JP3419228B2 - 二段離型方式射出成形金型 - Google Patents

二段離型方式射出成形金型

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JP3419228B2 JP00737097A JP737097A JP3419228B2 JP 3419228 B2 JP3419228 B2 JP 3419228B2 JP 00737097 A JP00737097 A JP 00737097A JP 737097 A JP737097 A JP 737097A JP 3419228 B2 JP3419228 B2 JP 3419228B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、内側にアンダーカ
ット部を有する成形品を成形するための二段離型方式射
出成形金型に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、射出成形法で内側にアンダーカッ
ト部(型から取り出すときに引っ掛かりとなる部分)を
有する成形品を成形するときは、二段離型方式射出成形
金型を用い、型開き中に二段階の作動により可動側金型
のコアに内側のアンダーカット部で嵌着する成形品を離
型させていた。 【0003】例えば、図2(a)に示す従来の一例の二
段離型方式射出成形金型(10)においては、射出成形
機のノズルから溶融樹脂が、スプルー(19)、ランナ
ー(20)を経てゲートからキャビティ内に射出されて
冷却し、成形品(21)が形成されたのちに型開きし、
固定側金型と可動する可動側金型とがパーティングライ
ン(PL)から分離し、成形品(21)が内側のアンダ
ーカット部(22)で可動側金型のコア上部(24)に
嵌着して固定側金型から離型する。そして、型開きの途
中で、エジェクター板(28)を突出しロッド(32)
で機械的にスペーサブロック(17)の内側の段差(3
0)に当接するまで突き出すと、図2(b)に示すよう
に、エジェクター板(28)と当接するエジェクター板
(27)も突き出され、エジェクター板(27)にピン
(25)で連結するコア上部(24)と、エジェクター
板(28)にピン(26)で連結するストリッパー板
(13)とから、コア本体(23)と可動側型板(1
5)とが分離して、コア上部(24)に嵌着する成形品
(21)のアンダーカット部(22)の下方が、フリー
状態となる。さらに、可動側金型は型開きして行くが、
その途中で、ストリッパー板(13)が、図2(c)に
示すように、固定側金型の固定側型板(12)とのリン
クなどの連結部品(31)で停止し、このストリッパー
板(13)のコア挿入孔を、スペーサブロックの内側の
段差(30)と当接したエジェクター板(28)とピン
(26)で連結するコア上部(24)が通過するとき
に、コア上部の外側に嵌着していた成形品(21)が、
ストリッパー板(13)のコア挿入孔の周縁で撥ね上げ
られて離型し、型開きが終了する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の二段離型方式射出成形金型においては、最近、一
般的な成形品の自動化取出しを行うには、可動側金型が
まだ移動中に成形品が離型するため、成形品自動取出し
の吸着装置を金型内に挿入する電気信号によるタイミン
グが取りにくく、また、事故を発生しやすい危惧があっ
た。 【0005】本発明は、上述した従来の二段離型方式射
出成形金型の問題を解決したものであり、成形品の自動
取出しの電気信号によるタイミングが取りやすく、成形
品の自動取出しが安全で確実に行え、生産性が良好な二
段離型方式射出成形金型を提供するものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1(a)に示すように、内側にアンダーカット部(2
2)を有する成形品(21)を成形する射出成形金型で
あって、固定側取付板(11)と固定側型板(12)と
からなる固定側金型と、順にストリッパー板(13)と
中間板(14)と可動側型板(15)と受け板(16)
とスペーサブロック(17)と可動側取付板(18)と
からなる可動側金型とから構成され、成形後に型開きす
るときに、図1(b)に示すように、前記固定側金型か
ら成形品(21)を前記可動側金型のコア上部(24)
に前記アンダーカット部(22)で嵌着させて離型し、
型開きの途中で、前記固定側金型の固定側型板(12)
と前記可動側金型の中間板(14)との連結部品(3
1)により、前記可動側金型の中間板(14)を停止さ
せて、前記可動側金型のコア本体(23)をコア上部
(24)から型開き方向へ分離し、型開きの終了直後
に、図1(c)に示すように、突出しロッド(32)に
より前記ストリッパー板(13)を前記固定側金型の方
向へ移動させて、コア上部(24)に嵌着する前記成形
品(21)を離型させることを特徴とする二段離型方式
射出成形金型(10)である。 【0007】 【作用】本発明の二段離型方式射出成形金型において
は、型開き終了直後に、突出しロッドでストリッパー板
を固定側金型の方向へ移動させて、コア上部に嵌着する
成形品を離型させるため、突出しロッドの作動信号を成
形品の自動取出し装置の作動信号として利用でき、成形
品の取出しのタイミングが取りやすく、また、可動側金
型が停止した状態なので、成形品の取り出す位置が安定
し、安全で確実に自動取出し装置で金型から成形品を取
り出すことができる。 【0008】また、従来の二段離型方式射出成形金型の
ように、可動側金型が移動中に成形品を離型しないた
め、型開きのスピードをスローダウンして成形品を離型
する必要がなく、成形時間の短縮ができ生産性が良好と
なる。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明の二段離型方式射出成形金
型は、内側にアンダーカット部を有する成形品を成形す
るものであり、図3(a)及び(b)に示すように、成
形品(21)の内側の一側にアンダーカット部(22)
を有するものや、図4(a)又は(b)に示すように、
成形品(21)の天部内側にアンダーカット部(22)
を有するもの又は成形品(21)の周壁下方内側にアン
ダーカット部(22)を有するものなどを成形するため
の射出成形金型である。 【0010】次に、内側の一側にアンダーカット部を有
する成形品を成形する本発明の一実施例の二段離型方式
射出成形金型について、図1(a)、(b)及び(c)
を用いて説明する。 【0011】この二段離型方式射出成形金型は、図1
(a)に示すように、固定側取付板(11)とスプルー
(19)、ランナー(20)、ゲート及びキャビティを
内設する固定側型板(12)とからなる固定側金型と、
コア挿入孔を形成するストリッパー板(13)と中間板
(14)、分離するコア上部(24)をもつコア本体
(23)を挿着する可動側型板(15)、受け板(1
6)、二段のエジェクター板(28)を内側に収容する
スペーサブロック(17)と突出しロット孔をもつ可動
側取付板(18)とから順になる可動側金型とから構成
される。なお、ストリッパー板(13)は、可動側型板
(15)と受け板(16)とスペーサブロック(17)
内のエジェクター板(28)とを貫通して可動側取付板
(18)の突出しロット孔に挿入するピン(26)と連
結しており、中間板(14)は、可動側型板(15)と
受け板(16)とを貫通しスペーサブロック(17)内
のエジェクター板(28)と接続するピン(29)と連
結しており、また、固定側型板(12)とリンクなどの
連結部品(31)を介して連結し、コア上部は、コア本
体(23)と受け板(16)を貫通しスペーサブロック
(17)内のエジェクター板(28)と接続するピン
(25)と連結している。 【0012】そして、射出成形機のノズルから溶融樹脂
が、スプルー(19)、ランナー(20)を経てゲート
からキャビティ内に射出されて冷却し、成形品(21)
が形成したのちに型開きされ、固定側金型と可動側金型
とがパーティングライン(PL)から分離し、成形品
(21)が内側のアンダーカット(22)で可動側金型
のコア上部(24)に嵌着して固定側金型から離型す
る。そして、型開きの途中で、図1(b)に示すよう
に、可動側金型の中間板(14)が、固定側金型の固定
側型板(12)との連結部品(31)により停止し、さ
らに、型開きする可動側型板(15)によりコア本体
(23)がコア上部(24)から型開き方向に分離し型
開きを終了するとともに、図1(c)に示すように、成
形機の突出し装置の突出しロッド(32)で可動側取付
板(18)の突出しロット孔に挿入するピン(26)を
突き出して、ストリッパー板(13)を固定側金型の方
向へ移動させて、コア上部(24)に嵌着する成形品
(21)をストリッパー板(13)のコア挿入孔の周縁
で撥ね上げられて離型させる。 【0013】なお、突出しロットの作動タイミングは、
時間的に任意に定めることができるため、離型に伴うア
ンダーカット部の変形を最小限に食い止めることがで
き、また、この突出しロットの作動信号を成形品の自動
化取出し装置の作動信号として利用できる。さらに、金
型の総厚みが比較的に小さくてすむ。 【0014】 【発明の効果】本発明の二段離型方式射出成形金型を用
いて内側にアンダーカット部を有する成形品を成形する
と、自動取出し装置により安全で確実に成形品を取り出
すことができ、また、金型の総厚みが比較的に小さく、
型開きのスピードをスローダウンして成形品を離型する
必要がないので形時間の短縮ができるため、生産性が良
好である。 【0015】また、本発明の二段離型方式射出成形金型
を用いて成形された成形品は、突出しロットの作動タイ
ミングが適性に行われるため、アンダーカット部の離型
時の変形が極めて少なく、品質が良好である。
【図面の簡単な説明】 【図1】(a)は、本発明の一実施例の二段離型方式射
出成形金型の型締め時の状態を示す説明図であり、
(b)は、その型開き途中の状態を示す説明図であり、
(c)は、その成形品が離型したときの状態を示す説明
図である。 【図2】(a)は、従来の一例の二段離型方式射出成形
金型の型締め時の状態を示す説明図であり、(b)は、
その型開き途中の状態を示す説明図であり、(c)は、
その成形品が離型したときの状態を示す説明図である。 【図3】(a)は、内側にアンダーカットを有する一例
の成形品の断面図であり、(b)は、その底面図であ
る。 【図4】(a)及び(b)は、それぞれ内側にアンダー
カットを有する他の一例の成形品の断面図である。 【符号の説明】 10……射出成形金型 11……固定側取付板 12……固定側型板 13……ストリッパー板 14……中間板 15……可動側型板 16……受け板 17……スペーサブロック 18……可動側取付板 19……スプルー 20……ランナー 21……成形品 22……アンダーカット部 23……コア本体 24……コア上部 25……ピン 26……ピン 27……エジェクター板 28……エジェクター板 29……ピン 30……段差 31……連結部品 32……突出しロッド PL……パーティングライン

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】内側にアンダーカット部を有する成形品を
    成形する射出成形金型であって、固定側取付板と固定側
    型板とからなる固定側金型と、順にストリッパー板と中
    間板と可動側型板と受け板とスペーサブロックと可動側
    取付板とからなる可動側金型とから構成され、成形後に
    型開きするときに、前記固定側金型から成形品を前記可
    動側金型のコア上部に前記アンダーカット部で嵌着させ
    て離型し、型開きの途中で、前記固定側金型の固定側型
    板と前記可動側金型の中間板との連結部品により、前記
    可動側金型の中間板を停止させて、前記可動側金型のコ
    ア本体をコア上部から型開き方向へ分離し、型開きの終
    了直後に、突出しロッドにより前記ストリッパー板を前
    記固定側金型の方向へ移動させて、コア上部に嵌着する
    前記成形品を離型させることを特徴とする二段離型方式
    射出成形金型。
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