JP3206780B2 - 車両用シートのサスペンション装置 - Google Patents
車両用シートのサスペンション装置Info
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- JP3206780B2 JP3206780B2 JP12851693A JP12851693A JP3206780B2 JP 3206780 B2 JP3206780 B2 JP 3206780B2 JP 12851693 A JP12851693 A JP 12851693A JP 12851693 A JP12851693 A JP 12851693A JP 3206780 B2 JP3206780 B2 JP 3206780B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lower frame
- suspension mechanism
- seat
- frame
- piece
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/50—Seat suspension devices
- B60N2/506—Seat guided by rods
- B60N2/508—Scissors-like structure
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用シート(座
席)などの車両用シートにおける振動吸収用のサスペン
ション装置に関する。
席)などの車両用シートにおける振動吸収用のサスペン
ション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のサスペンション装置には、シート
に加わる上下方向の振動を吸収する上下サスペンション
機構と、シートの前後方向の揺動を吸収する前後サスペ
ンション機構とを具備するものがある。その一例を図6
に示す。図中(2A)は、シートを載置し固定するアッ
パーフレーム、(1A)はロアフレームで、このロアフ
レーム(1A)は車床側に固定した台枠(6A)に、前
後サスペンション機構(60)(101)(102)
(103)を介して取付けられている。また、前記アッ
パーフレーム(2A)は、上下サスペンション機構(1
30)(140)を介してロアフレーム(1A)に取付
けられている。
に加わる上下方向の振動を吸収する上下サスペンション
機構と、シートの前後方向の揺動を吸収する前後サスペ
ンション機構とを具備するものがある。その一例を図6
に示す。図中(2A)は、シートを載置し固定するアッ
パーフレーム、(1A)はロアフレームで、このロアフ
レーム(1A)は車床側に固定した台枠(6A)に、前
後サスペンション機構(60)(101)(102)
(103)を介して取付けられている。また、前記アッ
パーフレーム(2A)は、上下サスペンション機構(1
30)(140)を介してロアフレーム(1A)に取付
けられている。
【0003】前記前後サスペンション機構は、台枠(6
A)の左右に開口部が向き合うように配設したコ字状レ
ール(60)(60)内に、ロアフレーム(1A)の左
右外側面より外方に突出したローラ(101)(10
1)を、前後方向に摺動自在に嵌合させ、この前、後の
ローラ(101)(101)間に架設した軸に巻装した
前後一対のばね(102)(102)を、前記レール
(60)(60)内に設けた当接片(103)(10
3)に突き当たることにより、シートの前後方向に加わ
る振動を吸収するように構成されている。
A)の左右に開口部が向き合うように配設したコ字状レ
ール(60)(60)内に、ロアフレーム(1A)の左
右外側面より外方に突出したローラ(101)(10
1)を、前後方向に摺動自在に嵌合させ、この前、後の
ローラ(101)(101)間に架設した軸に巻装した
前後一対のばね(102)(102)を、前記レール
(60)(60)内に設けた当接片(103)(10
3)に突き当たることにより、シートの前後方向に加わ
る振動を吸収するように構成されている。
【0004】前記上下サスペンション機構は、アッパー
フレーム(2A)とロアフレーム(1A)との間に配設
した左右一対のX形リンク(130)(140)、ショ
ックアブソーバ(不図示)などから構成され、X形リン
ク(130)(140)は、ばね(131)(141)
によって起立方向に付勢されている構造である。
フレーム(2A)とロアフレーム(1A)との間に配設
した左右一対のX形リンク(130)(140)、ショ
ックアブソーバ(不図示)などから構成され、X形リン
ク(130)(140)は、ばね(131)(141)
によって起立方向に付勢されている構造である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、斯かる従来品
は、前後サスペンション機構を設けるために、ロアフレ
ーム(1A)の下に台枠(6A)が必要になり、この台
枠(6A)はロアフレーム(1A)に対して外方に突出
する。そのため、サスペンション装置全体の重量が増大
し、軽量化を図ることができないし、また、サスペンシ
ョン装置の横幅が広くなり、車内のスペースが制限され
る不具合があった。そこで、本発明は、上下及び前後サ
スペンション機構付の車両用シートにおいて、サスペン
ション装置の軽量化と小型化とを図ることを目的とす
る。
は、前後サスペンション機構を設けるために、ロアフレ
ーム(1A)の下に台枠(6A)が必要になり、この台
枠(6A)はロアフレーム(1A)に対して外方に突出
する。そのため、サスペンション装置全体の重量が増大
し、軽量化を図ることができないし、また、サスペンシ
ョン装置の横幅が広くなり、車内のスペースが制限され
る不具合があった。そこで、本発明は、上下及び前後サ
スペンション機構付の車両用シートにおいて、サスペン
ション装置の軽量化と小型化とを図ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明は、シート側のアッパーフレームと車床側の
ロアフレームとの間に、左右一対のX形リンクを有する
上下サスペンション機構を配設してなる車両用シートに
おいて、前記X形リンクの固定側と前記ロアフレームと
に、前後サスペンション機構を設け、該前後サスペンシ
ョン機構は、前記ロアフレームにアッパーフレーム方向
に突出状に形成したブラケットと、このブラケットに上
端を前後方向及び鉛直方向に揺動自在に軸着すると共に
下端に前記X形リンクの固定側を取付ける揺動片と、こ
の揺動片の前、後とロアフレームとの間に配設した前後
一対のばね、とから構成してなることを特徴とするもの
である。
めの本発明は、シート側のアッパーフレームと車床側の
ロアフレームとの間に、左右一対のX形リンクを有する
上下サスペンション機構を配設してなる車両用シートに
おいて、前記X形リンクの固定側と前記ロアフレームと
に、前後サスペンション機構を設け、該前後サスペンシ
ョン機構は、前記ロアフレームにアッパーフレーム方向
に突出状に形成したブラケットと、このブラケットに上
端を前後方向及び鉛直方向に揺動自在に軸着すると共に
下端に前記X形リンクの固定側を取付ける揺動片と、こ
の揺動片の前、後とロアフレームとの間に配設した前後
一対のばね、とから構成してなることを特徴とするもの
である。
【0007】
【作用】シートに上下方向の振動が加わると、X形リン
クからなる上下サスペンション機構によって、その振動
を吸収し、シートに前後方向の振動が加わると、X形リ
ンクの固定側が、揺動片の下端に取付けられているた
め、揺動片の上端におけるブラケットに対する軸着部を
中心に、前後方向に揺動し、この揺動はX形リンクの固
定側に加わるシート、アッパーフレーム等の鉛直方向の
重力及び前後一対のばねの弾力によって、元の位置に戻
る作用をなし、前後方向の振動を吸収する。
クからなる上下サスペンション機構によって、その振動
を吸収し、シートに前後方向の振動が加わると、X形リ
ンクの固定側が、揺動片の下端に取付けられているた
め、揺動片の上端におけるブラケットに対する軸着部を
中心に、前後方向に揺動し、この揺動はX形リンクの固
定側に加わるシート、アッパーフレーム等の鉛直方向の
重力及び前後一対のばねの弾力によって、元の位置に戻
る作用をなし、前後方向の振動を吸収する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図5に基づ
いて説明する。図1は、本発明に係るサスペンション装
置を示し、図中(1)は、車床側に固定するロアフレー
ム、(2)はシートを載置するアッパーフレームを夫々
示し、このロアフレーム(1)とアッパーフレーム
(2)との間には、従来周知の左右一対のX形リンク
(30)(40)からなる上下サスペンション機構が配
設されている。このリンク(30)(40)は、リンク
片(30)と(40)とをX字状にボルト(44)(4
4)で回動可能に軸着してなるものである。そして、リ
ンク片(30)の下端とロアフレーム(1)とに、前後
サスペンション機構(11)…が設けてある。
いて説明する。図1は、本発明に係るサスペンション装
置を示し、図中(1)は、車床側に固定するロアフレー
ム、(2)はシートを載置するアッパーフレームを夫々
示し、このロアフレーム(1)とアッパーフレーム
(2)との間には、従来周知の左右一対のX形リンク
(30)(40)からなる上下サスペンション機構が配
設されている。このリンク(30)(40)は、リンク
片(30)と(40)とをX字状にボルト(44)(4
4)で回動可能に軸着してなるものである。そして、リ
ンク片(30)の下端とロアフレーム(1)とに、前後
サスペンション機構(11)…が設けてある。
【0009】図4に示すように、左右のリンク片(4
0)の上下端は、連結杆(43)(45)で一体に連結
され、その連結杆(43)(45)の両端にはローラ
(41)(42)が装着され、一方のローラ(41)は
アッパーフレーム(2)に設けた案内溝(21)に、他
方のローラ(42)(42)はロアフレーム(1)に設
けた案内溝(14)(14)に、夫々前後方向に転動可
能に装着されている。
0)の上下端は、連結杆(43)(45)で一体に連結
され、その連結杆(43)(45)の両端にはローラ
(41)(42)が装着され、一方のローラ(41)は
アッパーフレーム(2)に設けた案内溝(21)に、他
方のローラ(42)(42)はロアフレーム(1)に設
けた案内溝(14)(14)に、夫々前後方向に転動可
能に装着されている。
【0010】また、左右のリンク片(30)の上端(3
0A)(30A)は、夫々アッパーフレーム(2)側に
回動自在にボルトによって軸着され、下端は、図3に示
すようにパイプ(52)によって一体に連結され、この
パイプ(52)内にはシャフト(51)が挿通され、シ
ャフト(51)の両端は、前記前後サスペンション機構
(11)…を構成する揺動片(5)(5A)に支持され
いる。
0A)(30A)は、夫々アッパーフレーム(2)側に
回動自在にボルトによって軸着され、下端は、図3に示
すようにパイプ(52)によって一体に連結され、この
パイプ(52)内にはシャフト(51)が挿通され、シ
ャフト(51)の両端は、前記前後サスペンション機構
(11)…を構成する揺動片(5)(5A)に支持され
いる。
【0011】図2は、前後サスペンション機構(11)
…の要部を示し、図3は、その分解図であり、また、図
4は組立説明図である。即ち、前後サスペンション機構
(11)…は、ロアフレーム(1)の左右よりアッパー
フレーム方向である上方に突出状に起立するブラケット
(11)(11)と、このブラケット(11)(11)
に上端を前後方向に回動自在に軸着し、下端を前記シャ
フト(51)に取付けてなる揺動片(5)(5A)と、
この双方又は一方の揺動片(5)の前後とロアフレーム
(1)との間に配設した前後一対のばね(13)(1
3)とから構成されている。
…の要部を示し、図3は、その分解図であり、また、図
4は組立説明図である。即ち、前後サスペンション機構
(11)…は、ロアフレーム(1)の左右よりアッパー
フレーム方向である上方に突出状に起立するブラケット
(11)(11)と、このブラケット(11)(11)
に上端を前後方向に回動自在に軸着し、下端を前記シャ
フト(51)に取付けてなる揺動片(5)(5A)と、
この双方又は一方の揺動片(5)の前後とロアフレーム
(1)との間に配設した前後一対のばね(13)(1
3)とから構成されている。
【0012】以上の左右の揺動片(5)(5A)は、そ
の上部に取付孔(55)(55)が開孔され、この取付
孔(55)に、玉軸受(50)(50)を介してボルト
(53)(53)を挿着することにより、ブラケット
(11)(11)に回動自在に軸着され、また、揺動片
(5)(5A)の下部に設けた通孔(56)(56)に
は、前記シャフト(51)が挿通されている。そして、
一方の揺動片(5)の下部前後に設けた係止孔(57)
(57)と、ロアフレーム(1)側との間に、図4に示
すように同一の張力を有する引張コイルバネからなるば
ね(13)(13)が張設されている。
の上部に取付孔(55)(55)が開孔され、この取付
孔(55)に、玉軸受(50)(50)を介してボルト
(53)(53)を挿着することにより、ブラケット
(11)(11)に回動自在に軸着され、また、揺動片
(5)(5A)の下部に設けた通孔(56)(56)に
は、前記シャフト(51)が挿通されている。そして、
一方の揺動片(5)の下部前後に設けた係止孔(57)
(57)と、ロアフレーム(1)側との間に、図4に示
すように同一の張力を有する引張コイルバネからなるば
ね(13)(13)が張設されている。
【0013】以上のシャフト(51)の端部は、ロアフ
レーム(1)に設けた長孔(12)(12)より外部に
突出し、この一方の突出部にロアフレーム(1)に装着
したフック(54)が掛止可能に配設されている。図
1、2は、フック(54)でシャフト(51)を掛止す
ることにより、前後サスペンション機構の作動を停止さ
せた状態を示す。
レーム(1)に設けた長孔(12)(12)より外部に
突出し、この一方の突出部にロアフレーム(1)に装着
したフック(54)が掛止可能に配設されている。図
1、2は、フック(54)でシャフト(51)を掛止す
ることにより、前後サスペンション機構の作動を停止さ
せた状態を示す。
【0014】斯して、シートに上下方向の振動が加わる
と、上下サスペンション機構を構成するX形リンク(3
0)(40)における可動側であるリンク片(40)の
上下端に設けたローラ(41)(42)が前後に案内溝
(21)(14)内を転動し、ばね(131)(14
1)の弾力、ショックアブソーバによって、その振動を
吸収する。
と、上下サスペンション機構を構成するX形リンク(3
0)(40)における可動側であるリンク片(40)の
上下端に設けたローラ(41)(42)が前後に案内溝
(21)(14)内を転動し、ばね(131)(14
1)の弾力、ショックアブソーバによって、その振動を
吸収する。
【0015】そして、シートに前後方向の振動が加わる
と、X形リンク(30)(40)のリンク片(30)
(40)の両下端が、ロアフレーム(1)に対して前後
に可動する。そして、一方のリンク片(30)の下端
は、揺動片(5)に取付けられているため、揺動片
(5)はその上部のボルト(53)での軸着部を中心に
前後に揺動する。
と、X形リンク(30)(40)のリンク片(30)
(40)の両下端が、ロアフレーム(1)に対して前後
に可動する。そして、一方のリンク片(30)の下端
は、揺動片(5)に取付けられているため、揺動片
(5)はその上部のボルト(53)での軸着部を中心に
前後に揺動する。
【0016】そして、図5に示すように、揺動片(5)
に、(F0)(F2)方向の力が作用するが、揺動片
(5)には(F1)方向の重力とばね(13)(13)
の 弾力が作用する。即ち、揺動片(5)を元の位置で
あるボルト(53)での 軸着部に対してシャフト(5
1)が鉛直方向にも戻ろうとする復元力が働き 、シー
トに加わる前後方向の振動を吸収する。その際、前述の
如く、揺動片(5)に加わる重力により、ばね(13)
(13)に加わる負荷が少ない。なお、前後サスペンシ
ョン機構の作動を停止する場合には、前述の如く、シャ
フトをフックでロックすればよい。
に、(F0)(F2)方向の力が作用するが、揺動片
(5)には(F1)方向の重力とばね(13)(13)
の 弾力が作用する。即ち、揺動片(5)を元の位置で
あるボルト(53)での 軸着部に対してシャフト(5
1)が鉛直方向にも戻ろうとする復元力が働き 、シー
トに加わる前後方向の振動を吸収する。その際、前述の
如く、揺動片(5)に加わる重力により、ばね(13)
(13)に加わる負荷が少ない。なお、前後サスペンシ
ョン機構の作動を停止する場合には、前述の如く、シャ
フトをフックでロックすればよい。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、従来の上下サスペンシ
ョン機構を構成するX形リンク、ロアフレームを使用し
て、前後サスペンション機構を設けることができる。そ
のため、前記従来品の如く、前後サスペンション機構専
用の台枠などが不要になり、軽量化と小型化を図ること
ができるし、また、サスペンション装置の横幅が広くな
らないため、車床の有効スペースが拡大し得る。加え
て、X形リンクの固定側は揺動片の下端に取付け、揺動
片はロアフレームに設けたブラケットに上端が前後方向
及び鉛直方向に揺動自在に取付けられているため、シー
トに前後方向の振動が加わると、揺動片の上端における
ブラケットに対する軸着部を中心に、揺動片が前後方向
及び鉛直方向に揺動し、この揺動はX形リンクの固定側
に加わるシート、アッパーフレーム等の鉛直方向の重力
による復元力及び前後一対のばねの弾力によって、X形
リンクの固定側が元の位置に戻る作用をなし、前後方向
の振動を吸収する。従って、揺動片に加わる重力を利用
するため、揺動片の前後に配設したばねに加わる負荷が
少なく、前記振動の吸収性が向上する。また、前述の如
く、揺動片の回転による回転摩擦によって振動を吸収
し、しかも、揺動片の上端の軸着部からX形リンクの固
定側における取付個所までの長さによるモーメントも働
くため、揺動片の回転運動がきわめてスムーズになり、
前記振動の吸収性が更に良好となる。
ョン機構を構成するX形リンク、ロアフレームを使用し
て、前後サスペンション機構を設けることができる。そ
のため、前記従来品の如く、前後サスペンション機構専
用の台枠などが不要になり、軽量化と小型化を図ること
ができるし、また、サスペンション装置の横幅が広くな
らないため、車床の有効スペースが拡大し得る。加え
て、X形リンクの固定側は揺動片の下端に取付け、揺動
片はロアフレームに設けたブラケットに上端が前後方向
及び鉛直方向に揺動自在に取付けられているため、シー
トに前後方向の振動が加わると、揺動片の上端における
ブラケットに対する軸着部を中心に、揺動片が前後方向
及び鉛直方向に揺動し、この揺動はX形リンクの固定側
に加わるシート、アッパーフレーム等の鉛直方向の重力
による復元力及び前後一対のばねの弾力によって、X形
リンクの固定側が元の位置に戻る作用をなし、前後方向
の振動を吸収する。従って、揺動片に加わる重力を利用
するため、揺動片の前後に配設したばねに加わる負荷が
少なく、前記振動の吸収性が向上する。また、前述の如
く、揺動片の回転による回転摩擦によって振動を吸収
し、しかも、揺動片の上端の軸着部からX形リンクの固
定側における取付個所までの長さによるモーメントも働
くため、揺動片の回転運動がきわめてスムーズになり、
前記振動の吸収性が更に良好となる。
【図1】本発明に係るサスペンション装置の斜視図であ
る。
る。
【図2】図1におけるIIーII線断面図である。
【図3】本発明装置の要部の分解斜視図である。
【図4】本発明装置の要部の説明図である。
【図5】本発明装置における揺動片の動きを説明する説
明図である。
明図である。
【図6】従来装置の分解斜視図である。
1 ロアフレーム 2 アッパーフレーム 5 揺動片 11 ブラケット 13 ばね 30 X形リンク 40 X形リンク
Claims (1)
- 【請求項1】 シート側のアッパーフレームと車床側の
ロアフレームとの間に、左右一対のX形リンクを有する
上下サスペンション機構を配設してなる車両用シートに
おいて、 前記X形リンクの固定側と前記ロアフレームとに、前後
サスペンション機構を設け、 該前後サスペンション機構は、 前記ロアフレームにアッパーフレーム方向に突出状に形
成したブラケットと、 このブラケットに上端を前後方向及び鉛直方向に揺動自
在に軸着すると共に下端に前記X形リンクの固定側を取
付ける揺動片と、 この揺動片の前、後とロアフレームとの間に配設した前
後一対のばね、 とから構成してなることを特徴とする
車両用シートのサスペンション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12851693A JP3206780B2 (ja) | 1993-05-02 | 1993-05-02 | 車両用シートのサスペンション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12851693A JP3206780B2 (ja) | 1993-05-02 | 1993-05-02 | 車両用シートのサスペンション装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06316233A JPH06316233A (ja) | 1994-11-15 |
JP3206780B2 true JP3206780B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=14986677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12851693A Expired - Fee Related JP3206780B2 (ja) | 1993-05-02 | 1993-05-02 | 車両用シートのサスペンション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3206780B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6776384B2 (en) * | 2002-11-12 | 2004-08-17 | Shigeru Co., Ltd. | Seat of vehicle |
DE102009031415B4 (de) | 2009-07-02 | 2011-04-14 | Keiper Gmbh & Co. Kg | Fahrzeugsitz, insbesondere Nutzfahrzeugsitz |
DE102012112138B3 (de) * | 2012-12-12 | 2014-05-15 | Grammer Ag | Fahrzeugsitz |
DE102012112523B4 (de) | 2012-12-18 | 2020-11-12 | Grammer Aktiengesellschaft | Nutzfahrzeugsitz mit drehbarem Sitzteil |
DE102012112528B4 (de) | 2012-12-18 | 2014-09-18 | Grammer Ag | Nutzfahrzeugsitz mit einer Drehverstelleinrichtung-Überlastsicherungseinheit |
DE102012112527B3 (de) | 2012-12-18 | 2014-06-05 | Grammer Ag | Nutzfahrzeugsitz mit integrierter Drehverstelleinrichtung |
CN103085696B (zh) * | 2013-01-27 | 2015-08-12 | 长春富维—江森自控汽车饰件系统有限公司 | 悬浮手柄式刚度调整机构 |
DE102014107816B4 (de) | 2014-06-03 | 2018-05-03 | Grammer Aktiengesellschaft | Nutzfahrzeugsitz mit arretierbarem Querschlittenteil |
DE102014109191B8 (de) | 2014-07-01 | 2018-12-20 | Grammer Aktiengesellschaft | Federungssystem für Fahrzeugsitze und Verfahren zum Federn von Fahrzeugsitzteilen |
US9718382B2 (en) * | 2014-10-02 | 2017-08-01 | Bose Corporation | Seat suspension |
-
1993
- 1993-05-02 JP JP12851693A patent/JP3206780B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06316233A (ja) | 1994-11-15 |
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