JPH018324Y2 - - Google Patents
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- JPH018324Y2 JPH018324Y2 JP8833582U JP8833582U JPH018324Y2 JP H018324 Y2 JPH018324 Y2 JP H018324Y2 JP 8833582 U JP8833582 U JP 8833582U JP 8833582 U JP8833582 U JP 8833582U JP H018324 Y2 JPH018324 Y2 JP H018324Y2
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- mold
- cavity
- sprue
- injection molding
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- Expired
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- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、セラミツクスに有機バインダーを加
えたセラミツクス調合物を射出成形法によつて成
形するに用いるセラミツクス調合物の射出成形用
金型に関するものである。
えたセラミツクス調合物を射出成形法によつて成
形するに用いるセラミツクス調合物の射出成形用
金型に関するものである。
従来、セラミツクス製品を製造する方法には、
プレス法、押出成形法、ラバープレス法、鋳込み
法、ホツトプレスなど多くの方法があるが、これ
らの方法では複雑な形状の成形品を多量生産する
ことは難しい。
プレス法、押出成形法、ラバープレス法、鋳込み
法、ホツトプレスなど多くの方法があるが、これ
らの方法では複雑な形状の成形品を多量生産する
ことは難しい。
この欠点を改良するものとして、セラミツクス
に有機バインダーを加えたセラミツクス調合物を
射出成形し、その後で成形物より有機バインダー
を加熱除去し、この脱バインダー物を焼結してセ
ラミツクス製品を得るセラミツクス射出成形法が
開発されている。
に有機バインダーを加えたセラミツクス調合物を
射出成形し、その後で成形物より有機バインダー
を加熱除去し、この脱バインダー物を焼結してセ
ラミツクス製品を得るセラミツクス射出成形法が
開発されている。
しかしながら、この場合、セラミツクス調合物
を射出成形機で射出して金型内部に充填すると、
射出成形機のノズル孔と略ぼ同径の紐状のセラミ
ツクス調合物の溶融体が、金型のキヤビテイ壁面
に衝突しながら、恰も、蛇がとぐろを巻くよう
に、キヤビテイ内に充填されて行くが、特に熱伝
導度が大きなセラミツクスの場合には、セラミツ
クス調合物の冷却速度が速い。このため、紐状の
溶融体間に形成された空隙が押しつぶされて紐状
の溶融体同志が密着し一体化して行く、という過
程において、その空隙にある空気が抵抗体となつ
て、十分に密着一体化しない内に冷却凝固が完了
してしまい、成形物に空隙が残り、良好な成形物
が得られない、という欠点が生じる。
を射出成形機で射出して金型内部に充填すると、
射出成形機のノズル孔と略ぼ同径の紐状のセラミ
ツクス調合物の溶融体が、金型のキヤビテイ壁面
に衝突しながら、恰も、蛇がとぐろを巻くよう
に、キヤビテイ内に充填されて行くが、特に熱伝
導度が大きなセラミツクスの場合には、セラミツ
クス調合物の冷却速度が速い。このため、紐状の
溶融体間に形成された空隙が押しつぶされて紐状
の溶融体同志が密着し一体化して行く、という過
程において、その空隙にある空気が抵抗体となつ
て、十分に密着一体化しない内に冷却凝固が完了
してしまい、成形物に空隙が残り、良好な成形物
が得られない、という欠点が生じる。
またその紐状の溶融体の径が大きければ大きい
程、紐状の溶融体間に形成される隙間は大きくな
り、かつ紐状の溶融体を変形一体化させる力も大
きくなり、延いては射出圧力を大きくしなければ
ならない。しかし射出圧力を大きくすると、セラ
ミツクス調合物の内部歪が大きくなり、脱脂によ
る変形を大きくする、という欠点も生じる。
程、紐状の溶融体間に形成される隙間は大きくな
り、かつ紐状の溶融体を変形一体化させる力も大
きくなり、延いては射出圧力を大きくしなければ
ならない。しかし射出圧力を大きくすると、セラ
ミツクス調合物の内部歪が大きくなり、脱脂によ
る変形を大きくする、という欠点も生じる。
本考案は、射出成形用金型を改良することによ
つて、これらの欠点を改善せんとするものであつ
て、射出成形機からセラミツクス調合物を金型の
キヤビテイ内に射出充填するに際し、キヤビテイ
内の空気を排除するようにすることによつて、前
記、紐状の溶融体同志が密着一体化して行く過程
における空隙の減少を容易にし、かつ紐状の溶融
体の径をノズル径より細く細分化することによつ
て、変形に必要な力を小さくし、これに伴つて射
出圧力を小さくして成形物の残留応力を極力小さ
くすることによつて、空隙がなく、内部歪のない
良好な成形物を得んとするものである。
つて、これらの欠点を改善せんとするものであつ
て、射出成形機からセラミツクス調合物を金型の
キヤビテイ内に射出充填するに際し、キヤビテイ
内の空気を排除するようにすることによつて、前
記、紐状の溶融体同志が密着一体化して行く過程
における空隙の減少を容易にし、かつ紐状の溶融
体の径をノズル径より細く細分化することによつ
て、変形に必要な力を小さくし、これに伴つて射
出圧力を小さくして成形物の残留応力を極力小さ
くすることによつて、空隙がなく、内部歪のない
良好な成形物を得んとするものである。
これを図示のものについて説明する。
１は射出成形機、２は金型であつて、金型２は
移動ダイ３と固定ダイ４とで構成される。固定ダ
イ４は射出成形機１側に固定される。
移動ダイ３と固定ダイ４とで構成される。固定ダ
イ４は射出成形機１側に固定される。
１５は射出成形機１のノズル、１６はそのノズ
ル孔である。
ル孔である。
１３は固定ダイ４に設けられたスプルーで、こ
れにはスプルー孔１４を複数個、好ましくは３〜
５個設ける。このスプルー孔１４とノズル１５の
ノズル孔１６とは直接連通する。
れにはスプルー孔１４を複数個、好ましくは３〜
５個設ける。このスプルー孔１４とノズル１５の
ノズル孔１６とは直接連通する。
スプルー孔１４の径ｄはノズル孔１６の径Ｄの
１／２〜1/10、好ましくは1/3〜1/4とする。
１／２〜1/10、好ましくは1/3〜1/4とする。
５は金型２のキヤビテイを示す。
１０は加熱・冷却装置で、これと、スプルー１
３の外周部に設けた加熱・冷却孔９とは、加熱・
冷却媒体送入管１１と同回収管１２をもつて接続
せしめ、加熱・冷却装置１０でスプルー１３を加
熱あるいは冷却せしめる。
３の外周部に設けた加熱・冷却孔９とは、加熱・
冷却媒体送入管１１と同回収管１２をもつて接続
せしめ、加熱・冷却装置１０でスプルー１３を加
熱あるいは冷却せしめる。
６は真空ポンプで、これと、金型２のキヤビテ
イ５とは、導管７細孔８をもつて接続し、真空ポ
ンプ６でキヤビテイ５内の空気を排除できるよう
にする。細孔８の径は1m.m.程度として、真空ポ
ンプ６の真空吸引によつてセラミツクス調合物が
同孔８内に入り込まないようにする。
イ５とは、導管７細孔８をもつて接続し、真空ポ
ンプ６でキヤビテイ５内の空気を排除できるよう
にする。細孔８の径は1m.m.程度として、真空ポ
ンプ６の真空吸引によつてセラミツクス調合物が
同孔８内に入り込まないようにする。
その作用を説明する。
射出成形機１より、セラミツクスに有機バイン
ダーを加えたセラミツクス調合物の溶融体を金型
２のキヤビテイ５内に射出充填するに先立つて、
真空ポンプ６でキヤビテイ５内の空気を排除す
る。そして同溶融体が射出成形機１より金型２の
キヤビテイ５に射出される時は、加熱・冷却装置
１０より、加熱媒体を送つてスプール孔１４近傍
を、同溶融体の溶融温度よりも高く、好ましくは
10゜〜30℃高く加熱する。
ダーを加えたセラミツクス調合物の溶融体を金型
２のキヤビテイ５内に射出充填するに先立つて、
真空ポンプ６でキヤビテイ５内の空気を排除す
る。そして同溶融体が射出成形機１より金型２の
キヤビテイ５に射出される時は、加熱・冷却装置
１０より、加熱媒体を送つてスプール孔１４近傍
を、同溶融体の溶融温度よりも高く、好ましくは
10゜〜30℃高く加熱する。
これは同溶融体のスプルー孔１４内での流動抵
抗を小さくするためである。
抗を小さくするためである。
また、セラミツクス調合物の溶融体がキヤビテ
イ５内に充填され、その冷却収縮による体積の減
少分が充分に補充された後は、加熱・冷却装置１
０より、冷却媒体を送つて、スプルー孔１４近傍
を冷却し、同孔１４内の溶融体を、急速に、冷却
固化する。
イ５内に充填され、その冷却収縮による体積の減
少分が充分に補充された後は、加熱・冷却装置１
０より、冷却媒体を送つて、スプルー孔１４近傍
を冷却し、同孔１４内の溶融体を、急速に、冷却
固化する。
これは、前記、セラミツクス調合物の溶融体の
体積減少分が充分に補充された後は、射出成形機
１が次の可塑化過程に入り、このためノズル孔１
６内の圧力低下によつて生ずるキヤビテイ５内の
内圧の低下を防止するためである。
体積減少分が充分に補充された後は、射出成形機
１が次の可塑化過程に入り、このためノズル孔１
６内の圧力低下によつて生ずるキヤビテイ５内の
内圧の低下を防止するためである。
本考案の金型を用いることによつて、セラミツ
クス調合物を金型のキヤビテイに射出充填する前
に、金型のキヤビテイ内の空気を排除することに
より、射出されたセラミツクス調合物の紐状の溶
融体同志が密着一体化して行く過程で、その隙間
に圧縮抵抗体がなくなり、また小径の複数個のス
プルー孔によつてその溶融体が細分化されて、細
い紐状の溶融体となつて、これが変形し易くな
り、それらの紐状の溶融体同志で形成される隙間
も小さくなる結果、残留隙間がなく、内部歪みの
小さい良質の成形物を得ることができる。
クス調合物を金型のキヤビテイに射出充填する前
に、金型のキヤビテイ内の空気を排除することに
より、射出されたセラミツクス調合物の紐状の溶
融体同志が密着一体化して行く過程で、その隙間
に圧縮抵抗体がなくなり、また小径の複数個のス
プルー孔によつてその溶融体が細分化されて、細
い紐状の溶融体となつて、これが変形し易くな
り、それらの紐状の溶融体同志で形成される隙間
も小さくなる結果、残留隙間がなく、内部歪みの
小さい良質の成形物を得ることができる。
またバインダーに低融点物質を多く含むセラミ
ツクス調合物においては、充填中における発生ガ
スのベント効果も期待でき、気泡のない成形物を
得ることができる。
ツクス調合物においては、充填中における発生ガ
スのベント効果も期待でき、気泡のない成形物を
得ることができる。
第１図は本考案金型の縦断側面図、第２図はス
プルーを示すものであつて同図イはその側面図同
図ロはその平面図である。 １……射出成形機、２……金型、５……キヤビ
テイ、６……真空ポンプ、８……細孔、１３……
スプルー、１４……スプルー孔、１５……ノズ
ル。
プルーを示すものであつて同図イはその側面図同
図ロはその平面図である。 １……射出成形機、２……金型、５……キヤビ
テイ、６……真空ポンプ、８……細孔、１３……
スプルー、１４……スプルー孔、１５……ノズ
ル。
Claims (1)
- 射出成形機１のノズル１５と直接接するスプル
ー１３に、ノズル孔１６よりその径が小さい複数
個のスプルー孔１４を設け、また金型２のキヤビ
テイ５には、キヤビテイ５内の空気を排除するた
めの細孔８を穿設し、この細孔８に真空ポンプ６
を接続したセラミツクス調合物の射出成形用金
型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8833582U JPS58190107U (ja) | 1982-06-14 | 1982-06-14 | セラミツクス調合物の射出成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8833582U JPS58190107U (ja) | 1982-06-14 | 1982-06-14 | セラミツクス調合物の射出成形用金型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58190107U JPS58190107U (ja) | 1983-12-17 |
| JPH018324Y2 true JPH018324Y2 (ja) | 1989-03-06 |
Family
ID=30097014
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8833582U Granted JPS58190107U (ja) | 1982-06-14 | 1982-06-14 | セラミツクス調合物の射出成形用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58190107U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6853158B2 (ja) * | 2017-10-27 | 2021-03-31 | クアーズテック株式会社 | シリカ焼結体の製造方法 |
-
1982
- 1982-06-14 JP JP8833582U patent/JPS58190107U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58190107U (ja) | 1983-12-17 |
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