JP3198016B2 - 発光ダイオードアレイ及びその製造方法 - Google Patents

発光ダイオードアレイ及びその製造方法

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JP3198016B2 JP20052994A JP20052994A JP3198016B2 JP 3198016 B2 JP3198016 B2 JP 3198016B2 JP 20052994 A JP20052994 A JP 20052994A JP 20052994 A JP20052994 A JP 20052994A JP 3198016 B2 JP3198016 B2 JP 3198016B2
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    • H01L33/26Materials of the light emitting region
    • H01L33/30Materials of the light emitting region containing only elements of group III and group V of the periodic system

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発光ダイオードアレイに
関し、特にカメラ用の日付機能システムを有するデータ
バックユニットの内、ネガフィルムに日付を焼き付ける
ために使用される発光ダイオードアレイ及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術について、図20を参照して
説明する。図20は従来例によるカメラ用データバック
ユニットの内、ネガフィルムに日付を焼き付けるための
発光ダイオードアレイの上面図である。
【0003】図20に示すように、従来の発光ダイオー
ドアレイは、発光チップ100が7個一列に配列されて
いる。101は電極である。電極に接続されるワイヤー
は省略している。各々の発光チップ100のチップサイ
ズは例えば300μm×300μmの大きさであり、発
光ダイオードアレイとしての全体の大きさは、搭載基板
の大きさを入れると約1mm×4mm程度である。
【0004】また、各発光チップは例えば、発光スペク
トルが590nm近傍にピークを持つGaAs0.15
0.85 on GaPの単体の発光ダイオードチップであ
る。アレイの使用に当たっては、ドライバー用ICが焦
点レンズとともに基板に実装されたものが使用されてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のカメ
ラ用データバックユニットに使用される発光ダイオード
アレイは、GaAs0.150.85 on GaPチップの
単体を使用していたが、このチップは間接遷移型で発光
効率が低い。このため、ネガフィルムに日付を焼き付け
るのに十分な出力を得るためには、1チップ当たり約2
0mAの電流が必要となり、焼き付けの電流値は最大で
20mA×7チップ=140mA程度を要し、このため
実使用に当たっては、前述のようにドライバー用ICを
設ける必要があり、小型化、低コスト化、低消費電力化
を図る上で問題となっていた。
【0006】これに対して、従来、LEDプリンタ用の
半導体発光装置としてであるが、図21に示すような直
接遷移型の(AlXGa1-XyIn1-yP(0≦x≦1、
0≦y≦1)を活性層に用いたものがある(特開平4−
100278号公報)。
【0007】この半導体発光装置は、図21に示すよう
に、GaAs基板201の上に、n−InGaAlPク
ラッド層202、InGaAlP活性層203、p−I
nGaAlPクラッド層204、p−GaAlAs層2
05が順次積層されている。206はn側電極、207
は電極形成のためのGaAsコンタクト層、208はp
側電極、209はn−InGaAlP絶縁層、210は
ボンディングパッドである。
【0008】この構造によれば、直接遷移型の(AlX
Ga1-XyIn1-yP(0≦x≦1、0≦y≦1)を活
性層203に使用していることから、低い電流値で比較
的高出力が得られるというメリットがあり、この構造を
適用することによって、従来のカメラ用データバックユ
ニットに必要な電流を低下することが期待できる。
【0009】また、この構造をカメラ用データバックユ
ニットに応用することによって、従来の複数の単独の発
光素子を配列したものに比べてモノリシック化している
ことから小型化を図れる。また、これに伴って発光部の
スポット径も小さくできることから、従来スポットを絞
るために必要とされていたレンズ系が不要となり、この
カメラ用データバックユニットを使用するシステム全体
の小型化が期待できる。
【0010】しかしながら、上記構造のままでは、以下
のような問題点があり実際には使用できない。
【0011】即ち、上記構造においては、電流拡散層と
なるp−GaAlAs層205が隣り合うエレメント間
(例えばA−B間)で分離されていないので、実際の使
用においては、隣接するエレメントに電流が流れてしま
い、1つのエレメントのみを単独で発光させることはで
きないという問題点があった。
【0012】また、従来に比較すれば電流値を低下する
ことが期待できるものの、カメラ用としての使用を考慮
すると、より低い電流値での効率良い発光が望まれる。
【0013】そこで、本発明の目的は、カメラ用データ
バックユニットとしての必要な出力を維持しながら動作
電流を低く抑え、且つ各発光エレメントが電気的に分離
されて確実に1エレメントのみを単独で発光できるとと
もに、その発光効率を極めて向上できる発光ダイオード
アレイ及びその製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の発光ダイオードアレイは、第1導電型の基
板上に複数個の発光エレメントが直線的に配置されてな
り、前記各発光エレメントは、少なくとも、前記基板上
に順次積層される第1導電型のクラッド層と、(AlxGa
1-x)yIn1-yP(0≦x≦1、0≦y≦1)からなる活
性層と、第2導電型のクラッド層と、第2導電型の電流拡
散層とを有すると共に、隣り合う前記各発光エレメント
は、互いに、上面から活性層又は第1導電型のクラッド
層が露出するまでのエッチング除去によって、電気的に
分離されてなることを特徴とする。
【0015】また、前記活性層より上方で、発光光の取
り出し面以外の部分に、絶縁膜からなる電流阻止層を形
成してなることを特徴とする。
【0016】また、前記活性層より上方で、発光光の取
り出し面以外の部分に、第1導電型の電流阻止層を形成
してなることを特徴とする。
【0017】ここで、前記電流阻止層のバンドギャップ
が発光層のバンドギャップよりも小さいことを特徴とす
る。この電流阻止層の一例としては(AlxGa1-x)yIn1-
yP(0≦x≦1、0≦y≦1)がしようできる。
【0018】また、前記電流阻止層は、電極部を除きア
レイの最上面に形成されてなることを特徴とする。この
電流阻止層の一例としてはGaAs層が使用できる。
【0019】また、前記基板と前記活性層との間に第1
導電型の多層反射膜を形成してなることを特徴とする。
この多層反射膜の一例としては、Al0.5In0.5P層と
(Alx1Ga1-x10.5In0.5P層(x1>x;但しx
は前記活性層のAl混晶比)とを交互に計20ペア積層
した反射膜が使用できる。
【0020】前記電流拡散層としてAlzGa1-zAs(0≦z
≦1)を用いてなる発光ダイオードアレイの製造方法に
おいて、各発光エレメント間を電気的分離するためのメ
サエッチングの際に、AlzGa1-zAs(0≦z≦1)電流拡
散層を、(AlxGa1-x)yIn1-yP(0≦x≦1、0≦y≦
1)活性層に対して前記AlzGa1-zAs(0≦z≦1)電流
拡散層を選択的にエッチングできる第1のエッチャント
によってエッチングする第1の工程と、AlzGa1-zAs(0
≦z≦1)電流拡散層に対して、(AlxGa1-x)yIn1-yP
(0≦x≦1、0≦y≦1)活性層を選択的にエッチン
グできる第2のエッチャントでエッチングする第2の工程
と、その後もう一度、AlzGa1-zAs(0≦z≦1)電流拡
散層を、(AlxGa1-x)yIn1-yP(0≦x≦1、0≦y≦
1)活性層に対して前記AlzGa1-zAs(0≦z≦1)電流
拡散層を選択的にエッチングできる第3のエッチャント
によってエッチングする第3の工程とを有することを特
徴とする。
【0021】ここで、前記第1、第2及び第3のエッチ
ャントの一例として、それぞれ、硫酸:過酸化水素系エ
ッチャント、熱硫酸、硫酸:過酸化水素系エッチャント
が使用できる。
【0022】
【作用】従来のカメラ用データバックユニットが間接遷
移型で発光効率の低いGaAs0.150.85 on Ga
Pチップ単体を使用していたのに対して、本発明におい
ては、活性層に直接遷移型の(AlXGa1-XyIn1-y
P(0≦x≦1、0≦y≦1)を使用しているので、消
費電流の低減を図れる。また、従来のように、単体の発
光チップを配列する構造ではなくモノリシック構造とし
ているので、日付け焼付用の発光部としての大きさを非
常に小さくできる。発光スポット径も小さくなることか
ら、従来スポットを絞るために必要とされていたレンズ
系が不要となり、このカメラ用データバックユニットを
使用するシステム全体を小型化できる。
【0023】また、各発光エレメント間は、上面から少
なくとも第2導電型のクラッド層までがエッチング除去
されているので、各発光エレメント間の光分離を確実に
行える。
【0024】また、電流阻止層を発光部以外の部分に設
けることによって、電極下での無効発光を抑え無駄な電
力消費を避けることができ、より消費電流を低減でき
る。さらに、電流阻止層の上に電流拡散層が設けられて
いる構造にあっては(第1実施例〜第3実施例)、発光
光の取り出し面上に電流注入用の電極を形成する必要が
なくなるので、光を有効に外部に取り出すことができ
る。
【0025】また、ここで、電流阻止層のバンドギャッ
プを活性層のバンドギャップよりも小さくすることによ
って、発光部から斜めに出射される光をこの電流阻止層
で吸収させることができ、隣の発光エレメントとの光分
離をより高精度にすることができる。
【0026】また、多層反射膜を設けることによって下
方に向かう光を上方に反射でき、出射される光を有効に
取り出すことができる。
【0027】また、前述の3工程をとることによって、
各発光エレメントにあっては凸部のない安定したメサ形
状が得られる。これは、以下のような作用による。即
ち、の工程によって電流拡散層が台形状にエッチング
され、次にの工程において、クラッド層及び活性層が
同様に台形状にエッチングされる。ただし、このクラッ
ド層及び活性層の台形の上部は電流拡散層の下面におい
て若干オーバーエッチングされる形となり、電流拡散層
の下部がひさし状に突出することになる。これに対し
て、工程のように、もう一度熱硫酸によって電流拡散
層をエッチングし、ひさし状になった凸部を削ることに
よって凸部のないメサ形状を実現できる。
【0028】本発明によれば、このように安定したメサ
形状が得られるので、低温下にあっても応力による変
形、破損が生じにくい高信頼性の発光ダイオードアレイ
を実現できる。
【0029】
【実施例】本願発明の特徴は、主に、1)直接遷移型の
(AlXGa1-XyIn1-yP(0≦x≦1、0≦y≦
1)を活性層に使用することによって、消費電流値の低
減を図り、さらに、電流阻止層、多層反射膜を設けるこ
とによって極めて高効率の発光を実現できる点、2)電
流阻止層によって発光面上に電極が無く光を有効に取り
出せる形状を実現できる点、3)カメラのデータバック
ユニットとしては従来にないモノリシック化を図り、カ
メラ搭載用のシステムとしての小型化を実現できる点、
4)モノリシック化を図るにあたり、各発光エレメント
(以下、単にエレメントと記す)を確実に分離するとと
もに、非常に安定したメサ構造を形成できる製造方法を
提供できる点、等が挙げられる。
【0030】以下、図面に従って、詳細に説明する。
【0031】図1は本発明の一実施例による発光ダイオ
ードアレイの上面図、図2(a)及び(b)はそれぞ
れ、図1の各発光ダイオード単体の上面図及び(a)の
X−Y線断面図、図3は図1の部分斜視図、図4乃至図
6は図1の発光ダイオードアレイの製造工程図であり、
(a)および(b)はそれぞれ上面図及び断面図であ
る。図4乃至図6では単体の発光ダイオードを取り上げ
て説明している。
【0032】図1乃至図3に示す発光ダイオードアレイ
は、まず、図4(a)及び(b)に示すように、n型G
aAs基板(1)上にn型(n=5×1017cm-3)G
aAsバッファー層(2)、n型(n=5×1017cm
-3)Al0.5In0.5Pクラッド層(3)、アンドープ
(Al0.3Ga0.70.5In0.5P活性層(4)、p型
(p=3×1017cm-3)Al0.5In0.5Pクラッド層
(5)、Al0.7Ga0.3As層電流拡散層(6)を積層
する。これらの層はすべてMOCVD法によって形成す
る。各層の厚みは(2)層から(6)層にかけて、例え
ば0.5μm、1μm、0.6μm、1μm、3μmで
ある。
【0033】その後、プラズマCVD法によりSiNx
膜をAl0.7Ga0.3As電流拡散層(6)上に形成し、
フォトリソグラフィー及びバッファードフッ酸によるエ
ッチングによりボンディングパッド下に電流が注入され
ることを防止するための絶縁膜(7)を形成する。
【0034】次に、図5(a)及び(b)に示すよう
に、Ti/AuZnをp側からスパッタし、フォトリソ
グラフィー及びヨウ素系エッチャント、希フッ酸による
エッチングをした後、熱処理を施し、p型電極(8)を
形成する。
【0035】そして、図6(a)及び(b)に示すよう
に、n側からAuGe/Niを蒸着し、熱処理を施しn
側電極(9)を形成する。さらに、p側からTi/Au
をスパッタし、フォトリソグラフィー及びヨウ素系エッ
チャント、希フッ酸による化学エッチングによりボンデ
ィングパッド(10)を形成する。
【0036】この後、各エレメントを電気的に分離する
ためにフォトリソグラフィー及び硫酸:過酸化水素系エ
ッチャント、熱リン酸により(Al0.3Ga0.70.5
0.5P活性層(4)に達するまでメサエッチングを行
い、図2に示す発光ダイオードアレイが得られる。
【0037】以上のようにして得られた本実施例による
モノリシック発光ダイオードアレイは発光層に直接遷移
型の(Al0.3Ga0.70.5In0.5Pを用いているの
で、従来のカメラ用データバックユニットに使用されて
いた発光ダイオードアレイの間接遷移型のGaAs0.15
0.85を用いたものに比較して約1/10の電流でネガ
フィルムに日付を焼き付けるのに十分な出力を得ること
ができる。
【0038】また、従来、300μm×300μm程度
の発光チップ単体を7個並べ、全体形状が約1mm×4
mmの大きさであったものに対して、本実施例はモノリ
シック構造とできることから、その大きさを図1の例で
約500μm×700μmと大幅に小型化できる。
【0039】また、発光部のスポット径も小さくできる
ことから、従来スポットを絞るために必要とされていた
レンズ系が不要となり、このカメラ用データバックユニ
ットを使用するシステム全体の小型化が期待できる。
【0040】さらに、各エレメント間を活性層(4)に
達するまでエッチングしているので、1つのエレメント
に注入される電流が他のエレメントに回り込むことがな
く、各エレメントを確実に単独発光させることができ
る。
【0041】ところで、上記実施例の各エレメントの配
置を図7に示すように、隣りあうエレメントの凹凸を噛
み合わせるように近接させることによって、より小型化
を図れることができる。この場合の大きさは約450μ
m×650μm程度に小さくできる。
【0042】また、図7において、エレメントの一辺P
は約60μm、パッドの一辺Qは約120μm、エレメ
ント間のピッチR及びパッド間のピッチSはそれぞれ約
90μm及び160μmである。
【0043】図8は本発明の第2実施例による上面図、
図9(a)及び(b)はそれぞれ、図8の実施例の1エ
レメントの上面図及びX−Y線断面図、図10乃至図1
2は図8の発光ダイオードアレイの製造工程図で、
(a)および(b)はそれぞれ上面図及び断面図であ
る。
【0044】図8及び図9に示す発光ダイオードアレイ
は、まず、図10に示すように、n型GaAs基板
(1)上にn型(n=5×1017cm-3)GaAsバッ
ファー層(2)、n型(n=5×1017cm-3)Al
0.5In0.5Pクラッド層(3)、アンドープ(Al0.3
Ga0.70.5In0.5P活性層(4)、p型(p=3×
1017cm-3)Al0.5In0.5Pクラッド層(5)、p
型(p=3×1017cm-3)Ga0.5In0.5Pcap層
(11)、n型(n=2×1018cm-3)(Al0.2
0.80.5In0.5P電流阻止層(12)を積層する。
ここで、電流阻止層(12)は光吸収性の材料を使用し
ている。上記各層はすべてMOCVD法によって形成し
た。各層の厚みは(2)層から(5)層及び(11)
層、(12)層にかけて、例えば0.5μm、1μm、
0.6μm、1μm、50Å、0.2μmである。
【0045】次に、n型(Al0.2Ga0.80.5In0.5
P電流阻止層(12)を熱リン酸によりエッチングして
光取り出し用の窓(13)を形成する。そして、図11
に示すように、この上にMOCVD法によってAl0.7
Ga0.3As電流拡散層(6)を3μm積層する。
【0046】次に図12に示すように、Al0.7Ga0.3
As上にスパッタでTi/AuZn/Ti/Auを形成
し、フォトリソグラフィー及びヨウ素系エッチャント、
希フッ酸による化学エッチングを行い、熱処理を施しp
側電極(8)を形成する。さらに、AuGe/Niを基
板側に蒸着し熱処理を施しn側電極(9)を形成する。
(10)はボンディングパッドである。その後、各エレ
メントを電気的に分離するためにフォトリソグラフィー
及び硫酸:過酸化水素系エッチャント、臭素系エッチャ
ント、熱リン酸によりn型Al0.5In0.5Pクラッド層
(3)に達するまでメサエッチングを行い、図9に示す
ような発光ダイオードアレイが得られる。
【0047】ところで、上記メサエッチングに関し、図
1乃至図6の第1実施例においては、エッチングを活性
層(4)に達するまでとしていたが、この例ではその下
のクラッド層(3)までエッチングする点で異なってい
る。上記第2実施例の方法であれば、各エレメントを完
全に分離できる。ただし、クラッド層(3)の上面でエ
ッチングをストップさせることが難しいため、クラッド
層(3)を少し削るまでエッチングする必要がある等、
エッチング制御が困難であるという点もある。なお、光
漏れが生じないようにするには、第1実施例のメサエッ
チングで十分であることが実験上判明している。
【0048】以上のようにして得られた本発明の第2実
施例による発光ダイオードアレイは、第1実施例と同様
の効果、即ち、1)発光層に直接遷移型の(Al0.3
0.70.5In0.5Pを用いているので、低電流でネガ
フィルムに日付を焼き付けるのに十分な出力を得ること
ができる、2)従来、発光チップ単体を7個並べていた
ものに対して、本実施例はモノリシック構造とできるこ
とから、その大きさを大幅に小型化できる、3)光部の
スポット径も小さくできることから、従来スポットを絞
るために必要とされていたレンズ系が不要となり、この
カメラ用データバックユニットを使用するシステム全体
を小型化できる、4)エレメント間をクラッド層に達す
るまでエッチングしているので、各エレメントを確実に
単独発光させることができる等の効果が得られる上に、
さらに下記のような作用、効果を得ることができる。
【0049】即ち、1)電流阻止層(12)によって、
電極(8)下での無効発光を抑えることができる、2)
発光面上に電流注入用の電極を形成する必要がない(図
9(b)においてAのルートで電流が流れるため)ので
光を窓部(13)から外部に有効に取り出すことができ
る。
【0050】このように無駄な発光をなくすことができ
るので、従来のカメラ用データバックユニットに使用さ
れていた発光ダイオードアレイの間接遷移型のGaAs
0.150.85を用いたものに比較して約1/20の電流で
(第1実施例の場合は前述のように1/10)ネガフィ
ルムに日付を焼き付けるのに十分な出力を得ることがで
きる。
【0051】さらに、電流阻止層(12)は発光波長に
対して光吸収性の材料を使用しているので、発光部から
斜め方向に出射される光が、この電流阻止層(12)に
よって吸収されるので、隣合うエレメント間の光りのア
イソレーションを高精度にする(より高精度な単独発光
を実現する)ことができる。
【0052】図13は本発明の第3実施例による上面
図、図14(a)及び(b)はそれぞれ、図13の実施
例の1エレメントの上面図及びX−Y線断面図、図15
乃至図17は図13の発光ダイオードアレイの製造工程
図で、(a)および(b)はそれぞれ上面図及び断面図
である。
【0053】図13及び図14に示す発光ダイオードア
レイは、まず、図15に示すように、n型GaAs基板
(1)上にn型(n=5×1017cm-3)GaAsバッ
ファー層(2)、n型(n=5×1017cm-3)Al
0.5In0.5Pとn型(n=5×1017cm-3)(Al
0.4Ga0.60.5In0.5Pの20ペアの多層反射膜(1
4)、n型(n=5×1017cm-3)Al0.5In0.5
クラッド層(3)、アンドープ(Al0.3Ga0.70.5
In0.5P活性層(4)、p型(p=3×1017
-3)Al0.5In0.5Pクラッド層(5)、p型(p=
3×1017cm-3)Ga0.5In0.5P cap層(1
1)、n型(n=2×1018cm-3)(Al0.2
0.80.5In0.5P電流阻止層(12)を積層する。
ここで、電流阻止層(12)は光吸収性の材料を使用し
ている。上記各層はすべてMOCVD法によって形成し
た。各層の厚みは(2)層、(3)層、(4)層、
(5)層、(11)層及び(12)層にかけて、それぞ
れ0.5μm、1μm、0.6μm、1μm、50Å、
0.2μmである。
【0054】次に、n型(Al0.2Ga0.80.5In0.5
P電流阻止層(12)を熱リン酸によりエッチングして
光取り出し用の窓(13)を形成する。そして、図16
に示すように、この上にMOCVD法によってAl0.7
Ga0.3As電流拡散層(6)を3μm積層する。
【0055】そして、図17に示すように、Ti/Au
Znをp側からスパッタし、フォトリソグラフィー及び
ヨウ素系エッチャント、希フッ酸によるエッチングをし
た後、熱処理を施しp側電極(8)を形成する。ここ
で、p側電極(8)の形状は光取り出し用の窓(13)
の周囲を囲むように形成されている。そして、n側から
AuGe/Niを蒸着し熱処理を施し、n側電極(9)
を形成する。そして、p側からTi/Auをスパッタ
し、フォトリソグラフィー及びヨウ素系エッチャント、
希フッ酸による化学エッチングによりボンディングパッ
ド(10)を形成する。
【0056】その後、各エレメントを電気的に分離する
ために、フォトリソグラフィー及び硫酸:過酸化水素系
エッチャントでAl0.7Ga0.3As電流拡散層(6)、
熱硫酸で(Al0.2Ga0.80.5In0.5P電流阻止層
(12)、臭素系エッチャントでp型Ga0.5In0.5
cap層(11)をエッチングした後、熱硫酸により
n型(Al0.7Ga0.30.5In0.5Pクラッド層(3)
に達するまでメサエッチングを行う。そして、臭素系エ
ッチャントでメサ側面の凸部の(Al0.2Ga0.80.5
In0.5P電流阻止層(12)、p型Ga0.5In0.5
cap層(11)をエッチングした後、最後にもう一
度、硫酸:過酸化水素系エッチャントによりメサ側面の
凸部Al0.7Ga0.3As電流拡散層(6)のエッチング
を行い、図14に示すような発光ダイオードアレイが得
られる。
【0057】このようにして得られた本発明の第3実施
例の発光ダイオードアレイは、第1実施例及び第2実施
例の効果に加え、さらに、以下のような効果がある。
【0058】即ち、多層反射膜(14)を設けているの
で、基板方向に向かう光が反射されて、窓部(13)を
介して外部に有効に取り出すことができる。なお、ここ
で、多層反射膜によって光が反射されるのは、多層反射
膜(14)の(Al0.4Ga0.60.5In0.5PのAl混
晶比0.5が活性層(4)のAl混晶比0.4よりも大
きくしているためである。この結果、従来のカメラ用デ
ータバックユニットに使用されていた発光ダイオードア
レイの間接遷移型のGaAs0.150.85を用いたものに
比較して約1/30の電流で(第1実施例の場合は前述
のように1/10、第2実施例の場合は1/20)ネガ
フィルムに日付を焼き付けるのに十分な出力を得ること
ができる。
【0059】さらに、P側電極(8)の形状は光取り出し
用の窓(13)の周囲を囲むように形成されているの
で、第2実施例に比較してより均一な発光を得ることが
出来る。しかも、メサエッチングにおいては、3段階の
エッチング、即ち、まず電流拡散層(6)を硫酸:過
酸化水素系エッチャントでエッチングし、次いでクラ
ッド層(5)、活性層(4)を熱硫酸で行った後、も
う一度電流拡散層(6)を硫酸:過酸化水素系エッチャ
ントで行うという工程をとることによって、各エレメン
ト側面の凸部を小さくできる。
【0060】各工程によるエッチング形状について説明
すると、まずの工程によって電流拡散層(6)が台形
状にエッチングされ、次にの工程において、クラッド
層(5)及び活性層(4)が同様に台形状にエッチング
される。ただし、このクラッド層(5)及び活性層
(4)の台形の上部は電流拡散層(6)の下面において
若干オーバーエッチングされる形となり、電流拡散層
(6)の下部がひさし状に突出することになる。これに
対して、工程のように、もう一度熱硫酸によって電流
拡散層(6)をエッチングし、ひさし状になった凸部を
削ることによって凸部のないメサ形状を実現できる。
【0061】従来のメサエッチングであれば、硫酸:過
酸化水素系エッチャントでエッチング後、熱リン酸でエ
ッチングしていたが、この方法によると、得られるエッ
チング形状は上方が広がった逆メサ形状となる。この形
状であると、樹脂モールドされた場合、特に低温時にお
いては、応力がかかり易くなり信頼性が低下してしま
う、という問題点があった。
【0062】本実施例の方法によれば、上述のように安
定したメサ形状が得られるので高信頼性の発光ダイオー
ドアレイを実現できる。低温通電による信頼性試験によ
れば、5000時間での劣化率を実施例2に比較して1
/2に低減できることが実験上、判明している。(温
度:−25℃) 図18及び図19(a)乃至(e)はそれぞれ、本発明
の第4実施例による上面図及びその製造工程図である。
製造工程図は図18のA−A’断面図である。本実施例
と第1乃至第3実施例との大きな違いは、電流阻止層を
エレメントの上面に形成した点にある。
【0063】この構造によれば、発光光をエレメントの
表面で狭窄することとなるので、チップ層の中部に電流
阻止層を設けるより、上面から見た時に光のアイソレー
ションがうまく行われる(発光領域を精度よくコントロ
ールでき、光のきれがよくなる)という利点がある。以
下、図面に従って詳細に説明する。
【0064】本実施例による発光ダイオードアレイは、
まず図19(a)に示すように、GaAs基板(20)
上にMOCVD法によってn−Al0.5In0.5Pクラッ
ド層(21)を1μm、un−(Al0.3Ga0.70.5
In0.5P活性層(22)を0.6μm、p−Al0.5
0.5Pクラッド層(23)を1μm順次形成しPN接
合を形成する。
【0065】続いて、同様にMOCVD法にて電流拡散層と
してp−Al0.7Ga0.3As層(24)を3μm形成した後、光
の遮蔽及び電流阻止を行うのに必要なn−GaAs層(25)
を形成する。ここで、n−GaAs層(25)は光の遮蔽効果
及びp側電極(28)との合金反応後も極性がN型を維持
し電流阻止構造がとれるように層厚は最低0.5μm以
上、キャリア濃度は約5×1018/cm3以上必要であ
る。一方、発光部にかかる部分での電極配線の断線を防
ぐためには層厚は1μm以下であることが望ましいこと
から、ここでのn−GaAs層(25)の層厚は0.8μmとす
る。以上のようにして、エピウエハーが得られる。
【0066】次に、図19(b)に示すように、図19
(a)で得られたエピウェハーを用いて通常のフォトリ
ソ・エッチング工程により発光させたい部分のGaAs
層を除去し、窓部(26)を形成する。
【0067】次に、図19(c)に示すように、p−A
lGaAs層(24)とオーミックコンタクトが形成で
きるようなAuZn等のメタルをスパッタした後、続い
てn−GaAs基板側にAuGeを蒸着またはスパッタ
にて裏面電極(27)を形成する。そして、通常のフォ
トリソ・エッチング工程にてp側電極パターンを形成し
た後、熱処理を施して良好なオーミック電極(28)を
形成する。ここで、p−AlGaAs層(24)のキャ
リア濃度が1018/cm3であることから、AuZnの
ようにp型ドーパントを含んだメタルを使用しており、
良好なボンディング性を得るためにボンディングパッド
(29)が必要となる。このボンディングパッド(2
9)は以下のように形成される。
【0068】図19(d)に示すように、まず、AuZ
nのような配線メタルとの密着性を考慮して、Tiまた
はTiWのバリアメタルに連続して純粋なAlまたはA
uをスパッタして形成する。ここで、バリアメタルはT
i系以外のMo,Wでもよい。 続いて、通常のフォト
リソ・エッチングにてボンディングパッドを形成する。
ただし、バリメタルのエッチングには、n−GaAs層
(25)をほとんどエッチングしないエッチャントを選
定する必要がある。
【0069】なお、p−AlGaAs層(24)のキャ
リア濃度が5.0×1019/cm3以上となっている場
合、Alだけでもオーミックコンタクトが得られるの
で,Alを2.5μm以上スパッタ形成して電極配線を
行うことで、ボンディングパッドの形成は不必要とな
る。
【0070】次に、図19(e)に示すように、隣の発
光部との電気的アイソレーションを確実に行い、電流が
効率良くPN接合部に流れ込むようにするため、メサエ
ッチングを行う。最後に、ダイシングによって各アレイ
に分割してモノリシックタイプの発光ダイオードアレイ
が得られる。
【0071】上記構造の発光ダイオードアレイによれ
ば、実施例1乃至3の構造と同様に、発光効率の向上及
び発光ダイオードアレイの小型化を実現できる。また、
発光領域以外ではNPN構造となることから、発光領域
にのみ電流が集中して流れ発光部以外に絶縁膜を改めて
形成する必要がなく、製造工程の簡略化が図れる。
【0072】また、発光チップの上面に電流阻止層を形
成しているので、実施例1乃至3の構造に比較して、光
のアイソレーションがより確実に、且つ精度よく行われ
る。ただし、窓部(26)の表面には電極が形成されて
いるため、光の取り出しについては第2、第3実施例の
方が優れている。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるモノ
リシック発光ダイオードアレイは、従来のカメラ用デー
タバックユニットに比較して、極めて低い消費電力で動
作できる。
【0074】また、従来の発光ダイオードアレイは、発
光チップ単体を基板等に並列配置して構成していたのに
対して、本実施例によればモノリシック構造の発光ダイ
オードアレイとでき大幅に小型化できる。
【0075】また、発光部のスポット径も小さくできる
ことから、従来スポットを絞るために必要とされていた
レンズ系が不要となり、このカメラ用データバックユニ
ットを使用するシステム全体も小型化できる。
【0076】さらに、各エレメント間のエッチングによ
り、各エレメントの確実な単独発光且つ高精度の光分離
が可能となる。
【0077】また、各エレメントのメサエッチングを3
段階のエッチングで行うことによって、側面に凸部のな
い安定した形状とすることができ、低温時でも応力がか
かりにくく高信頼性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による発光ダイオードアレイ
の上面図である。
【図2】(a)及び(b)はそれぞれ、図1の発光ダイ
オード単体の上面図及びそのX−Y断面図である。
【図3】図1の発光ダイオードアレイの斜視図である。
【図4】(a)及び(b)はそれぞれ、図2の発光ダイ
オード単体の製造工程における上面図及びそのX−Y断
面図である。
【図5】(a)及び(b)はそれぞれ、図2の発光ダイ
オード単体の製造工程における上面図及びそのX−Y断
面図である。
【図6】(a)及び(b)はそれぞれ、図2の発光ダイ
オード単体の製造工程における上面図及びそのX−Y断
面図である。
【図7】図1の実施例の応用例を示す上面図である。
【図8】本発明の第2実施例による発光ダイオードアレ
イの上面図である。
【図9】(a)及び(b)はそれぞれ、図8の発光ダイ
オード単体の上面図及びそのX−Y断面図である。
【図10】(a)及び(b)はそれぞれ、図9の発光ダ
イオード単体の製造工程における上面図及びそのX−Y
断面図である。
【図11】(a)及び(b)はそれぞれ、図9の発光ダ
イオード単体の製造工程における上面図及びその断面図
である。
【図12】(a)及び(b)はそれぞれ、図9の発光ダ
イオード単体の製造工程における上面図及びそのX−Y
断面図である。
【図13】本発明の第3実施例による発光ダイオードア
レイの上面図である。
【図14】(a)及び(b)はそれぞれ、図13の発光
ダイオード単体の上面図及びそのX−Y断面図である。
【図15】(a)及び(b)はそれぞれ、図14の発光
ダイオード単体の製造工程における上面図及びそのX−
Y断面図である。
【図16】(a)及び(b)はそれぞれ、図14の発光
ダイオード単体の製造工程における上面図及びそのX−
Y断面図である。
【図17】(a)及び(b)はそれぞれ、図14の発光
ダイオード単体の製造工程における上面図及びそのX−
Y断面図である。
【図18】本発明の第3実施例による発光ダイオードア
レイの上面図である。
【図19】(a)乃至(e)は図18の発光ダイオード
単体の製造工程を示す断面図である。
【図20】従来例による発光ダイオードアレイの上面図
である。
【図21】従来例によるLEDプリンタ用半導体発光装
置の斜視図である。
【符号の説明】
1 n型GaAs基板 3 n型クラッド層 4 活性層 5 p型クラッド層 6 電流拡散層 12 電流阻止層 14 多層反射膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−291364(JP,A) 特開 平3−230571(JP,A) 特開 平2−78280(JP,A) 特開 平5−343736(JP,A) 特開 平6−169104(JP,A) 特開 平3−16278(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 33/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の基板上に複数個の発光エレ
    メントが直線的に配置されてなり、 前記各発光エレメントは、少なくとも、前記基板上に順
    次積層される第1導電型のクラッド層と、(AlxGa1-
    x)yIn1-yP(0≦x≦1、0≦y≦1)からなる活性層
    と、第2導電型のクラッド層と、第2導電型の電流拡散層
    とを有すると共に、 隣り合う前記各発光エレメントは、互いに、上面から活
    性層又は第1導電型のクラッド層が露出するまでのエッ
    チング除去によって、電気的に分離されてなることを特
    徴とする発光ダイオードアレイ。
  2. 【請求項2】 前記活性層より上方で、発光光の取り出
    し面以外の部分に、絶縁膜からなる電流阻止層を形成し
    てなることを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオー
    ドアレイ。
  3. 【請求項3】 前記活性層より上方で、発光光の取り出
    し面以外の部分に、第1導電型からなる電流阻止層を形
    成してなることを特徴とする請求項1に記載の発光ダイ
    オードアレイ。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の発光ダイオード
    アレイにおいて、 前記電流阻止層は、電極部を除きアレイの最上面に形成
    されてなることを特徴とする発光ダイオードアレイ。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の発光ダイオード
    アレイにおいて、 前記電流阻止層のバンドギャップが、前記活性層のバン
    ドギャップよりも小さいことを特徴とする発光ダイオー
    ドアレイ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の発光ダイオードアレイ
    において、 前記電流阻止層が、(AlxGa1-x)yIn1-yP(0≦x≦
    1、0≦y≦1)であることを特徴とする発光ダイオー
    ドアレイ。
  7. 【請求項7】 請求項3乃至5のいずれかに記載の発光
    ダイオードアレイにおいて、 前記電流阻止層が、GaAsであることを特徴とする発光ダ
    イオードアレイ。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7に記載の発光ダイオード
    アレイにおいて、 前記基板と活性層との間に、第1導電型の多層反射膜を
    形成してなることを特徴とする発光ダイオードアレイ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の発光ダイオードアレイ
    において、 前記多層反射膜はAl0.5In0.5P層と(Alx1Ga1-x1)0.5In
    0.5P層(x1>x;但しxは前記活性層の混晶比)とを交
    互に計20ペア積層した反射膜であることを特徴とする
    発光ダイオードアレイ。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかに記載の前
    記電流拡散層として、AlzGa1-zAs(0≦z≦1)を用い
    てなる発光ダイオードアレイの製造方法において、 各発光エレメント間を電気的分離するためのメサエッチ
    ングの際に、AlzGa1-zAs(0≦z≦1)電流拡散層を、
    (AlxGa1-x)yIn1-yP(0≦x≦1、0≦y≦1)活性層
    に対して前記AlzGa1-zAs(0≦z≦1)電流拡散層を選
    択的にエッチングできる第1のエッチャントによってエ
    ッチングする第1の工程と、 AlzGa1-zAs(0≦z≦1)電流拡散層に対して、(AlxG
    a1-x)yIn1-yP(0≦x≦1、0≦y≦1)活性層を選択
    的にエッチングできる第2のエッチャントでエッチング
    する第2の工程と、 その後もう一度、AlzGa1-zAs(0≦z≦1)電流拡散層
    を、(AlxGa1-x)yIn1-yP(0≦x≦1、0≦y≦1)活
    性層に対して前記AlzGa1-zAs(0≦z≦1)電流拡散層
    を選択的にエッチングできる第3のエッチャントによっ
    てエッチングする第3の工程とを有してなることを特徴
    とする発光ダイオードアレイの製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項10の発光ダイオードアレイの製
    造方法において、前記第1、第2及び第3のエッチャント
    がそれぞれ、硫酸:過酸化水素系エッチャント、熱硫酸
    及び硫酸:過酸化水素系エッチャントであることを特徴
    とする発光ダイオードアレイの製造方法。
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