JP3197812B2 - 建設機械におけるカバー体構造 - Google Patents
建設機械におけるカバー体構造Info
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Description
木作業に用いられる油圧ショベル等の建設機械のカバー
体の技術分野に属するものである。
備等の必要時に開放できるよう開閉自在なカバー体が各
種設けられているが、これが例えば、上部旋回体に配設
されるエンジンルーム等の開閉を行うためのカバー体で
ある場合、該カバー体を、開口部の上面部および一側面
部との両者を開閉すべく略逆L字形状のものとし、その
上面奥方の基端縁部を上部旋回体上面部に上下揺動自在
に軸支した、所謂ウイング式のもの等がある。ところ
で、作業者が点検、整備等の作業を行うような場合、前
述したようなカバー体の上面に乗って移動したり作業し
たりすることがあり、このため、カバー体には少なくと
も人の重さに耐え得るだけの強度が要求される。そこで
従来、カバー体上面板の内側面に補強用のフレーム材を
溶接により固着し、これによりカバー体の強度を確保し
ていた。
のものは、補強用フレーム材を溶着するものであるた
め、溶接時に歪みが発生し易く、これを直すのに手間が
かかるという問題があり、ここに本発明が解決しようと
する課題があった。さらに前記従来のカバー体は、上面
板の補強用フレーム材が取り付けられている以外の部位
は一枚板構造であるから、防音性に劣る許りでなく、板
端縁は塗装の乗りが悪く、錆が発生しやすいという解決
すべき課題もあった。
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、躯体側に開設される開口部を開
閉するためのカバー体であって、開口部は、上面部と一
側面部とが連続して開口しているものとし、カバー体
は、該開口部の上面部および一側面部との両者を開閉す
べく折り曲げ部を存して折曲した略逆L字形状のもの
で、その上面奥方の基端縁部が躯体側に上下揺動自在に
軸支されたものとするにあたり、該カバー体は、外側板
と、該外側板とのあいだに間隙を有する状態で周縁部が
外側板の周縁部に一体固定された内側板とからなる二重
構造とし、かつ内側板の上面部と一側面部とには、外側
板側に向けて凹んだ複数の凹部が形成されていて、内側
板の折り曲げ部には凹部がない構造とし、内側板の凹部
と外側板とのあいだは接着材により固着されている建設
機械におけるカバー体構造である。この様にすることに
より、従来のように補強用フレーム材を溶着しないでも
カバー体の強度を充分に確保できることになって、溶着
作業および溶着歪みを直す作業が不要となり、作業性が
向上すると共に、防音性にも優れたものとすることがで
きる。
を図面に基づいて説明する。図において、1は油圧ショ
ベルであって、該油圧ショベル1は、クローラ式の下部
走行体2、該下部走行体2の上方に旋回自在に支持され
る上部旋回体3、該上部旋回体3に設けられるキャブ
4、上部旋回体3の前部に取付けられるフロントアタッ
チメント(図示せず)等の各部から構成されていること
等の基本的構成は従来通りである。
ン、ポンプ、ラジエータ(何れも図示せず)等の機器類
の点検、整備を行うために開設される開口部であって、
該開口部5は、上部旋回体3の上面部と一側面部とが連
続する状態で開口している。
のウイング式のカバー体であって、該カバー体6は、前
記開口部5の上面部および側面部の両者を開閉すべく折
り曲げ部を有した略逆L字形状に形成されており、そし
てその上面奥方の基端縁部が、上部旋回体3の上面部に
ヒンジ部材7を介して開閉揺動自在に軸支されている。
8に対して間隙を有する状態で一体固定される内側板9
とから構成される二重構造のものであって、外側板8の
板面はフラットに形成されている。一方、内側板9は、
外側板8側に向けて凹んだ円錐台形状の凹部9aが、上
面部と側面部とおいて前後左右に所定ピッチを存する状
態で多数形成されていて、折り曲げ部には凹部がない構
成になっているが、該凹部9aの底面と外側板8とは、
僅かな間隔(例えば数ミリメートル)を有する状態で対
向するよう設定されており、そしてこの対向間には接着
材10が塗布されている。ここで、前記凹部9a間のピ
ッチは、人が乗るカバー体6の上面部や、側面部のロッ
ク装置11が取付けられる部位においては、充分な強度
が確保できるよう小さく設定され、また他のさほど強度
を必要としない部位においては大きく設定されている。
部同志は、外側板8の周縁部を、内側板9周縁部を包む
状態で内側に向けて折り曲げ加工(ヘミング仕上げ)す
ることで一体的に固定されるように構成されている。
ー体6は、フラットな外側板8と、該外側板8に対して
所定間隔を有する状態で一体固定される内側板9とから
構成される二重構造のものであり、しかも内側板9に
は、外側板8側に向けて凹んだ複数の凹部9aが上面部
と側面部とに形成されていて、剛性を有する強固な構造
となっている。この結果、従来のように補強用フレーム
材を溶着しないでもカバー体6の強度を確保できること
になって、面倒な溶着作業および溶着歪みを直す作業が
不要となり、作業性が向上する。
8とのあいだは、接着材10により固着されているた
め、両側板8、9同志の固定を強固なものにでき、さら
に、両側板8、9の周縁部同志は、外側板8の周縁部
を、内側板9周縁部を包む状態で内側に向けて折り曲げ
加工することで一体的に固定される構造となっているか
ら、更なる強度アップに貢献できると共に、カバー体6
の周縁部に錆が発生してしまうことも回避できる。
板8と内側板9との二重構造のものであるから、防音性
にも優れるという利点がある。
定されないことは勿論であって、凹部の形状としては、
図9〜図15に示す第二の実施の形態のように円形状、
長円形状(小判形状)の凹部9b、9c等、種々の形状
のものを採用できる。尚、該第二の実施の形態におい
て、第一の実施の形態と共通するもの(同一のもの)に
ついては、同一の符号を付して引き出してある。
ある。
面図である。
面図、d−d断面図である。
面図、D−D断面図、E−E断面図である。
J部拡大図である。
ある。
f断面図、d−d断面図、e−e断面図、g−g断面図
である。
c断面図、d−d断面図、e−e断面図である。
C断面図、D−D断面図、E−E断面図である。
図、J部拡大図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 躯体側に開設される開口部を開閉するた
めのカバー体であって、開口部は、上面部と一側面部と
が連続して開口しているものとし、カバー体は、該開口
部の上面部および一側面部との両者を開閉すべく折り曲
げ部を存して折曲した略逆L字形状のもので、その上面
奥方の基端縁部が躯体側に上下揺動自在に軸支されたも
のとするにあたり、該カバー体は、外側板と、該外側板
とのあいだに間隙を有する状態で周縁部が外側板の周縁
部に一体固定された内側板とからなる二重構造とし、か
つ内側板の上面部と一側面部とには、外側板側に向けて
凹んだ複数の凹部が形成されていて、内側板の折り曲げ
部には凹部がない構造とし、内側板の凹部と外側板との
あいだは接着材により固着されている建設機械における
カバー体構造。
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