JPH10195403A - 異方導電性接着剤 - Google Patents
異方導電性接着剤Info
- Publication number
- JPH10195403A JPH10195403A JP399297A JP399297A JPH10195403A JP H10195403 A JPH10195403 A JP H10195403A JP 399297 A JP399297 A JP 399297A JP 399297 A JP399297 A JP 399297A JP H10195403 A JPH10195403 A JP H10195403A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connection
- maleimide
- resin
- anisotropic conductive
- conductive adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/321—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by conductive adhesives
Landscapes
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 LCDとTCPとの接続や、TCPとPCB
の接続などの微細回路同士の電気的接続において、特に
低温・短時間での接続も可能で、且つ、接着性、接続信
頼性、保存安定性、リペア性にも優れる加熱硬化型異方
導電性接着剤を提供する。 【解決手段】 ラジカル重合性樹脂、有機過酸化物、熱
可塑性エラストマー、および芳香族一級アミンで変性さ
れたマレイミド樹脂からなる樹脂組成物中に導電性粒子
を分散させたことを特徴とする異方導電性接着剤。
の接続などの微細回路同士の電気的接続において、特に
低温・短時間での接続も可能で、且つ、接着性、接続信
頼性、保存安定性、リペア性にも優れる加熱硬化型異方
導電性接着剤を提供する。 【解決手段】 ラジカル重合性樹脂、有機過酸化物、熱
可塑性エラストマー、および芳香族一級アミンで変性さ
れたマレイミド樹脂からなる樹脂組成物中に導電性粒子
を分散させたことを特徴とする異方導電性接着剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LCD(液晶ディ
スプレイ)とTCP(テープキャリヤパッケージ)との
接続や、TCPとPCB(プリント回路基板)との接続
などの微細な回路同士の電気的接続に使用される異方導
電性接着剤に関するものである。
スプレイ)とTCP(テープキャリヤパッケージ)との
接続や、TCPとPCB(プリント回路基板)との接続
などの微細な回路同士の電気的接続に使用される異方導
電性接着剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、接着性樹脂中に導電性粒子を分散
させた異方導電性接着剤が液晶ディスプレイLCDとT
CPやTCPとPCBとの接続など各種微細回路接続の
必要性が飛躍的に増大してきており、その接続方法とし
て異方導電性接着剤が使用されてきている。この方法
は、接続したい部材間に異方導電性接着剤を挟み加熱加
圧することにより、面方向の隣接端子間では電気的絶縁
性を保ち、上下の端子間では電気的に導通させるもので
ある。このような用途に異方導電性接着剤が多用されて
きたのは、被着体の耐熱性がないことや微細な回路では
隣接端子間で電気的にショートしてしまうなど半田付け
などの従来の接続方法が適用できないことが理由であ
る。
させた異方導電性接着剤が液晶ディスプレイLCDとT
CPやTCPとPCBとの接続など各種微細回路接続の
必要性が飛躍的に増大してきており、その接続方法とし
て異方導電性接着剤が使用されてきている。この方法
は、接続したい部材間に異方導電性接着剤を挟み加熱加
圧することにより、面方向の隣接端子間では電気的絶縁
性を保ち、上下の端子間では電気的に導通させるもので
ある。このような用途に異方導電性接着剤が多用されて
きたのは、被着体の耐熱性がないことや微細な回路では
隣接端子間で電気的にショートしてしまうなど半田付け
などの従来の接続方法が適用できないことが理由であ
る。
【0003】この異方導電接着剤は、熱可塑タイプのも
のと熱硬化タイプのものに分類されるが、最近では熱可
塑タイプのものより、信頼性の優れたエポキシ樹脂系の
熱硬化タイプのものが広く用いられつつある。熱可塑タ
イプの異方導電性接着剤については、SBS(スチレン
−ブタジエン−スチレン)、SIS(スチレン−イソプ
レン−スチレン)、SEBS(スチレン−エチレン−ブ
タジエン−スチレン)等スチレン系共重合体が主として
用いられてきているが、これら熱可塑タイプの使用方法
は、基本的に溶融融着方式であり、その作業性は一般的
に条件を選べば熱硬化のものに比べて、比較的低温・短
時間での適用が可能であり良好であると考えられるが、
樹脂の耐湿性・耐薬品性などが低いため、接続信頼性が
低いため長期環境試験に耐えうるもののではなかった。
のと熱硬化タイプのものに分類されるが、最近では熱可
塑タイプのものより、信頼性の優れたエポキシ樹脂系の
熱硬化タイプのものが広く用いられつつある。熱可塑タ
イプの異方導電性接着剤については、SBS(スチレン
−ブタジエン−スチレン)、SIS(スチレン−イソプ
レン−スチレン)、SEBS(スチレン−エチレン−ブ
タジエン−スチレン)等スチレン系共重合体が主として
用いられてきているが、これら熱可塑タイプの使用方法
は、基本的に溶融融着方式であり、その作業性は一般的
に条件を選べば熱硬化のものに比べて、比較的低温・短
時間での適用が可能であり良好であると考えられるが、
樹脂の耐湿性・耐薬品性などが低いため、接続信頼性が
低いため長期環境試験に耐えうるもののではなかった。
【0004】一方、現在主流となっている熱硬化タイプ
の異方導電性接着剤は、一般に保存性安定性、硬化性の
バランスの良いエポキシ樹脂系の熱硬化タイプが広く用
いられている。しかし、実用上これらの熱硬化タイプの
ものは、保存性安定性と樹脂の硬化性を両立させるた
め、その硬化反応性から150〜200℃の温度で30
秒前後加熱、硬化することが必要とされ、たとえば15
0℃以下の温度では実用的な接続時間で樹脂を硬化させ
ることは困難であった。更に、保存安定性については、
例えば、BF3アミン錯体、ジシアンジアミド、有機酸
ヒドラジド、イミダゾール化合物等の潜在性硬化剤を配
合した系のもの等が提案されているが、保存安定性に優
れるものは硬化に長時間または高温を必要とし、低温・
短時間で硬化できるものは逆に保存安定性に劣るといっ
た問題がありいずれも一長一短があった。
の異方導電性接着剤は、一般に保存性安定性、硬化性の
バランスの良いエポキシ樹脂系の熱硬化タイプが広く用
いられている。しかし、実用上これらの熱硬化タイプの
ものは、保存性安定性と樹脂の硬化性を両立させるた
め、その硬化反応性から150〜200℃の温度で30
秒前後加熱、硬化することが必要とされ、たとえば15
0℃以下の温度では実用的な接続時間で樹脂を硬化させ
ることは困難であった。更に、保存安定性については、
例えば、BF3アミン錯体、ジシアンジアミド、有機酸
ヒドラジド、イミダゾール化合物等の潜在性硬化剤を配
合した系のもの等が提案されているが、保存安定性に優
れるものは硬化に長時間または高温を必要とし、低温・
短時間で硬化できるものは逆に保存安定性に劣るといっ
た問題がありいずれも一長一短があった。
【0005】前期問題点に加えて、熱硬化タイプの異方
導電性接着剤を用いた微細な回路同士の接続作業性にお
いて、位置ずれ等の原因によって一度接続したものを被
接続部材を破損または損傷せずに剥離して再度接合(所
謂リペア)したいという要求が多くでてきている。しか
し殆どのものが高接着力、高信頼性といった長所がある
反面、この様な一見矛盾する要求に対しては対応が極め
て難しく、満足するものは得られていない。特に最近
は、LCDモジュールの大画面化、高精細化、狭額縁化
が急速に進み、これに伴って、接続ピッチの微細化や接
続の細幅化も急速に進んできた。このため、たとえば、
LCDとTCP接続においては、接続時のTCPののび
のため接続パターンずれが生じたり、接続部が細幅のた
め接続時の温度でLCD内部の部材が熱的影響を受ける
などの問題が生じてきた。また、TCPとPCBの接続
においては、PCBが長尺化してきたため接続時の加熱
によりPCBとLCDが反り、TCPの配線が断線する
という問題も生じてきた。
導電性接着剤を用いた微細な回路同士の接続作業性にお
いて、位置ずれ等の原因によって一度接続したものを被
接続部材を破損または損傷せずに剥離して再度接合(所
謂リペア)したいという要求が多くでてきている。しか
し殆どのものが高接着力、高信頼性といった長所がある
反面、この様な一見矛盾する要求に対しては対応が極め
て難しく、満足するものは得られていない。特に最近
は、LCDモジュールの大画面化、高精細化、狭額縁化
が急速に進み、これに伴って、接続ピッチの微細化や接
続の細幅化も急速に進んできた。このため、たとえば、
LCDとTCP接続においては、接続時のTCPののび
のため接続パターンずれが生じたり、接続部が細幅のた
め接続時の温度でLCD内部の部材が熱的影響を受ける
などの問題が生じてきた。また、TCPとPCBの接続
においては、PCBが長尺化してきたため接続時の加熱
によりPCBとLCDが反り、TCPの配線が断線する
という問題も生じてきた。
【0006】そこで、より低温で接続することによりこ
れらの問題を解決することが考えられたが、たとえば、
従来の熱可塑性タイプの異方導電性接着剤で接続しよう
とすると、比較的低温での接続は可能であるが樹脂の耐
湿性・耐熱性が低いため接続信頼性が悪いという問題が
あった。また、熱硬化タイプの主流であるエポキシ樹脂
系の異方導電性接着剤で低温で接続しようとすると、樹
脂を硬化させるために接続時間を長くする必要があり、
実用上適用できるものではなかった。低温接続を可能と
する異方導電性接着剤として、カチオン重合性物質とス
ルホニウム塩とを配合した接着性樹脂中に導電性粒子を
分散させたもの(特開平7−90237号公報)や、エ
ポキシ樹脂等と4−(ジアルキルアミノ)ピリジン誘導
体に導電性粒子を分散させたもの(特開平4−1898
83号公報)も提案されているが、接着剤樹脂の保存性
や被接続回路端子の腐食等の問題があり実用には至って
いない。
れらの問題を解決することが考えられたが、たとえば、
従来の熱可塑性タイプの異方導電性接着剤で接続しよう
とすると、比較的低温での接続は可能であるが樹脂の耐
湿性・耐熱性が低いため接続信頼性が悪いという問題が
あった。また、熱硬化タイプの主流であるエポキシ樹脂
系の異方導電性接着剤で低温で接続しようとすると、樹
脂を硬化させるために接続時間を長くする必要があり、
実用上適用できるものではなかった。低温接続を可能と
する異方導電性接着剤として、カチオン重合性物質とス
ルホニウム塩とを配合した接着性樹脂中に導電性粒子を
分散させたもの(特開平7−90237号公報)や、エ
ポキシ樹脂等と4−(ジアルキルアミノ)ピリジン誘導
体に導電性粒子を分散させたもの(特開平4−1898
83号公報)も提案されているが、接着剤樹脂の保存性
や被接続回路端子の腐食等の問題があり実用には至って
いない。
【0007】さらに、低温接続を可能にするものとし
て、ラジカル重合性樹脂と有機化酸化物、熱可塑性エラ
ストマーとを配合した接着剤中に、導電粒子を分散させ
た熱硬化型異方導電性接着剤を用いることも考えられて
いるが、ラジカル重合性樹脂と熱可塑性エラストマーと
が加熱接着時に両者が相溶性の違いから分離してしま
い、充分な接着強度と接続安定性が得られないという問
題があった。また、これを解決するために、ラジカル重
合性樹脂、有機過酸化物、熱可塑性エラストマーにさら
にアミン変性したマレイミドを含有させることも考えら
れているが、アミンが脂肪族であると反応性が高いため
に異方導電性接着剤としたときの保存性が悪いといった
問題やアミンが2級、3級アミンであると反応性が低い
ために未反応のアミンが多量に残存し、異方導電性接着
剤とした時、有機過酸化物を失活させるといった問題が
あり実用には至っていない。即ち、現状では硬化性、作
業性、接着性、接続信頼性等の全てをバランス良く満足
する樹脂系は得られておらず、そのため、より低温短時
間で接続でき、且つ、接着性、接続信頼性、保存安定
性、リペア性等に優れる異方導電性接着剤の要求が強く
なっている。
て、ラジカル重合性樹脂と有機化酸化物、熱可塑性エラ
ストマーとを配合した接着剤中に、導電粒子を分散させ
た熱硬化型異方導電性接着剤を用いることも考えられて
いるが、ラジカル重合性樹脂と熱可塑性エラストマーと
が加熱接着時に両者が相溶性の違いから分離してしま
い、充分な接着強度と接続安定性が得られないという問
題があった。また、これを解決するために、ラジカル重
合性樹脂、有機過酸化物、熱可塑性エラストマーにさら
にアミン変性したマレイミドを含有させることも考えら
れているが、アミンが脂肪族であると反応性が高いため
に異方導電性接着剤としたときの保存性が悪いといった
問題やアミンが2級、3級アミンであると反応性が低い
ために未反応のアミンが多量に残存し、異方導電性接着
剤とした時、有機過酸化物を失活させるといった問題が
あり実用には至っていない。即ち、現状では硬化性、作
業性、接着性、接続信頼性等の全てをバランス良く満足
する樹脂系は得られておらず、そのため、より低温短時
間で接続でき、且つ、接着性、接続信頼性、保存安定
性、リペア性等に優れる異方導電性接着剤の要求が強く
なっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
このような問題に鑑みて種々の検討の結果なされたもの
であり、その目的とするところは、LCDとTCPとの
接続や、TCPとPCBとの接続などの微細回路同士の
電気的接続において、特に低温短時間での接続も可能
で、且つ、接着性、接続信頼性、保存安定性、リペア性
にも優れる加熱硬化型異方導電性接着剤を提供しようと
するものである。
このような問題に鑑みて種々の検討の結果なされたもの
であり、その目的とするところは、LCDとTCPとの
接続や、TCPとPCBとの接続などの微細回路同士の
電気的接続において、特に低温短時間での接続も可能
で、且つ、接着性、接続信頼性、保存安定性、リペア性
にも優れる加熱硬化型異方導電性接着剤を提供しようと
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、低温速硬化
性と保存安定性性の両立が可能なラジカル重合性樹脂と
有機過酸化物、熱可塑性エラストマーとを配合した接着
剤中に、導電性粒子を分散させた熱硬化型異方導電性接
着剤を用いて熱硬化接続する際に、ラジカル重合性樹脂
と熱可塑性エラストマーとが加熱接着時に両者が相溶性
の違いから相分離してしまい、充分な接着強度と接続安
定性が得られない点について種々の検討を加えた結果、
上記接着剤中にラジカル重合性樹脂と熱可塑性エラスト
マーとの双方に相溶性のある芳香族一級ジアミンで変性
したマレイミドを加えることによって、加熱接続時の相
分離が押さえられ、また芳香族一級ジアミンで変性した
マレイミド自身も硬化することから優れた接続特性を有
する加熱硬化型異方導電性接着剤の得られることを見い
だし本発明に至ったものである。即ち、本発明はラジカ
ル重合性樹脂、有機過酸化物、熱可塑性エラストマー及
び芳香族一級ジアミンで変性したマレイミドからなる樹
脂組成物中に導電性粒子を分散させたことを特徴とする
異方導電性接着剤である。
性と保存安定性性の両立が可能なラジカル重合性樹脂と
有機過酸化物、熱可塑性エラストマーとを配合した接着
剤中に、導電性粒子を分散させた熱硬化型異方導電性接
着剤を用いて熱硬化接続する際に、ラジカル重合性樹脂
と熱可塑性エラストマーとが加熱接着時に両者が相溶性
の違いから相分離してしまい、充分な接着強度と接続安
定性が得られない点について種々の検討を加えた結果、
上記接着剤中にラジカル重合性樹脂と熱可塑性エラスト
マーとの双方に相溶性のある芳香族一級ジアミンで変性
したマレイミドを加えることによって、加熱接続時の相
分離が押さえられ、また芳香族一級ジアミンで変性した
マレイミド自身も硬化することから優れた接続特性を有
する加熱硬化型異方導電性接着剤の得られることを見い
だし本発明に至ったものである。即ち、本発明はラジカ
ル重合性樹脂、有機過酸化物、熱可塑性エラストマー及
び芳香族一級ジアミンで変性したマレイミドからなる樹
脂組成物中に導電性粒子を分散させたことを特徴とする
異方導電性接着剤である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明で用いられるラジカル重合
性樹脂としては特に限定されるものではなく、分子中に
一個以上の炭素−炭素二重結合を有し、ラジカル重合可
能なものであり、例えばビニルエステル樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂、ジアリルフタレートや各種アクリレー
ト類などが挙げられる。中でも硬化性と保存性、硬化物
の耐熱性、耐湿性、耐薬品性を兼ね備えたビニルエステ
ル樹脂を好適に用いる事が出来る。ここでビニルエステ
ル樹脂とは、エポキシ樹脂とアクリル酸あるいはメタク
リル酸との反応、もしくはグリシジルメタクリレートと
多価フェノール類との反応によって得られるものを指
す。これらは単独もしくは構造、分子量等の異なるもの
と併用してもよく。また、その保存性を確保するため
に、予めキノン類、多価フェノール類、フェノール類等
の重合禁止剤を添加することも可能である(例えば、特
開平4−146951など)。さらに硬化性、加熱時の
流動性、作業性を改良するため、トリメチロールプロパ
ントリアクリレート(TMPTA)、ペンタエリスリト
ールジアリレートモノステアレート、テトラエチレング
リコールジアクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
アクリレートなどのアクリレート類やスチレンなど各種
モノマー類や一般的な反応性希釈剤で希釈して使用する
ことが可能である。
性樹脂としては特に限定されるものではなく、分子中に
一個以上の炭素−炭素二重結合を有し、ラジカル重合可
能なものであり、例えばビニルエステル樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂、ジアリルフタレートや各種アクリレー
ト類などが挙げられる。中でも硬化性と保存性、硬化物
の耐熱性、耐湿性、耐薬品性を兼ね備えたビニルエステ
ル樹脂を好適に用いる事が出来る。ここでビニルエステ
ル樹脂とは、エポキシ樹脂とアクリル酸あるいはメタク
リル酸との反応、もしくはグリシジルメタクリレートと
多価フェノール類との反応によって得られるものを指
す。これらは単独もしくは構造、分子量等の異なるもの
と併用してもよく。また、その保存性を確保するため
に、予めキノン類、多価フェノール類、フェノール類等
の重合禁止剤を添加することも可能である(例えば、特
開平4−146951など)。さらに硬化性、加熱時の
流動性、作業性を改良するため、トリメチロールプロパ
ントリアクリレート(TMPTA)、ペンタエリスリト
ールジアリレートモノステアレート、テトラエチレング
リコールジアクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
アクリレートなどのアクリレート類やスチレンなど各種
モノマー類や一般的な反応性希釈剤で希釈して使用する
ことが可能である。
【0011】本発明で用いられる有機過酸化物としては
特に限定されるものではなく、例えば1,1,3,3−
テトラメチルブチルパーオキシ−2−エチルヘキサネー
ト、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサネート、
t−ヘキシルパーオキシ−2−エチルヘキサネート、
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−
トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ヘキシ
ルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ン、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシ
ジカーボネート等が挙げられる。これらの過酸化物は単
独あるいは硬化性をコントロールするため2種類以上の
有機過酸化物を混合して用いることも可能である。ま
た、保存性を改良するため各種重合禁止剤を予め添加し
ておく事も可能である。さらに樹脂への溶解作業を容易
にするため溶剤等に希釈して用いる事もできる。本発明
で用いられる有機過酸化物の種類や配合量は各過酸化物
を配合した場合の接着剤の硬化性と保存性との兼ね合い
で決定されることは当然である。
特に限定されるものではなく、例えば1,1,3,3−
テトラメチルブチルパーオキシ−2−エチルヘキサネー
ト、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサネート、
t−ヘキシルパーオキシ−2−エチルヘキサネート、
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−
トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ヘキシ
ルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ン、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシ
ジカーボネート等が挙げられる。これらの過酸化物は単
独あるいは硬化性をコントロールするため2種類以上の
有機過酸化物を混合して用いることも可能である。ま
た、保存性を改良するため各種重合禁止剤を予め添加し
ておく事も可能である。さらに樹脂への溶解作業を容易
にするため溶剤等に希釈して用いる事もできる。本発明
で用いられる有機過酸化物の種類や配合量は各過酸化物
を配合した場合の接着剤の硬化性と保存性との兼ね合い
で決定されることは当然である。
【0012】本発明で用いられる熱可塑性エラストマー
としては特に制限はないが、例えばポリエステル樹脂
類、ポリウレタン樹脂類、ポリイミド樹脂、ポリブタジ
エン、ポリプロピレン、スチレン−ブタジエン−スチレ
ン共重合体、ポリアセタール樹脂、ブチルゴム、クロロ
プレンゴム、ポリアミド樹脂、アクリロニトリル−ブタ
ジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチ
レン共重合体、ポリ酢酸ビニル樹脂、ナイロン、スチレ
ン−イソプレン共重合体、ポリメチルメタクリレート樹
脂などを用いることができる。その中でアクリロニトリ
ルとブタジエンとを主成分とする共重合体は、異方導電
性接着剤とした時の接着性、接続信頼性などにおいて優
れた特性を持つことからより好適に用いることができ
る。また、アクリロニトリルとブタジエンとを主成分と
する共重合体にカルボキシル基や水酸基など各種官能基
を導入したものを用いることも可能である。
としては特に制限はないが、例えばポリエステル樹脂
類、ポリウレタン樹脂類、ポリイミド樹脂、ポリブタジ
エン、ポリプロピレン、スチレン−ブタジエン−スチレ
ン共重合体、ポリアセタール樹脂、ブチルゴム、クロロ
プレンゴム、ポリアミド樹脂、アクリロニトリル−ブタ
ジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチ
レン共重合体、ポリ酢酸ビニル樹脂、ナイロン、スチレ
ン−イソプレン共重合体、ポリメチルメタクリレート樹
脂などを用いることができる。その中でアクリロニトリ
ルとブタジエンとを主成分とする共重合体は、異方導電
性接着剤とした時の接着性、接続信頼性などにおいて優
れた特性を持つことからより好適に用いることができ
る。また、アクリロニトリルとブタジエンとを主成分と
する共重合体にカルボキシル基や水酸基など各種官能基
を導入したものを用いることも可能である。
【0013】本発明に用いられる芳香族一級ジアミンで
変性されたマレイミドとしては、ラジカル重合性樹脂と
熱可塑性エラストマーとを相溶させる作用を有するもの
であれば特に制限はないが、一般的に(1)、(2)式
に例示される化学構造を有するマレイミドと芳香族一級
ジアミンを反応したものを用いる。
変性されたマレイミドとしては、ラジカル重合性樹脂と
熱可塑性エラストマーとを相溶させる作用を有するもの
であれば特に制限はないが、一般的に(1)、(2)式
に例示される化学構造を有するマレイミドと芳香族一級
ジアミンを反応したものを用いる。
【0014】
【化1】
【0015】
【化2】
【0016】芳香族一級ジアミンとしては特に制限はな
いが、例えば、4,4-ジアミノジフェニルメタン、3,3-ジ
エチル-4,4-ジアミノジフェニルメタン、3,3-ジクロロ-
4,4-ジアミノビフェニルジヒドロクロライド、3,3-ジメ
トキシ-4,4-ジアミノビフェニル、3,3-ジメトキシ-4,4-
ジアミノビフェニル、2,2-ジメチル-4,4-ジアミノビフ
ェニルジヒドロクロライド、3,3-ジメチル-4,4-ジアミ
ノビフェニル-6,6-ジスルフォニックアシッド、2,2-ジ
クロロ-4,4ジアミノ-5,5-ジメトキシビフェニル、2,2,
5,5,-テトラクロロ-4,4-ジアミノビフェニル、4,4-メチ
レン-ビス(2-クロロアニリン)、4,4-メチレン-ビス
(2-クロロアニリン)、4,4-ジアミノジフェニルエーテ
ル、3,4ジアミノジフェニルエーテル、4,4-ジアミノジ
フェニルスルフォン、2,2-ビス[4-(4-アミノフェノキ
シ)フェニル]プロパン、ビス-[4-(4-アミノフェノキ
シ)フェニル]スルフォン、ビス-[4-(3-アミノフェノ
キシ)フェニル]スルフォン、4,4-ビス(4-アミノフェノ
キシ)ビフェニル、ビス-[4-(4-アミノフェノキシ)フ
ェニル]エーテル、2,2-ビス-[4-(4-アミノフェノキ
シ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、1,4-ビス(4-ア
ミノフェノキシ)ベンゼン、1,3-ビス(4-アミノフェノ
キシ)ベンゼン、4,4-ジアミノジフェニルスルフォン、
3,3-ジアミノジフェニルスルフォン、4,4ジアミノベン
ズアニリド、3,3-ジヒドロキシ-4,4-ジアミノビフェニ
ル、9,10-ビス(4-アミノフェニル)アントラセン、9,9
-ビス(4-アミノフェニル)フルオレン、O-トリジンス
ルフォン等が挙げられこれらを一種又は二種以上混合し
て用いられる。
いが、例えば、4,4-ジアミノジフェニルメタン、3,3-ジ
エチル-4,4-ジアミノジフェニルメタン、3,3-ジクロロ-
4,4-ジアミノビフェニルジヒドロクロライド、3,3-ジメ
トキシ-4,4-ジアミノビフェニル、3,3-ジメトキシ-4,4-
ジアミノビフェニル、2,2-ジメチル-4,4-ジアミノビフ
ェニルジヒドロクロライド、3,3-ジメチル-4,4-ジアミ
ノビフェニル-6,6-ジスルフォニックアシッド、2,2-ジ
クロロ-4,4ジアミノ-5,5-ジメトキシビフェニル、2,2,
5,5,-テトラクロロ-4,4-ジアミノビフェニル、4,4-メチ
レン-ビス(2-クロロアニリン)、4,4-メチレン-ビス
(2-クロロアニリン)、4,4-ジアミノジフェニルエーテ
ル、3,4ジアミノジフェニルエーテル、4,4-ジアミノジ
フェニルスルフォン、2,2-ビス[4-(4-アミノフェノキ
シ)フェニル]プロパン、ビス-[4-(4-アミノフェノキ
シ)フェニル]スルフォン、ビス-[4-(3-アミノフェノ
キシ)フェニル]スルフォン、4,4-ビス(4-アミノフェノ
キシ)ビフェニル、ビス-[4-(4-アミノフェノキシ)フ
ェニル]エーテル、2,2-ビス-[4-(4-アミノフェノキ
シ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、1,4-ビス(4-ア
ミノフェノキシ)ベンゼン、1,3-ビス(4-アミノフェノ
キシ)ベンゼン、4,4-ジアミノジフェニルスルフォン、
3,3-ジアミノジフェニルスルフォン、4,4ジアミノベン
ズアニリド、3,3-ジヒドロキシ-4,4-ジアミノビフェニ
ル、9,10-ビス(4-アミノフェニル)アントラセン、9,9
-ビス(4-アミノフェニル)フルオレン、O-トリジンス
ルフォン等が挙げられこれらを一種又は二種以上混合し
て用いられる。
【0017】マレイミドの芳香族一級ジアミンによる変
性は特に限定されるものではないが、使用するマレイミ
ド、芳香族一級アミンの種類およびマレイミドと芳香族
一級ジアミンの配合比、反応条件により(1)マレイミ
ド基とアミノ基のマイケル付加反応、(2)マレイミド
基とアミノ基のアミド化反応、(3)マレイミド基同士
の重合反応の3つが起こり得るが、マレイミドの芳香族
一級アミンによる変性物の溶剤に対する溶解性、熱可塑
性エラストマーおよびラジカル重合性樹脂との相溶性、
異方導電フィルムとした時の接着性、接続信頼性等を考
えたときは(1)マレイミド基とアミノ基のマイケル付
加反応および(2)マレイミド基とアミノ基のアミド化
反応を選択的に行った方が良い。マレイミドと芳香族一
級アミンとの配合比は、特に限定されるものではなくマ
レイミドおよび芳香族一級アミンの種類により適宜選択
すればよい。また、マレイミドと芳香族一級アミンの反
応条件も特に限定されるものではなく、使用するマレイ
ミドおよび芳香族一級アミンの種類、配合比により適宜
選択すればよい。
性は特に限定されるものではないが、使用するマレイミ
ド、芳香族一級アミンの種類およびマレイミドと芳香族
一級ジアミンの配合比、反応条件により(1)マレイミ
ド基とアミノ基のマイケル付加反応、(2)マレイミド
基とアミノ基のアミド化反応、(3)マレイミド基同士
の重合反応の3つが起こり得るが、マレイミドの芳香族
一級アミンによる変性物の溶剤に対する溶解性、熱可塑
性エラストマーおよびラジカル重合性樹脂との相溶性、
異方導電フィルムとした時の接着性、接続信頼性等を考
えたときは(1)マレイミド基とアミノ基のマイケル付
加反応および(2)マレイミド基とアミノ基のアミド化
反応を選択的に行った方が良い。マレイミドと芳香族一
級アミンとの配合比は、特に限定されるものではなくマ
レイミドおよび芳香族一級アミンの種類により適宜選択
すればよい。また、マレイミドと芳香族一級アミンの反
応条件も特に限定されるものではなく、使用するマレイ
ミドおよび芳香族一級アミンの種類、配合比により適宜
選択すればよい。
【0018】本発明に用いられる導電性粒子は、導電性
を有するものであれば特に制限するものではなく、ニッ
ケル、鉄、銅、アルミニウム、錫、鉛、クロム、コバル
ト、銀、金など各種金属や金属合金、金属酸化物、カー
ボン、グラファイト、ガラスやセラミック、プラスチッ
ク粒子の表面に金属をコートしたもの等が適用できる。
これらの導電性粒子の粒径や材質、配合量は、接続した
い回路のピッチやパターン、回路端子の厚みや材質等に
よって適切なものを選ぶことができる。更に、本発明の
異方導電性接着剤中には、必要に応じてカップリング剤
を適量添加してもよい。カップリング剤を添加する目的
は、異方導電性接着剤の接着界面の接着性を改質し、接
着強度や耐熱性、耐湿性を向上し接続信頼性を向上する
ものである。カップリング剤としては、特にシラン系カ
ップリング剤を好適に添加使用することができ、例え
ば、エポキシシラン系、メルカプトシラン系、アクリル
シラン系(例えば、β−(3,4−エポキシシクロヘキ
シル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルト
リメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン等)を用いることができる。
を有するものであれば特に制限するものではなく、ニッ
ケル、鉄、銅、アルミニウム、錫、鉛、クロム、コバル
ト、銀、金など各種金属や金属合金、金属酸化物、カー
ボン、グラファイト、ガラスやセラミック、プラスチッ
ク粒子の表面に金属をコートしたもの等が適用できる。
これらの導電性粒子の粒径や材質、配合量は、接続した
い回路のピッチやパターン、回路端子の厚みや材質等に
よって適切なものを選ぶことができる。更に、本発明の
異方導電性接着剤中には、必要に応じてカップリング剤
を適量添加してもよい。カップリング剤を添加する目的
は、異方導電性接着剤の接着界面の接着性を改質し、接
着強度や耐熱性、耐湿性を向上し接続信頼性を向上する
ものである。カップリング剤としては、特にシラン系カ
ップリング剤を好適に添加使用することができ、例え
ば、エポキシシラン系、メルカプトシラン系、アクリル
シラン系(例えば、β−(3,4−エポキシシクロヘキ
シル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルト
リメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン等)を用いることができる。
【0019】本発明によれば、ラジカル重合性樹脂、有
機過酸化物、熱可塑性エラストマーとを配合した接着剤
中に導電性粒子を分散させる事により得られる異方導電
性接着剤を用いて加熱硬化接続する際、該接着剤中に含
まれる芳香族一級ジアミンで変性したマレイミドによっ
てラジカル重合性樹脂と熱可塑性エラストマーとが相溶
化されるため、均一分散した状態で硬化する。また、芳
香族一級ジアミンで変性したマレイミド樹脂自身も有機
過酸化物により硬化するため、極めて低温・短時間での
接続も可能であり、接着性、接続信頼性、保存安定性、
リペア性に優れた異方導電性接着剤が得られる。
機過酸化物、熱可塑性エラストマーとを配合した接着剤
中に導電性粒子を分散させる事により得られる異方導電
性接着剤を用いて加熱硬化接続する際、該接着剤中に含
まれる芳香族一級ジアミンで変性したマレイミドによっ
てラジカル重合性樹脂と熱可塑性エラストマーとが相溶
化されるため、均一分散した状態で硬化する。また、芳
香族一級ジアミンで変性したマレイミド樹脂自身も有機
過酸化物により硬化するため、極めて低温・短時間での
接続も可能であり、接着性、接続信頼性、保存安定性、
リペア性に優れた異方導電性接着剤が得られる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により説明
する。 『実施例』及び『比較例』 1.接着性樹脂配合物の作製 表1に示す材料を、表2に示す不揮発成分の配合比にな
るようにMEKに溶解して接着性樹脂配合物溶液を得
た。
する。 『実施例』及び『比較例』 1.接着性樹脂配合物の作製 表1に示す材料を、表2に示す不揮発成分の配合比にな
るようにMEKに溶解して接着性樹脂配合物溶液を得
た。
【0021】
【表1】
【0022】
【化3】
【0023】
【化4】
【0024】
【化5】
【0025】
【化6】
【0026】
【化7】
【0027】
【化8】
【0028】
【化9】
【0029】
【表2】
【0030】2.異方導電性接着剤の作製 上記2によって得られた配合物を、離型処理した50μ
mポリエチレンテレフタレートフィルム上に流延し、4
0℃のオーブン中で5分間乾燥し厚さ15μmのフィル
ム状の異方導電性接着剤を得た。 3.評価方法 実施例および比較例で得られた異方導電性フィルムにつ
いて、接着力、接続信頼性、保存性の評価した結果を表
2に示す。被着体は銅箔/ポリイミド=25/75μm
に0.4μmの錫メッキを施したTCP(ピッチ0.1
0mm、端子数200本)とシート抵抗値30Ωのイン
ジウム/錫酸化物皮膜を全面に形成した厚さ1.1mm
のガラス(以下ITOガラス)を用いた。 ・接着力:150℃、30kg/cm2、15sの条件で圧
着し、90°剥離試験によって評価を行った。 ・接続信頼性 サンプル作製直後および温度85℃、湿度85%、10
0時間放置後の接続抵抗を測定した。測定できないもの
を導通不良(OPEN)とした。 ・保存性 異方導電フィルムを25℃、1週間放置後使用したとき
の接続抵抗値を測定した。
mポリエチレンテレフタレートフィルム上に流延し、4
0℃のオーブン中で5分間乾燥し厚さ15μmのフィル
ム状の異方導電性接着剤を得た。 3.評価方法 実施例および比較例で得られた異方導電性フィルムにつ
いて、接着力、接続信頼性、保存性の評価した結果を表
2に示す。被着体は銅箔/ポリイミド=25/75μm
に0.4μmの錫メッキを施したTCP(ピッチ0.1
0mm、端子数200本)とシート抵抗値30Ωのイン
ジウム/錫酸化物皮膜を全面に形成した厚さ1.1mm
のガラス(以下ITOガラス)を用いた。 ・接着力:150℃、30kg/cm2、15sの条件で圧
着し、90°剥離試験によって評価を行った。 ・接続信頼性 サンプル作製直後および温度85℃、湿度85%、10
0時間放置後の接続抵抗を測定した。測定できないもの
を導通不良(OPEN)とした。 ・保存性 異方導電フィルムを25℃、1週間放置後使用したとき
の接続抵抗値を測定した。
【0031】
【発明の効果】本発明の異方導電性接着剤は、接着性、
接続信頼性、および保存安定性に優れている。
接続信頼性、および保存安定性に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09J 151/08 C09J 151/08 157/00 157/00 H01B 1/20 H01B 1/20 D
Claims (3)
- 【請求項1】 ラジカル重合性樹脂、有機過酸化物、熱
可塑性エラストマー、及び芳香族一級ジアミンで変性さ
れたマレイミドからなる樹脂組成物中に導電性粒子を分
散させたことを特徴とする異方導電性接着剤。 - 【請求項2】 ラジカル重合性樹脂がビニルエステル樹
脂であることを特徴とする請求項1記載の異方導電性接
着剤。 - 【請求項3】 熱可塑性エラストマーが、アクリロニト
リルとブタジエンとを主成分とする共重合体であること
を特徴とする請求項1記載の異方導電性接着剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP399297A JPH10195403A (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 異方導電性接着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP399297A JPH10195403A (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 異方導電性接着剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10195403A true JPH10195403A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=11572522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP399297A Withdrawn JPH10195403A (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 異方導電性接着剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10195403A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11240930A (ja) * | 1997-11-28 | 1999-09-07 | Hitachi Chem Co Ltd | 光硬化性樹脂組成物及びこれを用いた感光性エレメント |
US6583198B2 (en) | 1997-11-28 | 2003-06-24 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Photo curable resin composition and photosensitive element |
JP2010539293A (ja) * | 2007-09-13 | 2010-12-16 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 低温結合電子接着剤 |
-
1997
- 1997-01-13 JP JP399297A patent/JPH10195403A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11240930A (ja) * | 1997-11-28 | 1999-09-07 | Hitachi Chem Co Ltd | 光硬化性樹脂組成物及びこれを用いた感光性エレメント |
US6583198B2 (en) | 1997-11-28 | 2003-06-24 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Photo curable resin composition and photosensitive element |
US6692793B2 (en) | 1997-11-28 | 2004-02-17 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Photo-cured film, and photosensitive element, printed wiring board and semiconductor package using such film |
US7071243B2 (en) | 1997-11-28 | 2006-07-04 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Photo-cured film, and photosensitive element, printed wiring board and semiconductor package using such film |
JP2010539293A (ja) * | 2007-09-13 | 2010-12-16 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 低温結合電子接着剤 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040106 |
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20061018 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061121 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20061121 |