JP3199930B2 - 7−イソインドリニル−キノロン誘導体および7−イソインドリニル−ナフチリドン誘導体 - Google Patents

7−イソインドリニル−キノロン誘導体および7−イソインドリニル−ナフチリドン誘導体

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JP3199930B2 JP24848293A JP24848293A JP3199930B2 JP 3199930 B2 JP3199930 B2 JP 3199930B2 JP 24848293 A JP24848293 A JP 24848293A JP 24848293 A JP24848293 A JP 24848293A JP 3199930 B2 JP3199930 B2 JP 3199930B2
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    • C07D513/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00
    • C07D513/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D513/06Peri-condensed systems

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、7−位置が部分的にハロゲン化
されたイソインドリニル環により置換された、新規なキ
ノロン誘導体およびナフチリドン誘導体、それらの製造
する方法およびそれらを含有する抗バクテリア剤および
飼料添加物に関する。
【0002】7−位置がイソインドリニル環により置換
されたキノロン誘導体およびナフチリドン誘導体、例え
ば、7−(2−イソインドリニル)−1−シクロプロピ
ル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソ−3−キノリンカルボン酸は欧州特許出願公開(EP
−A)第343 560号により既に知られている。し
かしながら、これらの化合物はわずかな抗バクテリア活
性により特徴づけられるにすぎない。
【0003】さらに、7−位置が過ハロゲン化イソイン
ドリニル環により置換されたキノロンカルボン酸および
ナフチリドカルボン酸、例えば、7−[(1−RS,2
RS,6SR)−2−アミノ−8−アザビシクロ[4.
3.0]ノン−2−イル]−1−シクロプロピル−6,
8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−
キノリンカルボン酸は欧州特許出願公開(EP−A)第
343 524号によりから知られている。
【0004】さらに、(−)−7−[(1R,2R,6
S)−2−アミノ−8−アザビシクロ[4.3.0]ノ
ン−2−イル]−1−シクロプロピル−6,8−ジフル
オロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカ
ルボン酸も知られている(ティ.ヨシナリら(T.Yo
shinari et al.)、会議:「化学治療に
おけるトポイソメラーゼ」(Topoisomeras
e in Chemotherapy)、名古屋(日本
国)、1991年11月におけるポスター展示)。
【0005】式(I)
【0006】
【化2】
【0007】式中、R1は1〜3個のフッ素原子で置換
されていてもよい1〜4個の炭素原子を有するアルキ
ル、2〜4個の炭素原子を有するアルケニル、1〜2個
のフッ素原子で置換されていてもよい3〜6個の炭素原
子を有するシクロアルキル、2−ヒドロキシエチル、メ
トキシ、アミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチ
ルアミノ、1または2個のフッ素原子で置換されていて
もよいフェニル、3−オキセタニル、ビシクロ[1.
1.1]ペンチルであり、R2は水素であるか、あるい
はR1と一緒になって、4または5員の環が生ずるよう
に架橋を形成することができ、R3は水素またはO−R
11であり、ここでR11は1〜4個の炭素原子を有するア
ルキルであるか、あるいはR3はR2と一緒になって、5
または6員の環が生ずるように、架橋を形成することが
でき、R4は水素、アミノ、1〜4個の炭素原子を有す
るアルキルアミノ、各アルキル基中に1〜3個の炭素原
子を有するジアルキルアミノ、ヒドロキシル、1〜4個
の炭素原子を有するアルコキシ、メルカプト、1〜4個
の炭素原子を有するアルキルチオ、ハロゲン、メチル、
エチルまたはビニルであり、R5は水素、ハロゲンまた
はメチルであり、R6は水素、1〜4個の炭素原子を有
するアルルキルオキシカルボニル、 12は水素、ヒドロキシルにより置換されていてもよい
1〜3個の炭素原子を有するアルキル、アルキル部分に
1〜4個の炭素原子を有するアルキルオキシカルボニ
ル、または1〜3個の炭素原子を有するアシルであり、
そしてR13は水素またはメチルであり、R7、R8、R9
およびR10の各々は水素またはメチルであるか、あるい
はR9およびR10の各々は水素またはメチルであり、そ
してR7はR8と一緒になって構造−O−、−CH2−ま
たは−CH2−CH2−の架橋を形成することができ、そ
してAはNまたはC−R14であり、ここでR14は水素、
ハロゲン、1〜3個のフッ素原子で置換されていてもよ
いメチル、エチニル、ビニル、ヒドロキシルまたはメト
キシであるか、あるいはまた、R1と一緒になって、5
または6員の環を生ずるように架橋を形成することがで
きるか、あるいはまた、R1およびR2と一緒になって、
2つの5または6員の環が生ずるように架橋を形成する
ことができる、の化合物およびそれらの互変異性体なら
びにそれらの製剤学的に利用可能な水和物および酸付加
塩、および基礎をなすカルボン酸のアルカリ金属塩、ア
ルカリ土類金属塩、銀塩およびグアニジジウム塩は、従
来のものより高い抗バクテリア作用を、とくにグラム陽
性領域において有することが発見された。
【0008】各記号が次の意味を有する式(I)の化合
物およびそれらの互変異性体ならびにそれらの製剤学的
に利用可能な水和物および酸付加塩、および基礎をなす
カルボン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、銀
塩およびグアニジジウム塩が好ましい:R1はシクロプ
ロピル、2−フルオロシクロプロピル、エチル、2−フ
ルオロエチル、1、2または3個のフッ素原子で置換さ
れていてもよいtert−ブチル、または1または2個
のフッ素原子で置換されていてもよいフェニル、3−オ
キセタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンチルであり、
2は水素であるか、あるいはR1と一緒になって、構造
【0009】
【化3】 の架橋を形成することができ、(*:2またはそれ以上
の基が一緒になって架橋を形成する場合、矢印は架橋す 1により置換された一般式(I)の中心に結合してい
ること、およびSがR2により置換された一般式(I)
の中心に結合していることを示す。) R3は水素またはO−R11であり、ここでR11は1〜4
個の炭素原子を有するアルキルであるか、あるいはR3
はR3と一緒になって、構造
【0010】
【化4】 の架橋を形成することができ、R4は水素、フッ素、塩
素、アミノ、ヒドロキシル、メチルまたはビニルであ
り、R5は水素、フッ素、塩素、臭素またはメチルであ
り、R6はアミノ、メチルアミノ、エトキシカルボニル
アミノ、アミノメチル、エトキシカルボニルアミノメチ
ル、ヒドロキシメチル、エトキシカルボニルまたは水素
であり、R7、R8、R9およびR10の各々は水素または
メチルであるか、あるいはR9およびR10の各々は水素
またはメチルであり、そしてR7はR8と一緒になって構
造−O−、−CH2−または−CH2−CH2−の架橋を
形成することができ、そしてAはNまたはC−R14であ
り、ここでR14は水素、フッ素、塩素、臭素、1〜3個
のフッ素原子で置換されていてもよいメチル、エチニ
ル、ビニルまたはメトキシであるか、あるいはまた、R
1と一緒になって、構造
【0011】
【化5】
【0012】の架橋を形成することができるか、あるい
はまた、R1およびR2と一緒になって、構造
【0013】
【化6】 の架橋を形成することができる。
【0014】各記号が次の意味を有する式(I)の化合
物およびそれらの互変異性体ならびにそれらの製剤学的
に利用可能な水和物および酸付加塩、および基礎をなす
カルボン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、銀
塩およびグアニジジウム塩がとくに好ましい:R1はシ
クロプロピル、シス−2−フルオロシクロプロピル、エ
チル、tert−ブチルまたは2,4−ジフルオロフェ
ニルであり、R2は水素であり、R3はヒドロキシルまた
はエトキシであり、R4は水素、フッ素またはアミノで
あり、R5は水素またはフッ素であり、R6はアミノ、メ
チルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、アミノメチ
ル、エトキシカルボニルアミノメチル、ヒドロキシメチ
ル、エトキシカルボニルまたは水素であり、R7、R8
9およびR10の各々は水素またはメチルであり、そし
てAはNまたはC−R14であり、ここでR14は水素、フ
ッ素または塩素であるか、あるいはまた、R1と一緒に
なって、構造
【0015】
【化7】 の架橋を形成することができる。
【0016】さらに、式(I)の化合物は、式(II)
の化合物
【0017】
【化8】
【0018】式中、R1、R2、R3、R4、R5およびA
は前述の意味を有し、そしてXはハロゲン、とくにフッ
素または塩素である、の化合物を、式(III)
【0019】
【化9】
【0020】式中、R6、R7、R8、R9およびR10は前
述の意味を有する、の化合物と、必要に応じて酸結合剤
の存在下に反応させ、そして必要に応じて存在すること
ができる保護基をアルカリ性加水分解および酸性加水分
解により除去し、そして生ずる化合物を必要に応じてそ
れらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、銀塩また
はグアニジウム塩に転化する場合に得られることが見い
出された。
【0021】例えば、1−シクロプロピル−6,7,8
−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキシ−キノ
リンカルボン酸および(1SR,2RS,6SR)−2
−エトキシカルボニルアミノ−8−アザビシクロ[4.
3.0]ノン−4−エンを出発物質として使用すると、
本発明による方法の過程は次の反応式により例示するこ
とができる:
【0022】
【化10】
【0023】例えば、1−シクロプロピル−5,6,8
−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−7−[(1SR,
2RS,6SR)−2−メチルアミノ−8−アザビシク
ロ[4.3.0]ノン−4−エン−8−イル]−4−オ
キソ−キノリンカルボン酸およびアンモニアを出発物質
として使用すると、本発明による方法の過程は次の反応
式により例示することができる:
【0024】
【化11】
【0025】例えば、エチル7−クロロ−1−シクロプ
ロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
−1,8−ナフトリジン−3−カルボキシレートおよび
(1SR,2RS,6SR)−2−メチルアミノ−8−
アザビシクロ[4.3.0]ノン−4−エンを出発物質
として使用すると、本発明による方法の過程は次の反応
式により例示することができる:
【0026】
【化12】
【0027】化合物(III)をまたそれらの塩類、例
えば、塩酸塩の形態で使用することができる、(II)
と(III)との反応は好ましくは希釈剤、例えば、ジ
メチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、
N−メチルピロリドン、ヘキサメチルリン酸トリアミ
ド、スルホラン、アセトニトリルまたは水、またはアル
コール、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパ
ノール、グリコールモノメチルエーテルまたはピリジン
の中で実施する。
【0028】すべての普通の無機酸および有機酸の結合
剤を酸結合剤として使用することができる。これらは好
ましくはアルカリ金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩お
よび有機アミンおよびアミジンを包含する。個々にとく
に適当であるとして述べることのできるものは、次の通
りである:トリエチルアミン、1,4−ジアザビシクロ
[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジア
ザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DB
U)または過剰量のアミン(III)。
【0029】反応温度は比較的広い範囲にわたって変化
することができる。一般に、約20〜200℃、好まし
くは40〜100℃の温度を使用する。
【0030】反応は大気圧下に実施することができる
が、また、高圧下に実施することができる。一般に、約
1〜100バール、好ましくは1〜10バールの圧力を
使用する。
【0031】本発明による方法を実施するとき、化合物
(II)の1モル当たり1〜15モル、好ましくは1〜
6モルの化合物(III)を使用する。遊離アミノ基は
反応の間に適当なアミノ保護基、例えば、t−ブトキシ
カルボニルまたはエトキシカルボニルによるか、あるい
はアゾメチン基として保護することができ、そしていっ
たん反応が完結したとき、適当な酸、例えば、塩酸また
はトリフルオロ酢酸で処理するか、あるいは適当な塩
基、例えば、水酸化ナトリウム溶液または水酸化カリウ
ム溶液で処理することによって再び遊離させる[T.
W.グレーネ(Greene)、有機合成における保護
基(Protective Groupsin Org
anic Synthesis)、p.218−28
8、JohnWiley & Sons、1981]。
【0032】本発明による化合物の酸付加塩の調製は、
普通の方法で、例えば、ベタインを過剰量の水性酸中に
溶解し、そして水と混和性の有機溶媒、例えば、メタノ
ール、エタノール、アセトンまたはアセトニトリルで塩
を沈澱させることによって実施する。等しい量のベタイ
ンおよび酸を、また、水またはアルコール、例えば、グ
リコールモノメチルエーテルの中で加熱することがで
き、そしてこの混合物を引き続いて蒸発乾固するか、あ
るいは沈澱した塩を吸引濾過することができる。製剤学
的に利用可能な塩類は、例えば、塩酸、硫酸、酢酸、グ
リコール酸、乳酸、コハク酸、クエン酸、酒石酸、メタ
ンスルホン酸、4−トルエンスルホン酸、ガラクツロン
酸、グルコン酸、エボン酸、グルタミン酸またはアスパ
ラギン酸との塩類を意味すると理解すべきである。
【0033】本発明によるカルボン酸のアルカリ金属塩
類またはアルカリ土類金属塩類は、例えば、ベタインを
等しい量より少ない量のアルカリ金属またはアルカリ土
類金属の溶液の中に溶解し、未溶解のベタインから濾過
し、そして濾液を蒸発させることによって得られる。ナ
トリウム塩、カリウム塩またはカルシウム塩は製剤学的
に適当である。対応する銀塩類は、アルカリ金属塩また
はアルカリ土類金属塩を適当な銀塩、例えば、硝酸銀と
反応させることによって得られる。
【0034】出発物質として使用する式(II)の化合
物の大部分は既知であるか、あるいは既知の方法により
調製することができる。述べることのできる例は、次の
とおりである:7−クロロ−1−シクロプロピル−6−
フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリ
ンカルボン酸、1−シクロプロピル−6,7−ジクロロ
−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボ
ン酸、6−クロロ−1−シクロプロピル−7,8−ジフ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリン
カルボン酸、8−クロロ−1−シクロプロピル−6,7
−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸、1−シクロプロピル−6,7,8−
トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸、5−ブロモ−1−シクロプロピル−
6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソ−3−キノリンカルボン酸、5−ブロモ−1−
(2,4−ジフルオロフェニル)−6,7,8−トリフ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリン
カルボン酸、1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ
−1,4−ジヒドロ−8−メチル−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸、6,7−ジフルオロ−1−エチル−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン
酸、6,7,8−トリフルオロ−1−エチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸、7−
クロロ−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−1−(2−
ヒドロキシエチル)−4−オキソ−3−キノリンカルボ
ン酸、6,7−ジフルオロ−1−(2−フルオロエチ
ル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカ
ルボン酸、7−クロロ−6−フルオロ−1,4−ジヒド
ロ−1−メトキシ−4−オキソ−3−キノリンカルボン
酸、7−クロロ−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−1
−メチルアミノ−4−オキソ−3−キノリンカルボン
酸、6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソ−1−フェニル−3−キノリンカルボン酸、7−クロ
ロ−1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソ−1,8−ナフトリジン−3−カルボ
ン酸、エチル7−クロロ−1−シクロプロピル−6−フ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフ
トリジン−3−カルボキシレート、エチル1−シクロプ
ロピル−6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ
−4−オキソ−3−キノリンカルボキシレート、9,1
0−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−3−メチル−7−
オキソ−7H−ピリド[1,2,3−デ][1,4]ベ
ンゾキサシン−6−カルボン酸、8,9−ジフルオロ−
6,7−ジフルオロ−5−メチル−1−オキソ−1H,
5H−ベンゾ[i,j]キノリシン−2−カルボン酸、
7−クロロ−6−フルオロ−1−フェニル−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフトリジン−3−カル
ボン酸、エチル7−クロロ−6−フルオロ−1−(4−
フルオロフェニル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−
1,8−ナフトリジン−3−カルボキシレート、6,
7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
−1−メチルアミノ−3−キノリンカルボン酸、1−ア
ミノ−6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−
4−オキソ−3−キノリンカルボン酸、6,7,8−ト
リフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1−ジメ
チルアミノ−3−キノリンカルボン酸、6,7−ジフル
オロ−1−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジヒド
ロ−8−メチル−4−オキソ−3−キノリンカルボン
酸、7−クロロ−6−フルオロ−1−(4−フルオロフ
ェニル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリ
ンカルボン酸、7−クロロ−6−フルオロ−1−(2,
4−ジフルオロフェニル)−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソ−3−キノリンカルボン酸、6,7,8−トリフル
オロ−1−(4−フルオロフェニル)−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸、6,7,8
−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1−
フェニル−3−キノリンカルボン酸、7−クロロ−1−
エチル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
−1,8−ナフトリジン−3−カルボン酸、6,7−ジ
フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1−ビニル
−3−キノリンカルボン酸、1−シクロプロピル−5,
6,7,8−テトラフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−
オキソ−3−キノリンカルボン酸、5−アミノ−1−シ
クロプロピル−6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸、1−シ
クロプロピル−6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−5−ヒドロキシ−4−オキソ−3−キノリンカ
ルボン酸、1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−
1,4−ジヒドロ−8−メトキシ−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸、7−クロロ−1−(2,4−ジフル
オロフェニル)−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4
−オキソ−1,8−ナフトリジン−3−カルボン酸、エ
チル7−クロロ−1−(2,4−ジフルオロフェニル)
−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,
8−ナフトリジン−3−カルボキシレート、9,1−エ
ポキシメタノ−7,8−ジフルオロ−5−オキソ−5H
−チアゾロ[3,2−a]キノリン−4−カルボン酸、
1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソ−8−トリフルオロメチル−3−キ
ノリンカルボン酸、9,10−ジフルオロ−2,3−ジ
ヒドロ−7−オキソ−7H−ピリド[1,2,3−デ]
[1,4]ベンゾチアジン−6−カルボン酸、6,7,
8−トリフルオロ−1−メチル−4−オキソ−1H,4
H−[1,3]チアゼト[3,2−a]−3−キノリン
カルボン酸、1−シクロプロピル−6,7,8−トリフ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−5−メチル−4−オキソ−
3−キノリンカルボン酸、9−シクロプロピル−6,7
−ジフルオロ−2,3,4,9−テトラヒドロ−5−メ
チル−イソチアゾロ[5,4−b]キノリン−3,4−
ジオン、6,7−ジフルオロ−1−(1,2−シス−2
−フルオロシクロプロピル)−1,4−ジヒドロ−4−
オキソ−3−キノリンカルボン酸、6,7,8−トリフ
ルオロ−1−(1,2−シス−2−フルオロシクロプロ
ピル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリン
カルボン酸、8−クロロ−6,7−ジフルオロ−1−
(1,2−シス−2−フルオロシクロプロピル)−1,
4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸、
7−クロロ−6−フルオロ−1−(1,2−シス−2−
フルオロシクロプロピル)−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソ−1,8−ナフトリジン−3−カルボン酸、1−シ
クロプロピル−8−ジフルオロメトキシ−6,7−ジフ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリン
カルボン酸[欧州特許出願(EP−A)第352 12
3号]。
【0035】8,9−ジフルオロ−1,2−ジヒドロ−
2−メチル−6−オキソ−6H−ピロロ[3,2,1−
ij]キノリン−5−カルボン酸、9,1−(メチルア
ミノ)メタノ−7,8−ジフルオロ−5−オキソ−5H
−チアゾロ[3,2−a]キノリン−4−カルボン酸、
1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソ−8−ビニル−3−キノリンカルボ
ン酸、7,8−ジフルオロ−2−メチル−5H−[1,
3,4]チアジアゾロ[3,2−a]キノリン−4−カ
ルボン酸、5−シクロプロピル−6,7,8−トリフル
オロ−1−ヒドロキシ−2,3,5,10−テトラヒド
ロ−3,10−ジオキソベンゾ[b]−1,6−ナフチ
リジン、9−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−3
−ヒドロキシ−4,9−ジヒドロ−4−オキソチエノ
[2,3−b]キノリン−2−カルボニトリル、4,5
−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ−1−メチル−7−オ
キソ−1H,7Hピリド−[3,2,1−ij]シンノ
リン−8−カルボン酸、1−ビシクロ[1.1.1]ペ
ンチル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−
オキソ−3−キノリンカルボン酸、1−t−ブチル−
6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−
3−キノリンカルボン酸、7−クロロ−6−フルオロ−
1−(1−フルオロメチル−1−メチル−エチル)−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフトリジン
−3−カルボン酸、5,8−ジクロロ−1−シクロプロ
ピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソ−3−キノリンカルボン酸。
【0036】出発化合物として使用する式(III)の
化合物は新規である。本発明による一般式(III)
【0037】
【化13】
【0038】式中、R6、R7、R8およびR10は前述の
意味を有する、の化合物を調製する方法が発見され、こ
の方法において、適当なジエンを適当なジエノフィルと
ディールス−アルダー反応で反応させ、この反応は分子
間または分子内で実施することができ、そしてさらに化
学反応は必要に応じて順次に実施して、必要に応じてピ
ロリジン環を構成しかつ生物学的効果のために所望の置
換基を導入し、そして、最後の工程として、ピロリジン
の窒素上の保護基を排除する。
【0039】ディールス−アルダー反応を分子間で実施
する場合、式(1)または(2)
【0040】
【化14】
【0041】式中、R7、R8、R9およびR10は前述の
意味を有し、そしてPは保護基(例えば、アリル、アシ
ル、カルバモイルまたはトリチル)であり、 Zは水
素、カルボキシル基、カルボン酸エステル基またはカル
ボキシアミド基、CNまたはNO2である、の化合物を
反応させて、式(3)[(1)から出発する]または
(4)[(2)から出発する]
【0042】
【化15】
【0043】式中、R7、R8、R9、R10、PおよびZ
はは前述の意味を有する、の化合物を生成する。同様な
性質の分子内ディールス−アルダー反応はある場合にお
いて知られている:J.M.メラー(Mellor)、
A.M.ワグランド(Wagland);ジャーナル・
オブ・ケミカル・ソサイアティー(J.Chem.So
c.)Perkin I、997−1005(198
9);W.R.ロウシュ(Roush)、S.E.ハル
(Hall);ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサイア
ティー(J.Chem.Soc.)103、5200
(1980)。E.シガネク(Ciganek);有機
反応(Organic Reaction)32、1−
374(1984)。しかしながら、これらの論文は反
応に適当であるかつ同時に引き続いて困難なく排除する
ことができる保護基について言及していない。
【0044】ディールス−アルダー反応の分子間実施の
場合において、式(5)のジエンを式(6)のジエノフ
ィルと反応させて式(7)の化合物を生成しそして、必
要に応じて基Z1およびZ2の変更後、例えば、環状カル
ボン酸無水物をジエステルに転化して保護基P1または
1およびP2の排除後、環化で反応させて式(8)のラ
クタムを生成する。
【0045】
【化16】
【0046】式(5)、(6)、(7)および(8)に
おいて、R7、R8、R9およびR10はは前述の意味を有
し、P1は,P2が水素である場合、アシルまたはカルバ
モイル保護基であるか、あるいはP1は、P2と一緒にな
って、イミドを形成し、Z1およびZ2は水素、カルボキ
シル、カルボン酸エステル基またはカルボキシアミド
基、CNまたはNO2であり、ここで2つの基Z1および
2の少なくとも1つはカルボン酸エステル基またはカ
ルボキシアミド基でなくてはならないか、あるいはZ1
およびZ2は一緒になって、環状カルボン酸無水物が形
成するように、架橋を形成する。
【0047】好ましくは保護基P、P1およびP2は、そ
れらの排除に使用する条件下に、すべての反応の工程を
ワンショット反応で実施することができるような方法
で、そして必要に応じて分割が困難または不可能である
異性体混合物へのジアステレオマー的および対掌体的に
純粋な出発化合物のコントロールしない転化が起こらな
い方法で、ラクタムへの環化、および必要に応じてなお
まだ遊離である第2カルボキシル官能基のエステル化
が、溶媒としてアルコールを使用して、起こる、保護基
である。
【0048】述べることのできる例は、次のとおりであ
る: 1、t−ブトキシカルボニルの保護基(水性またはアル
コール性酸) 2、フタルイミドの保護基(溶媒として水性または無水
のアルコール中の第1アミンを使用するアミノリシス) 分子間および分子内のディールス−アルダー反応の反応
性および選択性、とくにジアステレオ選択性は、ジエン
およびジエノフィルの性質(例えば、活性化基の性質お
よび数、追加の置換基の性質および数、二重結合のシス
またはトランスの立体配置)および反応を実施するモー
ド(分子間または分子内)および保護基(P、P1
2)により影響を受ける。
【0049】本発明による方法の範囲内で実施すべきデ
ィールス−アルダー反応および環化反応は、例えば、次
の反応式により例示することができる:
【0050】
【化17】
【0051】
【化18】
【0052】
【化19】
【0053】
【化20】
【0054】すべての不活性有機溶媒はディールス−ア
ルダー反応のための希釈剤として適当である。これらは
好ましくは次のものを包含する:エーテル、例えば、ジ
イソプロピルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル、ジメ
トキシエタン、テトラヒドロフランおよびアニソール、
炭化水素、例えば、ヘキサン、メチルシクロヘキサン、
トルエン、キシレンおよびメシチレン、およびハロゲン
化炭化水素、例えば、クロロホルム、1,2−ジクロロ
エタンおよびクロロベンゼン。しかしながら、ディール
ス−アルダー反応は、また、溶媒を使用しないで実施す
ることができる。
【0055】反応温度は比較的広い範囲にわたって変化
することができる。一般に、約−20℃〜+200℃、
好ましくは−20℃〜+150℃の温度を使用する。デ
ィールス−アルダー反応は通常大気圧下に実施する。し
かしながら、反応を加速するために、1.5GPaまで
の圧力はまた使用することができる。
【0056】式(7)の化合物をさらに反応させて式
(8)の化合物を生成する反応は、実施例に記載するよ
うに実施するか、あるいは有機化学の既知の方法に従い
実施する。
【0057】式(III)の化合物を実施するために、
式(3)、(4)または(8)の化合物から出発するこ
とがさらに必要である。
【0058】述べることのできるものは、例えば、次の
通りである:エステルへのカルボン酸の加水分解、カル
ボニル基、エステルの、アルデヒドまたはアルコールへ
の還元、またはラクタム基のピロリジンへの還元、ヒド
ロキシル官能基のアミノ官能基への転化、カルボキシル
官能基またはその誘導体の1つの、1つの炭素原子によ
る分解アミンへの転化、分子の中に存在するアミン官能
基によるアルデヒドの還元的アミン化、分子の中に存在
するアルデヒド官能基のアミンによる還元的アミン化、
保護基の導入、および分子の中に存在することができる
それ以上の保護基が保存されるような方法でピロリジン
窒素上に保護基の排除。
【0059】これらの反応は実施例に記載するように実
施するか、あるいは有機化学の既知の方法に従い実施す
る。
【0060】式(3)、(4)または(8)の化合物を
さらに反応させて式(III)の化合物を生成する反応
は、例えば、次の反応式により例示することができる:
【0061】
【化21】
【0062】
【化22】
【0063】
【化23】
【0064】式(1)、(2)、(5)および(6)の
出発化合物の大部分は既知であるか、あるいは有機化学
の既知の方法により調製することができる。
【0065】ラセミ体または対掌体的にまたはジアステ
レオマー的に純粋な化合物として使用することができ
る、式(III)の化合物の述べることのできる例は、
次のとおりである: 8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−2−エン エチル8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−2−エン
−2−カルボキシレート2−ヒドロキシメチル−8−ア
ザビシクロ[4.3.0]ノン−2−エン 2−アミノ−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−2
−エン 2−エチルオキシカルボニルアミノ−8−アザビシクロ
[4.3.0]ノン−2−エン 2−t−ブチルオキシカルボニルアミノ−8−アザビシ
クロ[4.3.0]ノン−2−エン 2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−8−アザビシク
ロ[4.3.0]ノン−2−エン 2−アリルオキシカルボニルアミノメチル−8−アザビ
シクロ[4.3.0]ノン−2−エン 2−アミノメチル−8−アザビシクロ[4.3.0]ノ
ン−2−エン 2−エチルオキシカルボニルアミノメチル−8−アザビ
シクロ[4.3.0]ノン−2−エン 2−t−ブチルオキシカルボニルアミノメチル−8−ア
ザビシクロ[4.3.0]ノン−2−エン 2−メチルアミノ−8−アザビシクロ[4.3.0]ノ
ン−2−エン 2−エチルアミノ−8−アザビシクロ[4.3.0]ノ
ン−2−エン 2−シクロプロピルアミノ−8−アザビシクロ[4.
3.0]ノン−2−エン 2−ジメチルアミノ−8−アザビシクロ[4.3.0]
ノン−2−エン 2−[(2−ヒドロキシエチル)−アミノ]−8−アザ
ビシクロ[4.3.0]ノン−2−エン 2−アミノ−1−メチル−8−アザビシクロ[4.3.
0]ノン−2−エン 2−アミノ−2−メチル−8−アザビシクロ[4.3.
0]ノン−2−エン 2−アミノ−3−メチル−8−アザビシクロ[4.3.
0]ノン−2−エン 2−エチルオキシカルボニルアミノ−3−メチル−8−
アザビシクロ[4.3.0]ノン−2−エン 2−t−ブチルオキシカルボニルアミノ−3−メチル−
8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−2−エン 2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−メチル−8
−アザビシクロ[4.3.0]ノン−2−エン 2−アリルオキシカルボニルアミノメチル−3−メチル
−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−2−エン 2−アミノ−4−メチル−8−アザビシクロ[4.3.
0]ノン−2−エン 2−アミノ−5−メチル−8−アザビシクロ[4.3.
0]ノン−2−エン 2−アミノ−6−メチル−8−アザビシクロ[4.3.
0]ノン−2−エン 2−アミノ−7−メチル−8−アザビシクロ[4.3.
0]ノン−2−エン 2−アミノ−9−メチル−8−アザビシクロ[4.3.
0]ノン−2−エン 6−アミノ−10−オキサ−3−アザビシクロ[5.
2.1.01,5]デク−8−エン 6−エチルオキシカルボニルアミノ−10−オキサ−3
−アザトリシクロ[5.2.1.01,5]デク−8−エ
ン 6−t−ブトキシカルボニルアミノ−10−オキサ−3
−アザトリシクロ[5.2.1.01,5]デク−8−エ
ン 6−アミノメチル−10−オキサ−3−アザトリシクロ
[5.2.1.01,5]デク−8−エン 6−エチルオキシカルボニルアミノメチル−10−オキ
サ−3−アザトリシクロ[5.2.1.01,5]デク−
8−エン 6−t−ブトキシカルボニルアミノメチル−10−オキ
サ−3−アザトリシクロ[5.2.1.01,5]デク−
8−エン 6−アミノ−3−アザトリシクロ[5.2.1.
1,5]デク−8−エン 6−アミノ−3−アザトリシクロ[5.2.2.
1,5]ウンデク−8−エン 実施例の中に述べる活性化合物の外に、ラセミ体または
対掌体的にまたはジアステレオマー的に純粋な化合物と
して存在することができる、下表に記載する活性化合物
を、また、調製することができる。
【0066】
【表1】
【0067】
【表2】
【0068】
【表3】
【0069】
【表4】
【0070】
【表5】
【0071】
【表6】
【0072】
【表7】
【0073】
【表8】
【0074】
【表9】
【0075】
【表10】
【0076】本発明による化合物は、効力のある抗生物
質作用を有し、そして、低い毒性と組み合わせて、グラ
ム陽性およびグラム陰性の微生物、とくに腸内細菌、な
かでも、種々の抗生物質、例えば、ペニシリン、セファ
ロスポリン、アミノグリコシド、スルホンアミドおよび
テトラサイクリンおよび他のキノロンに対して抵抗性で
あるものに対して広い抗生物スペクトルを示す。本発明
による化合物はすぐれた許容度により区別される。
【0077】これらの有用な性質は、薬物における化学
治療学的に活性な化合物としておよび、また、無機およ
び有機の材料、とくにすべての型の有機材料、とくにポ
リマー、潤滑剤、塗料、繊維、皮革、紙および木材、お
よび食物および水の保存のための物質として、それらの
使用を促進する。
【0078】本発明による化合物は、微生物の非常に広
いスペクトルに対して活性である。それらを使用して、
グラム陰性およびグラム陽性のバクテリアおよびバクテ
リア様有機体を抑制することができ、そしてこれらの病
原体により引き起こされる病気は予防、軽減および/ま
たは治癒することができる。
【0079】本発明による化合物は、休止状態および抵
抗性の微生物に対する強化された作用により区別され
る。休止状態のバクテリア、すなわち、検出可能な成長
を示さないバクテリアの場合において、化合物は従来知
られている物質の濃度より非常に低い濃度において活性
を有する。これは使用すべき量ばかりでなく、かつまた
殺す速度に関係する。このような結果はグラム陽性およ
びグラム陰性のバクテリア、とくに黄色ブドウ球菌(S
taphylococcus aureus)、緑膿菌
(Pseudomonas aeruginosa)、
エンテロコッカス・フェカリス(Enterococc
us faecalis)および大腸菌(Escher
ichia coli)の場合において観測することが
できた。
【0080】本発明による化合物は、また、匹敵する物
質に対する感受性が低いとして分類されるバクテリア、
とくに抵抗性黄色ブドウ球菌(Staphylococ
cus aureus)、大腸菌(Escherich
ia coli)、緑膿菌(Pseudomonas
aeruginosa)およびエンテロコッカス・フェ
カリス(Enterococcus faecali
s)に対する作用の驚くべき増加を示す。
【0081】本発明による化合物は、バクテリアおよび
バクテリア様微生物に対してとくに活性である。したが
って、それらは、ヒトおよび獣の医学においてこれらの
病原体により引き起こされる局所的感染および全身的感
染の予防および化学療法のためのヒトおよび獣医学の薬
物において適当である。
【0082】化合物は、さらに、原生動物および蠕虫を
防除に適当である。
【0083】それより上において、本発明による化合物
は腫瘍症の処置に適当である。
【0084】本発明による化合物は種々の製剤学的配合
物において使用することができる。述べることのできる
好ましい製剤学的配合物は、錠剤、被覆錠剤、カプセル
剤、丸剤、顆粒、座薬、溶液、懸濁液および乳濁液、ペ
ースト、軟膏、ゲル、クリーム、ローション、粉末およ
び噴霧液である。
【0085】最小阻止濃度(MIC)は、アイソ−セン
シテスト(Iso−Sensitest)の寒天(Ox
oid)上の系統希釈法により決定した。試験すべき各
物質のために、各場合について2倍希釈により減少する
濃度の活性化合物を含有する1系列の寒天平板を調製し
た。接種のために、各接種スポットが約104コロニー
形成粒子を含有するように前以て希釈した病原体の一夜
の培養物を使用した。接種した寒天平板を37℃におい
てインキュベーションし、そして成長した微生物を約2
0時間後に読んだ。MIC値(μg/ml)は、成長が
肉眼で検出されない最低の活性化合物濃度を示す。
【0086】本発明による化合物のいくつかのMIC値
を、次の表に、7−(4−アミノ−1,3−ジヒドロ−
イソイドル−2−イル)−1−シクロプロピル−6,8
−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸(欧州特許(EP−A)343,56
0号、実施例2)と比較して示す。
【0087】
【表11】
【0088】中間体の調製:
【0089】
【実施例】
実施例A: 8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−2−エン A.1.(E)−1−ブロモ−2,4−ペンタジエン
【0090】
【化24】
【0091】最初に84g(1.0モル)の1,4−ペ
ンタジエン−3−オールを0℃において導入する。撹拌
しながら、150ml(≒1.3モル)の48%強度の
水性臭化水素酸を内部温度が5℃を越えないような方法
で滴々添加する。添加が完結後、室温においてさらに1
時間撹拌する。有機相を分離し、そして精製しないでさ
らに反応させる。
【0092】収量:107−129g(理論値の73−
88%)。
【0093】A.2.(E)−1−(2−プロペニルア
ミノ)−2,4−ペンタジエン
【0094】
【化25】
【0095】最初に228g(4.0モル)の1−アミ
ノ−2−プロペンを導入する。撹拌しながら、58.8
g(0.4モル)の(E)−1−ブロモ−2,4−ペン
タジエン(実施例A.1.からの標題化合物)を滴々添
加する。内部温度を20〜30℃の範囲内に冷却により
保持する。室温において5時間撹拌する。150ミリバ
ール下にこの混合物を濃縮する。20g(0.5モル)
の水酸化ナトリウムを200mlの水中に溶解し、各場
合100mlの塩化メチレンで2回抽出し、硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、0.1gの4−ヒドロキシアニソールを
添加し、濃縮し、そして40ミリバール下に蒸留する。
10〜20ppmの4−ヒドロキシアニソールを蒸留物
に安定化のために添加する。
【0096】収量:33−35g(理論値の67−72
%)。
【0097】沸点:77−82℃/40ミリバール。
【0098】1H―NMR(CDCl3):δ=6.07
−6.48(m,2H);5.64−6.07(m,2
H);5.00−5.27(m,4H);3.19−
3.36ppmm,4H)。
【0099】A.3.N−[(E)−2,4−ペンタジ
エニル]−N−(2−プロペニル)−アセトアミド
【0100】
【化26】
【0101】最初に24.6g(0.2モル)の(E)
−1−(2−プロペニルアミノ)−2,4−ペンタジエ
ン(実施例A.2.からの標題化合物)を導入し、2
2.4gの酢酸無水物を滴々添加し、そして室温におい
て一夜撹拌する。濃縮しそしてさらに粗生成物として反
応させる。
【0102】A.4.8−アセチル−8−アザビシクロ
[4.3.0]ノン−2−エン
【0103】
【化27】
【0104】33.1g(0.2モル)のN−[(E)
−2,4−ペンタジエニル]−N−(2−プロペニル)
−アセトアミド(実施例A.3.からの標題化合物)を
200mlのキシレンの中に溶解し、窒素の強い流れを
15分間通し、0.1gの4−ヒドロキシアニソールを
添加し、次いで一夜加熱還流させる。濃縮し、高真空下
に蒸留する。
【0105】収量:23.1g(実施例A.2.からの
標題化合物に基づいて理論値の70%)。
【0106】沸点:88−93℃/0.05ミリバー
ル。
【0107】A.5.8−アザビシクロ[4.3.0]
ノン−2−エン
【0108】
【化28】
【0109】16.5g(0.1モル)の8−アセチル
−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−2−エン(実
施例A.4.からの標題化合物)を100mlの45%
強度の水酸化ナトリウム溶液、50mlの水および10
0mlの1,2−エタンジオールから成る混合物の中で
3時間加熱還流する。冷却後、各場合50mlのジエチ
ルエーテルで4回抽出する。一緒にした有機相を硫酸ナ
トリウムで乾燥し、そして高真空下に蒸留する。
【0110】収量:6.6g(理論値の54%)。
【0111】沸点:36−44℃/0.35ミリバー
ル。
【0112】1H―NMR(CDCl3):δ=5.79
(m,1H);5.74(m,1H);3.02−3.
17(m,2H);2.47−2.72(m,2H);
2.06−2.30(m,2H);1.91−2.06
(m,2H);1.68(m,1H);1.45ppm
(m,1H)。
【0113】実施例B: エチル(1RS,2RS,6SR)−8−アザビシクロ
[4.3.0]ノン−4−エン−2−カルボキシレート
(ジアステレオマーA)およびエチル(1RS,2R
S,6RS)−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−
4−エン−2−カルボキシレート(ジアステレオマー
B) B.1.N−[(E)−2,4−ペンタジエニル]−フ
タルイミド
【0114】
【化29】
【0115】最初に185g(1.0モル)のカリウム
フタルイミドを800mlのDMFの中に導入する。撹
拌しながら、147g(1.0モル)の(E)−1−ブ
ロモ−2,4−ペンタジエン(実施例A.1.からの標
題化合物)を滴々添加し、そしてこの方法の間に内部温
度を冷却により30℃以下に保持する。引き続いて、こ
の混合物を、撹拌しながら、1.6リットルの氷水中に
注ぎ、沈澱を吸引濾過し、水で洗浄し、一定重量に到達
するまで、室温において乾燥する。
【0116】収量:177−200g(理論値の83−
94%)。
【0117】沸点:118−121℃(エタノールから
再結晶化した試料)。
【0118】1H―NMR(CDCl3):δ=7.85
5および7.72(m,4H,アリール‐H);6.2
−6.4(m,2H,H,C−3およびC−4);5.
75(dt,1H,H,C−2,J=14および6H
z);5.20(d,1H,Ha,C−5,J=15H
z);5.10(d,1H,Hb,C−5,J=8H
z);4.33ppm(d,2H,H,C−1,J=6
Hz)。
【0119】B.2.(E)−1−ブロモ−2,4−ペ
ンタジエン
【0120】
【化30】
【0121】最初に400gのビス−(2−アミノエチ
ル)−アミンおよび213g(1.0モル)のN−
[(E)−2,4−ペンタジエニル]−フタルイミド
(実施例B.1.からの標題化合物)を、10cmのビ
グロー(Vigreux)カラムを有する2リットルの
蒸留装置の中に導入し、そして60ミリバール下に加熱
沸騰させる。60ミリバール下に、生成物は45〜60
℃の範囲において蒸留する。10〜20ppmの4−ヒ
ドロキシアニソールを蒸留物に添加する。
【0122】収量:71−80g(理論値の86−96
%)。
【0123】B.3.エチル(E)−4−[(E)−
2,4−ペンタジエニルアミノ]−3−ブテノエート
【0124】
【化31】
【0125】最初に41.6g(0.5モル)の(E)
−1−ブロモ−2,4−ペンタジエン(実施例B.2.
からの標題化合物)および50.6g(0.5モル)の
トリエチルアミンを0℃において250mlのTHFの
中に導入し、そして250mlのTHFの中に96.5
g(0.5モル)のエチル(E)−4−ブロモ−2−ブ
テノエートを滴々添加する。氷冷により内部温度を5℃
以下に保持する。0℃において5時間撹拌し、次いで室
温において一夜撹拌する。500mlのMTBEを添加
し、次いで500mlの1Mの水酸化ナトリウム溶液を
添加し、一緒にした有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、
100mlのトルエンおよび0.1gの4−ヒドロキシ
アニソールを添加し、そして濃縮する(その間に40℃
以上の温度を回避する)。残留物を1kgのシリカゲル
(63−200μm)のカラムクロマトグラフィーにか
け、シクロヘキサン/アセトン2:1で溶離する。濃縮
前に、0.1gの4−ヒドロキシアニソールを再び添加
し、そして濃縮の間40℃以上の温度を回避する。
【0126】収量:52.7−58.6g(理論値の5
4−60%)の黄色油。
【0127】Rf=0.24。
【0128】1H―NMR(CDCl3):δ=6.99
(dt,1H,J=15および5.5Hz);6.1−
6.45(m,2H);5.98(d,1H,J=15
Hz);5.75(dt,1H,J=15および6.5
Hz);5.18(d,1H,J=15Hz);5.0
6(d,1H,J=10Hz);4.19(q,2
H);3.42(dd,2H);3.31(d,2
H);1.29ppm(t,3H)。
【0129】B.4.エチル(1RS,2RS,6S
R)−8−t−ブトキシカルボニル−8−アザビシクロ
[4.3.0]ノン−4−エン−2−カルボキシレート
(ジアステレオマーA)およびエチル(1RS,2R
S,6RS)−8−t−ブトキシカルボニル−8−アザ
ビシクロ[4.3.0]ノン−4−エン−2−カルボキ
シレート(ジアステレオマーB)
【0130】
【化32】
【0131】最初に250mlのトルエン中に溶解した
97.5g(0.5モル)のエチル(E)−4−
[(E)−2,4−ペンタジエニルアミノ]−2−ブテ
ノエート(実施例B.3からの標題化合物)を導入す
る。250mlのトルエン中に溶解した114.5g
(0.525モル)のジ−t−ブチルジカーボネートを
滴々添加し、そして室温において一夜撹拌する。引き続
いて、窒素の強い流れを15分間通し、0.1gの4−
ヒドロキシアニソールを添加し、次いで6時間加熱還流
する。濃縮し、そして残留物を1kgのシリカゲル(6
3−200μm)のカラムクロマトグラフィーにかけ、
シクロヘキサン/アセトン8:1で溶離する。
【0132】収量:109−134g(理論値の74−
91%)の黄色油;比A:B=4:1の2つのジアステ
レオマーAおよびBから成る混合物。
【0133】Rf=0.25。
【0134】1H―NMR(Cl2DC―CDCl2;8
0℃):δ=5.77(m,1H(A)および1H
(B));5.68(m,1H(A)および1H
(B));4.14(m,2H(A)および2H
(B));3.65(m,2H(A)および1H
(B));3.48(dd,1H(B));3.27
(dd,1H(B));3.00(m,1H(A)およ
び1H(B));2.85(dd,1H(A));2.
76(m,1H(B));2.60(m,1H
(A));2.25‐2.55(m,3H(A)および
4H(B));1.93(m,1H(A));1.51
(s,9H(B));1.44(s,9H(A));
1.25ppm(t,3H(A)および3H(B))。
【0135】B.5.エチル(1RS,2RS,6S
R)−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4−エン
−2−カルボキシレート(ジアステレオマーA)および
エチル(1RS,2RS,6RS)−8−アザビシクロ
[4.3.0]ノン−4−エン−2−カルボキシレート
(ジアステレオマーB)
【0136】
【化33】
【0137】最初に6.0g(20ミリモル)の実施例
B.4.からの標題化合物を20mlのジオキサンの中
に導入する。冷却しながら、20mlの濃塩酸を内部温
度が30℃を越えないような方法で滴々添加する。いっ
たん添加が完結すると、さらに10分間撹拌する。40
mlの塩化メチレンを添加しそして、氷冷しながら、4
0mlの20%強度の氷冷水酸化ナトリウム溶液を滴々
添加する。有機相を分離し、水性相を塩化メチレンで抽
出し、一緒にした有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そ
して濃縮する。3.0gの粗生成物を100gのシリカ
ゲル(63−200μm)のカラムクロマトグラフィー
にかけ、シクロヘキサン/エタノール/17%強度の水
性アンモニア(1:2:0.1)で溶離する。
【0138】収量:0.8gのジアステレオマーAおよ
び08gのジアステレオマーB。
【0139】Rf=0.79実施例B.4.からの標題
化合物、0.21ジアステレオマーB、0.11ジアス
テレオマーA。
【0140】1H―NMR(CDCl3): ジアステレオマーA:δ=5.83(d,1H);5.
69(m,1H);4.15(q,2H);3.21−
3.38(m,2H);2.52−2.89(m,3
H);2.21−2.52(m,3H);1.95
(m,1H);1.28ppm(t,3H)。
【0141】ジアステレオマーB:δ=5.64−5.
87(m,2H);4.16(q,2H);3.14−
3.33(m,2H);2.82(dd,1H);2.
15−2.74(m,6H);1.28ppm(t,3
H)。
【0142】実施例C. (1SR,2RS,6SR)−2−エトキシカルボニル
アミノ−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4−エ
ン C.1.(1RS,2RS,6SR)−8−t−ブトキ
シカルボニル−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−
4−エン−2−カルボン酸
【0143】
【化34】
【0144】最初に500mlの水中に溶解した30.
8g(0.55モル)の水酸化カリウムを導入する。5
00mlのメタノール中に溶解した147.7g(0.
5モル)の実施例B.4.からの標題化合物を添加し、
そして窒素雰囲気下に60℃において8時間撹拌する。
冷却後、反応溶液を500mlの水で希釈しそして、撹
拌しながら、125mlの酢酸中にゆっくり注ぐ。添加
の完結後、氷浴の中に30分間放置し、次いで沈澱を吸
引濾過し、水で洗浄し、そして50℃で一定重量に乾燥
する。
【0145】収量:84−98g(理論値の63−73
%)。
【0146】融点:174−176℃(イソプロパノー
ル/水1:1から再結晶化した試料)。
【0147】1H―NMR(Cl2DC―CDCl2;8
0℃):δ=5.83(m,1H,H,C−5);5.
74(m,1H,H,C−4);3.65−3.80
(M,2H,Ha,C−7およびHa,C−9);3.0
9(dd,1H,Hb,C−9);2.92(dd,1
H,Hb,C−7);2.70(m,1H,H,C−
2);2.35−2.60(m,3H,Haおよび
b,C−3およびH,C−6);2.01(m,1
H,H,C−1);1.5ppm(s,9H)。
【0148】C.2.(1SR,2RS,6SR)−8
−t−ブトキシカルボニル−2−エトキシカルボニルア
ミノ−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4−エン
【0149】
【化35】
【0150】最初に200mlの無水THF中の53.
3g(0.2モル)の実施例C.1.からの標題化合物
および22.2g(0.22モル)のトリエチルアミン
を導入する。氷/塩化ナトリウム混合物で冷却しなが
ら、40mlのTHF中に溶解した22.8g(0.2
1モル)のエチルクロロホルメートwo内部温度が−1
0℃を越えないような方法で滴々添加する。添加が完結
した後、低温においてさらに1時間撹拌する。引き続い
て、激しく撹拌しながら、50mlの水中の15.6g
(0.24モル)のアジ化ナトリウムの氷冷した溶液を
内部温度が−10℃を越えないような方法で滴々添加す
る。添加が完結した後、低温においてさらに30分間撹
拌する。引き続いて、300mlの水および400ml
のトルエンを順次に添加する。
【0151】有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥し
そして、15ミリバール下に、もとの体積の半分に濃縮
する(25℃以下の浴温)。100mlのエタノールの
添加後、ゆっくり撹拌しながら加熱し(窒素の発生が許
す速度で)そして、窒素の発生が完結した後、4時間沸
騰還流させる。濃縮し、そして粗生成物をメタノール/
水85:15から再結晶化し、そして50℃で一定重量
に乾燥する。
【0152】収量:24.2−28.5g(理論値の3
9−46%)の標題化合物。
【0153】融点:120−122℃。
【0154】1H―NMR(CDCl3):δ=5.78
および5.73(2d,1H,H,C−5);5.64
(m,1H,H,C−4);4.59br.s,1H,
NH);4.12(m,2H,エトキシ CH2);
3.90(m,1H,H,C−2);3.74および
3.67(2m,1H,Ha,C−7);3.67およ
び3.56(2m,1H,Ha,C−9);3.12
(m,1H,Hb,C−9);2.92(m,1H,
b,C−7);2.67(m,1H,Ha,C−3);
2.49(m,1H,H,C−6);1.95(m,1
H,Hb,C−3);1.83(m,1H,H,C−
1);1.46(s,9H)1.24ppm(m,3
H,エトキシ CH3)。
【0155】10%強度の塩酸の添加により水性相をp
H2−3に調節し、氷浴の中で30分間放置し、沈澱を
吸引濾過し、水で洗浄し、そして50℃で一定重量に乾
燥する。
【0156】収量:16.0−19.2g(理論値の3
0−36%の実施例C.1.からの標題化合物)(回収
された出発化合物)。
【0157】C.3.(1SR,2RS,6SR)−2
−エトキシカルボニルアミノ−8−アザビシクロ[4.
3.0]ノン−4−エン
【0158】
【化36】
【0159】最初に31.0gの実施例C.2.からの
標題化合物を100mlのメタノール/水(1:1)
(懸濁液)の混合物を導入する。100mlの濃塩酸を
急速に(約40℃までにわずかに発熱する(均質な溶液
が得られる)、次いでガスの発生が止むまで(約10
分)撹拌する。200mlの氷水を添加し、次いで撹拌
しながらかつ氷で冷却しながら、70mlの45%強度
の水酸化ナトリウム溶液を滴々添加する。各場合50m
lの塩化メチレンで4回抽出し、一緒にした有機相を硫
酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、そして溶媒残留物を水
素圧下にストリッピングする。含量の間にこの物質は固
化する。
【0160】収量:13.7−16.6g(理論値の6
5−79%)の褐色−ピンク色の非晶質固体。
【0161】Rf=0.81実施例C.2.からの標題
化合物、0.11標題化合物。
【0162】塩化メチレン/メタノール/17%強度の
水性アンモニア(15:4:0.4)。
【0163】1H―NMR(CDCl3):δ=5.78
(d,1H,H,C−5);5.63(m,1H,H,
C−4);4.94(br,d,1H,NH);4.1
0(m,2H,エトキシ CH2);3.88(m,1
H,H,C−2);3.28(m,1H,Ha,C−
7);3.19(m,1H,Ha,C−9);2.84
(m,1H,Hb,C−9);2.57−2.62
(m,2H,Ha,C−3およびHb,C−7);2.4
3(m,1H,H,C−6);1.95(m,1H,H
b,C−3);1.79(m,1H,H,C−1);
1.23ppm(m,3H,エトキシCH3)。
【0164】実施例D: (1SR,2RS,6SR)−2−メチルアミノ−8−
アザビシクロ[4.3.0]ノン−4−エン
【0165】
【化37】
【0166】最初に1.9g(50ミリモル)の水素化
リチウムアルミニウムを窒素雰囲気下に25mlの無水
ジエチルエーテルの中に導入する。50mlの無水テト
ラヒドロフラン中に溶解した5.25g(25ミリモ
ル)の実施例C.3.からの標題化合物を滴々添加し、
そして3時間加熱還流する。さらに0.95g(25ミ
リモル)の水素化リチウムアルミニウムを添加し、そし
てもう一度3時間加熱還流する。氷冷しながら、白色沈
澱が形成するまで、水をゆっくり滴々添加する。沈澱を
吸引濾過し、そして各場合100mlのエタノールで沸
騰により2回抽出する。エタノール抽出液を反応の母液
と一緒にし、50mlのトルエンを添加し、そして高真
空下に溶媒をストリッピングする。
【0167】収量:1.95g(理論値の77%)の非
晶質固体。
【0168】Rf=0.11。
【0169】塩化メチレン/メタノール/17%強度の
水性アンモニア(2:4:1)。
【0170】1H―NMR(CDCl3):δ=5.77
(d,1H,H,C−5);5.67(m,1H,H,
C−4);3.33(dd,1H,Ha,C−7);
3.26(dd,1H,Ha,C−9);2.73−
2.82および2.54−2.63(2m,4H,H,
C−2,Ha,C−3,Hb,C−7およびHb,C−
9);2.41(s,3H,CH3N);2.34
(m,1H,H,C−6);1.90(m,1H,
b,C−3);1.70ppm(m,1H,H,C−
1)。
【0171】実施例E: (1RS,2RS,6SR)−2−ヒドロキシメチル−
8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4−エン E.1.(1RS,2RS,6SR)−8−t−ブトキ
シカルボニル−2−ヒドロキシメチル−8−アザビシク
ロ[4.3.0]ノン−4−エン(ジアステレオマー
A)および(1RS,2RS,6RS)−8−t−ブト
キシカルボニル−2−ヒドロキシメチル−8−アザビシ
クロ[4.3.0]ノン−4−エン(ジアステレオマー
B)
【0172】
【化38】
【0173】最初に29.5g(0.1モル)の実施例
B.4.からの標題化合物を窒素雰囲気下に無水1,2
−ジメトキシエタンの中に導入する。150mlのトル
エン中の1.5MのDIBAH溶液(0.225モル)
を<−65℃の内部温度において滴々添加する。添加が
完結した後、冷却浴を除去し、そして室温にさせる。室
温においてさらに2時間撹拌する。
【0174】激しく撹拌しながら、60mlのメタノー
ルを滴々添加する(発熱反応);冷水浴で冷却すること
によって内部温度を35〜45℃に維持する。引き続い
て、20mlの5%強度の水酸化ナトリウム溶液を滴々
添加する。添加が完結した後、さらに10分間撹拌す
る。沈澱を吸引濾過しそして、撹拌しながら、各場合1
50mlのエタノールと沸騰することによって2回抽出
し、エタノール抽出液および反応溶液を一緒にし、濃縮
し、溶媒残留物を高真空下にストリッピングし、そして
250gのシリカゲル(63−200μm)のカラムク
ロマトグラフィーにかけ、シクロヘキサン/アセトン
(4:1)で溶離する。
【0175】収量:12.9−17.7g(理論値の5
1−70%)の黄色がかった油;比4:1のジアステレ
オマーAおよびB。
【0176】粗生成物は長い期間の間放置した後固体と
なる。主要なジアステレオマーAのジアステレオマー的
に純粋な試料は、エーテル/石油エーテルから再結晶化
することによって得ることができる。
【0177】1H―NMR(CDCl3):(ジアステレ
オマーA)δ=5.67−5.82(m,2H,H,C
−4およびC−5);3.50−3.77(m,4H,
a,C−7,Ha,C−9およびヒドロキシメチル C
2);3.02(dt,1H,Hb,C−9);2.8
5(m,1H,Hb,C−7);2.2−2.4(m,
3H);1.84−2.00(m,3H);1.62
(m,1H,H,C−1);1.46ppm(s,9
H)。
【0178】E.2.(1RS,2RS,6SR)−2
−ヒドロキシメチル−8−アザビシクロ[4.3.0]
ノン−4−エン
【0179】
【化39】
【0180】最初に2.5g(10ミリモル)の実施例
E.1.からの標題化合物Aを導入する。10mlの濃
塩酸を急速に導入し、次いで30分間撹拌する。水で2
倍の体積に希釈し、次いで、撹拌しかつ氷で冷却しなが
ら、45%強度の水酸化ナトリウム溶液をpH≧12ま
で滴々添加する。濃縮し、撹拌しながら残留物をエタノ
ールで沸騰することによって2回抽出し、エタノール抽
出液を濃縮し、そして高真空下に溶媒残留物をストリッ
ピングする。
【0181】収量:2.1g(生成物はNaCl残留物
を含有する%)。
【0182】Rf=0.20。
【0183】塩化メチレン/メタノール/17%強度の
水性アンモニア(2:4:1)。
【0184】1H―NMR(d6−DMSO):δ=5.
76(d,1H);5.62(d,1H);3.47−
3.56(m,2H,Ha,C−7およびHa,C−
9);3.32−3.47(m,1H,ヒドロキシメチ
ルのCH2のHa);3.23−3.32(m,1H,ヒ
ドロキシメチルのCH2のHb);2.77(t,1H,
b,c−9);2.64(t,1H,Hb,C−7);
2.10−2.24(m,2H,Ha,C−3および
H,C−6);1.77−1.88(m,1H,Hb
C−3);1.69(m,1H,H,C−2);1.4
0ppm(m,1H,H,C−1)。
【0185】実施例F: (1RS,2RS,6SR)−2−エチルオキシカルボ
ニルアミノメチル−8−アザビシクロ[4.3.0]ノ
ン−4−エン F.1.(1RS,2RS,6SR)−8−t−ブトキ
シカルボニル−2−(4−トルエンスルホニルオキシメ
チル)−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4−エ
ン(ジアステレオマーA)および(1RS,2RS,6
RS)−8−t−ブトキシカルボニル−2−(4−トル
エンスルホニルオキシメチル)−8−アザビシクロ
[4.3.0]ノン−4−エン(ジアステレオマーB)
【0186】
【化40】
【0187】最初に12.7g(0.05モル)の実施
例E.1.からの標題化合物(ジアステレオマーAおよ
びBの粗製混合物)を25mlの無水ピリジンを導入
し、そして−15℃に冷却する。11.0g(0.05
75モル)の4−トルエンスルホニルクロライドを内部
温度が−5℃を越えないような方法で少しずつ添加す
る。添加が完結した後、−5〜−15℃の温度において
さらに2時間撹拌し、次いで室温においてさらに3時間
撹拌する。5gの氷を添加し、5分間撹拌し、50ml
の水に添加し、そして沈澱を吸引濾過し、それを水で洗
浄し、そしてそれを50℃で一定重量に乾燥する。
【0188】収量:14.4−16.3g(理論値の7
1−80%)のジアステレオマーAおよびBの淡いピン
ク色の固体混合物。
【0189】主要なジアステレオマーAおよびBのジア
ステレオマー的に純粋な試料は、メタノールから再結晶
化することによって得ることができる。
【0190】融点:111−113℃。
【0191】1H―NMR(CDCl3):(ジアステレ
オマーA)δ=7.79(m,2H,アリール 1
H);7.36(d,2H,アリール H);5.74
および5.78(2d,1H,H,C−5);5.64
(m,1H,H,C−4);3.84−3.97(m,
2H,トシル OCH2−);3.59および3.67
(2dd,1H,Ha,C−7);3.48(dd,1
H,Ha,C−9);2.78−2.96(m,2H,
b,C−7およびHb,C−9);2.47(s,3
H,アリール CH3);2.22−2.36(m,2
H,Ha,C−3およびH,C−6);2.06(m,
1H,H,C−2);1.80−1.98(m,1
H,,Hb,C−3);1.59(m,1H,H,C−
1);1.45および1.47ppm(2s,9H)。
【0192】F.2.(1RS,2RS,6SR)−8
−t−ブトキシカルボニル−2−エチルオキシカルボニ
ルアミノメチル−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン
−4−エン(ジアステレオマーA)および(1RS,2
RS,6RS)−8−t−ブトキシカルボニル−2−エ
チルオキシカルボニルアミノメチル−8−アザビシクロ
[4.3.0]ノン−4−エン(ジアステレオマーB)
【0193】
【化41】
【0194】100mlのDMF中で20.5g(0.
05モル)の実施例F.1.からの標題化合物(ジアス
テレオマーAおよびBの粗製混合物)および6.5g
(0.1モル)のアジ化ナトリウムを70℃に4時間加
熱する。反応溶液を200mlの水に添加し、200m
lの石油エーテルで1回洗浄し、石油エーテル相を50
mlの水で1回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そし
て室温において濃縮する。
【0195】残留物を80mlのTHFの中に取り、そ
して80mlのTHF中に溶解した13.1g(0.0
5モル)のトリフェニルホスフィンを添加する。添加が
完結した後、室温において20時間撹拌し、次いで15
0mlの水をゆっくり添加し、添加が完結した後、さら
に15分間撹拌する。冷却しながら、塩酸(濃塩酸/水
1:3)をpH3−4に到達するまで滴々添加し、TH
Fを室温において真空除去し、反応溶液を0℃に冷却
し、そして沈澱したトリフェニルホスフィン吸引濾過す
る(か、あるいは油状である場合、MTBEで取る)。
【0196】10%強度の水酸化ナトリウム溶液の添加
により水性相をpH≧12に調節し、各場合100ml
の塩化メチレンで2回抽出し、一緒にした抽出液を硫酸
ナトリウムで乾燥し、引き続いて6.0g(0.06モ
ル)のトリエチルアミンを添加し、撹拌しながら、20
mlの塩化メチレン中に溶解した6.0g(0.055
モル)のエチルクロロホルメートを添加し、室温におい
て一夜撹拌し、反応溶液を100mlの水で1回洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮する。23g
の粗生成物を100gのシリカゲル(63−200μ
m)のカラムクロマトグラフィーにかけ、シクロヘキサ
ン/アセトン(4:1)で溶離する。
【0197】収量:12.4g(理論値の76%)のジ
アステレオマーAおよびBの粘性油状の混合物。
【0198】Rf値(シクロヘキサン/アセトン(2:
1)):0.32ジアステレオマーA、0.29ジアス
テレオマーB。
【0199】ジアステレオマーAおよびBを250gの
シリカゲル(35−70μm)のカラムクロマトグラフ
ィーにかけ、シクロヘキサン/アセトン(8:1)で溶
離することによって分割する。
【0200】収量:4.3g(理論値の26%)のジア
ステレオマーA(粘性油)。2.4g(理論値の15
%)の混合した分画。0.6g(理論値の4%)のジア
ステレオマーB。
【0201】1H―NMR(Cl2DC―CDCl2;8
0℃): ジアステレオマーA:δ=5.75(d,1H,H,C
−5);5.66(m,1H,H,C−4);4.67
(br,1H,NH);4.08(q,2H,エトキシ
CH2);3.62(br,2H,Ha,C−7および
a,C−9);3.19(br,1H,Ha,CH2
NH);3.05(br,Hb,CH2―NH);2.9
6(dd,1H,Hb,C−9);2.81(dd,1
H,Hb,C−7);2.24−2.34(m,2H,
a,C−3およびH,C−6);1.78−1.94
(m,2H,H,C−2およびHb,C−3);1.5
4(m,1H,H,C−1);1.43(s,9H);
1.22ppm(t,3H,エトキシ CH3)。
【0202】ジアステレオマーB:δ=5.69(m,
1H,H,C−4);5.57(m,1H,Ha,C−
5);4.65(br,1H,NH);4.08(q,
2H,エトキシーCH2);3.52(dd,1H,
a,C−7);3.41(dd,1H,Ha,C−
9);3.29(dd,1H,Hb,C−9);3.2
4(dd,1H,H,CH2−NH);3.03−3.
12(m,2H,Hb,C−7およびHb,CH2−N
H);2.68(m,1H,H,C−6);2.12−
2.22(m,2H,H,C−1およびHa,C−
3);1.74−1.87(m,2H,H,C−2およ
びHbC−3);1.43(s,9H);1.22pp
m(t,3H,エトキシ CH3)。
【0203】F.3.(1RS,2RS,6SR)−2
−エチルオキシカルボニルアミノメチル−8−アザビシ
クロ[4.3.0]ノン−4−エン
【0204】
【化42】
【0205】最初に1.6g(5.7ミリモル)の実施
例F.2.からの標題化合物を10mlのメタノールの
中に導入する。8mlの濃塩酸を急速に導入し、次いで
30分間撹拌する。水で2倍の体積に希釈し、次いで撹
拌しながら、氷で冷却し、45%強度の水酸化ナトリウ
ム溶液をpH≧12まで滴々添加する。塩化メチレンで
4回抽出し、一緒にした有機相を硫酸ナトリウムで乾燥
し、濃縮し、そして高真空下に溶媒を除去する。
【0206】収量:0.8g(理論値の63%)の粘性
油。
【0207】Rf=0.16。
【0208】塩化メチレン/メタノール/17%強度の
水性アンモニア(15:4:0.5)。
【0209】1H―NMR(CDCl3):δ=5.81
(d,1H,H,C−5);5.67(m,1H,H,
C−4);5.00(br,1H,NH);4.10
(q,2H,エトキシ CH2);3.18−3.28
および3.08(m,3Hおよびm,1H:Ha,C−
7,Ha,C−9,HaおよびHb,CH2−NH−C
O);2.67(dd,1H,Hb,C−9);2.5
3(dd,1H,Hb,C−7);2.34(m,1
H,Ha,C−3);2.25(m,1H,H,C−
6);1.79−1.96(m,2H,H,C−2およ
びHb,C−3);1.50(m,1H,H,C−
1);1.24ppm(t,3H,エトキシ C
3)。
【0210】実施例G: (1RS,2SR,6RS)−2−ヒドロキシメチル−
8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4−エン G.1.(E)−1−t−ブトキシカルボニルアミノ−
2,4−ペンタジエン
【0211】
【化43】
【0212】最初に8.3g(0.1モル)の(E)−
1−アミノ−2,4−ペンタジエン(実施例B.2.か
らの標題化合物)を50mlのMTBEの中に導入し、
そして20mgの4−ヒドロキシアニソールを添加す
る。引き続いて、20〜30の内部温度において、50
mlのMTBE中に溶解した22.9g(0.105モ
ル)のジ−t−ブチル−ジカーボネートを添加する。添
加が完結した後、室温において20時間撹拌する。濃縮
し、そしてジ−t−ブチル−ジカーボネートの残留物を
40℃で高真空下に除去する。
【0213】収量:18.9g(粗生成物)の無色の油
状。
【0214】Rf=0.25。
【0215】シクロヘキサン/アセトン(4:1)。
【0216】1H―NMR(CDCl3):δ=6.05
−6.43(m,2H,H,C−3およびC−4);
5.68(dd,1H,H,C−2,J=14および6
Hz);5.17(dd,1H,Ha,C−5,J=1
6Hz);5.07(dd,1H,Hb,C−5,J=
10Hz);4.75(br,1H,NH);3.77
(t,2H,H,C−1);1.45ppm(s,9
H)。
【0217】G.2.(1RS,2RS,6RS)−2
−t−ブチルオキシカルボニルアミノメチル−7,9−
ジオキソ−8−オキサビシクロ[4.3.0]ノン−3
−エン
【0218】
【化44】
【0219】最初に83.2g(1.0モル)の(E)
−1−アミノ−2,4−ペンタジエン(実施例B.2.
からの標題化合物)を250mlのMTBEの中に導入
し、そして0.1gの4−ヒドロキシアニソールを添加
する。引き続いて、20〜30の内部温度において、2
50mlのMTBE中に溶解した229.2g(1.0
5モル)のジ−t−ブチル−ジカーボネートを添加す
る。添加が完結した後、室温において20時間撹拌す
る。10.3g(1.05モル)の無水マレイン酸を添
加し、そして60℃の内部温度において24時間撹拌す
る。沈澱を吸引濾過し、それをトルエンで洗浄し、そし
てそれを50℃で一定重量に乾燥する。
【0220】収量:208.2g(理論値の74%)の
白色の結晶質固体。
【0221】融点:157−159℃。
【0222】1H―NMR(d6−DMSO):δ=5.
81(m,1H,H,C−4);5.59(d,1H,
H,C−3);3.77(dd,1H,Ha,CH2−N
H);3.44(m,2H,H,C−1およびHb,C
2−NH);2.94(m,1H,H,C−2);
2.66(m,1H,H,C−6);2.16(m,1
H,Ha,C−5);2.06(m,1H,Hb,C−
5);1.43ppm(s,9H)。
【0223】G.3.メチル(1RS,2RS,6R
S)−9−オキソ−8−アザビシクロ[4.3.0]ノ
ン−4−エン−2−カルボキシレート
【0224】
【化45】
【0225】最初に83.2g(1.0モル)の(E)
−1−アミノ−2,4−ペンタジエン(実施例B.2.
からの標題化合物)を250mlのTHFに導入し、そ
して0.1gの4−ヒドロキシアニソールを添加する。
引き続いて、20〜30℃の内部温度において、250
mlのTHF中に溶解した229.2g(1.05モ
ル)のジ−t−ブチル−ジカーボネートを滴々添加す
る。添加が完結した後、室温において20時間撹拌す
る。103.0g(1.05モル)の無水マレイン酸を
添加し、そして5時間加熱還流する。濃縮し、そして5
00mlのメタノールの中に取り、30mlのp−トル
エンスルホン酸を添加し、次いでもう一度5時間加熱還
流する。氷で冷却した後、そして撹拌し、500mlの
水中に溶解した20gの炭酸ナトリウムの溶液を滴々添
加し、この混合物を氷浴の中にさらに30分間放置し、
そして沈澱を吸引濾過し、それを少量の水で洗浄し、そ
してそれを50℃で一定重量に乾燥する。
【0226】収量:125−148g(理論値の64−
76%)の白色の結晶質固体。
【0227】融点:190−193℃。
【0228】1H―NMR(d6−DMSO):δ=7.
50(s,1H,NH);5.77(m,1H,H,C
−4);5.56(m,1H,H,C−5);3.60
(s,3H,CH3O);3.42(dd,1H,Ha
C−7);3.16(dd,1H,H,C−1);3.
00(m,1H,H,C−6);2.88(dd,1
H,Hb,C−7);2.67(m,1H,H,C−
2);2.02−2.18ppm(m,2H,Haおよ
びHb,C−3)。
【0229】G.4.(1RS,2SR,6RS)−2
−ヒドロキシメチル−8−アザビシクロ[4.3.0]
ノン−4−エン
【0230】
【化46】
【0231】最初に19.6g(0.1モル)の実施例
G.3からの標題化合物を不活性ガス下に導入する(懸
濁液)。トルエン中の100ml(0.15モル)の
1.5MのDIBAH溶液を10〜20℃の内部温度に
おいて滴々添加する。こうして得られた透明な均質な溶
液を、50mlのTHF中の1.9gのリチウムアロネ
ートの懸濁液に添加する。添加が完結した後、室温にお
いて15分間撹拌し、次いで還流温度において30分間
撹拌する。冷却後、3.8g(0.1モル)のリチウム
アロネートを少しずつ添加し、次いで24時間加熱還流
する。冷却後、50mlの水および10mlの1Mの水
酸化ナトリウム溶液を順次に滴々添加し、沈澱を吸引濾
過し、そしてそれを各場合150mlのエタノールで3
回抽出する。濾液および抽出液を一緒にし、そして濃縮
する。
【0232】収量:g(生成物は水酸化リチウムおよび
水素化アルミニウムを含有する)。Rf=0.3。
【0233】塩化メチレン/メタノール/17%強度の
水性アンモニア(2:4:1)。
【0234】実施例H: (1RS,2SR,6RS)−2−エチルオキシカルボ
ニルアミノメチル−8−アザビシクロ[4.3.0]ノ
ン−4−エン H.1.(1RS,2SR,6RS)−8−t−ブトキ
シカルボニル−2−ヒドロキシメチル−8−アザビシク
ロ[4.3.0]ノン−4−エン
【0235】
【化47】
【0236】16.4gの実施例G.4.からの粗生成
物(実施例G.4.からの標題化合物の0.1モルに相
当する)を100mlのTHF中に溶解する。0〜5℃
の内部温度において、100mlのTHF中に溶解した
22.9g(0.105モル)のジ−t−ブチル−ジカ
ーボネートを添加し、0℃において24時間撹拌し、次
いで引き続いて室温においてさらに24時間撹拌する。
濃縮し、そして粗生成物を250gのシリカゲル(65
−200μm)のカラムクロマトグラフィーにかけ、シ
クロヘキサン/アセトン(2:1)で溶離する。
【0237】収量:g(2工程にわたって理論値の54
%)。
【0238】;粘性油。
【0239】Rf=0.21標題化合物、0.08実施
例G.4.からの標題化合物。
【0240】H.2.(1RS,2SR,6RS)−8
−t−ブトキシカルボニル−2−(4−トルエンスルホ
ニルオキシメチル)−8−アザビシクロ[4.3.0]
ノン−4−エン
【0241】
【化48】
【0242】標題化合物を実施例F.1.におけるよう
に実施例H.1.からの標題化合物から得る。
【0243】収量:理論値の81〜83%。
【0244】融点:160−162℃。
【0245】1H―NMR(CDCl3):δ=7.79
(m,2H,アリール‐H);7.37(d,2H,ア
リール‐H);5.67(m,1H,H,C−4);
5.47(m,1H,H,C−5);3.78−3.9
7(m,2H,トシル‐OCH2−);3.13−3.
42(m,3H,CH2−N);2.95(t,1H,
CH2−N);2.74(m,1H);2.54(m,
1H);2.47(s,3H,アリール‐CH3);
2.32(m,1H,H,C−2);2.06(m,1
H,Ha,C−3);1.66−1.83(m,1H,
b,C−3);1.44ppm(s,9H)。
【0246】H.3.(1RS,2SR,6RS)−8
−t−ブトキシカルボニル−2−エチルオキシカルボニ
ルアミノメチル−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン
−4−エン
【0247】
【化49】
【0248】標題化合物を実施例F.2.におけるよう
に実施例H.2.からの標題化合物から得る。粗生成物
をシリカゲル(63−200μm)のカラムクロマトグ
ラフィーにかけ、シクロヘキサン/アセトン(2:1)
で溶離する。
【0249】収量:理論値の76%;透明な粘性油。
【0250】Rf=0.35(シクロヘキサン/アセト
ン2:1)。
【0251】1H―NMR(Cl2DC―CDCl2;8
0℃):δ=5.69(m,1H,H,C−4);5.
47(d,1H,H,C−5);4.59(br,1
H,NH);4.10(q,2H,エトキシ C
2);3.38(dd,1H);3.32(m,1
H);3.24(m,1H);3.01−3.08
(m,3H);2.79(m,1H);2.47(m,
1H);2.07(m,2H);1.78(m,1
H);1.42(s,9H);1.22ppm(t,3
H,エトキシCH3)。
【0252】H.4.(1RS,2SR,6RS)−2
−エチルオキシカルボニルアミノメチル−8−アザビシ
クロ[4.3.0]ノン−4−エン
【0253】
【化50】
【0254】標題化合物を実施例H.3.におけるよう
に実施例C.3.からの標題化合物から得る。
【0255】収量:理論値の42%。
【0256】Rf=0.93実施例H.3.からの標題
化合物、0.23標題化合物。
【0257】塩化メチレン/メタノール/17%強度の
水性アンモニア(15:4:0.5)。
【0258】実施例I: (1SR,2RS,3RS,6SR)−2−エチルオキ
シカルボニルアミノメチル−3−メチル−8−アザビシ
クロ[4.3.0]ノン−4−エン I.1.N−[(2E,4E)−2,4−ヘキサジエニ
ル]−フタルイミド
【0259】
【化51】
【0260】標題化合物を(2E,4E)−1−ブロモ
−2,4−ヘキサジエンから実施例B.1.におけるよ
うにして得る。
【0261】収量:理論値の77−79%。
【0262】融点:114−117℃(試料をエタノー
ルから再結晶化する)。
【0263】1H―NMR(CDCl3):δ=7.85
(m,2H);7.72(m,2H);6.25(d
d,1H);6.00(ddd,1H);5.5−5.
8(m,2H);4.29(d,2H);1.74pp
m(d,3H)。
【0264】I.2.(2E,4E)−1−アミノ−
2,4−ヘキサジエン
【0265】
【化52】
【0266】標題化合物を実施例I.1.からの標題化
合物から実施例B.2.におけるようにして得る;沸点
の範囲:40−70℃/16−18ミリバール。
【0267】収量:理論値の67−83%。
【0268】I.3.エチル(E)−4−[(2E,4
E)−2,4−ヘキサジエニルアミノ]−2−ブテノエ
ート
【0269】
【化53】
【0270】標題化合物を実施例I.2.からの標題化
合物から実施例B.3.におけるようにして得る。
【0271】収量:理論値の46%。
【0272】1H―NMR(CDCl3):δ=6.98
(dt,1H);5.9−6.25(m,3H);5.
5−5.8(m,2H);4.19(q,2H);3.
40(dd,2H);3.27(d,2H);1.76
(d,3H);1.29ppm(t,3H)。
【0273】I.4.エチル(1RS,2RS,3R
S,6SR)−8−t−ブトキシカルボニル−3−メチ
ル−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4−エン−
2−カルボキシレート(ジアステレオマーA)およびエ
チル(1RS,2RS,3SR,6RS)−8−t−ブ
トキシカルボニル−3−メチル−8−アザビシクロ
[4.3.0]ノン−4−エン−2−カルボキシレート
(ジアステレオマーB)
【0274】
【化54】
【0275】標題化合物を実施例I.3.からの標題化
合物から実施例B.4.におけるようにして得る。
【0276】収量:理論値の70%;比A:B=4:1
の2ジアステレオマーAおよびBの混合物。
【0277】Rf=0.49(シクロヘキサン/アセト
ン2:1)。
【0278】I.5.(1RS,2RS,3RS,6S
R)−8−t−ブトキシカルボニル−3−メチル−8−
アザビシクロ[4.3.0]ノン−4−エン−2−カル
ボン酸
【0279】
【化55】
【0280】最初に20mlの水中に溶解した1.17
g(21ミリモル)の水酸化カリウムを導入する。20
mlのメタノール中に溶解した5.9g(19ミリモ
ル)の実施例I.4.からの標題化合物を添加し、そし
て窒素雰囲気下に48時間加熱還流する。濃縮し、水の
中に取り、塩化メチレンで1回抽出し、水性相を酢酸で
pH3−4に調節し、沈澱を吸引濾過し、それを水で洗
浄し、それを室温において乾燥し、そしてそれをシクロ
ヘキサン/アセトンから再結晶化する。
【0281】収量:2.25g(理論値の42%)。
【0282】融点:189℃。
【0283】1H―NMR(d6−DMSO):δ=5.
77(d,1H);5.61(m,1H);3.67
(m,1H);3.54(m,1H);2.61−2.
95(m,4H);2.30(m,1H);1.82
(m,1H);1.40(s,9H);0.90ppm
(d,3H)。
【0284】I.6.(1SR,2RS,3RS,6S
R)−8−t−ブトキシカルボニル−2−エチルオキシ
カルボニルアミノ−3−メチル−8−アザビシクロ
[4.3.0]ノン−4−エン
【0285】
【化56】
【0286】標題化合物を2.25g(8ミリモル)の
実施例I.5.からの標題化合物から実施例C.2.に
おけるようにして得る。実施例C.2.と比較したとき
の変更は次の通りである:4時間の代わりにエタノール
中の8時間の還流;100gのシリカゲル(63−20
0μm)のカラムクロマトグラフィーによるトルエン/
酢酸エチル(2:1)を使用する精製。
【0287】収量:1.6g(理論値の59%)の透明
な油。
【0288】1H―NMR(CDCl3):δ=5.68
および5.72(2d,1H);5.61(m,1
H);4.81(m,1H);4.0−4.2(m,3
H);3.53(m);3.62(m)および3.72
(dd)[2H];3.08(t,1H);2.92
(t,1H);2.75(m,1H);2.47(m,
1H);1.83(m,1H);1.47(m,9
H);1.25(m,3H);0.97ppm(d,3
H)。
【0289】I.7.(1SR,2RS,3RS,6S
R)−2−エチルオキシカルボニルアミノ−3−メチル
−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4−エン
【0290】
【化57】
【0291】標題化合物を1.6g(4.7ミリモル)
の実施例I.6.からの標題化合物から実施例C.3.
におけるようにして得る。
【0292】収量:0.7g(理論値の70%)の黄色
油。
【0293】Rf=0.09。
【0294】塩化メチレン/メタノール/17%強度の
水性アンモニア(15:4:0.5)。
【0295】実施例K: (1RS,2RS,6RS)−2−エチルオキシカルボ
ニルアミノメチル−8−アザビシクロ[4.3.0]ノ
ン−4−エン
【0296】
【化58】
【0297】10.67g(50ミリモル)のN−
[(E)−2,4−ペンタジエニル]−フタルイミド
(実施例B.1.からの標題化合物)および8.61g
のジエチルフマレートを、50mlのトルエンの中で2
日間還流加熱する。この混合物を濃縮し、そして残留物
をシリカゲルのクロマトグラフィーにかける(溶離液:
シクロヘキサン/アセトン8:1)。
【0298】収量:14.8g(理論値の77%)。
【0299】融点:80−84℃。
【0300】K.2.エチル(1RS,2RS,6R
S)−9−オキソ−8−アザビシクロ[4.3.0]ノ
ン−4−エン−2−カルボキシレート(A)およびエチ
ル(1RS,2RS,6SR)−9−オキソ−8−アザ
ビシクロ[4.3.0]ノン−4−エン−2−カルボキ
シレート(B)
【0301】
【化59】
【0302】最初に150.3g(0.39モル)の実
施例K.1.からの標題化合物を720mlのエタノー
ルに導入し、そして氷冷しながら173.3g(2.9
モル)のエチレンジアミンを滴々添加する。この混合物
を室温において20時間撹拌し、真空濃縮し、次いで水
(約700ml)で希釈し、次いでpHを濃塩酸でpH
2−3に調節し、そしてこの混合物を各場合500ml
の3回抽出する。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そ
して真空濃縮する。ジアステレオマーをクロマトグラフ
ィー(溶離液:シクロヘキサン/アセトン1:1)によ
り分割する。
【0303】収量:36.7gの生成物A(理論値の4
5%)。
【0304】Rf=0.47(シクロヘキサン/アセト
ン1:1)。
【0305】収量:37.0gの生成物B(理論値の4
5%)。
【0306】Rf=0.22(シクロヘキサン/アセト
ン1:1)。
【0307】K.3.(1RS,2RS,6RS)−2
−ヒドロキシメチル−8−アザビシクロ[4.3.0]
ノン−4−エン
【0308】
【化60】
【0309】5.2g(25ミリモル)のエチル(1R
S,2RS,6RS)−9−オキソ−8−アザビシクロ
[4.3.0]ノン−4−エン−2−カルボキシレート
(実施例K.2.からの生成物A)を窒素雰囲気下に5
0mlのテトラヒドロフラン中に溶解し、そして130
mlの1.5モルのジ(イソブチル)水素化アルミニウ
ム溶液(195ミリモル)を引き続いて滴々添加する。
この溶液を還流下に16時間加熱する。反応が完結後、
60mlのメタノール、30mlのt−ブチルメチルエ
ーテルおよび10mlの水を連続的に滴々添加し、次い
でトンシルの存在下に吸引濾過する。吸引濾過の残留物
をエタノール/濃アンモニア/水(10:1:1)の混
合物とともに2回撹拌し、そしてもう一度吸引濾過す
る。一緒にした濾液を濃縮し、そして粗生成物をクロマ
トグラフィー(溶離液:ジクロロメタン/メタノール/
濃アンモニア2:4:1)により精製する。
【0310】収量:2.7g(理論値の71%)。
【0311】1H―NMR(DMSO−d6):5.69
(m,1H,4−H);5.60(m1H,5−H);
3.39(dd,1H,10a−H);3.26(d,
1H,10b−H);2.97(m,2H,7a−H,
9a−H);2.63(m,1H,9b−H);2.3
8(bs,1H,6−H);2.32(dd,1H,7
b−H);2.06(m,1H,3a−H);1.95
(m,1H,1−H);1.77(m,1H,3b−
H);1.44ppm(m,1H,2−H)。
【0312】K.4.(1RS,2RS,6RS)−8
−t−ブトキシカルボニル−2−ヒドロキシメチル−8
−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4−エン
【0313】
【化61】
【0314】実施例K.3.からの生成物(8.87
g;58ミリモル)を実施例H.1.に記載するように
反応する。
【0315】収量:11.0g(理論値の75%)。
【0316】Rf=0.25(シクロヘキサン/アセト
ン2:1)。
【0317】K.5.(1RS,2RS,6RS)−8
−t−ブトキシカルボニル−2−(4−トルエンスルホ
ニルオキシメチル)−8−アザビシクロ[4.3.0]
ノン−4−エン
【0318】
【化62】
【0319】標題化合物を実施例K.4.の生成物から
実施例F.1.におけるようにして得る。
【0320】収量:理論値の97%。
【0321】Rf=0.40シクロヘキサン/アセトン
2:1)。
【0322】K.6.(1RS,2RS,6RS)−8
−t−ブトキシカルボニル−2−アジドメチル−8−ア
ザビシクロ[4.3.0]ノン−4−エン
【0323】
【化63】
【0324】200mlのN,N−ジメチルホルムアミ
ド中の33g(0.08モル)の(1RS,2RS,6
RS)−8−t−ブトキシカルボニル−2−(4−トル
エンスルホニルオキシメチル)−8−アザビシクロ
[4.3.0]ノン−4−エン(実施例K.5.からの
標題化合物)および15.8g(0.24モル)のアジ
化ナトリウムの溶液を70℃において40時間撹拌す
る。冷却後、この溶液を水(500ml)で希釈し、そ
して各場合250mlの石油エーテルで3回抽出する。
一緒にした有機相を5%強度の炭酸水素ナトリウム溶液
で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮する。
【0325】収量:21.6g(理論値の97%)。
【0326】1H―NMR(CDCl3):δ=5.71
(m,1H,C=CH);5.58(m,1H,C=C
H);3.61−3.22(m,5H);3.10
(m,1H);2.70(bs,1H);2.24
(m,2H);1.91(m,2H);1.47ppm
(s,9H,t‐ブチル)。
【0327】K.7.(1RS,2RS,6RS)−8
−t−ブトキシカルボニル−2−アミノメチル−8−ア
ザビシクロ[4.3.0]ノン−4−エン
【0328】
【化64】
【0329】150mlのピリジン/水(5:1)中の
実施例K.6.からのアジド化合物(21.6g;78
ミリモル)の溶液を氷冷しながら硫化水素で飽和し、引
き続いて室温において20時間放置する。反応の完結
後、この混合物を真空濃縮し、次いでトルエンとともに
数回蒸留し、次いで残留物をクロマトグラフィー(溶離
液:シクロヘキサン/アセトン1:1)にかける。
【0330】収量:11.0g(理論値の66%)。
【0331】Rf=0.12(シクロヘキサン/アセト
ン1:1)。
【0332】K.8.(1RS,2RS,6RS)−8
−t−ブトキシカルボニル−2−(エチルオキシカルボ
ニルアミノメチル)−8−アザビシクロ[4.3.0]
ノン−4−エン
【0333】
【化65】
【0334】最初に3.7g(115ミリモル)の(1
RS,2RS,6RS)−8−t−ブトキシカルボニル
−2−アミノメチル−8−アザビシクロ[4.3.0]
ノン−4−エンを40mlのジオキサンおよび15ml
の水に導入し、2.3g(16ミリモル)の炭酸カリウ
ムを添加し、次いで1.75g(16ミリモル)のエチ
ルクロロホルメートを室温において滴々添加する。2時
間撹拌した後、この混合物を真空濃縮し、そして残留物
をジクロロメタン(70ml)の中に取り、各場合25
mlの水で震盪することによって2回抽出し、硫酸ナト
リウムで乾燥し、そして真空濃縮する。粗生成物をクロ
マトグラフィー(シクロヘキサン/アセトン2:1)に
より精製する。
【0335】収量:2.8g(理論値の59%)。
【0336】Rf=0.53(シクロヘキサン/アセト
ン1:1)。
【0337】K.9.(1RS,2RS,6RS)−2
−(エトキシカルボニルアミノメチル)−8−アザビシ
クロ[4.3.0]ノン−4−エン
【0338】
【化66】
【0339】最初に7.6g(23ミリモル)の実施例
K.8.からの生成物を100mlのメタノール/水
(1:1)の中に導入し、そして30mlの半分の濃度
の塩酸を室温において導入する。ガスの発生が止んだ
後、この混合物を引き続いて30分間撹拌し、次いで氷
水(約100ml)で希釈し、その後pHを濃水酸化ナ
トリウム溶液で12に調節する。水性相を各場合100
mlのジクロロメタンで4回抽出する。抽出液を一緒に
し、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして真空濃縮する。
【0340】収量:3.9g(理論値の76%)。
【0341】Rf=0.45(ジクロロメタン/メタノ
ール/濃アンモニア2:40:0.1)。
【0342】実施例L: (1RS,2RS,6RS)−2−アミノメチル−8−
アザビシクロ[4.3.0]ノン−4−エンビス−トリ
フルオロアセテート
【0343】
【化67】
【0344】30mlのトリフルオロ酢酸を30mlの
ジクロロメタン中の2.0g(8ミリモル)の(1R
S,2RS,6RS)−8−t−ブトキシカルボニル−
2−アミノメチル−8−アザビシクロ[4.3.0]ノ
ン−4−エン(実施例K.7.からの生成物)の溶液に
を添加し、そしてこの混合物を室温において30分間放
置する。溶媒および酸をトルエンの存在下に蒸留し、そ
してこの混合物を引き続いてトルエンとともに数回蒸留
する。生成物を真空デシケーターの中で水酸化カリウム
/五酸化リン(1:1)の存在下に乾燥する。
【0345】収量:1.5gの褐色油。
【0346】1H―NMR(DMSO−d6):5.78
(m,1H,C=CH);5.60(m,1H,C=C
H);3.34(m,2H);3.03(m,1H);
2.87(m,2H);2.73(m,1H);2.4
5(m,1H);2.34(m,1H);2.22
(m,1H);1.94ppm(m,2H)。
【0347】FAB−MS:M+1=153。
【0348】実施例M: (1RS,2RS,6SR)−2−エトキシカルボニル
アミノメチル−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−
4−エン (この生成物は実施例Fからの標題化合物と同一であ
る) M.1.(1RS,2RS,6SR)−2−ヒドロキシ
メチル−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4−エ
【0349】
【化68】
【0350】エチル−(1RS,2RS,6SR)−9
−オキソ−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4−
エン−2−カルボキシレート(実施例K.2.からの生
成物)を実施例K.3.におけるようにして反応させ
る。
【0351】収量:理論値の75%。
【0352】Rf=0.22(ジクロロメタン/メタノ
ール/濃アンモニア15:4:0.5)。
【0353】M.2.(1RS,2RS,6SR)−8
−t−ブトキシカルボニル−2−ヒドロキシメチル−8
−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4−エン
【0354】
【化69】
【0355】実施例M.1.からの生成物を実施例K.
4.におけるようにして反応させる。
【0356】収量:理論値の64%。
【0357】Rf=0.23(シクロヘキサン/アセト
ン2:1)。
【0358】M.3.(1RS,2RS,6SR)−8
−t−ブトキシカルボニル−2−(4−トルエンスルホ
ニルオキシメチル)−8−アザビシクロ[4.3.0]
ノン−4−エン
【0359】
【化70】
【0360】標題化合物を実施例M.2.の生成物から
実施例F.1.におけるようにして得る。
【0361】収量:理論値の91−98%。
【0362】Rf=0.59(シクロヘキサン/アセト
ン2:1)。
【0363】M.4.(1RS,2RS,6SR)−8
−t−ブトキシカルボニル−2−アジドメチル−8−ア
ザビシクロ[4.3.0]ノン−4−エン
【0364】
【化71】
【0365】4.15g(64ミリモル)のアジ化ナト
リウムを80mlのN,N−ジメチルホルムアミド中の
13.0g(32ミリモル)の実施例M.3.からの生
成物の溶液に添加し、そしてこの混合物を70℃におい
て4時間撹拌する。次いで同一量のアジ化ナトリウムを
もう一度添加し、そしてこの混合物を100℃において
さらに6時間撹拌する。引き続いて実施例K.6.に記
載するように仕上げる。
【0366】収量:7.0g(理論値の79%)。
【0367】Rf=0.55(シクロヘキサン/アセト
ン2:1)。
【0368】M.5.(1RS,2RS,6SR)−8
−t−ブトキシカルボニル−2−アミノメチル−8−ア
ザビシクロ[4.3.0]ノン−4−エン
【0369】
【化72】
【0370】実施例M.4.からのアジド化合物を実施
例K.7.に記載するように反応させる。クロマトグラ
フィーをメタノール/ジクロロメタン/濃アンモニア1
5:2:0.1を使用して実施する。
【0371】収量:理論値の75%。
【0372】Rf=0.12(メタノール/ジクロロメ
タン/濃アンモニア15:2:0.1)。
【0373】M.6.(1RS,2RS,6SR)−8
−t−ブトキシカルボニル−2−(エトキシカルボニル
アミノメチル)−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン
−4−エン
【0374】
【化73】
【0375】最初に4.3g(17ミリモル)の実施例
M.5.からのアミノ化合物および1.9g(19ミリ
モル)のトリエチルアミンを50mlのジクロロメタン
の中に導入し、10mlのジクロロメタン中に溶解した
2.2g(20ミリモル)のエチルクロロホルメートを
0℃においてを滴々添加し、そしてこの混合物を引き続
いて室温において24時間撹拌する。水(50ml)を
この溶液に添加し、そして相を分離する。水性相を各場
合40mlのジクロロメタンでさらに3回抽出する。有
機相を一緒にし、硫酸ナトリウムで乾燥し、そして濃縮
する。
【0376】収量:5.3g(理論値の96%)。
【0377】1H―NMR(CDCl2−CDCl2;8
0℃):5.79(ddd,1H,C=CH);5.5
8(m,1H,C=CH);4.61(bs,1H,カ
ルバメート‐NH);4.23(m,1H);4.12
(q,2H,エチル‐CH2);3.99(m,1
H);3.20‐3.08(m,2H);2.82
(m,2H);2.25(m,2H);2.09(m,
1H);1.84(m,2H);1.42(s,9H,
t‐ブチル);1.37ppm(t,3H,エチル‐C
3)。
【0378】M.7.(1RS,2RS,6SR)−2
−(エトキシカルボニルアミノメチル)−8−アザビシ
クロ[4.3.0]ノン−4−エン
【0379】
【化74】
【0380】実施例N:(1RS,2RS,6SR)−
8−t−ブトキシカルボニル−2−(エトキシカルボニ
ルアミノメチル)−8−アザビシクロ[4.3.0]ノ
ン−4−エンを実施例K.9.に記載するように反応さ
せる。
【0381】収量:定量的. Rf=0.55(メタノール/ジクロロメタン/濃アン
モニア15:4:0.5)。
【0382】
【化75】
【0383】8.36g(40ミリモル)のエチル(1
RS,2RS,6SR)−9−オキソ−8−アザビシク
ロ[4.3.0]ノン−4−エン−2−カルボキシレー
ト(実施例K.2.からの生成物A)を、60℃におい
て30mlの水および5gの濃硫酸とともに40時間撹
拌する。冷却すると、生成物は沈澱する。沈澱を少量の
冷水で洗浄し、そして真空乾燥炉内で50℃において乾
燥する。
【0384】収量:4.80g(理論値の66%)。
【0385】1H―NMR(DMSO−d6):12.3
5(s,1H,COOH);7.60(s,1H,ラク
タム‐NH);5.74(m,1H,C=CH);5.
59(m,1H,C=CH);3.45(dd,1H,
7a‐H);2.95−2.85(m,4H,1‐H,
2‐H,6‐H,7b‐H);2.29(m,1H,3
a‐H);2.00ppm(m,1H,3b‐H) N.2.(1SR,2RS,6RS)−2−エトキシカ
ルボニルアミノ−9−オキソ−8−アザビシクロ[4.
3.0]ノン−4−エン
【0386】
【化76】
【0387】(1RS,2RS,6RS)−9−オキソ
−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4−エン(実
施例N.1.からの標題化合物)を実施例C.2.にお
けるようにして反応させる。
【0388】収量:理論値の68%。
【0389】Rf=0.06(シクロヘキサン/アセト
ン1:1)。
【0390】N.3.(1SR,2RS,6RS)−2
−メチルアミノ−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン
−4−エン
【0391】
【化77】
【0392】実施例N.2.からの生成物を10当量の
ジイソブチル水素化アルミニウムと実施例K.3.にお
けるようにして反応させ、次いでそれを仕上げることに
よって、標題化合物を得る。
【0393】収量:理論値の51%。
【0394】1H―NMR(CDCl3):5.72
(m,1H,C=CH);5.68(m,1H,C=C
H);3.19−3.10(m,2H);2.88(d
d,1H);2.60(dd,1H);2.50(m,
1H);2.44(s,3H,N−CH3);2.33
−2.28(m,2H);2.19(m,1H);1.
89ppm(m,1H)。
【0395】実施例O: (1SR,2SR,6RS)−2−メチルアミノ−8−
アザビシクロ[4.3.0]ノン−4−エン O.1.(1RS,2SR,6RS)−9−オキソ−8
−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4−エン−カルボ
ン酸
【0396】
【化78】
【0397】最初に0.2gの濃硫酸、25mlの水お
よび25mlの酢酸を60℃において導入する。9.8
g(50ミリモル)の実施例G.3.からの生成物を少
しずつ添加する。この混合物を引き続いて60℃におい
て5時間撹拌する。仕上げのために、10mlの水中の
0.8gの炭酸水素ナトリウムの溶液を添加し、そして
この混合物を真空濃縮する。残留物を40mlの水の中
に懸濁させ、そして氷冷しながら濃水酸化ナトリウム溶
液の添加により溶解する。不溶性シクロペンタノンを吸
引濾過した後、この溶液を1/2濃塩酸で酸性化し、そ
してもう一度0℃に冷却する。沈澱する生成物を少量の
冷水で洗浄し、引き続いて50℃で真空乾燥炉の中で乾
燥する。
【0398】収量:4.8g(理論値の53%)。
【0399】融点:192−193℃。
【0400】O.2.(1SR,2SR,6RS)−2
−エトキシカルボニルアミノ−9−オキソ−8−アザビ
シクロ[4.3.0]ノン−4−エン
【0401】
【化79】
【0402】(1RS,2SR,6RS)−9−オキソ
−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4−エン−2
−カルボン酸(実施例O.1.からの標題化合物)を実
施例C.2.に記載するように反応させる。
【0403】収量:理論値の68%。
【0404】融点:160−164℃。
【0405】O.3.(1SR,2SR,6SR)−2
−メチルアミノ−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン
−4−エン
【0406】
【化80】
【0407】実施例O.2.からの生成物を10当量の
ジイソブチル水素化アルミニウムと実施例K.3.にお
けるようにして反応させ、そしてそれを仕上げることに
よって、標題化合物を得る。
【0408】収量:理論値の81%。
【0409】1H―NMR(CDCl3):5.72
(m,1H,C=CH);5.50(m,1H,C=C
H);3.04−2.77(m,6H);2.60
(m,1H);2.49(s,3H,N−CH3);
2.31(bs,2H,2x NH);2.25(m,
1H);1.89ppm(m,1H)。
【0410】活性化合物の調製 実施例1: 7−(8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−2−エン
−8−イル)−1−シクロプロピル−6,8−ジフルオ
ロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカル
ボン酸
【0411】
【化81】
【0412】1.4g(5ミリモル)の1−シクロプロ
ピル−6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−
4−オキソ−3−キノリンカルボン酸、0.6g(5ミ
リモル)のDABCOおよび0.8g(6ミリモル)の
実施例Aからの標題化合物を、15mlのアセトニトリ
ルおよび7.5mlのDMFから成る混合物の中で3時
間加熱還流する。冷却後、25mlの水および2.5m
lの酢酸を添加し、そして沈澱を吸引濾過し、それを水
で洗浄し、そして50℃で乾燥する。
【0413】収量:1.8g(理論値の93%)。
【0414】融点:224−226℃。
【0415】元素分析:(C2120223) 計算値 C:65.3 H:5.2 N:7.3
F:9.8 実測値 C:65.35 H:5.15 N:7.2
5 F:9.7 実施例2: (1′RS,2′RS,6′SR)−1−シクロプロピ
ル−7−(2′−エトキシカルボニル−8′−アザビシ
クロ[4.3.0]ノン−4′−エン−8′−イル)−
6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−
3−キノリンカルボン酸
【0416】
【化82】
【0417】0.7g(2.5ミリモル)の1−シクロ
プロピル−6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸、0.3g
(2.5ミリモル)のDABCOおよび0.6g(3ミ
リモル)の実施例Aからの標題化合物を、10mlのア
セトニトリルおよび5mlのDMFから成る混合物の中
で5時間加熱還流する。冷却後、30mlの水および1
mlの酢酸を添加し、そして沈澱を吸引濾過し、それを
水で洗浄し、そしてそれをデシケーターの中でKOHで
乾燥する。
【0418】収量:0.95g(理論値の83%)。
【0419】融点:212−214℃。
【0420】元素分析:(C2424225) 計算値 C:62.9 H:5.2 N:6.1
F:8.3 実測値 C:62.7 H:5.3 N:6.1
F:8.31 H―NMR(d6−DMSO):δ=8.62(s,1
H,H,C−2);7.72(d,1H,H,C−
5);5.91(d,1H,H,C−5′);5.76
(m,1H,H,C−4′);4.05−4.19
(m,3H,エトキシ CH2およびシクロプロピル
CH);3.84(m,1H,CH2N);3.76
(m,2H,CH2N);3.53(m,1H,CH
2N);2.84(m,1H,H,C−2′);2.4
3−2.58(m,2H,Ha,C−3′およびH,C
−6′);2.33(m,1H,Hb,C−3′);
1.94(m,1H,H,C−1′);1.22(t,
3H,エトキシ CH3);1.07−1.26ppm
(m,4H,シクロプロピル CH2)。
【0421】実施例3: (1′RS,2′RS,6′SR)−1−シクロプロピ
ル−7−(2′−エトキシカルボニルアミノ−8′−ア
ザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エン−8′−イ
ル)−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソ−3−キノリンカルボン酸
【0422】
【化83】
【0423】2.8g(10ミリモル)の1−シクロプ
ロピル−6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ
−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸、1.1g(1
0ミリモル)のDABCOおよび2.6g(12ミリモ
ル)の実施例Cからの標題化合物を、30mlのアセト
ニトリルおよび15mlのDMFから成る混合物の中で
3時間加熱還流する。冷却後、45mlの水および5m
lの酢酸を添加し、そして沈澱を吸引濾過し、それを水
で洗浄し、そしてそれを50℃で乾燥する。
【0424】収量:4.8g(理論値の94%)の標題
化合物、1/2モルのDMFとの付加物として。
【0425】融点:239−245℃。
【0426】元素分析:(C2425235 × 1/
2 C37NO) 計算値 C:60.1 H:5.6 N:9.6
F:7.5 実測値 C:60.35 H:5.85 N:9.7
F:7.351 H―NMR(CDCl3):δ=8.69(s,1H,
H,C−2);7.75(d,1H,C−5);5.8
4(d,1H,H,C−5′);5.74(m,1H,
H,C−4′);4.15(m,2H,エトキシ CH
2);3.87−4.05(m,3H);3.82
(m,1H);3.64−3.57(m,2H);H,
C−7′/9′,H,C−2′,シクロプロピル C
H;2.73(m,1H,Ha,C−3′);2.63
(m,1H,H,C−6′);1.96−2.09
(m,2H,H,C−1′およびHb,C−3′); 実施例4: (1′RS,2′RS,6′SR)−7−(2′−アミ
ノ−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エ
ン−8′−イル)−1−シクロプロピル−6,8−ジフ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリン
カルボン酸
【0427】
【化84】
【0428】2.55g(5ミリモル)の実施例3から
の標題化合物を、50mlの10%強度の水酸化カリウ
ム溶液および25mlの1,2−エタンジオールから成
る混合物の中で3時間加熱還流する。冷却後、50ml
のメタノールを添加し、塩酸(濃HCl/H2O 1:
3)でpH4−5に調節し、0℃において一夜放置し、
吸引濾過し、沈澱を70mlのメタノール/水1:1か
ら成る混合物の中に懸濁させ、塩酸でpH2−3に調節
し、よく撹拌し、再び沈降物を吸引濾過し、そしてそれ
を少量の水で洗浄し、そしてそれを50℃で乾燥する。
【0429】収量:1.95g(理論値の88%)の標
題化合物、1モルのHClおよび1/2モルのH2Oと
の付加物。
【0430】融点:>300℃。
【0431】元素分析:(C2121233 × HC
l × 1/2 H2O) 計算値 C:56.4 H:5.2 N:9.4
Cl:8.0 F:8.5 実測値 C:56.1 H:5.35 N:9.4
Cl:7.45 F:8.251 H―NMR(CF3CO2D):δ=9.24(s,1
H,H,C−2);8.06(d,1H,H,C−
5);6.03(d,1H,H,C−5′);5.88
(m,1H,H,C−4′);4.47(m,1H);
4.37(m,1H);4.22(m,2H);4.0
4(m,1H),3.96(m,1H);H,C−7′
/9′,H,C−2′,シクロプロピル CH;2.9
9(m,1H,Ha,C−3′);2.84(m,1
H,H,C−6′);2.58(m,1H,Hb,C−
3′);2.48(m,1H,H,C−1′);1.5
7(m,2H,シクロプロピル CH2);1.42p
pm(m,2H,シクロプロピルCH2)。
【0432】実施例5: (1′RS,2′RS,6′SR)−1−シクロプロピ
ル−7−(2′−エトキシカルボニルアミノ−8′−ア
ザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エン−8′−イ
ル)−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−
3−キノリンカルボン酸
【0433】
【化85】
【0434】1.35g(5ミリモル)の1−シクロプ
ロピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−
オキソ−3−キノリンカルボン酸、0.6g(5ミリモ
ル)のDABCOおよび1.3g(6ミリモル)の実施
例Cからの標題化合物を、30mlのアセトニトリルお
よび15mlのDMFから成る混合物の中で3時間加熱
還流する。冷却後、30mlの水を添加し、そして酢酸
の添加によりpH4に調節し、沈澱を吸引濾過し、それ
を水の中に懸濁させ、そしてよく撹拌し、そして沈降物
を再び吸引濾過し、そしてそれを50℃で乾燥する。
【0435】収量:2.2g(理論値の97%)。
【0436】融点:197−199℃。
【0437】1H―NMR(d6−DMSO):δ=8.
57(s,1H);7.78(d,1H);7.34
(br,d,1H);7.04(d,1H);5.88
(d,1H)5.70(m,1H);4.02(q,2
H);3.68−3.93(m,5H);3.49
(m,1H);2.48−2.72(m,2H);1.
93−2.08(m,2H);1.08−1.33pp
m(m,7H)。
【0438】実施例6: (1′RS,2′RS,6′SR)−7−(2′−アミ
ノ−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エ
ン−8′−イル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ
−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボ
ン酸
【0439】
【化86】
【0440】1.15g(2.5ミリモル)の実施例5
からの標題化合物を、25mlの10%強度の水酸化カ
リウム溶液および12.5mlの1,2−エタンジオー
ルから成る混合物の中で3時間加熱還流する。冷却後、
50mlのメタノールおよび35mlの水を添加し、1
0%強度の塩酸でpH4−5に調節し、そして沈澱を吸
引濾過し、そしてそれを少量の水で洗浄し、そしてそれ
を50℃で乾燥する。収量:0.9g(理論値の82
%)の標題化合物、1モルのHClおよび1モルのH2
Oとの付加物。
【0441】融点:>300℃。
【0442】 元素分析:(C2122FN33 × HCl × H2O) 計算値 C:57.6 H:5.7 N:9.6
F:4.3 実測値 C:57.5 H:5.5 N:9.5
F:4.11 H―NMR(CF3CO2D):δ=9.18(s,1
H);8.14(d,1H);7.39(d,1H);
6.06(d,1H);5.89(m,1H);4.3
8(m,1H);4.22(m,1H);4.06
(m,1H);3.97(m,2H);3.64(m,
1H);2.88−3.05(m,2H);2.57
(m,2H);1.68(m,2H);1.39ppm
(m,2H)。
【0443】実施例7: (1′RS,2′RS,6′SR)−1−t−ブチル−
7−(2′−エトキシカルボニルアミノ−8′−アザビ
シクロ[4.3.0]ノン−4′−エン−8′−イル)
−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−
キノリンカルボン酸
【0444】
【化87】
【0445】1.4g(5ミリモル)の1−t−ブチル
−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
−3−キノリンカルボン酸および実施例Cからの標題化
合物から実施例5におけるようにして、標題化合物を得
る。
【0446】収量:2.3g(理論値の98%)の標題
化合物、1/2モルのDMFとの付加物として。
【0447】融点:256−257℃。
【0448】 元素分析:(C2530FN35 × 1/2 C37
O) 計算値 C:62.7 H:6.6 N:9.7
F:3.7 実測値 C:62.45 H:6.65 N:9.6
F:3.61 H―NMR(CDCl3):δ=8.94(s,1
H);7.87(d,1H);6.91(d,1H);
5.87(d,1H);5.75(m,1H);5.0
3(br.,1H);4.16(m,2H);4.01
(m,1H);3.82(m,1H);3.70(m,
1H);3.60(m,1H);3.33(m,1
H);2.65−2.77(m,2H);2.03−
2.13(m,2H);1.92(s,9H);1.2
8ppm(m,3H)。
【0449】実施例8: (1′RS,2′RS,6′SR)−7−(2′−アミ
ノ−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エ
ン−8′−イル)−1−t−ブチル−6−フルオロ−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン
【0450】
【化88】
【0451】1.2g(2.5ミリモル)の実施例5か
らの標題化合物を、25mlの10%強度の水酸化カリ
ウム溶液および12.5mlの1,2−エタンジオール
から成る混合物の中で3時間加熱還流する。冷却後、5
0mlのメタノールおよび35mlの水を添加し、10
%強度の塩酸でpH4−5に調節し、そして沈澱を吸引
濾過し、そしてそれを少量の水で洗浄し、そしてそれを
50℃で乾燥する。収量:0.9g(理論値の82%)
の標題化合物、1モルのHClおよび1モルのH2Oと
の付加物。
【0452】融点:>300℃。
【0453】1H―NMR(CF3CO2D):δ=9.
44(s,1H);8.19(d,1H);7.47
(d,1H);6.04(d,1H);5.88(m,
1H);4.38(m,1H);4.37(m,1
H);4.16(m,1H);4.05(m,1H);
3.97(m,1H);3.63(m,1H);2.8
7−3.04(m,2H);2.50−2.64(m,
2H);2.11ppm(s,9H)。
【0454】実施例9: (1′SR,2′RS,6′SR)−1−エチル−7−
(2′−エトキシカルボニルアミノ−8′−アザビシク
ロ[4.3.0]ノン−4′−エン−8′−イル)−6
−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノ
リンカルボン酸
【0455】
【化89】
【0456】1.3g(5ミリモル)の1−エチル−
6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−
3−キノリンカルボン酸、0.6g(5ミリモル)のD
ABCOおよび1.3g(6ミリモル)の実施例Cから
の標題化合物を、15mlのアセトニトリルおよび7.
5mlのDMFから成る混合物の中で3時間加熱還流す
る。冷却後、10mlのアセトニトリル、20mlの水
および2.5mlの酢酸を添加し、そして沈澱を吸引濾
過し、それを水の中に懸濁させ、それをアセトニトリル
/水1:1で洗浄し、そしてそれを50℃で乾燥する。
【0457】収量:2.1g(理論値の95%)。
【0458】融点:293−295℃。
【0459】元素分析:(C2326FN35) 計算値 C:62.3 H:5.9 N:9.5
F:4.3 実測値 C:61.35 H:6.05 N:9.3
5 F:4.11 H―NMR(d6−DMSO):δ=8.82(s,1
H);7.77(d,1H);7.35(d,1H);
6.62(d,1H);5.88(d,1H);5.7
0(m,1H);4.49(q,2H);4.03
(q,2H);3.70−3.86(m,3H);3.
48(m,1H);3.28(m,1H);2.48−
2.69(m,2H);1.94−2.07(m,2
H);1.41(t,3H);1.20ppm(t,3
H)。
【0460】実施例10: (1′SR,2′RS,6′SR)−7−(2′−アミ
ノ−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エ
ン−8′−イル)−1−エチル−6−フルオロ−1,4
−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸
【0461】
【化90】
【0462】1.35g(3ミリモル)の実施例9から
の標題化合物を、30mlの10%強度の水酸化カリウ
ム溶液および15mlの1,2−エタンジオールから成
る混合物の中で3時間加熱還流する。冷却後、30ml
のアセトニトリルを添加し、10%強度の塩酸でpH2
に調節し、そして沈澱を吸引濾過し、そしてそれをアセ
トニトリル/水で洗浄し、そしてそれを50℃で乾燥す
る。
【0463】収量:1.20g(理論値の98%)の標
題化合物、塩酸塩として。
【0464】融点:>300℃。
【0465】1H―NMR(CF3CO2D):δ=9.
14(s,1H);8.17(d,1H);6.92
(d,1H);6.05(d,1H);5.89(m,
1H);4.75(q,2H);4.36(m,1
H);4.21(m,1H);4.04(m,1H);
3.92(m,1H);3.64(m,1H);3.0
0(m,1H);2.92(m,1H);2.50−
2.63(m,2H);1.78ppm(t,3H)。
【0466】実施例11: (1′SR,2′RS,6′SR)−8−クロロ−1−
シクロプロピル−7−(2′−エトキシカルボニルアミ
ノ−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エ
ン−8′−イル)−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−
4−オキソ−3−キノリンカルボン酸
【0467】
【化91】
【0468】1.5g(5ミリモル)の8−クロロ−1
−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸、0.6g
(5ミリモル)のDABCOおよび1.3g(6ミリモ
ル)の実施例Cからの標題化合物を、15mlのアセト
ニトリルおよび7.5mlのDMFから成る混合物の中
で3時間加熱還流する。冷却後、35mlの水を添加
し、そして沈澱を吸引濾過し、酢酸の添加によりpH4
に調節し、沈澱を吸引濾過し、それを少量の水で洗浄
し、そしてそれを50℃で乾燥する。
【0469】収量:2.3g(理論値の94%)。
【0470】融点:225−227℃。
【0471】元素分析:(C2425ClFN35) 計算値 C:58.8 H:5.1 N:8.6
Cl:7.2 F:3.9 実測値 C:58.55 H:5.4 N:8.65
Cl:7.05 F:4.051 H―NMR(CDCl3):δ=8.86(s,1
H);7.92(d,1H);5.85(d,1H);
5.74(m,1H);4.65(br,1H);4.
30(m,1H);4.07−4.19(m,3H);
4.04(m,1H);3.86(m,1H);3.5
7(dd,1H);3.48(dd,1H);2.64
−2.78(m,2H);1.98−2.12(m,2
H);1.39(m,1H);1.27(m,3H);
1.17(m,1H);1.05(m,1H);0.8
1ppm(m,1H)。
【0472】実施例12 (1′SR,2′RS,6′SR)−7−(2′−アミ
ノ−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エ
ン−8′−イル)−8−クロロ−1−シクロプロピル−
6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸
【0473】
【化92】
【0474】1.0g(2ミリモル)の実施例11から
の標題化合物を、20mlの10%強度の水酸化カリウ
ム溶液および10mlの1,2−エタンジオールから成
る混合物の中で3時間加熱還流する。冷却後、10%強
度の塩酸でpH6に調節し、そして沈澱を吸引濾過し、
そしてそれをアセトニトリル/水で洗浄し、そしてそれ
を50℃で乾燥する。
【0475】収量:0.8g(理論値の96%)。
【0476】融点:>300℃。
【0477】1H―NMR(CF3CO2D):δ=9.
43(s,1H);8.14(d,1H);6.04
(d,1H);5.89(m,1H)4.81(m,1
H);4.48(m,1H);4.23(m,1H);
4.07(m,2H);3.94(m,1H);2.9
8(m,1H);2.89(m,1H);2.45−
2.61(m,2H);1.76(m,1H);1.4
5(m,1H);1.32(m,1H);1.08pp
m(m,1H)。
【0478】実施例13: (1′SR,2′RS,6′SR)−10−(2′−エ
トキシカルボニルアミノ−8′−アザビシクロ[4.
3.0]ノン−4′−エン−8′−イル)−9−フルオ
ロ−2,3−ジヒドロ−3−メチル−7−オキソ−7H
−ピリド[1,2,3−デ][1,4]ベンゾチアジン
−6−カルボン酸
【0479】
【化93】
【0480】1.4g(5ミリモル)の9,10−ジフ
ルオロ−2,3−ジヒドロ−3−メチル−7−オキソ−
7H−ピリド[1,2,3−デ][1,4]ベンゾチア
ジン−6−カルボン酸、0.6g(5ミリモル)のDA
BCOおよび1.3g(6ミリモル)の実施例Cからの
標題化合物を、15mlのアセトニトリルおよび7.5
mlのDMFから成る混合物の中で3時間加熱還流す
る。冷却後、20mlのアセトニトリル、20mlの水
および2.5mlの酢酸を添加し、沈澱を吸引濾過し、
それを再び40mlのアセトニトリル/水の中に懸濁さ
せ、沈降物を再び吸引濾過し、それを少量の水で洗浄
し、そしてそれを50℃で乾燥する。
【0481】収量:1.6g(理論値の67%)。
【0482】融点:275−286℃。
【0483】1H―NMR(d6−DMSO):δ=8.
88(s,1H,H,C−5);7.52(d,1H,
H,C−8);7.30(d,1H,NH);5.84
(d,1H,H,C−5′);5.68(m,1H,
H,C−4′);4.88(q,1H,H,C−3);
4.53(d,1H,Ha,C−2);4.24(d,
1H,Hb,C−2);4.00(q,2H,エトキシ
CH2);3.71−3.83(m,3H);3.66
(m,1H);3.58(m,1H);H,C−7′/
9′およびH,C−2′;2.47−2.57(m,2
H,Ha,C−3′およびH,C−6′);2.00
(m,1H,Hb,C−3′);1.89(m,1H,
H,C−1′);1.46(d,3H,CH3、C−
3);1.18ppm(t,3H,エトキシ C
3)。
【0484】実施例14: (1′SR,2′RS,6′SR)−10−(2′−ア
ミノ−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−
エン−8′−イル)−9−フルオロ−2,3−ジヒドロ
−3−メチル−7−オキソ−7H−ピリド[1,2,3
−デ][1,4]ベンゾチアジン−6−カルボン酸
【0485】
【化94】
【0486】1.2g(2.5ミリモル)の実施例13
からの標題化合物を、25mlの10%強度の水酸化カ
リウム溶液の中で10時間加熱還流する。冷却後、10
mlのアセトニトリルを添加し、10%強度の塩酸でp
H6〜7に調節し、そして沈澱を吸引濾過し、それを少
量の水で洗浄し、そしてそれを50℃で乾燥する。
【0487】収量:0.95g(理論値の95%)。
【0488】融点:>300℃。
【0489】1H―NMR(CF3CO2D):δ=9.
44(2s,1H);8.18(2d,1H);5.9
7(m,2H);5.76(m,1H);4.82−
4.98(m,2H);4.70(m,1H);4.4
0−4.54(m,2H);4.17(m,1H);
4.07(t,1H);3.39(m,1H),2.9
8−3.12(m,2H);2.64(m,1H);
1.86ppm(d,3H)。 実施例15: (1′SR,2′RS,6′SR)−1−シクロプロピ
ル−7−(2′−エトキシカルボニルアミノ−8′−ア
ザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エン−8′−イ
ル)−8−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−
3−キノリンカルボン酸
【0490】
【化95】
【0491】2.0g(7.5ミリモル)の1−シクロ
プロピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4
−オキソ−3−キノリンカルボン酸、1.7g(15ミ
リモル)のDABCOおよび1.9g(9ミリモル)の
実施例Cからの標題化合物を、75mlのジメチルスル
ホキシド中で100℃に1時間加熱する。溶媒を高真空
下に蒸留し、残留物をアセトニトリルとともに撹拌し、
吸引濾過し、そして100℃で乾燥する。
【0492】収量:3.1g(理論値の90%)。
【0493】融点:278−280℃。
【0494】1H―NMR(CF3CO2D):δ=9.
20(s,1H,H,C−2);8.32(D,1H,
H,C−5);7.39(dd,1H,H,C−6);
5.95(d,1H,H,C−5′);5.88(d
d,1H,H,C−4′);4.40(m,3H,H,
C−2′,Ha,C−7′およびHa,C−9′);4.
15(m,3H,シクロプロピル CHおよびエトキシ
CH2);3.85(t,1H,Hb,C−7′);
3.64(t,1H,Hb,C−9′);2.85
(m,2H,Ha,C−3′およびH,C−6′);
2.23(m,2H,H,C−1′およびHb,C−
3′);1.55(m,2H,シクロプロピル C
2);1.42ppm(m,5H,シクロプロピル
CH2およびエトキシCH3)。 実施例16: (1′SR,2′RS,6′SR)−7−(2′−アミ
ノ−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エ
ン−8′−イル)−1−シクロプロピル−8−フルオロ
−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボ
ン酸
【0495】
【化96】
【0496】2.3g(5ミリモル)の実施例15から
の標題化合物を、50mlの10%強度の水酸化カリウ
ム溶液および25mlの1,2−エタンジオールから成
る混合物の中で10時間加熱還流する。50mlのメタ
ノールを添加し、そして1/2濃塩酸でpH4−5に調
節する。沈澱を吸引濾過し、それを35mlのメタノー
ルの中に懸濁し、塩酸でpH2〜3に調節し、そして、
35mlの水の添加後、それをよく撹拌し、沈降物を再
び吸引濾過し、それを少量の水で洗浄し、そしてそれを
100℃で乾燥する。
【0497】収量:1.6g(理論値の84%)の標題
化合物、塩酸塩として。
【0498】融点:>300℃。
【0499】1H―NMR(CF3CO2D):δ=9.
22(s,1H,H,C−2);8.37(d,1H,
H,C−5);7.39(dd,1H,H,C−6);
6.05(d,1H,H,C−5′)5.89(dd,
1H,H,C−4′);4.47(m,1H);4.3
8(m,1H);4.18(m,1H);4.05
(m,1H);H,C−2′,Ha,C−7′,Ha,C
−9′およびシクロプロピルCH;3.99(t,1
H,Hb,C−9′);3.67(t,1H,Hb,C−
7′);3.00(m,1H,Ha,C−3′);2.
92(m,1H,H,C−6′);2.55(m,2
H,H,C−1′およびHb,C−3′);1.55
(m,2H,シクロプロピル CH2);1.42pp
m(m,2H,シクロプロピル CH2)。
【0500】実施例17: (1′SR,2′RS,6′SR)−1−シクロプロピ
ル−7−(2′−エトキシカルボニルアミノ−8′−ア
ザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エン−8′−イ
ル)−5,6,8−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−
4−オキソ−3−キノリンカルボン酸
【0501】
【化97】
【0502】1.8g(6ミリモル)の1−シクロプロ
ピル−5,6,7,8−テトラフルオロ−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸、0.7g
(6ミリモル)のDABCOおよび1.5g(7.2ミ
リモル)の実施例Cからの標題化合物を、15mlのア
セトニトリルおよび7.5mlのDMFから成る混合物
の中で3時間加熱還流する。冷却後、20mlのアセト
ニトリル、20mlの水および2.5mlの酢酸を添加
し、そして沈澱を吸引濾過し、それを40mlのアセト
ニトリル/水(1:1)の中に懸濁させ、沈降物を再び
吸引濾過し、そしてそれを水で洗浄し、そしてそれを5
0℃で乾燥する。
【0503】収量:2.55g(理論値の87%)。
【0504】融点:242−244℃。
【0505】元素分析:(C2424335) 計算値 C:58.7 H:4.9 N:8.6
F;11.6 実測値 C:58.65 H:5.2 N:8.7
F:11.351 H―NMR(CDCl3):δ=8.66(s,1
H);5.84(d,1H);5.75(m,1H);
4.15(m,1H);3.82−4.05(m,4
H);3.77(m,1H);3.56(m,1H);
2.72(m,1H);2.62(m,1H);1.9
6−2.10(m,2H);m,3H);1.06−
1.24ppm(m,4H)。
【0506】実施例18: (1′SR,2′RS,6′SR)−5−アミノ−1−
シクロプロピル−7−(2′−エトキシカルボニルアミ
ノ−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エ
ン−8′−イル)−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸
【0507】
【化98】
【0508】最初に2.5g(2.5ミリモル)の実施
例17からの標題化合物を50mlのジメチルスルホキ
シドの中に導入し、アンモニアガスを8時間通入し、そ
して140℃に加熱する。冷却後、100mlの水に添
加し、10%強度の塩酸でpH2〜3に調節し、そして
沈澱を吸引濾過し、それを水で洗浄し、そしてそれを5
0℃で乾燥する。
【0509】収量:1.9論値の78。
【0510】融点:225−229℃。
【0511】1H―NMR(d6−DMSO):δ=8.
44(s,1H);7.31(d,1H);7.12
(br.,2H);5.83(d,1H);5.68
(m,1H);3.93−4.04(m,3H);3.
46−3.81(m,5H);2.46−2.61
(m,2H);2.03(m,1H);1.90(m,
1H);0.97−1.21ppm(m,7H)。
【0512】実施例19: (1′SR,2′RS,6′SR)−5−アミノ−7−
(2′−アミノ−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノ
ン−4′−エン−8′−イル)−1−シクロプロピル−
6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−
3−キノリンカルボン酸
【0513】
【化99】
【0514】1.2g(2.6ミリモル)の実施例18
からの標題化合物を、20mlの10%強度の水酸化カ
リウム溶液および10mlの1,2−エタンジオールか
ら成る混合物の中で15時間加熱還流する。冷却後、1
0mlのアセトニトリルを添加し、10%強度の塩酸で
pH3−4に調節し、0℃において4時間放置し、沈澱
を吸引濾過し、それを少量の水で洗浄し、そしてそれを
50℃で乾燥する。
【0515】収量:1.1g(理論値の95%)の標題
化合物、塩酸塩として。
【0516】融点:>300℃。
【0517】1H―NMR(d6−DMSO):δ=8.
46(s,1H);8.39(br,2H);7.16
(br,2H);5.90(d,1H);5.70
(m,1H);3.97(m,1H);3.69−3.
82(m,3H);3.53(m,2H);2.56−
2.68(m,2H);2.23(m,1H);2.0
7(m,1H);1.00−1.21ppm(m,7
H)。
【0518】実施例20: エチル(1′SR,2′RS,6′SR)−1−シクロ
プロピル−7−(2′−エトキシカルボニルアミノ−
8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エン−
8′−イル)−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−
オキソ−1,8−ナフトリジン−3−カルボキシレート
【0519】
【化100】
【0520】20mlのアセトニトリル中に溶解した
1.24g(4ミリモル)のエチル7−クロロ−1−シ
クロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−
オキソ−1,8−ナフトリジン−3−カルボキシレー
ト、0.48g(4ミリモル)のDABCOおよび0.
84g(6ミリモル)の実施例Cからの標題化合物を、
室温において3時間撹拌する。この混合物を水に添加
し、塩化メチレンで抽出し、一緒にした抽出液を硫酸ナ
トリウムで乾燥し、そして濃縮する。粗生成物を100
gのシリカゲル(63−200μm)のカラムクロマト
グラフィーにかけ、シクロヘキサン/アセトン(1:
1)で溶離する。
【0521】収量:0.5g(理論値の26%)。
【0522】Rf=0.18。
【0523】シクロヘキサン/アセトン(1:1)。
【0524】1H―NMR(CDCl3):δ=8.45
(s,1H);8.00(d,1H,J=13Hz);
5.86(d,1H);5.72(m,1H);4.9
4(br,d,1H);4.38(q,2H);3.8
6−4.25(m,5H);3.33−3.70(m,
3H);2.50−2.84(m,2H);1.90−
2.15(m,2H);0.80−1.34ppm
(m,10H)。
【0525】実施例21: (1′SR,2′RS,6′SR)−7−(2′−アミ
ノ−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エ
ン−8′−イル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ
−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフトリジ
ン−3−カルボキシレート
【0526】
【化101】
【0527】標題化合物を0.1g(0.2ミリモル)
の実施例20からの標題化合物から実施例10における
ようにして得る。
【0528】収量:0.08g(理論値の95%)の標
題化合物、塩酸塩として。
【0529】融点:>300℃。
【0530】1H―NMR(CF3CO2D):δ=9.
17(s,1H);8.14(d,1H);6.05
(dd,1H);5.89(d,1H);4.46−
4.78(m,3H);3.55−4.15(m,3
H);2.82−3.04(m,2H);2.42−
2.64(m,2H);1.58(m,2H);1.3
0ppm(m,2H)。
【0531】実施例22: (1′SR,2′RS,6′SR)−1−シクロプロピ
ル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−7−
(2′−メチルアミノ−8′−アザビシクロ[4.3.
0]ノン−4′−エン−8′−イル)−4−オキソ−3
−キノリンカルボン酸
【0532】
【化102】
【0533】0.84g(3ミリモル)の1−シクロプ
ロピル−6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ
−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸、0.68g
(6ミリモル)のDABCOおよび0.65g(4.6
ミリモル)の実施例Dからの標題化合物を、10mlの
アセトニトリルおよび5mlのDMFから成る混合物の
中で21時間加熱還流する。冷却後、20mlのアセト
ニトリルおよび10mlの水を添加し、10%強度の塩
酸によりpH3−4に調節し、沈澱を吸引濾過し、それ
を30mlのアセトニトリル/水の中に懸濁させ、沈降
物を再び吸引濾過し、そしてそれを少量の水で洗浄し、
そしてそれを50℃で乾燥する。
【0534】収量:1.15g(理論値の85%)の標
題化合物、塩酸塩として。
【0535】融点:>300℃。
【0536】1H―NMR(CF3CO2D):δ=9.
24(s,1H);8.06(d,1H);6.04
(d,1H);5.90(m,1H);4.47(m,
1H);4.37(m,1H);4.21(m,2
H);3.94(m,1H);3.87(m,1H);
3.06(s,3H);2.98(m,1H);2.8
4(m,1H);2.57(m,1H);2.46
(m,1H);1.58(m,2H);1.41ppm
(m,2H)。
【0537】実施例23: (1′SR,2′RS,6′SR)−8−クロロ−1−
シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−7
−(2′−メチルアミノ−8′−アザビシクロ[4.
3.0]ノン−4′−エン−8′−イル)−4−オキソ
−3−キノリンカルボン酸
【0538】
【化103】
【0539】0.9g(3ミリモル)の8−クロロ−1
−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸、0.34
g(3ミリモル)のDABCOおよび0.61g(3.
6ミリモル)の実施例Dからの標題化合物から実施例2
2におけるようにして、標題化合物を得る。
【0540】収量:1.3g(理論値の92%)の標題
化合物、塩酸塩として。
【0541】融点:>300℃。
【0542】1H―NMR(CF3CO2D):δ=9.
43(s,1H);8.15(d,1H);6.06
(d,1H);5.92(m,1H);4.81(m,
1H);4.51(m,1H);4.24(m,1
H);4.14(m,1H);3.87−3.98
(m,2H);3.05(s,3H);2.88−3.
03(m,2H);2.48−2.63(m,2H);
1.74(m,1H);1.47(m,1H);1.3
3(m,1H);1.12ppm(m,1H)。
【0543】実施例24: (1′SR,2′RS,6′SR)−1−(2,4−ジ
フルオロフェニル)−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ
−7−(2′−メチルアミノ−8′−アザビシクロ
[4.3.0]ノン−4′−エン−8′−イル)−4−
オキソ−3−キノリンカルボン酸
【0544】
【化104】
【0545】0.85g(2.5ミリモル)の1−
(2,4−ジフルオロフェニル)−6−フルオロ−1,
4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸、
0.50g(4.5ミリモル)のDABCOおよび0.
76g(5ミリモル)の実施例Dからの標題化合物から
実施例22におけるようにして、標題化合物を得る。
【0546】収量:0.6g(理論値の47%)の標題
化合物、塩酸塩として。
【0547】融点:>300℃。
【0548】1H―NMR(CF3CO2D):δ=9.
01(s,1H);8.20(d,1H);7.70
(m,1H);7.34(m,2H);5.95(d,
1H);5.86(m,1H);4.28(m,1
H);3.7−3.9(m,3H);3.01(s,3
H);2.94(m,1H);2.82(m,1H);
2.50(m,1H);2.41ppm(m,1H)。
【0549】実施例25: (1′SR,2′RS,6′SR)−1−シクロプロピ
ル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−7−
(2′−ヒドロキシメチル−8′−アザビシクロ[4.
3.0]ノン−4′−エン−8′−イル)−4−オキソ
−3−キノリンカルボン酸
【0550】
【化105】
【0551】0.9g(3ミリモル)の1−シクロプロ
ピル−6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−
4−オキソ−3−キノリンカルボン酸、0.35g(3
ミリモル)のDABCOおよび0.7g(4.5ミリモ
ル)の実施例Eからの標題化合物を、10mlのアセト
ニトリルおよび5mlのDMFから成る混合物の中で4
時間加熱還流する。冷却後、10mlの水および1.5
mlの酢酸を添加し、沈澱を吸引濾過し、それを40m
lのアセトニトリル/水(1:1)の中に懸濁させ、沈
降物を再び吸引濾過し、そしてそれを50℃で乾燥す
る。
【0552】収量:0.95g(理論値の76%)。
【0553】融点:244−247℃。
【0554】1H―NMR(d6−DMSO):δ=8.
58(s,1H);7.67(d,1H);5.87
(d,1H);5.75(m,1H);4.07(m,
1H);3.78(m,2H);3.68(s,1
H);3.27−3.52(m,3H);2.40
(m,1H);2.23(m,1H);1.82−1.
95(m,2H);1.62(m,1H);1.08−
1.23ppm(m,4H)。
【0555】実施例26: (1′SR,2′RS,6′SR)−1−シクロプロピ
ル−7−(2′−エトキシカルボニルアミノメチル−
8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エン−
8′−イル)−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ
−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸
【0556】
【化106】
【0557】0.6g(2.1ミリモル)の1−シクロ
プロピル−6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸、0.25g
(2.1ミリモル)のDABCOおよび0.7g(3.
5ミリモル)の実施例Fからの標題化合物を、8mlの
アセトニトリルおよび4mlのDMFから成る混合物の
中で3時間加熱還流する。冷却後、10mlの水および
1mlの酢酸を添加し、沈澱を吸引濾過し、それを20
mlのアセトニトリル/水(1:1)の中に懸濁させ、
沈降物を再び吸引濾過し、そしてそれを50℃で乾燥す
る。
【0558】収量:0.8g(理論値の79%)。
【0559】融点:220−222℃。
【0560】1H―NMR(CDCl3):δ=8.70
(s,1H,H,C−2);7.77(d,1H,H,
C−5);5.86(d,1H,H,C−5′);5.
77(m,1H,H,C−4′);4.81(br.,
1H,NH);4.13(m,2H,エトキシ C
2);3.96(m,1H,シクロプロピル C
H);3.77(H,CH2―NHおよびHa,C−
9′);3.60(m,1H,Ha,C−7′);3.
36(m,1H,Hb,C−9′);3.14(m,1
H,Hb,C−7′);2.37−2.51(m,2
H,Ha,C−3′およびH,C−6′);2.04
(m,1H,H,C−2′);1.94(m,1H,H
b,C−3′);1.73(m,1H,H,C−
1′);1.08−1.22ppm(m,7H,シクロ
プロピル CH2およびエトキシ CH3)。
【0561】実施例27: (1′SR,2′RS,6′SR)−7−(2′−アミ
ノメチル−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−
4′−エン−8′−イル)−1−シクロプロピル−6,
8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−
キノリンカルボン酸
【0562】
【化107】
【0563】0.75g(1.5ミリモル)の実施例2
6からの標題化合物を、15mlの10%強度の水酸化
カリウム溶液および4mlの1,2−エタンジオールか
ら成る混合物の中で3時間加熱還流する。冷却後、15
mlのアセトニトリルを添加し、10%強度の塩酸でp
H2−3に調節し、沈澱を吸引濾過し、それをアセトニ
トリル/水(1:1)で洗浄し、そしてそれを50℃で
乾燥する。
【0564】収量:0.6g(理論値の90%)の標題
化合物、塩酸塩として。
【0565】融点:236−240℃。
【0566】1H―NMR(CF3CO2D):δ=9.
24(s,1H);8.06(d,1H);6.01
(d,1H);5.90(m,1H);4.47(m,
1H);4.18(m,2H);4.06(m,1
H);3.88(m,1H);3.58(d,1H);
3.28(t,1H);2.73(m,2H);2.5
0(m1H);2.18(m,1H);2.00(m,
1H);1.56(m,2H);1.42ppm(m,
2H)。
【0567】実施例28: (1′RS,2′SR,6′RS)−1−シクロプロピ
ル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−7−
(2′−ヒドロキシメチル−8′−アザビシクロ[4.
3.0]ノン−4′−エン−8′−イル)−4−オキソ
−3−キノリンカルボン酸
【0568】
【化108】
【0569】0.59g(3ミリモル)の1−シクロプ
ロピル−6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ
−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸および0.69
g(5ミリモル)の実施例Gからの標題化合物から実施
例9におけるようにして、標題化合物を得る。
【0570】収量:1.1g(理論値の88%)。
【0571】融点:270−272℃。
【0572】元素分析:(C2222224) 計算値 C:63.5 H:5.3 N:6.7
F:9.1 実測値 C:63.85 H:5.5 N:6.7
F:8.81 H―NMR(d6−DMSO):δ=8.58(s,1
H);7.66(d,1H);5.77(m,1H);
5.55(d,1H);4.06(m,2H);3.6
8(m,1H);3.47(m,2H);3.28−
3.42(m,3H);2.88(m,1H);2.6
6(m,1H);2.06(m,2H);1.83
(m,1H);1.08−1.24ppm(m,4
H)。
【0573】実施例29: (1′RS,2′SR,6′RS)−1−シクロプロピ
ル−7−(2′−エトキシカルボニルアミノメチル−
8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エン−
8′−イル)−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ
−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸
【0574】
【化109】
【0575】0.63g(2.23ミリモル)の1−シ
クロプロピル−6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸および
0.60g(2.68ミリモル)の実施例Hからの標題
化合物から、実施例9におけるようにして、標題化合物
を得る。
【0576】収量:0.7g(理論値の65%)。
【0577】融点:226−229℃。
【0578】1H―NMR(CDCl3):δ=8.71
(s,1H);7.76(d,1H);5.79(m,
1H);5.54(d,1H);4.91(br,1
H);4.12(m,3H);3.96(m,1H);
3.79(m,1H);3.56(m,1H);3.4
7(m,1H);3.18(m,2H);2.91
(m,1H);2.65(m,1H);2.20(m,
2H);1.91(m,1H);1.08−1.33p
pm(m,7H)。
【0579】実施例30: (1′RS,2′SR,6′RS)−7−(2′−アミ
ノメチル−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−
4′−エン−8′−イル)−1−シクロプロピル−6,
8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−
キノリンカルボン酸
【0580】
【化110】
【0581】標題化合物を0.48g(1.0ミリモ
ル)の実施例29からの標題化合物から実施例10にお
けるようにして得る。
【0582】収量:0.39g(理論値の86%)の標
題化合物、塩酸塩として。
【0583】融点:304℃。
【0584】1H―NMR(CF3CO2D):δ=9.
20(s,1H);8.02(d,1H);5.91
(m,1H);5.68(d,1H);4.43(m,
2H);4.12(m,1H);3.94(m,1
H);3.87(m,1H);3.28−3.42
(m,2H);3.14(m,1H);2.87(m,
1H);2.67(m,1H);2.46(m,1
H);2.12(m,1H);1.56(m,2H);
1.38ppm(m,2H)。
【0585】実施例31: (1′SR,2′RS,3′RS,6′SR)−1−シ
クロプロピル−7−(2′−エトキシカルボニルアミノ
−3′−メチル−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノ
ン−4′−エン−8′−イル)−6,8−ジフルオロ−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン
【0586】
【化111】
【0587】0.89g(2.1ミリモル)の1−シク
ロプロピル−6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸および0.
6(2.6ミリモル)の実施例Iからの標題化合物か
ら、実施例9におけるようにして、標題化合物を得る。
【0588】収量:0.8g(理論値の78%)。
【0589】融点:258−259℃。
【0590】実施例32: (1′SR,2′RS,3′RS,6′SR)−7−
(2′−アミノ−3′−メチル−8′−アザビシクロ
[4.3.0]ノン−4′−エン−8′−イル)−1−
シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸
【0591】
【化112】
【0592】標題化合物を0.6g(1.23ミリモ
ル)の実施例31からの標題化合物から実施例10にお
けるようにして得る。
【0593】収量:0.55g(理論値の99%)の標
題化合物、塩酸塩として。
【0594】融点:>300℃。
【0595】1H―NMR(CF3CO2D):δ=9.
24(s,1H);8.06(d,1H);5.98
(d,1H);5.86(m,1H);4.47(m,
1H);4.07−4.32(m,3H);3.95
(m,1H);3.10(m,1H);2.82(m,
1H)2.50(m,1H);1.57(m,2H);
1.40(m,2H);1.32ppm(d,3H)。
【0596】実施例33: (1′SR,2′RS,6′SR)−1−エチル−7−
(2′−エトキシカルボニルアミノ−8′−アザビシク
ロ[4.3.0]ノン−4′−エン−8′−イル)−
6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−
3−キノリンカルボン酸
【0597】
【化113】
【0598】1.12g(4.16ミリモル)の1−エ
チル−6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−
4−オキソ−3−キノリンカルボン酸および1.05g
(5.0ミリモル)の実施例Cからの標題化合物から、
実施例8におけるようにして、標題化合物を得る。
【0599】収量:1.9g(理論値の99%)。
【0600】融点:285−287℃。
【0601】実施例34: (1′SR,2′RS,6′SR)−7−(2′−アミ
ノ−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エ
ン−8′−イル)−1−エチル−6,8−ジフルオロ−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン
【0602】
【化114】
【0603】標題化合物を0.6g(1.23ミリモ
ル)の実施例33からの標題化合物から実施例10にお
けるようにして得ル。
【0604】収量:1.44g(理論値の97%)の標
題化合物、塩酸塩として。
【0605】融点:>300℃。
【0606】1H―NMR(CF3CO2D):δ=9.
12(s,1H);8.10(d,1H);6.02
(d,1H);5.88(m,1H);4.94(m,
2H);4.37(m,1H);4.21(m,2
H);4.03(m,1H);3.95(m,1H);
2.99(m,1H);2.83(m,1H);2.5
8(m,1H);2.49(m,1H);1.78pp
m(t,3H)。
【0607】実施例35: (1′SR,2′RS,6′SR)−8−クロロ−1−
シクロプロピル−7−(2′−エトキシカルボニルアミ
ノ−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エ
ン−8′−イル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3
−キノリンカルボン酸
【0608】
【化115】
【0609】1.06g(3.75ミリモル)の8−ク
ロロ−1−シクロプロピル−7−フルオロ−4−オキソ
−3−キノリンカルボン酸、0.84g(7.5ミリモ
ル)のDABCOおよび0.95g(4.5ミリモル)
の実施例Cからの標題化合物を35mlのジメチルスル
ホキシドの中で100℃に加熱する。溶媒を高真空下に
蒸留除去し、残留物をアセトニトリルとともに撹拌し、
吸引濾過し、そして100℃において乾燥する。
【0610】収量:1.5g(理論値の85%)。
【0611】融点:260−261℃。
【0612】実施例36: (1′SR,2′RS,6′SR)−7−(2′−アミ
ノ−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エ
ン−8′−イル)−8−クロロ−1−シクロプロピル−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン
【0613】
【化116】
【0614】標題化合物を1.5g(3.2ミリモル)
の実施例35からの標題化合物から実施例16における
ようにして得る。
【0615】収量:0.72g(理論値の52%)の標
題化合物、塩酸塩として。
【0616】融点:>300℃。
【0617】実施例37: 6,8−ジフルオロ−1−[(1RS,2SR)]−2
−フルオロシクロプロピル]−1,4−ジヒドロ−7−
[(1′SR,2′RS,6′SR)−2′−メチルア
ミノ−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−
エン−8′−イル)−4−オキソ−3−キノリンカルボ
ン酸および6,8−ジフルオロ−1−[(1SR,2R
S)]−2−フルオロシクロプロピル]−1,4−ジヒ
ドロ−7−[(1′SR,2′RS,6′SR)−2′
−メチルアミノ−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノ
ン−4′−エン−8′−イル)−4−オキソ−3−キノ
リンカルボン酸
【0618】
【化117】
【0619】151mg(0.5ミリモル)の6,7,
8−トリフルオロ−1−[(1RS,2SR)]−2−
フルオロシクロプロピル]−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソ−3−キノリンカルボン酸、63mg(0.55ミ
リモル)のDABCOおよび84mg(0.55ミリモ
ル)の実施例Dからの標題化合物を、2mlのアセトニ
トリルおよび1mlのDMFから成る混合物の中で1時
間撹拌する。冷却後、この懸濁液吸引濾過し、沈澱を3
0mlの水の中に懸濁させ、沈降物を再び吸引濾過し、
そして70℃で乾燥する。
【0620】収量:93mg(理論値の43%)。
【0621】融点:>300℃。
【0622】1H―NMR(CF3CO2D):δ=9.
20および9.24(2s,1H);8.08(d,1
H);6.04(d,1H);5.90(m,1H);
5.14(dm,1H);4.38(m,1H);4.
32(m,1H);4.20(m,2H);3.82−
3.98(m,2H);3.05(s,3H);2.9
8(m,1H);2.84(m,1H);2.56
(m,1H);2.43(m,1H);1.78−2.
04ppm(m,2H)。
【0623】実施例38; 8−クロロ−6−フルオロ−1−[(1RS,2S
R)]−2−フルオロシクロプロピル]−1,4−ジヒ
ドロ−7−[(1′SR,2′RS,6′SR)−2′
−メチルアミノ−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノ
ン−4′−エン−8′−イル)−4−オキソ−3−キノ
リンカルボン酸および8−クロロ−6−フルオロ−1−
[(1SR,2RS)]−2−フルオロシクロプロピ
ル]−1,4−ジヒドロ−7−[(1′SR,2′R
S,6′SR)−2′−メチルアミノ−8′−アザビシ
クロ[4.3.0]ノン−4′−エン−8′−イル)−
4−オキソ−3−キノリンカルボン酸
【0624】
【化118】
【0625】159mg(0.5ミリモル)の8−クロ
ロ−6,7−ジフルオロ−1−[(1RS,2SR)]
−2−フルオロシクロプロピル]−1,4−ジヒドロ−
4−オキソ−3−キノリンカルボン酸および84mg
(0.55ミリモル)のの実施例Dからの標題化合物か
ら、実施例37におけるようにして、標題化合物を得
る。
【0626】収量:mg(理論値の58%)。
【0627】融点:247−249℃。
【0628】1H―NMR(CF3CO2D):δ=9.
22および9.43(dおよびs,1H);8.16
(d,1H);6.05(d,1H);5.92(m,
1H);5.07および5.20(2dm,1H);
4.64および4.80(2m,1H);4.41−
4.54(m,1H);4.18および4.26(2
m,1H);4.07(m,1H)3.86−3.97
(m,2H);3.06(s,3H);2.98(m,
1H);2.90(m,1H);2.55(m,1
H);2.47(m,1H);1.88および2.07
(2m,1H);1.43および1.72ppm(2
m,1H)。
【0629】実施例39: 6,8−ジフルオロ−1−[(1RS,2SR)]−2
−フルオロシクロプロピル]−1,4−ジヒドロ−7−
[(1′SR,2′RS,6′SR)−2′−エトキシ
カルボニルアミノ−8′−アザビシクロ[4.3.0]
ノン−4′−エン−8′−イル)−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸および6,8−ジフルオロ−1−
[(1SR,2RS)]−2−フルオロシクロプロピ
ル]−1,4−ジヒドロ−7−[(1′SR,2′R
S,6′SR)−2′−エトキシカルボニルアミノ−
8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エン−
8′−イル)−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸
【0630】
【化119】
【0631】307mg(1ミリモル)の6,7,8−
トリフルオロ−1−[(1RS,2SR)]−2−フル
オロシクロプロピル]−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
−3−キノリンカルボン酸および231mg(1.1ミ
リモル)の実施例Cからの標題化合物から、実施例37
におけるようにして、標題化合物を得る。
【0632】収量:428mg(理論値の89%)。
【0633】融点:282−283℃。
【0634】1H―NMR(CF3CO2D):δ=9.
16および9.22(2s,1H);8.04(d,1
H);5.91(d,1H);5.85(m,1H);
5.13(dm,1H);4.37(m,3H);4.
16(m,4H);3.91(m,1H);2.72−
2.87(m,2H);2.20(m,2H);1.6
6−2.04(m,2H);1.42ppm(t,3
H)。
【0635】実施例40: (1′RS,2′RS,6′SR)−8−クロロ−1−
シクロプロピル−7−(2′−エトキシカルボニルアミ
ノメチル−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−
4′−エン−8′−イル)−6−フルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸
【0636】
【化120】
【0637】8−クロロ−1−シクロプロピル−6,7
−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸を実施例Fからの標題化合物と、実施
例26に記載するように反応させることによって、標題
化合物を得る。
【0638】収量:定量的。
【0639】1H―NMR(DMSO−d6):8.81
(s,1H,2‐H);7.89(d,1H,5‐
H);7.19(t,1H,カルバメート‐NH);
5.71;5.58(2m,2x 1H,HC=C
H);4.38(m,1H,シクロプロピル‐H);
3.99(q,2H,エチル‐CH2);3.45−
3.40(m,3H);3.12(m,1H);3.0
0(m,2H);2.30(m,2H);2.12
(m,1H);1.96−1.87(m,2H);1.
20−1.11(m,5H,2x シクロプロピル‐
H,エチル‐CH3);1.00−0.90ppm
(m,2H,2x シクロプロピル‐H)。
【0640】実施例41: (1′RS,2′RS,6′SR)−7−(2′−アミ
ノメチル−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−
4′−エン−8′−イル)−8−クロロ−1−シクロプ
ロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
−3−キノリンカルボン酸
【0641】
【化121】
【0642】実施例40からの生成物を実施例27に記
載するように反応させる。
【0643】収量:理論値の82%、塩酸塩。
【0644】1H―NMR(DMSO−d6):8.82
(s,1H,2‐H);7.91(d,1H,5‐
H);5.88;5.60(2m,2x 1H,HC=
HC);4.39(m,1H,シクロプロピル‐H);
3.45‐3.35(m,3H);3.18(m,1
H);2.80(m,2H);2.46(m,1H);
2.31(m,1H);2.19(m,1H);2.0
6(m,2H);1.19;0.95ppm(2m,2
x 2H,4xシクロプロピル‐H)。
【0645】実施例42: (1RS,2RS,6SR)−1−シクロプロピル−7
−(2′−エトキシカルボニルアミノメチル−8′−ア
ザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エン−8′−イ
ル)−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−
3−キノリンカルボン酸
【0646】
【化122】
【0647】1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ
−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボ
ン酸を実施例Fからの標題化合物と、実施例26に記載
するように反応させることによって、標題化合物を得
る。
【0648】収量:理論値の95%。
【0649】1H―NMR(DMSO−d6):8.61
(s,1H,2‐H);7.81(d,1H,5‐
H);7.49(d,1H,8‐H);7.21(t,
1H,カルバメート‐NH);5.80;5.63(2
m,2x 1H,HC=CH);4.00(q,2H,
エチル‐CH2);3.82‐3.78(m,2H);
3.63(m,1H);3.18‐3.00(m,4
H);2.38(m,2H);2.00(m,2H);
1.89(m,1H);1.30(m,2H,2x シ
クロプロピル‐H);1.17ppm(m,5H,2x
シクロプロピル‐H,エチル‐CH3)。
【0650】実施例43: (1RS,2RS,6SR)−7−(2′−アミノメチ
ル−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エ
ン−8′−イル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ
−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボ
ン酸
【0651】
【化123】
【0652】実施例42からの生成物を実施例27に記
載するように反応させる。
【0653】収量:理論値の72%、塩酸塩。
【0654】1H―NMR(DMSO−d6):8.64
(s,1H,2‐H);7.87(d,1H,5‐
H);7.51(d,1H,8‐H);5.84;5.
68(2m,2x 1H,HC=CH);3.84‐
3.78(m,2H);3.68(m,1H);3.1
7(m,1H);3.09(m,1H);2.81
(m,2H);2.53(m,2H);2.36(m,
1H);2.19(m,1H);2.05(m,1
H);1.31;1.19ppm(2m,2x 2H,
4x シクロプロピル‐H)。
【0655】実施例44: (1′RS,2′RS,6′RS)−1−シクロプロピ
ル−7−(2′−エトキシカルボニルアミノメチル−
8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エン−
8′−イル)−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ
−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸
【0656】
【化124】
【0657】1−シクロプロピル−6,7,8−トリフ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリン
カルボン酸を実施例Kからの標題化合物と実施例26に
記載するように反応させることによって、標題化合物を
得る。
【0658】収量:理論値の91%。
【0659】1H―NMR(CDCl3):8.71
(S,1H,2‐H);7.80(d,2H,5‐
H);5.80;5.67(2m,2x 1H,HC=
CH);4.80(t,1H,カルバメート‐NH);
4.12)q,2H,エチル‐CH2);3.97
(m,2H);3.86(m,1H);3.81(m,
1H);3.54(m,1H);3.37(m,1
H);3.18(m,1H);2.86(m,1H);
2.38‐2.25(m,2H);2.00‐1.90
(m,2H);1.30‐1.20(m,5H,2x
シクロプロピル‐H,エチル‐CH3);1.14pp
m(m,2H,2x シクロプロピル‐H)。
【0660】実施例45: (1′RS,2′RS,6′RS)−7−(2′−アミ
ノメチル−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−
4′−エン−8′−イル)−1−シクロプロピル−6,
8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−
キノリンカルボン酸
【0661】
【化125】
【0662】実施例44からの生成物を実施例27に記
載するように反応させる。
【0663】収量:理論値の84%、塩酸塩。
【0664】1H―NMR(CF3COOD):9.21
(s,1H,2‐H);8.04(d,1H,5‐
H);5.91;5.80(2m,2x 1H,HC=
CH);4.45(m,1H);4.35(m,1
H);4.18(m,2H);3.92(m,1H);
3.55(m,1H);3.35(m,1H);3.0
8(m,1H);2.69‐2.58(m,2H);
2.47(m,1H);2.19(m,1H);1.5
7(;1.40ppm(2m,2x 4H,4x シク
ロプロピル‐H)。
【0665】実施例46: (1′RS,2′RS,6′RS)−8−クロロ−1−
シクロプロピル−7−(2′−エトキシカルボニルアミ
ノメチル−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−
4′−エン−8′−イル)−6−フルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸
【0666】
【化126】
【0667】8−クロロ−1−シクロプロピル−6,7
−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸を実施例Kからの標題化合物と実施例
26に記載するように反応させることによって、標題化
合物を得る。
【0668】収量:定量的。
【0669】融点:>300℃。
【0670】実施例47: (1′RS,2′RS,6′RS)−7−(2′−アミ
ノメチル−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−
4′−エン−8′−イル)−8−クロロ−1−シクロプ
ロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
−3−キノリンカルボン酸
【0671】
【化127】
【0672】実施例46からの生成物を実施例27に記
載するように反応させる。
【0673】収量:理論値の58%、塩酸塩。
【0674】実施例48: (1′RS,2′RS,6′RS)−7−(2′−アミ
ノメチル−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−
4′−エン−8′−イル)−1−シクロプロピル−6−
フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリ
ンカルボン酸
【0675】
【化128】
【0676】1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ
−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボ
ン酸を実施例Kからの標題化合物と実施例26に記載す
るように反応させることによって、標題化合物を得る。
【0677】収量:理論値の75%。
【0678】融点:>300℃。
【0679】実施例49: (1′RS,2′RS,6′RS)−7−(2′−アミ
ノメチル−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−
4′−エン−8′−イル)−1−シクロプロピル−6−
フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリ
ンカルボン酸
【0680】
【化129】
【0681】実施例48からの生成物を実施例27に記
載するように反応させる。
【0682】収量:理論値の77%、塩酸塩。
【0683】融点:>300℃。
【0684】実施例50: (1′RS,2′RS,6′RS)−10−(2′−エ
トキシカルボニルアミノメチル−8′−アザビシクロ
[4.3.0]ノン−4′−エン−8′−イル)−9−
フルオロ−2,3−ジヒドロ−3−メチル−7−オキソ
−7H−ピリド[1,2,3−デ][1,4]ベンゾキ
サシン−6−カルボン酸
【0685】
【化130】
【0686】9,10−ジフルオロ−2,3−ジヒドロ
−3−メチル−7−オキソ−7H−ピリド[1,2,3
−デ][1,4]ベンゾキサジン−6−カルボンカルボ
ン酸を実施例Kからの標題化合物と実施例13に記載す
るように反応させることによって、標題化合物を得る。
【0687】収量:理論値の80%。
【0688】融点:190℃。
【0689】実施例51: (1′RS,2′RS,6′RS)−10−(2′−ア
ミノメチル−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−
4′−エン−8′−イル)−9−フルオロ−2,3−ジ
ヒドロ−3−メチル−7−オキソ−7H−ピリド[1,
2,3−デ][1,4]ベンゾキサジン−6−カルボン
【0690】
【化131】
【0691】実施例50からの生成物を実施例14に記
載するように反応させる。
【0692】収量:理論値の95%、塩酸塩。
【0693】融点:>300℃。
【0694】実施例52: エチル(1′RS,2′RS,6′RS)−1−シクロ
プロピル−7−(2′−エトキシカルボニルアミノメチ
ル−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エ
ン−8′−イル)−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−
4−オキソ−3−キノリンカルボン酸
【0695】
【化132】
【0696】828mg(2.6ミリモル)のエチル7
−クロロ−1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4
−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフトリジン−3−
カルボキシレート、900mg(4ミリモル)の実施例
Kからの生成物および20mlのアセトニトリルから成
る混合物を、室温において3日間撹拌する。引き続い
て、不溶性成分を吸引濾過し、そしてこの溶液を真空濃
縮する。粗生成物をクロマトグラフィー(溶離剤:ジク
ロロメタン/メタノール/濃アンモニア15:4:0.
5)により精製する。
【0697】収量:700mg(理論値の56%)。
【0698】1H―NMR(DMSO−d3):8.36
(s,1H,2‐H);7.81(d,1H,5‐
H);7.21(t,1H,カルバメート‐NH);
5.73;5.67(2m,2x 1H,HC=C
H);4.20;3.99(2q,2x2H,2x エ
チル‐CH2);3.86(m,1H);3.78
(m,1H);3.56(m,2H);3.13‐3.
01(m,2H);2.89(m,1H);2.35
(m,1H);2.18(m,2H);1.88(m,
2H);1.26;1.19(2t,2x 3H,2x
エチル‐CH3);1.02;0.88ppm(2x
2H,4x シクロプロピル‐H)。
【0699】実施例53: (1′RS,2′RS,6′RS)−7−(2′−アミ
ノメチル−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−
4′−エン−8′−イル)−1−シクロプロピル−6−
フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナ
フトリジン−3−カルボン酸
【0700】
【化133】
【0701】0.70gの実施例52からの生成物を7
mlの1,2−エタンジオールおよび10mlの10%
強度の水酸化カリウム溶液と130℃において4時間撹
拌する。冷却後、この混合物をアセトニトリルで希釈
し、そして希塩酸でpH2に調節する。引き続いて、そ
れを真空中で約10mlの体積に濃縮する。この結晶を
50℃において真空乾燥炉の中で乾燥する。
【0702】収量:0.30g(理論値の47%)、塩
酸塩。
【0703】融点:>300℃。
【0704】実施例54: 7−[(1′RS,2′RS,6′RS)−2′−アミ
ノメチル−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−
4′−エン−8′−イル]−6,8−ジフルオロ−1−
[(1RS,2SR)]−2−フルオロシクロプロピ
ル]−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカ
ルボン酸塩酸塩
【0705】
【化134】
【0706】A.112mg(1ミリモル)の1,4−
ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(Dabco)
および1mlのアセトニトリル中の155mgの3−ニ
トロベンズアルデヒドの溶液を、1mlのアセトニトリ
ル中の380mg(1ミリモル)の(1RS,2RS,
6RS)−2−アミノメチル−8−アザビシクロ[4.
3.0]ノン−4−エンビス−トリフルオロアセテート
(実施例Lからの生成物)に添加する。この混合物を室
温において1時間撹拌し、次いで1mlのジメチルホル
ムアミドで希釈する;次いで224mg(2ミリモル)
のDabcoおよび270mg(0.9ミリモル)の
6,7,8−トリフルオロ−1−[(1RS,2S
R)]−2−フルオロシクロプロピル]−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸を添加し、
そしてこの混合物を1時間加熱還流する。次いでそれを
濃縮し、そして水とともに撹拌し、次いで吸引濾過し、
次いで高真空下に80℃で乾燥する。
【0707】収量:480mgの6,8−ジフルオロ−
1−[(1RS,2SR)]−2−フルオロシクロプロ
ピル]−1,4−ジヒドロ−7−[(1′RS,2′R
S,6′RS)−2′−(3−ニトロベンジリデンアミ
ノメチル)−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−
4′−エン−8′−イル]−4−オキソ−3−キノリン
カルボン酸、Rf値(シリカゲル;ジクロロメタン/メ
タノール/17%のアンモニア−30:8:1):0.
5。
【0708】B.450mgの工程Aからの生成物を約
30mlのジクロロメタン中に溶解し、次いで3mlの
3N塩酸を添加する。この混合物を室温において30分
間撹拌し、次いで約30mlの水を添加する。水性相を
分離し、ジクロロメタンで洗浄し、そして凍結乾燥す
る。
【0709】収量:170mgの7−[(1′RS,
2′RS,6′RS)−2′−アミノメチル−8′−ア
ザビシクロ[4.3.0]ノン−4′−エン−8′−イ
ル]−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカ
ルボン酸塩酸塩、 Rf値(CF3COOD):δ=5.07mおよび5.
2ppm(m、1H、CH−F)。
【0710】実施例55: (1′SR,2′RS,6′RS)−1−シクロプロピ
ル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−7−
(2′−メチルアミノ−8′−アザビシクロ[4.3.
0]ノン−4′−エン−8′−イル)−4−オキソ−3
−キノリンカルボン酸
【0711】
【化135】
【0712】1−シクロプロピル−6,7,8−トリフ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリン
カルボン酸を実施例Nからの標題化合物と実施例22に
記載するように反応させることによって、標題化合物を
得る。
【0713】収量:理論値の61%、塩酸塩。
【0714】融点:>300℃。
【0715】実施例56: (1′SR,2′RS,6′RS)−1−シクロプロピ
ル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−7−(2′−メ
チルアミノ−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−
4′−エン−8′−イル)−4−オキソ−3−キノリン
カルボン酸
【0716】
【化136】
【0717】1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ
−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボ
ン酸を実施例Nからの標題化合物と実施例22に記載す
るように反応させることによって、標題化合物を得る。
【0718】収量:理論値の60%、塩酸塩。
【0719】融点:>300℃。
【0720】実施例57: (1′SR,2′RS,6′RS)−8−クロロ−1−
シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−7
−(2′−メチルアミノ−8′−アザビシクロ[4.
3.0]ノン−4′−エン−8′−イル)−4−オキソ
−3−キノリンカルボン酸
【0721】
【化137】
【0722】8−クロロ−1−シクロプロピル−6,7
−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸を実施例Nからの標題化合物と実施例
22に記載するように反応させることによって、標題化
合物を得る。
【0723】収量:理論値の70%、塩酸塩。
【0724】融点:>300℃。
【0725】実施例58: (1′SR,2′SR,6′RS)−1−シクロプロピ
ル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−7−
(2′−メチルアミノ−8′−アザビシクロ[4.3.
0]ノン−4′−エン−8′−イル)−4−オキソ−3
−キノリンカルボン酸
【0726】
【化138】
【0727】1−シクロプロピル−678実施例Oから
の標題化合物と実施例22に記載するように反応させる
ことによって、標題化合物を得る。
【0728】収量:理論値の35%、塩酸塩。
【0729】融点:>300℃。
【0730】実施例59: (1′SR,2′SR,6′RS)−8−クロロ−1−
シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−7
−(2′−メチルアミノ−8′−アザビシクロ[4.
3.0]ノン−4′−エン−8′−イル)−4−オキソ
−3−キノリンカルボン酸
【0731】
【化139】
【0732】8−クロロ−1−シクロプロピル−6,7
−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸を実施例Oからの標題化合物と実施例
22に記載するように反応させることによって、標題化
合物を得る。
【0733】収量:理論値の78%、塩酸塩。
【0734】融点:>300℃。
【0735】実施例60: (1′SR,2′SR,6′RS)−1−シクロプロピ
ル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−7−(2′−メ
チルアミノ−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−
4′−エン−8′−イル)−4−オキソ−3−キノリン
カルボン酸
【0736】
【化140】
【0737】1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ
−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボ
ン酸を実施例Oからの標題化合物と実施例22に記載す
るように反応させることによって、標題化合物を得る。
【0738】収量:理論値の66%、塩酸塩。
【0739】融点:>300℃。
【0740】実施例61: エチル(1′SR,2′SR,6′RS)−1−シクロ
プロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−7−
(2′−メチルアミノ−8′−アザビシクロ[4.3.
0]ノン−4′−エン−8′−イル)−4−オキソ−
1,8−ナフトリジン−3−カルボキシレート
【0741】
【化141】
【0742】エチル7−クロロ−1−シクロプロピル−
6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8
−ナフトリジン−3−カルボキシレートを実施例Oから
の標題化合物と実施例52に記載するように反応させる
ことによって、標題化合物を得る。
【0743】収量:理論値の91%。
【0744】Rf=0.64(メタノール/ジクロロメ
タン/濃アンモニア15:4:0.5) 実施例62: (1′SR,2′SR,6′RS)−1−シクロプロピ
ル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−7−(2′−メ
チルアミノ−8′−アザビシクロ[4.3.0]ノン−
4′−エン−8′−イル)−4−オキソ−1,8−ナフ
トリジン−3−カルボン酸
【0745】
【化142】
【0746】実施例61からの生成物を実施例27に記
載するように反応させる。
【0747】収量:理論値の89%、塩酸塩。
【0748】融点:>300℃。
【0749】Rf=0.32(メタノール/ジクロロメ
タン/濃アンモニア15:5:0.5)使用した略号: h 時間 min 分 cnc. 濃 DMF ジメチルホルムアミド THF テトラヒドロフラン MTBE t−ブチルメチルエーテル DIBAH ジイソブチル水素化アルミニウム DABCO 1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オ
クタン DMSO ジメチルスルホキシド 本発明の主な特徴および態様は、次の通りである。
【0750】1、式(I)
【0751】
【化143】
【0752】式中、R1は1〜3個のフッ素原子で置換
されていてもよい1〜4個の炭素原子を有するアルキ
ル、2〜4個の炭素原子を有するアルケニル、1〜2個
のフッ素原子で置換されていてもよい3〜6個の炭素原
子を有するシクロアルキル、2−ヒドロキシエチル、メ
トキシ、アミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチ
ルアミノ、1または2個のフッ素原子で置換されていて
もよいフェニル、3−オキセタニル、ビシクロ[1.
1.1]ペンチルであり、R2は水素であるか、あるい
はR1と一緒になって、4または5員の環が生ずるよう
に架橋を形成することができ、R3は水素またはO−R
11であり、ここでR11は1〜4個の炭素原子を有するア
ルキルであるか、あるいはR3はR2と一緒になって、5
または6員の環が生ずるように架橋を形成することがで
き、R4は水素、アミノ、1〜4個の炭素原子を有する
アルキルアミノ、各アルキル基中に1〜3個の炭素原子
を有するジアルキルアミノ、ヒドロキシル、1〜4個の
炭素原子を有するアルコキシ、メルカプト、1〜4個の
炭素原子を有するアルキルチオ、ハロゲン、メチル、エ
チルまたはビニルであり、R5は水素、ハロゲンまたは
メチルであり、R6は水素、1〜4個の炭素原子を有す
るアルキルオキシカルボニル、ヒ 12は水素、ヒドロキシルにより置換されていてもよい
1〜3個の炭素原子を有するアルキル、アルキル部分に
1〜4個の炭素原子を有するアルキルオキシカルボニ
ル、または1〜3個の炭素原子を有するアシルであり、
そしてR13は水素またはメチルであり、R7、R8、R9
およびR10の各々は水素またはメチルであるか、あるい
はR9およびR10の各々は水素またはメチルであり、そ
してR7はR8と一緒になって構造−O−、−CH2−ま
たは−CH2−CH2−の架橋を形成することができ、そ
してAはNまたはC−R14であり、ここでR14は水素、
ハロゲン、1〜3個のフッ素原子で置換されていてもよ
いメチル、エチニル、ビニル、ヒドロキシルまたはメト
キシであるか、あるいはまた、R1と一緒になって、5
または6員の環を生ずるように、架橋を形成することが
できるか、あるいはまた、R1およびR2と一緒になっ
て、2つの5または6員の環が生ずるように架橋を形成
することができる、の化合物およびそれらの互変異性体
ならびにそれらの製剤学的に利用可能な水和物および酸
付加塩。
【0753】2、R1はシクロプロピル、2−フルオロ
シクロプロピル、エチル、2−フルオロエチル、1、2
または3個のフッ素原子で置換されていてもよいter
t−ブチル、または1または2個のフッ素原子で置換さ
れていてもよいフェニル、3−オキセタニル、ビシクロ
[1.1.1]ペンチルであり、R2は水素であるか、
あるいはR1と一緒になって、構造
【0754】
【化144】 の架橋を形成することができ、R3は水素またはO−R
11であり、ここでR11は1〜4個の炭素原子を有するア
ルキルであるか、あるいはR3はR3と一緒になって、構
【0755】
【化145】 の架橋を形成することができ、R4は水素、フッ素、塩
素、アミノ、ヒドロキシル、メチルまたはビニルであ
り、R5は水素、フッ素、塩素、臭素またはメチルであ
り、R6はアミノ、メチルアミノ、エトキシカルボニル
アミノ、アミノメチル、エトキシカルボニルアミノメチ
ル、ヒドロキシメチル、エトキシカルボニルまたは水素
であり、R7、R8、R9およびR10の各々は水素または
メチルであるか、あるいはR9およびR10の各々は水素
またはメチルであり、そしてR7はR8と一緒になって構
造−O−、−CH2−または−CH2−CH2−の架橋を
形成することができ、そしてAはNまたはC−R14であ
り、ここでR14は水素、フッ素、塩素、臭素、1〜3個
のフッ素原子で置換されていてもよいメチル、エチニ
ル、ビニルまたはメトキシであるか、あるいはまた、R
1と一緒になって、構造
【0756】
【化146】
【0757】の架橋を形成することができるか、あるい
はまた、R1およびR2と一緒になって、構造
【0758】
【化147】 の架橋を形成することができる、上記第1項記載の式
(I)の化合物。
【0759】3、R1はシクロプロピル、シス−2−フ
ルオロシクロプロピル、エチル、t−ブチルまたは2,
4−ジフルオロフェニルであり、R2は水素であり、R3
はヒドロキシルまたはエトキシであり、R4は水素、フ
ッ素またはアミノであり、R5は水素またはフッ素であ
り、R6はアミノ、メチルアミノ、エトキシカルボニル
アミノ、アミノメチル、エトキシカルボニルアミノメチ
ル、ヒドロキシメチル、エトキシカルボニルまたは水素
であり、R7、R8、R9およびR10の各々は水素または
メチルであり、そしてAはNまたはC−R14であり、こ
こでR14は水素、フッ素または塩素であるか、あるいは
また、R1と一緒になって、構造
【0760】
【化148】 の架橋を形成することができる、上記第1項記載の式
(I)の化合物。
【0761】4、上記第1〜3項のいずれかに記載の基
礎をなすカルボン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金
属塩、銀塩およびグアニジウム塩。
【0762】5、式(II)の化合物
【0763】
【化149】
【0764】式中、R1、R2、R3、R4、R5およびA
は上記第1〜3項のいずれかに記載の意味を有し、そし
てXはハロゲン、とくにフッ素または塩素である、の化
合物を、式(III)
【0765】
【化150】
【0766】式中、R6、R7、R8、R9およびR10は上
記第1〜3項のいずれかに記載の意味を有する、の化合
物と、必要に応じて酸結合剤の存在下に反応させ、そし
て必要に応じて存在することができる保護基をアルカリ
性加水分解および酸性加水分解により除去し、そして生
ずる化合物を必要に応じてそれらのアルカリ金属塩、ア
ルカリ土類金属塩、銀塩またはグアニジウム塩に転化す
ることを特徴とする上記第1〜3項のいずれかに記載の
化合物の製造方法。
【0767】6、一般式(III)
【0768】
【化151】
【0769】式中、R6は水素、1〜4個の炭素原子を
有するアルキルオキシカルボニル、ヒ 12は水素、ヒドロキシルにより置換されていてもよい
1〜3個の炭素原子を有するアルキル、アルキル部分に
1〜4個の炭素原子を有するアルキルオキシカルボニ
ル、または1〜3個の炭素原子を有するアシルであり、
そしてR13は水素またはメチルであり、R7、R8、R9
およびR10の各々は水素またはメチルであるか、あるい
はR9およびR10の各々は水素またはメチルであり、そ
してR7はR8と一緒になって構造−O−、−CH2−ま
たは−CH2−CH2−の架橋を形成することができる、
のイソインドール。
【0770】 7、8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−2−エン エチル8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−2−エン
−2−カルボキシレート2−ヒドロキシメチル−8−ア
ザビシクロ[4.3.0]ノン−2−エン 2−アミノ−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−2
−エン 2−エチルオキシカルボニルアミノ−8−アザビシクロ
[4.3.0]ノン−2−エン 2−tert−ブチルオキシカルボニルアミノ−8−ア
ザビシクロ[4.3.0]ノン−2−エン 2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−8−アザビシク
ロ[4.3.0]ノン−2−エン 2−アリルオキシカルボニルアミノメチル−8−アザビ
シクロ[4.3.0]ノン−2−エン 2−アミノメチル−8−アザビシクロ[4.3.0]ノ
ン−2−エン 2−エチルオキシカルボニルアミノメチル−8−アザビ
シクロ[4.3.0]ノン−2−エン 2−tert−ブチルオキシカルボニルアミノメチル−
8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−2−エン 2−メチルアミノ−8−アザビシクロ[4.3.0]ノ
ン−2−エン 2−エチルアミノ−8−アザビシクロ[4.3.0]ノ
ン−2−エン 2−シクロプロピルアミノ−8−アザビシクロ[4.
3.0]ノン−2−エン 2−ジメチルアミノ−8−アザビシクロ[4.3.0]
ノン−2−エン 2−[(2−ヒドロキシエチル)−アミノ]−8−アザ
ビシクロ[4.3.0]ノン−2−エン 2−アミノ−1−メチル−8−アザビシクロ[4.3.
0]ノン−2−エン 2−アミノ−2−メチル−8−アザビシクロ[4.3.
0]ノン−2−エン 2−アミノ−3−メチル−8−アザビシクロ[4.3.
0]ノン−2−エン 2−エチルオキシカルボニルアミノ−3−メチル−8−
アザビシクロ[4.3.0]ノン−2−エン 2−tert−ブチルオキシカルボニルアミノ−3−メ
チル−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−2−エン 2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−メチル−8
−アザビシクロ[4.3.0]ノン−2−エン 2−アリルオキシカルボニルアミノメチル−3−メチル
−8−アザビシクロ[4.3.0]ノン−2−エン 2−アミノ−4−メチル−8−アザビシクロ[4.3.
0]ノン−2−エン 2−アミノ−5−メチル−8−アザビシクロ[4.3.
0]ノン−2−エン 2−アミノ−6−メチル−8−アザビシクロ[4.3.
0]ノン−2−エン 2−アミノ−7−メチル−8−アザビシクロ[4.3.
0]ノン−2−エン 2−アミノ−9−メチル−8−アザビシクロ[4.3.
0]ノン−2−エン 6−アミノ−10−オキサ−3−アザビシクロ[5.
2.1.015]デク−8−エン 6−エチルオキシカルボニルアミノ−10−オキサ−3
−アザトリシクロ[5.2.1.015]デク−8−エ
ン 6−t−ブトキシカルボニルアミノ−10−オキサ−3
−アザトリシクロ[5.2.1.015]デク−8−エ
ン 6−アミノメチル−10−オキサ−3−アザトリシクロ
[5.2.1.015]デク−8−エン 6−エチルオキシカルボニルアミノメチル−10−オキ
サ−3−アザトリシクロ[5.2.1.015]デク−
8−エン 6−t−ブトキシカルボニルアミノメチル−10−オキ
サ−3−アザトリシクロ[5.2.1.015]デク−
8−エン 6−アミノ−3−アザトリシクロ[5.2.1.
15]デク−8−エン 6−アミノ−3−アザトリシクロ[5.2.2.
15]ウンデク−8−エン よりなる群からの上記第6項記載のイソインドールなら
びにそれらのラセミ体およびまたそれらの対掌体的また
はジアステレオマー的に純粋な化合物。
【0771】8、病気を抑制するための上記第1〜4項
のいずれかに記載の化合物。
【0772】9、バクテリアの感染を抑制するための上
記第1〜4項のいずれかに記載の化合物。
【0773】10、上記第1〜4項のいずれかに記載の
化合物を含有する薬物。
【0774】11、上記第1〜4項のいずれかに記載の
化合物を含有する抗バクテリア剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07D 495/04 105 C07D 495/04 105A 498/06 498/06 513/04 343 513/04 343 513/06 513/06 519/00 301 519/00 301 // A61K 31/4375 A61K 31/4375 31/4709 31/4709 31/5383 31/5383 A61P 31/04 A61P 31/04 (72)発明者 アンドレアス・クレプス ドイツ連邦共和国デー51519オーデンタ ール・アムガルテンフエルト70 (72)発明者 ウベ・ペーターゼン ドイツ連邦共和国デー51469レーフエル クーゼン・アウフデムフオルスト4 (72)発明者 トーマス・シエンケ ドイツ連邦共和国デー51469ベルギツシ ユグラートバツハ・ミユーレンシユトラ ーセ113 (72)発明者 クラウス−デイーター・ブレム ドイツ連邦共和国デー42109ブツペルタ ール・ギラデツト−シユトラーセ120 (72)発明者 ライナー・エンデルマン ドイツ連邦共和国デー42113ブツペルタ ール・インデンビルケン152アー (72)発明者 カール・ゲオルク・メツツガー ドイツ連邦共和国デー42115ブツペルタ ール・パールケシユトラーセ75 (72)発明者 ブルクハルト・ミールケ ドイツ連邦共和国デー51375レーフエル クーゼン・ハイスターバツハシユトラー セ4 (56)参考文献 特開 平3−181478(JP,A) 特開 平2−62875(JP,A) 特開 平4−253973(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 401/04 C07D 471/04 113 C07D 471/04 114 C07D 471/06 C07D 491/18 C07D 495/04 105 C07D 498/06 C07D 513/04 343 C07D 513/06 C07D 519/00 301 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 式中、 R1は1〜3個のフッ素原子で置換されていてもよい1
    〜4個の炭素原子を有するアルキル、2〜4個の炭素原
    子を有するアルケニル、1〜2個のフッ素原子で置換さ
    れていてもよい3〜6個の炭素原子を有するシクロアル
    キル、2−ヒドロキシエチル、メトキシ、アミノ、メチ
    ルアミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、1または2
    個のフッ素原子で置換されていてもよいフェニル、3−
    オキセタニル、ビシクロ[1.1.1]ペンチルであ
    り、 R2は水素であるか、あるいはR1と一緒になって、4ま
    たは5員の環が生ずるように架橋を形成することがで
    き、 R3は水素またはO−R11であり、ここでR11は1〜4
    個の炭素原子を有するアルキルであるか、あるいはR3
    はR2と一緒になって、5または6員の環が生ずるよう
    に、架橋を形成することができ、 R4は水素、アミノ、1〜4個の炭素原子を有するアル
    キルアミノ、各アルキル基中に1〜3個の炭素原子を有
    するジアルキルアミノ、ヒドロキシル、1〜4個の炭素
    原子を有するアルコキシ、メルカプト、1〜4個の炭素
    原子を有するアルキルチオ、ハロゲン、メチル、エチル
    またはビニルであり、 R5は水素、ハロゲンまたはメチルであり、 R6は水素、1〜4個の炭素原子を有するアルキルオキ
    シカルボニル、ヒ 12は水素、ヒドロキシルにより置換されていてもよい
    1〜3個の炭素原子を有するアルキル、アルキル部分に
    1〜4個の炭素原子を有するアルキルオキシカルボニ
    ル、または1〜3個の炭素原子を有するアシルであり、
    そしてR13は水素またはメチルであり、 R7、R8、R9およびR10の各々は水素またはメチルで
    あるか、あるいはR9およびR10の各々は水素またはメ
    チルであり、そしてR7はR8と一緒になって構造−O
    −、−CH2−または−CH2−CH2−の架橋を形成す
    ることができ、そしてAはNまたはC−R14であり、こ
    こでR14は水素、ハロゲン、1〜3個のフッ素原子で置
    換されていてもよいメチル、エチニル、ビニル、ヒドロ
    キシルまたはメトキシであるか、あるいはまた、R1
    一緒になって、5または6員の環を生ずるように架橋を
    形成することができるか、あるいはまた、R1およびR2
    と一緒になって、2つの5または6員の環が生ずるよう
    に架橋を形成することができる、の化合物およびそれら
    の互変異性体ならびにそれらの製剤学的に利用可能な水
    和物および酸付加塩。
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