JP3198842B2 - ゲラニルゲラニル二リン酸合成酵素およびそれをコードするdna - Google Patents
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Description
カルダリウス(Sulfolobus acidoca
ldarius)由来のゲラニルゲラニル二リン酸合成
酵素活性物質を生産するためのDNA配列、そのDNA
配列による形質転換体ならびにその形質転換体を用いる
ゲラニルゲラニル二リン酸合成酵素活性物質およびゲラ
ニルゲラニル二リン酸の製造方法に関する。
GDP」と略記することもある)は4つの二重結合を持
ち、8通りの幾何異性体がある。一方、GGDPは生体
内でイソペンテニル二リン酸とファルネシル二リン酸の
縮合により生じ、カロチノイド、ジテルペン、ゴム等の
イソプレノイドの重要な生合成中間体である。その合成
酵素は細菌、植物、カビ、藻類に存在することが知られ
ている。遺伝子工学的手法を用いてGGDP合成酵素の
遺伝子を適当な宿主に導入すればイソプレノイドの増産
が期待でき、また、GGDP合成酵素が遺伝子組換え法
により安価に供給できればGGDP生産に利用できる。
成酵素をコードする遺伝子およびその操作の研究、なら
びにその合成酵素の生産も試みられているが、2種由来
のものが知られているにすぎない。(光合成細菌ロドシ
ュードモナス・カプスラタRhodopseudomo
nas capusulata(J.Bacterio
l.154,580−590ページ(1983)、植物
病原菌エルウィニア・ウレドボラ(Erwinia u
redovora)(J.Bacteriol.17
2,6704−6712ページ(1990))。これら
の生物由来GGDP合成酵素は不安定であり、たとえば
エルウィニア・ウレドボラ(Erwinia ured
ovora)由来の酵素は55℃で速やかに失活してし
まう。(表3)
GDPの実用的な生産に利用するには、前記のような既
知遺伝子由来の酵素では不十分であり、さらに特に熱安
定性を有するGGDP合成酵素を提供することが必要で
あろう。従って、本発明の目的は熱安定性GGDP合成
酵素をコードするDNAを提供し、そのDNAを使用す
る熱安定性GGDP合成酵素生産系を提供し、さらに本
来GGDPを生産しない微生物(例えば大腸菌)をGG
DPを生産するように改質することにある。
解決すべく、高度好熱好酸性古細菌として知られている
スルフォロバス・アシドカルダリウス由来のDNAから
GGDP合成酵素も産生することを見いだし、さらに対
応する遺伝子を遺伝子工学的手法で発現することに成功
し本発明を完成した。
るスルフォロバス・アシドカルダリウス由来のGGDP
合成酵素をコードするDNA、そのDNAを組み込んだ
組換えベクター、その組換えベクターによって遺伝子導
入した組換え微生物細胞およびその使用によって解決で
きる。
をコードするDNAとは、それを適当な発現ベクターに
組み込んだとき、その合成酵素の遺伝子が発現できる単
位のDNA鎖からなり、実質的に同等の酵素活性物質を
コードするものをすべて包含する概念で用いている。そ
れらの具体的なものとしては、配列表の配列番号1で示
されるアミノ酸配列をコードするすべてのDNA配列を
挙げることができ、このようなアミノ酸配列をコード
し、その発現によって産生されるタンパク質が前記活性
を示す限り追加のアミノ酸を併せて(たとえば融合タン
パク質として)コードするものも含む。このようなDN
A配列の具体的なものとしては、配列表の配列番号1で
示されるようなDNA配列が挙げられる。
号:1のアミノ酸番号1のMet からアミノ酸番号330
のLys までのアミノ酸配列をコードするものである。し
かしながら、翻訳開始コドンに対応する1位のMet は発
現後プロセシングにおいては除去される場合があり、ま
た目的酵素を他のペプチドとの融合蛋白質として発現さ
せる場合にも存在しない。従って、本発明の遺伝子の他
の1つの態様は、配列番号:1のアミノ酸番号2のSer
からアミノ酸番号330のLys までのアミノ酸配列を含
む蛋白質をコードするものである。
番号:1におけるヌクレオチド番号1又は4のAからヌ
クレオチド番号990のAまでのヌクレオチド配列を含
むものである。一般に、同種又は同属に属する微生物由
来の同種の活性を有する酵素であっても、例えば自然突
然変異、例えばヌクレオチドの置換、付加及び/又は欠
失によりアミノ酸配列のわずかな相違を伴う酵素が存在
することが知られている。しかしながら、本明細書に詳
細に記載する方法によれば、配列番号:1に記載するア
ミノ酸配列と全く同一ではないアミノ酸配列を有する酵
素をコードする遺伝子であってもクローニングすること
ができる。この様な酵素は、配列番号:1に示すアミノ
酸配列に対して非常に高い相同性、例えば95%以上、
さらには98%以上の相同性を有するであろう。従って
本発明は、配列番号:1に示すアミノ配列を有するゲラ
ニルゲラニル二リン酸合成酵素をコードする遺伝子のみ
ならず、スルフォロバス・アシドカルダリウス種に属す
る微生物に由来し、且つ配列番号:1に示すアミノ酸配
列に対して95%以上、例えば98%以上の相同性を有
するアミノ酸配列を有するゲラニルゲラニル二リン酸合
成酵素をコードする遺伝子も本発明に属する。
は活性領域及びそれを立体的に支持する部分以外の部分
においては、必ずしも特定のアミノ酸配列が必須ではな
く、この様な非必須領域においては、本来の酵素活性を
維持しながら,1〜少数のアミノ酸の置換、欠失及び/
又は付加等の修飾を行うことができることが知られてい
る。この様な修飾が可能なアミノ酸の数としては、常用
の遺伝子修飾技法、例えば変異原プローブを用いる部位
特定変異誘発により修飾が容易な範囲であり、例えばア
ミノ酸約20個以上、例えばアミノ酸約10個以下であ
る。さらに、制限酵素及び/又は連結酵素リガーゼを用
いてアミノ酸配列の置換、欠失及び/又は付加を行うこ
ともできる。
ノ酸配列に対して、20個以下、例えば10個以下のア
ミノ酸の置換、欠失及び/又は付加により修飾されたア
ミノ酸配列を有するゲラニルゲラニル二リン酸合成酵素
をコードする遺伝子に関する。本発明のDNAは、詳細
については後述するようなそれ自体既知の方法によっ
て、各種微生物の寄託機関から入手可能なスルフォロバ
ス・アシドカルダリウスから調製することができ、目的
に応じて各種鎖長のものを提供できる。
バス・アシドカルダリウスから染色体DNAを抽出し、
これを例えば制限酵素により適当な長さに切断し、この
断片をベクターに挿入することによりゲノム性ライブラ
リーを調製し、目的酵素の発現を検出することにより目
的とするDNAを含有するベクターを選択することがで
きる。この具体的な方法は実施例中の例1.a)〜d)
に記載する。
ス・アシドカルダリウスから抽出したmRNAに対して
合成されたcDNAを含んで成るライブラリーからクロ
ーニングすることができる。mRNAからのcDNAラ
イブラリーの作製は常法に従って行うことができる。こ
のようなcDNAライブラリー又は前記のゲノム性ライ
ブラリーのスクリーニング方法としては、前記のごと
く、酵素の発現を検出する方法のほかに、本発明により
開示されるDNA配列の全部又は一部から設計されたプ
ローブを用いてそれとのハイブリダイゼーションにより
行うこともできる。
二リン酸合成酵素をコードする特定のヌクレオチド配列
が開示されているから、そのヌクレオチド配列又は、そ
れに所望の修飾を加えたヌクレオチド配列を有するDN
Aを、化学合成により調製することができる。また、ゲ
ラニルゲラニル二リン酸合成酵素をコードするDNAが
クローニングされているから、そのDNA又はその一部
分を鋳型として用いることにより、ゲラニルゲラニル二
リン酸合成酵素をコードする修飾されたDNAを常法に
従って、例えば部位特定変異誘発やPCR法により合成
することもできる。
る組換えベクターも提供する。かかる組換えベクターは
前記DNA配列が担持するGGDP合成酵素遺伝子を発
現調節するための機能を有するDNA配列も含む。宿主
に大腸菌を用いる場合を例にとれば、DNAからmRN
Aを転写する過程とmRNAからタンパク質を翻訳する
過程など遺伝子の発現調節機能があることが知られてい
る。mRNAの合成を調節するプロモーター配列とし
て、天然に存在する配列(たとえばlac,trp,b
la,lpp,PL,PR,tet,T3,T7など)
以外にも、それらの変異体(例えばlacUV5)や天
然にあるプロモーター配列を人工的に融合した(例えば
tac,trcなど)配列が知られており、本発明にも
使用できる。mRNAからタンパク質を合成する能力を
調節する配列として、リボソームバインディングサイト
(GAGGおよびその類似配列)配列と開始コドンであ
るATGまでの距離が重要であることは既知である。ま
た、3′側に転写終了を指令するターミネーター(例え
ば、rrnBT1T2を含むベクターがファルマシア社
から市販されている)が組換え体でのタンパク質合成効
率に影響する事はよく知られている。
用できるベクターとしては、市販のものをそのまま用い
るか、または目的に応じて誘導した各種のベクターを挙
げることができる。例えば、pMB1由来のレプリコン
を持つpBR322,pBR327,pKK223−
3,pKK233−2,pTrc99等や、コピー数が
向上するように改変したpUC18,pUC19,pU
C118,pUC119,pHSG298,pHSG3
96等、またp15A由来のレプリコンを持つpACY
C177やpACYC184等、さらにはpSC101
やColE1やR1やF因子などに由来するのプラスミ
ドが挙げられる。
M13ファージのようなウイルスベクターやトランスポ
ゾンによっても遺伝子導入が可能である。これらベクタ
ーについてはMolecular cloning
(J.Sambrook,E.F.Fritsch,
T.Maniatis著Cold Spring Ha
rbor Laboratory Press発行)や
Cloning vector(P.H.Pouwel
s,B.E.Enger・Valk,W.J.Bram
mar著Elsevier発行)や各社カタログに記載
されている。特に、pTrc99(ファルマシア社より
販売)は、選択マーカーのアンピシリン耐性遺伝子以外
に、プロモーター及び制御遺伝子としてPtrc及びl
acIq 、リボソームバインディングサイトとしてAG
GAという配列、ターミネーターとしてrrnBT1T
2を持ち、GGDP合成酵素遺伝子の発現調節機能を持
つ、好ましいベクターとして挙げられる。
をコードするDNA断片および必要により前記酵素の遺
伝子を発現調節する機能を有するDNA断片の組み込み
は、適当な制限酵素とリガーゼを用いる既知方法で行う
ことができ、具体的には後述の方法に従うのが都合よ
い。こうして作製される発明のプラスミドの具体的なも
のとしては、pGGPS1が挙げられる。
きる微生物としてはエシェリヒア・コリー(Esche
richia coli)、バチルス(Bacillu
s)属などに属する微生物も利用することができる。こ
の形質転換も常法、たとえばMolecular cl
oning(J.Sambrook,E.F.Frit
sch,T.Maniatis著Cold Sprin
g Harbor Laboratory Press
発行)やDNA cloning Vol.I〜III
(D.M.Glover編IRL PRESS発行)な
どに記載された、CaCl2 法やプロトプラスト法によ
り行うことができる。
のとしては、pGGPS1/DH5αが挙げられる。以
上、エシュリヒア・コリーを用いて発現させる場合の発
現方法を具体的に記載したが、本発明によれば、ゲラニ
ルゲラニル二リン酸合成酵素をコードするDNAは、常
法に従って常用の発現ベクターに挿入した後、宿主細
胞、例えば他の細菌を含めての原核性細胞、酵母等の単
細胞性宿主を含めての下等真核性細胞、カイコなどの高
等真核性細胞等を形質転換した後、これらの宿主細胞を
培養することにより、ゲラニルゲラニル二リン酸合成酵
素を製造することができる。
胞は、通常大腸菌の培養に用いられる培地で培養する
と、ゲラニルゲラニル二リン酸(GGDP)合成酵素を
菌体内に蓄積する。菌体からのGGDP合成酵素の採取
は、菌体を物理的または適当な細胞溶解性酵素の存在す
る環境下で処理して溶菌した後、細胞破砕物を除去し、
次いで、酵素の一般的な単離精製方法によって行うこと
ができる。細胞溶解性酵素としてはリゾチームを用いる
ことが好ましく、また物理的処理には超音波を用いるこ
とが好ましい。また55℃程度の熱処理をすることによ
り、多くの大腸菌由来のタンパク質は不溶性の沈殿とし
て除去できる。酵素の単離精製には、ゲル濾過・イオン
交換、疎水性・逆相・アフィニティーなどの各種クロマ
トグラフィー処理や限外濾過法などを単独または組み合
わせて行えばよい。単離・精製工程を通じて、目的とす
る酵素の安定化を図るための安定剤として、たとえば、
β−メルカプトエタノールやジチオトレイトールなどの
還元剤、PMSFやBSAなどのプロテアーゼへの保護
剤、マグネシウムなどの金属イオンを処理液に共存させ
てもよい。
のように測定できるので、その酵素の単離・精製は、後
述の実施例1のe)で使用するアッセイ用反応液を用い
て、その酵素活性を確認しながら進めることが推奨でき
る。本発明はまた、ゲラニルゲラニル二リン酸の製造方
法も提供する。ゲラニルゲラニル二リン酸合成酵素をコ
ードするDNAにより形質転換された宿主が、ゲラニル
ゲラニル二リン酸生合成経路における他の酵素をコード
するDNAをも含有する場合には、前記形質転換体を培
養することにより、ゲラニルゲラニル二リン酸が合成さ
れる。従って、この生成されたゲラニルゲラニル二リン
酸を採取することができる。
転換体を培養することによりゲラニルゲラニル二リン酸
合成酵素を発現させた後、単離されたこの酵素、又は酵
素含有物、例えば部分精製された酵素標品、酵素含有菌
体等をゲラニルゲラニル二リン酸合成のための基質、す
なわちイソペンテニル二リン酸、ジメチルアリル二リン
酸、ゲラニル二リン酸、ファルネシル二リン酸のいずれ
かに作用させることによりゲラニルゲラニル二リン酸を
合成し、これを採取することもできる。
質転換体の調製法の1例を記載するが、本発明の範囲は
これに限定されるものではない。例1 .実験法は主として前述のMolecular c
loningとDNA Cloningと宝酒造のカタ
ログに従った。酵素は主に宝酒造から購入した物を用い
た。逆層LKC−18薄層クロマトグラフィー(TL
C)は、ワットマン株式会社から購入した物を、Kie
selgel 60薄層クロマトグラフィー(TLC)
は、メルク社から購入した物を用いた。用いたスルフォ
ロバス・アシドカルダリウスはアメリカン タイプ カ
ルチャー コレクション(American Type
Culture Collection:ATCC)
に登録されている公知の菌株である。本研究にはATC
C33909株をもちいた。
の染色体DNAの調製 ATCC33909株をATCCカタログに記載された
1723の培地で70℃で培養した。染色体DNAはW
iley interscience社発行のCurr
ent Protocols in Molecula
r Biologyに従って調製した。
の遺伝子ライブラリーの作製 染色体DNAを制限酵素Sau3AIで部分限定分解し
たものを、0.5%アガロースで電気泳動した。3kb
pから6kbpのDNA断片を含むアガロースを分画
し、そこからDNAを抽出した。このDNA2.7μg
と脱リン酸化したプラスミドpUC119のBamHI
分解物1.4μgとをDNAリガーゼで連結し、大腸菌
DH5αを形質転換し、−70℃に保存した。以上の様
に作製したライブラリーをスクリーニングに用いた。
た受容菌の作成 既知のエルウイニア・ウルドボラ(Erwinia u
redovora)のcrtI(フィトエン合成酵素
(phytoene synthase)遺伝子)とc
rtB(フィトエン不飽和化酵素(phytoene
desaturase)遺伝子)とを含むSnaBI−
HpaI断片2.8kbp断片にEcoRIリンカーを
結合させた後、制限酵素EcoRIで分解した。さら
に、脱燐酸化したプラスミドpACYC184のEco
RI分解物とDNAリガーゼで連結し、大腸菌DH5α
を形質転換した。この組換えプラスミドを保持した受容
菌は、CaCl2 法により作製した。
ング 上記方法b)により構築したスルフォロバス・アシドカ
ルダリウスDNA由来のプラスミドDNAを含む大腸菌
からアルカリ法によりプラスミドDNAを精製した。こ
のDNA10ナノグラムを上記方法c)により作製した
crtIcrtBを保持した大腸菌へ形質転換し、50
μg/mlのテトラサイクリンおよび50μg/mlの
アンピシリンを含むLB寒天培地上で培養した。
ーを目視にて検索し、10個の活性のあるクローンを得
ることができた。その中の1クローンのプラスミドpG
GPS1を回収し挿入DNAに含まれる2.3kbpの
HindIII断片をpUC118にサブクローニング
し、crtIとcrtBを保持した大腸菌に再度導入し
たところ赤いコロニーが観察された。よってこのHin
dIII断片中にGGDP合成酵素遺伝子が存在するこ
とが示されたので、この2.6kbp断片のダイデオキ
シターミネーション法による塩基配列の決定を行なっ
た。
で示されるような2個のオープンリーディングフレーム
(ORF−1およびORF−2)が存在していた。そこ
で下流のORF−2を欠失したプラスミドpRV11−
1を作成し方法e)による活性の測定を行なった。 e)GGDP合成酵素活性の測定 上記方法d)により得られたプラスミドpRV11−1
を大腸菌DH5αに形質転換し、50μg/mlのアンピ
シリンを含む100mlのLB培地中で37℃で一晩培養
した。集菌の後、8mlのSonic緩衝液中で超音波に
より細胞を破砕し、55℃で60分加熱した後10,0
00×gで10分間遠心処理を行なった。この上清をG
GDP合成酵素活性の測定に用いた。
処理をした後、氷中で冷却し反応を止めた。反応産物
は、水飽和した3mlの1−ブタノールで抽出し、1−ブ
タノール中の放射活性によりGGDP合成酵素活性測定
を行なった(表1)。得られたクローンはすべて熱安定
性なGGDP合成酵素と予想される遺伝子を有すること
が示された。また、pRV11−1を含むクローンの抽
出物の測定によりORF−1がGGDP合成酵素遺伝子
であることが示された。(表1)
ターゼ処理は、Fujiiらの方法(Fujii et
al.(1982)Biochim.Biophy
s.Acta712,716−718)に従った。酸性
フォスファターゼ処理後の加水分解物はペンタン抽出
し、アセトン/水(9/1)溶媒を用いた逆層LKC−
18薄層クロマトグラフィーおよびベンゼン/酢酸エチ
ル(9/1)溶媒を用いたKieselgel 60薄
層クロマトグラフィーにより分析した(図2)。組換え
体由来の放射活性のあるアルコールはあきらかにGGD
P誘導体の(all−E)ゲラニルゲラニオールである
ことが示された。
ウスよりGGDP合成酵素のクローニングが確認され
た。 g)クローニングした遺伝子由来のGGDP合成酵素の
部分精製 GGDP合成酵素遺伝子を持つ組換え大腸菌の破砕物の
蛋白質溶液に30〜60%の飽和硫酸アンモニウムによ
る沈殿を行ない、透析の後、緩衝液Aで平衡化したDE
AEトヨパール650Mカラム(1.0×16cm)に吸
着させ、緩衝液Aに0から0.85Mの塩化ナトリウム
を含ませた直線濃度勾配による溶出を行なった。GGD
P合成酵素画分を集め、緩衝液A中で透析した後、緩衝
液Aで平衡化したMonoQカラム(5×50cm)に吸
着させ、緩衝液Aに0から0.85Mの塩化ナトリウム
を加えた直線濃度勾配による溶出を行なった。GGDP
合成酵素画分は、10%SDSポリアクリルアミドゲル
電気泳動の後クーマシーブリリアントブルー染色によっ
て解析した。
/mgタンパクになった。
P合成酵素の基質特異性 表2で示されるアリル二リン酸を用いてクローニングし
た遺伝子由来のGGDP合成酵素の基質特異性を調べ
た。ジメチルアリル二リン酸、ゲラニル二リン酸および
(all−E)ファルネシル二リン酸が基質となること
がわかった。
由来のGGDP合成酵素の熱安定性 クローニングしたスルフォロバス・アシドカルダリウス
遺伝子由来のGGDP合成酵素を熱処理してその残存活
性を調べた。60℃100分の処理で95%以上の活性
が残っていた(図3)。 (Sonic緩衝液の組成) 2−mercaptoethanol 10mM EDTA 1mM Tris−HCl(pH7)50mM (アッセイ用反応液(全溶1ml)の組成) 1.92GBq/mmol〔1−14C〕イソペンテニルピ
ロリン酸 0.48μM (all−E)ファルネシルピロリン酸 25μM MgCl2 5mM Tris−HCl(pH6.8)20mM 無細胞抽出液 0.3mg (緩衝液A) EDTA 1mM Tris−HCl(pH7.7)10mM
ライマー:GGPP−I BamHI(26mer.5′CG
C GGA TCC ATG AGT TAC TTT GACAA3′)(配列番号:
2) GGPP−T EcoRI(25mer.5′GG GAA TTC T
TA TTT TCT CCT TCT TA 3′)(配列番号:3) を用い、次の反応組成:
より、GGDP合成酵素をコードする遺伝子を増幅し
た。PCR反応は、90℃ 30秒間、50℃ 30秒
間及び72℃ 1分間のサイクルを30サイクル行っ
た。反応終了後、−80℃にてエタノール沈澱を行い、
制限酵素EcoRIにより切断した後、平滑末端化し、
さらに制限酵素BamHIで切断し、約1kbp のGGD
P合成酵素をコードするDNA断片を得た。
プラスミドpMAL−c2(NEB社、米国)を用い
た。このプラスミドにおいてはtacプロモーターの下
流にマルトース結合蛋白質(以下MBPと記載すること
もある)をコードするDNA断片(遺伝子名:mal
E)が挿入されており、その下流に目的遺伝子(DN
A)を挿入するためのクローニング部位が存在する。従
って、このクローニング部位に目的とするポリペプチド
をコードする遺伝子(DNA)を挿入して発現させれ
ば、MBPと目的ポリペプチドとの融合蛋白質が生成
し、これはMBPに対して特異的なアミロースを固定し
たアフィニティー担体を用いるアフィニティークロマト
グラフィーにより一段階で精製することができる。
ndIII により切断した後、平滑末端化し、制限酵素B
amHIで切断した。次にこれを、前記のGGDP合成
酵素をコードするDNA断片と連結することにより組換
えプラスミドpMalcGG1を得た。ライゲーション
及び平滑末端化には宝酒造社のライゲーションキット・
ブランディングキットを用いた。
TOPPcell NO.2(stratagene)(受
容菌)を形質転換した。形質転換処理した細胞をYTプ
レート培地上で培養したところ6個のコロニーが生じ
た。これらのコロニーを2×YT培地中で液体培養し、
37℃にて生育した菌体からプラスミドを調製し、Ec
oRVで切断して、その生成物のサイズを調べることに
より、組換プラスミドが正しく構成されていることを確
認した。なお、正しい組換プラスミドはEcoRVによ
る切断により、5.1 kbpと2.5 kbpの2個のDNA
断片を生ずる。
菌pACYC−IB/DH5α(Ohnumaら、J.
Biol.Chem.1994;269(20):47
92−4797)を形質転換し形質転換体pMalcG
G1,pACYC−IB/DH5αを得た。なお、大腸
菌pACYC−IB/DH5aは、すでにプラスミドp
ACYC−IBを含有しており、このpACYC−IB
はゲラニルゲラニルピロリン酸(GGPP)(炭素原子
数20個)を2個連結してフィトエンに転換し、さらに
不飽和化する酵素をコードする遺伝子を含有しており、
且つそれを発現させるプラスミドである。
地中で一夜培養した後、これを1LのLB培地に接種
し、培養器中で37℃にて、300rpm の撹拌条件下で
培養した。菌体濃度がklett=30〜40に達した
時に100mM IPTGを10ml添加して発現を誘導し
さらに4時間培養した。対照としてIPTG添加直前の
培養液もサンプリングした。培養後、遠心分離により菌
体を集め、超音波により菌体を破砕した。IPTGによ
り発現誘導を行った場合、及びIPTGにより発現誘導
を行わなかった場合の結果を図4にそれぞれIPTG
(+)及びIPTG(−)として示す。この結果、約7
0kb付近の融合蛋白質がIPTG(+)画分に多く存在
することが確認された。なお、図4は、試料をWile
yら、Current Protocols in M
olecular Biologyに記載の方法に従っ
て、Bio Radのmini protean ce
ll装置を用いてSDS−ポリアクリルアミドゲル電気
泳動(SDS−page)を行い、Promega社の
gel drying kitによりクマシーブリリア
ントブルーにより染色した後、ゲルを乾燥したものであ
る。次に、前記破砕物を遠心分離により上清画分と沈澱
画分とに分けた。これらの画分の上記SDS−page
の結果を図4中、それぞれ「Sonicationsu
p.」及び「Sonication ppt.」として
示す。この結果、約70kbの融合蛋白質が上清に多く移
行していることがわかった。次に、この上清を60℃に
て1時間熱処理し、変性して沈澱した蛋白質を遠心分離
により除去した上清を得た。その分析結果を図4中「S
onication sup.(h+)」として示す。
不純物が除去され、融合蛋白質が濃縮されたことがわか
る。
より融合蛋白質の精製を行った。精製は、前記の細胞上
清を0.45μm又は0.20μmメンブランフィルタ
ーで濾過した後、濾液を15mlのアミロースレジンを充
填したカラム(2.5×10cm)に通し、プラスミドp
MAL−c2に付属するNEB社のプロトコールに従っ
て溶出を行った。次に、この溶出液を、PD−10カラ
ム(Pharmacia)により脱塩した。こうして約
3.4mgの融合蛋白質を得た。こうして融合蛋白質を
得、さらに60℃ 1時間の熱処理を行った。熱処理前
の融合蛋白質及び熱処理後の融合蛋白質のSDS−pa
geの結果を、それぞれ図4において「Fusion」
及び「Fusion(h+)」として示す。熱処理によ
り融合蛋白質の変性が生じていないことがわかる。
クターXaにより切断し、GGDP合成酵素を遊離せし
めた。これらのSDS−pageの結果を図4に、融合
蛋白質(未熱処理)を切断したものを「Fusion
(digested)」とし、切断後さらに60℃ 1
時間熱処理したものを「Fusion(digeste
d)(h+)」として示す。この結果、GGDP合成酵
素が遊離したことが確認された。
合成酵素活性をRIトレース法により測定した。この測
定は、次の様にして行った。酵素2μg、5mM MgC
l2、10mM KH2 PO4 /KOH(pH5.8)、2
5μM基質(GPPまたは(all−E)−FPPまた
は(2Z,6E)−FPP)、463nM [14C] −IP
P(4Ci/mole)/1mlの溶液を55℃で1時間反応
させ、3ml水飽和ブタノールで抽出し、1mlを放射活性
測定し、残りをジャガイモ酸性ホスファターゼ処理後n
−ペンタン抽出してTLCで生成物を分析した。
MalcGG1を用いて大腸菌JM105を形質転換
し、形質転換体pMalcGG1/JM105を得た。
TYGPN培地(20gトリプトン、10g酵母エキ
ス、10ml 80%グリセロール、5g Na2 HPO
4、10g KNO3 /L)を用い前記のようにして培
養した、4時間培養した(klett=32)後、IP
TGにより発現の誘導を行い、さらに26時間培養し
た。前記のごとくMBP−GGDP合成酵素融合蛋白質
の精製を行い、1Lの培地当り21.8mgの精製融合蛋
白質が得られた。なお、この場合の培地を、MBPのみ
を発現している菌体(pMAL−c2/JM109)の
培地と比較したところ、MBP−GGDP合成酵素融合
蛋白質を生産した培地は明らかに赤〜えんじ色を呈し、
菌体もMBPのみを発現した菌体に比べて赤褐色であっ
た。
質のGGDP合成酵素活性を、Grindey−Nic
hol法(Grindey & Nichol,Ana
l.Biochem.1970,33,114−11
9)により無機リン酸を測定することにより測定した。
50mM Tris・HCl、5mM MgCl2 、50mM
NH4 Cl、10mM 2−メルカプトエタノール、50
nモルFPP、50nモルIPP及び被験酵素サンプル
を例えば200μg加え、55℃にて3時間反応せしめ
た後、0℃に冷却して反応を停止し、トリクロロ酢酸に
て蛋白質を変性除去後、NaOHで中和し、反応液中の
オルトリン酸とピロリン酸の量を測定することにより酵
素活性を求めた。結果を図6に示す。
のGGDP合成酵素コード部分の塩基配列を決定したと
ころ、720位のヌクレオチドAがGに変っており、さ
らに740位のAがGに変化し、この結果247位のア
ミノ酸LysがArgに変化していた。これはPCR中
に生じたものと推定される。また、発現クローニングプ
ラスミドとして、pMAL−c2の代りにpGEX−2
T(Pharmacia社)を用いて、上記と同様の実
験を行った場合、得られた発現プラスミドpGluTG
G1において、823位のヌクレオチドAがGに変化し
ており、この結果275位のMetがValに変化して
いた。この結果、275位に点変異を有するグルタチオ
ンS−トランスフェラーゼGGDP合成酵素融合蛋白質
が得られた。このpGluTGG1由来の融合蛋白質
も、pMalcGG1由来のものと同様の酵素活性が見
られた。
て、pMAL−c2の代りにpGEX−3X(Phar
macia社)を用いて同じ実験を行った場合、得られ
た発現プラスミドpGluXGG1においては変異は生
じておらず、配列番号:1に示すアミノ酸配列を有する
グルタチオンS−トランスフェラーゼGGDP合成酵素
融合蛋白質が得られた。このpGluXGG1由来の融
合蛋白質も、pMalcGG1由来のものと同様の酵素
活性が見られた。
1及びpGluXGG1の発現生成物の融合蛋白質、及
び切断(消化生成物)を基質(primer)ゲラニル
二リン酸(GPP)、(all−E)ファルネシル二リ
ン酸(〔all−E〕−FPP)及び(2Z,6E)フ
ァルネシル二リン酸(〔2Z,6E〕−FPP)に作用
させた場合の生成物を図7に示す。
来の蛋白質を表わし、DはpGluXGG1由来の蛋白
質を表わし、そしてEはpMalcGG1由来の蛋白質
を表わす。また(f)はアフィニティーカラムで精製し
た融合蛋白質を表わし、そして(d)はアフィニティー
精製後、pGluTGG1についてはトロンビンでpG
luXGG1とpMalcGG1についてはファクター
でそれぞれ切断(消化)処理した蛋白質溶液を用いて反
応させた反応生成物を表わす。
ドカルダリウス由来のGGDP合成酵素をコードするD
NA配列が提供される。このようなDNA配列を発現ベ
クターに組み込み、適当な大腸菌を形質転換した組換え
微生物細胞は、安定な、特に熱安定なゲラニルゲラニル
二リン酸合成活性物質およびゲラニルゲラニル二リン酸
を生産する。
フォロバス・アシドカルダリウス染色体から前記DNA
配列を調製することによって得られる。
folobus acidocaldarius) 配列: ATG AGT TAC TTT GAC AAC TAT TTT AAT GAG ATT GTT AAT TCT GTA 45 Met Ser Tyr Phe Asp Asn Tyr Phe Asn Glu Ile Val Asn Ser Val 5 10 15 AAC GAC ATT ATT AAG AGC TAT ATA TCT GGA GAT GTT CCT AAA CTA 90 Asn Asp Ile Ile Lys Ser Tyr Ile Ser Gly Asp Val Pro Lys Leu 20 25 30 TAT GAA GCC TCA TAT CAT TTG TTT ACA TCT GGA GGT AAG AGG TTA 135 Tyr Glu Ala Ser Tyr His Leu Phe Thr Ser Gly Gly Lys Arg Leu 35 40 45 AGA CCA TTA ATC TTA ACT ATA TCA TCA GAT TTA TTC GGA GGA CAG 180 Arg Pro Leu Ile Leu Thr Ile Ser Ser Asp Leu Phe Gly Gly Gln 50 55 60 AGA GAA AGA GCT TAT TAT GCA GGT GCA GCT ATT GAA GTT CTT CAT 225 Arg Glu Arg Ala Tyr Tyr Ala Gly Ala Ala Ile Glu Val Leu His 65 70 75
GPS1およびpRV11−1の挿入DNA断片とその
制限酵素地図である。E,HはそれぞれEcoRIおよ
びHindIII 認識部位を示す。
が触媒した反応の生成物の解析結果である。パネルAは
LKC−18TLC、パネルCはKieselgel6
0TLCを用いたもの。パネルCは、LKC−18TL
Cで展開した標準サンプルである。位置a,b,c,d
およびeは、それぞれゲラニオール、(all−E)フ
ァルネソール、(all−E)ゲラニルゲラニオール、
(2Z,6E,10E)ゲラニルゲラニオール、および
(all−E)デカプレノールに相当する。Oriはス
ポットオリジン、S.F.は溶媒先端を示す。
結果である。●、○、×、■および▲は、それぞれ60
℃、70℃、80℃、90℃および100℃で処理した
結果を示す。
の各段階における生成物の純度を示す電気泳動の結果を
示す図面に代る写真である。
成酵素活性の測定結果を示すグラフである。
活性のGrindey−Nichol法による測定結果
を示すグラフである。
た場合の生成物を表わすTLC展開のオートラジオグラ
ムであって、図面に代る写真である。
Claims (10)
- 【請求項1】 配列表の配列番号1で示されるアミノ酸
配列を有するか、あるいは配列番号:1で示されるアミ
ノ酸配列において20個以下のアミノ酸の置換、欠失及び
/又は付加により修飾されたアミノ酸配列を有し且つゲ
ラニルゲラニル二リン酸合成酵素活性を維持している酵
素をコードするDNA。 - 【請求項2】 修飾されるアミノ酸の数が10個以下であ
る、請求項1に記載のDNA。 - 【請求項3】 前記酵素が配列表の配列番号1で示され
るアミノ酸配列を有する請求項1又は2記載のDNA。 - 【請求項4】 配列表の配列番号1で示されるDNA配
列からなる請求項3記載のDNA。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のD
NAとそのDNAの発現調節を行う機能を有するDNA
とを含んでなる組換えベクター。 - 【請求項6】 請求項5記載の組換えベクターによって
遺伝子導入された組換え微生物細胞。 - 【請求項7】 宿主細胞がエシェリヒア(Escher
ichia)属に属する微生物細胞である請求項6記載
の組換え微生物細胞。 - 【請求項8】 請求項6又は7記載の組換え微生物細胞
を培地で培養し、培養物からゲラニルゲラニル二リン酸
合成酵素活性物質を採取することを特徴とする酵素該活
性物質の製造方法。 - 【請求項9】 請求項6又は7に記載の組換え微生物細
胞を培地で培養し、培養物からゲラニルゲラニル二リン
酸を採取することを特徴とするゲラニルゲラニル二リン
酸の製造方法。 - 【請求項10】 請求項6もしくは7に記載の組換え微
生物細胞の培養物又は請求項8の方法により得られた酵
素活性物質を基質イソペンテニル二リン酸、ジメチルア
ニル二リン酸、ゲラニル二リン酸、ファルネシル二リン
酸のいずれかに作用させることを特徴とするゲラニルゲ
ラニル二リン酸の製造方法。
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