JP3215815B2 - 光学機器用遮光羽根材 - Google Patents

光学機器用遮光羽根材

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラのフォーカル
プレーンシャッタやレンズシャッタなどのシャッタ羽
根、あるいは絞り羽根などの用途で遮光性、軽量、高剛
性を必要とする光学機器用遮光羽根材に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、カメラなどの光学機器用の羽根
(シャッタ羽根、絞り羽根)は、極めて短い時間に走行
と停止を行なう為、羽根材料としては軽量且つ高剛性で
なければならない。又、写真フィルムなど感光材料の前
面を覆って光を遮るものであるから、本質的に遮光性を
有していなければならない。更に羽根は複数枚が互いに
重なり合って作動する例が多く、スムーズな作動のため
に潤滑性が必要となる。又、羽根間での漏光を防ぐため
に表面の反射率が低く且つ平面性が良好である必要があ
る。平面性は動作時の羽根同志の衝突による破損を防止
する上でも重要である。
【0003】以下従来例を列挙する。実公昭53−12
192号公報には、光学機器用のシャッタ幕の遮光性が
不十分な場合、その表面に金属被膜を蒸着もしくはスパ
ッタリングなどの手段を用いて被着させることで遮光性
を得る技術が開示されている。特開昭49−84232
号公報には炭素繊維強化熱硬化性樹脂薄板をシャッタ羽
根に適用すること、及びそのマトリクス樹脂にカーボン
ブラックなどの黒色顔料を混入することで遮光性を得る
ことが開示されている。特開昭51−14969号公報
には、反りの少ない炭素繊維強化複合樹脂積層板が開示
されている。特開昭53−101080号公報には、炭
素繊維強化複合樹脂積層板が軽量、高強度、高弾性、耐
衝撃性及び振動減衰性を備えていることが開示されてお
り、炭素繊維強化複合樹脂積層板が高速走行及び停止を
繰り返す光学機器用遮光羽根材として適した特性を有す
ることを示唆している。特開昭59−61827号公報
には、中空部分を有する芯部及び表皮部からなる複合部
材が開示されており、芯部及び表皮部の少なくとも一方
が連続炭素繊維で強化された遮光羽根材が用いられてい
る。その遮光性が不足する場合は炭素繊維強化プラスチ
ック(CFRP)マトリクス樹脂中に黒色染料やカーボ
ン微粒子を添加することが教示されている。特開昭64
−85749号公報には、縦方向と横方向の熱収縮率が
異なる二軸延伸プラスチックフィルムを基材とし、その
両面に炭素繊維強化樹脂を配した羽根材が開示されてい
る。基材の熱収縮率の大なる方向(縦延伸方向)を炭素
繊維強化樹脂中に含まれる炭素繊維の引き揃え方向にほ
ぼ直交する様に積層構造が構成されている。特開昭57
−60315号公報には、複数のポリエステルなどの結
晶性高分子化合物のフィルム層の間に、少なくとも一層
の金属層を挟んで遮光手段としたカメラ用シャッタ羽根
が開示されている。更に、プラスチックフィルム層の間
に、一層以上の黒色塗料などの塗膜層を挟んで遮光手段
とすることが教示されている。加えて、プラスチックフ
ィルムの少なくとも一層に、黒色顔料あるいは黒色染料
を含有させることが開示されている。特開昭57−11
8226号公報には、フィルム厚が70μm程度で10
程度以上の光学濃度が得られる様な組成からなるフィル
ム厚100μm程度以下の二軸延伸ポリエステルフィル
ムに、熱硬化性の艶消し塗料をコーティングし、更に帯
電防止材を付着せしめた光学機器用プラスチック性羽根
が開示されている。特開平9−274218号公報に
は、基材フィルムに熱可塑性樹脂を主成分とするフィル
ムを用い、その両面にカーボンブラック、滑剤、艶消し
剤を含有する熱硬化性樹脂からなる層を設けて遮光性フ
ィルムを構成することが開示されている。基材フィルム
には遮光性をよくする為カーボンブラックを含有する二
軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムが用いられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】光学機器用遮光羽根材
の必要条件としては、遮光性、軽量高剛性、総合的な物
性(機械的性質、熱的性質、化学的性質、物理的性質な
ど)、平面性、加工性(実用性)、長寿命(耐食性)が
挙げられる。光学機器用遮光羽根にプラスチックフィル
ム材料あるいは炭素繊維強化複合樹脂材料を適用する場
合、実用的に最も重要な特性は遮光性である。遮光性に
ついては、従来素材中にカーボンブラックなどの黒色顔
料を含有させることにより、プラスチック遮光羽根が実
用化されている。例えば、ポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルムの場合、カーボンブラックをPET
樹脂中に添加し、フィルム厚が50〜125μmでピン
ホールも無く光学濃度が8以上の遮光性に優れた黒色P
ETフィルムの素材を得ている。これに、黒色潤滑塗膜
層を形成して光学機器用遮光羽根材に実用されており、
例えば前述した特開平9−274218号公報に開示さ
れている。しかし、カーボンブラックを高濃度で添加し
光学濃度が8以上となる様に調整された黒色PETフィ
ルムは極めて特殊なものとなり且つ高価である。比較的
安価に入手可能な光学濃度が8以下の素材では、遮光を
目的とした羽根材には利用できない。この場合には、金
属被膜を蒸着、スパッタリングあるいは湿式メッキによ
り形成し、その上に黒色潤滑塗膜層を形成する。これ
は、前述した実公昭53−12192号公報に開示され
ている。従来、塗膜による遮光は不完全とされていた
為、金属被膜を用いる必要があった。
【0005】光学機器用遮光羽根にプラスチックフィル
ム材料を適用する場合、上述した遮光性に加え、平面性
も重要な特性である。光学機器用遮光羽根に炭素繊維複
合樹脂積層板(以下、CFRP)を適用する上で、最も
大きな問題点は、平面性に起因する歩留りの悪さにあ
る。更に、CFRPは繊維の目開きなどにより遮光性が
不十分な為、マトリクス樹脂中にカーボンブラックを練
り込むことで対応する場合がある。しかしながら、カー
ボンブラックを練り込んだプリプレグは特殊グレードと
なり、得られる積層板は高価になってしまう。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上述した従来の技術の課題
を解決する為に以下の手段を講じた。即ち、本発明に係
る光学機器用プラスチック遮光羽根材は、プラスチック
フィルムを基材とし、その両面に遮光性を有する遮光塗
膜を形成し、更にその上に補強部材を介して黒色で潤滑
性を有する潤滑黒色塗膜を配したことを特徴とする。即
ち、基材の両面に形成された遮光塗膜の上にそれぞれ重
ねて補強部材を積層し、各補強部材の上に該潤滑黒色塗
膜を形成したラミネート構造とし、該補強部材はほぼ一
方向に引き揃えられた連続繊維で強化された熱硬化性樹
脂のプリプレグシートを積層硬化したものを用いる。要
するに、前記遮光性を有する遮光塗膜と前記潤滑性を有
する潤滑黒色塗とを両者の間に介在する前記補強部材
で互いに隔てた積層構造にする。そして、該遮光塗膜は
カーボンブラックを含有した塗料樹脂を用い、該補強部
材はカーボンブラックが添加されていない熱硬化性樹脂
を用いる。好ましくは、該基材を上下から挟む両補強部
材は連続繊維を引き揃えた方向が互いに平行であり、該
基材は縦横に二軸延伸されたプラスチックフィルムから
なり、その縦延伸方向は連続繊維の引き揃え方向に対し
て任意に設定できる。好ましくは、該補強部材は炭素繊
維で強化されている。あるいは、該補強部材はポリパラ
フェニレンベンゾビスオキサゾールの繊維で強化された
ものであってもよい。好ましくは、該基材は光学濃度が
0の透明なプラスチックフィルム又は光学濃度が8以下
でカーボンブラックが練り込まれたプラスチックフィル
ムからなり、素材としてポリエチレンテレフタレートフ
ィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム又はアラミ
ドフィルムを用いる。好ましくは、該遮光塗膜はカーボ
ンブラックを20ないし45重量%含有しており、片面
の遮光塗膜の光学濃度と基材の光学濃度の合計が6以上
で、両面の遮光塗膜を含めた全体の光学濃度が12以上
になる。尚、基材と遮光塗膜との接着性が劣る場合、基
材に、プライマー処理、プラズマ処理、化成処理、
スト処理等のような従来知られている易接着処理を施こ
すようにしてもよい。
【0007】本発明では、光学機器用遮光羽根材の基材
として、例えば厚みが12ないし125μmの二軸延伸
プラスチックフィルムを用いている。光学機器に用いる
ための必要な遮光性を確保するため、二軸延伸プラスチ
ックフィルムの両面にカーボンブラックを乾燥塗膜とし
て20ないし45重量%含有したエポキシ、ジアリルフ
タレート、アクリル、ウレタン、塩ビ−酢ビなどの樹脂
塗膜(即ち、遮光塗膜)をロールコーター、浸漬、塗装
等により2ないし8μmの厚みで形成する。両面の合計
厚みは4〜16μmとなる。基材と遮光塗膜、潤滑塗膜
により光学濃度12以上且つ片面の塗膜を剥離後の光学
濃度6以上を確保し、軽量性及び遮光性を満足する光学
機器用プラスチック遮光羽根材を得る。この遮光塗膜は
潤滑黒色塗膜の下部に位置するので、シャッタ作動時の
摩耗などにより遮光性が失われることはない。又、プラ
スチックの基材のみでは強度が劣るため、補強部材とし
て例えば炭素繊維複合薄板を用いる。遮光塗膜と黒色潤
滑塗膜の間に炭素繊維強化樹脂層を介在させて、所謂機
能分担構造を実現している。すなわち、遮光機能を遮光
塗膜が分担し、潤滑機能を潤滑塗膜が分担する。この場
炭素繊維複合薄板プリプレグのマトリクス樹脂にカ
ーボンブラックを練り込む必要はなく、前述した遮光塗
膜のみで完全な遮光性を得ている。光学機器用として必
要な遮光性は基材フィルムの両面に形成された遮光塗膜
で確保する為、基材自体に遮光性を付与する為カーボン
ブラックなどを添加する必要はない。又、遮光性を確保
する為に金属被膜を用いる必要はなく、軽量性が損なわ
れない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1(A)は本発明に係る光
学機器用プラスチック遮光羽根材の第1実施形態を示す
模式的な斜視図である。図示する様に、本遮光羽根材0
は、プラスチックフィルム1を基材とし、その両面に遮
光性を有する遮光塗膜2を形成し、更に両側に黒色で潤
滑性を有する潤滑黒色塗膜3を配したことを特徴とす
る。本実施形態では、遮光塗膜2と潤滑黒色塗膜3は直
接積層されている。基材は光学濃度が0の透明なプラス
チックフィルム1を用いる。あるいはこれに代えて、光
学濃度が8以下でカーボンブラックが練り込まれたプラ
スチックフィルム1を用いてもよい。光学濃度が8以下
であれば、汎用的に市販されているプラスチックフィル
ムを安価に入手することができる。プラスチックフィル
ム1の素材としてポリエチレンテレフタレートフィル
ム、ポリエチレンナフタレートフィルム又はアラミドフ
ィルムを用いることができる。遮光塗膜2は一般に、カ
ーボンブラックを20ないし45重量%含有しており、
片面の遮光塗膜2の光学濃度と基材(1)の光学濃度の
合計が6以上で、両面の遮光塗膜2を含めた全体の光学
濃度が12以上になる。光学濃度が12以上であれば光
学機器用の羽根材として実用上十分な遮光性が確保でき
る。
【0009】図1の(B)は本発明に係る光学機器用プ
ラスチック遮光羽根材の第2実施形態を示す模式的な断
面図である。(A)に示した第1実施形態と対応する部
分には対応する参照番号を付して理解を容易にしてい
る。本実施形態では、基材(1)の両面に形成された遮
光塗膜2の上にそれぞれ重ねて補強部材4を積層してい
る。各補強部材4の上に潤滑黒色塗膜3を形成したラミ
ネート構造となっている。補強部材4はほぼ一方向に引
き揃えられた連続繊維で強化された熱硬化性樹脂のプリ
プレグシートを基材(1)に積層硬化したものである。
基材(1)を上下から挟む両補強部材4は連続繊維を引
き揃えた方向が互いに平行である。基材は縦横に二軸延
伸されたプラスチックフィルム1からなり、その縦延伸
方向は連続繊維の引き揃え方向に対して任意に設定でき
る。例えば、プラスチックフィルム1の縦延伸方向は連
続繊維の引き揃え方向に対して直交もしくは平行に設定
できる。本実施形態では、遮光塗膜2はカーボンブラッ
クを含有した塗料樹脂を用いる一方、補強部材4はカー
ボンブラックが添加されていない熱硬化性樹脂を用い
る。本実施形態では、補強部材4は炭素繊維で強化され
ている。あるいは、これに代えて、ポリパラフェニレン
ベンゾビスオキサゾールの繊維で強化された補強部材4
を用いることもできる。
【0010】図2は、補強部材で強化された遮光羽根材
の機械的な特性を示すグラフである。グラフ中、黒丸印
はポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(厚
さ25〜50μm)を上下から弾性率が24tの炭素繊
維目付量19g/mで強化された樹脂(CFRP)で
補強したサンプルを示す。炭素繊維の引き揃え方向を0
度方向とし、これと直交する方向を90度方向としてい
る。白丸印は同じく厚さ25〜50μmのPETを上下
から弾性率が30tのCF目付量19g/mで補強し
た羽根材である。四角印はアルミ合金の羽根材を示し、
逆三角印はPETフィルム単独の羽根材を表わしてい
る。(A)のグラフは、横軸に板厚を取り、縦軸に0度
方向の曲げモーメントを取ってある。0度方向に関し、
PETフィルムをCFで補強することにより、アルミ合
金の羽根材と同程度の機械的強度が得られる。(B)の
グラフは、各サンプルについて90度方向の曲げモーメ
ントを示すグラフである。90度方向については特にC
Fによる補強効果は認められない。
【0011】図3は、従来の遮光羽根材と本発明に係る
遮光羽根材の構成を比較した表図である。表図の上段は
特に補強部材を用いないプラスチック羽根材を示し、下
段は炭素繊維強化プラスチック羽根材を表わしている。
又、表図の左側は従来技術を示し、右側は発明を表わし
ている。各羽根材を構成する積層中、Aは二軸延伸プラ
スチックフィルムを示し、Bは連続炭素繊維強化樹脂を
示し、Cは遮光塗膜を示し、Dは潤滑塗膜を示してい
る。各符号A,B,C,Dに付した数字1は遮光性を持
たせたものを表わし、2は遮光性に劣るものを表わして
いる。例えばA1は十分な遮光性を有する二軸延伸プラ
スチックフィルムを示し、A2は不十分な遮光性を有す
る二軸延伸プラスチックフィルムを表わしている。従来
例の(1)は基材となる二軸延伸プラスチックフィルム
A1に十分な遮光性を付与し、その両側に潤滑塗膜D2
を形成したものである。しかし、プラスチックフィルム
A1は特殊グレードとなり高価である。又、従来例の
(2)は、遮光性に劣る二軸延伸プラスチックフィルム
A2を基材とし、その表裏面に十分な遮光性を有する潤
滑塗膜D1を形成したものである。しかしながら、
(2)の構成は潤滑塗膜D1の剥離やピンホールなどに
問題が残る。一方発明品の(3)は、基材A2と潤滑塗
膜D2の間に十分な遮光性を持った遮光塗膜C1を介在
させたことを特徴にする。即ち、本発明は遮光機能を有
する遮光塗膜C1を他の層から分離して設けている。専
ら、遮光機能のみを目的とする遮光塗膜C1を基材A2
と潤滑塗膜D2の間に介在させることで、プラスチック
羽根材の軽量性を維持しつつ、十分な遮光性を確保して
いる。基材としては特に遮光性を有さない安価なプラス
チックフィルムを用いることができる。
【0012】従来例の(4)は、補強部材として基材A
2と潤滑塗膜D2の間に連続炭素繊維強化樹脂B1を介
在させたものである。この従来例では、連続炭素繊維強
化樹脂B1にカーボンブラックを多量に含有させて遮光
性を確保している。しかしながら、この様な特殊グレー
ドの炭素繊維強化樹脂は極めて高価である。従来例の
(5)は、構造的には従来例の(4)と同じであるが、
潤滑塗膜D1に遮光性を持たせている。この場合、従来
例の(2)と同様に、潤滑塗膜D1のピンホールや剥離
が遮光性を損なう原因になり得る。これに対し、発明品
の(6)は、基材A2と連続炭素繊維強化樹脂B2との
間に遮光塗膜C1を介在させており、これにより羽根材
の遮光性を確保している。連続炭素繊維強化樹脂B2
は、カーボンブラックを大量に含有した特殊グレードの
高価なものを用いる必要がない。
【0013】
【実施例】 以下、本発明に係る光学機器用プラスチッ
ク遮光羽根材の実施例及び比較例を詳細に説明する。ま
ず、前提として実施例及び比較例の評価に用いる各種パ
ラメータの測定方法について説明する。光学濃度は、日
本分光社製の分光光度計SS−25を用いて測定した。
測定限界は光学濃度12(透過度10-12までであ
る。光学濃度の測定で、基材に黒色フィルムあるいは炭
素繊維強化プリプレグを用いる場合、基材フィルムある
いは炭素繊維強化材と、遮光塗膜及び黒色潤滑塗膜の合
計の光学濃度が12以上になる時は、基材に透明フィル
ムを用いて同様の条件で塗膜を形成し、その測定結果を
基材フィルムあるいは炭素繊維強化材の測定結果に加算
して光学濃度とする。又、透明フィルムを基材とする場
合、遮光塗膜と黒色潤滑塗膜の合計の光学濃度が12以
上になる時は、片面側の塗膜での光学濃度を測定し、そ
の測定結果を2倍した値を光学濃度測定値とした。
【0014】フィルム感光テスト(写真フィルムへの漏
光テスト)は、一眼レフカメラのシャッタ羽根部分を種
々の材料に交換して組み込み、光源としてハロゲンラン
プを用いて、照度100000Luxの場所にレンズを
取り外した状態で5秒、10秒、30秒、1分、3分、
5分、10分、15分、30分及び60分放置し、写真
フィルムへの感光の有無を調べる。ISO感度800の
写真フィルムで30分以上感光がなければ、実用上使用
できるレベルと判断する。
【0015】(実施例1) 基材として25μm厚みの透明PETフィルム(光学濃
度0)にカーボンブラック33重量%含有した塗膜5μ
mを片面ずつ、両面で10μm形成した後、潤滑黒色艶
消し塗膜を5μmずつ両面に10μmの厚みで形成し
て、総厚が45μmの潤滑黒色艶消し塗膜外観を有する
羽根材を得る。得られた羽根材の光学濃度は13.0
(片面の塗膜剥離後で6.5)であり、ピンホールの発
生は認められなかった。写真フィルム感光テストの結
果、有害な感光はない。この材料を羽根形状に打ち抜
き、絞り羽根としてデジタルカメラに組み込み、光学特
性を調べたところ、シャッタ速度1/10000秒時に
見られる羽根端面により発生するフレア現象は認められ
ず、良好な絞り羽根特性を示した。又、10000回の
動作を行なった後も塗膜削れなどの異常は認められず、
良好な絞り羽根特性を示した。
【0016】(実施例2) 基材として50μm厚の透明PETフィルム(光学濃度
0)に、カーボンブラック33重量%含有した塗膜5μ
mを片面ずつ両面10μmを形成した後、潤滑黒色艶消
し塗膜を5μmずつ両面に10μm形成して、総厚70
μmの潤滑黒色艶消し塗膜外観を有した羽根材を得た。
得られた羽根材の光学濃度は13.0(片面の塗膜剥離
後で6.5)であり、ピンホールの発生は認められなか
った。写真フィルム感光テストを実施した結果、有害な
感光はない。この材料を羽根形状に打ち抜き、レンズシ
ャッタの羽根としてカメラに組み込み、シャッタ特性を
評価した結果、従来と同等のシャッタ性能を示した。5
0000回への耐久試験後、羽根材の塗膜状態を観察し
た結果、塗膜の削れによる遮光性の低下は認められなか
った。
【0017】(実施例3) 基材として50μm厚の黒色PETフィルム(光学濃度
2)にカーボンブラック33重量%含有した塗膜5μm
を片面ずつ両面で10μm形成した後、潤滑黒色艶消し
塗膜を5μmずつ両面に10μm形成して、総厚70μ
mの潤滑黒色艶消し塗膜外観を有する羽根材を得た。得
られた羽根材の光学濃度は15.0(片面の塗膜剥離後
で8.5)であり、ピンホールの発生は認められなかっ
た。写真フィルム感光テストを実施した結果、有害な感
光はなく、更に片面の塗膜に素材まで達する傷を付け写
真フィルム感光テストを実施した結果、有害な感光はな
かった。この材料を羽根形状に打ち抜き、レンズシャッ
タの羽根としてカメラに組み込み、シャッタ特性を評価
した結果、従来と同等のシャッタ性能を示した。500
00回耐久試験後の羽根材の塗膜状態を観察した結果、
塗膜の削れによる遮光性の低下は認められなかった。
【0018】(実施例4) 基材として75μm厚の黒色PETフィルム(光学濃度
3)にカーボンブラック33重量%含有した塗膜4μm
を片面ずつ両面で8μm形成した後、潤滑黒色艶消し塗
膜を5μmずつ両面に10μm形成して、総厚93μm
の潤滑黒色艶消し塗膜外観を有した羽根材を得た。得ら
れた羽根材の光学濃度は14.0(片面の塗膜剥離後
8.5)であり、ピンホールの発生は認められなかっ
た。写真フィルム感光テストを実施した結果、有害な感
光はなく、更に片面の塗膜に素材まで達する傷を付け写
真フィルム感光テストを実施した結果、有害な感光はな
かった。この羽根材を羽根形状に打ち抜き、フォーカル
プレーンシャッタに組み込み、シャッタ特性を評価した
結果、従来と同等のシャッタ性能を示した。50000
回耐久試験後の羽根材の塗膜状態を観察した結果、塗膜
削れによる遮光性低下は認められなかった。
【0019】(実施例5) 又基材として125μm厚の黒色PETフィルム(光学
濃度5)にカーボンブラック45重量%を含有した塗膜
5μmを片面ずつ両面で10μmの塗膜を形成した後、
潤滑黒色艶消し塗膜を5μmずつ両面に10μm形成し
て、総厚145μmの潤滑黒色艶消し塗膜外観を有した
総光学濃度12以上の遮光性に優れた羽根材を得た。こ
の羽根材を羽根形状に打ち抜き、フォーカルプレーンシ
ャッタの羽根としてカメラに組み込み、シャッタ特性を
評価した結果、従来と同等のシャッタ性能を示した。5
0000回耐久試験後の羽根材の塗膜状態を観察した結
果、塗膜の削れによる遮光性低下は認められなかった。
【0020】(実施例6) 基材として50μm厚の透明ポリエチレンナフタレート
(PEN)フィルム(光学濃度0)にカーボンブラック
33重量%含有した塗膜を5μmずつ両面に10μm形
成した後、潤滑黒色艶消し塗膜を5μmずつ両面に10
μm形成して、総厚70μmの潤滑黒色艶消し塗膜外観
を有する羽根材を得た。この羽根材の光学濃度は13.
0(片面の塗膜剥離後6.5)であり、ピンホールは認
められなかった。写真フィルム感光テストの結果、有害
な感光はなかった。この材料を羽根形状に打ち抜き、フ
ォーカルプレーンシャッタに組み込み、シャッタ特性を
評価した結果、従来と同等のシャッタ性能を示した。
【0021】(実施例7) 基材として25μm厚のアラミドフィルム(光学濃度
0)にカーボンブラック45重量%含有した塗膜を5μ
mずつ両面で10μm形成した後、潤滑黒色艶消し塗膜
を5μmずつ両面に10μm形成して、総厚45μmの
潤滑黒色艶消し塗膜外観を有した総光学濃度12以上の
遮光性に優れた羽根材を得た。この羽根材を羽根形状に
打ち抜き、レンズシャッタに組み込み、10000回の
動作を行なったところ、異常なく使用できた。なお、ア
ラミドフィルムとしては例えばパラ系芳香属ボリアミド
を用いることができる。パラ系芳香属ポリアミドはp−
(パラ)結合よりなるポリ(p−フェニレンテレフタル
アミド)であり、テレフタル酸クロリドとp−フェニレ
ンジアミンとの重縮合反応によって得られる芳香属ポリ
アミドの一種である。従来は、ポリ(p−フェニレンテ
レフタルアミド)を硫酸溶液に溶かすことにより水中紡
糸として得られていた。紡糸としてしか得られなかった
が、近年の技術開発により均一な膜として成膜が可能に
なった。例えば、東レ株式会社から商品名ミクロトロン
として市販されている。
【0022】(実施例8) 基材として75μm厚の黒色PETフィルム(光学濃度
3)にカーボンブラック45重量%含有した塗料を塗膜
として5μmずつ両面10μmを連続的に形成し硬化し
た後、潤滑黒色艶消し塗膜を5μmずつ両面に10μm
形成して、総厚70μmの潤滑黒色艶消し塗膜外観を有
した総光学濃度12以上の遮光性に優れた羽根材を得
た。
【0023】(実施例9) 基材として25μm厚の黒色PETフィルム(光学濃度
1)にカーボンブラック33重量%含有した塗膜を5μ
mずつ両面で10μm形成した後、両面にカーボンブラ
ックで着色していない連続炭素繊維目付量19g/
、樹脂目付量19g/mのプリプレグをPETフ
ィルムの縦延伸方向に炭素繊維方向をほぼ揃えて両面に
積層した後、ホットプレスして80μm厚の積層板を得
た。得られた積層板の両面に潤滑黒色艶消し塗膜を5μ
m両面で10μm形成して、総厚90μmの羽根材を得
た。この羽根材の光学濃度は12以上(基材の遮光塗膜
形成後で11)でピンホールは確認されなかった。得ら
れた羽根材の写真フィルム感光テストの結果、有害な感
光はなかった。又、得られた成形品の剛性は繊維方向の
曲げモーメント22g・cm(38mm幅)、繊維直角
方向の曲げモーメント2.3g・cm(38mm幅)で
ある。得られた羽根材を羽根形状に打ち抜いた後の平面
度は0.2mm以内であり、平面性は非常に良好であっ
た。この羽根をフォーカルプレーンシャッタに組み込
み、シャッタ特性を評価した結果、1/12000秒の
シャッタ速度を実現し、且つ100000回耐久試験
後、層間剥離や割れなどの異常は見られなかった。一般
に、本発明に係る遮光羽根材においては、基材として二
軸延伸プラスチックフィルムを用い、その厚みは12な
いし150μmで且つ光学濃度は8以下である。基材の
剛性が不足する場合、本実施例の様に高弾性部として引
っ張り弾性率23000ないし35000kg/mm
の炭素繊維を5ないし150g/m目付した厚み10
ないし50μmの連続繊維強化プリプレグ2枚を使用
し、二軸延伸プラスチックフィルムの縦延伸方向は連続
炭素繊維の繊維方向に対して平行もしくは直交何れの方
向に配置してもよい。且つ、遮光性を付与する為に高弾
性部材(補強部材)へは、カーボンブラックを添加せず
に、基材の両面に遮光塗膜をそれぞれ2ないし8μm形
成して、片面当たり光学濃度4ないし12を得ている。
更に、高弾性部材の表面に耐擦傷性、低光沢、潤滑、帯
電防止能を有する塗膜を1ないし8μm形成する。これ
により、総厚が40ないし150μmで平面性、遮光
性、高剛性を有する光学機器用プラスチック遮光羽根材
が得られる。
【0024】(実施例10) 実施例9において炭素繊維の積層方向を基材の縦延伸方
向に直交させた以外は、同一の方法で積層板を得た。こ
の材料の諸性能は実施例9と同一であった。このことか
ら、特に平面度に関して、羽根の形状に打ち抜いた後の
平面度は0.2mm以下であって、基材フィルムの積層
方向は炭素繊維方向に対して平行直角何れでも良好であ
ることが実証された。
【0025】また同様に実施例9において、基材として
厚さ25μmのクラシン紙を用いた以外は同一の方法で
積層板を得た。この材料の平面度は羽根の形状に打ち抜
いた後で0.2mm以下で、基材として炭素繊維強化樹
脂のように極端な異方性が無いものを使用する場合には
平面性は良好であることが実証された。
【0026】なお、上述した実施例では、補強部材は炭
素繊維で強化されたものを用いているが、これに代えて
ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール(PBO)
の繊維で強化されたものを用いてもよい。PBO繊維は
剛直で極めて直線性の高い分子構造を持つ液晶を紡糸し
た繊維である。PBO繊維はパラ系アラミド繊維の2倍
以上の強度、弾性率を有し、更に耐熱性、難燃性におい
ても既存の有機繊維の中で最高の特性を有している。な
お、PBO繊維は例えば商品名ZYLONとして東洋紡
株式会社から市販されている。
【0027】(比較例1) 75μm厚の黒色PETフィルム(光学濃度12)にカ
ーボンブラックを9重量%添加した潤滑黒色艶消し塗膜
を5μm両面で10μm形成して羽根材を得た。この羽
根材の光学濃度は15.0(片面塗膜剥離後13.5)
であった。この材料は写真フィルム感光テストで有害な
感光はなく、従来から羽根材として使用されてきた。た
だし、この材料は遮光性をフィルム基材で確保する為、
高価な特殊黒色グレードのフィルムを使用しなければな
らない。
【0028】(比較例2) 50μm厚の黒色PETフィルム(光学濃度8)に、カ
ーボンブラックを20重量%添加した潤滑黒色艶消し塗
膜を片面9μm両面で18μm形成して羽根材を得た。
この材料の光学濃度は17.0(片面の塗膜剥離後1
2.5)であった。この材料は写真フィルム感光テスト
で有害な感光はなく、従来から特に高速シャッタ用途に
使用されている。ただし、この材料は遮光性のほとんど
をフィルム基材で確保する為、高価な特殊黒色グレード
のフィルムを使用しなければならない。
【0029】(比較例3) 基材として75μm厚の黒色PETフィルム(光学濃度
3)にカーボンブラック33重量%含有した潤滑黒色艶
消し塗膜を浸漬塗装により乾燥塗膜として10μmずつ
両面20μm形成して羽根材を得た。この羽根材の光学
濃度は12以上を示したが、漏光試験の結果、ピンホー
ル状の漏光が見られ、羽根材として使用できなかった。
又、カーボンブラック及び艶消し剤、潤滑剤の配合比率
が、乾燥塗膜の量に対して多くなる為、塗膜が脆くな
り、又基材との密着性が好ましくないという不具合が発
生した。
【0030】(比較例4) 基材として長さ3ないし10mmの25重量%一方向炭
素短繊維強化樹脂、表層に65重量%一方向長繊維強化
樹脂(カーボンブラック6重量%添加)を基材の短繊維
にほぼ直交させた総厚80μm厚の3層構造の積層板
に、カーボンブラック9重量%添加したアクリル系潤滑
黒色艶消し塗膜を片面5μm両面で10μm形成して羽
根材を得た。この羽根材の光学濃度は12以上であっ
た。この羽根材は写真フィルム感光テストで有害な感光
はなく、従来から1/8000秒以上の超高速シャッタ
用途に使用されている。ただし、この材料は表層の長繊
維層にカーボンブラックを添加した高価な特殊プリプレ
グを使用しなければならない。
【0031】図4は、図1の(B)に示す遮光羽根材を
プレス抜き加工して得られたフォーカルプレーンシャッ
タ羽根の一例を示す。シャッタ羽根10はほぼ長尺型の
形状を有し、その一端部には固定用の一対の連結穴20
が形成されている。
【0032】図5は、図4に示すフォーカルプレーンシ
ャッタ羽根をフォーカルプレーンシャッタに組み込んだ
例を示す。シャッタ基板11の中央部には長方形の開口
12(一点鎖線で示す)が設けられている。休止状態に
おいて4枚の先羽根10が互いに部分的に重なり合って
シャッタ開口12を遮蔽している。図示しないが先羽根
群の下方には後羽根群が重なって配置されている。各シ
ャッタ羽根の先端部は羽根押え14によって不要な動き
を規制されている。基板11の左端部には1組のアーム
15及び16が互いに平行関係を保って回動自在に軸支
されている。各先羽根10はその先端部において1組の
アーム15及び16に係止されている。後羽根群も同様
に図示しない一対のアームによって係止されている。主
アーム15には長穴17が設けられており、主アーム1
5の回動に伴う長穴17の移動軌跡に沿って長溝18が
基板11に設けられている。なお、図示しないが長穴1
7には、長溝18を介して基板11を貫通する駆動ピン
が係合している。図示しないシャッタレリースボタンを
押すと、駆動ピンは基板11に設けられた長溝18に沿
って与えられた付勢力により上方に移動する。これに伴
って長穴17において駆動ピンと係合している主アーム
15及びこれと連動する従アーム16は上方に回動す
る。この回動により先羽根10は上方に縦走り走行し開
口12を開口する。次いで図示しない後羽根群が縦走り
走行し開口12を遮蔽し露光が終了する。
【0033】図6は図1(A)に示した遮光羽根材を用
いて作成されたレンズシャッタ羽根の形状を示す。図示
する様に、一対のシャッタ羽根51,52は開口53を
覆う様に配置されている。各シャッタ羽根は開口の中心
から所定距離だけ離れた支点54を中心として回動可能
に軸支されている。一対のシャッタ羽根51,52は図
示しない駆動手段により駆動され、互いに反対方向に走
行して開口53の開閉を行なう。図示の状態では開口5
3は全閉状態にある。この状態から一方のシャッタ羽根
51は時計方向に回動し、他方のシャッタ羽根52は反
時計方向に回動する。この時最初にティアドロップと呼
ばれる凹部55,56が重なり開口53の中央部分から
開き始める。この時点でシャッタ羽根51,52の走行
を停止すると所謂小絞り状態が得られる。ティアドロッ
プ55,56はシャッタ羽根の回転角にばらつきがあっ
ても、小絞り状態の誤差を少なくする為に設けられてい
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基材を構成する二軸延伸フィルムの両面にカーボンブラ
ックを高濃度で含有した遮光塗膜を形成し、表面には潤
滑黒色塗膜を形成して、積層構造を有する遮光羽根材を
得ている。そして、遮光塗膜と黒色潤滑塗膜の間に炭素
繊維強化樹脂層を介在させて、所謂機能分担構造を実現
している。遮光塗膜は潤滑塗膜の下部に位置するので、
シャッタ動作に起因する摩耗により遮光性が損なわれる
ことはない。又、補強部材として炭素繊維強化樹脂層を
用いた場合でも、プリプレグのマトリクス樹脂にカーボ
ンブラックを練り込む必要がない為、汎用のプリプレグ
が使用できる。遮光性は専ら基材フィルムの表面に形成
された遮光塗膜で確保する為、基材自体に遮光性を付与
する為のカーボンブラックの添加の必要はない。仮に、
添加する場合でも少量でよい。又、遮光塗膜は樹脂塗膜
であるため、メッキの様な金属膜と比較して重量増加が
少なく、又、金属蒸着膜を施すよりも安価である。必要
な遮光性は遮光塗膜により得る為、従来の様な厚みの制
限(主に下限厚み)がなく、設計の自由度が増す。更
に、炭素繊維強化プラスチック羽根材でも、基材および
補強部材に遮光性を持たせる必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遮光羽根材を示す模式的な斜視図
である。
【図2】遮光羽根材の機械的特性を示すグラフである。
【図3】従来の遮光羽根材と本発明に係る遮光羽根材を
比較した表図である。
【図4】本発明に係る遮光羽根材を用いて作成したフォ
ーカルプレーンシャッタ羽根を示す斜視図である。
【図5】図4に示したフォーカルプレーンシャッタ羽根
を用いて組み立てられたシャッタを示す模式的な平面図
である。
【図6】本発明に係る遮光羽根材を用いて作成したレン
ズシャッタ羽根を示す平面図である。
【符号の説明】
1・・・プラスチックフィルム(基材)、2・・・遮光
塗膜、3・・・潤滑黒色塗膜、4・・・補強部材(炭素
繊維強化樹脂)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 立原 典文 東京都板橋区志村2丁目18番10号 株式 会社コパル内

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフィルムからなる基材と、 その両面に形成された遮光性を有する遮光塗膜と、 略一方向に引き揃えられた連続繊維で強化された熱硬化
    性樹脂のプリプレグシートを各遮光塗膜の上に重ねて硬
    化した補強部材と、 各補強部材の上に配された黒色で潤滑性を有する潤滑黒
    色塗膜とから成り、 前記遮光性を有する遮光塗膜と前記潤滑性を有する潤滑
    黒色塗とを両者の間に介在する前記補強部材で互いに
    隔てた積層構造を有すると共に、 該遮光塗膜はカーボンブラックを含有した塗膜樹脂を用
    い、該補強部材はカーボンブラックが添加されていない
    熱硬化性樹脂を用いることを特徴とする光学機器用遮光
    羽根材。
  2. 【請求項2】 該基材を上下から挟む両補強部材は連続
    繊維を引き揃えた方向が互いに平行であり、該基材は縦
    横に二軸延伸されたプラスチックフィルムからなりその
    縦延伸方向は連続繊維の引き揃え方向に対して任意に設
    定できることを特徴とする請求項1記載の光学機器用遮
    光羽根材。
  3. 【請求項3】 該補強部材は炭素繊維で強化されている
    ことを特徴とする請求項1記載の光学機器用遮光羽根
    材。
  4. 【請求項4】 該補強部材はポリパラフェニレンベンゾ
    ビスオキサゾールの繊維で強化されていることを特徴と
    する請求項1記載の光学機器用遮光羽根材。
  5. 【請求項5】 該基材は光学濃度が0の透明なプラスチ
    ックフィルム又は光学濃度が8以下でカーボンブラック
    が練り込まれたプラスチックフィルムからなり、素材と
    してポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレ
    ンナフタレートフィルム又はアラミドフィルムを用いる
    ことを特徴とする請求項1記載の光学機器用遮光羽根
    材。
  6. 【請求項6】 該遮光塗膜はカーボンブラックを20な
    いし45重量%含有しており、片面の遮光塗膜の光学濃
    度と基材の光学濃度の合計が6以上で、両面の遮光塗膜
    を含める全体の光学濃度が12以上になることを特徴と
    する請求項1記載の光学機器用遮光羽根材。
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