JP2002285103A - 異方導電性接着剤 - Google Patents
異方導電性接着剤Info
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- JP2002285103A JP2002285103A JP2001086926A JP2001086926A JP2002285103A JP 2002285103 A JP2002285103 A JP 2002285103A JP 2001086926 A JP2001086926 A JP 2001086926A JP 2001086926 A JP2001086926 A JP 2001086926A JP 2002285103 A JP2002285103 A JP 2002285103A
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- resin
- anisotropic conductive
- conductive adhesive
- connection
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- Non-Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 LCDとTCPとの接続や、LCDとCOF
との接続などの微細回路同士の電気的接続において、特
に低温短時間での接続も可能で、且つ、接着性、接続信
頼性、保存安定性、リペア性にも優れる加熱硬化型異方
導電性接着剤を提供する。 【解決手段】 ラジカル重合性樹脂(A)、有機過酸化
物(B)、熱可塑性エラストマー樹脂(C)、少なくと
も1分子中に1個以上のエポキシ基を含有する樹脂
(D)、アミノシランカップリング剤(E)、リン酸エ
ステル(F)、エポキシシランカップリング剤(G)、
およびこれら樹脂組成物中に分散された導電性粒子から
なる異方導電性接着剤である。
との接続などの微細回路同士の電気的接続において、特
に低温短時間での接続も可能で、且つ、接着性、接続信
頼性、保存安定性、リペア性にも優れる加熱硬化型異方
導電性接着剤を提供する。 【解決手段】 ラジカル重合性樹脂(A)、有機過酸化
物(B)、熱可塑性エラストマー樹脂(C)、少なくと
も1分子中に1個以上のエポキシ基を含有する樹脂
(D)、アミノシランカップリング剤(E)、リン酸エ
ステル(F)、エポキシシランカップリング剤(G)、
およびこれら樹脂組成物中に分散された導電性粒子から
なる異方導電性接着剤である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LCD(液晶ディ
スプレイ)とTCP(テープキャリヤパッケージ)との
接続、LCDとCOF(Chip On FPC)との
接続、また、TCPとPCB(プリント回路基板)との
接続などの微細な回路同士の電気的接続に使用される異
方導電性接着剤に関するものである。
スプレイ)とTCP(テープキャリヤパッケージ)との
接続、LCDとCOF(Chip On FPC)との
接続、また、TCPとPCB(プリント回路基板)との
接続などの微細な回路同士の電気的接続に使用される異
方導電性接着剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、接着性樹脂中に導電性粒子を分散
させた異方導電性接着剤がLCDとTCP、LCDとC
OF、また、TCPとPCBとの接続など各種微細回路
接続の必要性が飛躍的に増大してきており、その接続方
法として異方導電性接着剤が使用されてきている。この
方法は、接続したい部材間に異方導電性接着剤を挟み加
熱加圧することにより、面方向の隣接端子間では電気的
絶縁性を保ち、上下の端子間では電気的に導通させるも
のである。このような用途に異方導電性接着剤が多用さ
れてきたのは、被着体の耐熱性がないことや微細な回路
では隣接端子間で電気的にショートしてしまうなど半田
付けなどの従来の接続方法が適用できないことが理由で
ある。
させた異方導電性接着剤がLCDとTCP、LCDとC
OF、また、TCPとPCBとの接続など各種微細回路
接続の必要性が飛躍的に増大してきており、その接続方
法として異方導電性接着剤が使用されてきている。この
方法は、接続したい部材間に異方導電性接着剤を挟み加
熱加圧することにより、面方向の隣接端子間では電気的
絶縁性を保ち、上下の端子間では電気的に導通させるも
のである。このような用途に異方導電性接着剤が多用さ
れてきたのは、被着体の耐熱性がないことや微細な回路
では隣接端子間で電気的にショートしてしまうなど半田
付けなどの従来の接続方法が適用できないことが理由で
ある。
【0003】この異方導電接着剤は、熱可塑タイプのも
のと熱硬化タイプのものに分類されるが、最近では熱可
塑タイプのものより、信頼性の優れたエポキシ樹脂系の
熱硬化タイプのものが広く用いられつつある。
のと熱硬化タイプのものに分類されるが、最近では熱可
塑タイプのものより、信頼性の優れたエポキシ樹脂系の
熱硬化タイプのものが広く用いられつつある。
【0004】熱可塑タイプの異方導電性接着剤について
は、SBS(スチレン−ブタジエン−スチレン)、SI
S(スチレン−イソプレン−スチレン)、SEBS(ス
チレン−エチレン−ブタジエン−スチレン)等スチレン
系共重合体が主として用いられてきているが、これら熱
可塑タイプの使用方法は、基本的に溶融融着方式であ
り、その作業性は一般的に条件を選べば熱硬化のものに
比べて、比較的低温・短時間での適用が可能であるが、
樹脂の耐湿性・耐薬品性などが低く、接続信頼性が低い
ため長期環境試験に耐えうるものではなかった。
は、SBS(スチレン−ブタジエン−スチレン)、SI
S(スチレン−イソプレン−スチレン)、SEBS(ス
チレン−エチレン−ブタジエン−スチレン)等スチレン
系共重合体が主として用いられてきているが、これら熱
可塑タイプの使用方法は、基本的に溶融融着方式であ
り、その作業性は一般的に条件を選べば熱硬化のものに
比べて、比較的低温・短時間での適用が可能であるが、
樹脂の耐湿性・耐薬品性などが低く、接続信頼性が低い
ため長期環境試験に耐えうるものではなかった。
【0005】一方、現在主流となっている熱硬化タイプ
の異方導電性接着剤は、一般に保存安定性、硬化性のバ
ランスの良いエポキシ樹脂系の熱硬化タイプが広く用い
られている。しかし、実用上これらの熱硬化タイプのも
のは、保存安定性と樹脂の硬化性を両立させるため、そ
の硬化反応性から150〜200℃の温度で30秒前後
加熱、硬化することが必要とされ、たとえば150℃以
下の温度では実用的な接続時間で樹脂を硬化させること
は困難であった。
の異方導電性接着剤は、一般に保存安定性、硬化性のバ
ランスの良いエポキシ樹脂系の熱硬化タイプが広く用い
られている。しかし、実用上これらの熱硬化タイプのも
のは、保存安定性と樹脂の硬化性を両立させるため、そ
の硬化反応性から150〜200℃の温度で30秒前後
加熱、硬化することが必要とされ、たとえば150℃以
下の温度では実用的な接続時間で樹脂を硬化させること
は困難であった。
【0006】更に、保存安定性については、例えば、B
F3アミン錯体、ジシアンジアミド、有機酸ヒドラジ
ド、イミダゾール化合物等の潜在性硬化剤を配合した系
のもの等が提案されているが、保存安定性に優れるもの
は硬化に長時間または高温を必要とし、低温・短時間で
硬化できるものは逆に保存安定性に劣るといった問題が
ありいずれも一長一短があった。前記問題点に加えて、
熱硬化タイプの異方導電性接着剤を用いた微細な回路同
士の接続作業性において、位置ずれ等の原因によって一
度接続したものを被接続部材を破損または損傷せずに剥
離して再度接合(所謂リペア)したいという要求が多く
でてきている。しかし殆どのものが高接着力、高信頼性
といった長所がある反面、この様な一見矛盾する要求に
対しては対応が極めて難しく、満足するものは得られて
いない。
F3アミン錯体、ジシアンジアミド、有機酸ヒドラジ
ド、イミダゾール化合物等の潜在性硬化剤を配合した系
のもの等が提案されているが、保存安定性に優れるもの
は硬化に長時間または高温を必要とし、低温・短時間で
硬化できるものは逆に保存安定性に劣るといった問題が
ありいずれも一長一短があった。前記問題点に加えて、
熱硬化タイプの異方導電性接着剤を用いた微細な回路同
士の接続作業性において、位置ずれ等の原因によって一
度接続したものを被接続部材を破損または損傷せずに剥
離して再度接合(所謂リペア)したいという要求が多く
でてきている。しかし殆どのものが高接着力、高信頼性
といった長所がある反面、この様な一見矛盾する要求に
対しては対応が極めて難しく、満足するものは得られて
いない。
【0007】特に最近は、LCDモジュールの大画面
化、高精細化、狭額縁化が急速に進み、これに伴って、
接続ピッチの微細化や接続の細幅化も急速に進んでき
た。このため、たとえば、LCDとTCP接続やLCD
とCOFの接続においては、接続時のTCPやCOFの
のびのため接続パターンずれが生じたり、接続部が細幅
のため接続時の温度でLCD内部の部材が熱的影響を受
けるなどの問題が生じてきた。また、TCPとPCBの
接続においては、PCBが長尺化してきたため接続時の
加熱によりPCBとLCDが反り、TCPの配線が断線
するという問題も生じてきた。また、携帯電話に代表さ
れる表示機器の普及により、現状の15秒〜20秒とい
う接続時間では生産効率が悪いといった問題が生じるよ
うになってきた。
化、高精細化、狭額縁化が急速に進み、これに伴って、
接続ピッチの微細化や接続の細幅化も急速に進んでき
た。このため、たとえば、LCDとTCP接続やLCD
とCOFの接続においては、接続時のTCPやCOFの
のびのため接続パターンずれが生じたり、接続部が細幅
のため接続時の温度でLCD内部の部材が熱的影響を受
けるなどの問題が生じてきた。また、TCPとPCBの
接続においては、PCBが長尺化してきたため接続時の
加熱によりPCBとLCDが反り、TCPの配線が断線
するという問題も生じてきた。また、携帯電話に代表さ
れる表示機器の普及により、現状の15秒〜20秒とい
う接続時間では生産効率が悪いといった問題が生じるよ
うになってきた。
【0008】そこで、より低温且つ短時間で接続するこ
とによりこれらの問題を解決することが考えられている
が、たとえば、従来の熱可塑性タイプの異方導電性接着
剤で接続しようとすると、比較的低温での接続は可能で
あるが樹脂の耐湿性・耐熱性が低いため接続信頼性が悪
いという問題があった。また、熱硬化タイプの主流であ
るエポキシ樹脂系の異方導電性接着剤を低温で接続しよ
うとすると、樹脂を硬化させるために接続時間を長くす
る必要があり、実用上適用できるものではなかった。
とによりこれらの問題を解決することが考えられている
が、たとえば、従来の熱可塑性タイプの異方導電性接着
剤で接続しようとすると、比較的低温での接続は可能で
あるが樹脂の耐湿性・耐熱性が低いため接続信頼性が悪
いという問題があった。また、熱硬化タイプの主流であ
るエポキシ樹脂系の異方導電性接着剤を低温で接続しよ
うとすると、樹脂を硬化させるために接続時間を長くす
る必要があり、実用上適用できるものではなかった。
【0009】低温接続を可能とする異方導電性接着剤と
して、カチオン重合性物質とスルホニウム塩とを配合し
た接着性樹脂中に導電性粒子を分散させたもの(特開平
7−90237号公報)や、エポキシ樹脂等と4−(ジ
アルキルアミノ)ピリジン誘導体に導電性粒子を分散さ
せたもの(特開平4−189883号公報)も提案され
ているが、接着剤樹脂の保存性や被接続回路端子の腐食
等の問題があり実用には至っていない。
して、カチオン重合性物質とスルホニウム塩とを配合し
た接着性樹脂中に導電性粒子を分散させたもの(特開平
7−90237号公報)や、エポキシ樹脂等と4−(ジ
アルキルアミノ)ピリジン誘導体に導電性粒子を分散さ
せたもの(特開平4−189883号公報)も提案され
ているが、接着剤樹脂の保存性や被接続回路端子の腐食
等の問題があり実用には至っていない。
【0010】また、低温接続を可能にするものとして、
ラジカル重合性樹脂、有機過酸化物、熱可塑性エラスト
マー、マレイミドとを配合した樹脂組成物中に導電性粒
子を分散させた熱硬化型異方導電性接着剤において、ラ
ジカル重合性樹脂がフェノール性水酸基を有する(メ
タ)アクリロイル化ノボラック樹脂で有る異方導電性接
着剤や、さらに、接着性、接続信頼性を改良する目的で
アミノシランカップリング剤を加えたものも提案されて
いるが、硬化性、作業性、高温・高湿処理後の接着性、
接続信頼性、保存性等の全てをバランス良く満足する樹
脂系は得られていない。
ラジカル重合性樹脂、有機過酸化物、熱可塑性エラスト
マー、マレイミドとを配合した樹脂組成物中に導電性粒
子を分散させた熱硬化型異方導電性接着剤において、ラ
ジカル重合性樹脂がフェノール性水酸基を有する(メ
タ)アクリロイル化ノボラック樹脂で有る異方導電性接
着剤や、さらに、接着性、接続信頼性を改良する目的で
アミノシランカップリング剤を加えたものも提案されて
いるが、硬化性、作業性、高温・高湿処理後の接着性、
接続信頼性、保存性等の全てをバランス良く満足する樹
脂系は得られていない。
【0011】さらに、低温接続を可能にするものとし
て、ラジカル重合性樹脂、有機過酸化物、エポキシ樹
脂、硬化剤、熱可塑性エラストマーとを配合した樹脂組
成物中に導電性粒子を分散させたもの(特開平10−1
68142号公報)も提案されているが、エポキシ樹脂
の硬化剤が有機過酸化物の分解を促進するため保存性が
悪いといった問題や熱圧着時にラジカルを捕捉してしま
うため樹脂の硬化が不十分で接続信頼性が悪いといった
問題があり満足する樹脂系には至っていない。
て、ラジカル重合性樹脂、有機過酸化物、エポキシ樹
脂、硬化剤、熱可塑性エラストマーとを配合した樹脂組
成物中に導電性粒子を分散させたもの(特開平10−1
68142号公報)も提案されているが、エポキシ樹脂
の硬化剤が有機過酸化物の分解を促進するため保存性が
悪いといった問題や熱圧着時にラジカルを捕捉してしま
うため樹脂の硬化が不十分で接続信頼性が悪いといった
問題があり満足する樹脂系には至っていない。
【0012】また、低温且つ短時間接続を可能とするも
のとして、ラジカル重合性樹脂、有機過酸化物、熱可塑
性エラストマー、リン酸エステル、エポキシシランカッ
プリング剤とを配合した樹脂組成物中に導電粒子を分散
させたもの(特開2000−044905号公報)も提
案されている。低温且つ短時間での硬化性と保存性のバ
ランスは良好であるが、LCDの接着界面である窒化ケ
イ素やCOFの接着界面であるポリイミドに対する接着
性が不十分であるといった問題が生じている。そのた
め、低温且つ短時間接続可能で、接着性、接続信頼性、
保存安定性、リペア性等に優れる異方導電性接着剤の要
求が強くなっている。
のとして、ラジカル重合性樹脂、有機過酸化物、熱可塑
性エラストマー、リン酸エステル、エポキシシランカッ
プリング剤とを配合した樹脂組成物中に導電粒子を分散
させたもの(特開2000−044905号公報)も提
案されている。低温且つ短時間での硬化性と保存性のバ
ランスは良好であるが、LCDの接着界面である窒化ケ
イ素やCOFの接着界面であるポリイミドに対する接着
性が不十分であるといった問題が生じている。そのた
め、低温且つ短時間接続可能で、接着性、接続信頼性、
保存安定性、リペア性等に優れる異方導電性接着剤の要
求が強くなっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術の
このような問題に鑑みて種々の検討の結果なされたもの
であり、その目的とするところは、LCDとTCPとの
接続、LCDとCOFとの接続、また、TCPとPCB
との接続などの微細回路同士の電気的接続において、特
に低温短時間での接続が可能で、且つ、接着性、接続信
頼性、保存安定性、リペア性にも優れる加熱硬化型異方
導電性接着剤を提供しようとするものである。
このような問題に鑑みて種々の検討の結果なされたもの
であり、その目的とするところは、LCDとTCPとの
接続、LCDとCOFとの接続、また、TCPとPCB
との接続などの微細回路同士の電気的接続において、特
に低温短時間での接続が可能で、且つ、接着性、接続信
頼性、保存安定性、リペア性にも優れる加熱硬化型異方
導電性接着剤を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、ラジカル重合
性樹脂(A)、有機過酸化物(B)、熱可塑性エラスト
マー(C)、少なくとも1分子中に1個以上のエポキシ
基を含有する樹脂(D)、アミノシランカップリング剤
(E)、(1)式で表されるリン酸エステル(F)、並
びに(2)式および/又は(3)式で表されるエポキシ
シランカップリング剤(G)を少なくとも1種以上含ん
でなる樹脂組成物中に導電粒子を分散してなる異方導電
性接着剤である。更に好ましい形態としては、該樹脂組
成物中の配合割合が重量割合で、 {(D)+(E)+(F)+(G)}/{(A)+
(B)+(C)}=(0.1〜20)/100 {(D)/(E)}=90/10〜50/50 {(F)/(G)}=95/5〜50/50 なる範囲である異方導電性接着剤である。
性樹脂(A)、有機過酸化物(B)、熱可塑性エラスト
マー(C)、少なくとも1分子中に1個以上のエポキシ
基を含有する樹脂(D)、アミノシランカップリング剤
(E)、(1)式で表されるリン酸エステル(F)、並
びに(2)式および/又は(3)式で表されるエポキシ
シランカップリング剤(G)を少なくとも1種以上含ん
でなる樹脂組成物中に導電粒子を分散してなる異方導電
性接着剤である。更に好ましい形態としては、該樹脂組
成物中の配合割合が重量割合で、 {(D)+(E)+(F)+(G)}/{(A)+
(B)+(C)}=(0.1〜20)/100 {(D)/(E)}=90/10〜50/50 {(F)/(G)}=95/5〜50/50 なる範囲である異方導電性接着剤である。
【0015】
【化2】
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関して詳細に説明
する。本発明の異方導電性接着剤は、異方導電性接着剤
を構成する樹脂組成物中に少なくとも1分子中1個以上
のエポキシ基を含有する樹脂(D)、アミノシランカッ
プリング剤(E)、(1)式で表されるリン酸エステル
(F)、並びに(2)式および/又は(3)式で表され
るエポキシシランカップリング剤(G)を含有すること
が特徴であり、LCD用途のLCDとTCP、LCDと
COFやTCPとPCBを接続した場合、従来のラジカ
ル重合性樹脂では得られなかった被着体の接着界面であ
る錫や金などの金属、窒化ケイ素やポリイミドに対する
接着性、また、耐熱・耐湿性があるため十分な接続信頼
性を得ることが出来ることを見いだした。
する。本発明の異方導電性接着剤は、異方導電性接着剤
を構成する樹脂組成物中に少なくとも1分子中1個以上
のエポキシ基を含有する樹脂(D)、アミノシランカッ
プリング剤(E)、(1)式で表されるリン酸エステル
(F)、並びに(2)式および/又は(3)式で表され
るエポキシシランカップリング剤(G)を含有すること
が特徴であり、LCD用途のLCDとTCP、LCDと
COFやTCPとPCBを接続した場合、従来のラジカ
ル重合性樹脂では得られなかった被着体の接着界面であ
る錫や金などの金属、窒化ケイ素やポリイミドに対する
接着性、また、耐熱・耐湿性があるため十分な接続信頼
性を得ることが出来ることを見いだした。
【0017】本発明で用いられるラジカル重合性樹脂
(A)としては、分子中に1個以上の炭素−炭素二重結
合を有し、ラジカル重合が可能なものであれば特に限定
されるものではなく、単独あるいは二種以上混合して用
いることも可能である。例えば、不飽和ポリエステル樹
脂、マレイミド樹脂、各種アリル樹脂や各種アクリレー
ト樹脂類等を使用することが出来る。また、アミン系の
化合物や炭素−炭素二重結合を有した化合物で変性され
たアクリレート樹脂も使用することができる。中でも異
方導電性接着剤とした場合の接着性、硬化性、保存性、
硬化物の耐熱性、耐湿性、耐薬品性を兼ね備えたビニル
エステル樹脂、ウレタンアクリレート樹脂を好適に用い
ることが出来る。
(A)としては、分子中に1個以上の炭素−炭素二重結
合を有し、ラジカル重合が可能なものであれば特に限定
されるものではなく、単独あるいは二種以上混合して用
いることも可能である。例えば、不飽和ポリエステル樹
脂、マレイミド樹脂、各種アリル樹脂や各種アクリレー
ト樹脂類等を使用することが出来る。また、アミン系の
化合物や炭素−炭素二重結合を有した化合物で変性され
たアクリレート樹脂も使用することができる。中でも異
方導電性接着剤とした場合の接着性、硬化性、保存性、
硬化物の耐熱性、耐湿性、耐薬品性を兼ね備えたビニル
エステル樹脂、ウレタンアクリレート樹脂を好適に用い
ることが出来る。
【0018】また、異方導電性接着剤とした場合の硬化
性、熱圧着時の樹脂の流れ性などを確保するためにトリ
メチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)、
ペンタエリスリトールジアリレートモノステアレート、
テトラエチレングリコールジアクリレート、ペンタエリ
スリトールテトラアクリレートなどのアクリレート類や
スチレンなど各種ラジカル重合可能なモノマー類を併用
することが可能である。また、その保存性を確保するた
めに、予めキノン類、多価フェノール類、フェノール類
等の重合禁止剤を添加することも可能である(例えば、
特開平4−146951号公報など)。
性、熱圧着時の樹脂の流れ性などを確保するためにトリ
メチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)、
ペンタエリスリトールジアリレートモノステアレート、
テトラエチレングリコールジアクリレート、ペンタエリ
スリトールテトラアクリレートなどのアクリレート類や
スチレンなど各種ラジカル重合可能なモノマー類を併用
することが可能である。また、その保存性を確保するた
めに、予めキノン類、多価フェノール類、フェノール類
等の重合禁止剤を添加することも可能である(例えば、
特開平4−146951号公報など)。
【0019】本発明で用いられる有機過酸化物(B)と
しては、特に限定されるものではなく、単独あるいは硬
化性をコントロールするため2種類以上の有機過酸化物
を混合して用いることも可能である。例えば、ケトンパ
ーオキサイド類としては、メチルエチルケトンパーオキ
サイド、シクロヘキサノンパーオキサイド、メチルシク
ロヘキサノンパーオキサイド、メチルアセトアセテート
パーオキサイド、アセチルアセトンパーオキサイド等が
挙げられる。パーオキシケタール類としては、1,1−
ビス(t−ヘキシルパーオキシ)3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサノン、1,1−ビス(t−ヘキシルパー
オキシ)シクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパ
ーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサノン、
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)2−メチルシク
ロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シ
クロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)
シクロドデカン、2,2−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)ブタン、2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルパ
ーオキシ)プロパン等が挙げられる。ハイドロパーオキ
サイド類としては、p−メタンハイドロパーオキサイ
ド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、
1,1,3,3テトラメチルブチルハイドロパーオキサ
イド、クメンハイドロパーオキサイド、t−ヘキシルハ
イドロパーオキサイド、t−ブチウrハイドロパーオキ
サイド等が挙げられる。ジアルキルパーオキサイドとし
ては、α,α−ビス(t−ブチルパーオキシ)ジイソプ
ロピルベンゼン、ジクミルパーオキサイド、2,5ジメ
チル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチル
パーオキサイド、2,5ジメチル−2,5ビス(t−t
−ブチルパーオキシ)ヘキサン−3等が挙げられる。ジ
アシルパーオキサイド類としては、イソブチルパーオキ
サイド、3,5,5−トリメチルヘキサノイルパーオキ
サイド、オクタノイルパーオキサイド、ラウロイルパー
オキサイド、ステアロイルパーオキサイド等が挙げられ
る。パーオキシジカーボネート類としては、ジ−n−プ
ロピルパーオキシジカーボネート、ジイソプロピルパー
オキシジカーボネート、ビス(4−t−ブチルシクロヘ
キシル)パーオキシジカーボネート、ジ−2−エトキシ
エチルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エトキシヘ
キシルパーオキシジカーボネート、ジ−3−メトキシブ
チルパーオキシジカーボネート、ジ(3−メチル−3−
メトキシメチル)パーオキシジカーボネート等が挙げら
れる。パーオキシエステル類としては、α,α−ビス
(ネオデカノイルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼ
ン、クミルパーオキシネオデカノエート、1,1,3,
3−テトラメチルブチルパーオキシネオデカノエート、
1−シクロヘキシル−1−メチルエチルパーオキシネオ
デカノエート、t−ヘキシルパーオキシネオデカノエー
ト、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−ヘキ
シルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキ
シピバレート、1,1,3,3−テトラメチルブチルパ
ーオキシ2−エチルヘキサノエート、2,5−ジメチル
−2,5−ビス(2−エチルヘキサノイルパーオキシ)
ヘキサン、1−シクロヘキシル−1−メチルエチルパー
オキシ2−エチルヘキサノエート、t−ヘキシルパーオ
キシ2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシ
2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシイソ
ブチレート、t−ヘキシルパーオキシイソプロピルモノ
カーボネート、t−ブチルパーオキシマレイン酸、t−
ブチルパーオキシ3,5,5トリメチルヘキサノエー
ト、t−ブチルパーオキシラウレート、2,5−ジメチ
ル−2,5−ビス(m−トルオイルパーオキシ)ヘキサ
ン、t−ブチルパーオキシ2−エチルヘキシルモノカー
ボネート、t−ブチルパーオキシイソプロピルモノカー
ボネート、t−ヘキシルパーオキシゼンゾエート、2,
5−ジメチル−2,5−ビス(ベンゾイルパーオキシ)
ヘキサン、t−ブチルパーオキシアセテート、t−ブチ
ルパーオキシ−m−トルオイルベンゾエート、t−ブチ
ルパーオキシベンゾエート、ビス(t−ブチルパーオキ
シ)イソフタレート等が挙げられる。この中で、異方導
電性接着剤とした時の硬化性、保存性に優れたパーオキ
シケタール類およびパーオキシエステル類をより好適に
用いることが出来る。また、保存性を改良するため各種
重合禁止剤を予め添加しておく事も可能である。さらに
樹脂への溶解作業を容易にするため溶剤等に希釈して用
いる事も出来る。
しては、特に限定されるものではなく、単独あるいは硬
化性をコントロールするため2種類以上の有機過酸化物
を混合して用いることも可能である。例えば、ケトンパ
ーオキサイド類としては、メチルエチルケトンパーオキ
サイド、シクロヘキサノンパーオキサイド、メチルシク
ロヘキサノンパーオキサイド、メチルアセトアセテート
パーオキサイド、アセチルアセトンパーオキサイド等が
挙げられる。パーオキシケタール類としては、1,1−
ビス(t−ヘキシルパーオキシ)3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサノン、1,1−ビス(t−ヘキシルパー
オキシ)シクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパ
ーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサノン、
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)2−メチルシク
ロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シ
クロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)
シクロドデカン、2,2−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)ブタン、2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルパ
ーオキシ)プロパン等が挙げられる。ハイドロパーオキ
サイド類としては、p−メタンハイドロパーオキサイ
ド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、
1,1,3,3テトラメチルブチルハイドロパーオキサ
イド、クメンハイドロパーオキサイド、t−ヘキシルハ
イドロパーオキサイド、t−ブチウrハイドロパーオキ
サイド等が挙げられる。ジアルキルパーオキサイドとし
ては、α,α−ビス(t−ブチルパーオキシ)ジイソプ
ロピルベンゼン、ジクミルパーオキサイド、2,5ジメ
チル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサ
ン、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチル
パーオキサイド、2,5ジメチル−2,5ビス(t−t
−ブチルパーオキシ)ヘキサン−3等が挙げられる。ジ
アシルパーオキサイド類としては、イソブチルパーオキ
サイド、3,5,5−トリメチルヘキサノイルパーオキ
サイド、オクタノイルパーオキサイド、ラウロイルパー
オキサイド、ステアロイルパーオキサイド等が挙げられ
る。パーオキシジカーボネート類としては、ジ−n−プ
ロピルパーオキシジカーボネート、ジイソプロピルパー
オキシジカーボネート、ビス(4−t−ブチルシクロヘ
キシル)パーオキシジカーボネート、ジ−2−エトキシ
エチルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エトキシヘ
キシルパーオキシジカーボネート、ジ−3−メトキシブ
チルパーオキシジカーボネート、ジ(3−メチル−3−
メトキシメチル)パーオキシジカーボネート等が挙げら
れる。パーオキシエステル類としては、α,α−ビス
(ネオデカノイルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼ
ン、クミルパーオキシネオデカノエート、1,1,3,
3−テトラメチルブチルパーオキシネオデカノエート、
1−シクロヘキシル−1−メチルエチルパーオキシネオ
デカノエート、t−ヘキシルパーオキシネオデカノエー
ト、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−ヘキ
シルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキ
シピバレート、1,1,3,3−テトラメチルブチルパ
ーオキシ2−エチルヘキサノエート、2,5−ジメチル
−2,5−ビス(2−エチルヘキサノイルパーオキシ)
ヘキサン、1−シクロヘキシル−1−メチルエチルパー
オキシ2−エチルヘキサノエート、t−ヘキシルパーオ
キシ2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシ
2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシイソ
ブチレート、t−ヘキシルパーオキシイソプロピルモノ
カーボネート、t−ブチルパーオキシマレイン酸、t−
ブチルパーオキシ3,5,5トリメチルヘキサノエー
ト、t−ブチルパーオキシラウレート、2,5−ジメチ
ル−2,5−ビス(m−トルオイルパーオキシ)ヘキサ
ン、t−ブチルパーオキシ2−エチルヘキシルモノカー
ボネート、t−ブチルパーオキシイソプロピルモノカー
ボネート、t−ヘキシルパーオキシゼンゾエート、2,
5−ジメチル−2,5−ビス(ベンゾイルパーオキシ)
ヘキサン、t−ブチルパーオキシアセテート、t−ブチ
ルパーオキシ−m−トルオイルベンゾエート、t−ブチ
ルパーオキシベンゾエート、ビス(t−ブチルパーオキ
シ)イソフタレート等が挙げられる。この中で、異方導
電性接着剤とした時の硬化性、保存性に優れたパーオキ
シケタール類およびパーオキシエステル類をより好適に
用いることが出来る。また、保存性を改良するため各種
重合禁止剤を予め添加しておく事も可能である。さらに
樹脂への溶解作業を容易にするため溶剤等に希釈して用
いる事も出来る。
【0020】本発明で用いられる熱可塑性エラストマー
樹脂(C)としては、例えば、ポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリブタジエン、ポリ
プロピレン、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合
体、ポリアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、
フェノキシ樹脂、ブチルゴム、クロロプレンゴム、ポリ
アミド樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、
アクリロニトリル−ブタジエン−メタクリル酸共重合
体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合
体、ポリ酢酸ビニル、ナイロン樹脂、スチレン−イソプ
レン共重合体、スチレン−ブチレン−スチレンブロック
共重合体、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブ
ロック共重合体、ポリメチルメタクリレート樹脂などを
用いることができる。その中で異方導電性接着剤とした
時の接着性、接続信頼性などの特性を考えると、アクリ
ロニトリル−ブタジエン−メタクリル共重合体、ポリエ
ステル、ナイロン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、フ
ェノキシ樹脂、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレ
ンブロック共重合体をより好適に用いることができる。
また、異方導電性接着剤とした時の接着性を向上させる
ために分子中に水酸基を含有したポリエステル樹脂、ポ
リビニルブチラール樹脂やフェノキシ樹脂と分子中にイ
ソシアネート基とラジカル重合可能なメタクリル基を有
するイソシアネートエチルメタクリレートで変性したも
のや、また、エポキシ基とラジカル重合可能なメタクリ
ル基を有するグリシジルメタクリレートで変性したもの
も使用することが出来る。さらに、接着性を向上させる
ためにイソシアネートシランやアミノシランで変性した
ものも使用出来る。
樹脂(C)としては、例えば、ポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリブタジエン、ポリ
プロピレン、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合
体、ポリアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、
フェノキシ樹脂、ブチルゴム、クロロプレンゴム、ポリ
アミド樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、
アクリロニトリル−ブタジエン−メタクリル酸共重合
体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合
体、ポリ酢酸ビニル、ナイロン樹脂、スチレン−イソプ
レン共重合体、スチレン−ブチレン−スチレンブロック
共重合体、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブ
ロック共重合体、ポリメチルメタクリレート樹脂などを
用いることができる。その中で異方導電性接着剤とした
時の接着性、接続信頼性などの特性を考えると、アクリ
ロニトリル−ブタジエン−メタクリル共重合体、ポリエ
ステル、ナイロン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、フ
ェノキシ樹脂、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレ
ンブロック共重合体をより好適に用いることができる。
また、異方導電性接着剤とした時の接着性を向上させる
ために分子中に水酸基を含有したポリエステル樹脂、ポ
リビニルブチラール樹脂やフェノキシ樹脂と分子中にイ
ソシアネート基とラジカル重合可能なメタクリル基を有
するイソシアネートエチルメタクリレートで変性したも
のや、また、エポキシ基とラジカル重合可能なメタクリ
ル基を有するグリシジルメタクリレートで変性したもの
も使用することが出来る。さらに、接着性を向上させる
ためにイソシアネートシランやアミノシランで変性した
ものも使用出来る。
【0021】本発明に用いられる少なくとも1分子中に
1個以上のエポキシ基を有する樹脂(D)としては、特
に限定されるものではなく、例えば、ビスフェノールA
型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビ
スフェーノールS型エポキシ樹脂、フェノールノボラッ
ク型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹
脂等の他分子中にナフタレン骨格を有する1,6ビス−
(2,3エポキシプロポキシ)ナフタレンやイソシアヌ
ル酸骨格を持つトリス−(2,3エポキシプロピル)イ
ソシアヌレート、ジアリルモノグリシジルイソシアヌル
酸やモノアリルジグリシジルイソシアヌル酸、さらにグ
リシジルメタクリレートモノマー、グリシジルメタクリ
レートホモポリマー、グリシジルメタクリレート−スチ
レンコポリマー、グリシジルメタクリレート−メタクリ
ル酸メチルコポリマー等が挙げられ、単独又は2種以上
混合して用いてもよい。
1個以上のエポキシ基を有する樹脂(D)としては、特
に限定されるものではなく、例えば、ビスフェノールA
型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビ
スフェーノールS型エポキシ樹脂、フェノールノボラッ
ク型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹
脂等の他分子中にナフタレン骨格を有する1,6ビス−
(2,3エポキシプロポキシ)ナフタレンやイソシアヌ
ル酸骨格を持つトリス−(2,3エポキシプロピル)イ
ソシアヌレート、ジアリルモノグリシジルイソシアヌル
酸やモノアリルジグリシジルイソシアヌル酸、さらにグ
リシジルメタクリレートモノマー、グリシジルメタクリ
レートホモポリマー、グリシジルメタクリレート−スチ
レンコポリマー、グリシジルメタクリレート−メタクリ
ル酸メチルコポリマー等が挙げられ、単独又は2種以上
混合して用いてもよい。
【0022】本発明に用いられるアミノシランカップリ
ング剤(E)としては、1分子中に1個以上の1級、2
級或いは3級のアミノ基を有するものであれば特に限定
されるものではない。例えば、γ―アミノプロピルトリ
メトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、N−フェニルアミノプロピルトリメトキシシラン、
γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメトキシシラ
ン、γ−ブチルアミノプロピルトリメトキシシラン、ビ
ス(トリメトキシシリルプロピル)アミン、(アミノエ
チルアミノメチル)フェネチルトリメトキシシラン、ビ
ス[3−(トリメトキシシリル)プロピル]エチレンジ
アミン等が挙げられ、単独又は2種以上混合して用いて
も良い。
ング剤(E)としては、1分子中に1個以上の1級、2
級或いは3級のアミノ基を有するものであれば特に限定
されるものではない。例えば、γ―アミノプロピルトリ
メトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、N−フェニルアミノプロピルトリメトキシシラン、
γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメトキシシラ
ン、γ−ブチルアミノプロピルトリメトキシシラン、ビ
ス(トリメトキシシリルプロピル)アミン、(アミノエ
チルアミノメチル)フェネチルトリメトキシシラン、ビ
ス[3−(トリメトキシシリル)プロピル]エチレンジ
アミン等が挙げられ、単独又は2種以上混合して用いて
も良い。
【0023】本発明に用いられるリン酸エステル(F)
とは、(1)式で表されるものであれば特に限定される
ものではなく、単独或いは2種以上混合して用いても良
い。具体的なリン酸エステルとしては、例えば、(メ
タ)アクリロイルオキシエチルアシッドフォスフェー
ト、(メタ)アクリロイルオキシプロピルアシッドフォ
スフェート、(メタ)アクリロイルオキシイソプロピル
アシッドフォスフェート、(メタ)アクリロイルオキシ
エチレングリコールアシッドフォスフェート、(メタ)
アクリロイルオキシプロピレングリコールアシッドフォ
スフェート、カプロラクトン変性(メタ)アクリロイル
オキシエチルアシッドフォスフェート、ジ(メタ)アク
リロイルオキシプロピルアシッドフォスフェート、ジ
[カプロラクトン変性(メタ)アクリロイルオキシエチ
ル]アシッドフォスフェート等が挙げられる。
とは、(1)式で表されるものであれば特に限定される
ものではなく、単独或いは2種以上混合して用いても良
い。具体的なリン酸エステルとしては、例えば、(メ
タ)アクリロイルオキシエチルアシッドフォスフェー
ト、(メタ)アクリロイルオキシプロピルアシッドフォ
スフェート、(メタ)アクリロイルオキシイソプロピル
アシッドフォスフェート、(メタ)アクリロイルオキシ
エチレングリコールアシッドフォスフェート、(メタ)
アクリロイルオキシプロピレングリコールアシッドフォ
スフェート、カプロラクトン変性(メタ)アクリロイル
オキシエチルアシッドフォスフェート、ジ(メタ)アク
リロイルオキシプロピルアシッドフォスフェート、ジ
[カプロラクトン変性(メタ)アクリロイルオキシエチ
ル]アシッドフォスフェート等が挙げられる。
【0024】本発明に用いられるエポキシシランカップ
リング剤(G)は、(2)、(3)式で表されるもので
あれば限定されるものではなく単独或いは2種以上混合
して用いても良い。具体的なエポキシシランカップリン
グ剤としては、例えば、β−(3,4エポキシシクロヘ
キシル)エチルトリメトキシシラン、β−(3,4エポ
キシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン、β−
(3,4エポキシシクロヘキシル)エチルジメトキシメ
チルシラン、β−(3,4エポキシシクロヘキシル)エ
チルエチルジエトキシシラン、β−(3,4エポキシシ
クロヘキシル)エチルジエチルエトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルジメチルメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルエチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
ジエチルエトキシシラン等が挙げられる。
リング剤(G)は、(2)、(3)式で表されるもので
あれば限定されるものではなく単独或いは2種以上混合
して用いても良い。具体的なエポキシシランカップリン
グ剤としては、例えば、β−(3,4エポキシシクロヘ
キシル)エチルトリメトキシシラン、β−(3,4エポ
キシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン、β−
(3,4エポキシシクロヘキシル)エチルジメトキシメ
チルシラン、β−(3,4エポキシシクロヘキシル)エ
チルエチルジエトキシシラン、β−(3,4エポキシシ
クロヘキシル)エチルジエチルエトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルジメチルメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルエチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
ジエチルエトキシシラン等が挙げられる。
【0025】樹脂組成物中の各成分の配合量は重量割合
で、 {(D)+(E)+(F)+(G)}/{(A)+
(B)+(C)}=(0.1〜20)/100 であることが好ましい。{(D)+(E)+(F)+
(G)}の配合量が0.1/100未満であると異方導
電性接着剤と被着体のカップリング効果が得られず十分
な接着性が得られず、また、{(D)+(E)+(F)
+(G)}の配合量が20/100を越えると異方導電
性接着剤のバインダー樹脂の流れ性の低下および保存安
定性の低下といった問題が生じる。
で、 {(D)+(E)+(F)+(G)}/{(A)+
(B)+(C)}=(0.1〜20)/100 であることが好ましい。{(D)+(E)+(F)+
(G)}の配合量が0.1/100未満であると異方導
電性接着剤と被着体のカップリング効果が得られず十分
な接着性が得られず、また、{(D)+(E)+(F)
+(G)}の配合量が20/100を越えると異方導電
性接着剤のバインダー樹脂の流れ性の低下および保存安
定性の低下といった問題が生じる。
【0026】少なくとも1分子中に1個以上のエポキシ基
を含有する樹脂(D)とアミノシランカップリング剤
(E)の配合量は重量割合で、 [(D)/(E)]=90/10〜50/50 であることが好ましい。少なくとも1分子中に1個以上
のエポキシ基を含有する樹脂(D)の配合割合が90/
10を越えると、アミノシランカップリング剤の添加効
果が得られず十分な接着性が得られない。また、少なく
とも1分子中に1個以上のエポキシ基を含有する樹脂
(D)の割合が50/50未満であると、異方導電性接
着剤のpHが大きくなり保存安定性が低下するといった
問題や実際の熱圧着時にアミノシランカップリング剤が
ラジカルをトラップし硬化性が低下するといった問題が
生じる。
を含有する樹脂(D)とアミノシランカップリング剤
(E)の配合量は重量割合で、 [(D)/(E)]=90/10〜50/50 であることが好ましい。少なくとも1分子中に1個以上
のエポキシ基を含有する樹脂(D)の配合割合が90/
10を越えると、アミノシランカップリング剤の添加効
果が得られず十分な接着性が得られない。また、少なく
とも1分子中に1個以上のエポキシ基を含有する樹脂
(D)の割合が50/50未満であると、異方導電性接
着剤のpHが大きくなり保存安定性が低下するといった
問題や実際の熱圧着時にアミノシランカップリング剤が
ラジカルをトラップし硬化性が低下するといった問題が
生じる。
【0027】(1)式で表されるリン酸エステル(F)
と(2)、(3)式で表されるエポキシシランカップリ
ング剤(G)の合計の配合割合が重量割合で、 [(F)/(G)]=95/5〜50/50 であることが好ましい。(1)式で表されるリン酸エス
テル(F)の配合割合が95/5を越えると、異方導電
性接着剤のpHが小さくなるため、保存安定性の低下と
いった問題が生じる。また、50/50未満であると異
方導電性接着剤と被着体とのカップリング効果が得られ
ず十分な接着性が得られない。
と(2)、(3)式で表されるエポキシシランカップリ
ング剤(G)の合計の配合割合が重量割合で、 [(F)/(G)]=95/5〜50/50 であることが好ましい。(1)式で表されるリン酸エス
テル(F)の配合割合が95/5を越えると、異方導電
性接着剤のpHが小さくなるため、保存安定性の低下と
いった問題が生じる。また、50/50未満であると異
方導電性接着剤と被着体とのカップリング効果が得られ
ず十分な接着性が得られない。
【0028】本発明に用いられる導電性粒子は、導電性
を有するものであれば特に制限するものではなく、例え
ば、ニッケル、鉄、銅、アルミニウム、錫、鉛、クロ
ム、コバルト、銀、金など各種金属や金属合金、金属酸
化物、カーボン、グラファイト、ガラスやセラミック、
プラスチック粒子の表面に金属をコートしたもの等が適
用できる。TCPやCOFの回路ピッチは狭くなってき
ており隣接端子間のショートの問題を考えると、粒径が
3μm〜10μmのプラスチック粒子にニッケル/金メ
ッキをコートしたものがより好適に用いられる。
を有するものであれば特に制限するものではなく、例え
ば、ニッケル、鉄、銅、アルミニウム、錫、鉛、クロ
ム、コバルト、銀、金など各種金属や金属合金、金属酸
化物、カーボン、グラファイト、ガラスやセラミック、
プラスチック粒子の表面に金属をコートしたもの等が適
用できる。TCPやCOFの回路ピッチは狭くなってき
ており隣接端子間のショートの問題を考えると、粒径が
3μm〜10μmのプラスチック粒子にニッケル/金メ
ッキをコートしたものがより好適に用いられる。
【0029】本発明によれば、ラジカル重合性樹脂、有
機過酸化物、熱可塑性エラストマーを配合した接着剤中
に導電性粒子を分散させる事により得られる異方導電性
接着剤において、該接着剤中に少なくとも1分子中に1
個以上のエポキシ基を含有する樹脂、アミノシランカッ
プリング剤、(1)式で表されるリン酸エステル、並び
に(2)式および/又は(3)式で表されるエポキシシ
ランカップリング剤(G)が含まれることから、優れた
接着性および接続信頼性が得られ、極めて低温・短時間
での接続も可能であり、さらに、保存安定性、リペア性
に優れた異方導電性接着剤が得られる。
機過酸化物、熱可塑性エラストマーを配合した接着剤中
に導電性粒子を分散させる事により得られる異方導電性
接着剤において、該接着剤中に少なくとも1分子中に1
個以上のエポキシ基を含有する樹脂、アミノシランカッ
プリング剤、(1)式で表されるリン酸エステル、並び
に(2)式および/又は(3)式で表されるエポキシシ
ランカップリング剤(G)が含まれることから、優れた
接着性および接続信頼性が得られ、極めて低温・短時間
での接続も可能であり、さらに、保存安定性、リペア性
に優れた異方導電性接着剤が得られる。
【0030】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により説明
する。実施例、比較例で用いた物質を表1にまとめた。
する。実施例、比較例で用いた物質を表1にまとめた。
【0031】
【表1】
【0032】
【化3】
【0033】
【化4】
【0034】
【化5】
【0035】
【化6】
【0036】<実施例1>(4)式の構造を有するビス
マレイミド樹脂をテトラヒドロフランに溶解した50%
溶液を200重量部、t−ヘキシルパーオキシ2エチル
ヘキサノエートを5重量部、(6)式の構造を有するポ
リビニルブチラール樹脂をメチルエチルケトンに溶解し
た20%溶液を500重量部、ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂(エポキシ等量:175)を10重量部、γ−
アミノプロピルトリエトキシシランを5重量部、カプロ
ラクトン変性(メタ)アクリロイルオキシエチルアシッ
ドフォスフェートを5重量部、β−(3,4エポキシシ
クロヘキシル)エチルトリメトキシシランを1.5重量
部、Ni/Auメッキポリスチレン粒子7.0重量部
(平均粒径5μm)を混合し、均一に分散させた後、離
型処理を施したポリエチレンテレフタレートフィルム上
に乾燥後の厚さが15μmになるように流延・乾燥して
異方導電性接着剤を得た。得られた異方導電性接着剤に
ついて下記の評価を行った。
マレイミド樹脂をテトラヒドロフランに溶解した50%
溶液を200重量部、t−ヘキシルパーオキシ2エチル
ヘキサノエートを5重量部、(6)式の構造を有するポ
リビニルブチラール樹脂をメチルエチルケトンに溶解し
た20%溶液を500重量部、ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂(エポキシ等量:175)を10重量部、γ−
アミノプロピルトリエトキシシランを5重量部、カプロ
ラクトン変性(メタ)アクリロイルオキシエチルアシッ
ドフォスフェートを5重量部、β−(3,4エポキシシ
クロヘキシル)エチルトリメトキシシランを1.5重量
部、Ni/Auメッキポリスチレン粒子7.0重量部
(平均粒径5μm)を混合し、均一に分散させた後、離
型処理を施したポリエチレンテレフタレートフィルム上
に乾燥後の厚さが15μmになるように流延・乾燥して
異方導電性接着剤を得た。得られた異方導電性接着剤に
ついて下記の評価を行った。
【0037】<実施例2〜実施例23>表2及び表3に
示す配合割合で、実施例1と同様に異方導電性接着剤を
得た。得られた異方導電性接着剤について下記の評価を
行った。
示す配合割合で、実施例1と同様に異方導電性接着剤を
得た。得られた異方導電性接着剤について下記の評価を
行った。
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】<比較例1〜比較例7>表4に示す配合割
合で、実施例1と同様にして異方導電性接着剤を得た。
得られた異方導電性接着剤について下記の評価を行っ
た。
合で、実施例1と同様にして異方導電性接着剤を得た。
得られた異方導電性接着剤について下記の評価を行っ
た。
【0041】
【表4】
【0042】<評価方法> 1.評価サンプルの作製 被着体は銅箔/ポリイミド=12/25μmにNi/A
uメッキを施したCOF(ピッチ50μm、端子数30
0本)とITO(インジウム/錫酸化物)ベタガラス
(シート抵抗30Ω/□)を用いた。 2.接着強度測定方法 150℃、3MPa、10sの条件で圧着し、90°剥
離試験によって評価を行った。
uメッキを施したCOF(ピッチ50μm、端子数30
0本)とITO(インジウム/錫酸化物)ベタガラス
(シート抵抗30Ω/□)を用いた。 2.接着強度測定方法 150℃、3MPa、10sの条件で圧着し、90°剥
離試験によって評価を行った。
【0043】3.接続信頼性測定方法 サンプル作製直後および温度85℃、湿度85%、10
0時間放置後の接続抵抗を測定した。測定できないもの
を導通不良(open)とした。 4.保存性測定方法 異方導電フィルムを25℃雰囲気中に2週間保存後、1
50℃、3MPa、10sの条件で圧着し、接続抵抗を
測定した。5Ω以下を○、5Ωを越えるものを×とし
た。
0時間放置後の接続抵抗を測定した。測定できないもの
を導通不良(open)とした。 4.保存性測定方法 異方導電フィルムを25℃雰囲気中に2週間保存後、1
50℃、3MPa、10sの条件で圧着し、接続抵抗を
測定した。5Ω以下を○、5Ωを越えるものを×とし
た。
【0044】
【発明の効果】本発明の異方導電性接着剤を用いること
により150℃前後の低温で、且つ、10秒以下の短時
間で微細な回路電極の接続が可能であり、且つ作業性、
長期信頼性に優れた異方導電性接着剤を得ることが出来
る。
により150℃前後の低温で、且つ、10秒以下の短時
間で微細な回路電極の接続が可能であり、且つ作業性、
長期信頼性に優れた異方導電性接着剤を得ることが出来
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01B 5/16 H01B 5/16 H01R 4/04 H01R 4/04 Fターム(参考) 4J040 CA051 CA071 CA111 CA151 DA101 DA141 DB041 DD071 DE021 DF011 DF051 DF081 DM011 EA001 EC061 EC071 EC131 EC171 EC231 ED001 ED111 EE061 EF001 EG001 EH031 FA061 FA181 FA211 FA281 FA291 GA27 HA026 HA036 HA066 HA136 HA346 HB41 HD35 HD36 JB10 KA03 KA07 KA12 KA32 LA05 LA06 LA09 NA19 PA40 5E085 BB08 BB17 DD05 JJ06 JJ38 5G301 DA05 DA10 DA29 DA42 DA57 DD03 5G307 HA02 HB01 HB02 HB03 HB05 HC01
Claims (4)
- 【請求項1】 樹脂組成物中に導電性粒子を分散してな
る接着剤において、該樹脂組成物が、ラジカル重合性樹
脂(A)、有機過酸化物(B)、熱可塑性エラストマー
樹脂(C)、少なくとも1分子中に1個以上のエポキシ
基を含有する樹脂(D)、アミノシランカップリング剤
(E)、(1)式で表されるリン酸エステル(F)、並
びに(2)式および/又は(3)式で表されるエポキシ
シランカップリング剤(G)を少なくとも1種以上含ん
でなることを特徴とする異方導電性接着剤。 【化1】 - 【請求項2】 樹脂組成物中の各成分の配合割合が重量
割合で、 {(D)+(E)+(F)+(G)}/{(A)+
(B)+(C)}=(0.1〜20)/100 なる範囲である請求項1記載の異方導電性接着剤。 - 【請求項3】 樹脂組成物中の少なくとも1分子中に1
個以上のエポキシ基を含有する樹脂(D)とアミノシラ
ンカップリング剤(E)の配合割合が重量割合で、 [(D)/(E)]=90/10〜50/50 なる範囲である請求項1記載の異方導電性接着剤。 - 【請求項4】 (1)式で表されるリン酸エステル
(F)と(2)、(3)式で表されるエポキシシランカ
ップリング剤(G)の配合割合が重量割合で、 [(F)/(G)]=95/5〜50/50 なる範囲である請求項1記載の異方導電性接着剤。
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