JPH04130928A - 情報処理システムにおける例外処理方法 - Google Patents

情報処理システムにおける例外処理方法

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JPH04130928A
JPH04130928A JP25375690A JP25375690A JPH04130928A JP H04130928 A JPH04130928 A JP H04130928A JP 25375690 A JP25375690 A JP 25375690A JP 25375690 A JP25375690 A JP 25375690A JP H04130928 A JPH04130928 A JP H04130928A
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JP
Japan
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processing
information processing
error
condition
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JP25375690A
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Hiromi Obara
裕美 小原
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、各種の情報処理システムにおいていわゆる
エラー等の例外が発生した場合にこれに対処する例外処
理方法に関し、特に、例外発生後の情報処理構造を好適
に制御する方法の具現に関する。
[従来の技術] 情報処理システムにあっては一般に、各種情報処理手続
きが記述された複数のプロセスを有し、これらプロセス
の適宜の順位付けによって、その情報処理構造が決定さ
れるようになる。
第12図に、こうした複数のプロセスによって構成され
る情報処理システムの処理構造の一例を示す。
すなわちここに例示する情報処理システムは、同システ
ムの大木となる処理手続きが記述定義された主プロセス
PO1同システムにおける第1の処理手続きが記述され
た第1プロセスP1、おなじく第2の処理手続きが記述
された第2プロセスP2、この第2プロセスP2の子プ
ロセスとしてその第2の処理手続きを引き継ぐべく処理
手続きが別途記述された第2−1プロセスP21、更に
この第2−1プロセスP21の子プロセスとしてその処
理手続きを引き継ぐべく処理手続きが別途記述された第
2−2プロセスP22、同システムにおける第3の処理
手続きが記述された第3プロセスP3、そしてこの第3
プロセスP3の子プロセスとしてその第3の処理手続き
を引き継ぐべく処理手続きが別途記述された第3−1プ
ロセスP31からなっており、これら各プロセスの、同
第12図に矢指する順位付けによって、同システムとし
ての情報処理構造が決定され、更にこれら各プロセスの
、該順位付けに応じた順次の実行を通して、同システム
としての所望された所定の情報処理が達成されるように
なっている。
ところで、このような情報処理システムにおいては、こ
れを構成する各々のプロセスの全てが、その記述、定義
された処理を正常に実行し、終了される場合には、第1
2図に矢指される態様で、その処理結果も正常に主プロ
セスPOに返されることとなるが、例えば、上記第2−
2プロセスP22に記述された処理の実行途中において
エラー等の例外条件が発生した場合には、第13図に示
されるように、それ以後の処理を続行することができず
、主プロセスPOに対して例外条件が発生した旨示す情
報を返して、同プロセスを異常終了するしかなかった(
例えば、B、W、カーニハン、D、M、  リッチ−著
、石田晴久訳「プログラミング言語C」共立出版株式会
社、1981年7月20日初版発行、166頁〜169
頁参照)。
またこの異常終了の際、場合によっては、上記例外条件
が発生するまでにそれぞれのプロセスが利用していた資
源(メモリ上に確保した作業領域や論理的に締結した周
辺機器等)を解放したり、こうした例外が発生した旨を
ユーザに対して適切に報告するなどの後処理を行うこと
が必要となるが、システムによっては、後処理はおろか
、上記資源の解放を行うことすらできずにそのまま終了
してしまうものもあった。このように資源の解放が適切
になされなかった場合には、次に起動されるシステムや
プロセスがこれらの資源を利用することもできなくなる
[発明が解決しようとする課題〕 情報処理システムとして、これを構成する複数のプロセ
スがあくまで正常終了されることを前提に、また正常終
了されるよう、その各処理手続きが記述されるのはよい
としても、上述のように、従来の情報処理システムにあ
っては、例外の発生に対する考え方、及びその処理が不
十分であったことから、ひとたび例外条件が発生してし
まうと、その後同システムを正常に制御、或いは運用す
ることができなくなるのが普通であった。
なお、こうした例外の発生に対してこれを確実にチエツ
クし、対処する方法として、ポーリングによってシステ
ム構成要素各々の状態を常時監視し、予測した例外の発
生が検出されたとき、その検出された例外に対応して定
められた処置を実行する方法などもあるが、いつ発生す
るか判らない例外に対し、ポーリングを通じて絶えず、
その発生の有無を監視するのはあまりに非効率的であり
、迅速且つ柔軟な処理が望まれる情報処理システムにと
っては、実用上必ずしも優れた例外処理方法とはいえな
かった。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり
、エラー等の例外条件の発生に対して、効率よく、しか
も確実にこれに対処することができ、また更には、例外
条件発生後の情報処理構造の柔軟な制御を可能として、
情報処理システムとしての機能や能力の向上をも図るこ
とのできる情報処理システムにおける例外処理方法を提
供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明では、前述した複数のプロセスの順位付けに応
じてその情報処理構造が決定される情報処理システムを
対象に、 (^)前記順位付けにおける下位の任意プロセスに、予
め定義した例外条件の発生をその対応する上位のプロセ
スに対して通知する例外条件通知手続きを記述する。
(B)前記順位付けにおける各上位のプロセスに、その
対応する下位のプロセスから通知される例外条件につい
ての対処手続きとして、少なくとも処理の移行先を別途
に定義した例外条件処理手続きを記述する。
ことによって、同情報処理システムを構成する各プロセ
スをアレンジし、その実行に際しては、これら定義した
例外条件及びその対処手続きを通じて、例外発生後の情
報処理構造が任意に変更されるようにする。
[作用コ 上記例外条件処理手続きに記述される対処手続きにおい
て、例えば、更にその上位のプロセスが処理の移行先と
して指定されるとともに、自らに通知された例外条件に
ついても、該上位のプロセスに対して同様に通知する旨
の記述がなされているとすると、また、この記述のなさ
れたプロセスか、当該例外条件の通知された最初のプロ
セスであるとすると、該例外条件についての対処先プロ
セスが、同例外条件が発生して最初にこれを通知したプ
ロセスからみて2段階だけ上位のプロセスに移行される
ようになる。
また、こうした例外条件についての対処先プロセスは、
その対象となる情報処理システムにおいて任意に定めら
れるものであり、これが例えば主プロセスに定められ、
該主プロセスと上記例外条件が発生して最初にこれを通
知したプロセスとの間の全てのプロセスの上記例外条件
処理手続きにおいて、上述の如く「更にその上位のプロ
セスか処理の移行先として指定されるとともに、自らに
通知された例外条件についても、該上位のプロセスに対
して同様に通知する」旨の記述がなされているとすると
、当該情報処理システムの処理の実行に伴って発生した
とする上記例外条件は、同システムとしてのプロセス実
行順位構造を遡る形で順次主プロセスまで伝搬されるこ
ととなる。そして該主プロセスにおいて、その上記例外
条件処理手続きとして記述される対処手続きに従って、
例えば前述した「資源解放」や「後処理」などの必要と
される処置が実行されるようになる。
もっとも、こうした例外条件の伝搬態様、及びその対処
手法は一例にすぎず、上記例外処理方法によれば実際に
は、上記例外条件処理手続きに記述される処理の移行先
の指定に応じて、そして更には、上記通知される例外条
件の種類や内容に応じて、各プロセスの実行順序をも含
めた例外条件発生後の情報処理構造を任意に変更し、制
御することができるようになる。
[実施例] 第1図に、この発明にかかる例外処理方法が適用された
情報処理システムの一例を示す。
この情報処理システムの基本的な情報処理構造自体は、
先の第12図に例示したシステムと同様のものを想定し
ている。
すなわち、この第1図に示すシステムにおいても、第1
2図に例示したシステムに対応して、同システムの大木
となる処理手続きが「処理0」として記述定義された主
プロセスPIO5同システムにおける第1の処理手続き
が「処理1」として記述された第1プロセスpH、おな
じく第2の処理手続きが「処理2」として記述された第
2プロセスP12、この第2プロセスP12の子プロセ
スとしてその第2の処理手続きを引き継ぐべく処理手続
きが「処理2−1」として別途記述された第2−1プロ
セスP121、更にこの第2−1プロセスP121の子
プロセスとしてその処理手続きを引き継ぐべく処理手続
きが「処理2−2」として別途記述された第2−2プロ
セスP122、同システムにおける第3の処理手続きが
「処理3」として記述された第3プロセスP13、そし
てこの第3プロセスP1Bの子プロセスとしてその第3
の処理手続きを引き継ぐべく処理手続きが「処理3−1
」として別途記述された第3−1プロセスP131、を
それぞれ有しており、これら各プロセスの、先の第12
図における失格に準じた順位付けによって、同システム
としての情報処理構造か決定され、更にこれら各プロセ
スの、該順位付けに応じた順次の実行を通して、同シス
テムとしての所望された所定の情報処理か達成されるよ
うになっている。
一方、同第1図に示すシステムにおいて、上記第1プロ
セスP11、第2−2プロセスP122及び第3−1プ
ロセスP131に記述される例外(エラー)El、E2
2及びE3とは、それぞれこれら該当するプロセスにお
いて予測されるエラー等の例外条件についての定義であ
り、これらのプロセスにおいてその定義された例外条件
が発生した場合、ここでの記述を通じて、その発生した
例外を識別するための「識別コード」と「発生理由」と
が、それぞれコードa及び理由すとして、各上位のプロ
セスに対し通知されるようになっている。すなわちこの
見方として、例えば第1プロセスpHでの「処理1」の
途上において、例外(エラー)Elとして定義された例
外条件が発生した場合には、その「識別コード」と「発
生理由」とが、それぞれコードEla及び理由Elbと
して、その上位のプロセスである主プロセスに対して通
知される。
また同システムにおいて、主プロセスPLO1第1プロ
セスP11、第2プロセスP12、第21プロセスP1
21、及び第3プロセスP13にある例外処理部MO1
M1、M2、M21及びM3とは、各々その下位のプロ
セスから通知される上記例外条件を受けて、すなわちそ
の対応する「識別コード(コードa)J及び「発生理由
(理由b)Jを受けてこれに対処する部分であり、該部
分にはそれぞれ、例えば第2図に示される態様で、その
対処内容が記述されている。
すなわち、この第2図において、「対象例外(エラー)
コード」とは、当該例外処理部が処理対象とする例外(
エラー)条件についての「識別コード」が記述される欄
、また「対象例外(エラー)理由」とは、当該例外処理
部が処理対象とする同例外(エラー)条件についての「
発生理由」が記述される欄、「例外(エラー)処理実行
文」とは、おなじくその処理対象とする例外(エラー)
条件毎に予め定義された処理の実行文が必要に応じて記
述される欄、そして「移行先指令」とは、同処理対象と
する例外(エラー)条件に対してその後の処理の移行先
を別途指定するための命令か、例えばrREJECT(
リジェクト)」、rRETRY (リトライ)」、rc
ONT I NUE (コンテニュー)」、rGOTO
(ゴートウー)」、「LOOP (ループ)」、rEX
IT(エグジット)」等々の予め定義した語によって記
述される欄であり、該情報処理システムでは、下位の任
意プロセスからの上述した例外条件発生通知があった場
合、各対応する上位プロセスの例外処理部におけるこれ
らの記述を通じて、 (1)その通知される「識別コード」及び「発生理由」
と、上記「対象例外(エラー)コード」及び「対象例外
(エラー)理由」の欄に記述されている「識別コード」
及び「発生理由」との、一致を確認する。
(2)上記「例外(エラー)処理実行文」の欄に、対応
する実行文の記述があれば、その記述された処理を実行
する。
(3)上記「移行先指令」の欄に記述され、定義されて
いる命令に従って処理を移行する。
といった一連の例外処理を実行する。
ここで、先の第13図で想定したように、第2−2プロ
セスP122に記述された処理2−2の実行途中でエラ
ー等の例外条件が発生したことを前提に、上記「移行先
指令」として定義されている各命令によってどのように
処理が移行され、また同システムとしての情報処理構造
が制御されるかを、第3図〜第9図を併せ参照して、順
次説明する。
<A>REJECT 当該プロセスとしての処理をリジェクトし、同一例外条
件、すなわち同一の「識別コード」及び「発生理由」を
引数として、その上位プロセスの例外処理部をアクセス
するよう指令する命令である。
すなわち、上記第2−2プロセスP122の上位プロセ
スである第2−1プロセスP121の例外処理部M21
に、「移行先指令」としてこの「REJEcT(リジェ
クト)」か記述されている場合、該システムは、第3図
に示されるように、「処理2−1」及び「処理2−2」
をリジェクトし、当該例外条件の「識別コード(コード
E22a)J及び「発生理由(理由E22b)Jを引数
として更にその上位プ0セスである第2プロセスP12
の例外処理部M2をアクセスする。この態様は、第1図
においては破線rAJの経路として示される。またもし
、この移行された第2プロセスP12の例外処理部M2
にも、上記「識別コード(コードE22a)J及び「発
生理由(理由E22b)Jがその処理対象例外条件とし
てリストアツブされており、その「移行先指令」として
も該rREJEcTJが記述されている場合には、同引
数のもとにそのリストが順次上位方向にたどられて、第
1プロセスpHの例外処理部M1がアクセスされるよう
になる。
<B>RETRY 例外条件の発生したプロセスでの処理をリトライ(再試
行)するよう指令する命令である。
すなわち、上記第2−2プロセスP122の上位プロセ
スである第2−1プロセスP121の例外処理部M21
に、「移行先指令」としてこのrRETRY (リトラ
イ)」が記述されている場合、該システムは、第4図に
示されるように、第2−2プロセスP122の「処理2
−2」を再試行するようになる。この態様は、第1図に
おいては破線rBJの経路として示される。もしも、上
記発生した例外条件が一時的なものであったような場合
には、こうしてリトライされるうちに正常に終了される
こともあり得る。
<C>C0NT INUE 例外条件の発生したプロセスの次のプロセスに処理を移
して同システムとしての情報処理を継続するよう指令す
る命令である。
すなわち、上記第2−2プロセスP122の上位プロセ
スである第2−1プロセスP121の例外処理部M21
に、「移行先指令」としてこのrcONTINUE (
コンテユニ一)」が記述されている場合、該システムは
、第5図に示されるように、次のプロセスである第3プ
ロセスP13に移行して、そこに記述されている「処理
3」を実行するようになる。結果としてこの場合、第2
−2プロセスP122は飛ばされて、当該情報処理が継
続されることとなる。この態様は、第1図においては破
線rCJの経路として示される。
<D>GOTO その後の処理を、予め指定した処理先、例えばここでは
「Lavel(ラベル)」を付したプロセスに移すよう
指令する命令である。
すなわち、上記第2−2プロセスP122の上位プロセ
スである第2−1プロセスP121の例外処理部M21
に、「移行先指令」としてこのrGOTo (ゴートウ
ー)」が記述されている場合、該システムは、第6図に
示されるように、rLavelJの付されている任意の
プロセスに移行して、そこに記述定義されている処理を
実行するようになる。ここでの例では、特にこの「La
velJを付したプロセスについてこれを定義していな
いが、この場合も、これらrG OT OJ及び「La
velJの結合に応じて、当該情報処理は継続される。
この態様は、第1図においては破線rDJの経路として
示される。
<E>LOOP 例えばC言語等でいう「for文」或いは「Whi l
e文」のようなループ制御か定義されている場合に、一
番内側のループの先頭に制御を移すよう指令する命令で
ある。
すなわち、上記第2−2プロセスP122の上位プロセ
スである第2−1プロセスP121の例外処理部M21
に、「移行先指令」としてこのrLOOP (ループ)
」が記述されており、またこの第2−1プロセスP12
1の「処理2−1」が、上記第2−2プロセスP122
の「処理2−2」と協働するループ制御として定義され
ている場合、該システムは、第7図に示されるように、
当該ループの一番内側のループの先頭である上記「処理
2−1」に移るようになる。この態様は、第1図におい
ては破線rEJの経路として示される。この場合も、上
記発生した例外条件が一時的なものであったような場合
には、こうしてループ制御が繰り返されるうちに正常終
了されることもあり得る。
<F>EXIT 例えばC言語等でいう「for文」或いは「Whi I
e文」のようなループ制御が定義されている場合に、一
番内側のループから抜は出た部分に制御を移すよう指令
する命令である。
すなわち、上記第2−2プロセスP122の上位プロセ
スである第2−1プロセスP121の例外処理部M21
に、「移行先指令」としてこのrEXIT(エグジット
)」が記述されており、またこの第2−1プロセスP1
21の「処理2−1」が、上記第2−2プロセスP12
2の「処理2−2」と協働するループ制御として定義さ
れている場合、該システムは、第8図に示されるように
、当該ループを抜は出て、第3プロセスP13の「処理
3」を実行するようになる。この態様は、第1図におい
ては破線rFJの経路として示される。
< G > U N W I N D 基本的に、如何なる例外条件の発生に対しても、当該プ
ロセスとしての処理を解除するとともに、当該プロセス
にその時点て割当てられている資源(メモリ上に確保し
た作業領域や論理的に締結した周辺機器等)を解放して
、その上位プロセスの例外処理部をアクセスするよう指
令する命令である。たたし、これと併せて、上記<A>
〜<F>の何れかの指令及び例外処理手続きが、ある特
定の例外条件を対象として併記されている場合には、そ
の対象とする特定の例外条件については、該併記されて
いる手続き及び移行先指令内容に従うものとする。
すなわち、上記第2−2プロセスP122の上位プロセ
スである第2−1プロセスP121の例外処理部M21
に、このrUNWIND (アンワインド)」が記述さ
れている場合、該システムは、第9図に示されるように
、第2−1プロセスP121の「処理2−1」を実行し
た時点で割当てられている資源をこの場合無条件に解放
した上で、更にその上位プロセスである第2プロセスP
12の例外処理部M2をアクセスするようになる。この
態様は、第1図においては破線rGJの経路として示さ
れる。そしてもし、同第2−1プロセスP121の例外
処理部M21に、当該例外条件を示す「識別コード(コ
ードE22a)J及び「発生理由(理由E22b)Jが
その処理対象例外条件としてリストアツブされており、
その「移行先指令」として例えば上記<B>のrRE 
T RYJが併記されている場合(図示せず)には、こ
のリストアツブされている「識別コード(コードE22
a)」及び「発生理由(理由E22b)Jの例外条件に
ついては、それに係わる資源を解放することなく、第2
−2プロセスP122の「処理2−2」を再試行しく第
4図参照)、それ以外の例外条件の発生が通知された場
合にのみ、上記の資源解放及び上位プロセス例外処理部
(例外処理部M2)のアクセスを実行する。
以上、「移行先指令」として定義されるこれら<A>〜
<G>の命令は一例にすぎないが、例外処理部に、例外
発生に対する対処手続きの1つとして記述定義される少
なくともこれらの各命令によれば、その適用されるシス
テムの情報処理構造について、第1図に破線rAJ〜r
GJとして示されるような自由な変更或いは制御が可能
となる。
しかも、こうしたかたちでの例外処理は、上述した例外
処理部M21に限らない全ての例外処理部において設定
可能である。
したがって、情報処理システムの基本処理として各プロ
セスに定義する「処理O」、「処理1」、「処理2」、
「処理2−1」、「処理2−2」、「処理3」、「処理
3−1」などの処理手続きも含めて、総合的な見地から
、上記例外条件並びにその対処手続きの定義を行うよう
にすれば、適用する情報処理システムの機能や能力を、
更に柔軟性に富んだ強力なものとすることができるよう
にもなる。
以下に、具体的な例を示す。
第10図は、こうした例外処理方法の具体的な適用例と
して、上述したシステムにおける第2プロセスP12、
第2−1プロセスP121及び第2−2プロセスP12
2の各々に、例えばプリンタを通じた印刷制御に関して
その具体的な手続きや例外(エラー)処理をあてはめた
場合のシステム構成を、また第11図は、これら手続き
や例外処理に応じて同システムか実行する実際の処理の
流れを、それぞれ機能ブロック図及びフローチャートと
して例示したものである。
すなわち、第10図に示すシステムにおいて、第2プロ
セスP12は、第1プロセスpHでの何らかの処理(例
えば、ある文書ファイルをオーブンする等の処理)に引
き続く処理である「処理2」として、「文書を印刷せよ
」といった手続き(命令)が記述されたプロセスであり
、またその例外処理部M2には、第2図に例示したフォ
ーマットに従って ◆対象エラーコード:コード1 ◆対象エラー理由 :用紙切れ ◆エラー処理実行文:ビーブ音によりユーザに報知&給
紙案内表示 ◆移行先指令   :REJECT といった内容の例外(エラー)処理手続きが記述されて
いる。
また同システムにおいて、第2−1プロセスP121は
、上記第2プロセスP12での手続き(命令)を受ける
べく、その「処理2−1」として「プリンタの論理接続
をオンに」といったオンライン手続きが記述されたプロ
セスであり、その例外処理部M21には、これも第2図
に例示したフォーマットに従ワて、 ◆対象エラーコード:コード1 ◆対象エラー理由1ニビズイー ◆対象エラー理由2:用紙切れ ◆エラー処理実行文;数分待つ(エラー理由1に対して
) ◆移行先指令1   :RETRY(エラー理由1に対
して) ◆移行先指令2   :REJECT(エラー理由2に
対して) といった内容の例外(エラー)処理手続きが記述されて
いる。
そして同システムにおいて、第2−2プロセスP122
は、上記第2−1プロセスP121での手続きを受けて
、その「処理2−2」として実際にプリンタに対し「フ
ィード指令を送出」し、また同プリンタから返されるス
テータス信号に基づきその反応を見るプロセスであり、
特にこのプロセスに対しては、同図に示されるような、
エラーコードが同一で、その発生理由の異なる2つのエ
ラー、すなわち ◆識別コード:コード1 ◆発生理由 :ビズイー なるエラーと、 ◆識別コード:コード1 ◆発生理由 :用紙切れ なるエラーとが定義されている。
したがってこのシステムにあっては、第11図に示され
るような (1)第2プロセスP12における「処理2」を通じて
、印刷手続きのための指令を発する(第11図ステップ
S1参照)。
(2)第2−1プロセスP121における「処理2−1
」を通じて、プリンタとの論理接続をオンにする(第1
1図ステップS2参照)。
といった順次の処理の後、第2−2プロセスP122に
おける上記「処理2−2」としてのフィード指令に伴う
印刷の実行において(第11図ステップS3参照)、何
等のエラーも発生されなかった場合、すなわち印刷が正
常終了された旨示すステータスがプリンタから返された
場合には(第11図ステップS4及びS5参照)、その
まま次の第3プロセスP13へ移行して、その「処理3
」として記述定義されている何らかの処理を実行するこ
ととなるが、同第2−2プロセスP122における「処
理2−2」において、上記定義されている何れかのエラ
ーが発生した場合には、そのエラー発生理由に応じて、
次の2通りのエラー処理、すなわち例外処理が実行され
るようになる。
まずその1として、「ビズイー」を理由とする「コード
1」なるエラーが発生した場合には(第11図ステップ
S4及びS6参照)、上記一方のエラ一定義記述を通し
てその旨第2−1プロセスP121の例外処理部M21
に通知されることから、同システムでは、 (3)この例外処理部M21に記述されている「コード
1」及び「理由1.ビズイー」との照合のもとに(実際
には、これら「コード1」及び「理由1:ビズイー」が
、該例外処理部M21に対する引数として渡される)、
この「理由1」に対して記述定義されている「数分待つ
」といった処理を実行しく第1]図ステップS7参照)
、更にその後、同「理由1」に対して定義されている移
行先指令rRE T RYJに従って、上記第2−2プ
ロセスP122における「処理2−2」を再試行する。
すなわち、プリンタに対し[フィード指令を送出コし、
同プリンタから返されるステータス信号に基づきその反
応を見る(第11図ステップS3参照)。
といったエラー処理を実行するようになる。
この結果、再度、同一理由による同一コードのエラーが
発生される場合には、上記のエラー処理が繰り返され、
また、これによってエラーが回避される場合には(第1
1図ステップS4及びS5参照)、そのまま次の第3プ
ロセスP1Bへと移行される。
またその2として、「用紙切れ」を理由とする「コード
1」なるエラーが発生した場合には(第11図ステップ
S4及びS8参照)、上記他方のエラ一定義記述を通じ
てその旨第2−1プロセスP121の例外処理部M21
に通知される。そこで同システムでは、 (4)この例外処理部M21に記述されている「コード
1」及び「理由2:用紙切れ」との照合のもとに(これ
ら「コード1」及び「理由2:用紙切れ」が、該例外処
理部M21に対する引数として渡されて)、該「理由2
」に対して定義されている移行先指令rREJECTJ
に従って、当該プロセスP121ての処理、すなわち「
プリンタの論理接続をオンにする」といったオンライン
処理を断念するとともに(第11図ステップS9参照)
、第2プロセスP12の例外処理部M2に対するアクセ
スを実行する。
(5)この例外処理部M2に記述されている「コード1
」及び「理由:用紙切れ」との照合のもとに(これら「
コード1」及び「理由:用紙切れ」が、該例外処理部M
2に対する引数として渡されて)、そこに記述定義され
ている「ビープ音によりユーザに報知し、且つ対応する
デイスプレィを通じて給紙案内の表示を行う」といった
処理を実行した上で、おなじくその定義されている移行
先指令rRE J ECTJに従って、当該プロセスP
12での処理、すなわち「文書の印刷」といった処理を
断念するとともに(第11図ステップS10参照)、更
にその上位のプロセスである第1プロセスpHの例外処
理部M1に対するアクセスを実行する。
といったエラー処理を実行するようになる。
そしてこの場合、該システムにおけるその後の処理は、
この移行先の例外処理部M1での記述に従うこととなり
、例えばこの例外処理部M1に対して、rUNWIND
Jが記述定義されている場合には、その第1プロセスp
Hでの処理を通じて確保した資源が解放されることとな
り、その処理が例えば、「ある文書ファイルをオープン
する」等の処理であった場合には、[オーブンした文書
ファイルを閉じて、それに要したメモリ領域を解放する
」等の処理が実施されることとなる。
前述のように、この発明にかかる例外処理方法によれば
、適用するシステムに定義する例外条件及びその対処手
続きを通じて、例外発生後の当該システムにおける情報
処理構造を任意に変更することができることから、これ
を上記のように、例えば印刷制御におけるエラー処理に
適用することで、エラーの種類や発生理由といったエラ
ーの具体的な内容に応じてその対処光を自由に割り振る
ことができるとともに、そのエラー内容に見合った柔軟
な対処を施すことができるようになる。
なお、第11図中のステップS1、S2、S9及びSI
O内に補足記述しているように、対象とする処理系によ
っては、メモリ中の適宜な領域に例外処理部用のスタッ
クエリアを別途用意しておき、 (a)各プロセスの実行に際しては、これと並行して、
各々対応するプロセスに登録されている例外処理部を順
次スタックに積み込んでいく。
(b)例外(エラー)が発生した場合には、該スタック
の最上段にある例外処理部をアクセスして、そこに記述
定義されている例外処理を実行し、処理を終えた例外処
理部については、順次これをスタックから除去していく
といったかたちで、これら各例外処理部の管理を行うこ
とも可能である。こうすることによって、これら例外処
理部の管理を非常に容易なものとすることができるよう
になる。
また、上記例外条件の定義に際して、その識別コードさ
え記述されれば、その発生理由については必ずしも記述
されなくともよいが、第10図に例示したように、この
「発生理由」についても、その対応する例外処理部への
引数として渡すような場合には、これも適宜にコード化
した情報として渡すとか、メモリ上のこれら「発生理由
」が記述されている番地をポインタとして渡す、等々の
手法も可能である。
また、こうして例外条件が通知される例外処理部として
も、これが設定される各々のプロセスにおいてその存在
及び記述内容が認識されるものであればよく、その記述
形式も、第2図に例示した形式に限られるものではない
[発明の効果コ 以上説明したように、この発明によれば、情報処理シス
テムを構成する各プロセスの、順位的に下位の任意プロ
セスに、予め定義した例外条件の発生をその対応する上
位のプロセスに対して通知する例外条件通知手続きを記
述し、同じく各上位のプロセスに、その対応する下位の
プロセスから通知される例外条件についての対処手続き
として、少なくとも処理の移行先を別途に定義した例外
条件処理手続きを記述するようにしたことから、この例
外条件処理手続きに記述される処理の移行先の指定、及
び上記通知される例外条件に応じて、効率よく、しかも
確実に例外に対処することができるとともに、各プロセ
スの実行順序をも含めた例外条件発生後の情報処理構造
を任意に、しがも容易に、変更し、制御することができ
るようになる。
またこのため、情報処理システムとして各プロセスに定
義する処理も含めて、総合的な見地から、上記例外条件
並びにその対処手続きの定義を行うようにすれば、適用
する情報処理システム自体の機能や能力の向上をも併せ
図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明にかかる例外処理方法によってその
情報処理構造が制御される情報処理システムの一例を示
すブロック図である。 第2図は、第1図に示される例外処理部の情報構造及び
その記述形式を模式的に示す説明図である。 第3図〜第9図は、それぞれ第1図に示される情報処理
システムの一部であって、第2図に示される7種の移行
先指令によって各々定義される制御構造を示すブロック
図である。 第10図は、第1図に示されるシステムにプリンタを通
じた印刷制御に関する具体的な手続きゃ例外(エラー)
処理をあてはめた場合のシステム構成例を示すブロック
図である。 第11図は、第10図に示されるシステムに関して、そ
の処理の流れを示したフローチャートである。 第12図は、−船釣な情報処理システムにおける情報処
理構造例を示すブロック図である。 第13図は、上記システムによる情報処理過程において
エラーが発生した場合に従来一般に採られていた処理態
様を模式的に示すブロック図である。 Plo、Pll、PI3、PI3、PI21、PI22
、P 131 、、、情報処理システムを構成する各プ
ロセス。 El、E3、E 22 、、、例外(エラー)定義、E
 1 a s E 3 a −E 22 a 、 、−
例外(エラー)識別コード、Elb、E3b、E22b
、、、例外(エラー)発生理由。 MOlMl、M2、M3、M 21 、、、例外処理部
。 第2図 第3図 第4図 第6図 第7図 第9図 第11図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 各種情報処理手続きが記述された複数のプロセスを有し
    、これらプロセスの順位付けに応じてその情報処理構造
    が決定される情報処理システムにおいて、 前記順位付けにおける下位の任意プロセスに、予め定義
    した例外条件の発生をその対応する上位のプロセスに対
    して通知する例外条件通知手続きを記述し、 前記順位付けにおける各上位のプロセスに、その対応す
    る下位のプロセスから通知される例外条件についての対
    処手続きとして、少なくとも処理の移行先を別途に定義
    した例外条件処理手続きを記述し、 これら定義した例外条件及びその対処手続きを通じて、
    例外発生後の情報処理構造を任意に変更するようにした
    ことを特徴とする 情報処理システムにおける例外処理方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07105020A (ja) * 1993-06-15 1995-04-21 Xerox Corp パイプライン化画像処理システム
JPH07105021A (ja) * 1993-06-15 1995-04-21 Xerox Corp 多重処理パイプラインデータ処理エミュレート方法
US6818287B1 (en) 1998-09-02 2004-11-16 Nidec Copal Corporation Light shielding blade material for optical apparatus

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