JPH10301158A - 炭素繊維強化樹脂製遮光羽根及びそれを用いたカメラ用 シャッター - Google Patents

炭素繊維強化樹脂製遮光羽根及びそれを用いたカメラ用 シャッター

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JPH10301158A
JPH10301158A JP9108402A JP10840297A JPH10301158A JP H10301158 A JPH10301158 A JP H10301158A JP 9108402 A JP9108402 A JP 9108402A JP 10840297 A JP10840297 A JP 10840297A JP H10301158 A JPH10301158 A JP H10301158A
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JP
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resin
shutter
light
carbon fiber
fiber reinforced
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JP9108402A
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Takashi Matsubara
隆 松原
Masayuki Kanemuro
雅之 金室
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性及び遮光性に優れ、かつ安価な炭素繊
維強化樹脂製遮光羽根を提供することにある。 【解決手段】 一方向にそろえられた炭素繊維とこれを
包含するマトリックス樹脂とからなる強化樹脂シートの
複数枚を、その繊維方向が互いに直交又はほぼ直交する
ように積層してなる炭素繊維強化樹脂製遮光羽根におい
て、記強化樹脂シート間の少なくとも1個所に中間層と
して均一な樹脂層2を設けた構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに使用され
る絞り羽根やシャッター羽根などの遮光羽根及び、それ
らを用いた縦走りフォーカルプレーンシャッタ(以下、
縦走りを省略して単にフォーカルプレーンシャッタと言
う)やレンズシャッタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、フィルム感度の向上や新しい映像
表現の欲求などの理由から、カメラのシャッタスピード
やストロボ同調速度高速化の要望があり、実際に1/8
000秒までの高速シャッタスピードや同調速度1/2
50秒を実現したカメラが提供されている。
【0003】このようなフォーカルプレーンシャッタに
於いて、ストロボ同調速度を超える高速シャッタースピ
ードは、先幕と後幕をタイミングをずらして動かし初
め、先幕の1番羽根と後幕の1番羽根との隙間(スリッ
ト)の量をある間隔に固定あるいは速度にあわせて変更
させたスリット露光を行うことにより実現している。こ
のシャッタは4枚又は5枚の分割羽根(遮光羽根)とこ
れらを駆動する駆動機構から構成されている。一例とし
て4枚構成の遮光羽根は、移動量の多い2枚は炭素繊維
強化樹脂製遮光羽根(以下CFRP板という)、移動量
の少ない2枚はアルミニウム板とで構成したものなどが
ある。
【0004】CFRPで構成された羽根は、軽量で曲げ
剛性も高く1/8000秒という高速度のシャッタスピ
ードでも、走行中及び停止直後の羽根の波打ちが非常に
小さい。また、仮に波打っても、例えばアルミニウム製
の羽根に比べて、その波打ち(振動)状態は素早く収ま
る。そのため、羽根が波打ったまま次のシャッタ動作を
行っても羽根同士またはアパーチャ(画角を決定するも
の)に衝突し、羽根が破損したり、シャッタ動作不能に
なったりすることもなく、非常に高い耐久性を実現する
ことができる。
【0005】なかでも高速シャッタに適したCFRP板
は、例えば特開昭59−61827号公報にも開示され
ているように、強化繊維として一方向にそろえられた炭
素繊維、マトリックス樹脂としてエポキシ樹脂を使用し
たものである。CFRP板材は、前駆体であるプリプレ
グシートを複数枚積層(その繊維方向は互いに直交また
はほぼ直交するように積層する)し、この積層板全体を
プレスしたまま加熱して硬化することにより製造され
る。このようにして製造されたCFRP板は、目的とさ
れる遮光羽根の形状に切断される。切断は一般にプレス
による打ち抜きである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題 】しかしながら、上述
の様にして得られるCFRP板は、炭素繊維が黒いため
に一応の遮光性はあるものの、シャッタ羽根として求め
られる完全な遮光性を確保するためには、使用するプリ
プレグシートの少なくとも1枚にブラックプリプレグシ
ートを用いる必要がある。
【0007】ここで言うブラックプリプレグシートと
は、マトリックス樹脂の前駆体となる樹脂液中にカーボ
ンブラックをあらかじめ添加分散させる方法で製造した
ものである。また、カーボンブラックを高濃度に混合し
た樹脂液を別途用意し、これをロールコーター等を使用
して通常のプリプレグシートに圧入浸透させる方法で製
造してもよい。
【0008】カーボンブラックは、平均粒子0.07μ
m以下、特に0.01μm以下のものが好ましい。カー
ボンブラックの配合量は樹脂液(固形分100重量部)
に対し3〜15重量%が望ましい。しかし、このブラッ
クプリプレグシートは特注品であるために値段が非常に
高く、遮光羽根のコストが非常に高くなる最大の原因と
なっているのが現状である。
【0009】この問題に対しては、これまでもコストダ
ウンを目的として、カーボンブラックの入っていない市
販品プリプレグシートだけを用いてCFRP板を作製
し、表層に黒色系塗装処理をして遮光性を確保する方法
が考えられている。しかし、この方法では、シャッタの
作動回数とともにシャッタ羽根のこすれによって塗膜が
剥がれてしまい完全な遮光性を確保する事が困難であっ
た。
【0010】本発明の目的は、ブラックプリプレグを用
いることなく、耐久性及び遮光性に優れ、かつ安価な炭
素繊維強化型樹脂製遮光羽根を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する方法
を鋭意研究した結果、本発明者らは積層するプリプレグ
の内側に均一な厚みを持つ樹脂層を形成することで耐久
性に優れた遮光性を確きることを見いだした。本発明の
第1の実施の態様は、一方向にそろえられた炭素繊維と
これを包含するマトリックス樹脂とからなる強化樹脂シ
ートの複数枚を、その繊維方向が互いに直交又はほぼ直
交するように積層してなる炭素繊維強化樹脂製遮光羽根
において、前記強化樹脂シート間の少なくとも1個所に
中間層として均一な樹脂層を設けた構成とした。
【0012】本発明の第2の実施の態様は、第1の態様
に付け加え、前記樹脂層の厚さが2〜5μmであり、そ
の膜厚ばらつきが±1μm以下である構成である。本発
明の第3の実施の態様は、第1の実施の態様に付け加
え、前記樹脂層にカーボンブラックを混入した構成であ
る。本発明の第4の実施の態様は、複数枚の分割羽根と
該分割羽根を駆動する駆動機構からなるカメラ用シャッ
タにおいて、前記分割羽根のうち、少なくとも1枚は本
発明の実施の第1から第4の態様のいずれかを使用した
構成とした。
【0013】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態であるCFRP
板材の構成について、図1を用いて説明する。図1は本
発明の遮光羽根用材の断面図である。1はプリプレグシ
ートであり、一方向に揃えられた炭素繊維で強化された
樹脂シートが、その繊維方向が直交するように、かつ面
対称に積層された構成となっている。そして、互いに炭
素繊維が直交する面には樹脂層2が形成されている。ま
た、図2(b)の遮光羽根の構成の中立面に1層の樹脂
層2を形成してもよい。
【0014】次に、本発明の実施形態であるCFRP製
遮光羽根の製造方法について説明する。図2(a)は本
実施の形態であるCFRP製遮光羽根の構成図である。
プリプレグシート1をその繊維方向が互いに直交するよ
うにかつ、面対称になるように積層する際、樹脂層2を
プリプレグシートで挟み込む形となるように少なくとも
1層の樹脂層をプリプレグシートに転写する。なお、樹
脂層の転写は、中立面に対し厚さ方向に面対称となるよ
うに行うことが望ましい。
【0015】なお、樹脂層2は図3に示すように離型フ
ィルム3の上に均一な厚みを形成して遮光性を有するも
のとなっており、比較的低い温度を与えるだけで容易に
離型フィルム3から離型し、プリプレグシートに転写が
可能なものとなっている。このようにして樹脂層の転
写、プリプレグシートの積層を行った後、ホットプレス
機にセットし120〜140℃の温度で1〜2時間、5
Kg〜20/cm2の圧力で加圧加熱成形し、未硬化の熱
硬化性樹脂は架橋硬化して固められる。その結果、先に
転写された樹脂層は完全にプリプレグシートに接着さ
れ、CFRP板材と一体化されるわけである。この際に
用いる樹脂層としては1〜5μmを用いるとよく、好ま
しくは1〜3μmのものが最適である。
【0016】次に、本発明の炭素繊維強化型樹脂板の素
材について説明する。遮光羽根の板として使用している
CFRPは、炭素繊維とマトリックス樹脂から構成され
ている。繊維には、炭素繊維の連続繊維や短繊維などを
用いる。マトリックス樹脂には、主にエポキシ樹脂、ポ
リエステル、ポリウレタンなどの熱硬化性樹脂が使用で
きる。
【0017】プリプレグシートの樹脂量は、30〜50
重量%、特に38〜48%が適当ある。使用するプリプ
レグシートの繊維目付け(1m2あたり何gの繊維が含
まれているか)は、10〜60g/m2である。プリプ
レグシート1層の厚さは、15〜70μmである。プリ
プレグシートは全て同じ板厚である必要はない。中立面
に対し厚さ方向に面対称になるように使用すれば、種種
の板厚、種種の目付けのものを組み合わせることも可能
である。もし、板厚が規定値以内に入るものであれば、
全体の曲げ剛性を上げるため中間層の板厚や目付けを表
層材(この場合は、表面または裏面の1層のみを指す)
よりも厚く、あるいは多くする方が有利となる。
【0018】プリプレグシートは表材層と中間層とが繊
維の方向が互いに直交またはほぼ直交するように、か
つ、中央から厚さ方向に面対称となるように、少なくと
も3枚以上、例えば3枚、4枚、5枚積層する。前記板
材は次いで所定の羽根形状(図4の11〜14,21〜
24に示す)に打ち抜かれる。1枚の板材から20〜4
0枚程の羽根を打ち抜くことができる。打ち抜きは、表
材層の連続繊維の方向が羽根の長手方向と一致するよう
に行う。切断時には、連結ピンを通すための孔を同時に
あけることが一般的である。
【0019】次に、本発明の実施の形態である遮光羽根
を用いたフォーカルプレーンシャッターについて説明す
る。図3,図4は本発明によるフォーカルプレーンシャ
ッタの実施例を示す図であって、図3は正面図、図4は
フォーカルプレーンシャッタ両羽根群(先幕と後幕)、
遮光羽根および中間板との位置関係を示す分解斜視図で
ある。
【0020】この実施例のフォーカルプレーンシャッタ
は、先幕10と、後幕20と、シャッタ基板30などか
ら構成されている。先幕10は、4枚の分割羽根11〜
14から構成されている。アーム15、16はそれぞれ
の分割羽根11〜14を支持するためのものであり、こ
れらのアーム15,16は、シャッタ基板30に植設さ
れた軸X1,X2に回転可能に連結されている。そし
て、分割羽根11〜14は、それぞれ加締めピン171
〜174及び加締めピン181〜184により、アーム
15,16に回転可能に連結されている。また、アーム
16の孔16aには駆動軸31が取り付けられており、
この駆動軸31は、シャッタ駆動時に周知のシャッタ駆
動装置からの駆動力を受けて先幕10を開閉する。
【0021】後幕20も同様に、4枚の分割羽根21〜
24から構成されている。アーム25,26は、それぞ
れの分割羽根21〜24を支持するためのものであり、
これらアーム25,26は、シャッタ基板30に植設さ
れた軸X3,X4に回転可能に連結されている。そし
て、分割羽根21〜24は、それぞれ加締めピン271
〜274及び281〜284によりアーム25,26に
回転可能に連結されている。また、アーム26の孔26
aには、駆動軸32が取り付けられており、この駆動軸
32は、シャッタ駆動時に周知のシャッタ駆動装置から
の駆動力を受けて後幕20を開閉する。
【0022】これらのアーム15,16、25,26、
軸X1〜X4、加締めピン17,18,27,28、駆
動軸31,32は、それぞれ分割羽根11〜14、21
〜24を移動させる駆動機構19,23を構成してい
る。次に、この実施例のシャッタ幕について、さらに詳
しく説明する。まず、先幕について説明すると、板厚8
0〜130μmの本発明品のCFRP板材から所定の羽
根形状に打ち抜いて、羽根本体11〜13を形成し、板
厚50〜80μmのアルミ合金から所定の羽根形状に打
ち抜いて羽根本体14を形成した。次いで、羽根本体に
黒色系塗装を行った後、分割羽根11〜14にアーム1
5,16を連結して先幕が完成する。
【0023】最後に、シャッタ基板30に組み上げて、
図3に示すフォーカルプレーンシャッタSが完成した。
以上のような構成を有するフォーカルプレーンシャッタ
Sについて、最高シャッタスピード1/8000秒で1
0万回以上の作動試験を行い安定した性能を得ることが
できた。また、走行上の異常も確認されなかった。
【0024】以下、実施例により本発明のCFRP製板
材及び遮光羽根を、より具体的に説明するが、本発明は
これに限られるものではない。 (実施例)本発明の実施形態の一実施例であるCFRP
板材の製造方法及び遮光性、製造コストの評価結果につ
いて述べる。
【0025】本実施例のプリプレグ積層シートは次のよ
うに構成した。 (実施例1)まず最初に、炭素繊維が連続繊維で一方向
に揃えられており、マトリックス樹脂がエポキシ樹脂で
厚さが20〜40μmのプリプレグシートとカーボンブ
ラックを混入したポリウレタンの樹脂層(厚さ2±1μ
m)、を用意し、積層構成がPP/PP/樹脂層/PP
/PPとなるように積層した。(PPはプリプレグシー
トを示す。)なお、プリプレグの繊維方向は0°/90
°/90°/0°となるよう積層した。その後、加熱加
圧成形して板材を得た。
【0026】(実施例2)実施例1に基づいて得られた
板材の両表層に、黒色系塗装(2±1μm)を施して
板材を得た。 (実施例3)実施例1で用意したものと同様のプリプレ
グシートと樹脂層を、積層構成がPP/樹脂層/PP/
PP/樹脂層/PPとなるように積層した。なお、プリ
プレグの繊維方向は0°/90°/90°/0°となる
よう積層した。
【0027】その後、加熱加圧成形して板材を得た。 (実施例4)実施例3に基づいて得られた板材の両表
層に、(2±1μm)黒色系塗装を施して板材を得
た。 (比較例)炭素繊維が連続繊維で一方向に揃えられてお
り、マトリックス樹脂がエポキシ樹脂で厚さが20〜4
0μmのプリプレグシートと、これと同様のプリプレグ
で樹脂中にカーボンブラックを混入したプリプレグシー
トを用意し、積層構成がPP/PP(ブラック)/PP
(ブラック)/PPとなるように積層した。なお、プリ
プレグの繊維方向は0°/90°/90°/0°となる
よう積層した。その後、加熱加圧成形して板材を得
た。
【0028】上記板材〜からプレス抜き加工により
所定形状の遮光羽根を製造した。なお、遮光羽根は中間
層の炭素繊維が羽根の長手方向と直角をなすように打ち
抜いた。表1に比較例の場合を1とした際の〜の
製造コストを示した。
【0029】
【表1】 なお、実施例ではプリプレグ積層を4層構成、使用樹脂
層をカーボンブラック入りポリウレタンフィルム1層も
しくは2層としているが、本発明がこれに限定されるわ
けではない。
【0030】
【発明の効果】このように、本発明の遮光羽根は、従来
の場合(比較例)と比べて、12〜21%の製造コスト
低減が図れた。なお、本発明の遮光羽根をカメラ用シャ
ッタに組み込んで評価した結果、耐久性等、従来品(比
較例)に比べて同等以上の性能を発揮することが確認さ
れた。
【0031】さらに、ブラックプリプレグシートを使用
した場合、カーボンブラックがにじみ出て外観ムラとな
りやすく、塗装の厚さを厚くする必要があったが、この
場合には極薄い塗膜厚での対応が可能となるため、その
分だけ遮光羽根の重量が軽減し、より高速なシャッタ速
度への対応を可能とした。また、TTLマルチ調光を行
う場合、羽根表面の拡散反射率を高める必要があるが、
カーボンブラックを混入していないプリプレグシートだ
けを使用することで、拡散反射率が5〜7%と高くな
り、拡散反射率を高めるための白色化塗装をする際の厚
さを薄くできるという効果も得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の炭素繊維強化樹脂製遮光羽根を説明
するための部分拡大断面図である。
【図2】 本発明の炭素繊維強化樹脂製遮光羽根の積層
構成の一例を示す分解斜視図である。
【図3】 本発明に用いる樹脂層の構成を説明するため
の部分拡大断面図である。
【図4】 本発明によるフォーカルプレーンシャッタの
実施例の先幕が展開して露光窓を覆った状態を示す正面
図である。
【図5】 本発明によるフォーカルプレーンシャッタの
両羽根群(先幕と後幕)、遮板、中間板との位置関係を
示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 炭素繊維プリプレグシート 2 樹脂層 3 離型フィルム 10 先幕 20 後幕 11〜14,21〜24 分割羽根 15,16,25,26 アーム 17,18,27,28 加締めピン 19,29 駆動機構 31,32 駆動軸 X1〜X4 軸 41 遮光板 42 中間板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方向にそろえられた炭素繊維とこれを包
    含するマトリックス樹脂とからなる強化樹脂シートの複
    数枚を、その繊維方向が互いに直交又はほぼ直交するよ
    うに積層してなる炭素繊維強化樹脂製遮光羽根におい
    て、 前記強化樹脂シート間の少なくとも1個所に中間層とし
    て均一な樹脂層を設けたことを特徴とする炭素繊維強化
    樹脂製遮光羽根。
  2. 【請求項2】 前記樹脂層の厚さが2〜5μmであり、
    その膜厚ばらつきが±1μm以下であることを特徴とす
    る請求項1記載の炭素繊維強化樹脂製遮光羽根。
  3. 【請求項3】 前記樹脂層にカーボンブラックを混入し
    たことを特徴とする請求項1記載の炭素繊維強化樹脂製
    遮光羽根。
  4. 【請求項4】 複数枚の分割羽根と該分割羽根を駆動す
    る駆動機構からなるカメラ用シャッタにおいて、前記分
    割羽根のうち、少なくとも1枚は請求項1から請求項3
    記載のいずれかの炭素繊維強化樹脂製遮光羽根を使用し
    たことを特徴とするカメラ用シャッター。
JP9108402A 1997-04-25 1997-04-25 炭素繊維強化樹脂製遮光羽根及びそれを用いたカメラ用 シャッター Pending JPH10301158A (ja)

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