JP2591027Y2 - 射出成形用金型に於けるゲ−ト切断装置 - Google Patents

射出成形用金型に於けるゲ−ト切断装置

Info

Publication number
JP2591027Y2
JP2591027Y2 JP1992051878U JP5187892U JP2591027Y2 JP 2591027 Y2 JP2591027 Y2 JP 2591027Y2 JP 1992051878 U JP1992051878 U JP 1992051878U JP 5187892 U JP5187892 U JP 5187892U JP 2591027 Y2 JP2591027 Y2 JP 2591027Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
plate
split
molded product
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992051878U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH065930U (ja
Inventor
輝正 大崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP1992051878U priority Critical patent/JP2591027Y2/ja
Publication of JPH065930U publication Critical patent/JPH065930U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2591027Y2 publication Critical patent/JP2591027Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、互いに対向する方向に
摺動開閉自在な割型と、その割型を開閉し得るアンギュ
ラピンとを具備してなる射出成形用金型装置に関するも
のであり、詳細には成形品とランナ−とを自動的に分離
切断する射出成形用金型に於けるゲ−ト切断装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図13、図14に示し説明
する。成形機の固定側101には固定側型盤102,1
03が固定されている。又、その固定側型盤103には
後述する割型104,105を開閉させるためのアンギ
ュラピン106,107が傾斜角を有し固定されてい
て、更に、固定側型盤103にはランナ−孔103aと
ランナ−孔103aの一部であるスプル−孔103bと
が形成されている。
【0003】一方、成形機の可動側108には可動側型
盤109,110が固定されている。そして、その可動
側型盤110と割型104,105との間にはストリッ
パ−プレ−ト111が摺動自在に配置されている。又、
可動側型盤110にはコアピン112が固定されてい
る。
【0004】更に、前記ストリッパ−プレ−ト111に
は割型104,105が開閉自在に配置されており、そ
の割型104,105には成形品の成形を行うキャビテ
イ113が形成されている。又、前記割型104,10
5には成形品の成形を行うキャビティ113と前記ラン
ナ−孔103aと連通するランナ−孔114及び、その
ランナ−孔114とキャビティ113とを連通させるゲ
−ト口115が形成されている。又、前記割型104,
105の両端近傍には孔104a,105aが形成され
ており、前記アンギュラピン106,107が各々嵌入
している。
【0005】次に作用について説明する。成形終了後、
成形機の可動側が稼動すると、可動側型盤109,11
0並びにストリッパ−プレ−ト111と割型104,1
05が摺動する(固定側型盤103と割型104,10
5とが離型する)。この摺動動作に伴いアンギュラピン
106,107の傾斜に沿って割型104,105が拡
開する。この時、成形品とランナ−とが金型より露出す
る。
【0006】更に摺動動作を進めると、ストリッパ−プ
レ−ト111の摺動が停止し、コアピン112が可動側
型盤109,110によって摺動するから、成形品がコ
アピン112より抜け出し、金型より成形品とランナ−
とが離隔される。そして、その離隔された成形品とラン
ナ−とを取り出しロボット(図示せず)により取り出
す。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術に於ては、成形品とランナ−とが連結された状態で
金型から取り出しロボットにより取り出し所定の位置に
載置し、その後に成形品とランナ−とを分離せねばなら
なかった。そして、その分離方法としては、ニッパ−な
どで人手により分離する方法や、専用の分離装置(ゲ−
トカット装置)に装着し分離切断する方法がとられてい
たが、前者の方法においては人件費がかゝるばかりでな
く生産性も悪く、又、後者においても設備がコストアッ
プになるという問題点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題点を解
決することを目的とし、摺動開閉自在な割型と、その割
型を開閉し得る開閉手段とを具備してなる射出成形用金
型装置に於て、前記割型の分割面にランナー孔とゲート
口を形成すると共に、上端面で該ランナー及びゲートを
支持し、又、金型が拡開した際、下端面が開放される中
間プレートを配設し、この中間プレートとストリッパー
プレートとの空間部から成形品が落下するようにしたこ
とをその要旨とする。
【0009】
【実施例】成形機の固定側1には固定側型盤2,3が固
定されている。又、その固定側型盤3には後述する割型
4,5を開閉させるための開閉手段であるアンギュラピ
ン6,7が傾斜角を有し固定されている。更に、固定側
型盤3にはランナ−孔3aとそのランナ−孔3aの一部
であるスプル−孔3bとが形成されている。
【0010】一方、成形機の可動側8には可動側型盤
9,10が固定されている。そして、その可動側型盤1
0と割型4,5との間にはストリッパ−プレ−ト11
と、図3に示すような成形品(筆記具などの軸体)12
を成形するためのキャビティ13が形成された中間プレ
−ト14が摺動自在に配置されている。又、可動側型盤
10には成形品12を保持するコアピン15が固定され
ている。
【0011】更に、前記中間プレート14には割型4,
5が開閉自在に配置されており、その割型4,5には前
記ランナー孔3aと連通するランナー孔16及びそのラ
ンナー孔16とキャビティ13とを連通させるゲート口
17が形成されている。又、前記割型4,5の両端近傍
には孔4a,5aが形成されており、前記アンギュラビ
ン6,7が各々嵌入している。なお、18は割型4,5
の分割面であり、19はストリッパープレート11と中
間プレート14との分割面である。
【0012】次に動作について説明する。図1、図2の
状態に於て射出成形を行う。そして、成形終了後、成形
機の可動側が稼動すると可動側型盤9,10とストリッ
パープレート11、中間プレート14並びに割型4,5
が摺動する(固定側型盤3と割型4,5とが離型す
る)。この摺動動作に伴いアンギュラピン6,7の傾斜
に沿って割型4,5が分割面18から左右に拡開する。
この割型4,5の拡開動作により形成された成形品12
とランナー20、スプルー21並びにゲート22割型
より露出する。なおこの時、成形品12はコアピン1
5、並びに中間プレート14のキャビテイ13に保持さ
れた状態になっている(図4、図5参照)。
【0013】次いで、可動側型盤9,10並びにストリ
ッパ−プレ−ト11の摺動動作を更に進めると、中間プ
レ−ト14の摺動が停止し、成形品12はキャビティ1
3からコアピン15の保持力により引き抜かれる(つま
り、分割面19を境にストリッパ−プレ−ト11と中間
プレ−ト14とが分離する)。この時、コアピン15に
よる成形品12の保持力が強いため、成形品12とゲ−
ト22とがむりやり切断される(図6参照)。こゝで成
形品12とランナ−20との分離が完了する。
【0014】次いで、更に可動側型盤9,10を摺動さ
せると、ストリッパープレート11が摺動し、そのスト
リッパープレート11の摺動により成形品12がコアピ
ン15より抜け出し始める。ここで、ストリッパープレ
ート11は停止するが、可動側型盤9,10が更に摺動
しているため、成形品12はコアピン15より完全に抜
け出し、前記中間プレート14とストリッパープレート
11との空間部から落下する。これで射出成形作業が終
了する(図8、図9参照)。
【0015】図9乃至図12に本考案における第2実施
例を示し以下説明する。前記実施例と同様な構成はその
説明を省略する。
【0016】成形機の可動側8には可動側型盤9が固定
されており、その可動側型盤9にはエジェクタプレ−ト
23,24が摺動自在に配置されている。又、そのエジ
ェクタプレ−ト24には成形品25を突き出すためのエ
ジェクタピン26が配置されている。更に、前記固定側
型盤9にはスペ−サ−ブロック27を介してプレ−ト2
8が固定されている。なお、前記スペ−サ−ブロック2
7はエジェクタプレ−ト23,24が可動側型盤9とプ
レ−ト28との間を移動できるように配置したものであ
る。又、前記プレ−ト28にも図10に示すような成形
品25を成形するためのキャビティ29が形成されてい
る。一方、固定側に固定させている割型4,5には中間
プレ−ト30が配置されている。
【0017】次に作用について説明する。割型4,5が
拡開する動作は前記第1実施例と同様である。可動側型
盤9を作動させると、エジェクタプレ−ト23,24と
プレ−ト28(スペ−サ−ブロック27)が摺動する。
この摺動動作に伴い成形品25が可動側に引っ張られ、
ゲ−ト22が切断させる(図11参照)。次いで、エジ
ェクタプレ−ト23,24を作動させ、成形品25をキ
ャビティ29より突き出す(図12参照)。
【0018】なお、本実施例に於ては割型の開閉手段を
アンギュラピンとしたが、アンギュラカム、スプリング
等を使用してもよい。又、割型を2部品より構成したが
一方を固定し、他方のみを移動させるような割型であっ
てもよい。
【0019】
【考案の効果】本考案によると、摺動開閉自在な割型
と、その割型を開閉し得る開閉手段とを具備してなる射
出成形用金型装置に於て、前記割型の分割面にランナー
孔とゲート口を形成すると共に、上端面で該ランナー及
びゲートを支持し、又、金型が拡開した際、下端面が開
放される中間プレートを配設し、この中間プレートとス
トリッパープレートとの空間部から成形品が落下するよ
うにしたので、射出成形の一連の動作で自動的にゲート
を切断することができ、生産性がよく、又、新たな設備
投資も必要としないから安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例射出成形時正断面図であ
る。
【図2】図1のA−A側断面図である。
【図3】図1のキャビテイ正断面図である。
【図4】図1の割型拡開時正断面図である。
【図5】図4のA−A側断面図である。
【図6】図5の中間プレ−ト、可動側型盤、移動時の正
断面図である。
【図7】図6の可動側型盤移動時の正断面図である。
【図8】自動切断されたランナ−と成形品正面図であ
る。
【図9】本考案の第2実施例射出成形時正断面図であ
る。
【図10】図9の成形品の正断面図及び側面図である。
【図11】図9のプレ−ト移動時の正断面図である。
【図12】図11のプレ−トが更に移動した時の正断面
図である。
【図13】従来装置の射出成形時正断面図である。
【図14】図13のA−A側断面図である。
【符号の説明】
1 成形機固定側 2 固定側型盤 3 固定側型盤 3a ランナ−孔 3b スプル− 4 割型 5 割型 6 アンギュラピン 7 アンギュラピン 8 可動側 9 可動側型盤 10 可動側型盤 11 ストリッパ−プレ−ト 12 成形品 13 キャビテイ 14 中間プレ−ト 15 コアピン 16 ランナ−孔 17 ゲ−ト口 18 割型4,5の分割面 19 成形品を落下させるための分割面 23 エジェクタプレ−ト 24 エジェクタプレ−ト 25 成形品 26 エジェクタピン 27 スペ−サ−ブロック 28 プレ−ト 29 キャビテイ 30 中間プレ−ト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摺動開閉自在な割型と、その割型を開閉
    し得る開閉手段とを具備してなる射出成形用金型装置に
    於て、前記割型の分割面にランナー孔とゲート口を形成
    すると共に、上端面で該ランナー及びゲートを支持し
    又、金型が拡開した際、下端面が開放される中間プレー
    トを配設し、この中間プレートとストリッパープレート
    との空間部から成形品が落下するようにしたことを特徴
    とする射出成形用金型に於けるゲート切断装置。
JP1992051878U 1992-06-30 1992-06-30 射出成形用金型に於けるゲ−ト切断装置 Expired - Lifetime JP2591027Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992051878U JP2591027Y2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 射出成形用金型に於けるゲ−ト切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992051878U JP2591027Y2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 射出成形用金型に於けるゲ−ト切断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH065930U JPH065930U (ja) 1994-01-25
JP2591027Y2 true JP2591027Y2 (ja) 1999-02-24

Family

ID=12899145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992051878U Expired - Lifetime JP2591027Y2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 射出成形用金型に於けるゲ−ト切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2591027Y2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5775813U (ja) * 1980-10-24 1982-05-11
JP4444096B2 (ja) 2004-12-27 2010-03-31 三菱電機株式会社 ゲート処理成形品
CN105835317B (zh) * 2016-07-04 2019-03-26 浙江台州美多模具有限公司 大斜顶抽芯机构
KR102199785B1 (ko) * 2018-07-12 2021-01-07 서진희 필기구 금형 장치용 코어핀 유닛
JP7297660B2 (ja) * 2019-12-27 2023-06-26 住友重機械工業株式会社 金型装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH065930U (ja) 1994-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2591027Y2 (ja) 射出成形用金型に於けるゲ−ト切断装置
JP2003170463A5 (ja)
JP2867963B2 (ja) 樹脂成形装置
JP2599842Y2 (ja) 射出成形装置に於けるゲート切断装置
JP3252593B2 (ja) 射出成形用金型装置
JPS63141714A (ja) 連続射出成形機用トリミング装置
JP3252594B2 (ja) 射出成形用金型装置
JPH04251724A (ja) 金型装置
JP4193298B2 (ja) 射出成形用金型装置
JPH0716888A (ja) 成形品取出し装置
CN219338422U (zh) 一种带有角度的滑块自动脱模模具结构
JPS61102226A (ja) 成形品取出し装置
JPH0558377B2 (ja)
US4805869A (en) Apparatus for manufacturing of tape dispenser
JPH07329101A (ja) 射出成形方法およびその装置
JP3326039B2 (ja) 樹脂成形品の連続成形装置
JP2808687B2 (ja) 個片切断型内蔵インサート成形装置
JP3079863B2 (ja) 成形湯道部の取り出し方法
JPH077133Y2 (ja) 射出成形用金型
JPH0732018Y2 (ja) 射出成形用金型
JP3247005B2 (ja) 射出成形金型
JP2004066728A (ja) スタックモールド成形金型
JPH0673878B2 (ja) 射出成形金型装置
JPH06179231A (ja) インジェクションモールドの成形方法
JPS597075Y2 (ja) 成形用金型

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071218

Year of fee payment: 9