JPH0716414Y2 - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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JPH0716414Y2
JPH0716414Y2 JP3141390U JP3141390U JPH0716414Y2 JP H0716414 Y2 JPH0716414 Y2 JP H0716414Y2 JP 3141390 U JP3141390 U JP 3141390U JP 3141390 U JP3141390 U JP 3141390U JP H0716414 Y2 JPH0716414 Y2 JP H0716414Y2
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JP
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cavity
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gate
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久則 田辺
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Mitsubishi Materials Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、サブマリンゲートを介してキャビティ内に溶
融樹脂を供給して成形品を成形する射出成形金型に関す
る。
〔従来の技術〕
一般に、耐熱性樹脂を用いて射出成形した場合には、以
下のような特徴によりその成形性が低下し易い。すなわ
ち、 1)融点が高いため、高温でないと成形が不可能。
2)固化すると樹脂が非常にもろい。
3)ガスが多く発生する。
4)メルトフローが低い(流動性が悪い)。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、第4図に示すように、固定型板1と、この固
定型板1に接離自在に設けられた可動型板2との間のキ
ャビティ3内にランナー4からサブマリンゲート5を用
いて溶融樹脂を供給した場合、両型板1,2間を開いて、
キャビティ3内の成形品及びランナー4内の固化樹脂を
突き出した際に、同時にゲート部において成形品と固化
樹脂とは切断される。しかしながら、従来から、金型構
造(ゲート及びランナー形状),成形条件,使用樹脂特
性などの要因によって、ゲート切れ不良が生じており、
特に、ゲートカス及びゲート先端部の欠損が問題になっ
ている。なかでも、二色成形金型においては、ゲート切
れ不良により飛散したカスが金型製品部に挾み込まれ、
その弊害が製品表面に顕著に現れるという問題がある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、型開時においてゲート切れが良好に行
われ、かつゲートカスが生じることなく、製品とその他
の固化樹脂との分離が円滑に行われる射出成形金型を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の射出成形金型は、
型板内を通ってキャビティ連通するサブマリンゲートの
中央部が、上記キャビティへの注入口から上記型板の合
わせ面に向かって所定角度で傾斜して形成され、この中
央部の側部に、上記型板の合わせ面に直交する面とのな
す角度が上記中央部の所定角度より大きいガイド部が形
成されたものである。
〔作用〕
本考案の射出成形金型にあっては、キャビティ内の製品
とサブマリンゲート内の固化樹脂との切り離しと際に、
サブマリンゲートの中央部より、型板の合わせ面に直交
する面とのなす角度が大きいガイド部に沿って、サブマ
リンゲート内の固化樹脂が製品から急激に切り離され、
製品から切り離されたサブマリンゲートの中央部の固化
樹脂がサブマリンゲートの内壁に接触することなく、型
板の外部に取り出される。
〔実施例〕
以下、第1図ないし第3図に基づいて本考案の一実施例
を説明する。
図中符号10は固定型板であり、この固定型板10には、キ
ャビティ20及びランナー21を形成するキャビ入子11が装
着されている。そして、固定型板10に対向して可動型板
12が接近離間自在に設けられており、この可動型板12に
は、キャビティ20を形成するためのコア入子13と、サブ
マリンゲート22を形成するためのゲート入子14とが装着
されている。また、上記両型板10,12は、図示されてい
ないが、固定受板及び可動受板にそれぞれ取付けられて
いる。
上記ゲート入子14には、上記キャビティ20への注入口23
から離れるにつれて固定型板10及び可動型板12に向う一
対の傾斜面24,25が形成されており、この傾斜面25に連
なって可動型板12の製品面に平行な(型開閉方向に垂直
な)平坦面26が形成されている。そして、上記平坦面26
に連なって固定型板10側に向う傾斜面27が形成されてい
る。
また、上記傾斜面24の中央部24aと、可動型板12の製品
面に垂直な(型開閉方向に沿う)平面とのなす角度α
(例えば、20°)より、傾斜面24の両側部(ガイド部)
24bと、可動型板12の製品面に垂直な平面となす角度β
(例えば40°)が大きく設定されている。さらに、上記
傾斜面25と、可動型板12の製品面に垂直な平面とのなす
角度γ(例えば30°)とされている。
上記のように構成された射出成形金型にあっては、従来
同様、固定型板10と可動型板12との間を閉じた状態にお
いて、ランナー21を通った溶融樹脂を、サブマリンゲー
ト22を介して、キャビティ20内に注入する。そして、キ
ャビティ20内の樹脂が冷却固化した後、型を開いて製品
を取り出す。
この場合、固定型板10に対して可動型板12を離間させる
と、可動型板12側にキャビティ20内の製品及びランナー
21部の固化樹脂28が付着して可動型板12とともに移動し
ていく。そして、キャビティ20内の製品及びランナー21
部の固化樹脂28をそれぞれ突出しピンによって固定型板
10側に突き出す。この時、上記製品及び固化樹脂28は、
離型するにつれて互いに引き離されて切断されるが、こ
の時、サブマリンゲート22内の固化樹脂28は、注入口23
から離れるにつれて急激にその肉厚を増しており、強度
が向上しているから、一番弱い部分である注入口部28a
において円滑に切断されて、良好な切断面が得られる。
次いで、製品から離れたランナー21部の固化樹脂28は、
傾斜面24の両側部24bに支持案内されてゲート入子14内
から引き出されるため、固化樹脂28の注入口部28aは、
傾斜面24の中央部24aから急速に引き離されて、該中央
部24aに接触した状態で摺動することがない。従って、
最も脆弱で粉末状のカスになり易い固化樹脂28の注入口
部28aは、どこにも接触することなく、円滑に外部に取
り出される。なお、第2図は、固化樹脂28のうち、キャ
ビ入子11内のランナー21に形成された固化樹脂は切除さ
れた形態で示された平面図である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の射出成形金型は、型板内
を通ってキャビティに連通するサブマリンゲートの中央
部が、上記キャビティへの注入口から上記型板の合わせ
面に向かって所定角度で傾斜して形成され、この中央部
の側部に、上記型板の合わせ面に直交する面とのなす角
度が上記中央部の所定角度より大きいガイド部が形成さ
れたものであるから、キャビティ内の製品とサブマリン
ゲート内の固化樹脂との切り離しの際に、サブマリンゲ
ートの中央部より、型板の合わせ面に直交する面とのな
す角度が大きいガイド部に沿って、サブマリンゲート内
の固化樹脂が製品から急激に切り離され、製品から切り
離されたサブマリンゲートの中央部の固化樹脂がサブマ
リンゲートの内壁に接触することなく、型板の外部に取
り出されることにより、型開時においてゲート切れが良
好に行われ、かつゲートカスが生じることを防止できる
上に、製品とその他の固化樹脂との分離を円滑に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示すもので、
第1図は断面図、第2図は固化樹脂28のうち、キャビ入
子側のランナー内の固化樹脂を切除した状態の平面図、
第3図は第1図のIII-III線に沿う断面図、第4図は従
来のサブマリンゲートの断面図である。 10……固定型板、12……可動型板、20……キャビティ、
22……サブマリンゲート、23……注入口、24a……中央
部、24b……側部(ガイド部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】型板間に形成されたキャビティにサブマリ
    ンゲートを介して溶融樹脂を供給して成形品を成形する
    射出成形金型であって、 型板内を通ってキャビティに連通するサブマリンゲート
    の中央部が、上記キャビティへの注入口から上記型板の
    合わせ面に向かって所定角度で傾斜して形成され、この
    中央部の側部に、上記型板の合わせ面に直交する面との
    なす角度が上記中央部の所定角度より大きいガイド部が
    形成されたことを特徴とする射出成形金型。
JP3141390U 1990-03-27 1990-03-27 射出成形金型 Expired - Fee Related JPH0716414Y2 (ja)

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JPH03121815U JPH03121815U (ja) 1991-12-12
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