JPS6018905Y2 - 成形金型ガス抜き機構 - Google Patents
成形金型ガス抜き機構Info
- Publication number
- JPS6018905Y2 JPS6018905Y2 JP12174182U JP12174182U JPS6018905Y2 JP S6018905 Y2 JPS6018905 Y2 JP S6018905Y2 JP 12174182 U JP12174182 U JP 12174182U JP 12174182 U JP12174182 U JP 12174182U JP S6018905 Y2 JPS6018905 Y2 JP S6018905Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- memory alloy
- alloy valve
- gas
- memory
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は合成樹脂材にて射出成形を行う場合、成形金型
内にある残留空気及び合成樹脂材から出るガスの型外へ
の除去作用を有する成形金型ガス抜き機構に関する。
内にある残留空気及び合成樹脂材から出るガスの型外へ
の除去作用を有する成形金型ガス抜き機構に関する。
従来の成形金型において、多数個取り射出成形の場合雄
金型と雌金型を締付は溶融する合成樹脂材をキャビティ
内に圧入してしたためキャビティ内にある空気と合成樹
脂材中に含まれるガス(以下残留ガスという)により多
数個取り寸法上のバラツキを生じる。
金型と雌金型を締付は溶融する合成樹脂材をキャビティ
内に圧入してしたためキャビティ内にある空気と合成樹
脂材中に含まれるガス(以下残留ガスという)により多
数個取り寸法上のバラツキを生じる。
また上記残留ガスは雄金型、雌金型の各々に腐蝕を発生
させたり、成形品表面にもガス焼は現象(合成樹脂の願
料や添加剤が熱分解し成形部の表面に付着して色が変わ
ってしまう現象)を生じさせたりするので強度上及び外
観上有害なものである。
させたり、成形品表面にもガス焼は現象(合成樹脂の願
料や添加剤が熱分解し成形部の表面に付着して色が変わ
ってしまう現象)を生じさせたりするので強度上及び外
観上有害なものである。
ここで射出圧力を下げるとキャビティに成形材料が満足
に充てんされずショートモールドとなり、射出圧力を上
げると残留ガスの体積は少さくなるが、成形品にパリを
生じさせまた残留応力による歪(ソリ)を発生させる等
欠陥の多いものであった。
に充てんされずショートモールドとなり、射出圧力を上
げると残留ガスの体積は少さくなるが、成形品にパリを
生じさせまた残留応力による歪(ソリ)を発生させる等
欠陥の多いものであった。
本考案は上記の欠点を解消するため金型内ランナ一端末
部付近に記憶性合金弁を取り付けるもので、当該記憶性
合金弁により有害な残留ガスを型外に放出後、記憶性合
金弁が溶融する合成樹脂材に接すると、その溶融する合
成樹脂材(以下樹脂と呼ぶ)の温度により記憶(規制)
状態に戻り、残留ガス排出路を遮断し樹脂を型内に保持
することで良質の成形品を提供することを目的とする。
部付近に記憶性合金弁を取り付けるもので、当該記憶性
合金弁により有害な残留ガスを型外に放出後、記憶性合
金弁が溶融する合成樹脂材に接すると、その溶融する合
成樹脂材(以下樹脂と呼ぶ)の温度により記憶(規制)
状態に戻り、残留ガス排出路を遮断し樹脂を型内に保持
することで良質の成形品を提供することを目的とする。
まづ従来の成形金型を図面にもとづいて説明する。
第1図は従来の成形金型の断面図である。雌型1は成形
品形状に削られており、雄型2との型締時、分割面aに
おいて圧接している。
品形状に削られており、雄型2との型締時、分割面aに
おいて圧接している。
雌型1に樹脂流入口のスプルー1aおよびランナー7が
あり、樹脂がキャビティに入ると同時に型内にある空気
及びガスの逃げ道がなくなり不良率の高い成形品ができ
る。
あり、樹脂がキャビティに入ると同時に型内にある空気
及びガスの逃げ道がなくなり不良率の高い成形品ができ
る。
特に多数個取り射出成形の場合には、成形品の容量の合
計がランナ一部の容量より少なかったりしてランナ一部
の残留ガスが入り込む可能性もあり、さらに不良率を高
めるものであった。
計がランナ一部の容量より少なかったりしてランナ一部
の残留ガスが入り込む可能性もあり、さらに不良率を高
めるものであった。
次に成形品すは雌型1および雄型2が離型時に突出ピン
3により突出される。
3により突出される。
以下に本考案の一実施例を説明する。
第2図は本考案の一実施例で型締時の樹脂を充てんした
状態を示すA−A’断面図である。
状態を示すA−A’断面図である。
雌型1、雄型2、分割面a1戒威形す及び突出ピンとも
に従来方式と同じであるが、雄型2のランナー7端末付
近にガス抜き孔2aおよび冷却エア一孔2bを備えると
共に記憶性合金弁4を熱しゃ断根5と共にネジ6にて締
付しである。
に従来方式と同じであるが、雄型2のランナー7端末付
近にガス抜き孔2aおよび冷却エア一孔2bを備えると
共に記憶性合金弁4を熱しゃ断根5と共にネジ6にて締
付しである。
射出成形において型締工程及び射出工程以外では冷却エ
ア一孔2bより室温(2(70位)の圧搾空気を記憶性
合金弁4に吹きつけることで冷却すると共に射出後金型
の清掃を行い汚れたガスをガス抜孔2aより型外に放出
している。
ア一孔2bより室温(2(70位)の圧搾空気を記憶性
合金弁4に吹きつけることで冷却すると共に射出後金型
の清掃を行い汚れたガスをガス抜孔2aより型外に放出
している。
ここでは記憶性合金弁4の記憶特性が80℃位(可変可
能)にセットアツプされようにしている。
能)にセットアツプされようにしている。
金型に充てんされる樹脂温度は100℃以上であり雌型
1のスプルー1aを経て雄型2と雌型1の間に充てんさ
れた樹脂がランナ−7端末部の記憶性合金弁4に接触す
ると記憶性合金弁4をセットアツプ温度(80℃)以上
にする。
1のスプルー1aを経て雄型2と雌型1の間に充てんさ
れた樹脂がランナ−7端末部の記憶性合金弁4に接触す
ると記憶性合金弁4をセットアツプ温度(80℃)以上
にする。
キャビティの水分及びガスが雄型2のガス抜き孔2aか
ら排出された後、記憶性合金弁4は剛体となって記憶時
の平面の弁となりガス抜き孔2aを閉結する。
ら排出された後、記憶性合金弁4は剛体となって記憶時
の平面の弁となりガス抜き孔2aを閉結する。
熱しゃ断根5は熱伝導率の低い材料で作られているので
雄型2の温度影響が小さい。
雄型2の温度影響が小さい。
よって記憶性合金弁4は樹脂温度に高感度で作動できる
。
。
第3図は本考案の一実施例を示す型開放時のA−A’断
面図である。
面図である。
型を開き成形品を取り出した後、冷却エア一孔2bから
の圧搾空気により記憶性合金弁4は冷却されて50℃以
下に下がり急速に記憶を解除されると共に圧搾空気の力
(2〜5kg/cJ)により押され、冷却エア一孔2b
との間にすき間Cを生じさす二また記憶性合金弁4の記
憶を解除する時間を早くしたい場合は室温より温度の低
い気体を吹きつければよい。
の圧搾空気により記憶性合金弁4は冷却されて50℃以
下に下がり急速に記憶を解除されると共に圧搾空気の力
(2〜5kg/cJ)により押され、冷却エア一孔2b
との間にすき間Cを生じさす二また記憶性合金弁4の記
憶を解除する時間を早くしたい場合は室温より温度の低
い気体を吹きつければよい。
本考案の実施例で使用した形状記憶性令金弁の組成はN
15Q%、Ti5Q%の合金であって一般的に1古渕N
丁合金ヨと呼ばれているが同様な性質をもつものであれ
ばこれに限定されるものではない。
15Q%、Ti5Q%の合金であって一般的に1古渕N
丁合金ヨと呼ばれているが同様な性質をもつものであれ
ばこれに限定されるものではない。
本実施例で使用する記憶性合金弁は縦、横、厚さとして
20×8X1 (間9位が適当である。
20×8X1 (間9位が適当である。
尚記憶性合金弁はセットアツプ温度時に外力、1000
kt/c71!を強制的に加えると記憶がくずれる特性
を有する。
kt/c71!を強制的に加えると記憶がくずれる特性
を有する。
しかしセットアツプ温度以下にすれば上記したように大
きな力は不要で微力にて変形する。
きな力は不要で微力にて変形する。
以上説明したように再度樹脂が雄型2及び雌型1のキャ
ビティに入ると残留ガスのみ型外に放出され、記憶性合
金弁4は繰返し記憶時の平面の形状となって底形が可能
となる。
ビティに入ると残留ガスのみ型外に放出され、記憶性合
金弁4は繰返し記憶時の平面の形状となって底形が可能
となる。
よって従来の残留ガスが滞留していた時より低い射出圧
力で底形でき、成形品の残留応力も少なくなり成形品の
外観、物性が改善できる。
力で底形でき、成形品の残留応力も少なくなり成形品の
外観、物性が改善できる。
、また残留ガスによる型の腐蝕も防止できる。
第1図は従来の成形金型断面図である。
第2図は本考案の一実施例で型締め時のA −A’断面
図である。 第3図は本考案の一実施例である型開放時のA−A’断
面図である。 第4図は本考案の一実施例である型開放時の雄型の平面
図である。 1・・・・・・雌金型、2・・・・・・雄金型、2a・
・・・・・ガス抜き孔、2b・・・・・・冷却エア一孔
、3・・・・・・突出ピン、4・・・・・・記憶性合金
弁、5・・・・・・熱しゃ断根、6・・・・・・ネジ、
7・・・・・・ランナー。
図である。 第3図は本考案の一実施例である型開放時のA−A’断
面図である。 第4図は本考案の一実施例である型開放時の雄型の平面
図である。 1・・・・・・雌金型、2・・・・・・雄金型、2a・
・・・・・ガス抜き孔、2b・・・・・・冷却エア一孔
、3・・・・・・突出ピン、4・・・・・・記憶性合金
弁、5・・・・・・熱しゃ断根、6・・・・・・ネジ、
7・・・・・・ランナー。
Claims (1)
- 脅威樹脂材にて射出成形を行う成形金型において、成形
金型のランナ一端末部付近に記憶性合金弁と、前記記憶
性合金弁を取付ける金型と前記記憶性合金弁の間に挿入
された熱しゃ断根と、前記記憶性合金弁により開閉制御
されるガス抜き孔と、前記記憶性合金弁の記憶を解くた
め記憶性合金弁を冷却する気体を前記記憶性合金弁に吹
きつける機構とを備えて合成樹脂射出時にキャビティ内
の残留ガス除去を行うことを特徴とした成形金型ガス抜
き機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12174182U JPS6018905Y2 (ja) | 1982-08-11 | 1982-08-11 | 成形金型ガス抜き機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12174182U JPS6018905Y2 (ja) | 1982-08-11 | 1982-08-11 | 成形金型ガス抜き機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5926319U JPS5926319U (ja) | 1984-02-18 |
JPS6018905Y2 true JPS6018905Y2 (ja) | 1985-06-07 |
Family
ID=30278518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12174182U Expired JPS6018905Y2 (ja) | 1982-08-11 | 1982-08-11 | 成形金型ガス抜き機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6018905Y2 (ja) |
-
1982
- 1982-08-11 JP JP12174182U patent/JPS6018905Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5926319U (ja) | 1984-02-18 |
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