JP2004066728A - スタックモールド成形金型 - Google Patents

スタックモールド成形金型 Download PDF

Info

Publication number
JP2004066728A
JP2004066728A JP2002231548A JP2002231548A JP2004066728A JP 2004066728 A JP2004066728 A JP 2004066728A JP 2002231548 A JP2002231548 A JP 2002231548A JP 2002231548 A JP2002231548 A JP 2002231548A JP 2004066728 A JP2004066728 A JP 2004066728A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cavity
mold
plate
sprue
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002231548A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Morimoto
森本 隆志
Teruhisa Sato
佐藤 照久
Hideyuki Mima
美馬 英行
Kazuhiko Kono
河野 和彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002231548A priority Critical patent/JP2004066728A/ja
Publication of JP2004066728A publication Critical patent/JP2004066728A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】金型の構造が簡単で、成形後、金型から成形品の取り出しが容易であるスタックモールド成形金型を提供することを目的とするものである。
【解決手段】出口23が固定側型板17と中間型板19の対向面に形成された板状の第1キャビティ24に接続する一次スプルー21を、入口22側の接続面積を小さく、第1キャビティ24側の接続面積を大きくして固定側型板17中を貫通して設け、入口26が第1キャビティ24に接続し、出口27が可動側型板18と中間型板19の対向面に形成された板状の第2キャビティ28に接続する二次スプルー25を、第1キャビティ24側の接続面積よりも第2キャビティ28側の接続面積を大きくして中間型板19中を貫通して設けたスタックモールド成形金型。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2つ以上の成形品を同時に成形するスタックモールド成形金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、固定側型板と中間金型との間および可動側型板と中間金型との間のキャビティを互いに重なった状態で設け、それ等キャビティに溶融樹脂を流し込んで2つ以上の成形品を同時に成形するスタックモールド成形金型は、キャビティの投影面積が小さくなるので成形圧が小さくなり、金型サイズをコンパクトにできるという効果があるが、成形する成形品が薄いということが必要であり、例えば、CRTを用いたディスプレイ装置のように、CRTの前面周囲を覆う前面パネルは薄いが、CRTの後部を覆うバックカバーはCRTの出っ張った後部の形状に合わせて厚みの厚いものとなる場合、その前面パネルとバックカバーの対をスタックモールド成形金型により同時に成形しようとすると、成形後の型開き行程がバックカバー側において大きなものとなり、スタックモールド成形金型が大きな作業空間を必要とすることになり、本来、金型サイズをコンパクトにできるというスタックモールド成形金型の特徴が失われることになる。
【0003】
しかしながら、最近、液晶テレビやPDPの外装品のように、前面パネルとバックカバーが共に薄いものであれば、金型サイズがあまり大型にならず、これ等、前面パネルとバックカバー等の2つ以上の成形品を前記スタックモールド成形金型で同時に成形するメリットが増えてきた。
【0004】
図3の(a)は、ホットランナー構造を用いた従来のスタックモールド成形金型による成形工程において、金型を閉じて溶融樹脂を注入している状態図、(b)は、同スタックモールド成形金型による成形工程において、金型を開いて成形品を突き出した状態図であり、固定側型板1と可動側型板2の間に中間型板3を挟持し、固定側型板1の外方中央部に溶融樹脂の注入口4を有するホットランナー5を固定側型板1中を貫通させ、前記固定側型板1中を貫通したホットランナー5の出口6と接続する入口7を有するホットランナー8を中間型板3中を貫通させ、中間型板3中を貫通したホットランナー8に、中間型板3の中央部において、固定側型板1と中間型板3の対向面に形成されたキャビティ9および可動側型板2と中間型板3の対向面に形成されたキャビティ10に接続した排出口11、12を設け、さらに、キャビティ9、10内に先端が突出し、キャビティ9、10に成形された成形品を突き出す突き出しピン13、14を固定側型板1と可動側型板2にそれぞれ貫通して設け、その基部を固定側型板1中と可動側型板2中の空間を移動可能な突き出しプレート15、16に固定している。
【0005】
このスタックモールド成形金型では、ホットランナー8を用いているので、材料効率がよくなるが、ホットランナー8の構造が複雑になり、また、固定側型板1中および中間型板3中を貫通するホットランナー8の出口を中間型板3中で排出口11、12により左右に分ける等、専用の金型が必要になる(特願平10−245295号公報参照)。
【0006】
一方、構造の簡単なコールドランナーを用いることにより、汎用の金型が使用できるスタックモールド成形金型も考えられているが、この場合、同時に成形する2つ以上の成形品としては、光ディスク基板のように中央に穴があり、例えば、固定側型板から挿入されたコールドランナーからディスクゲートを介して一方の成形品用キャビティに溶融樹脂を供給し、さらに、コールドランナーがその一方の成形品の中央の穴となるべき位置を通って他方の成形品用キャビティに到達して、前記同様、ディスクゲートを介して他方の成形品用キャビティに溶融樹脂を供給する構成であり、コールドランナーを金型の一方向から挿入し、手前のキャビティから奥のキャビティへと順次溶融樹脂を供給するものであり、汎用の成形機をそのまま使用することができるが、成形品をとり出す場合に、金型に組み込まれたパンチを作動させて穴をあけ、ディスクゲートの位置で成形品をコールドランナーから切り離さないことには成形品を金型から取り外せないという問題があった(特開平9−207171号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来のスタックモールド成形金型の内、ホットランナー構造を用いたスタックモールド成形金型は、材料効率がよくなるが、ヒーターを組み込むホットランナーの構造が複雑になり、また、金型をホットランナーが貫通するため、専用の金型が必要になり、また、コールドランナーを用いたスタックモールド成形金型は、汎用の成形機を使用できるため、金型の構造が簡単になるが、成形後、金型から成形品をとり出す場合に、成形品とコールドランナーを切り離さないことには成形品を金型から取り外せないという問題があった。
【0008】
本発明は上記の課題を解決するもので、金型の構造が簡単で、成形後、金型から成形品の取り出しが容易であるスタックモールド成形金型を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、固定側型板と可動側型板の間に中間型板を挟持し、前記固定側型板に成形機ノズルからの溶融樹脂の注入口を設け、入口が前記注入口に接続し、出口が前記固定側型板と前記中間型板の対向面に形成された板状の第1キャビティに接続する一次スプルーを、前記注入口側の接続面積を小さく、前記第1キャビティ側の接続面積を大きくして前記固定側型板中を貫通して設け、入口が前記第1キャビティに接続し、出口が前記可動側型板と前記中間型板の対向面に形成された板状の第2キャビティに接続する二次スプルーを、前記第1キャビティ側の接続面積と前記第2キャビティ側の接続面積を何れか一方を他方よりも小さくして前記中間型板中を貫通して設け、前記第1キャビティおよび前記第2キャビティ内に先端が突出し、第1キャビティおよび第2キャビティ内に成形された成形品を突き出す突き出しピンを前記固定側型板と前記可動側型板にそれぞれ貫通して設け、その基部を固定側型板中と可動側型板中の空間を移動可能な突き出しプレートに固定したスタックモールド成形金型であり、金型の構造が簡単で、成形後、金型から成形品の取り出しが容易である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、固定側型板と可動側型板の間に中間型板を挟持し、前記固定側型板に成形機ノズルからの溶融樹脂の注入口を設け、入口が前記注入口に接続し、出口が前記固定側型板と前記中間型板の対向面に形成された板状の第1キャビティに接続する一次スプルーを、前記注入口側の接続面積を小さく、前記第1キャビティ側の接続面積を大きくして前記固定側型板中を貫通して設け、入口が前記第1キャビティに接続し、出口が前記可動側型板と前記中間型板の対向面に形成された板状の第2キャビティに接続する二次スプルーを、前記第1キャビティ側の接続面積と前記第2キャビティ側の接続面積を何れか一方を他方よりも小さくして前記中間型板中を貫通して設け、前記第1キャビティおよび前記第2キャビティ内に先端が突出し、第1キャビティおよび第2キャビティ内に成形された成形品を突き出す突き出しピンを前記固定側型板と前記可動側型板にそれぞれ貫通して設け、その基部を固定側型板中と可動側型板中の空間を移動可能な突き出しプレートに固定したスタックモールド成形金型であり、一次スプルーの注入口側の接続面積を小さく、第1キャビティ側の接続面積を大きくしたことにより、成形品の成形後に型開きをすると、一次スプルーは成形品側に付いて型から離れることになり、同じく、二次スプルーの第1キャビティ側の接続面積と第2キャビティ側の接続面積の何れか一方を他方よりも小さくしたことにより、成形品の成形後に型開きをすると、二次スプルーはいずれかの成形品側に付いて型から離れることになり、成形品とランナー等を切り離さなくても型を開くだけで、金型から成形品を取り出すことができるという作用を有する。
【0011】
本発明の請求項2に記載の発明は、板状の第1キャビティの形状が中央部に穴のある周辺枠状であり、前記中央部の穴の部分に、固定側型板と中間型板の対向面で形成されるランナーを設け、入口が注入口に接続した一次スプルーの出口をランナーに接続し、出口が板状の第2キャビティに接続する二次スプルーの入口をランナーに接続し、前記ランナーをゲートを介して周辺枠状の前記第1キャビティに接続した請求項1に記載のスタックモールド成形金型であり、周辺枠状の第1キャビティの中央部の穴に設けたランナーから一次スプルーおよび二次スプルーを伸ばし、ゲートを介して周辺枠状の第1キャビティに接続することにより、型開き時に成形品とともにランナーが金型から離れ、また、二次加工で成形品から切り離す必要のある一次スプルーおよび二次スプルー、ランナー等が一まとめになるという作用を有する。
【0012】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0013】
(実施の形態1)
図1の(a)は本発明の実施の形態1におけるスタックモールド成形金型による成形工程において、金型を閉じて溶融樹脂を注入している状態図、(b)は同スタックモールド成形金型による成形工程において、金型を開いて成形品を突き出した状態図であり、固定側型板17と可動側型板18の間に中間型板19を設け、前記固定側型板17に成形機ノズルからの溶融樹脂の注入口20を設け、固定側型板17中を貫通する一次スプルー21の入口22が前記注入口20に接続し、出口23が前記固定側型板17と前記中間型板19の対向面に形成された板状の第1キャビティ24に接続し、前記一次スプルー21の注入口20側の接続面積を小さく、前記第1キャビティ24側の接続面積を大きくしている。
【0014】
また、前記中間型板19中を貫通する二次スプルー25の入口26が前記第1キャビティ24に接続し、出口27が前記可動側型板18と前記中間型板19の対向面に形成された板状の第2キャビティ28に接続し、前記二次スプルー25の第1キャビティ24側の接続面積を前記第2キャビティ28側の接続面積よりも小さくしている。
【0015】
また、前記第1キャビティ24および前記第2キャビティ28内に先端が突出し、第1キャビティ24および第2キャビティ28内に成形された成形品29、30を突き出す突き出しピン31、32を前記固定側型板17と前記可動側型板18にそれぞれ貫通して設け、その基部を固定側型板17中と可動側型板18中の空間を移動可能な突き出しプレート33、34に固定している。
【0016】
上記構成のスタックモールド成形金型により、板状の成形品を成形するには、まず、図1の(a)の金型を閉じて溶融樹脂を注入している状態図に示すように、成形機ノズルからの溶融樹脂が、固定側型板17の注入口20、一次スプルー21の入口22、同出口23を経て板状の第1キャビティ24に流れ込み、次いで、第1キャビティ24から伸びた二次スプルー25の入口26、同出口27を経て板状の第2キャビティ28に流れ込み、第1キャビティ24および第2キャビティ28内の溶融樹脂が硬化した後、図1の(b)の金型を開いて成形品を突き出した状態図に示すように、第1キャビティ24および第2キャビティ28内に成形された成形品29、30を突き出しピン31、32で固定側型板17と可動側型板18から突き出すのであるが、一次スプルー21の注入口20側の接続面積が小さく、また、二次スプルー25の第1キャビティ24側の接続面積が小さく、共にピンポイントゲートになっているため、型開き工程において、一次スプルー21は注入口20と切れて成形品29に付き、二次スプルー25は第1キャビティ24と切れて成形品30に付いてくるため、成形品29、30とランナー等を切り離さなくても型を開くことができ、金型から成形品29、30の取り出しが容易になるという効果がある。
【0017】
以上のように、本発明の実施の形態1におけるスタックモールド成形金型によれば、第1キャビティ24および第2キャビティ28内に成形品29、30を成形した後に型開きをする場合、型開きをするだけで、成形品29、30を一次スプルー21および二次スプルー25が付いた状態で金型から離すことができるので、成形品29、30とランナー等を切り離さなくても型を開くことができ、金型から成形品29、30の取り出しが容易になるという効果が得られる。
【0018】
なお、本発明の実施の形態1においては、成形機ノズルからの溶融樹脂の注入口20を固定側型板17に設けたが、溶融樹脂の注入口20を可動側型板18に設けて溶融樹脂を第1キャビティ24、第2キャビティ28に導いても本発明の実施の形態1と同様の効果が得られるし、また、二次スプルー25の第1キャビティ24側の接続面積を前記第2キャビティ28側の接続面積よりも小さくしているが、これを逆にして型開き時に、二次スプルー25が第2キャビティ28と切れて成形品29に付いてくるようにしても、本発明の実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0019】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2は、スタックモールド成形する板状成形品の少なくとも一方が中央部に穴のある周辺枠状体である場合であり、図2は本発明の実施の形態2におけるスタックモールド成形金型による成形工程において、金型を閉じて溶融樹脂を注入している状態図である。
【0020】
図2が実施の形態1を示す図1の(a)と異なるところは、図1の(a)においては、固定側型板17と中間型板19の対向面に板状の第1キャビティ24を形成しているのに対し、図2においては、固定側型板17と中間型板19の対向面に形成した板状の第1キャビティ35の形状が中央部に穴36のある周辺枠状であり、前記中央部の穴36の部分に、固定側型板17と中間型板19の対向面で形成されるランナー37を設け、入口22が注入口20に接続した一次スプルー21の出口23を前記ランナー37に接続し、出口27が板状の第2キャビティ28に接続する二次スプルー25の入口26を前記ランナー37に接続し、二次スプルー25の第2キャビティ28との接続面積をランナー37との接続面積よりも小さくし、前記ランナー37をトンネルゲート、カールゲート等の先端が細くなったゲート38を介して周辺枠状の前記第1キャビティ35に接続した点であり、その他は図1の(a)と同じであるので、同じ符号を付して説明は省略する。
【0021】
上記構成のスタックモールド成形金型により、板状の成形品を成形するには、まず、図2の金型を閉じて溶融樹脂を注入している状態図に示すように、成形機ノズルからの溶融樹脂が、固定側型板17の注入口20、一次スプルー21の入口22、同出口23を経て周辺枠状の第1キャビティ35の中央部の穴36の部分に形成されたランナー37に流れ込み、次いで、ランナー37からゲート38を介して周辺枠状の第1キャビティ35およびランナー37から伸びた二次スプルー25の入口26、同出口27を経て板状の第2キャビティ28に流れ込み、第1キャビティ35および第2キャビティ28内の溶融樹脂を硬化して成形品を得、その後の型開きおよび成形品の突き出しは実施の形態1の場合と同じである。
【0022】
上記の場合、一次スプルー21の注入口20側の接続面積が小さく、また、二次スプルー25の第2キャビティ28側の接続面積が小さく、共にピンポイントゲートになっているため、型開き工程において、一次スプルー21は注入口20と切れてランナー37に付き、二次スプルー25は第2キャビティ28と切れてランナー37に付いてくるため、成形品29、30とランナー等を切り離さなくても型を開くことができ、また、型開き後、成形品29、30を突き出しピン31、32で固定側型板17と可動側型板18から突き出すことにより容易にゲート38が切れて成形品29、30の金型からの取り出しが容易になるという効果がある。
【0023】
また、二次加工で成形品から切り離す必要のある一次スプルー21、二次スプルー25、ランナー37等が一まとめになって成形品29、30と分離できるため、二次加工が非常に楽になるという効果もある。
【0024】
以上のように、本発明の実施の形態2におけるスタックモールド成形金型によれば、第1キャビティ35および第2キャビティ28内に成形品29、30を成形した後に型開きをする場合、型開きをするだけで、成形品29をランナー37、一次スプルー21、二次スプルー25が付いた状態で金型から離すことができるので、成形品29、30とランナー等を切り離さなくても型を開くことができ、金型から成形品29、30の取り出しが容易になり、二次加工で成形品29、30から切り離す必要のある一次スプルー21、二次スプルー25、ランナー37等が一まとめにすることができ、二次加工が非常に楽になるという効果がある。
【0025】
なお、本発明の実施の形態2においては、成形機ノズルからの溶融樹脂の注入口20を固定側型板17に設けたが、溶融樹脂の注入口20を可動側型板18に設けて溶融樹脂を第1キャビティ35、第2キャビティ28に導いても本発明の実施の形態2と同様の効果が得られるし、また、二次スプルー25のランナー37側の接続面積を第2キャビティ28側の接続面積よりも大きくしているが、これを逆にして型開き時に、二次スプルー25がランナー37と切れて第2キャビティ28の成形品30に付いてくるようにしても、本発明の実施の形態2と同様の効果が得られる。
【0026】
さらに、周辺枠状の第1キャビティ35およびその中央部の穴36に設けたランナー37を可動側型板18と中間型板19の対向面に形成し、第2キャビティ28を固定側型板17と中間型板19の対向面に形成しても、本発明の実施の形態2と同様の効果が得られる。
【0027】
【発明の効果】
以上のように、本発明のスタックモールド成形金型によれば、金型の構造が簡単で汎用機を使用でき、金型で成形品を成形した後、成形品とランナー等とを特別な切断作業で切り離なさなくても金型を開くことができ、また、成形後、金型から成形品の取り出しが容易にできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1におけるスタックモールド成形金型による成形工程において、金型を閉じて溶融樹脂を注入している状態図
(b)同スタックモールド成形金型による成形工程において、金型を開いて成形品を突き出した状態図
【図2】本発明の実施の形態2におけるスタックモールド成形金型による成形工程において、金型を閉じて溶融樹脂を注入している状態図
【図3】(a)ホットランナー構造を用いた従来のスタックモールド成形金型による成形工程において、金型を閉じて溶融樹脂を注入している状態図
(b)同スタックモールド成形金型による成形工程において、金型を開いて成形品を突き出した状態図
【符号の説明】
1,17 固定側型板
2,18 可動側型板
3,19 中間型板
4,20 注入口
5,8 ホットランナー
6,23,27 出口
7,22,26 入口
9,10 キャビティ
11,12 排出口
13,14,31,32 突き出しピン
15,16,33,34 突き出しプレート
21 一次スプルー
24,35 第1キャビティ
25 二次スプルー
28 第2キャビティ
29,30 成形品
36 穴
37 ランナー
38 ゲート

Claims (2)

  1. 固定側型板と可動側型板の間に中間型板を挟持し、前記固定側型板に成形機ノズルからの溶融樹脂の注入口を設け、入口が前記注入口に接続し、出口が前記固定側型板と前記中間型板の対向面に形成された板状の第1キャビティに接続する一次スプルーを、前記注入口側の接続面積を小さく、前記第1キャビティ側の接続面積を大きくして前記固定側型板中を貫通して設け、入口が前記第1キャビティに接続し、出口が前記可動側型板と前記中間型板の対向面に形成された板状の第2キャビティに接続する二次スプルーを、前記第1キャビティ側の接続面積と前記第2キャビティ側の接続面積を何れか一方を他方よりも小さくして前記中間型板中を貫通して設け、前記第1キャビティおよび前記第2キャビティ内に先端が突出し、第1キャビティおよび第2キャビティ内に成形された成形品を突き出す突き出しピンを前記固定側型板と前記可動側型板にそれぞれ貫通して設け、その基部を固定側型板中と可動側型板中の空間を移動可能な突き出しプレートに固定したスタックモールド成形金型。
  2. 板状の第1キャビティの形状が中央部に穴のある周辺枠状であり、前記中央部の穴の部分に、固定側型板と中間型板の対向面で形成されるランナーを設け、入口が注入口に接続した一次スプルーの出口をランナーに接続し、出口が板状の第2キャビティに接続する二次スプルーの入口をランナーに接続し、前記ランナーをゲートを介して周辺枠状の前記第1キャビティに接続した請求項1に記載のスタックモールド成形金型。
JP2002231548A 2002-08-08 2002-08-08 スタックモールド成形金型 Pending JP2004066728A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002231548A JP2004066728A (ja) 2002-08-08 2002-08-08 スタックモールド成形金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002231548A JP2004066728A (ja) 2002-08-08 2002-08-08 スタックモールド成形金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004066728A true JP2004066728A (ja) 2004-03-04

Family

ID=32017280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002231548A Pending JP2004066728A (ja) 2002-08-08 2002-08-08 スタックモールド成形金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004066728A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011230345A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Meiki Co Ltd 複合成形品用射出成形機およびその成形方法
JP2013082157A (ja) * 2011-10-12 2013-05-09 Kojima Press Industry Co Ltd 射出圧縮成形機
WO2013105335A1 (ja) * 2012-01-11 2013-07-18 本田技研工業株式会社 射出成形装置及び射出成形方法
JP2019048402A (ja) * 2017-09-08 2019-03-28 株式会社ミツバ 射出成形金型

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011230345A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Meiki Co Ltd 複合成形品用射出成形機およびその成形方法
KR101342889B1 (ko) * 2010-04-27 2013-12-18 가부시키가이샤 메이키 세이사쿠쇼 복합 성형품용 사출성형기 및 그 성형방법
JP2013082157A (ja) * 2011-10-12 2013-05-09 Kojima Press Industry Co Ltd 射出圧縮成形機
WO2013105335A1 (ja) * 2012-01-11 2013-07-18 本田技研工業株式会社 射出成形装置及び射出成形方法
JP2013141777A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Honda Motor Co Ltd 射出成形装置及び射出成形方法
JP2019048402A (ja) * 2017-09-08 2019-03-28 株式会社ミツバ 射出成形金型

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20000070534A (ko) 결합된 물체의 몰딩을 위한 방법 및 장치
JPS5942167A (ja) 多段併設式成形金型
JP2004066728A (ja) スタックモールド成形金型
KR100636804B1 (ko) 휴대폰의 이형부재 조립품 제조방법
JP3566827B2 (ja) 中空製品の成形法およびそのための装置
JPH02227224A (ja) 合成樹脂製ウインドウの製造方法
JP3152787B2 (ja) 射出成形用金型
JP3540703B2 (ja) 射出成形用金型及びその金型を用いる積層用成形品の製造方法
JP2002187168A (ja) 光学素子成形用金型および光学素子成形品
JPH0412816A (ja) 多数成形品の同時成形方法とその装置
JP4025060B2 (ja) スタックモールド金型
JP2712728B2 (ja) カセットハーフ成形方法及びカセットハーフ成形用金型
JP3821753B2 (ja) フイルムを有する樹脂成形品の製造方法
JP3867571B2 (ja) 樹脂成形型
JP2001205419A (ja) マグネシウム合金の射出成形方法およびそれによって得られた成形品
US20050084655A1 (en) Method for molding flat thin-plate molded product, and molded product
JP2000071288A (ja) スタックモールド型成形用金型
JPH1058493A (ja) 合成樹脂成形品の射出成形方法及び金型
JPH07237250A (ja) 射出成形用金型装置
JP2002225090A (ja) 中空物品の射出成形用金型装置
JPH08142145A (ja) 射出成形用金型及びそれを用いた射出圧縮成形法
JPH10286830A (ja) インサート成形用金型
JP2002361676A (ja) 複合成形品の射出成形方法および射出成形用金型
JPH0716414Y2 (ja) 射出成形金型
JPH082859Y2 (ja) カセットハーフ

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20041119

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20050221

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424