JP2583658Y2 - 建設機械のガードパネルの構造 - Google Patents
建設機械のガードパネルの構造Info
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- JP2583658Y2 JP2583658Y2 JP934593U JP934593U JP2583658Y2 JP 2583658 Y2 JP2583658 Y2 JP 2583658Y2 JP 934593 U JP934593 U JP 934593U JP 934593 U JP934593 U JP 934593U JP 2583658 Y2 JP2583658 Y2 JP 2583658Y2
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- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、主として油圧ショベル
など建設機械，作業車両の車体外周面部に装備している
ガードパネルの構造に関する。
など建設機械，作業車両の車体外周面部に装備している
ガードパネルの構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】図６は、従来技術のガードパネル１を装
備した油圧ショベルの要部斜視図である。図において、
２は油圧ショベルの下部走行体、３は上部旋回体、４は
上部旋回体３の側面部にガードパネル１を連結している
ヒンジ、５はエンジン、６はカウンタウエイトである。
図６に示すように従来技術のガードパネル１は、上部旋
回体（３）内部のメンテナンスを行うために、左右の前
後方向に開閉できるようにヒンジ４を介して取付けられ
ている。
備した油圧ショベルの要部斜視図である。図において、
２は油圧ショベルの下部走行体、３は上部旋回体、４は
上部旋回体３の側面部にガードパネル１を連結している
ヒンジ、５はエンジン、６はカウンタウエイトである。
図６に示すように従来技術のガードパネル１は、上部旋
回体（３）内部のメンテナンスを行うために、左右の前
後方向に開閉できるようにヒンジ４を介して取付けられ
ている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来より油圧ショベル
の上部旋回体の側面は、略直平面に形成されている。し
たがって従来技術のガードパネルは、充分な強度をそな
えた板厚の鋼板で直平面に形成されている。しかし最近
の油圧ショベルの上部旋回体は、その外周面が丸形にな
るように、曲面に形成している。そのために上部旋回体
の側面部のガードパネルは、かなり板厚の薄い鋼板をプ
レス加工により湾曲面状に形成している。したがってそ
の湾曲面状のガードパネルはぺらぺらした感じで、それ
を開閉させると強度的に弱い。その補強手段としてガー
ドパネルの内側に二重にインナパネルを張設する手段を
講じているものもあるが、インナパネル製作時のプレス
金型費が高価で、経済的に問題であった。本考案は、上
記の問題点を解決することを目的とする。
の上部旋回体の側面は、略直平面に形成されている。し
たがって従来技術のガードパネルは、充分な強度をそな
えた板厚の鋼板で直平面に形成されている。しかし最近
の油圧ショベルの上部旋回体は、その外周面が丸形にな
るように、曲面に形成している。そのために上部旋回体
の側面部のガードパネルは、かなり板厚の薄い鋼板をプ
レス加工により湾曲面状に形成している。したがってそ
の湾曲面状のガードパネルはぺらぺらした感じで、それ
を開閉させると強度的に弱い。その補強手段としてガー
ドパネルの内側に二重にインナパネルを張設する手段を
講じているものもあるが、インナパネル製作時のプレス
金型費が高価で、経済的に問題であった。本考案は、上
記の問題点を解決することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】枠状に形成されたパイプ
部材を有し、前記パイプ部材が、パイプ溶着金具を介し
てガードパネルの内面側の縁部の全周にわたって沿うよ
うに固着した。更にまた、前記パイプ溶着金具は前記パ
イプ部材が位置決めできる凹部を有するようにした。
部材を有し、前記パイプ部材が、パイプ溶着金具を介し
てガードパネルの内面側の縁部の全周にわたって沿うよ
うに固着した。更にまた、前記パイプ溶着金具は前記パ
イプ部材が位置決めできる凹部を有するようにした。
【０００５】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図１は、本考案の一実施例のガードパネル
７を装備している油圧ショベルの要部側面図である。図
において、８は上部旋回体９，９’は上部旋回体８の車
体側とガードパネル７とを連結しているヒンジ部材であ
るヒンジ具、１０はガードパネル７に設けている把手
部、１１はカウンタウエイトである。なおガードパネル
７を閉じたときそのガードパネル７を車体に対して係止
するロック金具は、図示していない。図２は、本考案の
一実施例のガードパネル７を内面側より見た図である。
図において、１２は補強用のパイプ部材、１３は複数箇
所に配置しているパイプ溶着金具である。図３は図２の
Ａより見たガードパネル７の平面図であるが、ヒンジ部
材９，９’、把手部１０、パイプ溶着金具１３は図示し
ていない。図４は、図２のＢより見た図である。図５
は、図２のＣ−Ｃ断面図である。
に説明する。図１は、本考案の一実施例のガードパネル
７を装備している油圧ショベルの要部側面図である。図
において、８は上部旋回体９，９’は上部旋回体８の車
体側とガードパネル７とを連結しているヒンジ部材であ
るヒンジ具、１０はガードパネル７に設けている把手
部、１１はカウンタウエイトである。なおガードパネル
７を閉じたときそのガードパネル７を車体に対して係止
するロック金具は、図示していない。図２は、本考案の
一実施例のガードパネル７を内面側より見た図である。
図において、１２は補強用のパイプ部材、１３は複数箇
所に配置しているパイプ溶着金具である。図３は図２の
Ａより見たガードパネル７の平面図であるが、ヒンジ部
材９，９’、把手部１０、パイプ溶着金具１３は図示し
ていない。図４は、図２のＢより見た図である。図５
は、図２のＣ−Ｃ断面図である。
【０００６】次に、本考案の一実施例のガードパネル７
の構造を図１〜図５について述べる。本考案では、ガー
ドパネル７の縁部１４（図２及び図５に示す）に近い内
面側の全周にわたって沿うように、補強用のパイプ部材
１２を枠状に形成し、そのパイプ部材１２をパイプ溶着
金具１３を介して、ガードパネル７の内面部に、スポッ
ト溶接施工により固着せしめて構成した。そしてその場
合に上記パイプ溶着金具１３を、中央部１５（図５に示
す）の高さｈがその両端板部１６，１６’の高さより高
く、かつ上記中央部１５にパイプ部材１２の外周円弧部
が位置決めできる凹部１７を有するプレート（鋼板のプ
レート）で形成し、上記凹部１７に対しパイプ部材１２
を位置決めしてスポット溶接し、また上記両端板部１
６，１６’をガードパネル７の内面部に対してスポット
溶接するようにした。なお本実施例ではパイプ部材１２
として鋼管を使用しているが、棒鋼を用いてもよい。ま
た凹部１７の断面形状は、必ずしも図５に示すような円
弧形状にする必要はなく、スポット溶接が可能な類似の
凹形状にしてもよい。
の構造を図１〜図５について述べる。本考案では、ガー
ドパネル７の縁部１４（図２及び図５に示す）に近い内
面側の全周にわたって沿うように、補強用のパイプ部材
１２を枠状に形成し、そのパイプ部材１２をパイプ溶着
金具１３を介して、ガードパネル７の内面部に、スポッ
ト溶接施工により固着せしめて構成した。そしてその場
合に上記パイプ溶着金具１３を、中央部１５（図５に示
す）の高さｈがその両端板部１６，１６’の高さより高
く、かつ上記中央部１５にパイプ部材１２の外周円弧部
が位置決めできる凹部１７を有するプレート（鋼板のプ
レート）で形成し、上記凹部１７に対しパイプ部材１２
を位置決めしてスポット溶接し、また上記両端板部１
６，１６’をガードパネル７の内面部に対してスポット
溶接するようにした。なお本実施例ではパイプ部材１２
として鋼管を使用しているが、棒鋼を用いてもよい。ま
た凹部１７の断面形状は、必ずしも図５に示すような円
弧形状にする必要はなく、スポット溶接が可能な類似の
凹形状にしてもよい。
【０００７】次に、本考案の一実施例のガードパネル７
の構造の作用について述べる。本実施例における補強用
のパイプ部材１２は、製作時にパイプベンダで簡単に折
り曲げて、枠状に形成することができる。そしてその枠
状のパイプ部材１２をガードパネル７の内面部に対して
固着するときには、パイプ溶着金具１３の凹部１７をパ
イプ部材１２の外周円弧部に当接させて、上記両者をス
ポット溶接する。そして、パイプ溶着金具１３の両端板
部１６，１６’をガードパネル７の内面部に対してスポ
ット溶接する。上記施工により枠状のパイプ部材１２
は、ガードパネル７の縁部１４に近い内面側の全周にわ
たって沿うように固着される。それにより湾曲面状に形
成されている薄板のガードパネル７の強度が増大し、ガ
ードパネル７の開閉を支障なく行うことができるので、
ガードパネルの耐用寿命を延ばすことができる。
の構造の作用について述べる。本実施例における補強用
のパイプ部材１２は、製作時にパイプベンダで簡単に折
り曲げて、枠状に形成することができる。そしてその枠
状のパイプ部材１２をガードパネル７の内面部に対して
固着するときには、パイプ溶着金具１３の凹部１７をパ
イプ部材１２の外周円弧部に当接させて、上記両者をス
ポット溶接する。そして、パイプ溶着金具１３の両端板
部１６，１６’をガードパネル７の内面部に対してスポ
ット溶接する。上記施工により枠状のパイプ部材１２
は、ガードパネル７の縁部１４に近い内面側の全周にわ
たって沿うように固着される。それにより湾曲面状に形
成されている薄板のガードパネル７の強度が増大し、ガ
ードパネル７の開閉を支障なく行うことができるので、
ガードパネルの耐用寿命を延ばすことができる。
【０００８】
【考案の効果】本考案の建設機械のガードパネルの構造
では、湾曲面状に形成されることが多い薄板のガードパ
ネルであってもその強度が増大し、ガードパネルの開閉
を支障なく行うことができるので、ガードパネルの耐用
寿命を延ばすことができる。またガードパネルの補強が
安価にできるので、経済的である。
では、湾曲面状に形成されることが多い薄板のガードパ
ネルであってもその強度が増大し、ガードパネルの開閉
を支障なく行うことができるので、ガードパネルの耐用
寿命を延ばすことができる。またガードパネルの補強が
安価にできるので、経済的である。
【図１】本考案の一実施例のガードパネルを装備してい
る油圧ショベルの要部側面図である。
る油圧ショベルの要部側面図である。
【図２】本考案の一実施例のガードパネルを内面側より
見た図である。
見た図である。
【図３】図２のＡより見た平面図である。
【図４】図２のＢより見た図である。
【図５】図２のＣーＣ断面図である。
【図６】従来技術のガードパネルを装備した油圧ショベ
ルの要部斜視図である。
ルの要部斜視図である。
１，７ ガードパネル ３，８ 上部旋回体 ４ ヒンジ ９，９’ ヒンジ具 １２ パイプ部材 １３ パイプ溶着金具 １４ 縁部 １５ 中央部 １６，１６’ 両端板部 １７ 凹部
Claims (2)
- 【請求項１】 枠状に形成されたパイプ部材を有し、前
記パイプ部材が、パイプ溶着金具を介してガードパネル
の内面側の縁部の全周にわたって沿うように固着される
ことを特徴とする建設機械のガードパネルの構造。 - 【請求項２】 前記パイプ溶着金具は前記パイプ部材が
位置決めできる凹部を有することを特徴とする請求項１
記載の建設機械のガードパネルの構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP934593U JP2583658Y2 (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 建設機械のガードパネルの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP934593U JP2583658Y2 (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 建設機械のガードパネルの構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0663656U JPH0663656U (ja) | 1994-09-09 |
| JP2583658Y2 true JP2583658Y2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=11717888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP934593U Expired - Fee Related JP2583658Y2 (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 建設機械のガードパネルの構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2583658Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-02-09 JP JP934593U patent/JP2583658Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0663656U (ja) | 1994-09-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |