JP3258476B2 - 車両走行路面の最大摩擦係数推定装置 - Google Patents
車両走行路面の最大摩擦係数推定装置Info
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Description
擦係数推定装置に関し、特に車輪と走行路面との間の摩
擦係数の最大値を推定する最大摩擦係数推定装置に係
る。
は、車両走行路面の最大摩擦係数近傍で車輪の制動力を
制御することが要求されることから、最大摩擦係数を適
切に推定する手段が必要となる。一般的な推定手段とし
ては、車輪速度を継続して検出し、車輪速度が急激に低
下したときの車輪のトルクに基づいて最大摩擦係数を推
定するものが知られているが、車輪速度の急激な低下が
生ずるまでは最大摩擦係数を推定することができない。
おいては、車両走行中の路面の摩擦係数の高低を判定す
ることを目的とし、車両走行中のスリップ率および制動
力係数を検出する一方、実験等により、スリップ率と制
動力係数との関係を、路面の摩擦係数をパラメータとす
る少なくとも1つの制動力係数特性として予め記憶して
おき、前記検出された制動力係数の値と、前記記憶され
ている制動力係数特性における、前記検出されたスリッ
プ率に対応する制動力係数の値とを比較することによ
り、路面の摩擦係数の高低を判別するようにした走行路
面状態判別装置が開示されている。
5284号公報に記載の技術においては、制動力係数と
スリップ率の比を演算し、基準値に対する高低を判別し
て路面状態を判断することとしているが、車両の運転状
態が考慮されていないので常時正確に路面状態を判定し
得るというものではない。例えば、車輪と路面との間の
摩擦係数を検出する際には、タイヤスリップ角が0でな
ければ正確な摩擦係数が得られない。また、路面状態が
同じでも車両速度が異なる場合には、制動力係数とスリ
ップ率との比が異なる。更に車輪の磨耗、車両の荷重分
布等により車輪と走行路面との間の摩擦係数は常に変化
しているので、最大摩擦係数を正確に推定することは困
難である。
プすることを防止すべく、トラクション制御(TRC)
を行なうようにした装置が普及しているが、その開始判
定及びトラクション制御移行時のスロットル開度の設定
に際しても、予め最大摩擦係数が判明しておれば、良好
な応答性を以て制御することができる。
輪の摩擦係数の最大値を推定する車両走行路面の最大摩
擦係数推定装置において、車両の運転状態に左右される
ことなく、常に適切に最大摩擦係数を推定し得るように
することを目的とする。
め、本発明の車両走行路面の最大摩擦係数推定装置は、
図1に構成の概要を示したように、車両走行路面に対す
る車輪WLのスリップ率を検出するスリップ率検出手段
SRと、車両走行路面に対する車輪WLの摩擦係数を検
出する摩擦係数検出手段CFと、摩擦係数検出手段CF
の検出結果及びスリップ率検出手段SRの検出結果に基
づき摩擦係数とスリップ率の比を演算する摩擦係数/ス
リップ率演算手段MCと、摩擦係数とスリップ率との間
の所定の特性を予め記憶する摩擦係数・スリップ率特性
記憶手段MSと、摩擦係数/スリップ率演算手段MCの
演算結果を、摩擦係数・スリップ率特性記憶手段MSに
記憶した所定の特性と比較する比較手段CPと、車輪の
スリップ率が最大摩擦係数に対応するスリップ率に達す
る前に、比較手段CPの比較結果に応じて最大摩擦係数
を推定する最大摩擦係数推定手段MEと、車両のタイヤ
スリップ角を検出するタイヤスリップ角検出手段SS
と、その検出タイヤスリップ角に応じて最大摩擦係数推
定手段MEの推定結果を補正して出力する補正手段SA
とを備えることとしたものである。
検出タイヤスリップ角が0であるときには最大摩擦係数
推定手段MEの推定結果をそのまま出力し、検出タイヤ
スリップ角が所定値以下である場合には検出タイヤスリ
ップ角に応じて補正手段SAが最大摩擦係数推定手段M
Eの推定結果を補正して出力するように構成するとよ
い。
手段VSを具備し、車両速度検出手段VSの検出速度に
応じて補正手段SAが最大摩擦係数推定手段MEの推定
結果を補正して出力するように構成するとよい。
ては、スリップ率検出手段SRによって車両走行路面に
対する車輪WLのスリップ率が検出されると共に、摩擦
係数検出手段CFによって車両走行路面に対する車輪W
Lの摩擦係数が検出される。これらの検出結果に基づき
摩擦係数/スリップ率演算手段MCによって摩擦係数と
スリップ率の比が演算される。一方、摩擦係数・スリッ
プ率特性記憶手段MSには摩擦係数とスリップ率との間
の所定の特性が予め記憶される。而して、比較手段CP
において、摩擦係数/スリップ率演算手段MCの演算結
果が、記憶手段MSに記憶された所定の特性と比較さ
れ、車輪のスリップ率が最大摩擦係数に対応するスリッ
プ率に達する前に、比較手段CPの比較結果に応じて最
大摩擦係数推定手段MEにより最大摩擦係数が推定され
る。また、タイヤスリップ角検出手段SSによって車両
のタイヤスリップ角が検出される。そして、検出タイヤ
スリップ角に応じて補正手段SAによって最大摩擦係数
推定手段MEの推定結果が補正されて出力される。
検出タイヤスリップ角が0であるときには最大摩擦係数
推定手段MEの推定結果がそのまま出力され、検出タイ
ヤスリップ角が所定値以下である場合には検出タイヤス
リップ角に応じて補正手段SAによって最大摩擦係数推
定手段MEの推定結果が補正されて出力されるように構
成することができる。更に、車両の速度を検出する車両
速度検出手段VSを具備したものにおいては、車両速度
検出手段VSの検出速度に応じて補正手段SAにより最
大摩擦係数推定手段MEの推定結果が補正されて出力さ
れる。
する。本発明の最大摩擦係数推定装置は、後述するよう
に推定結果を表示する表示装置に適用されるほか、アン
チスキッド制御装置に適用される。従って、これらの装
置を全て包含する構成について説明すべく、図2は本発
明の一実施例の最大摩擦係数推定装置を含むアンチスキ
ッド制御装置の構成を示すもので、マスタシリンダ2a
及びブースタ2bから成り、ブレーキペダル3によって
駆動される液圧発生装置2と、車輪FR,FL,RR,
RLに配設されたホイールシリンダ51乃至54の各々
とが接続される液圧路に、ポンプ21,22、リザーバ
23,24及び電磁弁31乃至38が介装されている。
尚、車輪FRは運転席からみて前方右側の車輪を示し、
以下車輪FLは前方左側、車輪RRは後方右側、車輪R
Lは後方左側の車輪を示しており、図2に明らかなよう
に所謂ダイアゴナル配管が構成されている。
至54との間にはアクチュエータ30が介装されてい
る。このアクチュエータ30は、マスタシリンダ2aの
一方の出力ポートとホイールシリンダ51,54の各々
を接続する液圧路に夫々電磁弁31,32及び電磁弁3
3,34が介装され、これらとマスタシリンダ2aとの
間にポンプ21が介装されて成る。同様に、マスタシリ
ンダ2aの他方の出力ポートとホイールシリンダ52,
53の各々を接続する液圧路に夫々電磁弁35,36及
び電磁弁37,38が介装され、これらとマスタシリン
ダ2aとの間にポンプ22が介装されている。ポンプ2
1,22は電動モータ20によって駆動され、これらの
液圧路に所定の圧力に昇圧されたブレーキ液が供給され
る。従って、これらの液圧路が常開の電磁弁31,3
3,35,37に対するブレーキ液圧の供給側となって
いる。
リザーバ23を介してポンプ21に接続され、同じく常
閉の電磁弁36,38の排出側液圧路はリザーバ24を
介してポンプ22に接続されている。リザーバ23,2
4は夫々ピストンとスプリングを備えており、電磁弁3
2,34,36,38から排出側液圧路を介して還流さ
れるブレーキ液を収容し、ポンプ21,22作動時にこ
れらに対しブレーキ液を供給するものである。
切替弁であり、夫々ソレノイドコイル非通電時には図2
に示す第1位置にあって、各ホイールシリンダ51乃至
54は液圧発生装置2及びポンプ21あるいは22と連
通している。ソレノイドコイル通電時には第2位置とな
り、各ホイールシリンダ51乃至54は液圧発生装置2
及びポンプ21,22とは遮断され、リザーバ23ある
いは24と連通する。尚、図2中のチェックバルブはホ
イールシリンダ51乃至54及びリザーバ23,24側
から液圧発生装置2側への還流を許容し、逆方向の流れ
を遮断するものである。
レノイドコイルに対する通電、非通電を制御することに
よりホイールシリンダ51乃至54内のブレーキ液圧を
増圧、減圧、又は保持することができる。即ち、電磁弁
31乃至38のソレノイドコイル非通電時にはホイール
シリンダ51乃至54に液圧発生装置2及びポンプ21
あるいは22からブレーキ液圧が供給されて増圧し、通
電時にはリザーバ23あるいは24側に連通し減圧す
る。また、電磁弁31,33,35,37のソレノイド
コイルに通電しその余の電磁弁のソレノイドコイルを非
通電とすれば、ホイールシリンダ51乃至54内のブレ
ーキ液圧が保持される。従って、通電、非通電の時間間
隔を調整することにより所謂パルス増圧(ステップ増
圧)又はパルス減圧を行ない、緩やかに増圧又は減圧す
るように制御することもできる。
0に接続され、各々のソレノイドコイルに対する通電、
非通電が制御される。電動モータ20も電子制御装置1
0に接続され、これにより駆動制御される。また、車輪
FR,FL,RR,RLには夫々車輪速度センサ41乃
至44が配設され、これらが電子制御装置10に接続さ
れており、各車輪の回転角速度に応じた信号が電子制御
装置10に入力されるように構成されている。車輪速度
センサ41乃至44は各車輪の回転に伴って回転する歯
付ロータと、このロータの歯部に対向して設けられたピ
ックアップから成る周知の電磁誘導方式のセンサであ
り、ホールIC、光センサ等を用いることとしてもよ
い。而して、車輪速度センサ41乃至44の出力が微分
されると回転角加速度が得られるが、直接車輪の回転角
加速度を検出する車輪加速度センサを設けることとして
もよい。
に制動トルクセンサ45乃至48が設けられている。制
動トルクセンサ45乃至48は、例えばディスクブレー
キのブレーキパッド(図示せず)の端部に歪センサ(図
示せず)を配置し、この歪センサの検出出力、即ちブレ
ーキパッドに加わる荷重に基づき制動トルクを検出する
もので、例えば特開平4−134232号公報に開示さ
れている。更に、電子制御装置10には、ブレーキペダ
ル3が踏み込まれたときオンとなるブレーキスイッチ4
9が接続されている。
出力する周知のハイトセンサ60が装着され、電子制御
装置10に接続されている。また、ステアリング6を含
む車両の操舵装置には周知の舵角センサ61が設けられ
ており、車輪FR,FLの舵角θが検出され、検出信号
が電子制御装置10に供給される。更に、車両には横G
センサ62が設けられると共に、ヨーレイトセンサ63
が設けられており、何れも電子制御装置10に接続され
ている。横Gセンサ62は車両に対し横方向(前後方向
に対し垂直な方向)に加わる加速度Gyを検出するもの
で、ヨーレイトセンサ63は車両重心を通る鉛直軸まわ
りの車両回転角の角加速度(即ち、ヨーレイト)を検出
するもので、何れも周知であるので構造については説明
を省略する。電子制御装置10には、例えば図11に示
す表示装置65が接続されており、走行路面の最大摩擦
係数の値が表示装置65の画面に刻々と表示される。
尚、本実施例においては車輪速度センサ41乃至44の
検出結果に基づき車両速度(車体速度)を推定すること
とし、これを車両速度検出手段としているが、例えば超
音波センサ、光センサ等を利用して車両(車体)の絶対
速度を検出するように構成してもよい。
バスを介して相互に接続されたCPU14、ROM1
5、RAM16、タイマ17、入力インターフェース回
路12及び出力インターフェース回路13から成るマイ
クロコンピュータ11を備えている。上記車輪速度セン
サ41乃至44、制動トルクセンサ45乃至48、ブレ
ーキスイッチ49、ハイトセンサ60、舵角センサ6
1、横Gセンサ62及びヨーレイトセンサ63の出力信
号は、夫々増幅回路18a乃至18mを介して入力イン
ターフェース回路12からCPU14に入力されるよう
に構成されている。また、出力インターフェース回路1
3からは駆動回路19aを介して電動モータ20に制御
信号が出力され、駆動回路19b乃至19iを介して夫
々電磁弁31乃至38に制御信号が出力されると共に、
駆動回路64を介して表示装置65に所定の表示信号が
出力されるように構成されている。マイクロコンピュー
タ11においては、ROM15は図4以降に示した各フ
ローチャートに対応したプログラムを記憶し、CPU1
4は図示しないイグニッションスイッチが閉成されてい
る間当該プログラムを実行し、RAM16は当該プログ
ラムの実行に必要な変数データを一時的に記憶する。
は、電子制御装置10により最大摩擦係数の推定及びア
ンチスキッド制御(ABS)のための一連の処理が行な
われ、イグニッションスイッチ(図示せず)が閉成され
ると、マイクロコンピュータ11において所定のプログ
ラムの実行が開始するが、先ず最大摩擦係数の推定に関
し図4乃至図8のフローチャートに基づいて説明する。
最大摩擦係数(ピーク値)μP を推定するためのフロー
チャートで、ステップ100にてタイマの値tnがクリ
ア(0)され、所定時間毎にステップ120乃至150
の処理が行なわれる都度インクリメントされる(ステッ
プ110)。即ち、所定の演算周期で摩擦係数μが演算
されメモリRAMに格納される。先ずステップ120に
おいて、各車輪の路面との摩擦力によるトルク(タイヤ
トルク)Ttが検出され、続いてステップ130にて車
輪に対する荷重(タイヤ荷重)Fが検出され、これらに
基づきステップ140において摩擦係数μがμ=Tt/
R・Fとして演算される。ここで、Rは各車輪の有効半
径を示す。このようにして演算された摩擦係数μは順次
メモリ(RAM16)に読み込まれ、ステップ200の
最大摩擦係数の推定に供される。この演算はステップ1
50にて最大摩擦係数の推定が終了となるまで行なわ
れ、演算周期毎に順次摩擦係数μの値が更新される。上
記タイヤトルク及びタイヤ荷重の検出手段としては種々
の手段があるが、本実施例においては、図5に示すよう
に、図3の制動トルクセンサ45乃至48及び車輪速度
センサ41乃至44の検出出力に基づきタイヤトルクを
検出すると共に、車高を検出するハイトセンサ60によ
ってタイヤ荷重を検出し、これらの検出値に基づき摩擦
係数μを演算することとしている。もちろん、これらの
方法に限ることなく、直接摩擦係数μを検出することと
してもよい。
対応する処理としてステップ121乃至123が行なわ
れ、ステップ130,140に対応する処理として夫々
ステップ131,141が行なわれる。即ち、ステップ
121にて制動トルクセンサにより制動トルクTbが検
出されると共に、ステップ122にて車輪速度センサ4
1乃至44によって検出された各車輪の回転角速度が微
分され、回転角加速度DAwが検出される。そして、こ
れらの検出値に基づきタイヤトルクTtがTt=Tb−
It・DAwとして求められる。ここで、Itは各車輪
の慣性力に応じた係数で、車輪の大きさ、重量等に応じ
て設定される。続いてステップ131においてハイトセ
ンサ60によりハイト信号Htが検出される。このハイ
ト信号Htは車両の車高値に対応しているので、車両の
荷重と一定の関係にあり、従ってタイヤ荷重FはKh・
Ht(但し、Khは係数)で表すことができる。尚、ハ
イトセンサ60に替えて、上下G(加速度)センサ等に
よってタイヤ荷重Fを検出することができる。而して、
摩擦係数μはステップ141においてμ=Tt/R・K
h・Htとして求められる。
る最大摩擦係数推定の処理を示すフローチャートで、ス
テップ201及び202にて夫々車輪速度Vw及び車体
速度Vbが検出される。尚、前者の車輪速度Vwを図5
のステップ122の処理時にメモリに格納しておくこと
とした場合には、ステップ201にてこれが取り出され
る。これらステップ201,202の検出結果に基づ
き、ステップ203にてスリップ率Snが(Vb−V
w)/Vbとして求められる。続いて、図5のステップ
141で演算された摩擦係数μの最新の値が取り出さ
れ、摩擦係数μnとされる。
θが検出され、ステップ206においてスリップ率Sn
が0か否かが判定され、0でないと判定されればステッ
プ207に進む。スリップ率Snが0のときはスリップ
が生じていないので、そのままステップ201に戻る。
ステップ207においては、タイヤスリップ角φが舵角
θ等に基づき例えば次のようにして求められる。先ず、
前述の横Gセンサ62及びヨーレイトセンサ63の出力
Gy及びWy、並びに車体速度VbからVx=Vb、V
y=∫(Gy−Vx・Wy)dtとしてVx、Vyが求
められ、φ=θ−tan -1(Vy/Vx) に基づきタイヤスリッ
プ角φが求められる。尚、ハイトセンサ60の出力に基
づきロール角を求め、これをVyの演算に供することと
してもよい。続いてステップ208に進み、タイヤスリ
ップ角φが0か否かが判定され、0であると判定された
ときには図7のフローチャートに進む。一方、タイヤス
リップ角φが0でないと判定された場合にはステップ2
09に進み、所定値(例えば5°)以上か否かが判定さ
れ、所定値以上であれば以下の処理が行なわれることな
くステップ201に戻る。タイヤスリップ角φが所定値
を下回っておれば、図8のフローチャートに進み所定の
補正処理が行なわれる。
スリップ率Snが所定値(例えば3%)を下回っている
か否かが判定され、そうであればステップ211,21
2に進み、ステップ204で検出された摩擦係数μnが
所定の摩擦係数μ1とされると共に、ステップ203の
演算結果がスリップ率S1とされ、ステップ213にお
いてこれらの比μ1/S1が演算される。そして、ステ
ップ214に進み、μ1/S1の傾きに対応する角度ta
n -1 (μ1/S1) が求められ、下記表1に示すμPマップ
に基づきこの角度に対応する最大摩擦係数μP1が検出さ
れる。
0°、β=85°に設定されている。また、μP1はμPn
のnを1としたときの値で、μn/Snのnを1としたとき
の値がμ1/S1となる(以下の各表も同様)。本実施
例では最大摩擦係数μP1の値は0.2、0.5及び0.
8の3種とされており、図10に示すようなμ−S特性
となるが、角度範囲を更に細分して4種以上の値を設定
することとしてもよい。
数μP1の値が下記の表2に示す車速マップに基づき、ス
テップ202で検出された車体速度Vbの値に応じて補
正される。即ち、車体速度Vbが大になるに従い、最大
摩擦係数μP1の値が減少するように補正されている。
尚、この補正値も、表2の3種に限ることなく4種以上
の値を設定することとしてもよい。
された最大摩擦係数μP1の値が最大摩擦係数μP の値と
推定され、図5のフローチャートに戻る。
所定値(3%)以上であると判定されると、ブレーキペ
ダル3がある程度踏み込まれた状態であるので、ステッ
プ216で求められた最大摩擦係数μP に対し、ステッ
プ220以降の処理によって更に補正が加えられ、一層
正確な推定値に置き換えられる。即ち、ステップ210
でスリップ率Snが所定値以上と判定されると、ステッ
プ220においてμn/Sn の傾き dμn/dSn が所定値γ
(例えば、γ=1)を超えているか否かが判定され、そ
うであればステップ221乃至227に進み、所定値γ
以下であればステップ230乃至232に進む。
プ211乃至215と同様であり、そのときの摩擦係数
μ2 と、スリップ率S2の値に応じて最大摩擦係数μP2
が求められた後(ステップ224)、速度補正が行なわ
れる(ステップ225)。そして、ステップ226にお
いて、先のステップ216にて求められた最大摩擦係数
μP の値(即ちμP1)と、ステップ225で得られた最
大摩擦係数μP2の値の平均値が最大摩擦係数μP の値と
推定される。このとき、図10に示すように実際には未
だ最大摩擦係数μP に到達していないので、ステップ2
27にてμP 検知フラグはリセット(0)され、図5の
フローチャートに戻る。ステップ220において、 dμ
n/dSn が所定値γ以下と判定されると、摩擦係数μnの
値がピーク(最大値)に近接したことを意味するので、
このときの摩擦係数μnの値に所定値(例えば1.1)
が乗じられて最大摩擦係数μP の値として推定される
(ステップ231)。而して、ステップ232にてμP
検知フラグがセット(1)された後、図5のフローチャ
ートに戻る。
く、タイヤスリップ角φが所定値(5°)を下回ると判
定された場合には、図8のフローチャートに進み、図7
と同様の補正が行なわれた後、タイヤスリップ角φ(<
5°)に応じた補正が行なわれる。図8において、図7
と同じ処理は同じステップ番号で示し、図8のフローチ
ャートで付加される処理にはステップ240以降の番号
を付して示した。図8において、ステップ215で最大
摩擦係数μP1が車体速度Vbに応じて補正された後、ス
テップ240にてタイヤスリップ角φに係数Kc(例え
ば0.15)を乗じ、コーナリングフォースFcが求め
られる。そして、ステップ241において、コーナリン
グフォースFcの二乗と最大摩擦係数μP1の二乗の和の
平方根が最大摩擦係数μP とされ、図5のフローチャー
トに戻る。同様に、図8のステップ225及びステップ
231の後に、夫々ステップ242,243及びステッ
プ244,245が行なわれ、上述のようにタイヤスリ
ップ角φに応じて補正された値が最大摩擦係数μP とさ
れる。
は図3の表示装置65に表示させることができる。従っ
て、例えば図11に示すように車室内のインストルメン
トパネル7に表示装置65を設けることとすれば、運転
者が軽くブレーキ操作を行なうだけで最大摩擦係数μP
の値が推定されると共にタイヤスリップ角及び/又は車
両速度に応じて補正されて表示され、ブレーキ操作を行
なう度に最大摩擦係数μP の値が更新されるので、走行
路面状態に応じた適切なブレーキ操作を行なうことがで
きる。また、積雪時等にチェーンを装着する目安ともな
る。
を図2及び図3に示されたアンチスキッド制御装置に適
用する場合には、例えば図9に示すようにアンチスキッ
ド制御開始前に適切なホイールシリンダ液圧に制御する
ことができる。即ち、ステップ400において図5乃至
図8のフローチャートに従ってブレーキ操作直後に最大
摩擦係数μP が推定された後、ステップ401にて最大
摩擦係数μP に基づきタイヤトルクTtの最大値TtPが
推定される。そして、ステップ402において制動トル
クTb(図5のステップ121にて検出)が上記タイヤ
トルクの最大値Ttpを超えているか否かが判定され、超
えている場合には滑りが生じていることになる。そし
て、ステップ403において前回が緩増圧モード以外か
否かが判定され、緩増圧モード以外であればステップ4
04に進み液圧保持モードとされ、ホイールシリンダ液
圧が保持される。この保持時間thは所定時間T1(例
えば0.3sec )と比較され(ステップ405)、これ
を超えている場合にはステップ406において緩増圧モ
ードとされ、ホイールシリンダ液圧が緩やかに増圧する
ように制御される。
後、又はステップ403において前回が緩増圧モードと
判定され、もしくはステップ405において保持時間t
hが所定時間T1以下と判定されたときは、ステップ4
07に進みスリップ率Snが所定値S5(例えば10
%)と比較され、所定値S5以下であればそのまま終了
となるが、これより大であればステップ408にてアン
チスキッド制御が開始する。而して、本実施例において
は図12に示すように、図13の従来のアンチスキッド
制御装置におけるホイールシリンダ液圧の制御開始時t
1より早いt0時点で液圧保持モードとされ、実際の制
御開始はt2時点となるにも拘らず、従来装置に比し車
輪速度Vwは車体速度Vbに近接した状態で制御され、
適切なアンチスキッド制御が行なわれる。
行されるものであるが、車両を駆動している状態におい
ても最大摩擦係数を推定することが必要となる。即ち、
加速時に駆動輪がスリップすることを防止すべく、前述
のようにトラクション制御(TRC)が行なわれるが、
その開始判定及びトラクション制御移行時のスロットル
開度の設定に際し、予め最大摩擦係数が判明しておれ
ば、良好な応答性を以て制御することができる。そこ
で、図14以降の図面を参照して、車両駆動時において
も最大摩擦係数を推定し得るようにした実施例について
説明する。
ラクション制御時のスロットル制御用の装置を付加した
もので、トラクション制御時には、駆動輪に対し制動作
動を行なうと共に、エンジンENGの出力を制限するた
めスロットル制御を行なうように構成したものである。
即ち、図14において、エンジンENGには、アクセル
ペダルAPに連動するメインスロットルバルブMVに加
えて、サブスロットルバルブSVが配設され、その開度
がアクチュエータACによって制御されるように構成さ
れている。このアクチュエータACは電子制御装置10
に接続され、駆動回路19jを介して出力インターフェ
ース回路13に接続されている。
するエンジン回転速度センサ66、サブスロットルバル
ブSVのスロットル開度Lsを検出するサブスロットル
開度センサ67、及びメインスロットルバルブMVのス
ロットル開度Lmを検出するメインスロットル開度セン
サ68が電子制御装置10に接続され、夫々増幅回路1
8n,18o,18pを介して入力インターフェース回
路12に接続されている。通常の運転時にはサブスロッ
トルバルブSVは開状態にあり、エンジンENGに対す
るスロットル開度LhはメインスロットルバルブMVの
スロットル開度Lmによって定められ、トラクション制
御時にはアクチュエータACによってサブスロットルバ
ルブSVが閉方向に駆動され、そのスロットル開度Ls
によってエンジンENGに対するスロットル開度Lhが
定められる。このスロットル開度Lhをパラメータとし
て、エンジン回転数NeとエンジントルクTeは例えば
図15に示すような一定の関係にある。
は、電子制御装置10により制動時及び駆動時の最大摩
擦係数の推定及びアンチスキッド制御(ABS)及びト
ラクション制御(TRC)のための一連の処理が行われ
るが、制動時の処理については前述の実施例と同様であ
るので、以下においては駆動時の摩擦係数の演算及びト
ラクション制御開始移行時の処理について説明する。図
16は、駆動時の摩擦係数の演算処理を示すもので、ス
テップ160において駆動時と判定されたときには、図
5のフローチャートにおけるステップ121乃至141
の処理に代わって、ステップ161乃至168の処理が
行なわれる。
はエンジン回転数Neとスロットル開度Lhが検出さ
れ、これらの関数として、即ち図15に基づきステップ
163にてエンジントルクTeが求められる。次に、ス
テップ164に進み駆動トルクTdがTd=i・ηt・
Teとして求められる。ここで、iは総減速比、ηtは
動力伝達効率を表す。更に、ステップ165にて車輪の
回転角加速度DAwが検出される。そして、これらの検
出値に基づきタイヤトルクTtがTt=Td−It・D
Awとして求められる。ここで、Itは各車輪の慣性力
に応じた係数を表す。続いてステップ167においてハ
イトセンサ60によりハイト信号Htが検出され、タイ
ヤ荷重FがKh・Ht(但し、Khは係数)として求め
られる。而して、駆動時の摩擦係数μdは、ステップ1
68においてμd=Tt/R・Kh・Htとして求めら
れる。
理の一部を示すフローチャートで、前述の実施例におけ
る図6に対しステップ502以降の処理が付加されたも
のである。即ち、ステップ502において車両が駆動状
態か否かが判定され、駆動状態でなく制動状態と判定さ
れたときには図6のステップ203以降に進むが、駆動
状態と判定されたときにはステップ503以降に進む。
ステップ503では駆動時のスリップ率Sdnが(Vw
−Vb)/Vwとして求められる。続いてステップ50
4において、図16のステップ168で演算された摩擦
係数μdの最新の値が取り出され摩擦係数μdnとさ
れ、ステップ505にて舵角θが検出される。そして、
ステップ506においてスリップ率Sdnが0か否かが
判定され、0でないと判定されればステップ507に進
み、スリップ率Sdnが0のときはそのままステップ2
01に戻る。ステップ507においては、タイヤスリッ
プ角φが舵角θ等に基づき前述の実施例と同様に求めら
れ、ステップ508において、タイヤスリップ角φが0
か否かが判定され、0でないと判定された場合には、ス
テップ509に進み、所定値(例えば5°)以上か否か
が判定され、所定値以上であれば以下の処理が行なわれ
ることなくステップ201に戻る。
子1dに続き、ステップ509は結合子2dに続くよう
に示しているが、これらの結合子は夫々図6の結合子
1,2に対応するものである。即ち、ステップ508及
び509は、夫々図7及び図8のフローチャートのSn
をSdnに置き換えると共に、μをμdに置き換えたフ
ローチャート(図示省略)に続き、これらのフローチャ
ートに従って処理される。このため、図7及び図8のμ
Pマップに代えて、本実施例ではμdPマップに置き換
えることになるが、駆動時の摩擦係数−スリップ率特性
は、制動時の同特性に比し摩擦係数の値が若干低い値を
示し、摩擦係数が大きくなるとその差が大きくなる傾向
がある。これはタイヤのブロックパターンに起因してお
り、例えばブロックパターンが無いタイヤを用いた場合
には同じμPマップとなる。このため、本実施例では表
1のμPマップに代えて下記表3のμdPマップを用い
ることとしている。
り、表2のμPnをμdPnと置き換えて用いることと
している。
摩擦係数も、制動時と同様図3の表示装置65に表示さ
せることができる。従って、図11の表示装置65に
は、車両が駆動状態であっても最大摩擦係数の値が推定
され、この値が常に表示されているので、走行路面状態
に応じた適切な運転操作を行なうことができ、積雪時等
において適切な時期にチェーンを装着することができ
る。
を図14に示すようなトラクション制御機能も備えた装
置に適用する場合には、図18のように処理することに
より、図19の特性のようにトラクション制御開始前に
適切なスロットル開度に制御することができる。即ち、
図18にトラクション制御の開始条件を示すように、ス
テップ603にてトラクション制御が開始する前に、ス
テップ600乃至602において予め適切なスロットル
開度に制御される。
値Lkが設定された後、ステップ601においてメイン
スロットルバルブMVのスロットル開度Lmが所定値L
kを超えているか否かが判定される。スロットル開度L
mが所定値Lkを超えている場合にはステップ602に
進み、サブスロットルバルブSVのスロットル開度Ls
の初期値として上記所定値Lkが設定された後ステップ
603においてトラクション制御が実行される。スロッ
トル開度Lmが所定値Lk以下であれば、加速スリップ
が生じないと判定され、トラクション制御に移行しな
い。
摩擦係数において最大トルクをとり得るスロットル開度
Lh(エンジンENGに対するスロットル開度)であ
り、これは、図16の処理を逆の順序で行なうことによ
って得られる。即ち、そのときの摩擦係数μdに基づき
ステップ168の式から逆算して、タイヤトルクTtが
求められ(ステップ166)、更に駆動トルクTdが求
められ(ステップ164)、更にエンジントルクTeが
求められる(ステップ163)。このエンジントルクT
eとこのときのエンジン回転数Neに基づきスロットル
開度Lhが求められ、この値が所定値Lk(加速時に車
輪がスリップを開始する値)、として設定される。
うに、メインスロットルバルブMVが、車輪がスリップ
を開始する所定値Lkを超えたta時点で、即ち図20
に示す従来のトラクション制御におけるスロットル制御
の開始時tbより早い時点で、アクチュエータACによ
るサブスロットルバルブSVの制御が開始する。これに
より、車輪速度Vwは図19の実線で示すようにトラク
ション制御開始直後から安定した速度に制御される。
タイヤスリップ角が0でなくとも所定値以下である限
り、また車両速度が変化する場合でも、若干のブレーキ
操作を行なうのみで(車輪がロックするまでブレーキ操
作を行なうことなく)、正確に最大摩擦係数を推定する
ことができる。尚、例えば車軸に歪ゲージを設けたタイ
ヤトルクセンサ(図示せず)により常時タイヤトルクを
検出することとすれば、ブレーキ操作を行なわなくても
常時最大摩擦係数を推定することができる。更に、エン
ジン回転速度センサ及びスロットル開度センサを備えた
ものにあっては、駆動時も含め車両の運転中常に最大摩
擦係数を推定することができる。車輪の磨耗等による経
時変化に対しては、摩擦係数とスリップ率との間の所定
の特性が適宜調整されるので、常に適切に最大摩擦係数
を推定することができる。
で以下の効果を奏する。即ち、本発明の車両走行路面の
最大摩擦係数推定装置によれば、摩擦係数とスリップ率
の比が、予め記憶された摩擦係数とスリップ率との間の
所定の特性と比較され、車輪のスリップ率が最大摩擦係
数に対応するスリップ率に達する前に、その比較結果に
応じて最大摩擦係数が推定され、しかも推定結果が検出
タイヤスリップ角に応じて補正されて出力されるように
構成されているので、車両の運転状態に左右されること
なく適切に最大摩擦係数を推定することができる。
ときには最大摩擦係数推定手段の推定結果がそのまま出
力され、検出タイヤスリップ角が所定値以下である場合
には検出タイヤスリップ角に応じて最大摩擦係数の推定
結果が補正されるように構成すれば、タイヤスリップ角
が所定値以下である限り正確に最大摩擦係数を推定する
ことができる。
手段を具備したものにおいては、検出速度に応じて最大
摩擦係数の推定結果が補正されるので、車両速度の変動
に左右されることなく正確に最大摩擦係数を推定するこ
とができる。
の概要を示すブロック図である。
擦係数推定装置を含む全体構成図である。
ある。
すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
処理を示すフローチャートである。
処理を示すフローチャートである。
処理を示すフローチャートである。
むアンチスキッド制御装置におけるアンチスキッド制御
開始前の処理を示すフローチャートである。
めの摩擦係数とスリップ率の関係を示すグラフである。
置の表示装置の装着状態を示す車両内部の斜視図であ
る。
含むアンチスキッド制御装置における制御状況を示すグ
ラフである。
示すグラフである。
大摩擦係数推定装置の一部を示すブロック図である。
の特性を示すグラフである。
処理を示すフローチャートである。
定の処理の一部を示すフローチャートである。
機能を有する装置におけるトラクション制御開始前の処
理を示すフローチャートである。
機能を有する装置における制御状況を示すグラフであ
る。
ラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】 車両走行路面に対する車輪のスリップ率
を検出するスリップ率検出手段と、前記車両走行路面に
対する前記車輪の摩擦係数を検出する摩擦係数検出手段
と、該摩擦係数検出手段の検出結果及び前記スリップ率
検出手段の検出結果に基づき摩擦係数とスリップ率の比
を演算する摩擦係数/スリップ率演算手段と、前記摩擦
係数と前記スリップ率との間の所定の特性を予め記憶す
る摩擦係数・スリップ率特性記憶手段と、前記摩擦係数
/スリップ率演算手段の演算結果を、前記摩擦係数・ス
リップ率特性記憶手段に記憶した前記所定の特性と比較
する比較手段と、前記車輪のスリップ率が最大摩擦係数
に対応するスリップ率に達する前に、前記比較手段の比
較結果に応じて最大摩擦係数を推定する最大摩擦係数推
定手段と、車両のタイヤスリップ角を検出するタイヤス
リップ角検出手段と、該タイヤスリップ角検出手段の検
出タイヤスリップ角に応じて前記最大摩擦係数推定手段
の推定結果を補正して出力する補正手段とを備えたこと
を特徴とする車両走行路面の最大摩擦係数推定装置。 - 【請求項2】 前記車両の速度を検出する車両速度検出
手段を具備し、該車両速度検出手段の検出速度に応じて
前記補正手段が前記最大摩擦係数推定手段の推定結果を
補正して出力することを特徴とする請求項1記載の車両
走行路面の最大摩擦係数推定装置。
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JP34795593A JP3258476B2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 車両走行路面の最大摩擦係数推定装置 |
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