JP3200443B2 - 保持爪片を有するフェライトノイズ防止材収納ケース - Google Patents
保持爪片を有するフェライトノイズ防止材収納ケースInfo
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H1/00—Constructional details of impedance networks whose electrical mode of operation is not specified or applicable to more than one type of network
- H03H1/0007—Constructional details of impedance networks whose electrical mode of operation is not specified or applicable to more than one type of network of radio frequency interference filters
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R1/00—Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
- G01R1/20—Modifications of basic electric elements for use in electric measuring instruments; Structural combinations of such elements with such instruments
- G01R1/22—Tong testers acting as secondary windings of current transformers
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F17/00—Fixed inductances of the signal type
- H01F17/04—Fixed inductances of the signal type with magnetic core
- H01F17/06—Fixed inductances of the signal type with magnetic core with core substantially closed in itself, e.g. toroid
-
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- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
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- H01F27/26—Fastening parts of the core together; Fastening or mounting the core on casing or support
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般にケーブルから高周
波ノイズをシールドするフェライトノイズ防止材に関
し、特に複数個の爪片を有しこの爪片をノイズ防止すべ
きケーブルに係合させケーブルに沿ってノイズ防止上正
しい位置にしっかりと固定する新規で有用性のあるフェ
ライトノイズ防止材収納ケースに関する。
波ノイズをシールドするフェライトノイズ防止材に関
し、特に複数個の爪片を有しこの爪片をノイズ防止すべ
きケーブルに係合させケーブルに沿ってノイズ防止上正
しい位置にしっかりと固定する新規で有用性のあるフェ
ライトノイズ防止材収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】フェライトノイズ防止材は酸化第一鉄材
約1立方インチを目安に鋳造加工して様々な円筒形状若
しくは矩形の形状に製造されている。このように加工さ
れたノイズ防止材に孔が設けられ、ケーブルやワイヤが
挿通するようになっている。この種のノイズ防止材に使
用するケーブル類はデータを伝達する電子回路をなして
コンピュータ部からの周波数を通常処理するものであ
る。しかし、ケーブルやワイヤは他の非対象周波数を受
信又は送信するアンテナのような効果を現わすことがあ
る。
約1立方インチを目安に鋳造加工して様々な円筒形状若
しくは矩形の形状に製造されている。このように加工さ
れたノイズ防止材に孔が設けられ、ケーブルやワイヤが
挿通するようになっている。この種のノイズ防止材に使
用するケーブル類はデータを伝達する電子回路をなして
コンピュータ部からの周波数を通常処理するものであ
る。しかし、ケーブルやワイヤは他の非対象周波数を受
信又は送信するアンテナのような効果を現わすことがあ
る。
【0003】連邦通信委員会(FCC)の規定によれ
ば、これら非対象周波数の防止あるいは除去を明確に要
求している。コンピュータにしろ、多くのものがその全
システムの向上をはかるため非対象周波数の防止を必要
としている。したがって、ケーブルにフェライトシール
ド材を装着することにより高周波数の非対象周波数を防
止すると共に低周波のデータ周波数をそのまま通すこと
ができる。かくしてケーブルの短所である「アンテナ特
性」を防止できる。
ば、これら非対象周波数の防止あるいは除去を明確に要
求している。コンピュータにしろ、多くのものがその全
システムの向上をはかるため非対象周波数の防止を必要
としている。したがって、ケーブルにフェライトシール
ド材を装着することにより高周波数の非対象周波数を防
止すると共に低周波のデータ周波数をそのまま通すこと
ができる。かくしてケーブルの短所である「アンテナ特
性」を防止できる。
【0004】最近では一体的なフェライトノイズ防止材
の設計には改良が為され、ノイズ防止材を半分に分割あ
るいは分断している。これにより、分担した2個の半片
をワイヤを挾むように接合することができる。粗雑な方
法をとればその2個の半片を単にテープで巻いたりワイ
ヤ包帯で包み込んで接合保持することがあった。
の設計には改良が為され、ノイズ防止材を半分に分割あ
るいは分断している。これにより、分担した2個の半片
をワイヤを挾むように接合することができる。粗雑な方
法をとればその2個の半片を単にテープで巻いたりワイ
ヤ包帯で包み込んで接合保持することがあった。
【0005】ウィルキンソン(Wilkinson)名
義の米国特許第3003084号では径の夫々異なるケ
ーブルが挿通可能なグロメット構造が開示されている。
記載によれば、グロメットは複数個の独立した扇形状部
材を有し、その各々が下方に向って先端へと先細状に延
びており、グロメットの開口部にケーブルを挿通すると
同グロメットの肉厚の薄い部分が屈曲するように構成さ
れている。したがって、電導体であるケーブルの径に拘
らずグロメットとそれに連結される挿通物とは接触され
ない構造となる。
義の米国特許第3003084号では径の夫々異なるケ
ーブルが挿通可能なグロメット構造が開示されている。
記載によれば、グロメットは複数個の独立した扇形状部
材を有し、その各々が下方に向って先端へと先細状に延
びており、グロメットの開口部にケーブルを挿通すると
同グロメットの肉厚の薄い部分が屈曲するように構成さ
れている。したがって、電導体であるケーブルの径に拘
らずグロメットとそれに連結される挿通物とは接触され
ない構造となる。
【0006】ピアセッキ(Piasecki)名義の米
国特許第3223776号とマッティシー(Mattn
ysee et al)その他の発明者の名義による米
国特許第3,278,674号によれば、複数の突起や
くし状のブリキ片を有する長細の孔が形成されるケース
を内包する接合構造が示され、ケースを貫通する多数の
電導体をその径に関係なく、該突起やブリキ片が密着し
たように係止するようになっている。
国特許第3223776号とマッティシー(Mattn
ysee et al)その他の発明者の名義による米
国特許第3,278,674号によれば、複数の突起や
くし状のブリキ片を有する長細の孔が形成されるケース
を内包する接合構造が示され、ケースを貫通する多数の
電導体をその径に関係なく、該突起やブリキ片が密着し
たように係止するようになっている。
【0007】ミーアズ ジュニア(Mears,J
r.)名義の米国特許第3846725号ではFM通信
用コイルを収納するケースが開示され、左右両端に半円
形状の孔があり、そこにコイルの外部を包むように柔軟
な突起部材が複数設けられて、コイルと密接に係合しコ
イルをケース内に保持している。
r.)名義の米国特許第3846725号ではFM通信
用コイルを収納するケースが開示され、左右両端に半円
形状の孔があり、そこにコイルの外部を包むように柔軟
な突起部材が複数設けられて、コイルと密接に係合しコ
イルをケース内に保持している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術のどれも導体の周面と係合するフェライトコアの
使用を開示したものはない。
行技術のどれも導体の周面と係合するフェライトコアの
使用を開示したものはない。
【0009】マツイ(Matsui)名義の米国特許第
4825185号は二分割されたケースに保持される二
分割フェライトコアを利用し、これを導体の周面に嵌合
してシールド効果を得ている。また、ホイットその他の
発明者名義の米国特許第4825185号もワイヤのノ
イズ防止用に分割されたフェライト芯材を開示している
ので参照されたい。
4825185号は二分割されたケースに保持される二
分割フェライトコアを利用し、これを導体の周面に嵌合
してシールド効果を得ている。また、ホイットその他の
発明者名義の米国特許第4825185号もワイヤのノ
イズ防止用に分割されたフェライト芯材を開示している
ので参照されたい。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は2個のケース半
体をヒンジ連結してなるスナップケースを構成し、各々
のケース半体には半分割されたフェライトコアが収納さ
れてなるものである。各々のケース半体には対向する両
端に半円形の凹部を一対有してなり、三角形状の弾性爪
片がその基部において夫々のケース半体に取付けられて
いる。そして、該弾性爪片は前記凹部に突出して凹部を
部分的に閉ざしている。このケースの使用時にはかかる
半円形凹部における対向する開口部を導体が貫通してケ
ースが導体周面によって閉じるようになっている。ケー
ス内のフェライトコアは電波ノイズを吸収して導体をシ
ールドする。
体をヒンジ連結してなるスナップケースを構成し、各々
のケース半体には半分割されたフェライトコアが収納さ
れてなるものである。各々のケース半体には対向する両
端に半円形の凹部を一対有してなり、三角形状の弾性爪
片がその基部において夫々のケース半体に取付けられて
いる。そして、該弾性爪片は前記凹部に突出して凹部を
部分的に閉ざしている。このケースの使用時にはかかる
半円形凹部における対向する開口部を導体が貫通してケ
ースが導体周面によって閉じるようになっている。ケー
ス内のフェライトコアは電波ノイズを吸収して導体をシ
ールドする。
【0011】前記三角形状の弾性爪片はケース両側より
外側へと反対方向に屈曲して導体周面と係合してなり、
これによって径の異なる電導体に適合するようになって
いる。また、三角形状弾性爪片は各々の屈曲ラインが夫
々のケース半体より相互に離れあっているため、柔軟性
が更に増している。両ケース半体及び弾性爪片は1個又
は複数個のナイロン材若しくはその他の強く柔軟な合成
材料から成る。ケース本体が導体に使用する前において
弾性爪片はケースの内部より外方へ多少角度をなして延
びている。両ケース半体をスナップ接合させるとケース
本体は導体の周面において閉じ、保持される。
外側へと反対方向に屈曲して導体周面と係合してなり、
これによって径の異なる電導体に適合するようになって
いる。また、三角形状弾性爪片は各々の屈曲ラインが夫
々のケース半体より相互に離れあっているため、柔軟性
が更に増している。両ケース半体及び弾性爪片は1個又
は複数個のナイロン材若しくはその他の強く柔軟な合成
材料から成る。ケース本体が導体に使用する前において
弾性爪片はケースの内部より外方へ多少角度をなして延
びている。両ケース半体をスナップ接合させるとケース
本体は導体の周面において閉じ、保持される。
【0012】弾性爪片はケース両側を左右に傾斜しなが
ら反対方向に延設されているため、ケース本体は導体で
あるケーブルに沿ってどの方向にも移動することがな
い。
ら反対方向に延設されているため、ケース本体は導体で
あるケーブルに沿ってどの方向にも移動することがな
い。
【0013】その他の本発明の特徴は、各半円形凹部に
寸法の異なる及び/又は位置の異なる爪を使用してケー
スをケーブルに装着した際、弾性爪片がケーブルの長手
方向に沿って軸上の位置を多少違えて同ケーブルに係合
するように構成することである。この場合、ケースを一
体鋳造する工程が簡単になると共に弾性爪片のケーブル
に対する押圧力を幾分広い範囲に分散することができ、
ケーブルの絶縁層を損うことがない。
寸法の異なる及び/又は位置の異なる爪を使用してケー
スをケーブルに装着した際、弾性爪片がケーブルの長手
方向に沿って軸上の位置を多少違えて同ケーブルに係合
するように構成することである。この場合、ケースを一
体鋳造する工程が簡単になると共に弾性爪片のケーブル
に対する押圧力を幾分広い範囲に分散することができ、
ケーブルの絶縁層を損うことがない。
【0014】本発明の実施態様の一例によれば両ケース
半体の底部に開放状態のスプリングタブが複数個設けら
れ、各々のケース半体に嵌合するフェライトコアをケー
ブル方向に押圧させる構成となっている。該ケース半体
には移動規制部が一体に形成され、スプリングタブはこ
の移動規制部と呼応して前記2個のフェライトコア半体
を夫々のケース半体中に浮上した状態で固定保持してい
る。
半体の底部に開放状態のスプリングタブが複数個設けら
れ、各々のケース半体に嵌合するフェライトコアをケー
ブル方向に押圧させる構成となっている。該ケース半体
には移動規制部が一体に形成され、スプリングタブはこ
の移動規制部と呼応して前記2個のフェライトコア半体
を夫々のケース半体中に浮上した状態で固定保持してい
る。
【0015】尚本発明を描く新規な様々の特徴は記載の
一部をなす添付のクレームに特別に指摘しておく。本発
明の実際の効果や使用して得られる詳細な事柄を一層理
解するため添付図面及びそこで示される本発明の好まし
い態様を参照されたい。
一部をなす添付のクレームに特別に指摘しておく。本発
明の実際の効果や使用して得られる詳細な事柄を一層理
解するため添付図面及びそこで示される本発明の好まし
い態様を参照されたい。
【0016】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
づいて詳細に説明する。
【0017】本発明によれば、図1に示されるように、
「二枚貝」のようなプラスチックケース10の中にコア
部分である2個のフェライトコアの半体12,14を設
けている。したがって、フェライトコアの収納が簡単と
なり、絶縁加工のケースを使用することができ場合によ
りクランプを一体装着でき、更に製造時間や作業設備の
節約において低コストな製造が可能となるなど多くの利
点がある。
「二枚貝」のようなプラスチックケース10の中にコア
部分である2個のフェライトコアの半体12,14を設
けている。したがって、フェライトコアの収納が簡単と
なり、絶縁加工のケースを使用することができ場合によ
りクランプを一体装着でき、更に製造時間や作業設備の
節約において低コストな製造が可能となるなど多くの利
点がある。
【0018】プラスチックケース10には第1及び第2
のケース部である第1及び第2のケース半体20,22
の各端壁(エンドウォール)11,13において半円形
のケーブル用凹部を形成することにより2つの端末孔即
ち通孔16,18がある。図2に示すように、一方の通
孔16にケーブル24が入って他の通孔18を出ていく
ようになっている。ここで、ケーブル24の径が前記通
孔16,18の径とほぼ同一である場合、ケーブルは通
孔16,18に強く密着して嵌合することになる。これ
は一般に望ましい状態である。その理由としてコンピュ
ータや周辺機器に導入あるいは導出されるワイヤの端部
にフェライト材12,14がしっかり固定していればい
る程フェライト材12,14の効能が安定に保たれるか
らである。また、ワイヤの径が通孔16,18の径より
小さい場合、フェライト材12,14の入ったケース1
0は滑って位置ずれを起す。
のケース部である第1及び第2のケース半体20,22
の各端壁(エンドウォール)11,13において半円形
のケーブル用凹部を形成することにより2つの端末孔即
ち通孔16,18がある。図2に示すように、一方の通
孔16にケーブル24が入って他の通孔18を出ていく
ようになっている。ここで、ケーブル24の径が前記通
孔16,18の径とほぼ同一である場合、ケーブルは通
孔16,18に強く密着して嵌合することになる。これ
は一般に望ましい状態である。その理由としてコンピュ
ータや周辺機器に導入あるいは導出されるワイヤの端部
にフェライト材12,14がしっかり固定していればい
る程フェライト材12,14の効能が安定に保たれるか
らである。また、ワイヤの径が通孔16,18の径より
小さい場合、フェライト材12,14の入ったケース1
0は滑って位置ずれを起す。
【0019】このようなことがないためにフェライトコ
ア12,14の通孔でケーブルを「二重結び」にした
り、ケース10の外側においてワイヤを包むワイヤラッ
プを設けることも考えられる。しかし、双方の方法とも
労力を要し経費がかかる上に装着手順に難がある。
ア12,14の通孔でケーブルを「二重結び」にした
り、ケース10の外側においてワイヤを包むワイヤラッ
プを設けることも考えられる。しかし、双方の方法とも
労力を要し経費がかかる上に装着手順に難がある。
【0020】そこで、本発明では一連の伸縮自在な弾性
爪片34,36を導入あるいは導出用の通孔16と通孔
18の周囲に設け、ケーブル24に常に圧力をかけるよ
うになし、同弾性爪片34,36によって径の如何に小
さいワイヤでも保持できる構造となっている。
爪片34,36を導入あるいは導出用の通孔16と通孔
18の周囲に設け、ケーブル24に常に圧力をかけるよ
うになし、同弾性爪片34,36によって径の如何に小
さいワイヤでも保持できる構造となっている。
【0021】図1及び図2の実施態様では、夫々のケー
ス半体20,22の端壁11,13における半円形の凹
部に4つの弾性爪片34,36が含まれている。各々の
半円形凹部において、内側の2つの弾性爪片36,36
は外側の2つの弾性爪片34,34より小さい。したが
って、図2に示すように、大きい方の弾性爪片34,3
4は小さい弾性爪片36,36に比べリーチが長くケー
ブル24に対し軸上の位置を変えて係合する。夫々の半
円形凹部において各々の弾性爪片34,36は細長い溝
により各々隔てられている。略三角形状の弾性爪片3
4,36は屈曲ライン38によりケース半体20,22
より区分され、したがって弾性爪片34,36がケーブ
ル24に係合して外方に屈曲しても弾性爪片34,36
自体がほぼ平坦な状態に保つようになっている。
ス半体20,22の端壁11,13における半円形の凹
部に4つの弾性爪片34,36が含まれている。各々の
半円形凹部において、内側の2つの弾性爪片36,36
は外側の2つの弾性爪片34,34より小さい。したが
って、図2に示すように、大きい方の弾性爪片34,3
4は小さい弾性爪片36,36に比べリーチが長くケー
ブル24に対し軸上の位置を変えて係合する。夫々の半
円形凹部において各々の弾性爪片34,36は細長い溝
により各々隔てられている。略三角形状の弾性爪片3
4,36は屈曲ライン38によりケース半体20,22
より区分され、したがって弾性爪片34,36がケーブ
ル24に係合して外方に屈曲しても弾性爪片34,36
自体がほぼ平坦な状態に保つようになっている。
【0022】図2でよく判るように、ケース本体10の
左右両端において弾性爪片34,36は互いに反対方向
となる外方へと向けて折り曲げられている。よって、外
部からの負荷によってケース10がケーブル24に沿っ
てある方向に移動されようとしたとき、弾性爪片34,
36は反対方向の移動を強いられる状態となり、いずれ
か一方の端壁11,13の弾性爪片34,36がケーブ
ル24の絶縁層に食込んでその移動を阻止する。したが
ってケース10はケーブル24に沿ってどの方向にも軸
移動しない。
左右両端において弾性爪片34,36は互いに反対方向
となる外方へと向けて折り曲げられている。よって、外
部からの負荷によってケース10がケーブル24に沿っ
てある方向に移動されようとしたとき、弾性爪片34,
36は反対方向の移動を強いられる状態となり、いずれ
か一方の端壁11,13の弾性爪片34,36がケーブ
ル24の絶縁層に食込んでその移動を阻止する。したが
ってケース10はケーブル24に沿ってどの方向にも軸
移動しない。
【0023】また、大きさが異なり、軸上の位置を違え
てケーブル絶縁層に係合する弾性爪片34,36を採用
したことにより、弾性爪片34,36がケーブル絶縁層
を切込んで損傷を負わす可能性がないようにしている。
即ち、弾性爪片34,36とケーブル24の絶縁層との
間の圧接点をケーブル24の軸に対して分散することに
より、ケーブル24の絶縁層を損なう可能性のある局部
的な負荷の集中増加を避けるようにしている。
てケーブル絶縁層に係合する弾性爪片34,36を採用
したことにより、弾性爪片34,36がケーブル絶縁層
を切込んで損傷を負わす可能性がないようにしている。
即ち、弾性爪片34,36とケーブル24の絶縁層との
間の圧接点をケーブル24の軸に対して分散することに
より、ケーブル24の絶縁層を損なう可能性のある局部
的な負荷の集中増加を避けるようにしている。
【0024】図1及び図2の実施態様によれば、弾性爪
片34,36はケース本体10を構成するケース半体2
0,22と一体に成形又は切削加工されている。同様に
ヒンジ手段すなわち連結手段である柔軟なヒンジ部15
がケースと一体に形成され両ケース半体20,22を連
結している。したがって、弾性爪片34,36の寸法及
び/又は位置が異なってもケース本体10を一体に鋳造
することは容易となる。
片34,36はケース本体10を構成するケース半体2
0,22と一体に成形又は切削加工されている。同様に
ヒンジ手段すなわち連結手段である柔軟なヒンジ部15
がケースと一体に形成され両ケース半体20,22を連
結している。したがって、弾性爪片34,36の寸法及
び/又は位置が異なってもケース本体10を一体に鋳造
することは容易となる。
【0025】ケース本体10はナイロン又はその他の弾
力性があって強い合成材料より形成すると効果的であ
る。
力性があって強い合成材料より形成すると効果的であ
る。
【0026】各々のケース半体には前記ヒンジ部15に
対向する側に係止手段を備え両ケース半体20,22を
スナップ接合するようになっている。図1に示すよう
に、上方の半ケース体20の外端部より雌係止手段であ
る雌係止片(雌タブ)26が延設されている。該係止片
26は比較的薄く脆いため防護用外枠30が係止片26
を部分的に囲い同外枠30の壁面により保護している。
対向する側に係止手段を備え両ケース半体20,22を
スナップ接合するようになっている。図1に示すよう
に、上方の半ケース体20の外端部より雌係止手段であ
る雌係止片(雌タブ)26が延設されている。該係止片
26は比較的薄く脆いため防護用外枠30が係止片26
を部分的に囲い同外枠30の壁面により保護している。
【0027】雄係止手段である雄係止片(雄タブ)28
は前記雌係止片26の凹部17内に係止するように形成
され、下方のケース半体22の外端部に取付けられ、そ
こから上方向に突出している。この雄係止片28も防護
用外枠32の壁に保護されている。ケース本体10を閉
じて各ケース半体20,22を閉じ位置に位置させ雄係
止片28を雌係止片26の凹部17内に係合すると、両
防護用外枠30,32が互いに係合して前記2つの係止
片26,28の周囲に周辺防護遮蔽域を形成する。これ
により、係止片26,28は保護され偶発的に係止状態
が解かれることがない。係止片26,28の係止状態を
解くには小型ドライバーの先端を防護用外枠32の底壁
に形成する長孔19に差込んで雌係止片26を雄係止片
28により引き上げケース本体10を開くとよい。
は前記雌係止片26の凹部17内に係止するように形成
され、下方のケース半体22の外端部に取付けられ、そ
こから上方向に突出している。この雄係止片28も防護
用外枠32の壁に保護されている。ケース本体10を閉
じて各ケース半体20,22を閉じ位置に位置させ雄係
止片28を雌係止片26の凹部17内に係合すると、両
防護用外枠30,32が互いに係合して前記2つの係止
片26,28の周囲に周辺防護遮蔽域を形成する。これ
により、係止片26,28は保護され偶発的に係止状態
が解かれることがない。係止片26,28の係止状態を
解くには小型ドライバーの先端を防護用外枠32の底壁
に形成する長孔19に差込んで雌係止片26を雄係止片
28により引き上げケース本体10を開くとよい。
【0028】尚、ケース装着後、ケース10が開くこと
のないよう防護用外枠32の底壁に長孔19を設けなく
とも良い。同様の理由により該外枠30,32に外壁
(図示せず)を適用して前記係止片26,28が外部か
らの接触がないよう密閉しても良い。更に、係止片2
6,28の他の態様として、上方のケース半体20に矢
じり状の雄係止片(図示省略)を採用して下方の防護用
外枠32の長孔19に押し込むこともできる。こうすれ
ば、ケース本体10を破壊しない限り二度と解かれるこ
とのない係止効果を生み、軍事規格等の所定の要件を満
すものとなる。
のないよう防護用外枠32の底壁に長孔19を設けなく
とも良い。同様の理由により該外枠30,32に外壁
(図示せず)を適用して前記係止片26,28が外部か
らの接触がないよう密閉しても良い。更に、係止片2
6,28の他の態様として、上方のケース半体20に矢
じり状の雄係止片(図示省略)を採用して下方の防護用
外枠32の長孔19に押し込むこともできる。こうすれ
ば、ケース本体10を破壊しない限り二度と解かれるこ
とのない係止効果を生み、軍事規格等の所定の要件を満
すものとなる。
【0029】図3から図5は矩形の形状を成す本発明の
他の実施態様を示す。
他の実施態様を示す。
【0030】符号40で概略示される一体的なナイロン
製ケース本体40は、一対のナイロン製ヒンジ部48に
おいて第1のケース半体50が第2のケース半体52に
連結して構成される。各々のケース半体50,52には
略矩形状のコア半体42が収納され、同コア半体42は
半円形凹部44を有しその径が夫々のケース半体50,
52の両端壁41,43の半円形通孔56,58の径と
少なくとも同一の大きさとなっている。また、各ケース
半体50,52には、移動規制部54,60とスプリン
グタブ62とを有する装着手段を備えている。また、該
コア半体42の各々の側壁には溝46,46が設けら
れ、ケース半体50,52の対向する側壁64,66の
夫々より内方に延設せる一対の移動規制部54,60に
該溝46が係合する。左側のケース半体50が断面とな
った図3において、該移動規制部54,60が設けられ
ているのが判る。
製ケース本体40は、一対のナイロン製ヒンジ部48に
おいて第1のケース半体50が第2のケース半体52に
連結して構成される。各々のケース半体50,52には
略矩形状のコア半体42が収納され、同コア半体42は
半円形凹部44を有しその径が夫々のケース半体50,
52の両端壁41,43の半円形通孔56,58の径と
少なくとも同一の大きさとなっている。また、各ケース
半体50,52には、移動規制部54,60とスプリン
グタブ62とを有する装着手段を備えている。また、該
コア半体42の各々の側壁には溝46,46が設けら
れ、ケース半体50,52の対向する側壁64,66の
夫々より内方に延設せる一対の移動規制部54,60に
該溝46が係合する。左側のケース半体50が断面とな
った図3において、該移動規制部54,60が設けられ
ているのが判る。
【0031】4個の解放状態のスプリングタブ62,6
2,…,62は、各々のケース半体50,52における
底壁の内側の平面より上方向に延びる先端部を有する。
スプリングタブ即ちばね状の係合爪62は前記コア半体
42の底面に対し弾性的に係合してコア半体42を上方
向に付勢する。このコア半体42の上方向の移動は移動
規制部54,60によって規制され、それによりコア半
体42はケース半体50,52内で浮上的なサスペンシ
ョン効果が付与される。
2,…,62は、各々のケース半体50,52における
底壁の内側の平面より上方向に延びる先端部を有する。
スプリングタブ即ちばね状の係合爪62は前記コア半体
42の底面に対し弾性的に係合してコア半体42を上方
向に付勢する。このコア半体42の上方向の移動は移動
規制部54,60によって規制され、それによりコア半
体42はケース半体50,52内で浮上的なサスペンシ
ョン効果が付与される。
【0032】ケース半体50,52はコア半体42を収
納するため、側壁65が若干広がるように構成しなけれ
ばならない。このため、夫々の側壁65,65には薄板
状壁部分64,66を設け、これに前記移動規制部5
4,60が各々取付けられている。また、移動規制部5
4の各々に肉厚上部55が設けられ、コア半体42がケ
ース半体50,52に収納されると同コア半体42の側
部に該肉厚上部55が係合することによりケース半体5
0,52内でコア半体42の横ずれを防止している。
納するため、側壁65が若干広がるように構成しなけれ
ばならない。このため、夫々の側壁65,65には薄板
状壁部分64,66を設け、これに前記移動規制部5
4,60が各々取付けられている。また、移動規制部5
4の各々に肉厚上部55が設けられ、コア半体42がケ
ース半体50,52に収納されると同コア半体42の側
部に該肉厚上部55が係合することによりケース半体5
0,52内でコア半体42の横ずれを防止している。
【0033】各々のケース半体50,52における半円
形通孔56,58には夫々寸法の大きい外側弾性爪片7
4,74を一対、寸法の小さい内側弾性爪片76,76
を一対、互いに細長い溝(スロット)によって隔てられ
て備えられている。外側弾性爪片74,74はスカート
部75を有し、これが各々のケース半体50,52の端
壁41,42外壁面に連結されている。このような状態
で該外側弾性爪片74,74は内側弾性爪片76,76
に比べ、ケース40の内部より更にケーブル24の挿通
方向に長く延びてなる。図5のように弾性爪片74,7
6はすべて所定の角度θで予めセットされ、好ましくは
ケース端部から外方に15度をとるようにする。角度θ
はこれに限らず、5度から30度の範囲で変更してもよ
い。しかしながら、その範囲より角度が小さい場合、弾
性爪片74,76はケース40の端部より外方に完全に
反ることは期待できない。また、角度θがそれより大き
くなればケーブル24に対する圧接力、即ちケース40
とケーブル24が確実に係合してケース40がケーブル
24に軸移動しないための圧接力が不十分となる。
形通孔56,58には夫々寸法の大きい外側弾性爪片7
4,74を一対、寸法の小さい内側弾性爪片76,76
を一対、互いに細長い溝(スロット)によって隔てられ
て備えられている。外側弾性爪片74,74はスカート
部75を有し、これが各々のケース半体50,52の端
壁41,42外壁面に連結されている。このような状態
で該外側弾性爪片74,74は内側弾性爪片76,76
に比べ、ケース40の内部より更にケーブル24の挿通
方向に長く延びてなる。図5のように弾性爪片74,7
6はすべて所定の角度θで予めセットされ、好ましくは
ケース端部から外方に15度をとるようにする。角度θ
はこれに限らず、5度から30度の範囲で変更してもよ
い。しかしながら、その範囲より角度が小さい場合、弾
性爪片74,76はケース40の端部より外方に完全に
反ることは期待できない。また、角度θがそれより大き
くなればケーブル24に対する圧接力、即ちケース40
とケーブル24が確実に係合してケース40がケーブル
24に軸移動しないための圧接力が不十分となる。
【0034】尚、内側弾性爪片76,76は夫々の半円
形凹部の内周より内方へ延びている。
形凹部の内周より内方へ延びている。
【0035】上記弾性爪片74,76は略三角形の形状
ではあるが、図3によく示されるように、各々の弾性爪
片74,76は先端が切られた頂部を有し、図3並びに
図5にあるような変形を受けていない状態でも半円形通
孔56,58の中心付近に依然として開口部を残すよう
にしている。少なくともこの開口部は、ケース40が使
用されるケーブル24のうち径の最も小さいものより若
干小さめの径とする。かかる開口部の径より小さなケー
ブルはケース本体40の使用には無意味であり、したが
って、各々の弾性爪片74,76に尖った先端を設けて
三角形状となせば却って本旨に反してしまい、半円形通
孔56,58の径にまでなる径の大きいケーブルに対し
て有用性を失うことになる。弾性爪片74,76の各々
と対向するケース端部との間にはあらかじめ所定の角度
があり、これによって屈曲ライン84が形成され、径の
大きいケーブルがケース本体に係合されると弾性爪片7
4,76が所定の位置即ち該屈曲ライン84にて容易に
屈曲可能となる。
ではあるが、図3によく示されるように、各々の弾性爪
片74,76は先端が切られた頂部を有し、図3並びに
図5にあるような変形を受けていない状態でも半円形通
孔56,58の中心付近に依然として開口部を残すよう
にしている。少なくともこの開口部は、ケース40が使
用されるケーブル24のうち径の最も小さいものより若
干小さめの径とする。かかる開口部の径より小さなケー
ブルはケース本体40の使用には無意味であり、したが
って、各々の弾性爪片74,76に尖った先端を設けて
三角形状となせば却って本旨に反してしまい、半円形通
孔56,58の径にまでなる径の大きいケーブルに対し
て有用性を失うことになる。弾性爪片74,76の各々
と対向するケース端部との間にはあらかじめ所定の角度
があり、これによって屈曲ライン84が形成され、径の
大きいケーブルがケース本体に係合されると弾性爪片7
4,76が所定の位置即ち該屈曲ライン84にて容易に
屈曲可能となる。
【0036】移動規制部54,60の夫々の下方には長
孔68が設けられ、必要に応じてそこにドライバーを挿
入して薄板状壁部分64,66を変形せしめてコア半体
42を取外すことができる。
孔68が設けられ、必要に応じてそこにドライバーを挿
入して薄板状壁部分64,66を変形せしめてコア半体
42を取外すことができる。
【0037】ケース半体50にはヒンジ部48と対向す
る側壁67を有し、その側壁67に一対の雌係止片(雌
タブという)86が設けられている。各々の雌タブ86
の孔87はケース半体52のヒンジ部48と対向する側
壁67に設けられる雄係止片(雄タブという)88を挿
入できる形状に形成されている。外枠90は該雄タブ8
8の周囲に部分的に連結することにより雌タブ86が雄
タブ88に係合した際にその係合部分を部分的に覆い保
護する。図4の符号92で示される破線のように、前記
外枠90において外側を閉鎖し上部のみ開口部を残すこ
とにより雌タブ86を該開口部に挿入できるようにして
も良い。したがって、部分的な開口を設けた外枠90で
はドライバやその他の鋭い用具を使用してケース本体4
0の係止状態を解いてケース本体40を開けることがで
きる。一方、閉鎖的な外枠92の場合、係止状態を解く
ことはできなくなる。設計要件上ケース本体40を閉じ
た後、再度開封不能としたい場合にはかかる閉鎖状外枠
が有効である。その他の係止手段の態様としては、図示
していないが矢じり状のタブを採用し、これをやや幅の
狭い長孔に係合可能とすることによって、一旦矢じり状
タブを長孔に係合したときにケース本体を破損しない限
り該タブが抜けないような構成とすることも可能であ
る。
る側壁67を有し、その側壁67に一対の雌係止片(雌
タブという)86が設けられている。各々の雌タブ86
の孔87はケース半体52のヒンジ部48と対向する側
壁67に設けられる雄係止片(雄タブという)88を挿
入できる形状に形成されている。外枠90は該雄タブ8
8の周囲に部分的に連結することにより雌タブ86が雄
タブ88に係合した際にその係合部分を部分的に覆い保
護する。図4の符号92で示される破線のように、前記
外枠90において外側を閉鎖し上部のみ開口部を残すこ
とにより雌タブ86を該開口部に挿入できるようにして
も良い。したがって、部分的な開口を設けた外枠90で
はドライバやその他の鋭い用具を使用してケース本体4
0の係止状態を解いてケース本体40を開けることがで
きる。一方、閉鎖的な外枠92の場合、係止状態を解く
ことはできなくなる。設計要件上ケース本体40を閉じ
た後、再度開封不能としたい場合にはかかる閉鎖状外枠
が有効である。その他の係止手段の態様としては、図示
していないが矢じり状のタブを採用し、これをやや幅の
狭い長孔に係合可能とすることによって、一旦矢じり状
タブを長孔に係合したときにケース本体を破損しない限
り該タブが抜けないような構成とすることも可能であ
る。
【0038】以上、本発明の詳細な実施態様を説明し、
本発明の諸原理の応用例を詳細に図示しかつ記載してき
たが、その諸原理を逸脱しない限りにおいてその他の態
様に変更することができる。
本発明の諸原理の応用例を詳細に図示しかつ記載してき
たが、その諸原理を逸脱しない限りにおいてその他の態
様に変更することができる。
【0039】
【発明の効果】本発明は以下の効果を有するものであ
る。
る。
【0040】フェライトコアのケース体がきちんと嵌合
して滑ることがなく、ケースを締結固定する方法やワイ
ヤを結ぶ方法より優れている簡単な装着方法であって、
様々な寸法のケーブルを一つの寸法のケースで嵌合する
ので全寸法域のケーブルをまかなうのに弾性爪片付きケ
ースがごく少数で済み、ケーブルにケースを装着する際
低コストで済み、ケースに設けたフェライト材の電子的
作用は一定に保たれ、弾性爪片の挾持効果により振動又
は揺れの中でも高性能を示す。
して滑ることがなく、ケースを締結固定する方法やワイ
ヤを結ぶ方法より優れている簡単な装着方法であって、
様々な寸法のケーブルを一つの寸法のケースで嵌合する
ので全寸法域のケーブルをまかなうのに弾性爪片付きケ
ースがごく少数で済み、ケーブルにケースを装着する際
低コストで済み、ケースに設けたフェライト材の電子的
作用は一定に保たれ、弾性爪片の挾持効果により振動又
は揺れの中でも高性能を示す。
【図1】本発明の一例の斜視図であり、本発明が円筒形
をなしケーブルに係合しようとしている開口状態を示
す。
をなしケーブルに係合しようとしている開口状態を示
す。
【図2】図1のフェライトケースの断面図であり、ケー
ブルに完全に係合した状態を示す。
ブルに完全に係合した状態を示す。
【図3】本発明の他の実施態様によるフェライトケース
の分解端面図であり、図4のIII−III線に沿って
一部を断面とした図である。
の分解端面図であり、図4のIII−III線に沿って
一部を断面とした図である。
【図4】図3の実施態様の平面図で、半フェライト芯材
2個を取除いた状態である。
2個を取除いた状態である。
【図5】図3のV−V線に沿う断面図である。
10 ケース本体 11 端壁 13 端壁 12 フェライトコア半体 14 フェライトコア半体 16 通孔 18 通孔 20 ケース半体 22 ケース半体 24 ケーブル 26 係止片 28 雄係止片 34 弾性爪片 36 弾性爪片
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−123653(JP,A) 実開 昭63−193898(JP,U) 実開 昭64−13114(JP,U) 実開 昭63−165815(JP,U) 実開 昭63−39997(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 17/06
Claims (16)
- 【請求項1】 相対向する端壁と少なくとも一つの側壁
を有する第1ケース部と、相対向する端壁と少なくとも
一つの側壁を有する第2ケース部とから成り、前記第1
ケース部と前記第2ケース部とは相互に係合してケーブ
ル上で閉じ位置に移動可能となし、各々のケース部の各
端壁にはケーブル用凹部が設けられ、ケース部が前記閉
じ位置にあるときに該凹部は該端壁においてケーブルを
挿通する通孔を形成し、各々の前記ケース部の各端壁に
連結され、前記夫々のケーブル用凹部内に延びて成りか
つ各ケース部の内部に対し外方向に傾斜させることによ
りケース部を前記閉じ位置に移動した際、ケーブルへと
係合し、ケーブルと係合してケース部内部に対して外方
に変形され、これによって前記ケース部とケーブルとが
ケーブルに沿う軸方向上反対方向に相対移動するのを阻
止してなる複数個の弾性爪片と、各ケース部内に設けら
れ、各ケース部内のコア部分を保持する装着手段とを備
えると共に、各ケーブル用凹部の少なくとも1個の前記
弾性爪片は当該ケーブル用凹部の別の少なくとも1個の
前記弾性爪片に対して前記軸方向にずれた位置に形成さ
れていることを特徴とするノイズ防止材収納ケース。 - 【請求項2】 前記第1ケース部と前記第2ケース部と
の間に連結され、それらケース部を前記閉じ位置で互い
に係止せしめる係止手段を含んでなる請求項1記載のノ
イズ防止材収納ケース。 - 【請求項3】 前記弾性爪片が各々先端が切られた頂部
を有する略三角形の形状を成し、前記ケース部が前記閉
じ位置の状態の場合に前記通孔の各々に開口部を形成す
るようにした請求項1または2記載のノイズ防止材収納
ケース。 - 【請求項4】 前記弾性爪片が各々のケース部の内部よ
り5度〜30度の角度で前記ケーブル用凹部の内方へと
延びてなる請求項1から3までのいずれか記載のノイズ
防止材収納ケース。 - 【請求項5】 前記ケース部の各々において前記装着手
段が少なくとも1個のスプリングタブを含み、このスプ
リングタブがコア部分と係合して各ケース部でコア部分
を浮上状態で装着する請求項1から4までのいずれか記
載のノイズ防止材収納ケース。 - 【請求項6】 前記装着手段には各ケース部の側壁に連
結せる移動規制部を含み、この移動規制部はコア部分の
溝と係合して各ケース部内の各コア部分を保持する請求
項1から5までのいずれか記載のノイズ防止材収納ケー
ス。 - 【請求項7】 前記スプリングタブと前記移動規制部と
に係合する各ケース部内のコア部分を含んでなる請求項
6記載のノイズ防止材収納ケース。 - 【請求項8】 各ケーブル用凹部の少なくとも1個の弾
性爪片が同ケーブル用凹部の別の少なくとも1個の弾性
爪片に比べ寸法が相違する請求項1から7までのいずれ
か記載のノイズ防止材収納ケース。 - 【請求項9】 前記第1ケース部と前記第2ケース部と
は第1ケース半体と第2ケース半体とから成り、夫々の
ケーブル用凹部に同数の弾性爪片が延設してなる請求項
1から8までのいずれか記載のノイズ防止材収納ケー
ス。 - 【請求項10】 前記ケース半体が矩形の形状を成す請
求項9記載のノイズ防止材収納ケース。 - 【請求項11】 各矩形のケース半体が対向する一対の
側壁を有し、該ケース半体における一方の側壁がヒンジ
手段により他方の側壁に連結され、各ケース半体側壁に
はケース半体を閉じ位置に保つための係止手段が少なく
とも一つ設けられてなる請求項10記載のノイズ防止材
収納ケース。 - 【請求項12】 前記ケース半体の一方に連結する係止
手段が雌係止手段を構成し、前記ケース半体の他方に連
結する係止手段が該雌係止手段と係合する雄係止手段を
構成する請求項11記載のノイズ防止材収納ケース。 - 【請求項13】 前記ケース半体のうち少なくとも一方
における対向側壁に連結し、ケース半体が閉じ位置にあ
るときに前記係止手段を少なくとも部分的に覆うための
外枠を含んでなる請求項11または12のいずれか記載
のノイズ防止材収納ケース。 - 【請求項14】 各凹部における前記弾性爪片が長溝に
よって互いに隔てられ、該弾性爪片は夫々略三角形の形
状をなすと共に先端が切られた頂部を有し、各ケーブル
用凹部の少なくとも1個の弾性爪片が同ケーブル用凹部
の別の少なくとも1個の弾性爪片に比べ、一方のケース
半体のケーブル用凹部間を通る軸に対して軸上の位置が
異なる請求項1から13までのいずれか記載のノイズ防
止材収納ケース。 - 【請求項15】 前記第1ケース部と前記第2ケース部
の間に連結され、双方のケース部を連結する連結手段を
含んでなる請求項1から14までのいずれか記載のノイ
ズ防止材収納ケース。 - 【請求項16】 前記連結手段がヒンジ手段を構成し、
該ヒンジ手段は前記第1ケース部及び前記第2ケース部
における側壁の間に連結され、該ケース部双方を互いに
枢着する請求項15記載のノイズ防止材収納ケース。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/486,760 US5003278A (en) | 1990-03-01 | 1990-03-01 | Ferrite suppressor case with retaining fingers |
US07/486760 | 1990-03-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04216604A JPH04216604A (ja) | 1992-08-06 |
JP3200443B2 true JP3200443B2 (ja) | 2001-08-20 |
Family
ID=23933138
Family Applications (1)
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