JP3231814B2 - 異方性導電膜 - Google Patents
異方性導電膜Info
- Publication number
- JP3231814B2 JP3231814B2 JP26231591A JP26231591A JP3231814B2 JP 3231814 B2 JP3231814 B2 JP 3231814B2 JP 26231591 A JP26231591 A JP 26231591A JP 26231591 A JP26231591 A JP 26231591A JP 3231814 B2 JP3231814 B2 JP 3231814B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- cyanate ester
- group
- resin
- bis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B1/00—Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors
- H01B1/20—Conductive material dispersed in non-conductive organic material
- H01B1/22—Conductive material dispersed in non-conductive organic material the conductive material comprising metals or alloys
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G59/00—Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups
- C08G59/18—Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing
- C08G59/40—Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing characterised by the curing agents used
- C08G59/4007—Curing agents not provided for by the groups C08G59/42 - C08G59/66
- C08G59/4014—Nitrogen containing compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L63/00—Compositions of epoxy resins; Compositions of derivatives of epoxy resins
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J163/00—Adhesives based on epoxy resins; Adhesives based on derivatives of epoxy resins
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J177/00—Adhesives based on polyamides obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain; Adhesives based on derivatives of such polymers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L2666/00—Composition of polymers characterized by a further compound in the blend, being organic macromolecular compounds, natural resins, waxes or and bituminous materials, non-macromolecular organic substances, inorganic substances or characterized by their function in the composition
- C08L2666/02—Organic macromolecular compounds, natural resins, waxes or and bituminous materials
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/321—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by conductive adhesives
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異方性フィルム形成性
組成物及び該組成物から形成されたフィルムに関する。
組成物及び該組成物から形成されたフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子部品の小形化、精密化に伴
い、これらに用いられる回路は、高密度、高精細化して
いる。これらの微細回路を接続するために、絶縁性接着
剤中に所定量の導電性粒子を含有させた導電性接着剤が
しばしば使用されている。理想的には、導電性接着剤は
自己保持フィルムとして提供される。従来技術のエポキ
シのごとき液体系は毛細管作用のために移行し、そして
回路の臨界的領域に接触しそしてそれを汚染するであろ
う。Z軸フィルム(ZAF) としても知られる異方性導電フ
ィルムが提案されている。ZAFの1つの利点は加圧接
触をもたらすことである。
い、これらに用いられる回路は、高密度、高精細化して
いる。これらの微細回路を接続するために、絶縁性接着
剤中に所定量の導電性粒子を含有させた導電性接着剤が
しばしば使用されている。理想的には、導電性接着剤は
自己保持フィルムとして提供される。従来技術のエポキ
シのごとき液体系は毛細管作用のために移行し、そして
回路の臨界的領域に接触しそしてそれを汚染するであろ
う。Z軸フィルム(ZAF) としても知られる異方性導電フ
ィルムが提案されている。ZAFの1つの利点は加圧接
触をもたらすことである。
【0003】したがって、異方性導電膜に対して、優れ
た抵抗値安定性、高い接着力、及び高い絶縁性が要求さ
れる。又、近年の電気、電子業界の高い生産性、能率性
の向上のため、極めて短い加熱、加圧時間、例えば 180
℃にて20秒程度が要求されている。更に、回路の高密
度、高精細化に伴い、相対峙する接続回路の位置合わせ
が困難になり、リペア性や位置合わせの正確さ、容易さ
がプロセス上極めて重要な要素になってきた。そのた
め、異方性導電膜に対して表面粘着性やリペア性が必須
要件として要求されている。ここで、表面粘着性を有す
るとは、接続回路を位置合わせ後、仮固定するに足る、
膜表面の室温タック性を有することであり、リペア性を
有するとは、汎用溶剤を用い、短時間で接着剤を接続回
路から取り除くことができることである。
た抵抗値安定性、高い接着力、及び高い絶縁性が要求さ
れる。又、近年の電気、電子業界の高い生産性、能率性
の向上のため、極めて短い加熱、加圧時間、例えば 180
℃にて20秒程度が要求されている。更に、回路の高密
度、高精細化に伴い、相対峙する接続回路の位置合わせ
が困難になり、リペア性や位置合わせの正確さ、容易さ
がプロセス上極めて重要な要素になってきた。そのた
め、異方性導電膜に対して表面粘着性やリペア性が必須
要件として要求されている。ここで、表面粘着性を有す
るとは、接続回路を位置合わせ後、仮固定するに足る、
膜表面の室温タック性を有することであり、リペア性を
有するとは、汎用溶剤を用い、短時間で接着剤を接続回
路から取り除くことができることである。
【0004】この異方性導電膜に用いられる絶縁性接着
剤としては、特開昭62−181379や63-86781に示されてい
るようなスチレン−ブタジエン−スチレンのブロック共
重合体(SBS)やスチレン−エチレン−ブチレン−スチレ
ンのブロック共重合体(SEBS)をベースにした系が多用
されている。又、特開平1−261478には、SEBSにカルボ
キシル基を導入したものも提唱されている。
剤としては、特開昭62−181379や63-86781に示されてい
るようなスチレン−ブタジエン−スチレンのブロック共
重合体(SBS)やスチレン−エチレン−ブチレン−スチレ
ンのブロック共重合体(SEBS)をベースにした系が多用
されている。又、特開平1−261478には、SEBSにカルボ
キシル基を導入したものも提唱されている。
【0005】しかしながら、これらの、熱可塑性樹脂で
は、リペア性は比較的良好であるが、耐熱、耐湿性に劣
り、抵抗値安定性に劣り、接着力が耐湿試験において低
下するなどの問題が見られた。更に、これらは、一般に
高分子量であるため、圧着時の流動性が少なく、導電粒
子と接続回路間に接着剤が残りやすく、抵抗値が不安定
に成ったり、比較的粒径の大きい粒子を用いなければな
らないなど制約が大きかった。
は、リペア性は比較的良好であるが、耐熱、耐湿性に劣
り、抵抗値安定性に劣り、接着力が耐湿試験において低
下するなどの問題が見られた。更に、これらは、一般に
高分子量であるため、圧着時の流動性が少なく、導電粒
子と接続回路間に接着剤が残りやすく、抵抗値が不安定
に成ったり、比較的粒径の大きい粒子を用いなければな
らないなど制約が大きかった。
【0006】そこで、特開平1−113480や特開平1−30
9206に示されるような、熱硬化性接着剤を用いることが
提案されている。しかしながら、これらは、熱硬化成分
として、エポキシ樹脂を用いており、そのため、硬化速
度が遅かったり、保存安定性に劣るなどの問題が見られ
た。又、硬化剤を用いているため、エポキシとの混合が
不均一になるなどの恐れもあった。更に、硬化剤を必要
とし、エポキシを一定量以上添加することができないた
め異方性導電膜に必須のリペア性に劣ったり、表面粘着
性に乏しいなどの問題が見られた。
9206に示されるような、熱硬化性接着剤を用いることが
提案されている。しかしながら、これらは、熱硬化成分
として、エポキシ樹脂を用いており、そのため、硬化速
度が遅かったり、保存安定性に劣るなどの問題が見られ
た。又、硬化剤を用いているため、エポキシとの混合が
不均一になるなどの恐れもあった。更に、硬化剤を必要
とし、エポキシを一定量以上添加することができないた
め異方性導電膜に必須のリペア性に劣ったり、表面粘着
性に乏しいなどの問題が見られた。
【0007】そこで、更に従来の熱硬化性接着剤に代わ
るものとして、熱硬化成分として、シアネートエステル
樹脂を用いたものが提案されている。シアネートエステ
ル樹脂を主成分にした異方性導電膜は、従来になく、き
わめて速硬化で、耐熱性、抵抗値安定性に優れ、リペア
性も兼ね備えたものであるが、吸湿しやすく、湿度エー
ジング後の接着力が低下する恐れがあった。
るものとして、熱硬化成分として、シアネートエステル
樹脂を用いたものが提案されている。シアネートエステ
ル樹脂を主成分にした異方性導電膜は、従来になく、き
わめて速硬化で、耐熱性、抵抗値安定性に優れ、リペア
性も兼ね備えたものであるが、吸湿しやすく、湿度エー
ジング後の接着力が低下する恐れがあった。
【0008】更に、従来、シアネートエステル樹脂とエ
ポキシ樹脂を反応させることは、特公昭46-41112に開示
されているが、それだけでは耐熱性(Tg や熱分解温
度)や、反応性が劣るという問題が見られた。又、シア
ネートエステル樹脂とエポキシ樹脂のみでは、フィルム
形成性やリペア性に乏しく、異方性導電膜の接着剤とし
ては使用することはできなかった。
ポキシ樹脂を反応させることは、特公昭46-41112に開示
されているが、それだけでは耐熱性(Tg や熱分解温
度)や、反応性が劣るという問題が見られた。又、シア
ネートエステル樹脂とエポキシ樹脂のみでは、フィルム
形成性やリペア性に乏しく、異方性導電膜の接着剤とし
ては使用することはできなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの問
題を解決し、きわめて速硬化で、耐熱性、耐湿性、保存
安定性、リペア性及び表面粘着性に優れた異方性導電膜
を提供することを目的とする。
題を解決し、きわめて速硬化で、耐熱性、耐湿性、保存
安定性、リペア性及び表面粘着性に優れた異方性導電膜
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】従来、シアネートエステ
ル樹脂とエポキシ樹脂のみを反応させると、耐熱性及び
反応性が低下するため、シアネートエステル樹脂/エポ
キシ樹脂系の接着剤を異方性導電膜に使用することは難
しいと考えられていた。ところが、シアネートエステル
樹脂にフィルム形成性のある熱可塑性樹脂と併用して、
エポキシ樹脂を一定量添加すると、耐湿性、リペア性、
保存安定性が大巾に改善され、同時に表面粘着性を付与
できることを見出だした。これは、エポキシ樹脂を添加
すると、接着剤全体の吸湿率が大巾に減少することによ
り、シアネートエステル樹脂の加水分解が防止されるた
めであり、又、シアネートエステル樹脂のトリアジン環
により、エポキシ樹脂自身の単独重合が促進され、単独
重合されたエポキシが存在するとリペア性、保存安定性
が向上するためである。更に、硬化剤を必要としないた
め、一定量以上のエポキシを添加することが可能とな
り、表面粘着性を容易に得ることができる。以上のよう
な接着剤を異方性導電膜に使用することにより、本発明
を完成するに至った。
ル樹脂とエポキシ樹脂のみを反応させると、耐熱性及び
反応性が低下するため、シアネートエステル樹脂/エポ
キシ樹脂系の接着剤を異方性導電膜に使用することは難
しいと考えられていた。ところが、シアネートエステル
樹脂にフィルム形成性のある熱可塑性樹脂と併用して、
エポキシ樹脂を一定量添加すると、耐湿性、リペア性、
保存安定性が大巾に改善され、同時に表面粘着性を付与
できることを見出だした。これは、エポキシ樹脂を添加
すると、接着剤全体の吸湿率が大巾に減少することによ
り、シアネートエステル樹脂の加水分解が防止されるた
めであり、又、シアネートエステル樹脂のトリアジン環
により、エポキシ樹脂自身の単独重合が促進され、単独
重合されたエポキシが存在するとリペア性、保存安定性
が向上するためである。更に、硬化剤を必要としないた
め、一定量以上のエポキシを添加することが可能とな
り、表面粘着性を容易に得ることができる。以上のよう
な接着剤を異方性導電膜に使用することにより、本発明
を完成するに至った。
【0011】従って本発明は、 (1) 100重量部のシアネートエステル、0.01〜10重量
部の触媒、10〜 300重量部のフィルム形成性可塑性樹脂
及び10〜 500重量部のエポキシ樹脂を含んで成る接着
剤;並びに (2)前記接着剤 100重量部に対して0.1〜20重量部の
導電粒子;を含んで成る異方性導電接着剤を提供する。
本発明はさらに、前記の組成物から形成された異方性フ
ィルムを提供する。
部の触媒、10〜 300重量部のフィルム形成性可塑性樹脂
及び10〜 500重量部のエポキシ樹脂を含んで成る接着
剤;並びに (2)前記接着剤 100重量部に対して0.1〜20重量部の
導電粒子;を含んで成る異方性導電接着剤を提供する。
本発明はさらに、前記の組成物から形成された異方性フ
ィルムを提供する。
【0012】
【具体的な説明】本発明の主剤であるシアネートエステ
ル樹脂は、耐熱性及び耐クリープ性に優れ、特定の硬化
触媒により、極めて短時間での硬化が可能であり、かつ
自己架橋性のため、触媒の分散性の影響が少なく、更
に、不純物イオンも少なく、電気用途の接着剤に最適で
ある。本発明に用いられるシアネートエステル樹脂とし
ては、分子鎖中に少なくとも一つのシアネート基を持つ
モノマー、オリゴマー、及びそれらの誘導体が含まれ
る。
ル樹脂は、耐熱性及び耐クリープ性に優れ、特定の硬化
触媒により、極めて短時間での硬化が可能であり、かつ
自己架橋性のため、触媒の分散性の影響が少なく、更
に、不純物イオンも少なく、電気用途の接着剤に最適で
ある。本発明に用いられるシアネートエステル樹脂とし
ては、分子鎖中に少なくとも一つのシアネート基を持つ
モノマー、オリゴマー、及びそれらの誘導体が含まれ
る。
【0013】シアネートエステル樹脂はシアネートエス
テル化合物(モノマー及びオリゴマー)を含み、それぞ
れ2以上の−OCN 官能基を有し、そして典型的には約50
〜 500、好ましくは50〜 250のシアネート当量を有す
る。シアネートエステルモノマー及びオリゴマーの分子
量は典型的には 150〜2000の範囲である。分子量が 150
未満では結晶化しやすく、不透明になったり、溶剤に対
する溶解性が落ち、分子量が2000を越えると他の成分と
の相溶性が悪くなるおそれがある。シアネートエステル
樹脂は好ましくは式(I),(II),(III)又は(IV)で示
される1又は複数のシアネートエステル化合物を含む。
テル化合物(モノマー及びオリゴマー)を含み、それぞ
れ2以上の−OCN 官能基を有し、そして典型的には約50
〜 500、好ましくは50〜 250のシアネート当量を有す
る。シアネートエステルモノマー及びオリゴマーの分子
量は典型的には 150〜2000の範囲である。分子量が 150
未満では結晶化しやすく、不透明になったり、溶剤に対
する溶解性が落ち、分子量が2000を越えると他の成分と
の相溶性が悪くなるおそれがある。シアネートエステル
樹脂は好ましくは式(I),(II),(III)又は(IV)で示
される1又は複数のシアネートエステル化合物を含む。
【0014】式(I)は、 Q(OCN)p (I)
【0015】により示され、ここでpは2〜7の整数で
あり、そしてQは、(1)約5〜30個の炭素原子を有す
るモノ−、ジ−、トリ−又はテトラ−置換芳香族炭化水
素、及び(2)約7〜20個の炭素原子を含有する、1〜
5種類の脂肪族又は多環脂肪族モノ−、ジ−、トリ−又
はテトラ−置換炭化水素、の内に少なくとも一方を含ん
で成る。場合によっては、(1)及び(2)は、非−過
酸化酸素、硫黄、非ホスフィン性リン、非−アミノ窒
素、ハロゲン及び珪素から成る群から選択された約1〜
10個のヘテロ原子を含有することができる。式(II)
は、
あり、そしてQは、(1)約5〜30個の炭素原子を有す
るモノ−、ジ−、トリ−又はテトラ−置換芳香族炭化水
素、及び(2)約7〜20個の炭素原子を含有する、1〜
5種類の脂肪族又は多環脂肪族モノ−、ジ−、トリ−又
はテトラ−置換炭化水素、の内に少なくとも一方を含ん
で成る。場合によっては、(1)及び(2)は、非−過
酸化酸素、硫黄、非ホスフィン性リン、非−アミノ窒
素、ハロゲン及び珪素から成る群から選択された約1〜
10個のヘテロ原子を含有することができる。式(II)
は、
【0016】
【化1】
【0017】により示され、ここでXは単結合、C1 〜
C4 アルキレン基、−S−、又は−SO 2 −基であり;そ
してR1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 及びR6 はそれぞれ
独立に−H,C1 〜C3 アルキル基、又はシアネートエ
ステル基: −OC≡N であり、R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 及びR6 の少な
くとも2個がシアネートエステル基である。R1 ,
R2 ,R3 ,R4 ,R5 及びR6 は好ましくは、−H,
−CH3 、又はシアネートエステル基である。式(III)
は、
C4 アルキレン基、−S−、又は−SO 2 −基であり;そ
してR1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 及びR6 はそれぞれ
独立に−H,C1 〜C3 アルキル基、又はシアネートエ
ステル基: −OC≡N であり、R1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 及びR6 の少な
くとも2個がシアネートエステル基である。R1 ,
R2 ,R3 ,R4 ,R5 及びR6 は好ましくは、−H,
−CH3 、又はシアネートエステル基である。式(III)
は、
【0018】
【化2】
【0019】で表わされ、nは0〜5である。式(IV)
は、
は、
【化3】
【0020】で表わされ、ここでR7 及びR8 は独立に
次の式:
次の式:
【化4】
【0021】で表わされる。ここで、R9 ,R10及びR
11は独立に−H,C1 〜C3 アルキル基、又はシアネー
トエステル基であり、好ましくは−H,−CH3 又はシア
ネートエステル基であり、ここでR7 及びR8 は一緒に
なって2以上のシアネートエステル基を含有する。
R9 ,R10及びR11はR7 及びR8 とは異っていてもよ
い。これらの内、式(II)のシアネートエステル樹脂が
接着力の持続等に関しては最も好ましい。本発明の実施
に当って、最終用途のために望ましい組成物を提供する
ために、シアネートエステルモノマーとオリゴマーの組
合わせを用いることができる。
11は独立に−H,C1 〜C3 アルキル基、又はシアネー
トエステル基であり、好ましくは−H,−CH3 又はシア
ネートエステル基であり、ここでR7 及びR8 は一緒に
なって2以上のシアネートエステル基を含有する。
R9 ,R10及びR11はR7 及びR8 とは異っていてもよ
い。これらの内、式(II)のシアネートエステル樹脂が
接着力の持続等に関しては最も好ましい。本発明の実施
に当って、最終用途のために望ましい組成物を提供する
ために、シアネートエステルモノマーとオリゴマーの組
合わせを用いることができる。
【0022】適当なシアネートエステル化合物の例には
1,3−又は1,4−ジシアノベンゼン、2−テトラブ
チル−1,4−ジシアノベンゼン、2,4−ジメチル−
1,3−ジシアノベンゼン、2,5−ジ−テトラブチル
−1,4−ジシアノベンゼン、テトラメチル−1,4−
ジシアノベンゼン、4−クロロ−1,3−ジシアノベン
ゼン、1,3,5−トリシアノベンゼン、2,2′−又
は4,4′−ジシアノビフェニル、3,3′,5,5′
−テトラメチル−4,4′−ジシアノビフェニル、1,
3−、1,4−、1,5−、1,6−、1,8−、2,
6−又は2,7−ジシアナトナフタレン、1,3,6−
トリシアナトナフタレン、ビス(4−シアナトフェニ
ル)メタン、ビス(3−クロロ−4−シアナトフェニ
ル)メタン、ビス(3,5−ジメチル−4−シアナトフ
ェニル)メタン、1,1−ビス(4−シアナトフェニ
ル)エタン、2,2−ビス(4−シアナトフェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−シアナ
トフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−シアナトフ
ェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプ
ロパン、ビス(4−シアナトフェニル)エステル、ビス
(4−シアナトフェノキシフェノキシ)ベンゼン、ビス
(4−シアナトフェニル)ケトン、ビス(4−シアナト
フェニル)チオエーテル、ビス(4−シアナトフェニ
ル)スルホン、トリス(4−シアナトフェニル)ホスフ
ァイト、及びトリス(4−シアナトフェニル)ホスフェ
ートが含まれる。
1,3−又は1,4−ジシアノベンゼン、2−テトラブ
チル−1,4−ジシアノベンゼン、2,4−ジメチル−
1,3−ジシアノベンゼン、2,5−ジ−テトラブチル
−1,4−ジシアノベンゼン、テトラメチル−1,4−
ジシアノベンゼン、4−クロロ−1,3−ジシアノベン
ゼン、1,3,5−トリシアノベンゼン、2,2′−又
は4,4′−ジシアノビフェニル、3,3′,5,5′
−テトラメチル−4,4′−ジシアノビフェニル、1,
3−、1,4−、1,5−、1,6−、1,8−、2,
6−又は2,7−ジシアナトナフタレン、1,3,6−
トリシアナトナフタレン、ビス(4−シアナトフェニ
ル)メタン、ビス(3−クロロ−4−シアナトフェニ
ル)メタン、ビス(3,5−ジメチル−4−シアナトフ
ェニル)メタン、1,1−ビス(4−シアナトフェニ
ル)エタン、2,2−ビス(4−シアナトフェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−シアナ
トフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−シアナトフ
ェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプ
ロパン、ビス(4−シアナトフェニル)エステル、ビス
(4−シアナトフェノキシフェノキシ)ベンゼン、ビス
(4−シアナトフェニル)ケトン、ビス(4−シアナト
フェニル)チオエーテル、ビス(4−シアナトフェニ
ル)スルホン、トリス(4−シアナトフェニル)ホスフ
ァイト、及びトリス(4−シアナトフェニル)ホスフェ
ートが含まれる。
【0023】さらに、フェノール樹脂から誘導されるシ
アン酸エステル(例えば、米国特許No.3,962,184に開示
されている)、ノボラック樹脂に由来するシアン化ノボ
ラック樹脂(米国特許No.4,022,755)、ビフェニル型ポ
リカーボネートオリゴマーから誘導されるシアン化ビフ
ェニル型ポリカーボネートオリゴマー(米国特許No.4,0
26,913)、シアネート基を末端に有するポリアリーレン
エーテル(米国特許No.3,595,000)、オルト水素原子を
含有しないジシアナトエステル(米国特許No.4,740,58
4)、ジ−及びトリ−シアネートの混合物(米国特許No.
4,709,008)、多環脂肪族基を含有するポリ芳香族シア
ネート、例えばBow Chemical社からのQUATREX(商標)(米
国特許No.4,528,366)、フルオロカーボンシアネート
(米国特許No.3,733,349)、及び他の新規なシアネート
組成物(米国特許No.4,195,132、及びNo.4,116,946)も
有用である。
アン酸エステル(例えば、米国特許No.3,962,184に開示
されている)、ノボラック樹脂に由来するシアン化ノボ
ラック樹脂(米国特許No.4,022,755)、ビフェニル型ポ
リカーボネートオリゴマーから誘導されるシアン化ビフ
ェニル型ポリカーボネートオリゴマー(米国特許No.4,0
26,913)、シアネート基を末端に有するポリアリーレン
エーテル(米国特許No.3,595,000)、オルト水素原子を
含有しないジシアナトエステル(米国特許No.4,740,58
4)、ジ−及びトリ−シアネートの混合物(米国特許No.
4,709,008)、多環脂肪族基を含有するポリ芳香族シア
ネート、例えばBow Chemical社からのQUATREX(商標)(米
国特許No.4,528,366)、フルオロカーボンシアネート
(米国特許No.3,733,349)、及び他の新規なシアネート
組成物(米国特許No.4,195,132、及びNo.4,116,946)も
有用である。
【0024】フェノール−ホルムアルデヒド前縮合物と
ハロゲン化シアニドとの反応により得られるポリシアネ
ート化合物も有用である。好ましいシアネートエステル
組成物の例には、ビスフェノールAジシアネートの低分
子量オリゴマー(M.W.約 250〜1200)、例えばHi-Tek P
olymers 、ジェファーソンストーン、ケンタッキーから
商業的に入手可能なArocy B-30シアネートエステルセミ
ソリッドレジン;テトラo−メチルビスフェノールFジ
シアネートの低分子量オリゴマー、例えばHi-Tek Polym
ers から商業的に得られるAroCy M-30シアネートエステ
ルセミソリドレジン;チオジフェノールジシアネートの
低分子量オリゴマー、例えばHi Tek Polymers から商業
的に得られる Arocy T-30シアネートエステルセミソリ
ッドレジン;弗素化ビスフェノールAジシアネートの低
分子量オリゴマー、例えばHi-Tek Polymers から商業的
に入手可能なAroCy F-40S シアネートエステル樹脂溶
液;並びにHi-Tek Polymers から商業的に入手可能な液
体シアネートエステルモノマーArcCyM-30Cyである。
ハロゲン化シアニドとの反応により得られるポリシアネ
ート化合物も有用である。好ましいシアネートエステル
組成物の例には、ビスフェノールAジシアネートの低分
子量オリゴマー(M.W.約 250〜1200)、例えばHi-Tek P
olymers 、ジェファーソンストーン、ケンタッキーから
商業的に入手可能なArocy B-30シアネートエステルセミ
ソリッドレジン;テトラo−メチルビスフェノールFジ
シアネートの低分子量オリゴマー、例えばHi-Tek Polym
ers から商業的に得られるAroCy M-30シアネートエステ
ルセミソリドレジン;チオジフェノールジシアネートの
低分子量オリゴマー、例えばHi Tek Polymers から商業
的に得られる Arocy T-30シアネートエステルセミソリ
ッドレジン;弗素化ビスフェノールAジシアネートの低
分子量オリゴマー、例えばHi-Tek Polymers から商業的
に入手可能なAroCy F-40S シアネートエステル樹脂溶
液;並びにHi-Tek Polymers から商業的に入手可能な液
体シアネートエステルモノマーArcCyM-30Cyである。
【0025】硬化触媒としては、有機金属化合物、金属
キレート化合物又は有機金属塩、その他公知のものの中
から反応速度等を考慮して選ぶことができる。有機金属
化合物は、有機基の少なくとも一つの炭素原子が金属原
子に結合する塩又は共有結合化合物であり、例えば特開
平2−105823に記述されているものを用いることができ
る。金属キレート化合物は1−6又はそれ以上の配位子
をもつ金属キレートであり、アセチルアセトネート銅な
ど例えば特公昭49-16800に記述されているものを用いる
ことができる。
キレート化合物又は有機金属塩、その他公知のものの中
から反応速度等を考慮して選ぶことができる。有機金属
化合物は、有機基の少なくとも一つの炭素原子が金属原
子に結合する塩又は共有結合化合物であり、例えば特開
平2−105823に記述されているものを用いることができ
る。金属キレート化合物は1−6又はそれ以上の配位子
をもつ金属キレートであり、アセチルアセトネート銅な
ど例えば特公昭49-16800に記述されているものを用いる
ことができる。
【0026】有機金属塩は、有機化合物と金属の塩であ
り、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸銅が代表的であ
る。これらの硬化触媒は、少量添加でよく、加熱により
極めて速い硬化速度をもたらし、一般の有機溶剤や可塑
剤に易溶で、接着剤中に分散しやすいという利点を有す
る。又、有機金属化合物の触媒は熱のみでなく、光によ
っても活性化されるため、熱と光を併用すれば、更に、
硬化時間を短縮することが可能である。
り、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸銅が代表的であ
る。これらの硬化触媒は、少量添加でよく、加熱により
極めて速い硬化速度をもたらし、一般の有機溶剤や可塑
剤に易溶で、接着剤中に分散しやすいという利点を有す
る。又、有機金属化合物の触媒は熱のみでなく、光によ
っても活性化されるため、熱と光を併用すれば、更に、
硬化時間を短縮することが可能である。
【0027】硬化触媒の添加量としては、シアネートエ
ステル樹脂 100重量部に対して0.01〜10重量部が望まし
い。0.01重量部未満では反応性に乏しくなり、また10重
量部を越えると耐熱性や保存安定性に劣る可能性がある
ためである。
ステル樹脂 100重量部に対して0.01〜10重量部が望まし
い。0.01重量部未満では反応性に乏しくなり、また10重
量部を越えると耐熱性や保存安定性に劣る可能性がある
ためである。
【0028】適当な硬化剤として、シクロペンタジエニ
ル基(C5H5)を含有する有機金属化合物、及びその誘導
体、例えば、シクロペンタジエニル鉄ジカルボニルダイ
マー〔C5H5Fe(CO)2 〕2 、ペンタメチルシクロペンタジ
エニル鉄ジカルボニルダイマー〔C5(CH3)5Fe(C
O)2 〕2 、メチルシクロペンタジエニル・マンガン・ト
リカルボニルC5H4CH3Mn(CO)3及びシクロペンタジエニル
・マンガン・トリカルボニルC5H5Mn(CO)3 (いずれも、
Strem Chemical Co.,Newbury Port 、マサチューセッツ
から入手可能)、並びにシクロペンタジエニル鉄メシチ
レン陽イオンのヘキサフルオロホスフェート塩C5H5(メ
シチレン)Fe+ PF6 - 、及びシクロペンタジエニル鉄メ
シチレン陽イオンのトリフルオロメタンスルホネート
(いずれも米国特許No.4,868,277に記載されている方法
により製造することができる)が挙げられる。
ル基(C5H5)を含有する有機金属化合物、及びその誘導
体、例えば、シクロペンタジエニル鉄ジカルボニルダイ
マー〔C5H5Fe(CO)2 〕2 、ペンタメチルシクロペンタジ
エニル鉄ジカルボニルダイマー〔C5(CH3)5Fe(C
O)2 〕2 、メチルシクロペンタジエニル・マンガン・ト
リカルボニルC5H4CH3Mn(CO)3及びシクロペンタジエニル
・マンガン・トリカルボニルC5H5Mn(CO)3 (いずれも、
Strem Chemical Co.,Newbury Port 、マサチューセッツ
から入手可能)、並びにシクロペンタジエニル鉄メシチ
レン陽イオンのヘキサフルオロホスフェート塩C5H5(メ
シチレン)Fe+ PF6 - 、及びシクロペンタジエニル鉄メ
シチレン陽イオンのトリフルオロメタンスルホネート
(いずれも米国特許No.4,868,277に記載されている方法
により製造することができる)が挙げられる。
【0029】本発明のために適当な他の有機金属化合物
はEPO 公開No.364,073に記載されている。本発明の硬化
剤は熱により又は光化学的に活性化される。光化学的に
活性化するための光源としては、水銀放電ランプ、タン
グステンランプ、キセノンランプ、蛍光灯、太陽灯、レ
ーザー、炭素アーク灯、日光等を使用することができ
る。光硬化触媒はそれらが商品寿命を延長するので好ま
しい。
はEPO 公開No.364,073に記載されている。本発明の硬化
剤は熱により又は光化学的に活性化される。光化学的に
活性化するための光源としては、水銀放電ランプ、タン
グステンランプ、キセノンランプ、蛍光灯、太陽灯、レ
ーザー、炭素アーク灯、日光等を使用することができ
る。光硬化触媒はそれらが商品寿命を延長するので好ま
しい。
【0030】フィルム形成性のある熱可塑性樹脂として
は、公知のものの中から、接着力等を考慮して選ぶこと
ができるが、シアネートエステル樹脂及びエポキシ樹脂
と良好な相溶性を持ち、かつエポキシ樹脂との反応性の
ある官能基をもつものが望ましい。具体的な種類として
は、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポ
リビニルアセタール、ポリアミド、フェノキシ、ポリス
ルフォン、ポリカーボネートシロキサン、ポリビニルエ
ポキシアクリレート樹脂、グリシジルアクリレート樹脂
などがあげられ、SEBSにカルボキシル基やエポキシ基が
導入されたカルボキシル化SEBS、エポキシル化SEBS等で
もよい。
は、公知のものの中から、接着力等を考慮して選ぶこと
ができるが、シアネートエステル樹脂及びエポキシ樹脂
と良好な相溶性を持ち、かつエポキシ樹脂との反応性の
ある官能基をもつものが望ましい。具体的な種類として
は、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポ
リビニルアセタール、ポリアミド、フェノキシ、ポリス
ルフォン、ポリカーボネートシロキサン、ポリビニルエ
ポキシアクリレート樹脂、グリシジルアクリレート樹脂
などがあげられ、SEBSにカルボキシル基やエポキシ基が
導入されたカルボキシル化SEBS、エポキシル化SEBS等で
もよい。
【0031】これらのうち、本発明に好適なものは、分
子量が 3,000〜 200,000のものである。分子量が 3,000
未満ではフィルム形成性に問題が生じたり、接着剤が流
動しすぎて、所定の場所から流れ出る恐れがある。分子
量が 200,000を越えると、シアネートエステル樹脂と硬
化触媒の圧着時の混合が不十分になり、反応性が落ち
る。適当なポリスルホンには、次の式(V):
子量が 3,000〜 200,000のものである。分子量が 3,000
未満ではフィルム形成性に問題が生じたり、接着剤が流
動しすぎて、所定の場所から流れ出る恐れがある。分子
量が 200,000を越えると、シアネートエステル樹脂と硬
化触媒の圧着時の混合が不十分になり、反応性が落ち
る。適当なポリスルホンには、次の式(V):
【0032】
【化5】
【0033】で示されるものが含まれ、ここでmは0又
は1であり、nは10〜 300である。mが0の時、nは好
ましくは約12〜50であり、そしてmが1の時、nは好ま
しくは約40〜70である。適当なポリスルホンの例には、
Amco Performance Products,Ridgefield,CT からのポリ
スルホン樹脂であるP1700-NT11、及びICI Advanced Mat
eriols,Wilmington,DEから商業的に入手できるポリスル
ホンであるvictrex PES 5003P が含まれる。適当なポリ
ビニルアセタールには、次の式(VI):
は1であり、nは10〜 300である。mが0の時、nは好
ましくは約12〜50であり、そしてmが1の時、nは好ま
しくは約40〜70である。適当なポリスルホンの例には、
Amco Performance Products,Ridgefield,CT からのポリ
スルホン樹脂であるP1700-NT11、及びICI Advanced Mat
eriols,Wilmington,DEから商業的に入手できるポリスル
ホンであるvictrex PES 5003P が含まれる。適当なポリ
ビニルアセタールには、次の式(VI):
【0034】
【化6】
【0035】により示されるものが含まれ、ここでXは
−H又はC1 〜C4 アルキル基であり、そしてmは80〜
2400であり、nは10〜2200であり、そしてpは0〜 500
である。好ましくはmはnより大であり、nはpより大
であり、mは 800未満であり、そして各モノマーはラン
ダムに分布している。適当なフェノキシ樹脂には次の式
(VII)
−H又はC1 〜C4 アルキル基であり、そしてmは80〜
2400であり、nは10〜2200であり、そしてpは0〜 500
である。好ましくはmはnより大であり、nはpより大
であり、mは 800未満であり、そして各モノマーはラン
ダムに分布している。適当なフェノキシ樹脂には次の式
(VII)
【0036】
【化7】
【0037】により示されるものが含まれ、ここでnは
75〜 150である。適当なフェノキシ樹脂の代表例にはUn
ion Carbide 社、Danbury 、コネチカットから商業的に
入手可能なUCARフェノキシ樹脂があり、PKHC,PKHH及び
PKHJと称する分子量25,000〜35,000の間の3種類の分子
量を有するものがある。適当なポリビニルアセタールの
例にはポリビニルブチラール、例えばSekisuiS-LEC BX-
Lが含まれる。
75〜 150である。適当なフェノキシ樹脂の代表例にはUn
ion Carbide 社、Danbury 、コネチカットから商業的に
入手可能なUCARフェノキシ樹脂があり、PKHC,PKHH及び
PKHJと称する分子量25,000〜35,000の間の3種類の分子
量を有するものがある。適当なポリビニルアセタールの
例にはポリビニルブチラール、例えばSekisuiS-LEC BX-
Lが含まれる。
【0038】ポリアミドの例には、Union Camp,Jackson
ville,FLから商業的に入手可能なUnirez 2636 が含まれ
る。ポリエステルの例には、HULS America, Inc.から商
業的に入手可能なDynapol 206 がある。ポリカーボネー
トシロキサンの例としてGeneral Electric,Schenectad
y、ニューヨーク、からのLR3320が挙げられる。ポリビ
ニル樹脂の例にはポリスチレン、ポリアクリレート及び
ポリメタクリレートがある。
ville,FLから商業的に入手可能なUnirez 2636 が含まれ
る。ポリエステルの例には、HULS America, Inc.から商
業的に入手可能なDynapol 206 がある。ポリカーボネー
トシロキサンの例としてGeneral Electric,Schenectad
y、ニューヨーク、からのLR3320が挙げられる。ポリビ
ニル樹脂の例にはポリスチレン、ポリアクリレート及び
ポリメタクリレートがある。
【0039】エポキシ樹脂は、分子鎖中に一つ以上のエ
ポキシ基を持つものと定義される。これらのエポキシ樹
脂のうち好ましいエポキシ当量としては、 150〜2000で
ある。 150未満では、反応性に乏しく、2000を越える
と、粘着性の付与が困難になるからである。エポキシ樹
脂の添加量は、耐湿性、粘着性、接着性等を考慮して決
めることができるが、本発明においては、シアネートエ
ステル樹脂 100重量部に対して、10〜 500重量部にする
必要がある。エポキシ樹脂が10重量部未満では、耐湿性
の改良効果や粘着性の付与効果に乏しく、 500重量部を
こえると、未反応のエポキシが残りやすく、初期接着力
や、耐熱性を劣化させるからである。更に、シアネート
エステル樹脂自身の特性を損なう恐れもあるからであ
る。
ポキシ基を持つものと定義される。これらのエポキシ樹
脂のうち好ましいエポキシ当量としては、 150〜2000で
ある。 150未満では、反応性に乏しく、2000を越える
と、粘着性の付与が困難になるからである。エポキシ樹
脂の添加量は、耐湿性、粘着性、接着性等を考慮して決
めることができるが、本発明においては、シアネートエ
ステル樹脂 100重量部に対して、10〜 500重量部にする
必要がある。エポキシ樹脂が10重量部未満では、耐湿性
の改良効果や粘着性の付与効果に乏しく、 500重量部を
こえると、未反応のエポキシが残りやすく、初期接着力
や、耐熱性を劣化させるからである。更に、シアネート
エステル樹脂自身の特性を損なう恐れもあるからであ
る。
【0040】導電粒子は、公知のものの中から選ぶこと
ができるが、金属粒子単体、凝集金属粒子、溶融金属粒
子及び高分子核材の上に金属被覆を施した粒子でもよ
い。導電粒子の添加量としては、前記の接着剤成分 100
重量部に対して0.1〜20重量部が望ましい。0.1重量部
未満では導電性の確保が困難になり、20重量部を越える
と隣接回路間のショートが起こる恐れがあるからであ
る。更に、本発明には、本発明の範囲内で所望により、
フェノール、シリコン等の他の熱硬化性樹脂、エポキシ
の硬化剤、粘着付与剤、カップリング剤、酸化防止剤、
粘度調整剤、充填剤等を添加することもできる。
ができるが、金属粒子単体、凝集金属粒子、溶融金属粒
子及び高分子核材の上に金属被覆を施した粒子でもよ
い。導電粒子の添加量としては、前記の接着剤成分 100
重量部に対して0.1〜20重量部が望ましい。0.1重量部
未満では導電性の確保が困難になり、20重量部を越える
と隣接回路間のショートが起こる恐れがあるからであ
る。更に、本発明には、本発明の範囲内で所望により、
フェノール、シリコン等の他の熱硬化性樹脂、エポキシ
の硬化剤、粘着付与剤、カップリング剤、酸化防止剤、
粘度調整剤、充填剤等を添加することもできる。
【0041】
【実施例】本発明を更に実施例により詳細に説明する。実施例1. (1)接着剤溶液の調整及び異方性導電膜の作成 シアネートエステル樹脂としてAROCY B10 〔2,2−ビ
ス(4−シアネートフェニル)プロパン、分子量約 27
0、ハイテック社製、商品名〕 100gを 200gのMEK
に溶解させた。それに、フィルム形成性のある熱可塑性
樹脂として 100gのエスレックB BX−1〔ポリビニル
ブチラール(以下PVBと略記する)、分子量約 100,0
00、積水化学製、商品名〕、エポキシ樹脂として、 QUA
TREX1010(DGEBA タイプエポキシ、エポキシ当量 186、
ダウケミカル製、商品名) 100g、触媒としてシクロペ
ンタジニエル鉄ジカーボニル・ダイマー〔(C5H5・Fe・
(CO)2))2、以下IDCと略記する。〕0.5g、及び導電
粒子としてファインパールAu −10s(Au メッキポリ
マー粒子、平均粒径10μ、住友化学製、商品名)15gを
添加し、分散させ、一様な溶液とした。
ス(4−シアネートフェニル)プロパン、分子量約 27
0、ハイテック社製、商品名〕 100gを 200gのMEK
に溶解させた。それに、フィルム形成性のある熱可塑性
樹脂として 100gのエスレックB BX−1〔ポリビニル
ブチラール(以下PVBと略記する)、分子量約 100,0
00、積水化学製、商品名〕、エポキシ樹脂として、 QUA
TREX1010(DGEBA タイプエポキシ、エポキシ当量 186、
ダウケミカル製、商品名) 100g、触媒としてシクロペ
ンタジニエル鉄ジカーボニル・ダイマー〔(C5H5・Fe・
(CO)2))2、以下IDCと略記する。〕0.5g、及び導電
粒子としてファインパールAu −10s(Au メッキポリ
マー粒子、平均粒径10μ、住友化学製、商品名)15gを
添加し、分散させ、一様な溶液とした。
【0042】これを、50μシリコン処理ポリエステルフ
ィルムの上に、ハンドコーターで、塗布、乾燥し、厚み
25μの異方性導電膜とした。 (2)抵抗値及び接着力測定 市販のAu メッキCu /ポリイミドフィルム積層品(ピ
ッチ0.2mm)(以下FPCと略記する。)とITOガラス
(面抵抗 300hm/□)を 180℃×30kg/cm2 ×20sec の
圧着条件で接合し、85℃×85%RHの耐湿試験の初期及び
250時間後の抵抗値をマルチメーターを用い、90°剥離
力を引っ張り試験機を用いそれぞれ測定した。
ィルムの上に、ハンドコーターで、塗布、乾燥し、厚み
25μの異方性導電膜とした。 (2)抵抗値及び接着力測定 市販のAu メッキCu /ポリイミドフィルム積層品(ピ
ッチ0.2mm)(以下FPCと略記する。)とITOガラス
(面抵抗 300hm/□)を 180℃×30kg/cm2 ×20sec の
圧着条件で接合し、85℃×85%RHの耐湿試験の初期及び
250時間後の抵抗値をマルチメーターを用い、90°剥離
力を引っ張り試験機を用いそれぞれ測定した。
【0043】判定基準は以下のとおりである。
【0044】(3)ショート特性 上記FPCと絶縁ガラスを 180℃×30kg/cm2 ×20sec
の圧着条件で接合し、マルチメーターを用い、計 200隣
接端子間の抵抗を測定し、ショート特性を評価した。判
定基準は以下のとおりである。 ショート数 ◎ 0 / 200隣接端子間(絶縁抵抗≧108 Ohm) ○ 0 / 200隣接端子間(絶縁抵抗≧106 Ohm) △ 0 / 200隣接端子間(絶縁抵抗<106 Ohm) × ≧1/ 200隣接端子間
の圧着条件で接合し、マルチメーターを用い、計 200隣
接端子間の抵抗を測定し、ショート特性を評価した。判
定基準は以下のとおりである。 ショート数 ◎ 0 / 200隣接端子間(絶縁抵抗≧108 Ohm) ○ 0 / 200隣接端子間(絶縁抵抗≧106 Ohm) △ 0 / 200隣接端子間(絶縁抵抗<106 Ohm) × ≧1/ 200隣接端子間
【0045】(4)熱分解温度測定 異方性導電膜を 180℃×30min オーブン中で熱処理し
た。そのサンプルを熱重量分析装置TGA951(デュポン社
製、商品名)を用い、そのサンプルの5%重量減温度を
測定した。判定基準は以下のとおりである。 5%重量減温度 ◎ ≧ 300℃ ○ ≧ 250℃ △ ≧ 200℃ × < 200℃
た。そのサンプルを熱重量分析装置TGA951(デュポン社
製、商品名)を用い、そのサンプルの5%重量減温度を
測定した。判定基準は以下のとおりである。 5%重量減温度 ◎ ≧ 300℃ ○ ≧ 250℃ △ ≧ 200℃ × < 200℃
【0046】(5)Tg 測定 異方性導電膜を示差走査熱量計DSC4(パーキンエルマー
社製、商品名)を用い、いったん 300℃まで加熱した後
のTg を測定した。判定基準は以下のとおりである。 Tg ◎ ≧ 100℃ ○ ≧ 80℃ △ ≧ 60℃ × < 60℃
社製、商品名)を用い、いったん 300℃まで加熱した後
のTg を測定した。判定基準は以下のとおりである。 Tg ◎ ≧ 100℃ ○ ≧ 80℃ △ ≧ 60℃ × < 60℃
【0047】(6)反応性評価1 異方性導電膜を示差走査熱量計DSC4を用い、発熱ピーク
温度より反応性を評価した。判定基準は以下のとおりで
ある。 発熱ピーク温度 ◎ ≦ 150℃ ○ ≦ 170℃ △ ≦ 190℃ × > 190℃
温度より反応性を評価した。判定基準は以下のとおりで
ある。 発熱ピーク温度 ◎ ≦ 150℃ ○ ≦ 170℃ △ ≦ 190℃ × > 190℃
【0048】(7)反応性評価2 プレートゲルタイマーにより、 180℃でのタックフリー
タイム(TFT)を測定し、反応性を評価した。判定基準は
以下のとおりである。 TFT ◎ ≦ 10 秒 ○ ≦ 30 秒 △ ≦ 60 秒 × > 60 秒
タイム(TFT)を測定し、反応性を評価した。判定基準は
以下のとおりである。 TFT ◎ ≦ 10 秒 ○ ≦ 30 秒 △ ≦ 60 秒 × > 60 秒
【0049】(8)保存安定性評価 室温の条件にサンプルを放置し、折り曲げ試験から判断
した。折り曲げ試験は、サンプルを 180°折り曲げて、
ひびが入るまでの時間を測定した。判定基準は以下のと
おりである。 時間 ◎ ≧1ヶ月 ○ ≧2週間 △ ≧1週間 × <1週間
した。折り曲げ試験は、サンプルを 180°折り曲げて、
ひびが入るまでの時間を測定した。判定基準は以下のと
おりである。 時間 ◎ ≧1ヶ月 ○ ≧2週間 △ ≧1週間 × <1週間
【0050】(9)リペア性 FPCとITOガラス(面抵抗 300hm/□)を 180℃×
30kg/cm2 ×20秒の圧着条件で接合し、FPCを引き剥
がした後にITOガラス上に残る接着剤をアセトンを用
い、拭き取れるまでの所用時間を測定した。判定基準は
以下のとおりである。 所用時間 ◎ ≦ 10 秒 ○ ≦ 30 秒 △ ≦ 60 秒 × > 60 秒 (10)表面粘着性 FPCとITOガラス(面抵抗30 Ohm/□)を、RTx 30
kg/cm2x20秒の圧着条件で接合し、90°剥離力を引っ張
り試験機で測定した。判定基準は以下の通りである。 剥離力 ◎ ≧ 100g/cm ○ ≧ 50g/cm △ ≧ 30g/cm × < 30g/cm
30kg/cm2 ×20秒の圧着条件で接合し、FPCを引き剥
がした後にITOガラス上に残る接着剤をアセトンを用
い、拭き取れるまでの所用時間を測定した。判定基準は
以下のとおりである。 所用時間 ◎ ≦ 10 秒 ○ ≦ 30 秒 △ ≦ 60 秒 × > 60 秒 (10)表面粘着性 FPCとITOガラス(面抵抗30 Ohm/□)を、RTx 30
kg/cm2x20秒の圧着条件で接合し、90°剥離力を引っ張
り試験機で測定した。判定基準は以下の通りである。 剥離力 ◎ ≧ 100g/cm ○ ≧ 50g/cm △ ≧ 30g/cm × < 30g/cm
【0051】実施例2〜14. 実施例2〜14は、シアネートエステル樹脂の種類、熱可
塑性樹脂の種類及び添加量、硬化触媒の種類及び添加
量、エポキシ樹脂の種類及び添加量、並びに導電粒子の
種類及び添加量を変えたものであり、異方性導電膜の作
成及び評価等は、実施例1と同じである。なお、使用し
た原料は、以下のとおりである。
塑性樹脂の種類及び添加量、硬化触媒の種類及び添加
量、エポキシ樹脂の種類及び添加量、並びに導電粒子の
種類及び添加量を変えたものであり、異方性導電膜の作
成及び評価等は、実施例1と同じである。なお、使用し
た原料は、以下のとおりである。
【0052】シアネートエステル樹脂 AROCY B10 (2,2−ビス(4−シアネートフェ
ニル)プロパン、分子量約 270、ハイテック社製、商品
名) AROCY B30 (2,2−ビス(4−シアネートフェ
ニル)プロパン、分子量約 560、ハイテック社製、商品
名) AROCY B50 (2,2−ビス(4−シアネートフェ
ニル)プロパン、分子量約1100、ハイテック社製、商品
名) AROCY M30 (ビス3,5−ジメチル(4−シアネ
ートフェニル)メタン、分子量約 490、ハイテック社
製、商品名) QUATREX 7187 (脂環族芳香族シアネートエステル、
ダウケミカル社製、商品名)
ニル)プロパン、分子量約 270、ハイテック社製、商品
名) AROCY B30 (2,2−ビス(4−シアネートフェ
ニル)プロパン、分子量約 560、ハイテック社製、商品
名) AROCY B50 (2,2−ビス(4−シアネートフェ
ニル)プロパン、分子量約1100、ハイテック社製、商品
名) AROCY M30 (ビス3,5−ジメチル(4−シアネ
ートフェニル)メタン、分子量約 490、ハイテック社
製、商品名) QUATREX 7187 (脂環族芳香族シアネートエステル、
ダウケミカル社製、商品名)
【0053】触媒 Mn2(CO)10 、Co ナフタネート、Cu ナフタネート、C
u アセチルアセトネート、IDC熱可塑性樹脂 UCAR PKHC (フェノキシ樹脂、分子量約25,000、
UCC製、商品名) UCAR PKHH (フェノキシ樹脂、分子量約35,000、
UCC製、商品名) エスレックB BX1(PVB、分子量約 100,000、積水化
学製、商品名) エスレックB BX5(PVB、分子量約 150,000、積水化
学製、商品名) エスレックB BXL(PVB、分子量約18,000、積水化学
製、商品名) FORMVAR7/95S (ポリビニルホルマール、分子量約1
8,000、モンサント製、商品名) タフテックM1913 (カルボキシル化SEBS、分子量約50,0
00、旭化成製、商品名)
u アセチルアセトネート、IDC熱可塑性樹脂 UCAR PKHC (フェノキシ樹脂、分子量約25,000、
UCC製、商品名) UCAR PKHH (フェノキシ樹脂、分子量約35,000、
UCC製、商品名) エスレックB BX1(PVB、分子量約 100,000、積水化
学製、商品名) エスレックB BX5(PVB、分子量約 150,000、積水化
学製、商品名) エスレックB BXL(PVB、分子量約18,000、積水化学
製、商品名) FORMVAR7/95S (ポリビニルホルマール、分子量約1
8,000、モンサント製、商品名) タフテックM1913 (カルボキシル化SEBS、分子量約50,0
00、旭化成製、商品名)
【0054】エポキシ樹脂 QUATREX1010 (DGEBA タイプエポキシ、エポキシ当
量 186、ダウケミカル製、商品名) エピコート 152 (ノボラック型液状エポキシ、エポキ
シ当量 175、シェル化学製、商品名) エポトートYR102 (ゴム変性エポキシ、エポキシ当量
1,200、東都化成製、商品名) ERL4221 (脂環族エポキシ、エポキシ当量 13
7、UCC製、商品名)
量 186、ダウケミカル製、商品名) エピコート 152 (ノボラック型液状エポキシ、エポキ
シ当量 175、シェル化学製、商品名) エポトートYR102 (ゴム変性エポキシ、エポキシ当量
1,200、東都化成製、商品名) ERL4221 (脂環族エポキシ、エポキシ当量 13
7、UCC製、商品名)
【0055】導電粒子 ファインパールAu −10s(Au メッキ ポリマー粒
子、平均粒径10u、住友化学製、商品名) T123 (カルボニルニッケル、平均
粒径4u、インコ製、商品名) SF−PbSn6040 (半田超微粉、平均粒径10
u、日本アトマイズ製、商品名) この結果を次の表1及び表2に示す。
子、平均粒径10u、住友化学製、商品名) T123 (カルボニルニッケル、平均
粒径4u、インコ製、商品名) SF−PbSn6040 (半田超微粉、平均粒径10
u、日本アトマイズ製、商品名) この結果を次の表1及び表2に示す。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】比較例1〜6.これらは本発明からはずれ
る例である。なお、シアネートエステル樹脂及びエポキ
シ樹脂との相溶性が乏しくエポキシとの反応基を持って
いない熱可塑性樹脂として、クレイトンG1650 (SEBS、
シェル製、商品名)を用いた。これらの結果を表3に示
す。
る例である。なお、シアネートエステル樹脂及びエポキ
シ樹脂との相溶性が乏しくエポキシとの反応基を持って
いない熱可塑性樹脂として、クレイトンG1650 (SEBS、
シェル製、商品名)を用いた。これらの結果を表3に示
す。
【0059】
【表3】
【0060】なお、表1〜3において、EV1は初期抵
抗値、EV2は 250時間後の抵抗値、EV3は初期接着
力、EV4は 250時間後の接着力、EV5はショート特
性、EV6は熱分解温度特性、EV7はTg 、EV8は
発熱ピーク温度による反応性、EV9はタックフリータ
イム(TFT)による反応性、EV10は保存安定性、EV11
はリペア性、そしてEV12は表面粘着性をそれぞれ示
す。
抗値、EV2は 250時間後の抵抗値、EV3は初期接着
力、EV4は 250時間後の接着力、EV5はショート特
性、EV6は熱分解温度特性、EV7はTg 、EV8は
発熱ピーク温度による反応性、EV9はタックフリータ
イム(TFT)による反応性、EV10は保存安定性、EV11
はリペア性、そしてEV12は表面粘着性をそれぞれ示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C09J 153/02 C09J 153/02 163/00 163/00 177/00 177/00 201/06 201/06 H01B 5/16 H01B 5/16 (56)参考文献 特開 平1−309206(JP,A) 特開 昭54−77637(JP,A) 特開 昭56−128504(JP,A) 特開 昭51−109936(JP,A) 特開 平2−99515(JP,A) 特公 昭46−41112(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 1/20 - 1/22 H01B 5/16 C09J 7/00 C09J 7/02 C09J 9/02 C09J 129/14 C09J 153/02 C09J 163/00 C09J 177/00 C09J 201/06 C08G 59/40
Claims (2)
- 【請求項1】 (a)2,2−ビス(4−シアノフェニ
ル)プロパン、ビス(3,5−ジメチル)(4−シアノ
フェニル)メタン及び脂環式シアネートエステルから成
る群から選択されたシアネートエステル100部;有機
金属化合物、金属キレート及び有機金属塩から成る群か
ら選択された触媒0.01〜10部;ポリビニルブチラ
ール、ポリビニルフォルマール、ポリビニルアセター
ル、ポリアミド、フェノキシ、ポリスルホン、ポリアク
リレート、グリシジルアクリレート、スチレン−ブタジ
エン−スチレンブロックコポリマー、カルボキシルスチ
レン−エチレン−ブチレン−スチレンブロックコポリマ
ー及びエポキシスチレン−エチレン−ブチレン−スチレ
ンブロックコポリマーから成る群から選択されたフィル
ム形成性熱可塑性樹脂10〜300部;並びにエポキシ
樹脂10〜500部、を含んで成る接着剤組成物;並び
に (b)前記接着剤組成物100部当り0.1〜20部の
導電性粒子であって、金属粒子、凝集金属粒子、溶融粒
子、及びポリマーコアーと薄い金属表面層とを有する導
電性粒子から成る群から選択されるもの; を含んで成る異方性導電接着剤。 - 【請求項2】 請求項1に記載の組成物から形成される
異方性フィルム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US72908291A | 1991-07-12 | 1991-07-12 | |
US729082 | 1996-10-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0528828A JPH0528828A (ja) | 1993-02-05 |
JP3231814B2 true JP3231814B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=24929511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26231591A Expired - Fee Related JP3231814B2 (ja) | 1991-07-12 | 1991-10-09 | 異方性導電膜 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5330684A (ja) |
EP (1) | EP0594644B1 (ja) |
JP (1) | JP3231814B2 (ja) |
CA (1) | CA2113090A1 (ja) |
DE (1) | DE69218207T2 (ja) |
HK (1) | HK1006849A1 (ja) |
SG (1) | SG46717A1 (ja) |
WO (1) | WO1993001248A1 (ja) |
Families Citing this family (62)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5250600A (en) * | 1992-05-28 | 1993-10-05 | Johnson Matthey Inc. | Low temperature flexible die attach adhesive and articles using same |
US5524422A (en) * | 1992-02-28 | 1996-06-11 | Johnson Matthey Inc. | Materials with low moisture outgassing properties and method of reducing moisture content of hermetic packages containing semiconductor devices |
DE4316607A1 (de) * | 1993-05-18 | 1994-11-24 | Wilhelm Endlich | Metallisierte Kunststoff-Faserabschnitte als Füllstoff in Kleb-, Dicht-, Beschichtungs- und Schmierstoffen |
GB9318872D0 (en) * | 1993-09-11 | 1993-10-27 | Unisersity Fo Leeds The | Polymer resin |
DE69526287T2 (de) * | 1994-01-27 | 2002-10-31 | Loctite Ireland Ltd | Zusammenstellungen und methoden zur anordnung anisotropisch leitender bahnen und verbindungen zwischen zwei sätzen von leitern |
JPH10502677A (ja) * | 1994-06-29 | 1998-03-10 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 異方性導電性の接着剤及び異方性導電性の接着剤の製造方法 |
US5494981A (en) * | 1995-03-03 | 1996-02-27 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Epoxy-cyanate ester compositions that form interpenetrating networks via a Bronsted acid |
US5912377A (en) | 1995-06-05 | 1999-06-15 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Aromatic cyanate ester silane coupling agents |
US20010028953A1 (en) * | 1998-11-16 | 2001-10-11 | 3M Innovative Properties Company | Adhesive compositions and methods of use |
WO1997003143A1 (en) | 1995-07-10 | 1997-01-30 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Screen printable adhesive compositions |
US5851644A (en) * | 1995-08-01 | 1998-12-22 | Loctite (Ireland) Limited | Films and coatings having anisotropic conductive pathways therein |
US5855821A (en) * | 1995-12-22 | 1999-01-05 | Johnson Matthey, Inc. | Materials for semiconductor device assemblies |
US6008072A (en) * | 1995-12-27 | 1999-12-28 | Industrial Technology Research Institute | Tape automated bonding method |
AU1721597A (en) * | 1996-02-15 | 1997-09-02 | Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. | Increasing the molecular weight of polycondensates |
US6402876B1 (en) | 1997-08-01 | 2002-06-11 | Loctite (R&D) Ireland | Method of forming a monolayer of particles, and products formed thereby |
EP0855049B1 (en) | 1996-08-01 | 2005-11-09 | Loctite (Ireland) Limited | A method of forming a monolayer of particles, and products formed thereby |
US6977025B2 (en) | 1996-08-01 | 2005-12-20 | Loctite (R&D) Limited | Method of forming a monolayer of particles having at least two different sizes, and products formed thereby |
US5912316A (en) * | 1996-11-08 | 1999-06-15 | Johnson Matthey, Inc. | Flexible interpenetrating networks formed by epoxy-cyanate ester compositions via a polyamide |
US5883193A (en) * | 1997-07-01 | 1999-03-16 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Adhesive compositions with durability under conditions of high humidity |
AU728193B2 (en) * | 1997-07-24 | 2001-01-04 | Loctite Corporation | Thermosetting resin compositions useful as underfill sealants |
US20010020071A1 (en) | 1997-10-10 | 2001-09-06 | Capote Miguel Albert | High performance cyanate-bismaleimide-epoxy resin compositions for printed circuits and encapsulants |
JPH11195860A (ja) * | 1997-12-27 | 1999-07-21 | Canon Inc | 接着部材、該接着部材を備えたマルチチップモジュール、及び該接着部材による接着方法 |
JPH11307604A (ja) | 1998-04-17 | 1999-11-05 | Toshiba Corp | プロセスモニタ方法及びプロセス装置 |
US6632893B2 (en) | 1999-05-28 | 2003-10-14 | Henkel Loctite Corporation | Composition of epoxy resin, cyanate ester, imidazole and polysulfide tougheners |
US6492738B2 (en) | 1999-09-02 | 2002-12-10 | Micron Technology, Inc. | Apparatus and methods of testing and assembling bumped devices using an anisotropically conductive layer |
KR100925361B1 (ko) | 1999-10-22 | 2009-11-09 | 소니 케미카루 앤드 인포메이션 디바이스 가부시키가이샤 | 저온 경화형 이방성 도전 접속재료 |
JP4739495B2 (ja) * | 2000-10-10 | 2011-08-03 | ナミックス株式会社 | 金属ペースト |
AU2002213323A1 (en) * | 2000-10-18 | 2002-05-15 | M Cubed Technologies, Inc. | Composite adhesive |
KR100832282B1 (ko) * | 2000-10-23 | 2008-05-26 | 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 | 피복 입자 |
US6703566B1 (en) | 2000-10-25 | 2004-03-09 | Sae Magnetics (H.K.), Ltd. | Bonding structure for a hard disk drive suspension using anisotropic conductive film |
KR100398314B1 (ko) * | 2001-07-19 | 2003-09-19 | 한국과학기술원 | 고접착력 3층 구조 aca 필름 |
US6709738B2 (en) | 2001-10-15 | 2004-03-23 | 3M Innovative Properties Company | Coated substrate with energy curable cyanate resin |
WO2003061949A1 (en) * | 2002-01-18 | 2003-07-31 | Avery Dennison Corporation | Sheet having microsized architecture |
US20030155656A1 (en) * | 2002-01-18 | 2003-08-21 | Chiu Cindy Chia-Wen | Anisotropically conductive film |
WO2003062133A2 (en) * | 2002-01-18 | 2003-07-31 | Avery Dennison Corporation | Covered microchamber structures |
US8518304B1 (en) | 2003-03-31 | 2013-08-27 | The Research Foundation Of State University Of New York | Nano-structure enhancements for anisotropic conductive material and thermal interposers |
KR100589799B1 (ko) * | 2003-05-06 | 2006-06-14 | 한화석유화학 주식회사 | 이방성 도전접속용 절연 도전성 입자, 이의 제조방법 및이를 이용한 제품 |
CN100380741C (zh) * | 2003-06-25 | 2008-04-09 | 日立化成工业株式会社 | 电路连接材料、电路构件的连接结构及其制造方法 |
DE102004031188A1 (de) * | 2004-06-28 | 2006-01-19 | Tesa Ag | Hitzeaktivierbares Klebeband für die Verklebung von elektronischen Bauteilen und Leiterbahnen |
JP2006024751A (ja) * | 2004-07-08 | 2006-01-26 | Three M Innovative Properties Co | 平面多導体の接続方法及び該接続方法で接続される部分を含む電気電子部品 |
JP4381272B2 (ja) * | 2004-10-01 | 2009-12-09 | ソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社 | 異方性導電接着剤及びそれを用いた異方性導電接着剤シート |
US7763188B2 (en) * | 2005-03-04 | 2010-07-27 | International Business Machines Corporation | Electrically stable copper filled electrically conductive adhesive |
EP1875787A2 (en) * | 2005-04-11 | 2008-01-09 | 3M Innovative Properties Company | Connection method of a flexible printed circuit board with two printed circuit boards, and electric or electronic component with parts connected by the connection |
US8802214B2 (en) * | 2005-06-13 | 2014-08-12 | Trillion Science, Inc. | Non-random array anisotropic conductive film (ACF) and manufacturing processes |
US7727423B2 (en) * | 2006-12-29 | 2010-06-01 | Cheil Industries, Inc. | Anisotropic conductive film composition and film including the same |
KR100920612B1 (ko) * | 2007-11-08 | 2009-10-08 | 제일모직주식회사 | 이방 전도성 필름용 조성물 및 이를 이용한 이방 전도성필름 |
KR101131163B1 (ko) * | 2008-12-29 | 2012-03-28 | 제일모직주식회사 | 신뢰성이 향상된 이방 전도성 필름용 조성물 및 이를 이용한 이방 전도성 필름 |
JP5636962B2 (ja) * | 2009-01-19 | 2014-12-10 | 味の素株式会社 | 樹脂組成物 |
WO2011003948A2 (en) * | 2009-07-08 | 2011-01-13 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Electrically conductive adhesives |
KR101138799B1 (ko) * | 2009-08-20 | 2012-04-24 | 제일모직주식회사 | 이방 도전성 필름용 조성물 |
JP2012195414A (ja) * | 2011-03-16 | 2012-10-11 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | ダイシングテープ一体型接着シート、多層回路基板、電子部品及び半導体装置 |
US9475963B2 (en) | 2011-09-15 | 2016-10-25 | Trillion Science, Inc. | Fixed array ACFs with multi-tier partially embedded particle morphology and their manufacturing processes |
US9102851B2 (en) | 2011-09-15 | 2015-08-11 | Trillion Science, Inc. | Microcavity carrier belt and method of manufacture |
KR101488916B1 (ko) * | 2011-12-23 | 2015-02-02 | 제일모직 주식회사 | 이방성 도전 필름 및 반도체 장치 |
US9777197B2 (en) | 2013-10-23 | 2017-10-03 | Sunray Scientific, Llc | UV-curable anisotropic conductive adhesive |
US9365749B2 (en) | 2013-05-31 | 2016-06-14 | Sunray Scientific, Llc | Anisotropic conductive adhesive with reduced migration |
JP6179720B2 (ja) * | 2013-11-01 | 2017-08-16 | 株式会社スリーボンド | シアネートエステル樹脂組成物 |
JP6835477B2 (ja) * | 2015-04-30 | 2021-02-24 | 日東電工株式会社 | 透明導電性フィルム用キャリアフィルム及び積層体 |
RU2601480C1 (ru) * | 2015-10-28 | 2016-11-10 | Федеральное государственное унитарное предприятие "Всероссийский научно-исследовательский институт авиационных материалов" (ФГУП "ВИАМ") | Высокотемпературный пленочный клей |
EP3270386A1 (en) * | 2016-07-11 | 2018-01-17 | Heraeus Deutschland GmbH & Co. KG | Electrically conductive composition for use as an electrically conductive adhesive for mechanically and electrically connecting electrical conductors to electrical contacts of solar cells |
DE102018101394A1 (de) | 2018-01-23 | 2019-07-25 | Prof. Dr. Fischer AG | Magnetfeldapplikator mit einem rampenförmigen Signalverlauf der verwendeten Spulenströme |
CN108314991A (zh) * | 2018-02-12 | 2018-07-24 | 成都理工大学 | 一种耐180℃高温胶粘剂及其制备方法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1720663C3 (de) * | 1967-06-01 | 1975-09-18 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren zur Herstellung von Kunststoffen |
JPS604552A (ja) * | 1983-06-23 | 1985-01-11 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 導電性組成物 |
WO1986006085A1 (en) * | 1985-04-09 | 1986-10-23 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Curable resin composition |
DE3613006A1 (de) * | 1985-04-17 | 1986-10-23 | Mitsubishi Gas Chemical Co., Inc., Tokio/Tokyo | Starre harzform |
JPS62181379A (ja) * | 1986-02-05 | 1987-08-08 | Sekisui Chem Co Ltd | 異方導電性接着シ−ト |
US4740657A (en) * | 1986-02-14 | 1988-04-26 | Hitachi, Chemical Company, Ltd | Anisotropic-electroconductive adhesive composition, method for connecting circuits using the same, and connected circuit structure thus obtained |
JPS6386781A (ja) * | 1986-09-30 | 1988-04-18 | Sekisui Chem Co Ltd | 異方導電性接着シ−ト |
EP0266986A3 (en) * | 1986-11-06 | 1989-09-06 | Amoco Corporation | Resin compositions comprising aromatic cyanate esters, polyepoxide compounds and thermplastic polymers and prepreg made therefrom |
US5143785A (en) * | 1990-08-20 | 1992-09-01 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Cyanate ester adhesives for electronic applications |
-
1991
- 1991-10-09 JP JP26231591A patent/JP3231814B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-05-27 SG SG1996009227A patent/SG46717A1/en unknown
- 1992-05-27 EP EP92912744A patent/EP0594644B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-05-27 CA CA002113090A patent/CA2113090A1/en not_active Abandoned
- 1992-05-27 DE DE69218207T patent/DE69218207T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-05-27 WO PCT/US1992/004411 patent/WO1993001248A1/en active IP Right Grant
- 1992-11-03 US US07/970,806 patent/US5330684A/en not_active Expired - Lifetime
-
1998
- 1998-06-22 HK HK98105981A patent/HK1006849A1/xx not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0594644A1 (en) | 1994-05-04 |
EP0594644B1 (en) | 1997-03-12 |
SG46717A1 (en) | 1998-02-20 |
HK1006849A1 (en) | 1999-03-19 |
CA2113090A1 (en) | 1993-01-21 |
US5330684A (en) | 1994-07-19 |
WO1993001248A1 (en) | 1993-01-21 |
JPH0528828A (ja) | 1993-02-05 |
DE69218207T2 (de) | 1997-10-16 |
DE69218207D1 (de) | 1997-04-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3231814B2 (ja) | 異方性導電膜 | |
EP0544741B1 (en) | Cyanate ester adhesives for electronic applications | |
JP3652698B2 (ja) | 導電性接着剤組成物 | |
EP1060213B1 (en) | Hybrid materials employing ppe/polystyrene/curable epoxy mixtures | |
US4552690A (en) | Electrically conductive resin composition | |
JP2629004B2 (ja) | 分散相内にゴムを有する多相エポキシ熱硬化物 | |
TW575636B (en) | Heat-resistant composition | |
US8034261B2 (en) | Anisotropic conductive film composition, anisotropic conductive film including the same, and associated methods | |
CN101178948A (zh) | 各向异性的导电薄膜组合物 | |
EP1569244A2 (en) | Composition of conductive paste | |
KR100779775B1 (ko) | 안정화된 양이온 중합성 조성물 및 그를 포함하는 접착제막 및 전도체 회로 | |
KR100210740B1 (ko) | 비등방성의 전도성 접착제 필름 | |
JP4132673B2 (ja) | 接着剤組成物 | |
JPH07228669A (ja) | エポキシ−アクリル系樹脂組成物 | |
EP0604460B1 (en) | Adhesive film | |
JPS6369883A (ja) | 熱・電気伝導性接着剤組成物 | |
KR100509109B1 (ko) | 이방성 도전 필름용 조성물 | |
JPH11140297A (ja) | 樹脂組成物、硬化物及び接着剤フィルム | |
JP2003317545A (ja) | 表面被覆導電性粒子、それを用いた回路用接続部材、接続方法及び接続構造体 | |
JPH10195403A (ja) | 異方導電性接着剤 | |
JP2004197016A (ja) | 異方導電性接着剤 | |
JPH04189883A (ja) | 異方導電性接着剤 | |
JPH05117483A (ja) | 熱硬化性ポリビニルアセタール組成物 | |
JPH0621221B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080914 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |