読出動作を実行するメモリ
回路と、メモリ回路から出力される複数のデータを伝達
するための複数のデータ線と、メモリ回路に対して読出
動作の開始を指示するための制御信号が活性化されてか
ら所定時間経過後に活性化されるテストタイミング信号
に応答して、複数のデータ線のうちのN本(N:2以上
の自然数)のそれぞれの信号レベルを取込んで保持す
る、N個のデータラッチ回路と、N個のデータラッチ回
路にそれぞれ保持される複数の信号レベル間における一
致比較結果を出力するデータ比較回路とを備える。
【0028】請求項9記載の半導体集積回路装置は、請
求項8記載の半導体集積回路装置であって、Nは2であ
り、複数のデータ線のうちの2本は、複数のデータのそ
れぞれについての、メモリ回路のレイアウト設計に基づ
く読出動作の予測所要時間に応じて定められる。
【0029】請求項10記載の半導体集積回路装置は、
請求項1もしくは8記載の半導体集積回路装置であっ
て、所定時間は、メモリ回路のアクセスタイムの規格値
に応じて設定される。
【0030】請求項11記載の半導体集積回路装置は、
複数のデータを並列に出力する読出動作を実行するメモ
リ回路と、メモリ回路から出力される複数のデータを伝
達するための複数のデータ線と、メモリ回路に対して読
出動作の開始を指示するための制御信号をメモリ回路に
伝達する信号伝達経路と、信号伝達経路から制御信号を
受けて、制御信号を遅延して内部タイミング信号を生成
する遅延回路と、内部テストタイミング信号に応答し
て、複数のデータ線のうちの少なくとも1本の信号レベ
ルを取込んで保持するデータラッチ回路とを備える。
【0031】請求項12記載の半導体集積回路装置は、
請求項11記載の半導体集積回路装置であって、遅延回
路における遅延時間は、メモリ回路のアクセスタイムの
規格値に基づいて設定される。
【0032】請求項13記載の半導体集積回路装置は、
請求項11記載の半導体集積回路装置であって、遅延回
路における遅延時間は、外部からのテスト制御信号に応
じて設定される。
【0033】請求項14記載のアクセスタイム評価方法
は、半導体集積回路装置に内蔵されるメモリ回路のアク
セスタイム評価方法であって、メモリ回路に対し複数の
データを並列に出力する読出動作の開始を指示するため
の制御信号を活性化するステップと、活性化された制御
信号をメモリ回路に伝達するステップと、制御信号が活
性化されてから所定時間経過後に、制御信号とは独立に
活性化される信号に応答してテストタイミング信号を活
性化するステップと、活性化されたテストタイミング信
号をラッチ回路に伝達するステップと、伝達されたテス
トタイミング信号の活性化に応答して、ラッチ回路がメ
モリ回路から出力される複数のデータのうちの少なくと
も1個を取込んで保持するステップと、制御信号および
テストタイミング信号のうちの少なくとも一方をさらに
遅延させて、メモリ回路およびラッチ回路のうちの対応
する少なくとも一方に伝達するステップとを備える。
【0034】請求項15記載のアクセスタイム評価方法
は、請求項14記載のアクセスイム評価方法であって、
ラッチ回路は、複数のデータのうちの複数個を保持し、
ラッチ回路に保持された複数個のデータ間における一致
比較結果を出力ステップをさらに備える。
【0035】請求項16記載のアクセスタイム評価方法
は、半導体集積回路装置に内蔵されるメモリ回路のアク
セスタイム評価方法であって、メモリ回路に対して読出
の開始を指示するための制御信号を活性化するステップ
と、活性化された制御信号をメモリ回路に伝達するステ
ップと、制御信号を所定時間遅延させてテストタイミン
グ信号を生成するステップと、テストタイミング信号の
活性化に応答して、メモリ回路からの読出データのうち
の少なくとも1個を取込んで保持するステップとを備え
る。
【0036】請求項17記載のアクセスタイム評価方法
は、請求項14または16記載のアクセスタイム評価方
法であって、所定時間は、メモリ回路のアクセスタイム
の規格値に応じて設定される。
【0037】
【発明の実施の形態】以下において、図面を参照して本
発明の実施の形態について詳しく説明する。なお、図中
における同一符号は同一または相当部分を示すものとす
る。
【0038】[信号遅延がアクセスタイム評価に及ぼす
影響]図1は、半導体集積回路装置における信号遅延が
アクセスタイム評価に及ぼす影響を説明するためのブロ
ック図である。
【0039】図1を参照して、ロジック/DRAM混載
メモリである半導体集積回路装置100は、256ビッ
トのデータI/O幅を有するメモリコア50と、ロジッ
ク部60とを備える。
【0040】半導体集積回路装置100は、さらに、デ
ータ入力端子12、クロック入力端子14、データ出力
端子群16,18、テストデータ入力端子20、テスト
モード入力端子22、テスト信号入力端子24、および
テストデータ出力端子26を備える。
【0041】半導体集積回路装置100は、さらに、こ
れらの端子にそれぞれ対応して、入力バッファ32,ク
ロックバッファ34、出力バッファ群36,38、テス
ト入力バッファ40、セレクタ47、および信号バッフ
ァ44を備える。
【0042】クロックバッファ34は、外部クロック信
号EXT_CLKを受けて、クロック信号CLKを生成
する。クロック信号CLKは、ロジック部60およびメ
モリコア50に伝達される。
【0043】図示しないが、ロジック部60は、外部ク
ロック信号EXT_CLKの活性化タイミングにおい
て、コマンド制御信号を取り込み、これらのコマンド制
御信号に基づいて、メモリコア50にコマンドを指示す
るための内部制御信号を生成する。メモリコア50は、
クロック信号CLKの活性化エッジに応答してこれらの
内部制御信号を取込み、これらの内部制御信号に応じた
コマンドを実行するまず、メモリコア50からのデータ
出力について説明する。
【0044】ロジック部60が外部から入力されたリー
ドコマンドを反映した内部制御信号を生成すると、メモ
リコア50は、クロック信号CLKの活性化タイミング
において、内部制御信号を取込み、リードコマンドに対
応する読出動作を実行する。したがって、メモリコア5
0において読出動作が開始されるタイミングは、外部ク
ロック信号EXT_CLKの活性化タイミングと、クロ
ックバッファ34および信号配線35から形成される第
1の信号伝達経路で生じる信号遅延とによって規定され
る。
【0045】読出動作が実行されると、メモリコア50
は、複数のデータを並列に出力する。本実施の形態にお
いては、メモリコア50は、256個の読出データQ0
〜Q255を並列に出力するものとする。通常時におい
ては、これらの読出データは、ロジック部60および出
力バッファ群36を経由して、データ出力端子群16か
らデータEXT_Q0〜EXT_Q255として出力さ
れる。一方、テストモード時においては、メモリコア5
0から読出データを直接外部に出力するテスト経路が形
成され、出力バッファ群38を介してデータ出力端子群
18により、データDMA_Q0〜DMA_Q255と
して出力される。
【0046】テスト信号入力端子24には、アクセスタ
イム等のAC特性の測定に使用されるテストタイミング
信号EXT_LATが外部から入力される。信号バッフ
ァ44は、外部からのテストタイミング信号EXT_L
ATを受けて、ラッチタイミング信号LATを生成す
る。アクセスタイム評価等を行なうテスト動作時におい
て、テストタイミング信号EXT_LATおよび外部ク
ロック信号EXT_CLKは、メモリテスタ等によって
外部から供給されるものとする。
【0047】図2は、ラッチ回路70の構成例を示す回
路図である。図2を参照して、ラッチ回路70は、入力
ノードDのデータをノードNaに出力するためのトラン
スファゲートTG10と、ノードNaの信号レベルを反
転するインバータIV10と、インバータIV10の出
力レベルを反転するインバータIV15と、インバータ
IV15の出力信号をノードNaに伝達するトランスフ
ァゲートTG15とを含む。トランスファゲートTG1
0およびTG15は、タイミング制御ノードの信号レベ
ルTに応答して相補的にオン・オフする。
【0048】タイミング制御ノードの信号レベルTがL
レベルである場合には、トランスファゲートTG10お
よびTG15は、それぞれオンおよびオフする。したが
って、インバータIV10およびIV15によるラッチ
機能は発揮されず、トランスファゲートTG10によっ
て入力ノードDのデータが出力ノードQにスルーされ
て、ラッチ回路70から出力される。
【0049】一方、タイミング制御ノードの信号レベル
TがHレベルである場合には、トランスファゲートTG
15およびTG10はそれぞれオンおよびオフする。こ
れにより、入力ノードDとノードNaとが切り離される
とともに、トランスファゲートTG15のオンにより、
インバータIV10およびIV15は、ラッチ回路とし
て動作する。したがって、ラッチ回路70は、タイミン
グ制御ノードTの信号レベルがHレベルに変化したタイ
ミングにおける、入力ノードDの信号レベルをラッチす
る。
【0050】再び図1を参照して、ラッチ回路70は、
並列に読出される256個の読出データのうちの1個で
あるQn(n:0〜255の整数)入力ノードDに受け
る。タイミング制御ノードTには、ラッチタイミング信
号LATが入力される。したがって、ラッチ回路70の
ラッチタイミングは、テストタイミング信号EXT_L
ATの活性化タイミングと、信号バッファ44および信
号配線45から形成される第2の信号伝達経路で生じる
信号遅延とによって規定される。ラッチ回路70の出力
は、信号バッファ46を介してテストデータ出力端子2
6からテスト出力データEXT_QnLTとして出力さ
れる。
【0051】一方、データ入力に関して説明すると、通
常動作時においては、データ入力端子12から入力され
る入力データEXT_QINが、入力バッファ32を介
してロジック部60によってメモリコア50に書込まれ
る。一方、テスト動作時においては、テストデータ入力
端子20から入力されるテスト入力データTST_DI
Nがテスト入力バッファ40を介してメモリコア50に
入力される。データ入力に関する、通常動作時とテスト
動作時との切換はセレクタ47によって行なわれる。セ
レクタ47は、テストモード入力端子22に入力される
テストモード信号TSTMDの信号レベルに応じて、ロ
ジック部60およびテスト入力バッファ40のいずれか
一方が出力するデータをメモリコア50に書込データと
して伝達する。なお、図1においては表記上の都合によ
り、データ入力端子12およびクロック入力端子14を
単数のピンとして示しているが、データ入力について
も、データ出力と同様に、複数のデータを並列に取り扱
うことが可能であるものとする。
【0052】図3は、半導体集積回路装置100におけ
るアクセスタイムの評価を説明する第1のタイミングチ
ャートである。
【0053】図3を参照して、時刻t0において、外部
クロック信号EXT_CLKがメモリテスタ等によって
活性化され、アクセスタイムを評価するためのリードコ
マンドが半導体集積回路装置100に取込まれる。外部
クロック信号EXT_CLKは、クロックバッファ34
および信号配線35から形成される第1の信号伝達経路
を介して、クロック信号CLKとしてメモリコア50に
伝達される。メモリコア50のクロック入力ノードNc
においては、時刻t0から第1の信号伝達経路の信号遅
延に相当するΔtdCLK経過後の時刻t1において、
クロック信号CLKが活性化される。
【0054】時刻t1において、リードコマンドはメモ
リコア50に伝達され、メモリコア50の読出動作が開
始される。これに対応する読出データのデータレベルQ
Onが時刻trに出力される。この場合に、読出動作開
始から読出データ出力までの所要時間、すなわち時刻t
1から時刻trまでの間が、メモリコア50のアクセス
タイムtacと定義される。
【0055】なお、以下においては、アクセスタイムの
評価のためのリードコマンドに対応して読出される各読
出データのデータレベルをQOnで示し、当該リードコ
マンド入力前における各読出データのデータレベルは、
QOnの相補データである/QOnであるものとする。
【0056】一方、時刻t0からテストタイミング差T
dex経過後の時刻t2において、メモリテスタ等によ
ってテストタイミング信号EXT_LATが活性化され
る。これに応答して、ラッチ回路70のタイミング制御
ノードに相当するNt点においては、時刻t2から第2
の信号伝達経路の信号遅延に相当するΔtdLAT経過
後の時刻t3において、ラッチタイミング信号LATが
活性化される。
【0057】時刻t3において、ラッチ回路70は、読
出データQnの信号レベルをラッチする。したがって、
図3に示されるように、読出データが出力される時刻t
rより前に、Nt点においてラッチタイミング信号LA
Tが活性化された場合には、ラッチデータQnLATの
データレベルは/QOnであり、時刻t0に入力された
リードコマンドに対応するデータレベルQOnは出力さ
れない。これは、ノードNcにおけるクロック信号CL
Kの活性化タイミングとノードNtにおけるラッチタイ
ミング信号LATの活性化タイミングとのタイミング差
Tdinが、アクセスタイムtacよりも短いことを意
味する。
【0058】図4は、半導体集積回路装置100におけ
るアクセスタイムの評価を説明する第2のタイミングチ
ャートである。
【0059】図4を参照して、時刻t0に外部クロック
信号EXT_CLKが活性化され、時刻t1においてN
c点におけるクロック信号CLKが活性化され、さらに
これに応答してアクセスタイムtac経過後の時刻tr
において、リードコマンドに対応するデータレベルQO
nが読出データQnに現れる点は、図3の場合と同様で
ある。
【0060】図4の場合においては、テストタイミング
信号EXT_LATが活性化されるタイミングである時
刻t2が、図3の場合よりも遅い。すなわち、メモリテ
スタ等によって、外部クロック信号EXT_CLKを活
性化してから、その後にテストタイミング信号EXT_
LATを活性化するまでのテストタイミング差Tdex
が、図3の場合よりも長い。信号遅延ΔtdCLKおよ
びΔtdLATは、図1の場合と同様であるので、クロ
ック信号CLK(ノードNc)とラッチタイミング信号
LAT(ノードNt)とのタイミング差Tdinも、図
3の場合よりも長くなる。
【0061】図4には、タイミング差Tdin=tac
の場合が示されており、ラッチ回路70は、リードコマ
ンドに対応するデータレベルQOnをラッチすることが
できる。したがって、ラッチ回路70の出力データQn
LAT、すなわちテスト出力データEXT_QnLTの
データレベルは、QOnとなる。タイミング差Tdin
>tacの場合においても、テスト出力データEXT_
QnLTのデータレベルは、図4の場合と同様であり、
テスト出力データの挙動は、Tdin<tacの場合
(図3)と、Tdin≧tacの場合(図4)との2通
りに分類される。したがって、メモリテスタ等によって
テストタイミング差Tdexを変化させ、これに対応す
るテスト出力データのデータレベルを監視することによ
って、アクセスタイムtacを評価することができる。
【0062】しかしながら、図3および図4に示したク
ロック信号系の信号遅延ΔtdCLKとタイミング信号
系の信号遅延ΔtdLATとの間に差異がある場合に
は、テストタイミング差Tdexは、実際に半導体集積
回路装置内部においてアクセスタイムtacと比較され
るべきタイミング差Tdinと異なってしまう。このた
め、外部から与えられるテストタイミング差Tdexに
よって、アクセス時間tacを評価すると、上記した信
号遅延の差異が誤差として影響するため、高精度の評価
を行なうことが困難である。
【0063】[実施の形態1]図5は、本発明の実施の
形態1に従う半導体集積回路装置110の構成を示すブ
ロック図である。
【0064】図5を参照して、半導体集積回路装置11
0は、図1に示される半導体集積回路装置100と比較
して、遅延回路80および85をさらに備える点で異な
る。遅延回路80は、クロックバッファ34とメモリコ
ア50との間の信号配線35上に設けられる。遅延回路
85は、信号バッファ44とラッチ回路70との間の信
号配線45上に設けられる。詳細は後ほど説明するが、
これらの遅延回路80および85は必ずしも両方必要で
はなく、必要に応じていずれか一方を省略可能である。
半導体集積回路装置110のその他の構成部分について
は、半導体集積回路装置100と同様であるので、説明
は繰り返さない。
【0065】図6は、遅延回路80および85の構成例
を示す回路図である。図6を参照して、遅延回路80
は、N1個(N1:自然数)の信号バッファを有する。
同様に、遅延回路85は、N2個(N2:自然数)の信
号バッファを有する。遅延回路80および85における
遅延時間は、これらの信号バッファの段数N1およびN
2によって調整される。
【0066】図7は、半導体集積回路装置110におけ
るアクセスタイムの測定を説明する第1のタイミングチ
ャートである。
【0067】図7を参照して、時刻t0において外部ク
ロック信号EXT_CLKが活性化されてリードコマン
ドが半導体集積回路装置110に取込まれると、これに
対応して時刻t1において、メモリコア50のクロック
入力ノードNcにおいてクロック信号CLKが活性化さ
れる。これに対応して、メモリコア50の読出動作が開
始され、時刻trにおいて、リードコマンドに対応する
読出データQOnがメモリコア50から出力される。
【0068】半導体集積回路装置110においては、時
刻t0と時刻t1との間の時間差は、クロック信号系の
本来の信号遅延ΔtdCLKと遅延回路80によって強
制的に付加される遅延時間Δtdcとの和に相当するΔ
Tdである。
【0069】一方、時刻t2においてテストタイミング
信号EXT_LATが活性化され、これに応答して、時
刻t3において、ラッチ回路70のタイミング制御ノー
ドNtにおいてラッチタイミング信号LATが活性化さ
れる。
【0070】半導体集積回路装置110においては、時
刻t2と時刻t3との間の時間差、すなわちタイミング
信号系の本来の信号遅延ΔtdLATと遅延回路85に
よって強制的に付加される遅延時間Δtdlとの和が、
時刻t0と時刻t1との間の時間差ΔTdと等しくなる
ように、遅延回路80および85の遅延時間は調整され
る。
【0071】したがって、クロック信号系の信号遅延Δ
tdCLKがタイミング信号系の信号遅延ΔtdLAT
よりも大きい場合には、遅延回路85のみを設けて、Δ
tdLAT(ΔTd)がクロック信号系の配線遅延Δt
dCLKと等しくなるように遅延回路85の信号バッフ
ァの段数N2を調整すればよい。反対に、タイミング信
号系の信号遅延ΔtdLATがクロック信号系の信号遅
延ΔtdCLKよりも大きい場合には、遅延回路80の
みを設けて、信号遅延ΔtdCLKと遅延回路の遅延時
間Δtdcとの和がΔtdLAT(ΔTd)となるよう
に遅延回路80の信号バッファの段数N1を調整すれば
よい。また、クロック信号系とテスト信号系との両方に
遅延回路80および85をそれぞれ設けて、両者の遅延
時間の差をより少なくするように調整することも可能で
ある。
【0072】このように、クロック信号系(EXT_C
LK,CLK)の信号遅延およびタイミング信号系(E
XT_LAT,LAT)の信号遅延を、上記の遅延時間
ΔTdに揃えることによって、半導体集積回路装置11
0内部におけるクロック信号CLK(ノードNc)とラ
ッチタイミング信号LAT(ノードNt)との活性化タ
イミング差Tdinは、外部から設定されるテストタイ
ミング差Tdexと等しくなる。これにより、外部信号
のタイミング差Tdexによって、メモリコア50のア
クセスタイムtacを直接正確に測定することが可能に
なる。
【0073】図7においては、Tdex(=Tdin)
<tacの場合が示されており、テストタイミング差T
dexが、アクセスタイムtacよりも短い場合の測定
結果を示す。この場合には、テスト出力データEXT_
QnLTには、リードコマンドに対応するデータレベル
QOnは出力されない。
【0074】図8は、半導体集積回路装置110におけ
るアクセスタイムの測定を説明するための第2のタイミ
ングチャートである。
【0075】図8においては、Tdex(=Tdin)
=tacの場合が示される。このような場合には、ラッ
チ回路70は、ラッチタイミング信号LATが活性化さ
れる時刻t3において、読出データQnをラッチするこ
とにより、テスト出力データEXT_QnLTは、時刻
t0において入力されたリードコマンドに対応するデー
タレベルQOnを出力することができる。Tdex(=
Tdin)>tacの場合においても、テスト出力デー
タEXT_QnLTのデータレベルは、図8の場合と同
様であり、テスト出力データの挙動は、Tdex(=T
din)<tacの場合(図7)と、Tdex(=Td
in)≧tacの場合(図8)との2通りに分類され
る。
【0076】したがって、メモリテスタ等によってテス
トタイミング差Tdexを変化させ、これに対応するテ
スト出力データのデータレベルを監視することによっ
て、アクセスタイムtacを直接、正確に評価すること
ができる。すなわち、テストタイミング差Tdexを徐
々に変化させて、図8に示されるようなテスト出力デー
タを得ることができる最小のテストタイミング差Tde
xがメモリコア50のアクセスタイムtacに相当す
る。また、テストタイミング差Tdexをメモリコア5
0のアクセスタイムの規格値に設定すれば、これに対応
するテスト出力データを監視することで、メモリコア5
0がアクセスタイムの規格値を満足しているか否かを、
簡易にチェックできる。
【0077】図9は、実施の形態1に従うアクセスタイ
ムの評価方法を示すフローチャートである。
【0078】図9を参照して、アクセスタイムの評価テ
ストが開始されると(ステップS100)、アクセスタ
イムの評価のために生成されるリードコマンドを半導体
集積回路装置110に取込むために外部クロック信号E
XT_CLKが活性化される(ステップS110)。外
部クロック信号EXT_CLKに基づいてクロック院号
CLKが生成され、メモリコアに伝達され(ステップS
120)、クロック信号CLKの活性化に応答して、メ
モリコア50の読出動作が開始される(ステップS13
0)。
【0079】外部クロック信号EXT_CLKの活性化
(ステップS110)からテストタイミング差Tdex
経過後に、テストタイミング信号EXT_LATが活性
化される(ステップS140)。テストタイミング信号
EXT_LATに基づいてラッチタイミング信号LAT
が生成されて、ラッチ回路70に伝達される(ステップ
S150)。ラッチタイミング信号LATがラッチ回路
70に伝達されたタイミングにおいて、ラッチ回路70
は、メモリコア50が出力する読出データのデータレベ
ルをラッチする(ステップS160)。
【0080】クロック信号系(EXT_CLK,CL
K)およびタイミング信号系(EXT_LAT,LA
T)の少なくとも一方をさらに強制的に遅延することに
よって(ステップS200)、両信号系の信号遅延は同
一とされる。すなわち、ステップS110〜S130の
経過時間と、ステップS140〜160の経過時間と
は、同一値ΔTdに調整される。
【0081】クロック信号系の信号遅延ΔtdCLKが
タイミング信号系の信号遅延ΔtdLATよりも大きい
場合には、ステップS220のみを設けて、ΔTdがク
ロック信号系の配線遅延ΔtdCLKと等しくなるよう
調整すればよい。反対に、タイミング信号系の信号遅延
ΔtdLATがクロック信号系の信号遅延ΔtdCLK
よりも大きい場合には、ステップS210のみを設け
て、信号遅延ΔtdCLKと遅延回路の遅延時間Δtd
cとの和がΔtdLAT(=ΔTd)となるように調整
すればよい。また、ステップ210およびS220の両
方を設けて、両信号系の遅延時間の差をより少なくする
ように調整することも可能である。
【0082】このように、両信号系の信号遅延を同一と
すれば、ラッチ回路70でラッチされた読出データのデ
ータレベルを出力することによってテストタイミング差
Tdexからアクセスタイムtacを直接評価して(ス
テップS170)、アクセスタイムの評価テストを完了
することができる(ステップS190)。
【0083】[実施の形態2]図10は、本発明の実施
の形態2に従う半導体集積回路装置120の構成を示す
ブロック図である。
【0084】図10を参照して、半導体集積回路装置1
20は、メモリコア50からの読出データのうちの複数
個をラッチ回路を介して出力する点を特徴とする。図1
0においては、2個の読出データをアクセスタイム評価
の対象とする場合が例示され、半導体集積回路装置12
0は、図5に示される半導体集積回路装置110と比較
メモリコア50の読出データの他の1ビットに対応して
設けられる、ラッチ回路75、テスト出力バッファ48
およびテストデータ出力端子28をさらに備える点で異
なる。図10においては、一例として、読出データQ2
55に対してラッチ回路75が新たに配置される構成を
示している。
【0085】ラッチ回路75は、読出データQ255を
入力ノードDに受けて、ラッチ回路70と共通のラッチ
タイミング信号LATによって制御される。テスト出力
バッファ48は、ラッチ回路75の出力をテスト出力ピ
ン28に伝達し、テスト出力ピン28には、テスト出力
データEXT_Q255LTが生成される。
【0086】ここで、メモリコア50からラッチ回路を
経由したテスト出力の対象となる2個の読出データを、
アクセスタイムが最速のものと最遅のものとすることに
よって、アクセスタイムの測定を効率的に行なうことが
できる。具体的には、メモリコア内におけるデータ線の
配線経路の差異等によって、読出データQ0〜Q255
においてアクセスタイムの速いものと遅いものとは、設
計段階でシミュレーション等を行なうことにより予測可
能である。したがって、設計段階で予測されるアクセス
タイムが最速および最遅の読出データを選択して、テス
ト出力の対象とすればよい。以下、本明細書において
は、読出データQ255を予測アクセスタイムが最速の
データであり、読出データQnを予測アクセスタイムが
最遅のデータであるものと仮定する。
【0087】図11、12および13は、それぞれ、半
導体集積回路装置120におけるアクセスタイムの測定
を説明するための第1、第2および第3のタイミングチ
ャートである。
【0088】図11を参照して、時刻t0において外部
クロック信号EXT_CLKが活性化されてリードコマ
ンドが半導体集積回路装置120に取込まれると、これ
に対応して時刻t1において、メモリコア50のクロッ
ク入力ノードNcにおいてクロック信号CLKが活性化
される。これに対応して、メモリコア50の読出動作が
開始され、時刻traおよびtrbにおいて、リードコ
マンドに対応するデータレベルQOnが、読出データQ
255およびQnにそれぞれ現れる。したがって、読出
データQ255に対応するアクセスタイムはtac25
5で示され、読出データQnに対応するアクセスタイム
はtacnで示される。
【0089】時刻t2において、テストタイミング信号
EXT_LATが活性化され、ΔTd経過後の時刻t3
においてラッチ回路70および75のタイミング制御ノ
ード(Nt)において、ラッチタイミング信号LATが
活性化される。時刻t3におけるデータQnおよびQ2
55の信号レベルは、ラッチ回路70および75によっ
て、ラッチデータQnLATおよびQ255LATとし
てそれぞれラッチされ、テスト出力データEXT_Qn
LTおよびEXT_Q255LTとしてそれぞれ出力さ
れる。
【0090】実施の形態1で説明したように、遅延回路
80および85の少なくとも一方の作用によって、クロ
ック信号系の信号遅延とタイミング信号系の信号遅延と
がΔTdに揃えられているので、テストタイミング差T
dexによって、メモリコア50のアクセスタイムを直
接評価できる。
【0091】図11においては、Tdex(=Tdi
n)<tacn、かつTdex(=Tdin)<tac
255の場合を示している。この場合においては、ラッ
チデータQ255LATおよびQnLATのデータレベ
ルは、/QOnから変化しない。
【0092】図12においては、外部信号タイミング差
Tdexを変化させることにより、Tdex(=Tdi
n)=tac255、かつTdex(=Tdin)<t
acnとなった場合を示している。この場合において
は、ラッチデータQ255LATのレベルは、/QOn
からリードコマンドに応答するデータレベルQOnに変
化するが、ラッチデータQnLATのデータレベルは、
/QOnから変化しない。
【0093】テスト出力データEXT_QnLTおよび
EXT_Q255LTによって監視されるラッチデータ
QnLAT,Q255LATが、図12のような挙動を
示す場合には、テストタイミング差Tdexは、最速に
アクセス可能な読出データに対応するアクセスタイムt
ac255よりは長いが、アクセスが最遅の読出データ
に対するアクセス時間tacnよりは短いことを示して
いる。
【0094】図13においては、テストタイミング差T
dexをさらに大きくして、Tdex(=Tdin)=
tacnおよびTdex(=Tdin)>tac255
となった場合を示している。この場合においては、ラッ
チデータQ255LATおよびQnLATの両方のデー
タレベルは、リードコマンドに対応するデータレベルQ
Onに変化する。テスト出力データEXT_QnLTお
よびEXT_Q255LTによって監視されるラッチデ
ータQnLAT,Q255LATが、図13のような挙
動を示す場合には、テストタイミング差Tdexが、ア
クセスが最遅の読出データに対するアクセス時間tac
n以上であることを示している。
【0095】このように、実施の形態1で説明したアク
セスタイムの評価を複数個の読出データに適用すること
ができる。図10においては、読出データのうちの2個
について、アクセスタイムを評価する構成を説明した
が、ラッチ回路をさらに設けることによって、任意の複
数個の読出データについて、アクセスタイムを評価する
ことができる。
【0096】さらに、評価の対象となる読出データを、
設計段階で予測されるアクセスタイムに応じて決定する
ことにより、少ない個数の読出データを用いて、並列に
複数の読出データを出力するメモリコアのアクセスタイ
ムを効率的に評価することができる。
【0097】[実施の形態3]図14は、本発明の実施
の形態3に従う半導体集積回路装置130の構成を示す
ブロック図である。
【0098】図14を参照して、半導体集積回路装置1
30は、図5に示す半導体集積回路装置110と比較し
て、データ比較回路90をさらに備える点で異なる。デ
ータ比較回路90は、メモリコア50の出力するデータ
のうちの2個、図13においては代表的にQnとQ25
5とを比較して、データレベルの一致比較結果を比較結
果信号CMPとして出力する。データ比較回路90は、
読出データQnおよびQ255の信号レベルが一致する
場合は、比較結果信号CMPをHレベルに設定し、両者
が不一致の場合には、比較結果信号CMPをLレベルに
設定する。
【0099】データ比較回路90が出力する比較結果信
号CMPは、ラッチ回路70の入力ノードDに伝達され
る。ラッチ回路70をはじめとする半導体集積回路装置
130の他の部分の構成および動作については、既に説
明したとおりであるので説明は繰返さない。データ一致
比較の対象となる読出データQnおよびQ255につい
ても、すでに説明したとおりであるので説明は繰り返さ
ない。
【0100】図15、図16および図17は、それぞ
れ、半導体集積回路装置130におけるアクセスタイム
の測定を説明する第1、第2および第3のタイミングチ
ャートである。
【0101】図15を参照して、時刻t0において外部
クロック信号EXT_CLKが活性化されてリードコマ
ンドが半導体集積回路装置130に取込まれると、これ
に対応して時刻t1において、メモリコア50のクロッ
ク入力ノードNcにおいてクロック信号CLKが活性化
される。これに対応して、メモリコア50の読出動作が
開始され、時刻traおよびtrbにおいて、リードコ
マンドに対応する読出データレベルQOnが、読出デー
タQ255およびQnにそれぞれ現れる。したがって、
読出データQ255に対応するアクセスタイムはtac
255で示され、読出データQnに対応するアクセスタ
イムはtacnで示される。
【0102】これに対応して、比較結果信号の信号レベ
ルも、時刻tra′および時刻trb′において、Hレ
ベル→Lレベルおよび、Lレベル→Hレベルにそれぞれ
変化する。リードコマンドに対応する読出データが現れ
る時刻tra,trbと、比較結果信号の信号レベルが
変化する時刻tra′,時刻trb′との間の時間差
は、データ比較回路90の一致比較動作時間Δtcmp
に相当する。
【0103】時刻t2において、テストタイミング信号
EXT_LATが活性化され、ΔTd経過後の時刻t3
においてラッチ回路70のタイミング制御ノード(N
t)において、ラッチタイミング信号LATが活性化さ
れる。時刻t3における比較結果信号CMPの信号レベ
ルは、ラッチ回路70によってラッチされ、テスト出力
データEXT_QLTとして出力される。
【0104】図15においては、Tdex(=Tdi
n)<tac255+ΔtcmpおよびTdex(=T
din)<tacn+Δtcmpの場合が示されてお
り、テストタイミング信号が活性化される時刻t2以降
おいては、テスト出力データEXT_QLTのデータレ
ベルはHレベルのままで変化しない。
【0105】図16には、テストタイミング差Tdex
を調整して、Tdex(=Tdin)=tac255+
Δtcmp、かつTdex(=Tdin)<tacn+
Δtcmpとなった場合が示される。この場合には、テ
スト出力データEXT_QLTのデータレベルは、時刻
t2以降において、Hレベル→Lレベルに変化し、変化
後のLレベルが維持される。
【0106】図17においては、テストタイミング差を
さらに拡大して、Tdex(=Tdin)>tac25
5+Δtcmp、かつTdex(=Tdin)=tac
n+ΔtcmpTdex>tac255となった場合が
示される。この場合においては、テスト出力データEX
T_QLTのデータレベルは、時刻t2以降において、
時刻tra′において一旦Lレベルに変化した後、時刻
trb′(t3a)において再びHレベルに復帰し、そ
れ以降においては、Hレベルが維持される。
【0107】このように、半導体集積回路装置130に
おいては、複数個の読出データに対するアクセスタイム
の評価を少ない個数のテスト出力データの監視によって
実行することができる。これにより、アクセスタイム評
価時の使用ピン数を削減して、同時並列に評価可能なメ
モリコアの個数を増やすことができる。
【0108】また、半導体集積回路装置120と比較し
て、複数個の読出データに対するアクセスタイムの評価
を共通に設けられるラッチ回路によって実行できるとい
う効果も生じる。
【0109】なお、半導体集積回路装置130の構成に
おいては、データ比較回路90の処理時間Δtcmpを
含んだアクセスタイムを評価することになるが、たとえ
ば、評価対象とする読出データを予測アクセスタイムが
最速および最遅の読出データの2個とする等、設計段階
で予測されるアクセスタイムに応じて評価対象となるデ
ータの個数を絞り込めば、処理時間Δtcmpを小さく
抑えることができる。
【0110】あるいは、処理時間Δtcmpを遅延回路
85に盛込むことで、処理時間Δtcmpを含まずにア
クセスタイムを評価することも可能である。
【0111】[実施の形態4]図18は、実施の形態4
に従う半導体集積回路装置140の構成を示すブロック
図である。
【0112】図18を参照して、半導体集積回路装置1
40は、図10に示される半導体集積回路装置120と
比較して、ラッチ回路70および75の出力を比較する
データ比較回路90をさらに備える点で異なる。データ
比較回路90は、ラッチ回路70および75がそれぞれ
ラッチするラッチデータQnLATおよびQ255LA
Tの一致比較結果を比較結果信号CMPとして出力す
る。データ比較回路90は、読出データQnおよびQ2
55の信号レベルが一致する場合は、比較結果信号CM
PをHレベルに設定し、両者が不一致の場合には、比較
結果信号CMPをLレベルに設定する。
【0113】データ比較回路90を備えることにより、
半導体集積回路装置140は、ラッチ回路70および7
5のそれぞれの出力ではなく、両者の比較結果のみをテ
スト出力データEXT_CMPとしてテストデータ出力
端子26から出力する。
【0114】半導体集積回路装置140のその他の部分
の構成および動作は、図10に示される半導体集積回路
装置120と同様であるので、説明は繰り返さない。
【0115】このような構成とすることにより、アクセ
スタイム評価時の使用ピン数を削減して、同時並列に評
価可能なメモリコアの個数を増やすことができる。
【0116】図19、図20および図21は、半導体集
積回路装置140におけるアクセスタイムの測定を説明
する第1、第2および第3のタイミングチャートであ
る。
【0117】図19を参照して、外部クロック信号EX
T_CLKおよびテストタイミング信号EXT_LAT
に応答して、ラッチ回路70および75がそれぞれ出力
するラッチデータQnLATおよびQ255LATは、
図11の場合と同様であるので説明は繰返さない。
【0118】なお、半導体集積回路装置140において
は、データ比較回路90をラッチ回路70,75の後段
に配しているので、実施の形態3の場合とは異なって、
データ比較回路90の処理時間Δtcmpが、テストタ
イミング差に基づくアクセスタイムの評価に影響を及ぼ
すことがない。したがって、テストタイミング差Tde
xによって、アクセスタイムを直接、正確に評価でき
る。
【0119】図19においては、Tdex(=Tdi
n)<tacnおよびTdex(=Tdin)<tac
255の場合を示されており、テストタイミング信号E
XT_LATが入力される時刻t2以降においては、テ
スト出力データEXT_CMPは、Hレベルのまま変化
しない。
【0120】図20においては、外部信号タイミング差
Tdexを変化させることにより、Tdex(=Tdi
n)=tac255かつTdex(=Tdin)<ta
cnとなった場合を示している。この場合においては、
テスト出力データEXT_CMPのデータレベルは、時
刻t2以降において、Hレベル→Lレベルに変化し、変
化後のLレベルが維持される。テスト出力データEXT
_CMPが、図20のような挙動を示す場合には、テス
トタイミング差Tdexは、最速にアクセス可能な読出
データに対応するアクセスタイムtac255よりは長
いが、アクセスが最遅の読出データに対するアクセス時
間tacnよりは短いことを示している。
【0121】図21においては、テストタイミング差T
Dexをさらに大きくして、Tdex(=Tdin)=
tacnおよびTdex(=Tdin)>tac255
となった場合を示している。この場合においては、テス
ト出力データEXT_CMPのデータレベルは、時刻t
2以降において、時刻traにおいて一旦Lレベルに変
化した後、時刻trb(t3)において再びHレベルに
復帰し、それ以降においては、Hレベルが維持される。
テスト出力データEXT_CMPが、図21のような挙
動を示す場合には、テストタイミング差Tdexが、ア
クセスが最遅の読出データに対するアクセス時間tac
n以上であることを示している。
【0122】このような構成とすることにより、実施の
形態2で説明したのと同様のアクセスタイムの測定を、
監視が必要なデータ数を削減して実行することができ
る。これにより、アクセスタイム測定時に必要なピン数
も減少するので、これに応じて、同時並列にアクセスタ
イムを測定可能な半導体集積回路装置の個数を増加させ
ることができる。
【0123】図22は、実施の形態4に従うアクセスタ
イムの評価方法を示すフローチャートである。
【0124】図22を参照して、アクセスタイムの評価
テストの開始(ステップS100)から、ラッチタイミ
ング信号LATがラッチ回路に伝達される(ステップS
150)までのステップおよび、クロック信号系(EX
T_CLK,CLK)およびタイミング信号系(EXT
_LAT,LAT)の信号遅延を同一に調整するための
ステップ(ステップS200)の実行については、図9
で説明したとおりであるので、詳細な説明は繰り返さな
い。
【0125】ラッチタイミング信号LATがラッチ回路
70に伝達されたタイミングにおいて、ラッチ回路70
は、メモリコア50が出力する読出データのデータレベ
ルをラッチする(ステップS160)。
【0126】実施の形態4に従うアクセスタイムの評価
方法においては、ラッチタイミング信号LATは、並列
に配置される複数のラッチ回路に同時に伝達され、これ
らのラッチ回路は、複数個の読出データをラッチする
(ステップS160′)。ラッチされた複数個の読出デ
ータは、データ比較回路90で一致比較される(ステッ
プS180)。データ比較回路90が生成する比較結果
信号CMPを、テスト出力データとして外部に取り出し
て評価することにより(ステップS185)、監視が必
要なテスト出力データを削減して、アクセスタイムの評
価テストを完了することができる(ステップS19
0)。
【0127】[実施の形態4の変形例]図23は、実施
の形態4の変形例に従う半導体集積回路装置150の構
成を示すブロック図である。
【0128】図23を参照して、半導体集積回路装置1
50は、図17に示される半導体集積回路装置140と
比較して、遅延回路80および85を具備しない点で異
なる。その他の点については、半導体集積回路装置14
0と同様であるので、説明は繰り返さない。
【0129】既に説明したように、実施の形態4に従う
半導体集積回路装置の構成においては、データ比較回路
をラッチ回路の後段に配することにより、複数の読出デ
ータと対象とするアクセスタイムの評価を高精度に実行
することができる。したがって、これまで説明したクロ
ック信号系の本来の信号遅延ΔtdCLKとラッチタイ
ミングに関するテスト信号系の本来の信号遅延ΔtdL
ATとの間の差異が十分に小さい場合においては、遅延
回路80および85をさらに設けることなく、半導体集
積回路装置150の構成によって、アクセスタイムを高
精度に測定することが可能となる。
【0130】[実施の形態5]図24は、本発明の実施
の形態5に従う半導体集積回路装置160の構成を示す
ブロック図である。
【0131】図24を参照して、半導体集積回路装置1
60は、図5に示された半導体集積回路装置110と比
較して、データのラッチタイミングを指定するテストタ
イミング信号EXT_LATを外部から入力する必要が
ない点が異なる。したがって、これに対応するテスト信
号入力端子24、信号バッファ44および信号配線45
が省略される。さらに、遅延回路80および85に代え
て、遅延回路95のみが、メモリコア50のクロック入
力ノードNcとラッチ回路70のタイミング制御ノード
Ntとの間に設けられる。遅延回路95は、メモリコア
50のクロック入力ノードNcに伝達されるクロック信
号CLKを遅延して、クロック信号CLKDをラッチ回
路70のタイミング制御ノードNtに伝達する。
【0132】図25および図26は、それぞれ、半導体
集積回路装置160におけるアクセスタイムの測定を説
明するための第1および第2のタイミングチャートであ
る。
【0133】図25を参照して、時刻t0においてEX
T_CLKが活性化されると、クロック信号系の配線遅
延ΔtdCLK経過後の時刻t1に、メモリコア50の
クロック入力ノードNcにおいて、クロック信号CLK
が立上がる。
【0134】さらに、時刻t1から遅延回路95の遅延
時間Tdly経過後の時刻t5に、ラッチ回路70のタ
イミング制御ノードNtにおいて、クロック信号CLK
Dが立上がる。これに応答して、ラッチ回路70がメモ
リコア50からの読出データQnをラッチする。したが
って、半導体集積回路装置160においては、テスト出
力データEXT_QnLTを監視することにより、遅延
回路95で設定される遅延時間Tdlyと,メモリコア
50のアクセスタイムtacとの大小を判断することが
できる。
【0135】図25においては、Tdly<tacの場
合が示されており、リードコマンドに対応するデータレ
ベルQOnが読出データQnに現われる前に、クロック
信号DCLKが活性化されるので、ラッチ回路70の出
力であるテスト出力データEXT_QnLTのデータレ
ベルは、/QOnから変化しない。
【0136】一方、図26においては、Tdly=ta
cの場合が示されており、クロック信号DCLKの活性
化タイミングにおいて、読出データQnには、リードコ
マンドに対応するデータレベルQOnが現れるので、テ
スト出力信号EXT_QnLTのデータレベルは、/Q
OnからQOnに変化する。Tdly>tacの場合に
おいても、テスト出力データEXT_QnLTのデータ
レベルは、図26の場合と同様であるので、テスト出力
データの挙動は、Tdly<tacの場合(図25)
と、Tdly≧tacの場合(図26)との2通りに分
類される。
【0137】遅延回路95の遅延時間Tdlyをメモリ
コア50のアクセスタイムの規格値に設定すれば、テス
ト出力データEXT_QnLTのデータレベルによっ
て、メモリコア50がアクセスタイムの規格値を満足し
ているか否かを、簡易にチェックできる。
【0138】このような構成とすることにより、外部か
らテストのためのタイミング信号を入力することなくア
クセスタイムの測定を実行することができる。
【0139】これにより、テスト時に必要な入力信号の
数を削減し、さらにこれらの信号に対応する回路群をも
削減することができる。したがって、アクセスタイム評
価のための動作テストの効率化および回路面積の削減と
いった効果を得ることができる。
【0140】図27は、実施の形態5に従うアクセスタ
イムの評価方法を示すフローチャートである。
【0141】図27を参照して、アクセスタイムの評価
テストが開始されると(ステップS100)、アクセス
タイムの評価のために生成されるリードコマンドを半導
体集積回路装置110に取込むために外部クロック信号
EXT_CLKが活性化される(ステップS110)。
外部クロック信号EXT_CLKに基づいてクロック院
号CLKが生成されてメモリコアに伝達され(ステップ
S120)、クロック信号CLKの活性化に応答して、
メモリコア50の読出動作が開始される(ステップS1
30)。
【0142】遅延回路95は、メモリコアに伝達された
クロック信号CLKをさらにTdlk遅延して、ラッチ
タイミングを指示するためのクロック信号DCLKを生
成する(ステップS250)。ラッチ回路70は、クロ
ック信号DCLKの活性化タイミングに応答して、メモ
リコア50が出力する読出データのデータレベルをラッ
チする(ステップS160)。ラッチ回路70でラッチ
された読出データのデータレベルを出力して評価するこ
とによって(ステップS170)、遅延回路95の遅延
時間Tdlkとアクセスタイムtacとの比較によっ
て、アクセスタイムの評価テストを完了することができ
る(ステップS190)。
【0143】[実施の形態5の変形例]図28は、本発
明の実施の形態5の変形例に従う半導体集積回路装置1
70の構成を示すブロック図である。
【0144】図28を参照して、半導体集積回路装置1
70は、図24に示される半導体集積回路装置160と
比較して、遅延回路95に代えて遅延回路195を備え
る点で異なる。その他の部分の構成および動作について
は、半導体集積回路装置160と同様であるので説明は
繰返さない。
【0145】遅延回路195は、制御信号CDLによっ
て遅延時間Tdlyを変更可能である点で、図24に示
される遅延回路95と異なる。
【0146】図29は、遅延回路195の構成例を示す
回路図である。図29を参照して、遅延回路195は、
メモリコア50のクロック入力ノードNcからクロック
信号CLKを受ける直列接続された2m個(m:自然
数)の信号バッファと、2m個の信号バッファのそれぞ
れの出力を選択的に出力するセレクタ197とを含む。
【0147】セレクタ197は、2m個の信号バッファ
のそれぞれの出力を受けて、2m:1選択を実行して、
クロック信号CLKDを生成する。セレクタ回路197
における2m:1選択は、外部から入力される制御信号
CDLに応じて実行される。ここで、制御信号CDLを
mビットのデジタル信号とすれば、制御信号CDLをデ
コードすることによって、直列に接続された2m個の信
号バッファのうちのいずれか1個の出力をクロック信号
CLKDとして遅延回路195から出力することができ
る。
【0148】このような構成とすることにより、遅延回
路195の遅延時間Tdlyを変化させることができ
る。したがって、制御信号CDLを変化させながら、出
力テスト信号をEXT_QnLTの信号レベルを監視す
ることによって、アクセスタイムを測定することが可能
となる。
【0149】なお、半導体集積回路装置110〜170
に含まれるメモリコア50は、外部クロック信号EXT
_QLKの入力に応答して動作する同期型のメモリコア
として表記したが、本願発明の適用は同期型のメモリコ
アに対するアクセスタイムの評価に限られるものではな
い。すなわち、本願発明の構成において、外部クロック
信号EXT_QLKに代えて、ロウアドレスストローブ
信号/RAS、コラムアドレスストローブ信号/CAS
等の制御信号を適用すれば、非同期型のメモリコアに対
しても、本願発明の構成を適用することができる。
【0150】また、半導体集積回路装置110〜170
に対して、外部クロック信号EXT_CLKおよびテス
トタイミング信号EXT_LATは、半導体集積回路装
置の外部から供給される構成としたが、半導体集積回路
装置にBIST(Built in Self Test)回路を内蔵し、
BIST回路によってこれらの信号を生成する構成とし
てもよい。この場合には、当該BIST回路と評価対象
となるメモリコアとの間における信号遅延に着目して、
本願発明を適用すればよい。
【0151】なお、実施の形態1から実施の形態5にお
いては、代表的にアクセスタイムの測定について説明し
たが、本願発明の構成は、アクセスタイムの測定だけに
限られるものではなく、ラッチ回路に入力されるデータ
およびラッチタイミングを規定する制御信号の活性化タ
イミングを適宜変更することによって、メモリコア50
のその他の交流特性を測定することも可能である。
【0152】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0153】
【発明の効果】請求項1記載の半導体集積回路装置は、
信号遅延回路によって制御信号およびテストタイミング
信号の信号遅延を同一にできるので、内蔵するメモリ回
路のアクセスタイムを正確に評価可能である。
【0154】請求項3記載の半導体集積回路装置は、請
求項1記載の半導体集積回路装置が奏する効果に加え
て、内蔵するメモリ回路から並列に出力される複数個の
データについてアクセスタイムを同時に評価できる。
【0155】請求項4記載の半導体集積回路装置は、デ
ータラッチ回路に保持されるデータ間の一致比較結果を
テスト結果として出力するので、請求項3記載の半導体
集積回路装置が奏する効果を、より少ない出力信号数に
よって享受できる。
【0156】請求項6記載の半導体集積回路装置は、請
求項1記載の半導体集積回路装置が奏する効果に加え
て、内蔵するメモリ回路から並列に出力される複数個の
データを対象とするアクセスタイム評価を回路規模の増
加を抑制して実行できる。
【0157】請求項8記載の半導体集積回路装置は、内
蔵するメモリ回路から並列に出力される複数個のデータ
を対象とするアクセスタイムの評価を、より少ない出力
信号数によって実行できる。
【0158】請求項2、5、7および9記載の半導体集
積回路装置は、メモリ回路のレイアウトに基づいて、特
にチェックすべき読出データを抜き出して評価するの
で、アクセスタイムの評価を効率的に実行できる。
【0159】請求項11記載の半導体集積回路装置は、
読出データのラッチタイミングを指示する外部信号を入
力することなく、内蔵するメモリ回路のアクセスタイム
を正確に評価可能である。
【0160】請求項13記載の半導体集積回路装置は、
テスト制御信号に応じて遅延時間を変化させることによ
り、種々の評価試験を効率的に実行できる。
【0161】請求項10および12記載の半導体集積回
路装置は、内蔵するメモリ回路がアクセスタイムの規格
値を満足しているかどうかを効率的に評価できる。
【0162】請求項14記載のアクセスタイム評価方法
は、制御信号およびテストタイミング信号の信号遅延を
揃えることによって、試験対象となる半導体集積回路装
置に内蔵されるメモリ回路のアクセスタイムを正確に評
価可能である。
【0163】請求項15記載のアクセスタイム評価方法
は、請求項14記載のアクセスタイム評価方法が奏する
効果に加えて、複数個のデータを対象とするアクセスタ
イムの評価を回路規模の増大を抑制して並列に実行でき
る。
【0164】請求項16記載のアクセスタイム評価方法
は、読出データのラッチタイミングを指示する外部信号
を入力することなく、試験対象となる半導体集積回路装
置に内蔵されるメモリ回路のアクセスタイムを正確に評
価できる。
【0165】請求項17記載のアクセスタイム評価方法
は、試験対象となる半導体集積回路装置に内蔵されるメ
モリ回路がアクセスタイムの規格値を満足しているかど
うかを効率的に評価できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 半導体集積回路装置における信号遅延がアク
セスタイム評価に及ぼす影響を説明するためのブロック
図である。
【図2】 ラッチ回路70の構成例を示す回路図であ
る。
【図3】 半導体集積回路装置100におけるアクセス
タイムの評価を説明する第1のタイミングチャートであ
る。
【図4】 半導体集積回路装置100におけるアクセス
タイムの評価を説明する第2のタイミングチャートであ
る。
【図5】 本発明の実施の形態1に従う半導体集積回路
装置110の構成を示すブロック図である。
【図6】 遅延回路80および85の構成例を示す回路
図である。
【図7】 半導体集積回路装置110におけるアクセス
タイムの測定を説明するための第1のタイミングチャー
トである。
【図8】 半導体集積回路装置110におけるアクセス
タイムの測定を説明するための第2のタイミングチャー
トである。
【図9】 実施の形態1に従うアクセスタイムの評価方
法を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の実施の形態2に従う半導体集積回
路装置120の構成を示すブロック図である。
【図11】 半導体集積回路装置120におけるアクセ
スタイムの測定を説明するための第1のタイミングチャ
ートである。
【図12】 半導体集積回路装置120におけるアクセ
スタイムの測定を説明するための第2のタイミングチャ
ートである。
【図13】 半導体集積回路装置120におけるアクセ
スタイムの測定を説明するための第3のタイミングチャ
ートである。
【図14】 本発明の実施の形態3に従う半導体集積回
路装置130の構成を示すブロック図である。
【図15】 半導体集積回路装置130におけるアクセ
スタイムの測定を説明するための第1のタイミングチャ
ートである。
【図16】 半導体集積回路装置130におけるアクセ
スタイムの測定を説明するための第2のタイミングチャ
ートである。
【図17】 半導体集積回路装置130におけるアクセ
スタイムの測定を説明するための第3のタイミングチャ
ートである。
【図18】 実施の形態4に従う半導体集積回路装置1
40の構成を示すブロック図である。
【図19】 半導体集積回路装置140におけるアクセ
スタイムの測定を説明するための第1のタイミングチャ
ートである。
【図20】 半導体集積回路装置140におけるアクセ
スタイムの測定を説明するための第2のタイミングチャ
ートである。
【図21】 半導体集積回路装置140におけるアクセ
スタイムの測定を説明するための第2のタイミングチャ
ートである。
【図22】 実施の形態4に従うアクセスタイムの評価
方法を示すフローチャートである。
【図23】 実施の形態4の変形例に従う半導体集積回
路装置150の構成を示すブロック図である。
【図24】 本発明の実施の形態5に従う半導体集積回
路装置160の構成を示すブロック図である。
【図25】 半導体集積回路装置160におけるアクセ
スタイムの測定を説明するための第1のタイミングチャ
ートである。
【図26】 半導体集積回路装置160におけるアクセ
スタイムの測定を説明するための第2のタイミングチャ
ートである。
【図27】 実施の形態5に従うアクセスタイムの評価
方法を示すフローチャートである。
【図28】 本発明の実施の形態5の変形例に従う半導
体集積回路装置170の構成を示すブロック図である。
【図29】 遅延回路195の構成例を示す回路図であ
る。
【図30】 従来の技術に従う第1のテスト回路の構成
を示すブロック図である。
【図31】 従来の技術に従う第2のテスト回路の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
50 メモリコア、60 ロジック部、70,75 ラ
ッチ回路、80,85,95 遅延回路、90 データ
比較回路。
フロントページの続き Fターム(参考) 2G032 AA07 AB06 AC03 AD06 AG07 AH04 AK11 AK15 AL00 AL05 AL11 5L106 AA01 DD32 EE02 FF01 GG00

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータを並列に出力する読出動作
    を実行するメモリ回路と、 前記メモリ回路から出力される前記複数のデータを伝達
    するための複数のデータ線と、 前記メモリ回路に対して前記読出動作の開始を指示する
    ための制御信号を前記メモリ回路に伝達する第1の信号
    伝達経路と、 前記制御信号が活性化されてから所定時間経過後に活性
    化されるテストタイミング信号に応答して、内部ノード
    の信号レベルを取込んで保持する第1のデータラッチ回
    路と、 前記テストタイミング信号を前記第1のデータラッチ回
    路に伝達する第2の信号伝達経路と、 前記複数のデータ線のうちの1本と前記内部ノードとの
    間に配置されるデータ伝達経路と、 前記第1および第2の信号伝達経路の少なくとも一方に
    配置される信号遅延回路とを備える、半導体集積回路装
    置。
  2. 【請求項2】 前記複数のデータ線のうちの1本は、前
    記複数のデータのそれぞれについての、前記メモリ回路
    のレイアウト設計に基づく前記読出動作の予測所要時間
    に応じて定められる、請求項1記載の半導体集積回路装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第2の信号伝達回路から与えられる
    前記テストタイミング信号に応答して、前記複数のデー
    タ線のうちの他の(N−1)本(N:2以上の自然数)
    のそれぞれの信号レベルを取込んで保持する、第2から
    第Nのデータラッチ回路をさらに備える、請求項1記載
    の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記第1から第Nのデータラッチ回路に
    それぞれ保持される複数の信号レベル間における一致比
    較結果を出力するデータ比較回路をさらに備える、請求
    項3記載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 Nは2であり、 前記複数のデータ線のうちの1本および他の1本は、前
    記複数のデータのそれぞれについての、前記メモリ回路
    のレイアウト設計に基づく前記読出動作の予測所要時間
    に応じて定められる、請求項3または4記載の半導体集
    積回路装置。
  6. 【請求項6】 前記データ伝達経路に配置され、前記複
    数のデータ線のうちの1本および他のM本(M:自然
    数)のそれぞれの信号レベルの一致比較結果を前記内部
    ノードに出力するデータ比較回路をさらに備える、請求
    項1記載の半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 Mは1であり、 前記複数のデータ線のうちの1本および他の1本は、前
    記複数のデータのそれぞれについての、前記メモリ回路
    のレイアウト設計に基づく前記読出動作の予測所要時間
    に応じて定められる、請求項6記載の半導体集積回路装
    置。
  8. 【請求項8】 複数のデータを並列に出力する読出動作
    を実行するメモリ回路と、 前記メモリ回路から出力される前記複数のデータを伝達
    するための複数のデータ線と、 前記メモリ回路に対して前記読出動作の開始を指示する
    ための制御信号が活性化されてから所定時間経過後に活
    性化されるテストタイミング信号に応答して、前記複数
    のデータ線のうちのN本(N:2以上の自然数)のそれ
    ぞれの信号レベルを取込んで保持する、N個のデータラ
    ッチ回路と、 前記N個のデータラッチ回路にそれぞれ保持される複数
    の信号レベル間における一致比較結果を出力するデータ
    比較回路とを備える、半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 Nは2であり、 前記複数のデータ線のうちの2本は、前記複数のデータ
    のそれぞれについての、前記メモリ回路のレイアウト設
    計に基づく前記読出動作の予測所要時間に応じて定めら
    れる、請求項8記載の半導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】 前記所定時間は、前記メモリ回路のア
    クセスタイムの規格値に応じて設定される、請求項1も
    しくは8記載の半導体集積回路装置。
  11. 【請求項11】 複数のデータを並列に出力する読出動
    作を実行するメモリ回路と、 前記メモリ回路から出力される前記複数のデータを伝達
    するための複数のデータ線と、 前記メモリ回路に対して前記読出動作の開始を指示する
    ための制御信号を前記メモリ回路に伝達する信号伝達経
    路と、 前記信号伝達経路から前記制御信号を受けて、前記制御
    信号を遅延して内部タイミング信号を生成する遅延回路
    と、 前記内部テストタイミング信号に応答して、前記複数の
    データ線のうちの少なくとも1本の信号レベルを取込ん
    で保持する、データラッチ回路とを備える、半導体集積
    回路装置。
  12. 【請求項12】 前記遅延回路における遅延時間は、前
    記メモリ回路のアクセスタイムの規格値に基づいて設定
    される、請求項11記載の半導体集積回路装置。
  13. 【請求項13】 前記遅延回路における遅延時間は、外
    部からのテスト制御信号に応じて設定される、請求項1
    1記載の半導体集積回路装置。
  14. 【請求項14】 半導体集積回路装置に内蔵されるメモ
    リ回路のアクセスタイム評価方法であって、 前記メモリ回路に対し複数のデータを並列に出力する読
    出動作の開始を指示するための制御信号を活性化するス
    テップと、 活性化された前記制御信号を前記メモリ回路に伝達する
    ステップと、 前記制御信号が活性化されてから所定時間経過後に、前
    記制御信号とは独立に活性化される信号に応答してテス
    トタイミング信号を活性化するステップと、 活性化された前記テストタイミング信号をラッチ回路に
    伝達するステップと、 伝達された前記テストタイミング信号の活性化に応答し
    て、前記ラッチ回路が前記メモリ回路から出力される前
    記複数のデータのうちの少なくとも1個を取込んで保持
    するステップと、 前記制御信号および前記テストタイミング信号のうちの
    少なくとも一方をさらに遅延させて、前記メモリ回路お
    よび前記ラッチ回路のうちの対応する少なくとも一方に
    伝達するステップとを備える、アクセスタイム評価方
    法。
  15. 【請求項15】 前記ラッチ回路は、前記複数のデータ
    のうちの複数個を保持し、 前記ラッチ回路に保持された前記複数個のデータ間にお
    ける一致比較結果を出力ステップをさらに備える、請求
    項14記載のアクセスタイム評価方法。
  16. 【請求項16】 半導体集積回路装置に内蔵されるメモ
    リ回路のアクセスタイム評価方法であって、 前記メモリ回路に対して前記読出の開始を指示するため
    の制御信号を活性化するステップと、 活性化された前記制御信号を前記メモリ回路に伝達する
    ステップと、 前記制御信号を所定時間遅延させてテストタイミング信
    号を生成するステップと、 前記テストタイミング信号の活性化に応答して、前記メ
    モリ回路からの読出データのうちの少なくとも1個を取
    込んで保持するステップとを備える、アクセスタイム評
    価方法。
  17. 【請求項17】 前記所定時間は、前記メモリ回路のア
    クセスタイムの規格値に応じて設定される、請求項14
    または16記載のアクセスタイム評価方法。
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