JP3221286B2 - レーザーマーキング用樹脂組成物 - Google Patents
レーザーマーキング用樹脂組成物Info
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Description
て樹脂表面に鮮明なマーキングを呈することができ、か
つ成形加工性、成形品表面光沢、耐衝撃性、難燃性に優
れたレーザーマーキング用樹脂組成物に関する。
刷技術にかわってレーザーマーキングの利用が増えてい
る。レーザーマーキングとは、レーザー光のエネルギー
を利用することによって、樹脂表面の化学変化、樹脂中
の着色剤など添加剤の化学変化によって樹脂表面の素地
の色と区別できる文字、絵、記号をマーキングする技術
である。これまでの検討では、文字のかすれ(茶色の変
色)、不鮮明なマーキングなどの問題があった。
鮮明なマーキングを呈する成形加工性、成形品表面光
沢、耐衝撃性、難燃性に優れたレーザーマーキング用樹
脂組成物の提供を目的とする。
としてゴム状重合体(e)の存在下に、芳香族ビニル系
単量体(a)、シアン化ビニル単量体(b)、(メタ)
アクリル酸エステル単量体(c)、マレイミド系単量体
(d)から選ばれた少なくとも1種の単量体を重合して
得られるグラフト共重合体(イ)および/または、芳香
族ビニル系単量体(a)、シアン化ビニル単量体
(b)、(メタ)アクリル酸エステル単量体(c)、マ
レイミド系単量体(d)から選ばれた少なくとも1種を
重合して得られる重合体(ロ)とからなる(ゴム強化)
熱可塑性樹脂(A)99〜70重量%と、融点が30〜
150℃の範囲にあるリン系難燃剤(B)1〜30重量
%とからなる樹脂組成物100重量部に対し、着色剤
(C)の少なくとも1種0.001〜5重量部含有する
ことを特徴とするレーザーマーキング用樹脂組成物。 2.リン系難燃剤中のリン濃度が4〜30重量%である
ことを特徴とする請求項1に記載のレーザーマーキング
用樹脂組成物。を提供する。以下、本発明のレーザーマ
ーキング用樹脂組成物について詳細に説明する。請求項
1の(ゴム強化)熱可塑性樹脂(A)について説明す
る。本発明の(ゴム強化)熱可塑性樹脂(A)は、下記
のグラフト共重合体(イ)、重合体(ロ)ならびに該
(イ)、(ロ)の混合物からなる。 グラフト共重合体(イ):ゴム状重合体(e)の存在下
に、芳香族ビニル系単量体(a)、シアン化ビニル単量
体(b)、(メタ)アクリル酸エステル単量体(c)、
マレイミド系単量体(d)から選ばれる少なくとも1種
の単量体を重合して得られるグラフト共重合体である。 重合体(ロ):芳香族ビニル系単量体(a)、シアン化
ビニル単量体(b)、(メタ)アクリル酸エステル単量
体(c)、マレイミド系単量体(d)から選ばれる少な
くとも1種を重合して得られる重合体(ロ)である。
芳香族ビニル単量体(a)、シアン化ビニル単量体
(b)、(メタ)アクリル酸エステル単量体(c)、マ
レイミド系単量体(d)、ゴム状重合体(e)について
以下に詳述する。上記芳香族ビニル単量体(a)として
は、例えばスチレン、α−メチルスチレン、メチルスチ
レン、p−ヒドロキシスチレン、α−エチルスチレン、
メチル−α−メチルスチレン、ジメチルスチレン、ブロ
モスチレンなどが挙げられる。これらのなかでスチレ
ン、メチルスチレン、α−メチルスチレンが好ましい。
さらにシアン化ビニル単量体(b)としては、例えばア
クリロニトリル、メタクリロニトリルなどが挙げられ
る。これらのなかでアクリロニトリルが好ましい。(メ
タ)アクリル酸エステル単量体(c)としては、例えば
メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、2−エ
チルヘキシルメタクリレート、ブチルメタクリレート、
アリルメタクリレートなどのメタクリル酸エステル;メ
チルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアクリ
レート、ヒドロキシエチルアクリレート、ジメチルアミ
ノエチルアクリレートなどのアクリル酸エステルなどが
挙げられる。これらのなかでメタクリル酸メチルが好ま
しい。マレイミド系単量体(d)としては、例えばマレ
イミド、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミ
ド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−フェニルマレ
イミド、N−(2−メチルフェニル)マレイミド、N−
(4−ヒドロキシフェニル)マレイミド、トリブロモフ
ェニルマレイミドなどが挙げられる。これらのなかでN
−フェニルマレイミドおよびN−シクロヘキシルマレイ
ミドが好ましい。上記に示された単量体(a)、
(b)、(c)、(d)は単独で、または2種以上組み
合わせて用いることができる。グラフト共重合体(イ)
に使用することのできるゴム状重合体(e)としては次
のものが挙げられる。ゴム状重合体(e)としては、例
えばポリブタジエン、ブタジエン−スチレン共重合体
(スチレン含量5〜60重量%が好ましい。)、ポリイ
ソプレン、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、エ
チレン−プロピレン−(非共役ジエン)共重合体、エチ
レン−ブテン−1−(非共役ジエン)共重合体、イソブ
チレン−イソプレン共重合体、アクリルゴム、スチレン
−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−
ブタジエン−スチレンラジアルテレブロック共重合体、
スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、S
EBSなどの水素添加ジエン系(ブロック、ランダムお
よびホモ)重合体、ポリウレタンゴム、アクリルゴム、
シリコーンゴムなどが挙げられる。これらのなかでポリ
ブタジエン、ブタジエン−スチレン共重合体、エチレン
−プロピレン−(非共役ジエン)共重合体、水素添加ジ
エン系重合体およびシリコーンゴムが好ましい。上記の
ゴム状重合体(e)は単独で、または2種以上組み合わ
せて用いることができる。
は、レーザーマーキングによる発色を目的とするもので
あるが、より優れた発色を得る目的から使用されるゴム
状重合体(e)としては、シリコーンゴムまたはシリコ
ーンゴムをゴム状重合体(e)成分中に10重量%以上
含有するものが好ましい。またシリコーンゴムを(e)
成分中に含有することにより、摺動性の優れる樹脂が得
られる。また本発明の(ゴム強化)熱可塑性樹脂(A)
に用いる(イ)、(ロ)は、例えば塊状重合法、溶液重
合法、懸濁重合法、乳化重合法などの重合法によって重
合することができる。このようにして得られる(ゴム強
化)熱可塑性樹脂(A)のグラフト率は、10〜150
重量%、好ましくは20〜120重量%、さらに好まし
くは40〜110重量%である。グラフト率が10重量
%未満では、ゴム成分の添加効果が十分発揮されず、例
えば十分な耐衝撃性が得られない。一方、150重量%
を超えると成形加工性が劣る。ここで、グラフト率は
(A)成分1gを精秤採取し、これにメチルエチルケト
ン20ccを加え10時間振とうさせ、その後回転数2
0,000rpmの遠心分離機を用いて可溶分と不溶分
を分離し不溶分を真空乾燥機で乾燥し不溶分(X)を得
る。一方、重合組成と重合転化率から不溶分(X)中の
ゴム量(R)を算出し、次式を用いてグラフト率が求め
られる。 グラフト率(%)=〔(X)−(R)〕×100/(R) さらに上記ゴム強化熱可塑性樹脂(A)成分中のマトリ
ックス樹脂の極限粘度[η](メチルエチルケトン中、
30℃で測定)は、0.1〜1.5dl/g、好ましく
は0.2〜0.8dl/gである。極限粘度[η]が
0.1dl/g未満であると、衝撃強度が十分に発現さ
れず、一方1.5dl/gを超えると、成形加工性が低
下する。ここでマトリックス樹脂とは(A)成分中のグ
ラフト化ゴム成分以外の樹脂成分のことであり、上記極
限粘度[η]は、(A)成分のうちメチルエチルケトン
溶解分を常法に従って測定することによって求めた値で
ある。また(ゴム強化)熱可塑性樹脂(A)の(イ)の
好ましいゴム粒径は1,000〜10,000オングス
トローム、さらに好ましくは2,000〜5,000オ
ングストローム、特に好ましくは2,000〜3,50
0オングストロームである。本発明の好ましい(ゴム強
化)熱可塑性樹脂(A)について以下に記すが、本発明
は、その要旨を超えない限り下記の例示に限定されるも
のではない。 ABS樹脂 AES樹脂 ABS樹脂/AS樹脂(共重合AN量=B′dAN=30wt%) ABS樹脂/メチルメタクリレート(MMA)−ST−AN共重合体 ABS樹脂/PMMA/MMA−ST−AN共重合体 シリコーンゴム変性スチレン系樹脂/MMA−ST−AN共重合体
て説明する。リン系難燃剤(B)としては、例えば有機
系リン含有化合物、赤リン、ホスファゼン系化合物、ポ
リリン酸アンモニウムなどが挙げられる。これらのうち
有機系リン含有化合物が好ましい。有機系リン含有化合
物としては、トリフェニルホスフェートに代表されるホ
スフェート類、トリフェニルホスファイトに代表される
ホスファイト類などが挙げられる。本発明においては有
機系リン含有化合物としては、トリフェニルホスフェー
ト、トリフェニルチオホスフェート、トリキシレニルホ
スフェート、トリキシレニルチオホスフェート、トリフ
ェニルホスフェートのオリゴマー、ハイドロキノンビス
(ジフェニルホスフェート)、レゾルシノールビス(ジ
フェニルホスフェート)などが好ましく、トリフェニル
ホスフェート、ハイドロキノンビス(ジフェニルホスフ
ェート)が特に好ましい。リン系難燃剤(B)中のリン
濃度は、好ましくは4〜30重量%、さらに好ましくは
5〜15重量%である。また、融点としては30〜15
0℃であり、好ましくは40〜140℃である。さらに
難燃性を向上させるために、アンチモン系化合物、ポリ
テトラフルオロエチレンなどを添加してもよい。アンチ
モン系化合物としては三酸化アンチモン、五酸化アンチ
モンが挙げられる。アンチモン系化合物の配合量として
は、(A)成分、(B)成分からなる樹脂組成物100
重量部に対して好ましくは0.1〜20重量部、さらに
好ましくは0.5〜10重量部、特に好ましくは1〜8
重量部である。アンチモン系化合物が0.1重量部未満
であると難燃性付与効果は小さく、20重量部を超える
と耐衝撃性が劣る。またアンチモン系化合物の粒径は、
好ましくは10μm以下、さらに好ましくは5μm以
下、特に好ましくは1μm以下である。また好ましいポ
リテトラフルオロエチレンとしては、平均分子量10万
〜500万、平均粒子径500〜1000μm、密度1
00〜1000g/l、融点250〜300℃、および
比重1.8〜2.5である。ポリテトラフルオロエチレ
ンの重合方法は乳化重合、懸濁重合などが挙げられる
が、懸濁重合が特に好ましい。さらに粘着防止のために
次の3元共重合型のフッ素含有ポリマーも使用できる。
融点、滴点あるいは軟化点が100〜300℃、好まし
くは110〜230℃のフッ素含有ポリマーであり、1
00℃未満または300℃を超えると熱安定性が劣る。
フッ素含有ポリマーとしては、フッ化ビニリデンとヘキ
サフルオロプロピレンとテトラフルオロエチレンの共重
合あるいはフッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレ
ンとテトラフルオロエチレンの三元共重合により作られ
る。特に好ましいのは、フッ化ビニリデンとヘキサフル
オロプロピレンとテトラフルオロエチレンの三元共重合
体である。またフッ素含有量が50重量%以上のものが
好ましく、特に68〜76重量%のものが好ましい。ポ
リテトラフルオロエチレン、またはポリテトラフルオロ
エチレンおよびフッ素含有ポリマーの配合量は、(A)
成分、(B)成分からなる樹脂組成物100重量部に対
して、好ましくは0.01〜10重量部、さらに好まし
くは0.1〜8重量部である。上記の範囲であると、難
燃性向上(ドリップ防止)、粘着防止の向上としても効
果的である。
する。本発明の着色剤(C)は下記の有機顔料(C−
1)、無機顔料(C−2)、染料(C−3)、ならびに
該(C−1)、(C−2)、(C−3)の少なくとも2
種の混合物からなる。特に(C−2)成分に掲げた化合
物の少なくとも1種以上を配合すると優れたレーザーマ
ーキングが得られる。有機顔料(C−1)として、例え
ばアゾ顔料;アセトアセトアリールイド系、ピラゾロン
系、2,3−オキシナフトイルアリールアミド系、パル
ピツール酸素、チオパルピツール酸素、2,4,6−ト
リアミノ−1,3−ピリミジン系、3−シアノ−4−メ
チル−ピリドン系のモノアゾまたはジスアゾ化合物なら
びにアゾ化合物の金属塩からなる群から選択されるも
の、ジアゾ顔料;アセトアセトアリールイド系、ピラゾ
ロン系または2,3−オキシナフトイルアリールアミド
系から選択されるもの、その他有機顔料;銅フタロシア
ニン、塩素化鉛フタロシアニン、群青などが使用でき
る。無機顔料(C−2)としては、プルシアンブルー、
クロム酸銅、スルホクロム酸鉛、チタンブラック、ケッ
チエンブラック、カーボンブラック、黒色酸化鉄、ベン
ガラ、白色チタンなどが挙げられる。染料(C−3)と
しては、カーボンブラックを含有する黒色染料などが挙
げられる。上記着色剤(C)の中で、特に好ましくはチ
タンブラック、カーボンブラック、黒色酸化鉄、カーボ
ンブラックを含有する黒色染料などが挙げられる。また
着色剤(C)は、200〜700nm波長を部分的にで
も吸収する化合物でもよい。
る。 (ゴム強化)熱可塑性樹脂(A)は99〜70重量%、
好ましくは95〜70重量%、特に好ましくは90〜7
5重量%である。(ゴム強化)熱可塑性樹脂(A)が7
0重量%未満であると、成形加工性が低下する。また9
9重量%を超えると難燃性が劣る。リン系難燃剤(B)
は1〜30重量%、好ましくは5〜30重量%、特に好
ましくは10〜25重量%である。リン系難燃剤(B)
が1重量%未満であると難燃性が劣り、30重量%を超
えると樹脂の表面光沢、耐衝撃性および成形加工性が低
下する。着色剤(C)は、(ゴム強化)熱可塑性樹脂
(A)99〜70重量%とリン系難燃剤(B)1〜30
重量%とからなる樹脂組成物100重量部に対し、0.
001〜5重量部、好ましくは0.05〜5重量部、さ
らに好ましくは0.1〜5重量部である。着色剤(C)
が0.001重量部未満であると鮮明なレーザーマーキ
ングが得られず、5重量部を超えると成形外観および耐
衝撃性が劣る。また、特に耐衝撃性を必要とする場合に
は、(A)、(B)からなる樹脂組成物100重量部中
にゴム状重合体(e)が、好ましくは1〜30重量%、
さらに好ましくは2〜20重量%、特に好ましくは3〜
15重量%である。(e)が上記の範囲であると耐衝撃
性に優れ、かつレーザーマーキング性に優れる本発明の
レーザーマーキング用樹脂組成物が得られる。
チレン系樹脂(A)において、(a)+(b)+(c)
+(d)の合計量に対し、共重合しているシアン化ビニ
ル単量体(b)の共重合量は10〜50重量%、好まし
くは20〜40重量%、さらに好ましくは20〜35重
量%である。(A)成分中のシアン化ビニル単量体が上
記の範囲であると優れたレーザーマーキング性(特に黒
文字発色)が得られる。シアン化ビニル単量体(b)の
含有量が10重量%未満であると鮮明な黒色マーキング
が得られない。一方シアン化ビニル単量体(b)が50
重量%を超えると十分な耐衝撃性、成形時の熱安定性、
成形加工性が得られない。良好なレーザーマーキング
(黒文字発色)を得るためには、重合体中のアクリロニ
トリルの結合状態において、アクリロニトリルが二分子
以上連続して結合している割合、すなわち二連鎖以上の
割合が高いほど好ましい。この二連鎖の測定方法として
はNMR(核磁気共鳴分析)が挙げられる。NMRによ
れば、スチレン−アクリロニトリル共重合体の場合、ス
チレン−スチレン連鎖のメチレン基由来の炭素のケミカ
ルシフトが41〜45ppmに、アクリロニトリル−ス
チレン連鎖が36〜41ppmに、アクリロニトリル−
アクリロニトリル連鎖が31〜30ppmに表われる。
このNMRでの前記3種の各連鎖のピーク強度(チャー
トの面積)の和に占めるアクリロニトリル−アクリロニ
トリル連鎖のピーク強度(面積)の割合が2〜50%が
好ましく、さらに好ましくは5〜30%、特に好ましく
は8〜25%であると良好な黒色発色が得られる。な
お、50%を超えると樹脂の熱安定性が低下する。ま
た、鮮明な黒色発色を得るために、下記に掲げる金属含
有化合物を添加することができる。好ましい金属の元素
としては、ビスマス、ニッケル、亜鉛、カルシウム、
銅、ケイ素、コバルト、鉄などが挙げられ、これらの金
属元素の酸化物、水酸化物、有機金属が挙げられる。具
体的には、無機化合物の酸化ビスマス、ギ酸ニッケル、
ホウ酸亜鉛、ホウ酸カルシウム、リン酸系亜鉛、ケイ酸
カルシウム、水酸化ビスマス、塩基性炭酸ビスマス、塩
基性酢酸ビスマス、水酸化ニッケル、ショウ酸銅、塩基
性炭酸銅、チオシアン酸銅、クエン酸銅、シュウ酸鉄な
どを配合することでより優れた黒色発色を得ることがで
きる。金属含有化合物の好ましい配合量は、本発明の
(ゴム強化)熱可塑性樹脂(A)99〜70重量%と難
燃剤(B)1〜30重量%からなる樹脂組成物100重
量部に対して0.01〜30重量部、さらに好ましくは
0.05〜15重量部、特に好ましくは0.1〜10重
量部である。金属含有化合物の配合量が0.01重量部
未満であると黒色発色の効果が小さく、30重量部を超
えると耐衝撃性が劣る。
系樹脂(A)において、(a)+(b)+(c)+
(d)の合計量に対し、共重合している(メタ)アクリ
ル酸エステル(c)の共重合量は、10〜97重量%、
好ましくは20〜75重量%、さらに好ましくは35〜
55重量%である。(A)成分中の(c)成分が上記の
範囲であると、特に優れたレーザーマーキング性(白文
字発色性)が得られる。(メタ)アクリル酸エステル
(c)の含有量が10重量%未満であると、鮮明な白色
マーキングが得られない。一方、(メタ)アクリル酸エ
ステル量が97重量%を超えると十分な耐衝撃性、難燃
性が得られない。(メタ)アクリル酸エステル(c)
は、(A)成分中のグラフト重合体(イ)、および、ま
たは重合体(ロ)に共重合して用いることができる他
に、(メタ)アクリル酸エステルのホモポリマー〔例え
ばPMMA(ポリメチルメタクリレート)など〕を配合
することもできる。(メタ)アクリル酸エステルのホモ
ポリマーの好ましい流動性(MFR)としては、0.5
〜50g/10min(220℃、10kg)である。
ーキング用樹脂組成物1〜99重量%、好ましくは30
〜90重量%と他の熱可塑性樹脂99〜1重量%、好ま
しくは70〜10重量%からなるレーザーマーキング用
樹脂組成物を用いることができる。他の熱可塑性樹脂が
この数値範囲にあると該他の熱可塑性樹脂の添加による
物性の向上およびレーザーマーキング性の向上効果が得
られる。本発明に使用できる他の熱可塑性樹脂として
は、以下に例示するが、これらの例示に限定されるもの
ではない。例えばナイロン6、ナイロン4,6、ナイロ
ン6,6、ナイロン12などのポリアミド、ポリブチレ
ンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレ
ート(PET)などのポリエステル、ポリフェニレンス
ルフィド(PPS)、ポリカーボネート(PC)、ポリ
フェニレンオキサイド(PPO)、ポリオキシメチレン
(POM)などのポリアセタール、ポリプロピレン(P
P)、ポリエチレン(PE)、ポリエステルエラストマ
ー、ポリエーテルエステルアミド、ポリエーテルエステ
ルアミドなどのポリアミドエラストマー、ポリエーテル
イミド、ポリイミド、ポリエーテルエーテルケトン(P
EEK)、ポリアリレート、塩化ビニル樹脂(PVC)
などの塩素系ポリマー、エポキシ樹脂、ポリウレタン、
不飽和ポリエステル、液晶ポリマー、スチレン−イソプ
レン−スチレンブロック共重合体、ノボラック樹脂およ
び熱可塑性エラストマーの群から選ばれた少なくとも1
種のポリマーが挙げられる。これらのなかでは、ポリア
ミド、PBT、PET、PPSおよびPPOの群から選
ばれた少なくとも1種のポリマーが好ましい。特にナイ
ロン6、ナイロン12、POM、PP、PEを配合した
場合には白文字発色性に優れ、PC、PBTを配合する
と黒文字発色性に優れる。なお、本発明のレーザーマー
キング用樹脂組成物、あるいはこれと他の熱可塑性樹脂
との混合物の製造に際しては、重合体間の相溶性を向上
させるために相溶化剤を用いることにより、耐衝撃性お
よび成形品表面外観を向上させることができる。相溶化
方法としては、混練り時に酸無水物基、ヒドロキシル
基、アミノ基、エポキシ基、オキサゾリン基、およびイ
ミド基の群から選ばれた少なくとも1種の官能基を有す
る官能基含有不飽和化合物、および必要に応じて過酸化
物を存在させる方法、上記官能基を有する他の重合体を
用いる方法などがある。上記官能基を有する重合体は、
上記官能基を有する不飽和化合物と、これと共重合可能
な他のビニル単量体とのランダム、ブロックおよびグラ
フト共重合体である。相溶化剤の具体例としては、スチ
レン−グリシジルメタクリレート共重合体、スチレン−
無水マレイン酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重
合体、スチレン−アクリロニトリル−メタクリル酸共重
合体などのスチレンと上記官能基含有不飽和化合物と必
要に応じてこれらと共重合可能な単にビニル単量体の1
種以上とを共重合した共重合体が挙げられる。また、エ
チレン−グリシジルメタクリレート共重合体、エチレン
−グリシジルメタクリレート−酢酸ビニル共重合体など
のエチレンと上記官能基含有不飽和化合物と必要に応じ
てこれらと共重合可能な他のビニル単量体の1種以上と
を共重合した共重合体も挙げられる。これらの共重合体
には、これらのエチレン共重合体上に他の重合体をグラ
フト反応させたものも含まれる。グラフト反応させる他
の重合体としては、例えばポリ(メタ)アクリル酸アル
キルエステル、ポリスチレン、スチレン−アクリロニト
リル共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸アルキル
エステル共重合体などのラジカル重合可能なビニル単量
体を用いて重合された重合体が挙げられる。
は、各種押出機、バンバリーミキサー、ニーダー、ロー
ルを用いて混練することによって得られる。本発明のレ
ーザーマーキング用樹脂組成物は、レーザー光照射によ
りマーキングを行なう。レーザー光の種類にはHe−N
e、Arレーザー、CO2レーザー、エキシマレーザー
などの気体レーザー、YAGレーザーなどの固体レーザ
ー、半導体レーザー、色素レーザーなどがあり、レーザ
ーマーキング用としてはCO2レーザー、エキシマレー
ザー、YAGレーザーなどが用いられる。本発明におい
てはYAGレーザーが好ましい。さらに、本発明のレー
ザーマーキング用材料には、必要に応じて酸化防止剤、
紫外線吸収剤などの安定剤、シリコーンオイル、低分子
量のポリエチレンなどの滑剤、炭酸カルシウム、タル
ク、クレー、シリカ、炭酸マグネシウム、硫酸バリウ
ム、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、マイカ、ガラ
スビーズ、ガラス繊維、金属フィラー、木粉などの充填
剤、分散剤、発泡剤、抗菌剤などを添加することができ
る。本発明のレーザーマーキング用材料は押し出し成
形、射出成形、圧縮成形などにより成形することがで
き、得られた成形品は難燃性、耐衝撃性および実用成形
性に優れており、表面外観も良好である。このため家庭
用品、電気用品、OA機器などの物品、自動車などの製
品、および建築材料として極めて有用である。
に説明するが、本発明はその主旨を超えない限り、以下
の実施例に何ら制約されるものではない。なお、実施例
中の部および%は、特に断らない限り重量部および重量
%である。また、実施例中各種の測定項目は下記に従っ
た。 ・グラフト率 材料1gを精秤採取し、これにアセトン20ccを加
え、10時間振とうさせ、その後、回転数20,000
rpmの遠心分離機を用いて可溶分と不溶分を分離し、
不溶分を真空乾燥機で乾燥し、不溶分(X)を得た。一
方、重合組成と重合添加率から不溶分(X)中のゴム量
(R)を算出し、次式よりグラフト率を求めた。 グラフト率(%)=〔(X)−(R)〕100/(R) ・極限粘度[η] 前記可溶分を真空乾燥機を用いて乾燥し、溶媒であるメ
チルエチルケトンに溶解し、30℃の温度条件によりウ
ベローデ型粘度計で測定した。 ・アイゾット衝撃強度(IMP) ASTM D256に準拠し、肉厚1/4″、23℃、
ノッチ付きの試験条件で測定した。単位はkg・cm/
cmである。 ・動摩擦係数 鈴木式摺動試験機を使用し、相手材としてはスチール
(S45C)を用いた。試験片は、外径25.6mm、
内径20.0mmの中空円筒状のものを用い、相手材も
同様の形状のものを用いた。動摩擦係数の測定条件は、
室温23℃、湿度50%の雰囲気中で荷重0.5kg、
走行速度50cm/秒、走行距離3kmで測定し、動摩
擦係数および摩耗量を測定した。動摩擦係数は、次式に
よって算出する。 μ=〔3×F×(r2 2 −r1 2)〕/〔P×(r2
3 −r1 3)〕 (式中、μは動摩擦係数、Fはロードセルに与える力、
Pは荷重、Rはロードセルまでのアーム長、r1は内
径、r2は外径を表わす。) ・難燃性の測定方法 難燃性の測定は、UL−94規格の垂直試験方法に基づ
き行なった。NCは規定外であることを示す。 試験片寸法;1/16″×1/2″×5″
造〕 A−イ−の製造 還流冷却器、温度計および撹拌器を備えたセパラブルフ
ラスコに、ポリブタジエンラテックスを固形分換算で4
0重量部、イオン交換水65重量部、ロジン酸石ケン
0.3重量部、スチレン15重量部およびアクリロニト
リル10重量部を加え、次にピロリン酸ナトリウム0.
2重量部、硫酸第1鉄7水和物0.01重量部およびぶ
どう糖0.4重量部をイオン交換水20重量部に溶解し
た溶液を加えた。そしてキュメハイドロパーオキサイド
0.07重量部を加えて重合を開始し、1時間重合した
のち、さらにイオン交換水45重量部、ロジン酸石ケン
0.7重量部、スチレン20重量部、アクリロニトリル
15重量部およびキュメンハイドロパーオキサイド0.
01重量部を2時間かけて連続的に添加し、さらに1時
間重合させて反応を完結させた。得られた共重合体ラテ
ックスに硫酸を加え凝固し、水洗い乾燥してA−イ−
を得た。
ラスコに、イオン交換水250重量部、ラウリル酸カリ
ウム3.0重量部、スチレン70重量部、アクリロニト
リル30重量部およびt−ドデシルメルカプタン0.1
重量部を加え、次にエチレンジアミン四酢酸ナトリウム
0.05重量部、硫酸第1鉄7水和物0.002重量部
およびナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート
0.1重量部をイオン交換水8重量部に溶解した溶液を
加えた。そしてジイソプロピルベンゼンハイドロパーオ
キシド0.1重量部を加えて重合を開始し、約1時間重
合して反応を完結させた。得られた共重合体ラテックス
に硫酸を加え、凝固し水洗い乾燥して共重合体A−ロ−
を得た。特性を表2に示す。
らなる分子両末端エポキシ系オリゴマーの両末端をトリ
ブロモフェノールで封止したもので分子量約2,000
のものを用いた。 ・難燃剤B−2 グレートレークス社製臭素化ポリフェニレンエーテルP
O64Pを用いた。 ・難燃剤B−3 リン系難燃剤(B)としてトリフェニルフォスフェート
(融点49〜51℃)を用いた。
用樹脂組成物の製造) 表3に示す各成分を内径50mmに押出機で温度190
〜240℃の範囲で溶融混練し、ペレットを作製した。
このペレットを5oz射出成形機を用い、成形温度20
0〜240℃の範囲で成形して試験片を作製し、そのレ
ーザーマーキング性を評価した。評価結果を表3に示
す。表3に示される結果から明らかのように、実施例1
によると、本発明の目的とするレーザーマーキング用樹
脂組成物が得られている。
工性の評価は下記の方法によった。 (1)鮮明性:YAGレーザー光でマーキングした文字
を目視にて判定した。 〇:良好、△:やや良好、×:不良 (2)外観:成形品の外観を目視判断 〇:良好、△:やや良好、×:不良 (3)成形加工性:射出成形時に判断 〇:良好、△:やや良好、×:不良
射により鮮明なマーキングが得ることができる。しかも
成形加工性、成形品表面光沢、耐衝撃性、難燃性に優れ
たレーザーマーキング用樹脂組成物である。従ってOA
機器などの事務機器や電気機器の成形が可能で実用上優
れた材料であり、工業的価値が極めて高く、産業上有用
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ゴム状重合体(e)の存在下に、芳香
族ビニル系単量体(a)、シアン化ビニル単量体
(b)、(メタ)アクリル酸エステル単量体(c)、マ
レイミド系単量体(d)から選ばれた少なくとも1種の
単量体を重合して得られるグラフト共重合体(イ)およ
び/または、芳香族ビニル系単量体(a)、シアン化ビ
ニル単量体(b)、(メタ)アクリル酸エステル単量体
(c)、マレイミド系単量体(d)から選ばれた少なく
とも1種を重合して得られる重合体(ロ)とからなる
(ゴム強化)熱可塑性樹脂(A)99〜70重量%と、
融点が30〜150℃の範囲にあるリン系難燃剤(B)
1〜30重量%とからなる樹脂組成物100重量部に対
し、着色剤(C)の少なくとも1種0.001〜5重量
部含有することを特徴とするレーザーマーキング用樹脂
組成物。 - 【請求項2】 リン系難燃剤中のリン濃度が4〜30重
量%であることを特徴とする請求項1に記載のレーザー
マーキング用樹脂組成物。
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-
1995
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Non-Patent Citations (1)
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後藤邦夫 編「プラスチックおよびゴム用添加剤実用便覧」株式会社 化学工業社、昭和47年10月1日2刷発行、第463頁−第467頁 |
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