JP3252593B2 - 射出成形用金型装置 - Google Patents

射出成形用金型装置

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JP3252593B2
JP3252593B2 JP05468694A JP5468694A JP3252593B2 JP 3252593 B2 JP3252593 B2 JP 3252593B2 JP 05468694 A JP05468694 A JP 05468694A JP 5468694 A JP5468694 A JP 5468694A JP 3252593 B2 JP3252593 B2 JP 3252593B2
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runner
molded product
plate
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cavity
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努 後藤
輝正 大崎
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Pentel Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形品が押し出される
ストリッパープレートと、キャビティー部に樹脂を流し
込むランナー部が形成されたランナープレートと、成形
品が挾持される移動可能なコアピンとからなる射出成形
用金型装置に於て、前記キャビブロックとランナープレ
ートとを分割することによって成形品を金型より排出さ
せるが如くなした射出成形用金型装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図12乃至図14に示した従来装置につ
いて説明する。成形機の固定側101には固定側型盤1
02が固定されており、その固定側型盤102にはラン
ナープレート103が固定されている。又、このランナ
ープレート103には樹脂が流れるランナー溝103a
が形成されており、更に、ランナープレート103には
割型式のキャビブロック104,105を開閉させるア
ンギュラピン106,107が傾斜角を有し固定されて
いる。一方、成形機の可動側108には可動側型盤10
9,110が固定されている。そして、その可動側型盤
110とキャビブロック104,105との間にはスト
リッパープレート111が摺動自在に配置されている。
又、可動側型盤110にはコアピン112が固定されて
いる。更に、前記ストリッパープレート111にはキャ
ビブロック104,105が開閉自在に配置されてお
り、そのキャビブロック104,105には成形品の成
形を行うキャビティー部113が形成されている。又、
前記キャビブロック104,105の両端近傍には孔1
14,115が形成されており、前記アンギュラピン1
06,107が各々嵌入している。
【0003】次に作用について説明する。成形終了後、
成形機の可動側が作動すると可動側型盤109,110
(ストリッパープレート111の上端面)と固定側型盤
102(キャビブロック104,105の下端面)とが
離型する。この離型動作に伴いアンギュラピン106,
107の傾斜に沿ってキャビブロック104,105が
拡開する。更に、離型動作を進めるとストリッパープレ
ート111の摺動が停止し、コアピン112のみが可動
側型盤109,110によって移動する。このコアピン
112のみの移動動作によって成形品の下端部がストリ
ッパープレート111の上端面で押えられコアピン11
2より抜け出す。このような動作によって金型より成形
品とランナーとが離隔される(図14参照)。そしてそ
の後、離隔された成形品とランナーは取り出しロボット
などにより成形機の外に取り出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術に於ては、金型から成形品とランナーとが連結され
た状態で取り出しロボットなどにより取り出され所定の
位置に載置されていた。そしてその後、成形品とランナ
ーとを分離するために以下の方法が採られていた。その
分離方法としては、ニッパーなどで人手により分離する
方法や、専用の分離装置(ゲートカット装置)に装着し
分離切断する方法が採られていた。しかし、前者の方法
においては人件費がかゝるばかりでなく生産性も悪く、
又、後者においても設備投資に多額の費用を要するとい
う問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決することを目的とし、樹脂が流れるランナー部が形成
されたランナープレートと、このランナープレートと対
峙した位置に成形品が排出できる程度に拡開可能な拡開
プレートとを配置すると共に、成形品に空洞部を形成す
るコアピンを移動可能に配置した射出成形用金型装置に
於て、ランナー部よりキャビティー側部にランナー縦孔
を形成し、該縦孔よりキャビティー側部にゲートを形成
し、コアピンの移動と共に移動する成形品下端をストリ
ッパープレートに係止する如くし、前記ランナー縦孔の
ランナー下端を自体の弾性で外側に変位させ、ゲートを
成形品より引っ張って分離する部材を配設したことを特
徴とするものである。
【0006】
【実施例】図1乃至図4は本発明における一実施例であ
る。従来技術と同様に成形機の固定側1には固定側型盤
2が固定されており、その固定側型盤2にはランナープ
レート3が固定されている。又、このランナープレート
3には樹脂が流れるランナー溝3aが形成されており、
更に、ランナープレート3には割型式のキャビブロック
4,5を開閉させるアンギュラピン(図示せず)が傾斜
角を有し固定されている。一方、成形機の可動側8には
可動側型盤9,10が固定されている。そして、その可
動側型盤10と対峙した位置にはストリッパープレート
11が配置されており、又、可動側型盤10にはコアピ
ン12が固定されている。更に、前記キャビブロック
4,5とストリッパープレート11との間には、拡開プ
レート13がストリッパープレート11に固定された状
態で配置されている。なお、本実施例に於てはこの拡開
プレート13にも後述するキャビティー部14が形成さ
れている。なお、前述したように拡開プレート13には
キャビブロック4,5が開閉自在に配置されており、そ
のキャビブロック4,5には成形品の成形を行うキャビ
ティー部14が形成されている。又、キャビブロック
4,5には前記ランナー溝3aとキャビティー部15と
を連通するランナー縦孔4a,5aが形成されている。
【0007】更に、前記キャビブロック4,5の両端近
傍には従来技術と同様に孔(図示せず)が形成されてお
り、前記アンギュラピンが各々嵌入している。又、前記
拡開プレート13の上面には前記ランナー縦孔4a,5
aと対向した位置にテーパーブロック16が形成或いは
配置されている。このテーパーブロック16は本実施例
では直線上の傾斜面としたが円弧状であっても良く、要
は、テーパーブロック16がコアピン12を中心とし左
右方向に拡開していれば良い。
【0008】次に作用について説明する。固定側と可動
側の型盤が締まると樹脂がランナー溝3a並びにランナ
ー縦孔4aを通りキャビティー部14,15に流入す
る。成形後各型盤を拡開すると最初にアンギュラピンに
よりキャビブロック4,5が左右に拡開する。この状態
でランナー溝3aによりできたランナーAとランナー縦
孔4aによりできたランナーB並びに成形品Cの一部が
露出する(図3参照)。こゝで、更に各型盤を拡開させ
るとコアピン12が後退すると共に、そのコアピン12
に抱きついた成形品CとランナーA,Bとが後退する。
この後退動作の過程でランナーBの端部がテーパーブロ
ック16に当接する。この当接によりランナーBはテー
パーブロック16の傾斜面によって拡げられ、成形品C
とランナーBとが分離される(図4参照)。次いで、更
に各型盤を拡開させるとストリッパープレート11によ
り成形品Cの後退のみが停止し、コアピン12が成形品
Cより抜け出す。なお、ランナーBが拡開した状態で分
離するので、そのランナーBの分離部分が成形品Cに接
触せず成形品がコアピン12により後退する。
【0009】次に本発明における第2実施例を図5、図
6をもとに説明する。前記第1実施例と相違する点はラ
ンナーBの形状にある。前記実施例におけるランナーB
は直線状のものとしたが、本例は下方に向けて拡開する
ように湾曲形状としたものである。形成の方法は、前記
実施例に於てランナー縦孔4aを湾曲させて形成すれば
良いものである。次に作用について説明する。前記実施
例と同様にキャビブロック4,5を左右に拡開後(図5
参照)、コアピン12を後退させる。この後退過程でラ
ンナーBの下端部が拡開プレート13の上面に当接す
る。この状態で更にコアピン12を後退させるとランナ
ーBの下端部は拡開プレート13の上面を滑り乍ら左右
に拡開し成形品Cと分離する(図6参照)。
【0010】次に本例における第3実施例を図7乃至図
11をもとに説明する。前記第1実施例と相違する点は
テーパーブロックの傾斜方向の向きにある。第1実施例
に於ては、コアピン12を中心に左右方向に拡開するよ
う傾斜させたが、本例においてはコアピン12を中心と
し前後に拡開するように傾斜面テーパーブロック16を
形成している。次に作用について説明する。前記第1実
施例と同様に成形終了後、コアピン12を後退させると
ランナーBの下端部がテーパーブロック16に当接し、
更に、コアピン12を中心とし前後に拡げられ成形品C
と分離される。
【0011】
【発明の効果】本発明は、樹脂が流れるランナー部が形
成されたランナープレートと、このランナープレートと
対峙した位置に成形品が排出できる程度に拡開可能な拡
開プレートとを配置すると共に、成形品に空洞部を形成
するコアピンを移動可能に配置した射出成形用金型装置
に於て、ランナー部よりキャビティー側部にランナー縦
孔を形成し、該縦孔よりキャビティー側部にゲートを形
成し、コアピンの移動と共に移動する成形品下端をスト
リッパープレートに係止する如くし、前記ランナー縦孔
のランナー下端を自体の弾性で外側に変位させ、ゲート
を成形品より引っ張って分離する部材を配設したので、
射出成形の一連の動作で自動的にゲートを成形品を傷つ
けることなく切断することができ生産性が良く、又、新
たな設備投資、例えば、ゲートカット用の切断機や人手
も必要としないから安価に生産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例射出成形時金型正断面図で
ある。
【図2】図1のD−D側断面図である。
【図3】図1の射出成形部拡大正断面図である。
【図4】図3のコアピンと一緒に成形品が後退しゲート
が切断された状態の図である。
【図5】本発明の第2実施例射出成形部拡大正断面図で
ある。
【図6】図5のコアピンと一緒に成形品が後退しゲート
が切断された状態の図である。
【図7】本発明の第3実施例射出成形部拡大正断面図で
ある。
【図8】図7の左側面図である。
【図9】図8の平面図である。
【図10】図8のコアピンが後退しゲートが切断された
時の図である。
【図11】図10の平面図である。
【図12】従来装置の正断面図である。
【図13】図12のA−A側断面図である。
【図14】従来装置により成形されたランナーと一体の
成形品の正面図である。
【符号の説明】
1 成形機固定側 2 固定側型盤 3 ランナープレート 3a ランナー溝 4,5 割型式のキャビティ−ブロック 4a,5a ランナー縦孔 8 可動側 9,10 可動側型盤 11 ストリッパープレート 12 コアピン 13 拡開プレート 14 キャビティー部 16 テーパーブロック A ランナー B ランナー C 成形品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/74

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂が流れるランナー部が形成されたラ
    ンナープレートと、このランナープレートと対峙した位
    置に成形品が排出できる程度に拡開可能な拡開プレート
    とを配置すると共に、成形品に空洞部を形成するコアピ
    ンを移動可能に配置した射出成形用金型装置に於て、ラ
    ンナー部よりキャビティー側部にランナー縦孔を形成
    し、該縦孔よりキャビティー側部にゲートを形成し、コ
    アピンの移動と共に移動する成形品下端をストリッパー
    プレートに係止する如くし、前記ランナー縦孔のランナ
    ー下端を自体の弾性で外側に変位させ、ゲートを成形品
    より引っ張って分離する部材を配設した射出成形用金型
    装置。
JP05468694A 1994-02-28 1994-02-28 射出成形用金型装置 Expired - Lifetime JP3252593B2 (ja)

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